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【Special】月刊、水垣偉弥のこの一番:11月 ヴァン×ボルハス「MMA歴3年のミャンマー人選手が……」

【写真】ジョシュア・ヴァン、2024年の要注目のフライ級ファイターだ(C)Zuffa/UFC

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。
Text by Takumi Nakamura

大沢ケンジ、水垣偉弥、柏木信吾というJ-MMA界の論客をMMAPLANET執筆陣がインタビュー。今回は水垣偉弥氏が選んだ2023年11月の一番──11月11日に行われたUFC295のジョシュア・ヴァン×ケヴィン・ボルハス戦について語らおう。


――11月の一番として、水垣さんにはUFC295でのジョシュア・ヴァン×ケヴィン・ボルハスを選んでいただきました。

「僕はこのジョシュア・ヴァンという選手にすごく注目していて、ヴァンは22歳と若い選手なのですが、本格的にトレーニングを始めたのが19歳らしいんですね。しかも彼はミャンマー人で、どのタイミングでアメリカに来て練習しているかは定かではないのですが、MMA歴3年のミャンマー人選手がこのレベルのMMAを出来てしまうのかと驚きました。そういう部分でとても気になっている選手です」

――ヴァンはFury FCでフライ級王者となり、今年6月からUFCに参戦して、ボルハス戦がUFC2戦目でした。

「UFCデビュー戦でザルガス・ズマグロフと対戦して、ズマグロフが負けが続いている状態ではあったんですけど、その相手にも勝っていますし、とにかく彼にはセンスを感じますね。世代・キャリア的には平良達郎選手と同じだと思うので、これからのフライ級を面白くしてくれる新しい選手としても期待しています」

――僕も改めて試合映像を見直して、格闘技を始めて数年の選手なのかと思いました。特にセンスを感じたのは打撃の部分です。構え方、ステップ、動きのキレ、力の抜け具合など。

「ボルハス戦はほぼ打撃の展開でしたが、僕も打撃には非凡なものを感じました。ボディブローを交えたパンチのコンビネーションや余裕を持った試合運びなど、格闘技歴数年のレベルじゃないです」

――所属ジムの4oz. Fight Clubもトップ選手が多数存在するジムではないんですよね。

「そうなんですよ。もちろん誰と練習しているかが強さにつながるわけではないですが、名門ジムの所属ではないからこそ、どんな練習をしているんだろうという興味もあります。僕はどうしても打撃と比べると組み技・寝技の習得には時間がかかると思っていて、この試合でも打撃とテイクダウンのタイミングの良さは見てとれたのですが、打撃からの流れでテイクダウンを取っている=打撃のスキルを活かしてテイクダウンしている印象だったんですね。改めて打撃はセンスがあると一気に伸びるもので、それに比べると組み技・寝技は時間がかかるんだなと思いました」

――もちろん組み技・寝技にもセンスはあると思いますが、練習を始めて数年で飛躍的に伸びることはないような感覚はあります。

「例えば打撃を何年もやっている選手と格闘技歴は浅いけど打撃のセンスがある選手がスパーリングしたら、後者が有利になることもあるのが打撃じゃないですか。寝技でそれと同じことはなかなかないと思うんですよね」

――統計的をとっていないので一概には言えませんが、そういうイメージはありますね。

「もちろんボクシングで世界チャンピオンを目指すとなれば、子供の頃からボクシングをやるに越したことはないと思いますが、MMAという意味では組み技・寝技を先に始めておく方がいいのかなと思いますね」

――あとはMMAのセンスという部分では3Rにパンチからテイクダウンをとった場面など「ここでテイクダウンにいけるのか!」と思いました。

「タイミングが抜群でしたし、あの流れでテイクダウンにいけるのは試合の組み立てに余裕を持っていますよね。1Rにダウンを奪われて、2Rに打撃で盛り返して、3Rの序盤にテイクダウンにいくのはMMA的な頭の良さを感じました」

――逆に3Rにトップキープできるタイミングで足関節を狙って失敗するなど、まだ寝技にそのものには慣れていないのかなと。

「僕もそう思います。ああいう純粋な寝技の攻防になると、まだ格闘技を始めて3年の選手だなと思いますよね。だからMMAをやるにあたって、早い時期に組み技・寝技をやることは大事だと思うし、相手をコントロールするバランス感覚や重心の移動などは、早い時期に時間をかけて覚えておくことがいいのかなと思いましたね。ヴァンのように打撃はセンスがあれば2~3年でここまでのことが出来るようになるわけで、なおさら組み技・寝技は早くやっておくべきだと思います」

