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45 DEEP DEEP Osaka Impact2024#01 MMA MMAPLANET o RIZIN 角野晃平 鈴木琢仁

【DEEP Osaka Impact2024#01】鈴木のディープハーフに、エルボー炸裂。角野がTKO勝ち

【写真】最後はえげつないヒジだった(C)SHOJIRO KAMEIKE

<ウェルター級/5分2R>
角野晃平(日本)
Def.2R3分44秒by TKO
鈴木琢仁(日本)

柔術=鈴木のローシングルをかわした日本拳法=角野が、左インローを蹴る。鈴木はスイッチを織り交ぜ腹がマットにつくような姿勢で、シングルレッグでテイクダウンに成功。角野にスクランブルを許さず、左足を束ねてトップコントロールへ。足を抜いて立ち上がった角野は右腕を差し返しきれず、ボディロック&小外掛けで再び倒される。続くスクランブルではダブルレッグで尻もちをつかされた角野が、ケージ際に移動して鈴木の頭を押さえる。

ケージを利してスタンドに戻った角野に対し、鈴木が引き込む。ここからのシングルを2度切られた鈴木はブレイクでスタンドへ。角野は左ボディから、左ストレートを決め、シングルを切られた鈴木もパンチを振るっていく。鈴木は右を当てるが、左ストレートを被弾してケージに下がるシーンが終盤に見られた。

最終回、シングルを切られた引き込んだ鈴木。角野はつき合わず、ブレイクが掛かる。角野のハイにシングルを合わせた鈴木が軸足を払って倒しに掛かるが、腹ばいで立ち上がられる。リリースして殴りに行った鈴木は、間合いは取ってシングルも角野が切りながらパンチを顔面に入れる。引き込んだ鈴木はストレートフットロックから、立ち上がってリバーサル。角野も直後に立ち上がり、引き込んできたところで鉄槌を落とす。

スクランブルからレッスルアップ、シングルの鈴木が引き込みならロールし、起き上りつつダブルに移行した鈴木だが、頭が下がっておりここも引き込む。鈴木は鉄槌を落とされてもディープハーフ・スイープを仕掛ける。足を伸ばした角野が耐えて鉄槌、エルボーを連打していく。バランスを崩しつつも、ケージを使ってトップから左ヒジを連打した角野がレフェリーストップでTKO勝ち。4月に子供が生まれることを報告した勝者は、RIZINや世界、上を目指すとアピールした。


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45 DEEP DEEP JEWELS DEEP Osaka Impact2024#01 MG眞介 MMA MMAPLANET o RIZIN YouTube サダエ・マヌーフ パンクラス ライカ 上田直毅 中井りん 内山拓真 北方大地 古林礼名 大島沙緒里 山﨑鼓大 岸本泰昭 本野美樹 杉山しずか 松田亜莉紗 栗山葵 瀧口脩生 鈴木琢仁 須田萌里 飴山聖也 齊藤百瑚

【DEEP OSAKA IMPACT2024#01】MANAと対戦、ストライカー栗山葵「攻めるためのレスリングも」

【写真】人柄とMMAの姿勢が伝わってくるかのような笑顔。次はヒョウ柄もお願いしますっ!!(C)SHOJIRO KAMEIKE

17日(日)、大阪市住吉区の錦秀会住吉区民センター大ホールで開催されるDEEP OSAKA IMPACT2024#01で、栗山葵がMANAと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

栗山は2022年からスタートしたDEEP JEWELSのフライ級トーナメントでは中井りんに敗れ、ベルトに届かなかった。しかし2022年以降の敗戦は中井戦のみで、現在は2試合連続KO中だ。その栗山に、明らかに変わってきたファイトスタイルと、所属するスモーカージムの変化について訊いた。


――栗山選手といえば、どうしてもタトゥーとヤンチャ時代のお話が多いですね。

「アハハハ、どうしても多くはなってしまいますね。私もそれで売っていきたい、というわけじゃないんですけど(苦笑)」

――確かにタトゥーは目立ちますが、そのために苦労も多いだろうとは思います。

「一番はお風呂ですね。私はお風呂が大好きなんですけど、やっぱり入れない銭湯は多くて。入れたとしても、他の人の視線は強いです。あとは冠婚葬祭の時に隠し切れないと困るとか――私としては『しゃあないわ!』と思っていますね。自分が選んだことですし」

――栗山選手が格闘技を始めたのは25歳の時で、その頃にもうお仕事にも就いていたのですよね。

「はい。建築の仕事に就いたのは17歳の時でした。2年生の時に高校を辞めていて」

――17歳から今まで現場のお仕事をされていると、管理職も経験しているのではないでしょうか。

「職長(※建設現場における責任者)もやっていました。ただ、本気でMMAに取り組むために、ここ1~2年はあまり現場には出ていなくて。

2021年2月、杉山しずかさんに負けたじゃないですか。あの試合はMMAを始めて1年ぐらいで、ホンマに悔しかったんですよ。MMAのことを何も知らずに、恥ずかしい負け方をして。もっともっとMMAをやりこまなアカンと思いました。私も当時26歳で、MMAとの向き合い方を考えるなら、これが最後のチャンスや――と」

――杉山戦の前と後では、どのような点が一番大きく異なりますか。

「気持ちの面は変わっていないです。やっぱりMMAの知識や技術の面では違いますよね。今5~6年MMAをやってきて、ようやく分かることもあるじゃないですか。『あの時あのレベルで、よう試合に出ていたな』とか思ったり(苦笑)」

――もともとサッカーをやっていた栗山選手がMMAでは立ち技主体のスタイルを選択した。それは所属するスモーカージムのスタイルも関係しているでしょう。ただ、その場合「盛り上げるために立ち技で、打撃で試合をする」と考えるファイターも少なくないです。

「はい、そうですね」

――一方でスモーカージムの場合は意識が変わってきたと思います。試合でテイクダウンされると、応援団から「立て! 立て!」と声が掛かる。その中には「お前は立たな勝たれへんぞ!」という声が混ざっていました。

「そのとおりです。勝つために、打撃で倒すために――その気持ちは同じやと思います」

――そのためにジムの練習もスタンドが中心となるのですか。

「2年前ぐらい前までは、練習もスパーリング中心でした。3~4時間ずっとスパーリングしているような……。その練習が変わっていったのは、(萩原)京平君がRIZINに出始めてからです。『もっと組みの練習をせな勝たれへん』って、チーム全体で組みの練習に取り組むようになりました。壁際の攻防はもちろん、寝かされてもすぐに立てるように」

