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【ONE156】桜庭ショーツのジン・テホが、ヘンゾ戦彷彿させるキムラでアギラン・タニから一本勝ち

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ジン・テホ(韓国)
Def.1R2分23秒by キムラ
アギラン・タニ(マレーシア)

左ローを蹴ったジン・テホ。タニが右ローを返し、パンチから組んでボディロックでテイクダウンを奪う。バタフライガードのジン・テホに対し、他にはボディロックで足を越えていく。スクランブルでバックに回ったタニは、リフトしてテイクダウン。すぐに立ち上がったジン・テホだが、バックを取られた状態が続く。

ジン・テホはキムラグリップから、そのまま左腕を捻り上げて──寝技に持ち込むと、ハーフでキムラを極め切りタップを奪った。桜庭ショーツで桜庭がヘンゾ・グレイシーに勝った時ようにキムラを極めたジン・テホは、桜庭ポーズで試合を締めた。

「桜庭さんが見てくれていたら嬉しい。空を飛んでいる気分、凄くハッピーです。この動きは好きなテクニックなんだ」と笑顔で話した。


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【ONE156】「この試合はベルトの掛かっていない世界戦」ジャレッド・ブルックス戦へ─ボカン・マスンヤネ

【写真】ボカンはこれまで中東経由で22時間かかっていたシンガポール行が、直行便ができたため14時間になったことを歓迎していた (C)ONE

本日22日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE156「Reloaded」でボカン・マスンヤネがジャレッド・ブルックスと対戦する。

2020年12月のハイキック秒殺KOから、1年5カ月振りの実戦復帰が過去最強の相手=ブルックスに。それでもボカンはクールさを失わず、自身のクイックさで世界王座挑戦へ最後の一里塚を越えようとしている。


(C)ONE

──ボカン、お久しぶりです。ONEでの試合も1年5カ月振りになります。あのハイキック秒殺KO劇から、ファンももっと早く試合が見たかったはずです。

「全てはパンデミックの影響だよ。南アフリカは国境を閉じられ、欧州にも中東にもアジアへも渡航できなくなった。前回の試合からの後からの方が、締め付けが強くなったんだ。

でもビジネスに関してだけボーダーが開かると、すぐにONEは多くの作業が伴う僕のシンガポール行きを実現させるために動いてくれた。本当に感謝しているよ」

──では練習環境も厳しいままだったのですか。

「それがね、国内はいくらでも移動できる。練習もできた。ただし、練習では食べていくことはできない。スポンサーもない。だから練習するためには、他に仕事をしないといけない状況だった。僕はこの間にスタントの勉強をして、スタントマンとして試合以外の副収入を得るようになったよ。スタントが終わって、すぐにジムにいって練習してね」

──えっ、スタントマンですか。危ない仕事ではないですか。

「そんなことはないよ。パンチ、キックで戦いの真似をド派手にするんだから。ジャンプしたり、危険なスタントもあるけど僕はレスリングができて、ファイトができるからそういうシーンの撮影ばかりで。まぁ、手慣れたものだよ」

──なるほど高い所から落ちたり、車から飛び降りるとかをしているのかと思いました。

「アハハハ、そんなことはしないよ。カースタンスも絶対にしない。そんな危ないことはしない(笑)。ファイティングスタントだよ。良い経験になっている。もちろん、もっと試合がしたいけど……将来は試合の合間にスタントではなくて、ムービーに出られるようになると最高だね」

──確かにその通りですね。とはいえ、まずはキャリア最強の相手がシンガポールで待っています(※取材は4月14日に行われた)。

「ジャレッドは間違いなく、この階級で最強の1人だ。パンチも強く、レスリングも強い。ただし、僕のスキルセットは彼を上回っている。僕の方が速い。いつも、僕の対戦相手は僕のスタイルを過小評価してくる。そういうなかで、僕は世界チャンピオンになる。パンデミックが起こっていなければ、もうとっくになっていたはずさ。チャンピオンになるために、ジャレッド・ブルックスに勝つ。そしてタイトルショットを手にする」

──日本ではボカンが過小評価されることは一切ないですよ。この試合はタイトルショットでなくても、ストロー級最強決定戦と見ている日本のファンや関係者もいます。

「ありがとう。イエス、その意見の通りだと思っている。ジョシュア・パシオのことをリスペクトしているけど、僕とジャレッド・ブルックスの試合の勝者は彼に勝ってチャンピオンになれる。それだけブルックスの能力は高くて、僕の能力も高い。この試合はベルトが懸かってないチャンピオンシップだ。もちろん、ジョシュア・パシオとの試合が簡単になるはずはないけどね。

ONEストロー級は世界で最もコンペティティブな階級だ。なんせ、他のプロモーションにはタイトルがなくて試合も組まれていない。世界中のトップがONEに集まってくるんだから。これから、この階級はもっと光り輝くよ」

──猿田洋祐選手は、ストロー級GPが開かれる時期が来たと勝ってアピールするそうです。

「素晴らしいアイデアだよ。ユースケは良いことを言うね。チャトリもこの意見に耳を傾けてほしいね。ストロー級はGPが開かれるにふさわしい階級だよ。年内にぜひとも実現してほしい。例え、その時に僕が世界チャンピオンになっていてもストロー級の良さを皆に知ってもらうためにトーナメントに出たいと思っている」

──その前にブルックス戦という大切な試合があります。

「この試合はこれまでの試合とは違うモチベーションがある。僕はこれまでアフリカの人々に影響を与える試合をしたいと思って来たけど、この試合は世界中をインスパイアできる。僕の戦いで、世界にエネルギーを送りたい。人生には思いもしないことが起こることを、この2年で世界中の人が知った。

でも自分の目指すゴールにたどり着くために、絶対に諦めることはない。簡単なことじゃないし、時間もかかる。でも、夢を実現するためには絶対に諦めないこと。こんなに試合前からエキサイトしているファイトもなかったよ。諦めないこと──その大切さを世界中の人々に僕の試合を見て、知って欲しい」

■放送予定
4月22日(金・日本時間)
午後5時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後6時~ONE Supper App

■ONE156対戦カード

<ONEキックボクシング世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者] アリアン・サディコビッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)

<ONEムエタイ世界女子ストロー級王座決定戦/3分5R>
スミラ・サンデル(スウェーデン)
ジャッキー・ブンタン(米国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
ジャレッド・ブルックス(米国)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リアム・ハリソン(英国)
ムアンタイ・PK・センチャイ(豪州)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
ソン・ミンジョン(韓国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
川原波輝(日本)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
グスタボ・バラルト(キューバ)

<キック・ライトヘビー級/3分3R>
アンドレイ・ストイカ(ルーマニア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<ムエタイ・女子ストロー級/3分3R>
アニッサ・メクセン(フランス)
マリー・ルーメット(エストニア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ウインジソン・ハモス(ブラジル)
ウ・ソンフン(韓国)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
三浦彩佳(日本)
ダヤニ・ソウザ(ブラジル)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アブラォン・アモリン(ブラジル)
パク・デソン(韓国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
アギラン・タニ(マレーシア)
ジン・テホ(韓国)

<グラップリング・143ポンド(64.86キロ)契約/15分1R>
マイキー・ムスメシ(米国)
今成正和(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ケアヌ・スッバ(マレーシア)
ジェームス・ヤン(米国)

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【ONE156】川原波輝と戦うダニエル・ウィリアムス「ナミキはTDがあるし、あの距離にならない」

【写真】まさに未知……グラップリングへの対応力が想定以上なら、すでにトップ3の実力があるかもしれない (C)ONE

本日22日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE156「Reloaded」で川原波輝とダニエル・ウィリアムスが戦う。

K-1に来日経験のあるムエタイファイターは、昨年4月にロッタンとムエタイで真っ向からやりあい、今年の2月には初代ONE世界ストロー級王者デェダムロンをボディに倒し、引退を決意させた。

