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45 AB F1 JAM MMA o ONE RENA UFC UFC Fight Night YouTube   ギルバート・ウルビナ ムスリム・サリコフ ランディ・ブラウン ロマン・ドリゼ 体組成

『UFC Fight Night 235: Dolidze vs. Imavov』前日計量動画

タニタ 体組成計 体重計 乗るピタ搭載 BC-705N ホワイト


UFC Fight Night 235 weigh-in results: Prelim fighter misses mark by two pounds(MMAJunkie)
MAIN CARD (ESPN+, 7 p.m. ET)

・Roman Dolidze (186) vs. Nassourdine Imavov (185)
・Drew Dober (156) vs. Renato Moicano (156)
・Randy Brown (171) vs. Muslim Salikhov (171)
・Viviane Araujo (126) vs. Natalia Silva (125.5)
・Aliaskhab Khizriev (186) vs. Makhmud Muradov (185.5)
・Charlie Radtke (170.5) vs. Gilbert Urbina (171)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 4 p.m. ET)

・Diana Belbita (116) vs. Molly McCann (116)
・Charles Johnson (125.5) vs. Azat Maksum (126)
・Themba Gorimbo (170.5) vs. Pete Rodriguez (170)
・Blake Bilder (144.5) vs. Jung Gyeong Lee (146)
・Luana Carolina (128)* vs. Julija Stoliarenko (126)
・Marquel Mederos (155.5) vs. Landon Quinones (155.5)
・Thomas Petersen (261.5) vs. Jamal Pogues (265.5)

 『UFC Fight Night 235: Dolidze vs. Imavov』前日計量結果。メインカードは全員パス。プレリミナリーカードでルアナ・カロリーナが128ポンドと2ポンドオーバー。出場給の一部を譲渡し試合は行われます。






 前日計量&フェイスオフ動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ロマン・ドリゼ vs. ナッソーディン・イマヴォフはドリゼ支持5人、イマヴォフ支持6人。

・ヘナート・モイカノ vs. ドリュー・ドーバーはモイカノ支持5人、ドーバー支持6人。

・ランディ・ブラウン vs. ムスリム・サリコフはブラウン支持8人、サリコフ支持3人。

・ヴィヴィアニ・アラウージョ vs. ナタリア・シウバは11人全員シウバ支持。

・アリアスカブ・キズリエフ vs. マフムド・ムラドフはキズリエフ支持7人、ムラドフ支持4人。

・ギルバート・ウルビナ vs. チャーリー・ラドキはウルビナ支持9人、ラドキ支持2人。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFN215 アンドレ・フィアーリョ イオン・クテレバ ザルガス・ズマグロフ ジェニファー・マイア ジャック・デラ・マダレナ セルゲイ・スピヴァク チャールズ・ジョンソン テレザ・ブレダー デリック・ルイス ブレディ・ヒースタンド マイルズ・ジョンズ マリア・オリヴェイラ マリナ・モロズ ムスリム・サリコフ リッキー・トゥルシオス リー・ジンリャン ワルド・コルテスアコスタ ヴィンス・モラレス

【UFN215】フィアーリョと対戦、散打王ムスリム・サリコフ─02─「散打ファイターではダメなんだ」

【写真】非常にゆったりした感のあるサリコフ。殺気を全く纏わない強者 (C)Zuffa/UFC

19日(土・現地時間)はネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN215:UFN on ESPN+73「Lewis vs Spivak」が開催され、アンドレ・フィアーリョと対戦するムスリム・サリコフ・インタビュー後編。

リー・ジンリャン戦の敗北からの再起戦となるサリコフだが、そのジンリャン戦での準備不足の厳禁はロシア人ファイターあるあるというべきビザ取得に起因していた。ロシア・ダゲスタンの歴史に名を残す散打ファイターは、38歳になってなお純粋に強さを求めるウォリアーだった。

<ムスリム・サリコフ・インタビューPart.01はコチラから>


──ではムスリムはなぜMMAに転向したのでしょうか。ヴォルク・アターエフやザビット・マゴメドシャリポフと比べても、圧倒的に散打の世界で成功を収めており、その実績だけで散打界で大御所としてやっていけたのではないですか。

「ただ僕がウォリアーだからだよ。ベストファイターと戦いたい。僕はいつだって引退できる。でも毎日のようにスクールに行って、コーチと会って、皆と練習する日々を送りたい。まだハングリーなままなんだよ。だからMMAに転向したんだ。グセインはちょっと年を取ったけど、今もスクールに来てアドバイスをくれるよ。動きよりも、言葉で僕をサポートしてくれている。