――それはジムに組みの指導者を招くようになったのでしょうか。それとも出稽古ですか。

「私の場合は、まず出稽古でした。関西のジムもそうですし、東京でも練習させてもらっています。京平君も岸本泰昭さんに教わったり、その内容をスモーカージムに持ち帰って確認していますね。私はカルペディエム芦屋のプロ練習に参加させもらい、そこで知り合ったパンクラス稲垣組の北方大地さんにも、レスリングを教わるようになりました」

――カルペディエム芦屋のプロ練習に参加しているのですか。他に女性はいますか。

「サダエ・マヌーフさんが来てはるぐらいで、基本的に男の人ばかりですね。東京だと同じぐらいの体格の女子選手も多いじゃないですか。今の自分がどれくらい通用するのか確認するために、東京でも練習させてもらっています。

レスリングの練習をしていて、打撃面についても気づくことがありました。組まれた時にテイクダウンのディフェンスをする。でも、その時点ですでに後手に回っているわけですよね。それはディフェンスのことだけを考える状態になっていて。もちろんディフェンスしたあとに打撃を当てることがベストやけど、守るためのレスリングばかりを考えていてはアカンって思うようになったんです。攻めるためのレスリングも学ばないといけないっていう自覚も生まれてきて」

――確かにスモーカージムの選手の試合も変わってきたと思います。ケージに押し込まれた選手が差し返して、逆に投げを打つ場面もあります。しかし仰る通り、まずケージに押し込まれないために何をするべきか。栗山選手の場合は圧倒的に蹴りの数が増え、まず蹴りで相手を下がらせてからパンチを当てるようになりました。

「最近それをメッチャ言われるんですよ。戦い方を考えるようになったのは、去年2月に中井りん選手に負けてからですね。以前は打撃に自信があったとしても、組まれるのが怖いから後ろ重心というか……構えも腰が引けていて。だから弱いパンチしか当てることができませんでした。でもレスリングを教わることで組みにも自信がついて、より前に出ることができるようになったとは思います」

――大阪でもスコーピオンジムで女子選手が集まって練習するようになりました。

「スコーピオンジムは毎週土日に女子練習会が行われています。今は私もテイクダウンディフェンス、倒されないことを重点的に練習していますけど、これからはシフトチェンジも必要になってくるとは思うんですね。先ほども言ったとおり倒されないだけでなく、寝かされても立ち上がること。あるいは寝技の攻防をしながら立ち上がること、ですね。ただただ寝技の攻防を嫌がっていては勝てないと思うので。

たとえば須田萌里ちゃんと練習していたら、私のほうが体格も大きいし、力だけで抑え込めるかもしれないです。でも、それじゃダメなんですよね。彼女の柔術の技術は高い。だから彼女の技に対して、私も技で対応しないと練習にならないじゃないですか」

――確かに、そのとおりです。

「カルペディエムでも、背中を着かされてから立ち上がる練習もしています。最初に岩﨑(正寛カルペディエム芦屋代表)さんから言われたのは、『まずは何回も繰り返して練習すること。そうしないと寝技は身に付かない』と。それからずっと打ち込みから続けていて。

それでスモーカージムの練習も変わってきました。スパーは出稽古先でやらせてもらう。ジムでは打撃もミット、組み技も打ち込みが中心になって。そういうことがホンマに大事なんやなって思うようになりましたね」

――さらにスモーカージムの選手の場合は、1Rに押されていてもインターバル中に、松山誠代表に気合いを入れられて2Rから復活するという。

「アハハハ! (桑本)征希は特にそういうタイプですね。インターバルのあとは明らかに動きが違う(笑)。他の選手もそうですし、やっぱりジムのファミリー感であり、信頼感があると思います」

――なるほど。次はMANA選手という、まさに今スモーカージムで取り組んでいることを証明するための試合は組まれました。

「MANA選手が柔道出身で、まず組んでくる選手ですからね。それは今までの試合も同じなので、MANA選手対策というよりは自分のレベルアップのほうが重要だと思っています。柔道ベースの選手対策は、前回の齊藤百瑚戦からやっていて――BLOWSにも出稽古に行かせてもらっているんですよ。そこで柔道出身の方に『ここはこうしたら、相手はこう来る』みたいなことを教わって、シチュエーションスパーもやらせてもらっています。

DEEPジュエルスのフライ級トーナメントでは中井りん選手に負けて、ベルトには届きませんでした。あの時よりも強くなっている実感があるんです。それだけの練習をさせてもらっていると思うので。今大会のメインで試合をするDEEPジュエルス王者の松田亜莉紗さんをはじめ、大島沙緒里さん、本野美樹さんなど同年代の選手が活躍しているなかで、私も早く追いつきたいです」

■視聴方法(予定)
3月17日(日)
午後2時00分~DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、ツイキャス

■DEEP OSAKA IMPACT2024#01対戦カード

<女子フライ級/アマチュアSPルール 3分2R>
山口恵(日本)
中本飛鳥(日本)

<女子54キロ契約/アマチュアSルール 3分2R >
橋本葵(日本)
高橋沙羅(日本)

<女子アトム級/アマチュアSルール 3分2R>
セアリ(日本)
SAAYA(日本)

<ライト級/アマチュアSルール 3分2R>
中尾天丸(日本)
萩野王昇(日本)

<フライ級/5分2R>
綿谷誠(日本)
上谷章(日本)

<フェザー級/5分2R>
延命そら(日本)
藤田宇宙(日本)

<フライ級/5分2R>
井上暉也(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分2R>
江田塾長こうすけ(日本)
千種純平(日本)

<バンタム級/5分2R>
田中壱季(日本)
キャプテン禎(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
松田亜莉紗(日本)
マドンナ・ザ・ロケット(タイ)

<女子フライ級/5分2R>
栗山葵(日本)
MANA(日本)

<フェザー級/5分2R>
瀧口脩生(日本)
銀グラップリングシュートボクサーズ(日本)

<ウェルター級/5分2R>
鈴木琢仁(日本)
角野晃平(日本)

<バンタム級/5分2R>
上田直毅(日本)
MG眞介(日本)

<バンタム級/5分2R>
内山拓真(日本)
山﨑鼓大(日本)

<メガトン級/5分2R>
ステファン“スマッシュ”(フランス)
竹内龍吾(日本)

<女子45.5キロ契約/5分2R>
古林礼名(日本)
上瀬あかり(日本)

<女子ミクロ級/5分2R>
ジャカ季美香(日本)
こゆき(日本)

