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UFC on ESPN+88:第9試合・ジョナサン・マルチネス vs. エイドリアン・ヤネス

バンタム級マルチネス13位、ヤネス14位。

UFC9勝3敗のマルチネス。現在5連勝でランキング入り。アメリカ生まれ・アメリカ育ちのアメリカ人だが、父はメキシコ人、母はブラジル人。カブ・スワンソンやサイード・ヌルマゴメドフにはローキックを効かせて勝利している。第2試合に出場した同じバンタム級ランカーのグティエレスとは、同じFactory Xに所属している。前回の試合後には、レジェンドのドミニク・クルーズや元フライ級王者デイブソン・フィゲイレードと対戦したいとアピールしていたが、結局下位ランカーのヤネスとの対戦に。29歳。

ヤネスは2020年10月のUFCデビュー戦から5連勝(4KO)していた。ボクシングがバックボーンで、殺傷能力が高いパンチが武器。一方、ディフェンスは甘く、被弾して鼻血を出しつつ打ち合いに応じて打ち勝ってきた。しかし今年4月の前戦で初めて上位ランカーのロブ・フォントと対戦すると、いつも通り打たれつつ打ち合う展開から、先にフォントのパンチに効かされてしまい1RKO負け。連勝と連続ボーナスが5で止まった。29歳。

オッズは拮抗しておりほぼ五分。

マルチネスインロー。飛び込んだヤネスがワンツー。またマルチネスインロー。ちょっと嫌がったヤネス。さらにインロー。ヤネス詰めてワンツー。マルチネスはひたすらインロー。ヤネスハイからワンツー。またインロー。完全に効いた!左足をつけない状態のヤネス。パンチで飛び込んで逆転を狙うヤネスだが、ブロックしたマルチネス。またインロー。玉砕覚悟でパンチで出るヤネス。インローでダウン!ノコrい1分。立たせたマルチネス。さらにインロー。ヤネス左右のパンチで出る。がステップで距離を取るマルチネス。ホーン。

1Rマルチネス。どうにか1Rを凌いだヤネスだが絶体絶命。

2R。マルチネスのローがローブローになるが、すぐ再開。ヤネス詰めてパンチを出していく。しかし左足が踏み込めていない。マルチネス首相撲。ヤネスボディロックからテイクダウンを狙うが、こらえて引き剥がしたマルチネス。またインロー。ひたすらインロー。またダウン。ヤネス続けるとアピールするが、スタンドに戻るとなおもインロー。もう完全に片足のヤネス。パンチで出るが、今度はマルチネスがワンツー。ケージまで下がったヤネス。マルチネス冷静にインロー。さらに右をヒット。大振りの右を出したヤネスだが空振り。そしてインローでまたダウン。レフェリー止めた。

マルチネス、強烈なインローで勝利。これで6連勝。次はトップ10ランカーとの対戦か。

ヤネスは正直2Rは逆転の目もなかったし、根性で続けたものの、無駄にダメージを蓄積させただけに思えた。

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【UFC ESPN51】試合結果 進む身体代謝──を許さず、カブ・スワンソンが踏み止まる判定勝ち

【写真】23歳ルアナ・サントスが第1試合でUFC初陣をKO勝ちで飾った(C)Zuffa/UFC

12日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC ApexでUFC on ESPN51「Luque vs Dos Anjos」が開催された。

メインでヴィセンチ・ルケがハファエル・ドスアンジョス越えを果たし、コメインでカブ・スワンソンが微妙な判定ながらハキーム・ダラドゥを跳ね返しベテランが意地を見せた同大会は、プレリミ7試合が全てフィニッシュ決着となっている。。

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト: カリル・ラウントリー、イアズミン・ルシンドマーカス・マギー、デイモン・ブラックシアー

UFC ESPN51
<ウェルター級/5分5R>
○ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)5R
判定
詳細はコチラ
×ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
○カブ・スワンソン(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ハキーム・ダラドゥ(カナダ)
<ライトヘビー級/5分3R>
○カリル・ラウントリー(米国)1R2分40秒
KO
×クリス・ダウカウス(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
○イアズミン・ルシンド(ブラジル2R3分42秒
肩固め
詳細はコチラ
×ポリアナ・ヴィエイラ(ブラジル)
<189.5ポンド契約/5分3R>
○AJ・ドブソン(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×タフォン・エヌシュクウィ(カメルーン)
<189ポンド契約/5分3R>
○ジョシュ・フレムド(米国)3R
判定
×ジェイミー・ピケット(米国)
<バンタム級/5分3R>
○マーカス・マギー(米国)1R2分19秒
KO詳細はコチラ
×JP・ベイス(南アフリカ)
<ライト級/5分3R>
○テレンス・マッキニー(米国)1R1分25秒
TKO
詳細はコチラ
×マイク・ブリーデン(米国)
<フェザー級/5分3R>
○アイザック・ドルギャリアン(米国)1R4分48秒
KO
×フランシス・マーシャル(米国)
<ヘビー級/5分3R>
○マルティン・ブダイ(スロバキア)1R4分11
キムラ
×ジョシュ・パリジアン(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
○ジャケリン・アモリン(ブラジル)3R3分41秒
KO
×モントセラ・ルイス(メキシコ)
<バンタム級/5分3R>
○デイモン・ブラックシアー(米国)3R
判定
×ホゼ・ジョンソン(米国)
<女子フライ級>
○ルアナ・サントス(ブラジル)1R3分41秒
KO
×ジュリアナ・ミラー(米国)
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F1 News o ONE UFC   カブ・スワンソン ダレン・エルキンス マックス・ホロウェイ

