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AB IMMAF MMA o UFC アルメン・ペトロシアン キック

UFC on ESPN+96:第3試合・クリスチャン・リロイ・ダンカン vs. クラウディオ・ヒベイロ

ミドル級。

CLDことダンカンは20歳の時にバスケからMMAに転向。トップクラスがプロと遜色ないと言われるアマのIMMAFで長くキャリアを積み、24歳でプロデビュー後はイギリスの老舗プロモーション・ケージウォーリアーズでデビューすると、1年半で6連勝してミドル級王座を獲得。昨年3月にプロ3年目でUFCデビューを果たした。UFC2戦目には元キック王者アルメン・ペトロシアン相手に判定負けでキャリア初黒星を喫したが、11月にデニス・トゥルーリンに2RKO勝ちで再起に成功。長身・リーチが長く、回転系の蹴りが得意なストライカー。28歳。

ブラジルのヒベイロはUFC1勝2敗。ブラジルムエタイ王者で、キャリア11勝はすべてKOでの勝利。しかし前戦はロシアのコプィロフに2Rハイキックで失神KO負け。元ダンサーの経歴がある。31歳。

すぐにプレッシャーをかけるダンカン。ジャブ。カーフを入れるがヒベイロもカーフを返す。ダンカンバックヒジ。前蹴りでヒベイロを近寄らせない。トリッキーな蹴りを見せる。バックスピンキックがボディにヒット。ジャブ。ほとんど手が出ないヒベイロ。まず間合いに入れない。ダンカンヒジ。ヒベイロパンチで飛び込んだが、ダンカンバックステップでかわした。遠い間合いからパンチを入れるダンカン。両手でヒベイロの手首を掴むと肘を入れた。ヒベイロまたパンチで飛び込んでいくが距離を取られる。前蹴りをキャッチしたヒベイロ。ダンカンジャンピングスピンキック。しかし空振り。間合いを詰めて組み付いたヒベイロだが、ダンカンが四つに組んで入れ替える。押し込みながら膝を入れるダンカン。入れ替えたヒベイロ。ヒザを打ち合う。ホーン。

1Rダンカン。

2R。パンチで出たヒベイロ。四つで組んだ。しかしダンカンがボディロックから投げ。倒されかけたヒベイロだがケージでこらえる。ダンカンダブルレッグへ。テイクダウンしてサイドを取った。一気にマウントに。パウンド・肘。腕でブロックするだけのヒベイロ。背中を向けたヒベイロ。バックマウントからパウンドを打ち込むダンカン。KO!

ダンカン強い勝ち方。スタンドでもリーチの長さを活かして圧倒。今回はタックルからのテイクダウンという新たな引き出しも見せた。テイクダウンしてからは一方的に打ち込んでKO勝ち。

ヒベイロは自分の距離で戦えず、組みに行っても逆にテイクダウンされ、いいところがなかった。

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o UFC アルメン・ペトロシアン クリス・ワイドマン

UFC on ESPN+94:第11試合・ブラッド・タバレス vs. グレゴリー・ホドリゲス

ミドル級。

タバレスはプロデビュー3年目・キャリア6戦目でTUFに出場し、UFCデビュー。以来14年、UFCの歴史の半分近くを戦い続けてきた。5連勝と4連勝があり、一時はランキングにも入っていたが、現在はランク外。組んでのケージ押し込みが得意で、UFCでの15勝のうち、判定勝ちが13(ミドル級最多)。2連敗で迎えた前戦はスネの骨折からの復帰戦となるクリス・ワイドマンに判定勝ちして連敗ストップ。が、ワイドマンが衰えすぎていただけという可能性もあり、タバレスの評価が上がる試合ではなかった。UFC15勝8敗の36歳。

ホドリゲスは柔術レスリングがバックボーンだが、強いパンチも持っており、UFCでの直近の4勝はすべてKO勝ち。前戦はUFC1勝2敗のデニス・トゥルーリンからサバ折りでテイクダウンを奪い、一気にマウントを奪ってバックマウントからの肘でKO勝ち。UFC5勝2敗で、敗れた相手はアルメン・ペトロシアンとブルンノ・フェレイラ。31歳。

 

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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN236 アルメン・ペトロシアン ホドルフォ・ヴィエイラ

【UFN236】組みで盤石の強さを発揮!ヴィエイラがマウントからの肩固めで一本勝ち

<ミドル級/5分3R>
ホドルフォ・ヴィエイラ(ブラジル)
Def.1R4分48秒by 肩固め
アルメン・ペトロシアン(アルメニア)

