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MMA MMAPLANET o UFN UFN226 チアゴ・モイゼス ブノワ・サンドニ

【UFN226】パワフル&切れ。ブノワ・サンドニがサイドバックからモイゼスをパウンドアウト

<ライト級/5分3R>
ブノワ・サンドニ(フランス)
Def.2R4分44秒by TKO
チアゴ・モイゼス(ブラジル)

サウスポーに構えたサンドニが左インローを続ける。モイゼスが右ミドルを蹴り、即座にサンドニが左ミドルを返すが、急所に入り試合が中断する。この間もサンドニへの声援が館内に響き渡る。再開後、互いにインローを蹴り、サンドニは左ミドルとローを決める。ラマルセイエーズに背中を押されるサンドニの左ミドルをやや低く、ベルトラインで注意が与えられる。

直後に左を当ててパンチを纏めたサンドニは、モイゼスの右をかわして左ストレート、右を見せて組みつくと即バックへ。片ヒザをついたモイゼスに対し、サイドバックのサンドニがエルボーを狙う。これは空振りとなり、離れたモイゼスだが左を被弾して、ボディから顔面を殴られる。モイゼスは右を当てるも、組んだサンドニはバックから殴る。前転し足関節狙いのモイゼス。足を抜いてサイドバックを続けるサンドニは、引き込んだモイゼスにパウンドを落とす。クローズドのモイゼスは起き上ってヒジ&パウンド、亀になったモイゼスにエルボーを打ち込む。

モイゼスの前転からのヒザ十字を防いだサンドニは、スタンドに戻るとパンチをラッシュし、左ミドルを入れる。直後にモイゼスも右をヒットさせ、初回が終わった。

2R、「集中しろ。グラウンドで正しい位置にいろ。エキサイトし過ぎないで戦え」と指示を受けたサンドニが、左ミドルから左ストレート、右ジャブを当てる。右を受けたサンドニはダブルレッグから、ここも即バックに回る。片ヒザをつくモイゼスの骨盤にヒザを入れるサンドニが右足のフックを狙う。嫌がってヒザをつくモイゼスを殴り、再びヒザを蹴ったサンドニが離れて左ミドルから左を伸ばす。

やや動きが落ちたように見えるサンドニは、力が入り過ぎているか。と、モイゼスは初めてのダブルレッグの仕掛けでテイクダウンに成功──も、直後にサンドニも立ち上がってエルボーの打ち合いから組んでバックへ。サンドニは右足をフックさせるが、足を抜いて右のパンチを見せる。

立ち上がったモイゼスをグラウンドに持ちこみ、亀になったところで右のパンチを続けるサンドニ。さらにワキ腹から、側頭部へのパンチを連続で繰り出すサンドニは、亀で動かないモイゼスに右を連打する。サンドニは猛烈な勢いで殴り続け、動かないモイゼスを見てレフェリーが試合を止めた。

サンドニは「皆に約束したい。僕は一歩ずつ進み、ここパリでベルトを巻く。誰も僕を止めることはできない」とファイトと同様に力強く話した。


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【UFN226】MMAデビューから2年でUFC。戦禍の神、ブノワ・サンドニ「特殊部隊で規律を身につけた」

【写真】何事にも動じないのだろう。そんな表情のサンドニ。取材から2日後には計量も終え、チアゴ・モイゼスと共に156ポンドでパスをしている(C)MMAPLANET

本日2日(土・現地時間)にフランスはパリのエコー・アリーナで開催されるUFN226:UFN ESPN+84「Gane vs Spivak」でブノワ・サンドニがオクタゴン4連勝を賭けて、チアゴ・モイゼスと戦う。
Text by Manabu Takashima

世に名高いフランス軍特殊部隊=スペシャルフォース出身、西アフリカ諸国でテロリストと向き合い、勲章を授与されているサンドニはプロデビューから2年でUFCと契約を果たした。日本ではほぼ無名だが、BRAVE CFからUFCと短期間で濃密なキャリアを重ねてきたサンドニ=戦禍の神に初インタビューを試みた。


――チアゴ・モイゼスと週末に戦います。今の調子を教えてください(※取材は8月30日に行われた)。

「良い調子だよ。トレーニングキャンプは前回の試合が7月1日だったから、当然のように短期間だったけど、何も問題ない。ランカーでウェルラウダ―、凄くやりがいのある相手だ。ウォリアー・ファイトを見せるよ」

──UFCで3勝1敗。通算でも10勝1敗と素晴らしいレコードを持っていますが、まだ日本のMMAファンはブノワのことをほとんど知らないといっても過言でないです。MMAとの出会いを教えてもらえないでしょうか。

「マーシャルアーツを始めたのは8歳の時、柔道を習うようになった。競い合うというよりも、楽しんでいた。ただ続けていく上で、柔道では満ち足りていない自分に気付いたんだ。そんな時、2008年の柔道五輪金メダリストであるサトシ・イシイがMMAに転向した。きっと彼も同じ想いだったように思うんだ。僕自身は19歳まで柔道を続けたけど、ケガも多く、トレーニング内容も同じことを続けていることで、フィジカル的にも十分でなかった。もう一度、心身ともに自分を鍛え直そうとスペシャルフォース(フランス軍最強と謳われる特殊部隊)に入隊したんだ。

