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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN54 エリン・ブランクフィールド キック マノン・フィオホ

【UFC ESPN54】徹底して自分の距離を守ったフィオホが、ブランクフィールドにフルマーク判定勝利

<女子フライ級/5分5R>
マノン・フィオホ(フランス)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45.
エリン・ブランクフィールド(米国)

ブランクフィールドが前に出たが、サウスポーのフィオホがプレスをかける。会場からはブランクフィールドに大USAコールが送られる。しかしケージ中央でフィオホの左ストレートがヒット。距離がつまるとフィオホがボディロックで組んだが、ここはブランクフィールドが離れた。フィオホはブランクフィールドにケージを背負わせると、左ミドルから組みついた。ボディロックからリフトしてグラウンドに持ち込んだフィオホに対し、ブランクフィールドがギロチンを狙う。フィオホがパスしている状態なにで極まらないか。フィオホが反転して立ち上がり、しばり耐えたところでブランクフィールドが離れた。

スタンドに戻るとブランクフィールドが体を振ってパンチを見せるも、フィオホのワンツーがヒットする。右ローから右フックに繋げ、さらに組もうとしたフィオホ。ブランクフィールドは離れてから組みつくも、差し合いでフィオホを崩せない。細かい打撃の交錯が続く中、ブランクフィールドの右ストレートがフィオホのアゴを捉えた。すかさずブランクフィールドが組みつくも、差し合いではフィオホが上回り、体勢を入れ替えて初回を終えた。

2R、やはりブランクフィールドが前に出る。左ジャブを突きながら頭を振って突っ込むブランクフィールドを、フィオホがバックステップで捌く。右ジャブを上下に散らすフィオホに対し、ブランクフィールドはワンツーから右ハイに繋げた。そしてボディロックで組みつくも、フィオホが切り返してトップに回る。ここはブランクフィールドが、すぐに立ち上がった。今度はケージ中央で、フィオホの左腕を巻き込む形で組みついたブランクフィールドだが、やはりテイクダウンを奪うことはできない。

フィオホは距離を詰めてくるブランクフィールドを、右サイドキックで突き放す。しかしフィオホにも疲労が見られる。クリーンヒットこそないものの、ブランクフィールドの手数が増えてきた。対してフィオホのペースは完全に落ちている。ここで組んだフィオホから、ブランクフィールドが離れる。声を挙げながらコンビネーションを放つブランクフィールドは、右ミドルをフィオホのボディに突き刺した。

3R、ブランクフィールドの手数は衰えない一方で、フィオホは疲労から回復できていないか。ブランクフィールドの前進に対してフィオホも右ジャブを合わせる。ケージ中央でブランクフィールドがボディロックで組みつくも、フィオホが振り払った。ブランクフィールドが前に出ると、フィオホが左ストレートを合わせて右フックを返す。この右フックが幾度もブランクフィールドの顔面をかすめるが、下がりながらのパンチで威力はないか……。ブランクフィールドが右ミドルを決めるも、後が続かない。互いにパンチと蹴りを出し合うシーンが続くものの、ブランクフィールドの右ミドルとフィオホが終盤に見せた左テンカオ以外は、クリーンヒットがないまま3Rも終了した。

4Rはフィオホが積極的にワンツーを繰り出す。さらに下がりながら右フックを合わせていく。ブランクフィールドのパンチは届かず、フィオホが捌く展開に。プッシュでフラついたフィオホにダブルレッグで組みついたブランクフィールドだが、テイクダウンを奪うことはできない。反対にケージ中央でフィオホがボディロックで組むも、テイクダウンは諦めた。さらにブランクフィールドの右ミドルのキャッチを試みるも、掴みきることができない。ジャブを突き合う、スタミナと精神による戦い――軽いヒットはあるが、やはりクリーンヒットはないという展開が続く。ラウンド終了間際にブランクフィールドの左カーフが当たると、ややフィオホの動きが止まる場面も見られた。

最終回、フィオホが単発の右ジャブと左ストレートでブランクフィールドを捌く。ブランクフィールドもフィオホをグラつかせる一発を繰り出すものの、後続打がなくフィオホに捌かれてしまう。フィオホの右ジャブが顔面を捉え、ブランクフィールドの顔面の腫れが目立つように。真っ直ぐ中に入るため、ブランクフィールドはフィオホのジャブとサイドキックで動きを止められてしまう。さらに右ハイをブロックされたブランクフィールドの顔面を、フィオホが左ストレートで跳ね上げる。残り1分でブランクフィールドが組みついてフィオホをケージに押し込むが倒せず。離れたブランクフィールドは跳びヒザから、再び距離を取って試合を終えた。

