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【Monday Ring Girl】Shooto2021#05

毎週月曜日にラウンドガールをご紹介する「MONDAY RING GIRL」。第401弾は2021年7月25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたShooto2021#5のリングガールです。

<関連レポート>
【The Shooto OKINAWA06 & TORAO27】This is Shooto。4月に沖縄、5月の福岡大会開催

(C)MMAPLANET

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Brave CF DEEP LFA MMA ONE SASUKE Shooto2021#05 Special UFC   修斗 工藤諒司 海外 猿飛流 青木真也

【Special】月刊、青木真也のこの一番:7月─その弐─SASUKE ✖工藤諒司「責任を感じることはない」

【写真】青木は試合展開よりも、ファイターのキャリアアップにメスを入れた (C)MMAPLANET

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観──青木のMMA論で深く、そして広くMMAを愉しみたい。

青木が選んだ2021年7月の一番、第二弾は7月25日に行われたShooto2021#05 から修斗世界フェザー級王座決定戦=SASUKE✖工藤諒司戦について語らおう。


──青木選手が選ぶ7月の一番、2試合目は何になりますか。

「SASUKE選手と工藤選手の修斗のフェザー級タイトルマッチですね。あんなに行かないチャンピオンシップって、ありますか?  2人とも揃って。僕、工藤も工藤だと正直思っちゃいました。『行かなかった』と皆言いますけど、まぁ、行かないファイターじゃないですか、工藤選手は。今までもずっとそうだった。

彼のインタビューで面白いというか、自分のことをちゃんと見ることができているなと思ったのは、『僕はレスリングをディフェンスに使っていて、切って相手がミスをしたところで殴る』と言っていたことなんです。それでずっと来ていて。それで勝てていたから、これまでは良かったです。

でも『相手がちょっと強くなると、やっぱり自分からアテンプト、アプローチしないと勝てないよ』って言っていたんです。そこがしっかりと出た試合だと思いました。当てに行かないと勝てない」

──SASUKE選手と工藤選手にとって、ここが最終目標ならそれでも良いと思います。SASUKE選手はUFCを目指し、工藤選手もONEと口にしていました。そうなると、試合展開的にも勝っても採用とはならないですよね。あの試合がコンテンダーシリーズで組まれたとすれば。

「そうなっちゃいますよね。明確な差をつけるか、一本を取らないと。何よりもファイトしていないだろうという風に思われちゃいますよ」

──コンテンダーシリーズやLFAは両者がフィニッシュを狙うことで、何かが起こってフィニッシュが多くなります。対して、この試合は互いにリスクを避け、ミスをしないように戦っていました。そうなると、フィニッシュとは違うベクトルの試合になります。

「工藤は性格ですね。ずっと、そういう試合をしてきた。それとケガが多い選手なので、今回も万全ではなかったと思います。試合前の練習を見る限り。それでも勝てると踏んで戦ったのだから、言い訳にはならないですけど……練習はできていなかった。

ケガがあるというか、コンディションを創れない奴が悪いと思っています。そしてSASUKE選手は悪くない。自分が前に出られなかったことを彼は気にしているようだけど、試合をロック──止めていたのは工藤です。ずっと待っているので。だから、ああいう試合になったことに対して、SASUKE選手は責任を感じる必要がないんじゃないかと」

──あとから見直すと、それほど工藤選手のパンチは印象ほど当たっていなかったです。

「工藤のパンチは当たっていないですよ。一緒に練習しているから余計に分かりますけど、待たされているSASUKE選手に自爆がなければ負けるなと思いながら見ていて。2Rを終わった時には負けだと結論が出ていました。

逆にSASUKE選手は、よく崩したと思いますよ。あの小外と小内刈りは見事でした。あの後の打撃も良かったし、1Rのスピニングバックフィストも良かったです。だから判定が2-0になるのがおかしくて。2PはSASUKE選手のリードだと思いました。だからSASUKE選手は責任を感じることはなく、このままやっていけば良いと思います」

──その『このままやっていく』ですが。じゃあ、どこでどうやっていくのか。SASUKE選手に関しても、進路はどうなるのかということです。

「正直、それは分からないです。どのタイミングで上がっていくか、分からない。だから、このままやっていけば良い。上がれるタイミングは誰にも分からないので。この試合でも責任を感じる必要はないですよ」