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45 AB DEEP DEEP JEWELS DREAM KOMA MMA MMAPLANET o RIZIN キック ハルク大城 パンクラス ボクシング 三村亘 佐伯繁 前薗渓 劉獅 山口コウタ 山本有人 平本丈 杉山廣平 松田亜莉紗 栗山葵 漆間將生 瀧口脩生 瀧澤謙太 鈴木琢仁 風我 飴山聖也

【DEEP Tokyo & Osaka Impact2024#01】大阪インパクトと東京インパクトのカードが続々と決定

【写真】松田は西で。前薗は東で(C)MATSUNAO KOMATSU & SHOJIRO KAMEIKE

1月29日(月)、DEEPより3月17日(日)に大阪市住吉区の錦秀会住吉区民センター大ホールで開催されるDEEP OSAKA IMPACT2024#01の対戦カードが発表されている。
Text by Manabu Takashima

そしてDEEP JEWELSストロー級チャンピオン松田亜莉紗が、チャンピオンとして初めての試合をノンタイトルの3回戦&初の国際戦として臨むことが決まった。


対戦相手はマドンナ・ザ・ロケット。アムを筆頭にタイのザ・ロケット集団はゲオチャイ、アンドレ、ダイヤモンドローズ、ノーパン、プリンセスらがDEEPで戦っているが、そのアム以外は白星がない。前例からいえばマドンナも、苦戦は必至というところか。半面、チャンピオンとはいえキャリアは2年の松田は試合毎に穴が見つかる肯定にあるため、思わぬ落とし穴があるかもしれない。

とはいえ組んでからのパンチ=ダーティーボクシングとパウンドの強烈さは、松田がグラップリングの基礎をしっかりと叩きこまれているからこその強味だ。マドンナ・ザ・ロケット──佐伯繁代表によると「ロケット軍で一番の美女」──がそこに対応できるようだと、今後のDEEP JEWLESタイ勢の核となるルーキーが現れたことになる。

この他、女子では2回戦で栗山葵がMANAと対戦する59キロ契約マッチやアマを含め7試合が決まっている。一方、男子のカードは3回戦で三村亘✖劉獅のフェザー級、2回戦では鈴木琢仁✖角野晃平のウェルター級など11試合、計18試合のラインナップとなっている。

アマ時代に平本丈にKO勝ちを収めている飴山聖也が、井上暉也を相手に3度目の正直でプロ初勝利となるか。西の実力者=瀧口脩生が、ロケット軍団に負けじと増殖中のグラップリングシュートボクサーズジム軍団からRIZIN帰りの銀グラップリングシュートボクサーズジムを迎え撃つ一戦も注目だ。

また3月24日のDEEP TOKYO IMPANCT2024#01の対戦カードも──杉山廣平✖風我のトップ返り咲きを目指すフライ級永遠に続くサバイバル3回戦を筆頭に、10試合が1月27日(土)に明らかとなっている。

気になるのは元パンクラシストで、KROSS X OVERでMMAとキックの二冠王となったハルク大城の初出場だ。2018年3月に瀧澤謙太に敗れ、MMAから距離を置いていた大城はキック、ムエタイ、シュートボクシングと立ち技に専念していたが、昨年6月にMMAに戻ってくると11月にKROSS X OVERのバンタム級のベルトを巻いている。山本有人戦の勝敗もちろん、パフォーマンス次第でトップ戦線返り咲きが見えてくる──そんなハルクのDEEP初陣となる。

初参戦でいえばバンタム級で山口コウタと対戦する、漆間將生も気になる存在といえよう。格闘DREAMERS出演から、パンクラスでは3勝4敗と思うような結果を残すことができなかった漆間が、DEEPで同じような状況にある山口とのマッチアップ。戦場を変える、外敵を迎え撃つ──という状況は、キャリアのアクセントとなる戦いだけに、現状を打破するために両者とも落とせない一戦となろう。

また大阪大会で5連勝中の前薗渓が、待望の東京での初試合を迎える。柔道とグレコローマンレスリングで培った組みの強さが、関東初お目見えとなる。が、対戦相手のアシルベックは今話題の中央アジア=ウズベキスタン人ファイターだけに、前薗の最大の長所が潰される可能性もあるタフなマッチメイクといえるだろう。

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DEEP DEEP Tokyo Impact DEEP Tokyo Impact2023#06 MMA MMAPLANET o 嶋田伊吹 鈴木琢仁

【DEEP Tokyo Impact2023#06】1R劣勢の嶋田が打撃で挽回。判定で鈴木から勝利を収める

【写真】1Rこそグラウンドでポジションを奪われたが、2Rは嶋田が打撃で明確さをつけた(C)MATSUNAO KOKUBO

<ウェルター級/5分2R>
嶋田伊吹(日本)
Def.3-0:19-19(嶋田).19-19(嶋田).19-18.
鈴木琢仁(日本)

嶋田がジャブと右ローで前に出る。鈴木はインローとボディストレートを返す。鈴木がジャブを突いて組みになると、嶋田がケージまで押し込んでボディロックでテイクダウンする。バックに回る嶋田だったが、鈴木が回転してトップキープする。

鈴木は両足をまたぐようにしてパスガード、嶋田の膝上に乗るように両足をフックしてマウントを取る。嶋田は膝を抜いてガードに戻し、鈴木の身体を蹴り離して立ち上がる。

嶋田が右ストレートとヒザ蹴り。組みつく鈴木の顔を押して剥がす。試合がスタンドに戻ると、ここでも嶋田が右ストレートとヒザ蹴り。鈴木が四つ組みから投げてグラウンドで上になり、嶋田は下から三角絞めを狙う。

2R、鈴木がインロー。嶋田は右ストレートで前に出てヒザ蹴り。鈴木がジャブからシングルレッグに入り、嶋田がそれを切ってバックに回る。鈴木が足をフックさせずに正対して、ハーフガードでトップキープ。する。鈴木が身体を起こしてダブルレッグに入ると、鈴木がギロチンチョークに入る。

嶋田は頭を抜いてトップキープし、鈴木が立とうとする動きに合わせてバックへ。嶋田はパンチを入れながらバックについてRNCを狙うが、ここも足をフック出来ずに鈴木が上のポジションを取り返す。

ガードポジションの嶋田は鈴木の顔を押さえてヒジを入れ、鈴木の身体を蹴って立ち上がる。試合がスタンドに戻ると鈴木が右ストレートを打ち、嶋田が右ストレートと左フック。組みつく鈴木の身体を剥がして左右のパンチと飛びヒザ蹴りを狙う。

そこから鈴木をがぶってバックにつくが、ここも先ほどと同じ形で逃げられてしまう。判定はジャッジ2名がイーブンでの嶋田優勢、ジャッジ1名が19-18と採点し、嶋田が判定勝利を収めた。


