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5.4『UFC 301』のメインイベントはアレッシャンドリ・パントージャ vs. スティーブ・アーセグのフライ級タイトルマッチ

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 UFCが5月4日にブラジル・リオデジャネイロのジュネス・アリーナで開催する『UFC 301』のメインイベントがアレッシャンドリ・パントージャ vs. スティーブ・アーセグのフライ級タイトルマッチになることを発表。

 パントージャは12月の『UFC 296: Edwards vs. Covington』でブランドン・ロイヴァルに判定勝ちして以来の試合で5連勝中。今回が2度目の防衛戦。

 アーセグは今月の『UFC Fight Night 238: Rozenstruik vs. Gaziev』でマット・シュネルに2R KO勝ちして以来の試合で11連勝中(UFC戦績3勝0敗)。現在UFCフライ級ランキング10位。近年のUFCで4戦目、ランキング10位の選手がタイトルに挑戦するのは異例のことです。続きを読む・・・
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【UFC】5/18ティム・エリオット戦決定、平良達郎「UFCという名に負けない力がついてきた」

【写真】和製Baby-faced Assassinは確実に北米軸のMMAワールドで浸透している(C)MMAPLANET

13日(水)に行われたTHE BLACKBELT JAPAN発足会見に出席していたUFCフライ級ファイター平良達郎。コロラド州デンバーのエレベーションファイトチームでの練習から帰国というタイミングで、5月18日(土・現地時間)に行われるUFC Fight Night242のおけるティム・エリオットとの対戦が公となっていた。
Text by Manabu Takashima

ついに迎えた──あの頃、視ていたUFCファイターとの対戦に向け、THE BLACKBELT JAPAN所属の平良に会見終了後に話を訊いた。


──今日は師匠とその師匠、そしてチームにとって歴史的な日になりました。

「そうですね。まだ『パラエストラ沖縄の平良達郎です』って言いそうになるのですが(笑)、THE BLACKBELT JAPANというチームになって気持ちも引き締まっています。徐々にチーム名も馴染んでいけば良いなと思います」

──米国での練習から帰国しての会見、慌ただしいスケジュールでした。その米国の練習といえば以前、一緒に練習していたアザット・マクスンをべた褒めしていましたが、チャールズ・ジョンソンにまさかの逆転負けを喫してしまいましたね。

「アス・アルバマエフも含めカザフスタン人選手は強いですけどね。アザットもレスリングとか凄く馬力があるのですが、ジョンソンはいなすのが巧かったです。僕もビックリしました」

──今回は一緒に練習していたということは?

「いえ、彼は試合後だったのでカザフスタンに帰国していました。今回はコーリー・サンドヘーゲンとかバンタム級の選手との練習が中心でした。ブランドン・ロイヴァルとは顔は合わせたのですが、練習はしていないです。もうブランドン・モレノ戦の直前というタイミングだったので『頑張ってねぇ』って伝えたぐらいで」

──そのモレノ戦はロイヴァルの判定勝ち。なかなかの神経戦ではありましたが、しっかりまとめた感じでした。

「モレノの待ちすぎは気になりました。判定こそスプリットでしたが、ストレートにロイヴァルが強かったと思いました」

──なるほど、です。平良選手的にはエレベーションでの練習が馴染んできましたか。

「そうですね、練習しやすいです。コーチも『いつでも来てくれ』と言ってくれているので。でも、また違うところに行く可能性もあります。もうエレベーションでは3度も練習していますし、練習は凄くしやすいです」

──コロラドの居心地は?

「それは日本と比べると、日本の方が気が楽です。ただ練習における技術の細かさという点でエレベーションは凄いです。打撃はフットワークだったり、寝技も足関節から何から何まで細かくて。分からないシチュエーションがないという感じで、サンドヘーゲンに代表されるように皆、ウェルラウンダーで強いです。そういう強さを自分もモノにしたいですし、新しいモノを吸収しにエレベーションに行っている感じです」

──日本はボクシングや柔道、レスリングで世界を獲れる国です。でも、MMAになるとやはり違うということは感じられますか。沖縄なんてボクシング王国というイメージがあったのですか。

「僕は沖縄ですけど、空手もやったことがなかったですし、ボクシングもそこまでやっていなかったので(笑)。米国には全てを学びに行っている感じです。これまでは組んで倒して極めるという戦いをしていましたが、今はパウンドとか相手を疲れさせダメージを与えることを重視して、そのなかでサブミッションを狙うような感じで幅が広がりました。とにかく刺激が欲しいです。マンネリ的になりたくなくて。

それにスパーリングでガチっと来る選手も多くて、気持ちが張ります。そういうなかでケガをせず、しっかりと強度の高い練習することができたので沖縄に戻って、試合に向けて詰めようと思います」

──その次戦はコロラドに行っている間に決まったという感じですか。

「もう本当に帰国のタイミングでした。帰る2日、3日前に話が来て『やります』と返答しました。で正式に決まったかどうか分かっていなかったのですが、戻ってきたら発表されていて(笑)」

──ティム・エリオットが相手と聞いた時は、どのように思いましたか。

「やっぱり扇久保(博正)さんとのTUFのことが頭に浮かびました。道場に入って1、2年目の時に扇久保さんがTUFに出て、ずっと視ていたので。これまで対戦相手で告げられた選手は名前を検索して、どんなファイターなのか調べていたのですが、今回は『あぁティムね』っていう感じで(笑)。ようやく顔と名前と一致する選手と戦えます。ティム・エリオットはTUFで勝っていることもそうだし、タイトルにも挑戦しているので──UFCだなって(笑)」

──MMAファイターとして、変則的な打撃とスクランブルの強さが目立ちます。

「判定になったら、相当に疲れる試合になるでしょうね(笑)。単純にスクランブルの攻防が強くて、ギロチンもある。そこは注意しないといけないです。スタンドが鍵を握ってくると思います」

──下になろうが、組みつくための打撃という感じがします。

「スパーリングパートナーにアレを真似してもらうのは難しいでしょうね(笑)。でも、それをやってくることがもう分かっているので、あの動きを想定していると絶対に試合になっても驚くことはないです。手数を多くして、向うが動いている時間よりも自分が操っている時間を多くしたいとは思っています。凄くサブミッションが強いとか、メチャクチャ警戒が必要な攻撃もないです。トリッキーな一発とか、不用意に貰わないこと。それと誤魔化されないように戦いたいですね」

──誤魔化される、とは?

