カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UFN UFN239 パニー・キンザッド メイシー・シェエソン

【UFN239】シェエソンがキンザッドとのスクランブル&寝技戦を制してRNCで一本勝ち

<女子バンタム級/5分3R>
メイシー・シェエソン(米国)
Def.1R3分54秒 by RNC
パニー・キンザッド(スウェーデン)

キンザッドがジャブから距離を詰める。シェエソンがジャブ・ヒザ蹴りで前に出るとキンザッドが首相撲。そのまま組の攻防になり、キンザッドが両差しをとるが、シェエソンがテイクダウンする。キンザッドがガードから腕十字を狙うと、シェエソンが腕を抜きながら横三角へ。キンザッドはそのまま立ち上がり、シェエソンも足のクラッチを外す。

キンザッドがスタンドでバックをとってテイクダウン。シェエソンは足関節を狙いつつ、キンザッドの脇をくぐるようにしてバックへ。足をかけてグラウンドに持ち込むと、シェエソンがRNCを極めて一本勝。約6年ぶりの再戦は前回と同じRNCでシェエソンが勝利した。


The post 【UFN239】シェエソンがキンザッドとのスクランブル&寝技戦を制してRNCで一本勝ち first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN239 ジョシアニ・ヌネス チェルシー・チャンドラー

【UFN239】TD&組みで主導権を握ったチャンドラー、ヌネスの反撃を振り切って判定勝利

<女子バンタム級/5分3R>
チェルシー・チャンドラー(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
ジョシアニ・ヌネス(ブラジル)

チャンドラーがリーチを生かしたジャブ、サウスポーのヌネスはすぐに距離を詰めてパンチをまとめる。チャンドラーが右腕を差してケージへ押し込むが、ヌネスが両差しで組んで態勢を入れ替える。距離が離れるとサウスポーのヌネスが左を連打、前に出続ける。組み付いたチャンドラーが四つ組から足をかけてテイクダウンすると、インサイドガードでトップキープする。ヌネスは下から腕十字を狙い、チャンドラーは持ち上げるようにして外す。ここで両者の距離が離れて試合はスタンドへ。ヌネスはワンツーで突進する。

2R、すぐにパンチで前に出るヌネスが左を効かせる。組んだチャンドラーが強引にテイクダウンを狙い、ヌネスの体を押しつぶすようにしてマウントへ。そこからバックにつくと、ヌネスも足を一本入れてハーフガードに戻す。チャンドラーは体を起こしてヒジ、ヌネスはクローズドガードを取り続ける。

3R、ヌネスが左ストレートを伸ばして前に出る。チャンドラーは下がってジャブを返す。ヌネスは左をボディと顔に打ち分け、チャンドラーに組みつかれても距離を取る。ヌネスは左ボディから顔面への左ストレート。組んだチャンドラーがヌネスをケージに押し込むがテイクダウンできない。逆にヌネスは声を出しながらパンチを繰り出し、左のオーバーハンドフックを連打。チャンドラーは半身になったまま後退して前蹴りで距離を取る。その後もヌネスが左ストレートを軸に前に出続けた。判定は3-0でチャンドラーが勝利。ヌネスはUFC4戦目で黒星がついた。


The post 【UFN239】TD&組みで主導権を握ったチャンドラー、ヌネスの反撃を振り切って判定勝利 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UFN UFN239 ナタン・レヴィ マイク・デイヴィス

【UFN239】打撃戦から一転、濃密な寝技の展開へ。デイヴィスがレヴィを肩固めで仕留める

<ライト級/5分3R>
マイク・デイヴィス(米国)
Def.2R1分43秒 by 肩固め
ナタン・レヴィ(イスラエル)

