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無念! UFCが村田夏南子をリリース

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『UFC Fight Night 229: Dawson vs. Green』ヴァネッサ・デモポロス vs. 村田夏南子のジャッジの採点/主要サイトの採点(2023年10月08日)

 こちらの続報。


Kanako Murata(Sherdog)

 UFCが村田夏南子をリリースしたことをUFC Roster Watchが確認したとのこと。

 村田夏南子は現在30歳でMMA戦績12勝3敗(UFC戦績1勝2敗、RIZIN戦績5勝1敗)。2021年6月の『UFC on ESPN 25: Korean Zombie vs. Ige』で行われたヴィルナ・ジャンジローバ戦で左肘を脱臼しTKO負けした村田は10月の『UFC Fight Night 229: Dawson vs. Green』で行われたヴァネッサ・デモポロス戦で2年4ヶ月ぶりに復帰。ユナニマスデシジョンで敗れたものの、主要サイトの多くが村田を支持していました。続きを読む・・・
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【DEEP116】北岡悟と対戦、泉武志「YouTubeをやってなかったらMMAには転向してないです」

【写真】既に波乱万丈な半生を送ってきた泉(C)MMAPLANET

11日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP116 IMPACTにて、泉武志が北岡悟と対戦する。
Text by Manabu Takashima

2016年全日本選手権グレコローマンレスリング66キロ優勝、2017年アジア選手権71キロ級優勝、同年の世界選手権出場とレスリングで輝かしい実績を残してMMAに転向した泉。レスリングの経歴を見るとエリート街道を歩んできたように見えるが、大学卒業後にテレビの制作会社に就職→退職してフリーターとしてレスリングに復帰するなど、紆余曲折を経てオリンピックを目指して、MMAの道へ進んだ。そんなオールドルーキー泉がこれまでのキャリア、そして北岡戦への意気込みを語った。


――キャリア7戦目で北岡悟選手と対戦が決まった泉選手です。オファーを受けた時の率直な心境を聞かせてください。

「いずれやるだろうと思っていた相手だったので、今ここで来たかと思いました」

――このタイミングで北岡選手と戦うことをどう捉えていますか。

「僕は年齢が34歳で若くはないので、同じキャリアの選手たちとやっても時間が過ぎるだけだと思うんですよ。だからキャリアが上の強い選手たちとどんどん戦っていきたいですし、限りある格闘技人生で前に進んでいきたいです」

――7月の小金翔戦に判定勝利して、4連勝となりました。あの試合を振り返ってもらえますか。

「すごく小金選手の対策をして試合をしたので、打撃の面でも伸びましたし、グラウンドの細かいポジションの部分でも向上につながってよかったと思います」

――試合数が少ない分、試合をやるごとに得られるものも多いですか。

「相手の対策をすることで、その技が得意になったり、そのポジションにおける恐怖心がなくなったりするんですよ。小金戦だったらハーフガードでトップキープする練習をしていて、ちゃんとそれが試合で出来たし、そうやって自分の技術を伸ばしているイメージです」

――北岡選手には対戦相手としてどのような印象を持っていますか。

「昔からやっているレジェンドで、戦えることを光栄に思います。でもここで僕が負けるようではダメだなと思います。おそらく北岡選手はガンガン前に出てくる作戦だと思うんですけど、そこにハマらないようにしたいです」

――ここで北岡選手に勝利できるかどうか。泉選手のキャリアにおいてターニングポイントになりうる試合だと思います。

「僕もすごく大きな分岐点になると思っているので、何が何でも勝ちたいという気持ちが強いです」

――MMAPLANET初登場ということで泉選手のプロフィール的なことも聞かせてください。泉選手はスポーツ一家に生まれたそうですね。

「父親が陸上、長男が競歩、次男がバレーボールという感じで、それぞれ違う競技の選手でした。僕も小学校の頃はバスケットボールをやっていて、中学でもバスケをやるつもりだったんです。そうしたら学校にバスケ部がなくて。当時好意を抱いている女子がテニス部だったんで僕もテニス部に入りました(笑)」

――思春期らしい理由ですね(笑)。

「高校でもう一度バスケ部に入るんですけど、他の部員のやる気がなくて、1年で辞めることになって、高校2年生の時にレスリングを始めました」

――ずっと球技をやっていた泉選手がなぜレスリングを始めたのですか。

「兄2人がそれぞれの競技で全国大会に出ていて『お前は全国行けないだろ』ってバカにされていたんです。自分としてはバスケで全国大会に行こうと思ったのですが、他の部員がそんなテンションではなかったので、これで全国は無理だなと(苦笑)。

その時に父親からレスリング部にいい指導者がいるらしいぞと言われて、そこで出会ったのが栗本(秀樹)監督(※選手として全日本選手権優勝や世界選手権出場の実績を残し、同校の監督として全国レベルの選手を育成した)だったんです。僕が監督に『全国大会に出たいです』と伝えたら『分かった。連れて行ってやる』と言われて、レスリング部に入部しました」

