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QUINTETが約5年ぶりにナンバーシリーズ開催/前田日明がスーパーバイザー就任/K-1と資本業務提携/桜庭和志の長男大世がプロデビュー戦で内柴正人と対戦

2000年の桜庭和志




 7月18日、打撃格闘技のK-1を主催する株式会社M-1スポーツメディアと、寝技格闘技のQUINTETを主催する株式会社ラバーランドが世界展開に向けて資本業務提携を締結したことを発表した。

 さらに9月10日(日)、横浜アリーナにおいて、K-1とQUINTET初の共同イベント『ReBOOT』を開催することもあわせて発表された。
今回の資本業務提携はMMA(総合格闘技)の寡占状態が続く世界の格闘技市場の中で、打撃格闘技と寝技格闘技のそれぞれの面白さを改めて世界に向けて発信していくという思惑が一致したことが背景にある。日本で生まれたK-1とQUINTETが、共に手を携えてもう一度、世界の中心に向かっていく。そのための戦いが横浜からスタートするのだ。

 早くも期待感あふれる『ReBOOT』でQUINTETは5年ぶりとなるナンバーシリーズQUINTET.4が行われる。


 本日、K-1を主催する株式会社M-1スポーツメディアとQUINTETを主催する株式会社ラバーランドが世界展開に向けて資本業務提携を凍結したことを発表し、あわせて9月10日(日)、横浜アリーナでK-1とQUINTET初の共同イベント『ReBOOT』を開催することをお知らせしました。

 その『ReBOOT』でQUINTETとしては5年ぶりとなるナンバーシリーズ、QUINTET.4の開催を発表。出場チームは桜庭和志率いるTEAM SAKURABA、2代目王者のTEAM 10th Planet、初代王者のTEAM POLARIS、柔術界の名匠ジョン・ダナハー率いる初出場TEAM New Waveの4チームに決定した。世界のトップレベルの選手たちが集結して行われるグラップリングチーム世界一決定戦にご期待ください。

TEAM SAKURABA出場メンバー
桜庭和志
世羅智茂
ハイサム・リダ
中村大介
TBA

TEAM 10th Planet出場メンバー
ジオ・マルティネス
リッチー・マルティネス
PJバーチ
アミール・アラム
カイル・ベーム

TEAM POLARIS出場メンバー
グレゴー・グレイシー
オーウェン・リブジー
マティ・シュジンスキー
センテリ・リリアス
オーエン・オフラニガン

TEAM New Wave出場メンバー
ジヤンカルロ・ボドーニ
アイザック・ミシェル
ブラシド・サントス
リース・ラ・フィーバー
エイブラハム・ラ・モンティン

 さらに、チーム戦の他にもスペシャルシングルマッチとして、内柴正人vs桜庭大世の一戦が決定。桜庭大世は桜庭和志の長男でQUINTET FN6ではSAKU Jr.の名前でエキシビションマッチを行った。今回はプロデビュー戦となる。プロデューサーでもあり、父親でもある桜庭Pは「プロとなった以上は自分が納得するような試合じゃなくてお客さんが納得するような試合をしなきゃいけないというのを頭に入れてやってほしいですね」とエール。どんなデビュー戦の闘いを見せてくれるのか、ご注目ください。

 また、格闘技界のレジェンド・前田日明氏が新たにQUINTETスーパーバイザーに就任したことも発表された。前田スーパーバイザーは「(QUINTET)は将来性のあるスポーツ。オリンピックの中に柔道とは別にQUINTETのような寝技の種目ができたらいい」と意気込みを語りました。これまで世界のまだ見ぬ強豪を発掘するなど世界中に広いネットワークを持つ前田氏の手腕に期待が高まる。

 そして、9.10横浜アリーナ「ReBOOT~QUINTET.4~」でリスタートを切るQUINTETは今大会を皮切りにK-1と同様にWORLD GP構想を計画中。2024年はK-1の海外地区予選とコラボしてQUINTETの地区予選も共同開催予定です。日本が世界の格闘技をもう一度、面白くするべくK-1と共に手を携えて世界の中心に向かうための戦いがスタートいたします。ぜひ、ご期待ください。

 9月10日に横浜アリーナで開催する共同イベント『ReBOOT』内で『QUINTET.4』が開催されます。QUINTETの開催は2021年7月の『QUINTET FIGHT NIGHT7 in TOKYO』以来2年2ヶ月ぶり。ナンバーシリーズは2018年10月にネバダ州ラスベガスで開催された『QUINTET.3』以来4年11ヶ月ぶり。K-1と資本業務提携ということは、UFC Fight Passでの配信はもう無さそうです。



 K-1は同じく9.10横浜アリーナで無差別級8人トーナメント『ReBOOT~K-1 ReBIRTH~』を開催。プロデューサーは中村拓己氏に代わりカルロス菊田氏が就任。また、極真会館との提携も発表されています。続きを読む・・・
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ADCC2022 MMA MMAPLANET o   カイナン・デュアルチ カイル・ベーム クレイグ・ジョーンズ ディヴォンテ・ジョンソン ニコラス・メレガリ ニッキー・ライアン ニック・ロドリゲス ユーリ・シモエス ラファエル・ロバトJr

【ADCC2022】99キロ級決勝 減点8のカイナン・デュアルチがクレイグ・ジョーンズを破り、階級変えて連覇

【写真】強い方にこれをやられると、もう手の施しようがない(C)SATOSHI NARITA

9月17日(土・現地時間)&18日(日・同)にラスベガスのトーマス&マック・センターにて開催された2022 ADCC World Championshipが開催された。
Text by Isamu Horiuchi

ADCC史上、他のグラップリングイベントの追随を許さない最高の大会となったADCC2022を詳細レポート。第15 回は99㌔級ファイナル=カイナン・デュアルチ×クレイグ・ジョーンズ戦の模様をお伝えしたい。

準決勝でラファエル・ロバトJrを下したカイナン・デュアルチを決勝で待っていたのは、前回大会の88キロ以下級準優勝、豪州の極め業師クレイグ・ジョーンズだ。

ニック・ロドリゲスやニッキー・ライアンと共に形成したBチームのラッシュガード──前面に大きく「メキシカン・グラウンド・カラテ」とある──を身に纏ったクレイグは1回戦で、ジョアオ・コスタと対戦した。

開始直後にクレイグは引き込んで左足に絡むと、すぐにコスタの右腕を捉えて両腕で抱え込んでヒジを伸ばす腕十字。わずか18秒で圧勝した。

続く2回戦は、初戦ディヴォンテ・ジョンソンとの接戦をレフェリー判定で制したカイル・ベームと対戦。ここでもクレイグは加点時間帯に入ってからベームが放ったダブルレッグを、アームインギロチンで切り返してタップを奪い、2戦連続の一本勝ちで翌日のベスト4戦に駒を進めた。