サウスポーのレヴィに対し、デイヴィスが一気に距離を詰める。蹴りで距離をつくるレヴィだが、ケージに詰められてしまう。デイヴィスの右がクリーンヒットして、レヴィがダウン。すぐさまデイヴィスがバックに回り、バックマウントを奪った。レヴィは右目頭から出血が見られる。レヴィは体を起こし、デイヴィスをケージに押し込んでボディにヒザを突き刺す。バックを狙われたデイヴィスがシングルレッグでレヴィの左足を抱え、ファーヒップから外ヒールへ。ここは足を抜いたレヴィがラウンド終了まで凌いだ。

2R、前に出て来るデイヴィスに対し、レヴィが前蹴りと左ミドルで距離を取る。しかし左ハイを繰り出した際に足を滑らせてしまう。すかさずデイヴィスがパスを狙ったが、レヴィがフィフティフィフティからバックテイクを仕掛ける。上体を起こしたまま耐えたデイヴィスがボディにヒジとパンチを落とす。スクランブルに持ち込んだレヴィだったが、スプロールしたデイヴィスがバックに回り、おたつロックで固める。反転するレヴィを肩固めで抑え込みつつマウントへ。左腕をしっかり巻き付け、レヴィの左側にパスしたデイヴィスがタップを奪った。


The post 【UFN239】打撃戦から一転、濃密な寝技の展開へ。デイヴィスがレヴィを肩固めで仕留める first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UFN UFN239 オーデ・オズボーン ジェフェウ・フィリョ

【UFN239】グラウンドに持ち込むと一方的に。フィリョがオズボーンにパウンド連打からRNCを極める

<フライ級/5分3R>
ジェフェウ・フィリョ(ブラジル)
Def.1R4分27秒 by RNC
オーデ・オズボーン(ジャマイカ)

サウスポーのオズボーンに対し、フィリョがロー、ミドルと蹴りを散らす。踏み込めないオズボーンの手数は少ない。フィリョがシングルからボディロックで組みつき、グラウンドに持ち込んだ。オズボーンの腕を殺したフィリョが殴りながらバックを狙う。左足を差し入れ、RNCを狙いつつパンチを打ち込むフィリョ。バックマウントからオズボーンの体を完全に伸ばし、左腕を首に回した。オズボーンが反転しようとしたところで、背中を着かせてマウントに移行する。フィリョがパウンドを連打し、オズボーンが防戦一方に。うつ伏せになったオズボーンの首に左腕を回したフィリョがRNCを極めた。


The post 【UFN239】グラウンドに持ち込むと一方的に。フィリョがオズボーンにパウンド連打からRNCを極める first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 DWCS MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN239 ジョシュ・クリバオ ダニー・シルバ

【UFN239】DWCS出身シルバ、打撃のプレッシャー&組みでクリバオにスプリット判定勝利

<フェザー級/5分3R>
ダニー・シルバ(米国)
Def.2-1:29-28.28-29.29-28.
ジョシュ・クリバオ(豪州)

サウスポーのシルバがすぐに前に出て、左ストレートから右アッパー。これを嫌ったクリバオが組みつくとシルバがギロチンへ。そのままマウントを取ってトップキープするが、クリバオはすぐに立ち上がる。シルバが打撃のプレッシャーをかけて左から右、左ボディ。クリバオも右の前蹴り、パンチとボディへの前蹴り。ジャブを当てて、ワンツーから左フック、右カーフ。シルバはスイッチしてジャブから前に出る。クリバオはジャブを細かくついて右ボディ、ワンツー、左ボディと手数を増やす。残り30秒でシルバがシングルレッグで組みついてバックにつき、クリバオを前方に崩す。

2R、オーソドックスに構えるシルバ。クリバオは右のカーフを蹴る。構えを戻して左ストレートから前に出るシルバだが、クリバオはケージ内をサークリングしながらジャブを突き刺し、細かいパンチのコンビネーションを当てる。クリバオはジャブでシルバの動きをコントロールし、シングルレッグも見せる。クリバオがパンチから組み付くと、シルバがバックへ。クリバオが正対するとシルバがダブルレッグに入り、クリバオを持ち上げるが、クリバオはバランスよく倒れずに離れる。クリバオは右ストレートから左ボディ、シルバはパンチに合わせて組んでバックへ。クリバオもグラウンドに持ち込ませない。

