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BELLATOR Gladiator o RIZIN VTJ VTJ2021 アレクセイ・インデンコ ムン・ジェフン 宇野薫 関鉄矢

ROAD FC066:メインイベント・キム・スーチョル vs. 原口央

バンタム級(63kg)トーナメント決勝戦

スーチョルはRIZINで扇久保に判定勝ち。昨年の大晦日はBellatorとの対抗戦にRIZIN代表として出場し、フアン・アーチュレッタにスプリット判定負け。トーナメント一回戦はロシアのアレクセイ・インデンコをギロチンで秒殺、準決勝はブラジルのブルーノ・アゼベドに判定勝ちして決勝進出。31歳。

原口はZSTでプロデビュー。GLADIATORフェザー級でタイトルを獲得すると、VTJ2021では宇野薫に判定勝ち。昨年RIZINで2戦するも、関鉄矢・中原に判定負け。今年からバンタムに落としている。一回戦でムン・ジェフンに判定勝ちし、8月の準決勝は相手の体重オーバーによる失格で不戦勝。28歳。

詰めるスーチョル。右。原口タックル。切ったスーチョルは首を抱えてギロチン。下になってディフェンスする原口。スーチョル放したがまたギロチン。ケージに押し込みながら絞める。かなりタイトだったが、また下になり外した。原口下から腕十字も、スーチョル肘を抜いてディフェンス。上になりがぶるスーチョルだが、原口スイッチで抜けてバックを取る。ケージ際でテイクダウン狙い。両足をホールドして寝かせようとする原口。スーチョル立ってスタンドバックに。スーチョルが正対したところで原口はリフトしテイクダウン。今度はスーチョルがガードから腕十字狙い。クラッチしてディフェンスする原口。蓮下。担ぎパスからバックに回った原口。ハーフバックから立ったスーチョル。またスタンドバックの体勢。キムラを狙う原口だが、スーチョルカウンターの腕十字。スッポ抜けてスーチョルががぶりの体勢。またギロチン。引き込んで絞めたがゴング。

2R。スーチョル飛び蹴り。ボディブロー。またタックルをがぶるスーチョル。しかしシングルレッグに入った原口。奥足を掴んで寝かせようとする。しかしスーチョルスイッチからバックに回った。原口前転して足関を狙うが、スーチョルクルスフィックスで押さえるとパウンド。足で押さえられていた腕を抜いたがマウントに移行するスーチョル。亀になり股下から抜けた原口がまたテイクダウン狙い。強引にバックを狙った原口だが立たれた。パンチを打ち込む原口。スーチョルも打ち返すがちょっとスピードが落ちている。ミドルをキャッチしてシングルレッグに入った原口だが、腹に膝をもらい一瞬効いた!スーチョルバックからパンチ連打。立った原口。両者やや疲れが見える。スーチョルの左が入り、一瞬遅れて原口ダウン!鉄槌連打!KO!

スーチョルがバンタム級トーナメント優勝。原口もレスリングで対抗し、パンチラッシュで攻める場面もあったが最後は力負けした。

負けた原口にもインタビュー。ここで取り返したいものがあるので来年リベンジしたい、そろそろスーチョルにスイッチを買ってあげてとコメント。

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【RIZIN44】白川陸斗戦へ、中原由貴 in 剛毅會「空手をやったからと言って、使えるようになると思うな」

【写真】稽古をして、中原の打撃を試合に生かすこと。それが武術空手だ (C)TAKUMI NAKAMURA

24日(日)さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN44にて白川陸斗と対戦する中原由貴。
Text by Takumi Nakamura

昨年大晦日に鈴木千裕に敗れた後、平本蓮のトレーニングキャンプに参加したことをきっかけに剛毅會空手での練習をスタートさせた。白川戦の約2週間前、剛毅會空手での練習を終えた中原に話を訊いた。


──今回剛毅會空手での練習風景を取材させていただきました。いつからここでの練習をスタートしたのですか。

「大晦日で負った怪我が治った3月くらいですね。もともとT-GRIP TOKYOには毎週火曜日に出稽古に来させてもらっていて、ちょうど(平本)蓮くんの斎藤裕戦に向けたトレーニングキャンプに参加させてもらったんです。そのときに蓮くんと一緒に岩﨑先生も練習に来られていて。僕も岩﨑先生の指導に興味があったので、剛毅會空手の練習に参加させてもらうようになりました」

──練習内容を取材させてもらい、一般的に言われている打撃の技術や理論とは異なる独自のものが多いと感じました。最初に剛毅會空手の練習に参加したときの第一印象はいかがでしたか。

「もともと僕はメンタル的な話や武術的な考えが嫌いではなくて、岩﨑先生のMMAPLANETでの記事も好きでよく読んでいたんですよ。実際に岩﨑先生の話を聞かせてもらったり、指導を受けたりして、シンプルに面白いなと思いましたね」

