カテゴリー
F1 INVICTA MMA News o ONE UFC ケイトリン・チューケイギアン パンクラス 三浦彩佳

UFC on ESPN+88:セミファイナル・ジェニファー・マイア vs. ヴィヴィアニ・アロージョ

女子フライ級。マイア9位、アロージョ11位。

マイアはUFCデビューから5戦の時点で3勝2敗と微妙な戦績ながら、当時の上位ランカーに勝利したことでヴァレンチーナ・シェフチェンコのタイトルに挑戦した。しかし2Rにテイクダウンして上から固めた以外は、組んでも逆にテイクダウンされ、打撃でも劣勢で見せ場なく判定負け。タイトル戦以降はまた3勝2敗で、負けた相手は現3位のマノン・フィオロと5位のケイトリン・チューケイギアンのみだが、下位ランカー相手に勝ってもじわじわランキングを下げてきている。柔術ムエタイの黒帯だが、フィニッシュ勝利はブラジルローカル時代のものがほとんどで、UFCとその前のInvictaでの計10勝のうち、ガードからの腕十字で勝利した1試合以外は判定勝ち。35歳。

パンクラス女子ストロー級王者のヴィヴィアニ。女子フライ級では4勝4敗。4敗の相手はタイトル挑戦経験もあるジェシカ・アイ(引退)とケイトリン・チューケイギアン、現王者グラッソに、前回ストロー級から上げてきたアマンダ・ヒバス。パンクラスでは重いパンチで藤野や三浦彩佳の顔面を変形させて勝利してきたが、UFCでは階級を上げたこともあり、打撃よりむしろグラウンドで勝利している。女子フライ級ランカーではローレン・マーフィーに次ぐ2番目の年長ファイターとなる36歳。

じわじわ詰めるヴィヴィアニ。マイアは左右にステップしつつパンチを入れるが、ケージ際まで後退。詰めるヴィヴィアニだが手が出ていない。ローを一発。間合いが詰まりマイアが左右のパンチをヒット。詰めるヴィヴィアニにワンツーを放ったマイア。ヴィヴィアニが左フックを合わせる。ヴィヴィアニタックルへ。受け止めたマイアが逆にテイクダウン狙い。左を入れて離れたヴィヴィアニ。間合いが詰まり両者のワンツーが交錯。ヴィヴィアニのアッパーに右を返すマイア。ヴィヴィアニのパンチにマイアがタックル。切ったヴィヴィアニ。ケージ際で逆にヴィヴィアニがタックルへ。シングルレッグ。マイアこらえてブラウン肘。ホーン。

1R手数でややマイア。

2Rヴィヴィアニワンツーがヒット。またタックル。今度はしっかりクラッチしてテイクダウン成功。クルスフィックスからパウンド。マイア亀になり立ち上がるが、バックキープしたヴィヴィアニがグラウンドに持ち込もうとする。こらえるマイアからハーフバック。チョークを狙う。狙いながら両足フックしてバックマウントに。四の字バック。ヴィヴィアニバックから殴っていく。チョークはディフェンスしているマイアだが、バックコントロールされたまま残り1分。チョークだが顎の上。フェイスロック気味に絞めるが放した。残りわずかで体勢を変えてパンチを打ち込む。ホーン。

2Rヴィヴィアニ。1Rが微妙なだけに、マイアはフィニッシュを狙いたい。

3R。ヴィヴィアニのタックルを切るマイア。ワンツーをヒット。タックルのフェイントを見せたヴィヴィアニ。プレスしたヴィヴィアニ。またタックルへ。ケージに押し込みシングルレッグの体勢。肘で抵抗するマイア。離れたヴィヴィアニ。マイアパンチで出る。下がるヴィヴィアニを追いかけてパンチを入れるとタックルへ。テイクダウン。ケージに上半身を預けて立とうとするヴィヴィアニ。立ったがすぐに倒すマイア。ヴィヴィアニまた立った。スタンドバックからネルソンで反転させないマイア。残り1分。マイア引き込んでチョイバー狙い。が、腕を抜かれて下に。またガードに戻すマイアだが、腕十字はすぐに腕を引き抜いて防いだヴィヴィアニ。マイア今度はオモプラッタ。ヴィヴィアニ防いでパウンド。タイムアップ。

3Rもややヴィヴィアニか。

三者29-28でヴィヴィアニ勝利。

ヴィヴィアニが接戦を制して連敗ストップ。

ジャッジは三者とも1、2Rヴィヴィアニ、3Rマイア。

メディアのスコアは4分の3が29-28でヴィヴィアニを支持。

mmadecisions.com

カテゴリー
MMA o UFC アレクサ・グラッソ キック ケイトリン・チューケイギアン

UFC on ESPN+84:セミファイナル・マノン・フィオロ vs. ローズ・ナマユナス

女子フライ級。フィオロ2位、ナマユナスはストロー級の2位。

フィオロはUFCデビューから5連勝中。先週、UFCデビューから6連勝を飾った同じ女子フライ級トップランカーのエリン・ブランチフィールドはグラップラーだが、フィオロは空手でフランス代表入りしていたストライカー。フランスでは長くMMAが禁止されていたため、今回がMMAでは初の地元での試合となる。前戦は昨年10月、シェフチェンコの王座に挑戦し敗れてから4連勝中のケイトリン・チューケイギアンと対戦。打撃の手数で上回っての判定勝ち。5連勝でランキング1位を下したので、タイトル挑戦は確実かと思われたが、アレクサ・グラッソに先を越された上に、シェフチェンコがグラッソに敗れてダイレクトリマッチが組まれたことで、タイトル挑戦のチャンスが遠のいた。33歳。

ナマユナスはヨアンナ・イェンジェイチック、ジャン・ウェイリーという2大UFC無敗王者を1RKOで下して王者となり、初防衛戦のダイレクトリマッチでも勝利したが、いずれも2度目の防衛戦で敗れて王座から陥落している。ウェイリーには1度目はハイキックでKO勝ち、2戦目は接戦となったがスプリット判定勝ちで王座防衛。が、かつてTUF決勝の初代王座決定戦で対戦したカーラ・エスパルザには、両者ほぼ手が出ない展開で判定負け。体が大きくなり減量がきつくなってきたことと、上位陣とは複数回対戦している選手が多く、モチベーションを求めてフライ級に上げる。勝てば一気にフライ級の挑戦者候補となる。31歳。

 