ペトロシアンがジャブと前足へのローで前に出る。ヴィエイラもジャブと右ローを返すが、ペトロシアンがプレッシャーをかける。ヴィエイラはペトロシアンのジャブにダブルレッグを合わせる。ヴィエイラが背中を見せて立つと、ヴィエイラはケージに押し込んで再びダブルレッグでテイクダウンする。

ここもペトロシアンが背中を見せて立ち、ヴィエイラは足をかけてバックコントロール。ダブルレッグからペトロシアンを持ち上げてテイクダウンする。足で距離を取ろうとするペトロシアンだが、ヴィエイラはしっかり上体を抑えてトップキープしてマウントへ。ペトロシアンが背中を見せると体を伸ばす。もう一度マウントに戻ると、そのまま肩固めを極めて一本勝ちした。


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MMA o UFC アルメン・ペトロシアン カイオ・ボハーリョ キック ドゥスコ・トドロビッチ ブログ

UFC on ESPN47:第10試合・アルメン・ペトロシアン vs. クリスチャン・リロイ・ダンカン

ミドル級。

ジョルジオ・ペトロシアンの弟、アルメン・ペトロシアンと同姓同名のペトロシアン。同じアルメニア人で、キックのキャリアがあり、ジョルジオは尊敬するファイターの一人とのこと。キックからMMA転向後4勝1敗でコンテンダーシリーズに出場して1RKO勝ちしたが、UFC本戦ではカイオ・ボハーリョに判定負けしてここまで2勝1敗。コンテンダーシリーズを含め、毎試合テイクダウンを許しており、テイクダウンディフェンスが課題。32歳。

ダンカンは3月に地元のイギリス大会でUFCデビュー。ケージウォーリアーズミドル級王者で、UFCデビュー戦はドゥスコ・トドロビッチに四つからのテイクダウンの攻防でトドロビッチが膝を負傷し、不完全燃焼のTKO勝利。多彩な蹴り技が武器。学生時代はバスケットボール選手で、バスケ引退後の20歳からMMAを始めた。27歳。

バックスピンキックを見せたダンカン。ペトロシアンはワンツーミドル。ダンカン飛び膝。トリッキーな動きを見せる。ペトロシアンはカーフキック。スイッチを繰り返すダンカン。またトリッキーな蹴りを見せたが、ペトロシアン飛び込んでワンツー。ダンカンの蹴りをキャッチしたペトロシアン。放してパンチを入れ離れる。詰めるペトロシアン。ローキック。ローで削る。ダンカンが左で飛び込むが、カウンターの右を入れたペトロシアン。ペトロシアンミドル、ロー。残り1分。ケージ際まで詰めた。バックスピンキックを入れたペトロシアン。ダンカン、背中を向けてプレスしていく。ホーン。

1Rペトロシアン。しかしダンカン曲者。動きが読めない。

2R。ワンツー・ローを入れるペトロシアン。ダンカンも蹴りを返す。ダンカンタックルで飛び込んだが、切手パンチを入れたペトロシアン。詰めてくるダンカンにジャブのダブルをヒット。バックブローを狙ったダンカンだがペトロシアンがキャッチしてスタンドバック。パンチを入れて放したペトロシアン。スイッチを繰り返すダンカンだが、ペトロシアンインロー。ワンツーからミドル。パンチからミドル。常に連打を入れていくペトロシアン。ペトロシアン左ボディから右フック。さらにパンチがヒットし背中を向けたダンカン。ペトロシアン膝を入れるが、ダンカン組み付いた。が、ペトロシアン引き剥がした。また組み付いてケージに押し込むダンカン。入れ替えるペトロシアン。残り45秒。離れた。また組んだダンカン。四つでクラッチ。投げを狙うがこらえるペトロシアン。後方に倒そうとしたダンカンだが、逆に潰したペトロシアンが上になりパウンド。ホーン。

2Rペトロシアン。

3R。トリッキーな打撃で出るダンカン。バックブロー。ペトロシアンローからハイ。ミドル。ダンカンパンチから組み付いて四つでクラッチ。ケージを背負ってこらえるペトロシアン。入れ替えた。離れ際にバック肘を見せた。しかしダンカンのパンチが入り後退。効いたか?出てくるダンカンに逆にタックル。四つからテイクダウン成功。上を取ったペトロシアン。ダンカンのガード。三角を狙ったダンカンだが、足をサバいてパスしたペトロシアン。バックに。ダンカン立ち上がるがスタンドバック。正対したダンカンに首相撲から膝。テイクダウンを狙うダンカンだが引きはがすペトロシアン。距離を取って逃げ切り。タイムアップ。

30-27、29-28×2の3-0でペトロシアン勝利。

ダンカンのトリッキーな攻めに惑わされず、冷静に打撃を入れて、テイクダウンもすべて防いで勝利。

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o UFC アルメン・ペトロシアン キック ルイス・グスタボ