――これもお伺いしたかったのですが、ヴァン選手はスタンドでの立ち位置とプレッシャーのかけ方が絶妙だと思いました。常にボルハスに対して何かアクションをかけられる位置で戦っていたと思います。

「僕もそうだったんですけど、プレッシャーをかけていくと、どうしても(距離を)詰めすぎちゃうんですよね。だから自分が一番得意なオイシイ距離をキープするというのは実は難しくて、距離をキープすることに集中すると自分のプレッシャーが弱まってしまう。僕の場合は自分の得意な距離になったらそこで打撃をまとめて、そのままプレッシャーをかけてクリンチになっても構わないと思ってやっていました。でもヴァンは相手のレベルがあったにせよ、自分のオイシイ距離に長くいることが出来ていて、距離感のセンスも感じましたね」

――またこういったポテンシャルを持った選手がミャンマー人であるということも驚きです。

「Road to UFCでもインドネシアやインドなど、今まであまり見ることがなかったら国から選手が出てきて、まだまだ粗削りではあるんですけど、みんな試合をする度にどんどん強くなっているじゃないですか。一つきっかけがあればその国のMMA人口は増えると思うし、ヴァンのようにUFCで活躍する若いニューヒーローが出てくると、彼に憧れてMMAを始めるミャンマーの選手も増えるでしょうね」

――しかも一攫千金を目指して早くから米国に住んで練習する選手も出てくることもありそうです。UFCのフライ級はトップグループのメンバーがある程度固まっているので、ヴァン選手のような新しい世代の選手たちが出てくることで階級が活性化しそうです。

「ムハマド・モカエフも愚痴っていましたよね、『ランキングの上のヤツらが試合をやってくれない』って。まだヴァンはモカエフや平良選手に比べると荒さはありますが、その分、化ける可能性があると思うので、数年後どう成長しているかが楽しみですね。本当に僕はこの選手はセンスに溢れていると思うので、インタビューして細かいことをたくさん聞いてみたいです。

もしかしたらMMAの練習は3年だけど、ミャンマー時代に親戚のおじさんがボクシングをやっていて、子供の頃から教わっていた…とか、そういうエピソードがありそうな気もするんですよね(笑)」

――そうじゃないと辻褄が合わないんじゃないか、と(笑)。

「はい(笑)。でもそう勘ぐってしまうぐらい、打撃のセンスや技術はピカイチだと思います。もうちょっと強い相手とやれば穴も見つかると思うのですが、彼のセンスやポテンシャルの高さには注目したいです」

――そして番外編としてUFN231でのジャイルトン・アルメイダ×デリック・ルイス戦についても聞かせてください。この試合は5分5Rのうち、アルメイダが合計13回マウントポジションをとっていたにも関わらず、フィニッシュまで至らず判定決着になるという不思議な試合でした。

「UFNとはいえ、UFCという名がつく大会のメインイベントで、こんな試合があるのか、と。試合前からルイスがテイクダウンされたらキツイとは思っていて、アルメイダが1Rにテイクダウンしてマウントまでいったんで、このまま早いタイミングでフィニッシュするだろうなと思って見ていたんです。そうしたらルイスが粘るというか、アルメイダが攻めあぐねるというか。何とも言えない展開が続きましたよね。3Rまではアルメイダがフィニッシュするかも?と思っていましたが、4・5Rはアルメイダがマウントをとってもフィニッシュできなそうだな…と思うようになっていました」

――グラップリングでマウントやバックをとられて一本取られたくないからディフェンスに徹して、そのまま終わるという試合もありますが、MMAの試合であれだけ簡単にマウントをとらせる選手もいないですし、あれだけマウントをとっても攻めきれない選手も珍しいですよね。

「ストライカーに一切ポジショニングの概念がない。グレイシー一族だけがポジショニングを知っている。初期UFCを見ているような錯覚に陥りました。色んな選手や試合を見ることができるUFCですが、2023年にこういう試合を見たのは逆に新鮮でした」

――今回もありがとうございました。2024年もよろしくお願いします!