カテゴリー
ABEMA CFFC114 MMA MMAPLANET o UFC   アルジャメイン・ステーリング ケイトリン・チューケイギアン ジエゴ・パイヴァ ジム・ミラー デミアン・マイア 神龍誠

【CFFC114】神龍誠とフライ級王座を賭けて対戦、ジエゴ・パイヴァ「マタレオンじゃない。マイアレオン」

【写真】組み技の強さは絶対。ジエゴ・パイヴァ (C)MMAPLANET

10日(木・現地時間)、フロリダ州タンパのセミノール・ハードロックカジノで開催されるCage Fury FC114「Smith vs St.Louis」。同大会でCFFCフライ級王座を賭けて神龍誠と対戦するジエゴ・パイヴァ。

活動開始は2006年、ダン&ジム・ミラーを初めてアルジャメイン・ステーリング、ケイトリン・チューケイギアンらチャンピオンをUFCに送り出している老舗のフィーダーショー参戦は、神龍と同様にUFCにステップアップするため。

ブラジルから人生を賭けてやってきたデミアン・マイアの黒帯は、それでもラテン気質──計量後ということもあり随分とリラックスしていた。


──計量を終え明日、神龍誠選手とフライ級のベルトを賭けて戦います。今の気持ちを聞かせてください。

「凄く良い感じだよ。マコトとはホテルで顔を合わせた。彼のチームの皆は凄くフレンドリーだったよ。彼を除いてはね。口も開かないし、挨拶もなかった。凄く嫌な感じだったよ。握手を拒否してきたしね」

──う~ん、それは神龍選手が試合に集中している表れでもありますが……。彼は試合前にはインタビューも固辞することもある選手ですし。

「えっ、インタビューを断るの? なぜ? 僕は大歓迎だけどなぁ。理解できないなぁ。ブラジル人はそんなことはしない。僕らは他の人に嫌な思いをさせないし、色々な人と話をするのが大好きからね。こうやってインタビューをしてもらえて、とても嬉しいよ。

それに僕らは相手が憎くて戦うわけじゃない。プロとして、試合をするんだ。これは僕のビジネスだから。マコトは僕の敵じゃない。対戦相手なだけだよ。

でも、構わない。そういう態度を取られるのも、ファイトの一部だ。そして僕は彼との戦いに凄く自信を持っている。減量も上手くいった。この試合は僕の人生が懸かっている。ここからUFCにステップアップするんだ。これ以上、大切な試合はないからね」

──その大切に試合に向けて、どのような調整を行ってきましたか。

「サンパウロのデミアン・マイアMMAでしっかりとやってきた。デミアンは僕の師匠で、この試合に関して多くのアドバイスをしてくれて、作戦も授けてくれたよ。毎日、彼と練習してきたんだ」

──なるほどぉ! 8月のマルシリー・アウベス戦では打撃に苦しみながらも、一度のテイクダウンからバックを奪いRNC──マタレオンで仕留めました。あれがデミアン・マイア譲りの柔術なのですね。

「あれはマタレオンじゃない。マイアレオンだ(笑)」

──アハハハ。

「今はあの時よりも、ずっと打撃も成長している。でも、柔術こそ僕の戦いだ。マコトを仕留める。彼を極めるよ。チョークでも足関節でも。そういう試合になる。打撃でも戦えるし、絶対に試合は判定にはもつれ込まない。サブミットか、KOだ。

マコトはコンプリートな選手だよ。ただし、穴もたくさんある。彼のゲームは穴だらけだ。マコトの試合は十分に研究してきた。そして、対策を練って来た。デミアンのサポートもあり、しっかりと準備できているよ」

──神龍選手のスピードをどう思いますか。

「速いよ。でも、全く問題じゃない。彼のちょっとした動きを止めて、戦う。問題ないよ」

──この試合は日本でもUFC Fight PassだけでなくABEMAでも中継されます。日本のファンにメッセージをお願いします。

「日本の皆には僕の名前を覚えて欲しい。すぐに僕の試合をUFCで視ることができるようになるから。僕の話を聞いてくれてありがとう。柔術は僕の人生なんだ」

The post 【CFFC114】神龍誠とフライ級王座を賭けて対戦、ジエゴ・パイヴァ「マタレオンじゃない。マイアレオン」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC280 キック ケイトリン・チューケイギアン マノン・フィオホ

【UFC280】右サイドキックで試合を制したフィオホ、ランク1位のチューケイギアンをユナニマスで下す

【写真】右サイドキックが主体のフィオホ、パンチの見切りもストロングポイントだ(C)MMAPLANET

<女子フライ級/5分3R>
マノン・フィオホ(フランス)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
ケイトリン・チューケイギアン(米国)

チューケイギアンの左ミドルをすくい上げる、サウスポーのフィオホ。右ジャブを突いてチューケイギアンにケージを背負わせる。前蹴りで距離を取るチューケイギアンに、フィオホが右ジャブを当てる。相手の右ジャブに右ストレートを合わせるチューケイギアンだが、顔面いは届かず。フィオホが左ストレートから右フックを振ったところにボディロックで組みついたチューケイギアンだが、ここは倒せず。

フィオホの右フックがヒット。さらに右サイドキックで距離を作り、チューケイギアンのテイクダウンを防ぐ。フィオホの右サイドキックが、チューケイギアンの内腿に当たる。チューケイギアンは右ストレートを当てるも後続打のヒットがない。相手の前進にケージを背負う場面が増えたチューケイギアン。右の蹴りを当てるも、ここも後が続かず。フィオホがチューケイギアンのパンチをかわし、右サイドキックを打ち込んでいった。

2R、今度はチューケイギアンが前に出たが、フィオホがパンチから右サイドキックで押し返す。距離を詰めてきたチューケイギアンを、足払いでこかすフィオホ。チューケイギアンの右ストレートが届かない。ワンツーを当てたフィオホは、プレッシャーをかけてチューケイギアンを下がらせる。チューケイギアンのパンチをヘッドスリップでかわし続けるフィオホ。当たっても頭をずらしているため、致命傷とはならない。フィオホが右ミドルで追い立て、左ストレートを突き刺す。チューケイギアンの右スピニングバックフィストは空振り、フオホは下がりながらもカウンターで左ストレートを打ち込んでいった。