──剛毅會空手を学んで、最初に変化と感じたのはどこですか。

「変化ではないんですけど、大晦日の敗因は僕がイケイケになってしまったことなんですね。練習でもそうなのですが、僕は理性が働いて自分の戦いができている時は、自分の長所を活かせているんです。でも何かのきっかけで試合でも練習でもイケイケになってしまう。大晦日はまさにイケイケになってしまった典型的なパターンで、事前の作戦も全部ひっくり返しちゃって、前に行きすぎてやられました。剛毅會空手を学ぶことでそうならないように自制できるようになりましたね」

──大晦日の敗因を分析・理解することで、自分の戦い方に変化があったのですか。

「去年7月に関鉄矢選手に勝った時、僕の戦い方にSNSで賛否両論あったんですよ。ファンの人からは『つまらない』と否定的な意見が多く、格闘技の知識がある人からは『距離が抜群で、打撃の打ち分けがよかった』と肯定的に言ってもらえて。あの試合がつまらないと思っている人たちには大変申し訳ないんですけど、僕の中で関戦は歴代の自分の試合のなかでもトップクラスにいい試合だったんです」

――自己評価と一般的な評価に乖離があったわけですね。

「僕としては関戦の自分が理想のはずなのに、大晦日ではそれと全然違うことをやっちゃうという(苦笑)。最初からすべてが同じではなかったですが、自分と岩﨑先生の思想が合っていたと思うし、岩﨑先生の教えを請いたいと思いました」

──そこから技術的なことや実践の動きのなかで『これがでハマった!』と『よくなった!』と感じるのはどこですか。

「なんだろうな…自分の長所に磨きがかかったところじゃないですかね。岩﨑先生と練習を始めた頃、岩﨑先生が『数年空手をやったからと言って、空手を使えるようになると思うな。俺もまだその途中なんだ』とおっしゃっていて。それがすごく印象的だったんです」

──そんな簡単なことではない、と。岩﨑さんはご自身の技術を指導する一方、岩﨑さんからも練習参加メンバーに「これはどうなの?」と質問する場面もあって、あのバランスが選手にとっては大きいなと思いました。

「そうなんです。僕の場合は剛毅會空手を始めて数カ月で、今回の試合が決まった時に『いろいろ教えたけど、自分が出来ないと思ったことは捨てなさい』と言ってもらえて。今それがちょうどハマってるんですよね」

──中原選手のスパーリングを見て、凄く“大きく”見える。そう感じました。

「あっ、本当ですか? 純粋に身体がデカいとかではなく、ですか?」

──純粋なデカさもあるかもしれないですが(笑)、対戦相手は向き合ったときに身体のサイズ以上の大きさやプレッシャーを感じるのではないかと思いました。

「どうだろうなぁ……ここの練習ではちゃんと先生に見てもらっているので、多少強く殴っていいよって言われるんです。それもあって(相手に)プレッシャーがかかっているように見えるかもしれませんが(笑)。そこも含めて自分の長所に磨きがかかっているなというのは感じます。関選手とやった時を一つの理想にしつつ、そこに打撃の破壊力が乗っているというか」

──また今日の練習を見て、中原選手の技の引き出しが増えているような気もしました。

「ああ…そうかもしれないです。次の試合で色々とやろうとしていることはありますね」

──それと同時に打撃の引き出しが増える、打撃の技術が伸びたことでMMAにおける戦い方の幅も広がったのではないですか。

「少し前に打撃だけじゃなくて組みに関しても、ちょっと迷子になっていたところがあったんです。RIZINに来る前、ONEでのエミリオ・ウルティア戦なんかではいい感じに出来ていたものが、最近の試合ではできなくなっていて。ちょうどその原因になっていたところを岩﨑先生に修正してもらって、それで一気に全て変わりました」

──では結果的に試合間隔が空いたこともいい方向に出そうですね。

「本当は4月~5月に復帰戦のオファーをいただいていたのですが、3月末までコンタクトする練習ができなくて(フィジカル)トレーニングだけだったので、それで体重だけ落として試合するのは周りの人に申し訳ないと思い、お断りさせてもらったんです。

じゃあ6月か7月という話も出たのですが、剛毅會空手の練習を始めてすぐだったし、まだ教わったことを試合で使えないと思っていて。その話は流れて最終的に9月になりました。最初は焦りもありましたが、練習期間が伸びた分、パフォーマンスが上がっていたので、この時期に復帰戦が決まって良かったです」

──その復帰戦の相手の白川陸斗選手の印象は?

「白川選手は試合そのものが2年ぶりですけど、シンプルに根性が凄いし、打撃も上手いし、素晴らしい選手だなと思います。ただ2年も空いていると、過去の試合は何も参考にならない。2年もあれば人は別人になれますからね。だから事前の情報がほとんどない相手と戦うイメージで、あとは試合中に起きたことに臨機応変に対応します」

──白川選手のブランクの有無はあるにせよ、今の中原選手にとっては×対戦相手よりも、自分のパフォーマンスがどうなっているのかに興味があるのではないですか。

「今回はそれがデカいですね。なんか楽しみというか。白川選手ほどじゃないけど、自分も期間が空いているし、大晦日に出しきれずに終わったもの、用意していて出せなかったものもあるし。今回は相手に対してだけでなく、新しくなった自分のパフォーマンスに集中したいです」