――レスリングをやることが目的ではなく、全国大会に出ることが目的だったのですね。

「そうですね。だから高校2年までレスリングのことは全く分からなかったですし、栗本監督がいなかったらレスリングは始めてないと思います」

――高校2年から始めるというのは決して早くはないですよね。

「同じ時期に始めた選手もいたんですけど、もともと柔道をやっていてレスリングに転向するパターンが多かったんで、格闘技経験ゼロからレスリングを始めた選手は少なかったです」

――それでも高校在学時にインターハイに出場=全国大会出場という目標は果たします。レスリングには自分に合っていたのでしょうか。

「いや、センスはなかったと思います。でも全国大会に出るだけの練習はやっていたと思います」

――それから日体大に進学し、4年生時にグレコローマン60キロ級でインカレ優勝&国体で準優勝という結果を残しました。大学卒業に合わせてレスリングは引退し、就職されまたしね。

「はい。テレビ業界に入りたかったので制作会社に就職し、某テレビ局のゴールデン番組のADをやっていました」

――それからレスリングに復帰した理由は?

「ADを9カ月ほどやっていたのですが本当に大変な仕事で、これ以上は続けられないなと思ったんです。その時にフェイスブックでレスリング時代の後輩たちが活躍する姿を見て、自分ももう一度レスリングで勝負したいと思って復帰を決めました。ただ完全にレスリングから離れて太ってしまっていたので、最初の3カ月間は地元の高校で体作りをして、それから大学の練習に復帰しました」

――大学も卒業して仕事も辞めて、当時はどのような環境で練習していたのですか。

「スポンサーさんがいたわけでもないし、実業団に所属していたわけでもないので、朝練習してバイトして、夕方練習してバイトして…という毎日でしたね。スポンサーさんがつくまでは本当にお金がなかったので、男3人でルームシェアしてギリギリの生活を送ってました」

――それでも2016年に全日本選手権優勝(男子グレコローマン71キロ級)、2017年にはアジア選手権優勝(同)、同年の世界選手権出場(同11位)と結果を出すわけですが、何が要因だったと思いますか。

「ずばりハングリー精神ですね。例えば合宿の時は練習前に選手が整列するんですけど、成績がいい順番に前から並ぶんです。だから実業団で給料をもらって大会で優勝したらボーナスが出る選手とか、ずっと大会で優勝してきた年下のエリートたちが前の方にいるわけですよ。僕なんかは当然後ろの方だから、そういう選手たちの背中を見て『絶対こいつらを追い抜いて、自分が一番前に立ってやる』と思っていました。

あとレスリングは頻繁にルールが変わる競技で、ちょうどこの時期にスタンド重視が進みました。僕は押し出しが得意でスタミナには自信があったから、そのスタイルと当時のルールがハマったというのも大きいですね」

――それもまさに巡りあわせですね。そんななか2020年にレスリングからMMAに転向することになります。

「オリンピック出場が難しくなり、それでレスリングから完全に引退することを決めました。それからMMAに転向するまでですが、レスリングを辞めてYouTuberになろうと思ったんですよ」

――また振り幅が大きいですね(笑)。

「はい(笑)。周りから色んな人とコラボした方がいいよと言われて、コラボ動画を撮っていたら、自然と格闘技関連の人とコラボする機会が多く、そのなかに渡辺華奈選手がいて。YouTubeコラボきっかけで華奈さんと知り合って、FIGHTER’SFLOWの上田貴央さんから『本気でMMAをやってみない?』と誘われたんです。レスリングを辞めたときにも『MMAやらないの?』と言われることは多かったのですが、上田さんは僕の将来のことや仕事のことまで真剣に考えてくれて、この人と一緒だったらMMAをやろうと思ってMMAに転向しました」

――また面白い出会いからMMAを始めることになったのですね。

「そうですね(笑)。YouTubeをやってなかったらMMAには転向してないです」

――MMAそのものに興味はあったのですか。

「村田夏南子が同じ愛媛出身で、うちの高校にも練習に来てたんですよ。村田の応援でRIZINを1回見に行ったことがある、くらいですね」

――2022年4月RIZINでのMMAデビュー戦はグラント・ボグダノフにTKO負け。続くDEEPでの野村駿太戦もスプリット判定負けでしたが、それからは4連勝を収めています。MMAファイターとしての目標は?

「ちょうど同時期にレスリングからMMAに転向する選手が多かったんですよ。世代は違うんですけど中村倫也だったり、鶴屋怜だったり。彼らは無敗のまま一気に上までいきましたけど、僕はいきなり2連敗してしまって(苦笑)。今からレコードが変わるわけではないので、組まれた試合を勝っていくしかないなと。2人のようにUFCを目指すというのは正直無理だと思いますが、海外の大会に挑戦できるような選手になりたいです」

――泉選手が目指す理想のMMAファイター像はありますか。

「結果にこだわるのはもちろん、見ている人たちの印象に残る試合をしたいです。レスリングと違ってプロのMMAはお客さんが高いチケット代を払って見に来るものなので、それ以上のものは見せたいと思います。そうは言っても、そこばかりを意識して結果が出なければ元も子もないので勝つことが大前提です」

――これまでのキャリアで最も注目が集まる北岡戦だと思います。どのような試合を見せたいですか。

「海外に行くためには日本では相手がいないというくらい強くなって、それだけの結果を残さなければいけないと思っています。前回より成長した姿を見せたいですし、まだフィニッシュして勝ったことがないので、そこをしっかり狙いながら戦いたいです」

