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【Battle Hazard08】2週間前に負傷も──レダに内ヒールを極め激勝のイゴール、山田崇太郎戦をアピール

【写真】一本勝ちした直後、負傷をおして出場していたイゴールは魂の叫び(C) MMAPLANET

<GTFルール90キロ契約/5分1R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
Def.4分04秒by ヒールフック
レダ・メブトウゥシュ(フランス)

ジャンピンガードで引き込んだイゴール、ハイガードから腕を狙う。左腕を引き抜いたレダの右足を取ったイゴールだが、レダは左足で太腿を蹴り足を抜こうとする。

イゴールはその左足を掴むも、レダが立ち上がり試合はスタンドへ。

ジャンピングガードをスラムするように跳ねのけたレダだが、すぐにイゴールが跳んでガードを取る。クローズドガード&リング中央で再開となるが動きがなくレフェリーがブレイクを命じる。

再開後、組もうとしてバランスを崩したレダは、形的にはディープハーフに近い形に。ここから上体を起こしていったレダがバックに回り込む。

絞めを狙われたイゴールは、胸を合わせに行き前方にレダを落とす。ブレイクが入り、同体で移動しリスタート。サドルから右足を取ったイゴールが一気に内ヒールを極めた。

試合後のインタビューでイゴールは2週間前にヒザを負傷──欠場すら考えていた状況だったことを明かし、山田崇太郎との対戦をアピールした。


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【Battle Hazard08】GTFルールで米倉大貴✖八田亮、イゴール✖レダ。清水は寒河江とコンバットGTF

【写真】ベルトを設けて、防衛戦でも良いかと思う一戦だ (C) MMAPLANET

27日(木)、ZSTより30日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されるBATTLE HAZARD07の全試合順が発表された。

ZSTが提供する格闘技界のおもちゃ箱、GTルール=グラップリングが3試合、グラップリング・タッグが1試合、そして──ついにゴンバットGTFという名のコンバット柔術戦が組まれることとなった。


夜の部=リングMMAのZST68とダブルヘッダーで開催される今回のバトルハザード。メインは米倉大貴✖八田亮のGTルール60キロ契約の一戦が組まれた。米倉は先のGTF04 の60キロ級トーナメントで3試合連続ヒールで一本勝ちして優勝しており、非常に勢いがある。対して八田は昨年のIBJJF全日本ブラジリアン柔術選手権の茶帯ルースター級で米田と同門IGLOOの山本博斗に決勝で敗れたものの準優勝に輝いている。

八田はパンクラスではブラジル人黒帯柔術家のマーカス・アマラフを2Rにギロチンで仕留めており、その際には打撃をまるで使わない完全グラップリングマッチをMMAで見せている。グラップリングで結果を残す米田、MMAを柔術で戦う八田の対戦。米田が速攻を見せるのか、八田が粘っこい展開のなかスクランブルでの強みを見せることができるのか。気の抜けない一戦となる。

セミはメインの10分1Rに対し、7分1RのGTルール戦=イゴール・タナベ✖レダ・メブトゥシュが組まれた。イゴールはGTF0490キロ級Tで優勝。レダはイゴールとの決勝対決が期待されていたが、谷口実にまさかのミノル・ロックで一本負けを喫した。いってみれば、そのレダがトーナメント柔優勝のグラント・ボグダノフ越えを果たさずイゴールと対戦する。なんのための8人制トーナメントだったんだ──と目くじらを立てる必要がないのが、格闘おもちゃ箱バトルハザードだ。

宇野薫&植松直哉が王者という──古のグラップリング・タッグ王者組への挑戦権を掛けた一戦では、森戸新士&高橋サブミッション雄己が岩本健太&山中健也というこれもGTF65キロ及び75キロ優勝者が手を携え相対する。

岩本と山中が日ごろから練習をしている同門なのとは対照的に、森戸と高橋はどう見ても即席タッグだが、ツープラトンの攻撃が許されているわけではないグラップリング・タッグだけに1+1が2以上になることはない。負傷などのケースと駆け引きというファクターを除けば、個の力が問われる勝負だ。

上記のようなグラップリングの豪華カードが並ぶなか、清水俊一と寒河江寿泰はコンバットGTFルールを戦う。

現状、ルールの詳細は不明だが──恐らくはコンバット柔術のグラウンドで掌底が認められた戦いになると思われる。そうなるとやはり気になるのは、寒河江の掌底に対する耐久力だ。清水の気質を考えると、相手の庭に入って戦いたくなるだろうが──ここは正座をしてガードの中に居座り、叩く。そこで寒河江の反応を見る必要がある。

また今大会では平信一✖谷口実という一戦が、ルールは当日発表というマッチアップがなされている。出場選手もルールを当日知るのか、そういうことが可能であれば──いよいよ独特のバトルハザード・ワールドが展開されるといえよう。