最初のミッションでブルキナファソ・マリ国境紛争での任務に就いた。それからも西アフリカで5年間、軍の一員として過ごした。2017年にブラジリアン柔術に出会い、柔道と違い投げ技はなかったけど極めるという部分に惹きつけられた。それこそ、戦いで最も難しい部分だから。投げより、難しいともいえる。そして、如何にも戦っているんだという気持ちになれた。

柔術と出会って、何か人生に張りが出てきてね。2018年にはボクシングに始めた。柔道、柔術の経験があり、ボクシングもやっている。MMAを始めない理由が見つからなかったよ。2018年にMMAの練習を開始して、アマからMMAを戦うようになった。そして4試合を経験して、11月にスペインで開催されたトーナメントで優勝した。アマで4勝0敗、この時にプロMMAファイターになろうと決めたんだ。そんなころ、ヴェノム・チームのトライアウトを行うことを知って、参加した。当時はまだ軍に在籍してMMAの練習をしていたんだけど、ダニエル・ウォハンに認めてもらい『軍生活を終えると、全てテイクケアする』と言われた。2019年1月にチーム・ヴェノムで練習を始め、休暇期間の全てをトレーニングに費やして3月に軍を離れた。

プロMMAに戦ったのは、チームに合流した翌月のLions FCだったよ。それから2年でUFCと契約することできて、今に至る。この短期間で、ここまでできたのはとにかく素晴らしいスタッフに恵まれて、しっかりと練習を続けられた結果だと思う。自分の長所をできるだけ、MMAにいかしたいと思ってトレーニングをしてきた。まだ軍に所属していたけど、

それからの2年間でMMAファイターとして生活し、家族のことも守ることができるようになった。凄く幸運だし、マネージャーにも感謝している。MMAコーチのダニエルは今ではウォハリン・エリートチームを創り、しっかりとボクシングのトレーニングも積んできた。」

──押忍。しっかりと振り返って頂きありがとうございます。ところでスペシャルフォースにいた経験はMMAにどのように生きていますか。本来は軍での活動とスポーツを比べるべきではないかと思うのですが。

「軍での任務は僕に規律を与えてくれた。そして、知性をもってトレーニングすることを教えてくれたよ。ガムシャラにやっても駄目だ。必要な量を見極め、正しい計画を組み立てる。全ての機器を使いつつ、シンプルに自分を鍛え続ける。そういうことが、できるようになったのはスペシャルフォースにいたからだと思う。

それと試合中、アドレナリンが血中に放出され交感神経が興奮状態になる際に、如何に自分をコントロールできるか。そうだね、そういう風に冷静に戦えるのも軍の経験があったからだと思う。でも、何よりもさっき言った規律を身に着けることができた方が大きいよ。自分がやってきたトレーニングを信じることで、どのような状況でも対応できる。正しいトレーニングをやり切っているから、自分の全てを試合にぶつけることができるんだ」

──さきほど2年でUFCと契約できたという話がありましたが、デビューの年から中東ベースのBRAVE CFで戦い4勝1NCという好成績を収めてステップアップを果たしました。

「だからマネージャーに感謝しているんだ。BRAVE CFで戦ったのもマネージャーの判断だった。パンデミックが起こる前にサインをして、コロナ禍でもBRAVE CFは世界でも最も早い時期に活動を再開した。世界規模で活動して色々なファイターが戦っていて、元UFCファイターとも契約している。そして、あそこで良い試合を見せるとUFCから目もかけられる。

それまではMMAが禁じられていたフランスで、パウンドのない小さな大会で戦っていた。BRAVE CFは世界のトップ3ではないけど、トップ10に入る団体だ。1つの階級に10人から15人の選手がいて、タフな選手も多かった。僕自身はタイトルに挑戦できるランク1位になったタイミングで、UFCとサインできた。BRAVE CFで戦うことで、多くの自信を手にしたよ」

──今週末の試合です。2度目のパリでの試合になりますが、母国で戦うことはどのような気持ちですか。

「何といっても9時間の時差がないことは素晴らしい(笑)。家族、仲間に試合を見てもらえる。フランス人選手、関係者、全てにとって最高の機会だよ」

──では改めてチアゴ・モイゼスの印象を教えてください。

「良い選手だよ、ATT所属で。イスラム・マカチャフやベニール・ダリューシュらトップ15にしか負けていない。彼に勝つことで、僕がトップ15と戦えると証明できる。素晴しい柔術家で、打撃もできるウェルラウンダーだけど、僕もグラウンドでは負けない。寝技になると退屈だと思うファンはまだ多い。でも、僕らの試合はUFCでも最高の寝技の攻防が見られるだろう。だから、しっかりとファイトを見て欲しい」

──ブノワ、今日はインタビューを受けていただきありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いできますか。

「僕は日本の長い歴史、規律ある歴史を素晴らしいと思っている。そんな日本の皆に、僕の試合を視てもらえるのは嬉しいことだよ。皆に良い試合を見せたい」

■視聴方法(予定)
9月3日(日・日本時間)
午前1時30~UFC FIGHT PASS
午前1時~U-NEXT

■UFN226対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
シリル・ガンヌ(フランス)
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)