──この復帰戦をクリアして、ここからどこを目標に戦っていきたいと思いますか。

「焦るのも良くないんですけど、やっぱり強い選手とやりたいし、海外勢にいいようにされていてムカつくところもあるんですよ。今のRIZINは外国人たちの『(RIZIN)に出ればベルト獲れるんじゃない?』という雰囲気が伝わってくるし。フアン・アルチュレタなんてポンポンとRIZINに出て、ベルトを獲って次はフェザー行くみたいな話を軽くしてたりとか。『ちょっとナメすぎだろ?こいつら』という想いがあります。

もちろん今フェザー級のトップでやっている選手に頑張ってもらわないとって気持ちはあるんですけど、やっぱりそこに自分が行きたいと思うんで。白川戦も含めて勝ちを重ねて、早く発言権を得たいです。RIZINとBellatorとの対抗戦でも、お互い強い選手を出し合ってるからしょうがないかもしれないけど、Bellatorにやられちゃったことは悔しいし。僕はそういう試合に出ても白星をとれる選手になりたいし、RIZINを代表して外(海外)に日本人で強い選手がいるぞというところを見せたいですね」

──中原選手はONEで戦っていたことも含めて、海外での試合や×世界を常に意識していたと思うし、そこで結果を出すことへのこだわりはありますか。

「僕は自分の限界を知りたいんですよね、自分がどこまでやれるか。もちろん日本人相手でも限界を知ることはできると思うんですけど、やっぱまだ世界の団体を見ても日本人の名前がトップにない状況があって。日本より海外の方が強い選手が多いわけじゃないですか。それは競技だけじゃない、人口的な問題があるのかもしれないですけど、僕たちは日々必死に練習しているので、ちょっとでも強い相手とやりたいという気持ちが強いですね」

──RIZINのフェザー級は中原選手が欠場している間に王座交代もあり、大きな動きがあった階級です。RIZINフェザー級の現状をどうとらえていますか。

「色々と動きはありましたけど、トップどころのメンバーは変わってないですよね。上の選手になればなるほど試合数も減っていて。今のままではマッチメイクも難しいと思うし、試合を選んでいるとは思わないですけど、みんなメリットのある試合をやりたがるじゃないですか。

それは当然のことだと思うんですけど、今の状況を変えるには僕らみたいに下から上に上がる選手がいて、上をかき回すことが大事。RIZINファンにつまらないと思わせないためにも、僕には下から突き上げる使命もあると思っています」

──確かにトップ戦線に一人新しい選手が入るだけで組み合わせも含めて、いろんな動きが出てくると思います。

「トーナメントをやるのも一つの手段だと思うんですけど、結局それで上のメンバーが団子状態になる可能性もあるわけで。だったら下から上がってきた選手が一人ポンと入って、一人ずつ倒していけば面白いと思うんですよ。自分がそうなりたいですね」

──中原選手をインタビューさせてもらい、競技者としてどうあるべきか。またプロとしてどう見られているか。本当に色んなことを考えている選手だと思いました。そのうえで今回は何を一番意識していますか。

「自分のパフォーマンスに集中することですね。今まで色々と考えすぎていたんですよ。それも対戦相手ありきというか、相手といい試合を作ろうとか。今はそうじゃなくてもっと我を出していこうじゃないけど、俺さえ良ければいいみたいなマインドに変えようと思って。海外の選手の発言を聞いていると、そんなヤツばっかりじゃないですか(笑)」 

──確かに常に主語は自分になっているような気がします。

「当然僕も相手にリスペクトは持つし、その信念は捨てないです。でももっと自分のことに集中してみようかなと。何をするにしても、視点を変えるじゃないですけど、一人称を自分にするというか。そうやって相手に合わせないことで、明らかにパフォーマンスが変わったんで、それを試合で見せたいです」

──前回の試合から変わった中原選手の姿が見られると思います。それではこの試合を楽しみにしているファンの皆様に締めのメッセージをいただけますか。

「自分でも自分を楽しめるというか、どんなパフォーマンスが出るか自分でも分かっていないので、そこも楽しみにしてもらいながら。どんな結末になるのか、手に汗握りながら見てもらえたらと思います」

■視聴方法(予定)
9月24日(日)
午後2時00分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,RIZIN LIVE,スカパー!

■ RIZIN44対戦カード

<フェザー級/5分3R>
クレベル・コイケ(ブラジル)
金原正徳(日本)

<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎(日本)
萩原京平(日本)

<ライト級/5分3R>
スパイク・カーライル(米国)
堀江圭功(日本)

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛(日本)
トッド・ダフィー(米国)

<キック70キロ契約/3分3R>
安保瑠輝也(日本)
宇佐美正パトリック(日本)

<フェザー級/5分3R>
中原由貴(日本)
白川陸斗(日本)

<フェザー級/5分3R>
摩嶋一整(日本)
横山武司(日本)

<バンタム級/5分3R>
中島太一(日本)
岡田遼(日本)

<ヘビー級/5分3R>
シビサイ頌真(日本)
ヤノス・チューカス(ハンガリーム)

<フライ級/5分3R>
福田龍彌(日本)
山本アーセン(日本)

<フライ級/5分3R>
征矢貴(日本)
ラマザン・テミロフ(ウズベキスタン)

