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【Gladiator024】中川が初回を制するも、2R以降はバットオチルのトップキープを返せず判定で敗れる

【写真】大会前夜、モンゴル勢はトップキープを再三にわたり確認していた(C)MMAPLANET

<フェザー級/5分3R>
中川皓貴(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
バットオチル・バットサイハン(モンゴル)

サウスポーのバットオチルに対し、中川が両手を挙げてフェイントをかける。バットオチルは右カーフキックから距離を詰めていく。中川が右ミドルを見せた。バットオチルの左ハイをかわした中川が、飛び込んでドライブからグラウンドに持ち込む。立ち上がるバットオチルをケージに押し込んだ中川が、右腕を差し入れて頭をおっつけている。ウィザーで耐えるバットオチルが、内股で中川に背中を着かせた。下から相手の両足を畳んだ中川が、リバーサルに成功。立ち上がろうとするバットオチルにパウンドを浴びせる。

しかしバットオチルもブリッジからトップに回るも、すぐに両足を畳んだままの中川が上を取り返したバックマウントに移行した中川が左腕をバットオチルの首に回す。バットオチルがケージを掴みながら立ち上がり、レフェリーから注意を受ける。RNCを解いた中川がマットに両足を着くと、バットオチルが再び内股気味に背中を着かせた。中川は下からダブルオーバーフック、さらに右腕を差し上げてボトムで耐えた。バットオチルの右目上から流血が見られる。

2R、中川がニータップから左フックを当てた。バットオチルも中川の右ミドルに左インローを合わせ、尻もちを着いた中川のトップに回る。ボトムからハーフガードで、バットオチルの首を抱える中川。バットオチルは左腕を差し上げつつ右ヒジで削るも、下から抱えられてしまう。中川はブリッジでリバーサルを試みたが、バットオチルがトップをキープする。

右腕を枕にして、左腕を差し上げたバットオチルはパスのアタックを仕掛けていく。中川がクローズドガードに戻したが、またも足を一本越えられてしまう。中川は1Rと同様、バットオチルの両足を畳んでいくも、ここは足を抜かれてしまう。トップからヒジを落とすバットオチル。右目上をカットした中川が下からバットオチルの右腕を腕十字狙ったが、立ち上がったバットオチルがバックコントロールから尻もちを着かせてラウンドを終えた。

最終回、バットオチルが距離を詰める。バットオチルは左ハイ、中川が右ミドルを繰り返した。パンチの交換から組みの展開となり、中川が首投げを試みるも倒せず。バットオチルがダブルレッグに入ると、中川が右腕でギロチンに捕え、引き込んだ。しかしハーフガードの状態で極めることができない。頭を抜いたバットオチルが抑え込む。中川が上体を起こすとバットオチルは肩固めの形で背中を着かせる。

バットオチルがパウンドを上下に散らしながら、上体を起こした中川に左ヒジを連打で浴びせていく。ケージに背中を着けた中川は、バットオチルの首を抱えつつ、立ち上がる。ケージから離れた中川をバットオチルが追う形ながら、中川もパンチを繰り出して試合が終了した。

初回は中川が取ったと思われるが、2回と最終回はバットオチルのラウンドだろう。ジャッジ3者とも29-28の判定でバットオチルが勝利した。


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【Gladiator024】元バンタム級王者じゅん、4年8カ月振りの現役復帰「僕、月なんですよ」

【写真】一度、試合から離れたからこそ分かるものもある(C)MMAPLANET

9日(土)に豊中市176BOXで開催されるGladiator024で、じゅんが実戦に復帰し高橋孝徳と対戦する。
Text by Manabu Takashima

熱狂的な応援を持ち、関西のMMAシーンをある意味支え続けてきたリライアブル神戸代表──そのコーナーワークも特徴的なじゅんは、なぜ4年8カ月の沈黙を破りMMAを戦うのかを訊いた。


──驚愕の現役復帰という表現も間違っていないかと思いますが、4年8カ月振りの現役復帰となるじゅん選手です。ここに来て、もう一度戦うのを決めたのは?

「自分が戦うということ、ジムでキッズや一般、プロの指導をしていて格闘技に対してお腹いっぱいになってしまって。昔はチャンピオンになりたい、強くなりたい、RIZINに出たい、それこそUFCに出たいという気持ちがあって。それが30代になって、現実を見れるようになると──僕は格闘技一本でやってきたことはないんですけど、選手が格闘技一本で頑張るには必要なモノはやっぱりお金で。

それが……そうじゃないのかもしれないけど、選手達が応援してくれる人をお金として見ているんとちゃうかって思うようになったんです。スポンサー=自分の小遣い、みたいな。『お前ら、広告塔』やねんぞって。そんなこととか考えていたら、今もそうなんですけど、強くなることとか考えられないようになって。これは言うたらアカンのですけど、それほど勝ちたいっていう気持ちもなくて。

なら、なんで出るんかっていったら今年、ジムの子らの勝ち星が少なくて。去年もそうなんです。リライアブルっていうたら、華のある試合をする。そのイメージも薄れてきて、ジムを離れていく子も出てきました。僕も年齢のせいにして、もうアカンとか口にするようになっていました。僕、会社とジムを経営していて。最近、子供も生まれたんです」

──おお、おめでとうございます。

「ありがとうございます。会社とジム、家族を養う。経営している人間がソレを言うたらアカンのは重々分かっているのに、言うてまうんです。で、これだけ忙しくても、37歳……40歳が近づいてきているけど、それでもデキるぞっていうのをキッズの子らや家族、プロの子にも見せていこかな、と」

──年を重ねて表情もその分、柔らかくなったというか。

「やっぱり柔軟性が出てきましたね。それは格闘技もそうで。ちゃんと分かるようになると、味が出てきたというか。派手なことでなく、しっかりとした技術をちゃんと教えなアカンと。またプロの子らにも技術だけでなく、格闘技と人生は同じやでっていうことも教えてきたんです。しっかりと会社を経営している社長さんて、年下にも敬語を使う様な丁寧な人じゃないですか。選手も、ちょっと強くなったらギラギラと派手になる。それも良いことなんですけど、そのギラギラが格好良いとは思えなくなって。そういうことをプロの子に教えていると、指導もドライになっていったんですよね。

僕にとっての幸せはお金、そして時間。その時間をプロの子にメチャクチャ使っていました。それは自分がしたくてやっていたのに、してやっているという風に考えるようになって……そういうことに悩んでいる5年間でした。

同時にプロの子らのセカンドキャリアのこととかも考えて。手に職をつけさせる。年収を倍にしてあげる。そんなことを考えていると、強さって何か分からんようになって。格闘技ってなんやとか考え過ぎて、それがアカンかったと思います。ジムの子らの成績も落ち、ハンセン玲雄が9月にズッキーニョス選手に負けました。

アイツ、練習ではメチャクチャ強いんです。僕の中ではトップの力があるんです。でも練習と試合が違っていて。アイツが負けるの、悔しいんです。(田中)有もそうです、(中川)皓貴もそう。東京と行き来している増田拓真とか。僕のところの子、メチャクチャ強いんです。でも結果がついてこないのは、僕が悪かったんやと。僕の気持ちが格闘技から離れて、プロ練習も『お前らだけで、できるやろう』と任せてしまって。練習を見ているだけやったんです」

──口を挟まないと。

「そうですね、放任主義というか。まぁ、間違うこともタメになると思っていたので。協賛してくれる人がいてくれて、食っていけているのに──誘いを断るとか。そいうことも含め、自分で気付けと思って、何も言わなくなっていました。それでダメな方にガタガタと崩れましたね。でも、もう1回建て直すには自分が戦って、また見せなアカン。それと会場になっている176BOXの末広代表の何でも思うことを言うところとか凄く好きで、176BOXで戦いたいとか。色々なことがあって、復帰を決めました」

──対戦相手の高橋選手は4年8カ月前のじゅん選手とは、ファイトスタイルは正反対にあるファイターともいえます。

「あの人──高橋選手、ホントは打撃がしたいんじゃないですかね。キックパンツを履いているじゃないですか。だから打撃の方が好きなんじゃないかなって勝手に思っているんですよ。それが作戦かもしれないけど。それに僕ももうバチバチの打ち合い、盛り上げる試合なんてできないです。できるかもしれないですけど……う~ん、昔なら1万円のチケットを100枚売ったら、俺の試合は100万円の価値があるからお前ら見にに来いよって感じでおったんですけど。

どうしても今はその能力が自分にあるかと言うたら、ないと思います。見に来てくれる人に失礼ですけど。そこまで戻せるのか。戻せるように頑張れるのか。それと今回の試合は、プロになるためだけでなく道場に来てくれる人たち、そういう人に見て欲しい。今、BreakingdownやNARIAGARIっていうコンテンツがバーンと来ていますけど、僕らが真面目にやっていることって交わるところが無いんですよ。ただ、僕はBreakingdownとか、面白いからメッチャ好きなんですけどね。

アレでしか、アピールできない人たちがいて。でも、あれを続けるのはしんどいと思いますよ。それでも選ばれて出ているんやから、バズらせることばかり考えるんじゃなくて、もうちょっと頑張れとは思いますけど──。ウチにきていたHIROYAもそうやって強くなったし。格闘技とは違うジャンルやけど、MMAと並行して見てくれるとMMAにもっと陽が当たるんじゃないかと。だから好きなんですよ。

あっ、高橋選手との試合ですよね(笑)。言い方悪いけど、彼のようなねっとりした試合になるかなって。それなら1Rでいこうかと思っています。組むなら組むで、テイクダウンを凌いで。自分がテイクダウンいけるんやったらいく。でも、あの人が打撃でくるんやったら打撃でいく。

勝たないとダメやと思っています。ジムでも勝たせる練習をずっとさせていて、負ける練習なんかしていないし。大人の結果発表会が、試合ですよね。勝ち負け……これはもうアマやキッズの子もいっしょ。自分が練習してきたことを出して、応援してくれる人、一番のファン、家族でも友達でも、そういう支えてくれる人を泣かせろって。嬉し泣き、悔し泣き、悲しくさせて泣かせても良いですよ。それが勝負なんやないかなって。

僕は日本を代表するようなファイターじゃないです。ちょっとチケットが売れるから、関西で取り上げてもらっていた。それは重々承知しています。だからジムで指導している子たちが、リライアブルで良かったなと思う試合がしたい。

