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【Pancrase341】重田ホノカの挑戦を受ける、端貴代「格闘魂の底力とは――気合いと根性です」

【写真】今年の9月でデビュー20周年を迎える端(C)SHOJIRO KAMEIKE

31日(日)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPANCRASE341にて、フライ級QOPの端貴代が重田ホノカの挑戦を受ける。
Text by Shojiro Kameike

2021年10月にNØRIを下して暫定QOPとなった端は、正規王者に昇格後、ダイレクトリマッチでもNØRIに判定勝ちを収めて初防衛に成功した。11カ月の試合に向けて――というよりも、20年にも及ぶ端のキャリアを支えてきた「格闘魂の底力」について訊いたところ、まさかの答えが返ってきた。


――練習後のお疲れのところインタビューを受けていただき、ありがとうございます。

「こちらこそ、すみません。こんな遅い時間に……(※22時から取材がスタート)」

――我々は問題ないのですが、端選手は現在どのようなスケジュールで1日を過ごしているのですか。

「昼間は飲食店で仕事をしていて、夜は19時から22時、23時ぐらいまでジムで練習です。あと土日は実家(御食事処 三好弥)の手伝いをしています」

――今、ファイターが注目するお店といえば三好弥か「スナックふじの」ですね。

「アハハハ! 何か始まりましたね(笑)」

――多くの選手が「端さんの練習はハードだ」と口にします。試合前と通常の期間で練習内容は異なるのでしょうか。

「通常はいろんなことを試して、試合前は試合でやることを徹底して練習するという感じですね。だいたい試合の2カ月前ぐらいから練習内容を切り替えます」

――端選手がプロデビューした頃は、ショートノーティスで試合をすることも多かったです。一方で今回は前の試合から1年という期間が空いており、一般的には「ブランク」と呼ばれる試合間隔ではあります。ただ、現在の端選手にとっては、それぐらいの試合間隔のほうが良いのでしょうか。

「昔のように試合を詰め込むよりは――というぐらいですね。でも最近は、試合のない期間に試し、繰り返していることが試合でも繋がってきています。そういう意味では良い試合間隔なのかもしれないですね。

試合も『機会があれば』という感じで、試合が無ければ無いで……とは考えています。昔は私の人生には格闘技しかなかったけど、今はそういうわけではないですし」

――前回の試合が1年前なので昔の話を振り返るようですが……、端選手は試合前に「相手の心を折りに行く試合をしたい」と仰っていました。実際のところ、相手の心を折ることはできたのですか。

「う~ん、相手も心が強かったですよね。そこで自分も仕留めることができませんでした。私自身がもっと攻めていれば――特に最後は腕十字を極めきりたかったです」

――1Rにあれだけ端選手がコントロールしていながら、2RにNØRIがバックマウントを奪うなど盛り返してくるとは思いませんでした。

「2Rは私がミスしましたね。今もまだ凄く反省しています(苦笑)」

――端選手がバックマウントまで奪われる展開は、あまり記憶にありません。

「そう言われてみると、私も最近では記憶にないですね。特に四の字で腕まで巻き込まれて。自分でも過去最悪のポジションを許してしまったと思います。だから、なのか……2Rは『アレッ!? こんな展開になっちゃった』と、焦りはありました。ただ、あの展開で極められることはないとは感じていましたね。何がどう、ということではなく長年の経験と感覚で(笑)」

――2Rを凌いだ端選手が、3R以降は一方的に攻め込みました。あの展開で心が折れなかったNØRI選手も成長を感じさせたと思います。そんななかで端選手は、どの段階で仕留めようと考えていたのですか。

「一つひとつ積み上げて、最後に極めたいと思っていました。私って、いきなりバシッと極めるスタイルではないじゃないですか。とにかく、私がやることは決まっている。自分がやることを徹底して、貫く。ラウンドごとに細かく作戦を変えるわけでもないですし」

――それが端選手らしさであり、凄さだと思います。フルラウンドに渡って、試合前に決めたスタイルを貫くために動き続ける。普段は体力面のトレーニングはしているのですか。

「体力トレーニングというより、サーキットトレーニングやミット打ちで鍛えていきますね。NØRI選手との初戦は相手がサークリングし続けたので、私も打撃を練習どおりには出せなかったんですよ。それが再戦では相手も組んできてくれて、私としては戦いやすい面はありました。戦いやすい……うん、『試合をした!』という実感はありました」

――端選手はこれまでスマックガール、DEEPジュエルス、そしてパンクラスQOPのベルトを巻いてきました。今の端選手にとってベルトとは、どのようなものなのでしょうか。

「私の『生きた証』ですかね。毎日やり続けてきたことが結果として、形として表れたのがベルトなんじゃないかなって思います。特にパンクラスのベルトに対しては、『守りたい』という気持ちが強いです。今まで初防衛に成功したことがなかったですし」