『UFC on ESPN 51: Luque vs. dos Anjos』カブ・スワンソン vs. ハキーム・ダワドゥのジャッジの採点/主要サイトの採点

1/12 NEXTシリーズ No.7 ホンダ スーパーカブ110(タスマニアグリーンメタリック)プラモデル


 『UFC on ESPN 51: Luque vs. dos Anjos』でハキーム・ダワドゥに判定勝ちしたカブ・スワンソン。UFCフェザー級14勝となり、マックス・ホロウェイ(19勝)、ダレン・エルキンス(16勝)に続く歴代3位となりましたが、


 ユナニマスデシジョンであったものの、疑問の残る判定だったことからジャッジの採点と主要サイトの採点を紹介していきます。

 Sal D'Amatoは1Rダワドゥ、2,3Rスワンソンで29-28スワンソン勝利。Ron McCarthyとJacob Montalvoが1,3Rスワンソン、2Rダワドゥで29-28スワンソン勝利でした。

 主要サイトの採点は29-28スワンソン支持2人、28-29ダワドゥ支持11人でした。続きを読む・・・
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【UFC ESPN51】序盤はダラドゥが打撃で支配したが--3RにTDを奪ったスワンソンが涙の判定勝利

<フェザー級/5分3R>
カブ・スワンソン(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
ハキーム・ダラドゥ(カナダ)

ダラドゥが左跳び蹴りを放つ。バックステップでかわしたスワンソンは、ガードを広げて距離を取った。ダラドゥの右カーフキックがヒット。スワンソンが左ジャブ2発から右ストレートをクリーンヒットさせ、サウスポーへのスイッチも見せる。いきなり飛び込んで左フックを当てたスワンソンは、出入りの激しいステップ&パンチを見せるも、ダラドゥも打ち終わりにローを入れていく。

スワンソンの出入りに右カーフキックを合わせるダラドゥに対し、スワンソンはサイドに回ってケージ中央に戻す。スワンソンは頭を下げて中に入るが、ダラドゥがカウンターで左ジャブを当てている。スワンソンが入る角度を変えると、ダラドゥは右ストレートを打ち下す。ケージ中央でパンチが交錯するなか、ダラドゥの左ミドルがスワンソンのボディに突き刺ささった。ダラドゥは距離を詰めて右ストレート、右ミドル。打撃をもらっているスワンソンの鼻からは出血が見られる。

2R、ダラドゥが左ローからワンツーを伸ばした。さらに右スピニングバックを繰り出し、打撃で攻め立てる。スワンソンもカウンターの右、ダーティボクシングで迎え撃つも、ダラドゥを止めることができない。ダラドゥは組みつき、右腕を差し上げてスワンソンをケージに押し込む。スワンソンはウィザーから右ヒザを突き上げて体勢を入れ替えた。しかしダラドゥが押し返して、再びスワンソンをケージに押し込む。

ここで離れた両者。ケージ中央でパンチを強振する。ダラドゥのパンチをもらったスワンソンは笑みを浮かべて打ち返すが、パンチのヒット率はダラドゥのほうが高いだろう。ダラドゥの左ジャブが当たる。残り2分でスワンソンが前に出た。ここで組んだダラドゥはスワンソンをケージに押し込んでいく。スワンソンの出血が多くなっている。ダラドゥが首相撲からヒザで削り、離れ際にヒジを放った。スワンソンは終了間際に打ち合いに持ち込んだ。

最終回、スワンソンが微笑みながらケージ中央に向かう。スワンソンの右カーフキックがヒット。さらにフェイントから右ストレートを当てた。ダラドゥは慌てず騒がず左ジャブを突いて蹴りに繋げる。ダラドゥの左ジャブがクリーンヒットし、スワンソンの右ローの打ち終わりに左ローを当てた。そのスワンソンが組んでくると、スワンソンが転がしていくもテイクダウンはできず。