裁定はフルマークでフィオホの判定勝ち。これで7連勝を収めたフィオホは腰に手をやり、ベルト挑戦をアピールした。


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45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN54 アントン・トゥルキャリ アンドレ・ペトロスキー イボ・アスラン エリン・ブランクフィールド エルベウチ・バーンズ カイル・ネルソン クリス・ワイドマン コナー・マシューズ ジェイコブ・マルクーン ジュリオ・アルセ ジョアキン・バックリー セドリクス・デュマ チディ・ンジョグアニ デニス・ブズーキア ヌルスルタン・ルジボエフ ネイト・ランドヴェール ビル・アレジオ ブルーノ・シウバ マノン・フィオホ メリッサ・ガト ルピタ・ゴディネス ヴィクトリア・ダダコワ ヴィセンチ・ルケ ヴィルナ・ジャンジローバ 食事

【UFC ESPN54】ウスベキスタンMMAのパイオニア=ヌルスルタン・ルジボエフ「何かを残す」

【写真】セレモニアル計量には、ウズベキスタン国旗とともに臨んだ(C)MMAPLANET

30日(土・現地時間)、ニュージャージー州アトランティックシティのボードウォーク・ホールで開催されるUFC on ESPN54「Blanchfield vs Firot」。同大会にカザフスタン、キルギスに続き、中央アジアから台頭しつつあるウズベキスタン人ファイターのヌルスルタン・ルジボエフが出場し、メインカードでセドリクス・デュマと対戦する。
Text by Manabu Takashima

大会開催地であるアトランティックシティ近隣の大都市は、実は州を跨いだフィラデルフィア。ウズベキスタンMMA界のルジボエフは、現在フィラデルフィア在住でご当地ファイターということになる。フィラデルフィアに存在するウズベキスタン・コミュニティに支えられ、ルジボエフを65カ月振りにインタビューした。


――ヌルスルタン、2018年11月にキルギスで取材をさせてもらって以来、5年5カ月振りにインタビューできて凄く嬉しいです。

「あぁ、WEFでマルコス・ソウザと戦った次の日にインタビューをしてもらったね。覚えているよ(笑)」

──あの時、ヌルスルタンはUFCかBellatorファイターになってウズベキスタンのMMAを盛り上げたいと言っていました。そして今、UFCファイターになっています。

「サンキュー。あれから、僕も随分と場数を踏んできた。それと同じように、ウズベキスタンのMMAも成長してきた。あの頃、ウズベキスタンではMMAの大会も行われてもいなかったけど、今ではいくつかの団体があってイベントも定期的に開かれている。良い感じで成長しているよ」

──当時は国内に良い練習環境がなく、チェチェンで練習をしていると言っていました。その後、練習環境はどのようになっているのでしょうか。

「あれからウズベキスタンでもMMAの練習ができるようになっていたけど、3年前から米国にやってきてフィラデルフィアのマルコスMMAで、ジョアォン・マルコスの指導を受けているんだ」

──言葉、食事、習慣、随分とウズベキスタンと米国と違うと思いますが、困難なことはなかったですか。

「ペンシルヴァニアにはウズベキスタン料理のレストランもあるし、ウズベキスタンのコミュニティが、しっかりと存在しているので何も問題はない。今の練習環境を与えてくれたスポンサーにはとても感謝している」

──日本ではないですが、韓国のスウォンに中央アジアやコーカサスのファイターが集まって練習しているジムもありました。

「あぁアジスベク・ノロフのところだろう?」

──ハイ、そうです!!

「アジスベクはとても仲が良いんだ、普段から頻繁に連絡を取り合っている。彼もウズベキスタンを離れて頑張っている。ウズベキスタンでも練習環境は整いつつあるけど、僕と毎日練習したいと思う相手がいなかった。だから、米国で練習しようと思ったんだ(笑)。米国では1日に3部練をすることも可能だ。休んで、食べて、練習──その繰り返しの日々を送ることができる」

──そのような練習環境を経て、UFC2戦目を迎えます。今の気持ちは?