もう僕も十分に経験を積んできたから、トレーニングに関しては自分のやり方が確立しているしね。そして試合前になるとATTに行って、ファイトキャンプを行っている。ATTはベストのMMAジムだよ」

──過去5年間負け無しだったのですが7月にリー・ジンリャンに敗れ、今回の試合は仕切り直しの一戦にになります。

「とても大切な試合になる。この試合で勝てば、UFCでの未来が広がる。ただし負けても……何も失うモノはない。UFCがチャンスをくれれば、また戦う。僕はウォリアーのままだから。ただし、今回の試合は前回とは違ってベストシェイプだ。リー・ジンリャン戦は、満足いく調整ができなかった。

ビザが取れず、試合の10日前になってようやく手にすることができたんだ。大切な調整の時期にビザを取るために色んなところに足を運びまくった。最終的にアルメニアまで行ってようやくビザを取得できたんだ」

──アルメニア……。それは大変でした。つまりATTでファイトキャンプを張ることもできなかったわけですね。

「今、ロシア人がビザを取るのはちょっと大変だからね。それでも最後のパンチを被弾するまで、僕の方が試合は優勢だった。あの状態で戦っても、最初の2Rを取ることができた。でも一発で逆転負けした。それがMMA。一発で勝負が決まる。アレがラッキーパンチとは言わない。彼が僕をKOしたんだ。そして今回はずっと体調が良い。もっと良い戦いができる」

──フィアーリョの印象を教えてください。

「フィアーリョは良い選手だ。若くて、常にフィニッシュを目指している。好きなタイプなファイターだよ。彼も僕もフィニッシュを狙うから、激しい試合になる。大歓迎だ」

──フィアーリョはリー・ジンリャンと同じキルクリフCFで練習している選手です。ムスリムのデータを共有しているのではないでしょうか。

「全く問題ない。あの体調の悪さで2Rまで僕が勝っていた相手から情報を得ていても、今回の僕の調子はまるで違うからね。フィアーリョがリー・ジンリャンのチームメイトということは全く気にならないよ。

ベストチームであるATTで、10週間も最高のチームメイトとしっかりと練習できた。何も恐れるものはない」

──ムスリムはパンチと蹴りが連動しており、抜群の距離とタイミングの取り方ができます。今回のフィアーリョ戦、キーポイントはどこになると考えていますか。

「全てだよ。これはMMAだからね。コンプリートファイターにならなければいけない。散打ファイターではダメなんだ。レスリングも柔術も理解して、戦う必要がある。コンプリートファイターになるためにレスリングと柔術に力を入れてきた。しかも、素晴らしいコーチに恵まれているから、メキメキと力をつけている。MMAで勝つには、コンプリートファイターでなければいけない」

──ムスリム、今日は試合前にもかかわらず、貴重な話を聞かせて頂きありがとうございました。

「日本のファンに散打とコーチの歴史、我々のスクールの話をすることができて良かった。グセインはソビエト共産党政府の目を逃れて空手の稽古をしていた。彼がソ連政府に目をつけられながら、諦めずに稽古を続けたからこそ、今のスクール、今の僕がある。それを皆に分かってもらいたい。僕も日本を尊敬している。グセインが侍、日本人、空手についていつも話をしてくれた。そんな日本のファンに僕の試合を楽しんでもらいたい」

■視聴方法(予定)
11月20日(日・日本時間)
午前3時00分~UFC FIGHT PASS

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)

<ライトヘビー級/5分3R>
イオン・クテレバ(モルドバ)
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
チェイス・シャーマン(米国)
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)

<ウェルター級/5分3R>
ムスリム・サリコフ(ロシア)
アンドレ・フィアーリョ(ポルトガル)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)
ダニー・ロバーツ(英国)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)
チャールズ・ジョンソン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
マリナ・モロズ(ウクライナ)

<バンタム級/5分3R>
マイルズ・ジョンズ(米国)
ヴィンス・モラレス(米国)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・トゥルシオス(米国)
ケヴィン・ナタヴィダッド(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
マリア・オリヴェイラ(ブラジル)
ヴァネッサ・デモポウロス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ファルニ・ガルシア(メキシコ)
ブレディ・ヒースタンド(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ナタリア・シウバ(ブラジル)
テレザ・ブレダー(チェコ)