MMAはまだ6戦目だが、ムエタイ以前に空手、テコンドー、忍術、そしてハップキドーの経験があるウィリアムスは、自らをライフタイム・マーシャルアーチストと呼ぶ。柔術の練習をし、MMAに挑むウィリアムス──近距離ファイトでの強さはもう誰もが認めている。ではMMAでの打撃はどうなるのか。注目の川原波輝とのサバイバルゲーム前に、その心境を尋ねた。

本来、両者の試合は2月11日に行われる予定だったが、現地入りした猿田がコロナ陽性となり流れた。王座返り咲きよりも、自身のキャリアをやり切るというマインドになった猿田は、盛り上がるONEストロー級戦線にあって強豪バラルトをフィニッシュし、ストロー級ワールドGPの開催をアピールすると断言した。


──2週間後にONEで川原波輝選手と対戦します。今の気持ちを教えてください(※取材は4月9日に行われた)。

「良い感じだよ。キャンプも上々のデキで、タフなカワハラと戦えることが楽しみだ。彼は僕とは違うタイプのストライカーで、ファンに楽しんでもらえるストライキングMMAになるだろうね」

──キャンプは所属するスクラッピーMMAで行っているのですか。

「そうだね、80パーセントはスクラッピーMMAで練習し、残り20パーセントはカオ・ソク・ムエタイジムでトレーニングしてきた。ムエタイの試合の時はカオ・ソクで練習しているんだ。この2年間は海外で練習できない状態だったから、常にパースにあるこの2つのジムで練習してきたよ。

ただ、この間の厳しい状況は僕を強くしてくれたと思う。どんな時でも強くなるという自分の意志が確認できた期間でもあったよ」

──ところでダニエルはタイで生まれて、生後7カ月で豪州パースに移り住んだにも関わらず、ムエタイ選手を目指していたと。タイ人の血のなせる業でしょうか。

「母がタイ人で、叔父がムエタイ選手だったんだ。それに曾祖父もね。僕自身、6歳の時にタイの村祭りでムエタイを見てムエタイ選手になりたいと思った。それに兄の影響も大きかったよ。兄はマーシャルアーツが好きで空手を習っていて、僕も兄に続いて空手の練習をしていた。10歳か11歳の時に自分の街にムエタイのジムがオープンして、悩むことなくムエタイの練習を始めた。そうだね、僕に流れるタイ人の血のせいかもね(笑)。

2013年から2015年にかけて大学に通っていたけど、年の半分はタイでムエタイの練習をし、試合に出ていた。この3年間がキャリアのなかでも一番試合数が多かった時期だよ」

──だからK-1の資料ではチェンマイからやってきたことになっているのですね。

「そうだね、ジムはチェンマイにあった。生まれたのはチェンライで。よく混同されるんだ(笑)」

──立ち技は色々なルールがありますが、やはりムエタイが好きだったのですか。

「そうだね、エルボーが使えるしね。ずっと練習してきたことが出せるからね。ただし、一番好きなのはケージで、MMAグローブで戦うことなんだ。なんかリアルじゃん? 空手、テコンドー、忍術、ハップキドーと多くのスタイルのトレーニングをしてきて、これからもマーシャルアーツとともに生きようと思っている。だから、全てを生かして戦えるMMAが今では一番好きな戦いだよ」

──ケージ・ムエタイの王者にもなっていますが、リングで戦う時と首相撲でのブレイクは同じタイミングです。ケージのムエタイでは、ケージを背負ってのクリンチを無制限にしてほしいと思ってしまいます。

「その通りだ。ムエタイを戦っていて、MMAに転じると違うことが多い。まずはグローブがそうだし。ただしケージ・ムエタイで戦っていたときは、ケージを背負って戦うということはなかった。リングと変わらず中央で戦っていたよ。それでもケージ・ムエタイはMMAグローブだったから、ブロッキングで防御しようものならパンチを被弾してしまっていた。

今はMMAグローブでのガードの仕方も覚えた。MMAを戦うようになるとケージ・コントロールはとても大切になってくる。そうだね、ちょうどDJがロッタンとミックスファイトを戦った際、ケージを背負ってそれほどパンチを出さなかった。凄く戦略的に戦っていた。ああいうことなんだよ。ムエタイとMMAの違いって」

──そんなダニエルは、なぜMMAに興味を持ったのですか。

「ずっと見ていたからだよ。色々なマーシャルアーツの練習をして、ムエタイを始めてからも将来的にはMMAを戦うと決めていたんだ。ムエタイで2つの世界王座を取り、K-1で負けた時に……MMAに転向する時が来たと思った。もう6、7年前だよ。

ムエタイの経験も生きてくるけど、とにかく柔術が必要だった。今も寝技で足のきかせ方は勉強中だ。上半身のクリンチは慣れているけど、寝技で足の使い方はマスター中なんだ」

──柔術歴は?

「7年だよ。ただ、ケガの治療なんかで間が空いてしまっているのは事実だよ。ムエタイを戦ってきたことで、自分の体がどれだけくたびれているのか知ることがデキた。負傷もいえ、本格的に柔術の練習をするようになってからまだ2年なんだ。柔術は青帯だからね」

──おお川原選手と同じではないですか。

「そうなの? 試合の映像を視ると足をきかせるのが上手くて、もっと上の帯を巻いているんだと思っていた。チョークも上手いからね」

──ところで前回の試合では、立ち技の展開が多くデェダムロンに引退を決意させる完勝でした。

「ONEでデェダムロンと戦う、一つの夢がかなった試合だった。僕はずっとデェダムロンの試合を見続けてきたから。彼は僕の元コーチとフィリピンで戦って勝っている。その彼がMMAを始めて世界王者にもなった。デェダムロンのMMAの活躍を見て、MMAに本格的に挑戦しようと思うようになったんだ。年を重ねていたけど、彼のこの年まで現役を続けてくれ、僕の挑戦を受けてくれたことは凄くハッピーだったよ」

──デェダムロンからダニエルにバトンが渡された試合にも感じました。

「あぁ、素敵な考え方だね。そう……僕はムエタイ出身のMMAファイターとして、デェダムロンに続き世界王者になるつもりだよ」

──とはいえ、あの試合はMMAとしては相当に近い距離で戦っていました。

「アハハハ。デェダムロンが相手だからだよ。今はレスリングとグラップリングに時間を割いてはいるけど、あの試合はデェダムロンが相手だからこそムエタイで勝負しようと思っていたんだよ。

ナミキはテイクダウンがあるし、あの距離にはならない。でも、僕だって彼にテイクダウンを仕掛けることもある。今も打撃の方が自信はあるけど、どれだけ自分が組み技の展開になっても対抗できるか、寝技とテイクダウンもデキるということを見せたい」

──ストロー級の序列が大きく変わるかもしれない大会です。

「あらゆるスタイルのファイターが、同じ夜に戦うね。ファンはストロー級で誰が最も強くて、エキサイティングな試合ができるかを判断できる。この大会を終えてファンはダニエルとボカンが見たい。ジャレッドとグスタボが見たい。いやサルタ×ボカンだ──とか、きっと話しはじめるよ。トップ5が揃った大会で、僕はナミキに勝つ自信は100パーセントある。もし、そうでなければアリーナに行くべきじゃない。

全ての試合が最もハードな試合だよ。ただし、ナミキ・カワハラとの試合は僕のキャリアのなかで最もハードなチャレンジになる。それでも僕のようなスタイルの持ち主で、アグレッシブなファイターと彼は戦ったことがない。そしてファンが喜ぶようにアグレッシブな試合をする。判定にはならないよ。あと……K-1では結果を残すことがデキなかった──今後はONEとともに日本に行き、勝利を手にしたいと思っている。だからナミキに負けてなんかいられないんだ」

■放送予定
4月22日(金・日本時間)
午後5時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後6時~ONE Supper App

■ONE156対戦カード

<ONEキックボクシング世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者] アリアン・サディコビッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)

<ONEムエタイ世界女子ストロー級王座決定戦/3分5R>
スミラ・サンデル(スウェーデン)
ジャッキー・ブンタン(米国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
ジャレッド・ブルックス(米国)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リアム・ハリソン(英国)
ムアンタイ・PK・センチャイ(豪州)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
ソン・ミンジョン(韓国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
川原波輝(日本)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
グスタボ・バラルト(キューバ)