最終回もフィオホの右サイドキックからスタート。チューケイギアンが組みつくも、すぐにフィオホは離れた。右ジャブを当てるフィオホ、右サイドキックで距離を取り、相手の右に回る。チューケイギアンの右はクリーンヒットせず、フィオホのリズムになり始めた。チューケイギアンがテイクダウンの態勢に入った瞬間にカットするフィオホ。チューケイギアンの右を見切ったか。ただし、互いに致命傷を与えるシーンはない。

チューケイギアンは右ボディストレートを突き刺すも、相手の足を止めることができず。残り1分で、フィオホがダブルレッグでテイクダウンを奪った。ハーフガードのチューケイギアンがスイープしようとすると、フィオホが立ち上がりサークリングへ。フィオホは右サイドキックで距離を保ち続け、最後は距離が近くなると右のアンダーフックで相手をケージに押し込み、試合終了のホーンを聞いた。

裁定はジャッジ3者とも29-28で、フィオホを支持。世界女子フライ級1位のチューケイギアンを下し、UFC5連勝のフィオホがタイトル戦線に躍り出た。


The post 【UFC280】右サイドキックで試合を制したフィオホ、ランク1位のチューケイギアンをユナニマスで下す first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
AJ・ドブソン Brave CF IMMAF LFA MMA MMAPLANET o TJ・ディラショー UFC UFC280   アルジャメイン・ステーリング アルメン・ペトロシアン イスラム・マカチェフ カイオ・ボハーリョ ケイトリン・チューケイギアン シャーウス・オリヴェイラ ショーン・オマリー ショーン・ブレイディ ダナ・ホワイト ニキータ・クリロフ ピョートル・ヤン ベラル・モハメッド マテウス・ガムロ マノン・フィオホ マルコム・ゴードン ムハマド・モカエフ 平良達郎

【UFC280】セレモニアル計量終了 プレリミ出場ダゲスタン系英国人モカエフもメイン級の声援集める

【写真】将来的に平良との対戦が実現することも十分にありうるモカエフ――凄まじい僧帽筋だ(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるUFC 280「Oliveira vs Makhachev」のセレモニアル計量が21日(金・同)に同所で行われた。

昨日の会見以上にファンが集まったセレモニアル計量は、輪をかけてアラブ&ダゲスタンのイスラム連合の声援が大きくなっていた。


なかでもプレリミ2試合目のフライ級マッチでマルコム・ゴードンと戦うムハマド・モカエフ:への声援はPPVカード出場選手に見劣りしないものだった。

ダゲスタンで生まれ、幼少期を過ごしたモカエフは家族ともに英国に移住。英国籍も取得しているが、コーカサスの戦闘民族の血は確実に流れており、イギリスで始めたレスリングですぐに頭角を表し、パリ五輪候補ともいわれている。

IMMAFにユース時代から出場し、2度世界王者に輝くとアマMMA22連勝でバーレーンのKHKジム所属ファイターとなり、BRAVE CFでプロデビューを飾った。5連勝で今年の3月にUFCデビューを飾り、2戦目にはLFAフライ級王者だったチャールス・・ジョンソンを破っている。

そのモカエフ、大声援にすっかり気を良くしたのか、フェイスオフではゴードンに拳をつきつけ、ダナ・ホワイトが急ぎ割って入る場面も。

平良達郎のライバルになることは間違いないモカエフ、まだ喧嘩的な強さをオクタゴンの中で見せていたが、ゴードンを相手にしても淡々、堅実な試合展開に持ち込むことができるか――注目だ。

コメインのUFC世界バンタム級選手権試合は王者アルジャメイン・ステーリング、挑戦者TJ・ディラショーの両者にブーイングが送られるという珍しい状況に。

フェイスオフで激しく言葉を交わした両者、まずディラショーが「俺はケージの中で勝負にしにきた。あのマ〇ーフ〇ッカーを眠らせるよ」と話すと、さらに大きなブーイングを浴びたステーリングは「アブダビ、皆、来てくれてありがとう。凄いカードが揃ったグレートなショーだ。明日は〇ザー〇ァッカーを倒す」とコメントした。

メインのUFC世界ライト級王座決定戦に出場するイスラム・マカチェフを大チャントで迎えた会場のファン。そのマカチェフとシャーウス・オリヴェイラはフェイスオフでは鼻が触れるまで超接近していた。

まずマイクを握ったマカチェフは「アブダビ、思い切り応援してほしい。インシャラーラー(アラーの意思があれば)」と短いマイクに、対してオリヴェイラは「ライト級のライオンは、まだ吠え続けている」とポルトガル語でまくしたてると、訳を待たずにステージを下りた。

■視聴方法(予定)
10月22日(土・日本時間)
午後11時00分~UFC FIGHT PASS
午前3時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWプライム

■UFC280計量結果

<UFC世界ライト級王座決定戦/5分5R>
シャーウス・オリヴェイラ: 154.5ポンド(70.08キロ)
イスラム・マカチェフ: 154.5ポンド(70.08キロ)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]アルジャメイン・ステーリング: 135ポンド(61.24キロ)
[挑戦者]TJ・ディラショー: 135ポンド(61.24キロ)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン: 136ポンド(61.69キロ)
ショーン・オマリー: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分3R>
べニール・ダリューシュ: 156ポンド(70.76キロ)
マテウス・ガムロ: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 127.5ポンド(57.83キロ)
マノン・フィオホ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分5R>
ベラル・モハメッド: 170ポンド(77.11キロ)
ショーン・ブレイディ: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル/5分3R>
マフムド・ムラドフ: 185ポンド(83.91キロ)
カイオ・ボハーリョ: 186ポンド(84.37キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズデミア: 206ポンド(93.44キロ)
ニキータ・クリロフ: 206ポンド(93.44キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アブバカル・ヌルマゴメドフ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ガジシ・オマルガジシエフ: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
アルメン・ペトロシアン: 186ポンド(84.37キロ)
AJ・ドブソン: 185ポンド(83.91キロ)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ: 126ポンド(57.15キロ)
マルコム・ゴードン: 126ポンド(57.15キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
リナ・ランズバーグ: 135ポンド(61.24キロ)
カロル・ホザ: 135ポンド(61.24キロ)

The post 【UFC280】セレモニアル計量終了 プレリミ出場ダゲスタン系英国人モカエフもメイン級の声援集める first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
AJ・ドブソン MMA MMAPLANET o TJ・ディラショー UFC UFC280   その他 アルジャメイン・ステーリング アルメン・ペトロシアン イスラム・マカチェフ カイオ・ボハーリョ ケイトリン・チューケイギアン シャーウス・オリヴェイラ ショーン・オマリー ショーン・ブレイディ ズベア・トホゴフ ニキータ・クリロフ ピョートル・ヤン ベラル・モハメッド マテウス・ガムロ マノン・フィオホ マルコム・ゴードン ムハマド・モカエフ ルーカス・アルメイダ

【UFC280】オフィシャル計量終了 ステーリングが雄叫び。TJ・ディラショーは水抜きの影響大??