準決勝でクレイグは、前戦でユーリ・シモエスとの接戦をレフェリー判定で制した道着柔術最強の男ニコラス・メレガリと相対する。

この一戦は両者が積極的に仕掛け合う大激戦となる。まず引き込んだクレイグはフォールス・リープからの内ヒールに入り、メレガリが回転して逃げたところで上のポジションを取って見せ場を創る。

延長におけるスタンド戦においても、クレイグはダブルレッグからテイクダウンに成功するなど戦いの幅が広がっていることを示す。この場面ではすぐに背中を向けてから前転したメレガリに立たれてしまい、ポイント獲得こそならなかったものの強い印象を与えたクレイグがレフェリー判定をモノにして、2大会連続の決勝進出を果たした。


<99キロ級決勝/20分1R>
カイナン・デュアルチ(ブラジル)
Def. 12-0 (ペナルティ8-0)
クレイグ・ジョーンズ(豪州)

決勝戦。スタンドで先に仕掛けたカイナンがシングルレッグからボディロックを取ると、クレイグはあまり抵抗せず下になり、左に絡むハーフを作った。

その後はクレイグが下から仕掛け、カイナンがそれを盤石のベースで遮断する展開が延々と続くことに。やがてカイナンにペナルティが与えられるがそれでも展開は変わらず、カイナンは2つ目のペナルティが与えられる。

カイナンは9分経過のあたりから本格的に低く入るプレッシャーを強め、ハーフで胸を合わせることに成功。そのままクレイグの両ワキを差して上半身を殺し、じっくりと侵攻していった。

加点時間開始15秒前のところで、カイナンは絡まれている足を抜いてマウントを奪取。そのまま低く胸を合わせて抑え続けるカイナンは、加点時間が開始した後に足だけ動かしてニーオンザベリーで2点を取り、またマウントに戻ることでさらに2点を追加。これで減点が2あるものの、ポイントは4-0で逆転に成功した。

その後も、低く胸を合わせてクレイグの上半身を封じ続けるカイナン。一度足を絡ませてから、再びそれを解いてマウントに戻ることで7点目を獲得したが、同時にマイナスも一つ追加された。その後もカイナンは抑えたまま体勢を変えないため、また一つマイナスが加わり、実質3点差となった。

残り7分、カイナンの巨大な上半身に押さえ込まれ続けていたクレイグが、ついにカイナンの腰を押してスペースを作ることに成功、体勢をハーフに戻してみせた。が、カイナンは低く圧力をかけ続けてクレイグの仕掛けを遮断。残り5分のところでなんと5つ目のペナルティを受け、点差は2点となった。

それでもポジションを変えずに膠着し続けるカイナンは、残り3分半でまたペナルティを受けてしまい、1点差に。クレイグは下から右腕を狙うが、カイナンは難なく防御する。

残り2分。上からの膠着を続けるカイナンに7つ目のペナルティが宣告され、ついに試合は同点に。見応えのあるアクションが起きているわけではないこの試合だが、マウントを奪って相手の動きを制し続けている側がペナルティを受け続け、とうとう終盤同点に追いつかれてしまうという前代未聞の展開自体は、シュールかつスリリングだ。

なんとか展開を作りたいクレイグは上半身を起こすが、カイナンもまた上半身の圧力を使ってそれを押し戻して潰す。さらにカイナンはジョーンズの右ワキと首を制して潰して体勢を固める。ここでクレイグに8個目のペナルティが入る。なんと相手をほぼ完全に制圧しているにもかかわらず、カイナンは逆転されてしまった。

下から再び距離を作るクレイグ。残り1分半で点を取らなくてはならないカイナンは立ち上がると、改めて低くプレッシャーをかけてゆく。そしてクレイグの右足を潰したカイナンは、そのまま横に動いて上四方へ。そのままジクレイグを抑え込んでパスに成功。3点を獲得し、土壇場で再逆転してみせた。

クレイグは下から距離を作って立ち上がる。逆転のためにはテイクダウンが必要な場面だが、レスリング力で勝るカイナンの前になかなか仕掛けられない。それでも力のないシュートインを試みたジョーンズだが、カイナンはそれを跳ね返すように倒してゆく。 クレイグはスクランブルをすることもできず下になった。

残り数秒でスコアが実質12-8 =4-0(クレイグの8Pは全てカイナンのペナルティによるものだ)となったところで、クレイグは勝負を諦めてカイナンに握手の手を差し出した。

こうして前代未聞の展開を見せた試合は終了し、カイナンが前回大会の99キロ超級に加えて2連覇を達成。前回大会88キロ以下級準優勝、他の多くの大会でも準優勝が多く、インスタグラムにも「全てにおいて2位」と自虐的なプロフィールを載せているクレイグは、またしても今回準優勝に終わってしまった。

カイナンの優勝インタビューがはじまると、場内の一部からはブーイングが。そんな状況でツータイムス王者は「みんなありがとう。ハッピーだよ。まあもっといい試合ができたとは思うけどね。でもね、この試合場に上がってこれるのは本当にベストの選手だけなんだよ。そして選手はみんな異なった柔術スタイルや性格を持っているんだ。僕は今回勝たなくてはならなかった。まあみんなを喜ばせることはできないよね。僕はここに参加したすべてのアスリートにおめでとうと言いたいよ」と釈明。

さらに「クレイグよ、俺は絶対にお前のように2位にはならないんだぞ!」とジョークを飛ばしたに「僕は(2回戦の)モンストロ(=エルダー・クルズ)との試合でバックを奪ったところで膝を怪我してしまっていたんだよ。だからネガティブな気持ちや心配もあったけど、人生と同じだ。やらなくてはならなかったんだ」と、2日目は万全の体調ではなかったことを明かした。

ヒザの負傷を抱えつつ、世界の超強豪たち相手にレスリングの攻防で優位に立ち、今回も猛威を振るったクレイグの極めの仕掛けも遮断。じっくりプレッシャーをかけて複数回パスを奪ってみせたカイナンの技量はまさに圧巻で、世界一の座に相応しいものだ。

同時に、相手を抑え込み動きを止めようする戦い方に対して、(決して失格を宣告することなく)アグレッシブなまでにペナルティを与えてアクションを促した競技運営陣は、動きの少ない展開に奇妙なスリルとドラマを持ち込むことに成功したといえるのではないだろうか。

なお3位決定戦は、7月のWNO 14の再戦となったメレガリ×ロバトJr。前回テイクダウンを奪って快勝していたメレガリは、今回は加点時間帯前に座って下攻めを選択。

そのガードをロバトJrが攻めあぐねる展開が続いた。結局ロバトJrはペナルティを二つ宣告されてしまい、挽回できず。メレガリが初出場にして初メダルを獲得した。

99キロ級リザルト
優勝 カイナン・デュアルチ(ブラジル)
準優勝 クレイグ・ジョーンズ(オーストラリア)
3位 ニコラス・メレガリ(ブラジル)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC FPI02 アンソニー・ペティス アンディ・ヴェレラ カイル・ベーム ジェイムス・クラウス ソン・ヤードン ホルヘ・マスヴィダル ボー・ニッコル ユライア・フェイバー