勝たなアカンけど、僕は楽しい試合をしたい。楽しめる格闘技にしたいというのはあります。それこそ友達……この何年間ずっと支えてくれた仲間が見てきてくれるので。でも今回はスポンサーはしてくれるなって伝えています。その代わり、皆で応援に来てくれれば。そうすれば興行サイドに貢献もできるし、有や皓貴の試合を見てもらうこともできる。そこから広がりが、彼らにも出てくるかと思います」

──リライアブルの熱狂的なファンは有名ですが、そんな人々に向けて一言お願いします。

「ホンマにいつもありがとうございます。プロデビューしてから12年、僕を照らしてくれて。皆、『お前は太陽や。お前がおるから、俺ら頑張れる』って言うてくれるけど、僕、月なんですよ。応援してくれる皆が、僕を輝かせてくれるから頑張れる。皆が太陽やから。だから、また僕を照らしてもらって。有と皓貴を照らしてもらって。リライアブルっていうものを照らしてもらえたら嬉しいです。

ゴメンナサイ、勝てるかどうか分かりません。でも勝てるように頑張ります。で、面白い試合します。グラップリングもすると思います。打撃だけなんてできないので、MMAをやって会場を沸かせます。なので、応援お願いします」





■視聴方法(予定)
12月9日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator024対戦カード

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
宮川日向(日本)

<フェザー級/5分2R>
袖裂雄貴(日本)
福山佳祐(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
今村滉(日本)

<GLADIATORライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
田中有(日本)
グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
河名マスト(日本)

<バンタム級/5分3R>
竹中大地(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
上久保周哉(日本)
ペン・ジョウン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
中川皓貴(日本)
バットオチル・バットサイハン(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
久保健太(日本)
チェ・ドンフン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
じゅん(日本)
高橋孝徳(日本)

<フライ級/5分2R>
澤田政輝(日本)
イ・スンチョル(韓国)

<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
シン・ジェヒョク(韓国)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
健太エスペランサ(日本)

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
フェルナンド(ブラジル)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
スモーキー(日本)

<フェザー級/5分2R>
田口翔太(日本)
木村柊也(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
伊藤琥太郎(日本)
辻本涼太(日本)

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【Gladiator024】竹中大地と対戦、前バンタム級王者テムーレン「勝てると踏んだから、戦うんだ」

【写真】計量時には相当に頬がこけていたテムーレン。頭は紫色になっていた(C)SHOJIRO KAMEIKE

明日9日(土)に豊中市176BOXで開催されるGladiator024でテムーレン・アルギルマーが、今年3度目の来日を果たし竹中大地と戦う。
Text by Manabu Takashima

3月のスラムで勝利という衝撃的なグラジエイター初陣を飾り、6月にはバンタム級王座を奪取。しかし、9月に竹本啓哉にスプリット判定で競り負けてベルトを失った。そのテムーレン、わずか2カ月のインターバルで過去最強の相手と迎え撃つこととなった。


──まず前回の9月大会で、接戦を落としてタイトルを失ったことについてどのように想いなのか教えていただけますか。

「もう終わったことで……フィニッシュできなかったのだから、勝敗の判断はジャッジにゆだねるしかないことは理解している。でも、あの裁定には納得いっていないよ。こっちがチャンピオンだったので、判定はもう少しチャンピオン寄りになるものかと思っていた。スプリット判定負けになったけど、繰り返して言うと納得はしていない。コーチも自分が勝っていたと言っていたし、判定結果には不満を持っている。でも何を言っても後の祭りだからね」

──ベルトを失った直後に控室で、ダムランプレウ・コーチと足関節の防御方法について激論を交わしていませんでしたか。コーチが大声になっていたことには驚かされました。

「そうかい? 僕の防御方法と、ダムランプレウ先生の防御方法に違いがあったので意見交換をしていただけだよ。試合直後にやった方が頭に入りやすいし、先生が大声だったのは何も怒っているということではなくて、いつもあんな感じだから(笑)」

──なるほどです(笑)。あの敗戦から日本バンタム級のトップの1人である竹中選手と2カ月のインターバルで戦うことに関して、オファーを貰った時にはどう思いましたか。

「オファーが来た時に相手の試合映像を見て、勝てると踏んだので受けたというのはあるよ」

──どういう点で勝てると思ったのですか。

「まず映像を見て、自分と相性が良いと思った。とてもアグレッシブで攻撃的だ。選手はそれぞれ自分の戦い方というモノを持っているけど、タケナカは相手を呼び込んで攻撃するのが上手い。ファンも楽しめる戦い方だし、とても楽しみな相手になるね」

──今年、日本で4試合目になります。日本で戦うようになり、どのような成長が自分のなかであったと思いますか。

「強い選手と試合ができて、経験が詰めた。だから多くの面で成長できたよ。日本に来て、日本人選手だけでなく韓国人選手やフィリピン人選手のアップの仕方や戦い方を目の当たりにして、色々と吸収もできた。モンゴルとは環境が違うし、そういう場所で戦うことにも慣れて、吸収できることも多く──精神的に成長できたと思っている」

──ここで竹中選手に勝って日本での戦績を3勝1敗とするのと、負けて2勝2敗になるのとでは日本のMMA界での評価が随分と違うモノになるかと思います。その大切な試合で、どのような戦いを見せたいと考えていますか。

「自分としては全局面で勝負できると思っているけど、ファンの皆も楽しめる試合をしたいので立ち技で勝負をしようかと考えている」

──では、最後に竹中選手とファンに一言お願いします。

「日本で戦って強くなっているので、タケナカも僕と同じようにハードな練習をして試合に臨んで欲しい。そして、日本のファンの前で激しい試合をするので、僕への応援もお願いしたい。それと……少し話したいことがあるんだけど、大丈夫かな?」

──ハイ。ぜひ。

「今年、3度日本に行って試合をしたけど、いつも減量をして計量、そして試合をして翌日にはモンゴルに戻らないといけない。だから全然、日本の他の場所に行く機会がないんだ。可能なら、日本に3カ月から半年ほど滞在して練習し、もっと日本を知りたい。日本で練習できるなら、ぜひとも実現させたいと思っている」

──滞在費など解決できるなら、練習場所を提供してくれる人はいくらでもいると思います。

「それと……僕の夢は母親を日本に連れて行って、何を僕がしているのかを見せてあげることなんだ。グラジエイターがセコンドを2人呼んでくれるなら、コーチと母と一緒に日本に行けるけど、1人しか一緒にいけないので叶わない。でも、いつか実現させたいと思っている」

──そのためにもこの試合で勝たないと──ですね。そしてグラジエイターもそうですし、さらなるステージに進んで夢を実現させてください。





■視聴方法(予定)
12月9日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator024対戦カード

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
宮川日向(日本)

<フェザー級/5分2R>
袖裂雄貴(日本)
福山佳祐(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
今村滉(日本)

<GLADIATORライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
田中有(日本)
グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
河名マスト(日本)

<バンタム級/5分3R>
竹中大地(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
上久保周哉(日本)
ペン・ジョウン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
中川皓貴(日本)
バットオチル・バットサイハン(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
久保健太(日本)
チェ・ドンフン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
じゅん(日本)
高橋孝徳(日本)

<フライ級/5分2R>
澤田政輝(日本)
イ・スンチョル(韓国)

<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
シン・ジェヒョク(韓国)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
健太エスペランサ(日本)

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
フェルナンド(ブラジル)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
スモーキー(日本)

<フェザー級/5分2R>
田口翔太(日本)
木村柊也(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
伊藤琥太郎(日本)
辻本涼太(日本)

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【Gladiator024】全選手、計量を一発パス。チハヤフルと対戦する河名は「自分の強みをより尖らせる」

【写真】フェザー級次期挑戦者決定戦の意味合いも持つ、注目の一戦だ(C)SHOJIRO KAMEIKE

9日(土)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGladioar024の計量が、同じく豊中市のSMORKER GYMで行われた。
Text by Shojiro Kameike


今大会は全17試合——アマチュア1試合を除く16試合、計32名の選手が一発で計量をパスした。それぞれコンディションの良さもうかがえる仕上がりで、田中有、中川皓貴、じゅんのリライアブル勢はフェイスオフでキッチリとメンチを切るか、至近距離で相手を見据えていた。

今大会がグラジ初参戦となる竹中大地と上久保周哉の対戦相手だが――まずテムーレンは過去の計量時よりも細い体つきで計量に臨んでいる。その代わり、試合当日はどれだけ体が戻っているか。タレントリレーションの長谷川賢氏によれば、同じくモンゴルから参戦するパットオチルも含めてベストコンディションで問題なく来日できているという。

またスクランブル発進で上久保を相手にプロデビュー戦を迎えるペ・ジョンウは、会場の関係者からも「本当にデビュー戦ですか?」という声が聞かれるほどの落ち着きとオーラを発していた。戦績だけではかり知ることができないというのは、いまや韓国MMAを語るうえでの常識だけに、上久保との熱戦が期待されるところだ。

コ・メインに出場するチハヤフル・ズッキーニョスと河名マストも、互いに自信をのぞかせる。「過去の最高のコンディションです。バッチリですよ」と語るチハヤフルは、MIBUROの先輩である福田龍彌がNAIZA FCで敗北したことに触れると「試合結果は、世界の壁――と評価されているかもしれません。もちろんカザフスタンはレスリングもフィジカルも強いです。でも向こうは●●込みの強さだと思っていますし、僕たちが技術的に間違っているとは考えていませんから。明日の試合で、僕がしっかりと見せます」と意気込む。

対する河名は「コンディションはいつもどおりです。練習も特に変わりありませんが、今回は自分の強みをより尖らせて戦いたいと思います。(チハヤフルについては)ちゃんと強い相手に勝っていない、という印象です。自分としてはこの試合を乗り越えて、次にタイトルマッチだと言われても、すぐに戦えるようにしておきたい」と語っている。

なお、今回の計量でカルバン・クラインの着用が確認できたのは1名のみだった。


■視聴方法(予定)
12月9日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator024対戦カード

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠:56.85キロ
宮川日向:56.90キロ

<フェザー級/5分2R>
袖裂雄貴:65.75キロ
福山佳祐:65.65キロ

<フェザー級/5分2R>
水野翔:66.00キロ
今村滉:65.60キロ

<GLADIATORライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
田中有:70.30キロ
グスタボ・ウーリッツァー:69.70キロ