<キック・ライトヘビー級/3分3R>
アンドレイ・ストイカ(ルーマニア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<ムエタイ・女子ストロー級/3分3R>
アニッサ・メクセン(フランス)
マリー・ルーメット(エストニア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ウインジソン・ハモス(ブラジル)
ウ・ソンフン(韓国)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
三浦彩佳(日本)
ダヤニ・ソウザ(ブラジル)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アブラォン・アモリン(ブラジル)
パク・デソン(韓国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
アギラン・タニ(マレーシア)
ジン・テホ(韓国)

<グラップリング・143ポンド(64.86キロ)契約/15分1R>
マイキー・ムスメシ(米国)
今成正和(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ケアヌ・スッバ(マレーシア)
ジェームス・ヤン(米国)

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【ONE156】難敵、仕切り直しのバラルト戦へ。猿田洋祐「フィニッシュしてフェザーGP開催をアピール!!」

【写真】改めてストロー級でこの身長差は、まずないだろう……と思ってしまう(C)ONE

本日22日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE156「Reloaded」で猿田洋祐がグスタボ・バラルトと対戦する。

本来、両者の試合は2月11日に行われる予定だったが、現地入りした猿田がコロナ陽性となり流れた。王座返り咲きよりも、自身のキャリアをやり切るというマインドになった猿田は、盛り上がるONEストロー級戦線にあって強豪バラルトをフィニッシュし、ストロー級ワールドGPの開催をアピールすると断言した。


──前回インタビューをさせてもらった分が、実はお蔵入りになった状態で猿田洋祐選手インタビューTAKE2となります。2月11日のバラルト戦──オフィシャルの発表前に猿田選手がシンガポールに到着後、検査で陽性になったという情報が入り記事のアップを控えた次第でした。誰もが可能性がある世の中ですが……いやぁ、猿田選手の心境を察すると……。

「シンガポールに行くのに48時間前のPCRテストで陰性証明を取り、シンガポールの空港のPCR検査で陽性でした。まさかでしたね。日本でクリアできれば、試合はできると安心はしていました。検査後にスパーリングはしなかったのですが、ジムで少し動いたので……今回は、もう検査後は自宅で1人でいようと思います。奥さんは子供が生まれて大変なので、シンガポールに出る1週間ほど前から実家に戻っているので(※取材は4月12日行われた)。

あのときは特に症状もなくて擬陽性かなという気持ちもあったのですが、再テストで陰性なら試合はできるので……ずっとホテルの部屋から出られない状況でしたけど、体は動かしていました。体重も創って」

──体重も落としていたのですね。

「ハイ。練習はできなくても、試合はやってやろうと。検査の結果を待って計量はできる状況だったので。試合前日の再テストでも陽性だったので、もう戦うことはできなくなりました」

──ケガがコロナ以外の体調不良なら、試合がなくなると日本に戻れます。

「そこなんですよ。最初の検査から1週間ホテルの部屋から出ることができずに、そこから1週間はホテルの中は移動できましたが、外には出られない。最初の検査から2週間過ぎれば誰かにうつす確率はとても低くなるということでしが、陰性になるまで外に出ることはできなくて」

──いやぁ……辛いです。

「ハイ。試合を終えてすぐに帰国するつもりだったので、PCも持っていなかったですし。ただ部屋から出られるようになってからはセコンドの新井丈とは会えるようになりました」

──新井選手も陽性だったのですね。

「ハイ。だから彼とプールサイドで軽く打ち込みをした時は、久しぶりに人に触れて感動しました(笑)」

──アハハハ、それも分かります。

「2人とも症状がなかったわけですし、ただ僕の方が陰性になったのが1日早くて。自分が先に帰国することになって、いやぁ本当に申し訳なかったです(苦笑)。セコンドに来てくれて17日間ぐらい隔離されてしまったわけで。もう本当にこりごりですね」

──改めて2カ月遅れで対戦することになったバラルトの印象を教えてください。

「グレコの五輪レスラーですから、組み力が強くてテイクダウン能力が高い。背の低さが武器になっています。リーチが短くて打撃の距離も短いのですが、組みがあるので警戒していると右オーバーハンドを持っています。当たらなくても組みにくる。自分の体格を生かした戦い方をする選手だと思います」

──対して猿田選手のすべきことは?

「気を付けないといけないことはたくさんあります。ただ、前回の試合で色々とやろうと戦略を立てて上手くいなかったので、今回は考えずに。もう、たくさんやってきたので。試合では何をやるのかを意識せずに真っ向勝負してやろうと思います。

雑にやるわけじゃないです。時間をかけて、戦略も立ててやってきたので。自然に出るものだろうと思っています。それが出ないようであれば、練習が足らなかったということで。自分を信じて戦います」

──2月に話を伺ったとき、チャンピオン云々より自分をやり切る。そのフェーズに入っているということを猿田選手は言われていました。

「2月との違いは、あれからストロー級の試合がたくさん組まれたことですよね。凄く面白いことになっています。ちょっとずつ、新しい世代やランキングに入っていない選手が強くなってきています。そういう選手たちと戦ってみたいという気持ちが強くなりました。

なので今回勝てば、ストローGPの開催をアピールしたいと思います」

──おお、それは面白いですね!!

「ストロー級GPはONEにしかできないグランプリです。世界中から強い選手が集まって、アレックス・シウバが負けたり、箕輪選手も負けてしまいました。デェダムロンは引退し、1年後には今のランキングが総入れ替えになっている可能性もあります」

──そういうなかで今大会はストロー級の品評会の様相を呈しています。

「他の試合より圧倒的な強さや良いモノを見せることができれば、自分の発言が通る可能性が出てきます。簡単じゃないのは分かっていますけど……彼をKOすることは難しい。そのなかで、しっかりとフィニッシュすれば良いアピールになり、自分の強さを証明することになります。なので、ここでしっかりと勝ってグランプリを戦いたいという気持ちを伝えます」

──その発言、猿田洋祐の最終章宣言のように聞こえます。

「そうですね……それを自分のゴールにしたいという気持ちが強いです。バラルトはアグレッシブな試合をします。激しい試合をしたいのではなく、激しい試合になります」

──本来は気にしないで良い部分ですが、頭突きが怖いです。

「そこは頭を下げて攻めてくることを想定して練習してきたので、頭が試合中に当たることはないと思っています」

■放送予定
4月22日(金・日本時間)
午後5時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後6時~ONE Supper App

■ONE156対戦カード

<ONEキックボクシング世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者] アリアン・サディコビッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)

<ONEムエタイ世界女子ストロー級王座決定戦/3分5R>
スミラ・サンデル(スウェーデン)
ジャッキー・ブンタン(米国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
ジャレッド・ブルックス(米国)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リアム・ハリソン(英国)
ムアンタイ・PK・センチャイ(豪州)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
ソン・ミンジョン(韓国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
川原波輝(日本)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
グスタボ・バラルト(キューバ)

<キック・ライトヘビー級/3分3R>
アンドレイ・ストイカ(ルーマニア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<ムエタイ・女子ストロー級/3分3R>
アニッサ・メクセン(フランス)
マリー・ルーメット(エストニア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ウインジソン・ハモス(ブラジル)
ウ・ソンフン(韓国)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
三浦彩佳(日本)
ダヤニ・ソウザ(ブラジル)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アブラォン・アモリン(ブラジル)
パク・デソン(韓国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
アギラン・タニ(マレーシア)
ジン・テホ(韓国)

<グラップリング・143ポンド(64.86キロ)契約/15分1R>
マイキー・ムスメシ(米国)
今成正和(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ケアヌ・スッバ(マレーシア)
ジェームス・ヤン(米国)

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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE131 RIZIN   アギラン・タニ ウ・ソンフン キック グスタボ・バラルト ジャレッド・ブルックス ジャレミー・ミアド ジョシュア・パシオ ソン・ミンジョン ダニエル・ウィリアムス チャンネル パンクラス ボカン・マスンヤネ ボクシング マイキー・ムスメシ レネ・カタラン 三浦彩佳 今成正和 川原波輝 猿田洋祐 箕輪ひろば