「全て順調に調整できている。3カ月かけて、しっかりと準備してきた。その全てを土曜日の夜に披露したいと思っている」

──では対戦相手の印象を教えてください。

「若いのに3度も、UFCで戦っている。良い選手だと思う」

──どのような試合をファンに見せたいと思っていますか。

「それは秘密だ。試合を見てほしい」

──どのような作戦かということでなく、どのような試合を見せたいのかを教えてもらっても良いですか。

「ケージのなかでは何が起こるか分からない。でも、何かを残したい。そして、ウズベキスタンに持っているフィットネスジムの皆に、この間の練習の成果を見せたい」

■視聴方法(予定)
3月31日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前7時30分~U-NEXT

■UFC ESPN54対戦カード

<女子フライ級/5分5R>
エリン・ブランクフィールド(米国)
マノン・フィオホ(フランス)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
ジョアキン・バックリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・シウバ(ブラジル)
クリス・ワイドマン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ヌルスルタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)
セドリクス・デュマ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ビル・アレジオ(米国)
カイル・ネルソン(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
チディ・ンジョグアニ(米国)
リース・マッキー(アイルランド)

<フェザー級/5分3R>
ネイト・ランドヴェール(米国)
ジャマル・エマース(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ(ブラジル)
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)

<フェザー級/5分3R>
ジュリオ・アルセ(米国)
エルベウチ・バーンズ(米国)

<フェザー級/5分3R>
コナー・マシューズ(米国)
デニス・ブズーキア(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
イボ・アスラン(トルコ)
アントン・トゥルキャリ(スウェーデン)

<女子フライ級/5分3R>
メリッサ・ガト(ブラジル)
ヴィクトリア・ダダコワ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ペトロスキー(米国)
ジェイコブ・マルクーン(豪州)

<バンタム級/5分3R>
エンジェル・パチェコ(米国)
キャオラン・ローラン(アイルランド)

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45 Brave CF MMA MMAPLANET o TOMA UFC UFC ESPN54   アントン・トゥルキャリ アンドレ・ペトロスキー イボ・アスラン エリン・ブランクフィールド カイル・ネルソン キック クリス・ワイドマン コナー・マシューズ ジョアキン・バックリー チディ・ンジョグアニ デニス・ブズーキア ヌルスルタン・ルジボエフ ネイト・ランドヴェール ビル・アレジオ ブルーノ・シウバ ボクシング マノン・フィオホ メリッサ・ガト ルピタ・ゴディネス ヴィクトリア・ダダコワ ヴィセンチ・ルケ ヴィルナ・ジャンジローバ 宇野薫 本田良介

【UFC ESPN54】ウィーン在住・熱血トルコ人ファイター、イボ・アスラン「俺はホンダが大好きだ」

【写真】ニックネームのTHE LAST OTTOMANは最後のオスマン帝国トルコ人という意味 (C)MMAPLANET

30日(土・現地時間)、ニュージャージー州アトランティックシティのボードウォーク・ホールで開催されるUFC on ESPN54「Blanchfield vs Firot」。女子フライ級のエリン・ブランクフィールド×マノン・フィオホがメインの同大会で、興味深いUFCデビュー戦を迎えるファイターがいる。
Text by Shojiro Kameike

今から21年と1カ月前に宇野薫がBJ・ペンとライト級王座決定戦で引き分けたボードウォーク・ホールでオクタゴン初陣を迎えるイボ・アスランにとって、この一戦は2020年8月──コロナ禍の欧州でKSWに次ぎ、イベントを再開させたBRAVE CFのストックホルム大会でキャリア唯一の敗北を喫したアントン・トゥルキャリへのリベンジ戦となる。

世界最高峰での第一歩を示すファイトは、ただ敗北を喫しただけでなく個人的に想うところがありまくるトゥルキャリを相手の因縁マッチに。心からトルコを愛し、本田良介の人柄にベタ惚れのイボ・アスランの激熱・初インタビューをお届けしたい。


――イボ、まずバックグラウンドを教えてもらえますか。コンテンダーシリーズ出場時にグラフィックではトルコ国旗が見られましたが、BRAVE CFに出場していた時にオーストリア在住という説明もありました。

「僕はトルコのニーデで生まれた。イスタンブールから800キロメートル離れている小さな村だよ。7歳の時にオーストリアのウィーンに移り住んだ。両親がより良い職を求め、より良い生活をするためにトルコを離れたんだ。パスポートはオーストリアだけど、いつだってトルコを代表して戦っている。オーストリアは住んでいる場所に過ぎない。それに今ではイスタンブールとウィーンに拠点があって、頻繁に行き来しているよ」

──格闘技を始めたのは、オーストリアだったのですか。

「そうだよ。サッカーをずっとやっていて、年齢的にもまだアマチュアリーグに在籍していたけどプロを目指していた。自分でいうのもなんだけど、凄く上手かったよ(笑)。ただし、チームの他のメンバーは僕のように真剣にやっていなかった。僕はサッカーでも絶対に負けることが嫌で、常に勝ち続けたいと思っていたのに。対してチームメイトはパーティーを楽しんだり、必死にサッカーに取り組んでいなかったんだ。

