カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UAEW UAEW50 アリ・アルカイシ サムエル・バーク

【UAEW50】UAE Warriorsに中東の笛は無し。バークが逆転判定勝ちでアルカイシを下しフェザー級王者に

<UAEWフェザー級選手権試合/5分5R>
サムエル・バーク(スウェーデン)
Def.3-0:48-47.48-47.48-47
アリ・アルカイシ(ヨルダン)

前に出るバーク、アルカイシはケージの前を左右に回る。ローを繰り返し、バークのスイッチから左フックに組みついたアルカイシがボディロック。ワキを潜ってバックに回る。前方に崩されても、足のフックを許さず立ち上がるバークに対し、アルカイシはギロチンを狙って前方に回りこもうとする。

アルカイシは自ら離れ右ロー、左ジャブから再度ダブルレッグへ。尻もちをついたバークはバックを譲らず立ち上がって正対する。アルカイシは小外刈りでテイクダウンを決めるも、バークのバタフライスイープでスクランブルに持ち込まれて試合はスタンドに。バークは初めてフックの連打を繰り出し、圧を掛ける。アルカイシが間合いを外し、時間となった。

2R、ローからパンチを振りまわしたアルカイシが、ダブルレッグでバークを抱え上げてテイクダウン。立ち上がったバークをケージに押し込むとボディロックテイクダウンを決める。スクランブルでヒザを見せたアルカイシだが、逆にヒザをボディに受けて下がる。ここでアッパーを決めたバークは、組まれてもエルボーを入れる。アルカイシは体を入れ替えて、ケージにバークを押し込むとバックへ。胸を合わせたバークは、ボディロックからバックをまたも許す。正対後、離れたアルカイシはワンツーに組んでクリンチも、ヒザを腹に受けて離れ時間に。

3R、バークはアルカイシをケージに追い込み、左右に回るのみのアルカイシに中央に来いとアピールする。それでもアルカイシは大きく離れて回るのみ。ならばとバークも同じようにサークリングを見せる。前に出たアルカイシは、すぐに大きくサークリングしダブルレッグへ。ボディロックからバックを取りつつテイクダウンを決めたアルカイシだが、バークもすぐに立ち上がる。バック、ボディロックとバークをケージに押し込むアルカイシは、残り1分20秒になって離れるとまたもサークリングへ。

追いかけたバークが右フックをヒットさせ、ダウンを奪うとそのままパウンドで追撃に出てる。亀で両ワキでバークの腕を挟んだアルカイシが、時間までそのまま固めた。

4R、前蹴りのバークは足を使わなくなったアルカイシの左を受ける。組みぎわに縦ヒジを入れたバークは、クリンチゲームに付き合わされヒザを使う。アルカイシはバークをケージに押し込むが、テイクダウンは奪えない。自ら離れたアルカイシは組んでも、押し込むことなく離れて左を被弾する。クリンチゲームでケージに押し込み続けることができなくなったアルカイシは、、またも大きく回る。バークは組みのなかでヒジを入れ、パンチの連打へ。アルカイシはヘッドロックから正対し、エルボーをまたも打たれる。間合いを取り直したアルカイシは、組んで頭を抱えての投げを潰されバックから殴られる。引き込んで上を向いたアルカイシは、ここで時間を迎えた。

最終回、バークは組んでくるアルカイシのヒザ蹴りを入れる。効いたアルカイシは、シングルからダブルで懸命のテイクダウンへ。頭を押して立ち上がったバークは、首相撲からヒザを続ける。両ヒザをついてしがみつくように、アンクルピックも潰されたアルカイシはワキ腹にエルボーを落とされる。立ち上がったバークに組み続け、ダブルレッグのアルカイシは逆に後方に押し倒され、マウントを取られる。背中をみせたアルカイシにパウンドを連打するバーク。思い切り振りかぶって殴るバークは、スクランブルに持ち込んだアルカイシのシングルを切って、クリンチにもヒザを繰り出す。

離れたアルカイシはスピニングバックフィストも決まらず、右フックを被弾する。残り25秒、内股からヒザ十字狙いのアルカイシに鉄槌を落としたバークは、試合終了と共に手を挙げて勝利をアピール。初回、2Rはアルカイシ。3R以降はバークと見るのが妥当だが、ここは中東だ──MMA版の中東の笛が吹かれるのか。

結果、中東の笛はなくバークが48-47を3票集め、新UAEWフェザー級王者となった。


The post 【UAEW50】UAE Warriorsに中東の笛は無し。バークが逆転判定勝ちでアルカイシを下しフェザー級王者に first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UAEW UAEW50 シェフバン・アルハソフ タフィル・アブデュラエフ