立ち上がったスワンソンを、ダラドゥがケージに押し込む。ヒザを打ち合うなかブレイクがかかり、ダラドゥのヒザがスワンソンの下腹部を捉えたか注意が与えられた。再開後、またもダラドゥのヒザがスワンソンの下腹部に当たるも、中断してすぐ再開に応じる。ケージ中央で打ち合いを展開する両者だが、スワンソンだダブルレッグで組みクリーンテイクダウンを奪った。

残り1分、ダラドゥはフルガードからヒジを突き刺す。ダラドゥの右足を越えたスワンソンは一旦立ち上がった。ここで立ち上がったダラドゥのバックに回ったスワンソンがRNCを狙うも、ダラドゥが切り返してトップに回ったところで試合終了となった。

1Rと2Rはダラドゥと思われたが、裁定はジャッジ3者とも29-28でスワンソンの勝利に。勝利者インタビューでは「勝っていると思った?」と聞かれたスワンソンは涙を浮かべながら、次のように語った。
「ノー。自分のやるべきことをやり、楽しんでいた。一発もらったし、もう一度みていないとね。ちょっとエモーショナルだ……。みなが、僕のことを最高だと言ってくれる(涙)。家族がケージサイドで見ていた? ナーバスになったよ。もっとしっかりと戦いたかったけど、ミスもしたし、散々な内容だった。彼は大きくて、強いよ。だから僕はバンタム級でやってきたわけだし。でも、自分をプッシュし続けた」
そう語ったスワンソンは、ケージサイドの家族のもとに向かった。


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【UFC ESPN51】WEC&UFCで16年、カブ・スワンソン「可能な限り、最もレベルの高い場所で戦いたい」

【写真】ジェンス・パルバー、髙谷裕之、ジョゼ・アルド、チャド・メンデス、シャーウス・オリヴェイラ、ダスティン・ポイエー、フランキー・エドガー、マックス・ホロウェイ、川尻達也、チェ・ドゥホ、ブライアン・オルテガ、クロン・グレイシー、ギガ・チガゼ──とんでもない面々と戦い続けてきた(C)Zuffa/UFC

12日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC ApexでUFC on ESPN51「Luque vs Dos Anjos」が開催され、コメインでカブ・スワンソンがハキーム・ダラドゥと対戦する。
Text by Manabu Takashima

ブラジリアン同朋対決、近距離の打撃の交換上等のビセンチ・ルケと柔術とレスリング、そしてムエタイの融合=ハファエル・ドスアンジョスのウェルター級戦がメインの同大会。

MMAデビューから19年、キャリア20年目を迎えたスワンソンは今年の11月で40歳を迎える。キャリア10戦目、2007年にWECと契約を果たすと──軽量級最高峰からUFCに転じ、16年間も最高の相手と戦い続けてきた。WECで5勝3敗、UFCでは13勝9敗。決して綺麗でないレコードを見て分かるように、タフな試合の連続にも関わらずオクタゴンで戦い続けているスワンソンに、長年戦続けることができる秘訣とMMAに賭ける想いを尋ねた。


――カブの試合を初めてライブで取材させてもらったのは、2007年12月。WECでのジェンス・パルバー戦でした。あれから16年が過ぎて、今もUFCで戦い続けている。本当に尊敬します。

「ありがとう。今も他の選手と競い合うことが好きでたまらないんだ。自分の力でソレが可能な限り、最もレベルの高い場所で戦いたいと思っている。そうは言っても、近いうちにキャリアを終えることは間違いない。でも、少しでも子供達に自分が戦っているところを見せて、彼らの記憶に残るようにしたいんだよね。その後は指導に専念したいと思っている」

──2017年から2019年にかけて4連敗という苦しい時を過ごしましたが、その際も引退は考えなかったですか。

「あの時は、ジムでの練習で日々成長しているのに結果に表れず、凄くフラストレーションが溜まっていた。もっとやれると信じていたから、あの時期に引退を考えたことはないよ。ただ勝利を欲していた。と同時に、少しゆっくりしないといけないことを学んだ。

結婚して、3人の子供ができ、ジムをオープンした。人生の大きな転換期にあって、それまでのようにスムーズにモノゴトを進めることができなかった。ただし、あの日々があって今の僕があると思っているよ」

──そのような時を経て戦い続けるうえで、40歳を迎えようとする今も戦い続ける。その目標をどこに置いているのですか。

「根底にあるのは、絶対的に楽しむということ。3カ月後に40歳になる今回のファイトは、今後のことを考えるうえでも大切になってくる。でもね40歳の誕生日、妻とこれからの人生について楽しく話していることは間違いないよ(笑)」

──これまで本当にタフな相手と戦ってきて、そのなかには髙谷裕之、川尻達也という日本を代表するファイターも含まれています。その両者も既に引退して、後進の育成や地域社会に根付いて健康促進という第二の人生を歩んでいます。そんな彼らとあれだけ激しい試合をしてきたカブが、今もこれだけのコンディションをキープしているのは驚異的です。