3R、シルバが構えをスイッチしながら左ミドル。クリバオが蹴り足をキャッチして組みの攻防になるとバックへ。クリバオはグラウンドに持ち込ませない。離れたシルバは左ストレート、右カーフ、左ストレートから右フック。クリバオは下がって右ストレートを返す。シルバが右を当ててダブルレッグでテイクダウン。クリバオが立つところにバックにつき、しつこくテイクダウンを狙いつつ離れ際のヒジ。距離が離れるとシルバがサウスポーから左ストレート、クリバオもヒザ蹴りを返すが、シルバが圧力をかけ続ける。シルバが左ボディから右、組みの展開になっても固執せずに打撃で前進。クリバオのダブルレッグを切ってバックをとりつつ、がぶってコントロールする。クリバオが離れたところで試合終了となった。判定は2-1でシルバ。スプリット判定ながらUFCデビュー戦を勝利で飾った。


The post 【UFN239】DWCS出身シルバ、打撃のプレッシャー&組みでクリバオにスプリット判定勝利 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o PRIDE UFN UFN239 コリー・マッケナ ジャケリン・アモリン

【UFN239】蹴りをキャッチされたアモリンが引き込み、三角から十字でマッケナをタップさせる

<女子ストロー級/5分3R>
ジャケリン・アモリン(ブラジル)
Def.1R1分38秒 by 腕十字
コリー・マッケナ(英国)

PRIDEのテーマで入場してきたアモリンが左ジャブを突いて回る。マッケナの右ローをかわし、左ミドルへ。マッケナがアモリンの左ミドルをキャッチすると、アモリンが引き込んだ。下から三角絞めをセットアップしたアモリンは、スラムされるもマッケナの右腕を伸ばす。マッケナが声を挙げたか、アモリンはタップしたと思ったか。レフェリーが一度割って入る動きを見せたためにアモリンが三角を解いた。しかし続行のため、すぐに腕十字に切り替えたアモリンがうつ伏せになり、腕を伸ばす。さらにマッケナのヒジを曲げてタップを奪った。


The post 【UFN239】蹴りをキャッチされたアモリンが引き込み、三角から十字でマッケナをタップさせる first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UFN UFN239 キック チャド・アンヘリガー ハラランポス・グリゴリユウ

【UFN239】開始早々に右カーフを効かせたアンヘリガーが、グリゴリユウのTDを凌いで判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
チャド・アンヘリガー(カナダ)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28.
ハラランポス・グリゴリユウ(キプロス)

グリゴリユウが右カーフキックを当てる。アンヘリガーも右カーフを返した。グリゴリユウは左ボディから右オーバーハンドにつなげるも、アンヘリガーのパンチを受けてバランスを崩した。アンヘリガーの右カーフがヒットする。グリゴリユウが左ジャブから右スピニングバックフィストを見せると、アンヘリガーは右アッパーを合わせてからボディロックで組みつき、相手の回転を利用して手をマットに着かせた。バックコントロールに入ったアンヘリガーは、右足を差し入れた。しかしグリゴリユウが正対し、ダブルレッグで尻もちを着かせる。アンヘリガーは右腕をグリゴリユウの首に回すも、絞め上げることはできず。残り1分でアンヘリガーがガードに戻し、ラウンド終了まで耐えた。

2R、グリゴリユウがプレスをかけて右カーフを狙うも空振り。しかしアンヘリガーが右カーフを入れると、明らかにグリゴリユウが嫌がっている。ダブルレッグで飛び込んだグリゴリユウが尻もちを着かせた。押し込まれながらも立ち上がるアンヘリガーは、ヒジを側頭部に打ち込みつつ体勢を戻してく。しかしグリゴリユウが再び尻もちを着かせる。立ち上がるアンヘリガー、崩すグリゴリユウ――という展開が続く中、レフェリーがブレイクをかけた。再開後、アンヘリガーがパンチからカーフキックに繋げるとグリゴリユウがサウスポーにスイッチした。グリゴリユウがオーソドックスに戻した瞬間、アンヘリガーが右カーフを当てると、グリゴリユウは倒れるような形でテイクダウンに行くも届かず。グリゴリユウは残り30秒でダブルレッグからドライブしたものの、グラウンドに持ち込むことはできなかった。