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AB DEEP o ONE UFC YouTube   ザルガス・ズマグロフ マサト・ナカムラ 修斗 福田龍彌

『Naiza FC 55: Erengaipov vs. Fukuda』試合結果/ディアス・エレンガイポフ vs. 福田龍彌 他フルファイト動画

カザフスタンを知るための60章


メインイベント Naiza FCフライ級チャンピオンシップ 5分5R
○ディアス・エレンガイポフ[Dias Erengaipov](カザフスタン/王者)
×福田龍彌[りゅうや](MIBURO/挑戦者、DEEPフライ級暫定王者、元修斗世界同級王者)
判定3-0 (50-45/50-45/50-45)
※エレンガイポフが初防衛

コーメインイベント フライ級 5分3R
○ジャルガス・ジュマグロフ[Zhalgas Zhumagulovv](カザフスタン)
×マサト・ナカムラ(レンジャージム)
1R 1’43” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 12月6日にカザフスタン・アスタナのバリスアリーナで開催された『Naiza FC 55: Erengaipov vs. Fukuda』の試合結果。メインイベントのフライ級チャンピオンシップは福田龍彌がディアス・エレンガイポフに判定負け。コーメインイベントはマサト・ナカムラが元UFCファイターのザルガス・ズマグロフに1R TKO負けしています。



 大会フルファイト動画。続きを読む・・・
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AB MMA MMAPLANET NAIZA FC55 o UFC カイラット・アクメトフ キック ザルガス・ズマグロフ ジアス・エレンガイポス 中村真人 山本アーセン 福田龍彌

【NAIZA FC55】いよいよ明日、福田龍彌がTD&フロント系チョークの完成形=エレンガイポスに挑戦

【写真】カザフと日本の交流が始まるのか──パンドラの箱を福田が開けに掛かる(C) NAIZA FC

明日6日(水・現地時間)、カザフスタンのアスタナにあるバリス・アリーナでNAIZA FC55が開催され福田龍彌が同プロモーションのフライ級王者ジアス・エレンガイポスに挑戦する。
Text by Manabu Takashima

北米のNHLに次ぎ、世界第2のアイスホッケーリーグとされているKHL(コンチネンタル・ホッケーリーグ=カザフスタン、ロシア、ベラルーシ、ラトビア、フィンランド、スロバキア、中国のチームが所属。※ウクライナ紛争によりラトビアとフィンランドのチームは撤退)に参加中のアスタナ・バリスの本拠地で、1万2000人に及ぶキャパを誇る大会場の舞台に福田がいよいよ立つ。


王者エレンガイポスはキャリア14勝3敗、今年の3月にウズベキスタン人前王者のラジスコン・ウズベコフを4 Rに入エルボー・ギロチンで仕留めベルトを巻いている。

日本では無名のエレンガイポスだが、相当に強い。スイッチヒッター、パンチは粗めだが鋭いミドルキックを持ち、何といってもそのテイクダウン能力の高さは脅威となるだろう。シングル、ダブル、リフトしてスラム系のテイクダウンをケージに有無に限らず決める。

テイクダウンの強さはMMAでなく、グラップリングでカイラット・アクメトフと五分にやり合っており、その強さの度合が伺えるというもの。シングルを切られてバックを許し、スナップバックで背中をつかされ0-2で敗れてはいるが、スタンドではより積極的に動いていたのはエレンガイポスだった。

加えてエレンガイポスの代名詞はハイエルボー、マルセロチン、アナコンダらのフロント系のチョークで、スクランブル、テイクダウン狙いのズバッと合わせてくる。

福田は組みを切って打撃戦、打撃戦の空気を創りながら組み技に移行できるウェルラウンダーだが、過去の対戦相手でエレンガイポスほどのテイクダウン力を持つ相手はいなかっただろう。

いや、山本アーセンであればエレンガイポスに匹敵するレスリング力を誇っているかもしれないが、9月の試合でアーセンは拳の届く距離での打撃戦に拘り続けていた。何よりエレンガイポスは、あの拳が互いに当たる距離で打撃戦を続けることはない。

その一方で組みを狙い過ぎて、頭が動かない場面も見られるので、福田は効かすパンチを入れるチャンスがエレンガイポスの組み狙いのなかで訪れるに違いない。

いずれにしてもレスリングとフロント系チョークが見事に調和され、エレンガイポスMMAというべき完成されたスタイルを切り崩すのは簡単ではない。それでもパンチを散らし、エレンガイポスの踏み出しにコンマ数秒でもラグを生じさせることから、福田の勝機は広がってくるだろう。

逆にテイクダウンを奪われた時は、無暗にスクランブルに持ち込まないこと。特に序盤は一旦、背中をキャンバスにつけて落ち着かせた方が良いぐらいの割り切りが欲しい。がぶりからでも取り切るエレンガイポスのフロント系のチョークはそれだけ危険だ。