「ありがとう。ずっと20代の選手たちとトレーニングをして、同じようにハードに体を動かしている。加えてそれだけの練習をするから、体のケアをしてリカバリーしっかりとしている。今も以前のように練習できるのは、コンディションをキープできていることが大いに関係しているはずだ。現役として、最後の時間をしっかりと過ごせているし、そこは本当に感謝している。体がいうことをきかなくなるまで、続けることはないからね。

それにファイト自体、若い頃と比較するとただ前に出るだけでなく、引いても戦えることを学んだ。若い時はひたすら前に出てファイトすることに夢中だった。今も積極的に攻めるスタイルを続けるいるよ、それができるのも、スマートに考えることができるようになったからだ。今も攻めるスタイルを楽しめているよ」

──そして今週末には32歳、油の乗り切っているハキーム・ダラドゥと対戦します。彼の印象を教えてもらえますか。

「ウェルラウンディットな選手だ。危険な相手だよ、3Rを通じて自分のペースで戦い続けることできる。それがUFCでは1度もフィニッシュ勝利がないことに通じている。スタミナ配分をして、時間を使って戦う。ただし、そんな彼と戦うことでイライラすることもないし、惑わされることもない。ちゃんと自分の試合ができるだろう」

──既にカブは成熟したファイターなので、躍起になって攻めてくるファイターの方が隙を見つけやすいかと思います。ただし、あの待ちのスタイルと徹底して自分を崩さないところは逆に攻略しづらくないでしょうか。

「まぁ、皆がそれぞれのスタイルを持っているからね。そして、皆それぞれ弱点がある。その弱点をついていくことが、僕の戦いだ。彼の動きを研究して、この試合用の動きもあるけど、概ねいつも通りに戦って勝つつもりだ。

僕にはそれだけの経験がある。この階級のベストファイター達と戦ってきた。彼にはない経験を積み上げてきたきたからね。コメインイベントで戦うプレッシャーも彼は経験したことがない。僕はそういう状況で戦うことに慣れている。あの状況で戦うと、普段とは違う感情がわき上がってくるんだ。ハキムがそれをコントロールできるのか、オクタゴンの中で明らかになるよ」

──そのなかで、どのような試合をファンに見せたいと思っていますか。

「ベストバージョンのカブ・スワンソンを見せたい。それはいつも心掛けていることだ。少しでも前回の試合から、成長した自分でいたい。そして、これまでと同じように攻める戦いを進化させたい。そんな風に戦えなって、オクタゴンのなかで実感できればハッピーなんだ」

──カブ、今日はインタビューを受けてくれてありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いできますか。

「日本には2度行ったことがあるんだ。最高だったよ。これまでに訪れたなかで、最も気にいっている場所だ。できれば今年の大晦日、友人のフアン・アルチュレタの試合の時にまた日本に行きたいと思っている。フアンは日本に行くと、そのまま居着いて米国に戻ってきた時には、いつも体重が増えているんだよ(笑)。フアンと一緒に日本に行ければ良いね。最高のファンの皆に『ハイ』と伝えてほしい」

■視聴方法(予定)
8月13日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■ UFC ESPN51計量結果

<ウェルター級/5分5R>
ヴィセンチ・ルケ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ハファエル・ドスアンジョス: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
カブ・スワンソン: 146ポンド(66.22キロ)
ハキーム・ダラドゥ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
カリル・ラウントリー: 203.5ポンド(92.3キロ)
クリス・ダウカウス: 205ポンド(92.99キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ポリアナ・ヴィエイラ: 116ポンド(52.62キロ)
イアズミン・ルシンド: 116ポンド(52.62キロ)

<ミドル級/5分3R>
タフォン・エヌシュクウィ: 189.5ポンド(85.95キロ)
AJ・ドブソン: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョシュ・フレムド: 189ポンド(85.72キロ)
ジェイミー・ピケット: 186ポンド(84.37キロ)

<バンタム級/5分3R>
マーカス・マギー: 136ポンド(61.69キロ)
JP・ベイス: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー: 156ポンド(70.76キロ)
マイク・ブリーデン: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
フランシス・マーシャル: 145.5ポンド(66.0キロ)
アイザック・ドルギャリアン: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジョシュ・パリジアン: 266ポンド(120.65キロ)
マルティン・ブダイ: 266ポンド(120.65キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
モントセラ・ルイス: 113ポンド(51.25キロ)
ジャケリン・アモリン: 116ポンド(52.62キロ)

<バンタム級/5分3R>
デモン・ブラックシアー: 136ポンド(61.69キロ)
ホゼ・ジョンソン: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジュリアナ・ミラー: 126ポンド(57.15キロ)
ルアナ・サントス: 126ポンド(57.15キロ)