【UFC FPI02】タザ、ジェイ・ロッド、NCAA3冠のボー・ニッコルらが躍動のチーム戦はペティス勢が優勝

4人制合計体重750ポンド(340.19キロ)以下──UFCファイトパス・インビテーショナル02、チーム対抗グラップリング・トーナメント。

まずアンソニー・ペティス率いるアンソニー・ペティス・ファイティング・チャンピオンシップ=APFCとジェイムス・クラウスのチームFAC(Fighting Alliance Championship)が準決勝で相対した。

APFCのオリヴィエ・タザと、FACのカイル・ベームのドローで始まったチーム戦は、APFCのダニエル・マナスウがジョー・ソレッキーをストレートレッグロックで一蹴、クラウスもRNCで破ると、アンディ・ヴェレラとは痛み分けでチームを勝利に導いた。

もう一つの準決勝はホルヘ・マスヴィダルのアイコンMMAとユライア・フェイバーのAIコンバットの顔合わせに。3人残しの状態でユライアのチームからはソン・ヤードンが登場、二回り大きなニック・ロッドの実弟ジェイ・ロドリゲスを対戦した。

膠着にコイントスで、上を選んだジェイ・ロッド──本来はバタフライガードのソン・ヤードンがダブルアンダーフックからの再開となるが、レフェリーのミスで両ワキを差された状態からのリスタートnに。パスのプレッシャーから、マウントを奪取したジェイ・ロッドがバックグラブに移行してボディトライアングルでソン・ヤードンを捕らえる。ソン・ヤードンの動きに合わせてマウントに戻ったジェイ・ロッドが、背中に回りRNCでタップを奪った。ここで1人抜きをしたチーム・マスヴィダル=アイコンMMAが、決勝進出を決めた。

決勝戦、PJバーチが先鋒戦でクリストス・パパデロスにRNCを極めたアイコンMMAは、ドローが2試合続き、ジェイ・ロッドがAPFCの大将オリヴィエ・タザと対戦。後の無いタザが意地のストレートフットロックで一本勝ちすると、ペンシルベニア州立大時代にNCAAを184ポンドと197ポンドで3度制し、1年次は174ポンドで準優勝だったボー・ニッコルと体格差が明白な最終決戦に。

ニッコルは2019年のU23フリースタイル92キロ級でも優勝し、アイコンMMAでプロMMAデビューを6月に果たしたばかりで、既に8月9日にコンテンダーシリーズ出場も決まっている。柔術は青帯のニッコルは基本トップからパス狙い、反応を見てがぶってバックを伺う。タザは引き込んで、対応するが体格差は大きい。

シングルレッグをスプロールして離れたニッコルは、シッティングのタザに足を絡めさせず柔術とレスリングの噛み合わない展開が続く。Kガードから足関をエントリーしたタザだが、ニッコルが反応して足を抜く。ついには足関節狙いからトップを取ったタザだったが、場外際でレフェリーはセンター&スタンドでの再開を命じる。

明かに不満げな表情を浮かべたタザ──何と、ニッコルは自ら率先して座り、下からのリスタートに応じる。

漢気を見せたニッコルがシントゥシン、Zハーフガードでパスを耐える。背中をつけた展開に挑んだニッコルは、パスを許さない。それでもタザは残り2分20秒で足を抜いて直接マウントへ。ニッコルがすぐに足を戻し、ハーフを取る。1分20秒を経過し、パスのピンチで背中を見せたニッコルが、タザを前方に落として立ち上がることに成功した。

側転パスに足を絡ませるタザ、すぐに離れたニッコルは頭を押して組ませずタイムアップに。最終戦の時間切れは、勝敗の行方をジャッジに委ねた結果、APFCが優勝し賞金2万ドルを手にした。



FAC

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LFA MMA MMAPLANET o PFL UFC アンソニー・ペティス アンディ・ヴェレラ カイル・ベーム クレイグ・ジョーンズ ジェイムス・クラウス ソン・ヤードン ブランドン・ロイヴァル ホルヘ・マスヴィダル ボクシング ユライア・フェイバー ロクサン・モダフェリ

【UFC FPI02】ファイトパス招待02にヤードン、ユライア、クレイグらが出場。ワンマッチに63&ロイヴァルも

【写真】ロイヴァルの華麗なノンストップ・グラップリングがMMAグローブのない戦いでも見られるか(C)LFA

7月3日(日・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC Apexでチーム対抗のグラップリングイベント=UFC Fight Pass Invitational 02が開催される。

27日(月・同)から開幕している10度目のUFC International Fight Week。正式スタート前の25日(土・同)からラスベガス・コンベンションセンター内サウスホールではUltimate InvitationalとしてUSAウェイトリフティング・ナショナル選手権が開催され、同会場では引き続きIBJJF柔術のアメリカン・ナショナルやアマチュアボクシングの大会も開かれている。

そんなファイトウィークのヘッドラインは勿論2日(土・同)にT モバイル・アリーナで開催されるUFC276「Adesanya vs Cannoier」だが、催し物のトリはこのUFC FPI02が務めることになった。


昨年12月の第1回大会と同様に4チーム対抗のトーナメント戦と、シングルマッチが組まれたプログラップリングイベント。参加チームはホルヘ・マスヴィダル率いるマスヴィダルス・アイコンMMA、UFCのグラップリング大会といえば顔役でもあるユライア・フェイバーのフェイバーズA1コンバット、そしてPFL参戦中で先週の土曜日にワキ腹を負傷したアンソニー・ペティスはアンソニー・ペティス・ファイティング・チャンピオンシップとして参戦、さらにFighting Alliance Championshipは監督でなくジェイムス・クラウスがプレイングマネージャーとして出陣する。

アイコンMMAにはクレイグ・ジョーンズ、エンリコ・コッコ、PJ・バーチらが属しており、A1コンバットはユライア御大自らソン・ヤードンを帯同しマットに上がる。

ペティス配下にはオリヴィエ・タザ、FACにはアンディ・ヴェレラとカイル・ベームというSUG組がその名をメンバーに連ねている。

そんなチーム戦以上に注目はシングルマッチだ。ラスベガス開催ということで地元シンジケートMMAから2月にMMAを引退したロクサン・モダフェリが出場し、ノヴァウニオンの柔術家であるMMAファイターのミッシェレ・オリヴェイラを迎え撃つ。

そのシンジケート所属でMMAも経験している柔術家ショーン&ジェリーのシャピロ兄弟が、それぞれアンドレ・フィート&ブランドン・ロイヴァルと戦うことも決まっている。もちろんロクサンのピュアグラップリングにどれだけ慧舟會色が残っているのかも楽しみだが、さらに必見なのは……やはりロイヴァルだろう。