なお夜の部のZSTではFighting NEXUSフライ級チャンピオンの駒杵嵩大とGladiatorライトフライ級チャンピオン=宮城友一というグラスルーツMMAファンにとっては、垂涎もの対戦が実現──する。

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GTF04 Interview JJ Globo ZST イゴール・タナベ ハイサム・リダ ブログ レダ・メブトゥシュ 勝村周一朗 小野隆史 濱岸正幸

【GTF04】GTF04の見所を勝村周一朗に訊く─04─「今大会で機運が高まれば、ハイサム✖イゴールを──」

【写真】このいやらしい笑みが意味する、ZSTにおける今後のグラップリングシーンとは(C)MMAPLANET

いよいよ本日26日(日)、午後2時より東京都大田区のゴールドジムサウス東京アネックスで開催されるZSTグラップリング=GTF04。

無観客&有料配信される今大会、各階級の見所を聞く勝村周一朗インタビューも最終回を迎える。

<勝村周一朗インタビューPart.03はコチラから>

今回は90キロトーナメントとスーパーファイトの見所、ここから見えるネクストGTFについて話してもらった。

<90キロT1回戦/7分1R>
イゴール・タナベ
内藤由良

<90キロT1回戦/7分1R>
高橋快人
柳井夢翔

<90キロT1回戦/7分1R>
グラント・ボグダノフ
濱岸正幸

<90キロT1回戦/7分1R>
谷口実
レダ・メブトゥシュ


──GTF04、90キロ級Tの見所はもう集約されるかと思うのですが……。

「イゴール✖レダとなるのか。カルペからはレダとハイサムの申し入れがあって、僕はハイサムとイゴールが見たいからレダはスーパーファイトって考えていたんです。それがレダがどうしてもイゴールと戦いたいからトーナメントに出たいと」

──そのイゴールに教え子の内藤選手を当てたのはファットニンジャにニンジャチョークをというストーリー狙いでしょうか。

「いえ……内藤は国士館でキャプテンだったレスラーなんで──ニンジャチョークも一応できるのですが……もう、これは温情かもしれないです(笑)。一番強い人間と当たれ、と」

──イゴール決勝はマストと?

「う~ん、あのう……そうですね。ぶっちゃけ、4人の総当たりでも良かったかも……。これはもう一本勝ちを楽しんでくださいというトーナメントなのですが、濱岸君もOTに行くと強いかと思います。その濱岸さんと初戦で戦うボグタノフは、今は用賀のUFCジムでインストラクターをしているんです。誰もがイゴール✖レダが決勝になると思っているので、他の参加選手の発奮を期待します。色んな選択ができるグラップリング・トーナメントですから」

──そして今大会ではスーパーファイトが4試合組まれています。愛弟子でRIZIN出場を控えている伊藤選手は橋本圭右選手と戦います。

「そのために勢いをつける試合。そういう風に盛一郎も捉えていて欲しいです。苦戦するのも良いですけどね、僕としては。橋本選手は盛一郎に勝って、グラップリングで神龍誠と戦うというぐらいの気持ちで試合の臨んで欲しいです」

──イグルーの大浦マイケ選手がZSTの松本選手とのマッチアップです。

「ZSTにままいる所英男ムーブの松本選手が、マイケにどこまで意地を見せるのか。でも松本選手は、ここに挑戦すると言ってくれる数少ないZSTの選手なので──その意気込みでぶつかった欲しいです。

そういう意味では藤代選手と戦う小野選手への期待値は高いですね。3月の65キロ級トーナメントで岩本健汰選手に負けたけど、打倒岩本を目指して頑張っていて。今回もトーナメントに出たいと言ってきたんです。でも60キロには落とせないし、75キロは重すぎる。ということでスーパーファイトで戦ってもらうことにしました。

以前、藤代選手と小野選手は山内(慎一)君が主宰しているFINISHで戦いドローだったんです。2人が戦った当時と比較して、どれだけ成長しているのかが問われる対戦です」

──なるほど。そしてハイサム✖アンディ・コングですね。

「大内(敬)の教え子アンディが、これはもうとにかく……ハイサム相手に踏ん張ることができるのか」

──う~ん、このスーパーファイトと90キロ級トーナメントで見えてくることがあるのですが……。

「ハイ、8月のZSTでハイサム・リダとイゴール・タナベが組めるなら──その機運が今大会で高まるなら、イゴール✖ハイサムはMMAの前座じゃない──グラップリングをメインにしますっ!!」