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス:66.15キロ
河名マスト:66.25キロ

<バンタム級/5分3R>
竹中大地:61.55キロ
テムーレン・アルギルマー:61.55キロ

<バンタム級/5分3R>
上久保周哉:61.45キロ
ペ・ジョンウ:61.65キロ

<フェザー級/5分3R>
中川皓貴:66.10キロ
バットオチル・バットサイハン:66.20キロ

<フライ級/5分3R>
久保健太:57.00キロ
チェ・ドンフン:56.70キロ

<フェザー級/5分3R>
じゅん:66.15キロ
高橋孝徳:65.90キロ

<フライ級/5分2R>
澤田政輝:56.55キロ
イ・スンチョル:56.20キロ

<フライ級/5分2R>
和田教良:59.70キロ
シン・ジェヒョク:58.30キロ

<バンタム級/5分2R>
南友之輔:61.50キロ
健太エスペランサ:61.05キロ

<バンタム級/5分2R>
吉田開威:61.20キロ
フェルナンド:61.60キロ

<ライト級/5分2R>
八木敬志:69.85キロ
スモーキー:69.55キロ

<フェザー級/5分2R>
田口翔太:65.70キロ
木村柊也:65.65キロ

<アマ・フライ級/3分2R>
伊藤琥太郎:当日計量
辻本涼太:当日計量

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【Special】K-MMA、2023年・秋。Gladiator024 出場──イ・スンチョル「若松選手の試合を全てチェック」

【写真】脳梗塞がなければK-MMA界の至宝になっていたこと間違いない──あのイ・ユンジュンに似たルックスのイ・スンチョルだ(C)MMAPLANET

日本と韓国、MMAにおいても永遠のライバルである両国。Road FCを頂点とするK-MMAは規模的には日本のRIZINのようなビッグステージを持たない。対してUFCファイターの評価は引退したコリアンゾンビに代表されるように、韓国勢の方が高い。9月のDEEP vs BLACK COMBATで後者が日本の老舗を圧倒した。日韓関係に少し変化が見られるようにもなった10月最終週に訪韓、K-MMAの今を歩いた。
Text by Manabu Takashima

特集「K-MMA、2023年・秋」。第四弾は明日9日(土)に豊中市の176BOXで開催されるGladiator024で澤田政輝と対戦するイ・スンチョルの声をお届けしたい。

キャリア5勝1敗、早熟化の進むK-MMA界では彼のような戦績で国内大会のタイトルに絡むファイターが増えている。そのなかでイ・スンチョルはグラジエイターで戦うことを選択。その先にはONEという目標を持っていた。


──3日前にプサンで行われた(※取材は10月30日に行われた)BIFCにおけるルネ・カタラン戦。ONE世界ストロー級タイトルコンテンダーに71秒で圧勝しました。

「ベテランで尊敬していた選手なので、凄く緊張していました。間合いが良く、自分の打撃がハマり勝つことができました。あの試合前に勝てば日本で試合ができるかもっていう話を聞いていたので、そんな経験が今までになく意識をしていたことは事実です。でもカタランはベテランの選手なので、集中しないといけないと思って戦いました。とにかく、金曜日の試合に勝たないと何も始まらないので、ケガをしようが関係ないという気持ちで思い切り戦いました、」

──屋外の試合で、かなり寒かったです。そこは問題でなかったですか。

「ずっとウォーミングアップをしていたので、試合の時は寒さは感じていなかったです。でも実は今、風邪気味であの寒さが影響しているんじゃないかと思っています(笑)」

──イ・スンチョル選手にとって日本で戦うことは、どのような意味があるのでしょうか。

「フライ級は日本が強いです。試合だけでなく、練習をしに日本に行きたいと思っていました。日本で試合ができることはとても光栄で、日本流の戦い方を学びたいです」

──日本流の戦い方というのは?

「フライ級の日本人選手はグラップリングが強いです。力づくでなく、テクニカルでスピードがあります。そこは自分も修得したいところなんです。自分はONEで活躍している若松佑弥選手の戦い方が好きで、彼のスタイルを研究していました。若松選手の試合を全てチェックして、打撃での出入り、そこからレスリングへの切り替え方が素晴らしくて。若松選手のそんなところを参考にしています」

──そんなイ・スンチョル選手は、なぜMMAを始めようと思ったのですか。

「本格的にMMAを始めたのは、兵役を終えた4年前でした。学生時代にキックをしていた経験もあり、軍隊にいるころに本格的にMMAファイターになろうと思うようになりました。兵役後、プロになろうと調べてDKジムに入門したんです」

──もともとDKジムのあるウィジョンブ市の生まれなのですか。

「テグ近郊の街に住んでいたのですが、兵役のときにウィジョンブの近くに配属され、その近くでジムを探していました。その時にキックを習っていたジムから、DKジムを教えてもらい練習することにしたんです」

──韓国のMMA界は今もフライ級は層が薄いです。フライ級でMMAファイターを目指した時、どこに目標を置いていたのでしょうか。

「自分の場合はどれだけ食事の量を増やしても、体重は60キロまでしか増えなくて。だからフライ級以外に選択肢がなかったです。韓国のフライ級は選手の数が少なく、試合の機会もその分少ないのは承知の上でプロを目指しました。そのことで、MMAファイターになることを諦めたくなかったので」

──現状、韓国国内にもいくつもプロモーションが共存していますが、国内で戦うことと日本で戦うことの違いをどのように捉えていますか。

「日本の格闘技文化は、選手を尊敬する文化なので実力的にも韓国より上だと思っています。今回に限らず、日本で試合をすることは自分の成長に繋がります。経験もつめるので」

──グラジエイターはフィーダーショーであることを明言しています。そのグラジで戦うことで、どこを目指していますか。

「プロMMAファイターなら、誰もがUFCが最終目標だと思います。ただし、今の自分にとって現実的な目標はONEのストロー級で戦うことです。その後、どうなるか分からないですがONEもメジャーの団体で、ONEの選手もUFCの選手に劣っていないと思います」

──そのためにはグラジエイターで結果を残すことがマストだと思います。

「選手は誰でもベルトが欲しいです。それが自分の好きな選手が多い日本の団体のベルトならなおさらです。グラジエイターのベルトが欲しいです」

──その一歩を示す試合で、どのようなファイトを見せたいと思っていますか。

「自分がプロを目指した時から、戦った相手が『2度とコイツとは戦いたくなく』と思うような圧倒的な試合をしようと思ってきました。体力的にも技術的にも──勝敗以上に相手が戦意を失う試合がしたいです。

技術的に? そうですね、これまで打撃戦が多かったですが、本来はグラップリングに力を入れてきたのでグラップリングのせめぎ合いができれば嬉しいです」


■視聴方法(予定)
12月9日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator024対戦カード

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
宮川日向(日本)

<フェザー級/5分2R>
袖裂雄貴(日本)
福山佳祐(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
今村滉(日本)

<GLADIATORライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
田中有(日本)
グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
河名マスト(日本)

<バンタム級/5分3R>
竹中大地(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
上久保周哉(日本)
ペン・ジョウン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
中川皓貴(日本)
バットオチル・バットサイハン(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
久保健太(日本)
チェ・ドンフン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
じゅん(日本)
高橋孝徳(日本)

<フライ級/5分2R>
澤田政輝(日本)
イ・スンチョル(韓国)

<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
シン・ジェヒョク(韓国)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
健太エスペランサ(日本)

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
フェルナンド(ブラジル)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
スモーキー(日本)

<フェザー級/5分2R>
田口翔太(日本)
木村柊也(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
伊藤琥太郎(日本)
辻本涼太(日本)

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【Gladiator024】モンゴルの未知強バットオチルを相手に再起戦、中川皓貴「俺がおるぞ!!」

【写真】11カ月振りの実戦、フェザー級タイトル戦線で巻き返しはなるか(C)MMAPLANET

明日9日(土)に豊中市176BOXで開催されるGladiator024で中川皓貴がモンゴルのバットオチル・バットサイハンと再起戦を行う。
Text by Manabu Takashima

今年1月、中川皓貴はフェザー級王座決定戦でチョ・ソンビンに惨敗。肋骨2本にひびが入り、救急車で搬送された。一時は引退を口にした中川が、11カ月振りの実戦復帰へ。その裏には西日本で一番熱いジム=リライアブルの練習仲間、応援してくれる人々が存在していた。


──11カ月振りの試合が決まりましたが、正直なところチョ・ソンビン戦の負けを目の当たりにした時は引退してしまうのではないかと危惧していました。

「内心、もう無理やなとは考えました。試合直後には『もう辞めます』と、ポロっと口にしていましたし」

──精神的なダメージもあったかと思いますが、肉体的には?

「あばら骨2本にひびが入っていて……でも、それぐらいで終わって良かったかなっていうぐらいの試合でした。それで道場にもチョット顔を出せなくなっていたら、回りからも『もう辞めるん?』とか、『辞めたん?』って言われて。これじゃあアカンなって思いもしたんですけど、1カ月ぐらいは悩んでいました。ジムの代表のじゅん君にも相談して。その時に『煽り映像を見直してみろ』って言われて。それにジムにいると、やっぱり皆が頑張っている。なら、僕もまだ強くなれるかなって思うようになって。

僕は田中有だったり、じゅん君だったり。背中を追いかけている人がいるので。皆が練習していて、その活気に触れると『やらなアカンな。このままじゃ終われん』となりましたね。いや、やらなアカンよりも……やりたいって感じですね。あれだけ応援してもらっているので」

──実際に世界のメジャーを経験しているチェ・ソンビンとケージに向き合うと、とてつもない圧力があったかと。

「もう行くしかなかったです。で、気がついたら倒れていて救急車が来た──みたいな」

──そのチョ・ソンビンがPFLではバッバ・ジェンキンスに秒殺されました。

「あれは見たくなかったです。もっと行ってくれよぉと思いました(笑)。その前にベルトの返上が早過ぎたことにも納得がいっていなかったですし」

──というのは?

