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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC297 アーノルド・アレン ブログ モフサル・エフロエフ

【UFC297】判定勝利だからこそ分かる圧倒的な強さ。エフロエフがアレン撃破でMMA戦績18戦18勝に。

<フェザー級/5分3R>
モフサル・エフロエフ(ロシア)
Def.3-0:29-28,29-28,29-28
アーノルド・アレン(英国)

サウスポーに構えるアレン。エフロエフは右の前蹴り・ミドルを蹴る。アレンは左ストレートを伸ばし、ジャブ・右フックでエフロエフに距離を詰めさせない。エフロエフは右ボディストレートからシングルレッグに入り、そのままアレンをケージに押し込む。ここはアレンが離れた。

エフロエフは右ストレートを細かく当てて、右フックを強振。アレンも右ジャブ・左ストレートを当てて譲らない。エフロエフが右ストレートからシングルレッグへ。アレンの脇をくぐるようにバックにつく。アレンは何度も前転して逃げようとするが、エフエロエフはしつこくバックコントロール。アレンを前方に崩してグラウンドに持ち込もうとするが、ここはアレンも必死に立ち上がる。

2R、エフロエフはジャブと右ミドル。アレンもジャブと左ボディストレートを返し、エフロエフの右ハイキックをブロックして、すぐに左ハイキックを蹴り返す。エフロエフは右ストレートからシングルレッグに入ってテイクダウンし、ハーフガードで上になる。アレンは背中を見せて立ち上がり、後方のエフロエフにヒジを入れる。

ケージを背にして正対するアレン。エフロエフはアレンをケージに押し込んだままパンチを入れる。アレンはニンジャチョークを狙いつつ離れる。エフロエフは右ミドル、右の飛びヒザ蹴り。アレンは左ストレートをボディと顔面を打ち分ける。エフロエフも右ストレートを返し、左ジャブをカウンターで突き刺すとアレンが腰から崩れる。さらにエフロエフは右フックで追撃し、アレンを攻め込んだ。

3R、アレンは左フック・左ストレートでプレッシャーをかける。エフロエフは右の前蹴りとインロー。アレンは左ストレートから前に出て返しの右フックを当てる。エフロエフはバックステップで距離を取り、右ストレートからシングルレッグに入る。

これを切ったアレンだが、エフロエフが手をついた状態で顔面へのヒザ蹴りを放ってしまい、試合が一時中断となる。このヒザ蹴りでエフロエフは頭部をカットするが試合は再開される。

エフロエフは右ハイ・右ミドル、右スレートからシングルレッグで立て続けに組むが、アレンもテイクダウンを許さない。スタンドではエフロエフが右ミドル、アレンは左ボディストレート。エフロエフがシングルレッグに入ると、アレンが再びニンジャチョークへ。

エフロエフは自ら下になるように回転して脱出し、スクランブルになってもアレンを逃がさずスタンドでバックにつく。アレンが正対すると、エフロエフはケージに押し込む。最後はアレンが離れて打撃を見せるが、エフロエフは落ち着いて距離をとった。判定は3-0(29-28×3)でエフロエフが勝利。これでMMA戦績を18戦18勝とした。


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o アーノルド・アレン キック クリス・カーティス ショーン・ストリックランド ニール・マグニー マイク・マロット マイラ・ブエノ・シウバ モフサル・エフロエフ ラケル・ペニントン 堀口恭司

【UFC】速報中!UFC 297: Strickland vs. Du Plessis

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さてさて今日は堀口恭司プロデュースの格闘技イベント

【フェザー級】
×アーノルド・アレン
(判定0-3)
○モフサル・エフロエフ
1R、ジャブとボディを小まめに出して手数を稼ぐアレン。対するエフロエフは素早いタックルを仕掛けると2度目のトライでバックに周る。アレンは何度もローリングして脱出を図るが、エフロエフはその全てに対応してバックをキープ。圧倒的なレスリング力を見せてラウンドを終えた。
2R、タックル対策で腕を下げるアレン。警戒し過ぎてなかなか手数が出ない。逆にエフロエフはタックルで組み付きつつ、スタンドでもパンチを当てて飛び膝を見せる。さらに終了間際にはカウンターのパンチをヒットしてアレンをグラつかせたところでラウンド終了。
3R、後がないアレンは果敢にパンチを出していく。ボディを的確にヒットさせローも交えたコンビネーションでコンパクトにヒット。エフロエフがタックル。アレンはガブると中腰のエフロエフに対して膝蹴りを連打。しかしエフロエフの手がマットについているため反則となり試合は中断。エフロエフは頭部から出血。再開するとエフロエフはしつこくタックル。だがアレンは全て切ってスタンドの展開。打撃を当てつつエフロエフがタックルに来ると起死回生のニンジャチョーク!決まったかに見えたがエフロエフは回転して脱出し試合終了。判定はエフロエフだがアレンも見せ場を作った。すごく面白い試合!