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【速報】「RIZIN.43」前半の試合結果

1: 名無しさん 2023/06/24(土) 12:17:17.18 ID:LaV4nepq
第13試合/フェザー級タイトルマッチ クレベル・コイケ vs. 鈴木千裕
第12試合/矢地祐介 vs. ザック・ゼイン
第11試合/関根“シュレック”秀樹 vs. 上田幹雄
第10試合/鈴木博昭 vs. 西谷大成
第9試合/梅野源治 vs. 鈴木宙樹
第8試合/木村“フィリップ”ミノル vs. ロクク・ダリ
第7試合/久保優太 vs. 木下カラテ
第6試合/大島沙緒里 vs. ソルト
第5試合/新居すぐる vs. 飯田健夫
第4試合/関鉄矢 vs. 遠藤来生
第3試合/トレント・ガーダム vs. 後藤丈治
第2試合/熊谷麻理奈 vs. 栗山葵
第1試合/山川賢誠 vs. 平野凌我
OPENING FIGHT 第4試合/渡辺トシキ vs. 安海健人
OPENING FIGHT 第3試合/丸山大輝 vs. 早坂優瑠
OPENING FIGHT 第2試合/愛翔 vs. 小出龍哉
OPENING FIGHT 第1試合/星久保将城 vs. がんばれ!ふるかわくん

https://www.youtube.com/live/8o6aDCqN19s?feature=share

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RIZIN.43:オッズ/予想と展望

例によってMMAの試合のみ。また、12時半開始のオープニンマッチはPFLとバッティングするため割愛。

熊谷麻理奈 2.10
栗山葵 1.67

バンタムに落としてきた熊谷と上げてきた栗山。打撃では熊谷が上で、フィジカル差もあるので栗山はテイクダウンに苦労するだろう。

熊谷判定勝ち。

トレント・ガーダム 1.44
後藤丈治 2.63

RIZINMMAの試合では、ビクター・ヘンリーと井上直樹に負けているが、いずれも簡単に負けたわけではなく、打撃で苦しめる場面もあったガーダム。井上戦以降3年間はボクシングしかしておらず、MMAの技量がどれだけ向上しているのかは未知数。だが、打撃が武器の後藤にとっては相性が悪い相手。

ガーダム判定勝ち。

関鉄矢 1.53
遠藤来生 2.40

関は前回直前の代役で中原由貴と対戦し判定負け。遠藤はパンクラス2勝3敗。3月には高木凌にパンチで完全に意識を飛ばされてKO負けしたばかり。地元ということで無理をしての参戦でなければ良いが。関判定勝ち。

新居すぐる 1.72
飯田健夫 2.05

ともに地元出身で、北海道時代からの盟友。フィジカルを利用したキムラが武器の新居。飯田は3月の修斗でSASUKEのバックブローで完全KOされている。得意の体勢に持ち込めれば新居にチャンスがありそうだが。

飯田判定勝ち。

大島沙緒里 1.29
ソルト 3.40

ベストはアトム級の大島が2階級上のストロー級での試合。テイクダウンからすぐに極められれば良いが、ソルトは懐が深いだけに、長期戦になってタックルを来られるようになると、グラウンド膝がありのRIZINでは一発効かされただけで判定を落とす危険がある。

大島一本勝ち。

久保優太 2.05
木下カラテ 1.72

キャリア1勝1敗の久保だが、1勝の相手は奥田なので実質ノーカン。修斗やDEEPで6勝6敗と前座~中堅クラスの木下とは実力的に釣り合いは取れているかもしれないが、釣り合いが取れているならRIZINではなくDEEPでキャリアを積むべきでは。ここで木下相手に負けるようなら、そう言われても仕方がない。

木下判定勝ち。

鈴木博昭 1.80
西谷大成 1.95

キャリア2勝3敗の鈴木だが、2勝の相手は奥田と、打撃で打ち合ってくれた昇侍だけなので実質ノーカン。前回はDEEPでもタイトル戦クラスではない青井人にタックルを切れず判定負け。DEEPで6勝5敗の西谷に負けるようなら、さすがにもうRIZINでは組めない。30過ぎてからMMAデビューしたストライカーが相次いで同じような境遇に陥っているが、先日MMA転向を表明した皇治も同じ目に遭わないかが心配。

西谷判定勝ち。

関根“シュレック”秀樹 1.91
上田幹雄 1.83

とりあえずヘビー級で豪快なKO決着を見せれば喜ぶだろうという、初参戦が多いであろう観客のリテラシーに期待して組まれた試合。上田はデビュー戦はKO負けだったが、もともとフィジカルはあるし、関根はテイクダウンに苦労しそうで、そうなると打撃をもらって一気に勝負がつきそう。

上田KO勝ち。

矢地祐介 1.36
ザック・ゼイン 3.00

とりあえずちょうどいい外国人を連れてきて、きっちり一本・KO決着すれば喜ぶだろうという、観客のリテラシーに期待して組まれた試合。矢地は前回判定でも勝てればOKという考えでボイド・アレンを塩漬けにした結果、年末には島流しにあっているので、今回はさすがにフィニッシュが必要なことは理解しているだろう。