「こっちが当ててダメージを与えても、動いてなかったように見せようとする。なのでダメージを与えると、仕留めに行きます。3Rですし、攻められてもスタミナも問題ないです……圧倒したいですね。(ムハマド)モカエフも然りですが、本当に強い選手はティム・エリオットを越えているという印象があるので。自分もしっかりと倒して、タイトルコンテンダーという風に認知されるようになりたいです」

──現状、国内において国際戦の経験を積めるケースが本当に少なく。日本人選手に勢いのある勝ち方ができても、UFCではそのような戦いはできない。そういう部分で平良選手に関しても契約当初は不安が付きまとっていましたが、今は全くそのようなことはなくなりました。

「日本で修斗のベルトを獲るまで、UFCで戦うようになる前まで勢いで勝てている部分がありました。僕自身、UFCになっても自分の実力を疑っていました。それがここ2年で、UFCという名に負けない力がついてきたという確信はあります。それがティム・エリオットに通用するのか。僕には自信があるので、自分を出せば勝てる試合です」

──今日は会見でも同席している鶴屋怜選手が、UFCとサインしました。私は鶴屋選手にインタビューをすると誘導尋問のように平良選手との比較論を尋ねているのですが(苦笑)、平良選手から怜選手のことはどのように見ているのですか。

「Road to UFCに優勝したことに関して、オメデトウです。ただ僕はランカーを見ているので、ティム・エリオットに勝って向うの人に認めてもらいたい。これまでの対戦相手と違って、勝てば認めてもらえる相手だと思うので──それを証明したいです。

怜君に関しては互いに上になった時点で戦うことは凄く良いことだと思っています。僕ら2人が戦うことで日本への注目度が凄く上がるでしょうし。僕自身も違った意味で気持ちも入るので、いずれ戦うことができればなと思っています」

──押忍。では改めて、ティム・エリオット戦に向けて意気込みの方をお願いします。

「これまでの試合ではピンチに陥ったりして、色々と応援してくれる人達をドキドキさせてしまうこともありましたがが(笑)、1日、1日と強くなっている実感があるので──僕を信じてください」

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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN237   アレッシャンドリ・パントージャ ブランドン・モレノ ブランドン・ロイヴァル

【UFN237】ロイヴァルがスプリット判定でモレノにリベンジ、王者パントージャとの再戦をアピール

<フライ級/5分5R>
ブランドン・ロイヴァル(米国)
Def.2-1:48-47.46-49.48-47
ブランドン・モレノ(メキシコ)

サウスポーのロイヴァルに対し、モレノは左右にサークリングする。ロイヴァルが左ミドル、モレノがインローを見せる。ロイヴァルがジャブを伸ばすと、モレノはしっかりガードを上げる。ロイヴァルが左ミドルとインロー、モレノは踏み込んで左フックをかぶせる。

ロイヴァルが細かくジャブを突くと、モレノはガードを上げて前に出て右のオーバーハンド。モレノはロイヴァルの蹴りに右ストレートから左、右ミドル、左フック。ロイヴァルも強引に距離を詰めて右ヒジ。モレノはロイヴァルの前進に左フックを合わせ、距離が詰まるとヒザ蹴り。ロイヴァルは左ミドルを蹴る。

2R、ロイヴァルが左ミドルとインロー。モレノもインローを返して、右のオーバーハンドを当てる。さらにモレノはロイヴァルの左ミドルを腕で流して、再び右のオーバーハンドを狙う。ロイヴァルがジャブを打つと、モレノはインロー、飛び込んでの右フック、右ミドル。右のオーバーハンドから返しの左フック、ロイヴァルの蹴り足キャッチも狙う。

ロイヴァルはアッパーから距離を詰めてヒザ蹴り、離れると左ミドルを蹴る。モレノは右から返しの左フック。ロイヴァルはジャブと右ボディ、モレノは右ストレートとインロー。ロイヴァルはモレノのパンチに左ミドルを合わせる。

モレノもロイヴァルの左の蹴りに左フックを打ち返す。モレノがインローを取ってテイクダウンすると、ロイヴァルは足関節を狙いつつ三角絞めへ。モレノはインサイドガードに収まり、ロイヴァルはラバーガードからフットチョークとオモプラッタ。モレノは腕を抜いて立つ。

3R、ロイヴァルが前に出てインローと左ミドル。モレノはサークリングして距離を詰めさせない。モレノはロイヴァルの左ミドルをとってテイクダウンすると、スクランブルの攻防からバックにつく。ロイヴァルはモレノの腕のクラッチを外して離れる。

ロイヴァルの蹴りがローブローとなり、モレノにブレイクが与えられる。再開後、モレノは右ストレートから左フック、右ミドル。ロイヴァルはジャブと右アッパー、左ミドルとインローでモレノの前進を止める。

ここからロイヴァルは左ストレートを顔とボディに打ち分け、左のヒザ蹴り。モレノはそのヒザ蹴りをとって組みつき、ロイヴァルのバックにつく。離れ際にヒジを振る両者。モレノは蹴り足キャッチでロイヴァルのバランスを崩すが、ロイヴァルは倒れない。

