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【ONE】ゲイリー・トノンの師匠トム・デブラスと契約。グラップリング路線も気になるところ──

【写真】アジアでの戦いは2012年のマカオ以来となるトム・デブラス(C) MMAPLANET

18日(月・現地時間)、ONE Championshipの公式ホームページがトム・デブラスと契約を結んだことを明らかにした。

MMA戦績9勝2敗、UFCでは福田力に敗れているデブラスは、6年半前にMMAから引退し──天職といえる柔術の指導で成功を収めてきた。少年期にテコンドー、そして陸上競技に勤しんだ後、19歳で柔術の練習を始めた彼はすぐにヒカルド・アルメイダに師事するようになり、6年半後には黒帯を取得する。と同時に自らのアカデミーをオープンし、ゲイリー・トノンを育て上げた。


今回、デブラスが現役復帰を決意したのもトノンがONEで戦い始め、セコンドとしてONEという戦いの場に触れたからだという。「私はサムライの掟が好きで、ONEのようにこの掟が感じられる団体はなかった。38歳だけど、ベストを尽くすことを約束する。この機会を与えてくれたチャトリに感謝している」というデブラス。

MMAではRing of Combatでヘビー級王者になっているが、技術系で荒々しい相手には分が悪かったデブラスだが、MMAを引退後もノーギワールドのマスター黒帯、ADCCアメリカン・ナショナルで優勝し、Fight o WINやKASAI Proでグラップリングの試合は継続して戦ってきた。

パウンドのある戦いで、肉体だけでなく精神のコンディションを上げてくるのか。現状、デブラスのONE初陣がいつになのか公言できる状態ではないが、ヘビー級かライトヘビー級での出場となる模様だ。

またONEではチャトリがホジャー・グレイシー、ゴードン・ライアン、マーカス・アルメイダ・ブシェシャの名前を挙げグラップリングを組むプランを明かしていたが、デブラスはまさに彼らと同体格。MMA、ムエタイ、キックに次いでONEでノーギ・グラップリングが単発的に組まれていくことにも期待が募る──デブラスとの契約といえる。