【写真】エネルギーが漲っているような本計量だったアルジャメイン・ステーリング(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるUFC 280「Oliveira vs Makhachev」のオフィシャル計量が21日(金・同)午前9時より、クラウンプラザホテル内ミーティングルームで行われた。

まず計量開始前に減量に問題があったとしてフェザー級のズベア・トホゴフ×ルーカス・アルメイダの中止が発表され、タイトルマッチ2試合を含む、12試合24選手が計量台へ。

女子フライ級でマノン・フィオホに戦うケイトリン・チューケイギアンがリミット125(+1)ポンドに対し、127.5ポンドで計量失敗となった。


その他のファイターは全員クリアーしており、メインで世界ライト級王座を賭けて戦う両者がいの一番に登壇し共に154.5でパスした。

昨日の会見時に比べると、イスラム・マカチェフはシャーウス・オリヴェイラよりも目のくぼみが目立ち、水抜きの影響がより強く感じられた。

一方、最も減量の影響が見られたのは、アルジャメイン・ステーリングの持つ世界バンタム級王座にチャレンジするTJ・ディラショーだった。

歩く姿も力なく、リミット丁度でパスしてもガッツポーズもない。うつむき加減でシャツを拾って、そのままステージを下りた。対してチャンピオンは、同じ135ポンドでパスの声を聞くと同時に大きく叫び声を挙げている。

もう一人シャウトしたのは、べニール・ダリューシュと対戦するマテウス・ガムロだった。やや時間を置き、ラスツーでステージに力を現したガムロは156ポンドのコールを受ける。

まず両手を高々と掲げたガムロはその手を振り下ろしつつ、ここからが本当の戦いの始まりと告げるような、雄叫びを見せたのだった。

■視聴方法(予定)
10月22日(土・日本時間)
午後11時00分~UFC FIGHT PASS
午前3時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWプライム

■UFC280計量結果

<UFC世界ライト級王座決定戦/5分5R>
シャーウス・オリヴェイラ: 154.5ポンド(70.08キロ)
イスラム・マカチェフ: 154.5ポンド(70.08キロ)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]アルジャメイン・ステーリング: 135ポンド(61.24キロ)
[挑戦者]TJ・ディラショー: 135ポンド(61.24キロ)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン: 136ポンド(61.69キロ)
ショーン・オマリー: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分3R>
べニール・ダリューシュ: 156ポンド(70.76キロ)
マテウス・ガムロ: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 127.5ポンド(57.83キロ)
マノン・フィオホ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分5R>
ベラル・モハメッド: 170ポンド(77.11キロ)
ショーン・ブレイディ: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル/5分3R>
マフムド・ムラドフ: 185ポンド(83.91キロ)
カイオ・ボハーリョ: 186ポンド(84.37キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズデミア: 206ポンド(93.44キロ)
ニキータ・クリロフ: 206ポンド(93.44キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アブバカル・ヌルマゴメドフ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ガジシ・オマルガジシエフ: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
アルメン・ペトロシアン: 186ポンド(84.37キロ)
AJ・ドブソン: 185ポンド(83.91キロ)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ: 126ポンド(57.15キロ)
マルコム・ゴードン: 126ポンド(57.15キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
リナ・ランズバーグ: 135ポンド(61.24キロ)
カロル・ホザ: 135ポンド(61.24キロ)

The post 【UFC280】オフィシャル計量終了 ステーリングが雄叫び。TJ・ディラショーは水抜きの影響大?? first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
AJ・ドブソン MMA MMAPLANET o TJ・ディラショー UFC UFC280   アルジャメイン・ステーリング アルメン・ペトロシアン イスラム・マカチェフ カイオ・ボハーリョ ケイトリン・チューケイギアン シャーウス・オリヴェイラ ショーン・オマリー ショーン・ブレイディ ズベア・トホゴフ ニキータ・クリロフ ピョートル・ヤン ベラル・モハメッド マイケル・チャンドラー マテウス・ガムロ マノン・フィオホ マルコム・ゴードン ムハマド・モカエフ ルーカス・アルメイダ

【UFC280】マカチェフ人気一色。二番人気はヌルマゴメドフ!! オリヴェイラ&ステーリングは大ヒール

【写真】ファイトウィーク、公開イベントはこの会見から(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるUFC 280「Oliveira vs Makhachev」の記者会見が20日(木・同)に同所で行われた。

Showdown weekとして、さまざまなUFC関連の催しが会場の外で実施されており、お祭り的な雰囲気だったアリーナ周辺。会見はロシア人ファンとローカル:ファンが一体化し、マカチェフ・サポート一色という空気で大いに盛り上がった。


メインカード出場10選手、プレリミからはベラル・モハメッドとショーン・ブレイディが出席し、1人ずつ登壇する形で会見はスタート。

まずパレスチナ系米国人のモハメッドが、米国大会では考えられない高いファンの支持を集めており、ブレイディには大きなブーイングが送られる。

質疑応答中もシャーウス・オリヴェイラやアルジャメイン・ステーリングにブーイングを送るファンに呼応し、何度両手を広げて煽るモハメッドの姿が確認されている。

べニール・ダリューシュと対戦するマテウス・ガムロはテンション高めでステージ上でTシャツを脱いで、ファンに投げ込む。

一投目はメディアシートにしか届かないと、わざわざ取り戻して、Tシャツを丸めて結い、二投目で目的を果たした。

ピョートル・ヤンも高い人気を誇る一方で、会場には欧州や米国、ブラジル人サポーターの姿もあり、対戦相手ショーン・オマリーにはブーイングだけでなく、かなりの声援が集まっていた。

グラサン、レザーのオマリーは「全ての局面で上回っている」とコメントした際、ヤンの表情は弱冠強張ったように見えた。

ヤンの天敵ステーリングは絶えることのないブーイングと野次のなかで、対戦相手のTJ・ディラショーのコメントに対し「聞こえない。男らしく堂々と話せ」とイチャモンをつける。