動いて下になりつつ三角や腕十字というLFA時代にMMAでも魅せていた──スクランブルの向こう側、極めて終わるグラップリングがサブオンリー戦で爆発するか。日本でもMMAファイターと柔術家のグラップリングでの交流はGCMのコンテンダーズ時代から見られてきたが、そこは北米MMA界──異種格闘技戦でなく、純粋グラップリングとして戦えるであろうロイヴァルと黒帯柔術家の組み技戦は見逃せない。

■視聴方法(予定)
7月4日(月・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

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BELLATOR INVICTA MMA ONE SUG27 SUG28 UFC WNO Championships   アンディ・ヴェレラ カイル・チェンバース カイル・ベーム クリス・レンチオーニ ケビン・リー ジュリアナ・ミラー タラ・ラロサ ハイサム・リダ ビア・メスキータ メイソン・ファウラー リッチー・ブギーマン・マルチネス

【SUG28】ハイサム・リダがメイン登場!! ケビン・リー✖レンチオーニ&タラ・ラロサも

【写真】いよいよハイサムが全米級の活躍をするようになってきた!!(C)CLAYTON JONES/FLOGRAPPLING

31日(日)、ポートランド州コーネリアスのコーチ・サーチ・シニでSUG28が開催され、ハイサム・リダが初出場でヘッドライナーの大役を担う。

ノーギワールズでメダルの獲得すらならなかったが、WNO Championshipsヘビー級3位という結果がUFCファイトパスでライブ配信されるケージグラップリング大会のメイン抜擢につながった。


ハイサムの相手アンディ・ヴェレラは今年の3月に石井慧を破り、4月にメイソン・ファウラーの持つSUGアブソリュート級王座挑戦経験もあるグラップラーだ。元MMAファイターでコンバット柔術や、グラップリングでも3CGやF2Wでも戦ってきた。

そのうえでSUG27度の歴史で10試合の出場経験があり、通算戦績は6勝4敗とケージグラップリング&OTの経験値は群を抜いている。とはいえ純粋に一本を取る技量ではハイサムがヴェレラに遅れを取ることはない。事前の掛け率でもハイサムは-415でヴェレラは+305と圧倒している。

ハイサムとしては5分という短時間、金網、何よりもOTという終着点があることを考慮し、この初チャレンジに挑まなければならない。そして、初物尽くしチャレンジを成功裏に終えると、見えてくるのはファウラーの持つベルトだ。

(C)Zuffa/UFC

また今大会ではUFCファイターのケビン・リーの出場も急遽決まった。

元Bellatorファイターで、AJ・アガザームに勝利しながら、その後ファイトの機会が与えられていないクリス・レンチオーニと対戦予定だったジョーダン・ホリーの欠場を受け、3日前のスクランブル発進にUFCライト級インターリムコンテンダーが同意した。

リーのベースはレスリング。ミシガン州のグランドバレー州立大時代の2年生の時にはレスリングクラブで37連勝を記録したが、MMAに専念するために大学を中退した過去を持つ。MMAではキャリア18勝のうち一本勝ちが8試合、うち7つの勝利がRNCというリー。

(C)BELLATOR

対するレンチオーニはSUGで3勝1敗、コンバット柔術でも勝利している。

パウンド有りとはいえアガザームのバックグラブを逃れ、Zハーフガードを潰すと、キムラの仕掛けにバックから3/4マウントを奪うなどグラップリングは1枚上手を行くか。あるいはレスリングでリーが試合を支配してしまうのか。両者の戦いでは、ケージを効果的に使ったサブミッション・レスリングおよびスクランブルというこれまでのグラップリングシーンでは見られなかった戦いが見られるかもしれない。

また10thPlanetのカイル・チェンバースとタナー・ウェイスグラムのマッチアップも決まっている。

ウェイスグラムはホベルト・ヒメネス、カイル・ベームに連敗中だけに、チェンバースはSUGの一線級であることを示す結果が必要だ。

(C)INVICTA FC

隆盛を究めつつあるグラップリング界にあって、独自路線をいくSUGらしいカード、ある意味、今大会のサプライズがテラ・ラロサの実戦復帰だ。

2002年にMMAデビュー、女子MMAのパイオニアは22勝5敗という戦績を誇りながら、UFCで戦うことなく2015年5月を最後に表舞台から離れていた。43歳になったラロサの相手はリッチー・ブギーマン・マルチネスがキラーの愛称で呼ぶジュリアナ・ミラーだ。

ミラーは10月の女子版コンバット柔術&EBI=メドゥーサのコンバット柔術女子バンタム級GP初戦であのビア・メスキータをOTのエスケープタイムながら破り、大番狂わせを起こした注目の選手だ。トーナメント自体は準決勝で、準優勝のニッキ・サリバンに敗れたが、OTの強さは立証済みといえる。

そんなミラーを相手に、ラロサは往年の重厚感あるサブミッション・グラップリングを披露できるか──非常に楽しみ一戦だ。

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MMA SUG27 カイル・ベーム ガブリエル・チェッコ メイソン・ファウラー

【SUG27】メイソン・ファウラー、OTでベームの代役チェッコを顔面潰しで倒し無差別級王座防衛

<SUGアブソルート級選手権試合/5分1R>
メイソン・ファウラー(米国)
Def.OT2R1分23秒by フェイスクランク
ガブリエル・チェッコ(ブラジル)

2週間前のWNOヘビー級Tに出場し、1回戦を勝ち抜いたもののカットで準決勝を棄権したファウラーがホームに帰還。本来は挑戦者決定トーナメントを勝ち抜き、同じくWNOヘビー級Tにエントリーしていたカイル・ベームの挑戦を受ける予定だったが、負傷欠場でチェッコが代役チャレンジャーとなった。

立ちレスが1分以上続き、互いに首を取り合う展開に。ケージに押し込んでいったチェッコだが、いなしたファウラーが体を入れ替えてがぶる。頭をあげたチェッコがケージを背負った状態となり、試合はあっという間にハーフタイムを過ぎる。

離れたファウラーが中央に戻り、チェッコがスナップダウンでバランスを崩させダブルレッグでケージに押し込む。体を入れ替えたファウラーはがぶってバックに回る。ワンフックで仰向けになったファウラーがシートベルト&トライアングルボディロックを取る。

絞めを防ぐチェックに対し、ケージを蹴ったファウラーが腕十字へ移行する。右腕が伸びたチェッコだが体を並行にし肩を抜いてエスケープ。最後の10秒はスタンドに戻り、オーバータイムに突入した。

先攻のファウラーはシートベルトを選択、まるで本戦の続きのような展開でロールを繰り返す両者がケージ際に移動する。ケージを蹴ったチェッコがファウラーのマウント移行を許さず41秒でエスケープした。