「もう1回やれるなら、やりたいです。まぁ、皆からすると『止めとけ』って言われるんでしょうけどね(笑)」

──いや、それでこそファイターです。

「負けたまんまじゃ終われないです。だからこそ、同じ相手ではないですけど今回の試合で溜飲を下げたいというか。外国人選手に対し、やり返したいです」

──チョ・ソンビン返上後、フェザー級王座はパン・ジェヒョク、ダギースレンという韓国&モンゴル勢、そして河名マスト選手とチハヤフル・ズッキーチョス選手らが争いバンがチャンピオンになりました。中川選手抜きでフェザー級が動いていた時期はどのように思っていましたか。

「皆、強いなとは思いました。と同時に、何で俺とちゃうねんと。なので、ここはもう1回俺が出て取りに行こうかなと思っています。6月の時点で、もうそういう気持ちになっていました。実際、9月大会に向けて準備もしていましたし。でも、仕事の都合で出ることができなかったんです。

だからフェザー級の試合を見ていて、早く戻りたいってなって。で、最初は河名選手と戦うという風にも聞いていたのですが、チハヤフル選手もリライアブルのハンセン玲雄に勝っていて。そこで僕が入ると、おかしくなるみたいな感じになって。それで、このモンゴル人選手と戦うことになりました」

──そのバットオチルですが、1月にモンゴルで練習を見た時は階級が下とはいえテムーレンからテイクダウンを奪い、マウントを取るなどしていました。そして、パワー系のモンゴルにあっていわゆるMMA的な試合運びができるようにも感じました。

「グラジエイターに来ているモンゴル人選手を見ていると、強いんやろうなと思います。でも、ここで1回潰しておかんとモンゴル勢の圧が凄くなるんで(笑)。それにチョ・ソンビンと戦ったことが、生きてくると思います。あの試合は、めちゃくちゃプラスになりました。あんなデカい相手……計量の時と全然違っていて、試合の時は2階級ぐらい上ちゃうんかっていう大きさで」

──はい。まさにウェルター級並みに見えました。

「凄くデカかったです。あのデカい相手に背の低い僕が打撃で行くと、不利ですよね。やっぱり得意の寝技にいく。そのための試合を徹底して組み立てないといけないと分かりました。ガムシャラに行くんじゃなくて、冷静に考えて戦うことが大切だと。今は冷静に一つひとつ創っていくことを意識しています。

チョ・ソンビンの一発はそれだけ強烈でした(笑)。あれ以来、練習中でも深く考えられるようになりました。色々と考えて、組んでいます」

──今も練習はリライアブルだけで?

「ハイ。そうです。でも田中有がタイで練習をしているのを見ていると、僕もめっちゃ行きたいです。そういう修行みたいなことをしたいと思いながら、自分のできることをやってきました」

──次回大会はトーナメント敗退、9月に再起した者同士の一戦=河名✖ズッキーチョス戦も組まれています。恐らくは勝者が次期チャレンジャーになるのだろうというマッチアップです。

「もう、そうですよね。そこに割って入るには? 圧倒的な力の差を見せたい。河名選手とズッキーニョス選手に対しても、『俺がおるぞ』というのは見せておきたいです。2人は僕より上、ベルトに近い場所います。その下には、俺がおるぞという気持ちで戦い、ここで勝てば一緒ぐらいになるので」

──彼らはチョ・ソンビンと戦ってはいません。

「一回、やってみろって言いたいです。アハハハハハ。でも、本当に良い経験になっているので。気持ちは絶対的に強くなりました」

──では現王者パン・ジェヒョクに関しては、どのような印象を持っていますか。

「相手の計量失敗でチャンピオンになったわけやし、ホンマの戦いで巻いたベルトじゃないです。でも、強い相手なのでそこは意識しています。ただ、すぐに挑戦をしたいというわけではないです。試合を積み重ねて、全員を倒したい。パン・ジェヒョクだけ倒して、そこに勝っただけと思われても嫌なんで。強い相手を連続で倒して、挑戦したいです」

──以前、楽しいからMMAをやっていると公言していましたが、何か変わったような気もします。

「今はもう、自分の力を証明したいです。負けが続いているので、自分の強さはどれだけなんかを知りたいし。だからベルトよりも、一つ一つを潰していきたいです」

──同様にこれまでは田中有選手のようになることが、戦う目的でした。今、見ている先が変わったということは?

「それは同じです。田中有を追いかけることが一番です。そこに追いつけるように頑張りたいです」

──次は試合はその田中有選手、じゅん選手と3人で同時出場です。

「めちゃくちゃ嬉しいです。こんな機会があるなら、すぐに出るので。でも、じゅん君の試合は最後にしないと人が客席からいなくなりますよ。だから僕はじゅん君より先に出たいです(笑)。そしてリライアブルの皆に追い込んでもらったので、勝って恩返ししたいと思います」


■視聴方法(予定)
12月9日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator024対戦カード

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
宮川日向(日本)

<フェザー級/5分2R>
袖裂雄貴(日本)
福山佳祐(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
今村滉(日本)

<GLADIATORライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
田中有(日本)
グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
河名マスト(日本)

<バンタム級/5分3R>
竹中大地(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
上久保周哉(日本)
ペン・ジョウン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
中川皓貴(日本)
バットオチル・バットサイハン(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
久保健太(日本)
チェ・ドンフン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
じゅん(日本)
高橋孝徳(日本)

<フライ級/5分3R>
澤田政輝(日本)
イ・スンチョル(韓国)

<フライ級/5分3R>
和田教良(日本)
シン・ジェヒョク(韓国)

<バンタム級/5分3R>
南友之輔(日本)
健太エスペランサ(日本)

<バンタム級/5分3R>
吉田開威(日本)
フェルナンド(ブラジル)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
スモーキー(日本)

<フェザー級/5分2R>
田口翔太(日本)
木村柊也(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
伊藤琥太郎(日本)
辻本涼太(日本)

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【Gladiator024】ウーリッツァーとライト級挑戦者決定戦、田中有「強い相手やったらそれだけオモロイ」

【写真】何も頼まなくても、やってくれる。さすが関西人!!(C)MMAPLANET

9日(土)に豊中市176BOXで開催されるGladiator024で田中有が初参戦、いきなりライト級挑戦者決定戦でグスタボ・ウーリッツァーと対戦する。
Text by Manabu Takashima

田中は2016年のプロデビューから、9試合中3試合を修斗公式戦で戦い環太平洋ライト級王座に挑んだこともある。そんな田中はチームメイトの中川皓貴のチョ・ソンビン戦の敗北を目の当たりにして、「オモロイ」とグラジ出場に気持ちが向いたという。

シンプルに強い相手、外国人と戦いたいという田中は、そのポテンシャルの高さを新天地で結果に結びつけることが絶対となる。


──12月9日、1年振りの実戦復帰がこれまで主戦場としていた修斗でなくグラジエイターになりました。グラジ出場のきっかけは、どういったものだったのでしょうか。

「強い選手が集まっている。外国人選手の来日も増えていて、そいつらを倒してやろうと」

──修斗ではチケットを売る力のあるリライアブルの選手として、どうしても大阪大会の主役というポジションが求められているということはあったかと。

「そうですね。東京で試合をしたのは、岡野(裕城)戦が最後なので4年前ですね。やっぱり東京で試合がしたかったけど、大阪大会のオファーだったので大阪で戦ってきました」

──グラジも大阪やんけ、と言われそうですが(笑)。

「そこは大阪とかでなくて、リライアブルの選手はグラジエイターに出ているから大会を見ていると、強い選手が多い。だから挑戦したいと思ったので。それに中川(皓貴)が1月にチョ・ソンビンに負けて……『おお、オモロイなぁ』って思って」

──えっ、田中選手を目標に兄のように慕ってくる中川選手のあのTKO負けにも関わらずオモロイと……。

「ハハハ。シンプルに強いヤツが来たので、こっちは面白いと思いましたね。ファイターなんで、強いヤツとやりたいんで。グラジエイターはフェザー級やバンタム級が賑やかになっていて、ライト級だって面白いぞって見せたいんで。で、強い相手やったらそれだけオモロイことになるじゃないですか。グラジエイターをもっと盛り上げるつもりで戦います」

──1月に面白いと感じて、出場は12月。ここまで期間が空いたのは?

「特にないのですが、マックス・ザ・ボディ戦で足首をケガして、3カ月ぐらい練習ができなかったんです。そこから色々と調整して、夏にはグラジエイターからオファーがあったんです。その時から12月をターゲットにしていたので、僕としては12月に戦うことで全く問題はないです。それでタイに練習にも行けましたし。ただ正直に言って、修斗でやり残したこともあるんですけどね……。逃げたと思われたくもないし。でも、グラジエイターで結果を残せばそんな声も黙らせることができるかなって」

──修斗ライト級戦線もキャプテン☆アフリカ選手、マックス・ザ・ボディ選手がRoad FCのトーナメントに出て留守になっていましたし。

「でも、取りこぼしたという想いはありますよ。それは、めちゃくちゃあります……」

──キャプテン☆アフリカ選手との環太平洋タイトル戦の時は、もう左肩をガチガチにテーピングで固めていて。ケガをしているのが、丸わかりでした。

「それはもう言い訳になるんで、言いたくないです。自分の負け、それが自分の弱さなので。あの負けがあったから、今の自分があると思っています」

──あの時はテーピングの量も半端なかったので、あれはフェイクで本当は逆側がケガをしているのではと疑ったほどでした。

「アハハハハ」

──大昔、〇〇〇〇〇〇選手が大きな試合の前に足首を負傷して、それを米国の記者に書かれて。『その記事は間違っていて、本当のケガの場所は首だ』って書いて情報操作してほしいと頼まれたことがありました。

「えぇっ!! それで書いたんですか?」

──いえ、そんなことできないから違う方の足首にテーピングを巻けばって(笑)。そうしたら、本当にしていました。

「えぇぇぇぇぇぇぇ!! 凄いですね」

──効果はまるでなかったですけどね。

「僕はバカ正直に、痛い方に巻いてしまいましたよ(笑)」

──完全に狙われてしまいました。

「ホンマに、その通りです(笑)。あの時は正直に巻いていないと、ずっと痺れている状態だったんです。練習もできなかったですし。でもケガをして全然練習もできない状態で試合をし、回復して練習をすると強くなったのが実感できたんです」

──当時と比較すると、今の体調は?

「もう全然違いますよ。あの時と比べると、問題ならないぐらいバッチシです」

──さきほどタイに練習に行ったと言われていましたが、どこのジムへ?

「バンタオMMAに2週間ほど。ジョージ・ヒックマンが指導しているところですね。弟のフランクと2人で教えてくれました」

──なぜ、バンタオに?