――確かに。これまでスマックガールはベルトを巻いたあとに活動休止となってしまいましたし、DEEPジュエルスは初防衛戦でキム・ジヨンに敗れました。

「あの頃はベルトを持って海外に挑んでいた時期でもあったんですよ」

(C)STRIKEFORCE

――スマックガール王者となってストライクフォースの王座決定戦に出場

(C)DAVE MANDEL

DEEPジュエルスのベルトを巻いてインヴィクタFC王座に挑戦したりと……。

「はい。だからといって初防衛戦に憧れがあったというわけではないんですけど――やっぱりキム・ジヨンとの防衛戦が、ずっと心のどこかに残っていて。

(C)ROAD FC

キム・ジヨンとはROAD FCで試合をしたことがあり、その時はドローでした。

そうやって一度対戦したことがある選手のことって何となく分かるじゃないですか。だから再戦では……、何と言えばいいのか」

――再戦では試合前から「勝てる」と考えていたということですか。

「勝つか負けるかは、やってみないと分からないと思うんです。でも試合に向かうまでの気持ちを考えると、自分の中に甘さがありました」

――つまり自分に負けたということですね。

「そんな甘えがあった自分に納得がいかないと言ったら言い過ぎかもしれないけどね。だからNØRI選手との初防衛戦では甘えもなく、私としては初戦の続きを戦うという意識で。ただ初防衛に成功して、NØRI選手との再戦に勝っても結局は満足できなくて(苦笑)。

勝ったことについては、その時は嬉しいです。でも試合後は『あぁバックを取られてしまったなぁ』とか「仕留めきれなかった!」という気持ちのほうが強くなります。だから、ずっとMMAを辞めることができないのかもしれませんね」

――前回のNØRI戦で初防衛を果たすことができました。端選手の中はキム・ジヨン戦のことを払拭できたかもしれません。そして今回も防衛戦になったということは、端選手としては今後もタイトルマッチを続けていきたいということなのでしょうか。

「私としてはタイトルマッチでも、ノンタイトルマッチでも構いません。ただ、私ももうこの年齢なので……」

――どういうことでしょうか。

「NØRI選手に勝って暫定王者になったのが2021年で。そのベルトを持って他のところで戦えるような状態でもなかったです。だから諦めたというわけでもなく、とにかく目の前の試合を考える。チャンピオンであるかぎり、絶対に防衛戦はやらないといけないものじゃないですか。だからMMAを続けるために、このベルトがあるんだなと思っています。

それと今、パンクラスの女子が徐々に盛り上がってきていますよね。同じ大会で女子の試合が他にも3試合あって。私が対戦する重田選手もそうですけど、新しい選手が上がってきて対戦するというのが楽しいんです。もっともっと選手層が厚くなってくれればって」

――では重田選手について印象を教えてください。

「ライカ戦の前はストロー級でやっていたので、当時は対戦するとは考えていなかったです。でもストロー級の時も、『強い選手が出てきなぁ。こういう戦い方を自分もやってみたいなぁ』と思っていましたよ。それは重田選手に限らず、他の選手の試合を視ていても。

でもやっぱりライカ戦の時は『本当に強いなぁ』と感じました。私もライカさんとは対戦したことがありますし。特にテイクダウンする力は本当に強いと思いますね」

――端選手にとっては久々に組みが中心の相手と対戦することになります。

「私の場合は、グラップラーの選手でもあっても組みを避けてくるじゃないですか。だからガッツリ組んで来る試合は、もともと少なかったです(苦笑)。だから重田選手が、どう出て来るのか。ライカ戦を視ると、私としては『テイクダウンしてから、こういうふうに展開できると良いなぁ』と思いました」

――端選手が重田選手のように戦いたいと思うことがあるのですか。

「アハハハ、そうです。『私がやりたい戦いってコレだな』と思う展開がありました。どの展開かは言わないけど、コントロールの方法としてはベーシックで強いと思います。だから私もやりたいけど、自分もしっかり対策できるという面はありますね」

――重田選手の煽りについては、どのように受け止めていますか。

「別に、どうとも思っていないです。私たちがやっているのは言葉の交換ではないので。MMAだから体で感じるものだし、次の試合で感じてもらえることができるとは思います」

――試合で相手に感じさせたいものが、記者会見で仰っていた「格闘魂の底力」なのでしょうか。

「あぁ、あれですね。格闘魂の底力とは――気合いと根性です」

――そこですか!