──良い試合にならなかった責任というのではなく、自身のパフォーマンスを悔いているというか。これではUFCという言葉を出すと笑われるということを試合後も言っていました。

「あぁ、そうなんだ。それって回りに、整理をしてあげてSASUKE選手に言ってあげられる人っていないんですかね」

──それはどういうことですか。試合内容でいえばセコンドの猿飛流選手が、あれで良いということを試合後に話されていました。

「僕は良く頑張ったじゃないですか──と思っています。嫌らしい言い方をすると、ここでUFCに行くとかっていうことで見ていないから。正直な話をすると、そこのラグはあるかと思います。だってUFCに行くっていっても、どうやっていくのかってことじゃないですか」

──ルートというモノの模索の仕方に関していえば、日本人選手は韓国人選手より貪欲ではないですよね。UAE Warriorsフェザー級チャンピオン(※イ・ドギョム)になったりだとかっていう視点はなく。UFCとONE以外の海外の大会を視線の先に置いている選手、関係者は非常に少ないと思われます。

「へぇ、そうなんですか。じゃあBRAVE CFとUAE Warriorsっていうところは目に入っていないのですね」

──ほぼほぼ選手の口から中東の団体名を聞いたことはないです。上久保(周哉)選手や長谷川(賢)選手ぐらいですかね、自分は。

「えぇ、だって例えばフライ級だったらホゼ・トーレスとか、アリ・バガウティノフとか元UFCファイターがいるわけだし。そこら辺に勝てれば、UFCと行けるって考えないんだ……。そういう勝負の掛け方とかあると思いますけど、そういう視野がなかったら厳しいですね」

──では青木選手がSASUKE選手に対して、「UFCに行くなら」というフィルターをかけて、あの試合を見ればどういう意見になりますか。

「いやぁ、UFCに行くならっていうフィルターを掛けることができますか?」

──そうすると工藤選手との試合内容では、無理という意見になると思います。

「これじゃ無理だとかっていう言葉が出るレベルじゃないんじゃないですか。だって、普通に考えてUFCの中堅どころの選手、契約できるかギリギリのところの選手を呼んできたら、日本人は皆負けるわけじゃないですか」

──だからこそビザ取得という壁があるLFAとまではいわなくても、青木選手が言われた北米以外で国際大会を開催できているプロモーションの目を向けてほしいというのがあります。それはSUSUKE選手が──ということではなく、この国のMMAファイターに対し『UFCへ行くというフィルターをかけた』ときの、モノの見方かと。

「だって多くの連中がUFCなんて口にできるレベルじゃないわけじゃないですか。それぐらいで見ていて、この現状はヤバイって感じています。だから修斗、パンクラス、DEEPのチャンピオンになった時、自分がどういうキャリアを進みたいのか。そのためには、何が必要なのか。どういう行動をとるべきなのかを自分で創っていくしかないです。

それこそ田中路教選手がLFAへ行って、UFCを目指す。自分が幸せになる道を自分で創る。それが自分の幸せになるので。これは何も格闘技、MMAに限った話じゃないと思います。自分のやりたいこと、目的、価値観を自分で見つける。それしかないです。

ONEでも良いし、オープンになれば韓国でも良い。UFCを見るならLFAでも中東でも良い。修斗のチャンピオンで良いなら、それでも良い。自分で自分の価値を見つけないといけないです」

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Interview J-CAGE SASUKE Shooto2021#05 ブログ 工藤諒司

【Shooto2021#05】笑顔のなかった戴冠劇、ベルトを巻かない修斗世界フェザー級王者SASUKE

【写真】インタビュー後の撮影では、ベルトは持ちたくないというSASUKEの意向に従わせてもらいました (C)MMAPLANET

7月25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたShooto2021#5で工藤諒司が修斗世界フェザー級王座に就いた。

工藤諒司に判定勝ちを収めたSASUKEだが、一切笑顔はない。試合後の共同取材後も写真撮影時に「ベルト持たないといけないですか」という言葉も聞かれた。

あの時、SASUKEは何も想っていたのか。試合直後に訊いた言葉をお届けしたい。


──全く笑みのない王座奪取でした。試合内容に納得できないということですね。

インタビュー後のメディアへの記念撮影の際には、ベルトをセコンドに手渡していた

インタビュー後の撮影の際には、ベルトをセコンドに手渡していた[/caption]「口では強気なことを言っていましたけど、弱いなって(苦笑)。

なんか……インタビューしてもらった時に、『勝ちを拾う』って言ったじゃないですか。拾うことは拾ったのですが、胸を張れる──拾ったじゃないですよね。

攻めるべき時に攻めることができなかったです。

詰めることができなかった。長期戦を見越していたということと、それ以上に一撃を警戒し過ぎてしまいました。もともと右が武器だと思って、貰わないように戦っていると、自分が当てた後も行けなかったです。