後攻のチェッコもバックを選び、チャンピオンはリストを取って尻をずらすが、真後ろを取り直したチェッコのバックが続く。結果、ファウラーはエスケープまで58秒を要した。

OT2R、ファウラーはここもバック攻めをチョイスし、絞めよりもキープ重視の動きで固める。胸を合わせることができないチェッコは、1分25秒でアゴの上からのフェイロックでタップを強いられた。

後がないチェッコはスパイダーウェブでなく、シートベルトから勝負を賭ける。必死に腕をアゴの上から巻きつけるチェッコだが、背中をスライドさせたファウラーが胸を合わせてエスケープと共に王座防衛に成功した。

「トラッシュトークは好きじゃない。カイル・ベームはナンバーワン・コンテンダーであることは確かだ。そこに言う事は何もない。最初、僕がケガをし、今度は彼がした。誰が1番で、誰が2番なのかハッキリさせたい」とファウラーは勝利者インタビューで話した。


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MIKE MMA ONE ONE Championship WNO Championships   オーランド・サンチェス カイナン・デュアルチ カイル・ベーム ティム・スプリッグス テックス・ジョンソン ハイサム・リダ メイソン・ファウラー

【WNO Championships】レポート─07─ハイサム、初戦で足関の餌食に。ヘビー級準々決勝~準決勝

【写真】カイナンの代名詞となりつつあるクローバーリーフ (C)MIKE CALIMBAS/FLOGRAPPLING

9月25&26日(土&日・現地時間)にテキサス州オースチンのパーマー・イベンツセンターで開催されたWho’s Number One Championships。ライト級、ミドル級とヘビー級、女子はストロー級及びヘビー級で賞金3万ドルとチャンピオンベルトを賭けた2days 8人制トーナメント──は2021年グラップリング界の最大のイベントとなった。
Text by Isamu Horiuchi

レビュー第7回はヘビー級の準決勝までのトーナメント進捗状況をまとめてお伝えしたい。


1回戦、日本のファン及び関係者の期待を集めたハイサム・リダはティム・スプリッグスと対戦。前半、懐の深さを活かしたスタンドの攻防で渡り合ったものの、強固なレスリングベースを持つスプリッグスを倒すのは難しいと見たか、やがて引き込んで下からの戦いを選択した。

長い足を絡めての仕掛けを試みるハイサムだが、相手はディフェンシブ・トップゲームの強さでノーギ・ワールズを制したスプリッグスだ。なかなか崩せないまま時間が過ぎてゆく。

終盤、横回転して50/50を作ってみせたハイサムに対し、これを予期していたかのようにスプリッグスは、50/50を解除すると、なんと左足を抱えて倒れ込みながらの内ヒール。

決してトップを譲らないはずのスプリッグスが、残り1分のところで足関節を仕掛け、ハイサムからタップを奪い準決勝進出を決めた。ハイサムは世界的強豪のスプリッグス相手にテイクダウンもパスも許さず、堂々と渡り合ったが、最後は強化していた足関節の攻防で一本負け。トップキープの権化のように思われていたスプリッグスの見事な極めは、ハイサムが仲間入りを目指すワールドクラスの選手たちも日々進化し続けていることを痛感させるものだった。

(C)CLAYTON JONES/FLOGRAPPLING

なおスプリッグスと準決勝で対峙したのは、テックス・ジョンソンだ。

ジョンソンは1回戦で、動かざること山のごとしオーランド・サンチェスに三角を仕掛けたところ、高々とリフトして叩きつけられ嬉しくない反則勝ちでセミファイナルをセミファイナル進出の権利をしていた。

そのジョンソンに対して、スプリッグスが得意の上攻めから1度ニースライスパスを決めるなど、ペースを握って3-0で判定勝利し、決勝に進出した。

もう一方のブロックでは、大本命のカイナン・デュアルチが1回戦にてオッズでは対抗と目されていたカイル・ベームといきなりの大勝負を迎える。

序盤、ベーム得意の下からの足関節の仕掛けを、逆に強烈なストレートフットロックで切り返したデュアルチは、その後もトップから試合を優位に進める。そして後半は前回マテウス・ディニズを極めたクローバーリーフからバックも奪ってみせるなど判定3-0で完勝した。

(C)CLAYTON JONES/FLOGRAPPLING

もう一つの1回戦は、SUGで無敗を誇るオーバータイム・キングことメイソン・ファウラーが代打出場のジャンカルロ・ボドニと対戦。

途中アイポークを受けたにもかかわらず、右目を覆って試合を続行し、得意のトップゲームで試合を支配して判定勝利した。が、その後ファウラーは目の治療のために病院に直行し、この1戦で敗れたボドニが準決勝進出となった。

デュアルチとボドニによる準決勝は、ボドニの下からの仕掛けをデュアルチが盤石の安定感で対処していく展開に。中盤、首を制してハーフで胸を合わせてパスに成功する等終始ペースを握り、終盤にはまたしても必殺のクローバーリーフ狙いでボドニの動きを止めて判定3-0で完勝した。

かくてヘビー級決勝は、大本命、そして手堅い勝利を挙げたデュアルチと、ハイサムを下したスプリッグスの組み合わせとなった。

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【WNO Championships】高橋サブミッション&堀内勇がWNOを深掘り─03─。カイナン盤石? ハイサムは?

【写真】(C)絶対的な本命カイナン・デュアルチ

いよいよ25&26日(土&日・現地時間)にテキサス州オースチンのパーマー・イベンツセンターで開催されるWho’s Number One Championships。男子ではライト級、ミドル級とヘビー級、女子はストロー級及びヘビー級で賞金3万ドルとチャンピオンベルトを賭けた2days 8人制トーナメントが同大会では行われる。

世界のベストグラップラー、新進気鋭の若い選手が一堂に会す大会。その中から3階級を日本のグラップリングをネクストステージに引き上げようという高橋サブミッション雄己、そしてMMAPLANETでグラップリングシーンを執筆中の堀内勇氏に水先案内人となってもらった。

最終回となる今回は、ヘビー級の行方は?