「やっぱり最後にモノを言うのは気合いと根性なので。次の試合も気合いと根性で頑張ります!」

■視聴方法(予定)
2024年3月31日(日)
午後1時00分~ U-NEXT 、PANCRASE YouTube メンバーシップ

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F1 o ONE UFC UFC Fight Night   キム・ジヨン ナサニエル・ウッド

UFCがクリス・ドーカス、タナー・ボザー、アレクサ・カムールらをリリース

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Charles Rosa(Sherdog)

Mandy Bohm(Sherdog)

Ian Heinisch(Sherdog)

Tanner Boser(Sherdog)

Aleksa Camur(Sherdog)

Chris Daukaus(Sherdog)

Tafon Nchukwi(Sherdog)

Ashlee Evans-Smith(Sherdog)

 UFCがチャールズ・ロサ、メンディ・ベーム、イアン・ハイニッシュ、タナー・ボザー、アレクサ・カムール、クリス・ドーカス、タフォン・チュクイ、アシュリー・エヴァンス・スミスをリリースしたことを確認したとのこと。

 チャールズ・ロサは昨年7月の『UFC Fight Night 208: Blaydes vs. Aspinall』でナサニエル・ウッドに判定負けし3連敗を喫して以来1年以上試合をしていませんでした。

 メンディ・ベームは5月の『UFC on ABC 4: Rozenstruik vs. Almeida』でキム・ジヨンに判定勝ちし3連敗を免れましたが、キムからグラウンド状態の膝蹴りを受けて試合続行できなくなった上でのテクニカルデシジョンでの勝利だったことから内容的に評価されずリリースされたようです。

 イアン・ハイニッシュは2021年7月の『UFC on ESPN 27: Sandhagen vs. Dillashaw』でナッソーディン・イマヴォフに2R TKO負けして以来2年以上試合をしていませんが、最近脳震盪の治療に専念するために引退することを発表しています。

 タナー・ボザーは8月の『UFC on ESPN 50: Sandhagen vs. Font』でアレクサ・カムールに判定勝ちし3連敗を免れましたが、内容的に評価されなかったようです。カムールはボザー戦で3連敗したことからリリースされました。

 クリス・ドーカスは4連敗、タフォン・チュクイとアシュリー・エヴァンス・スミスは最近3連敗を喫したことからリリースされています。続きを読む・・・
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DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS42 HIME MMA MMAPLANET NØRI o アム・ザ・ロケット キック キム・ジヨン パク・シウ パンクラス 万智 古林礼名 山崎桃子 村上彩 桐生祐子 竹林愛留 藤野恵実 青野ひかる 須田萌里 魅津希 齋藤百湖

【DEEP JEWELS42】10周年記念大会でアム×村上のミクロ級タイトル戦。齋藤百湖の初陣は何と、NØRI

【写真】ほぼほぼ適正体重より重い状態で戦って来た両者が、どのようなパフォーマンスを見せつけるか (C)MMAPLANET

12日(水)にDEEPより、9月10日(日)に東京都港区のニューピアホールでDEEP JEWELS42「10th Anniversary」が開催されオープニングのアマMMAを含め12試合の対戦カードが発表された。

2013年8月31日に新宿FACEで旗揚げ戦が行われ(※メインに藤野恵実、セミのキックにキム・ジヨン、グラップリングに魅津希、パウンド無し試合も組まれた)、確実に日本の女子MMA界の成長を後押ししてきたDEEP JEWELSが活動開始から10年の区切りとなる大会を開催する。


3回戦で発表されたのは、DEEP JEWELSミクロ級タイトル戦=王者アム・ザ・ロケット×村上彩。そしてパク・シウ✖HIMEの49キロ契約マッチの2試合だ。

同じく49キロ契約では2回戦ながら須田萌里×エイト・ロータスという注目カードが組まれている。

また全日本学生柔道選手権63キロ級で3位の実績を持ち、EXFIGHT所属でアマMMAで万智に勝利している齋藤百湖がプロデビューに挑む。対戦相手は何とパンクラスでタイトル戦を経験したばかりのでNØRI──実績崩壊マッチも実現する。

この他、青野ひかる×桐生祐子、山崎桃子×古林礼名、竹林愛留✖ 彩綺なども決定した10周年記念大会。特別仕様でなく、普段着の装いで記念大会が実現することが、DEEP JEWELSが10年に渡り積み上げて来た実績の証といえるだろう。

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F1 K-1 MMA o ONE UFC   キム・ジヨン

UFCが『UFC on ABC 4』で敗れたジェシカ・ローズ・クラーク、キム・ジヨン、チェイス・シャーマンをリリース

トリガーポイント(TRIGGERPOINT) グリッド フォームローラー 筋膜リリース


Jessica-Rose Clark(Sherdog)

Ji Yeon Kim(Sherdog)

Chase Sherman(Sherdog)

 UFCがジェシカ・ローズ・クラーク、キム・ジヨン、チェイス・シャーマンをリリースしたことをMMAFightingが確認したとのこと。いずれも先日の『UFC on ABC 4: Rozenstruik vs. Almeida』で敗れています。

 ジェシカ・ローズ・クラークは現在35歳のオーストラリア人でMMA戦績11勝9敗1無効試合(UFC戦績4勝5敗)。今回がUFCデビュー戦だったタイナラ・リズボアに3Rリアネイキッドチョークで敗れて3連敗を喫していました。