TJは「テストは口でするもんじゃない。『テスト、テスト、テスト1、2』って上手くいったか?」という返答をし、ファンの大声援を受けていた。

さらにライバルのヤンの隣に座っている状況には「今、この男のことは気にしてない。TJのことを考えている」と発言したステーリング、ここで会場はまたも大ブーイングに包まれることとなった。

オリヴェイラへの質問はブーイングでかき消され、マカチェフへの大声援で質問者が間を置く必要がある館内。体重超過でベルトを失ったオリヴェイラは「誰がチャンピオンか皆に聞けばよい」と立ち上がって手を広げると、ブーイングの雨に晒された。

そのオリヴェイラがメディアデーで「マカチェフがタイトルに挑戦できるのは、ヌルマゴメドフの力だ」と言ったことに尋ねられると、マカチェフが「マイケル・チャンドラーに勝ってタイトルを獲ったけど、その前に誰と戦ってきた。教えてくれ」と答えるだけで、ファンは拍手喝采だった。

さらにオリヴェイラがアブダビがマカチェフのホーム状態であること関しては「いつも彼を僕のホームに招待しているけど、一度も来なかった。ここで戦いたかったんだろう」と言えば、マカチェフは「俺はブラジルで行くとダナに伝えている。何度もブラジルで戦うと言ってきた。この男は英語を話さないから、誰も何を話しているのか分からない」と粗い口調になる。

ここからは両者はマイクを掴み、身を乗り出して顔を合わせると、食い気味にトラッシュトークを続けた。

会見中から最前列に座るヌルマゴメドフ・チャントが起こるなど高い人気を維持する元世界王者は、会見終了後からフェイスオフまでの間、ファンの注目を一身に集め、その様子を携帯で撮影するや、マカチェフに負けない大声援がわき起こった。

フェイスオフでは意外にも胸を押して一触即発状態になったのはピョートル・ヤンで、対応が遅れたオマリーはやり返すことはなかった。

ステーリングとオリヴェイラがブーイングの矢面に立っていたフェイスオフが終了すると、ファンは会場外のアトラクションへ一目散。

昼は35度以上のアブダビも、日が落ちると28度ぐらいで海風もあり、やや涼しく感じられる。そんななか、ファンはベルトを手に写真撮影、Esportsブースでもしっかりと列を作るなど、会見中とは様子でファイトウィークを満喫、砂漠の決戦に向けエティハド・アリーナは夜の帳が下りても、さらに熱が帯びていた。

■視聴方法(予定)
10月22日(土・日本時間)
午後11時00分~UFC FIGHT PASS
午前3時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWプライム

■対戦カード

<UFC世界ライト級王座決定戦/5分5R>
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)
イスラム・マカチェフ(ロシア)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]アルジャメイン・ステーリング(米国)
[挑戦者]TJ・ディラショー(米国)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ショーン・オマリー(米国)

<ライト級/5分3R>
べニール・ダリューシュ(米国)
マテウス・ガムロ(ポーランド)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン(米国)
マノン・フィオホ(フランス)

<ウェルター級/5分5R>
ベラル・モハメッド(米国)
ショーン・ブレイディ(米国)

<ミドル/5分3R>
マフムド・ムラドフ(ウズベキスタン)
カイオ・ボハーリョ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズデミア(スイス)
ニキータ・クリロフ(ウクライナ)

<フェザー級/5分3R>
ズベア・トホゴフ(ロシア)
ルーカス・アルメイダ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
アブバカル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
ガジシ・オマルガジシエフ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
アルメン・ペトロシアン(アルメニア)
AJ・ドブソン(米国)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ(英国)
マルコム・ゴードン(カナダ)

<女子バンタム級/5分3R>
リナ・ランズバーグ(スウェーデン)
カロル・ホザ(ブラジル)

The post 【UFC280】マカチェフ人気一色。二番人気はヌルマゴメドフ!! オリヴェイラ&ステーリングは大ヒール first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA AJ・ドブソン MMA MMAPLANET o TJ・ディラショー UAEW UFC UFC280   アルジャメイン・ステーリング アルメン・ペトロシアン イスラム・マカチェフ カイオ・ボハーリョ キック ケイトリン・チューケイギアン シャーウス・オリヴェイラ ショーン・オマリー ショーン・ブレイディ ジェニファー・マイア ズベア・トホゴフ ニキータ・クリロフ ピョートル・ヤン ベラル・モハメッド マテウス・ガムロ マノン・フィオホ マルコム・ゴードン ムハマド・モカエフ ルーカス・アルメイダ 平田樹

【UFC280】「NJまで片道2時間掛けてスパーに行くわ」。フィオホと対戦、ケイトリン・チューケイギアン

【写真】アッパレ過ぎるほど、アッパレな返答のオンパレードだったチューケイギアン(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)にUAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるUFC280でケイトリン・チューケイギアンが、マノン・フィオホと対戦する。

UFC在籍6年、タイトル挑戦経験がありオクタゴンで戦績11勝5敗というチューケイギアンにアブダビという地で戦うこと、新鋭フィオホの印象とタイトルショット、そしてNYでの女子選手のトレーニング環境について話を訊くと、彼女のMMAに対する向き合い方こそ、これだけのキャリアを残せる要因だと確信できた。


──ファイトウィークに入り、現地入りして間もないタイミングでインタビューを受けていただきありがとうございます。

「大丈夫よ。昨夜、アブダビ入りしてしっかりと睡眠をとることができたし、今日も問題なく体を動かすことができたわ……って、あなたのこと見覚えあるわ。確か……」

――7月の終わりにセラBJJで平田樹選手に関して、日本のABEMA用にインタビューをさせていただきました。

「ああ、そうね。Zoomで顔を見て、アレって思ったの(笑)」

――あれから3カ月、本来は9月のパリ大会で対戦予定だったマノン・フィオホと今週末に戦うことになりました。

「マノンのホームタウンであっても、すっごくパリで戦いたかったわ。ただパリを訪れたい、そういう感じだけど。大会終了後に数日間パリで過ごすつもりでいたから。それが凄く楽しみだったの」

――勝負云々でなく、パリを楽しみたかったということですね(笑)。

「それだけじゃないわよ(笑)。彼女は唯一のフランス人女子UFCファイターで、試合順もコメインだった。マノンのホームタウンで戦うという経験を楽しみにしていたし。でも、コーチ陣は中立の土地で戦うことを歓迎しているわね。彼女のケガでパリでの試合はなくなったけど、一度はパリで試合を戦ってみたいと今も思っているわ」