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DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS43 DEEP Tokyo Impact DEEP Tokyo Impact2023#06 MMA MMAPLANET NARIAGARI o SAINT Te-a YouTube YUKI キック チャンネル ハリーKIMURA ブラック 万智 安永吏成 山崎桃子 山田崇太郎 島袋チカラ 嶋田伊吹 斎藤 斎藤百瑚 朝太 松田亜莉紗 栗山葵 水野竜也 赤沢幸典 酒井リョウ 鈴木琢仁 須田萌里

【DEEP Tokyo Impact2023#06】ハリーKIMURA戦へ、赤沢幸典─02─「試合に向けて何もやっていない」

【写真】107.2キロで計量をパスした。Nariagari対抗戦の時は105.9キロだったが、昨日の計量の方が仕上がっているボディに。昨年11月の酒井リョウ戦の時は122.2キロだった(C)MMAPLANET

23日(木・祝)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact2023#06で、ハリーKIMURAと対戦する赤沢幸典のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

山田崇太郎の下でトレーニングを開始した赤沢は、練習や試合の中で肉体の機能面でも大きな変化を感じていたという。2連敗からNARIAGARIとの対抗戦を経て、国際戦に挑む今大会――機能が向上したからこそ、やることはシンプルに。赤沢が包み隠さず次の試合について語ってくれた。

<赤沢幸典インタビューPart.01はコチラから>


――4月1日から肉体改造を始めて、23~24キロ落ちたのはいつ頃ですか。

「確か始めてから3カ月ぐらい経ったあたりですね」

――ということは、7月にDEEP×NARIAGARIの対抗戦で、朝太選手に勝利した時にはトレーニングの効果が出ていたのでしょうか。対戦相手との実力差もあり、過去の試合と比較するのは難しいかもしれませんが……。

「いえ、それが効果は出ていたんですよ。試合映像を視直していただければ分かるのですが、テイクダウンに行った時の初動がかなり速かったです。特に重量級ファイターの中では、かなり速いほうではないかと思います。しかも遠い距離からスパン!と入ることができて、山田さんトレーニングの効果を感じることができました」

――なるほど。試合当日だけでなく、試合に向けた練習の中でも効果は感じていましたか。

「はい。GENでの練習でいえば、重量級は通常のスパーリングでも一本やって一本休むか、頑張って二本やって一本休む――といった感じだと思うんですね。それがNARIAGARIとの対抗戦の前は、一本5分で7~8本連続でスパーしていました。しかも岡見さんや水野(竜也)さんといった日本重量級のトップファイターを相手に、全ラウンドでテイクダウンすることができて」

――ハッキリと効果が出ていますね。山田トレーナーの指導は、週何回のペースで受けているのでしょうか。

「週3~4ぐらいですね。だけど実質的には、週7でやっていると思ってください」

――週7でトレーニング!?

「これを言うと信じてもらえなかったり、あとは『赤沢は頭がおかしくなったのか?』と言われたりするんですけど(笑)。今、オフの日はないです。週末も有酸素運動というか、4時間ぐらい歩いていますね。

今回のファイトキャンプ期間って、土日は山田さんのトレーニングを休む代わりに4時間歩いていました。土曜日に4時間、日曜日に4時間――と。住んでいる幕張から千葉駅前のスタバでレギュラーコーヒーを買って、幕張まで帰るという(笑)。そんな嘘のような本当の話です」

――えぇっ!? 幕張駅から千葉駅まで約8キロありますから……それは岡見選手も、おだてる意味ではなく本当の気持ちとして「今の赤沢のトレーニングはこなせない」と仰ったのかもしれませんね。ではNARIAGARIとの対抗戦以降も、トレーニングの成果を感じ続けている状態なのですか。

「それは感じていますね。4月からNARIAGARIとの対抗戦まで、僕の人生で一番キツい期間だと思っていました――あの時は。でも、そんなことはなかったんんだなって(笑)」

――今はもっとキツくなっているということですね。

「土日、オフの日も無くなってしまいましたから。あとは山田さんから『練習もするけど、ケアもしろ』と言われたんですよ。今は練習と同じぐらいの時間をケアに充てています。結果、1日が練習とケアだけで終わるようになっていて」

――お話を聞いていると、今MMAをやっていて楽しいのではないですか。

「これは本当に、メチャクチャ楽しいです。これまでの間、何度も山田さんとも衝突しました。山田さんは僕を強くするために妥協がない。でも僕は山田さんに励ましてほしいとか、そういうものを求めていて……。すると、ある時に山田さんから説教を食らったんですよ。

『お前は慰めてくれる仲間が欲しいのか? 慰めてほしいなら慰めてやるけど、それが本当に欲しいものなのか。お前は厳しいことを言われて勝つのと、慰めてもらいながら負けるのは、どっちが良い?』と。僕の中でも『そうだ、違うよな』と思うようになって。そんな感じで、メンタルの面でも山田さんにお世話になっています」

――何歳になっても新しい発見がある。MMAというものは奥が深いですね。

「本当にそう思います。いろんな要素があっても実際にやるべきことは、すごくシンプルで。試合前にタネ明かしをしてしまいますけど、実は今回の試合に向けて何もやっていないんですよ」

――それは対策練習を行っていないという意味ですか。

「はい。シンプルに打撃をやって組み、テイクダウンしてパウンドを落とす。ただただソレだけをやっていて、だからこそ自信があるというか。肉体の機能が上がったことで、自分が思っていることを具現化できるようにもなりました」

――まさに電池が100パーセントに近づき、もともと存在していた機能を使えている状態になっているわけですね。

「そうです。あとは、あえて減らす作業といいますか――僕は器用であるがゆえに、『これを試してみよう。あれも試してみよう』と考えていたと思います。でも今は、あえて他のことには目を向けずに2、3個のことしかやらない。やることを減らす、使わないものを減らしていくという作業もやっています」

――それだけ大きな変化をもたらした要因として、ブラックコンバットの対抗戦もそうですし、昨年11月の酒井リョウ戦での敗北は大きかったのでしょうか。

「あの2連敗で『もう終わったな』と思いました。ベルトを巻くチャンスを逃して、次に自分からブラックコンバットとの対抗戦に出たいと言っておいて――せっかくメンバーに入れてもらって、しかも2勝2敗で迎えた最後の試合だったじゃないですか。最も自分が目立てる場面であったにも関わらず、一番やっちゃいけない負け方で」