 キム・ジヨンは現在33歳の韓国人でMMA戦績9勝7敗2引き分け(UFC戦績3勝7敗)。メンディ・ブーム戦では有利に試合を運びながらも2ポイント減点されて敗れており5連敗です。

 チェイス・シャーマンは現在33歳のアメリカ人でMMA戦績16勝12敗(UFC戦績4勝11敗)。2度リリースされ、2度のUFC出戻りを果たしましたが、カール・ウィリアムズに判定負けし2連敗を喫していました。続きを読む・・・
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MMA o ONE UFC   その他 キム・ジヨン ティム・ミーンズ

『UFC on ABC 4: Rozenstruik vs. Almeida』メディカルサスペンション

Dr.Eggs ドクターエッグス 5(ヤングジャンプコミックス)


 ノースカロライナ州が『UFC on ABC 4: Rozenstruik vs. Almeida』のメディカルサスペンションを公表。

・ティム・ミーンズが180日間出場停止。左足の負傷により医師の診察をクリアするまで無期限出場停止。

・キム・ジヨンが180日間出場停止。右膝の負傷により医師の診察をクリアするまで無期限出場停止。

・ゲイブリエル・グリーンが60日間出場停止。神経外科の診察をクリアするまで無期限出場停止。

・メンディ・ブームが30日間出場停止。左目の負傷により医師の診察をクリアするまで無期限出場停止。

 その他の選手は医師の診察をクリアするまで無期限出場停止はありませんでした。続きを読む・・・
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F1 MMA o ONE   キム・ジヨン

『UFC on ABC 4: Rozenstruik vs. Almeida』スプリットデシジョンだった試合のジャッジの採点・主要サイトの採点

野球審判員マニュアル 《第4版》

Mandy Bohm defeats Ji Yeon Kim(MMA Decisions)

 メンディ・ブーム vs. キム・ジヨンのジャッジの採点。キムが2ラウンド終了直後にブームの腹を蹴ったこと、3ラウンドにブームがマットに手をついていた時に顔面に膝蹴りを入れたことから合計2ポイント減点されています。2度目の反則攻撃でブームが続行不能になったことから3ラウンド1分55秒で試合が終了し、それまでの採点で勝敗が決しています。Bobby Harrisが27-28キム勝利。Michael BellとJunichiro Kamijoが28-27ブーム勝利でした。

 主要サイトの採点は28-27ブーム支持1人、27-28キム支持10人でした。2ポイント減点されてもなおキム支持の方が多く、反則が悔やまれます。しかもキムはこれで5連敗なのでリリースが確実視されています。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC04 キム・ジヨン マンディ・ボーム

【UFC ABC04】勿体ない反則&減点2P。続行不能のマンディ・ボームが、キム・ジヨンから2-1判定勝ち

<女子フライ級/5分3R>
マンディ・ボーム(ドイツ)
Def.3R1分15秒by テクニカル判定2-1(28-27.28-27.27-28)
キム・ジヨン(韓国)

ボームの直前の病欠により、3カ月遅れで実現した1戦。キム・ジヨンが最初に放ったワンツーの右がボームを捕え、動きが止まる。そのまま追撃を狙ったキム・ジヨンに組みついたボームが払い腰でテイクダウンを奪い、スクランブルでバックに回ってRNCの態勢に入る。

アゴを引き、背中からボームを落としに掛かったキム・ジヨンが、正対する。ボームはハイガードから三角絞め狙いも腰が上がっており、キム・ジヨンの右肩も出ており、ここから極めるのは難しい。上体を起こしてパンチを落とすキム・ジヨンが担ぎパスへ。腹ばいで耐えたボームの背中を逆に取り、左腕を喉下に入れノーフックで背中を伸ばしに掛かる。上を向きつつ足のフックを狙ったキム・ジヨンだが、ボームが胸を合わせて下にされる。足を捌いてパス狙いのボームがパウンドを落とし、パスを決める。残り20秒、サイドで抑えたボーム。どちらがラウンドを取ったか。

2R、右フックを当てたボームに対し、キム・ジヨンがワンツー、左ローを蹴る。ボームは右ローを返すが、左を被弾する。直後に組んだボームはキム・ジヨンの首相撲を潰し、両ワキを差す。ヒザを突き上げるキム・ジヨンは、差し返して体を入れ替える。オーバーハンド&内股も、引き込むようにボームが下になる。キム・ジヨンは前腕で殴り、クローズドの中に収まった状態が続く。

残り90秒、ブレイクが掛かり試合はスタンドへ。右を当て、前に出るキム・ジヨンは左を被弾する。ボームは右ローを蹴り、ダブルレッグでテイクダウンへ。キム・ジヨンはギロチンも、これは極まらないか。四の字でホールドし、首に腕を回したまま時間を迎えたキムは、胸を蹴り上げてしまった。と、その直後でなくインターバル後、3R開始時点でキム・ジヨンは1Pの減点を受けてしまう。良い行いではないが、一発減点は厳しい。加えて、その通告のタイミングも遅かった。