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【UFN215】MMAふしぎ発見! フィアーリョと対戦、ムスリム・サリコフが語る─01─「散打の歴史 in ロシア」

【写真】初めて聞く話ばかり。試合前でなければ、もっと色々と教えて欲しかった (C)MMAPLANET

19日(土・現地時間)はネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN215:UFN on ESPN+73「Lewis vs Spivak」が開催され、メインカードのウェルター級でムスリム・サリコフがアンドレ・フィアーリョと対戦する。

リー・ジンリャンに敗れ再起戦となるサリコフは、キング・オブ・カンフーの異名を取る散打出身のストライカーだ。北京五輪と同時開会された北京武術(ウーシュウ)トーナメントの85キロ級金メダリストのサリコフは世界大会で5つの金メダルと1つの銀メダルを獲得しており、散打の歴史で非中国人として最も成功を収めたことで知られている。

そのサリコフにインタビューを試みると彼が指導を受けたマーシャルアーツスクールの存在から、ロシア及びダゲスタンにおける散打の発展理由が語られた。

なぜロシア人ファイターは散打をバックボーンにしているファイターが多いのか──そしてサリコフだけでなく、ヴォルク・アターエフやサビッド・マゴメドシャリポフのような散打ファイターがダゲスタンで生まれた秘密が明らかとなった。


──キング・オブ・カンフーのインタビューができてとても嬉しく思っています。

「ノープロブレム。僕も日本のファンと触れ合える機会がなかったので、インタビューをしてもらってとても嬉しく思っている。スパシーバ。日本という国は僕にとって、とても大切な国だからね」

──ダゲスタン生まれ散打で数々の栄光を手にして来たムスリムですが、日本が大切というのはどういうことでしょうか。そもそも散打がなぜロシアで盛んなのかの分かっていないのですが……。

「ロシアではなくて、ダゲスタンで盛んなんだ。散打はダゲスタンでもっと盛んなアマチュアスポーツの1つだよ。多くの人々が散打のトレーニングをしている。空手もそうだよ。ダゲスタンの人間はボクシング、レスリング、そしてマーシャルアーツが好きなんだ。今では柔術も人気があるよ」

──ムスリムと散打の出会いはいつ頃だったのですか。

「僕は7歳の時にダゲスタンの首都マカチハラから父の故郷であるブイナスクの近くにあるハリムベガウルという小さな村に引っ越したんだ。その時、近所の子供達がマーシャルアーツ・スクールに通っていているのを見た。それがピャーチ・スタロン・スィウェタ(ファイブ・ダイレクションス・オブ・ザ・ワールド)という世界一の規模を誇る武道学校だったんだ。先生のグセイン・マガマエフは若い頃から空手の稽古を積んでいた人物で(双子の兄弟と重量挙げの経験があり、叔父からコンバットサンボの指導を受けた時期もあった)」

──ソビエト連邦時代、空手の練習は禁じられていたと聞いたことがあります。

「その通りだ。彼は空手の稽古をしてチャンピオンにもなった。でも、共産党は空手のトレーニングを突如禁じ、誰もが表立っては空手ができなくなった。でも彼は地下に潜って空手の稽古を続けた。

と同時にグセインは中国に渡り、武術散打を学んだ。中国は知っての通り共産党の国だから空手は禁じられても、ソビエト連邦の共産党政府は中国の格闘技である散打を学ぶことは認めていたんだよ。共産党政府は取締りの目を光らせ、空手の稽古をしていないか監視した。だからグセインも表立っては散打の練習と指導はきなかった。そして監視役が立ち去ると、リアルマーシャルアーツ……ファイトのトレーニングをしていたんだ(笑)」

──なるほどぉ、共産党繋がりで散打はソ連で認められていたと。なのでソ連崩壊後もロシアのMMMAファイターには散打の経験者が多いということなのですね。いやぁ、全然知らなかったです。

「当時グセインはモスクワに居を構えていたけど、1982年にマーシャルアーツを禁じるという取り締まりを受けたのをきっかけに1984年にダゲスタンに戻り、ブイナスクに小さなスタジオで散打の指導を始めたんだよ。僕がブイナスクに住むようになったのが1991年でまさにソビエト社会主義共和国連邦が崩壊する年だった。