打ち終わりを狙ってくるので、リターンを気にしてしまって……ダメですね。振りながら前に出てくる選手で、それを正面から受けるのが嫌でした」

──この試合に勝つということであれば、なんら問題はなかった。スプリットだったことに首を傾げてしまう。そういう勝利だったと思います。ただし、この試合展開でUFCのスカウト網に引っ掛かるのか、という部分で評価をすれば……SASUKE選手が納得していないことで、逆にホッとしました。これで大喜びして、UFCに行くぞぉというマイクがあった方が厳しかったです。

「これで……UFCとかないです。UFCなんていう前に、日本人選手にも笑われてしまいます。自分の心の弱さが出た……そんな試合でした。

外に出てくと、もっと強い相手が待っています。もっと強打を振るって、もっと前に出てきて、もっと不気味です。この相手にビビッて前に出られないなんて……技術的な点では練習していたことができた面もあります。でも、もっと根本的なことです」

──勝って反省できた。これは生かすしかないかと。マイナスではないわけですし。

「う~ん、やるしかないです。気持ちから作り直さないと。正直、怖かったです。試合をしていて、怖いという気持ちがありました。25分間で、いつ一撃でぶっ飛ばされるパンチが入るのか……。頭のなかで倒されるんじゃないかという不安が残っていた。その状態でケージに入ってしまいました」

──それでも勝っています。小外と大内でのテイクダウン。あれはハイライトリール・テイクダウンでした。

「……。ただの試合だったら、それで良いかもしれないですけど。色々なモノが詰まった試合でした。そして、色々な見られた方をされる試合だったと思います。これじゃ……ダメです。

修斗のベルトを獲ることって名誉なことなんですけど……。皆はチャンピオンになったことで喜んでくれてはいます。でも、自分のためにやっている格闘技だし……実はアップしている時に斎藤(裕)選手を見かけて、僕から話し掛けるのは嫌がるかなと思ったんですけど、話しかけずにはいられなくて……」

──そんなことがあったのですね。

「ハイ。それで『修斗王者の名に恥じないように頑張ります』って伝えて、斎藤選手も『頑張ってください』と言ってくれたんです。でも……今日の試合じゃ、海外とか言えないです。でも、これじゃベルトも胸を張って巻けない。この試合をただの一つの試合にして、終わらせちゃいけないです。

もっと自分に理不尽な練習をしないといけない。恐怖と向き合うということをしていかないと……戦うことに関して、根本から見直さないと……。もう一度、やり直します。今日はそれだけです」

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J-CAGE Shooto2021#05 UFC ブログ 野瀬翔平 齋藤翼

【Shooto2021#05】齋藤翼に勝利、連敗脱出の野瀬翔平「練習してきたことが出せた。少しは成長したかと」

【写真】師匠・弘中邦佳がしっかりと写り込んできたので、この1枚を使用させてもらいます (C)MMAPLANET

25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたShooto2021#5で野瀬翔平が齋藤翼をテイクダウンからバックを支配し判定で下した

柔道界のエリートから、命を落としかけてケガを経験。もう歩くことはできないという診断から、MMAを戦うまで生還した不死鳥が工藤諒司戦、吉野光戦の連敗を経て1年8カ月振りの勝利を収めた。

勝利のトラックに戻ってきた野瀬の声を大会終了直後に訊いた。


──格上の齋藤選手にしっかりと勝って、3連敗を免れました。

「連敗から奪取できて……1年半ぶりの勝利なので嬉しいことは嬉しいですが、反省することばかりです……」

──反省すべき点とは?