そしてオーストリアでも有名なフットボール・アカデミーから勧誘されたのに、そのチームは僕の保有権を持っていると主張して移籍を許してくれなかった。『あと1年、ここにいろ』ってね。その時『クソ野郎ども。俺はもうこんなチームを辞めて、ただ自分のためだけに汗をかく』って宣言をして、ボクシングを始めたんだ」

──なんと(笑)……状況が状況であったとしても、そういう発言をするということはチーム・スポーツには向いていない性格だったのでしょうね(笑)。

「皆が僕のように規律正しく、しっかりとやるべきことに向き合っているのであればチーム・スポーツも好きだよ。でも100パーセント全力で取り組まない連中と、一緒にやっていくことが嫌だったんだ。同じゴールを見ていないと。何かをやるなら、100パーセント力を注ぐ。そういう性格なんだ。ボクシングは合っていたよ。自分が頑張れば、結果は出る。凄く楽しかった」

──なるほど。ただし人気ナンバーワン・スポーツで才能があったのに、勿体ないとも感じてしまいます。

「まぁ、ファミリーに流れる血のなせる業だろうね。父親は空手の黒帯だった。叔父や兄もファイターだ。父から今も言われているんだけど、僕は子供の頃に絶対にエレベーターに乗らず、階段を走って昇っていたそうなんだ(笑)。いつも体を動かして、エネルギーは発散していたようだ。そのエネルギーを燃やす場がサッカーからボクシング、そしてMMAに移り変わっていった。でも、その全てに100パーセントの力を注いできたことは絶対だよ」

──ボクシングからMMAに転向したのは?

「ボクシングをやりながら、レスリングも始めた。そこでグラップリングを知って、この3つの練習をしているのだから、MMAこそ自分が究める戦いだと思ったんだ」

──オーストリアに関しても、トルコに関してもMMAの普及具合が分からないのですが、試合前はどちらで練習をしているのでしょうか。

「イスタンブールではレスリングとグラップリングの練習をしている。場所も一カ所でなく、いくつかのジムを回ってね。ウィーンでは、HERO GYMにボクシングとキックボクシングのトレーナーがいて、彼らと練習をしている。試合が決まればMMAのトレーニングをするためにラスベガスのエクストリーム・クートゥアーでキャンプを張るんだ。最高のMMAコーチ、トレーニングパートナーが揃っている。試合前のキャンプは、ベガスで仕上げをしている」

──今回も試合前はベガスで調整したということですね。

「ベガスに入る前に、プーケットのタイガームエタイで最初のキャンプを行った。タイガームエタイで5週間、ベガスは4週間のキャンプだったよ。タイガームエタイでは多くの日本人選手を見かけたよ。1人、本当にナイスガイで凄く親切にしてくれる日本人もいたよ。ホンダだ。アイツは最高のヤツだよ、いつもニコニコ笑っていて。さっきも言ったように僕は何でも全力を尽くす。どのクラスだって力の限り練習をしている。ホンダもそうなんだ。しかも、アイツはそれが幸せでたまらないようで笑顔を絶やさない」

──本田良介選手ですね。私も昨年11月にタイガームエタイで会ったのですが、MMAファイター生活を心の底からエンジョイしていました。

「そのうえ、本気で僕を助けてくれた。あんな気持ちの良いヤツに出会ったのは始めてだよ。ホンダに会えて、本当に良かった。朝6時のランニングですら、嬉しそうにしているんだよ。全く理解不能だ(笑)。どうやって朝の6時から楽しそうに走ることができるんだ!! 彼の精神性に触れることができて、本当にハッピーだ。

僕は常に、誰よりも練習をしている。でもジムに行くと、絶対にホンダもいる。『お前、俺より練習しているわけないよな』って伝えても、『僕は君より練習しているよ』って笑っているんだ。タイガームエタイは広いし、ストレッチとかフィジカルはMMAトレーニング場とは違う場所を使うこともある。凄くクラスも多いし。でも、アイツは先にいて、僕が体を動かしている際中に違う場所に移動して、違う練習を始めている……。俺はホンダが大好きだ。

そうだこのインタビューを通して、彼に伝えてくれ。『ホンダ、マイ・フレンド!! すぐに会いたいよ』って」

──承知しました(笑)。ところでにこやかに本田選手について話してくれたイボですが、今週末にUFC初陣というとても重要な試合が控えています。改めて今の気持ちを教えてください。