【ONE131】Must Watch !! ボカンと対戦、ジャレッド・ブルックス「グランビーロールからスクランブル」

【写真】終盤部分など、インタビュー中に涙がこぼれそうになってしまった…。好漢としか表現ができないようになったジャレッド・ブルックス (C)MMAPLANET

22日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE131「Reloaded」でジャレッド・ブルックスがボカン・マスンヤネと対戦する。

ストロー級王者ジョシュア・パシオへの挑戦権を賭けた戦うストロー級トップ対決だが、ブルックスはマスンヤネの運動神経の良さを認めても、MMAで自分と渡り合えることはないと絶対の自信を持っている。

その自信の源は彼のベースが、フォークスタイルレスリングであることだった。


──ボカン・マスンヤネ戦が決まったジャレッドですが、その前に前回の箕輪ひろば戦を振り返ってもらえますか(※取材は4月6日に行われた)。

「とにかくミノワにとって、厳しい状態を強いること。そういう状況に置き続けようと戦った。ミノワは3Rを戦い抜くファイターだ。僕も3Rはハードにフィニッシュしようとしたけど、ならなかったし勉強になったよ。ミノワとの試合は、ボカン戦に役立つだろう」

──階級、ルールセットと北米MMAよりONEはジャレッドに適している。そう確信できた2試合目でした。

「絶対的に、ね。僕は通常体重が120ポンド程度で減量なしに戦っている。だから、破壊力のある戦いができる。そうしたらすぐに『ステロイドパワーだ』なんて揶揄されるんだ。僕はジューサーじゃない、ただ減量の必要がないだけなんだ。

6歳からレスリングをやってきた。その力が十分に出し切れる階級で戦っている。グリップが特別強いんだよね。父もそうだし、ファミリーの特徴でもあるんだ。レスリングで養ったグリップの強さは、グラップリングに生きてくる。それがMMAにおける僕の強さになっているんだ」

──北米MMAとONEでは実質的に1階級上のクラスですし、もう同じ階級でない。ルールも違う。厳密にいえば違う競技です、既に。

「でもね、ONEだけでなく北米もジューサーだらけだよ。僕は自分がクリーンであることに誇りを持っている。でも、ジョシュア・パシオも僕がステロイドを使っているって言っていたんだよ」

──えぇ、ジョシュアがですか!!

「インスタグラムで、注射器の写真をアップしやがった(笑)」

──OMG!! ジョシュアが、そんなことをしたのですか。そんなことをすると、カウンターアタックが待っていますよ……。

「彼がどうだか僕は知らないけど、そういうことを言うならお前らはどうなんだって、言われるのがオチだよ──このスポーツは。誰だって疑われるんだから。だってジョシュは、125ポンドで戦うのに普段は何キロなんだよってね(笑)。どうせ、140ポンドぐらいから落としてきてんだろ(笑)。例えハイドレーションがあったってね。僕は今、体重計に乗って122ポンドだった。血もサラサラしているよ(笑)。

でもジョシュア・パシオが僕と戦うなら、ステロイドを使うべきだ。そうでないと相手にならないよ(笑)」

──……。とにかく、次の対戦相手はボカンです。この試合は世界タイトル戦ではないですが、ストロー級最強決定戦という声もあります。

「そうは思わないよ。ボカンはそう言われるだけのことをやり遂げていない。彼のキャリアをけなしているんじゃないよ。信じられないぐらい運動神経もが良いし。でも、ボカンが勝って来た相手は誰なんだって話だよ。サワダに勝って、次はレネ・カタラン。43歳とかだよね。その年齢まで戦っていることは素晴らしいよ。でも、彼に勝ったことで最強云々と言われるのは早い。

運動神経だけで勝ってきたのは凄いことだけど、個人的にONEストロー級のトップ3は僕、パシオ、そしてセンゾー・イケダ、もしくはジャレミー・ミアドだと思う。ボカンのレスリング力は認めるけど、最高にハードでエンターテイメントな試合をするのは僕ら4人さ」

──ただし、強さは認めているということですね。では両者がファイトの軸となるレスリング能力でボカンが上回ると、ジャレットはいつものように打撃と柔術を使えない可能性があるかと。

「ボカンはね、グッドなフリースタイルレスラーでありグレコローマンレスラーだよ。僕は中西部のカーニバルレスリング、フォークスタイルレスリングを続けてきた。フォークスタイルは柔術とスクランブリングに強く関係している。きっとボカンは僕を他の選手に決めたように投げることはできない。組みついてきた時、どれだけ僕がパワフルなのか気付くよ。

彼ができることはバックをとること。そして、そのままキープすることだけだよ。でもグランビーロールを続けて、スクランブルに持ち込む。その攻防でボカンは疲れる。そうだね、約束するよ──仮に1Rで僕がKO勝ちできなくても、ボカンは2Rと3Rにはもうテイクダウンを仕掛けてくることはできない。エルボー、ニーの餌食になる。ホント、もうボカン対策は出来上がっているんだ」

──ボカンにバックは譲っても、パンチもサブミッションもないと?

「さっきも言ったけど、グランビーロールや普通にスイッチして、ボカンはバックコントロールを続けることができない。組むにしても、僕のほうがリーチが長くてテイクダウンの前の攻防の際に打撃でリードできるしね。良い試合がしたいけど、そういうことで彼にはハードな試合になるだろう」

──自信満々ですね。

「めちゃくちゃ自信はあるよ。もう2カ月、練習してきた。ジャスティン・スコッギンスと練習してきて、打撃も精度が上がっているんだ。ボカンは打撃で僕より劣る。レスリングも僕の方が上だ。彼が僕を上回っている点は……スピードかな。そこだけだよ。ただ僕が遅いわけじゃい。まぁ、どんな試合になるのか見てのお楽しみだよ」

──ジャレッド、今日も楽しい話をありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「僕は日本の皆を愛してやまない。WSOF GCで初めて日本に行った時から、一度として日本の皆から変な扱いを受けたことがないんだ。全てが良い思い出になっている。僕がパンクラスに行った時なんて、逆に酷い態度をとっていたよ。それでも日本のファンの皆は、僕を好意的に見てくれた。まだ尻の青いガキだったんだ。それなのに皆は僕に優しい目を向けてくれて、RIZINで日本に戻った時も声援を送ってくれた。日本で初めてインタビューをしてもらった。日本での全ての出来事に感謝している」

──ジャレッド、日本のファンも「あの悪ガキがそんな風に言ってくれるようになったか」と嬉しくて仕方ないはずですよ。

「そう言ってもらえると、本当に嬉しいよ。ところでケント・カンベはどうしているんだ? 試合をしている様子がないんだけど」

──神部選手は2015年の12月以来、負傷してから復帰を目指して練習を再開するとまた負傷するという状態が続き試合に出ていないです。ただ、今も戦うことを視野に入れて練習を続けています。

「そうなのか……カンベがそんな、状況だったとは知らなかった。もし、良かったらこのインタビューを通して彼にメッセージを伝えてくれないか」

──もちろんです。

「ケント・カンベ、ジャレッド・ブルックスだよ。たくさんケガをしても、まだ諦めないで前向きでいると聞いたよ。また……その戦いを克服して、ケージに戻れるから。そう、ケージで少しでも早く会おうじゃないか。個人的にもお前とはケージで再開したい。いいかい? 俺たちのパンクラスでの因縁はまだ終わっていないぜ。とにかくケージで会おう。そうならなくても、ブラザー──君がハッピーでヘルシーであることを願っている」

■放送予定
4月22日(金・日本時間)
午後5時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後6時~ONE Supper App

■ONE131対戦カード

<ONEキックボクシング世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者] アリアン・サディコビッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)

<ONEムエタイ世界女子ストロー級王座決定戦/3分5R>
スミラ・サンデル(スウェーデン)
ジャッキー・ブンタン(米国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
ジャレッド・ブルックス(米国)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リアム・ハリソン(英国)
ムアンタイ・PK・センチャイ(豪州)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
ソン・ミンジョン(韓国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
川原波輝(日本)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
グスタボ・バラルト(キューバ)

