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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN49 キック タッカー・ルッツ メルシック・バダザリアン

【UFC ESPN49】バダザリアンの打撃に受けたルッツ、徹底してケージに押し込みコントロール狙いも判定負け

<フェザー級/5分3R>
メルシック・バダザリアン(アルメニア)
Def.2-1:29-28.29-28.29-28
タッカー・ルッツ(米国)

まず左ローを蹴ったバダザリアンが、続いて左ミドルを入れ右オーバーハンドを放つ。さらに左ハイのバダザリアンに対し、ルッツが右ミドルを蹴る。サウスポーのバダザリアンに右ミドルを続けたルッツはスイッチも見せる。バダザリアンは右ミドルを蹴られて、左に回りつつジャブを伸ばす。ルッツもスイッチを織り交ぜ、左をかわして組みつく。ダブルレッグで尻もちをつかせたルッツは、足を束ねていくがバダザリアンが頭を押してスクランブルを狙う。ルッツは太腿の後ろでクラッチを組んで許さない。残り25秒でルッツはようやく立ち上がることができたもののバックを譲り、時間に。

2R、互いにミドルを蹴り合い、バダザリアンが左前蹴りを繰り出す。続く内回し蹴りは当たりが浅かったが、ワンツーフックを決めたバダザリアンが下がるルッツを捕えてヒザを突き上げる。さらに左アッパーをボディに入れるバダザリアンは、左ストレートから右ハイを狙う。かわしたルッツはインロー、スイッチするがジャブを被弾する。

とバダザリアンのボディストレートが急所に入り、試合が中断。再開後、ルッツは右ミドル、バダザリアンは首相撲を許さず右ジャブを当てる。テンカオから右フックと攻勢のバダザリアンが蹴りに右を合わせ、テイクダウン狙いをスプロール。ルッツはガードの上からミドルを2発も、右ボディからジャブを打たれる。続いて勢いのある右ジャブを決めたバダザリアンは、ダブルレッグでテイクダウンを許し初回と同様にケージを背負って座った状態に持ち込まれた。

最終回開始直後のパンチの交換で、バダザリアンの指が右目に入りルッツにインターバルが与えられる。ドクターチェック後、再開に応じたルッツはワンツーを被弾。バダザリアンは左ミドル、ルッツは右ハイを蹴る。カカト落としは空振りになったバダザリアンだが、右フックをヒットし組まれてヒザ蹴りを入れる。ケージに押し込んだルッツはダブルレッグからケージに押し込む。

バックに回るよりも、尻もちをつかせることに固執したルッツだったが、残り3分でバックへ。バダザリアンは右足をフックされるが、抜いて立ち上がる。ケージにルッツを押し込んだバダザリアンがエルボーからヒザを入れる。急所だとアピールするルッツだが、レフェリーは認めず試合が続く。ケージを背負ってもヒザを入れたバダザリアンに対し、ルッツは徹底してテイクダウンを狙う。

ルッツは頭を起こし、クリンチに転じ時間が過ぎる。結果、残り45秒で離れたバダザリアンが左ミドル、スピニングバックキックから右フックを打ち込む。ルッツはここでも左に回り、打撃勝負には出られず──時間に。バダザリアンが判定勝ちを手にした。


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Brave CF KTT MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN49 UFC290   アザット・マクスン アス・アルマバエフ カール・ディートン3世 ジャック・デラ・マダレナ タイソン・ナム タッカー・ルッツ チェルシー・チャンドラー テレンス・マッキニー ノルマ・ドゥモント パク・ジュンヨン パク・ジョンヨン フランシスコ・プラド ヘナロ・ヴァルデス ホーリー・ホルム ボクシング マイラ・ブエノ・シウバ メルシック・バダザリアン ヴィクトリア・ダダコワ 平良達郎

【UFC ESPN49】計量終了 平良達郎が認めた──アザット・マクスン、オクタゴン・デビューへ

【写真】注目はマクスンだが、タイソン・ナムのガリガリぶりはヤバい(C)MMAPLANET

15日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN49「Holm vs Bueno Silva」の計量が14日(金・同)に行われている。