最終回、すぐに組んだボームがヒザを見せる。離れたキム・ジヨンは自ら組んでいき、ワキを潜ってバックに回る。ヒザを腿に入れたキム・ジヨンのセコンドは、打撃を入れろ──と指示を出す。と、マットに掌をついたボームの顔面にヒザを入れてしまう。

左目が見えないという仕草のボーム、ここでレフェリーが試合を止めた。さらに1Pを減点されたキム・ジヨンに勝ち目はない。裁定が下るまで、異様に時間が掛かる。結果、10分以上を経て、ボームがスプリット判定勝ちを得た。反則は反則。やってはいけないことをやったことで、キム・ジヨンは敗れた。と同時に、何ともスッキリしない幕引きとなった。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC04 アンソニー・スミス イアン・ギャリー イスラエル・アデサニャ イホール・ポティエリア カール・ウィリアムス カーロス・アルバーグ キック キム・ジヨン ゲイブ・グリーン ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク ジョニー・ウォーカー ダニエル・ロドリゲス ティム・ミーンズ ブライアン・バトル ボクシング マット・ブラウン

【UFC ABC04】ポティエリアと対戦、アデサニャの同門カーロス・アルバーグ「力に頼った打撃はできない」

【写真】スクショを撮る際に、この笑顔になった理由は…… (C)MMAPLANET

あと10分でスタートするUFC on ABC04「Rozenstruik vs Almeida」。ノースカロライナ州シャーロットのスペクトラム・センターで開催される同大会で、カーロス・アルバーグがイホール・ポティエリアと対戦する。

イスラエル・アデサニャの同門。NZ最大の1dayキックトーナメント=King in the Ringを揃って2階級制覇したアルバーグが、先のアデサニャ✖ポアタンをどのように見ていたのか。キックとMMAの違いを熱心に話してくれた。


──イホール・ポティエリアと今週末に対戦します(※取材は10日に行われた)。今の調子はいかがですか。

「良い感じだよ。ノースカロライナにやってきて、減量に向けてウオーターローディングをやっていて、まだ幾分体重を落とさないといけないけど順調だよ」

──カーロスはマオリの血が入っているようですが、マーク・ハントやレイ・セフォーというファイターと違いスリムな感じがしていたのですが、減量は厳しい方なのでしょうか。

「今回、いつものファイトキャンプよりちょっと体重が重くて。ここ3日は、水分とフルーツで過ごしてきた。計量の前日の昼からはフルーツを食べるのもやめる。でも、まぁ僕もマオリ族ってことだよ。でも今ではポリネシアンは太ってしまったけど、本来は筋肉隆々で引き締まったボディをしていたんだよ(笑)」

──なるほど(笑)。ところで4月にチームメイトのイスラエル・アデサニャが、アレックス・ポアタンを破り王座返り咲きに成功しました。両者揃ってキックの強豪、カーロスもまたイスラエルと同様にKING in The Ringの2階級王者からMMAに転じました。同じ元キックボクサーとして両者の打撃をどのように見ていましたか。

「興味深いよね。MMAとキックボクシングは距離も角度も違う。力に頼った打撃ができない。それがMMAの特徴だ。とにかくバランスを崩さないで戦う必要がある。テイクダウンがあることを、一瞬たりとも忘れてはいけない。そしてポアタンは組まれるのが嫌なまま戦っていた。僕らはそんなことはない。チームではしっかりとレスリングに取り組んでいるから。

イスラエルとポアタンの一番の違いは、MMAのバランスを理解して戦っているかどうか。そこだと思うよ。僕らもレスリングや柔術で攻めるには至っていないけど、防御に関しては十分にMMAに対応できるようになってきた。結果、100パーセントの打撃を使うことが可能になる」

──カーロスはキックボクシンググローブからMMAグローブに変わることで、パンチの意識も変わりましたか。

「そうだね。MMAグローブではしっかりと拳頭を正確に相手に当てる必要がある。グローブのどこかが当たれば良いというパンチは出せない。それにボクシンググローブではタッチできていたパンチが、小さなグローブだと届かない。僕はこの僅かな差に苦しんだ。届くと思ったパンチが、最初の頃は届かなかった。グローブの違いで、レンジが変わったんだよ。ホント、小さな違いが大きな問題だった。

大体キックボクサーとレスラーや柔術家は持っている武器が違うから、そのまま戦えるわけがないからね。防御も変わる。顔を守っていても、MMAでは隙だらけになってしまう」

(C)Zuffa/UFC

──そんななか対戦相手のポティエリアは荒いボクシングを使います。

「トリッキーなサウスポーだから、十分に警戒しないといけない。若くてハングリーなファイターは、何をやってくるのか分からないところがあるからね。あれだけのレコードを持っているということは、それだけ力があるということだし。プレリミで一番エキサイティングな試合になるだろう。ホント、メインカードに昇格してほしいよ。