なお、両者は既に計量を終えており──セレモニアル計量ではなぜか体重が読み上げられることなく、フェイスオフ。そして、これも我々からすると不思議なことだが王者エレンガイポスだけにインタビューが行われていた。

同大会のコメインではNAIZA FCフェザー級選手権試合=王者ヌルベク・カブドラフマノフ✖挑戦者ムハメド・エミノフを差し置いて、中村真人がUFCを1勝6敗でリリースされたザルガス・ズマグロフと対戦する。

ズマグロフはUFC時代とヘアースタイルが変わっており、ベニー・ユキーデ──あるいは李玉秀(リー・ガクスー)のような風貌になっている。そのマズグロフ、UFCではコレといった印象を残すことができなかったように、中村も組みを切って打撃を入れるスタイルで勝利があるはずだ。ただしズマグロフのフィジカルがUFCの時と違いカザフバージョンとなっているのかどうかは、気がかりだ。

■視聴方法(予定)
11月6日(水・日本時間)、
午後7時00分~ NAIZA TV

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F1 MMA News o ONE UFC   ザルガス・ズマグロフ ジャック・ジェンキンス ニール・マグニー フィリップ・ロウ

『UFC on ABC 5: Emmett vs. Topuria』スプリットデシジョンだった試合のジャッジの採点/主要サイトの採点

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Neil Magny defeats Philip Rowe(MMA Decisions)

 ニール・マグニー vs. フィリップ・ロウのジャッジの採点。Chris Leeが1,2Rロウ、3Rマグニーで28-29ロウ勝利。Barry Luxenbergが1,2Rマグニー、3Rロウで29-28マグニー勝利。Sal D'Amatoが1Rロウ、2,3Rマグニーで29-28マグニー勝利でした。

 主要サイトの採点は30-27マグニー勝利3人、29-28マグニー勝利7人、28-29ロウ支持3人でした。


Josh Van defeats Zhalgas Zhumagulov(MMA Decisions)

 ジョシュア・ヴァン vs. ザルガス・ズマグロフのジャッジの採点。Eric ColonとSal D'Amatoが1Rズマグロフ、2,3Rヴァンで29-28ヴァン勝利。Barry Luxenbergが1,3Rズマグロフ、2Rヴァンで28-29ズマグロフ勝利でした。

 主要サイトの採点は11人全員29-28ヴァン支持でした。


Jack Jenkins defeats Jamall Emmers(MMA Decisions)

 ジャック・ジェンキンス vs. ジャマール・エマースのジャッジの採点。Chris LeeとSal D'Amatoが1,2Rジェンキンス、3Rエマースで29-28ジェンキンス勝利。Troy Wincapawがフルマークでエマースで27-30エマース勝利でした。

 主要サイトの採点は28-29エマース支持5人、27-30エマース支持5人。ジェンキンス支持はいませんでした。続きを読む・・・
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F1 MMA o ONE UFC UFC288 YouTube   クロン・グレイシー ザルガス・ズマグロフ ジョセフ・ホームズ ブラック ヘンリー・セフード モフサル・エフロエフ

『UFC 288: Sterling vs. Cejudo』前日計量動画/ザルガス・ズマグロフ vs. ハファエル・エステヴァムが中止に

AI× 体重計 【プロスポーツチームにも導入】 INFIELD 体組成計 体脂肪計 スマホ連動 ボディスケール ブラック


MAIN CARD (Pay-per-view, 10 p.m. ET)

・Champ Aljamain Sterling (134) vs. Henry Cejudo (135) – for bantamweight title
・Gilbert Burns (171) vs. Belal Muhammad (170)
・Jessica Andrade (115) vs. Yan Xiaonan (115)
・Movsar Evloev (145) vs. Diego Lopes (146)
・Kron Gracie (145) vs. Charles Jourdain (145)

PRELIMINARY CARD (ESPN/ESPN+, 8 p.m. ET)

・Drew Dober (155.5) vs. Matt Frevola (155)
・Devin Clark (205) vs. Kennedy Nzechukwu (205)
・Rolando Bedoya (170) vs. Khaos Williams (169)
・Virna Jandiroba (115) vs. Marina Rodriguez (115)

PRELIMINARY CARD (ESPN/ESPN+, 6 p.m. ET)

・Parker Porter (249) vs. Braxton Smith (262)
・Ikram Aliskerov (186) vs. Phil Hawes (185)
・Rafael Estevam ()* vs. Zhalgas Zhumagulov (125)
・Joseph Holmes (189)** vs. Claudio Ribeiro (185)