<キック・ライトヘビー級/3分3R>
アンドレイ・ストイカ(ルーマニア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<ムエタイ・女子ストロー級/3分3R>
アニッサ・メクセン(フランス)
マリー・ルーメット(エストニア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ウインジソン・ハモス(ブラジル)
ウ・ソンフン(韓国)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
三浦彩佳(日本)
ダヤニ・ソウザ(ブラジル)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アブラォン・アモリン(ブラジル)
パク・デソン(韓国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
アギラン・タニ(マレーシア)
ジン・テホ(韓国)

<グラップリング・143ポンド(64.86キロ)契約/15分1R>
マイキー・ムスメシ(米国)
今成正和(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ケアヌ・スッバ(マレーシア)
ジェームス・ヤン(米国)

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【ONE131】世界と戦う日本人(04)川原波輝─後編─「それでホンマにエェん? それが恰好エェこと?」

【写真】日本でも米国でも、試合に出るのは日々の成果 (C)MMAPLANET

22日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE131「Reloaded」でダニエル・ウィリアムスと対戦する川原波輝インタビュー後編。

未知のウィリアムス戦へ向け、寝技の極めという部分に対し自身を持つことを明らかとした川原がインタビューの最後に言いかけたこととは……。

2022年、春~世界に立ち向かうJ-MMAファイター特集~。第4弾─後編─、川原波輝の話に耳を傾けたい。

<川原波輝インタビューPart.01はコチラから>


──日本では柔術の練習しかしていなかったですが、アルファメールでは打撃も十分に?

「それとレスリングばっかりですね。日本で柔術しかやっていなかったので、こっちに着いた時は距離感とか、ちょっと分からんようになっていて。でも去年は半分ぐらいアルファメールにいたので……その時の調子が良かった感覚にだいぶ戻ってきました。

向うがMMAをしてくるのか。グラップリング、レスリング……自分は全部、できるようになってきたので試すつもりです。今回みたいに分からない相手は初めてで。ただ戦績を見ても4勝1敗で勝ったんは全部KOですよね……まぁ強いは強いけど、どういう相手と戦ってきたんか」

──デェダムロンも柔術は駆使しますが、あの試合はもう動けていなかった部分もあります。とはいえ、ある程度は寝技に対応できていました。

「でもデェダムロンには極めがないです。僕には極めがあるんで。そこは取れると思っています」

──今大会、ストロー級の試合が他にも組まれています。ボカン✖ブルックス、猿田選手✖バラルト、どの試合もタフで非常に楽しみです。チャンピオン以外のライバルが総出のイベント、この点を気にすることはありますか。

「う~ん……マスンヤネとジャレッドは勝った方がタイトル挑戦ですよね。で、僕の試合はメインカードに入れてもらっている。それは、それなりの評価を受けていると思っています。まぁ、でも別に気にしていないかもしれないですね。咄嗟に言葉が出てこないんで(笑)。

チャンピオンになるつもりでやっているし、そのために自分が勝つことだけ考えて他の選手がどうなろうが……僕は自分の相手をフィニッシュすることしか考えていないです。とにかくフィニッシュしないと始まらないと思っています」

──MMAの間合いと手数として、ONE Xのミキーニョ×若松選手、スティーブン・ローマン✖佐藤将光選手の注意とイエロー、「手を出せ。攻めろ」のレフェリングをどのように感じましたか。

「う~ん、ビックリですよね」

──あのレフェリングが来ると、準備をしているものとは違う攻めが必要になる可能性があります。しかもイエローでファイトマネーが10パーセントの減額があるとか……ないとか。

「あぁ、ありますねぇ(笑)。う~ん、まぁ出すんやったら出したらエェえやん。もう、そんなこと考えないで戦います。15分のうちに終わらせたらエェんです。僕、自分がどれだけ相手をボコボコにしても判定になったら負けになってもしょうがないと思ってやっているんで。ジャッジを下してもらう──それで負けても、戦いは倒すか倒されるかしかないと思っているんで。

だから自分がやるように戦ってイエローが出たから、『あと何分あるんや?』ぐらいで。もちろん競った戦いで判定に納得できへんことはあるやろうけど、倒し合いでしかないんで。そやから間に入ってくれている人に対し、何もないですね。ただ金的を見逃したり、アイポークがあってもそのままやったり、ケージ掴みを流したりするんは別ですよ。それは勘弁してくれってなります。そこはちゃんとやってくれって思います。

それと──攻めろや、殴り合えやってONEのやり方じゃないですか。それも分かってONEという場所を選んだし、ONEで戦う以上はそういうこともある。そういうつもりでいます。自分の手でジャッジを下す──それが自分のやるべきことですよね」

──では5万ドルの人参にはひかれますか。

「ひかれるでしょ(笑)。それはひかれますよ。これまでの数年間を取り戻すのが、今からになってくるので。やっぱ、ひかれますね。ていうか、しっかりといつも通りの戦いをしてフィニッシュしたら取れると思っています。

あれがあって自分のスタイルを変えるわけじゃないんで。判定で勝ってきた人間が、お金欲しさにKO狙うわけじゃないですから(笑)。これまでにあの制度があったら、アレが取れる試合なんかナンボでもあります。だから、いつも通りです。それで取れると思います。自然とついてくるモンです」

──そんななか日本人対決がONE Xで組まれました。ということはいずれ川原✖猿田という試合が組まれるかもしれないです。

「あるかもしれないけど、ONEが評価しているのは僕じゃないですか。僕はメインカードっていうのは、偉そうやけどONEも分かっているなって(笑)」

──……。そういえば田中路教選手から、週に2度ほど打ち込みを一緒にやっていてシンガポールにセコンドで行くという連絡がありました。本件は向うで練習したいから、どうしたら良いかという質問だったのですが……。

「アハハハハ。ノリピーが僕にも夜叉坊にも心を開いてくれて、なんか嬉しいですよ。チームメイトとして、普通に嬉しいッスよね。僕と夜叉坊とノリピーの3人で週に2回、1時間ほどやけど僕らだけでやっていて。夜叉坊も凄くノリピーのサポートを一生懸命やっていますよ。夜叉坊も、ホントに変わってきましたよ」

──それは良かったです。では日本のファンに、こんなところを見て欲しい、期待してほしいということはありますか。

「今、ストロー級はONEが最高じゃないですか。UFCにストロー級があれば、僕はUFCを目指していました。まぁUFCとは違って、ストロー級ならONEが世界一っていう説明はせなアカンのですけど、世界一になるために戦っています。そのためにやっていて……今の日本の格闘技界に関して……僕はSNSとかやらないけど、遠くから見ていて……それでホンマにエェん? それが恰好エェことなの?って思ってしまうんです。

でも、僕は世界イチが見えてきているので。本気で世界イチを目指して、本気で倒し合いをしている選手がおるっていうことは……う~ん、やっぱ止めておきます。こんなん言うても、しょうがないですよね。今、言うても一緒になってしまうから……。言うんやったら本当に世界イチになってから言います。ハッキリ、言います。

俺には憧れた選手がいて、そういう風になりたいっていうんがあるんで。だから期待して欲しいのは──世界イチのMMAファフィターが誕生するんのを期待して見て欲しいです」

──本当に言いたいこと、言わないといけないことを口にすることがデキる日がやってくることを期待しています。

「ありがとうございます。必ず、やりとげます」

■放送予定
4月22日(金・日本時間)
午後5時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後6時~ONE Supper App

■ONE131対戦カード

<ONEキックボクシング世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者] アリアン・サディコビッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)

<ONEムエタイ世界女子ストロー級王座決定戦/3分5R>
スミラ・サンデル(スウェーデン)
ジャッキー・ブンタン(米国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
ジャレッド・ブルックス(米国)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リアム・ハリソン(英国)
ムアンタイ・PK・センチャイ(豪州)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
ソン・ミンジョン(韓国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
川原波輝(日本)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
グスタボ・バラルト(キューバ)