ロイヴァルがジャブから攻撃を組み立て、シングルレッグを狙う。モレノは右ストレートからアウトロー。ロイヴァルはガードを上げるモレノに細かいパンチをまとめる。

4R、ロイヴァルがジャブとインローで前に出る。モレノは右ストレートから左のアウトロー。右から左アッパー、両差しで組んで倒しに行くが、ロイヴァルもスクランブルでトップキープを許さない。モレノはガードを上げて右ストレートとアウトロー、このコンビネーションを当てる。

ロイヴァルは左ストレートと右アッパー、ガードを固めるモレノにパンチとヒザ蹴り、ダブルレッグでテイクダウンする。モレノは左腕を差して立ち上がり、ロイヴァルはそのままケージに押し込んでパンチを入れる。

距離が離れるとモレノはステップが使えず、足が止まる。ロイヴァルはモレノのジャブをかわして左ストレートを当て、右アッパーから左、インローと手数を増やす。終盤、ロイヴァルが左ストレートから右ボディ、左ハイと攻勢に出た。

5R、モレノが右のオーバーハンドを当て、そこから両差しで組む。ケージを背にしたロイヴァルは細かくパンチを入れるが、モレノはケージに押し込んだままヒザ蹴りを入れる。

ここでブレイクとなり、ロイヴァルはジャブから左ストレート、モレノは右のオーバーハンドを振る。ジャブで距離を作って左ストレートを当てるロイヴァル。モレノのパンチは空を切る回数が増える。

モレノはガードを固めて突進。ロイヴァルがそこにパンチを打つと、組んだモレノがバックへ。ロイヴァルが正対したところでブレイクとなり。再開後、モレノがすぐに距離を詰めて右ボディと左フック。ロイヴァルも左ストレートと右ボディを返す。

モレノはヒジも見せて組みつくとバックへ。ここはコントロールしきれず、両者が離れて打撃戦。パンチを振り回すモレノにロイヴァルはヒザ蹴りを突き上げた。

判定は2-1と割れてロイヴァルが勝利。試合後ロイヴァルは「僕は3世代目のメキシカンだ。皆と同じメキシコ人だ。だから、今ここにいる全ての理由がそこにある。僕はメキシコを愛している。そして俺はフライ級のギャングスターだ。パントージャと再戦したら? あんな試合は2度としない」と王者アレッシャンドリ・パントージャへのリベンジをアピールした。


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【UFN237】EL LOCO=クレイジー・トーレス戦へ、クリス・ダンカン「距離とスピードを支配する」

【写真】14勝2敗のトーレスは7KOと6つの一本勝ちというフィニッシャー。対してダンカンは11勝1敗で7つのKO勝ちをしている(C)Zuffa/UFC

24日(土・現地時間)にメキシコはメキシコシティのアレナ・シウダ・デ・メヒコで開催されるUFN237@:UFN on ESPN+95「Moreno vs Royval2」でクリス・ダンカンがマニュエル・トーレスと相対する。
Text by Manabu Takashima

スコットランドで羊飼いだったハードパンチャーは2度目のコンテンダーシリーズ挑戦で、世界最高峰で戦う権利を得た。それ以前にBellator欧州大会で3連勝という結果を残していた。

なぜそこまでUFCに拘ったのか、そしてメキシコシティでの戦いへの意気込みを訊いた。


──クリス、週末にマニュエル・トーレス戦が控えています。今の調子は?

「バッチリだ。8週間のトレーニングキャンプを終えて、ここまできた。あとはやるだけだ。空気の薄いメキシコシティでの試合だから、2週間前にこっちにやってきた。何も問題はない」

──完全アウェイの戦いとも考えられます。

「そこを楽しみたいと思う。きっと、観客の多くががっかりすることになるだろうし」

──ところでクリスがMMAを始めたきっかけは何だったのでしょうか。

「2014年4月14日に初めて、アマMMAを戦った。それ以前はK-1キックボクシングを戦っていた。ジムでの練習がキックより、MMAが増えたこともありMMAを戦うことを決めたんだ。母の導きもあってドイツに行くようになって、そこでMMAクラスを請け負うことになったのも大きかった」

──2度目のコンテンダーシリーズ挑戦でUFCと契約を果たしましたが、それ以前にBellatorのアイルランド大会とイタリア大会で3連勝していました。クリスにとって欧州でもしっかりと基盤を築いていたBellatorや、昨年から欧州リーグがスタートしたPFLとUFCの違いは何なのでしょうか。

「俺がUFCを目指したのは、UFCが世界最高のMMAイベントだからだ。ずっとUFCで戦うことを夢見ていた。他の団体でトップになろうという気持ちはなかった。自分がアメリカンフットボール・プレイヤーなら、NFLしか目標にしなかったと思う。それと同じで、他のプロモーションを目指すつもりは一切なかった」

──そんなクリスが、今週末に戦うトーレスの印象を教えてください。

「ワイルドなファイターだ。ニックネームのエル・ロコは、スペイン語でクレイジーという意味だし、思い切り右を振るってくだろう。でも、しっかりとキャンプで対策は練ってきたから大丈夫だ」

──ラフさが、強味になっていることもあるかと。

「リーチが長いから、そこを生かしている。パワーもあるしね。ただし、過去の対戦相手がそこでやられているだけで、俺には通用しない。俺はメキシコの観客の存在も気にならないし、ウェルラウンダ―だ。どこの局面でも優っていることを土曜日に証明する」

──防御と距離が大切になってきそうです。

「距離こそが、パワーに関係してくる。そして、距離とスピードを支配する。この2つを俺がコントロールすれば、結果的に全てをコントロールすることになる。最後は最高に重い拳で勝利を手にする。フィニッシュだ。打ち勝って、倒す。絶対にフィニッシュする」