メインで女子バンタム級5回戦=ホーリー・ホルム×マイラ・ブエノ・シウバの一戦が組まれ、コメインでは先週のUFC290でUFC初陣のジョザイア・ハーレルと対戦予定だったが負傷欠場で試合が流れたジャック・デラ・マダレナが、これもUFC初陣となるFury FCウェルター級王者バシル・ホフェスと対戦する同大会。計量失敗は1人もいなかった。


メインカードでは上記のカード以外に、MMA版の漢江の奇跡=ミドル級で6勝2敗という戦績を残すKTT所属のパク・ジュンヨン✖アルベルト・デュラエフに注目だ。パク・ジョンヨンにとって、今回のデュラエフ戦はUFCで2度目の4連勝へのトライとなる。

プレリミで気になるのは、なんといってもアザット・マクスンのオクタゴン初陣だろう。タイソン・ナムと対戦するマクスンはキャリア16勝0敗のカザフスタン人ファイターで、デンバーで出稽古を行っていた平良達郎が強いと認めている。

長いリーチを生かしたボクシング&レスリングが融合したスタイルで、11勝がフィニッシュと仕留める力を持つフライ級の新鋭。レスリング単体においては、同じくカザフスタンからBRAVE CF経由でUFCとサインしたアス・アルマバエフほどでない。ただし、打撃と相まったMMAテイクダウン能力は高く、スクランブルでのフロント系のチョークやバック奪取からのRNCへの流れと状況判断も秀逸だ。

しかし、マクスンが過去に戦ってきた相手は、当然のようにUFCレベルではない。仮に今回のタイソン・ナム戦で、これまでのような試合内容でフィニッシュできるようであれば、トップ15いやトップ10の力が既にあると考えられる──マクスンのUFCデビュー戦は見逃すことができない。

■視聴方法(予定)
7月16日(日・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS
午前7時30分~U-NEXT

■UFC ESPN49計量結果

<女子バンタム級/5分5R>
ホーリー・ホルム: 135.5ポンド(61.46キロ)
マイラ・ブエノ・シウバ: 136ポンド(61.69キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ: 171ポンド(77.56キロ)
バシル・ホフェス: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
アルベルト・デュラエフ: 185ポンド(83.91キロ)
パク・ジュンヨン: 186ポンド(84.37キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ノルマ・ドゥモント: 145.5ポンド(66.0キロ)
チェルシー・チャンドラー: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分5R>
オットマン・アザイタル: 156ポンド(70.76キロ)
フランシスコ・プラド: 156ポンド(70.76キロ)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー: 156ポンド(70.76キロ)
ナジム・サディコフ: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
タッカー・ルッツ: 146ポンド(66.22キロ)
メルシック・バダザリアン: 145.5ポンド(66.0キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
イステラ・ヌネスト: 115.5ポンド(52.38キロ)
ヴィクトリア・ダダコワ: 116ポンド(52.62キロ)

<フェザー級/5分3R>
オースティン・リンゴ: 145.5ポンド(66.0キロ)
メルキザエル・コスタ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
ヘナロ・ヴァルデス: 156ポンド(70.76キロ)
エヴェン・エルダー: 156ポンド(70.76キロ)

<フライ級/5分3R>
タイソン・ナム: 126ポンド(57.15キロ)
アザット・マクスン: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
カール・ディートン3世: 156ポンド(70.76キロ)
アレックス・ムニョス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
アシュリー・エヴェンズスミス: 135.5ポンド(61.46キロ)
アイリン・ペレス: 135.5ポンド(61.46キロ)

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MMA o UFC   タッカー・ルッツ ダニエル・ピネダ

3.25『UFC on ESPN 43』でタッカー・ルッツとダニエル・ピネダが対戦


 UFCが3月25日にテキサス州サンアントニオで開催する『UFC on ESPN 43』でタッカー・ルッツ vs. ダニエル・ピネダのフェザー級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 ピネダは2021年6月の『UFC Fight Night 190: Gane vs. Volkov』で行われたアンドレ・フィリ戦がアイポークでノーコンテストになって以来1年9ヶ月ぶりの試合。昨年5月の『UFC on ESPN 36: Blachowicz vs. Rakic』でジャマール・エマーズと対戦予定でしたが中止になっていました。

