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【DWCS S07Ep05】アップセット勝利のヒベイロを始め、5人の勝者全員がUFCにファイターに

<ライトヘビー級/5分3R>
ブレンジソン・ヒベイロ(ブラジル)
Def.1R3分47秒by TKO
ブルーノ・ロピス(ブラジル)

鋭い右カーフを蹴ったロピス。ヒベイロは左足を蹴られて、右を繰り出す。続いてワンツーからローのヒベイロだが、スイッチしたロピスの左フックにまっすぐ下がる。ロピスは間合いを取り直し、オーソに構えるとハイをブロックして前蹴りに左右のフックを振るう。スイッチして左ミドルを効かせたロピスはジャブの相打ちに「訊かない」と指を立てるが、直後に右を被弾する。続いて左ジャブを当てるヒベイロだが左フックを打たれ、ステップインに組みに行く。

ロピスは逆にケージに押し込むが、すぐに離れる。掛け率+1000のヒベイロは左ジャブを伸ばすが。右フックを打たれる。ワンツー、左ジャブを受けながら右オーバーハンドで前に出るロピスは、遠い距離から右を打たれる。さらにロピスは左ハイから距離を詰めて左を伸ばすが、体が流れる。ここにヒベイロが右を打つ。ロピスはしたパンチを放つロピスに、右ロングフックを見せた直後にワンツーの右を打ち抜く。腰から崩れ落ちたロピスに鉄槌を振り下ろしたヒベイロが番狂わせの勝利を挙げた。

ヒベイロは「13年のキャリアの結晶だ。力を見せることができた。ダナ、俺は26歳だ。俺を見てくれ」とバックステージで話した。

運命の時──「1週間前のオファーで、腕十字での一本勝ち。それ以外にサブミッションを試みていた。UFCへ」とジオニ・バルボーザがまず契約を告げられる。第2試合に関して、ダナ・ホワイトは敗れたケヴィン・パジェホスを褒め称え、ジアン・シウバに触れる。「エルボー、パンチを打ち込み強いアゴの持ち主だ。パンチの速さは驚異的。視ていて楽しめるドッグファイトをやってのけた。26歳、まだキャリアの頂点じゃない。UFCで彼の試合を見るのが楽しみだ」という言葉に、シウバは大粒の涙を見せ咽び泣いた。

そしてディラン・バドカに対しては、「全く、この試合は好きじゃない。コンテンダーシリーズ史上、最悪の試合だ」と触れ始めたダナだが、「ディランはミドル級で戦うべきじゃなかった。2週間前(※8月26日)にヘビー級で試合をしている。彼は絶対的にウェルター級の選手だ。ヘビー級で戦った後、1週間前に試合を受けた。大きくて強い相手に勝った。PIでウェルター級として、しっかりとトレーニングを積む機会を与えたいと思う。キッド、君のことを尊敬している。試合内容は全くもって最悪だったけど、こっちに来い」と契約へ。バトカも一瞬にして、顔をグシャグシャにして涙を見せた。

続いてフェリーのストップをこき下ろした第4試合だが、「君の責任じゃない。良い戦いをした。もう1試合、トライしてもらうけどUFC入りだ。おめでとう」とセルヒー・サイディも契約が決まった。ヒベイロも「100パーセントのフィニッシュ。ウェルカムUFC」とステップアップが決まり、5人の勝者全員がUFCファイターとなった。


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MMA MMAPLANET o チャド・ハネコム ディラン・バドカ

【DWCS S07Ep05】ディラン・パドカが、チャド・ハネコムとのケージレスリング合戦を制し判定勝ち

<ミドル級/5分3R>
ディラン・バドカ(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
チャド・ハネコム(南アフリア)

33歳のハネコムが右カーフ、そして右前蹴りからジャブを伸ばす。バドカは左ボディストレートを伸ばすも右カーフを蹴られる。右オーバーハンド、そして右カーフを繰り返すハネコムは慎重な立ち上がりのなかでバドカのパンチを受けずに、前足を削っていく。右を打ち下ろしたバドカは、ダブルレッグを切る。ハネコムは右オーバーハンドを繰り出し、カーフへ。バドカの前進に真っ直ぐ下がったハネコムは組まれてケージに押し込まれるも、体を入れ替える。ケージを背負ったバドカが、シングルから体を入れ替える。ハネコムはギロチンを仕掛けて、またもポジションを変えるとダブルレッグを仕掛ける。シングルに切り替えるが、首を取られて背中をつけたハネコムは左を差し切れなかったが、立ち上がることに成功した。残り20秒、バドカがダブルレッグでハネコムを抱えてスラム。ハネコムのギロチンはサイドを取られており効力はなかった。

2R、バドカが右を当てて組みつき、ケージにハネコムを押し込む。ヒザ蹴りを見せて、レベルチェンジのバドカがダブルレッグでテイクダウンを決める。差してくる腕をハーフネルソンで捕えたバドカだが、ハネコムはレッスルアップしダブルでケージに押し込む。シングルに切り替えたハネコムだが、ウィザーに阻まれテイクダウンを奪えずバックにも回れない。それでも執拗にシングルを続けるハネコムの頭部に、バドカがエルボーを落とす。

ウィザーでなく抱える形から首を取って、体を入れ替えたバドカはネッククランクを仕掛けて背中をつかせると肩固めへ。サイドで抑えるバドカに、バギーチョークに入りかけたネムコムは鉄槌で背中を見せる。バドカはサイドバックにとって立ち上がり、ネムコムが胸を合わせる。バドカのヒザが急所に入ったとして、ラウンド終了2秒前にブレイクが入った。3分30秒のインターバルを置いて試合再開も、何も起こることはなかった。

最終回、距離を詰めてきたバドカにワンツーを入れたハネコムだが、組まれてテイクダウンを許す。スクランブルからケージにハネコムを押し込むバドカ──この試合展開になると、コンテンダーシリーズとしては厳しい。一方で勝負として見ると、シングルを仕掛けてギロチンを許さないバドカは危なげない試合を続ける。ケージ際の攻防は2分半以上続き、体を入れ替えたハネコムがシングルで懸命にテイクダウンを狙う。

逆にケージを背負ったバドカは、ウィザー&リストコントロールで倒されない。残り90秒でレフェリーがブレイクを命じる。ハネコムは即組み直してケージにバドカを押し込む。このまま時間となり──バドカが3-0の判定勝ちを収めた。

「ダナが気に入るか知らないけど、自分はやるべきことをやった。3年前、俺はホームレスだった。契約できれば、ハッピーな人生だよ」とサラっと凄まじい過去を口にした。


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