UFC283:第9試合・グレゴリー・ホドリゲス vs. ブルンノ・フェヘイラ

ミドル級。この試合もブラジル人対決。

UFC4勝(3KO)1敗のホドリゲス。唯一の敗戦はアルメニアのキックボクサー・アルメン・ペトロシアン戦でのスプリット判定負け。柔術黒帯のグラップラーだが、UFCではKO勝ちが多い。前戦もストライカーのチディ・エンジュクアニがスタミナ切れで失速したところでハーフからのパウンド連打でKO勝ち。

フェヘイラは昨年9月のコンテンダーシリーズで1RKO勝ちしてUFCとの契約を決め、これがデビュー戦。キャリア9戦全勝(6KO・3一本勝ちで全フィニッシュ)の30歳。柔道・柔術がバックボーンだが、コンテンダーシリーズではほぼ打撃のみで勝利した。ルイス・グスタボと同じアンドレ・ジダ主催のEVOLUCAO THAI所属。

パンチで出たフェヘイラだが、アッパーを入れたホドリゲス。詰めて左右のパンチを出したフェヘイラだが距離を取られ空振り。ホドリゲスワンツー。右ハイ。シングルレッグに入るフェヘイラだが切られた。フェヘイラのカーフキックでスリップしたところでバックを狙ったが、ホドリゲスが振りほどいて逆にバックを伺う。離れたフェヘイラ。ホドリゲスがケージに追い込むが、フェヘイラの左をもらい仰向けにダウン!レフェリー割って入りKO!

UFC4勝1敗のホドリゲスをいきなり下したフェヘイラ。全試合フィニッシュ勝利も継続。

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AJ・ドブソン Brave CF IMMAF LFA MMA MMAPLANET o TJ・ディラショー UFC UFC280   アルジャメイン・ステーリング アルメン・ペトロシアン イスラム・マカチェフ カイオ・ボハーリョ ケイトリン・チューケイギアン シャーウス・オリヴェイラ ショーン・オマリー ショーン・ブレイディ ダナ・ホワイト ニキータ・クリロフ ピョートル・ヤン ベラル・モハメッド マテウス・ガムロ マノン・フィオホ マルコム・ゴードン ムハマド・モカエフ 平良達郎

【UFC280】セレモニアル計量終了 プレリミ出場ダゲスタン系英国人モカエフもメイン級の声援集める

【写真】将来的に平良との対戦が実現することも十分にありうるモカエフ――凄まじい僧帽筋だ(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるUFC 280「Oliveira vs Makhachev」のセレモニアル計量が21日(金・同)に同所で行われた。

昨日の会見以上にファンが集まったセレモニアル計量は、輪をかけてアラブ&ダゲスタンのイスラム連合の声援が大きくなっていた。


なかでもプレリミ2試合目のフライ級マッチでマルコム・ゴードンと戦うムハマド・モカエフ:への声援はPPVカード出場選手に見劣りしないものだった。

ダゲスタンで生まれ、幼少期を過ごしたモカエフは家族ともに英国に移住。英国籍も取得しているが、コーカサスの戦闘民族の血は確実に流れており、イギリスで始めたレスリングですぐに頭角を表し、パリ五輪候補ともいわれている。

IMMAFにユース時代から出場し、2度世界王者に輝くとアマMMA22連勝でバーレーンのKHKジム所属ファイターとなり、BRAVE CFでプロデビューを飾った。5連勝で今年の3月にUFCデビューを飾り、2戦目にはLFAフライ級王者だったチャールス・・ジョンソンを破っている。

そのモカエフ、大声援にすっかり気を良くしたのか、フェイスオフではゴードンに拳をつきつけ、ダナ・ホワイトが急ぎ割って入る場面も。

平良達郎のライバルになることは間違いないモカエフ、まだ喧嘩的な強さをオクタゴンの中で見せていたが、ゴードンを相手にしても淡々、堅実な試合展開に持ち込むことができるか――注目だ。

コメインのUFC世界バンタム級選手権試合は王者アルジャメイン・ステーリング、挑戦者TJ・ディラショーの両者にブーイングが送られるという珍しい状況に。

フェイスオフで激しく言葉を交わした両者、まずディラショーが「俺はケージの中で勝負にしにきた。あのマ〇ーフ〇ッカーを眠らせるよ」と話すと、さらに大きなブーイングを浴びたステーリングは「アブダビ、皆、来てくれてありがとう。凄いカードが揃ったグレートなショーだ。明日は〇ザー〇ァッカーを倒す」とコメントした。