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【ONE FN16】モン・ボー戦へ、三浦彩佳─02─「誰も知らない場所で誰も知らない強い選手と」

【写真】本人は負けたことで評価されたくない風の三浦だが、組み技でダニエラ・ケリーに取らせず、袈裟に入ったことはMMAで彼女と戦う対戦相手は組みの強さが頭に残っているはずだ(C)ONE

4日(土・現地時間)にタイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催されるONE Fight Night16で、モン・ボーと対戦する三浦彩佳のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

現在、ONEと契約しながら試合の機会に恵まれないファイターは多い。今年に入ってONEを離れるファイターも増えている。そんななかで三浦がONEでの試合を望んだ理由と、彼女の覚悟とは。

<三浦彩佳インタビューPart.01はコチラから>


――結果、ですか。現在グラップリングマッチも含めてONEで3連敗中という結果は、どのように受け止めていますか。

「ヂィンナン戦でベルトを獲れなかったあとのダヤニ・ソウザ・カルドゾとの再起戦で、今までで一番の絶望を感じました。まさか試合中に肩を脱臼するとは思っていなくて――。そのあとも小さな怪我が重なることもありました。その時に『ヤバいな』と思ったんです。もう年齢も年齢だし、初めて連敗を喫していたので。

結構苦しい時期が続いていたなかで、ダニエル・ケリーとグラップリングで戦いました。試合中に分からないことが多くて、またパニックになり、結果も負けで――なかなか試合が組まれないことも含めて『もうどうしようかな……』と思うことは多かったです」

――……。

「TRIBEに入って10年の間で初めてじゃないかっていうぐらい、長南さんともちゃんと話ができない時期が続いていました。一番の理由は、ONEで試合が組まれないことです。なぜMMAの試合が組まれないのか……。それを長南さんに言っても仕方ないことは分かっているのに。……グスッ、グスッ」

――嫌な時期を思い起こさせてしまったようですね。ここで涙を……。

「いえ。いま鼻をすすったのは、花粉症です(笑)」

――えぇっ!?

「嘘をついているわけじゃないですよ。今回はABEMA TVのインタビューでも、ワーッと泣いちゃって。もっとカッコ良くインタビューを受けたいです!」

――アハハハ。長南さんと話ができない時期というのは、どういった状態だったのですか。

「まず長南さんに『試合がしたい』と伝えたんです。すると長南さんから『ONEで試合が組まれていないのは、お前だけじゃないんだ』と言われました。でも私は試合がしたい、ということの連続でした。もちろん何もなかったわけじゃなくて。ただ、試合の話があっても正式決定にならない――ということが繰り返されて。それでTRIBEを離れるというわけじゃないです。でも長南さんと意見が食い違うことはあって、すごく苦しかったです」

――そこでTRIBEを離れることはなくても、ONEを離れるという選択肢はなかったのですか。三浦選手の実績であれば、国内プロモーションからオファーは殺到するでしょうし、少なくとも試合がないという状態にはならないように思います。

「正直、国内で戦うことを考えなくはなかったです。やっぱり私としては、自分がずっと練習しているなかで試合がなく、他のTRIBEの選手はどんどん試合をしている。私自身もすごく調子が良いのに、でも負けているから大きなことは言えない――と思っていて。

それで『どうしようかな……』と考えている時に、村田夏南子選手、魅津希選手とスパーリングする機会があったんですよ。二人ともグラップラーと試合をするからと、私をスパーリング相手として呼んでくれて。そこから毎週のようにスパーリングしているうちに、『MMAをやるかぎりは、どうせなら誰も知らない場所で誰も知らない強い選手と試合がしたい』と思ったりしました。UFCファイターと練習していると、すごく刺激にもなりましたし。だから、長南さんから『どうする?』と訊かれた時に言ったんです。『私、ヂィンナンと再戦したいです』って」

――「安西先生、バスケがしたいです……」という状態ですね。

「……私が目指しているのはONEのベルトだし、ずっとヂィンナンと再戦したいと思っていました。それで長南さんにも『ONEでやりたいです』と伝えたんです。すると『本当にそれで良いんだな?』、『覚悟を決めました』って」

――なるほど。それほどの覚悟を決めて臨むモン・ボー戦ですが、この相手に決まった時の気持ちを教えてください。今はONEで連勝中で、タイトルコンテンダーの一人です。

「モン・ボー選手の名前を聞いた時、『おぉっ!!』と思いました。試されているなぁって、嬉しかったですね。個人的にはモン・ボー選手は、次の試合でベルトに挑戦すると思っていて。そんな相手との試合が決まり、長南さんからも『決まったからな。あとはゴチャゴチャ言わずに、やるだけだぞ!』と言われました。私も『ありがとうございます!!』って。

客観的に見ても、私とモン・ボー選手だと面白い試合になるんじゃないかなって思います。女子であれだけKOできる選手はいないと思うし、デビュー戦でジャン・ウェイリにも勝っていて、すごく強いファイターです」