これまでMMAに慣れるために色々と試しながら戦ってきたけど、もう自分の戦い方が確立できてきた。武器も増えたし、強力になった。この試合に勝って、いつでもトップ15と戦えるということを示したい。そして、大金を稼がないとね。その準備はできているよ」

■視聴方法(予定)
5月14日(日・日本時間)
午前1時00分~UFC FIGHT PASS
午前0時30分~UFC FIGHT PASS

■UFC on ABC04計量結果

<ヘビー級/5分5R>
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク: 265.5ポンド(120.42キロ)
ジャルトン・アウメイダ: 231ポンド(104.78キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アンソニー・スミス: 205.5ポンド(93.21キロ)
ジョニー・ウォーカー: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ダニエル・ロドリゲス: 170ポンド(77.11キロ)
イアン・ギャリー: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
カーロス・アルバーグ: 204.5ポンド(92.76キロ)
イホール・ポティエリア: 204.5ポンド(92.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ティム・ミーンズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
アレックス・モロノ: 169.5ポンド(76.88キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マット・ブラウン: 170ポンド(77.11キロ)
コート・マクギー: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ヘビー級/5分3R>
カール・ウィリアムス: 239.5ポンド(108.63キロ)
チェイス・シャーマン: 254ポンド(115.21キロ)

<140ポンド契約/5分3R>
コディ・ステーマン: 139ポンド(63.04キロ)
ドゥグラス・アンドレージ: 139.5ポンド(63.27キロ)

<女子フライ級/5分3R>
キム・ジヨン: 126ポンド(57.15キロ)
マンディ・ボーム: 126ポンド(57.15キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ゲイブ・グリーン: 170.5ポンド(77.34キロ)
ブライアン・バトル: 173ポンド(78.47キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ジェシカローズ・クラーク: 135.5ポンド(61.46キロ)
タイナラ・リスボア: 134ポンド(60.78キロ)

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ABEMA DEEP MMA MMAPLANET NØRI o PANCRASE Pancrase333 RIZIN UFC YouTube キム・ジヨン パンクラス 海外 端貴代

【Pancrase333】フライ級QOP王座防衛戦、端貴代─02─「気持ちが強いなって、思うことがないように」

【写真】会見では笑顔を見せていた両者。ファイトでは心の折り合いへ。NØRIはセコンドに就いている時など、気の強さと以上に気の荒さを感じさせる指示も聞かれる。根性勝負の第2幕だ(C)MMAPLANET

30日(日)、立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333で、NØRIを相手にフライ級QOPの防衛戦を行う端貴代のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

2015年8月、キム・ジヨンに敗れてDEEPジュエルスのベルトを失ったあと、3年を経て端貴代はパンクラスのケージに入った。しかし翌年4月にはシッジ・ホッシャとの初代フライ級QOP決定戦に敗れ、続くマイラ・カントゥアリア戦でも苦杯をなめている。そんなキャリアの末に獲得したパンクラスのベルトと、その先に端が見据えるものとは――。

<端貴代インタビューPart.01はコチラから>


――まだまだ、ですか。前回のタイトルマッチはテイクダウンとポジショニング、そしてパウンドで要所を抑えるという、落ち着いた戦いぶりだったと思います。

「試合で焦ることはなかったですね。最初に蹴りを受けた時に『あぁ、こういう感じか』と分かって。そこから探っていっていきましたけど、自分がやろうとしていたことは出せていなかったんですよ。次の試合があるので、それが何かは言えないですけど。まだまだ、やっていても試合中に出せないことがあるんですよね。そういう面で言えば、あそこまで攻めていながら一本を取ることができなくて、試合中に熱くなりすぎたかもしれないです。そこはもっと冷静に戦っていれば、と思います」

――その試合から1年半が経ち、ダイレクトリマッチを迎えます。この期間に試合がなかったのは、何か理由があるのでしょうか。

「暫定王者となった時点で、やるべきなのは正規王者との統一戦ですよね。あるいは暫定王座の防衛戦、その2つだと思います。まず正規王者のホッシャとの試合について話が進んでいて、昨年はその試合をするつもりで、決まらなかったということですね」

――なるほど。結果、ホッシャが負傷により王座を返上し、端選手が暫定王者から正規王者へ昇格したわけですね。

「はい。ホッシャの怪我で何度も試合が延期になっていたんです。もしホッシャの動きがハッキリしていれば、暫定王座の防衛戦をやっていたと思います。暫定王者が防衛戦っていうのも何だか変ですけど(苦笑)」

――それとRIZINと交渉していたとも聞きました。

「RIZINの話はありましたけど、結局は決まりませんでした。だからどういうオファーで、何の話がどこまで進んでいたかは、私には分からないです。私はパンクラスで王者として防衛戦をやらなければいけないのが一つ。もう一つ、自分が挑戦できるものは何かと考えた時に、RIZINでやってみたいとは思いました」

