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【ACA121】ジョージアのチプタウリが、キルギスのケルディベコフからTD&コントロールで判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
バジャ・チプタウリ(ジョージア)
Def. 5-0
カナット・ケルディベコフ(キルギス)

サウスポーのチプタウリが鋭い左ローを蹴る。さらに左ハイを見せたチプタウリに対し、ケルディベコフも右ローを返す。チプタウリは後ろ回し蹴りを空振りするが、ローからミドルを当てる。ケルディベコフはミドルを捌いて組みつくと、ダブルレッグでテイクダウンへ。チプタウリがギロチンもケージにつまり窮屈な姿勢に。背中をマットにつけたチプタウリからパスを決めたケルディベコフが頭を抜く。

チプタウリはフルガードに戻すが立ち上がることはできない。ケルディベコフも抑えるのに懸命でパンチが落とせないまま、試合は残り90秒に。ハーフのケルディベコフに対し、背中を預けつつ左腕を差したチプタウリが立ち上がって離れることに成功する。と、チプタウリは逆に右を見せてシングルレッグを決める。ケルディベコフがクローズドガードを取りエルボーを打ちつけると、チプタウリも左右のパンチを振るい時間に。

2R、右ローからすぐに組んでいったケルディベコフだが、チプタウリが反応して離れワンツーから左ミドルを入れる。シングルにギロチンを抜けられたケルディベコフが下になる。チプタウリは殴りながら、スクランブルでパワーギロチンへ。スピンして頭を抜いたケルディベコフは、スタンドに戻ると真っすぐ組みに行って、再びギロチンをセットされる。

ここも頭を抜いたケルディベコフだが、下にされて厳しい時間が続く。チプタウリが足を束ねて殴り、ケルディベコフもギロチンに取り足を絡ませていく。チプタウリは頭を抜くと、鉄槌を落としケルディベコフはエビを使いつつ下から殴る。強引な十字狙いに担がれそうになったケルディベコフが、またもギロチンに失敗。蹴り上げても、立ち上がることができないケルディベコフが相当に削られてきた。

チプタウリの左ローで最終回が始まり、ケルディベコフは蹴り足を掴みに行くが倒せない。さらにローにダブルを合わせ、ギロチンを狙わると背中をつけて逃げ、2Rと同じ形に。ガードの中からチプタウリが殴り、頭を押して逃げようとするケルディベコフを逃さない。スクランブルに持ち込めず、背中をつけて上を向いた状態のケルディベコフは心が折れかけてきたか。

チプタウリは足を一本抜いてスレッジハマー。直後にケルディベコフは足を戻すも、これ以上の挽回はない。ガードの中からボディ&パンチを殴るチプタウリに対し、ケルディベコフはエルボーや鉄槌を下から打っていくが既に打つ手はないか。チプタウリは拳を振るい続けタイムアップに。直後に笑顔を浮かべたチプタウリが、ジャッジ5人の支持を得て判定勝ちを手にした。


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【ACA121】残念、フライ級王者カレフォフ欠場。メインは暫定ミドル級王座決定戦ディプチコフ✖ガサノフ

【写真】ブルガリア人とロシア人ファイターの暫定タイトル戦が、メインとなったベラルーシ大会 (C)ACA

9日(金・現地時間)、ベラルーシはミンスクのファルコンクラブ・アリーナで開催される。ACA121。メインでACAフライ級選手権試合=王者アズマット・カレフォフ✖ラスル・アルバカノフが予定されていてが、大会直前に王者の健康上の理由で欠場が明らかとなり、代替メインでACA暫定ミドル級王座決定戦=二コラ・ディプチコフ✖マドメドレスル・ガサノフが組まれることとなった。

またバンタム級のクセイン・シャイカエフ、ウェルター級ではアルチンベック・ママシェフが負傷欠場、それぞれフランシスコ・マシエル戦と、マゴメドセイジッド・アリベコフ戦が中止となっている。


かつて日本のHEATで春日井たけしを破っているフライ級王者カレフォフと、キルギスの極めっこファイター=ママシェフの試合が見られないのは残念だが、それでも暫定王座決定戦以外に元ACAバンタム級王者シャミル・シャフブラトフ✖ACB時代からのトップコンテンダーであるオレッグ・ボリソフという興味深い一戦や、ノヴァウニオン所属の元UFCファイター=ハクラン・ディアス✖現在6連勝中のアミルカン・アダエフというACA名物ロシア✖ブラジルのタフマッチも組まれている。

さらにママシェフこそ欠場となったが、同じキルギスから殴り屋カナット・ケルディベコフが参戦し、ジョージアの超鷲鼻ウェルラウンダー=バジャ・チプタウリと対戦するなど非ベラルーシ、そして非ロシア勢同士の国際戦も興味深い。

そんな旧ソ連圏とブラジル勢を従えてメインで暫定ミドル級王座決定戦を戦うのが、ブルガリアの二コラ・ディプチコフとロシアのマドメドレスル・ガサノフだ。正規王者サラーム・アブドゥラクマノフが2019年11月を最後に試合に出ておらず、今回暫定王座が設けられた。

ディプチコフはサウスポーで、上半身を左右に大きく動かしながらの左ストレートや左フックが主武器。近距離では首相撲からヒザ&足払いも使いこなし、離れてはダブルレッグからテイクダウンなど一応に組技も使いこなす。下になることもいとわないが、それはテイクダウン防御には課題が残っている表れでもある。