矢地KO勝ち。

クレベル・コイケ 1.29
鈴木千裕 3.40

クレベルが序盤にパンチを不用意に貰わなければ、組んであっさりフィニッシュ。鈴木が組みを警戒して出ていけないようだと、逆にクレベルペースになるので、ファーストコンタクトにすべてを賭けるくらいの気持ちで攻めてもらいたい。

クレベル一本勝ち。

オープニングファイト開始は12時半、イベント開始は14時から。MMAの試合のみ速報します。

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Road To UFCシーズン2エピソード2:第3試合・イーブーゲラ vs. 神田コウヤ

フェザー級トーナメント一回戦。

中国のイーブーゲラは33歳で22勝11敗1分け1NC。ほぼ中国国内のみのキャリアだが、近年はファイトパスで中継されているJCKを主戦場としており、比較的実力が明らか。現在6連勝中。

DEEPフェザー級暫定王者神田は代役でRIZINに出場し関鉄矢に2RKO負けしたが、そこから連勝し、21年12月に牛久の王座に挑戦。接戦だったが4-1の判定負けで王座獲得ならず。そこから青井人、中村大介に連勝し、今年2月に五明宏人に勝利して暫定王座を獲得。180cmの長身で、レスリングがバックボーンだが、長いリーチからの打撃や組んでからの肘が武器。

神田いきなりタックル。ケージに押し込むと肘を一発入れた。イーブーゲラ入れ替えるが、背中でクラッチする神田。外掛けテイクダウンを狙う神田だが、イーブーゲラこらえた。レフェリーブレイク。神田のハイをキャッチして倒したイーブーゲラだが、押さえ込まずパンチを入れる。神田立った。またタックル。今度は切れずに下になったイーブーゲラ。下からしがみつくイーブーゲラ。引き剥がした神田。上からパウンド。ハーフにした神田。イーブーゲラ立ち上がり離れた。スタンド。タックルに膝を合わせたイーブーゲラだが、神田そのまま組み付いて押し込む。ダブルアンダーフック。残り1分。ケージにもたれてこらえるイーブーゲラ。肘を入れて離れた神田。パンチで出た神田。残り10秒は両者出ていかない。ホーン。

1R神田。

2R。神田タックル。イーブーゲラバックステップしてかわした。イーブーゲラがミドル。神田もらったがタックルへ。掴ませないイーブーゲラ。神田またタックル。しかしイーブーゲラはクマせず離れる。神田ワンツー。神田またワンツー。イーブーゲラはタックル警戒だが打撃の手数が減っている。神田が打撃で先手を取る展開。右ハイ。プレスする神田だが、イーブーゲラの左をもらった。神田ワンツー。カーフ。イーブーゲラのジャブがヒット。神田も左を当てた。タックル。が、切られて左をもらった。噛んだも左を当てる。イーブーゲラが飛び込むタイミングでタックルに入ったが切られた。神田タックル。足首を掴んで倒した。イーブーゲラがケージで立つ。ホーン。

2Rはタックルを切られる展開が続いたが、イーブーゲラの手数が減った分、神田のラウンド。

3R。神田タックル。切られてパンチを貰ったが、すぐに打ち返す神田。神田またタックル。切られてパンチを貰う。イーブーゲラの左をもらいバランスを崩した神田。詰めた神田が組みに行くが、逆に両脇を差された。差し返すがイーブーゲラ離れる。両者疲れが見える。パンチで体が流れ気味。詰めた神田がパンチを入れるが、イーブーゲラも打ち返しヒット。神田タックル。四つに組んだが引き剥がされる。神田のワンツーがヒット。右が入ったがイーブーゲラの右ももらう。両者ふらついてきた。神田が前に出ていく。イーブーゲラの蹴りをキャッチしてこかした。しかし立たれる。残り1分。両者疲れているが手を出していく神田。積極的に手を出している。イーブーゲラは打ち終わりに打ち返している。逆にタックル。切った神田。ふらふらになりながら手を出していくイーブーゲラ。タイムアップ。

ファイトパスの水垣解説では、2R・3Rに前に出た神田がパンチを貰って首がのけぞる場面が何度かあったのが不利に見られるかもしれないとのことだったがどうか。

30-27×2、29-28の3-0で神田勝利。

勝ったがいつもの神田ではなかった。無理にタックルに行き切られる展開が続き、パンチを貰って危ない場面もあった。この後のメインで行われるリー・カイウェン vs. ルー・カイの勝者と準決勝で対戦する。

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【RIZIN】速報!RIZIN.43追加対戦カード発表!