<女子フライ級/5分3R>
マノン・フィオホ(フランス)
ローズ・ナマジュナス(米国)

<ライト級/5分3R>
ブノワ・サンドニ(フランス)
チアゴ・モイゼス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズデミア(スイス)
バグジン・ガスコフ(ウズベキスタン)

<フェザー級/5分3R>
ヤニス・ゲムリ(フランス)
ウィリアム・ゴミス(フランス)

<フェザー級/5分3R>
モーガン・シャリエール(フランス)
マノロ・ゼッキーニ(イタリア)

<バンタム級/5分3R>
テイラー・ラピルース(フランス)
キャオラン・ローラン(アイルランド)

<ウェルター級/5分3R>
アンジェ・ルーザ(スイス)
リス・マッキー(アイルランド)

<女子バンタム級/5分3R>
ノハ・コーノール(フランス)
ホセリン・エドワルツ(パナマ)

<バンタム級/5分3R>
ファリド・バシャラット(アフガニスタン)
クレイジソン・ホドリゲス(ブラジル)

<140ポンド契約/5分3R>
ザラ・フェアン(フランス)
ジャケリニ・カバウカンチ(ポルトガル)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN48 ブノワ・サンドニ マテウス・ガムロ ラファエル・フィジエフ

【UFC ESPN48】ブノワ・サンドニ、ボンフィム兄にアゴの上からのRNCを極めて一本勝ち

<ライト級/5分3R>
ブノワ・サンドニ(フランス)
Def.1R4分48秒by RNC
イスマエル・ボンフィム(ブラジル)

ボンフィム兄のUFC2戦目の相手は、オクタゴン2勝1敗のサンドニ。サンドニの左ミドルに右フックを合わせたボンフィム。サンドニはミドルや三角蹴りを続け、右ストレートのボンフィムにダブルレッグを合わせてテイクダウンを奪う。すぐにマウントを取ったサンドニに対し、ボンフィムはブリッジでリバーサルするとスタンドへ。

拳の圧で上回るボンフィムが左のショートを入れ、ヒザ蹴り。サンドニは圧され気味のなかでダブルレッグを仕掛けるが、ボンフィムはスプロールしてエルボーを落とす。試合がスタンドに戻るとサンドニはシングルレッグからボディロックでバックに回る。サイドバックから崩しに掛かったサンドニは、両ヒザをついたボンフィムの反転させてRNCを狙いつつ両足をフックする。アゴの上からRNCを狙うサンドニ、クロスフェイス気味に負荷をかけタップを奪った。

サンドニは9月の母国パリ大会で戦いたい相手を尋ねられ「僕はファイターだ。トップと戦いたい」と言いマテウス・ガムロやラファエル・フィジエフの名前を挙げた。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN48 アリアネ・リプスキ アルマン・オスパノフ アルマン・ツァルキャン ウェスティン・ウィルソン キック ケビン・リー ショーン・ストリックランド ダミール・イスマグロフ ブノワ・サンドニ ブラゴイ・イワノフ ブルーノ・フェヘイラ マイケル・モラレス マックス・グリフィン

【UFC ESPN48】UFC無敗のドーソン戦へ、ダミール・イスマグロフ「距離は関係ない。打撃で圧倒する」

【写真】キャリア24勝2敗、UFCでは5勝1敗。中央アジアを代表するファイターといっても過言でない (C)MMAPLANET

1日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC on ESPN48「Strickland vs Magomedov」が開催され、コメインのライト級3回戦でダミール・イスマグロフが、グラント・ドーソンと対戦する。

昨年12月にアルマン・ツァルキャンに敗れ、オクタゴン初黒星を喫して以来の復帰戦となるイスマグロフ、対戦相手のドーソンはUFCで今だ無敗=7勝1分のレコードを持つ。サブミッションでの勝利が4試合というフィニッシャーに対し、静かな口調で「彼にとって真価が問われる試合になる」と話した。


──週末にドーソン戦が控えています。今の気持ちを教えてください(※取材は6月28日に行われた)。

「最高だよ。ここまで試合前に追い込んだことはなかった。人生で最高のパフォーマンスを発揮できるはずだ」

──昨年12月にアルマン・ツァルキャンにUFC初黒星を喫しました。あの試合から、何を学べたでしょうか。

「敗北は勝利よりも学ぶことが多い。ミスをして、弱点もハッキリした。基本、僕はテイクダウンディフェンスが弱点だ。ただし、それだけでなくもっとフィジカルを強くしないといけないと感じた。この2つを克服すれば、常に安定して重いパンチを打つことができるようになる。そこを克服してきたので、今回の試合で証明するつもりだよ」

──やや遠い距離で打撃を駆使し、テイクダウンを奪うことも試合で見せてきました。そんなダミールのバックグラウンドは?