「15年間のハードワークを経て、今ここにいることを神に感謝している。自分の能力を世界で一番の大会で、皆に見てもらいたい。凄くハッピーだ。家族、コーチ、練習仲間、そしてトルコの皆のために戦う。唯一のUFCトルコ人ファイターとして、9000万人の期待を背中に受け、我が国を代表してアントン・トゥルキャリを倒す」

──2020年8月にBRAVE CFで戦い、キャリア唯一の黒星を喫した相手へのリベンジマッチでもあります。

「2020年8月はコロナ禍でオーストリアではジムも閉められ、何もかも止まっている状態だった。外出も許されていなかったよ。練習環境は全く整っていなくて、簡単な状況ではなかった。どの大会もコロナでなくなり、バーのセキュリティで生計を立てていたけど、当然のようにバーやクラブも営業停止になっていた。

金がなかった。だから5日前のオファーを受けた。当時のマネージャーから連絡があり、僕が気になったのはファイトマネーの額と対戦相手だった。それを確認し、映像をチェックして戦うことを了承した。彼はアマチュアでも豊富な経験があることも調べた上で、動きを確認して戦うことにしたんだ。僕のレベルにないことは分かったから。

でも、そこからはドタバタ続きだった。オファーは100キロ契約で、僕は107キロ。5日間で100キロまでなら落とせるという判断をしたんだ。そうしたら向うから93キロにしてほしいという連絡があった」

──えっ……それは駆け引きですね。

「そうプレイが始まった。100キロと93キロは全く違う。でも、ファイトが必要だったから『99キロまでなら落とす』と返答すると、今度は『94キロだ』って言うんだよ(苦笑)。マネージャーを介して試合の直前まで、そんなやりとりが続いたんだ」

──確か98キロ契約で実施されたかと。

「発表は98キロだったけど、実際は97キロ契約だった。つまり5日間で10キロ落とした。あの試合はコンテンダーシリーズや米国で戦うためのオファーを待っていて、1年半振りの試合だった」

──よく、そこから3キロアンダーになって試合を受けましたね。

「金が必要だった。そんな状況でも序盤は、力強く動けたんだ。でもアゴ、鼻をケガし、カットもあった。結果、2Rに背中を見せてフィニッシュされた。『おめでとう。アントン』だよ。でも今回は全てが違う。本当の俺を見せてやる」

──言ってみると、最高の場所で自己証明できる機会を得たということですね。

「UFCがアントンと戦わせてくれて、本当に感謝している。4年間、アントンは俺から逃げ続けた。4年間だよ。『もう一度、戦おう』とポッドキャストや色々な手段を使ってアピールしたけど逃げ続けた。でも、もう彼は僕の前から逃げることはできない。土曜日の夜、ケージに入ると誰も彼を助けることはできない。誰も、ね。

ホーホホホホホ。土曜日は会場入りしてから、試合まで全てを楽しむつもりだ。UFCで戦うことは世界中のファイターにとって夢だ。UFCから配られたコスチュームに袖を通し、トルコ国旗を掲げてケージに向かう。アントンなんか気にしない。その瞬間を楽しみたい。最高のデビュー戦になるだろう。アイツのことなんて、どうでも良い。僕のトルコ人パワーの凄まじさを皆に見てもらう。皆が、目撃者になるんだ」

──イボ、本当に興味深い話をありがとうございました。最後に日本のMMAファンに一言お願いします。

「日本の皆の行動力が本当に好きなんだ。トルコを多くのジャパニーズガールズが訪れている。ただ、椅子に座って時間が過ぎるのは待っているんじゃなくて活動的だ。トルコにもオーストリアにも、日本人の友達がいる。その皆が本当に博学なんだ。MMAのことも知っているし、サッカープレイヤーのことも知っている。ゴルフにも詳しい。そして日本のファンは、凄く選手想いだと聞いている。そんなことは、オーストリアはありえない。日本のファンがUFCだけでなく、他の団体も含め全てのMMAをサポートしてくれていることに感謝している。いつか、日本を訪れて日本の皆と練習したい。ホンダ、一緒に行くぞ!!」

──(笑)。

「そうだ、僕の一番の夢が何か尋ねてくれなかったよね」

──ハ、ハイ。イボの一番の夢は何でしょうか。

「UFCイスタンブール大会を実現させることだ。もしUFCがイスタンブールで大会を開けば、スィナン・エルデヌ・スポル・サロフに2万人以上のファンが集まるはずだ。それが僕の一番大きな夢なんだ。1年半、時間が欲しい。僕がKO勝ちを続けることで、その時がやってくるだろう。インシャーアッラー」

■視聴方法(予定)
3月31日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前7時30分~U-NEXT