【ミドル級】
○クリス・カーティス
(判定2-1)
×マルク・アンドレ・バリオー
1R、スタンドでの長いお見合いが続く立ち上がり。お互いに警戒して手数が出ない。中盤に入ってプレッシャーを掛けるのはカーティス。バリオーにケージを背負わせて細かいパンチを出していく。逆にバリオーは手数が少ない。会場からはブーイングが出始めてラウンドを終えた。
2R、バリオーが前に出て手数を出し始める。カーティスもカウンターで打ち返す。しかし積極性と手数ではバリオーが上手。お互いに決定的な場面がないままラウンド終了。
3R、オクタゴンの中央で至近距離打ち合う両者。互いにビッグヒットはないが至近距離でのフック、アッパー、肘などそれぞれ打ち合う。この展開になるとバリオーが上手か。泥臭く手数を稼ぐ。終盤にはカーティスがカウンターのアッパーでバリオーをグラつかせるが打たれ強い。最後は至近距離でお互いにパンチを打ち込んで試合終了。微妙な判定はスプリットでカーティスに軍配。


【ウェルター級】
○ニール・マグニー
(3R TKO)
×マイク・マロット
1R、終始スタンドの展開。左足を前に出すマグニーに対してマロットは的確にカーフキックを蓄積。何発も鋭角にヒットすると終盤には嫌がったマグニーが構えをスイッチする。マグニーはマロットの蹴りに合わせて組み付く場面はあったがマロットは冷静に脱出して大きな見せ場がないままラウンド終了。
2R、マロットはカーフキックではなくインローを蓄積。さらに前に出てきたマグニーをテイクダウン。ここは深追いせっずにスタンドも戻るとさらに外掛けから再びテイクダウン。すると肩固めを狙いつつマウントを奪取。パウンドを当てていくがマグニーは終了のブザーに救われた。
3R、開始直後に組み付いたマロットが簡単にテイクダウン。マウントからギロチンを狙うがマグニーは脱出してスタンドへ。しかし再び組み付いたマロットがまたしてもテイクダウン。しばらく膠着したが残り2分を切ってマグニーが立ち上がる。マロットがそれに合わせてギロチンを狙うがマグニーは気にせずテイクダウン。そのままマウントを取るとパウンドを乱射。嫌がるマロットのバックに周ると完全に身体を伸ばしてパウンド!残り10秒が迫ったところでレフェリーが試合を止めた!ベテランマグニーが大逆転勝ち!鳥肌立った!


【女子バンタム級王者決定戦】
○ラケル・ペニントン
(判定3-0)
×マイラ・ブエノ・シウバ
1R、シウバがカーフキックでリズムを作る。逆に組んでくるペニントンに対してニンジャチョークで切り返したり、首相撲からの膝蹴りで対抗。さらに逆にテイクダウンするとスルスルとバックに周ってチョークを狙う。立ち上がるペニントンの背中に張り付いてグラウンドに引きずり込むとバックをキープしてラウンドを終えた。
2R、序盤から組み付いてケージに押し込むのシウバ。テイクダウンを狙うがペニントンも堪えて差し合いが続く。一度は身体が離れるがシウバはしつこく組み付く。なんとか離れたペニントンはパンチの連打で前進。明らかにシウバは嫌がって後退。それでも組み付くと、またもスタンドでバックに周ってチョークを仕掛ける。あわやの場面だったがペニントンは耐え切ってラウンド終了。
3R、距離を詰めて組み付くのはペニントン。ケージ際で長い差し合いが続く。シウバは強引にニンジャチョークを狙うが不発。またしても長い差し合い。タックルでテイクダウンに来たシウバを潰したペニントンが上を取ってパウンド。だがシウバも下から腕十字を狙う動きを見せたところでラウンドを終えた。
4R、開始直後にパンチを当てたペニントン。しかし距離を詰めるシウバに捕まって差し合い。シウバはバックに周るとそのままグラウンドに引きずり込む。チョークを仕掛けるがペニントンは腕を外してスイープに成功。上をキープするがシウバは下から十字を狙う素振りを見せる。しかしペニントンは冷静に対処してパウンドを落としてラウンドを終えた。
5R、打撃の交差から組み付いたのはペニントン。ケージに押し込んで差し合い。上になったのはペニントン。肩固めを狙いつつマウントを奪取。肩固めは続けて絞め上げる。これは外れるが上からパウンドで削り続けて試合終了。このラウンドはペニントンが取ったか。微妙な判定はペニントンに軍配!新王者誕生です。