メインのUFC世界ライト級王座決定戦に出場するイスラム・マカチェフを大チャントで迎えた会場のファン。そのマカチェフとシャーウス・オリヴェイラはフェイスオフでは鼻が触れるまで超接近していた。

まずマイクを握ったマカチェフは「アブダビ、思い切り応援してほしい。インシャラーラー(アラーの意思があれば)」と短いマイクに、対してオリヴェイラは「ライト級のライオンは、まだ吠え続けている」とポルトガル語でまくしたてると、訳を待たずにステージを下りた。

■視聴方法(予定)
10月22日(土・日本時間)
午後11時00分~UFC FIGHT PASS
午前3時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWプライム

■UFC280計量結果

<UFC世界ライト級王座決定戦/5分5R>
シャーウス・オリヴェイラ: 154.5ポンド(70.08キロ)
イスラム・マカチェフ: 154.5ポンド(70.08キロ)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]アルジャメイン・ステーリング: 135ポンド(61.24キロ)
[挑戦者]TJ・ディラショー: 135ポンド(61.24キロ)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン: 136ポンド(61.69キロ)
ショーン・オマリー: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分3R>
べニール・ダリューシュ: 156ポンド(70.76キロ)
マテウス・ガムロ: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 127.5ポンド(57.83キロ)
マノン・フィオホ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分5R>
ベラル・モハメッド: 170ポンド(77.11キロ)
ショーン・ブレイディ: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル/5分3R>
マフムド・ムラドフ: 185ポンド(83.91キロ)
カイオ・ボハーリョ: 186ポンド(84.37キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズデミア: 206ポンド(93.44キロ)
ニキータ・クリロフ: 206ポンド(93.44キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アブバカル・ヌルマゴメドフ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ガジシ・オマルガジシエフ: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
アルメン・ペトロシアン: 186ポンド(84.37キロ)
AJ・ドブソン: 185ポンド(83.91キロ)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ: 126ポンド(57.15キロ)
マルコム・ゴードン: 126ポンド(57.15キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
リナ・ランズバーグ: 135ポンド(61.24キロ)
カロル・ホザ: 135ポンド(61.24キロ)

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AJ・ドブソン MMA MMAPLANET o TJ・ディラショー UFC UFC280   その他 アルジャメイン・ステーリング アルメン・ペトロシアン イスラム・マカチェフ カイオ・ボハーリョ ケイトリン・チューケイギアン シャーウス・オリヴェイラ ショーン・オマリー ショーン・ブレイディ ズベア・トホゴフ ニキータ・クリロフ ピョートル・ヤン ベラル・モハメッド マテウス・ガムロ マノン・フィオホ マルコム・ゴードン ムハマド・モカエフ ルーカス・アルメイダ

【UFC280】オフィシャル計量終了 ステーリングが雄叫び。TJ・ディラショーは水抜きの影響大??

【写真】エネルギーが漲っているような本計量だったアルジャメイン・ステーリング(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるUFC 280「Oliveira vs Makhachev」のオフィシャル計量が21日(金・同)午前9時より、クラウンプラザホテル内ミーティングルームで行われた。

まず計量開始前に減量に問題があったとしてフェザー級のズベア・トホゴフ×ルーカス・アルメイダの中止が発表され、タイトルマッチ2試合を含む、12試合24選手が計量台へ。

女子フライ級でマノン・フィオホに戦うケイトリン・チューケイギアンがリミット125(+1)ポンドに対し、127.5ポンドで計量失敗となった。


その他のファイターは全員クリアーしており、メインで世界ライト級王座を賭けて戦う両者がいの一番に登壇し共に154.5でパスした。

昨日の会見時に比べると、イスラム・マカチェフはシャーウス・オリヴェイラよりも目のくぼみが目立ち、水抜きの影響がより強く感じられた。

一方、最も減量の影響が見られたのは、アルジャメイン・ステーリングの持つ世界バンタム級王座にチャレンジするTJ・ディラショーだった。

歩く姿も力なく、リミット丁度でパスしてもガッツポーズもない。うつむき加減でシャツを拾って、そのままステージを下りた。対してチャンピオンは、同じ135ポンドでパスの声を聞くと同時に大きく叫び声を挙げている。

もう一人シャウトしたのは、べニール・ダリューシュと対戦するマテウス・ガムロだった。やや時間を置き、ラスツーでステージに力を現したガムロは156ポンドのコールを受ける。

まず両手を高々と掲げたガムロはその手を振り下ろしつつ、ここからが本当の戦いの始まりと告げるような、雄叫びを見せたのだった。

■視聴方法(予定)
10月22日(土・日本時間)
午後11時00分~UFC FIGHT PASS
午前3時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWプライム

■UFC280計量結果

<UFC世界ライト級王座決定戦/5分5R>
シャーウス・オリヴェイラ: 154.5ポンド(70.08キロ)
イスラム・マカチェフ: 154.5ポンド(70.08キロ)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]アルジャメイン・ステーリング: 135ポンド(61.24キロ)
[挑戦者]TJ・ディラショー: 135ポンド(61.24キロ)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン: 136ポンド(61.69キロ)
ショーン・オマリー: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分3R>
べニール・ダリューシュ: 156ポンド(70.76キロ)
マテウス・ガムロ: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 127.5ポンド(57.83キロ)
マノン・フィオホ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分5R>
ベラル・モハメッド: 170ポンド(77.11キロ)
ショーン・ブレイディ: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル/5分3R>
マフムド・ムラドフ: 185ポンド(83.91キロ)
カイオ・ボハーリョ: 186ポンド(84.37キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズデミア: 206ポンド(93.44キロ)
ニキータ・クリロフ: 206ポンド(93.44キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アブバカル・ヌルマゴメドフ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ガジシ・オマルガジシエフ: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
アルメン・ペトロシアン: 186ポンド(84.37キロ)
AJ・ドブソン: 185ポンド(83.91キロ)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ: 126ポンド(57.15キロ)
マルコム・ゴードン: 126ポンド(57.15キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
リナ・ランズバーグ: 135ポンド(61.24キロ)
カロル・ホザ: 135ポンド(61.24キロ)

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【UFC280】マカチェフ人気一色。二番人気はヌルマゴメドフ!! オリヴェイラ&ステーリングは大ヒール

【写真】ファイトウィーク、公開イベントはこの会見から(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるUFC 280「Oliveira vs Makhachev」の記者会見が20日(木・同)に同所で行われた。

Showdown weekとして、さまざまなUFC関連の催しが会場の外で実施されており、お祭り的な雰囲気だったアリーナ周辺。会見はロシア人ファンとローカル:ファンが一体化し、マカチェフ・サポート一色という空気で大いに盛り上がった。


メインカード出場10選手、プレリミからはベラル・モハメッドとショーン・ブレイディが出席し、1人ずつ登壇する形で会見はスタート。

まずパレスチナ系米国人のモハメッドが、米国大会では考えられない高いファンの支持を集めており、ブレイディには大きなブーイングが送られる。

質疑応答中もシャーウス・オリヴェイラやアルジャメイン・ステーリングにブーイングを送るファンに呼応し、何度両手を広げて煽るモハメッドの姿が確認されている。

べニール・ダリューシュと対戦するマテウス・ガムロはテンション高めでステージ上でTシャツを脱いで、ファンに投げ込む。

一投目はメディアシートにしか届かないと、わざわざ取り戻して、Tシャツを丸めて結い、二投目で目的を果たした。

ピョートル・ヤンも高い人気を誇る一方で、会場には欧州や米国、ブラジル人サポーターの姿もあり、対戦相手ショーン・オマリーにはブーイングだけでなく、かなりの声援が集まっていた。

グラサン、レザーのオマリーは「全ての局面で上回っている」とコメントした際、ヤンの表情は弱冠強張ったように見えた。

ヤンの天敵ステーリングは絶えることのないブーイングと野次のなかで、対戦相手のTJ・ディラショーのコメントに対し「聞こえない。男らしく堂々と話せ」とイチャモンをつける。

TJは「テストは口でするもんじゃない。『テスト、テスト、テスト1、2』って上手くいったか?」という返答をし、ファンの大声援を受けていた。

さらにライバルのヤンの隣に座っている状況には「今、この男のことは気にしてない。TJのことを考えている」と発言したステーリング、ここで会場はまたも大ブーイングに包まれることとなった。

オリヴェイラへの質問はブーイングでかき消され、マカチェフへの大声援で質問者が間を置く必要がある館内。体重超過でベルトを失ったオリヴェイラは「誰がチャンピオンか皆に聞けばよい」と立ち上がって手を広げると、ブーイングの雨に晒された。

そのオリヴェイラがメディアデーで「マカチェフがタイトルに挑戦できるのは、ヌルマゴメドフの力だ」と言ったことに尋ねられると、マカチェフが「マイケル・チャンドラーに勝ってタイトルを獲ったけど、その前に誰と戦ってきた。教えてくれ」と答えるだけで、ファンは拍手喝采だった。

さらにオリヴェイラがアブダビがマカチェフのホーム状態であること関しては「いつも彼を僕のホームに招待しているけど、一度も来なかった。ここで戦いたかったんだろう」と言えば、マカチェフは「俺はブラジルで行くとダナに伝えている。何度もブラジルで戦うと言ってきた。この男は英語を話さないから、誰も何を話しているのか分からない」と粗い口調になる。