【UAEW50】アブデュラエフが、グローブ掴みを繰り返すアルハソフをパウンドアウト。ウェルター級王者に

<UAEWウェルター級王座決定戦/5分5R>
タフィル・アブデュラエフ(アゼルバイジャン)
Def.2R4分35秒by TKO
シェフバン・アルハソフ(ロシア)

アルハソフが右前蹴り、スイッチするアブデュラエフにローを蹴る。アブデュラエフが前に出てくるとテイクダウンを狙ったアルハソフだが、切られてヒザ蹴りから押し倒される。すぐに立ち上がったアルハソフの蹴りが、急所に入り試合が中断。再開され、アルハソフがジャブを伸ばす。ボディストレート、荒いワンツーのアルハソフはアブデュラエフの勢いのあるフックをかわして、ワンツーを繰り出す。

頭を下げ気味のパンチからシングルレッグでテイクダウンを奪ったアルハソフだが、アブデュラエフがギロチンに抱える。そのまま立ち上がろうとしたアブデュラエフは、首を抜かれてバックを許す。後方からヒザを突き上げるアルハソフは、払い巻き込みを潰してバックを維持する。前方に崩して、両足をフックしたアルハソフがボディトライアングル&RNCへ。アブデュラエフは手首を掴んで防御し、ワキ腹と顔面を殴られエルボーも打たれたが、絞めは許さなかった。

2R、ジャブを伸ばし、前蹴りのアルハソフがニータップ気味にテイクダウンを決める。下から鉄槌のアブデュラエフだが、蹴り上げから立ち上がろとしてバックを許す。ケージを掴んで立ち上がったアブデュラエフ、レフェリーは試合を流し注意を与える。クリンチアッパーのアルハソフは、ヒザを受けて離れると動きが落ちている。

アブデュラエフは左フック、ヒザ蹴りを入れる。アルハソフのパンチで前に出るが、左フックを打たれしゃがみこむ。引き込んだアルハソフにエルボーを落とし、パンチを打ち込むアブデュラエフ。亀のアルハソフはグローブを掴んで減点に。サイドバックでパンチを続けるアブデュラエフはマウントを取り、鉄槌。下を向いたアルハソフはまたもグローブを掴んで減点を重ねた末に、亀で連打を受けTKO負けに。UAEWウェルター級王座は、アブデュラエフが就くこととなった。


The post 【UAEW50】アブデュラエフが、グローブ掴みを繰り返すアルハソフをパウンドアウト。ウェルター級王者に first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UAEW UAEW50 イアゴ・ヒベイロ キック 藤田大 藤田大和

【UAEW50】ダウンを奪った藤田、乱打戦からTDを許しヒジの連打にTKO負け。ヒベイロがフライ級王者に

<UAEWフライ級王座決定戦/5分5R>
イアゴ・ヒベイロ(ブラジル)
Def.3R2分22秒by TKO
藤田大和(日本)

まず藤田が右カーフを蹴る。さらにカーフを続け、藤田はオーバーハンドのヒベイロに右ショートを当てる。藤田のカーフを嫌がったヒベイロが組んで来てケージに押し込む。早くも首を抱えた藤田だが、離れてカーフを蹴る。バランスを崩した藤田をダブルレッグで倒したヒベイロは、ボディロックからバックを伺う。ケージに寄りかかって背中を譲らない藤田は、細かいヒザを太腿やボディに受ける。

ヒベイロは藤田が立ち上がったところでボディロックテイクダウン。スクランブルにもシングルレッグから頭を胸に押し当てていく。藤田の左足を束ねて、顔面にパンチを入れるヒベイロ。残り50秒でバックに回ったヒベイロだが、藤田も懸命に正対しようと動く。半身の状態で完全にバックを与えずとも、胸を合わせることができなかった藤田は初回を落としたか。

2R、ヒベイロがローを蹴り、藤田はワンツーを放つ。ジャブからハイ、後ろ回し蹴りと矢次早に攻めようとするヒベイロだが、右ローに左を合わせた藤田がダウンを奪う。ハーフでパンチを落とされ、たまらず背中をつけたヒベイロに対し、藤田は鉄槌を連打する。スイープを潰されフルガードを取ったヒベイロが、一旦落ち着く。藤田もガードの中で過ごし、左のパンチを打っていく。ヒベイロはカンヌキで抱えると、レフェリーがブレイクを命じた。