■視聴方法(予定)
2月18日(日・日本時間)
午前9時00分~UFC FIGHT PASS
午前8時30分~U-NEXT

■UFN237計量結果

<フライ級/5分5R>
ブランドン・モレノ: 126ポンド(57.15キロ)
ブランドン・ロイヴァル: 126ポンド(57.15キロ)

<フェザー級/5分5R>
ジャイー・ロドリゲス: 146ポンド(66.22キロ)
ブライアン・オルテガ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
ダニエル・セジューベル: 156ポンド(70.76キロ)
フランシスコ・プラド: 156ポンド(70.76キロ)

<バンタム級/5分3R>
ラウル・ロサスJr: 136ポンド(61.69キロ)
リッキー・トゥルシオス: 136ポンド(61.69キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
サム・ヒューズ: 115ポンド(52.16キロ)
ジャスミン・ハウレギ: 115ポンド(52.16キロ)

<ライト級/5分3R>
マニュエル・トーレス: 155ポンド(70.31キロ)
クリス・ダンカン: 156ポンド(70.76キロ)

<バンタム級/5分3R>
クリスチャン・キニョネス: 135ポンド(61.24キロ)
ハオーニ・バルセロス: 135ポンド(61.24キロ)

<フライ級/5分3R>
ヘスウ・アギラー: 126ポンド(57.15キロ)
マテウス・メンドンサ: 126ポンド(57.15キロ))

<フライ級/5分3R>
エドガー・チャイレス: 131ポンド(59.42キロ)
ダニエル・ラセルダ: 127ポンド(57.6キロ)

<ライト級/5分3R>
クラウジオ・プエレス: 156ポンド(70.76キロ)
フェレス・ジアム: 156ポンド(70.76キロ)

<フライ級/5分3R>
ルイス・ロドリゲス: 125ポンド(56.7キロ)
デニス・ボンダル: 124ポンド(56.25キロ)

<フライ級/5分3R>
ヴィクター・アルタミラノ: 125ポンド(56.7キロ)
フィリッピ・ドスサントス: 124ポンド(56.25キロ)

<フェザー級/5分3R>
ムハメド・ナイモフ: 146ポンド(66.22キロ)
エリック・シルバ: 146ポンド(66.22キロ)

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45 AB LFA MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN237 エドガー・チャイレス クラウジオ・プエレス クリスチャン・キニョネス クリス・ダンカン ジャイー・ロドリゲス ジャスミン・ハウレギ ソルト ダニエル・セジューベル ダニエル・ラセルダ デニス・ボンダル ハオーニ・バルセロス フィリッピ・ドスサントス フェレス・ジアム フランシスコ・プラド ブライアン・オルテガ ブランドン・モレノ ブランドン・ロイヴァル ヘスウ・アギラー マテウス・メンドンサ マニュエル・トーレス ラウル・ロサスJr リッキー・トゥルシオス ルイス・ロドリゲス ヴィクター・アルタミラノ

【UFN237】フィリッピ・ドスサントス戦へ、知性派アルタミラノ「世界中に僕のパッションを届けたい」

【写真】知性と野生の対決という言い方は、暴言になるのか(C)Zuffa/UFC

24日(土・現地時間)にメキシコはメキシコシティのアレナ・シウダ・デ・メヒコで開催されるUFN237@:UFN on ESPN+95「Moreno vs Royval2」でヴィクター・アルタミラノが、フィリッピ・ドスサントスと対戦する。
Text by Manabu Takashima

LFAフライ級王者からコンテンダーシリーズを経て、UFCで戦うようになったアルタミラノは子供の頃に母国メキシコを離れ、米国に移り住んだ。国境を越えて出会ったMMAというスポーツで活躍することで、生まれ故郷の地を踏めるようになった。

そんな感慨深いイベントで、アルタミラノはフライ級戦線で頭を一つ抜け出すためにアグレッシブなファイトを誓うが、その口調は全くラフでなく非常にジェントルなモノだった。


──フィリッピ・ドスサントス戦が迫ってきました。今の気持ちを教えてください(※取材は22日に行われた)。

「全てプラン通りに進んでいる。減量も上手くいっていて、凄くハッピーだ。ファイトウィークも前向きに過ごすことができて、1日1日と自信を深めているよ」

──そんなヴィクターが、メキシコシティで戦う意味を教えてください。

「僕は米国に住んでいるけど、パスポートはメキシコのままだ。9歳の時に両親、妹とテキサスに移り住み、21、22に年を経て──2年半前に初めてメキシコに里帰りができた。ようやく一族が勢ぞろいしたんだ。それからは何度もメキシコとテキサスを行き来はしているけど、メキシコで戦うことは本当に意味がある。このスポーツを始めてから、ずっと母国で試合がしたいと思ってきた。今回、メキシコの皆の前で初めて戦うことができ、僕の試合のために一族が一つの場所に揃うんだ。本当に嬉しいよ。初めてメキシコの試合だけど、同時に米国以外で戦うも初めてなんだ」

──日本はほぼ単一民族国家で、言葉も風習も同一化が進めてきた国です。国外の人が国籍を持つことは欧米と比較して本当に少ない。そういう国なので、ヴィクターの言葉がピンとこない人も多いと思います。

「言葉に例えられないほど、素晴らしい経験だよ。生まれ育った母国を遠く離れた異国で生活をすることになり、そこで自分の愛するMMAというスポーツに出会うことができた。MMAに出会った自分が何者かを知ることができたんだ。そのスポーツとともに、母国に戻ってきた。自分の生きている証が、交錯するような感覚だよ。

と同時にメキシコシティで戦うことに慣れるために、10日以上前にやってきた。ここで走り、さらに山間部の高い場所に行って調整をした。自分の力を発揮するために、心肺機能もこの高さに合わせる必要があったからね。本来、調整に必要な時間は72時間と言われている。そこを10日も前にやってきているから、肉体的には全く問題ない。普段と同じように動けるよ。スタミナもそうだし、どれだけ動けるかをチェックしてきたんだ」