――……。

「あの場面で、ガス欠で負けてしまった。ネットでアンチコメントも見ましたし、『もう引退しろ』という声も耳にしました。『指導者をしていたほうが良いんじゃない?』とも言われましたし、実際に自分でもそう思ったり……。でも、ふと考えたんですよね。『ここで辞めるなら、なぜカナダから日本に戻ってきたんだよ』と。そう考えている自分の前に、山田さんがいました」

――31歳で新たなトレーニングも始めて、今は生まれ変わったと言えるのでしょうか。

「う~ん……あんまり大きな発言をすると何か言われそうで、正直怖いです(苦笑)。自分は生まれ変わったかもしれません。でも、まだ100パーセントじゃない。完全体ではないけれど、順調に『やりたいことができる』肉体に変化していると思います」

――その変化を見せつける相手、ハリーKIMURA選手の印象を教えてください。

「嫌な相手ですよね。僕の中で『テイクダウンしたら勝てる』という自信が深まっているなかで、テイクダウンしてからのほうが危ない相手ですから。体もしっかり出来ていて、ただのヘビー級ではないし、いろんなところからキムラを狙ってくるのは怖いですね。

相手がどう考えているかは分からないけど、僕が組まずに距離を取って打撃で勝負すると思っているかもしれないです。でも、その戦い方を選択してしまったら、自分が自分ではないというか。『結局、相手に合わせているじゃん』と思われてしまう。だから今回は、あえて自分の強いところで勝負します。打撃からテイクダウン、そしてパウンド—―これだけですね」

■DEEP TOKYO IMPACTO2023#06視聴方法(予定)
11月23日(木・祝)
午後5時5分~DEEP チャンネル-YouTube

■DEEP TOKYO IMPACTO2023#06計量結果

<メガトン級/5分3R>
水野竜也:103.15キロ
SAINT:111.2キロ

<メガトン級/5分3R>
赤沢幸典:107.2キロ
ハリーKIMURA:──キロ

<メガトン級/5分2R>
稲田将:104.3キロ
トーマス:107.2キロ

<ウェルター級/5分2R>
嶋田伊吹:77.55キロ
鈴木琢仁:77.4キロ

<フライ級/5分2R>
島袋チカラ:56.75キロ
京之介:57.15キロ

<フライ級/5分2R>
安永吏成:57.05キロ
坂本岳:57.05キロ

<ウェルター級/5分2R>
前田啓伍:77.15キロ
山田聖真:77.15キロ

<バンタム級/5分2R>
岩見凌:61.45キロ
生田大雅:61.35キロ

<ライト級/5分2R>
BAGGIO:──キロ
宮本誠一:70.2キロ

<メガトン級/5分2R>
JUICY:74.05キロ
Peach:──キロ

<アマチュア・キック52キロ契約/1分30秒2R>
横江明日香:51.6キロ
島村優花:51.5キロ

<アマチュア・フェザー級/3分2R>
森下智紀:65,4キロ
島次亜瑠:65.55キロ


■DEEP JEWELS43視聴方法(予定)
11月23日(木・祝)
午後12時15分~DEEP チャンネル-YouTube、サムライTV、U-NEXT

■DEEP JEWELS43計量結果

<DEEP JEWELS暫定ストロー級王座決定戦/5分3R>
松田亜莉紗:51.95キロ
万智:52.1キロ

<49キロ以下契約/5分3R>
須田萌里:48.55キロ
彩綺:48.7キロ

<フライ級/5分2R>
栗山葵:56.5キロ
斎藤百瑚:56.95キロ

<バンタム級/5分2R>
熊谷麻理奈:61.2キロ
Te-a:60.1キロ

<ミクロ級/5分2R>
山崎桃子:44.05キロ
こゆき:43.95キロ

<フライ級/5分2R>
奥富夕夏:56.75キロ
谷山瞳:56.15キロ

<バンタム級/5分2R>
MANA:60.8キロ
細谷ちーこ:61.3キロ

<無差別級/5分2R>
超弁慶:──キロ
ぽちゃん Z:73.8キロ

<グラップリング54キロ契約/5分1R>
横瀬優愛:53.5キロ
あきぴ:52.2キロ

<ミクロ級/5分2R>
ジャカ季美香:44.2キロ
チャッキールビ:44.35キロ

<アマ・50キロ契約/3分2R>
サラ:49.45キロ
横瀬美愛:49.65キロ

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【DEEP Tokyo Impact2023#06】ハリーKIMURA戦へ、肉体改造=赤沢幸典─01─「『電池がないと…』」

【写真】これで期待するな──というのが、無理。いよいよ、ポテンシャル前回となるか(C)MMAPLANET & YUKINORI AKAZAWA

23日(木・祝)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact2023#06で、赤沢幸典がハリーKIMURAと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

昨年11月のDEEP暫定メガトン級王座決定戦、そして今年2月のDEEP×Black Combat対抗戦と2連敗を喫した赤沢は現在、肉体改造に取り組んでいる。SNSにアップされるビルドアップされた肉体――赤沢の中でどのような変化があったのか。ハリー戦直前の赤沢に、その肉体改造について訊いた。


――赤沢選手といえば、ここ最近はSNSでビルドアップされた体とトレーニング風景をアップされています。体つきの変化が凄いですね。

「今年2月にブラックコンバットとDEEPの対抗戦で敗れて、4月1日から今のトレーニングをスタートしました。あの負けで『何かを変えないといけない』と思い、山田崇太郎さんに肉体改造について相談して、パーソナルトレーニングをお願いしました」

――MMAの中には様々な要素があります。その中で肉体改造を選んだ理由は何だったのでしょうか。

「僕は普段からいろんな選手のコーチをしています。他の人よりもMMAに関する知識を持っているから教えることができるし、その選手を勝たせることもできると思うんです。でも自分自身の試合に対しては、良いアンサーを出すことができていない。それは何故なんだろうと山田さんに相談しました。すると――たとえばiPhoneって高性能じゃないですか」

――……はい。

「でも電池が5%しかないと、カメラも使えない。山田さんにそう言われたんですよ。『確かにお前はGSPに習ったり、他から学んできたことを器用にこなすことができる。戦略も正しい。でも電池がないから、カメラすら使えない状態だよね』と」

――なるほど! せっかく持っているものを使いこなすための体力が備わっていないということですね。

「そう言われて、最初は『えっ!?』と思いました。『そんなことないでしょ』って。練習していても疲れることはないし。でもブラックコンバットの試合や、他の試合について思い返してみても、体力が足りないから思考できていない。苦しい時――たとえば息を止めてみると、30秒はいろいろ考えることができます。でも1分や1分30秒を過ぎると、考えることができなくなる。