藤田は前に出て右フック、ヒベイロもボディから右オーバーハンドを振るう。藤田が打ち合いに応じると、ヒベイロは一転組んでテイクダウン。スクランブルでバックを伺う。初回と同じ形になり、藤田は細かいパンチを受ける。そのまま前方におくって崩そうとしたヒベイロが、スクランブルでギロチンを仕掛けて下になる。左足を抜いて、垂直の形を創った藤田は逆にヴァンフルーチョークへ。フルガードに戻したヒベイロのギロチンは、さほどタイトにならず藤田がラウンドを取った。

3R、スピニングバックキックから跳びヒザを見せたヒベイロ。二段蹴りのように左ヒザをヒットされた藤田の足がもつれる、一瞬のクリンチから、足を止めての打ち合いになると、ヒベイロがヒザを織り交ぜ攻勢に出る。藤田もパンチが振るうが、勢いに巻き込まれたようにアッパー、左フック、スピニングバックエルボーと攻められる。と、ヒベイロはレベルチェンジからシングルレッグでテイクダウンを決める。ヒベイロがバックに回り、背中をつけた藤田に肩固めを狙う。ここからパンチに切り替えたヒベイロが、バックからパンチを連打する。

キムラを抜けられ背中を譲ったままの藤田はエルボーを打たれ、正面を向いても連続でヒジを落とされる。ヒベイロがギロチンから後方回転、上を取るとエルボーを打ち続けレフェイーが試合を止めた。

藤田はUAEW初黒星、無念のタイトル奪取失敗。初代UAEWフライ級のベルトはイアゴ・ヒベイロの腰に巻かれた。


The post 【UAEW50】ダウンを奪った藤田、乱打戦からTDを許しヒジの連打にTKO負け。ヒベイロがフライ級王者に first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UAEW UAEW50 UFC アンドレ・フィアーリョ ジェコンギル・ジュマエフ

【UAEW50】UFCベテランのアンドレ・フィアーリョ、ジュマエフの左にKO負け。キルクリフ勢、連敗

<ウェルター級/5分3R>
ジェコンギル・ジュマエフ(ウズベキスタン)
Def.1R2分23秒by KO
アンドレ・フィアーリョ(ポルトガル)

サウスポーのフィアーリョが、左ミドルから右ローを蹴る。フィアーリョは右カーフを続けるが、ジュマエフがステップインして右をヒットさせる。後方に倒れたフィアーリョに対し、ジュマエフはガードの中に収まり、すぐに立ち上がる。続いてスタンドに戻ろうとしたフィアーリョを殴ったジュマエフだが立ち上がって待ち受ける。

ワンツーを当てたフィアーリョが圧を高めて前に出た刹那、ジュマエフが左フックを打ち抜いてダウンを奪い、KO勝ち。キルクリフFC勢はソルディに続き、フィアーリョも初回でフィニッシュされてしまった……。


The post 【UAEW50】UFCベテランのアンドレ・フィアーリョ、ジュマエフの左にKO負け。キルクリフ勢、連敗 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UAEW UAEW50 エミリアーノ・ソルディ ディヤール・ニュルゴウスキ

【UAEW50】体重オーバー同士の対戦は、ニュウルゴウスキがソルディをパウンドアウト

<209.7ポンド契約/5分3R>
ディヤール・ニュルゴウスキ(カザフスタン)
Def.1R4分17秒by TKO
エミリアーノ・ソルディ(アルゼンチン)

体重オーバーのニュルゴウスキの左インローに、左ジャブを繰り出すソルディ(も2.7ポンドオーバー)。同じ攻撃を繰り返すなかで、ニュルゴウスキが左ボディフックを狙う。素早いニュルゴウスキの左ストレートをソルディはヘッドムーブでかわす。ソルディにアイポークがあったと試合が一時中断、再開後にニュルゴウスキが左ミドルを決める。ソルディのステップインにクリンチの攻防になるが、すぐに離れたニュルゴウスキが左インローを蹴る。ソルディも右ストレートを伸ばすが、手数でニュルゴウスキが上回っている。

そのニュルゴウスキが左フックからヒザを入れ、さらにワンツーの左フックを効かせる。下がってパンチを纏められたソルディは、テイクダウン狙いをかわされバックからパンチを連打され、一度は上を向いてガードを取りにいく。立立ち上がったニュルゴウスキが足を捌いてエルボーを狙うと、かわそうとしたソルディはそのまま亀になってしまい──パウンドを被弾。レフェリーが試合を止めた。