【ミドル級タイトルマッチ】
×ショーン・ストリックランド
(判定1-2)
○ドリカス・デュ・プレシ
1R、序盤は静かなスタンドの展開。ストリックランドはジャブを中心に手数を稼ぐ。中盤に入るとデュ・プレシがタックルでテイクダウン。しかしストリックラウンドもすぐに立ち上がってスタンドに戻る。終了間際にストリックランドがパンチをヒットさせてラウンドを終えた。
2R、やはりスタンドで手数を稼ぐのはストリックランド。長いリーチから左のジャブを着実にヒットさせる。デュ・プレシはプレスを掛けるがいなされる印象。しかし中盤に入るとデュ・プレシのパンチが伸び始める。さらに胴タックルでテイクダウン。だがストリックランドはすぐに立ち上がってスタンドの展開のままラウンド終了。
3R、パンチを振るって前進するとデュ・プレシだがストリックランドは素早く反応してかわず。デュ・プレシは手数を出すもののほとんど当たらない。逆にストリックランドは全く手数を出さない。様子を見ているのか。大きな展開がないままラウンドを終えた。
4R、やはりパンチを振るって前進するデュ・プレシ。当たっていないように見えているが、ストリックランドは目の周りと頭部から出血。さらにデュ・プレシは前進するとタックルでテイクダウン。しかしストリックランドはすぐに立ち上がる。スタンドに戻ると打撃の交差から再びデュ・プレシがタックルでテイクダウン。立ち上がるストリックランドの背中に張り付いてコントロール。残り1分で自ら離れてスタンドに戻りラウンドを終えた。
5R、ストリックランドは左のジャブを多用して手数を稼ぐ。パンチの交差から右フックも交えるがクリーンヒットしない。逆にデュ・プレシはパンチを振るいながら中盤に入って胴タックル。しかしストリックランドはこれを切ってスタンドの状態が続く。残り1分で激しい打ち合い。ストリックランドが左右のフックを振り回すがクリーンヒットなく試合終了。これまた微妙な判定はスプリットでデュ・プレシに軍配!新王者誕生!!
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『UFC 297: Strickland vs. du Plessis』前日計量動画/2選手が計量ミス

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MAIN CARD (Pay-per-view, 10 p.m. ET)

・Champ Sean Strickland (184.75) vs. Dricus Du Plessis (184) – for middleweight title
・Raquel Pennington (134.8) vs. Mayra Bueno Silva (135) – for vacant women’s bantamweight title
・Neil Magny (170.75) vs. Mike Malott (170.5)
・Marc-Andre Barriault (184.5) vs. Chris Curtis (185.25)
・Arnold Allen (145.5) vs. Movsar Evloev (145.75)

PRELIMINARY CARD (ESPN, 8 p.m. ET)

・Garrett Armfield (135.25) vs. Brad Katona (136)
・Charles Jourdain (145.5) vs. Sean Woodson (145.5)
・Serhiy Sidey (135) vs. Ramon Taveras (139.75)*
・Gillian Robertson (115.75) vs. Polyana Viana (115.75)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 6:30 p.m. ET)

・Yohan Lainesse (170.75) vs. Sam Patterson (169.5)
・Priscila Cachoeira (133.5) vs. Jasmine Jasudavicius (133) – moved to bantamweight after initial flyweight contract weight
・Jimmy Flick (126) vs. Malcolm Gordon (127.5)**

 『UFC 297: Strickland vs. du Plessis』前日計量結果。メインカードは全員パス。前座ではセルヒー・シディと対戦するラモン・タヴェラスが139.75ポンドと3.75ポンドオーバー、ジミー・フリックと対戦するマルコム・ゴードンが127.5ポンドと1.5ポンドオーバー。タヴェラスは出場給の30%、ゴードンは20%を譲渡し試合は行われます。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ショーン・ストリックランド vs. ドリカス・デュ・プレシはストリックランド支持3人、デュ・プレシ支持8人。