ここからは両者はマイクを掴み、身を乗り出して顔を合わせると、食い気味にトラッシュトークを続けた。

会見中から最前列に座るヌルマゴメドフ・チャントが起こるなど高い人気を維持する元世界王者は、会見終了後からフェイスオフまでの間、ファンの注目を一身に集め、その様子を携帯で撮影するや、マカチェフに負けない大声援がわき起こった。

フェイスオフでは意外にも胸を押して一触即発状態になったのはピョートル・ヤンで、対応が遅れたオマリーはやり返すことはなかった。

ステーリングとオリヴェイラがブーイングの矢面に立っていたフェイスオフが終了すると、ファンは会場外のアトラクションへ一目散。

昼は35度以上のアブダビも、日が落ちると28度ぐらいで海風もあり、やや涼しく感じられる。そんななか、ファンはベルトを手に写真撮影、Esportsブースでもしっかりと列を作るなど、会見中とは様子でファイトウィークを満喫、砂漠の決戦に向けエティハド・アリーナは夜の帳が下りても、さらに熱が帯びていた。

■視聴方法(予定)
10月22日(土・日本時間)
午後11時00分~UFC FIGHT PASS
午前3時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWプライム

■対戦カード

<UFC世界ライト級王座決定戦/5分5R>
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)
イスラム・マカチェフ(ロシア)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]アルジャメイン・ステーリング(米国)
[挑戦者]TJ・ディラショー(米国)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ショーン・オマリー(米国)

<ライト級/5分3R>
べニール・ダリューシュ(米国)
マテウス・ガムロ(ポーランド)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン(米国)
マノン・フィオホ(フランス)

<ウェルター級/5分5R>
ベラル・モハメッド(米国)
ショーン・ブレイディ(米国)

<ミドル/5分3R>
マフムド・ムラドフ(ウズベキスタン)
カイオ・ボハーリョ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズデミア(スイス)
ニキータ・クリロフ(ウクライナ)

<フェザー級/5分3R>
ズベア・トホゴフ(ロシア)
ルーカス・アルメイダ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
アブバカル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
ガジシ・オマルガジシエフ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
アルメン・ペトロシアン(アルメニア)
AJ・ドブソン(米国)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ(英国)
マルコム・ゴードン(カナダ)

<女子バンタム級/5分3R>
リナ・ランズバーグ(スウェーデン)
カロル・ホザ(ブラジル)

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【UFC280】「NJまで片道2時間掛けてスパーに行くわ」。フィオホと対戦、ケイトリン・チューケイギアン

【写真】アッパレ過ぎるほど、アッパレな返答のオンパレードだったチューケイギアン(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)にUAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるUFC280でケイトリン・チューケイギアンが、マノン・フィオホと対戦する。

UFC在籍6年、タイトル挑戦経験がありオクタゴンで戦績11勝5敗というチューケイギアンにアブダビという地で戦うこと、新鋭フィオホの印象とタイトルショット、そしてNYでの女子選手のトレーニング環境について話を訊くと、彼女のMMAに対する向き合い方こそ、これだけのキャリアを残せる要因だと確信できた。


──ファイトウィークに入り、現地入りして間もないタイミングでインタビューを受けていただきありがとうございます。

「大丈夫よ。昨夜、アブダビ入りしてしっかりと睡眠をとることができたし、今日も問題なく体を動かすことができたわ……って、あなたのこと見覚えあるわ。確か……」

――7月の終わりにセラBJJで平田樹選手に関して、日本のABEMA用にインタビューをさせていただきました。

「ああ、そうね。Zoomで顔を見て、アレって思ったの(笑)」

――あれから3カ月、本来は9月のパリ大会で対戦予定だったマノン・フィオホと今週末に戦うことになりました。

「マノンのホームタウンであっても、すっごくパリで戦いたかったわ。ただパリを訪れたい、そういう感じだけど。大会終了後に数日間パリで過ごすつもりでいたから。それが凄く楽しみだったの」

――勝負云々でなく、パリを楽しみたかったということですね(笑)。

「それだけじゃないわよ(笑)。彼女は唯一のフランス人女子UFCファイターで、試合順もコメインだった。マノンのホームタウンで戦うという経験を楽しみにしていたし。でも、コーチ陣は中立の土地で戦うことを歓迎しているわね。彼女のケガでパリでの試合はなくなったけど、一度はパリで試合を戦ってみたいと今も思っているわ」

――ところで米国国内で3時間の時差で戦うのと、アブダビに来て8時間の時差で戦うのは体調的に違いは感じられますか。地球は自転しており、西に移動するのと東に移動するのではバイオリズムが違うという医学的見解を以前に読んだことがありまして。