──1600メートルのデンバーでも、私など走ると息苦しく感じ、頭痛がしました。

「それは良くあることだよ。実際、今回は僕のコーチもメキシコシティにやってきて体調を崩し、眩暈がすると言っていた。ただ、僕はメキシコシティで9歳まで育ったから、体が覚えていたかもしれない。以前、ソルトレイクシティー(標高1300メートル)で試合をした時は現地入りを早くすることがなくても、まるで大丈夫だったしね」

──では、今回対戦するドスサントスの印象を教えてください。

「アグレッシブで良い相手だ。彼も僕も最高の試合をするために、ここにやってきた。あとは試合を待つだけだよ」

──今回はフライ級の試合が5試合も組まれており、結果だけでなくパフォーマンスも他の試合の勝者と比較されることになるかと思います。

「最高じゃないか。たくさん殴って、たくさん動く。そんなフライ級の特徴が表れる試合に続く大会だ。当然、僕もそんな風に戦うよ」

─ところでヴィクターはコンテンダーシリーズに出場するまで、キャリア10戦中9試合をLFAで戦っていますね。

「LFAはフルパッケージのイベントだ。UFCで戦うための準備という点において、最高に適している。フィーダーショーとして可能な限り最高のファイターがケージの中には揃っていて、ケージの外ではカメラがついて回るなど取材の対応の仕方も学べる。注目度も他のローカルショーとは違うしね。照明に照らされた試合場で、何台ものカメラが動く環境で戦う。ファイターとしてケージの中と、プロフェッショナルとしてケージ外で僕を成長させてくれた。

ファンの熱狂度も高まり、ケージ外での活動が増える。雑音だって増えた。そこを経験することは、UFCで戦うためにリハーサルになったと思う」

──なるほどです。しかしながらヴィクターの口調はファイターというよりも教師か牧師のようで、インテリジェンスさがあふれ出ていますね。

「おお、ありがとう。そんな風に言って貰えて、嬉しいよ。特にスポーツとかそういうことでなく、人としての生きていく上で規律を守る日本の人に言ってもらえるなんて。凄く大切なことが日本には残っている。だから、いつの日か日本を訪れたい。そして日本のファンも含めて、世界中のMMAファンの僕のパッションを届けたい」

■視聴方法(予定)
2月18日(日・日本時間)
午前9時00分~UFC FIGHT PASS
午前8時30分~U-NEXT

■UFN237計量結果

<フライ級/5分5R>
ブランドン・モレノ: 126ポンド(57.15キロ)
ブランドン・ロイヴァル: 126ポンド(57.15キロ)

<フェザー級/5分5R>
ジャイー・ロドリゲス: 146ポンド(66.22キロ)
ブライアン・オルテガ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
ダニエル・セジューベル: 156ポンド(70.76キロ)
フランシスコ・プラド: 156ポンド(70.76キロ)

<バンタム級/5分3R>
ラウル・ロサスJr: 136ポンド(61.69キロ)
リッキー・トゥルシオス: 136ポンド(61.69キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
サム・ヒューズ: 115ポンド(52.16キロ)
ジャスミン・ハウレギ: 115ポンド(52.16キロ)

<ライト級/5分3R>
マニュエル・トーレス: 155ポンド(70.31キロ)
クリス・ダンカン: 156ポンド(70.76キロ)

<バンタム級/5分3R>
クリスチャン・キニョネス: 135ポンド(61.24キロ)
ハオーニ・バルセロス: 135ポンド(61.24キロ)

<フライ級/5分3R>
ヘスウ・アギラー: 126ポンド(57.15キロ)
マテウス・メンドンサ: 126ポンド(57.15キロ))

<フライ級/5分3R>
エドガー・チャイレス: 131ポンド(59.42キロ)
ダニエル・ラセルダ: 127ポンド(57.6キロ)

<ライト級/5分3R>
クラウジオ・プエレス: 156ポンド(70.76キロ)
フェレス・ジアム: 156ポンド(70.76キロ)

<フライ級/5分3R>
ルイス・ロドリゲス: 125ポンド(56.7キロ)
デニス・ボンダル: 124ポンド(56.25キロ)

<フライ級/5分3R>
ヴィクター・アルタミラノ: 125ポンド(56.7キロ)
フィリッピ・ドスサントス: 124ポンド(56.25キロ)

<フェザー級/5分3R>
ムハメド・ナイモフ: 146ポンド(66.22キロ)
エリック・シルバ: 146ポンド(66.22キロ)

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【UFN237】計量終了 ラテンの祭典はフライ級NIGHT。メキシコ✖ワールド125lbsの戦いに注目!!

【写真】メキシコシティの環境が、どのような影響を与えるのか(C)Zuffa/UFC

24日(土・現地時間)にメキシコはメキシコシティのアレナ・シウダ・デ・メヒコで開催されるUFN237@:UFN on ESPN+95「Moreno vs Royval2」の計量が23日(金・同)に行われている。
Text by Manabu Takashima

2019年9月以来、4年5カ月振りのメキシコ大会は13試合中10試合にメキシコ人ファイターが出場し、さらにラウル・ロサスrやブライアン・オルテガというメキシコ系米国人、アルゼンチン、ペルー、ベネズエラ人選手が揃っており、さながらラテンの祭典となっている。


そんなメヒコ大会はメインのブランドン対決02=ブランドン・モレノ×ブランド・ロイヴァルを筆頭に、フライ級マッチが実に5試合も組まれている。

2020年11月に組まれた前回の対戦ではモレノがやや優勢なグラウンド&スクランブル戦の展開中にロイヴァルが右肩を負傷。ヒザ十字を狙ったロイヴァルの動きが止まったところで、モレノが鉄槌を落としTKO勝ちを収めている。