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Column MMA o ONE UFC UFC Fight Night   その他 カブ・スワンソン ジュリアン・エロサ ホーリー・ホルム マイラ・ブエノ・シウバ

8.12『UFC on ESPN 51』でヴィセンテ・ルケ vs. ハファエル・ドス・アンジョス、カブ・スワンソン vs. ハキーム・ダワドゥ

7.15『UFC Fight Night 226』でハファエル・ドス・アンジョスとヴィセンテ・ルケが対戦(2023年04月30日)

7.15『UFC Fight Night 226』のメインイベントはホーリー・ホルム vs. マイラ・ブエノ・シウバ/その他複数の対戦カードが判明(2023年05月11日)

 こちらの続報。


 7月15日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 224』のメインイベントで予定されていたヴィセンテ・ルケ vs. ハファエル・ドス・アンジョスですが、その後8月12日に同じくUFC APEXで開催する『UFC on ESPN 51』のメインイベントに変更されています。




 その『UFC on ESPN 51: Luque vs. dos Anjos』でカブ・スワンソン vs. ハキーム・ダワドゥのフェザー級マッチが行われるとのこと。スワンソンがインスタグラムで発表しています。

 スワンソンは昨年10月の『UFC Fight Night 212: Grasso vs. Araujo』でジョナサン・マルティネスに2R TKO負けして以来の試合。ダワドゥは昨年9月の『UFC 279: Diaz vs. Ferguson』でジュリアン・エロサに判定負けして以来の試合。続きを読む・・・
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UFC on ESPN46:セミファイナル・アレックス・カサレス vs. ダニエル・ピネダ

フェザー級。カサレス15位。

カサレスはUFC27戦のベテラン。TUF後にスタートしたばかりのフェザー級でデビューしてから12年。一度バンタムに落としたが、3連敗でリリースされかかったところでフェザーに戻すと、その後は10勝5敗。ランカーには勝てていないが、ランク外の相手に勝利してギリギリランキングに入ったり出たりを繰り返している。前回はUFC再契約後5勝1敗のジュリアン・エロサにハイキックでダウンを奪ってからのパウンド連打でKO勝ち。下位相手には強さを発揮する。34歳。

ピネダもUFCデビューは2012年と古いが、2014年に一度リリースされ、その後はBellatorやPFLを経て、2020年にUFCと再契約。約3年で5試合目と試合数は少ないが、2勝1敗1NCで、負けた相手はカブ・スワンソン。キャリア25勝すべてがフィニッシュ勝利というフィニッシャー。前戦もタッカー・ラッツを2Rギロチンで仕留めている。フェザー級では4番目に年長の37歳。

カサレスサイドキック。左ハイ。タックルに来たピネダにギロチン。ピネダ下になり外す。ハーフ。足にしがみつくピネダ。カサレス立って離れる。ピネダ組んでボディロック。しかしカサレス足を絡んでバックを狙う。そのまま上に。ピネダ三角。外したカサレス。ピネダ今度はヒップスローを狙うがカサレス立ち上がり離れる。ピネダまたタックル。シングルレッグ。片足でこらえて肘を打ち込むカサレス。四つから投げを狙うピネダだが、潰されて下に。カサレス上からパウンド。ピネダヒップスローから腕十字に移行。一瞬腕が伸びたが外して立ったカサレス。スタンド。ピネダちょっと消耗したか。ボディを打ち込みケージに押し込むカサレス。ダブルアンダーフック。残り1分。肘を入れて離れた。左がヒットしピネダぐらついた。タックルで凌ぐピネダ。倒したがカサレス下から肘。ホーン。

1Rカサレス。

2R。パンチで飛び込んだピネダ。右がヒット。もらったが打ち返すカサレス。ピネダパンチからタックルへ。スタンドバック。正対したカサレス。なおもテイクダウンを狙うピネダ。カサレス入れ替えて離れる。ピネダもうガス欠気味。ふらつきながら打撃を打ち込む。ピネダタックル。カサレス倒されながら首を狙ったがピネダが外して上に。三角を狙うカサレスだが担ぎパスで外したピネダが四の字バック。反転して上になったカサレス。ピネダ今度はキムラ。また反転してマウントを取ったピネダ。肘。バックに回った。残り30秒。ハーフバックでチョークを狙うが、正対して外したカサレス。ピネダパウンド。ホーン。