 『UFC 288: Sterling vs. Cejudo』前日計量結果。メインカードは全員パス。アーリープレリミナリーカードでザルガス・ズマグロフと対戦予定だったハファエル・エステヴァムが体重計に乗ることすらできず、UFCは体重管理のミスで試合中止と発表。クラウディオ・ヒベイロと対戦するジョセフ・ホームズが189ポンドと3ポンドオーバー。出場給の20%を譲渡し試合は行われます。

 1試合減ったことにより開始時刻は日本時間午前7時30分に変更されます。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・アルジャメイン・スターリング vs. ヘンリー・セフードはスターリング支持3人、セフード支持8人。

・ベラル・ムハマド vs. ギルバート・バーンズはムハマド支持5人、バーンズ支持6人。

・ジェシカ・アンドラジ vs. ヤン・シャオナンはアンドラジ支持10人、ヤン支持1人。

・モフサル・エフロエフ vs. ディエゴ・ロペスは11人全員エフロエフ支持。

・クロン・グレイシー vs. チャールズ・ジョーデインはクロン支持4人、ジョーデイン支持7人。続きを読む・・・
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F1 MIKE MMA o UFC   コディ・ダーデン ザルガス・ズマグロフ チャールズ・ジョンソン

1.14『UFC Fight Night 217』でチャールズ・ジョンソンとジミー・フリックが対戦


 UFCが1月14日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 217: Gastelum vs. Imavov』でチャールズ・ジョンソン vs. ジミー・フリックのフライ級マッチが行われることをMMAFightingが確認したとのこと。元々ジェフ・モリーナがフリックと対戦予定でしたが欠場したことで代わりにジョンソンが出場します。モリーナの欠場理由は不明。

 ジョンソンは11月の『UFC Fight Night 215: Nzechukwu vs. Cutelaba』でザルガス・ズマグロフに判定勝ちして以来の試合。

 フリックは2020年12月の『UFC Fight Night 183: Thompson vs. Neal』で行われたUFCデビュー戦でコディ・ダーデンに1R跳びつき三角絞めで勝利して以来実に2年1ヶ月ぶりの試合。続きを読む・・・
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F1 MMA o UFC   ザルガス・ズマグロフ ダヴィッド・ドヴォルザーク ホジェリオ・ボントリン マテウス・ニコラウ マネル・ケイプ

12.17『UFC Fight Night 216』でダヴィッド・ドヴォルザークとマネル・ケイプが対戦


 UFCが12月17日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 216: Cannonier vs. Strickland』でダヴィッド・ドヴォルザーク vs. マネル・ケイプのフライ級マッチが行われることをMMAmaniaのアレックス・ベフニン記者が確認したとのこと。

 ドヴォルザークは3月の『UFC on ESPN 33: Blaydes vs. Daukaus』でマテウス・ニコラウに判定負けして以来の試合。この試合の前までは16連勝していました(UFC戦績3勝1敗)。現在UFCフライ級ランキング9位。

 ケイプは昨年12月の『UFC on ESPN 31: Font vs. Aldo』でザルガス・ズマグロフに1R TKO勝ちして以来1年ぶりの試合で2連勝中。現在UFCフライ級ランキング12位。4月の『UFC Fight Night 205: Lemos vs. Andrade』でス・ムダウジと対戦予定でしたが禁止薬物の陽性反応が出たために直前に中止。故意ではないことが証明されたことからお咎めなしとなり、6月の『UFC 275: Teixeira vs. Prochazka』でホジェリオ・ボントリン戦が組まれましたがボントリンの計量中の体調不良により中止と2連続で試合が中止されています。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFN215 ザルガス・ズマグロフ チャールズ・ジョンソン ボクシング

【UFN215】インローで右足を殺したズマグロフだが、スプリットでジョンソンに下り目を向く

<フライ級/5分3R>
チャールズ・ジョンソン(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)

左ローを蹴ったズマグロフ、ジョンソンは右ジャブを伸ばすが左インローを続けられる。左ミドルに右を合わせていったズマグロフが、再び右を放つ。ここで掌を出したジョンソンの指が目に入ったと試合が中断する。再開後、スイッチして左リードフックを繰り出す。右オーバーハンドから左ボディを決めたズマグロフが、序盤をリードした。左の蹴りにも腹を殴られ、右オーバハンドを被弾したジョンソンは離れたズマグロフにジャブを当てるが、ローに右を受けて姿勢を乱す。そのジョンソン構えを変えるが、真っすぐ下がるところでボディや顔面を殴られる。