 ルッツは2021年11月の『UFC Fight Night 198: Vieira vs. Tate』でパット・サバティーニに判定負けして以来1年4ヶ月ぶりの試合。続きを読む・・・
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ARAMI MMA o UFC   アンドレ・フィアーリョ カイオ・ボハーリョ ジェレミー・スティーブンス ジョシアニ・ヌネス タッカー・ルッツ マイラ・ブエノ・シウバ ミシェウ・ペレイラ

『UFC on ESPN 34: Luque vs. Muhammad 2』の対戦カードを紹介

 4月16日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC on ESPN 34: Luque vs. Muhammad 2』で未紹介だった対戦カードを紹介します。


Lutador maranhense se prepara para enfrentar russo no UFC(Imirante.com)

Caio Borralho(Sherdog)

Gadzhi Omargadzhiev(Sherdog)

 カイオ・ボハーリョ vs. ガジ・オマラガジエフのミドル級マッチが行われるとのこと。

 ボハーリョは現在29歳のブラジル人でMMA戦績10勝1敗1引き分け。昨年10月の『Dana White's Contender Series 44』でジェシー・マーレイに1R TKO勝ちして以来の試合で今回がUFCデビュー戦。オマラガジエフは現在29歳のロシア人でMMA戦績13勝0敗。昨年10月の『Dana White's Contender Series 45』でジャンシー・シウバに1R膝十字固めで勝利して以来の試合で今回がUFCデビュー戦。


UFC Vegas 51 | Fialho valt in tegen Baeza op 16 april(Eurosport)

 ミゲル・バエザ vs. アンドレ・フィアーリョのウェルター級マッチが行われるとのこと。当初バエザはディエゴ・リマと対戦予定でしたが、リマが突然「神のお告げ」により引退したことから代わりにフィアーリョが対戦します。

 バエザは昨年11月の『UFC Fight Night 197: Holloway vs. Rodriguez』でケイオス・ウィリアムズに3R TKO負けして以来の試合で2連敗中。フィアーリョは1月の『UFC 270: Ngannou vs. Gane』で行われたUFCデビュー戦でミシェウ・ペレイラに判定負けして以来の試合。


UFC Vegas 51 | Bueno Silva treft Yanan op 16 april(Eurosport)

 マイラ・ブエノ・シウバ vs. ウー・ヤナンの女子バンタム級マッチが行われるとのこと。

 シウバは昨年10月の『UFC Fight Night 195: Ladd vs. Dumont』でマノン・フィオロに判定負けして以来の試合。ウーは昨年1月の『UFC on ABC 1: Holloway vs. Kattar』でジョセリン・エドワーズに判定負けして以来1年3ヶ月ぶりの試合で2連敗中。昨年7月の『UFC on ESPN 28: Hall vs. Strickland』でニコ・モンターニョと対戦予定でしたがモンターニョが計量で7ポンドもオーバーしたことから中止、2月の『UFC Fight Night 202: Makhachev vs. Green』でジョシアニ・ヌネスと対戦予定でしたが欠場していました。


UFC: TJ Laramie Replaces Fellow Canuck Tucker, Faces Pat Sabatini on April 16(CagesidePress)

 パット・サバティーニ vs. T.J.ララミーのフェザー級マッチが行われるとのこと。

 サバティーニは昨年11月の『UFC Fight Night 198: Vieira vs. Tate』でタッカー・ルッツに判定勝ちして以来の試合で5連勝中(UFC戦績3勝0敗)。ララミーは2020年9月の『UFC Fight Night 178: Covington vs. Woodley』で行われたUFCデビュー戦でダリック・ミナーに1Rギロチンチョークで敗れて以来実に1年7ヶ月ぶりの試合。


Ange Loosa(Sherdog)

 ムニール・ラジズと対戦予定だったエリゼウ・ザレスキー・ドス・サントスが欠場、代わりにアンジェ・ルーサがラジズと対戦するとのこと。ザレスキーは「個人的な理由」で欠場するとのことで、ケガや病気ではないようです。