――その1年半ののなかで、『早く試合をしたい』と焦ることはなかったですか。

「そういう気持ちはなかったです。若い頃なら、1年間に3回は試合したいとか考えていたと思います。でも今の自分にとっては、一つひとつ意味のある試合をしたい。意味のあることを一つずつ、しっかりこなしていきたい。どちらかというと、もう駆け上がっていくための試合をするわけじゃないですからね。一戦一戦を大事にして試合をすることに重きを置きたいです」

――MMAをやっていくいえで、辿り着きたい目標はありますか。

「とにかく今は、目の前の試合にしか興味がなくなっていて。その先の目標といえば、このベルトを持って他の舞台に挑戦することなのかなって思います。まずはこのパンクラスのベルトを巻いていることが、私にとっては重要なんです」

――なるほど。そのベルトの防衛戦がダイレクトリマッチになったことについては、どのように考えていますか。

「別に相手は誰でも良い、というわけじゃないですけど、まずは防衛戦をやりたかったです。今は女子フライ級も選手が増えてきたし、いろんな選手と戦ってみたい。そのなかで相手はランキング1位だから、ダイレクトリマッチになったというぐらいしか考えていないですね。本音を言えば、まだ対戦したことのない選手と試合をしてみたいですけど……」

――では防衛戦ということを抜きにして、誰か他に対戦したい相手はいるのでしょうか。

2015年8月に行われたキム・ジヨンとの試合。相当なドッグファイトだった

「え、誰だろう……。それで言えば、絶対に無理だと思うんですけど…。

私がDEEPジュエルスのベルトを獲られたキム・ジヨンと対戦したいです。キム・ジヨンって今どうしているんですか」

――キム・ジヨンは今もUFCとの契約下にあり、5月13日にマンディー・ボウムと対戦します。現在4連敗中なので、ここで負けるとリリースの可能性もあります。しかし勝てばキム・ジヨンと対戦するためには、端選手がUFCと契約するしかありません。

「なるほど。もう1回対戦できるのであれば、彼女と試合をしたいです」

――それは端選手の中で、UFCを目指したい気持ちがあるということですか。

「それは……うん、考えることはありますよ。私が海外で試合をしていた時よりも、今はストロー級やフライ級も盛り上がっているじゃないですか。そういうところで自分も試合をしてみたいっていう気持ちはありますね。現実問題として、年齢的にも『UFCへ行きたい』と言える立場ではないです。正直、今までも何かを期待しては裏切られて――ということもあったので、期待しすぎることはありません。とにかく今は目の前の試合に勝つ、それだけです」

――では次の試合について、NORI選手の印象や前回の試合の感想を教えてください。

「思っていたより気が強い選手でした。試合の中で、そう思ってしまった時点で私がダメなんですけどね。気持ちが強い、結構粘るなって自分が思うことがないように、私がもっと攻めていなくちゃダメで」

――……。

「ずっと相手の気持ちを折りたいと思って試合をしていました。でも『この選手、気持ちが折れないな……』と一瞬でも相手の様子を見てしまったこと、そこまで攻めることができていなかったことが、前回の試合の反省です。次の試合も、私がやることは同じです。いろいろな武器を用意しつつ、フィニッシュする。どの武器が出るかは、試合を楽しみにしていてください!」

■視聴方法(予定)
2023年4月30日(日)
午後2時00分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE、U-NEXT

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ABEMA Black Combat K-MMA KTT MMA MMAPLANET o RIZIN Road to UFC UFC UFN on ESPN+76 UFN218   アダム・ヒューギット アンシュル・ジュビリ イ・ジョンヨン イー・チャア キム・ジヨン ジェカ・サラギ セルゲイ・スピヴァク チェ・スングク チェ・ドゥホ チョン・ダウン デニス・チュルリン デリック・ルイス デヴィン・クラーク パク・ジュンヨン パク・ヒョンソン ブラゴイ・イワノフ マンディ・ブーム 中村倫也 平良達郎 木下憂朔 風間敏臣

【UFN218】韓国MMAを知る。パク・ジュンヨンが語る韓流MMA=「自分の限界を引き上げること」

【写真】ハ・ドンジン監督、チョン・ダウンと。このちょっととぼけた感が良い (C)MMAPLANET

昨年末、大晦日に開催されたBlack Combatを取材するために渡韓し、複数のジムで選手、指導者、プロモーターに会いK-MMA界の今を探ってきた。

ここでは4日(土・現地時間)のUFN218:UFN on ESPN+76「Lewis vs Spivak」でデニス・チュルリンと戦うパク・ジュンヨンの目線で、K-MMAとUFCの関係を探りたい。UFCミドル級で5勝2敗の戦績を残す、彼にとってKTTの練習が全てだった。