・ラケル・ペニントン vs. マイラ・ブエノ・シウバはペニントン支持1人、シウバ支持10人。

・ニール・マグニー vs. マイク・マロットはマグニー支持1人、マロット支持10人。

・クリス・カーティス vs. マーク・アンドレ・バリオーはカーティス支持9人、バリオー支持2人。

・アーノルド・アレン vs. モフサル・エフロエフはアレン支持5人、エフロエフ支持6人。続きを読む・・・
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o UFC モフサル・エフロエフ

UFC on ESPN+86:セミファイナル・ブライス・ミッチェル vs. ダン・イゲ

フェザー級。ミッチェル10位、イゲ12位。

グラップラー兼ラッパーのミッチェル。キャリア15勝で一本勝ちが9回ある一方、一度もKO勝ちがない。グラウンドで常に動き続けて攻め続けるスタイルで、UFCでは6勝のうち5勝が判定勝ちだが、グラウンドで常に攻め続けた上での判定で、唯一一本勝ちした試合はUFC2度目のツイスターによるタップアウト勝利。打撃は以前はウィークポイントだったが、徐々に向上しており、エジソン・バルボーザからはダウンも奪っている。前戦は昨年12月、イリア・トプリアとの無敗対決で、タックルを切られ打撃で打ち負けるという全局面で劣勢な展開となり、最後は肩固めでタップアウト負け。公式戦初黒星を喫した。5月にモフサル・エフロエフ戦が組まれていたが負傷欠場し、10ヶ月ぶりの復帰戦となる。28歳。

イゲもミッチェルと同様にレスリング・柔術のバックグラウンドがあるが、UFCでは打撃で勝負することも多いトータルファイター。UFC9勝5敗。ランキング下位だが、ここまでランカーとの対戦で勝利したことがない。一時3連敗していたが、ノーランカーのデイモン・ジャクソンに秒殺KO勝ち。前戦はこれもノーランカーのネイト・ランドワーにタックルを切ってパンチを入れてダウンを奪い判定勝ち。32歳。

ミッチェルの左ミドルにイゲの右ストレートが交錯。左フックからシングルレッグに入ったミッチェル。尻もちまでついたイゲだが、引き剥がしてパンチを打ち込んで立ち上がった。スタンドに戻るがミッチェルが再びシングルレッグへ。ケージまで押し込むとダブルレッグに切り替えてテイクダウン。しかしイゲは押さえ込まれる前に立ち上がると引きはがす。イゲの左フックをかいくぐってタックルに入ったミッチェルは脇をくぐりスタンドバックを取る。そのまま足を絡めてテイクダウンするとマウントに。残り40秒。残り20秒で体を起こしてパウンドを入れるミッチェル。ホーン。

1Rミッチェル。

2R。イゲが飛び込むと左右のパンチをヒットさせるが、打ち終わりにミッチェルがタックルへ。ダブルレッグでテイクダウンを狙うが、イゲはケージでこらえる。離れると距離を詰めてくるイゲにミドルを入れたミッチェル。直前のイゲのパンチで右目が腫れて塞がっているミッチェルにドクターチェックが入るが、すぐに再開。タックルに入ったミッチェルだが、イゲが受け止めて四つから投げ上を取る。ミッチェルが下からラバーガードを仕掛けるとイゲは離れて立ち上がりスタンドへ。距離を詰めたイゲの左フックがヒットするが、被弾しながら胴タックルに入ったミッチェルがテイクダウン成功。背中を向けたイゲからハーフバックを取りチョークを狙っていく。残り45秒でバックマウントに切り替える。反転して正対したイゲにマウントから肩固めに捕らえた。入っておらず解除したミッチェルがパンチを入れたところでホーン。

2Rもミッチェル。しかし右目が塞がってしまっている。

3R。ミドルからタックルに入ったミッチェル。テイクダウンするとすぐに立ち上がったイゲに、スタンディングのハーフバックからグラウンドに引き込もうとする。イゲが反転しかけたが、足を四の字に組んでしっかりとバックをキープするミッチェル。バックマウントからマウントに移行。再び背中を向けたイゲが立ち上がることに成功するが、クラッチを放さずスタンドバックを奪ったミッチェルがリフトしてテイクダウン。イゲがシングルレッグで上を狙うとミッチェルはキムラを狙っていく。キムラが外れ残り10秒で両足をまたいでマウントの体勢になったイゲ。しかしそこから攻撃をする時間がなくタイムアップ。