「テイクダウンのタイミングと距離が狂ってしまっていました。変なところで組みついたりしてしまって……。それとまた腕十字を極めきれず、下になってしまったことですね(苦笑)。

2月のRod to ONEと同じで、最後に下になってしまったことは本当に……『ハァ』と思っちゃいます。同じことやってしまったなぁって。最後の最後にミスをして、下になってパウンドを打たれて……そこを凌ぐ。全く前回の試合と同じじゃないかと」

──そこまでコントロールして、最後の詰めが上手くいかなかった。上を取られても、ポイントを挽回されるほどではなかったという見方もできますが。

かつてマスタージャパンに在籍していた松本光央も使っていた四の字フックツイスター。マスタージャパン・スペシャルか

「そこまでは練習してきたことが、出せたと思います。逆を言えば練習をやってきたことしか、試合では出せないですから。

そこは練習通りに動くことができて……これまで緊張して練習してきたことが出せなかったので、そこは少し成長できかと思います。コツコツ、少しずつやってきたことが出せました(笑)」

──スクランブルMMA全盛期に、しっかりとポジションをキープできたのは野瀬選手の実力が発揮した試合になったかと。

「弘中先生の指導で、柔術を基礎からやってきて良かったです。バックコントロールして、削ってからRNCを極める。そういう練習をずっとしてきたので、その途中までは出せました。チョークを極め切ることはできなかったのは反省すべき点ですけど、コントロールまでできたことは喜びたいです」

──連敗脱出、今後バンタム級で目指すところは?

「もちろん、マスタージャパンの先輩になるSASUKE選手がフェザー級で成し遂げたように修斗の世界王座を目指します。バンタム級で修斗の世界王座を獲りたいです」

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ABEMA MMA RIZIN Shooto2021#05 Shooto2021#06 キャプテン☆アフリカ 修斗 安藤達也 石井逸人 西川大和

【Shooto2021#06】若きMMA熟練工=西川大和が川名雄に挑戦。努力する無法者・石井逸人は安藤達也と

【写真】18歳9か月でプロ修斗の頂点に挑戦する西川大和 (C)MMAPLANET

25日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されたShooto2021#05中にアナウンスされた9月20日(月・祝)に同所で開かれるShooto2021#06の決定カードが、改めて26日(月)にSustainよりプレスリリースで発表されている。

決定試合は2つのタイトルマッチ、修斗世界ライト級選手権試合=チャンピオン川名TENCHO雄生✖西川大和と、修斗環太平洋バンタム級選手権試合=チャンピオン安藤達也✖石井逸人だ。


(C)SUSUMU NAGAO/SUSTAIN

昨年7月にキャプテン☆アフリカを破り修斗ライト級の頂点に立った川名だが、その後はRIZINで突き抜けたキャラを発揮しつつも武田光司、矢地祐介に連敗と結果を残せていない。

対する西川は昨年5月の修斗デビュー以来、5連勝&4つのフィッシュでタイトルコンテンダーに名乗りを挙げた。18歳、北の若きMMA熟練工は、独特の才覚を持ってガードポジションを厭わず、相手の嫌な部分をつくスタイルの持ち主だ。

このスタイルのままで川名越えを狙うのか、テイクダウン&スクランブルゲームでも渡り合えるのか。西川のこれからが見えてくるリトマス試験紙的な世界戦といえる。

(C)KEISUKE TAKAZAWA

他方、環太平洋王座に挑戦する石井はキャリアの仕切り直しとなったインフィニティリーグで優勝、その側面ばかりに目がいくが、ドローを挟み5戦負け無しと結果を残してきた。

対してチャンピオンの安藤は、昨年11月に大塚隆史に敗れて以来の再起戦となる。センスでいえば安藤、しかしセンスがある故かポテンシャルの全てを出す出し切ることがないまま、最近は試合を重ねている。

対して、試行錯誤ながら積んできたモノをケージのなかで見せている石井。ポテンシャル+センス✖エンデヴァー&ローレスの対戦は、効果と蓄積の激突ともいえる。

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J-CAGE Report SASUKE Shooto2021#05 ブログ 工藤諒司

【Shooto2021#05】自分の距離を保ったSASUKE、僅差の判定で工藤を下して世界フェザー級王者に

<修斗世界フェザー級王座決定戦/5分5R>
SASUKE(日本)
Def.2-0:48-47.48-47.47-47.
工藤諒司(日本)

共にガードを高く上げてスタート。SASUKEは工藤の左ヒザに関節蹴り、さらにローを当てる。SASUKEの左ジャブをバックステップでかわした工藤は、サークリングから右ローを放つ。両腕を下げて相手を誘うSASUKEに対し、一呼吸置いてから工藤が右スイングを振るう。SASUKEは右ロー、工藤が左ローを打ってくると、打ち終わりに左ジャブを伸ばす。