「タイにいる知り合いが、バンタオが合っていると。なので、とりあえずバンタオに行って次はタイガームエタイに行ってみようと思います。両方に行こうかとも考えたのですが、ジョージがしっかりと教えてくれるので、行ったり来たりはできなかったです」

──2週間、どのような経験ができましたか。

「基本、MMAスパーは2回だけなんですけど。グラップリングとテクニック。グラップリングクラスで、レスリングを教わることが多かったです。それとムエタイですね。でもグラップリングが多かったです。ロシア人、ヌルマゴメドフみたいな人が多くて、ぶんぶん振り回してくるのかと思ったら、意外とテクニックもありました。とにかく外国人選手と練習して、自分の力や技術を試しました」

──手応えの方は?

「ありました。やられても、やり返すこともできたので。勝負ができるところもいっぱいあっると分かり、良かったです。なによりも、凄く面白かったので」

──バンタオで練習をしている時に。ウーリッツァーとの試合は既に決まっていたのですか。

「いえ、その前です。バンタオの最終日ぐらいにグスタボ選手と挑戦者決定戦になるって聞いて。最初はトーナメントっていう話もあったのですが、挑戦者決定戦で戦うことになり。そこからはグスタボ選手のことしか考えていないです」

──井上啓太選手をKOし、キ・ウォンビンにパウンドアウト負けを喫しました。ウーリッに対して、どのような印象を持っていますか。

「一撃がありますね。グラップリングもちょっとはできるかなって。足関節とかやっているので、寝技もあって一発もある。そこを警戒して戦おうかなって思っています」

──ここで勝てば佐々木信治選手に挑戦することになる?

「それは、そうでしょうね。チャンピオンは佐々木選手なので」

──シンプルにそいつらに勝つという言葉が、冒頭で聞かれました。それがグスタボ・ウーリッツァーや佐々木選手になるのでしょうか。

「強い外国人選手とやりたいです。それでベルトを巻いたら、海外。MMAを始めた時からUFCしか見ていなかったので。取りあえずは海外、外国人の強い選手とやりたいです。バンタオでもフィジカル負けをしなかったので、僕はそうとうにフィジカルが強いです。試合を見てもらったら分かると思いますが、ヤバいですよ(笑)」

──では、そのウーリッツァー戦ではどのようなところを見せたいと思っていますか。

「俺だけを見てもらえれば。ライト級は任せてくださいという感じです」

──ではこの試合に向けて、意気込みの方をお願いします。

「意気込み……意気込みですか、難しいですね。応援してください。本物の田中有を見せます」


■視聴方法(予定)
12月9日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator024対戦カード

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
宮川日向(日本)

<フェザー級/5分2R>
袖裂雄貴(日本)
福山佳祐(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
今村滉(日本)

<GLADIATORライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
田中有(日本)
グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
河名マスト(日本)

<バンタム級/5分3R>
竹中大地(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
上久保周哉(日本)
ペン・ジョウン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
中川皓貴(日本)
バットオチル・バットサイハン(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
久保健太(日本)
チェ・ドンフン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
じゅん(日本)
高橋孝徳(日本)

<フライ級/5分3R>
澤田政輝(日本)
イ・スンチョル(韓国)

<フライ級/5分3R>
和田教良(日本)
シン・ジェヒョク(韓国)

<バンタム級/5分3R>
南友之輔(日本)
健太エスペランサ(日本)

<バンタム級/5分3R>
吉田開威(日本)
フェルナンド(ブラジル)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
スモーキー(日本)

<フェザー級/5分2R>
田口翔太(日本)
木村柊也(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
伊藤琥太郎(日本)
辻本涼太(日本)

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【Gladiator024】テムーレンとグラジ初戦、竹中大地「世の中に自分の存在を認めてもらえるような試合を」

【写真】怪獣キラー、名田英平、竹中、瀧口脩生、山本健斗デリカット。何かのきっかけて、化けらえるはずの実力者たちとパラエストラ東大阪で腕を磨く(C)MMAPLANET

9日(土)に豊中市176BOXで開催されるGladiator024で前バンタム級王者テムーレン・アルギルマーと戦う竹中大地。
Text by Manabu Takashima

修斗環太平洋バンタム級王者からJAPANバブル到来前のONEと契約も──想ったようなキャリアを積むことはできなかった。パフォーマンス云々の前に不可抗力、竹中自身がコントロールできない部分で試合のキャンセルが続き、惜しい星の落とし方も経験した。そしてコロナ・パンデミックが起こり、サークルケイジでの日本人選手の需要は明らかに目減りした。

30歳を過ぎ、思うように試合が組まれない状況に国内に目を移した竹中。目指すところはRIZINだが、今回のGladiator出場は意外という印象しかなかった。そんな竹中にグラジ出場の経緯と、これからについて尋ねた。


――9月30日大会で、グラジエイターのケージの中から参戦表明を行いました。これまでグラジを生観戦したことはありましたか。

「いえ、会場で見たのは初めてです。YouTubeはライブ配信をチェックしていましたけど」

──では、その時にはどのような印象を持ちましたか。

「会場が華やかでケージ映えしていて。スクリーンも大きくて見やすくて良かったのですが、冷房がめっちゃきいていて(笑)。半袖で行っていたのでメインが始まる頃には本当に寒くて。その寒さと戦いながら試合を見ていました。移動して、立ち見で試合を見ているとだいぶマシになりました(笑)。

ケージの中では前田吉朗選手とNavE選手のグラップリング、あのMMA寄りのグラップリングが面白かったですね。ああいうグラップリングが盛り上がると、MMAで戦えるグラップリングも進化するんじゃないかというのは思いました」

──目の付けどころか面白いですね。

「やっぱり、やっているからですかねぇ。競技として興味深かったです」

──ところで今日はパラエストラ東大阪のプロ練習を拝見させていただいたのですが、皆が口を揃えてバック奪取能力とキープの強さに舌を巻いていました。曰く「ヘルニア製造機」だと(笑)。

「アハハハ。そうでなくて、背中を伸ばして腰痛を治しているんですよ(笑)。カイロプラクティック的な感じで」

──アハハハハ。物は言いようです。以前より、急がずにキープの時間を長くするよう意識しているようでもありました。

「パーテルバックで削る。フルバックを取る前に相手を消耗させる作業を入れる方が、一本を取れる確率がMMAスパーにおいては上がります。同時に自分の体力の消耗も抑えることができて。いきなりフルバックに行くと完成しないといけない、やり切らないといけないと後戻りができなくなってしまいます。でもパーテルバックだと、またスタンドに戻っても際の打撃を入れることもできますし、自分で選択ができるようになる。そこが強くなると、自分が戦いやすい時間が増えてペース配分もしやすくなるので意識していますね。

そうするためにバックの細かい技術的なマイナーチェンジはしてきました。バックが一番有効なポジションなので。傍から見ると同じように見えるかもしれないですが、手の位置だとか使い方、足のきかせ方も少しずつ変わっています」

──なるほど、凄く興味深いです。同時に正直、修斗からONEで戦ってきた竹中選手がグラジに着目することが意外でした。

「練習仲間が試合に出ていますし、グラジエイターからオファーを貰ったのは実は5月頃だったんです。だから6月大会とかもチェックはしていましたし。日本人が苦手な外国人、課題となる外国人を連れてきているイメージですよね。攻略しづらい……でも、ここに勝たないと海外にも行けないし、日本のトップにもなれない。そこをクリアしないといけない外国人選手たち、難敵を呼んできていますね。

ちょっと粗くてフィジカルが強い。そこが日本人選手との違いですからね。そのなかで柔らかく戦うパン・ジェヒョク選手とかには結構、面食らいました」

──そこまで見ているということは、6月にはもうグラジに出ようという気持ちが固まっていたのでしょうか。そもそも、いつONEから離れたのかも我々は把握していなかったので。

「そこは僕もなんです。あと1試合組むよ──っていうやんわりした状態が続いて。でも、それが『1週間後に試合はどう?』みたいな感じで、微妙に踏ん切りがつかない状態が続いていました。そもそも和田選手との試合の後は『1試合残っているけど、他団体と交渉しても良いよ』という状態で。そのなかでもらった話がどれも実現しない状態だったので、『修斗で試合をしよう』という形になりました。ONEの方に修斗で試合をするというのは、伝えていました」

──そこでONEからオファーがあれば、また勝ってタイトルを目指すような想いは残っていましたか。

「そういう想いが強かったのは、ONEに出るようになって1年目ぐらいですかね。まぁ、僕もケガもありONEとはハマらないことが多かったです。対戦相手のドタキャンとかも含めて。年齢もあるし、早く試合をしないといけないという焦りもありました」

──5月にグラジからオファーがあり、6月大会はそれだけの興味を持って見ていた。それながら7月は修斗で戦ったわけですね。

「修斗とも契約が残っていたので。修斗で試合をしてから、グラジに出たいと話そうという考えでした。もうオファーを頂いて時点で、次はグラジで戦おうと思って過ごしていました」

──それでも、やはり意外でした。

「やっぱり僕は関西に住んでいて、さっきも言ったように練習仲間も出ている大会なんで東京の選手が持つイメージとは違うと思います。それにハードな外国人選手を呼んでいるので、日本人選手と戦うよりも難しい試合になる可能性が高い。それと正直、僕のことを評価してくれている条件で声を掛けてくれたというのもあります。なら地元、関西で試合をしたいなって思いました」

──竹中選手の実力、ポテンシャルを買っているからこそ、いつまで燻っているんだという気持ちはありました。

「そうっスね。試合をしていないので、評価のしようがないと思うんです。だから、どんどん試合をして評価を勝ち取る必要がある。それが今の僕の状況だと思っています」

──では7月の藤井伸樹選手との試合、追い上げを食らい厳しい試合となりましたが、実戦のブランクを感じることは?