30-27、29-28×2の3-0でミッチェル勝利。

ミッチェルがテイクダウンからグラウンドでもポジションを許さずに勝利。

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F1 MMA News o ONE UFC キック ジュリアン・エロサ モフサル・エフロエフ

UFC on ESPN51:セミファイナル・カブ・スワンソン vs. ハキーム・ダオドゥ

フェザー級

スワンソンはかつてのトップランカーだが、4連敗も喫しランキングからも外れると、昨年10月にはキャリア15年にしてフェザーからバンタムに落とした。UFC7勝3敗のジョナサン・マルチネスと対戦したが、膝・前蹴りを効かせられ2RパウンドでKO負け。通常体重が落ちてきていて、フェザー級だとパワー差がきついという話だったが、バンタムへの減量ではかなり筋肉も削っており、結果バンタムでもパワー負けしてしまった。結局1試合のみでまたフェザーに戻しての試合となる。衰えはあるものの、ランカークラスは厳しくても、中堅あたりではまだ強烈な打撃を武器に通用している。39歳。

カナダのダオドゥはUFC6勝3敗。キックがバックボーンで、打撃を武器にUFCで5連勝し、ランキング入りもしたが、モフサル・エフロエフにはテイクダウンを取られまくり判定負け。前戦は出戻りファイター・ジュリアン・エロサ相手に1R打撃で劣勢となり、2R以降は打撃で出ようとしたところにタックルでテイクダウンを奪われる展開でフルマーク判定負け。中堅以上ランカー未満。32歳。

ステップを踏みつつ飛び込みを狙うスワンソン。ダオドゥは待ち構えていてなかなか飛び込めない。飛び込んでジャブのダブルから右を入れたスワンソン。また飛び込んで左から右を入れる。また飛び込むが、ダオドゥがパンチからインローを打ち込む。カーフ。スワンソンまた飛び込むが、ダオドゥがそこにパンチを入れてまたカーフ。じわじわと出るダオドゥ。下がって距離をキープしつつ、飛び込みを狙うスワンソンだが、飛び込んだところにジャブのカウンターがヒット。スワンソンがジャブのダブルを入れたがワンツーをもらった。パンチで出たところに今度は左ミドル。残り45秒。スイッチしたスワンソン。今度は前に出した右足にカーフを入れるダオドゥ。またスイッチするが左足にカーフ。ホーン。

1Rダオドゥ。ヒット数以上に、受けているダメージが大きいスワンソン。

2R。ダオドゥのミドルに体がくの字に曲がったスワンソン。出てきたダオドゥにクリンチアッパー。四つに組んだ。スワンソンボディ連打を入れるが、ダオドゥがケージに押し込む。押し込みながら膝。押し返し離れたスワンソン。またカーフ。カットしておらず動きが一瞬止まったスワンソン。またスイッチした。ダオドゥパンチから右ハイ。またケージに押し込んだダオドゥ。残り1分。押し込みながら膝。離れ際に肘を入れたダオドゥ。残りわずかでスワンソンラッシュ!足を止めての打ち合い。ホーン。

2Rダオドゥ。最後にラッシュを見せたスワンソンだが、フィニッシュが必要に。

3Rも出ていくスワンソン。パンチからハイ。ダオドゥの左がヒット。ジャブをもらったスワンソン。インローを入れたがダオドゥのカーフをもらう。四つになりスワンソン首投げ。投げたが抑え込めず立たれた。またケージに押し込まれて膝をもらう。ローブローでタイムストップ。再開。ダオドゥまた組んでケージ押し込み。そして膝を出したが低い。またタイムストップ。再開。ノーガードから攻めるスワンソンだが、ダオドゥパンチからハイ。スワンソン飛び込んでボディ。ダオドゥのワンツーがヒット。ジャブを入れるスワンソン。ここで一転タックル。テイクダウン。残り1分半。しかしダオドゥクローズドガードで凌ぐ。パウンドを入れてハーフにしたスワンソン。時間がなくなる。下から蹴って立ち上がるダオドゥ。追いかけてバックに付いたスワンソン。チョークを狙うが、ダオドゥ反転して上に。タイムアップ。

三者29-28でスワンソン勝利!