――特にあれだけ至近距離で強く右を打ち込める女子ファイターも、なかなかいませんね。

「やっぱり打撃×寝技っていう見方はされると思います。そのモン・ボー選手に組みつくための方法は堀江トレーナーさんと一緒に、いろんなバリエーションを体に染み込ませています。今までも練習していたことではありますけど、何をどう出すかは実際にモン・ボー選手と向き合ってみなければ分からないです。でも今回はスパーリングも、相手にモン・ボー選手を想定した動きをしてもらったりとか。当日は今までとは違う動きも見せられるかと思っています」

――それは楽しみです。

「……ダニエル・ケリー戦も『あやかロックは出さない』と言いながら、結局は出してしまいましたからね。だから最終的にはどうなるか分かりません(苦笑)」

――もちろん自分が最も得意な形を完全に封印して戦う必要はないでしょう。ただ、今は「あやかロックしかない」のではなく「あやかロックもある」とバリエーションが増えているということですよね。

「そうですね。気持ちの面でも、落ち着いて戦えるようにもなりました。普段からBellatorファイターの渡辺華奈さんと練習していて、UFCファイターの村田夏南子選手と魅津希選手のファイトキャンプにも参加させていただいたし、本当に良い経験ができていると思っています。今回こうして試合ができるのは、応援してくださる皆さんのおかげです。まずは次の試合に勝って、ヂィンナン選手とベルトを賭けた再戦まで辿り着きます」

■放送予定
11月4日(土・日本時間)
午前9時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN16対戦カード

<ONEキックボクシング世界バンタム級王座決定戦/3分5R>
ジョナサン・ハガティー(英国)
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)

<ONEサブミッショングラップリング世界ウェルター級(※83.9キロ)王座決定戦/12分1R>
タイ・ルオトロ(米国)
マゴメド・アブドゥルカディロフ(ロシア)

<ムエタイ140ポンド契約/3分3R>
サクセン・オークワンムアン(タイ)
カリム・ベイーノ(アルジェリア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ハリル・アミール(トルコ)
アフメド・ムジタバ(パキスタン)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
シンサムット・クリンミー(タイ)
ムーシネ・チャフィ(スペイン)

<キックボクシング・ストロー級/5分3R>
ジェン・ペイメン(中国)
ルイ・ボテーリョ(ポルトガル)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
三浦彩佳(日本)
モン・ボー(中国)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
カン・ジウォン(韓国)
ベン・タイナン(カナダ)

<ムエタイ女子アトム級/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
クリスティーナ・モラレス(スペイン)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ジャレミー・ミアド(フィリピン)

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o UFC UFC Fight Night 村田夏南子

【UFC】速報中!UFC Fight Night 村田夏南子復帰戦!

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現地時間10月7日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されたUFC Fight Night: Dawson vs. Green。日本から村田夏南子が2年4カ月ぶりに参戦。怪我からの復帰戦を迎えました。

対戦相手はUFC3勝3敗のバネッサ・デモポロス。試合は村田が得意のテイクダウンから上を取って試合を進めるものの、下からデモポロスの細かいパンチを被弾して三角絞めを仕掛けられる場面も。スタンドでもデモポロスのパンチで被弾して顔を背ける画面もあって0-3で判定負けを喫しました。

レスリング仕込みのタックル→テイクダウン→グラウンドコントロールが盤石のイメージのあった村田だけに、今回は寝技でだいぶ手を焼いた印象。桜庭和志のようなモンゴリアンチョップを見せるなど見せ場は作りましたが、決定的なダメージと明確なドミネートが出来ずに終わりました。

試合間隔もかなり開いていたわけで、これからフィジカルも試合勘も徐々に戻ってくるはず。次戦に期待がかかりますが、その舞台はUFCかそれとも日本になるのか。村田の動きに注目が集まります。
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『UFC Fight Night 229: Dawson vs. Green』ヴァネッサ・デモポロス vs. 村田夏南子のジャッジの採点/主要サイトの採点

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Vanessa Demopoulos defeats Kanako Murata(MMA Decisions)

 『UFC Fight Night 229: Dawson vs. Green』ヴァネッサ・デモポロス vs. 村田夏南子のジャッジの採点。3者とも1,2Rデモポロス、3R村田で29-28デモポロス勝利でした。

 主要サイトの採点は29-28デモポロス支持1人、28-29村田支持11人、28-30村田支持1人、27-30村田支持1人でした。続きを読む・・・
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【UFN229】村田夏南子、デモパウロスのガードポジションを崩しきれず。UFC復帰戦は判定負け

<女子ストロー級/5分3R>
ヴァネッサ・デモパウロス(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
村田夏南子(日本)

サウスポーの村田が細かいステップを見せ、ジャブからインロー。村田はデモパウロスの右ストレート・左アウトローをバックステップでかわし、左ミドルを蹴る。デモパウロスは村田の左ミドルをキャッチして、村田をケージまで押し込んでヒザ蹴り。正対した村田はダブルレッグから足をかけてテイクダウン。デモパウロスを寝かせるが、自ら立ち上がってグラウンドゲームではなくスタンドを選択する。