「明確な反省点は自分のなかであります。何個もあるんですけど、一つ挙げるとすると2Rの終わりですね。バックコントロールしていて、最後の10秒ぐらいに際で起き上がられて殴られたんですけど、スクランブルで立つ必要はなかったです。あれだけコントロールしていて、スクランブルで上を取ってももう向き合うだけの時間帯だったので。

それなら普通にクローズドガードとかに入れて、休憩すれば良かった。でも普段の練習の癖で、際は妥協しないという気持ちになって立ち上がってしまいました。それで打撃を貰ってしまって。

落ち着いて下を選んでいたら、あのパンチは貰っていなかった。そこの判断は間違えたなと思います。藤井選手もスクランブル、組みの頭になりがちになるなかで、あのアッパーを打てるのですから、アッパレです。これまでも藤井選手の試合を見て、格好良いなと思っていたのですが、そのまんま格好良い選手でした」

──北米MMAレギュレーションに戻ってきて、水抜き減量の久方ぶりに経験しました。

「結構しんどかったですね(笑)。3キロぐらいで軽めにやったんですけど、それでも最後の1キロぐらいは喉が渇いて。でも早めに落ちたし、そこは順調やったんです。水抜きはいくらやっても慣れることはないやろうし、次もしんどいと思います」

──とはいえ藤井選手に勝って、修斗バンタム級戦線で頂点を目指すという気持ちには?

「そうっスね。正直、明確なプランは全くなく修斗に出て。その前の段階で、次はグラジエイターに出るんやって言う風に気持ちは傾いていました。修斗で1試合、そのあとはグラジのつもりだったので修斗バンタム級戦線における自分の姿は想像できなかったです。藤井選手との試合が決まったのも5週間ぐらい前だったので。

決めつけちゃダメなんですけど、『これは7月はないなぁ』って気持ちが途切れたこともありました。あと練習ができるのも4週間というタイミングで、藤井選手に尋ねていますという連絡が来て、正直なところ『えぇ……マジか』って思いました。でも、試合を組んでもらって戦わないわけにはいかないですから。

でも、あの試合内容では満足できない。もっとデキるぞと思っていたので、そこを次の試合で見せたいです」

──その次戦はタイトルを獲得した竹本啓哉選手でなく、前王者となったテムーレンと戦うことになりました。

「相手が決まったのは2日前なんです(※取材は10月9日に行われた)。僕としては竹本選手と戦うことになると思っていたのですが、『テムーレンと戦って欲しい』と連絡があって。あの試合はどっちが勝っていてもおかしくない試合だったし、僕としてはテムーレン選手の方が戦いづらいです」

──それはどういう部分で?

「やっぱりちょっと粗い打撃と組みの受けが強い。フィジカルの部分ですよね。神田選手とか、ちょっと跳ね返されている感じだったので。竹本選手は寝技の巧さの部分でスイープをしたり、ポジションを取っていました。じゃあ、正面から取っ組み合った時に、どういう強さを持っているのかというのは、見ているだけだと分かりづらいです」

──竹本選手は一種のスペシャリストで、王道のMMAスタイルではないです。仮に竹中選手がさらに上の舞台を目指す時に、その場での対戦相手を想定するとテムーレンこそ越えないといけない相手かと。しかも、初来日の時のモチベーションに戻ってくることが予想されます。

「戦績以上に戦いづらい、クリアしづらい相手です。でもクリアしないと、この先はない相手やと思います。しっかりと仕上げて外国人選手のフィジカルと粗さに負けないようにして、仕留めることが重要なんかなと。自分の動きができればクリアできる相手です」

──UFCを目標とし、ONEで経験を積むというプランを持っていました。ただし、この間に33歳になった。実力云々でなくハードルが上がり現実的にUFCを考えられなくなったかと思います。そのなかで、今後の目標をどこに置いているのでしょうか。

「グラジをクリアしてRIZINに出たいです。毎年、春ぐらいに大阪でやっているので。そこで使ってもらって……RIZINに出たいというか、勝負したいです」

──RIZINも金原正徳選手、佐藤将光選手という竹中選手に近いカラーの選手が実力で脚光を浴びるようにもなりつつあります。そのRIZINのバンタム級戦線でやっていける自信のほどは?

「やってみないと分からない部分はありますけど、自信は当然あります。グラジエイターでしっかりと勝って、オファーを貰わないといけないですが、RIZINのトップ戦線とやり合える力はあると思っています……出たい、トップと勝負したいッスね。どんな形でも出られたら爪痕を残す自信はあるので、チャンスがもらえるとモノにするって感じですね」

──危ない橋を渡らず、大阪枠でRIZINに出たい。そういう選手もいるのが現状です。

「それも手ですよね。でも僕はしっかりとテムーレンを倒して、資格を得られるようにします。そのためにも、フィニッシュです。打撃でも寝技でもフィニッシュすることが重要なんかと思います」

──決して国内ではスポットが当たっていたわけではないですが、竹中選手の周囲の人はその強さに絶対の信頼を置いています。そんな人々を含め、次戦への意気込みのほどを最後にお願いします。

「ハイ。33歳になったんですけど、全然自分のキャリアに満足できていないです。体も気持ちもめっちゃ元気なんですよ。でも『そろそろ引退』とか『まだ格闘技をやっているんですか』とか言われたりするようになりました。『昔、格闘技をやっていたんですか』とか──今もやってんねんけどなぁって(笑)。俺も世間からしたら辞めていく人間に見えることに歯がゆさ、悔しさはあります。

なんで、ここからRIZINとか出ると認知もされるし、自分の実力を証明する格好の舞台になります。グラジエイターは、そのための足掛かりになるフィーダーショー的な大会なので、しっかりと勝って世の中に自分の存在を認めてもらえるような試合をどんどんしていきたいと思います」


■視聴方法(予定)
12月9日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator024対戦カード

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
宮川日向(日本)

<フェザー級/5分2R>
袖裂雄貴(日本)
福山佳祐(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
今村滉(日本)

<GLADIATORライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
田中有(日本)
グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
河名マスト(日本)

<バンタム級/5分3R>
竹中大地(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
上久保周哉(日本)
ペン・ジョウン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
中川皓貴(日本)
バットオチル・バットサイハン(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
久保健太(日本)
チェ・ドンフン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
じゅん(日本)
高橋孝徳(日本)

<フライ級/5分3R>
澤田政輝(日本)
イ・スンチョル(韓国)

<フライ級/5分3R>
和田教良(日本)
シン・ジェヒョク(韓国)

<バンタム級/5分3R>
南友之輔(日本)
健太エスペランサ(日本)

<バンタム級/5分3R>
吉田開威(日本)
フェルナンド(ブラジル)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
スモーキー(日本)

<フェザー級/5分2R>
田口翔太(日本)
木村柊也(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
伊藤琥太郎(日本)
辻本涼太(日本)

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カテゴリー
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【Gladiator024】上久保周哉、グラジ参戦。その意図とこれから「僕のRoad to UFC。ずっとRoad to UFC」

【写真】リアリスト。誇張も悲観もなく。それだけに言葉が突き刺さる(C)MMAPLANET

9日(土)に豊中市176BOXで開催されるGladiator024に上久保周哉が出場し、韓国のシン・ジェヨンと戦う。
Text by Manabu Takashima

8月のRoad to UFCバンタム級準決勝でまさかの敗退となった上久保は、再起の場にグラジエイターを選んだ理由と、変わりないUFCへの想いを訊いた。


――8月のRoad to UFC、シャオ・ロン戦の敗北は大ショックでした。スポットライトが当たっているとはいえない、同時に『これがMMAなんだ』と上久保選手の征く道を見てきたファンも、そうだったと思います。

「ハイ……。僕も同じ気持ちでした(苦笑)」

──組んで勝つ。触れば五分五分という上久保選手のMMAが、UFCではなくRoad to UFCで崩れた点が一番ショックでした。ただ1Rはあれだけ出来ていたのに、なぜ2Rから思うように戦えなくなったのでしょうか。

「実は2Rにテイクダウンを狙った時に、左ヒザが内側に捩じれてしまって。元々、半月板が悪かったのでロッキングしてしまっていたんです。でも、試合中はアドレナリンが出ているから痛みを感じなくて。それでも、踏ん張れる感がなくて。マットを蹴っても力が入っていないし、変だなと思いながら戦っていました。

普段はロッキングをしたら痛みや緩さで気付くのですが、試合中だったからそこが気付かなくて。足が疲れたのかなとか、勝手に思っていたんです。気付いていれば、インターバルにロックしたのを直すことはできたので、それをやっていれば3Rは普通に動けたのになぁという気持ちは結構あります……。足が疲れたと自分で片づけてしまって、セコンドに言わなかったので磯野(元)さんも濱村(健)さんも、急に動きが悪くなったと感じていたと思います」

──そのようなことが起こっていたのですね。

「……ハイ。あの試合に関しては、途中から試合になっていなかったです」

──逆にケガをしたということで、ホッとしました。上久保周哉の組み技がアジアで跳ね返されたわけではないので。

「まぁ、負けた言い訳はできますからね(笑)」

──そこですか(笑)。

「1Rが本来の実力だったと思って欲しいです。切られることが前提で組んでいたので、そんなに深追いもしなかったし、切るなら切るで用意していたので。1Rは思いのほか、自分の展開になったので逆に拍子抜けした感はありました。むしろ2Rの方が『こうなるよね』という展開ではありました。ただ、あの途中から……ですね。でも、結果が全てですから」

──一旦はUFCとの契約という目標が潰えたことは、どのように感じていましたか。

「悔しかったけど、それは実力を出し切れなかったことが大きくて。だから引退するとかっていうへこみ方ではなかったです。改善点や修正しないといけない点があったけど、初回の展開は思い通りにいっていたので通用する部分は通用する。だから100回やったら、100回勝てない相手とやるまでは辞められないと思いました。準決勝の相手は100回やって100回勝てない相手ではないので、辞められないです。会場からホテルに戻るまでも、全然まだやれる。こんなんじゃ辞められないという気持ちでした」

──目指すところも変わらない?

「変わらないというか、それを目指し続けないと自分が求める相手がいない。他のどっか……国内でも出てくるかもしれないけど、そういうところを目指していないと自分のレベルも上げることができない。自分が強くなっていく過程のなかで、何回やっても絶対に勝てない相手と戦わないと意味がない。強い相手と戦っていないと弱くなります。自分が弱くなると意味がないです。だから目指すところは変わりようがないです」

──そうなると、またRoad to UFCを目指すことになりますが、Gladiator出場が決まるまで、再起の道はどのように考えていましたか。

「準決勝が終わって、まずは諸々のケガを直す時間に当てて。でもRoad toUFC決勝戦が12月9日にあるから、その時にどこかで試合をしたいと思っていました(※その後、Road to UFC決勝は延期となっている)。決勝戦のリザーバーとかの話もあったのですが、それだと試合はないだろうし。海外も考えていましたが、時間もなかったので……」

──えっ、だから12月9日のGladiator参戦なのですか!!