 ラジズは昨年1月の『UFC on ESPN 20: Chiesa vs. Magny』でワルリー・アウベスに1R TKO負けして以来1年3ヶ月ぶりの試合。ルーサは現在28歳のスイス人でMMA戦績8勝2敗。今回がUFCデビュー戦。


Pannie Kianzad vs. Lina Lansberg set for UFC Fight Night on April 16(MMAJunkie)

 リナ・ランスバーグ vs. パニー・キアンザドの女子バンタム級マッチが行われるとのこと。

 ランスバーグは2020年1月の『UFC Fight Night 166: Blaydes vs. dos Santos』でサラ・マクマンに判定負けして以来実に2年3ヶ月ぶりの試合。キアンザドは昨年9月の『UFC Fight Night 192: Smith vs. Spann』でラケル・ペニントンに判定負けして以来の試合。


Drakkar Klose terug in de Octagon na twee jaar afwezigheid(Eurosport)

 ドラッカー・クローズ vs. ブランドン・ジェンキンスのライト級マッチが行われるとのこと。

 クローズは2020年3月の『UFC 248: Adesanya vs. Romero』でベニール・ダリウシュに2R KO負けして以来2年1ヶ月ぶりの試合。昨年2月の『UFC Fight Night 185: Blaydes vs. Lewis』でルイス・ペーニャと対戦予定だったもののセコンドの一人に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことで中止、昨年4月の『UFC on ESPN 22: Whittaker vs. Gastelum』でジェレミー・スティーブンスと対戦予定だったものの前日計量でスティーブンスに突き飛ばされた際に脊髄損傷したことから中止と不運な欠場が続きました。ジェンキンスは昨年9月の『UFC Fight Night 192: Smith vs. Spann』で行われたUFCデビュー戦でロン・ジューに3R TKO負けして以来の試合。続きを読む・・・
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MMA o UFC   アマンダ・レモス アンドレ・イーウェル タッカー・ルッツ

4.23『UFC Fight Night 207』でチャールズ・ジョーデインとランド・ヴァンナータが対戦

ジェシカ・アンドラジがストロー級に復帰、4.23『UFC Fight Night』でアマンダ・レモスと対戦(2022年01月23日)

 こちらの続報。


 UFCが4月23日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 207: Lemos vs. Andrade』でチャールズ・ジョーデイン vs. ランド・ヴァンナータのフェザー級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 ジョーデインは昨年12月の『UFC Fight Night 199: Lewis vs. Daukaus』でアンドレ・イーウェルに判定勝ちして以来の試合。

 ヴァンナータは昨年5月の『UFC 262: Oliveira vs. Chandler』でマイク・グランディに判定勝ちして以来の試合。昨年11月の『UFC Fight Night 197: Holloway vs. Rodriguez』でタッカー・ルッツと対戦予定でしたが、ルッツが翌週の『UFC Fight Night 198: Vieira vs. Tate』でパット・サバティーニと対戦することになったことから中止されていました。続きを読む・・・
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MMA UFN198 タッカー・ルッツ パット・サバティニ

【UFN198】サンボ流大内刈り、小外刈りでサバティニが、ルッツを削って完勝=判定勝利

<フェザー級/5分3R>
パット・サバティニ(米国)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
タッカー・ルッツ(米国)

中間距離のやや遠めのレンジで、蹴りとパンチを振るう両者。スイッチしたサバティニが、ワンツーからダブルレッグへ。切ったルッツが逆にケージに押し込むと、ヒザ蹴りへ。ここでシングルに入ったサバティニはクリンチから大内刈りでテイクダウンを決める。腰をコントロールしルッツのバックに回りつつ、足払いで尻もちをつかせたサバティニが、同時にバックに回る。サバティニはワンフックでルッツを制し、パンチを連打する。

ここから両足をフックし、背中を伸ばしたサバティニは上を向いたルッツにRNCをセットアップする。自ら絞めを解いたサバティニが、殴りながら絞めの機会を伺う。手首を掴んで耐えるルッツは殴られながら時間を待った。