「う~ん、その疑問に答えるにはまだこっちに入って早すぎる気はするけど、現時点で私は何も問題はないわ。飛行機とアブダビで睡眠をとったわけだけど、すこぶる好調よ。それに2020年にファイトアイランドで試合をしていて、アブダビへの遠征も初めてじゃないから、問題なく過ごせているしね。

あの時は朝の4時からの試合だったのが、今回は午後10時からだし。戦う環境としては、今回の方が良くなっているから不便が感じられないのかもね。だからベガスで戦うことではなくて、前回のアブダビで戦うことと比較すると今回は楽になっているのは確かよ」

――今回は中立の地です。基本的にケイトリンは米国での試合が多く、USチャントの後押しがあってもブーイングを受けて戦うことはないです。

「ブーイングされて戦うことを考えると、凄くワクワクするわね。もう7年も前になるけど、UFC以前にHungarian FCっていう大会に出場して、ブダペストで試合をしたの。トーナメント戦で決勝がハンガリーの選手が相手だったから、少しブーイングを受けたわ。でも観客の数自体がとても少なかったから、ブーイングも小さくて(笑)。

きっとパリの大観衆にブーイングされると、最高のクールだったでしょうね。でも、今はアブダビでのファイトを楽しみにしているわ」

――マノンはUAEW出身ですし、ひょっとすると彼女の応援が多いかもしれないですね。

「いずれにしても彼女のファイトスタイルはファンにも受けるし。私はアンダードッグだけど、しっかりと戦うわ」

――確かにマノンはUFCで4勝0敗ですが、ケイトリンも現在4連勝です。アンダードッグに納得していますか。

「確かに彼女はジェニファー・マイアに勝ったけど、フライ級契約でも本来はストロー級の選手との試合も多いわ。5連勝、6連勝、7連勝をしようが対戦相手にどれだけの価値があるのか、大切なことはそこよね」

――マノンのカラテ流ファイトにはどのような印象を持っていますか。

「体が強いわ。そして、あの動きをする選手は凄く少ないわね。ただし、マノンが戦ってきた相手で私のようなフットワークを使って戦える選手はいなかった。真っすぐ前に出て、攻撃が当たる相手ばっかりだったわ。これまでの彼女の試合は、スタイル的に戦いやすい相手が多かった。でも、私はちょっと違う戦い方ができるから」

――マノンのようなスパーリング・パートナーを今回は見つけることはできましたか。

「レフティでキックをたくさん使う。スパーでもドリルでも、そこを頭に入れて練習してきたから大丈夫よ。とにかく蹴りの数が多い。そこは十分に対策を練ってきたわ」

――ところで冒頭で話したようにセラBJJでケイトリンに会った取材は、いつ以来のイーストコーストでのジム取材かというぐらい久方ぶりでした。西海岸やミッドウェスト、あるいはラスベガスやフロリダで取材をしていると米国のジムは一つの場所で、全てのトレーニングをこなせるという印象が強かったです。でもNYで平田選手はマンハッタンやロングアイランドなど、公共交通を使ってクイーンズから1時間もかけて移動していました。

「そうね、ほんとソレがNYのクレイジーなところだわ。私はニュージャージー出身だけど、今はロングアイランドに住んでいて。だからセラBJJはすぐに行けるけど、週に2度ニュージャージーまで車で2時間かけて、スパーリングに行っているの」

――!!!!!! それって片道っていうことですか。

「そうよ。往復で4時間ね。私たちも一か所で練習できないことはないけど、納得できる練習をするには、それだけの移動が私は必要なの。特に女子選手はベストなトレーニング・パートナーを見つけることは男の人より難しいから。

全ての局面で練習パートナーがいる男子選手と、私たちは違うからね。まぁ不満には思うところもあるけど、ベストなトレーニングができないより良いからオプションがあって良かったと思っている。車で片道2時間かけても、マーク・ヘンリーの指導やニュージャージーでのジムメイトとの練習は私に欠かせない。納得できる練習をすることが、一番大切なことだから」

――それだけの想いでケイトリンはMMAを向かい合っているのですね。では、その想いをどのように土曜日の試合でぶつけたいと思っていますか。

「UFCで長く戦い、常に成長してきた姿を見せたい。そして、今も新しい武器を携えていることもね」

――おそらくはUFCはマノン・フィオホのようなニューウェーブの台頭を望んでいるかと思います。ただしこの4連勝対決、勝てばケイトリンにももう1度タイトルショットを戦う機会が巡ってくるのではないでしょうか。