■UFC ESPN54対戦カード

<女子フライ級/5分5R>
エリン・ブランクフィールド(米国)
マノン・フィオホ(フランス)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
ジョアキン・バックリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・シウバ(ブラジル)
クリス・ワイドマン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ヌルスルタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)
セドリクス・デュマ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ビル・アレジオ(米国)
カイル・ネルソン(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
チディ・ンジョグアニ(米国)
リース・マッキー(アイルランド)

<フェザー級/5分3R>
ネイト・ランドヴェール(米国)
ジャマル・エマース(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ(ブラジル)
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)

<フェザー級/5分3R>
ジュリオ・アルセ(米国)
エルベウチ・バーンズ(米国)

<フェザー級/5分3R>
コナー・マシューズ(米国)
デニス・ブズーキア(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
イボ・アスラン(トルコ)
アントン・トゥルキャリ(スウェーデン)

<女子フライ級/5分3R>
メリッサ・ガト(ブラジル)
ヴィクトリア・ダダコワ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ペトロスキー(米国)
ジェイコブ・マルクーン(豪州)

<バンタム級/5分3R>
エンジェル・パチェコ(米国)
キャオラン・ローラン(アイルランド)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN52 エリン・ブランクフィールド タイラ・サントス

【UFC ESPN52】TD狙いでサントスを削ったブランクフィールドが最後は打ち勝ってUFC6連勝

【写真】6連勝で次の王座挑戦者はブランクフィールドか(C)MMAPLANET

<女子フライ級/5分3R>
エリン・ブランクフィールド(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
タイラ・サントス(ブラジル)

サントスが右ローを当てる。ブランクフィールドも左インローを返した。サントスの右カーフでブランクフィールドの体が流れる。さらにサントスが右クロスを当てた。ブランクフィールドが距離を詰めてくると、サントスがパンチで迎え撃つ。ブランクフィールドがボディロックで組んで来ると、サントスが首相撲からヒザを突き上げた。離れたブランクフィールドの顔面にサントスの右が届く。ブランクフィールドは、またもサントスの右ローでバランスを崩した。顔面から出血が見られるブランクフィールドに対し、サントスが右のカウンターを当てる。

ブランクフィールドの組みに対して、ここも首相撲で対応しようとしたサントスだが、ブランクフィールドにボディロックのままケージに押し込まれてしまう。ウィザーで耐えるサントスが、左ヒジの連打でブランクフィールドを引きはがした。ケージ中央でブランクフィールドがボディロックから首投げに移行するも、サントスは背中を着けさせずバックを狙う。互いに立ち上がりパンチを繰り出し合うなか、やはりサントスのヒット数が多い。サントスのパンチを受けながら組み付くブランクフィールドがケージに押し込んでいくも、サントスがウィザーで守った。

2R、ブランクフィールドが足を使って回る。サントスはローで足を詰めながら、距離を詰めてきたらパンチで迎え撃る。ブランクフィールドが組みつくも倒すことはできず。サントスの右ローで体が流れた。ダブルレッグをスプロールしきれなかったサントスを、ブランクフィールドがボディロックでケージに押し込んでいく。ウィザーと首相撲で守るサントスが、ブランクフィールドの顔を引きはがして右ヒジを打ち込む。さらに両腕を差し入れたサントスが一気に押し返すも、ブランクフィールドに潰されてボトムへ。

下から足を上げていくサントス。ブランクフィールドは右腕を差し上げて押さえ込み、左腕を枕にしてパスした。亀になったサントスのバックに回ったブランクフィールドは、立ち上がった相手をケージに押し込み続ける。ダブルレッグから、ボディロックに切り替えて左足を掛けていく。ブランクフィールドが離れて、すぐに組みついていった。

最終回、サントスが右を強振した。距離を取ったブランクフィールドが左ハイを繰り出したあと、ダブルレッグからドライブする。しかし四つからサントスが押し返して打撃戦に戻る。サントスの右カーフを受けながら組んだブランクフィールドは、またもサントスをケージに押し込んだ。ダブルレッグからハイクロッチに切り替えたブランクフィールドは、一旦離れて再びダブルレッグで飛び込む。ボディロックでサントスを揺さぶるブランクフィールド。サントスはヒジでブランクフィールドの顔面を突き放した。

またもブランクフィールドが組みついてケージに押し込んでいく。サントスは首相撲からシングルレッグへ。これをスプロールしたブランクフィールドがサントスをケージに押し込むも、両者はケージ中央へ。ブランクフィールドのワンツーがサントスの顔面を捉える。さらにダブルレッグでサントスをケージに押し込んだブランクフィールドが、ボディロックでサントスの手をマットに着かせた。立ち上がったサントスに対し両腕を差し上げるブランクフィールド。離れると打撃戦に戻るが、明らかに打撃の勢いが置いたサントスに対しパンチとハイを繰り出し、最後はブランクフィールドがサントスのシングルレッグを切って試合を終えた。