<高橋サブミッション雄己&堀内勇、WNO Championship対談Part.02はコチラから>


──ライト級、ミドル級に続き、ヘビー級の行方を占ってもらえますでしょうか。

(C)SUG

高橋 優勝候補的なことを言えば、無難にカイナン・デュアルチです。

で次点では僕はメイソン・ファウラーが強いと思っているんですよ。高島さんがOT芸人感が出ているという風にFight&Lifeで書かれていましたけど、正直SUGに出ている限りしょうがないし。5分でOTルールで、勝ち切ってチャンピオンに居続けるのだから強いのだろうと。カイル・チェンバースやリッチー・ブギーマン・マルチネスに、しっかりと何もさせずに一本勝ちしているのも評価の対象になると思います。それに下からも上手い。僕はファウラーに期待しています。

──3CG(Third Coast Grappling)でカイナンに、ゴールデンスコアで敗れたのですが、ヒマバーにRNCで一本勝ちと7分でポイントありでも、そこそこ以上に良かったです。ただ、メイソン・ファウラーに本当の意味で勝つというのはSUGで勝つことと思っています。

高橋 確かにその通りですね。クレイグとやった時に5分間逃げ回って。

──10分でなく、5分限定だから極めさせないでもつ。そういうことではないのか、と。

高橋 その見方は成り立つと思います。クレイグのようにボトムが強い人とは、勝負できない。と同時にOTがないルールだと、勝負に行ったかもしれないし、そこは分からないですよねSUGルールにおける戦略的判断とも捉えられるし、ちょっと未知数ですね。

──一つ言えることは、ファウラーが暴れることでヘビー級はより面白くなるかと。

高橋 テックス・ジョンソンとか足関節技師もいるので、その辺りに完パスとかしてくれたら、凄く嬉しいですね。

堀内 僕もカイナンが間違いなく本命だと思います。ラクラン・ジャイルスとサイボーグ・アブレウにヒールで負けた以外は、勝ち続けている。自身がクローバーリーフという不思議な足関節で一本勝ちしたり、足関でも勝てるようになっています。もともとレスリングは強いし、下もニーシールドが圧倒的に強くてパスをさせない。足の弱点がなければ、誰がこの人に勝てるんだろうと。

高橋 僕もそう思います。

(C)MIKE CALIMBAS/FLO Grappling

──そのなかでハイサム・リダが出場します。

高橋 ハイサムって、現代グラップリングでなくて。ギの文化の日本の柔術を継承している点でも、心を込めて応援しちゃいます。日本の柔術文化が、ナウなグラップリング文化の最高峰に通じるのか。そういう意味でハイサムを日本代表として応援したいです。柔術家じゃない俺が、こう言うのはアレなんですけど(笑)。

──自分はハイサムは米国に行ってから、フルパワーで制限なしで練習できるという環境をようやく手にできた。そこでグンと強くなったと思うんです。以前、一緒に練習していた岡見勇信選手はハイサムのフルパワーを知っているのか、凄く強かったと舌を巻いていたんですよね。

(C)SUG

堀内 ハハハハハ。岡見選手が。トーナメントのオッズで驚いたのが、カイナンに次ぐのがカイル・ベームなんです。

──えぇっ!!

堀内 僕もあまり知らない選手だったのですが、ヒールばかりで勝っている10thPlanetの選手で。細かな仕掛けからということではなく、50/50やサドルから取っています。パスカードを仕掛けて、上からもヒールにも入っています。ルーカス・バルボーザとも1勝1敗で、そういう部分で評価が高いのかと思います。

──ベームはずっと10thPlanetなのでしょうか。

堀内 そうみたいです。大学でラグビーをやっていて、MMAから柔術に来たようで。

──一つ思うのですが、IBJJF系の柔術をしっかりやる道場で茶帯や黒帯になっている選手が10thPlanetに移り、エディ・ブラボー系の技術を学ぶと、グラップリングで相当に強くなれるのではないかと。

高橋 そうですね……。10thPlanetだけでは、IBJJF的なポイントゲームに重きを置いていないから学べないですよね。

堀内 ならマイキーが10thPlanetに行けば、最強ですよね(笑)。今でも最強ですけど。

──アハハハ。そうなるとダークサイドとハイな世界の共有になって、人格が崩壊してしまうのではないかと。

堀内 ハイなラバーガードとか使うようになって(笑)。

──それにしても楽しみなトーナメントです。

高橋 客観的な意見を語らせてもらったのですが、僕も足関節技師として技術の潮流についていくために試行錯誤している最中です。全階級を通して、主に自分もサドル系が得意な方なので──そういう部分でトップグラップラーが今、何を考えて。どう進化しているのかを着目して、参考にさせてほしいと思っています。

堀内 僕はマイキーがジオに怒ったとか大好きなんです。物凄く強い奴が、物凄く幼稚な振る舞いをする。それも本気の戦いだから、ああいう風になるものだし。そういう部分も期待したいですね。

■WNO Championships出場選手

【ヘビー級】
カイナン・デュアルチ(ブラジル)
メイソン・ファウラー(米国)
オーランド・サンチェス(米国)
カイル・ベーム(米国)
ティム・スプリッグス(米国)
ルイス・パンザ(ブラジル)
テックス・ジョンソン(米国)
ハイサム・リダ(ガーナ)

【ミドル級】
タイ・ルオトロ(米国)
ウィリアム・タケット(米国)
ロベルト・ヒメネス(米国)
ジョン・ブランク(米国)、
ダンテ・リオン(カナダ)
ミカ・ガルバォン(ブラジル)
ジェイコブ・カウチ(米国)
オリバー・タザ(カナダ)

【ライト級】
マイキー・ムスメシ(米国)
ケイド・ルオトロ(米国)
ジオ・マルチネス(米国)
ディエゴ・オリヴェイラ(ブラジル)
コール・アベート(米国)
デミアン・アンダーソン(米国)
ジョシュア・シスネロス(米国)
ガブリエル・ソウザ(ブラジル)

【女子ストロー級】
マイサ・バストス(ブラジル)
ダニエル・ケリー(米国)
ジェッサ・カーン(米国)
アマンダ・アレキン(米国)
グレース・ガンドラム(米国)
アレックス・グエン(米国)
ジェシカ・クラン(米国)
タミー・ムスメシ(米国)

【女子ヘビー級】
ギャビ・ガルシア(ブラジル)
ハファエラ・ゲイジス(ブラジル)
エリン・ハープ(米国)
アナ・カロリーナ・ヴィエイラ(ブラジル)
エリザベス・クレイ(米国)
アマンダ・ローウェン(米国)
ケンドール・リユージング(米国)
アマンダ・レヴィ(米国)

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【WNO Championships】世界への扉、開くか。ハイサム・リダ─02─「日本の柔術を世界に証明したい」

【写真】動けるヘビー級ハイサムに、世界が驚く日がやって来る──のか(C)CLAYTONE JONES

25&26日(土&日・現地時間)にテキサス州オースチンのパーマー・イベンツセンターで開催されるWho’s Number One Championships。5階級の2021年グラップライング最強を決めるノーポイント&サブオンリー、ジャッジ裁定有りのトーナメントに出場するハイサム・リダ・インタビュー後編。

参加選手はカイナン・デュアルチ、メイソン・ファウラー、オーランド・サンチェス、カイル・ベーム、ティム・スプリッグス、ルイス・パンザ、テックス・ジョンソン。右を見ても左を見ても強豪だらけのトーナメント出場を関しては、ハイサムは「カイナン以外なら全員勝てる。」と断言した。