デモパウロスが右ミドルと右ストレート、村田はインローを蹴る。デモパウロスはジャブ見せて右ミドル。村田の左ミドルに右ストレートを合わせると、村田が尻餅をつく。ダメージのある一発ではないが印象は悪いか。村田がデモパウロスの右ミドルをキャッチすると、デモパウロスは引き込んでガードポジションへ。腕十字を狙いつつ、これが外れるとラバーガードで村田の上体を固めてパンチとヒジを入れる。

2R、デモパウロスは右ハイと右ストレート、村田も左ストレートを返す。距離が詰まり、デモパウロスが首相撲にとらえると、村田がテイクダウンを奪う。デモパウロスはハーフガードから潜りスイープを狙い、村田は寝かせてヒジ打ち。

デモパウロスはクローズドガードに戻すとラバーガードで村田の動きを固定する。これを外して背筋を伸ばす村田はモンゴリアンチョップも見せる。デモパウロスはガードポジションで村田の動きをコントロールし、パンチとヒジ、三角絞めを仕掛ける。ここでラウンド終了となる。村田がインサイドガードでトップキープするが、ガードポジションから積極的にアタックしたのはデモパウロス。どうジャッジが判断するか。

3R、デモパウロスがワンツーと右ミドル。村田が蹴り足をとってテイクダウンすると、ガードを取るデモパウロスにパウンドで飛び込む。足を一本超える村田だが、デモパウロスはクローズドガードに戻す。村田は背筋を伸ばしてパウンド、デモパウロスの下からの腕十字をつぶして鉄槌を落とす。

デモパウロスはクローズドガードをとり、ここも村田は上体を起こしてパンチを落とす。デモパウロスは下から腕十字を仕掛け、スクラングルの展開に持ち込む。村田はデモパウロスをがぶってヒザ蹴り。デモパウロスが立ち上がるとバックにつき、股下で腕をクラッチしてデモパウロスを持ち上げてたたきつけた。

判定はジャッジ3者とも29-28でデモパウロスを支持。村田の2年4カ月振りのUFC復帰戦は判定負けという結果に終わった。試合後、デモパウロスは「彼女はトップコントロールをした。私はファイトをコントロールしたの。彼女は上手くコントロールしたけど、エルボーを下から打ってダメージを与えた。彼女がレスリングが優れているのは分かっていたけど、私は全ての瞬間ファイトしていたの」と振り返った。

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【UFN229】計量終了 村田夏南子、2年4カ月振りの計量パスの笑みを浮かべてKポーズ!!

【写真】これぞ満面の笑み。明日もこの笑顔がぜひとも見たい(C)Zuffa/UFC

7日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC Apexで開催されるUFN229:UFN on ESPN+87「Dawson vs Green」の計量が、6日(金・同)に行われている。
Text by Manabu Takashima

メインはライト級のグラント・ドーソン✖ボビー・グリーンの今大会、11試合・全22人の出場選手が問題なく計量を終えた。


2年4カ月振りの再起戦となる村田夏南子は 115.5ポンドでクリア、やや食い気味に計量台の上でガッツポーズをとるとKポーズで笑顔を見せていた。対戦相手のヴァネッサ・デモパウロスも 116ポンドでパス。

フェイスオフで村田はショーン・シェルビー、続いてデモパウロスと握手を交わすと、しっかりと両手を広げてファイティングポーズをとってフェイスオフを終えた。

村田と同様にアジアから出場は、バンタム級でジョニー・ムニョスJと戦う中国のアオリーチーランだ。中村倫也と風間敏臣が在籍するオクタゴンのバンタム級戦線でムニョスJrとアオリーチーランは2勝3敗と負け越しており、明日の試合で3勝3敗の五分に戻すのと、黒星が2つ先行するのとではキャリアアップに違いが出てくる。特にムニョスは中村と風間の対戦相手になることも十分にある。

そういう意味でもムニョスJrとアオリーチーランのマッチアップ、第2試合には注目したい。

■視聴方法(予定)
10月8日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFN229計量結果

<ライト級/5分5 R>
グラント・ドーソン: 156ポンド(70.76キロ)
ボビー・グリーン: 156ポンド(70.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョセフ・パイファー: 185ポンド(83.91キロ)
アブドゥル・ラザク: 184.5ポンド(83.68キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジョアキン・バックリー: 170ポンド(77.11キロ)

<ライト級/5分3R>
ドリュー・ドパー: 155.5ポンド(70.53キロ)
ライアン・グレン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フェザー級/5分3R>
ビル・アレジオ: 146ポンド(66.22キロ)
アレキサンダー・ヘルナンデス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィリッピ・リンス: 204ポンド(92.53キロ)
イオン・クテレバ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケビッチ: 116ポンド(52.62キロ)
ディアナ・ベルビシャ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<フライ級/5分3R>
ネイサン・メネス: 126ポンド(57.15キロ)
マテウス・メンドンサ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
村田夏南子: 115.5ポンド(52.38キロ)
ヴァネッサ・デモパウロス: 116ポンド(52.62キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョニー・ムニョスJ: 136ポンド(61.69キロ)
アオリーチーラン: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フライ級/5分3R>
モンタナ・デラロサ: 126ポンド(57.15キロ)
JJ・オルドリッチ: 125.5ポンド(56.92キロ)