スイッチしてフェイントを繰り出すSASUKE、工藤も手数は少ない。工藤の右ローをもらいながら、距離を詰めていくSASUKE。対する工藤は足を使って回るが、SASUKEが右カーフを当てていく。SASUKEの左ローに工藤は左ミドルハイを合わせる。そしてSASUKEが左ジャブを出した瞬間に、工藤が右のカーフから右フックを当てた。SASUKEは一瞬、飛びヒザを見せるも続かない。

しかしラウンド終盤、パンチを振るう工藤の動きを右スピニングバックフィストで止めたSASUKEは、そのまま右飛びヒザから右フックを当てて工藤からダウンを奪った。

2R、左右の関節蹴りを繰り出すSASUKEに対し、工藤はインサイドから右ストレートを当てる。ローで距離を測る工藤、SASUKEはプレッシャーをかけていく。工藤の右ミドルをキャッチしようとしたSASUKEだが、これは捕まえられず。工藤は距離を取って左ローを繰り出す。

SASUKEは距離を詰めて右スイングを放つ。工藤は足を使ってかわす。右ストレートから組みにいくSASUKEだが、工藤はこれをかわして再び距離を取る。SASUKEの右バックフィストをブロックした工藤。左ジャブを突いていくが、SASUKEはこれを防ぎつつ右ローを当てていく。工藤が中に入ってくると、SASUKEは右を返す。工藤は右カーフからサークリングを続ける。残り15秒で、SASUKEの左フックが工藤の顔面を捉えた。

3R、SASUKEが右ローをヒット。工藤も左ジャブを突きながら回る。さらに工藤は左ミドル、そして左ロー。SASUKEは左ジャブを当てる。工藤が前に出たところで、SASUKEがダブルレッグへ。すくい上げるも工藤は体勢を戻し立ち上がった。離れてけん制し合う両者、SASUKEは時おりスイッチを見せる。工藤の手数が増え、距離を縮める場面も増えてきた。

SASUKEが関節蹴りを連打し、工藤は距離を詰め切ることができない。SASUKEが左ジャブを当てると、工藤は下がる。そこにSASUKEは右ストレート、組み付いてきた工藤を首相撲で捌き、ケージ際で足払いを打つ。すぐに立ち上がった工藤を再びこかすSASUKE。立ち上がった工藤が右ストレートから左ミドルを放つも、打ち終わりにSASUKEがテイクダウンを狙う。最後はSASUKEが左ジャブを当てた。

4R、SASUKEの右ローに工藤が右ストレートを合わせる。前に出ていく工藤、SASUKEは捌いて元の距離に戻した。回る工藤に対し、左ジャブを突いて中に入れさせないSASUKE。工藤の右ハイも、バックステップでかわす。工藤のコンビネーションをブロックしたSASUKEは、追いながら右クロスを放った。SASUKEがプレシャーをかけながら、左ジャブと関節蹴りを繰り出す。

右カーフを当てるSASUKE、工藤は右ストレートをかわされながら組み付くも、SASUKEが首相撲でかわす。工藤はSASUKEが中に入ってきたところに右フックをヒット。その後のパンチを防いだSASUKEがプレッシャーをかけ続けた。

最終R、工藤が足を使いながらパンチからローへとつなげていく。SASUKEは右ストレートから組み付くが、工藤は離れる。SASUKEの右カーフが、大きな音をたててヒット。回る工藤に右ストレートを狙う。工藤の左ローをキャッチしたSDASUKEがグラウンドに持ち込むも、工藤もすぐに立ち上がった。

中盤から左ローを連打する工藤、SASUKEはフェイントを見せるが手数は少ない。工藤は左ミドルから、バランスを崩してマットに手を着く。プレッシャーをかけるSASUKEと、サークリングする工藤。両者がローとジャブを放つなか、工藤は左フックを返すが、前に出るとSASUKEがパンチを合わせていく。残り10秒で、両者の右ストレートが交錯した。

試合は判定へ。ジャッジ2人は1ポイント差でSASUKEの勝利を支持し、SASUKEが世界のベルトを巻いた。

勝者のSASUKEは、試合後に「自分の弱さが出た。ゼロから出直します」と反省の弁を述べた。

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ARAMI MMA SARAMI Shooto2021#05 中村未来 修斗