2R、ローに細かいパンチのコンビを見せたルッツから、サバティニが一発でダブルレッグテイクダウンを決める。ハーフで抑え、足を抜きに掛かるサバティニがワキ腹に連打を入れる。ルッツはロックダウンもエルボーを落とされ、二重絡みがルーズになる。パスを決めたサバティニはサイドで抑えると、体を反転してシングルに出たルッツをギロチンに捕える。

横回転でマウントを取り、ルッツの動きに合わせてバックグラブ&ボディトライアングルを取ったサバティニが絶対の形を創る。残り2分、ここも手首を掴んで絞めを防ぐルッツは、左腕のパームトゥパームを耐える。初回に続き絞めからは逃げたが、ラウンドを落とした。

最終回、右に回るサバティニのシングルレッグをケージを背にしたルッツが、耐えて体を入れ替える。逆にダブルレッグでテイクダウンを決めたルッツに対し、サバティニが立ち上がりシングルレッグからクリンチ、大内刈りでテイクダウンを決める。オーバーフックで立ち上がったルッツが、右足を狙った小外刈りをかわしたものの、そのまま左足を刈られて倒される。

サブミッションで一本勝ち狙いと思いきや、削り合いでグラインダーのルッツをリードしたサバティニは、ケージに押し込まれても回って離れワンツーを打ち込む。残り90秒、ポイント的には安全圏のサバティニは左に大きく回ってクリンチへ。ルッツはヒザを連続で腹に突き上げるが、両ワキを差したサバティニがケージに押し込み小外へ。懸命に耐えたルッツは、一旦離れたサバティニのダブルレッグを切る。とはいえボディだけでなく、タイムもコントロールしたサバティニがフルマークの判定勝ちを収め、大内刈りや小外刈りをサンボ流と称した。


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MMA UFC UFN198   エイドリアン・ヤネス カン・ギョンホ キック ケトレン・ヴィエイラ タッカー・ルッツ パット・サバティニ ブログ ミーシャ・テイト

【UFN198】計量終了 ミーシャ問題なし。コンバットサンボW杯2位サバティニ×CSで判定勝ち2度ルッツ

【写真】眼鏡を掛けて圧力を掛けるルッツ、ちょっと怖い (C)Zuffa/UFC

19日(金・現地時間)、 20日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN198:UFN on ESPN+56「Vieira vs Tate」の計量が行われた。

メインはUFC復帰2戦目のミーシャ・テイトが、ケトレン・ヴィエイラと戦い女子バンタム級の一戦だ。両者は本来10月16日に対戦予定だったが、ミーシャがコロナ陽性となり対決は今大会に持ち越された。

マスク姿でスケールに乗ったミーシャは、135.5ポンドでパスと同時にマクスを外してガッツポーズ&前腕二頭筋にキスする仕草を見せる。

フェイスオフではグータッチを行った両者、かなり近い距離で視線をぶつけ合いステージを下りた。


メイン5試合、プレリミ7試合の今大会。プレリミメインのパット・サバティニ×タッカー・ルッツは興味深いノンランカー対決だ。

レスリングベースでボクシングとキックを取り入れたルッツは、昨年のコンテンダーシリーズで2勝。2試合とも判定勝ちだったが、負傷をおしての魂のテイクダウン&コントロールを見せ、RNCでフィニッシュも狙ったことが評価され、UFCと契約を果たした。

今年5月のUFC初陣でもケビン・アギラーをコントロールして判定勝ちを収めたルッツは、キャリア12勝1敗としている。対してサバティニはRNCとヒールフックを得意としたフィニッシャーだ。

サバティニもレスリングベースだが、ダニエル・グレイシーの黒帯でもあり、さらにはコンバットサンボのワールドカップで準優勝、2016年にスコットランドのエジンバラで開催されたプレジデンツ・カップで優勝を飾るなど、ブレイク有りという状況でのサブミッションにも長けている。

UFCは今回で3戦目で2勝0敗、前回のジャマル・エマースではエマースの仕掛けたトーホールドを&内ヒールで切り返し、タップを奪っている。

打撃の圧からテイクダウンをして削るファイトのルッツと、一瞬のサブミッションで勝利を手にするサバティニ。スタンドの打撃ではルッツに分があり、サバティニとしては体力負けしない序盤で一本が欲しい。いずれのよせ、この試合の勝者は今後フェザー級戦線でトップ15、トップ10に絡んでくることは間違いない。