The post 【UAEW50】体重オーバー同士の対戦は、ニュウルゴウスキがソルディをパウンドアウト first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UAEW UAEW50 アギラン・タニ アリベク・スレイマノフ

【UAEW50】目まぐるしいスクランブルをギロチンで堰き止めたスレイマノフが、アギラン・タニに一本勝ち

<ミドル級/5分3R>
アリベク・スレイマノフ(ロシア)
Def.2R2分22秒by ギロチンチョーク
アギラン・タニ(マレーシア)

左右に回るアギランは、スレイマノフの蹴り蹴り足をキャッチしに掛かる。組んでいったアギランだが、逆にシングルレッグで倒されるとすぐに立ち上がる。スレイマノフのシングルレッグにギロチンを合わせたアギランだが、頭を抜かれてケージに押し込まれる。背中を取られたアギランは立ち上がってクラッチを剥がしに行くが、前方にテイクダウンされ背中に乗られる。

スレイマノフは振り落とされそうになり、着地するも逆にシングルレッグを仕掛けられる。スイッチしてトップを取ったスレイマノフは、スクランブルでバックに回ると半身で右腕ごとフックしていくが、アギランが反転してトップへ。

さらにスクランブルで背中についたアギランだが、落とされてハーフで抑えられる。リストコントロールで殴られないようにしたアギラがキムラを仕掛けるも、時間となった。

2R、開始直後にダブルレッグでテイクダウンをしたアギランが、バックを取る。ロールして、胸を合わせたスレイマノフはここもハーフでトップに。ニーシールドのアギランだが、スレイマノフは枕で圧を与える。ハーフで潜りつつ、シングルを狙ったアギランはアームインギロチンに捕えられタップした。


The post 【UAEW50】目まぐるしいスクランブルをギロチンで堰き止めたスレイマノフが、アギラン・タニに一本勝ち first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UAEW UAEW50 アリエル・オリヴェロス キック ルーカス・ペレイラ

【UAEW50】ペレイラが多彩な蹴り技でオリヴェロスを翻弄し、1R終盤のヒザ蹴りでKO勝利

<バンタム級/5分3R>
ルーカス・ペレイラ(ブラジル)
Def.1R4分36秒by KO
アリエル・オリヴェロス(フィリピン)

ペレイラが左右のロー、オリヴェロスもインローを返して左フックを狙う。ペレイラは右のカーフキックを蹴ると、これでオリヴェロスがバランスを崩す。ペレイラは左ミドルを蹴り、オリヴェロスがケージを背負うと左のジャンピングハイキック。オリヴェロスのダブルレッグをケージを使ってディフェンスして離れる。

試合がスタンドに戻るとペレイラが右ロー、オリヴェロスは右フックを強振する。ペレイラは左右のミドル・右ローと蹴りで試合を組み立て、左ハイキックを当てて右ストレートにつなげる。ここも組みつくオリヴェロスだが、ケージを背負うペレイラをテイクダウンできない。

逆にペレイラは離れ際にヒザ蹴りと左ハイ、右アッパーを当てるとスピニングバックキックを繰り出し、左ハイキックでオリヴェロスをケージまで下がらせる。距離を詰めたペレイラが首相撲からヒザ蹴りを突き上げると、これでオリヴェロスが崩れ落ち、ペレイラが多彩な蹴り技でKO勝利を収めた。


The post 【UAEW50】ペレイラが多彩な蹴り技でオリヴェロスを翻弄し、1R終盤のヒザ蹴りでKO勝利 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UAEW UAEW50

【UAEW50】キルギスのタクタゴノワが粘り強くテイクダウンを仕掛け、3RにRNCでオウバリに一本勝ち

<124ポンド契約/5分3R>
アネリア・タクタゴノワ(キルギス)
Def.3R4分01秒by RNC
エリン・オウバリ(スウェーデン)

サウスポーのタクタゴノワに対し、オウバリはインローと左フック。タクタゴノワがシングルレッグから組み付き、両差しでケージに押し込む。タクタゴノワは右手を深く差して左手でパンチを放ち、オウバリは首相撲の動きも見せつつ離れる。

オウバリは右ストレートと左アウトロー。距離を取りながら右ミドル、右のヒザ蹴りから右ストレート。タクタゴノワが組みつくとボディにヒザ蹴りを放ってテイクダウンを許さない。試合がスタンドに戻るとオウバリが左フックから右ストレート、タクタゴノワもオウバリのパンチに合わせてダブルレッグに入ってバックへ。そのままグラウンドに持ち込むとRNCを狙いつつパンチを入れる。