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【UFN229】デモパウロス戦へ、村田夏南子─02─「相手の気持ちを折りに行く試合をしたい」

【写真】とにかく雰囲気の良さが伝わるMe,We (C)MMAPLANET

7日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC Apexで開催されるUFN229:UFN on ESPN+87「Dawson vs Green」で、ヴァネッサ・デモパウロスと対戦する村田夏南子のインタビュー後編。
Text by Manabu Takashima

2年4カ月振りの試合、トラウマになりかねないタイでの負傷を乗り越えて、再びオクタゴンの頂点を目指す村田は負傷前より強くなったと力強く──いや、いつものようにボソボソと語った。

<村田夏南子インタビューPart.01はコチラから>


──筋量自体が減ってしまっていた形ですか。

「筋量は測っていないので分からなかったですが、動くのが辛かったです(笑)。年が明けるとやって良い練習がどんどんと増えて行って。最初はそれでも軽いモノからだったのですが、マウスピースを創ってもらってヘッドギアをつけていたらグラップリングも打撃もマスがOKになり、そこまでガチじゃないですけど普通に練習ができるようになったのは1月の終わりぐらいですね。2月になってから、どんどん強度を上げてやってきました」

──練習を再開するうえで、理不尽なケガの仕方がトラウマになることはなかったですか。

「怖いです。やっぱり試合だったらしょうがないですけど、練習で知らない人に打ち抜かれたので。ただ自分がスパーリングをしているよりも、他の人のスパーリングを見ている方が怖くて。やっぱりヒザを合わされているところとかあるので。怖いッスね。練習はヘッドギアを必ずして、毎週のように歯医者さんに通っていました」

──そうだったのですね。

「揺れの確認や、神経が生きているのかそうじゃないのか、ずっと分かっていなかったので。先生も神経を少しでも残したいと思ってくれていたので、神経の反応を毎週のようにチェックしてくれて。時間は掛かりました」

──練習の強度を上げるイコール試合がしたいということだったのですか。

「練習がちゃんとやれるようになったら、その気持ちは強くなりました。でも長い間、試合をしていなくてスパーリングでも感覚が掴めないところあったので、感覚を戻そうとやってきました」

──そして、今日の練習のように弾けるような動きが見られるようになったと。

「でも、上手くいかないことの方が多いです」

──それは負傷前と比較して、ですか。

「いえ、新しいことを取り入れているからです」

──底上げをしているということですね。

「ラスベガスに行ってジェシカ・アンドレジとかと練習したり……、最終的にNYに行ってと一緒に練習していたんですけど、打撃が上手で。魅津希ちゃんにその打撃の部分を教えてもらって、自分はレスリングを教えて……みたいな感じで。打撃が伸びて、寝技はMe,We、IGLOOの山田海南江選手と練習をして底上げをしてきました」

──では復帰戦の相手、デモパウロスに関してどのような印象を持っていますか。

「これまで自分より背の高い人との試合が多かったのですが、同じぐらいの身長で珍しいです。タフで勝っても負けても頑張っている印象があります。だからこそ、相手に負けない強い気持ちを持たないといけない。相手の気持ちを折りに行く試合をしないといけないです」

──この間の苦労を経験したことで、より強い想いをもってオクタゴンに足を踏み入れることができるのでしょうか。

「それは思わないです。う~ん、練習をしていたら勝ちたいという気持ちが強くなります。試合は絶対に勝てるモノではなくて、練習をするのは勝率を上げるためです。練習をして確率を上げて……でも、相手もやっていて。自分も打撃の部分、寝技の部分、全ての面で底上げしてきたので。相手のパンチが見えてきたから、テイクダウンのカウンターも合わせることができます。それができるようになってきました。組んだら前以上にできます。それに気持ち的にも強くなったかと(笑)」

──トップ10、トップ5にステップアップするために、今回はどのような試合をしたいと思っていますか。

「ここで勝つのと負けるのでは、次の相手が代わってきます。上に行くために勝たないといけない相手──気持ちを折りに行く試合をしたいです」


■視聴方法(予定)
9月24日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFN229対戦カード

<ライト級/5分5 R>
グラント・ドーソン(米国)
ボビー・グリーン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジョセフ・パイファー(米国)
アブドゥル・ラザク(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ(米国)
ジョアキン・バックリー(米国)

<ライト級/5分3R>
ドリュー・ドパー(米国)
ライアン・グレン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィリッピ・リンス(ブラジル)
イオン・クテレバ(モルドバ)

<フェザー級/5分3R>
ビル・アレジオ(米国)
アレキサンダー・ヘルナンデス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケビッチ(ポーランド)
ディアナ・ベルビシャ(ルーマニア)

<バンタム級/5分3R>
ジョニー・ムニョスJr(米国)
アオリーチーラン(中国)

<女子ストロー級/5分3R>
村田夏南子(日本)
ヴァネッサ・デモパウロス(米国)

<フライ級/5分3R>
ネイサン・メネス(米国)
マテウス・メンドンサ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
モンタナ・デラロサ(米国)
JJ・オルドリッチ(米国)

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BELLATOR Bellator300 MMA o RIZIN UFC アブドゥル・ラザク ダナ・ホワイト ボクシング ボビー・グリーン 村田夏南子