対してガサノフは、圧倒的に組みが強い。特に低い位置からダブルレッグで組みつくと、ここから組み手を変えてのボディロックロック・テイクダウンは強力だ。ただし、近い距離での打撃戦では圧力がそれほどあるわけでなく、レベルチェンジは頭が下がり過ぎる嫌いがある。ガザノフが相手の足しか見えていないような視線になると、ディプチコフはヒザを当てるチャンスにもなる。

5Rの長丁場で組んで制するファイトをガザノフが続け、削られるのは本人か、それともディプチコフになるのか。ディプチコフのテイクダウン防御が成長していないと、ガザノフ有利は動かない暫定王座決定戦だ。

■視聴方法(予定)
4月10日(土・日本時間)、
午前零時~ ACA TV

■ ACA121対戦カード

<ACA暫定ミドル級王座決定戦/5分5R>
二コラ・ディプチコフ(ブルガリア)
マドメドレスル・ガサノフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
シャミル・シャフブラトフ(ロシア)
オレッグ・ボリソフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
アミルカン・アダエフ(ロシア)
ハクラン・ディアス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
アリクハン・スレイマノフ(ロシア)
クルバン・タイギボフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
チェルシ・ドゥダエフ(ロシア)
イゴール・シヴィルド(カザフスタン)

<ライト級/5分3R>
イリア・コドケビッチ(ベラルーシ)
プラメン・バッハバロフ(ブルガリア)

<ライト級/5分3R>
エルジソン・バチスタ(ブラジル)
ウーカシュ・コペラ(ポーランド)

<バンタム級/5分3R>
クレベウソン・シウバ(ブラジル)
カセイン・シャイカエフ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
アントン・ラルコフ(ベラルーシ)
アンドレイ・コルチェイテス(ベラルーシ)

<フライ級/5分3R>
マイコン・シルヴァン(ブラジル)
オシムコン・ラクモノフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
イリャ・ヴォリネツ(ロシア)
メディ・ダカエフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
バジャ・チプタウリ(ジョージア)
カナット・ケルディベコフ(キルギス)

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【ACA113】あと1時間でスタート、ACA。HEATベテラン=カレフォフが初防衛戦。キルギス勢も注目

【写真】かつてHEATのケージで春日井を破っているACAフライ級王者カレフォフ (C)MMAPLANET

6日(金・現地時間)、ロシアはモスクワのVTBアレーナでACA113が開催される。

ブラジル勢の招聘が再開されたACAでは、今回も4人のブラジル人選手が出場する。そんなモスクワで会場名を公開し有観客で行われる今大会のメインはACAフライ級王者アズマット・カレフォフにクルバン・ガジエフが挑戦する一番だ。


今年の2月にマンスル・ハトゥエフを破り、同王座に就いたカレフォフは2017年の12月にHEATに来日し春日井たけしを破っているファイターだ。当時はACBの人材育成大会=Young Eagleに出場していたカレフォフは、ナンバーシリーズ初戦で今回の挑戦者であるガジエフと対戦し判定勝ちを収めている。

その後、ACAが発足すると3連勝で王者につき、通算戦績は13勝0敗と未だに無敗を守っている。セミでは3月にダニエル・オリヴェイラに敗れバンタム級王座を取り逃したシャミル・シャフブラトフが、同じくブラジリアンのヴァルテル・ペレイラJrと再起戦を戦う。

そのバンタム級ではまさかの3連敗中──崖っぷちのオレッグ・ボリソフが、反対にACAで3連勝中のクレベウソン・シウバとマッチアップされている。またキルギスから3月にペレイラJrに敗れた、同国のナンバーワン人気=タイソンことカナット・ケルディベコフ、キャリア7勝0敗のファルルク・アジエフが参戦。注目だ。中央アジア#02のキルギス勢がACAのプレリミでどのようなパフォーマンスを見せるのか、興味深い。

■視聴方法(予定)
11月6日(金・日本時間)、
午後11時~ ACA TV

■ACA113対戦カード

<ACAフライ級王座決定戦/5分5R>
[王者]アズマット・カレフォフ(ロシア)
[挑戦者]クルバン・ガジエフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
シャミル・シャフブラトフ(ロシア)
ヴァルテル・ペレイラJr(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ラシッド・マゴメドフ(ロシア)
アルティオム・ダムコフスキー(ベラルーシ)

<ウェルター級/5分3R>
エリアス・シウベイロ(ブラジル)
ガムザット・キラマゴメドフ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
ノダル・クドゥコシュビリ(ジョージア)
アブドゥルラクマン・ジャナエフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
クレベウソン・シウバ(ブラジル)
オレッグ・ボリソフ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
ムラッド・ジヌラビドフ(ロシア)
マイコン・シルヴァン(ブラジル)

<ウクライナ級/5分3R>
ワジム・シュバダシュ(ウクライナ)
アレクセイ・エフレモフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ラスル・ショカロフ(ロシア)
クリスチャン・ブリンツァン(イタリア)

<フェザー級/5分3R>
アレクサンデル・マトムラトフ(ロシア)
カナット・ケルディベコフ(キルギス)

<ライト級/5分3R>
バイザット・ハフホフ(ロシア)
イワン・ソロヴィエフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
イスラム・オマロフ(ロシア)
ザミール・アリプシェフ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
ルスラン・アビルタロフ(ウクライナ)
ファルルク・アジエフ(キルギス)

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