最終回、アンヘリガーが左ジャブから右カーフのコンビネーションを見せる。さらに左ジャブから右ボディストレートへ。アンヘリガーの右ストレートがグリゴリユウの顔面を襲う。グリゴリユウをケージに詰めて連打を浴びせるアンヘリガー。離れると、明らかにグリゴリユウの動きが落ちた。至近距離でパンチを出し合った際、突っ込んだグリゴリユウに対してアンヘリガーの上げた頭が当たる。グリゴリユウがバッティングをアピールして、試合は一時中断。再開後、アンヘリガーがパンチのコンビネーションで攻め込む。

左ジャブ、ワンツー、左右ボディが連続で当たると、グリゴリユウは手が出ない。左ジャブのカウンターでグラつくグリゴリユウは、ステップを踏むアンヘリガーを追うもバランスを崩してしまう。ロングレンジからのパンチで試合をコントロールするアンヘリガーは、さらに右カーフを叩き込んでいく。グリゴリユウも距離を詰めるたびにカウンターのパンチを浴びる。カーフが効いたかサウスポーにスイッチするグリゴリユウだが、インサイドから右ストレートをカウンターで当てられてしまった。


The post 【UFN239】開始早々に右カーフを効かせたアンヘリガーが、グリゴリユウのTDを凌いで判定勝ち first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN239   アンジェ・ルーザ オヴァンス・サンプレー オーデ・オズボーン キック クリスチャン・ロドリゲス ジョシアニ・ヌネス タイ・ツイバサ ダニー・シルバ チアゴ・モイゼス チェルシー・チャンドラー チャド・アンヘリガー ナタン・レヴィ ハラランポス・グレゴリユウ ブライアン・バトル メイシー・シェエソン 井上直樹 佐々木憂流迦 平田樹 平田直樹 魅津希

【UFN239】唯一のUFCキプロス人戦士は井上&平田=ダブル直樹の練習仲間、ハラランポス・グレゴリユウ

【写真】(C)MMAPLANET

16日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN239:UFN on ESPN+97「Tuivasa vs Tybura」が開催される。そのオープニングバウトでオクタゴン・デビュー戦を戦うハラランポス・グレゴリユウは現在、唯一のキプロス人UFCファイターだ。
Text by Manabu Takashima

昨年8月にコンテンダーシリーズからUFCとサインしたグレゴリユウは、コスタ・フィリッポウに続く史上2人目のUFC契約下選手でもある。エーゲ海に浮かぶ島、そんなイメージしかないキプロスで如何にグレゴリユウはMMAファイターとなり、世界の最高峰に辿り着いたのか。チャド・アンヘリガー戦を控えたグレゴリユウに初インタビューを試みた。


──今日はインタビューをさせていただきありがとうございます。最初に名前の発音を教えていただけないでしょうか。

「ファーストネームはハラランポス。ラストネームはグレゴリユウだよ」

──チャラランポスではないのですね!!

「ギリシャ語ではハラランポスで、ヨーロッパではハラランポスと呼ばれるんだけど、米国にくるとチャラランポスになってしまうんだ(笑)」

──なるほどです。米国では英語流の発音に改められることがほどんどですね。ところでキプロスの格闘技、MMAに関して全く知識がありません。ハラランポスがMMAを始めたきっかけを教えてもらえますか。

「僕は6歳の時に松濤館空手を学び始めた。黒帯になり、キプロスやギリシャのチャンピオンになった。ヨーロピアン選手権では5位になり、もっとアクションのある戦いを欲したら、父に空手を辞めたいと伝えたんだ。でも父からは『お前が空手を続けるのに、どれだけお金を使ってきたと思うんだ』と言われ、他のコンバットスポーツをやることを許してもらえなかった。しょうがない。僕は戦いをストリートに求めたんだ」