フェイスオフでは眼鏡をかけたルッツが、握手後に半歩ずつ近寄り、右の拳が小刻みに揺れるサバティニともう一度しっかりと拳を握り合う。静かなる闘志が両者から感じられた。

■視聴方法(予定)
11月20日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN198計量結果

<女子バンタム級/5分5R>
ケトレン・ヴィエイラ: 136ポンド(61.69キロ)
ミーシャ・テイト: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・キエーサ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ショーン・ブレイディ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ: 135.5ポンド(61.46キロ)
カン・ギョンホ: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジョジョ・カルダーウッド: 126ポンド(57.15キロ)
タリア・サントス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<バンタム級/5分3R>
エイドリアン・ヤネス: 135ポンド(61.24キロ)
デイヴィー・グラント: 135.5ポンド(61.46キロ)

<フェザー級/5分3R>
パット・サバティニ: 145ポンド(65.77キロ)
タッカー・ルッツ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ラファ・ガルシア: 155ポンド(70.31キロ)
ナタン・レヴィ: 154ポンド(69.85キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブーミー: 115.5ポンド(52.38キロ)
ルピタ・ゴディネス: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー: 155.5ポンド(70.53キロ)
フェレス・ジアム: 156ポンド(70.76キロ)

<フライ級/5分3R>
コディー・ダーデン: 126ポンド(57.15キロ)
アオリーチーラン: 126ポンド(57.15キロ)

<フェザー級/5分3R>
シャ・イラン: 145ポンド(65.77キロ)
ショーン・ソリアーノ: 146ポンド(66.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ルアナ・ピニェーロ: 116ポンド(52.62キロ)
サム・ヒューズ: 115.5ポンド(52.38キロ)

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DWTNCS S04 Ep10 Report UFC シェラード・ブラックレッジ タッカー・ルッツ ブログ

【DWTNCS S04 Ep10】シーズン2勝目も最後の1分をサイドで過ごしたルッツが、負傷を明かす

<ライト級/5分3R>
タッカー・ルッツ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
シェラード・ブラックレッジ(米国)

ルッツが左フックから右ロー、ワンツーで前に出るとブラックレッジが組みつく。ケージに押し込まれたルッツは、押し込み返してダブルレッグを仕掛ける。ブラックレッジは頭部にエルボーを落とし、もう1度態勢を入れ替え右腕を差しあげてテイクダウンを奪う。ルッツはすぐに立ち上がり、押し込み返し両ワキを差す。ブラックレッジはウィザー、小手投げを狙う。

クリンチ合戦中にブラックレッジのヒザがボディを捕えるが、急所と判断されブレイクが掛かる。スタンドで再開となったが、今度はブラックレッジの前蹴りがルッツの急所を直撃、2度目のブレイクが命じられる。リスタート後、ブラックレッジは腹への前蹴りから左ミドルハイ、そして右ローを蹴っていく。ルッツはワンツーをヒットし、一気にダブルレッグでテイクダウンを決める。抱えられた頭を抜いたルッツがマウントに行こう、ブリッジにも背中にしがみつき時間となった。

2R、ローから後ろ回し蹴りのブラックレッジにルッツが左フックを当て、右ローを蹴り込む。スイッチして左ミドルを決めたルッツは、2度目のミドルに組みつかれる。相四つでヒザを入れるブラックレッジだが、小手で投げを狙ったところでボディロックテイクダウンを許し、ルッツがバックで四の字フックを取る。

3分以上時間が載るっているなかルッツは、パンチを入れてRNCを仕掛ける。手首をつかみ、ワキを潜りつつ胸を合わせたブラックレッジのシングルに対し、ルッツはギロチンからスイープ、マウントから極めにかかる。やや窮屈な姿勢で、自ら技を解いたルッツは一瞬居着いたか、ブラックレッジが一気に飛び込んでテイクダウンを決める。ブラックレッジの強引なギロチンは、ルッツに立ち上がる隙を与える。最後の5分を切り、シングルで押し込んでいたルッツがブラックレッジの顔面にヒザを当て時間となった。