<キック・ライトヘビー級/3分3R>
アンドレイ・ストイカ(ルーマニア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<ムエタイ・女子ストロー級/3分3R>
アニッサ・メクセン(フランス)
マリー・ルーメット(エストニア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ウインジソン・ハモス(ブラジル)
ウ・ソンフン(韓国)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
三浦彩佳(日本)
ダヤニ・ソウザ(ブラジル)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アブラォン・アモリン(ブラジル)
パク・デソン(韓国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
アギラン・タニ(マレーシア)
ジン・テホ(韓国)

<グラップリング・143ポンド(64.86キロ)契約/15分1R>
マイキー・ムスメシ(米国)
今成正和(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ケアヌ・スッバ(マレーシア)
ジェームス・ヤン(米国)

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【ONE131】世界に立ち向かうJ-MMAファイター(04)川原波輝「悩んでいる自分が凄く小さく思えた」

【写真】和風なサクラメントでの棲家。コーンヘアーで戦うために、髪の毛を伸ばしているそうだ (C)MMAPLANET

22日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE131「Reloaded」で川原波輝がダニエル・ウィリアムスと対戦する。

ウィリアムスはONEのムエタイ戦で、ロッタン・シットムアンに判定負けも大健闘といえる奮闘ぶりを見せたストライカーだ。ムエタイ2団体で王者となり、日本ではK-1にも出場経験がある。その後、2月にMMAでデェダムロン・ソーアミュアイシルチョークを右ボディストレートで下している。打撃は滅法強い。ただしMMAファイターとしては未知数。そんなウィリアムスと川原が戦うONEストロー級戦線は、UFCに無い階級で文字通り世界一の陣容が揃っている。ここで頂点に立つことは、世界の頂点に立つことを意味する。

2022年、春~世界に立ち向かうJ-MMAファイター特集~。第4弾は、ONEストロー級という場で世界一になるために、アルファメールで練習を積みウィリアムと2週間後に戦う川原波輝に話を訊いた。


──22日にダニエル・ウィリアムスと戦います。今サクラメントですが、いつ頃にシンガポールへ向かうのですか。

「1週間後、来週の土曜日ですね(※取材は4月8日(金・同)に行われた)」

──東京経由でシンガポールですよね。日本からだと7時間程度、サクラメントから現地入りするより相当に楽かと思われます。

「そうなんですよねぇ。サクラメントからサンフランシスコ、日本までで12時間ぐらいあって……トランジット、そんでシンガポールですからねぇ。ただ、これから僕はビザも取ってこっちに住んでやっていこうと思っています。だからアルファメールで最後まで調整し、サクラメントから試合に向かいたいんです。

アルファメールの人間は世界中から集まっていて、皆、サクラメントから試合に向かいます。だから特別、自分がしんどいことをしているわけでもないですし。それがアルファメールの選手のファイトライフなんで。実際2週間前に一回帰国して、時差ボケをなおして最終調整を日本ですることも考えました。でも、アルファメールで最後まで調整して、アルファメールの皆に送り出してもらいたいって思ったんです」

──当初はワクチン接種をしないと聞いていたのですが、アルファメールで練習するために主旨変えしたと聞いています。

「人生、賭けていますからね。ワクチンを接種しようが、コロナがあろうが……あるまいが人間なんていつ死ぬか分からないです。やっぱり大切なのは今、で。今を思い切りやらんで、何年後とか老後とか考えても……。僕、今が勝負時なんです。接種するかしないかと考えすぎて、鬱になるんちゃうかって。それぐらい考えました。でも、それって接種していなくても鬱になりそうで(笑)。結局、マインドなんかなって」

──ワクチン接種に関しては、色々な指摘があります。ただ、川原選手はそういうことではなく、以前にアナキラシーショックがあったと聞いていました。

「過去に2回なっているんです。揚げ豆腐とミカンで」

──えっ……。

「アレも今となったら、マインドやったって思うんです。だって揚げ豆腐もミカンも食べることできますから。多分、ああいうアレルギー症状って精神的なことが関係しているって判断したんです。もちろん僕の場合は、ですよ。でも、ミカン食ってそんなんなるって他に聞いたことないですし。それまでは食べていたわけやし。

でも、アレになった時は夢もなく、やりたいこともない。凄く迷っている時やって。皮膚に異常が出たりして。アレルギーなんて、結局のところ原因はあんまり分からんことが多いじゃないですか? 僕は自分が弱っているからやって解釈したんです」

──う~ん……。それで接種を決めたと?

「怖かったですよ。米国にいると、反対派も賛成派もハッキリしていて。日本みたいに何となくっていう論議じゃないんです。アカンって言う奴は命を懸けているかの勢いで反対理由を説明してきますからね。あんな風に本気で、こっちの目を見て話されると……信じちゃいそうになります。だから、接種するのも怖かったですし」

──MMAのサイトで話すことではないかもしれないですが、自分は「どうなるか分からん。でも、接種しないと海外でMMAの取材ができなくなる日が来るかも。それなら接種しよう」という一択でした。息をするのと生きるのは違う。MMAの取材ができないなら、俺の人生ではないなって。無責任ですけどね(笑)。ただ消費税も決まった額を文句言わず支払う。所得税も払う。『こんなに高いのか』と不満があり、将来の保障にもならないけど払う。そういうシステムのなかに生きているので。それで好きなことをやるしかない、と。

「それ分かります。一択の人って強いですよね。打たざるを得ないポジションの人っていると思うんです。ノーという選択がない人が率先して接種している。その人達の方が、確固たるものがあって。接種しない人も、そこまで確固たるものがあれば良いと思うんです。

それが海外で試合も練習もできない。日本でやっていく……これが終わるまでっていうのも選択の一つですよね。どっちだろうが選択肢の無い人の強さと比べて、悩んでいる自分が凄く小さく思えたんです。僕はアルファメールで練習したいし、ONEで世界一になりたい。それなのに悩んでいたんか……一択の人のように覚悟がないって。MMAで食っていこうとしているのに、自分の好きなことも我慢して生きている。なんか、苦しくて……」

──もう、これには答がなくて。選択肢がないから、覚悟があるわけでもないと自分は思っています。ただ一つ言えるのは、川原波輝は真面目で、本当に真剣に生きているなと。

「接種するって決めたら、気持ちが固まって──もう平気です。それにABEMAの北野さんが、接種後にアナキラシーショック症状が出た時のため、その万が一のために色々と用意までしてくれて。こんな俺のために、こんだけしてくれるんやって……。ワクチン接種の是非は分からないんです、僕には。でも、色々と経験できました」

──そう本人が思えるなら……。人生の分岐点、どちらを選んで後悔しないことはないですからね。ところでサクラメントに戻るまで、日本ではカルペディエム芦屋でグラップリングのプロ練だけでなく、一般の柔術クラスに出ていたと伺いました。

「自分が岩崎(正寛)さんのところへ行くんやったら、柔術のクラスで指導を受けるのが礼儀やと思うんです。ちゃんと教えてもらうなら、それなりの姿勢で臨まなアカンって思って。最初、飛び込みで体験クラスに行ったんです。何て言うんか……柔術家とMMAファイターは自分のなかでは別なんです。

柔術家の岩崎さんに、柔術を教えてもらいに行く。僕は青帯ですから、柔術は。なら青帯が柔術の黒帯の先生に習うように道場に通うのが当然なんで。だから月謝も払うつもりでしたし。そうしたら岩崎さんが『前にプロ練習で会ったことあるし。払ってくれたお金も返す』って言ってくれて。僕はそんなつもりはなかったので、ご厚意には甘えさせてもらいましたけど、その言葉を聞く以前に支払ったモノだけは受け取ってもらいました」

──いやぁ、このインタビューを読んでもらえると、川原波輝ファンが増えちゃいますね(笑)。なんて、良いヤツなんだって。岩崎さんにしても。格闘技界が良いところだって勘違いされますよ(笑)。

「アハハハ。でも岩崎さんはホントに親身になって、面倒見てくれました。2カ月程度ですけど、本当に教わって良かったです。米国でやってきたことも、言葉の問題もあって細かいニュアンスが分かっていなかったです。それでも岩崎さんの教えがスッと入って来たのは、自分がこれまでやってきた練習、ヨガも含めて体創りとか基盤があったからやと思います。

体が柔軟やから、いきなりできる技もあって。この柔らかさがあるから、教えてもらえた技もありました」

──それでも細かいニュアンスが分からない、アルファメールに戻って来るわけですね。

「新しい技をバンバン増やす必要はないですからね。自分がやってきたことを、こっちでスパーリング相手にぶつける。ダニエル・ウィリアムスのことも岩﨑さんには話していたし、試合が決まってからサクラメントにやってきたので。だからダニエル・ウィリアムス戦に向けた練習しか、まだこっちに来てからやっていないですからね」

──カルペディエム芦屋効果をアルファメールで感じることは?