【Shooto2021#05】力の差を見せつけたSARAMI、中村未来にTKO勝ちで女子Sアトム級王座挑戦権をゲット

<修斗世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦/5分3R>
SARAMI(日本)
2R by TKO
中村未来(日本)

SARAMIが距離を詰めると、左を見せる中村。SARAMIの右ストレートに、中村は左を合わせる。SARAMIは少し距離を取ってからシングルへ。足を抱えたままケージ際に持ち込んだSARAMIが、右腕で差し上げて押し込んでいく。ボディロックから投げを放ったSARAMIは、中村に背中を着かせて抑え込む。中村はハーフガードで守る。

体を返して立ち上がる中村を、ガブりながらケージに押し込むSARAMI。右腕のオーバーフックから小外刈りを仕掛けていく。ケージ際で四つから体勢を入れ替えた中村だが、SARAMIもすぐに元の体勢へ。ケージ際で左右に揺さぶるが、中村は倒れない。そして一度離れた中村から組み付く。SARAMIは体勢を入れ替えてパンチを放つが、中村が離れる。

ケージ中央で左ハイを繰り出す中村、さらに右フックを当てる。SARAMIは右前蹴りで中村に尻もちを着かせ、さらにケージに押し込んでいった。

2R、SARAMIの右ローに左を合わせる中村だが、ローをもらってバランスを崩す。中村の手が止まったところで、SARAMIがテイクダウンへ。グラウンドに持ち込むと、ハーフガードの中村を抑え込む。パスからマウントをに移行したSARAMIは、嫌がった中村からバックマウントを奪う。マウントに戻ったSARAMIは、ケージ際でパウンドと左ヒジを連打で落とす。

そしてバックマウントから相手の体を伸ばし、パンチの連打を浴びせてレフェリーストップを呼び込んだ。

試合後、修斗女子スーパーアトム級王者の黒部三奈がケージの中へ。
黒部は「SARAMIちゃん、おめでとう。今日は泣かないの? このベルトが欲しい? あげない! チャンピオンシップでは良い試合をしましょう。ぶっ飛ばしにいきます」とメッセージを送る。
黒部への挑戦権を得たSARAMIは、「黒部さんのベルトを狙って修斗に出たわけじゃないけど、そのほうが私は気楽に戦える。黒部さんは、ベルトがあるから彼氏がいないんじゃないの?」と返す。
それを認めた黒部に「私は彼氏もいて充実した格闘技生活を送る」と答えたSARAMIに、黒部は「マジでぶっ飛ばす」と言い放つなど、練習仲間でもある2人だからこそか、ほのぼのしたアピールを繰り広げた。

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J-CAGE Report Shooto2021#05 ブログ 中村倫也 論田愛空隆

【Shooto2021#05】格闘DREAMERSからプロデビュー、中村倫也が左ハイで論田愛空隆をマットに沈める

<バンタム級/5分2R>
中村倫也(日本)
2R0分20秒 by KO
論田愛空隆(日本)

サウスポースタンスの中村が左ロー、論田は左ジャブをボディに放つ。論田の右ミドルをキャッチした中村が、そのままテイクダウンを仕掛けるが、論田はケージ際でカット。すると中村はサイドバックを奪い、パンチを当てる。立ち上がった論田の左脇を差し上げて、ケージに押し込んだ中村が、足をすくって論田に尻もちを着かせた。

サイドバック、さらにマウントを狙う中村の右足を取りに行く論田だが、中村はスプロールしてシングルへ。論田に背中を着かせてサイドを奪う。論田はケージを蹴って回るが、中村はトップからバックに回ってコントロールする。立ち上がった論田を再びケージに押し込み、中村がダブルレッグでグラウンドに引きづりこむ。

バックマウントからパンチを落とし、RNCを狙った中村。これを凌いだ論田に対して中村はマウントに移行し、パウンドを嫌がった論田からバックマウントを奪う。そして残り15秒で腕十字を狙っていった。

2R、前に出る中村が左ローと右ジャブを当てる。論田は頭を下げてパンチを狙うが、中村はこれをかわす。組んできた論田をいなした中村が繰り出した左ハイが、論田の顔面を直撃。論田はダウンし、すぐさまレフェリーが試合を止めた。