最終回、ブラックレッジの蹴りにもワンツーで距離を詰めたルッツは、ヒザ蹴りをキャッチされケージに押し込まれる。体を入れ替えたルッツが、押し込んでアンクルピック。耐えるブラックレッジをハイクロッチ、ダブルに移行してテイクダウンを決める。ブラックレッジのスクランブルにケージ押し込まれたルッツは、また体を入れ替えダブルレッグ&サイドで抑える。

両者揃って今シーズン2戦目、フィニッシュを誓って出場となったルッツだが、ここで抑えに時間をかけてしまう。最後まで抑えてしまったルッツ、ポイントはリードしているのがコンテンダーシリーズの性格を考えると、立たれようが、下にされようが、フィニッシュに通じる動きを見せるべきだったろう。

フルマークの判定勝ちにも笑顔はないルッツは、試合前からワキ腹を負傷しており、2Rに悪化させたことを明かした。


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DWTNCSE S04 Ep05 Report UFC タッカー・ルッツ ブログ

【DWTNCS S04 Ep05】初回から試合をリードしたルッツが、ギブソンに判定勝ちも「満足していない」

<ライト級/5分3R>
タッカー・ルッツ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
チェイス・ギブソン(米国)

ルッツが左ミドル、ギブソンもミドルを返しワンツーを見せる。その場のスイッチからハイキックを繰り出すギブソンが左右に回り左ジャブ、ルッツがローを繰り出す。ルッツの左フックとギブソンの右フックが交錯。直後にルッツが左ミドルを蹴るも、ギブソンも左フックをカウンターで合わせる。

ルッツは左ミドルを続け、スイッチを織り交ぜ右ローを連続で蹴り込む。ギブソンは待ちの態勢でローを蹴って姿勢を乱す。そのままガードを取ったギブソンはパウンドを受けると背中を見せて立ち上がろうとし、後方からパンチを纏められる。正面を向いた立ち上がったギブソンに対し、ルッツは左ミドルを入れてラウンドが終わった。

2Rも左ミドルからスタートさせたルッツがワンツー、左ボディショットを決める。さらに左ローから左ミドルを入れたルッツは、ギブソンの左ハイをブロックして右ロー。1週間前に出場が決まったギブソンは手数が少ない。それでも右ローに左フックを合わせ、右ストレートを伸ばしたギブソンだが右アッパーを被弾する。

ジャブから右ストレート、左フックを当てたルッツは、ギブソンの左ジャブにもワンツーを打ち込み、ケージに下がったところで右アッパーをヒットさせる。ミドル、左ボディショットと腹を攻め、顔面にはジャブとアッパーを伸ばすルッツが試合をリードし、ロングでアッパーを張っていく。意を決したように右オーバーハンドで前に出たギブソンに、ボディから左フックを決めたルッツは、ラウンド直前終了にヒザもボディに突き刺した。

最終回、「2R取っているんだから、仕留めろ」という指示を受けたルッツが左フック&右ロー、さらに右ローを2発入れて右ストレートを当てる。ギブソンも右ミドルやロー、左ジャブと手数を増やし、右ストレートをヒット。左右に回って間合を取り直したルッツは左ジャブ、スイッチして左の蹴りからオーソにショートのコンビ、ギブソンも蹴りに左を合わせようとし、右ローを蹴り込む。残り2分で組んだギブソンが、ケージにルッツを押し込むが体を入れ替えられる。押し返して差し上げテイクダウンを狙ったギブソンに対し、ルッツはウィザーから姿勢を崩させ逆にバックへ。

ギブソンは亀の状態で後方から殴られるが、スイッチからバックを取り返し両足をフックする。残り40秒、RNCを狙うギブソンが後方に倒れ込み仰向けに。ルッツは手首を掴んで絞めを防ぎタイムアップに。3-0の完勝、キャリア10連勝で戦績10勝1敗としたルッツだが、フィニッシュを狙った最終回の終盤に反撃を許したことで「次はKOしたい。満足していない」と話した。