──今回、韓国のMMAがどうなっているのか。選手目線からパク・ジュンヨンから語ってもらいたいと思います。まず、韓国の若い選手達はどこをゴールに戦っている場合が多いのでしょうか。

「UFCで戦うことを目標にしているんじゃないかと思います。そのためにも一番大切なのはいつでも戦えるよう気持ちを創っていることです。そうしていればUFCでも戦えるようになります」

──日本では一般層にはUFCはそれほど認知されていなくて、RIZINの知名度が高くUFCを目標としない選手も多いです。UFCファイターとしてパク・ジュンヨン選手はそのような日本の事情をどのように思いますか。

「日本がそうなっていることは、初めて知りました」

ハ・ドンジン監督 日本ではUFCのTV中継がなくて、地上波でやっているRIZINの方が有名なんだ。

「そうなのですね。韓国ではUFCが一番なので……。自分は国内とか関係なく、UFCです」

──ではパク・ジュンヨン選手も街中を歩いていると、周囲の人に注目されるような感じなのでしょうか。

「自分はあまり街とか歩かないんです(苦笑)。特にコロナになって、マスクもしていますし。ただ毎週、サッカーをやっているのですが、そこでは名前と顔は知られているようです(笑)。色々な人に声を掛けられます」

──改めてUFCで戦い続けていて、UFCの良さはどこだと思っていますか。

「もちろんUFCの環境は最高です。何よりUFCで戦っていると、試合のたびに自分が成長していることが感じられるんです。そこが一番良いところですね」

──アジア人選手がミドル級で勝ち越すというのは、凄いことですね。これまでのUFCでの活躍をどのように捉えていますか。

「岡見選手がいるじゃないですか」

──もちろん、岡見選手の功績は絶対です。と同時に、岡見選手がUFCにデビューした当時はここまえ層が厚くなかったです。

「……(苦笑)。いや……そんなことはないと思います」

──そのUFCでここまで結果を残す自信はありましたか。

「UFCで戦うようになってから、相手の動きが良く見れるようになったりして。自信はUFCで戦うようになってから持てるようになりました」

──ハ監督が近くにいて答えづらいかもしれないですが、KTTで練習していて米国に練習に行く必要性を感じたことはないしょうか。

ハ・ドンジン 俺は向うに行くから、正直に話せよ(笑)。

「自分は韓国流でやっていきたいです。結局、どれだけ優れた指導者がいようが、そこについていけるかどうかは自分次第で。自分は今のKTTでの練習で強くなれたのでハ監督とジョン監督の下で十分な練習ができています」

──韓国流とはスパルタと考えて良いですか。

「簡単にいえば最後までやりきる。そして、やり続けることです。韓国のやり方は自分を限界まで追い込んで、その限界点を引き上げることにあります。設備や世界中から選手が集まるということはないですが、ファイターとして監督と一緒にいるだけでなく、人間として一緒にいさせてもらっています。健康な精神、健康な体が一番大切です」

──2023年は2月から試合が組まれていますが、どのようにステップアップを図りたいと考えていていますか。

「まず、2月に勝つことです。UFCで一番長く戦うことができた韓国人選手になりたいと思っています」

──開催地がソウルからラスベガスに移り、残念ではないですか。

「いえ、ベガスの何も周囲の雑音がないところで戦う方が好きです。もうラスベガスで6度試合をしていて、今ではラスベガスのほう好きです」

■視聴方法(予定)
2月5日(日・日本時間)
正午~ABEMA格闘Ch(プレリミのみ)
正午~UFC FIGHT PASS

■ UFN218計量結果

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス: 265 ポンド(120.2キロ)
セルゲイ・スピヴァク: 255.5ポンド(115.89キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チョン・ダウン: 205ポンド(92.99キロ)
デヴィン・クラーク: 204.5ポンド(92.76キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ: 253.5ポンド(114.98キロ)
ブラゴイ・イワノフ: 256.5ポンド(116.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェ・ドゥホ: 145.5ポンド(66.0キロ)
カイル・ネルソン: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔: 170.5ポンド(77.34キロ)
アダム・ヒューギット: 170.5ポンド(77.34キロ)

<Road to UFCライト級決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ: 155ポンド(70.31キロ)
アンシュル・ジュビリ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCフェザー級決勝/5分3R>
イー・チャア: 145.5ポンド(66.0キロ)
イ・ジョンヨン: 145ポンド(65.77キロ)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
中村倫也: 136ポンド(61.69キロ)
風間敏臣: 135ポンド(61.24キロ)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン: 124.5ポンド(56.47キロ)
チェ・スングク: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
キム・ジヨン: 125.5ポンド(56.92キロ)
マンディ・ブーム: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
パク・ジュンヨン: 185.5ポンド(84.14キロ)
デニス・チュルリン: 186ポンド(84.37キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125.5ポンド(56.92キロ)
ヘスウ・サントス・アギラー: 125ポンド(56.7キロ)

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