――ところで米国国内で3時間の時差で戦うのと、アブダビに来て8時間の時差で戦うのは体調的に違いは感じられますか。地球は自転しており、西に移動するのと東に移動するのではバイオリズムが違うという医学的見解を以前に読んだことがありまして。

「う~ん、その疑問に答えるにはまだこっちに入って早すぎる気はするけど、現時点で私は何も問題はないわ。飛行機とアブダビで睡眠をとったわけだけど、すこぶる好調よ。それに2020年にファイトアイランドで試合をしていて、アブダビへの遠征も初めてじゃないから、問題なく過ごせているしね。

あの時は朝の4時からの試合だったのが、今回は午後10時からだし。戦う環境としては、今回の方が良くなっているから不便が感じられないのかもね。だからベガスで戦うことではなくて、前回のアブダビで戦うことと比較すると今回は楽になっているのは確かよ」

――今回は中立の地です。基本的にケイトリンは米国での試合が多く、USチャントの後押しがあってもブーイングを受けて戦うことはないです。

「ブーイングされて戦うことを考えると、凄くワクワクするわね。もう7年も前になるけど、UFC以前にHungarian FCっていう大会に出場して、ブダペストで試合をしたの。トーナメント戦で決勝がハンガリーの選手が相手だったから、少しブーイングを受けたわ。でも観客の数自体がとても少なかったから、ブーイングも小さくて(笑)。

きっとパリの大観衆にブーイングされると、最高のクールだったでしょうね。でも、今はアブダビでのファイトを楽しみにしているわ」

――マノンはUAEW出身ですし、ひょっとすると彼女の応援が多いかもしれないですね。

「いずれにしても彼女のファイトスタイルはファンにも受けるし。私はアンダードッグだけど、しっかりと戦うわ」

――確かにマノンはUFCで4勝0敗ですが、ケイトリンも現在4連勝です。アンダードッグに納得していますか。

「確かに彼女はジェニファー・マイアに勝ったけど、フライ級契約でも本来はストロー級の選手との試合も多いわ。5連勝、6連勝、7連勝をしようが対戦相手にどれだけの価値があるのか、大切なことはそこよね」

――マノンのカラテ流ファイトにはどのような印象を持っていますか。

「体が強いわ。そして、あの動きをする選手は凄く少ないわね。ただし、マノンが戦ってきた相手で私のようなフットワークを使って戦える選手はいなかった。真っすぐ前に出て、攻撃が当たる相手ばっかりだったわ。これまでの彼女の試合は、スタイル的に戦いやすい相手が多かった。でも、私はちょっと違う戦い方ができるから」

――マノンのようなスパーリング・パートナーを今回は見つけることはできましたか。

「レフティでキックをたくさん使う。スパーでもドリルでも、そこを頭に入れて練習してきたから大丈夫よ。とにかく蹴りの数が多い。そこは十分に対策を練ってきたわ」

――ところで冒頭で話したようにセラBJJでケイトリンに会った取材は、いつ以来のイーストコーストでのジム取材かというぐらい久方ぶりでした。西海岸やミッドウェスト、あるいはラスベガスやフロリダで取材をしていると米国のジムは一つの場所で、全てのトレーニングをこなせるという印象が強かったです。でもNYで平田選手はマンハッタンやロングアイランドなど、公共交通を使ってクイーンズから1時間もかけて移動していました。

「そうね、ほんとソレがNYのクレイジーなところだわ。私はニュージャージー出身だけど、今はロングアイランドに住んでいて。だからセラBJJはすぐに行けるけど、週に2度ニュージャージーまで車で2時間かけて、スパーリングに行っているの」

――!!!!!! それって片道っていうことですか。

「そうよ。往復で4時間ね。私たちも一か所で練習できないことはないけど、納得できる練習をするには、それだけの移動が私は必要なの。特に女子選手はベストなトレーニング・パートナーを見つけることは男の人より難しいから。

全ての局面で練習パートナーがいる男子選手と、私たちは違うからね。まぁ不満には思うところもあるけど、ベストなトレーニングができないより良いからオプションがあって良かったと思っている。車で片道2時間かけても、マーク・ヘンリーの指導やニュージャージーでのジムメイトとの練習は私に欠かせない。納得できる練習をすることが、一番大切なことだから」

――それだけの想いでケイトリンはMMAを向かい合っているのですね。では、その想いをどのように土曜日の試合でぶつけたいと思っていますか。

「UFCで長く戦い、常に成長してきた姿を見せたい。そして、今も新しい武器を携えていることもね」

――おそらくはUFCはマノン・フィオホのようなニューウェーブの台頭を望んでいるかと思います。ただしこの4連勝対決、勝てばケイトリンにももう1度タイトルショットを戦う機会が巡ってくるのではないでしょうか。

「そうね、5連勝したらそのチャンスがあって然りよね。でも、それは勝ってからの話で、また交渉が必要だし、今回も良い勝ち方が求められるはずよ」

――ケイトリン、今日はありがとうございました。日本のファンに一言お願いできますか。

「私だけでなく、UFCを応援してくれてありがとう。日本からNYにガールズたちが練習に来るんだけど、大歓迎よ。彼女たちとの練習はとても楽しいわ。そして日本のファンの皆には土曜日のショーを楽しみにしてほしい。サポート、ありがとう」

■視聴方法(予定)
10月22日(土・日本時間)
午後11時00分~UFC FIGHT PASS
10月23日(日・同)
午前3時00分~PPV
午前3時00分~WOWOWプライム

■UFC280対戦カード

<UFC世界ライト級王座決定戦/5分5R>
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)
イスラム・マカチェフ(ロシア)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]アルジャメイン・ステーリング(米国)
[挑戦者]TJ・ディラショー(米国)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ショーン・オマリー(米国)

<ライト級/5分3R>
べニール・ダリューシュ(米国)
マテウス・ガムロ(ポーランド)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン(米国)
マノン・フィオホ(フランス)

<ウェルター級/5分5R>
ベラル・モハメッド(米国)
ショーン・ブレイディ(米国)

<ミドル/5分3R>
マフムド・ムラドフ(ウズベキスタン)
カイオ・ボハーリョ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズデミア(スイス)
ニキータ・クリロフ(ウクライナ)

<フェザー級/5分3R>
ズベア・トホゴフ(ロシア)
ルーカス・アルメイダ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
アブバカル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
ガジシ・オマルガジシエフ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
アルメン・ペトロシアン(アルメニア)
AJ・ドブソン(米国)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ(英国)
マルコム・ゴードン(カナダ)