僕は父に『皆、何をしているの?』と尋ねた。すると父は『あの子たちはファイトしに行っているんだ。ブルース・リーみたいなマーシャルアーツだよ』と答えてね(笑)。僕はブルース・リーの大ファンで、映画を何本も視ていたから『僕も通いたい』って哀願してね。父は僕を連れてグセインのマーシャルアーツ・スクールに連れて行って話をしてくれた。回りは僕よりも年上の生徒が多かったけど、その日から散打を練習をするようになった。風邪をひいたり、体調が悪くなった日以外は毎日のようにスクールに通った。

僕の先生は散打を指導してくれたけど、彼のベースには空手がある。だから日本は僕にとって大切な国なんだ」

──グセインさんは政府や連盟などのサポートがあって、それだけの大きなマーシャルアーツ・スクールを運営できていたのでしょうか。

「もともと小さなスタジオから始まって、徐々にジムを拡張していった。彼は自分の力でスクールを今の規模まで大きくしたんだ。ただ建物に関しては政府が、提供しているはずだよ。そしてダゲスタン共和国の教育科学省の認可を受け、マーシャルアーツの寄宿学校にまで成長している」

──いやぁ、想像の範疇を越えていますね。

「今では散打だけでなくテコンドー、空手のクラスもある。ヴォルク・アターエフ、ザビッド・マゴメドシャリポフ、マゴメド・マゴメドフらもグセインの教え子だよ。今ではグセインの教え子が他の街にスクールを創っているので、ダゲスタン中にグセインのマーシャルアーツ・スクールが存在しているんだ。ダゲスタンがコンバット・スポーツで強いのは、グセインの教え子たちが全土で打撃を指導しているからだよ」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
11月6日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

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MMA o UFC   トニー・ファーガソン マイケル・チャンドラー ムスリム・サリコフ リー・ジンリャン

トニー・ファーガソンが11年ぶりにウェルター級に復帰、9.10『UFC 279: Chimaev vs. Diaz』でリー・ジンリャンと対戦


 UFCが9月10日にネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催する『UFC 279: Chimaev vs. Diaz』でトニー・ファーガソン vs. リー・ジンリャンのウェルター級マッチを行なうことを発表。

 ファーガソンは5月の『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』でマイケル・チャンドラーに2R KO負けして以来の試合で4連敗中。現在UFCライト級ランキング11位。ファーガソンがウェルター級で試合をするのは2011年6月の『TUF 13 Finale』で行われたウェルター級トーナメント決勝戦でラムジー・ニジェムに1R KO勝ちして以来11年3ヶ月ぶり。UFCとの契約を勝ち取って以降は一貫してライト級でした。

 リーは7月の『UFC on ABC 3: Ortega vs. Rodriguez』でムスリム・サリコフに2R TKO勝ちして以来の試合。現在UFCウェルター級ランキング14位。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC03 キック ムスリム・サリコフ リー・ジンリャン

【UFC ABC03】初回は押されたリー・ジンリャンが、左フック→右ストレートのコンビでサリコフをKO

<ウェルター級/5分3R>
リー・ジンリャン(中国)
Def.2R4分38秒by TKO
ムスリム・サリコフ(ロシア)

散打ベース同士の中ロ対決。様子の見合いから、サリコフがスピニングヒールキックを見せる。左オーバーハンドで前に出るリー・ジンリャンとの距離を取ったサリコフは、右ローを蹴る。左に左を合わせたリー・ジンリャン、サリコフはスピニングバックキックを繰り出す。リー・ジンリャンもローから左リードフックも、サリコフが一気に距離を詰めてテイクダウンを決める。

散打ではリー・ジンリャンを上回ったサリコフは、クローズドガードの中から左右のパンチを落とす。リー・ジンリャンの蹴り上げで、試合はスタンドへ。残り2分、サリコフがスピニングバックキックをボディに決めるなど、攻勢を続ける。スピニングバックフィストは空振りとなったサリコフは、回転系の蹴りから右フック。パンチの攻防になると圧が増すリー・ジンリャンが前に出るもクリーンヒットはないまま、ダブルレッグを仕掛けたところで時間となった。

2R、リー・ジンリャンのローをキャッチしたサリコフが、右を当てて押し倒す。スタンドで待ち受けたサリコフの後ろ回し蹴りが空振りだが、客席が感嘆の声が挙がる。リー・ジンリャンはここで距離を詰め、組みから離れてローを蹴る。疲れが見えるサリコフに対し、リー・ジンリャンは全くそんな気配もない。