──……。なんとも。

「毎週のようにポリスが家にやってくるもんだから、ついに父は『もう外で暴れるのは止めろ。何がしたいんだ』と言って来たよ(笑)」

──空手で何を学んだことやら……。

「ハハハハハ。父にはプロファイターになりたいと伝え、キックとムエタイを始めた。腹を殴ることしか認められない空手に満足できなくなっていたんだ」

──MMAを始めてから、長い距離にあるポイント空手は生きることはなかったですか。

「う~ん、空手は蹴りを多用するから距離が遠くなるけど、またMMAとは違うよ。まぁ、UFCでも空手がバックグラウンドの選手は距離を取って戦ってきたけどね」

──押忍。ではキックやムエタイでも空手時代のように欧州を舞台に戦ってきたのですか。

「ノー。キプロス国内だけだ。キプロスでキックの王者になり、もっともっとアクションを欲した。結果、MMAを戦うようになったんだ。ただキプロスは打撃のレベルは高くても、MMAのレベルは低かった。すぐにキプロスのMMAチャンピオンになり、より高度な練習が必要だと思って米国に移り住むことにした。僕の目標はUFCファイターになることだったから。

米国にやってきて、まずは友人が持っていたジムで練習を始めた。でも彼がジムを閉めて違うジムに移ったけど、そこでは僕が一番強かった。そんな環境では成長できないから、ロンゴ&ワイドマンを訪れた。アルジャメインとスパーリングをして、ここで練習しようって決めたんだ。2018年のことだよ」

──ロンゴ&ワイドマンだと、日本人選手との交流もあったということですね。

「ミズキ(魅津希)、ナオキ(井上直樹)、ササキ(佐々木憂流迦)、皆、僕の友達だよ。イツキ(平田樹)と一緒にもう1人のナオキ(平田直樹)もやってきた。背の高い方のナオキとは、本当によく練習した。日本の選手はとても優れているけど、彼は本当に良いファイターだよ。もう1人のナオキとは、試合でフロリダにも一緒にいった。彼もタフな素晴らしい可能性を持った選手だった。

また、2人のナオキと練習をしたいね。日本の選手が僕らのジムにきて練習することを歓迎するよ。もっともっと多くの日本人選手と一緒に練習したい」

──ところでハラランポスがUFCとサインをしたことに対して、母国での反響は?

「マイ・ゴッド!! 唯一のキプロス人UFCファイターを国中あげて応援してくれている。僕自身、キプロスを代表して戦うことに誇りを持っているし。その想いを胸に今週末も戦うよ」

──UFCには以前、コスタ・フィリッポウが在籍していました。当時とはキプロスも様子が違うのでしょうか。

「彼も僕と同じようにキプロスから、米国に渡ってUFCで活躍していた選手だ。ただ10年前は、UFCやMMAの認知度が今とは違っていた。当時、キプロスではMMAが浸透していなかった。それが今では、UFCのドキュメンタリー撮影のために3日間帰国したら、毎日のように僕はテレビやラジオに出演していた。

キプロスのMMA熱が高まり、米国に追いつけるようになるのが僕の夢であり、使命だ。まだ口にするのは早いかもしれないけど、UFCで活躍して僕がUFCキプロス大会を開く原動力になる。コスタ・フィリッポウは過去、僕は現在。そして、未来になるつもりで努力している」

(C)Zuffa/UFC

──そんなハラランポスですが、今週末にチャド・アンヘリガーと対戦します。

印象を教えてもらえますか。

「彼は今回が契約最後の試合だから、必死に戦ってくるだろうね。ただ、僕が心配するようなことは一切ない。どの局面でも、気になる攻撃や技術を持っていない。ただタフでスタミナがあるだけだ。立ち技でも、寝技でも勝てる。何も問題ない。どこでも戦える。気の毒だけど、彼のUFCキャリアは土曜日の夜に終わるよ。