■GTF04対戦カード

<無差別級/7分1R>
ハイサム・リダ
アンディ・コング

<78キロ契約/7分1R>
大浦マイケ
松本大輔

<70キロ契約/7分1R>
小野隆史
藤代晃精

<65キロ契約/7分1R>
伊藤盛一郎
橋本圭右

<60キロT1回戦/7分1R>
米倉大貴
渋谷カズキ

<60キロT1回戦/7分1R>
井手智朗
潤鎮魂歌

<60キロT1回戦/7分1R>
清水清隆
後藤貴史

<60キロT1回戦/7分1R>
高橋サブミッション雄己
堤宏太

<75キロT1回戦/7分1R>
世羅智茂
寒河江寿泰

<75キロT1回戦/7分1R>
鹿志村仁之介
高本裕和

<75キロT1回戦/7分1R>
竹内稔
小川智也

<75キロT1回戦/7分1R>
渡部拳士郎
山中健也

<90キロT1回戦/7分1R>
イゴール・タナベ
内藤由良

<90キロT1回戦/7分1R>
高橋快人
柳井夢翔

<90キロT1回戦/7分1R>
グラント・ボグダノフ
濱岸正幸

<90キロT1回戦/7分1R>
谷口実
レダ・メブトゥシュ

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GTF04 JJ Globo News ZST イゴール・タナベ ハイサム・リダ ブログ レダ・メブトゥシュ 三谷敏生 世羅智茂 伊藤盛一郎 山中健也 後藤貴史 清水清隆 潤鎮魂歌 濱岸正幸 高本裕和

【ZST GTF04】ZSTグラップリングに世羅智茂、イゴール・タナベ、伊藤盛一郎&ハイサム・リダが出場

【写真】75キロ級に世羅、90キロ級にイゴール。注目のノーギおできるグラップラーが出場する(C)SATOSHI NARITA & MMAPLANET

19日(金)、ZSTより7月26日(日)に東京都大田区のゴールドジムサウス東京アネックスで開催されるZSTグラップリング=GTF04のトーナメント各階級出場選手及びスーパーファイト、さらに2階級の予選会が同5日(日)に行われることが発表されている。

同大会は無観客で開かれ、動画配信が予選会とともにされること、クラウドファンディングが実施されることも明らかにされている(※詳細は後日発表)。

60キロ、75キロ、90キロの3階級、8人のワンデートーナメントは、60キロ&75キロの出場確定選手は6名で、残り2つの枠を掛けた予選会があり──その出場選手もリリースでアナウンスされた。スーパーファイトでは無差別級でハイサム・リダ✖アンディ・コング、78キロ級で大浦マイケ✖松本大輔、70キロで小野隆史✖藤代晃精、65キロ以下で伊藤盛一郎✖橋本圭右の4試合が組まれている。

GTFらしいのがスーパーファイトに伊藤盛一郎が出場するように柔術家だけでなく、MMAファイターも参加も少なくない点だ。


60キロ以下級には5月31日のプロ修斗に出場したばかりの清水清隆がエントリー。潤鎮魂歌や高橋サブミッション雄己という名前も見られる出場確定選手に対し、予選会にも渋谷カズキ、三谷敏生というMMAファイターが参加する。

75キロ級には世羅智茂が参戦。4月のRoad to ONE02で青木真也と、5月は修斗の大会で岩本健汰と戦いドロー。今や日本のグラップリングを引っ張る存在として、同門の竹内稔、岩本のチームメイトの山中健也らが優勝争いのライバルとなるか。

90キロ級には昨年のムンジアルは3位ながら、2018年の紫帯時代にムンジアルとノーギワールドのどちらも制しているイゴール・タナベに断トツの注目が集まる。QUINTET FNではハイサムと対戦して3度の警告で両者失格となったイゴール、IBJJF競技柔術家のサブオンリー・ノーギがどのように変化しているのか楽しみでならない。

各階級の出場選手は以下の通りだ。

【60キロ級】
高橋サブミッション雄己(和術彗舟會新宿HEARTS)
米倉大貴(IGLOO)
後藤貴史(ALMA FIGHT GYM HOMIES)
潤鎮魂歌 (総合格闘技ハーヴェスト)
井手智朗(エクストリーム柔術)
清水清隆(TRIBE.TOKYO.MMA)

【75キロ級】
渡部拳士郎(スーパータイガージム)
世羅智茂(Carpe Diem)
寒河江寿泰(トイカツ道場/今成柔術)
竹内稔(Carpe Diem)
山中健也(IGLOO)
高本裕和(高本道場)

【90キロ級】
イゴール・タナベ(IGLOO)
濱岸正幸(U-FILE CAMP登戸)
高橋快人(エクストリーム柔術)
柳井夢翔(リバーサルジム新宿me,we)
グラント・ボグダノフ(KUSSANO TEAM)
内藤由良(リバーサルジム横浜グランドスラム)
レダ・メブトゥシュ(Carpe Diem)
谷口実(RBアカデミー)

【60キロ級予選】
渋谷カズキ(高本道場)
長野将大(所プラス)
N.O.V(Team GBF/EnjoyGym)
二之宮徳昭(クロスワンジム湘南)
堤宏太(福住柔術)
三谷敏生(総合格闘技コブラ会)

【75キロ予選】
ベン・ブッカン(総合格闘技津田沼道場)
坂野開(SORA BJJ)
鹿志村仁之介(IGLOO)
小川智也(リバーサルジム新宿me,we)