「ぶっちゃけ、これまでやられていたヤツから取れるようになったというのはあります。でも、逆にやられることもあります。自信がついたと思えるところもあるし、自信を失くした部分もあります(笑)」

──なるほど(笑)。そのウィリアムス戦、1年3カ月振りの試合になります。しかも、前回はスクランブル発進でした。しっかりと調整して戦うのは、1年8カ月振りになります。ウィリアムスの印象を教えてください。

「ムエタイのチャンピオンとかでしょ、強いでしょ。そりゃ。アハハハ。強いッスね」

──MMAは前回のデェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク戦しか見たことがないのですが、あの距離はMMAとしておかしくないですか。

「ねぇ、僕はあの距離で戦うことはないでしょうね。だから参考にならないですよね。未知数ッス。アイツはムエタイの距離でしか戦えないと決めつけるのは良くないですけど、詰めてくるでしょうしね。あの距離が強いんやから。でもMMAなんで、ムエタイではないですからね。デェダムロンはムエタイ出身やから、ムエタイの距離で戦ったんでしょうけど。そこに関しては、どんだけ強いキックボクサーが来ようがMMAなんで、あんまり気にしていないです。そりゃあ怖いですけど、ムエタイとMMAは違う競技やと思っているんで」

<この項、続く>

■放送予定
4月22日(金・日本時間)
午後5時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後5時30分~ONE Supper App

■ONE131対戦カード

<ONEキックボクシング世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者] アリアン・サディコビッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)

<ONEムエタイ世界女子ストロー級王座決定戦/3分5R>
スミラ・サンデル(スウェーデン)
ジャッキー・ブンタン(米国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
ジャレッド・ブルックス(米国)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リアム・ハリソン(英国)
ムアンタイ・PK・センチャイ(豪州)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
ウマウ・ログログ・ケニ(セネガル)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
川原波輝(日本)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
グスタボ・バラルト(キューバ)

<キック・ライトヘビー級/3分3R>
アンドレイ・ストイカ(ルーマニア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<ムエタイ・女子ストロー級/3分3R>
アニッサ・メクセン(フランス)
マリー・ルーメット(エストニア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ウインジソン・ハモス(ブラジル)
ウ・ソンフン(韓国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
ソン・ミンジョン(韓国)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
三浦彩佳(日本)
ダヤニ・ソウザ(ブラジル)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アブラォン・アモリン(ブラジル)
パク・デソン(韓国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
アギラン・タニ(マレーシア)
ジン・テホ(韓国)

<グラップリング・143ポンド(64.86キロ)契約/15分1R>
マイキー・ムスメシ(米国)
今成正和(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ケアヌ・スッバ(マレーシア)
ジェームス・ヤン(米国)

The post 【ONE131】世界に立ち向かうJ-MMAファイター(04)川原波輝「悩んでいる自分が凄く小さく思えた」 first appeared on MMAPLANET.
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【ONE Heavy Hitter】2年3カ月振りの実戦、岡見勇信─01─「現役をやっていて良いのかな……」

【写真】現役ファイターになった途端、岡見の「格闘DREAMERS」で見られるスラスラとしたトークは影を潜め、一つ一つかみ砕くように話していた (C)TSP

14日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Heavy Hitterでレアンドロ・アタイジと岡見勇信が対戦する。

2019年10月の日本大会以来の実戦。コロナ禍において岡見はLDH martial artsのFighter Battle Auditionで次世代の日本の担うファイター候補をリードする立場であり続けた。

見守る立場と、戦う立場は明らかに違う。しかも巨大プロジェクトは、常に監督という立ち位置である岡見勇信の姿をTVカメラが追い続けている。この環境のなか、岡見勇信は以前のように戦えるのか。MMAファイター岡見勇信の話をABEMAのTHE WONDERスタッフと共に訊いた。


――ファイター岡見勇信のインタビューは、いったいいつ以来になるのか。もう記憶も定かでないです。

「ホント、試合をするのが2年3カ月振り、あの台風直後の日本大会以来ですからねぇ(苦笑)」

──それなのにLDH martial artsのFighter Battle Audition、格闘DREAMERSで頻繁に話を訊き、現役選手としての話を訊く機会がなくなっていました。

「確かに……。試合の契約書が届いた瞬間に、本当に意味でファイターとして軸を移せたかと思います。この間、若い選手と出会い、後進の育成に関わる機会が本当に増えました。10代から20代前半の子たちばかりだったので、彼らと接していると自分がお父さんみたいに感じられて。逆に『自分は現役をやっていて良いのかな』っていう想いにもなりましたし、自分の立ち位置を明確にするのが難しいこともありました。

でも現役としてやっているのであれば、自分に厳しい練習を課して……GENスポーツでも現役としての炎を消さないように、若手のデカい子たちとハードにトレーニングをして、無理やり厳しい練習を自分に課していましたね。そうやって1日、1日を過ごしているのに彼らと接していると、う~ん……色々と、以前とは変わりましたね」

──今も格闘DREAMERS2ndシーズンの撮影は続いているわけですよね。

「ハイ、続いています」

──私自身、岡見勇信がいくら葛藤しようが本来の姿はMMAファイターだと思っています。それが先日のEXFIGHTで、選手たちを追っていた格闘DREAMERSのディレクターが目を輝かせて『岡見さんの試合、取材に行かれるのですか』と私に尋ねてきたんです。あの時、彼女たちに格闘DREAMERSの製作スタッフにとって岡見勇信の試合が特別なことであると感じました。

「ハイ、そうですねぇ。何かねぇ……」

──岡見勇信の試合に目をキラキラさせて話す人なんて、もうずっといなかったですよ(笑)。

「いやいやいや。それはおかしいですよ、おかしい(笑)。でもホントにこの2年の間で、色々なことが変わりました。凄いスピードで環境が変化し、自分の見る視点が変わり、自分が見られる視点も変わった」

──そんななか岡見選手がEXFIGHTのケージで週に2回、ガチスパーを相当な勢いでしていると伺いました。

「ケージでやるのは、感覚が全然違います。ある意味、ノンストレスでやっています。他の人のスパーを気にせずに、360度金網に囲まれている。試合により近い状況に身を置けるのが、このフルサイズのオクタゴンです」

──貸切るという表現はおかしいですが、岡見選手はこのケージで1×1、一組だけのスパーリングをしているのですね。

「ハイ、僕は1×1でやっています。本番を見据えてフル集中です。この2年間で随分と練習内容も見直してきました。実はコロナが蔓延する直前に米国で練習してきて」

──そうだったのですか。ポートランドですか。

「チェール(ソネン)のところ、ATTポートランドでファビアーノ・シェウナーがトップで指導しているのですが、2月にゲガール・ムサシの持つBellator世界ミドル級王座に挑戦するオースチン・ヴァンダーフォードとずっと練習をしていました。その練習スタイル、練習のプログラムが凄く勉強になったので、日本での練習に採り入れるようになったんです。

そういう時にコロナ禍となり、また自分で考える時間ができた。そこは練習に向けては良い時間になったかと思います」

──ONEでのミドル級、93キロで戦うことにしたのは?