2Rまでヒット数・ダメージではダオドゥかと思ったが、意外な判定。

会場に家族を呼んでいるスワンソン、インタビュー中に感極まる。

1Rは2者スワンソン、2Rは1者スワンソンで割れている。3Rは全員スワンソン。そこはわかるが…。カーフの評価が低かったのか?

メディアのジャッジはほぼ29-28ダオドゥ。若干29-28スワンソン。

mmadecisions.com

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UFC on ESPN50:第9試合・ディエゴ・ロペス vs. ギャビン・タッカー

フェザー級

ロペスのUFC2戦目。今年5月に直前の代役でUFCとの契約を果たし、いきなりランキング10位のモフサル・エフロエフ相手に1R腕十字を極めかけ、3R終了間際には膝十字でこれもほぼ完全な形に入り追い込んだことで評価が上がった。メキシコ在住のブラジル人で、自身が経営するジムには6月にやはり代役で女子バンタム級タイトルに挑戦することになったアイリーン・アルダナもいる。28歳。

迎え撃つカナダのタッカーはUFC4勝2敗。柔術黒帯のグラップラーで、UFCでもチョークで2度勝利している。3連勝中だった前戦は、ライアン・ホールの代役としてランカーのダン・イゲと対戦するチャンスを得たが、わずか22秒でKO負けしてしまった。その後2度組まれた試合をいずれも欠場し、2年5ヶ月ぶりの試合となる。37歳。

ローを入れたタッカーだがローブローに。タイムストップ。再開。タッカーシングルレッグ。ロペス飛びつき三角で引き込んだ!肘を極めに行く。首を抜こうとするタッカーだががっちりクラッチして極めるロペス。そのまま後方に回転しつつ腕を逆向きに反らせるとタッカータップ!

久々の復帰戦とはいえ、4勝2敗のグラップラーから瞬時に極めてみせた。前戦の高評価に応える快勝。

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MMA o UFC イグナシオ・バハモンデス ウマル・ヌルマゴメドフ エイドリアン・ヤネス カイラー・フィリップス カールストン・ハリス キック ジョゼ・アルド ダスティン・ジャコビー ピョートル・ヤン マルロン・ヴェラ モフサル・エフロエフ ロブ・フォント

UFC on ESPN50:オッズ/予想と展望

コーリー・サンドヘイゲン 1.29
ロブ・フォント 3.70
ジェシカ・アンドラージ 3.85
タティアナ・スアレス 1.28
ダスティン・ジャコビー 2.30
ケネディ・エンジーチュクー 1.65
ディエゴ・ロペス 1.56
ギャビン・タッカー 2.45
タナー・ボーザー 1.65
アレクサ・カムール 2.30
イグナシオ・バハモンデス 1.43
ルドビト・クライン 2.90
カイラー・フィリップス 1.51
ラオーニ・バルセロス 2.64
ジェレマイア・ウェルズ 1.77
カールストン・ハリス 2.10
ビリー・クアランティー1.56
デイモン・ジャクソン 2.50
ショーン・ウッドソン -
デニス・ブズカ -
コーディ・ダーデン 2.60
ジェイク・ハドリー 1.52
オデー・オズボーン 2.60
アスー・アルマバイエフ 1.52

メインではMMA全勝のハビブ・ヌルマゴメドフのいとこ・ウマル・ヌルマゴメドフが、バンタム級タイトル戦線の門番・サンドヘイゲンに挑戦する試合が組まれており、勝てばヌルマゴメドフ一族2本目のUFCタイトル挑戦のチャンスだったが、ウマルが負傷欠場。再来週のUFC292でソン・ヤドン戦が組まれていたが、同じ頃にヤドンが欠場し相手がいなくなったロブ・フォントが2週間前倒しして出場し対戦することに。試合までの日程が短くなったことで、バンタム級ではなく140ポンドのキャッチウェイトで行われる。

元キック世界王者サンドヘイゲンはピョートル・ヤンとの暫定王座決定戦では後半打撃で押される展開で判定負けしたが、その後2連勝。前回はマルロン・ヴェラ相手にタックルからのテイクダウン主体で攻め、MMAファイターとしての成長を見せた。