裁定はジャッジ3者とも29-28でブランクフィールドの勝利に。これでUFC6連勝となったブランクフィールドがタイトル挑戦を希望した。


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Invicta FC41 Other MMA Result エリン・ブランクフィールド ブログ モントセラト・ルイス

【Invicta FC41】試合結果 メインでモントセラト・ルイスが一本勝ち。セミはブランクフィールドが完勝

【写真】1年8カ月振りの実戦復帰で見事な一本勝ちを手にしたルイス(C)DAVE MANDEL/MMAPLANET

7月30日(木・現地時間)にカンザス州カンザスシティのメモリアル・ホールでInvicta FC41「Morandin vs Montserrat」が開催された。

計量まで済ませいたイツォエル・エスキベルの家族にCovid19の陽性者が出たために出場停止、ケリー・ディアンジェロも試合が流れた今大会は全5試合となり、メインでは体重オーバーだったジャナイサ・モランジンを相手に、モントセラト・ルイスが首投げから袈裟&キーロックを極めて快勝した。

セミではエリン・ブランクフィールドがトータルバランスの良さを見せ、ブローガン・ウォーカーサンチェスに完勝し、フライ級のベルトが見えてきた。

Invicta FC41「Morandin vs Montserrat」
<116.9ポンド契約/5分3R>
○モントセラト・ルイス(メキシコ)1R3分28秒
キーロック
詳細はコチラ
×ジャナイサ・モランジン(ブラジル)
<フライ級/5分3R>
○エリン・ブランクフィールド(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ブローガン・ウォーカー・サンチェス(グアム)
<フェザー級/5分3R>
○ケイトリン・ヤング(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ラトヤ・ウォーカー(米国)
<フライ級/5分3R>
○キャスリン・サモンズ(米国)3R
判定
×クレア・ガスリー(米国)
<フライ級/5分3R>
○アレクサ・カルプ(米国)2R3分59秒
RNC
×ナタリア・スピース(米国)

■ 対戦カード

<ストロー級/5分3R>
ジャナイサ・モランジン(ブラジル)
モントセラト・ルイス(メキシコ)

<フライ級/5分3R>
エリン・ブランクフィールド(米国)
ブローガン・ウォーカーサンチェス(米国)

<フェザー級/5分3R>
ケイトリン・ヤング(米国)
ラトヤ・ウォーカー(米国)

<ストロー級/5分3R>
ケリー・ディアンジェロ(米国)
イツォエル・エスキベル(米国)

<フライ級/5分3R>
キャスリン・サモンズ(米国)
クレア・ガスリー(米国)

<フライ級/5分3R>
ナタリア・スピース(米国)
アレクサ・カルプ(米国)

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Invicta FC41 other MMA Report エリン・ブランクフィールド ブログ ブローガン・ウォーカー・サンチェス

【Invicta FC41】打撃、TD&コントロール、パウンドでブランクフィールドがサンチェスに完勝

<フライ級/5分3R>
エリン・ブランクフィールド(米国)
Def.3-0:30-26.30-26.30-26
ブローガン・ウォーカー・サンチェス(グアム)

ブランクフィールドの右ハイがサンチェスのアゴ先をかすめる。右ジャブを見せて回るサンチェスに対し、ブランクフィールドがワンツーから左エルボーを入れる。サンチェスも踏み込みに右ジャブを当て、頭がのけ反ったブランクフィールドがクリンチへ。すぐに離れサンチェスが右フックをヒットさせ、ジャブを続ける。

ブランクフィールドの前蹴りに左を合わせ、左インサイドローで前足を蹴ったサンチェスだが直後にワンツー右を被弾してダウン。すぐに立ち上がったサンチェスに対し、ギアを上げたブランクフィールドがパンチを纏めると、間合を取り直す踏み込みながら右ハイを狙う。ジャブの応酬に続き、組んだサンチェスは体を入れ替えられそうになり離れる。サンチェスの右ミドルに組みついたブランクフィールドが、力強くボディロックテイクダウンを決める。ハーフから殴るブランクフィールドが初回を10-9✖3でリードした。