2Rピネダ。

3R。ミドルを入れたカサレス。腹を押さえてケージまで下がるピネダ。カサレスパンチのラッシュ。また左ミドル。インローで膝を着いたピネダだが立たせる。ピネダガス欠。パンチをかいくぐりタックル。しかし倒せず。ジャブを入れるカサレス。左ボディ。効いた。出ていくピネダ。また左ミドル。左ストレート。もらっているが詰めるピネダ。飛び膝。明らかに効いてるピネダ。ワンツー。詰めるピネダだがパンチを貰っている。左ハイヒット。タックルに来たピネダだがカサレス切ってバックマウント。四の字b学区。反転しようとしたピネダだが、カサレス立ってスタンドに。出ていくピネダにカサレスがパンチを当てるが、残り10秒でピネダの左がヒットしカサレスダウン。すぐ立った。タイムアップ。

三者29-28でカサレス勝利。

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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#06 UFC アハメッド・アミール アレックス・マルチネス アンソニー・ロメロ カブ・スワンソン カルロス・レアル クレイ・コラード サディボウ・シ シェーン・バーゴス シャルル・ジョーダン ショーン・ミッチェル ジャラ・フセイン・アルシラウィ スティービー・レイ ダービッド・ザワダ ディラノ・テイラー ナイブ・ロペス ナタン・シュルチ ハウシュ・マンフィオ ブルーノ・ミランダ マゴメド・マゴメドケリモフ 西川大和

【PFL2023#06】最高にヒリヒリする舞台が整った。西川大和、シーズン最終戦はシェーン・バーゴスと!!

【写真】バーゴスはUFCで8勝3敗、カブ・スワンソンやシャルル・ジョーダン、マクワン・アルミカニらに勝利してきた。クレイ・コラードに続き、キャリア最強の相手と西川は戦うことになる(C)PFL

6月23日(金・現地時間)にジョージア州アトランタのオーバータイムエリート・アリーナで開催されるPFL2023#06の対戦カードが発表され、西川大和がシェーン・バーゴスと戦うことが明らかとなっている。

ライト級とウェルター級のレギュラーシーズン2戦目=最終戦。西川は現在0Pでランク8位、バーゴスは7位ながら同じく0Pという状況にある。

【ライト級ランキング】
1位 3p オリヴィエ・オバメルシェ
2位 3p クレイ・コラード
3位 3p ブルーノ・ミランダ
4位 3p ナタン・シュルチ
──────────────────────────────────
5位 3p ハウシュ・マンフィオ
6位 0p アレックス・マルチネス
7位 0p シェーン・バーゴス
8位 0p西川大和
9位 0p スティービー・レイ
10位 0p アハメッド・アミール
11位 0p アンソニー・ロメロ

とはいっても上のランキングを見てもらっても分かる通り、オープニングラウンドの5試合は全て判定決着。ディフェンディング・チャンピオンのオリヴィエ・オバメルシェ以下、5人の勝者も3Pとしか獲得していない──という見方が成立する。


もちろん、この5名は判定勝ちだけで3Pと加算することができ、下位5選手が追いつくにはクイックシックスこと初回フィニッシュの3Pのボーナス獲得が絶対だ。

現状、そのオバメルシェはハメッド・アミールの欠場により、シーズン合流となったアンソニー・ロメロと謎の同朋対決となり、着実にポイントが加算されることが予想される。他の上位勢はクレイ・コラードがスティービー・レイ、ブルーノ・ミランダはアレックス・マルチネス、ナタン・シュルチはハウシュ・マンフィオと元世界王者対決となり、0Pに終わる可能性も十分にあり得る。

2023 PFL 3 Las Vegas at the The Theater at Virgin Hotels in Las Vegas, Nevada, Friday, April 14, 2023. (Cooper Neill / PFL)

自然、西川とバーゴスのような下位のファイターは、ボーナス獲得に舵を切ったファイトを心掛けるだろう。その西川とバーゴスにとって、好条件となるのは試合順だ。

メインカードの上から3番目、彼らの試合の後に控えるライト級戦はオバメルシェ✖ロメロのみ。つまり他のファイターの得点状況、シーズンの趨勢が見えてからの試合となる。いってみれば、その以前の試合を終えた時点で6P以上が何選手いるのか。そこで西川とバーゴスの試合の入り方が決まる。

MMAは勝利が絶対──というなかで、PFLのフォーマットは勝ち上がるために、試合開始直後から一か八かの行ってこい勝負をすることに対して、理が存在している。

そのような状況になった時に、問われるのはフィニッシュ力。そして西川は真っ向勝負の打撃戦をバーゴスとやり合える能力の持ち主だ。もちろんKO負けの確立は上がるが、KO勝ちの可能性も増える。加えて20歳で30戦以上の公式戦を経験しているとはいえ、西川のボディはフレッシュだ。

ダメージを受ける戦いをスマートな彼は避けてきた。対して一回り上のバーゴスは4つの敗北のうち、2試合がKO負け。目に見えて打たれ弱さはないが、西川は打ち合いを仕掛けても良い状況&相手といえる。西川のプレイオフ進出へのもう一つの方法論は、思い切って引き込み三角を狙うというもの。