ゴールデンウィークが終わった直後に突然の咳とのどの痛み。もしかしてと思ったものの陰性。謎の体調不良で爆睡していた土曜日に突如としてRIZINから飛び込んだビッグニュース。6月24日に真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開催されるRIZIN.43の追加対戦カードが発表されました。

【MMA 女子52.5kg契約】
大島沙緒里(AACC)
ソルト(マルスジム)

【MMA ライト級(71kg)】
矢地祐介(フリー)
ザック・ゼイン(米国/マウイ柔術)

【MMA フェザー級(66kg)】
鈴木博昭(BELLWOOD GYM)
西谷大成(トライフォース赤坂)

【MMA ヘビー級(120kg)】
関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア)
上田幹雄(BRAVE)

【MMA バンタム級(61kg)】
トレント・ガーダム(オーストラリア/タイガームエタイ&MMA)
後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA)

【MMA フェザー級(66kg)】
関鉄矢(SONIC SQUAD)
遠藤来生(パワーオブドリーム)

【MMA フェザー級(66kg)】
新居すぐる(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)
飯田健夫(フリー)

【MMA 女子バンタム級(61kg)】
熊谷麻理奈(ウィラサクレックムエタイ札幌ジム)
栗山 葵(SMOKER GYM)

【キックルール(肘無し・ワンキャッチワンアタック) 57.5kg契約】
山川賢誠(Kickboxing Academy Sapporo)
平野凌我(MTS)


詳細は追って!
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RIZIN.43:矢地 vs. ザック・ゼイン等、追加カード発表

ライト級・矢地祐介 vs. ザック・ゼイン

ハワイで行われたトライアウトで合格し、昨年10月の武田光司戦でRIZINデビューしたが、1Rキムラで一本負けしたゼイン。もう一回呼ぶレベルとは思えなかっただけに、矢地は今度こそフィニッシュが必要であるということを理解した上で戦う必要がある。

フェザー級・鈴木博昭 vs. 西谷大成

鈴木はMMAデビュー戦の奥田は明らかにRIZINレベルではなく、2戦目は昇侍が打撃に付き合ってくれてのKO勝ちで2連勝としたが、そこから平本・青井に連続判定負け中。

トライフォース赤坂所属の西谷は先週行われたDEEPで初めて3Rマッチに出場し、ベテランの高野優樹に判定勝ち。MMA6勝5敗。

ヘビー級・関根"シュレック"秀樹 vs. 上田幹雄

昨年7月にスダリオに秒殺KO負けしたシュレック。その後、GLEATのグラップリングマッチで判定勝ち、巌流島では押し出しで勝利で、MMAはスダリオ戦以来。今年8月に50歳になる。

昨年4月のMMAデビュー戦で引退試合の高阪に秒殺KO負けした元極真の上田。12月にはプロデビュー戦の韓国人ファイターに秒殺KO勝ち。4月にカルリ・ギブレイン戦が組まれていたが、ギブレインがブラジルを出国できず中止となっていた。

フェザー級・新居すぐる vs. 飯田健夫 

新居はRIZIN中村大介・山本空良に2試合連続1R負けしたが、昨年はパンクラスで2試合連続得意のアームロックで勝利。

飯田は3月に修斗でSASUKEのフェザー級世界王座に挑戦するも、2RバックブローでKO負け。

ともに北海道出身のジモMMA

52.5kg契約・大島沙緒里 vs. ソルト

JEWELSアトム級(47.6kg)・DEEPミクロ級(44kg)王者の大島が、階級を上げて4月にパンクラス女子ストロー級王者となった地元のソルトと対戦。RIZINでは浅倉カンナ山本美憂に勝っているのにこんな理不尽なマッチメイクを受けるしかなかったのか?

バンタム級トレント・ガーダム vs. 後藤丈治

MMAでビクター・ヘンリーに一本負け、2020年の井上直樹のデビュー戦では敗れたが判定まで持ち込んだガーダムだが、その後はMMAの試合には出ておらず、昨年10月肘ありキックルールで出場した梅野戦ではロー一発で足を負傷しKO負け。3年ぶりMMAの相手は地元出身でパンクラスでプロデビュー、現在は修斗ランカーの後藤。

後藤は昨年11月、RIZINにも出場した須藤拓真にヒールで足を破壊され一本負けして以来の試合。

フェザー級・関鉄矢 vs. 遠藤来生

ZST王者関はRIZINでは神田コウヤにKO勝ち・堀江にKO負け、原口央に判定勝ち。昨年7月には佐々木憂流迦の代役で中原由貴戦が直前で決まったが、明らかにコンディション不十分で判定負け。

地元北海道在住の遠藤は最近はパンクラスを主戦場とし2勝3敗。直近は3月の高木凌戦で2RKO負け。

女子バンタム級・熊谷麻理奈 vs. 栗山葵

地元の熊谷はDEEPでKINGレイナとキックルールで対戦するも、謎の判定負け。翌月組まれたダイレクトリマッチでは判定勝ちでリベンジ。その後はMMAに主軸を置き、4連敗していたが、そこから3連勝中。ただし、相手のレベルはいずれも0勝か1勝クラス。

栗山は本来階級下のフライ級の選手だが、昨年のJEWELSフライ級トーナメントでは体重オーバーで失格。ワンデートーナメントだったため、中井りんが1日2試合のハンデキャップマッチをすることになった。今年2月に中井りんと対戦したが2R一本負け。

オープニングファイトMMA特別ルール55kg契約5分2R・丸山大輝 vs. 早坂優瑠

オープニングファイトMMA特別ルールライト級5分2R・渡辺トシキ vs. 安海健人

他、オープニングファイトでジモキック。

上の3カード以外は地元勢が絡むカード。まあ地方大会あるあるだが。出場予定選手に入っていた山本空良の名前がないが、4月の試合も負傷を押しての出場だったとのことなので、無理をしないでほしい。