UFC on ESPN+87:オッズ/予想と展望

グラント・ドーソン 1.22
ボビー・グリーン 4.10
ジョー・パイファー 1.24
アブドゥル・ラザク・アルハサン 4.20
アレックス・モロノ 2.42
ホアキン・バックリー 1.59
ドリュー・ドーバー 1.22
リッキー・グレン 4.50
アレクサンダー・ヘルナンデス 2.20
ビル・アルジオ 1.70
フィリペ・リンス 2.30
イオン・クテラバ 1.65
カロリーナ・コバルケビッチ 1.62
ディアナ・ベルビタ 2.36
ネイト・マネス 3.10
マテウスメンドン1.39
バネッサ・デモポロス 3.50
村田夏南子 1.32
アオリ・チロン 1.91
ジョニー・ムニョス 1.91
モンタナ・デ・ラ・ロサ 1.74
J.J.アルドリッチ 2.14

今回出場するランカーは、メインに登場するグラント・ドーソン1人のみ。プレリム出場予定だったバンタム級ランカーのクリス・グティエレスは、相手の欠場で対戦相手が変更となり、来週にスライドになってしまった。

ドーソンはUFC9戦無敗(8勝1分け)。これだけ勝っているのに下位ランカーなのは、元々フェザー級で4連勝してから、減量苦でライトに上げているためで、しかもライト級でも体重オーバーしているため、前回初めてランカーのダミル・イスマグロフと対戦し、テイクダウンからバックキープすると逃さずに完封しての判定勝ち。が、試合内容が地味だったせいか、今回もメインで組まれたにも関わらず、ノーランカートの対戦に。

グリーンは元々はレスラーだったが、UFCで戦ううちにすっかりボクシング主体の選手に。ガードを下げて相手のパンチを目でかわし、軌道の読みにくいパンチを打ち込んで倒していく。ドーソンは初メインだが、グリーンはノーランカーながら、過去にもイスラム・マカチェフ戦でメインに抜擢されている。

ドーソンが力の差を見せると考え、ドーソンが得意のチョークで一本勝ちすると予想。

セミ以下はたしかにノーランカー勢ぞろいだが、意外ともうすぐランクインレベルの選手が多く、ノーランカーにしては悪くない選手が揃っている。直近5勝1敗のモロノ vs. ベストウェイトのウェルターに落として2戦目となるKOアーティスト・バックリー、ハードパンチャーの元ランカードーバー vs. UFCでドーソンと唯一引き分けたグレンなど。

そんな中、もうすぐランクインの選手を飛び越してセミで抜擢されたのが、昨年UFCデビューし、まだ3戦目のジョー・パイファー。コンテンダーシリーズで勝ってUFCと契約した際には、ダナ・ホワイトから「みんなジョー・パイファーのようになれ」と絶賛されたアグレッシブファイターで、親の虐待を受けて家を追い出され、ホームレスだった過去もあるというどん底の人生から逆転でUFCとの契約を果たした。UFCでは2試合連続で1RKO勝ち。そんなパイファーの相手は、12勝すべてがKO勝利・うち11勝が1Rでのものという、秒の倒し屋・ラザク(ただし、2R以降になった場合は1勝4敗)。どちらが勝つにしても短期決戦になりそうな組み合わせ。

プレリム第3試合では、村田夏南子が約3年ぶりの復帰戦。相手はUFC3勝2敗のデモポロス。UFCデビュー戦はフライ級で判定負けし、2戦目からストロー級に落とし3連勝。RIZINでデビューした村田に対し、デモポロスはRIZIN浜崎朱加のタイトルに挑戦したジン・ユ・フレイに判定勝ちしている(ただし、判定は微妙)。バックボーンは柔術で、UFCで唯一のフィニッシュ勝利もガードからの腕十字での一本勝ち。MMAに出場する傍ら、グラップリングマッチにも出場している。村田と言えばタックラーだが、下から仕掛けてくるデモポロス相手にグラウンドで勝負できるかどうか。オッズはブランクのある村田がフェイバリット。

第1試合開始は8日朝5時から。村田の試合は6時前後に開始予定。同日のBellator300は7時半から開始で、メインカードの3大タイトルマッチは11時から開始だが、UFCは順調に行けばその前には終わる予定。

速報します。

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Interview UFC UFN ESPN+87 UFN229 ブログ ヴァネッサ・デモパウロス 村田夏南子

【UFN229】2年4カ月振りの復帰戦、村田夏南子─01─「皆の練習を見ていると、凄いやる気が伝わって来て」

【写真】魅津希に続き、村田も復活Vとなるか (C)MMAPLANET

7日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC ApexでUFN229:UFN on ESPN+87「Dawson vs Green」が開催され、村田夏南子がヴァネッサ・デモパウロスと対戦する。
Text by Manabu Takashima

2021年6月のヴィルナ・ジャンジローバ戦で腕十字を耐え続け、腕を負傷して長期離脱を強いられた村田は、昨年の夏になってようやく試合に向けて本格的なトレーニングを再開させると、タイはプーケットのバンタオMMAへ出稽古に向かった。そして、現地で思わなく負傷をし、またもや復帰が遅れた。村田の身に何が起こったのか──を尋ねた。