「もともとグラジと〇〇〇〇〇はRoad to UFCの前から声を掛けてくれていました。日本で試合をするなら、そのどっちかになると思っていたんです。で、グラジエイターは日程がRoad to UFC決勝と同じだったので『良いじゃん』と思って。この日に戦うのは禊です。自分のせいで負けたので、自分でケツを拭かないと。

やるなら強い人とやりたい。それには外国人選手と肌を合わさないと本当のところはどうだと分からないので。そういう意味で最初に名前が出た候補とか、グラジエイターは色々と考えて用意してくれていました」

──結果的にその候補がまとまらなかったわけですね。そこでシン・ジェヨンという選手と戦うことになりました。

「スパンが短かったこともあるし、自分も直近は負けているので相手にとって美味しくない。強い人に断られてしまうのはしょうがないです」

──話を伺う限り、12月に1試合を戦ってRoad to UFCから声が掛るのを待つということでしょうか。

「Road to UFCしか選択肢がないなら、Road to UFCですよね。そのRoad to UFCが5月スタートなら、その前にもう1試合する形かと。だから12月の早めに試合を戦いたかったんです。1月になると、次の試合をするとなると時間が欲しくなりますし。2月にも試合の話があって。そのタイミングで試合をする方が、何もしないで待っているより良いと思います。負けて、そのままで声が掛るほど甘くはないので」

──モンゴル勢や竹中大地選手もいるグラジですが、ベルトを狙ったり継続参戦というのは? 練習仲間の狩野優選手などは『国内で日本人選手と戦えば、どれだけ上久保選手が強いかを知ってもらえる』と言っていましたが。

「う~ん、何というですかね。もう一つの団体からは日本選手でオファーをくれました。でも、さっきいった最初の候補に〇〇・〇〇〇〇が入っていたんです。あの名前を見た時に『いいじゃん。やりたい』って。あの名前を見た時に感じた想いが、日本人選手の対戦候補には起きなかったです。やっぱりテンションの上がり方が違って。ONEでトロイ・ウォーセンとやった時も『やりたい』って最初に感じて。それが、グラジエイターが最初に出してくれた候補……複数の候補にはめっちゃあったんです。

国内の選手云々でなくて、僕が日本の選手にそういうことを感じなくなってしまっているだけかもしれないです(笑)。知らない強いヤツ、誰もが強いと思っているヤツとやりたい。そこで最初の候補は日本人との対戦もあって、ほとんど勝っている選手だったので。ときめくか、どうか。そこはありますね。あの候補を見て、グラジエイターは自分のやりたいことに乗ってくれているのを感じました。

だから日本人対決に関しては、期待してくれるのは嬉しいですけど……。竹中選手にしても、ONEに出始めた時に自分が竹中選手と並び立つなんて思っていなかったので。並ぶだけで良いと勝手に思っています。当時、竹中選手は無敗の修斗のチャンピオンだったので。そもそも、僕のなかで特定の誰かと戦いたいとかは全然なくて。理想はここで勝って、Road to UFC。あるいはUFCに通じるとこから引っ掛かるのか。UFCを目指さないと、何のために強くなろうとしているのか分からないから」

──6年2カ月振りに日本でMMAを戦うことは?

「意外と何もないです。それに大阪なので、遠征している感覚だし。海外は試合のことだけを考えていれば良いのですが、大阪でも国内の試合なのでアレコレとやらないとはいけないですけど。ただ国内で外国人と戦うので、珍しくホームになるので……ある意味、楽なところはありますね」

──負傷があったとはいえ、8月の敗北を経て練習内容など変えた部分はありましたか。

「体の負荷を減らさないといけなかったので、MMAの練習量を減らしました。そこで色々考えて、ただ練習の中身を変えたのは負けたことよりも、吉野(光)選手のセコンドでUAEWについて行ったことの方が大きいです」

──10月17日のUAEW45、リネット・ハバロフに2RでTKO負けを喫した試合ですね。そこで何を感じたのですか。

「大会全体もあるし、吉野君の相手が同階級で7勝0敗。ヌルマゴのジムに所属していた選手で。吉野君とは肌を合わせていて、強い部分を出していけば勝負どころを創れるという作戦を色々と立てていました。ただ思っていた以上に、通用しなかった。吉野君は『自分の実力不足です』とは言っていたけど、それ以上に何かちょっとこう……これまでやってきたことは間違いじゃなかったのかと結構ショックだったんです。

正直、自分が負けた時よりも……。今までやってきたことが間違っていたかもって、凄く考えました。他の試合も見て、ヌルマゴのチームと戦い、通用している選手や勝っている選手もいました。キルギス人選手とか勝っていて、彼らの試合を見て『何かを変えないとダメだろう』って思いました。

あまり良い言い方じゃないですけど、日本のMMAのレベルの話をした時に韓国、中国の次という風にいわれるようになったじゃないですか」

──はい、アジアにおいて。

「それにフィリピンも強くなっていて、正直──世界的に見ると下から数えた方が早いんじゃないかって。個々の力で突破できることはあっても──藤田大和選手が、カザフスタンの戦績の良い選手に勝ったように。そういう選手が時折り出てくるかもしれないけど、全体的な総数を見た時に日本人はどれぐらい強いのかと考えると、インドネシアの次ぐらいじゃないかって……。このままじゃ、日本人でヌルマゴのチームと10対10で試合をしましょうってなると、0勝10敗になる。そんな風に思うぐらい、ショックでした。

日本だけで練習していると、う~ん、日本人のなかでは強くなれるかもしれないけど、UFCのチャンピオンになれない。海外に練習に行くのもそうだし、根本的に練習への向き合い方、考え方から変えない限り──敵わない。ジムの設備とかあるのかもしれないけど、変えられる部分から変えていかないといけないと考えるようになりました。もう年齢的にも焦って、直ぐに変えないといけないと思った部分はあります」

──この国のMMA業界は世界的な強さを手にするという方向に向いていません。必要なのはLFAでありContender Seriesであって、KSWではない。でも、業界を変えることは一選手ではできないです。

「MMAを練って考えていたものが、UAEWで打ち砕かれて……。今、やれることはまずは自分を変えること。自分が練習で思っているテーマを変えました。本当は大人数で同じ考えでないといけないのですが、まずは身近の人たちから、と。監獄の人たちは考え方も似ているので、そこから変えて行こうかと。

だたし、自分達が今やっていることが正しいとは限らないです。正しいと思った方向に進んでいれば、変えようという考えが広がっていく。別に日本を強くしようなんて考えはないけど、自分の練習環境を良くするために回りに強くなってもらいたいという感じです」

──監獄グルグルの2分のスパーリングでは、あの速いペースで戦えるものなのかと驚かされました。

「ペースはだいぶ上げました。これまでは2分という限られたなかで丁寧に一つの山を創ろうという形だったのですが、ミスをしても良いからとにかくペースを上げること。山場を2分の間にいくつも創るのが、今のテーマです。

やっぱりリズムの違いっていうのは、大きいし。如何に早く自分の流れにもっていけるのかを大事にする。それが今、意識していることです」

──リカバリーも早くなっていないですか。練習のなかで矢継ぎ早に動くので、バックを取り切れないで落とされることも出てきた。そこからのディープハーフからスクランブルなど立て直しが目を見張る速さでした。

「本当ですか……」

──ロータス世田谷でのグラップリングとは明らかに目的が違うことも伝わってきました。

「ロータスでは5分のグラップリングを回していて。5分を2分、2分、1分と考えて、2分を2回取れば絶対にラウンドを取ることになります。なので最初の2分を如何に取れるのか。そこのアプローチを変えて……手数、種類を増やし、今までやっていなかったことを試す。当然、失敗します。でも練習で失敗するのは全然構わないので。これまでミスを少なくするためにアタックが少なかったと思います。そこも大事なのですが、練習でやっていると失敗が少ないから、自分のなかの色々な判断材料も少なくなってしまうのかなって考えて。情報収集もかねて、色々とやっています」

──新たな技術を手にすることも考えていますか。

「ハイ。色々やりたい技もあるし、体のケガも多いから同じことを今までのようにできなくなる。なら武器を増やすことが必要になってきています」

──12月の試合でも、そのペースという部分を試すことはあるのでしょうか。

「う~ん、今やっているペースを出す……ことが間に合えば良いですね。UAEW後から取り組み始めたことなので、間に合えば良いなぁ……と。ただ間に合わなくても、この間に取り組んできたことは絶対に無駄にならないので。やっているペースなり、アタックの部分とかは出せるようにしたいと思います」

──全てはUFCに辿り着くために?

「これが僕のRoad to UFC──ずっとRoad to UFCです」

■【Flash】上久保周哉の対戦相手が、ペ・ジョンウに変更

6日(水)、Gladiatorより9日(土)、豊中市176BOXで開催されるGladiator024で上久保周哉と対戦予定だったシン・ジェヨンが、練習中に負傷しエキストリーム・コンバットの同門ペ・ジョンウが代役出場すること発表された。

ペ・ジョンウは1995年12月31日生まれの27歳。テコンドーとボクシングの経験があり、ブラジリアン柔術は青帯で韓国軍士官服務時代にはテコンドーとボクシングの教官を務めていたというが、今回がMMAデビュー戦となる。

同ジム所属でRoad to UFCバンタム級決勝戦を控えるイ・チャンホのトレーニングパートナーであるペ・ジョンウは、スクランブル発進&初陣にも関わらず──さらには上久保の承諾の知らせを聞く前から、自ら航空券を抑え今回の試合出場に尋常でないやる気を見せていたという。そんなペ・ジョンウのこの試合に向けた意気込みは以下の通りだ。

ペ・ジョンウ
「昨日までにもイ・チャンホのRTU決勝戦準備を一緒にしたので、4日前のオファーでも問題ないです。このところ、トレーニングキャンプで毎日のようにハードトレーニングをしてきたので、今はもう減量に集中するだけで、むしろ楽な状態です。

上久保選手のような強いファイターと試合ができることになって光栄です。上久保選手には楽しい試合をしようとお願いしたいです。本当にお願いします」

■視聴方法(予定)
12月9日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator024対戦カード

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
宮川日向(日本)

<フェザー級/5分2R>
袖裂雄貴(日本)
福山佳祐(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
今村滉(日本)

<GLADIATORライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
田中有(日本)
グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
河名マスト(日本)

<バンタム級/5分3R>
竹中大地(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
上久保周哉(日本)
ペ・ジョンウ(韓国)