早熟な西川は、少しでも早い成功を手にするために、現状はレスリング勝負をすることなく、自らのスタイルを築いてきた。引き込み上等のファイトは、自身のレスリング力が不足していることを把握した上での選択だ。

今回は下から削る時間はない。汗のないうちに極めることが必要なため、その仕掛けも最初の一発、もしくは2度のアテンプトが限界だ。もちろん、バーゴス戦開始までのランキング状況次第だが、短期決戦モードの西川──その真価が問われる最高の舞台が整うシーズン最終戦となる。

■視聴方法(予定)
6月24日(土・日本時間)
午前7時00分~DAZN

■ PFL2023#06対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)
アンソニー・ロメロ(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
サディボウ・シ(スウェーデン)
ショーン・ミッチェル(豪州)

<ライト級/5分3R>
シェーン・バーゴス(米国)
西川大和(日本)

<ライト級/5分3R>
クレイ・コラード(米国)
スティービー・レイ(英国)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)
ダービッド・ザワダ(ドイツ)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・ウマラトフ(ロシア)
ナイブ・ロペス(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ(ブラジル)
ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
カルロス・レアル(ブラジル)
ディラノ・テイラー(米国)

<ライト級/5分3R>
アレックス・マルチネス(パラグアイ)
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジャラ・フセイン・アルシラウィ(ヨルダン)
セドリック・ドゥンベ(フランス)

<フェザー級/5分3R>
ブライアン・ザーカー(メキシコ)
マイク・バーズリー(米国)

<ライト級/5分3R>
アブドゥラ・アルクァフタニ(サウジアラビア)
ラマー・ブラウン(米国)

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F1 o UFC カブ・スワンソン

UFC288:ポストファイトボーナス/総評

・ファイト・オブ・ザ・ナイト:モフサル・エフエロフ vs. ディエゴ・ロペス

・パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:ヤン・シャオナン、マット・フレボラ

メインは3R以外はスターリングが取り、5Rは計算づくで逃げ切っての勝利と思われたが、ジャッジは2Rも割れていて、結果スプリットでの薄氷の勝利。スターリングとしては無理をしなかっただけで、余裕はあるように見えた。しかしセフードもブランクを感じさせず、3年のブランクの36歳でここまで動けるとは思わなかった。しかし残念ながら再度引退する模様。いきなりタイトル挑戦のチャンスが得られたから出てきただけで、また強豪同士の潰し合いを勝ち抜く困難を超えてまで戦う気にはなれないか。

勝ったスターリングはオマリー戦へ。スターリングにとってはイージーマネーと考えているだろうし、やることに異存はなさそう。

セフードと対照的に、クロンはなぜ出てきたのかわからなかった。欠場前最後の試合となったカブ・スワンソン戦では、たしかに打撃では押されていたが、一方でクロンもパンチを打ち込み、スワンソンの顔を腫らせる程度には打ち合えていた。今回は成長していないというより、スワンソン戦のレベルよりさらに下回っていて劣化していた。ネイトらと練習してきたというが、トレーニングの段階でこれでは通用しないとは考えなかったのだろうか。スワンソン戦と違ってガードに引き込むところまでは出来ていたが、ジョーデインは下からの攻めを許さず立ち上がっていて、クロンの主張するような1R10分や15分といったルールであっても結果は変わらなかっただろう。次はよほど下のレベルの相手でなければ勝ち目はない。

意外だったのはUFC10戦目で初のフィニッシュ勝利となったヤン・シャオナン。てっきりいつも通りの判定で、勝ってもタイトル挑戦は厳しいと思っていたが、元王者にインパクトのある勝利をしたことで、ジャン・ウェイリーとの中国人ファイター同士のタイトル戦というのも現実味を帯びてきた。またアジア大会が開催されれば、そこのメインで組まれる可能性はある。

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【UFC288】3年半振りのMMA。山男クロン・グレイシー「ずっと大自然のなかで暮らしたいと思っていた」

【写真】こういう話を聞かされると、クロンが山男に見えてくる (C)Zuffa/UFC & MMAPLANET

6日(土・現地時間)、ニュージャージー州ニューアークにあるプルデンシャル・センターで開催されるUFC 288「Sterling vs Cejudo」で、クロン・グレイシーが約3年半ぶりのファイトで、シャルル・ジョーダンと戦う。

2019年10月にカブ・スワンソンに敗れ、MMAで初黒星を喫したクロンはコロナ禍でロサンゼルスのアカデミーを閉め、モンタナ州ベルグレイドに移り住んだ。この間、ほぼ音沙汰のなかったクロンに生活基盤の変化、ジョーダン──について尋ねた。