ただ息をすることだけを考えるようになりますよね。でも体力があれば考えることができる時間を伸ばせるし、その分僕が持っている知識を生かすことができる。そのためには人よりも体力がないといけないって山田さんに言われて。『そんな自分を変えていただけるなら……』と、山田さんにパーソナルトレーニングをお願いしました」

――ということは体力面、まず内側を鍛えていたら外見もビルドアップされてきたのですね。

「正確には体重が23~24キロ落ちました」

――えっ!? それは凄いですね。

「体重のピーク時は124キロぐらいあったのですが、一番落ちた時は100キロを切りました。今はそこからまた少しずつ体重を増やしていて、107キロぐらいになっています」

――山田崇太郎トレーナーの指導はキツいと聞きますが、いかがですか。

「格闘技業界でも有名だと思いますけど、とにかくキツいです。みんな山田さんのところへ行っても、1回か2回で辞めてしまったりとか。僕もナメていたというか――『まぁカナダにも行っていたし、いろいろ知っているぜ~』と斜に構えていた部分もあったんですよ。でも山田さんのトレーニングの1回目でボコボコに追い詰められて……僕、泣いちゃいましたから(苦笑)」

――それほどまでにキツいトレーニングなのですか!

「自分も31歳になって、トレーニングで泣いてしまいました」

――それまでは体力面やフィジカルトレーニングに取り組むことは少なかったのですか。

「ちょうど僕がカナダへ行く頃、日本でもボディビルやフィジークの文化が広まってきて、見よう見まねで自分もやっていました。だけど食事の面については何も分かっておらず、脂肪もついて太っていくという状態で。あとはGSPがトレーナーさんを紹介してくれて、メニューをつくってもらうこともありました。ただ、自分自身でお金を払って僕にフォーカスしたトレーニングメニューを組んでもらうことはなかったです」

――4月から山田トレーナーの指導を受けて、いつ頃から効果を感じ始めましたか。

「5月のはじめには体重も5キロぐらい落ちていましたし、何より練習で疲れを感じることが減っていました。普段はGENスポーツアカデミーで練習させてもらっていて、あそこには日本MMAの重量級ファイターが集まっているじゃないですか。そんな人たちの中でも『相手は疲れているのに自分は疲れていない』と思うことが多くなってきて。まず体重が落ちたことは大きかったです。今までは『ヘビー級で体重が3キロや4キロ違ったからといって、何が変わるんだ?』と思っていました」

――3キロ、4キロは誤差の範囲だと。

「はい(笑)。でもそれが誤差じゃなかったんですよ。『体重が3~4キロ違うだけで、こんなにも変わるものなのか』と実感できました」

――自分のベスト体重が何キロなのかは、自身ではなかなか分からないでしょう。

「筋量によって違いますからね。あと、筋力はあるけど筋量がないというパターンもあって。体つきはしっかりしているのに疲れやすい人というのは、持っている筋力を使いこなせる筋量がなかったり。

GSPのところにいた時、トレーナーのフィラス・ザハビは『筋力トレーニングをしたら体が重くなって選手としては終わりだ』と言っていました。でも今考えると、世界レベルのコーチでもフィジカルトレーニングに関しては、当時そこまで深堀りしていなかったのかもしれないです。もちろんトレーナーさん全員と関わっているわけではないので、一概には言えないですけど……」

――山田トレーナーの場合は格闘技選手+フィジカルトレーナーという強みはありますね。
「山田さんはGENでも一緒に練習していて、僕の動きを見てから当日のトレーニング内容を決めるそうなんですね。僕の動きを細かく分析して、修正していくことも大事ということで。だから成果が出るのが早いと思います。

あとは怪我をしていても、できないトレーニングはない。たとえば『肩を痛めていて動かない』と言ったら、『大丈夫。これなら、ここは動くから、この器具を使えばトレーニングできる』というアンサーがあって。しかも練習していて怪我をしなくなりました」

――それだけハードな練習をしていながら……。

「それだけトレーニングしていたら怪我するよ、って言われるぐらいトレーニングしていて逆に怪我をしなくなりました(笑)。岡見(勇信)さんにも『自分が若くて一番体を動かせていた時期でも、今の赤沢のトレーニングはこなせない』と言われて。もちろん自分をおだてるために言っているのでしょうけど、そう言われると自分でも安心できました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
11月23日(木・祝)
午後12時15分~DEEP チャンネル-YouTube、サムライTV、U-NEXT

■ DEEP TOKYO IMPACT2023#06対戦カード

<メガトン級/5分3R>
水野竜也(日本)
SAINT(米国)

<メガトン級/5分3R>
赤沢幸典(日本)
ハリーKIMURA(豪州)

<メガトン級/5分2R>
稲田将(日本)
トーマス(米国)

<ウェルター級/5分2R>
嶋田伊吹(日本)
鈴木琢仁(日本)

<フライ級/5分2R>
島袋チカラ(日本)
京之介(日本)

<フライ級/5分2R>
安永吏成(日本)
坂本岳(日本)

<ウェルター級/5分2R>
前田啓伍(日本)
山田聖真(日本)

<バンタム級/5分2R>
岩見凌(日本)
生田大雅(日本)

<ライト級/5分2R>
BAGGIO(日本)
宮本誠一(日本)

<メガトン級/5分2R>
JUICY(日本)
Peach(日本)

<アマチュア・キック52キロ契約/1分30秒2R>
横江明日香(日本)
島村優花(日本)

<アマチュア・フェザー級/3分2R>
森下智紀(日本)
島次亜瑠(日本)

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F1 o ONE RIZIN アキラ トフィック・ムサエフ パンクラス ルイス・グスタボ 鈴木琢仁 阿部大治

超RIZIN.2:トフィック・ムサエフ vs. アキラ追加。

ムサエフは当初ルイス・グスタボ戦が候補となっていたが、グスタボが負傷のために流れ、今年4月にパンクラスライト級正規王者となったアキラがムサエフと対戦することに。

アキラはRIZINでは阿部大治・鈴木琢仁に勝ったものの、大原樹理にはスプリット判定負け。本人がコメントするように、本来なら対戦できない格上の相手となる。

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【DEEP×NARIAGARI】メインはDEEP公式戦。大木良太と対戦する北岡悟「自分がMMAをやることが大事」

【写真】(C)MMAPLANET

16日(金)都内某所にて、7月23日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催される『DEEP vs NARIAGARI』の記者会見が行われた。