<女子バンタム級/5分3R>
リナ・ランズバーグ(スウェーデン)
カロル・ホザ(ブラジル)

The post 【UFC280】「NJまで片道2時間掛けてスパーに行くわ」。フィオホと対戦、ケイトリン・チューケイギアン first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN36 アマンダ・ヒーバス キック ケイトリン・チューケイギアン

【UFC ESPN36】ヒーバスにTDを許すも、チューケイギアンが左ジャブでコントロールしてスプリット勝利

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.28-29.
アマンダ・ヒーバス(ブラジル)

サウスポーのヒーバスが前に出る。チューケイギアンは下がりながら、右ストレートと右ハイ。さらに左ジャブで相手の前進を止める。右ストレートから左ハイを見せたチューケイギアンに組みついたヒーバスが、首投げでテイクダウンを奪った。袈裟固めで抑え込みつつ、サイドに移行したヒーバス。右のパンチと右ヒジを落とし、足をかけてくるチューケイギアンを抑え込み続ける。

チューケイギアンはエビを打って足を差し込み、バックを狙うもヒーバスはディフェンス。チューケイギアンはハーフガードへ。右腕を差し上げて、一度相手の左側に頭をあげながら、逆方向からスイープに成功した。立ち上がったヒーバスは右バックスピンキックを繰り出す。チューケイギアンは左ジャブを突いて、さらに前蹴りを放つ。ヒーバスも手を休めない。足を使うチューケイギアンのワンツーをバックステップでかわしたヒーバス、しかしパンチ勝負ではチューケイギアンのジャブとショートのストレートが当たった。

2R、チューケイギアンの右インローにパンチを合わせるヒーバス。チューケイギアンは左ジャブを突いて、ヒーバスのシングルレッグをかわす。声を出しながら打撃を繰り出すチューケイギアン、右の打ち下ろしでヒーバスをグラつかせた。さらに左ジャブを突いて、右ストレートを当てるチューケイギアン。ヒーバスが体勢を低くしたところで左ハイも当てた。ヒーバスはチューケイギアンのワンツーをかわして組み付き、ケージ際で首投げからグラウンドに持ち込んだ。

1Rと同様に袈裟固めからサイドに移行しようとしたヒーバスに対し、チューケイギアンは足を上げていく。離れたヒーバスは、チューケイギアンの足を捌きながらパスしてサイドを奪った。チューケイギアンも足を利かせて、下からエルボーを打ち込む。さらにラバーガードの形を作りながら、ヒーバスがパウンドを打つと立ち上がり、ケージ際から離れた。ケージ中央でヒーバスのボディに狙いを定めたチューケイギアン、ガードが下がったヒーバスの顔面にもパンチが当たるように。残り10秒でチューケイギアンがバックを狙っていった。

最終回、前蹴りを放つヒーバスの顔面に、左ジャブを突いたチューケイギアン。ヒーバスのローでバランスを崩したが、すぐに立ち上がり左ジャブを突き続ける。右バックスピンキックを相手のボディに決めてから組みつくヒーバスだが、チューケイギアンもすぐに離れる。スイッチして右ジャブを見せるチューケイギアンは、オーソドックスからの左ジャブが当たる。ヒーバスは顔の前で手を動かしフェイントをかけるが、チューケイギアンの左ストレートがヒーバスのボディに突き刺さる。

ヒーバスはテイクダウンと見せながら右ロー。しかしチューケイギアンがジャブで自分の距離を保ち続ける。ヒーバスは前蹴りや関節蹴り、ローを繰り出す。チューケイギアンの右ストレートをかわしたヒーバスがダブルレッグを仕掛けるも、チューケイギアンが押し込まれたケージ際から離れた。打ち合いに持ち込むヒーバス。残り10秒でチューケイギアンがボディロックで組みつき、相手の前進を止めたあと、自分の距離で打ち合って試合を終えた。

裁定はヒーバスのテイクダウンが評価されたか、スプリットで割れたものの、チューケイギアンが勝利。ランキング1位のチューケイギアンは、王座再挑戦をアピールした。


The post 【UFC ESPN36】ヒーバスにTDを許すも、チューケイギアンが左ジャブでコントロールしてスプリット勝利 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR Cage Warriors MMA MMAPLANET o ONE UFC UFC ESPN36 アラン・ナシメント カーロス・キャンデラリオ ケイトリン・チューケイギアン ジェイク・ハードリー デイヴィー・グラント ベラトール マニュエル・トーレス ミッチ・ラポーソ ムハマド・モカエフ ヴィルナ・ジャンジローバ 修斗 平良達郎 海外

【UFC ESPN36】平良と同日デビュー、ジェイク・ハードリー「ダナが間違ってなかったことを証明する」

【写真】戦績8勝0敗、25歳ながら驚くほどUFCデビュー前でも落ち着き払っていた(C)Zuffa/UFC

14日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN36「Blachowicz vs Rakic」で、ジェイク・ハードリーがアラン・ナシメントとUFC初陣を戦う。

奇しくも平良達郎と同日デビューを戦う英国のフライ級ファイターは戦績8勝0敗と平良よりも実戦経験が少ない。それでいて南アフリカのEFCワールドワイドとCage Warriorsでフライ級王者になり、Bellatorも経験──コンテンダーシリーズを経てUFCに辿り着いた。

豪州のHEX FSと修斗でチャンピオンになる間に、ONEで1勝を挙げているようなキャリアの積み方だ。自身のキャリアアップ方法からくる自分への信頼感の強さは半端ない。今後、平良と拳をかわす可能性も十分にあるハードリーに初インタビューを試みた。


──土曜日にアラン・ナシメントと戦うジェイク(※取材は5月11日に行われた)、本来3月の母国ロンドン大会で迎える予定だったUFCデビュー戦がいよいよ実現しますね。

「確かにロンドンでデビューできなかったことは残念だったけど、あの時の体調では減量をやり切ることはできなかった。ベストの状態で戦うためには致し方ないし、その分今回の試合に向けてはしっかりと調整してきたから自信を持って戦うことができるよ。

それにベガスはコンテンダーシリーズの時にやってきて、PIは慣れ親しんだ環境だ。コンテンダーシリーズの時と、同じように調整できているしベガスはまるで第2のホームのようだよ」