右を当て、もう1度右をヒットさせたジョンソンの左ローが急所に入り、ズマグロフは目を向いてブレイクを要求する。1分40秒のインターバル後に試合はリスタートされ、ズマグロフが右オーバーハンドを決める。さらに左ボディから右を入れ、続いて右オーバーハンドを当ててダブルレッグでテイクダウンを奪う。すぐに立ち上がったジョンソンがボディロックに払い腰を仕掛ける。倒れずに離れた両者、直後にジョンソンが腹への蹴りを連続で決める。と左フックを空振りしたジョンソンが一瞬動きを止めたが、後ろ回し蹴りから圧を掛け、右ハイを入れて時間となった。

2R、ジャブにローを合わせるズマグロフの左に、ジョンソンが左フックを合わせる。ズマグロフが左インロー、ボディから左オーバーハンドを振るう。ダブル、トリプルの左ジャブ、左ミドルをさらに左ボディストレートを決めたジョンソンは、オーソに構えると右前蹴りを入れる。直後の攻防でアイポークだと非難するズマグロフだが、レフェリーが流す。即座に左右のパンチで前に出て、ダブルレッグを仕掛けたズマグロフのヒザ蹴りがジョンソンの急所にモロに当たる。

うめき声を挙げて崩れたジョンソンだが、50秒で試合に戻った。ズマグロフはボディから顔面というコンビを多用しする。そのズマグロフの前手を叩くジョンソンが、左ミドルを連続で蹴るがボディから顔面へのコンビを受ける。ジョンソンはローを多用するも、キャッチされテイクダウンを奪われ──背中を見せて立ち上がると、胸を合わせてヒザを腹に突きさす。太腿、ワキ腹にヒザを入れたジョンソンはズマグロフの払い腰を耐えて、ボディにヒザ蹴り、ダーティボクシングで腹から顔面を殴り、ラウンド終了間際に右ボディフックを決めた。

最終回、リードフックの打ち合いから、ジョンソンの右ローが急所に入ったとズマグロフがアピール。計4度目のインターバルに。触れた感があるだけだが、当たっていることは当たっているのでズマグロフのアピールは正当だ。ここも1分40秒以上のインターバルとなり、合計で1R分のインジュアリータイムが与えられたことになる。

再開後、右足を蹴られたジョンソンが右ヒザを確認するように触れ、構えを変える。痛めた合図をズマグロフに送ったようなものだが、ジョンソンは右足で足踏みを続け、気合を入れてパンチを伸ばす。オーソだけでなく、サウスポーでも構えるジョンソン──、ズマグロフは足に神経をやり過ぎたか左フックを打たれて下がる。左右に回り、動きが落ちたズマグロフはジョンソンの右を被弾し、さらにジャブを受けて距離を取る。それでもワンツーで前に出て、左ローを蹴ったズマグロフが左を伸ばす。

ジョンソンは右足で地面を踏みつける仕草を続け、ズマグロフの右に左を被せていく。残り90秒を過ぎ、動きが完全に落ちたズマグロフに対して手数が増えたジョンソンが、ダブルレッグを仕掛けて離れ際にパンチを打ち込む。続いて右前蹴りで突き放し、ダブルレッグを切るとジョンソンはシングルからバックを回りつつ、ボディへのヒザ、右フックを打ち込む。最後までラッシュを掛けようとしたジョンソンだが、残り数秒を残したところで殴るのを止めズマグロフとハグをした。

ボディ、ローを効かせたズマグロフが連敗を2でストップした──と思いきや、ジャッジはスプリットでジョンソンを支持した。この裁定にも目を向いて驚いたズマグロフ、コーナーのパウンピーニャも苦笑いを浮かべるしかなかった。


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MMA MMAPLANET o UFC UFN215 アンドレ・フィアーリョ イオン・クテレバ ザルガス・ズマグロフ ジェニファー・マイア ジャック・デラ・マダレナ セルゲイ・スピヴァク チャールズ・ジョンソン テレザ・ブレダー デリック・ルイス ブレディ・ヒースタンド マイルズ・ジョンズ マリア・オリヴェイラ マリナ・モロズ ムスリム・サリコフ リッキー・トゥルシオス リー・ジンリャン ワルド・コルテスアコスタ ヴィンス・モラレス