そのヴェラに完敗しているフォント。その前にはジョゼ・アルドにも敗れていて2連敗していた中迎えた前戦は無敗の下位ランカー・エイドリアン・ヤネスの挑戦を受ける試合になったが、ボクサーのヤネスに打撃で打ち勝って1RKO勝ち。しかし今回もまた、下位ランカーのソン・ヤドンと対戦する予定だった。ヤドン欠場のおかげで上位ランカーと対戦するチャンスが巡ってきた。

ヴェラに打撃で打ち負けたフォントと、打撃で打ち勝ちながらテイクダウンでも攻めたサンドヘイゲン。緊急出場ということもあり、オッズは大差でサンドヘイゲン。

サンドヘイゲン判定勝ち。

セミは2月に3年8ヶ月ぶりに復帰したタティアナ・スアレスがランキング5位のアンドラージと対戦。もともとランキング2位まで行って、タイトル挑戦目前での長期欠場だったので、ここで勝てば次にタイトル挑戦のチャンスが回ってきてもおかしくない。

セミ前ではディエゴ・ロペスUFC2戦目を行う。ロペスは5月に試合1週間前に緊急の代役でUFCと契約。いきなり無敗のランキング10位モフサル・エフロエフと組まれたが、1Rに腕十字、終了間際に膝十字を極めかけ、負けたものの評価を上げた。今回はUFC4勝2敗で中堅のタッカーとの試合が組まれている。

他にも、プレリムからランキング入り目前の選手が出場。今回はベガスのAPEXではなく、テネシー州ナッシュビルでの客入りイベントのため、カードの質が高い。というかAPEXのカードが悪すぎるので、もうちょっとバランスをとって欲しい。

第1試合開始は6日朝7時から。速報します。

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MMA MMAPLANET o UFC UFC288 キック ジエゴ・ロピス モフサル・エフロエフ

【UFC288】打撃&TD&柔術。結果的に回転MMAの要所を堰き止めたエフロエフがパウンドでロピスに競り勝つ

<フェザー級/5分5R>
モフサル・エフロエフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ジエゴ・ロピス(ブラジル)

カーフを蹴り合った両者、ロピスが右ストレートをヒットさせる。さらにワンツーフックで前に出てきたエフロエフに右フックを打ち込む。蹴り足を掴まれテイクダウンを許したロピスだが足関節を狙う。足を抜きトップを取ったエフロエフがボディと顔面にパンチを打ち分ける。ロピスは左足をすくいながらハイガードへ。エフロエフはがら空きになった顔面に鉄槌を落とす。

ここで腰を切ったロピスが腕十字へ。右腕が伸びたエフロエフだが、ロピスが攻めを緩めた際に腕を抜くと同時に体を起こしてトップを取る。ノーギ・スパイダーのようなガードワークも駆使するロピスに対し、エフロエフも勢いのあるパンチを打ちつける。肩抜き後転タイプの腕十字を仕掛けるロピス、背中を伸ばして許さないエフロエフを三角クラッチに捕え初回をリードした。

2R、左から右を振るって前に出たエフロエフに対し、ロピスが左フックをヒットさせる。エフロエフも右を返すが、空振りをするとロピスのショートのコンビが待っている。エフロエフはスピニングバックキックを空振り。それでもワンツーを入れて、ラウンドを取り返しにいく。初回と比べ、動きが圧倒的に少なくなったロピスは左フックの相打ち後、右ミドルをキャッチしようとして腹を蹴られる。

残り半分、ワンツーで左フックを入れたロピスを、エフロエフがダブルレッグで倒す。ロピスは簡単に下になり、初回のような仕掛けがない。しっかりと腹、顔面を右で殴るエフロエフが、スイープ狙いでガードのない顔面を何度も殴る。両ワキを差し、懸命にエフロエフを引き寄せるようになったロピスは、動きが少ないままラウンド終了を迎えラウンドを落とした。

最終回、エフロエフのワンツーにショートのコンビを打ち込むロピス。続くステップインには、エフロエフがカウンターを当てる。さらに右を入れたエフロエフが、左ハイ後に右を打ちこむ。エルボーで前に出たエフロエフに、カウンターライトを決めたロピスだが、手数が少ない。エフロエフが組んで左腕を差し、右エルボーを顔面に打ちこむとテイクダウンを決めてパウンドを落とす。スクランブルでバックに回り、ボディロックで落としバックをキープしたエフロエフが、後方からスネを蹴っていく。