ロイヴァルにオクタゴン初黒星をつけた勝利は、フライ級の頂点に立つことになるモレノを勢いづけた勝利になった。あれから3年3カ月、ベルトを失ってから再起戦となるモレノ。対するロイヴァルも昨年12月にアレッシャンドリ・パントージャに敗れ世界王座奪取ならず、再スタートの一戦がリベンジが掛かった一戦となる。

2250メートルという高度、空気の薄いメキシコシティで5R戦。省エネファイトか、前回の続きのような激しいアクションパックとなるのか──楽しみなフライ級トップ戦線サバイバルウォーだ。

この他のフライ級マッチはプレリミで組まれているが、エドガー・チャイレスとダニエル・ラセルダの一戦は、前者 131ポンドで後者が127ポンドと揃って計量を失敗しており、キャッチウェイトマッチで戦うこととなっている。

2人も体重オーバーということで、この試合はフライ級の格付けにおいては参考試合となるが、他の3試合は層が厚くなり始め、上位がランク変更が少ない実情のなかで勝ってインパクトを残したい位置のファイターが揃っている。

うちヘスウ・アギラーとヴィクター・アルタミラノが、共にブラジル人ファイターを迎え撃ち、ルイス・ロドリゲスはウクライナのデニス・ボンダルが相手となる。決してホームが優位などない、厳しい相手が揃って用意されているだけに、平良達郎、そして鶴屋怜の対戦相手がこの中からから出てくる可能性も十分にある。

そういう意味でも注目のフライ級メキシコ勢の国際戦だ。

■視聴方法(予定)
2月18日(日・日本時間)
午前9時00分~UFC FIGHT PASS
午前8時30分~U-NEXT

■UFN237計量結果

<フライ級/5分5R>
ブランドン・モレノ: 126ポンド(57.15キロ)
ブランドン・ロイヴァル: 126ポンド(57.15キロ)

<フェザー級/5分5R>
ジャイー・ロドリゲス: 146ポンド(66.22キロ)
ブライアン・オルテガ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
ダニエル・セジューベル: 156ポンド(70.76キロ)
フランシスコ・プラド: 156ポンド(70.76キロ)

<バンタム級/5分3R>
ラウル・ロサスJr: 136ポンド(61.69キロ)
リッキー・トゥルシオス: 136ポンド(61.69キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
サム・ヒューズ: 115ポンド(52.16キロ)
ジャスミン・ハウレギ: 115ポンド(52.16キロ)

<ライト級/5分3R>
マニュエル・トーレス: 155ポンド(70.31キロ)
クリス・ダンカン: 156ポンド(70.76キロ)

<バンタム級/5分3R>
クリスチャン・キニョネス: 135ポンド(61.24キロ)
ハオーニ・バルセロス: 135ポンド(61.24キロ)

<フライ級/5分3R>
ヘスウ・アギラー: 126ポンド(57.15キロ)
マテウス・メンドンサ: 126ポンド(57.15キロ))

<フライ級/5分3R>
エドガー・チャイレス: 131ポンド(59.42キロ)
ダニエル・ラセルダ: 127ポンド(57.6キロ)

<ライト級/5分3R>
クラウジオ・プエレス: 156ポンド(70.76キロ)
フェレス・ジアム: 156ポンド(70.76キロ)

<フライ級/5分3R>
ルイス・ロドリゲス: 125ポンド(56.7キロ)
デニス・ボンダル: 124ポンド(56.25キロ)

<フライ級/5分3R>
ヴィクター・アルタミラノ: 125ポンド(56.7キロ)
フィリッピ・ドスサントス: 124ポンド(56.25キロ)

<フェザー級/5分3R>
ムハメド・ナイモフ: 146ポンド(66.22キロ)
エリック・シルバ: 146ポンド(66.22キロ)

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【Pancrase340】12・24を読む 亀井晨介と対戦、平田直樹「自分の殻を破って、覚悟を持って戦えるか」

【写真】亀井がロータス世田谷に来た時に同じ空間にはいたが、人数が多くて肌を触れ合うことはなかったそうだ(C)BRAVE CF

24日(日)に横浜市中区の横浜武道館で開催されるPancrase340で亀井晨介と平田直樹が対戦する。
Text by Manabu Takashima

4月の立川、7月のニューピア、そして9月の立川とパンクラスで3連勝中の平田が、タイトルコンテンダーの亀井と相対する。時代は打高組低、組んで倒しても立たれると評価はゼロといってもおかしくない裁定も増えてきた。

そんななかでフェザー級としてはフレームが小さな平田は、得意の組みを生かすMMAをどのように考えているのか──を尋ねた。


──まず9月の遠藤来生戦を振り返ってもらえますか。

「自分が思っていた以上に上手くいかなかったこともあり、同時に久しぶりに3Rをフルで戦えて勝てたことは良かったかと思います。お互い、攻防のなかでメチャクチャ厳しいとういうことがあった試合ではなかったです。それでも思うように試合が進まないところがあり、良い経験になりました。

試合の日はRIZINと大会が重なって、セコンドに八隅(孝平)さんがいなかった。そのなかで自分でやるべきことを決めて、考えて戦うことができました」

──最終ラウンド、組んでから引き込んだ。そしてパウンドを打たれた。あのあたりはどのように考えていますか。

「自分も3Rの途中まで取っていて、あの時にもう一度スタンドに戻るのか、引き込んで有効打を貰わないよう上手く誤魔化して終わらせようか。どちらにしようかという選択のなかで、下になりました。でも自分が思っていた以上に遠藤選手が元気で、意地を見せて来て。ただ後頭部に何回かもらったのですが、パウンドは見えていました。目が腫れていたのは、スタンドで被弾した時です。それでも引き込んだのだから三角や十字をしっかりと創りたかったです」