【UFN215】フィアーリョと対戦、散打王ムスリム・サリコフ─02─「散打ファイターではダメなんだ」

【写真】非常にゆったりした感のあるサリコフ。殺気を全く纏わない強者 (C)Zuffa/UFC

19日(土・現地時間)はネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN215:UFN on ESPN+73「Lewis vs Spivak」が開催され、アンドレ・フィアーリョと対戦するムスリム・サリコフ・インタビュー後編。

リー・ジンリャン戦の敗北からの再起戦となるサリコフだが、そのジンリャン戦での準備不足の厳禁はロシア人ファイターあるあるというべきビザ取得に起因していた。ロシア・ダゲスタンの歴史に名を残す散打ファイターは、38歳になってなお純粋に強さを求めるウォリアーだった。

<ムスリム・サリコフ・インタビューPart.01はコチラから>


──ではムスリムはなぜMMAに転向したのでしょうか。ヴォルク・アターエフやザビット・マゴメドシャリポフと比べても、圧倒的に散打の世界で成功を収めており、その実績だけで散打界で大御所としてやっていけたのではないですか。

「ただ僕がウォリアーだからだよ。ベストファイターと戦いたい。僕はいつだって引退できる。でも毎日のようにスクールに行って、コーチと会って、皆と練習する日々を送りたい。まだハングリーなままなんだよ。だからMMAに転向したんだ。グセインはちょっと年を取ったけど、今もスクールに来てアドバイスをくれるよ。動きよりも、言葉で僕をサポートしてくれている。

もう僕も十分に経験を積んできたから、トレーニングに関しては自分のやり方が確立しているしね。そして試合前になるとATTに行って、ファイトキャンプを行っている。ATTはベストのMMAジムだよ」

──過去5年間負け無しだったのですが7月にリー・ジンリャンに敗れ、今回の試合は仕切り直しの一戦にになります。

「とても大切な試合になる。この試合で勝てば、UFCでの未来が広がる。ただし負けても……何も失うモノはない。UFCがチャンスをくれれば、また戦う。僕はウォリアーのままだから。ただし、今回の試合は前回とは違ってベストシェイプだ。リー・ジンリャン戦は、満足いく調整ができなかった。

ビザが取れず、試合の10日前になってようやく手にすることができたんだ。大切な調整の時期にビザを取るために色んなところに足を運びまくった。最終的にアルメニアまで行ってようやくビザを取得できたんだ」

──アルメニア……。それは大変でした。つまりATTでファイトキャンプを張ることもできなかったわけですね。

「今、ロシア人がビザを取るのはちょっと大変だからね。それでも最後のパンチを被弾するまで、僕の方が試合は優勢だった。あの状態で戦っても、最初の2Rを取ることができた。でも一発で逆転負けした。それがMMA。一発で勝負が決まる。アレがラッキーパンチとは言わない。彼が僕をKOしたんだ。そして今回はずっと体調が良い。もっと良い戦いができる」

──フィアーリョの印象を教えてください。

「フィアーリョは良い選手だ。若くて、常にフィニッシュを目指している。好きなタイプなファイターだよ。彼も僕もフィニッシュを狙うから、激しい試合になる。大歓迎だ」

──フィアーリョはリー・ジンリャンと同じキルクリフCFで練習している選手です。ムスリムのデータを共有しているのではないでしょうか。

「全く問題ない。あの体調の悪さで2Rまで僕が勝っていた相手から情報を得ていても、今回の僕の調子はまるで違うからね。フィアーリョがリー・ジンリャンのチームメイトということは全く気にならないよ。

ベストチームであるATTで、10週間も最高のチームメイトとしっかりと練習できた。何も恐れるものはない」

──ムスリムはパンチと蹴りが連動しており、抜群の距離とタイミングの取り方ができます。今回のフィアーリョ戦、キーポイントはどこになると考えていますか。

「全てだよ。これはMMAだからね。コンプリートファイターにならなければいけない。散打ファイターではダメなんだ。レスリングも柔術も理解して、戦う必要がある。コンプリートファイターになるためにレスリングと柔術に力を入れてきた。しかも、素晴らしいコーチに恵まれているから、メキメキと力をつけている。MMAで勝つには、コンプリートファイターでなければいけない」

──ムスリム、今日は試合前にもかかわらず、貴重な話を聞かせて頂きありがとうございました。

「日本のファンに散打とコーチの歴史、我々のスクールの話をすることができて良かった。グセインはソビエト共産党政府の目を逃れて空手の稽古をしていた。彼がソ連政府に目をつけられながら、諦めずに稽古を続けたからこそ、今のスクール、今の僕がある。それを皆に分かってもらいたい。僕も日本を尊敬している。グセインが侍、日本人、空手についていつも話をしてくれた。そんな日本のファンに僕の試合を楽しんでもらいたい」