「そうね、5連勝したらそのチャンスがあって然りよね。でも、それは勝ってからの話で、また交渉が必要だし、今回も良い勝ち方が求められるはずよ」

――ケイトリン、今日はありがとうございました。日本のファンに一言お願いできますか。

「私だけでなく、UFCを応援してくれてありがとう。日本からNYにガールズたちが練習に来るんだけど、大歓迎よ。彼女たちとの練習はとても楽しいわ。そして日本のファンの皆には土曜日のショーを楽しみにしてほしい。サポート、ありがとう」

■視聴方法(予定)
10月22日(土・日本時間)
午後11時00分~UFC FIGHT PASS
10月23日(日・同)
午前3時00分~PPV
午前3時00分~WOWOWプライム

■UFC280対戦カード

<UFC世界ライト級王座決定戦/5分5R>
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)
イスラム・マカチェフ(ロシア)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]アルジャメイン・ステーリング(米国)
[挑戦者]TJ・ディラショー(米国)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ショーン・オマリー(米国)

<ライト級/5分3R>
べニール・ダリューシュ(米国)
マテウス・ガムロ(ポーランド)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン(米国)
マノン・フィオホ(フランス)

<ウェルター級/5分5R>
ベラル・モハメッド(米国)
ショーン・ブレイディ(米国)

<ミドル/5分3R>
マフムド・ムラドフ(ウズベキスタン)
カイオ・ボハーリョ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズデミア(スイス)
ニキータ・クリロフ(ウクライナ)

<フェザー級/5分3R>
ズベア・トホゴフ(ロシア)
ルーカス・アルメイダ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
アブバカル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
ガジシ・オマルガジシエフ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
アルメン・ペトロシアン(アルメニア)
AJ・ドブソン(米国)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ(英国)
マルコム・ゴードン(カナダ)

<女子バンタム級/5分3R>
リナ・ランズバーグ(スウェーデン)
カロル・ホザ(ブラジル)

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【UFC ESPN39】打撃を使って打撃戦を避け、TDゲームでボハーリョがペトロシアンに判定勝ち

<ミドル級/5分3R>
カイオ・ボハーリョ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
アルメン・ペトロシアン(アルメニア)

サウスポーのボハーリョが、サイドキックのフェイクを見せる。そのサイドキックで関節狙い、左ハイからパンチを上したボハーリョがダブルレッグで一気にテイクダウンを奪う。ケージを背負ったペトロシアンだが、キムラロックで固定されバックを許す。両足をフック下ボハーリョが、スロエフストレッチを狙いつつボディトライアングルに移行する。

足を組み変えつつ、左腕で絞めを狙ったボハーリョが、アゴの上から絞めてクラッチの機会を伺う。ペトロシアンも防御に徹し、時間の経過を待つ状態に。残り2分を切り、腰をずらしたペトラシアンだが、ボハーリョがワンフックでバックを取り続け、再び四の字フックに。ボハーリョの左腕を左ワキの下で抱えて耐えるペトロシアンは、このまま逃げ切った。

2R、足を使うボハーリョに右ローを蹴ったペトロシアンは、右ハイから右ストレートを伸ばす。すぐに組みには行かないボハーリョだが、1分経過のタイミングでダブルレッグを決める。背中をマットにつけたペトロシアンはサイドで抑えられる。ボハーリョはマウントに移行し、腕を足の下に通したペトロシアンのリバーサルにギロチンを合わせる。

簡単に頭を抜いたペトロシアンはスタンドに戻り、レフェリーがブレイクを命じたボハーリョを立たせた。蹴りを交えた打撃の交換から、3度目のテイクダウンを決めたボハーリョはバックを取りここもワンフックから両足をフックしバックグラブを完成させる。

右腕でアゴの上から絞めていくが、クラッチは組めないボハーリョは、後方へのパンチに額を突き出し時間に。

最終回、ペトロシアンがワンツーで前に出る。さらに右を伸ばし、ローを蹴っていくペトロシアンに左ストレートを伸ばしたボハーリョが組みつく。ここは一気に倒せず、ケージに押し込んだ形となったボハーリョはヒザの蹴り合いから、ダブルに移行してすぐに胸を合わせるなど時間を使う。

ワキを潜り、バックに回ったボハーリョが自ら後方に寝転がるが、ペトロシアンをホールドしきれずただ引き込むこと形に。今一つ、寝技に切れのないボハーリョはスタンドでローを蹴るペトロシアンに続き、レフェリーにスタンドに戻される。即ダブルレッグでドライブ、ヒザをつきながらケージにペトロシアンを押し込んだボハーリョが、ここも時間を使う。最後の10秒を切って、ボハーリョのヒザが急所に入るなど締まらない試合は──ペトロシアンの跳び蹴りで終幕。

ボハーリョが判定勝ちを収めた。そして、ドリキュス・デュプレシーを次戦の相手に指名した。


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