「サンボだよ」

──コンバットサンボですか。

「いや、スポーツサンボだよ。ただ、それほどサンボをやっていたわけじゃないんだ。すぐにハンド・トゥ・ハント・コンバットに転向したから。ハンド・トゥ・ハント・コンバットはヘッドギアをつけていたけど、サッカーボールキックも認められていた。結果、アマチュアMMAを戦う機会を得て、プロMMAファイターになった。金がなかったから、即プロとして活動するようになったんだ」

──ところでダミールはUFCで戦う合間にカザフスタンのMMA大会のなかでヌルベルゲン・シャリポフ、アルマン・オスパノフというトップMMAファイターとグラップリングの試合をやっていますね。

「常にグラップリングの技術力を上げたいと思っている。それには実戦経験を積むことが一番だから、グラップリングの試合に出ているんだ」

──では土曜日に戦うドーソンの印象を教えてください。

「良い選手で、タフな相手だよ。ただし、ドーソンは僕が戦ってきたような強い選手と戦った経験がない。だから、彼にとってもこの試合は真価が問われるはずだけど、僕が打撃で圧倒する。その自信はあるよ」

──ドーソンはダミールと比べると近距離で戦い、打撃からテイクダウンという流れでグラウンドに持ち込みます。

「距離がどうであろうが関係ない。スタンドで戦うと彼に勝ち目はない。ライト級で今も僕はトップ5で戦える力があることを土曜日の試合で証明する」

■視聴方法(予定)
7月4日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■ UFC ESPN48対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ショーン・ストリックランド(米国)
アブス・マゴメドフ(ドイツ)

<ライト級/5分3R>
ダミール・イスマグロフ(カザフスタン)
グラント・ドーソン(米国)

<ウェルター級/5分5R>
マックス・グリフィン(米国)
マイケル・モラレス(エクアドル)

<女子フライ級/5分3R>
アリアネ・リプスキ(ブラジル)
メリッサ・ガト(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ブノワ・サンドニ(フランス)
イスマエル・ボンフィム(メキシコ)

<ミドル級/5分3R>
ヌルスタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)
ブルーノ・フェヘイラ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ケビン・リー(米国)
リナット・ファクレトディノフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ジョアンデウソン・ブリト(ブラジル)
ウェスティン・ウィルソン(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
ヤナ・サントス・クニツカヤ(ロシア)
カロル・ホサ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
グラム・クタテラデス(ジョージア)
エルヴィス・ブレネル(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
イワナ・ペトロビッチ(クロアチア)
フアナ・キャロリーナ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ(モルドバ)
ブラゴイ・イワノフ(ブルガリア)

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Brave CF MMA MMAPLANET o UAEW UFC UFN209   アレッシオ・デキリコ ウィリアム・ゴミス エッガー キック クリスチャン・キニョネス シャルル・ジョーダン シリル・ガンヌ ステファニー・エッガー タイ・ツイバサ ダスティン・ストーツフス ナサニエル・ウッド ナスラ・ハクパレス フェレス・ジアム ブノワ・サンドニ マーヴィン・ヴェットーリ ヤルノ・エレンズ ロバート・ウィティカー

【UFN209】計量終了 初のフランス大会で知る──欧州の今。ゴミス×エレンズの仏蘭初陣対決に要注目

【写真】フェイスオフからもフレンチ・ナックモエ×ダッチ・キックボクサー的に見えるゴミス×エレンスだ(C)Zuffa/UFC

3日(土・現地時間)、フランスは花の都パリのアコー・アリーナで開催されるUFN209:UFN on ESPN+67「Gane vs Tuivasal」の計量が、2日(金・同)に行われた。

2020年1月からMMAが解禁されたフランスで、ついにUFCが大会を開く。メジャーでは2020年10月、そして今年の5月にアコー・アリーナよりも、ベルシーの名が馴染む同アリーナで大会を成功させている。

満を持してのUFCのフランス進出、そのメインは暫定ながらヘビー級タイトルコンテンダーであるフランス人ファイター=シリル・ガンヌが5試合連続KO勝ちのタイ・ツイバサを迎え撃つ。


ヘッドラインを筆頭にフランス勢は5人が出場する今大会、全12試合で北南米からの遠征組は7人、豪州から2名と欧州勢中心のカード編成となっている。

ヨーロッパ中心といっても英国&アイルランドからはナサニエル・ウッドのみの参戦で、ユーロUFCの豊かな人材が実感させられるパリ大会だ。

そんななか注目したいのは、フェザー級のフランス✖オランダ対決=ウィリアム・ゴミス×ヤルノ・エレンズ──メインカードに組み込まれた、デビュー戦同士のマッチアップだ。

ジャグアー=ジャガーの異名を持つゴミスは戦績10勝2敗、本来はベルシーから10キロ、パリ15区にあるパレ・デ・スポール内ドーム・ドゥ・パリで2日に開かれたアレスFCに出場予定だったファイター。

アレスFCは2019年12月にアフリカ・セネガルで活動を始め、コロナの時代となるとベルギー大会が2度キャンセルされ、昨年12月からパリで定期開催されているMMAイベントだ。MMA解禁後のフランスで、母国ファイターだけでなく国際戦を組み、同国のMMAファイターの強化を大いに後押ししている。

母国にイベントがなかった時代、パウンド禁止の100% Fightから英国や中東をステップアップの地に定めていたゴミスは、結果的にアレスFCからUFCとの契約を勝ち取った。

対するキック王国オランダのエレンズは、キャリア13勝3敗1分。最近ではLevels Fight Leagueが奮闘しているもののキック王国が故に世界標準のMMA大会がなかなか根付かない母国でなく、ドイツから彼もまたUAEWと中東を目指し、最後はBRAVE CFのドイツ大会からステップアップを果たした。