2R開始直後から激しく、蹴りを交えパンチを打ち合う両者。ステップイン&右ハイのブランクフィールドが、続いて右ミドルを入れて左ローを蹴り込む。サンチェスも右ジャブを伸ばし、右ローへ。さらにワンツーを入れたサンチェスは組まれてケージに押し込まれる。がぶりからスナップダウンのブランクフィールドだが、サンチェスがすぐに立ちあがってスタンドへ。

サークリングで間合を外したブランクフィールドは、ワンツーを当てた直後にダブルレッグでテイクダウン。ニアマウント、ケージを蹴ってマウントに移行すると、ブランクフィールドがエルボーを落としていく。左右の力強いパンチを打ち、しっかりとマウントを続けたブランクフィールドは自らクルスフィックスへ。腕を抜いたサンチェスだが、もう一度磔状態とされ、逆側の腕にアメリカーナを仕掛けられる。ヒジを引き寄せて耐えたサンチェスの顔面にエルボーを落としたブランクフィールドが、この回も3票を集めた。

最終回、サンチェスの左ストレートをかわしたブランクフィールドが右フックを当てる。続いてサンチェスの蹴りのタイミングでニータップで組みつき、ワキを潜ってバックに回ったブランクフィールドは、正面に回り直してハイクロッチでテイクダウンを決める。サンチェスはパスを許し、サイドで抑えられ懸命にキムラを防ぐ。

ブランクフィールドは肩固めを狙いつつ、サイドで抑えてニーインベリー。ケージを蹴るサンチェスだが足を戻すこともままならない。ブランクフィールドはエルボーを打ちつけ、マウントを取るとさらにエルボーを重ねる。上体を起こして左右のパンチを連打したブランクフィールドは、試合終了まで15秒以上殴り続けた。

抜群の安定度を誇り、キャリア6勝1敗とした21歳のブランクフィールドは「フィニッシュしたかったから、それほど満足していないわ。彼女はタフで、フィニッシュをさせてくれなかった。次はフィニッシュしたい。3Rを通して打撃、組み技、パウンドと私の力を見せることはできたと思う」と話した。


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【Invicta FC41】計量終了 メインでルイスと戦う──モランジンが2試合連続で計量失敗

【写真】なかなかのタトゥーぶりを発揮しているモランジン(左)とルイス(C)DAVE MANDEL/INVICTA FC

29日(水・現地時間)、30日(木・現地時間)にカンザス州カンザスシティのメモリアル・ホールで開催されるInvicta FC41「Morandin vs Montserrat」の公開計量が行われた。

活動再開第2弾は全6試合ながら、メインでモントセラト・ルイスと対戦するジャナイサ・モランジンが体重オーバーとなり、25パーセントのファイトマネーを没収されキャッチウェイト戦に出場することとなった。


2018年9月にはインヴィクタ世界ストロー級王座に挑戦経験もあるモランジンだが、昨年9月のエミリー・ダコーテ戦で119.6ポンドで計量失敗したのに続き、2試合連続の体重オーバーとなった。前回はダコーテにTKO前を喫しており、ダニエル・テイラー戦以来1年8カ月の実戦復帰となるルイスを相手に汚名返上のファイトが求められる。

セミではPXCからインヴィクタに活躍の場を移すも、3戦目となるパール・ゴンザレス姉御との一戦でプロ初黒星を喫したブローガン・ウォーカーサンチェスが、エリン・ブランクフィールドと再起戦に挑む。

メインとセミに出場する4選手では、ブランクフィールドのみが前回の試合で勝利──ハイキックKO勝ち──を収めており、ヴァネッサ・ポルトの持つ世界フライ級王座挑戦権が掛った試合で勢いを持続できているのか注目だ。

■Invicta FC41計量結果

<ストロー級/5分3R>
ジャナイサ・モランジン: 116.9ポンド(53.02キロ)
モントセラト・ルイス: 114ポンド(51.7キロ)

<フライ級/5分3R>
エリン・ブランクフィールド: 125.5ポンド(56.92キロ)
ブローガン・ウォーカーサンチェス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フェザー級/5分3R>
ケイトリン・ヤング: 145.9ポンド(66.17キロ)
ラトヤ・ウォーカー: 144ポンド(65.31キロ)

<ストロー級/5分3R>
ケリー・ディアンジェロ: 115.7ポンド(52.48キロ)
イツォエル・エスキベル: 114.9ポンド(52.11キロ)

<フライ級/5分3R>
キャスリン・サモンズ: 124.6ポンド(56.51キロ)
クレア・ガスリー: 125.9ポンド(57.1キロ)

<フライ級/5分3R>
ナタリア・スピース: 125.1 ポンド(56.74キロ)
アレクサ・カルプ: 124.8ポンド(56.6キロ)