エフロエフは左ヒザで顔面を狙うと、正面を向いたロピスにダブルレッグからテイクダウンへ。ロピスはキムラから頭を跨いだが、その頭を抜いたエフロエフが立ち上がりバックへ。ここもキムラクラッチのロピスが、後方に引き込む。体を跨いで防ぐエフロエフ、体を固定させたロピスがヒザ十字に。左足が伸びたエフロエフは10秒以上我慢しタイムアップへ。

初回はロピス、2Rはエフロエフ。最終回は時折りみられるキャッチの評価があればロプスという見方も成り立つが、通常ではエフロエフがモノにしたラウンドだ。結果、3-0でエフロエフが勝利も、ショートノーティスでUFCデビューのロピスも白眉の出来栄えといえる戦いを見せた。

「僕はレスラー。それほど柔術は上手くない。でもコーチは知っている。僕は腕十字でもチョークでもタップはしない。柔軟で安定しているんだ。次? もう少し時間が欲しい。ラマダンが終ってから2週間のこの試合はハードだった」と勝者はしっかりと話した。


The post 【UFC288】打撃&TD&柔術。結果的に回転MMAの要所を堰き止めたエフロエフがパウンドでロピスに競り勝つ first appeared on MMAPLANET.
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『UFC 288: Sterling vs. Cejudo』前日計量動画/ザルガス・ズマグロフ vs. ハファエル・エステヴァムが中止に

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MAIN CARD (Pay-per-view, 10 p.m. ET)

・Champ Aljamain Sterling (134) vs. Henry Cejudo (135) – for bantamweight title
・Gilbert Burns (171) vs. Belal Muhammad (170)
・Jessica Andrade (115) vs. Yan Xiaonan (115)
・Movsar Evloev (145) vs. Diego Lopes (146)
・Kron Gracie (145) vs. Charles Jourdain (145)

PRELIMINARY CARD (ESPN/ESPN+, 8 p.m. ET)

・Drew Dober (155.5) vs. Matt Frevola (155)
・Devin Clark (205) vs. Kennedy Nzechukwu (205)
・Rolando Bedoya (170) vs. Khaos Williams (169)
・Virna Jandiroba (115) vs. Marina Rodriguez (115)

PRELIMINARY CARD (ESPN/ESPN+, 6 p.m. ET)

・Parker Porter (249) vs. Braxton Smith (262)
・Ikram Aliskerov (186) vs. Phil Hawes (185)
・Rafael Estevam ()* vs. Zhalgas Zhumagulov (125)
・Joseph Holmes (189)** vs. Claudio Ribeiro (185)

 『UFC 288: Sterling vs. Cejudo』前日計量結果。メインカードは全員パス。アーリープレリミナリーカードでザルガス・ズマグロフと対戦予定だったハファエル・エステヴァムが体重計に乗ることすらできず、UFCは体重管理のミスで試合中止と発表。クラウディオ・ヒベイロと対戦するジョセフ・ホームズが189ポンドと3ポンドオーバー。出場給の20%を譲渡し試合は行われます。

 1試合減ったことにより開始時刻は日本時間午前7時30分に変更されます。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・アルジャメイン・スターリング vs. ヘンリー・セフードはスターリング支持3人、セフード支持8人。

・ベラル・ムハマド vs. ギルバート・バーンズはムハマド支持5人、バーンズ支持6人。

・ジェシカ・アンドラジ vs. ヤン・シャオナンはアンドラジ支持10人、ヤン支持1人。

・モフサル・エフロエフ vs. ディエゴ・ロペスは11人全員エフロエフ支持。

・クロン・グレイシー vs. チャールズ・ジョーデインはクロン支持4人、ジョーデイン支持7人。続きを読む・・・
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無念! 11.5『UFC Fight Night 214』のメインイベントでブライス・ミッチェルと対戦予定だったモフサル・エフロエフが負傷欠場

11.5『UFC Fight Night』のメインイベントはモフサル・エフロエフ vs. ブライス・ミッチェルの無敗対決(2022年09月30日)

 こちらの続報。


 11月5日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 214』のメインイベントでブライス・ミッチェルと対戦予定だったモフサル・エフロエフが負傷欠場することをMMAFightingが確認したとのこと。エフロエフのケガの詳細は不明。UFCは現在代替選手を探しているとのことですが、現時点では何も確定してないそうです。

 両者のMMA戦績はエフロエフ16勝0敗、ミッチェル15勝0敗。UFC戦績は共に6勝0敗という無敗対決だったことから注目のカードでした。続きを読む・・・