2R、オウバリが左右のローを蹴る。タクタゴノワはジャブと左ストレートを伸ばすが、オウバリが離れた距離から右ストレートを当てる。これでタクタゴノワは鼻から出血し、オウバリはタクタゴノワのテイクダウンをディフェンスしながら左フックや右ストレートを見せる。

タクタゴノワはシングルレッグから組みつき、一度は距離を取られるが、再びシングルレッグへ。オウバリのヒジとパンチを浴びるものの、両差しからテイクダウンに成功する。サイドポジションでトップキープするタクタゴノワ。一度はガードに戻されたもののパスガードしてサイドポジションに出ると、自分の左ヒザでオウバリの右腕を抑えてヒジとパンチを落とした。

3R、互いに距離を取る展開から、タクタゴノワが左のスーパーマンパンチを放ち、オウバリはジャブと左ローを返す。タクタゴノワはシングルレッグを見せるが、オウバリは組みつかせずに離れる。タクタゴノワは再びシングルレッグに入ると、オウバリをケージまでドライブしてテイクダウンする。タクタゴノワはハーフガードでキープし、オウバリが立ち上がろうとするとバックにつく。ここからタクタゴノワはパーム・トゥ・パームを狙いつつ、最後はRNCでオウバリがタップを奪った。

The post 【UAEW50】キルギスのタクタゴノワが粘り強くテイクダウンを仕掛け、3RにRNCでオウバリに一本勝ち first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB Brave CF Cage Warriors MMA MMAPLANET o ONE PFL UAEW UAEW50 UFC   アギラン・タニ アリベク・スレイマノフ アリ・アルカイシ アンドレ・フィアーリョ イアゴ・ヒベイロ エミリアーノ・ソルディ キック シェフバン・アルハソフ ジェコンギル・ジュマエフ タフィル・アブデュラエフ ライカ 岡見勇信 藤田大 藤田大和

【UAEW50】藤田大和の挑戦以外も、見所タップリ。フィアーリョが再登場、アギラン・タニが初陣

【写真】ソルディとアギランが、砂漠のMMAに挑戦 (C)UAEW

藤田大和がイアゴ・ヒベイロとフライ級王座決定戦を戦うUAE Warriors50が、19日(土・現地時間)にアラブ首長国連邦 アブダビ首長国、ADNECマリーナ・ホールで開催される。
Text by Manabu Takashima

PFL MENAという中東&マグレブのイスラム社会に特化したMMA大会がスタートし、バーレーンのBRAVE CFは独自のグローバル展開を続けるなか、UAEWは中東の独特な風土と経済力を背景にしつつ、UFCを頂点としたMMAヒエラルキーにあって重要なフィーダーショーかつ、インターナショナル・イベントを展開している。


今大会はまさにUAEWの特徴と魅力が詰まったイベントといえる。藤田が戦うフライ級タイトル戦以外にフェザー級とウェルター級の2階級でもベルトが懸かった試合がマッチアップされた。

メインのUAEWフェザー級選手権試合は、ヨルダン人王者アリ・アルカイシにスウェーデンのサムエル・バークが挑むというもの。UFCベテランでDESERT FORCE、BRAVE CFと砂漠のMMAをリードしてきたアルカイシは、UAEWではアラビアと二つのベルトを巻く。

チャレンジャーのバークはCage WarriorsとOKTAGONという欧州内ビッグショーで戦ってきたキャリア9勝2敗のストライカーで、スウェーデンの国内キック王者でもあった。いわばメインはご当地ファイターがイベントを締めるという形になっている。

コメインのUAEWウェルター級王座決定戦はロシアのシェフバン・アルハソフとアゼルバイジャンのタフィル・アブデュラエフが激突する。アブダビといえばヌルマゴとの強いパイプがあるのは周知の事実、アルハソフはそのフルマゴ軍団のエース候補のダゲスタン・ファイターだ。対するアブデュラエフはこれが2度目のタイトル挑戦となる。

アルハソフは8勝0敗、アブデュラエフは16勝2敗で共にコンバットサンボがベースとなっているガチンコ対決だ。

タイトル戦以外にもアンドレ・フィアーリョ、エミリアーノ・ソルディ、アギラン・タニらの出場にも注目が集まる。UAEWからUFCにステップアップをしたフィアーリョは最高峰で2勝5敗と結果を残せず、再生の場にUAEWを選んだ。とはいえ対戦相手のジェコンギル・ジュマエフは戦績10勝4敗のウズベキスタン人ファイターで、ライト級王座挑戦に失敗し階級を上げての再起戦となる。フィアーリョにとって、生易しいファイトとはならない。