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【DEEP NAGOYA IMPACT2023】「物乞いに囲まれた母を父が助け……」遅れてきたルーキー橘川尋貴─01─

【写真】映画のような両親の出会いから、誕生した橘川尋貴(C)SHOJIRO KAMEIKE

16日(日)、刈谷市産業会館あいおいホールで開催されるDEEP NAGOYA IMPACT2023公武堂ファイトで、橘川尋貴が銀・グラップリングシュートボクサーズジムと対戦する。
Text by Shojro Kamaike

2014年、高校生の時にZSTでプロキャリアをスタートさせた橘川は、約5年のブランクを経てDEEPで復帰戦を行い、現在2連勝中だ。現在25歳、178センチというフェザー級では恵まれた体躯――そんな橘川に初インタビューを試みると、すぐに明確な回答が返ってくることに驚かされた。MMA IQが高そうな、遅れて来たルーキーのキャリアとは。


――橘川選手は、そのお顔立ちだちからもご両親のどちらかが海外から来られたのでしょうか。

「父がバリ島出身で、母は日本人です。母がバリ島へ行った時に物乞いに囲まれて、それを助けたのが父だったそうなんですよ。父はスキューバダイビングのインストラクターで、日本語が喋れたから『困っているの?』と声をかけたらしくて。そうして出会ってから父が日本に来たと聞いています」

――素敵な出会いですね! 橘川選手はスキューバでなく、格闘技を? MMAを始めたきっかけは何だったのでしょうか。

「子供の頃から格闘技をやっていたわけではなかたですが、父も兄も格闘技は大好きで、ずっとPRIDEやK-1を視ていました。僕は中学校の時にサッカーをやっていて、地元の大会で優勝して県大会に出るぐらいのレベルでしたね。

高校に進学してからもサッカーを続けようと思っていました。ただ、中3の冬休みに兄から『格闘技のジムに行くから一緒に来いよ』と誘われて。もともと僕も格闘技を視るのは好きでしたし、実際にジムで練習してみて『これはカッコイイ!』と思って入会しました」

――それが現在所属するイギーハンズ・ジムだったのでしょうか。

「最初は和術慧舟會駿河道場で、佐々木憂流迦さんやABさんにも教えてもらったりしていました。イギーハンズは、駿河道場に所属していた遠藤大翼が独立して出したジムなんです」

――なるほど。ジムに入会した当初は、プロで戦うことは考えていましたか。

「それは考えていなかったですね。高校2年生の時、ZSTが開催した賞金トーナメント(2014年11月のPRESTAGE ライト級賞金トーナメント)に出たんですよ。アマチュアで経験を積むために出たんですけど、何か知らないけど優勝しちゃって」

――「何か知らない」というのは、どういうことですか(笑)。

「アハハハ。そんなに自信はなかったのに、なぜかポンポンと勝ち進んで優勝しちゃったんです。すると次はZSTのSWAT!出場のオファーを頂いて。それがジムに入って2年ぐらい経った頃の話です」

――高校生でプロデビューを果たしたということですね。同級生など周囲の人たちは、橘川選手がプロデビューしたことについて、どのように言っていましたか。

「そこまで反響はなかったですね。『おぉ、凄いじゃん』ぐらいで(苦笑)。トーナメントで優勝して賞金を貰えたことは、メチャクチャ嬉しかったです。修学旅行でロサンゼルスに行った時、賞金を使って現地でたくさん服を買いました(笑)」

――修学旅行でロサンゼルスですか!

「凄いですよね。僕もビックリしました。私立の普通の学校なんですけどね。ただ、バスケットボール部は全国大会の常連になるぐらい強くて、そのバスケ部の人たちに本場NBAの試合を見せたかったんじゃないかなと思いました。現地ではバスケ部の人たちはNBAを観に行き、僕たちはUSJやディズニーランドへ(笑)。そんな高校時代にSWAT!に出るようになって、高校を卒業したあとも格闘技をやろうと決めました」

――ちなみに橘川選手を格闘技ジムに誘ったお兄さんは……。

「兄は練習で腰を傷めてしまい、それほど試合に出ることもなく辞めてしまいました」

――なるほど。橘川選手にとって、当時MMAを戦う目標は何だったのでしょうか。

「目標、何だろうな……。若かったので、『試合に出て勝てれば良いかな』っていう感じで練習していました。特に高校生の時は『絶対XXのチャンピオンになる!』ということは考えていなかったと思います。ただ、プロで勝って有名になりたいという気持ちはありました」

――橘川選手がZSTで戦い始めた時、子供の頃に視ていたPRIDEや、その後DERAM、戦極といった国内のビッグイベントは活動休止になっていました。その点では、ご自身が思い描いていた格闘技界と違っていませんでしたか。

「それはありました。昔ビッグイベントに出ていた選手が、同じZSTの大会に出ていたりすると、やっぱりそれは実感しますよね。それでもRIZINが始まって、自分の気持ちも変わりました。