記者会見の第1部では佐伯繁DEEP代表と皇治NARIAGARIプロデューサーが登壇し、両団体の対抗戦が行われること。さらにDEEP公式戦の2試合——ライト級の北岡悟×大木良太、井上竜旗×中谷優我が発表されている。興行のメインは対抗戦ではなく北岡×大木に。DEEP佐伯代表は「対抗戦を行うことに批判もあると思います。そんななかで、しっかりとDEEPの公式戦でMMAの良さを見せたい」と、北岡×大木の一戦をメインにする理由を語った。DEEP公式戦出場選手の抱負と、MMAPLANETからの質問に対する回答は以下の通りだ。


北岡悟
「頑張ります。

(2試合連続一本勝ちで迎える試合が、この場でこの対戦相手に決まったことについて)なるはやで試合がしたくて。7月2日のDEEPには松嶋こよみが出るので、セコンドに専念したいです。それで9月大会を待つかどうか。僕は皇治選手と親しい住村竜市朗さんとは練習仲間で、この大会に--もっと違う話を聞いていたんですけど(苦笑)。そこに自分も混ざったら面白いんじゃないか、ひとつ形になるんじゃないかと思いました。

しかもDEEPが噛むと聞いたので、佐伯さんにもその話をしていて。5月の試合をクリアした後すぐ、具体的に出場を希望したという感じです。最初からDEEP提供試合として行うというような話だったので、そんなに違和感はありません。試合場はDEEPのケージで、レフェリー陣もJMOCがやるわけですし、自分はMMAをやるだけですよね。自分がMMAをやるということが大事だと思っています。

対戦相手については、自分が1年半前に負けている鈴木琢仁選手に勝っているので、強いと思います。KRAZY BEEに所属する前にいたTRIBE TOKYOで練習を共にしていたこともあります。当時から体が強くて、強い選手という認識です」

大木良太
「北岡選手のようなキャリアのある選手と対戦できて嬉しいです。ちょっと怪我で休んでいましたが、遊んでいたわけではないです。前とは違う、リニューアルした自分を見せられると思います。ジム(KRAZY BEE)もリニューアルしたので、会員募集中です。

(北岡の言葉を受けて)一緒に練習した時から、僕も『体の強い、良い選手だな』と思っていました。でも試合なので、リスペクトを込めて倒しに行きたいと思います」

井上竜旗(メッセージ文面)
「今回も良い対戦相手を選んでいただき光栄です。前回の試合からここまで妥協することなく積み上げてきました。己に打ち勝って、試合に勝ちます。押忍」

中谷優我(メッセージ文面)
「MMAは一発目ということで、『一歩踏み出す勇気』というテーマで、やってきたことをやり抜くだけです」

そして第1部は北岡が「要は男同士が徹底的にゴロゴロ抱き合います。よろしくお願いします!」という言葉で締めている。

続いて会見第2部では、DEEP×NARIAGARIの対抗戦として以下のカードが発表された。

MMAルール:68キロ契約 立成洋太×雄貴、58キロ契約 多湖力翔×悠里、メガトン級 赤沢幸典×朝太
キックルール:フライ級 琥×元太郎、60キロ契約 RYOGA×吉田仁

通常のDEEPでは見られないような乱闘とトラッシュトークが展開される一方で、DEEPヘビー級トップファイターの一人、赤沢幸典が対抗戦に出場する。

赤沢幸典
「朝太選手はそれほどMMAの経験がないということですが、ケージに上がる以上は対等な相手として、しっかりとプロとしての力を見せつけて完全制圧します」

さらにNARIAGARI公式戦としてはキックルールの3試合が行われる。最後に会見後、皇治プロデューサーがMMAPLANETの質問に対して、自身の出場について語ってくれたコメントを紹介したい。

——米国ではジェイク・ポールが自分の力でPPVイベントを開催し、自身はPPV収益で高額のファイトマネーを得て、対戦相手とシェアできています。そうやってファイトマネーを上げようと試みています。今回のイベントは無料放送ですが、将来的には皇治選手ご自身が出場して、ジェイク・ポールのような形でやっていこうとは考えていますか。

「それは良いですよね。自分が絡むことで、こういった形で記者の皆さんが来てくれて、少しでも注目を浴びるようにしたいと思っています。形は違えど、似ていますね。自分はもっと選手たちがもっとお金を稼げる格闘技界にしたいと思っているので、自分が出ることでその目標に近づけるなら、出場しようと考えています」

——ご自身が出場することは、どれくらい真剣に考えていますか。

「それは結構考えていますよ。だから自分がNARIAGARIに出るのも面白いし、それは近々あるかもしれません。このDEEPとNARIAGARIの対抗戦で、自分が出ることもあるんじゃないかと思っています」

——ご自身以外で出場してほしいと思っている選手はいますか。

「青木真也もそうですし、いま柔術でお世話になっている竹浦正起さんも出てくれたら面白いと思います。もしかしたら、そういう発表もできるかもしれないです」

■視聴方法(予定)
7月23日(日)
午後3時00分~ SmartNews格闘技チャンネル

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ABEMA DEEP MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase333 RIZIN ROAD FC アキラ パンクラス 久米鷹介 大原樹理 松本光史 鈴木琢仁 阿部大治 雑賀ヤン坊達也

【Pancrase333】久米鷹介と王座統一戦、アキラ─02─「お互いゴリラチック」&「最高の試合ができる」

【写真】プロセスの違うパンチを打てるようになってきたアキラ。35歳にして引き出しが増え続けている(C)SUSUMU NAGAO

30日(日)、立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333で、フェザー級正規KOPとの王座統一戦に臨む、暫定王者アキラのインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

石渡伸太郎の指導を経て、アキラの試合内容は大きく変化し、そして進化してきた。試合の組み立てからフィニッシュに至るまで、まるで別人のように――。RIZINで1敗を喫したものの、その後に掴んだチャンスをものにして暫定ながらベルトを巻いたアキラ。では正規王者の久米に対してどんな印象を抱いているのかと訊いたところ、久米と通じるものがあるという。そんな両者の対戦や、いかに。

<アキラ・インタビューPart.01はコチラから>


――アキラ選手のファイトが大きく変わったのは、2021年5月に行われた松本光史選手との2戦目だったと思います。あの試合では序盤から松本選手が左ジャブで試合を制しているように見えながら、フィニッシュシーンから考えるとアキラ選手が最初から誘っていたのでしょうか。

「そうなんですよね。僕が前に出て大きなパンチを当てていたからか、ジャッジは1Rと2Rを僕につけていて。でも後からテレビの映像を視ると、実況と解説の方はずっと松本さん寄りで……(笑)。

3RでKO勝ちしたことは同じでも、田村戦と松本戦は試合プランが全く違っていました。田村戦は1Rが終わってコーナーに戻ったら、石渡さんから『今はこのパンチしか当たらないから、このパンチしか狙わなくていい』と言われたんです。最後は相手のパンチをもらった時、僕自身はそれほど効いてはいなかったのですが、田村さんは効いたと思ったのか安易に仕留めにきて。そこに石渡さんから狙うように言われていたパンチが当たりました。