「ポートランドにいる時に、ずっと93キロでスパーリングをやっていて凄く状態が良くて、手応えも掴めました。『このぐらいで、やれれば良いのにな』と素直に思いました。2019年10月の日本大会でアギラン・タニと84キロで試合をしたときに、自分の感覚と実際の動きに結構ギャップがあって。あの形で返されてしまうのとか──とか。

あの試合の翌日が、息子の運動会で。一緒に写真を撮ったのですが、自分のゲッソリとした顔と体にショックを受けました。『これはファイターの顔でも体でもない』と。ONEのウェルター級、84キロで戦っていたらこんな体になるのかと……」

──北米のウェルター級時代もそうですし、スラリとしてバスケットボールやバレーボールの選手のような体形でした。

「そうなんですよ(苦笑)。ホント、84 キロで戦う時にはオフで90キロぐらいで。米国での練習での調子の良さと、オンラ・ンサンと戦いたいという気持ちが合致し、93キロで戦っていくことを決めました。今は練習していると95キロぐらいで、凄く調子が良いです。これが北米のライトヘビー級だと、試合当日は100キロ越えの相手と戦うことになるのですが、ONEのミドル級だとさすがにそういう相手はいないですしね」

──ところでオンラ・ンサンとの対戦を熱望していていましたが、レアンドロ・アタイジ戦となりました。この間、オファーはなかったのですか。

「2週間前にロシア人選手とのオファーとかありました……アッハハハハハ。結局、そういう感じなのかというのは思っていましたけど、今回はしっかりと期間を設けてくれて、良い相手を用意してくれたと思います。まぁ、そこをやってくれるなら相手は別にそのロシア人でも良かったですけど、良い相手を与えてくれました」

<この項、続く>

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ABEMA MMA ONE ONE Championship ONE Only the Brave アギラン・タニ キック キム・ジェウン ジャレッド・ブルックス ジャン・リーポン ジョシュア・パシオ ゼバスチャン・カデスタム タン・カイ リト・アディワン ワン・シュオ 和田竜光 手塚裕之 竹中大地 箕輪ひろば

【ONE Only the Brave】1月28日大会に箕輪、和田、手塚がそろい踏み。キム・ジェウン×タン・カイも!!

【写真】箕輪、和田、手塚が猛者との勝負の一戦へ(C)ONE & MMAPLANET

31日(金・現地時間)、ONE Championshipより1月28日(金・同)に開催されるONE Only the Braveの対戦カードが発表された。

メインカードはキックの暫定世界ヘビー級王座決定戦、さらにメインカードではフェザー級ワールドGP準決勝が2試合を含め立ち技が4試合、MMAは2試合となっている。

そのMMAではフェザー級でキム・ジェウン×タン・カイのフェザー級韓中対決、そしてジャン・リーポン×ルスラン・エミルベクの中国×キルギスのライト級マッチが組まれた。

さらに6試合のプレリミはMMAが4試合で、うち3試合が日本人絡みのカードとなっている。


プレリミメインではストロー級でジャレッド・ブルックスが2度目のONE参戦=箕輪ひろばと戦うという注目カードが組まれた。

当初は11月に決まっていた顔合わせだが、イベントスケジュールの変更により、10月に前倒しされることに箕輪が応じなかった。ブルックスはその10月の試合(※中継は11月)でリト・アディワンを下し、早くもストロー級で3位にランクされている。

4位の箕輪にとって、世界王者ジョシュア・パシオ以上の実力者と見なされるブルックス戦は、キャリア最強の相手とのマッチアップといえる。

またフライ級で和田竜光が、ワン・シュオと戦うことも決まった。

9月のRoad to ONEで竹中大地との国内実力者対決で、しっかりと勝ち切った和田の相手ワンは、Rebel FCバンタム級王者からONEにステップアップし、これがサークルケイジで2戦目となる。明らかにフィジカル・モンスター系のファイターで自らの名と同じ王(ワン)の頂点を目指す――決して、軽く見積もることができない相手といえる。

さらに10月(※中継は11月)のアギラン・タニ戦のTKO勝ちに勢いづく手塚裕之が、元ONEウェルター級王者ゼバスチャン・カデスタムと戦う。

カデスタムは今月3日にムラッド・ラマザノフのテイクダウン&コントロールに敗れたばかり。手塚も昨年10月(※中継は11月)にラマザノフに同じように倒され、ポジションを挽回できず悔しい負けを経験している。それだけに手塚にとって元世界王者とのストライカー対決は、総合力で差を見せることができれば、タイトル戦線に食い込めるようになる一戦――大勝負だ。

プレリミで組まれるのが勿体ない――立ち技ナイトの日本勢の揃い踏み、厳しい見方をすれば3連敗もありえる。それだけ厳しい試合になることが予想されるが、その分勝てばゲインも大きなファイトとなる。

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MMA ONE ONE NEXTGEN ONE NEXTGEN02 アギラン・タニ キック ボクシング 手塚裕之

【ONE NEXTGEN02】ウェルラウンダー手塚裕之、ハイキックでピンチもフックの連打でタニからTKO勝ち

【写真】ハイでダウンがあったため、判定では危なかった手塚だが見事なTKO勝ちをパンチのラッシュで決めた(C)ONE

<86キロ契約/5分3R>
手塚裕之(日本)
Def.3R3分45秒by TKO
アギラン・タニ(マレーシア)

顎鬚をたくわえ精悍になったアギランは左右に回って距離を取る。踏み込んで左リードフックを見せた手塚が、右ローを蹴る。互いの蹴りが交錯し、アギランの左ローが手塚の急所に入り試合が中断する。再開後、ケージの周囲を回るアギランが前に出てワンツーを繰り出す。組みを切った手塚はアギランの左ミドルからスピニングバックハンドに対して、ボディロックテイクダウンを決める。

ハーフでトップの手塚は、右腕を差してパスへ。アギランは背中を譲って、前方に手塚を落として立ち上がる。手塚は右オーバーハンドを空振り。

さらに左ハイをキャッチした手塚が、2度目のテイクダウンを決める。アギランはバタフライガードも、背中をつけてスイープを狙うことはできない。クローズドに戻してきたところで、一気にパスした手塚はマウントからパンチを落とし、バックを取ってRNCを狙う。

ここも胸を合わせ、上を取ったアギランはスクランブルからバックを取ってスラム気味にテイクダウンを奪い返す。立ち上がった手塚はパンチを振るって前に出て時間となった。

2R、左フックか左ボディショットの手塚、アギランが左を合わせていく。続く手塚のテイクダウン狙いを切ったアギランがクリンチから小外掛けでテイクダウンを決める。ボディロックにも左腕を差して立ち上がった手塚が、続くダブルレッグを切って打撃の間合いに戻る。

左ボディフックを入れた手塚は、やや疲れが見えるか。テイクダウン狙いを再び切られた手塚が左を被弾する。アギランも動きが落ち、手塚は左フックを当てる。さらに左から右フックを振るった手塚は、スピニングバックフィストを踏み込んで潰し、右ハイへ。これは空振りとなるが、組ませなかった手塚がローを蹴る。アギランは左ハイ、掴んで前に出た手塚は右を被弾しそうになる。残り1分、詰める手塚は左フック、続いて右フックを打っていく。アギランは組んでヒザを狙おうとしたか、上体を反らしてところで手塚が押し倒し、ウント狙いからバックへ。アギランも即スクランブル、そしてシングルへ。切った手塚がエルボーを落とし時間となった。

最終回、手塚が左ボディ。アギランはダーティボクシングで右アッパー、続くダブルレッグを手塚がスプロールする。ワンツーからスリーの左フックも当たらず、手塚がケージ中央に戻る。出てきたアギランが左ミドル、手塚は左ボディ。ならばとアギランは左ジャブを入れる。ジャブを被弾し、リードフックを伸ばした手塚──一進一退の攻防が続く。

ローからワンツーのアギラン、手塚もローを返しボディを伸ばす。もう一発腹を殴り、下がったアギランとの距離を詰めた手塚は右ハイキックを蹴られて両手をマットにつく。足がもつれた手塚に対し、アギランが勝負をかけてラッシュへ。ここで手塚はボディを殴り、ケージ際で動きを止めたアギランに左右のフックを連打する。手塚のフックが何発もアギランの顔面を捕らえ勝負は決した。

「ハイキックはピンチだったけど、米を食って自然のなかでトレーニングをしているので耐えられました」と手塚は勝利者インタビューで話した。


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