僕は2017年11月に関鉄矢選手とZSTのタイトルマッチで戦って、負けているんです。そのタイトルマッチのあと、自分は頻繁に怪我をして――『このまま格闘技を続けていても、どうなんだろうな』と思って。一度仕事のほうに身を置いて、格闘技は一旦辞めていました。それが2~3年経って仕事も余裕が出てきた時に、関選手がRIZINに出ていたんですよ。自分が戦った選手が、あんな華やかな舞台に上がっている。それで自分の心の中に変化が起こったというか、もう一度MMAをやりたいと思いました」

――橘川選手が2017年11月の関戦から、次にDEEPで樋沼ヒロキ選手と対戦するまで約5年間もブランクがあるのは、そういった理由からだったのですね。

「そうなんです。それで今から2年前ぐらいに『もう一度MMAをやりたくなりました』と駿河道場に相談したら、『ウチに戻るのでも良いし、遠藤さんが独立してイギーハンズを立ち上げているから、合うほうで練習を再開すれば良いよ』と言ってもらえて。それで僕は遠藤さんの下で練習したいと思って、イギーハンズに所属することになりました」

――イギーハンズで練習を再開するまで、全く体を動かしていなかったのでしょうか。

「もう3年ぐらい体を動かしていなくて。今は通常体重が72キロぐらいなんですけど、イギーハンズで練習を再開した頃は、84キロあったんですよ(苦笑)。よく65キロで試合していたよなぁ、って思いました。体も重くて全然動けないし。練習のたびに吐きそうになりながら、去年の3月ぐらいに体重も落ちて、ようやく試合ができる状態になりました」

<この項、続く>

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o RIZIN ROAD FC クレベル・コイケ ボクシング 中田大貴 佐々木信治 原口央 大尊伸光 宇佐美正パトリック 手塚基伸 牛久絢太郎 田村ヒビキ 矢地祐介 芦田崇宏 関鉄矢 阿部大治

RIZIN.39:オッズ/予想と展望

牛久絢太郎 5.00
クレベル・コイケ 1.15

オッズほどの差はないと思う(ブックメーカーによってはもうちょっとだけ差がないオッズのところもある)が、特にリングだとスタンドの維持が厳しくて、グラウンドに持ち込まれて極められてしまうか。

クレベル一本勝ち。

スダリオ剛 1.50
ヤノス・チューカス 2.50

チューカスの実力が不明だが、過去の戦績はキャリアがない相手ばかりので信用できない。

スダリオKO勝ち。

矢地祐介 1.91
ボイド・アレン 1.83

別のブックメーカーでは矢地フェイバリットのところもあり、ほぼイーブン。

アレンはここ数年ボクシングを主戦場にしていたストライカーだが、矢地としては迷いなく組みで勝負に行けるので相性は良いのでは。

矢地判定勝ち。

武田光司 1.36
ザック・ゼイン 3.00

トライアウトで契約したゼインだが、若くもないし戦績も微妙。いきなり武田相手だと使い捨てているようにしか見えない。

武田一本勝ち。

佐々木信治 3.75
宇佐美正パトリック 1.25

ROAD FCでの大怪我から3年のブランクで復帰した佐々木は、復帰後2連勝中。パトリックは大尊伸光に判定負けしているように、まだ発展途上な部分も多いが、佐々木相手なら勢いで上回れそう。

パトリックKO勝ち。

阿部大治 1.22
田村ヒビキ 4.00

地元枠の田村。今年5月に2年ぶりの試合で勝利してはいるが、現RIZINトップの阿部では厳しい。

阿部KO勝ち。

芦田崇宏 1.25
中田大貴 3.75

一応、メイン以外では一番レベル的に拮抗していて見どころのある試合だと思うが、オッズは差がついている。得意の打ち合いに持ち込めれば中田にもチャンスはあるかもしれないが、芦田は冷静に付き合わずに戦いそう。

芦田判定勝ち。

中原由貴 1.36
原口央 3.00

RIZINでは関鉄矢に勝っている中原と負けている原口の対戦。中原の場合は関は緊急の代役出場だったが、今回の原口もケラモフの代役での直前出場。コンディション面でも中原優位は動かない。

中原判定勝ち。

手塚基伸 1.53
メイマン・マメドフ 2.40

戦績が微妙なマメドフ。しかも本来は階級下。きっちりと手塚がフィニッシュしそう。

手塚一本勝ち。

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Column o ONE RIZIN YUKI   中川皓貴 原口央 関鉄矢

10.23『RIZIN.39』の試合順が決定/中原由貴の対戦相手がヴガール・ケラモフから原口央に変更


 10月23日にマリンメッセ福岡で開催する『RIZIN.39』で中原由貴と対戦予定だったヴガール・ケラモフが椎間板ヘルニアにより欠場、代わりに原口央が中原と対戦します。

 原口央は6月の『GLADIATOR 018 in OSAKA』で中川皓貴に判定勝ちして以来の試合。RIZIN参戦は5月の『RIZIN LANDMARK Vol.3』で関鉄矢に判定負けして以来。


 試合順が決定しています。続きを読む・・・