ゴミスはムエタイ基調で、相手の攻撃を良く見る目を持っている。攻撃を見切ってからの攻撃手段は打撃だけでなく、ムエタイ流クリンチ&バック奪取、そしてダブルレッグというMMA流にアレンジした動きを見せる。

対してエレンズは、ザッツ・キックボクサー。振り下ろすロー、奥手でも果敢にボディストレートを打ち、前に出てきた相手にはMMAでも常套手段となった右アッパーを突き上げる。組みに関しても、オランダ人ファイターらしく柔道の投げ技を駆使し、柔術的な寝技も駆使している。

組みに関しては互いに攻めの姿勢を持つ両者だが、倒してから仕留めるという部分ではゴミスは削ってスタンド、エレンズはサブミッションで仕留める傾向が強く、そのファイト・アイデンティティは違ってくる。

そんな点も含め、ヨーロッパ──西ヨーロッパ大陸の今を知ることができるゴミス×エレンズの顔合わせといえよう。

■視聴方法(予定)
9月4日(日・日本時間)
午前1時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN209計量結果

<ヘビー/5分5R>
シリル・ガンヌ: 247ポンド(112.03キロ)
タイ・ツイバサ: 266ポンド(120.65キロ)

<ミドル級/5分3R>
ロバート・ウィティカー: 186ポンド(84.37キロ)
マーヴィン・ヴェットーリ: 186ポンド(84.37キロ)

<ミドル級/5分3R>
アレッシオ・デキリコ: 186ポンド(84.37キロ)
ロマン・コピロフ: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス: 155ポンド(70.31キロ)
ジョン・マクデッシ: 154.5ポンド(70.08キロ)

<フェザー級/5分3R>
ウィリアム・ゴミス: 146ポンド(66.22キロ)
ヤルノ・エレンズ: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
シャルル・ジョーダン: 145.5ポンド(66.0キロ)
ナサニエル・ウッド: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
ダスティン・ストーツフス: 186ポンド(84.37キロ)
アブスピアン・マゴメドフ: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
フェレス・ジアム: 156ポンド(70.76キロ)
ミハウ・フィグラック: 156ポンド(70.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
ナソーディン・イマボフ: 186ポンド(84.37キロ)
ジョアキン・バックリー: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
ブノワ・サンドニ: 156ポンド(70.76キロ)
ガブリエル・ミランダ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<バンタム級/5分3R>
カリド・タハ: 135ポンド(61.24キロ)
クリスチャン・キニョネス: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
アイリン・ペレス: 144.5ポンド(65.54キロ)
ステファニー・エッガー: 145ポンド(65.77キロ)

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MMA UFC UFC267   イスラム・マカチェフ カムザット・チマエフ グローバー・テイシェイラ コリー・サンドハーゲン ズベア・トホゴフ ダミール・イスマグロフ ダン・フッカー ピョートル・ヤン ブノワ・サンドニ リー・ジンリャン ヴィルナ・ジャンジローバ

【UFC267】計量終了 ピョートル・ヤン人気が高いなかサンドハーゲンは「25分のウォーの準備してきた」

本日 10月30日(土・現地時間)にUAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるUFC267「Blachowicz vs Teixeira」の計量が29日(金・同)に行われた。

メインではUFC世界ライトヘビー級王者ヤン・ブラボヴィッチがグローバー・テイシェイラの挑戦を受け、コメインは暫定バンタム級王座決定戦としてピョートル・ヤンとコリー・サンハーゲンが相対する。


ライトヘビー級の頂点で戦う両者は、フェイスオフでバチバチに火花を散らしながら、笑顔で握手をかわした。まず前日に42歳になったチャレンジャーのテイシェイラが、2度目の世界挑戦に向けて「素晴らしい誕生日だ。明日は僕へのプレゼントを手にする。全く疑う余地もないよ」とインタビューに答える。

続いて王者ブラボヴィッチは「明日もこのままチャンピオンでいる。良い試合、凄く良い試合になる」と断言した。

サンドハーゲンは「25分のウォーになる。そのための準備をしてきた」と話し、前王者ヤンには「いつもように戦う。そしてもの凄くエキサイティングな試合になる」という通訳の言葉以前にロシア語で話した時点で、会場のファンから大きな歓声が挙がっていた。

ヤン人気の高さからも分かるように、アブダビではロシア人ファイターの人気が高く、出場選手も多い。今回もロシア人ファイターが9名に加え、ダゲスタン系スウェーデン人選手のカムザット・チマエフがコロナウィルス感染による引退発表→撤回から1年2カ月振りに実戦復帰する。

アジアの大砲リー・ジンリャンと向き合ったチマエフは、笑顔を浮かべながらも挑発しあい、ダナ・ホワイトが懸命に割って入った。

上位カードで最大の注目マッチといっても過言でないダン・フッカーとイスラム・マカチェフの両者は、フェイスオフでも過剰な動きはなく両者が微笑をたたえていた。

フッカー✖マカチェフ戦と同様に楽しみだったプレリミのライト級マッチ=ダミール・イスマグロフ✖マゴメド・ムスタファエフは前者が163.5ポンドと8.5ポンドオーバーでセレモニアル計量すら行われず、試合は中止となっている。