カザフのディヤール・ニュルゴウスキと戦うエミリアーノ・ソルディはフィアーリョとキルクリフCFのチームメイトで、PFL2019ライトヘビー級を制したミリオンダラー・ファイター。対するニュルゴウスキは2年振りのファイトとなるが、両者揃って計量に失敗しており、特に後者は4.7ポンドのオーバーとなっている。

キャリア12勝7敗のマレーシア人柔術黒帯のタニは、ONE日本大会で岡見勇信と対戦し、かつてはベン・アスクレンの持つONE世界ウェルター級王座に挑戦したこともあり、ある意味日本で馴染のある選手といえる。

これがONE以外での初めてのファイトとなるタニは、当初はヨルダン人選手のイマンシャピ・ムクタロフとの試合が決まっていたが、欠場により代役のアリベク・スレイマノフと戦うことに。

このスレイマノフはプロMMAは4勝0敗ながらアマチュアで24勝1敗のレコードを持つ実力者だ。アマからプロへと過去5年間負け知らず──15連勝中のスレイマノフとのファイト、アギラン・タニの苦戦は必至か。

この他、プレリミでもフィリピン=アリエル・オリヴェロス×ブラジル=ルーカス・ペレイラのバンタム級戦。女子124ポンド契約体重戦のスウェーデン=エリン・オウバリ×キルギス=アネリア・タクタゴノワなど、国際色豊かなカードが揃っている。

実にスウェーデン、ポルトガル、ロシア、ウクライナ、ジョージア、アゼルバイジャン、ヨルダン、レバノン、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、マレーシア、フィリピン、日本、アルゼンチン、ブラジル──16カ国から22人のファイターが集結する砂漠のMMAの祭典といえるUAEW50、開幕まであと2時間だ。

■視聴方法(予定)
5月18日(土・日本時間)
午後11時00分~ UFC Fight Pass

■UAEW50対戦カード

<UAEWフェザー級選手権試合/5分5R>
[王者] アリ・アルカイシ(ヨルダン)
[挑戦者] サムエル・バーク(スウェーデン)

<UAEWウェルター級王座決定戦/5分5R>
シェフバン・アルハソフ(ロシア)
タフィル・アブデュラエフ(アゼルバイジャン)

<UAEWフライ級王座決定戦/5分5R>
藤田大和(日本)
イアゴ・ヒベイロ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジェコンギル・ジュマエフ(ウズベキスタン)
アンドレ・フィアーリョ(ポルトガル)

<ライトヘビー級/5分3R>
エミリアーノ・ソルディ(アルゼンチン)
ディヤール・ニュルゴウスキ(カザフスタン)

<ミドル級/5分3R>
アリベク・スレイマノフ(ロシア)
アギラン・タニ(マレーシア)

<163ポンド契約/5分3R>
ニカ・クプラヴィシヴィリ(ジョージア)
ウラジスラフ・ルドネフ(ウクライナ)

<194ポンド契約/5分3R>
モハメド・オシイリ(レバノン)
マムルジョン・ハミドフ(ウズベキスタン)

<ライト級/5分3R>
ズバイル・ズバイロフ(ロシア)
アブダラ・ホツハエフ(タジキスタン)

<バンタム級/5分3R>
アリエル・オリヴェロス(フィリピン)
ルーカス・ペレイラ(ブラジル)

<124ポンド契約/5分3R>
エリン・オウバリ(スウェーデン)
アネリア・タクタゴノワ(キルギス)

<ライトヘビー級/5分3R>
ウユビイ・アミスハノフ(ロシア)
シミク・マフメドフ(キルギス)

The post 【UAEW50】藤田大和の挑戦以外も、見所タップリ。フィアーリョが再登場、アギラン・タニが初陣 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 DWCS MMA MMAPLANET o Road to UFC UAEW UAEW50 UFC   アギラン・タニ アリ・アルカイシ アンドレ・フィアーリョ イアゴ・ヒベイロ サンスハル・アディロフ ジェコンギル・ジュマエフ タフィル・アブデュラエフ 海外 藤田大 藤田大和 食事

【UAEW50】フライ級王座を賭けてヒベイロと対戦。藤田大和「今はこのベルトに集中しています」

【写真】記者会見場にてベルトをバックに(C)TAKESHI YAMAZAKI

17日(金・同)にUAEはアブダビのADNECマリーナ・ホールで開催されるUAE Warriors50で、新設のフライ級王座を賭けて藤田大和がイアゴ・ヒベイロと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

