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【WNO】世代を越えた柔術界の怪物がノーギで対戦。カイナン・デュアルチ✖ホドウフォ・ヴィエイラ!!

【写真】トーナメントも復活し始めたが、ワンマッチ大会は隆盛は続くのか (C) SATOSHI NARITA & ACA

9日(月・現地時間)、12月11日(金・同)にテキサス州オースチンで開催されるWho’s Number One(WNO)でカイナン・デュアルチとホドウフォ・ヴィエイラが対戦することが明らかとなった。

世代を超えた最強グラップラー対決は15分判定有りのノーポイント&サブオンリーで行われる。


10月10日にUFCに出場予定だったが、9月中旬に負傷し欠場していたホドウフォの実戦復帰はグラップリング戦となった。ムンジアル5冠、ADCCでは2015年に99キロ級で世界一に輝いているホドウフォ、組み技の試合は昨年11月に韓国で行われたスパイダー・インビテーショナルBJJチャンピオンシップ以来となる。

この時、ホドウフォは道着100キロ級8人トーナメントに出場して、準決勝でカイナンと当たりスイープを許し0-2で敗れている。それでも2016年以降は2018年に1度、そして同大会と2大会しか組み技の大会を経験していないにも限らず、十分に世界トップの力を見せているのはさすがだ。

一方、ADCC2019の+99キロ級世界王者のカイナンは、そのスパイダー招待柔術でレアンドロ・ロ、ホドウフォ、ニコラス・マレガリを破り優勝。さらなる快進撃を2020年に見せることが期待されたが、新型コロナウイルス禍で柔術界は3月から9月までストップし、彼おまたFight to Win、BJJ Starsという限られた機会で実戦経験を積んできたにすぎない。しかも9月にBJJ Betでホベウト・サイボーグ・アブレウとノーギマッチで対戦し、50/50ガードを内ヒールで切り返されタップアウト負けを喫している。

果たしてグリップが少なくなるノーギの戦いで、カイナンが道着マッチ同様のセットができるか。UFCにおいて、ホドウフォのノーギ・グラップリングの強さは衰えるばかりかより重厚さとスピードが増している感もある。また階級としては無差別級という名称が使用されるが、両者は200ポンド+αという体重で戦うという取り決めがあるもよう。現在、UFCではミドル級で戦うホドウフォにとって、この体重は動きやすいに違いない。もちろん寝転んでよいグラップリングとMMAは違うが、ジャッジ裁定があるWNOだけに──上下の関係性を崩す局面で、緊張感のある戦いが繰り広げられる可能性は高い。

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