──引き込んだのであればということは、選ばなかった方も戦いも気になっていたということですか。

「ハイ。試合を終えて、あそこはスタンドに戻って得意の組みに持ち込んだり、打撃戦をやっても良かったとは思いました。あそこで引き込みを選んだのは、自分の弱さです。自分が楽な方を選んだ。それが弱さで。きついところで、勝負に行かない自分がいることを知りました。

やり切れなかった──。もうちょっとデキることがあった……というのが、試合を終った直後に感じていたことです。ただ、勝つことが絶対で。あそこで勝っていないと、今回12月に試合をすることはできなかったですし。次につなげるために絶対に勝つ、そう思って戦って勝てた。でも、フィニッシュできなかったこともそうだし……まだまだで。全てを含めて、良い経験になりました」

──その12月の試合はタイトル戦を2度経験している亀井晨介選手が相手です。このオファーが来た時、素直にどう思いましたか。

「ビックリしました。自分で良いのかなって。自分のなかでは試合も確定していないし、前回の試合内容を考えると、組まれたとしても少し下のランキングの人だという風に心の準備をしていました。だから亀井選手が相手だと聞いて、すぐにやりたいと思いました。きっと色々な候補があって、亀井選手が僕を選んだんでしょうけど……選んでくれたことも凄く嬉しいです」

──ジャブで突き放す、組まさない。9月の試合は打ち合いに応じるような場面があったのですが、亀井選手は原点回帰のスタイルで戦ってくるのではないでしょうか。

「DEEPで神田コウヤ選手と戦った時もそうでしたけど、距離が違って上手くやられました。自分の殻を破って、覚悟を持って戦えるかどうか。そこが一番の課題になると思います。大きな相手と練習は十分にしているのですが、試合で覚悟を持って自分の弱さに立ち向かい、組んで寝技に持ち込めるのか。そこですね」

──八隅選手がグラップラーなら、相手が本気で打ち込んでくるとイメージして練習ができないとやられると言われていたことがありました。打撃スパーは互いに100パーセントではないです。ただし、MMAスパーだと組みは100パーセントで打撃はそうでない。本気の打撃は試合でしかない。そこがグラップラーの難しさに通じてくるのか。

「練習中に組みにいって、パンチを貰うと『試合だったら、終わっている』とか……やっぱり自分でしっかりと考えるしかなくて。練習だからもらっても入って組める。それで良しとしない。試合だったら、パンチやヒザを合わされている。この入り方ではダメだと、意識しないといけないです」

──そうするしかないですよね。結果、本気のテイクダウンがくるのでストライカーの方が、ダイレクトに成長できるのではないかと。

「そうですね、ディフェンスが上手くなりますね」

──そうなると練習形態として、MMAは打撃系の方が有利になってしまうのでは?

「そうかもしれないですね……。でも、組み技の選手も打撃の練習をしていますし」

──平田選手は、どのような打撃を?

「目白ジムやクレイン要町とムエタイのジムに行かせてもらっています。クレインは米国から戻って来てから、ずっと行っています。自分がKOするようになるには時間が掛りますが、弱い部分を無くして。首相撲からの打撃だとか、近い距離の打撃。相談しながら、自分が組みにいける打撃を指導してもらっています。

そこで考えて、教えてもらったことをロータスの練習で試す。簡単ではないですけど、トライしないと答えは見つからないので。練習で試して、そして試合で試すということですね」

──この試合は勝てばタイトル挑戦が見えてきます。大勝負で何を見せないといけないと思っていますか。

「やっぱり前回できなかったフィニッシュすること。勝つことが大切ですけど、そこ重要かと思います。タイトルに挑戦する力があることを見せて勝ちます」

──グラップラーもコントロール派のフィニッシュ、サブミッション派のフィニッシュは別モノかと。

「ハイ。僕はコントロールして、パウンドで削る。それからフィニッシュ。いきなりの極めよりも削って、そこから極めでも殴ってもグラップリングもコントロールして勝つ」

──ブランドン・ロイヴァルでなく、ハニ・ヤヒーラだと。

「そうです(笑)。肩固めかギロチンです。手足が長い人がうらやましいです(笑)。前回の試合から短期間でも、自分の得意な場面から先の動き……フィニッシュするまでの動きを考えてきました。頭のなかで考えたことを練習で試しています。反復し続けて、体に沁み込ませたモノを試合で出したい。完封──フィニッシュして勝ちたいです」

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『UFC 296』アレッシャンドリ・パントージャ vs. ブランドン・ロイヴァルを見たファイター・関係者の反応

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 『UFC 296: Edwards vs. Covington』アレッシャンドリ・パントージャ vs. ブランドン・ロイヴァルを見たファイター・関係者のSNSでの反応。続きを読む・・・
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【UFC296】フルスロットル王者パントージャがTD&パスの連続でロイヴァルに判定勝ち。ベルト初防衛に成功

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)
Def.3-0:50-45.50-45.49-46.
ブランドン・ロイヴァル(米国)

開始早々、パントージャが飛び込んだ。パンチを連打すると、サウスポーのロイヴァルが下がる。ケージを背負わせるとダブルレッグで組みつくが、これはロイヴァルが離れた。カーフキックから詰めていくパントージャに対し、組みつかれたロイヴァルが差し返す。それでも体勢を入れ替えたパントージャがケージに押し込んでいく。両者は離れると、ケージ中央で蹴りを散らしていく。パントージャは首相撲からダブルレッグでロイヴァルに背中を着かせた。

頭をおっつけてパスを仕掛けるパントージャだが、ロイヴァルのニーシールドに防がれる。パントージャは立ち上がり、ロイヴァルの足を捌きながらパンチを落とす。ロイヴァルのペダラーダを受けつつ、パントージャがトップに戻りケージに押し込んだ。ロイヴァルはケージキックからヒザ十字へ。足を抜いたパントージャがパスして、サイドからマウントへ。しかしロイヴァルがハーフに戻し、蹴って立ち上がる。スタンドに戻るとロイヴァルが右ジャブを突くも、パントージャが右フックとカーフキックを当てた。