──そのコンテンダーシリーズですが、試合は2RでRNCを極めてミッチ・ラポーソを破りましたが、計量失敗でした。北米MMAは日本とは違い、計量に失敗してもファイトマネーの一部を対戦相手に譲渡し、キャッチウェイト戦で実施されれば良いという空気があります。ただし、コンテンダーシリーズは一発勝負のトライアウト大会です。計量失敗はUFCとの契約に向けて、相当にネガティブな印象を与えたかと感じました。

「あの時はとんでもないことをしでかしたと、本当に落ち込んだよ。試合は一方的に勝てた。でも、指摘された通り計量で失敗していたから契約することは諦めていた。でも、パフォーマンスを評価されたのか、ダナ・ホワイトは僕を選んでくれたんだ。

人生の逆転劇のように感じた。夢が実現したんだ。人生の大半をUFCファイターになるために費やしてきたから、本当に嬉しかったよ。あれ以上にハッピーなことは人生で起こっていない」

──ところでジェイクは英国のローカルショーから4戦目に南アフリカのFECワールドワイドに遠征して、現地のトップファイターであるズールを破り同プロモーションのフライ級王座を獲得しています。母国でなく海外のプロモーションをステップアップの場としたのはなぜですか。

「あの時、英国で対戦相手が見つからなかったんだ。国内ナンバーワンのCAGE WARRIORSで戦う機会を伺っていたけど、難しかった。だからアフリカ最大のMMAプロモーションであるEFCにアプローチを掛けたんだ。そうするとフライ級チャンピオンのズールに挑戦できる機会を得た。

向うはEFCのトップでTUFベテラン、こっちはプロ4戦目だ。舐められていたと思う」

──リスキーだとは考えていなかったですか。

「試合機会に全く恵まれていなかったから、戦うしかない。勝てば良いことだから。相手のホームタウンで戦うことは、まぁ判定では不利になることは多いよね。でも、自分の力に自信があった。考えると、今回のベガスでの試合はあれ以来の遠征になるよ。あっ、国外での試合はアイルランドもあったね」

──Bellatorのダブリン大会ですね。あのときは世界で2番目のプロモーションと複数契約を結ぶことはなかったのですね。

「Bellatorにはフライ級王座が認定されていないからね」

──あっ、そうでした。失礼しました。

「だから1試合契約で戦った。でもファイトマネーはそれまでのような200や300ポンドと違い良い条件で試合ができた。そしてブレイン・オドリスコールにRNCで勝ちを収め、バンタム級での契約の話がきたんだ。でも、Cage Warriorsからフライ級でのオファーがあったから、そっちを選んだんだよ」

──結果、2戦目でフライ級王者となりコンテンダーシリーズ出場、ついにUFCデビューです。対戦相手アラン・ナシメントの印象を教えてください。

「スピードがあって、柔術や打撃が良い選手だ。レスリングもできて、どの場所でも戦えるね。強い相手にもスプリットで負けだし、タフな良い対戦相手だよ」

──ウランベコフ戦はスプリットで負けましたが、ナシメントが勝っているようにも見えた接戦でした。アームロックかスイープ、フットロックからリバーサル、腕十字からもフラワースイープを決めるなど関節技とリバーサルのコンビネーションが光っていました。

「その通りだ。でも、ジャッジはガードからのコントロールを評価しなかったね。UFCや米国ではああいう風にガードから攻める選手が本当に少なくなった。10年前ならもっとジャッジが理解を示し、勝っていたかもしれないけど。ただ極め切れなかったし、攻撃に転じるまでの時間は膠着気味のファイトで、試合を動かしていなかった。ならスコアでは勝てないよ。ガードポジションを取り過ぎていた。ただ、あのガードゲームは危険だし、十分に注意を払うよ。

それでも立ち技、レスリングは当然として、グラウンドでも僕にアドバンテージがある。それに彼は僕をテイクダウンすることはできないよ。柔術では良いけど、下になれば僕はエルボーも打てるし、まぁ問題ないだろう。しっかり勝って、ダナ・ホワイトがコンテンダーシリーズで下した判断が間違っていなかったことを証明するよ」

──平良達郎選手の契約で、UFCフライ級戦線が日本のファンから注目されています。ところで同じ英国籍を持つムハマド・モカエフについて、どのような印象を持っていますか。

「気にしていないよ。ちょっとUFCとの契約は早いだろう。あのキッドがデビュー戦で戦ったコディー・ダーデンは僕が思うにUFCフライ級で最弱の選手だ。モカエフは僕のように十分な実績を残さずUFCとサインした。僕はEFCフライ級王者になり、ベラトールで勝ち、Cage Warriorsフライ級王者になりながら、コンテンダーシリーズを戦ってUFCに来たんだ。あのキッドと比較されたくはないよ」

──なるほどぉ。では平良達郎選手のことは認識していますか。

「正直、余り知らない。PIで見たけど、本当に若いね。でも10勝0敗なんだから、良い選手なんだろうね。これからしっかりと見させてもらうよ」

■視聴方法(予定)
5月15日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS

■対戦カード

<ライトヘビー級/5分5R>
ヤン・ブラボヴィッチ: 205.5ポンド(93.21キロ)
アレクサンドル・ラキッチ: 205ポンド(92.99キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ライアン・スパーン: 205ポンド(92.99キロ)
イオン・クテレバ: 206ポンド(93.44キロ)

<バンタム級/5分3R>
ルイス・スモルカ: 136ポンド(61.69キロ)
デイヴィー・グラント: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 125.5ポンド(56.92キロ)
アマンダ・ヒーバス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
フランク・カマチョ: 155ポンド(70.31キロ)
マニュエル・トーレス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー: 125.5ポンド(56.92キロ)
アラン・ナシメント: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィヴィアニ・アロージョ: 125ポンド(56.7キロ)
アンドレ・リー: 125ポンド(56.7キロ)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン: 155ポンド(70.31キロ)
アラン・パトリッキ: 156ポンド(70.76キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ: 115ポンド(52.16キロ)
アンジェラ・ヒル: 115.5ポンド(52.38キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125ポンド(56.7キロ)
カーロス・キャンデラリオ: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
ニック・マキシモフ: 184.5ポンド(83.68キロ)
アンドレ・ペトロスキ: 185ポンド(83.91キロ)

The post 【UFC ESPN36】平良と同日デビュー、ジェイク・ハードリー「ダナが間違ってなかったことを証明する」 first appeared on MMAPLANET.