打撃、パワー、自分のスキルを信じている。誰も僕のようなパワーのある打撃を使うことはできない。パンチ一発で、試合を終らせる。そして、僕の名前と同時にキプロスという国を世界中にアピールしたい」

■視聴方法(予定)
3月17日(日・日本時間)
午前5 時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■ UFN239対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
タイ・ツイバサ(豪州)
マルチン・ティブラ(ポーランド)

<ウェルター級/5分3R>
ブライアン・バトル(米国)
アンジェ・ルーザ(スイス)

<ライトヘビー級/5分3R>
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)
オヴァンス・サンプレー(ハイチ)

<フェザー級/5分3R>
クリスチャン・ロドリゲス(米国)
アイザック・ドルギャリアン(米国)

<バンタム級/5分3R>
パニー・キンザッド(スウェーデン)
メイシー・シェエソン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート(米国)
ブライアン・ベルベレナ(米国)

<ライト級/5分3R>
マイク・デイヴィス(米国)
ナタン・レヴィ(イスラエル)

<女子バンタム級/5分3R>
ジョシアニ・ヌネス(ブラジル)
チェルシー・チャンドラー(米国)

<フライ級/5分3R>
オーデ・オズボーン(米国)
ジェフェウ・フィリョ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ジョシュ・クリバオ(豪州)
ダニー・シルバ(米国)

<ライト級/5分3R>
チアゴ・モイゼス(ブラジル)
ミッチ・ラミレス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
コリー・マッケナ(英国)
ジャケリン・アモリン(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
チャド・アンヘリガー(カナダ)
ハラランポス・グリゴリユウ(キプロス)

The post 【UFN239】唯一のUFCキプロス人戦士は井上&平田=ダブル直樹の練習仲間、ハラランポス・グレゴリユウ first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB F1 MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN239   大沢ケンジ 風間敏臣

続報・風間敏臣、3.16 UFCラスベガス大会シャラランポス・グリゴリオウ戦を断っていた

Disney Supreme Guide 東京ディズニーランドガイドブック with 風間俊介 [ 講談社 ]


3.16 UFCラスベガス大会で風間敏臣とシャラランポス・グリゴリオウが対戦(2024年01月09日)

 こちらの続報。



 というわけで、3月16日にネバダ州ラスベガスで開催するFight Nightシリーズの大会で風間敏臣 vs. シャラランポス・グリゴリオウは行われません。風間陣営が2戦目のタイミングとしては時期尚早と判断し断ったものの、グリゴリオウは試合に同意していたことから先走ってXで発表してしまったということでしょう。

 この度は大変失礼いたしました。続きを読む・・・
カテゴリー
45 AB ABEMA GLORY MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN239 WWE キック ギャレット・アームフィールド ライカ 中邑真輔 海外 風間敏臣

お蔵入り厳禁【UFN239】3月16日にUFC2戦目。風間敏臣が話していたこと「打撃専門のジムに任せたい」

【写真】インタビューから1カ月半、また風間の話が聞きたい (C)MMAPLANET

3月16日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN239:UFN on ESPN+97でチャラランポス・グリゴリユウと戦うことが報じられている風間敏臣。
Text by Manabu Takashima

(C)Zuffa/UFC

グリゴリユウはUFC唯一のキプロス人ファイター。

空手のキプロス、パンヘレニック(全ギリシャ)、欧州王者からキックボクサーとなりGLORYで戦った経験もあるストライカーで、Combat FCバンタム級王者から昨年8月のコンテンダーシリーズへ。第2週にキャメロン・スマーザーマンを60秒KOで破り、UFCとサインを果たした。風間はグリゴリユを通して、自らの課題と真っ向から向き合うUFC2戦目となった。

昨年8月の初陣は惨敗といって良い内容だった風間だが、その敗北と柔術ベースの自らのスタイルをどのように考えていたのか。MMAPLANETでは11月にWWEスーパースターの中邑真輔とシェイナ・ベイズラーの柔術公開トレーニングに参加した風間の胸中を訊いていた。お蔵入り厳禁、風間敏臣のUFCで戦っていくために下した──選択とは。