■視聴方法(予定)
10月30日(土・日本時間)
午後11時30分~UFC FIGHT PASS
10月31日(日・日本時間)
午前3時~PPV
午前3時~WOWOWライブ

■UFC267試合結果

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者] ヤン・ブラボヴィッチ: 205ポンド(92.99キロ)
[挑戦者]グローバー・テイシェイラ: 205ポンド(92.99キロ)

<UFC世界暫定バンタム級王座決定戦/5分5R>
ピョートル・ヤン: 135ポンド(61.24キロ)
コリー・サンドハーゲン: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分5R>
イスラム・マカチェフ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ダン・フッカー: 156ポンド(70.76キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレキサンダー・ヴォルコフ: 263ポンド(119.29キロ)
マルチン・ティブラ: 249ポンド(112.95キロ)

<ウェルター級/5分3R>
リー・ジンリャン: 171ポンド(77.56キロ)
カムザット・チマエフ: 171ポンド(77.56キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マゴメド・アンカラエフ: 205.5ポンド(93.21キロ)
ヴォルカン・オデズミア: 205.5ポンド(93.21キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
アマンダ・ヒーバス: 115.5ポンド(52.38キロ)
ヴィルナ・ジャンジローバ116ポンド(52.62キロ)

<フェザー級/5分3R>
ズベア・トホゴフ: 146ポンド(66.22キロ)
ヒカルド・ラモス: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
アルベルト・デュラエフ: 186ポンド(84.37キロ)
ローマン・コピロフ: 186ポンド(84.37キロ)

<ウェルター級/5分3R>
エリゼウ・カポエイラ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ブノワ・サンドニ: 171ポンド(77.56キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ミハウ・オレキシェイジュク: 206ポンド(93.44キロ)
シャミル・ガムザトフ: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
マクワン・アミルカーニ: 146ポンド(66.22キロ)
レローン・マーフィー: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
フ・ヤオゾン: 186ポンド(84.37キロ)
アンドレ・ペトロスキー: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライト級/5分3R>
ダミール・イスマグロフ: 163.5ポンド(74.16キロ)
マゴメド・ムスタファエフ: 156ポンド(70.76キロ)

<フライ級/5分3R>
タジル・ウランベコフ: 125.5ポンド(56.92キロ)
アラン・ナシメント: 126ポンド(57.15キロ)

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BRAVE CF49 other MMA Report ブノワ・サンドニ ブログ ルアン・サンチアゴ

【BRAVE CF47】ブノワ・サンドニ、力強い寝技でサンチアゴから一本勝ち。エルダノフへの挑戦アピール

<スーパーライト級/5分3R>
ブノワ・サンドニ(フランス)
Def.2R3分51秒by 肩固め
ルアン・サンチアゴ(ブラジル)

開始直後に、ダッシュして飛びヒザを狙ったサンチアゴ、かわしたサンドニは左を伸ばしてからダブルレッグへ。ケージを背負ったサンチアゴは小外掛けを耐えて離れる。サンドニは左ハイから距離を詰めるも、サンチアゴが左オーバーハンドを当てる。続くダブルレッグを切られたサンチアゴがスイッチしたサンドニと左を相打ち。足を使うサンチアゴに対して、サンドニはパンチを振るって距離を詰める。

時には背中を見せて走るなど、徹底して距離を取るサンチアゴが左ミドルを2発受ける。これだけ走ると疲れるだろうと思われるほど、足を使うサンチアゴは組まれてボディロックテイクダウンを奪われる。サンドニはパスからサイドで抑えて肩パンチ。クルスフィックスを嫌がり、背中を預けてスクランブルに持ち込もうとしたサンチアゴはワンアームのRNCに捕えたサンドニは、両足をフックしてパームトゥパームで絞めあげる。ここも耐えたサンチアゴは胸を合わせてトップを取り、エルボーをから左のパンチを落としラウンド終了を迎えた。

2R、左ローを蹴ったサンチアゴは、ここも足を使うファイトから左オーバーハンドを繰り出す。サンドニは左アッパーにダブルレッグを合わせ、テイクダウン。スクランブルも制して、即マウントに移行する。殴られ背中を見せて立ち上がったサンチアゴ、サンドニも下にならないよう自ら着地し、左をフックに続きテイクダウンを決める。

テイクダウンに粘れなくなってきたサンチアゴは、下になっても背中をマットにつけてブリッジにカウンターの肩固めに入る。サンチアゴがタップし、サンドニはほぼ危なげなく一本勝ちを収め「エルダル・エルダノフに少しでも早く挑戦したい。カビブにしか負けていない偉大なチャンピオンだから」とBRAVE CFスーパーライト級王者へのチャレンジをアピールした。


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BRAVE CF49 News other MMA Preview アブドゥル・フセイン ガムザット・カゴメドフ フランチェスコ・ヌッツィ ブノワ・サンドニ ブライン・オドリスコール ブログ ベルナルド・ソバイ ホゼ・トーレス マティス・ザハロフ ムハマド・モカエフ ルアン・サンチアゴ