全てを変える──トーナメントへの意気込みとは。

<ハイサム・リダ・インタビューPart.01はコチラから>


──トーナメントで優勝を狙うには、カイナンが初戦の相手だとやはりリスクは高いです。

「決勝で当たるのが一番ですよね」

──ではトーナメント優勝を考えると、初戦で誰と戦いたいと思っていますか。

「最初はテックス・ジョンソン……なんというのか、正直なところカイナン以外では誰でもいけると思っています。なのでトーナメントで優勝することを考えても、カイナンとは決勝で戦うのが一番良いです。カイナンも1回戦で僕と戦うのは嫌だと思っているだろうし、カイナン以外だと最初に戦うのは誰でも良いです。」

──オーランド・サンチェス、ティム・スプリッグスなどよく言えば重厚、いわば動かない試合で勝つ選手です。そのなかでハイサムはヘビー級でもライト級のように動くことができる。それが世界に知れ渡って欲しいです。

「そこが自分の持ち味です。今、少しだけハイサム・リダがどんな選手なのか皆が気付き始めています。『あれだけ体重があって、身長も高いのに動ける』って。

(C)SATOSHI NARITA

オーランド・サンチェスのパワーはとんでもないはずです。ただ、言われたように動けない。ということは、試合が進めば僕の動きについて来られなくなります。これは絶対に。

それに米国に来てから、ずっとレスリングの練習をしてきました。ミシガンから五輪に出たジェイク・ハーバートから直接指導を受けています。ジェイクは2012年のロンドン五輪フリースタイルレスリング米国代表で、世界選手権で準優勝になったこともあります。

※ジェイク・ハーバートは2009年のレスリング世界選手権フリースタイル84キロ級で銀メダルを獲得。ノースウェスタン大学時代には2度のNCAA D1王者で、4度のオールアメリカンレスラー。2009年にはダン・ホッジ・トロフィー(年間ベスト・カレッジレスラー)を獲得している。

ジェイクとやってきたので、テイクダウンをバンバン取れるということではないですが、テイクダウンされない自信もついてきました。オーランドのような選手は、テイクダウンしてずっと上からプレッシャーを掛けてくるのですが、自分の動きにはついて来られなくなるという自信は持っています」

──テイクダウンポイントがない。引き込めることに関して、ADCCルールよりもテイクダウン&コントロール・グラップラーと戦いやすいということはないですか。

「下になっても構わないです。ただし、ジャッジ裁定になった際にテイクダウンやパスにはUFCのように評価される向きはあります。一本を取れないと、マットコントロールは重視されます。ただし、テイクダウンを取っても一本を逆に取られることもありますし。WNOルールは、自分に一番向いているルールです」

──カイル・ベームは10thPlanetスタイルで、足関節が巧みです。僅か1試合の印象でハイサムは足関節が課題と見続けられている面もあると思いますが、さきほど名前を挙げたテックス・ジョンソンもレッグアタッカーです。それはハイサムが足関節の防御に自信を持つようになった表れなのでしょうか。

(C)SATOSHI NARITA

「テックス・ジョンソンはガンガン足関節を狙ってきます。

でも、もう足関節の防御には、自信があります。自分の弱点だと思ったので、ここに来てから克服に努めてきました。デトロイトに来てからの練習でも、皆が上を取れないので凄く足関節を狙ってきました。

(C)SUG

最初は極められましたが、ずっと練習してきたので今は以前のように極められることはないです。

カイル・ベームとテックス・ジョンソンは、リバースデラヒーバから回って足関節を狙ってくると思うので、その対策練習はずっとやってきました。それに自分の課題は足関節だけでなく、他にもあります。なので足関節も含め、穴がなくなるよう練習してきました」

──それはスパーリングで身につけていくものですか。

「僕はまず打ち込みを徹底してやっています。1時間の打ち込みから、少し休憩してスパーリングという風にやっています。できることは全てやっています。自分の時間は強くなるために、全て使っています」

──それにしても凄くイキイキしていますね。

「本当に楽しみです。最初に言ったように、ADCCに出たこともない実績では一番下だと思っています。完全にアンダードッグですが、そんな評価をひっくり返したいです。それができる予感が凄くあります。凄く大きなチャンスを手にすることができました。アンダードッグだからこそ、一番目立てます」

──本当に楽しみしている日本のサポーターに一言、お願いします。

「ハイ。いつも同じことを言っていますが、試合が決まってからも本当に色々な人からメッセージを貰いました。皆が応援してくれています。6月の試合も、こんなに多くの人が日本で見ていてくれたんだと……嬉しいし、本当に皆に感謝しています。これからも日本の柔術を世界に証明したいです」

■WNO Championships出場選手

【ヘビー級】
カイナン・デュアルチ(ブラジル)
メイソン・ファウラー(米国)
オーランド・サンチェス(米国)
カイル・ベーム(米国)
ティム・スプリッグス(米国)
ルイス・パンザ(ブラジル)
テックス・ジョンソン(米国)
ハイサム・リダ(ガーナ)

【ミドル級】
クレイグ・ジョーンズ(豪州)
タイ・ルオトロ(米国)
アンドリュー・ウィルツ(米国)
ウィリアム・タケット(米国)
ロベルト・ヒメネス(米国)
ジョン・ブランク(米国)、
ダンテ・リオン(カナダ)
ミカ・ガルバォン(ブラジル)

【ライト級】
マイキー・ムスメシ(米国)
ケイド・ルオトロ(米国)
ジオ・マルチネス(米国)
ディエゴ・オリヴェイラ(ブラジル)
コール・アベート(米国)
イーサン・クレリステン(カナダ)
ジョシュア・シスネロス(米国)
ケネディ・マシエル(ブラジル)

【女子ストロー級】
マイサ・バストス(ブラジル)
ニエル・ケリー(米国)
ジェッサ・カーン(米国)
トゥディ・アレキン(米国)
グレース・ガンドラム(米国)
アレックス・グエン(米国)
ジェシカ・クラン(米国)
タミー・ムスメシ(米国)

【女子ヘビー級】
ギャビ・ガルシア(ブラジル)
ハファエラ・ゲイジス(ブラジル)
エリン・ハープ(米国)
アナ・カロリーナ・ヴィエイラ(ブラジル)
エリザベス・クレイ(米国)
アマンダ・ローウェン(米国)
ケンドール・リユージング(米国)
アマンダ・リヴェイ(米国)

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MMA ONE ONE Championship WNO Championships   アナ・カロリーナ・ヴィエイラ アマンダ・リヴェイ アマンダ・ローウェン ウィリアム・タケット エリン・ハープ オーランド・サンチェス カイナン・デュアルチ カイル・ベーム ギャビ・ガルシア クレイグ・ジョーンズ グレース・ガンドラム ケイド・ルオトロ ケネディ・マシエル ジオ・マルチネス タイ・ルオトロ ダンテ・リオン ティム・スプリッグス テックス・ジョンソン ニュース ハイサム・リダ マイキー・ムスメシ マイサ・バストス ミカ・ペルハヴェッツ メイソン・ファウラー ルイス・パンザ ロベルト・ヒメネス