──クロンの言葉を日本のファンに伝えることができて嬉しいです。2019年10月のカブ・スワンソン戦の敗北以来、クロンの情報はパンデミックが起こりカルバーシティの道場を閉めてモンタナに移ったぐらいしか耳に入ってこなかったです。このタイミングでMMA、UFCで戦うことを決めたのも意外に思うほどでした。

「まず、日本のファンに感謝し続けていることを伝えてほしい。もう随分と日本で戦っていないけど、日本で戦っている時は本当に楽しかった。そうだね、UFCでの試合に関してはパンデミックが起こる直前に戦う準備をしていたんだ。でも、パンデミックが起こり、全てがシャットダウンした。世界がクローズし、ジムも閉鎖した。

モンタナに移り、ジムでの指導を再開したんだけど、MMAを戦う環境を整えるのに時間が少し掛かったんだ」

──モンタナという選択には驚かされました。

「モンタナは制限が少ない場所だからね。もの凄く自然が豊かだ。僕は山、自然の多い中で生活をしている。まるで日本の北部のような山間でね。LAのように人はいない。ずっと大自然の中で──そういう環境で暮らしたいと思ってきたんだ。ただ、当時はカリフォルニアを離れることはできなかった。ジムも凄く成功していたし、トレーニングパートナー、大切な人も周囲にいたから。ただパンデミックが起こり、ロサンゼルスを離れる機会になった。

ロサンゼルスでの生活は本当にうまくいっていたから、生活基盤を変えることはスマートじゃないと考えていた。でも2021年3月、モンタナに移りジムを開くことを決めた。コロナが決断する機会を与えてくれたんだ。再び世の中が動き始めても、やはりパンデミックの影響は残っている。今もカリフォルニアでは、人離れが続いているようにね。対してモンタナでは制限も少なく、人間として変わらない生活を続けることができている」

──とはいえ競技者として、リスクを感じなかったですか。トレーニング面に関しても。

「だから一から創り直したよ。最初は試合ができる練習もできなかった。この間に教え子のレベルも上がり、僕と柔術ができるようになってきた。ジムの経営も上手くいっているし、去年の12月ごろにMMAを戦うよう動き始めたんだ。それからは試合に集中して、ハードなトレーニングを積めるようになった。ここまで来るのに、幾分かの時間が掛かったということだよ」

──試合が決まってからも、モンタナで練習を続けてきたのですか。

「そうだよ。他のジムでは練習していない。ネイト・ディアズ、マック・ダンジグ、プロのボクサー達、ずっと練習してきたメンバーがモンタナに来てくれた。以前と同じメンバーで準備をしてきた。より良い環境になったとは言わない。でも、以前と全く同じトレーニング環境を整えることはできた。僕がMMAを戦うようになり、一緒にやってきた皆とこの試合に向けての日々を送ってきたんだ。皆、僕のことを誰よりも分かっている。もちろん、ここからもっと練習環境は拡充させることは可能だし、これからも前に進んでいくよ」

──ところでカブ・スワンソン戦ですが、クロンはが終始立ち技で戦い判定負けを喫しました。あの時、なぜ柔術で勝負に出なかったのでしょうか。

「立ち技で戦うことに、問題はないからね。あの試合ではスタンドでファイトを続け、スワンソンを疲れさせようと思っていた。でも、時間がそれだけなかった。僕はずっと時間無制限を想定して練習してきたから。以前は対戦相手を疲れさせてきたけど、5分3R戦で時間切れになってしまい、十分な時間がなかった。5分3Rだと、自分の戦いに持ち込むことは難しい」

──とはいえ、今や5分3Rが世界標準ですし、アジャストは必要だと思われます。

「それを次の試合で見せたい」

──押忍。ではシャルル・ジョーダンの印象を教えてもらえますか。

「良い選手だ。オファーがあったなかで最高の相手だと思っている。つまりは僕にとっても最高のチャレンジになる。優れたストライカーで、良い相手だ」

──MMAは立ち技だけで15分間が費やされてもおかしくないです。ただし、クロン・グレイシーに関しては『なぜ、組まないのだろう?』と思われるのは事実です。もうMMAを柔術で勝とうとは思わなくなったのですか。

「僕の柔術はMMAでも、素晴らしい武器になるよ。だから柔術で勝つ姿だって皆に期待してほしいと思っているよ」

──クロン、今日はありがとうございました。最後に日本のファンにメッセージをお願いできないでしょうか。

「イエス。凄く日本が恋しい。リングで10分1Rでの戦いが恋しい。人々、食事、日本の全てが恋しくて。日本のファンには、本当に感謝している」

──ケージで5分3Rだろうが、日本のファンもクロンの試合を見たいと思っているはずです。

「ありがとう。そこはダナ・ホワイトに掛け合ってくれないか」

■視聴方法(予定)
5月7日(日)
午前7時00分~UFC Fight Pass
午前11時00分~PPV
午前6時30分~U-NEXT

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