【BRAVE CF49】計量終了 ソパイ、ザハロフ、モカエフ──20代ファイターたちのせめぎ合いに注目

【写真】メインのサンチアゴ✖サンドニ、トーレス✖オドリスコール、そしてモカエフ✖フセイン、ソパイ✖ヌッツィ。トーレスはマスクもドラゴンボールZの孫悟空だ(C)BRAVE CF

24日(水・現地時間)、25日(木・同)にバーレーンはムハラクのアラード要塞特設会場で開催されるBRAVE CF49 「Super Fights」の計量が行われた。

フェザー級で注目されていたブラジル✖コロンビアの南米対決=ガブリエル・フライ・ミランダ✖ドゥマル・ロアの一戦は、後者が72.2キロと6.4キロという信じられない計量結果で──取りやめとなっている。

その他のプロマッチ10試合に出場する22選手は問題なくパスした。メインでスーパーライト級のルアン・サンチアゴ✖ブノワ・サンドニが組まれ、コ・メインではホゼ・トーレスが急遽参戦のブライン・オドリスコールと61キロ契約マッチを戦う今大会、フライ級とバンタム級で次世代のエース候補が連続で登場となる。


まずは後半戦の戦いの火ぶたが切って落とされる第6試合、バンタム級でベルナルド・ソパイ✖フランチェスコ・ヌッツィが組まれている。

アルバニア生まれストックホルム在住、20歳のソパイは、キックボクサーを思わせるスタンスで蹴りを交えた打撃を繰り出す。特に右オーバーハンドの威力は抜群で、テイクダウン後は強烈なパウンドとポジション奪取にも長けている。

一方のヌッツィはサウスポーのストライカーで、左ストレートはスピード、タイミングともにセンスが感じられる。テイクダウン防御力も高く、戦績はソパイと同様に8勝1敗で24歳だ。アドリア海を挟んだ、アルバニアとイタリアのファイターがこれだけのレベルになっていることに、まずは着目したい。

続く第7試合もバンタム級でバルト3国のラトヴィアから、アイルランドでMMAファイターとして切磋琢磨するマティス・ザハロフが、ガムザット・カゴメドフと戦う。

22歳でプロ戦績は4勝0敗、3KOと1つの一本勝ちしているザハロフも、サウスポーの打撃系MMAファイターだ。

奥足となる左の蹴りを多用するザハロフは、蹴りからパンチもしくはパンチからの蹴りで致命傷を負わせることができる。やや肩は開き気味で、ガードが低い構えから蹴りで距離とタイミングを計る。蹴りでリズムを掴むと、ザワロフはハイからの連係で左ストレート、近い位置ではアッパーで仕留めるに掛かる。

対するガムザット・カゴメドフはキャリア4勝1敗、その黒星は先日UFCデビュー戦で敗れたJP・バイスに喫したもので、組みの圧力が打撃の破壊力に通じるコーカサスMMAスタイルの持ち主だ。蹴りたいとザハロフと、組みたいカゴメドフという構図になる。

フライ級ではポスト・フライ級王座決定トーナメントを睨んだ次世代対決=ムハマド・モカエフ✖アブドゥル・フセインというカードが組まれた。

モカエフはIMMAFで2度世界王者になりアマMMA戦績23勝0敗から、昨年8月にプロデビューを果たした英国在住のダゲスタン人選手だ。

プロでも4連勝中で、バーレーン王国直結のKHK MMAに所属し、練習をすることで生活が成り立つ境遇にある。格闘技のベースはグレコだが、そう感じられないほど淀みなくMMAの動きができる。とはいえ、血気盛んな戦闘部族だけに打撃は粗い点に若さが見えるという課題もある。

対戦相手のフセインは乱戦のなかで、要所を締めるファイトでここまで7勝1敗というレコードを残している。打撃を交えたスクランブルMMA、ガチャガチャした流れをフセインがせき止めるのはギロチン、そしてニンジャチョークというフロント系の絞め技だ。モカエフの突進に、これらの絞めがハマる可能性は十分にあるだろう。

20歳の英国人、22歳のラトヴィア人、そして20歳のアルバニア人──背を向け、目を瞑り、耳を塞ぐことはできない中東の戦い──ではないだろうか。

■視聴方法(予定)
3月25日(木・日本時間)、
午前11時30分~ FITE
午前11時30分~ BRAVE TV

■BRAVE CF49計量結果

<スーパーライト級/5分3R>
ルアン・サンチアゴ:74.8キロ
ブノワ・サンドニ:75.2キロ

<61キロ契約/5分3R>
ホゼ・トーレス:60.3キロ
ブライン・オドリスコール:60.6キロ

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・フライ・ミランダ:65.7キロ
ドゥマル・ロア:72.2キロ

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ:57.1キロ
アブドゥル・フセイン:57.1キロ

<バンタム級/5分3R>
ガムザット・カゴメドフ:61.1キロ
マティス・ザハロフ:61.7キロ

<バンタム級/5分3R>
ベルナルド・ソパイ:61.5キロ
フランチェスコ・ヌッツィ:61.1キロ

<ミドル級/5分3R>
チェド・ハネコム:83.9キロ
ドミニク・ショーバー:83.7キロ

<77キロ契約/5分3R>
ジェラウド・コエーリョ:76.6キロ
ガジムサ・ガジエフ:77.0キロ

<フェザー級/5分3R>
アブドゥルマナップ・マゴメドフ:65.9キロ
マクジム・トロクヒムチュク:65.6キロ

<スーパーウェルター級/5分3R>
ソラ・アクセル:79.4キロ
クイッティ・ベガイ:78.9キロ

<バンタム級/5分3R>
グレン・マクベイ:61.7キロ
フリエイ・ハーラシェ:61.4キロ

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Brave CF38 Other MMA Result アブドゥル・アブゥラギモフ エリン・アーベリ ブノワ・サンドニ ブログ ベルナルド・ソバイ