――実は8月のギャレット・アームフィールド戦の敗北以来、どのタイミングで風間選手の話を訊けば良いのか。そのような気持ちもありました。

「……(苦笑)」

──あれから3カ月、どのようにMMAと向き合ってきたのでしょうか。

「あの試合に向けて練習で創っていたのは、距離を大切にすることでした。それまでは、そういうことをしたこともなくて。でも試合が始まって……その大切にしてきた部分が、最初のジャブを貰ってから『全く距離感分かっていねぇじゃん』ってなりました。

それは試合中もそうですし、後から映像を見返しても本当にそうで。全部、ズレていました。中途半端で相手の距離にいました。やっていたことが体に沁み込んでいなかった。そう思いました」

──本音の本音をいえば、UFCと契約する前にその辺りのことを気付く経験をしている方が良かったはずです。ただし、UFCと契約できるのに契約しないなんてことはありえないわけで。その辺りにおいて、風間選手は難しいポジションにあると思っていました。

「葛藤は自分でもありました。これは誰にも言っていなかったのですが、試合が終わってから大沢(ケンジHEARTS代表)さんが部屋に来てくれた時に凄く無力感を感じて、『もう無理だよ』って言いそうになって。試合後は、それぐらいの気持ちでした。目も見えていないし、もう無理だよって。本当にそう口から出そうになっていました(苦笑)。

でも、なんというのか……正直、現状のままだとただ体を壊すだけだと自分でも分かっています。試合が終わってからも、ずっと考えてきました。やるとなった時、UFCで戦うとなった時──実際に今、僕が置かれている場がUFCで。自分は結構、流れを大切にしていて。今、置かれている場がUFCなら、その場でやらないといけないと思って。

日本に戻って来てからも自分一人で考えて……。その時にもケガを治し次戦までにUFCレベルに底上げしないと、ホントに体が壊れていくと思いました。一方的に倒されて終わる……と。今でも不安……不安よりも焦りですね。焦る気持ちはずっとあります」

──契約した時にも、『早い』という空気があり、跳ね返そうと努力してきたかと思います。そして初戦の敗北で突きつけられた現実を見て、練習環境など変えてきた部分はありますか。

「柔術……得意な部分を捨ててでも、苦手な部分を克服しないとあの舞台では勝負できない──と思っています。そこに向けて、少しずつではあるけど生活を変えています」

──海外の練習も経験しましたが、現状はどこに基盤を置こうと思っていますか。

「今は国内で十分です。そのことについては良く言う人も、そうでない人もいますが、打撃専門のジムに自分の打撃を任せたいと思っています。得意な部分をゼロにしても良いので、そこで打撃をやりこもうと。言っちゃえば、これで変われるのか・変われないのかで、自分の今後が決まってきます。だから、そこで打撃の成長の細部を任せるつもりです」

──風間選手には今も言われたように柔術という絶対的な武器がある。だからこそ、MMAの打撃云々以前に組み技がない打撃を身に着けることは凄く理に適っているように思います。

「そうッスね。それこそ、自分もキックのジムで打撃だけをやると話すとMMAの打撃をやれば良いという意見は出てきます。でも自分は納得できなくて。だから、自分の納得できる方法で、どういう風に未来を切り開くことができるのか。それは自分でも楽しみなことでもあります。自分がどうなるのか、自分で見ていきたい」

──その打撃練習は始めたのでしょうか。

「ハイ。ただ、まだ前回の負傷した箇所が完全でなくて、対人で当てることはできないですけど。体のこともあるし、次の試合まで少しは空くかと思いますが、その間にしっかりと創ります。ホント、次で魅せたいと思います」

The post お蔵入り厳禁【UFN239】3月16日にUFC2戦目。風間敏臣が話していたこと「打撃専門のジムに任せたい」 first appeared on MMAPLANET.