松本さんとの2度目の試合は、逆に僕がポイントを取って、松本さんがKOか一本を狙って前に出て来るしかない状況に追い込んでいきました。そこに狙いどおりにパンチが当たったという流れですね」

――なるほど。2022年2月の鈴木琢仁戦は意外といいますか、柔術ベースの鈴木選手に対してアキラ選手からグラウンド勝負を挑んだように見えました。これまでのアキラ選手の試合でもテイクダウン&トップキープはありましたが、ガードポジションとパスガードを見ることは少なかったと思います。

「アハハハ、確かに珍しいですよね。特に意識していたわけではないのですが、寝技でも勝負できるという自信があったから、そういう試合になったんだと思います。テイクダウンしてからフィニッシュに持ち込む形が出来たのは大きいです。

それはRIZINで阿部大治選手に極めたノースサウス・チョークとか。ああいう形は、昔はなくて。石渡さんに教わって必死に練習しました。あの形が出来たからこそ、鈴木選手のように足が利く選手でも自分が立つことなく、そのまま寝技で勝負できるようになったんです」

――ただ、松本選手との3度目の対決でベルトを獲得する前に、RIZINでDEEP王者の大原樹理選手に敗れています。当時はパンクラスとRIZINで4連勝し、もうベルトも見えていたのではないでしょうか。

「選手をやっている以上、やっぱりベルトという形として残したいです。一方で、大きな舞台で戦いたいという気持ちもあります。実は大原戦の前まで、このままRIZINで戦って、もうパンクラスに戻ることはないかもしれないと考えていました。

でも大原戦で負けてしまって……あの試合は本当に悔しかったです。負けた原因は、結局は自分の根性のなさで。1Rと2Rは悪くなかったのに、最後に少し疲れたところで相手にまくられてしまったと思います。ここで負けるとRIZINで次の試合はあるのかどうか、そう思っていたところにパンクラスから暫定王者決定戦のオファーを頂いて、本当に嬉しかったです」

――プロデビューから12年で、ようやく辿り着いたタイトルマッチでした。

「やっと――という感じでしたね。ずっと一生懸命やってきました。でも一生懸命やっていただけで、やり方の工夫はできていませんでした。そんな自分を石渡さんが変えてくれて、辿り着いたタイトルマッチだったと思います。

ただ……何て言うんですかね、……何とも言えない気持ちでした。もちろん嬉しい気持ちは大きいです。でもまだ暫定のベルトで、これで正規王者に挑戦できる権利を得たという感じです。僕の中では、あの試合は挑戦者決定戦のような気持ちでしたね」

――そして今回、正規王者の久米鷹介選手と王座統一戦を行うことが決まりました。お互い長いキャリアの中で、同じ階級で同じ相手と対戦していることも多かったのですが、これが初対決となります。

「久米さんとは被っている時期がないですからね。僕がパンクラスに出始めた頃は、久米さんはROAD FCに行っていて。久米さんが勝ち続けている時に、僕は負けてしまっていたので……。だから以前は対戦するという意識はなくて、石渡さんの引退興行にいらっしゃっていた時、一緒に写真を撮ってもらいました(笑)。メチャクチャ良い人ですし、お互い通じるものがあって」

――通じるものとは?

「年齢も近いし、……お互いゴリラチックで」

――アハハハ、そこはYesともNoとも言えません(笑)。

「対戦が決まってからは、その時の写真を見ながら気持ちを高めています。……というのは冗談ですけど(笑)。久米さんは本当に偉大な選手です。打撃も強いし組んでも強くて、何より攻撃力が高い。でも、そのなかで自分が勝負できるところがあり、今はその部分を石渡さんと磨いているところです」

――どんなところを磨いているのでしょうか。

「それは試合前なので言えません(笑)。改めて前回の試合(※2021年12月、雑賀ヤン坊達也に一本勝ち)を視ても、本当に凄い内容でした。ああいう試合を視ると、自分も燃え上がります。久米さんとなら最高の試合ができるし、パンクラス史上に残るようなタイトルマッチにしたいですね。この試合で、自分がパンクラスのライト級でナンバーワンのファイターだと証明して、さらに上の世界に行きたいです」

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DEEP DEEP112 DEEPフライ級GP MMA MMAPLANET o 上迫博仁 五明宏人 伊藤裕樹 北岡悟 大原樹里 宇田悠斗 小金翔 本田良介 江藤公洋 神田コウヤ 福田龍彌 鈴木琢仁 阿部大治 高野優樹

【DEEP112】続く、北岡悟のファイティングロード。2月11日大会で、高野優樹と対戦決定!!

【写真】北岡と向き合うのは、『嫌』だろう。気後れするのも分かる(C)MMAPLANET

26日(月)、DEEPより2023年2月11日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP112 IMPACTで北岡悟✖高野優樹のライト級マッチが組まれることが発表されている。

福田龍彌、伊藤裕樹、本田良介、宇田悠斗が勝ち残っているDEEPフライ級GP準決勝、ウェルター級選手権試合=チャンピオン阿部大治✖チャレンジャー鈴木慎吾、フェザー級暫定王座決定戦=神田コウヤ✖五明宏人という2つのタイトル戦などが既に決定している2023年DEEPの戦い初めに、北岡が加わることとなった。


北岡の2022年は上迫博仁、江藤公洋に連敗、2020年7月の小金翔戦のドローを挟み、黒星は連続で7つ並んでいる。とはいえ上迫戦は上迫の負傷も影響していたが、江藤戦も含め2021年の大原樹里、鈴木琢仁戦に連続KO負けを喫した時とは違い、決定的な一発を被弾することなく逆に手数と気迫で上回る場面も見せている。

もちろん、北岡本人はそんな評価のされ方など望むわけもないだろうが、同世代や先輩ファイターから江藤戦の気迫には称賛の声も送られていたのも事実だ。42歳、限界まで鍛えられた肉体とそこに宿るファイティングスプリットに向き合うと、精神的に圧されるという場面が上迫や江藤には見られた。その点で、高野は北岡の圧にどのように向かうことができるのか。

ただでさえバンタム級からフェザー級で戦ってきた高野がフィジカルの差が明らかな状態で、気持ちで引くと勝ち目はない。コンバットスポーツにおいて、フィジカルの差は年齢差よりも、絶対だ。この点でも優位に立つ北岡、それだけに後がない戦いともいえる──が、果たして。

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