【Brave CF38】試合結果 アブゥラギモフ圧巻。サンドニ、アーベリ&ソパイ──気になる新鋭ゾロゾロ

【写真】クォーターネルソンでセットアップし、ダースを極めたアブゥドラギモフ(C)BRAVE CF

8日(土・現地時間)、スウェーデンのストックホルムでBrave CF3連戦の2大会目=Brave CF38が行われた。

メインで前Brave CFウェルター級王者アブドゥル・アブゥラギモフが、カール・ブースを一蹴し最近を飾った。

今大会ではフランスのブノワ・サンドニ、女子ではスウェーデンのエリン・アーベリなど、新しい力が確実に力をつけていることが確認できた。

なかでもまだまだ粗いがライオンキングの異名を取る19歳のアルバニア人ファイター=ベルナルド・ソパイなど、今後が非常に楽しみだ。

Brave CF38
<175ポンド契約/5分3R>
○アブドゥル・アブゥラギモフ(ロシア)1R4分20秒
ダースチョーク
詳細はコチラ
×カール・ブース(英国)
<ウェルター級/5分3R>
○ブノワ・サンドニ(フランス)2R1分49秒
KO
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×マリオ・サイード(英国)
<バンタム級/5分3R>
○ベルナルド・ソパイ(アルバニア)3R
判定
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×タリク・イスマイル(カナダ)
<165ポンド契約/5分3R>
○イッサ・イサコフ(ベルギー)3R
判定
詳細はコチラ
×ジャミル・チャン(オランダ)
<56キロ契約/5分3R>
○エリン・アーベリ(スウェーデン)3R
判定
詳細はコチラ
×マーリン・ヘルマンソン(スウェーデン)
<74キロ契約/5分3R>
○ダーヴィド・ヤーコブソン(スウェーデン)3R
判定
×ディルムロド・モブロノフ(スウェーデン)
<72キロ契約/5分3R>
○ロバート・ニストロム(スウェーデン)1R4分46秒
ギロチンチョーク
×ヨアキム・ヤンコビッチ(ノルウェー)
<バンタム級/5分3R>
○ジョニー・トーマ(スウェーデン)3R
判定
×モヘブ・アジジ(スウェーデン)
<68キロ契約/5分3R>
○PK・ザデー(英国)3R
判定
×ワイ・イッド(スウェーデン)
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Brave CF38 other MMA Report ブノワ・サンドニ ブログ

【Brave CF38】フランスのグラップラーが、アッパーでサイードをKO。「ライトでもウェルターでも」

<ウェルター級/5分3R>
ブノワ・サンドニ(フランス)
Def.2R1分49秒by KO
マリオ・サイード(英国)

プーケット・トップチーム所属の英国籍を持つクルド人=スピード、対するはヴェノム・ファイトチーム所属のフレンチファイター=サンドニだ。ワンツーを見せて組みついたサンドニが、ケージにサイードを詰める。右腕を差しあげてテイクダウンを奪ったサンドニは、ハーフ・バタフライを越えてハーフへ。サイードが足を戻し、蹴り上げも捌いたサンドニがパスからマウント。足を入れ外ヒール、トーホールドをサイードが狙う。足を抜いたサンドニをダブルレッグで倒し、リバーサルに成功したサイードはバタフライスイープを潰しバックへ。

両足をフックしたサイードは、前方に落とされサンドニがサイドで抑える。残り1分、右のパンチを落とし、クルスフィックスに入ったサンドニは嫌がって背を向けたサイードのバックを取る。立ちあがったサイードは内股を狙うも、胸を合わせたサンドニがケージに押し込みグラップリングMMAが展開された初回が終わった。

2R、左ミドルを2発入れたサンドニ、3発目をキャッチしてテイクダウンを狙ったサイードはヒザ十字に入り、ここから外ヒールに。体を捩じって足を抜いたサンドニは左アッパーを当て、下がったサイードに左ヒザを入れる。倒れたサイードだが殴られながら立ち上がる。ここサンドニは間合いを取り直し、左ジャブから右フック。サイードも大振りのフックを返すが当たらず、ボディにパンチを纏められる。さらに一旦離れたサンドニが左アッパーを打ちこむと、ひと呼吸おいてキャンバスにサイードがしゃがみ込み試合は決した。

過去5戦、4試合で一本勝ちのサンドニが打撃でKO勝ちし「ちょっと自分の打撃を試したいっていうエゴが出た試合になったね。僕はプロでアマチュアじゃないから、練習は続けてきた。ただ、今日は思っていたより早く試合が終わったよ。寝技には自信があるけど、これはMMA。彼が苦手なところで戦った」と勝利を振り返り、ライト級でもウェルター級でもトップと戦いたいとアピールした。