──打撃、レスリングと弾けるような動きが随所に見られ、なんだかホッとしました。試合が決まっているので当然なのですが、昨年の夏には試合に向けて動き始め、タイに出稽古へ。そこからまた1年も戦うことができなかったです(※取材は9月6日に行われた)。

「タイでケガをしてしまって。そからから、できる練習だけやってきたんですけど、本格的にできるようになったのは今年になってからです」

──タイで負ったケガというのは、どういうものだったのですか。

「歯をケガしたんですよ」

──歯、ですか。

「ハイ。上顎が折れて、歯が四本奥に下がってしまって……」

──それは……なんちゅうケガなのですか……。交通事故のようじゃないですか。

「バンタオMMAでライトスパーリングをしていて、あのジムはビジターの人が結構多いんですよ。階級の軽い男子選手とたまたまやっていて、その人にテイクダウンを仕掛けらたらニーパッドをしていないヒザを合わされてしまったんです」

──えっ……、ヒザ当てもせずに? それは相手が全面的に悪い。

「マウスピースがバッと飛んで行って、舌で歯の位置を確認したら歯茎から奥にズレていて、唇も裂けていました」

──いや、想像するだけでも身が縮こまってしまいます。

「そんな感じでケガをして。確か10月の初めでしたね」

──本来はいつまでプーケットに滞在予定だったのでしょうか。

「11月の中頃までですね。とりあえず、向うの病院で処置をしてもらいました」

──ハイ。そのままにはしておけないでしょうし。ただし、タイで病院に行くのも恐怖が伴いますよね。

「ハイ。怖かったです。日本の先生に連絡して、『処置が終われば、少しでも早く帰国して。診察するから』と言う風に言われました。でもPCR検査をする必要があって、1週間ぐらいタイにいないといけなくて。あの時、一本の歯が完全に抜けていて。魅津希ちゃんが病院に一緒に来てくれたのですが、看護師さんから『ミルクに漬けておきなさい』って言われて、どこかに行ってしまったんです。で、戻ってきたらジップロックみたいなやつに牛乳を入れて、そのなかに歯が入っていて。『入れてきたっ!!』って(笑)」

──そんなことで、その歯を戻すことができるのですか?

「いえ、結局はくっつかなかったです。1本が差し歯で、他は神経が死んじゃっていました。そこからは矯正する器具を2カ月間使って、固定をして。結果的に大きな病院で、しっかりと処置してもらうことができていたのですが、凄い額の請求も来て!!」

──うわぁ……。保険の方は?

「カードの入っている保険が使えなかったです。だから『抜糸に来なさい』って言われていたんですけど、自分が抜きました」

──いや、村田選手。常人離れしていますね。

「唇の裏まで13針縫っていたのですが、毛抜きと爪切りで全部抜きました」

──もはやマジカルワールドです。10月の最初にケガをして、帰国してからはどれだけ体を動かすことが許されていたのですか。

「ほとんど何もできずに、練習を見に来ていました」

──ようやく腕の負傷から、試合ができる状態まで戻しての違う箇所の負傷。MMAを諦めようという気持ちにはならなかったですか。

「なりました……。実はケガをする前の日に、マネージャーの(ヒラタ)シュウさんから連絡があって『年明けくらいに試合ができるように動こうか』という話をしていたんです。もともと試合に向けてバンタオで練習をすることにしたので。で、あのケガですから──もういいかなという気持ちにはなりました」

──う~ん、そうなるのも分かります。

「ただ、日本に戻って来て皆の練習を見ていると、凄いやる気が伝わって来て。それが私もやるんだと思えるようになって。それが一番大きかったです」

──上顎が折れて歯がズレて固定する。その間は体を動かすことはできたのでしょうか。

「打ち込みも含め、対人練習はとにかくできなかったです。歯を食いしばることができないので、フィジカルも無理で。2カ月ぐらい、歯を固定している間は本当に軽く自転車を漕ぐようなことだけやっていました。だから普通の練習ができるようになった時に体力、筋力の落ちは凄くて。あれも凄く辛かったです」

<この項、続く>


■視聴方法(予定)
9月24日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFN229対戦カード

<ライト級/5分5 R>
グラント・ドーソン(米国)
ボビー・グリーン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジョセフ・パイファー(米国)
アブドゥル・ラザク(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ(米国)
ジョアキン・バックリー(米国)

<ライト級/5分3R>
ドリュー・ドパー(米国)
ライアン・グレン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィリッピ・リンス(ブラジル)
イオン・クテレバ(モルドバ)

<フェザー級/5分3R>
ビル・アレジオ(米国)
アレキサンダー・ヘルナンデス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケビッチ(ポーランド)
ディアナ・ベルビシャ(ルーマニア)

<バンタム級/5分3R>
ジョニー・ムニョスJr(米国)
アオリーチーラン(中国)

<女子ストロー級/5分3R>
村田夏南子(日本)
ヴァネッサ・デモパウロス(米国)

<フライ級/5分3R>
ネイサン・メネス(米国)
マテウス・メンドンサ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
モンタナ・デラロサ(米国)
JJ・オルドリッチ(米国)

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