サリコフのスピニングバックフィストのタイミングで、リー・ジンリャンが組んでボディロックテイクダウンを決める。スクランブルで立ち上がったサリコフは、肩で息をしている。ボディをまとめたリー・ジンリャンは、スピニングバックキックをガードすると、右に左を合わせる。さらに飛び込み際を左で迎え撃ったリー・ジンリャンが、回転系の蹴りをかわすと、右ストレートを被弾したサリコフが姿勢を乱す。ボディから右を当てたリー・ジンリャンが、ダブルレッグをスプロールしてエルボー。下がったサリコフから右ストレートでダウンを奪うと、パウンドの追撃で勝利を手にした。

「2008年に練習を始めた時から、彼は散打界で知られた存在だった。信じられないよ」とリー・ジンリャンはコメントした。


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MMA Report UFC UFN ESPN+47 UFN189 キック ムスリム・サリコフ

【UFN189】42歳、衰えを知らないトリナルドの勢いを封じたムスリム・サリコフが5連勝を達成

<ウェルター級/5分3R>
ムスリム・サリコフ(ロシア)
Def.3-0:30-27. 30-27. 30-27
フランシスコ・トリナルド(ブラジル)

42歳になったトリナルドが、キング・オブ・カンフーと対戦。サウスポーのトリナルドに対し、サリコフは左に回り左ジャブを伸ばす。右ストレートに、左ストレートを返すトリナルドが左ハイを蹴っていく。スピニングバックキックを見せたサリコフは、トリナルドの左にカウンターを狙う。重い右ボディを受けたトリナルドが、左を伸ばして前に出る。サリコフは離れて右前蹴りをアゴに届かせる。

トリナルドも左オーバーハンドから首相撲、ヒザをボディに突き上げる。離れたトリナルドに右オーバーハンドを当てたサリコフが、右ミドルを入れる。真っ直ぐ飛び込んで左を伸ばしたトリナルドは、左から右で前に出て圧を掛ける。後ろ回し蹴りも見えているトリナルドは、仕上がりは上々か。しかし、飛び込んで蹴りに行った直後に右アッパーを打たれてダウン。ガードで殴られ、足関節を仕掛けたところで時間となり、トリナルドは初回を失った。

2R、ワンツーで前に出るトリナルドに対し、間合を図るサリコフのパンチが大きくなる。近づくと首相撲&ヒザ蹴りのトリナルドは、距離を取り直した直後に右オーバーハンドを被弾しそうに。左リードフックに左を合わせたトリナルドだが、サリコフは距離を詰めるとパンチを纏める。と右フックを効かされたトリナルドは、懸命に前に出て左を伸ばす。サリコフは攻め急がず、タイミングを測って左フックから右を打ち込む。

直後に左を打たれ、後方にバランスを崩したサルコフは首相撲からクリンチでケージに押し込まれる。回して離れたサルコフがワンツー、左ジャブを伸ばす。続いてガードの上から右ハイを蹴ったサリコフに対し、トリナルドはクリンチへ。ここも回って離れたサルコフが左フックをヒットさせる。トリナルドは左ミドルを返すが、右ミドルを蹴られクリンチから右腕を差されて崩される。スタンドで待ち受けたサリコフが、この回も取った。

最終回開始直後に、アイポークを受けたサリコフがしゃがみ込む。右目が塞がったサルコフがドクターチェックを受ける。サリコフは「もう少し時間が欲しい」と英語で話し、目を拭いてくれと要求した。再開後、左を被弾したサルコフが姿勢を乱す。さらに左ハイを蹴ったトリナルドに対し、サリコフが右ミドルを返す。

ここから組んだトリナルドは、離れたサリコフにパンチを纏め、再び組みつく。回って離れたサリコフに対し、徹底的にトリナルドが右側を攻める。しかし、左ミドルをキャッチされ崩され、サリコフはローを蹴って寝技にはいかない。レフェリーがトリナルドを立たせ、時間は残り半分に。後ろ回し蹴りを連続したサリコフは、ボディを打たれても間合いを外して左フックへ。脅威のスタミナを誇るトリナルドは、ワンツーから左フックを振るうも、サリコフが組んでテイクダウンに成功し万事休す。残り30秒をトップで過ごしたサリコフが、フルマークの判定勝ちで5連勝を決めた。


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