プロデビュー戦でKO勝利を収めた中村は、目を細めながら「お父さん、ありがとう!」とメッセージを送った。

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J-CAGE Report Shooto2021#05 ブログ 野瀬翔平 齋藤翼

【Shooto2021#05】四の字ロックからアルカロフ風クラッチを狙った野瀬翔平が齋藤翼をユナニマスで下す

<バンタム級/5分2R>
野瀬翔平(日本)
Def.3-0:20-17.20-18.20-18.
齋藤翼(日本)

サウスポースタンスの野瀬が左ミドル、齋藤は右ローで野瀬の足をすくう。立ち上がった野瀬が組み付き、脇を差し上げてから齋藤に尻もちを着かせる。齋藤は背中をケージにつけて上半身を起こしているが、野瀬が足を捌いてパスを狙う。エビでポジションを入れ替えようとした齋藤だったが、野瀬はトップをキープし、バックに回る。

四の字で齋藤をロックした野瀬、齋藤は体勢を入れ替えようとしたが、野瀬は右腕を相手の首に回してツイスターへ。元ACA王者で現在UFC参戦中のアスカル・アルカロフが極めた形で、アスカロフ風クラッチというべきか。頭を抜いた齋藤の左腕を抱えて、反転させない野瀬が再びバックを奪う。

齋藤は上半身を起こし、パンチをもらいながらも反転してトップに。野瀬は後転しながら立ち上がる。齋藤は野瀬の立ち上がり際に右のパンチを振るっていく。立ち上がった野瀬のダブルに齋藤はカウンターで右ヒジを狙うが、これは当たらなかった。

2R、野瀬が大きく左を振るうが、かわした齋藤は右ローを当てる。さらに組んだ齋藤は右腕を差し上げて野瀬をケージに押し込む。ディフェンスが硬いと見たか齋藤は離れて、飛びヒザを放つ。これをかわされ、尻もちを着いた齋藤に対し、野瀬はトップから右を落とす。さらにバックへ回り、再び四の字でロックした。

エビを打った齋藤の動きに合わせて、マウントを奪った野瀬。齋藤はハーフガードへ。野瀬はそのまま抑え込む。パスを狙う野瀬に対して体勢を入れ替えようと試みる齋藤、対する野瀬はバックに回り、ケージ際で腕十字を仕掛ける。齋藤はすぐに腕を抜いて上を取り、フルガードの野瀬に右ヒジを落としていった。

判定はジャッジ3者ともフルマーク、野瀬がユナニマスで勝利を得た。

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ARAMI MMA SARAMI SASUKE Shooto2021#05   チャンネル ブログ 中村倫也 中村未来 工藤諒司 論田愛空隆

【Shooto2021#05】計量終了 世界戦からトライアウトまで出場全選手、問題なくクリアー

【写真】第2試合から第5試合に出場選手たち──エドモンド金子、岡澤弘太、仲山貴志、結城大樹、齋藤翼、野瀬翔平、山内渉、植木“令和”新も問題なくクリアーした(C)MMAPLANET

明日25日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#05の計量が、港区KCOLオフィスで行われた。

メインの修斗世界フェザー級王座決定戦=SASUKE ✖工藤諒司、セミの女子スーパーアトム級次期挑戦者決定戦=SARAMI✖中村未来を始め、トライアウトを含め全8試合に出場する全16人の選手が滞りなく計量を終えている。


全選手の計量結果は、以下の通りだ。

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■Shooto2021#05

※赤字の選手をクリックすると、インタビューに飛びます

             
<修斗世界フェザー級王座決定戦/5分5R>
SASUKE:65.6キロ
工藤諒司:65.8キロ

<修斗世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦/5分3R>
SARAMI:49.4キロ
中村未来:49.4キロ

<バンタム級/5分2R>
論田愛空隆:61.2キロ
中村倫也:61.1キロ

<ライト級/5分2R>
エドモンド金子:70.1キロ
岡澤弘太:70.1キロ

<フェザー級/5分2R>
仲山貴志:65.6キロ
結城大樹:65.6キロ

<バンタム級/5分2R>
齋藤翼:61.1キロ
野瀬翔平:61.0キロ

<フライ級/5分2R>
山内渉:56.4キロ
植木“令和”新:56.5キロ

The post 【Shooto2021#05】計量終了 世界戦からトライアウトまで出場全選手、問題なくクリアー first appeared on MMAPLANET.