【WNO Championships】ヘビー級T出場、ハイサム・リダ─01─「カイナンは僕を止めることはできない」

【写真】目指すはグラップリング世界一、ハイサム・リダ(C)CLAYTONE JONES

25&26日(土&日・現地時間)にテキサス州オースチンのパーマー・イベンツセンターで開催されるWho’s Number One Championships。男子ではライト級、ミドル級とヘビー級、女子はストロー級及びヘビー級で賞金3万ドルとチャンピオンベルトを賭けた2days 8人制トーナメントが同大会では行われる。

世界のベストグラップラー、そして新進気鋭の若い選手が一堂に会す大会に、ハイサム・リダがヘビー級でエントリーされている。

カイナン・デュアルチ、メイソン・ファウラー、オーランド・サンチェス、カイル・ベーム、ティム・スプリッグス、ルイス・パンザ、テックス・ジョンソンという世界を代表する屈強なグラップラーと王座を争うメンバーに抜擢されたハイサムをZoomインタビューした。

全てを変える──トーナメントへの意気込みとは。


──WNOのヘビー級のリストが発表されたことは先週末(※取材は9月1日に行われた)に分かっていたのですが、仕事に追われていてチェックするのが週を明けてからになってしまいました。そうしたらリストにハイサムの名前を見つけて、メチャクチャ興奮しました。このメンバーに名前が連なるなんて、凄いビッグニュースです。

「正直、出たい気持ちはずっとありましたけど、自分でもこの8人の中に入れるようになるなんて思っていなかったです。米国に住むようになって、それほど時間は経っていないですし、レコード的にも……これから、どんどんタイトルを獲っていく自信はあるのですが、今はまだ他の出場選手と比較しても実績不足なのは明らかなので。だから、まだ入れないなっていうことは頭の中にありました。

なのでオーガナイザーからオファーが来た時は、自分でもビックリして嬉しかったです。自分の柔術を世界に証明するチャンスを手にしました。これまでやってきたことの全てをこのトーナメントに賭けていきたいです」

──オファーはいつ頃だったのですか。

「8月の後半になってからですね。発表までは少しありました」

──6月のWNOではキーン・コーネリアスと戦うという注目の試合が、キーナンの欠場で彼の弟子ミカ・ペルハヴェッツに対戦相手が代わり、本戦からプレリミに試合順も下げられてしまいました。あの時、ハイサムの名前を売る絶好のチャンスを逃してしまったと残念でならなかったです。それがプレリミでの勝利から、ここのメンバーに入った。大逆転ですね。

「キーナンとの試合は、僕もチャンスだと思っていました。レベル的にも自信もありましたし。それがミハとの試合になり、試合順もメインカードからプレリミに下げられた時は、頭に来ました。『マジかよ』って」

──ハイサムの責任ではないですからね。

「ハイ。メインカードに出たいとずっと思ってきたので。怒りというかフラストレーションは感じていました。あの試合は、自分は周囲が思っているよりも、ずっとできるといことを証明する試合にしたい……そういう試合を見せるという気持ちで戦いました。

そうしたら自分が期待していた以上に短時間で試合を終えることができて、WNOの人達に力を見せることができたと感じました。そして次の週にアメリカン・ナショナルがあって、そこでも優勝しました(黒帯スーパーヘビー級)。あの2大会はオーガナイザーにアピールできたと思います」

──結果、思い通りになったということですね。

「ただ、アメリカン・ナショナルのあとで連絡がきたときは、出場8人のなかで誰かケガをしたら代役で出てもらうという話だったんです。『100パーセントではないけど、準備はしていて欲しい』という感じで」

──なかなか微妙な状況ですね……それは。

「ハイ。そして、8月の後半になって『やっぱりハイサムに出てほしい』という風になりました。あの時は他にどんなメンバーが出るのか分かっていなかったですが、『YES。やるよ』と即答しました」

──その後、出場メンバーを見てどのように思いましたか。

「なんというのか……まぁ簡単な試合はないです。でも、自分は勝てるという自信はあります」

──おお、力強い言葉です。もうトーナメント枠は決まっているのでしょうか。

「トーナメント・ブラケットはファイトウィークになってから、抽選で決めるんだと思います。違うのかもしれないですけど(笑)。誰が相手になっても、大丈夫なように準備をして臨みます」

──優勝云々でなく、コンペティターとして誰と一番戦いたいですか。

「一番戦いたい試合は、一番困難になる試合です」

──つまりは……。

「ハイ、カイナン・デュアルチです。彼を倒すと、全てが変わると思います。カイナンには道着で2度戦って、2回とも負けています。でもノーギだったら、僕のスピードや勢いを止めることはできない。その自信はあります。道着ではなくて、ノーギの自分はカイナンにとって多分……いや、絶対に苦手なタイプです。それにフィジカルトレーニングを積んで体も大きくなっていますし、スピードもあって動けます。カイナンは僕を止めることはできない。カイナンと一番戦いたいです」

<この項、続く>

■WNO Championships出場選手

【ヘビー級】
カイナン・デュアルチ(ブラジル)
メイソン・ファウラー(米国)
オーランド・サンチェス(米国)
カイル・ベーム(米国)
ティム・スプリッグス(米国)
ルイス・パンザ(ブラジル)
テックス・ジョンソン(米国)
ハイサム・リダ(ガーナ)

【ミドル級】
クレイグ・ジョーンズ(豪州)
タイ・ルオトロ(米国)
アンドリュー・ウィルツ(米国)
ウィリアム・タケット(米国)
ロベルト・ヒメネス(米国)
ジョン・ブランク(米国)、
ダンテ・リオン(カナダ)
ミカ・ガルバォン(ブラジル)

【ライト級】
マイキー・ムスメシ(米国)
ケイド・ルオトロ(米国)
ジオ・マルチネス(米国)
ディエゴ・オリヴェイラ(ブラジル)
コール・アベート(米国)
イーサン・クレリステン(カナダ)
ジョシュア・シスネロス(米国)
ケネディ・マシエル(ブラジル)

【女子ストロー級】
マイサ・バストス(ブラジル)
ニエル・ケリー(米国)
ジェッサ・カーン(米国)
トゥディ・アレキン(米国)
グレース・ガンドラム(米国)
アレックス・グエン(米国)
ジェシカ・クラン(米国)
タミー・ムスメシ(米国)

【女子ヘビー級】
ギャビ・ガルシア(ブラジル)
ハファエラ・ゲイジス(ブラジル)
エリン・ハープ(米国)
アナ・カロリーナ・ヴィエイラ(ブラジル)
エリザベス・クレイ(米国)
アマンダ・ローウェン(米国)
ケンドール・リユージング(米国)
アマンダ・リヴェイ(米国)

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