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【UFC FPI04】ノー足関、ノー・ゲットダウン、ノーOTルールでブラボーヤングがペレスと痛み分け

<フェザー級/10分1R>
ローマン・ブラボーヤング(米国)
Draw.
アレックス・ペレス(米国)

足関無しルールで、NCAA D1を2度制したブラボーヤングのグラップリング初陣。UFCフライ級7位のペレスと立ちレスが続き、シングルを切る。ゲットダウンもない特別ルールはスタンドの攻防が続き、ペレスのテイクダウン狙いを防いだブラボーヤングがバックを伺う。これを許さなかったペレスをがぶったブラボーヤングだが、自ら離れた。

ブラボーヤングはスナップダウンでいなし、アームドラッグを狙う場面も。残り6分を切り、ペレスが再びアームドラッグに反応する。前足を入れ替えるなど、動きが増えてきたブラボーヤングがシングルを取りつつ、バックに回る。切ったペレスがダブルレッグへ。スプロールからがぶったブラボーヤングに対し、ついにペレスが引き込む。

サイドで抑えたブラボーヤング。試合はマット中央に戻される。ヒップエスケープ、腕を差しにいくペレスの動きに対応し、サイドで抑えるブラボーヤングが首をコントロールする。足を絡めることができないペレスは、枕で抑えられた状態から自由になるも──直後にブラボーヤングがスタンドに戻った。

この時点で7分30秒が経過、スタンドレスリングに攻防は戻り、ジャンプしたブラボーヤングが首を取りに行く。外したペレスはテイクダウンを狙いを切られて下になると、ハーフガードへ。ここからニーシールドに移行すると、ブラボーヤングは立ち上がって側転を2度、シングルに出たペレスだが切られて上を向きパスを許した。

シートベルトに移行したブラボーヤングに対し、背中をつけて耐えたペレスがマウントを取られる。腰を切ったペレスは、レッスルアップからシングルへ。ブラボーヤングは切り、残り20秒で試合はスタンドへ。

最後の10秒、このまま終了かという空気のなかでブラボーヤングがジャンプして首を取りにいき、反応したペレスに対し胸を合わせて行く。ペレスの首投げはすかされ、ブラボーヤングがバックへ。後方への投げを狙いつつ、自ら背中をマットにつけたブラボーヤングがバックを狙う。ペレスが胸を合わせに来る動きを呼び込むようにブラボーヤングが三角絞め仕掛けたところで、時間となった。

この試合はOTもなく、ドローでブラボーヤングのお披露目は無事終わった。


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【UFC FPI04】魂の耐久戦を戦ったスミスがテイシェイラと再戦。NCAAを2度制したブラボーヤングも注目!!

【写真】こんな攻防は絶対にない。ではどのような我慢合戦が見られるのだろうか (C)Zuffa/UFC

29日(木・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC FPI04。フィリッピ・ペナ✖クレイグ・ジョーンズのメインを筆頭に$3万が懸かった無差別級Tなど、世界のトップグラップラー&新鋭が集結する同大会では、MMA色の強いワンマッチも組まれている。

それがコメインで組まれたグローバー・テイシェイラ✖アンソニー・スミスのヘビー級マッチとフェザー級のローマン・ブラボーヤング✖アレックス・ペレスの2試合だ。


2020年5月、まだ未知の病原菌としてコロナの脅威が全世界を襲っていた頃にテイシェイラとスミスはUFN171──活動再開第2弾──のメインで戦っている。序盤の拮抗した勝負から3R以降はテイシェイラが、スミスをコントロールし徹底的にパウンドで痛めつけ、辛くも2つのラウンドはサバイブしたスミスが遂には最終回に仕留められている。

とはいってもスミスの粘りは驚異的でしかなく、今回は3年の時を経てグラップリングで両者が再び相対する。

ヘビーパンチャーのテイシェイラだが、柔術も黒帯で組み技競技の出場でいえば時を14年も遡るが、2009年のADCCブラジル予選で優勝し、同年にバルセロナで開かれた世界大会にも出場している。ばかりか、99キロ級で4位に輝いている。

続く2011年度の挑戦はブラジル予選で準優勝に終わり、2019年末のQuintet UltraまでテイシェイラはMMAに専念してきた。その後2021年10月にはUFCヘビー級王座となっていることは、周知の事実だ。元世界王者テイシェイラのグラップリング力は、スミスを上回ると予想される。とはいってもキャリア36勝(※18敗)のうち、14勝が一本勝ち(※KO勝ちは20度)のスミスも、極め力は相当なモノがある。

膠着無用、スタンド回避のサブオンリー・ルールでは、当日のコンディションも大いに勝敗を左右するものだが、5分3R制でなく、インターバルがないことも勝敗の鍵となるに違いない。43歳のテイシェイラを34歳のスミスが動かす試合となれば、マット上でのリベンジも大いにあり得るだろう。

またフェザー級戦ではフライ級タイトルコンテンダーのペレスが、ペンシルバニア州立大時代にNCAA D1を2度制したブラボーヤングの初のグラップリング戦(現地では初の柔術マッチと喧伝されている)の相手を務める。

レスリングベースのペレスは、ジヴァ・サンタナに長年に渡り柔術の手解きも受けており、サブミッション・レスラーとしての側面も持つ。対してブラボーヤングは大学を卒業後、フリースタイルでパリ五輪を目指す立場でありながら、レスリングのキャリアを全うした後にはMMA転向を既に宣言している。

このブラボーヤング、2020年の12月にアルジャメイン・ステーリングと6分間のフリースタイルレスリングの後、3分間のグラップリングというガチのエキシビションマッチを経験。レスリングでは6-4でリードし、グラップリングではRNCで敗れている。

いずれケージに足を踏み入れるであろうブラボーヤングは133ポンドでNCAAを制しており、ペレスはフライ級ファイターということを考えると、フェザー級契約はフィジカル的にはブラボーヤングが優位という見方も成り立とう。

レスラーとしてはフットワークを駆使し、シングルレッグやアンクルピックなどに強味を発揮するブラボーヤングは、ドミニク・クルーズともトレーニングもしてようだが、如何にペレスの柔術的な動きを断ち切ることができるのか──焦点はズバリこの一点に掛かってくる。つまりは、ペレスが引き込む可能性は十分にある対戦だ。

■視聴方法(予定)
6月30日(金・日本時間)
午前10時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC FPI04対戦カード

<ヘビー級/20分1R>
フィリッピ・ペナ(ブラジル)
クレイグ・ジョーンズ(豪州)

<ヘビー級/10分1R>
グローバー・テイシェイラ(ブライジル)
アンソニー・スミス(米国)

<ヘビー級/10分1R>
ニコラス・マレガリ(ブラジル)
ホベルト・サイボーグ・アブレウ(ブラジル)

<フェザー級/10分1R>
ローマン・ブラボーヤング(米国)
アレックス・ペレス(米国)

<140ポンド契約/10分1R>
ヘレナ・クレヴァー(米国)
エミリー・フェルナンデス(米国)

<無差別級T1回戦/8分1R>
ロベルト・ヒメネス(米国)
ニック・ロドリゲス(米国)

<無差別級T1回戦/8分1R>
フィリッピ・アンドリュー(ブラジル)
ヴァグネウ・ホシャ(ブラジル)

<無差別級T1回戦/8分1R>
ヒョードル・ニコロフ(ロシア)
ハイサム・リダ(ガーナ)

<無差別級T1回戦/8分1R>
ガブリエル・アウジェス(ブラジル)
ダン・マナスー(米国)

■視聴方法(予定)
6月30日(金・日本時間)
午前10時00分~UFC FIGHT PASS

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