昨年8月10月にいずれもギロチンを決めてUAEW2連勝を飾った藤田が、3戦目で砂漠のベルトに挑む。対戦相手するブラジルのヒベイロはMMA戦績12勝3敗で、過去の試合では組んで押し込んでくることが中心のファイターだ。果敢に削ってくるであろうヒベイロを相手に、どのような試合を見せるのか。現地到着後の藤田に意気込みを訊いた。今回も藤田に帯同している山﨑剛Me,We代表から届いた、豊富な現地写真とともにお届けする。


――UAEW出場時は毎回、現地到着後にインタビューをお願いしていますが(※取材は5月15日に行われた)、本日もよろしくお願いします。

「はい、よろしくお願いします!」

――おぉ、過去2戦の時よりもテンションが高いですね。もう現地には慣れましたか。

MMAPLANETのリモートインタビューを受けているところ(C)TAKESHI YAMAZAKI

「アハハハ、そうですね。もう3回目なので場所にも慣れていますし」

――リモート画面の背景を見ると、ホテルも毎回同じだと思われます。まず飛行機での移動と、空港からホテルまでの道のりも慣れたのではないですか。

「それが……前回の試合が去年10月で、7カ月の間に空港のターミナルが新しくなっていたんですよ。増築したのか何なのか。だから空港に着いても『ここはどこなんだろう?』と思いました(笑)」

――アハハハ、アブダビの空港の変化に気づく日本人MMAファイターも藤田選手だけでしょう。

「確かに(笑)。ホテルは同じですし、……初戦のエティハド・アリーナは遠かったんですよね。でも前回と今回は、別会場であってもホテルから近いので良かったです」

――アブダビの街にも慣れましたか。

「いえ。外を歩くことは、ほとんど無いんですよ。メチャクチャ暑いですから。昼間は40℃を超えていますし、夜も30℃より上だとは思います」

ホテルに用意された場所で体を動かす藤田。このスペースにも慣れている(C)TAKESHI YAMAZAKI

――それだけ移動にも現地にも慣れて来ると、初戦よりも減量の不安は軽減されたのではないですか。飛行機で長距離移動したあと、知らない場所で最後の減量を行うとなると、現地の状況が分からず不安を感じる選手もいます。

「まずホテルがどういう状態か分かっているので、安心感はあります。食事は外に行かず日本から持ってきたものを食べたりしていますね。とにかく外には出ません(笑)」

――初戦、2戦目とギロチンで勝利した末に3戦目でベルトを賭けて戦うこととなりました。UAEW内でご自身の評価が上がっていることは実感しますか。

「それは感じますね。もともと前回の対戦相手(サンスハル・アディロフ)が評価の高いファイターだったんですよ。その相手に勝ったあとは、現地の人たちにも評価してもらっているなと感じていました」

――アディロフは藤田選手と対戦時の戦績が11勝1敗1分で、いわば藤田選手のほうが当て馬だったかもしれません。

「あぁ、そう思います。初戦も2戦目も同じように感じました。でも今回は結構早く出場のオファーが来て、そこから対戦相手が決定するまでに少し時間が掛かりましたね。試合の準備は早くから始めることができていて、相手が決まったのは試合の3週間ぐらい前でした」

――ということは、藤田選手の相手を探していた……つまり今回は藤田選手がAサイドということでしょう。

「いやぁ、それはどうなんですかね(苦笑)」

――アディロフに勝利したあとフライ級王座の話をしていて、実際に設置されたのですから、そう考えてもおかしくはないかと。

「アディロフ戦のあとに主催者サイドと、『UAEWで勝ってUFCに繋げていきたい』という話をしていたんですよね。そうしたら新しくフライ級王座をつくるか――みたいな話も出て、今回のタイトルマッチに至ったんだと思います」

砂漠の街にたなびくUAE Warriorsの旗(C)TAKESHI YAMAZAKI

――国内から飛び出し、砂漠の国でベルトを巻く。藤田選手がUAEW王者としてオクタゴンに上がったら、それはそれで素晴らしい浪漫だと思います。

「なるほど(笑)。僕にとっては、ありがたい話です」

――同日には中国でRoad to UFCも開催されます。またDWCSや国内の興行からUFCを目指す選手もいるでしょう。そんななかで現在、海外のフィーダーショーからオクタゴンを目指すケースも少なくなりました。