2R、ロイヴァルがパントージャの左側に回る。パントージャは右ストレートを当てた。至近距離でロイヴァルが右ヒザを突き刺すも、そのままパントージャが組んでケージへ押し込んだ。離れたロイヴァルが右ジャブを突く。パントージャは左カーフキックを当ててから、ヒザを狙ってきたロイヴァルをテイクダウンする。ハーフガードのロイヴァルに対し、右腕を差し上げたパントージャがパスの機会をうかがいつつトップをキープしている。

左ヒジを落として一気にロイヴァルの左側へパスしたパントージャは、サイドからマウントを狙う。ハーフに戻したロイヴァルは、下から打撃を打ち込むが体勢を返すことができない。両腕を差し上げたパントージャもパウンドを打ち込み、体を起こして鉄槌を連打した。ロイヴァルがガードに戻すと、パントージャが立ち上がる。続いて立ち上がったロイヴァルに右を叩き込んでグラつかせた。さらにロイヴァルの左ハイをキャッチしてグラウンドに持ち込み、トップのままラウンド終えている。

3R、ロイヴァルが反時計回りに回ると、パントージャは進行方向を防ぐ。ロイヴァルのシングルレッグを切ったパントージャが、一度離れてからテイクダウンに成功した。ハーフガードのロイヴァルに対し、肩固めをセットアップするパントージャ。ロイヴァルは反転しながらトップに回るも、パントージャがすぐに立ち上がった。スタンドに戻り、右ミドルを突き刺したパントージャがロイヴァルをケージに押し込む。

ロイヴァルは離れてプレスをかけるも、パントージャが組んでダブルレッグでドライブする。ここでシングルに切り替えたが、ロイヴァルが離れた。やや動きが落ちたパントージャは左右ローを散らす。パントージャが距離を詰めると、ロイヴァルは右ジャブを突いて離れる。ロイヴァルのヒザを食らうパントージャだが、このラウンド2度目のテイクダウンに成功し、しっかりと抑え込んでいった。

4R開始早々、パントージャが右を突きつつ、シングルレッグでグラウンドに持ち込んだ。ロイヴァルが左足でケージキックを狙うと、相手の左側にパスしたパントージャがマウントへ。暴れるロイヴァルのバックに回ったパントージャが四の字フックで組む。ロイヴァルは足でケージをつたって回るも、パントージャの四の字フックを解くことができない。パントージャは右腕を絡みつけ、パームトゥパームで絞め上げる。幾度とのなくRNCを狙ってくるパントージャに対し、ロイヴァルが体勢を入れ替えてトップからパウンドを連打していく。パントージャは下から外ヒールをセットアップしたが、これはロイヴァルが防いだ。

最終回、疲労がみえるパントージャの顔面にロイヴァルがパンチを集中させる。左ストレートと右アッパーが幾度となくヒット。パントージャも左カーフキックを返すが、力が入っていない。距離を詰めて首相撲で抱えたパントージャだが、ロイヴァルにケージへ押し込まれてしまう。離れるパントージャにヒジを打ち込むロイヴァル。パントージャの右ストレートもロイヴァルの顔面を捉えるが、ロイヴァルのほうが手数は多い。パントージャがダブルレッグで飛び込み、尻もちを着かせた。

立ち上がるロイヴァルの足をすくいあげて背中を着かせたパントージャ。パスを狙いながら暴れるロイヴァルを抑え込む。ロイヴァルはパスされてはガードに戻すも、状況を打開することはできない。パスしたパントージャが鉄槌を連打し、そのまま試合終了のホーンを聞いた。

裁定はジャッジ2人がフルマークをつける判定で、パントージャが世界フライ級王座の初防衛に成功した。2021年8月の初対決でパントージャに敗れているロイヴァルは、リベンジ&ベルト獲得とはならなかった。


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『UFC 296: Edwards vs. Covington』前日計量動画

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MAIN CARD (Pay-per-view, 10 p.m. ET)

・Champ Leon Edwards (170) vs. Colby Covington (169.5) – for welterweight title
・Champ Alexandre Pantoja (125) vs. Brandon Royval (124.5) – for flyweight title
・Shavkat Rakhmonov (171) vs. Stephen Thompson (171)
・Tony Ferguson (155.5) vs. Paddy Pimblett (155.5)
・Josh Emmett (146) vs. Bryce Mitchell (145.5)

PRELIMINARY CARD (ESPN2/ESPN+, 8 p.m. ET)

・Dustin Jacoby (204.5) vs. Alonzo Menifield (204.5)
・Irene Aldana (136) vs. Karol Rosa (135.5)
・Cody Garbrandt (136) vs. Brian Kelleher (136)
・Ariane Lipski (126) vs. Casey O’Neill (125)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 6 p.m. ET)

・Cody Durden (126) vs. Tagir Ulanbekov (126)
・Lucas Almeida (146) vs. Andre Fili (145.5)
・Martin Buday (264.5) vs. Shamil Gaziev (259.5)

 『UFC 296: Edwards vs. Covington』前日計量結果。全員パスしています。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・レオン・エドワーズ vs. コルビー・コヴィントンはエドワーズ支持7人、コヴィントン支持4人。

・アレッシャンドリ・パントージャ vs. ブランドン・ロイヴァルはパントージャ支持9人、ロイヴァル支持2人。

・シャフカット・ラフモノフ vs. スティーブン・トンプソンは11人全員ラフモノフ支持。

・トニー・ファーガソン vs. パディ・ピンブレットはファーガソン支持3人、ピンブレット支持8人。

・ジョシュ・エメット vs. ブライス・ミッチェルはエメット支持8人、ミッチェル支持3人。続きを読む・・・