<フェザー級/5分3R>
中川皓貴(日本)
バットオチル・バットサイハン(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
久保健太(日本)
チェ・ドンフン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
じゅん(日本)
高橋孝徳(日本)

<フライ級/5分3R>
澤田政輝(日本)
イ・スンチョル(韓国)

<フライ級/5分3R>
和田教良(日本)
シン・ジェヒョク(韓国)

<バンタム級/5分3R>
南友之輔(日本)
健太エスペランサ(日本)

<バンタム級/5分3R>
吉田開威(日本)
フェルナンド(ブラジル)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
スモーキー(日本)

<フェザー級/5分2R>
田口翔太(日本)
木村柊也(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
伊藤琥太郎(日本)
辻本涼太(日本)

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【Gladiator024】プレ・フライ級Wars。チェ・ドンフン&イ・スンチョルが来日。じゅんが復活

【写真】自らのイケメンと言ってしまうチェ・ドンフン。3戦目でチャンピオンになった実力の程は──(C) MMAPLANET

23日(木)、GLADIATORより12月19日(土)に豊中市176BOXで開催されるGladiator024の追加カード10試合が発表されている。
Text by Manabu Takashima

3回戦2試合、2回戦8試合が新たに明らかとなったが、まず目につくのがDouble GFCフライ級チャンピオンのチェ・ドンフンの来日&久保健太との対戦だ。

チェ・ドンフンは今年の3月大会で当時のGladiatorフライ級王者NavEと対戦予定だったが、足の小指を骨折して欠場に。彼の代役としてニャムジャルガル・トゥメンデムベレエルがベルトに挑戦することとなった。


そのニャムジャルガルが僅か7秒でNavEをKOし、新チャンピオンに。直後にRoad to UFCと契約したためタイトルを返上し、グラジのフライ級王座は空位となっている。

チェ・ドンフンも狙いは来年のRoad to UFC出場であることを公言して憚らない。その過程で韓国国内でなく、日本=グラジで試合をこなし、ベルトも視野に入れている模様だ。柔道出身のチェ・ドンフンは泣く子も黙るどころか、凍り付く厳しさの韓国海軍に徴兵後も身を置き筋金入りの気持ちの強さを身に着けている。

除隊後にMMAファイターを目指しTeam MAD浦項に入門すると、瞬く間に頭角を表し3戦目でDouble GFCの王座に就き、初防衛後に上にあるようにグラジ出場を決めていた。ムエタイでもプロとして1勝を挙げ、コンバットサンボの国家選抜戦でも優勝しているチェ・ドンフンは、パワーとスピード溢れるウェルラウンダーだ。

対してベテランの久保は今年の1月以来のグラジ出場となる。下のコメントにあるようにコロナ明けで練習ができない状態で挑んだ宮城友一戦でRNCに敗れた。DEEP名古屋大会での再起戦を飾った久保もまた、グラジのフライ級王座を視野に入れて韓国の新鋭と対戦することとなった。

チェ・ドンフンと同じくK-MMAのフライ級からイ・スンチョルの来日も決まった。キャリア5勝1敗、10月にはBIFCでONEストロー級タイトルコンテンダーのルネ・カタランを僅か71秒でKOで破っているイ・スンチョル。キックベースだが、徴兵期間中にMMAファイターを目指すこと決めたイ・スンチョルの憧れのファイターは、日本の若松佑弥だという。その影響かイ・スンチョルもスタイル的にもアグレッシブなストライカーである一方で、しっかりとテイクダウンもできるタイプだ。

このイ・スンチョルの対戦相手に抜擢されたのが、キャリア2戦目の澤田政輝だ。グラジからステップアップを図る溝口司と同門の澤田は柔道ベースながら、思い切った打撃が武器で──倒して極めるスタイルでデビュー戦を飾っている。

2戦目の国際戦、臆することなく気合満々でオファーを受けた澤田がどのようなファイトをやってのけるか、興味深い。

さらにフェザー級でグラジ元バンタム級王者じゅんの4年8カ月振りの実戦復帰=高橋孝徳戦も決まった。今大会には実弟・田中有と中川皓貴が揃って国際戦に挑むこととなっているが、リライアブル神戸を引っ張るボスとして、じゅんがその背中で何を見せるのか。

対戦相手の高橋は昨年Grachanのフェザー級王座決定Tで惜しくも準優勝に終わり、心機一転グラジを戦場に選んだ。高橋といえばケージに押し込み、じっくり戦うという印象が強く──「魅せてナンボ」のじゅんとは対極にある「勝ってこそ」のMMAを戦う。じゅん✖高橋はある意味、MMAイデオロギー闘争的なマッチアップといえる。

また竹中大地&上久保周哉というJ-MMAのトップファイターが参入してきたグラジのバンタム級戦線で、空手ベースで注目を集める吉田開威と南友之輔の連続出場も決まった。

吉田はグラップラーのフェルナンドと対戦するが、ここでの組み対策と攻撃的な打を披露できれば、トップ戦線が一気に近くなる。

一発の強さが魅力的な南は、健太エスペランサとのマッチアップとなる。既に2月のGrachan大阪大会出場も決まっているという話もある南だが、デビュー前から2024年中にグラジ・バンタム級王座に就くと宣言しており、有言実行への期待感を抱かせるファイトができるのか──要注目だ。

以下、今回のプレスリリースから過去最長と言っても過言でない──じゅん&久保山、そして高橋、澤田、韓国勢の次戦への意気込みを完コピでお届けしたい。

じゅん
「いつも選手の事を1番に考えてくれている凄く良い大会です。Gladiatorがインディ団体と言うてる人がいるなら、アホかと言うてやりたいですね(笑)。弱い外国の選手では無く、強い外国の選手を使っている所にも惹かれます。ここに勝てないと世界で勝負出来ない事を明確にさせているので、世界を目指す選手にはめちゃくちゃいい刺激だと思います。余談ですが、凄い金額がかかっている団体だと思っていますが、一体いくらくらいかかっているんですか?(笑)相手選手のことは組みの展開が得意で、そこから判定で勝ちに行くって感じの印象です。でもキックパンツで試合しているのを見ると打撃を本当は試合でしたいんじゃないんですかね? 僕は約5年ぶりの試合でもともと1階級下でやっていたのでパンチもキックも弱いはずです!

日本でトップの選手でもないので、相手の方からすると打撃の試合をやるのにお手頃の相手なんじゃないですか? 僕は盛り上がる試合しかする気がありません。組みでも寝かされても、盛り上がる事したります!勝ちにこした事はありませんが、お客様や興行主様が喜ぶ試合にしたいです。なんで打ち合ってくれれば嬉しいです。こんな事言うたらダメですが、ここで僕を倒してくれれば、また僕のジム生が相手選手を倒しに行くと言うストーリーが出来るので、面白いんじゃ無いんですかね?

僕は倒れないですけどね。

僕はもう選手活動はする気が無かったんですが、色々と考える事があり、その結果また試合をする事にしました。櫻井代表への恩返しになるか分かりませんが、そうなれればいいです」

高橋孝徳
「関西のみならず、アジアの各国から強豪選手が参戦するGladiatorに初めて出場する機会をいただき光栄に思います。私個人としては、前戦でGRACHANのタイトル獲得に失敗してからの再起戦となります。もう一度頂点を目指す上で、しっかりレベルアップした姿をお見せいたします。これまでよりも攻撃的なファイトにご期待ください」

久保健太
「今大会であるGladiator024大会の出場オファーを頂きありがとうございます。前回出場させて頂きました020大会で宮城友一選手との試合では不甲斐にも敗退してしまいとても悔しい思いをしました。宮城選手との試合は偉大な選手なだけに、それなりに懸けていた思いがありました。しかし試合直前の5日前まで初のコロナにかかり寝込んでしまい一時は試合欠場となる状況まで陥っていたこともあったことから、僕自身にとっては不完全な試合となってしまいました。

それでも試合に出場し戦ったこと、宮城選手と試合をさせて頂いたことに何一つ後悔はしていません。そんな状況な中でも試合をした自分に誇りを持っています。その悔しい思いから、その後のDEEP名古屋大会でタイトルを持つ選手から勝利を納めては、Gladiatorでの挽回を待ち望みながらに日々トレーニングと練習の日々を重ねてきました。そしてようやくそのチャンスを頂き、対戦相手をお聞きしたところ海外の強豪選手、韓国のダブルGFCという団体の現王者であるチェ・ドンフン選手でした。戦歴等を確認したところ、MMA無敗の柔道ベース、コンバットサンボでは韓国国家選抜選手権優勝とかなりの実績がある強豪選手でした。

対戦相手に不足はありません。むしろ他団体の現王者相手に僕を指名して頂けたことに感謝と敬意の気持ちを持って全力で闘い勝利を手に入れます。韓国の選手とはRoad FCやCMAでこれまでに何度か戦ったことがあります。CMAカイザーでは僕もタイトルを獲りました。しかし、ここはGladiatorのリング、今ではGladiatorの顔の一人でもある僕だとそう自負しています。この対戦カード、試合で盛り上げるのも、勝利するのも僕じゃないといけないんです。僕も良い年齢になりました。格闘技人生長くはないと思います。

今大会に勝利し、Gladiatorフライ級トーナメントで選抜して頂きそこに宮城選手がいれば再戦はもちろんのこと、行けるところまで駆け上がり王者君臨を目指します。試合当日、楽しみにしていて下さい。注目していて下さい。宜しくお願い致します」

チェ・ドンフン
「自分はこんなイケメンですが、Gladiatorからチャンスを貰えたことで相手を半殺しにするぐらいの覚悟を持って戦います。応援よろしくお願いします。押忍」

澤田政輝
「オープニングファイトから出て。ここで有名になりたいって思ったのがGladiatorでした。Gladiatorで有名になりRIZINとか世界に行けるように頑張ります。今回強い相手選手を候補に挙げて交渉してくださり、自分にとって大事な試合を組んでくれたと思います。強い相手と戦える事が最高のチャンスだと思うので、一番面白い試合するので 皆様見ていてください」

イ・スンチョル
「日本のファンの皆さんは、自分のことを知らないと思いますが、Gladiatorのタイトルに通じる試合になるかもしれないので一生懸命戦い、自分のデキることをすべて駆使し日本のファンに満足してもらえる試合を見せたいと思います。頑張りますので、応援よろしくお願いします」


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