「まぁ他の選手とは違うことをやっているんだなぁ、とは思いますね。アハハハ。もうUAEW出場も3回目なので、現地のスタッフさんとも顔見知りになっていますし」

――今回はブラジルのイアゴ・ヒベイロとベルトを賭けて対戦します。

「最初アブダビに来て、ブラジル選手と対戦するとは思わなかったですね。でもUAEWにはブラジル人もそうですし、いろんな国から選手が来ていて。自分としては相手が誰でも、どの国の選手でも変わらないです」

――ヒベイロの印象はいかがですか。

記者会見でヒベイロとフェイスオフ(C)TAKESHI YAMAZAKI

「以前と最新の試合映像を見比べると、最新の試合では結構丁寧に戦っていますよね。ジャブ、ローから低くテイクダウンに入ってきて。そのままサイドバックをキープしているので、力はあるんだろうなと思います。昔の試合は振り回している場面もあったので、爆発力もあるんでしょうね。ただ、打撃よりも組みのスタミナのほうが上という印象です。

一番怖いのは振り回してくるパンチを食らうことで。組んでしまえば時間を掛けて考えることもできますけど、打撃の攻防は一瞬で決まりますから。そこは警戒しています」

――そんななか2試合連続でギロチンを極めていると、今回も……と期待されませんか。

「期待はされます(笑)。周りから言われることもありますし」

――ヒベイロもギロチンを取れそうなスタイルでもあります。先ほど言われたとおり今回のタイトルマッチがUFCに至る道の一つであれば、本人としてもUFCへ繋げるためにと意識しますか。

「全然意識していない――と言ったら嘘になりますよね。でも試合が決まれば、今は『このベルトを獲る!』というだけに集中しています。結果としてUAEWのチャンピオンとしてUFCに辿り着いたら嬉しいですけど」

――ベルトを巻いたら、すぐにUFCと契約したいと考えているのでしょうか。

現地時間の朝8時に前日計量が行われた。1度目は100グラムオーバーだったが、20分後に57.15キロ(王座戦だが1ポンドオーバーOK)パスしている(C)TAKESHI YAMAZAKI

「もちろんUFCに行けるなら……年齢を考えたら、早く行けるに越したことはないです。もう今年32歳になるので。でも焦っているわけでもなく、あまり先を考えても良いことはないので、まずは今回の相手に集中します」

――今回はどのような試合になると思いますか。

「自分としては、いつもどおり打撃から組み立てて、あとは相手の反応次第です。組みの展開になると思うので、そこから自分の得意なところに持ち込みたいですね。勝ってチャンピオンになります!」

2024年5月18日(金・現地時間)
アラブ首長国連邦 アブダビ首長国
ADNECマリーナ・ホール
UAE Warriors50

■視聴方法(予定)
5月18日(土・日本時間)
午後11時00分~ UFC Fight Pass

■対戦カード

<UAEWフェザー級選手権試合/5分5R>
[王者] アリ・アルカイシ(ヨルダン)
[挑戦者] サムエル・バーク(スウェーデン)

<UAEWウェルター級王座決定戦/5分5R>
シェフバン・アルハソフ(ロシア)
タフィル・アブデュラエフ(アゼルバイジャン)

<UAEWフライ級王座決定戦/5分5R>
藤田大和(日本)
イアゴ・ヒベイロ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジェコンギル・ジュマエフ(ウズベキスタン)
アンドレ・フィアーリョ(ポルトガル)

<ライトヘビー級/5分3R>
エミリアーノ・ソルディ(アルゼンチン)
ディヤール・ニュルゴウスキ(カザフスタン)

<ミドル級/5分3R>
イマンシャピ・ムクタロフ(ヨルダン)
アギラン・タニ(マレーシア)

<163ポンド契約/5分3R>
ニカ・クプラヴィシヴィリ(ジョージア)
ウラジスラフ・ルドネフ(ウクライナ)

<194ポンド契約/5分3R>
モハメド・オシイリ(レバノン)
マムルジョン・ハミドフ(ウズベキスタン)

<ライト級/5分3R>
ズバイル・ズバイロフ(ロシア)
アブダラ・ホツハエフ(タジキスタン)

<バンタム級/5分3R>
アリエル・オリヴェロス(フィリピン)
ルーカス・ペレイラ(ブラジル)

<124ポンド契約/5分3R>
エリン・オウバリ(スウェーデン)
アネリア・タクタゴノワ(キルギス)

<ライトヘビー級/5分3R>
ウユビイ・アミスハノフ(ロシア)
シミク・マフメドフ(キルギス)

The post 【UAEW50】フライ級王座を賭けてヒベイロと対戦。藤田大和「今はこのベルトに集中しています」 first appeared on MMAPLANET.