■視聴方法(予定)
11月20日(日・日本時間)
午前3時00分~UFC FIGHT PASS

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)

<ライトヘビー級/5分3R>
イオン・クテレバ(モルドバ)
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
チェイス・シャーマン(米国)
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)

<ウェルター級/5分3R>
ムスリム・サリコフ(ロシア)
アンドレ・フィアーリョ(ポルトガル)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)
ダニー・ロバーツ(英国)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)
チャールズ・ジョンソン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
マリナ・モロズ(ウクライナ)

<バンタム級/5分3R>
マイルズ・ジョンズ(米国)
ヴィンス・モラレス(米国)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・トゥルシオス(米国)
ケヴィン・ナタヴィダッド(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
マリア・オリヴェイラ(ブラジル)
ヴァネッサ・デモポウロス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ファルニ・ガルシア(メキシコ)
ブレディ・ヒースタンド(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ナタリア・シウバ(ブラジル)
テレザ・ブレダー(チェコ)

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MMA MMAPLANET o UFN207 ザルガス・ズマグロフ

【UFN207】30-27のコールに勝利を諦めたモリーナが、ズマグロフからスプリット判定勝ち

<フライ級/5分3R>
ジェフ・モリーナ(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.28-29
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)

間合いを図る両者、ズマグロフの左に右フックを合わせたモリーナが左ハイを蹴っていく。ローに右を合わせたズマグロフは、右ミドルにもオーバーハンドをカウンターで打っていく。パンチのフェイクから組んだズマグロフがバックに回る。モリーナは後方にヒジを振るい、テイクダウンを許さず胸を合わせることに成功する。右腕を差してケージに押し込み、ワキを潜りズマグロフが再びバックへ。クラッチを剥がして離れたモリーナはワンツーに右を打っていく。

左右に動くズマグロフに対し、左ハイを狙ったモリーナが右前蹴り、右フックを入れる。ワンツーから組んだズマグロフは切り、逆に押し返したモリーナが離れ時間に。

2R、モリーナが右カーフ、そして前蹴りを繰り出す。ズマグロフはカーフで姿勢を乱したが、続く蹴りをキャッチしてここもバックに。持ち上げて前方にモリーナを崩したズマグロフが、ワンフックへ。立ち上がったモリーナは胸を合わせるが、ズマグロフがシングルで左足を持ち上げて崩しにかかる。

片足状態で耐え、細かいパンチを顔面に入れるモリーナは、逆側へのシングルも頭を刈って防ぐと、いなしからバックへ。強引な絞めを防ぎ、ズマグロフがスタンドに戻るとバンテージがほどけ試合が中断される。再開後、モリーナが左ミドル。ズマグロフが左ボディを返す。ローで体がよれるズマグロフは、上体を動かしてサークリングから左を振るって前に出る。残り1分でズマグロフがダブルレッグ。切ったモリーナに左フックを当てたズマグロフが、ヒザ蹴りをキャッチしてケージに押し込むと、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。ギロチンを抜けられたモリーナは、背中を預けて立ち上がり時間を迎えた。

最終回、ワンツーの交換からズマグロフが左ジャブを伸ばす。モリーナは右オーバーハンドも、ズマグロフが右を当ててワンツー。ローに右オーバーハンドを合わせていったモリーナは、スピニングバックフィストをかわす。左ハイをブロックしたズマグロフは、手数が多いが精度は低い。

モリーナは右ミドルハイを蹴り、ズマグロフが前に出てボディを打つ。さらに左を入れたズマグロフが左ボディを打ち込む。殴って離れるズマグロフを追いかけ右を当てたモリーナは左フックに右フックを返す。飛び込んでアッパーストレート、直後にオーバハンドを繰り出すズマグロフに対し、モリーナもダブルレッグを切りながら右を当てる。一進一退、言い換えると決定的な場面を両者が創れないまま試合は残り1分に。

飛び込んでの右前蹴りからスピニングバックフィストのモリーナだが、辺りは浅い。ズマグロフがシングルでケージにモリーナを押し込み、ここもバックに。尻もちをつかされると同時にモリーナが、起き上ってパンチを打ったところで試合が終わる。ジャッジの裁定はスプリットに割れ、モリーナは勝利を諦めてコール前にレフェリーから離れたが、本人も驚く判定勝ちを手にした。


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