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【PFL2023#06】カナダ勢対決は昨シーズン王者のオバメルシェが最終回にロメロをKOしてベスト4へ

<ライト級/5分3R>
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)
Def.3R0分28秒 by KO
アンソニー・ロメロ(カナダ)

サウスポーのオバメルシェに対し、ロメロが距離を詰める。ロメロの左カーフキックを受けたオバメルシェがプレスをかけ返す。ロメロにケージを背負わせ、サークリングする相手に左ミドルを当てた。ロメロも左カーフキックを返すが、オバメルシェの前進を止められない。ロメロの右ストレートに左を合わせたオバメルシェが右フックを返すと、その一撃を食らったロメロがグラついた。

体勢を立て直したロメロに、オバメルシェがプレスをかけていく。しかしロメロのパンチが効いたかオバメルシェの動きが止まり、そのままケージに押し込まれてしまう。離れたロメロは、またもケージを背負わされる。左カーフが当たるロメロ、オバメルシェもフェイントから相手を追い込む。ロメロは左ストレート、ヒザと繰り出すが当たらず。オバメルシェの左ストレートがロメロの顔面をかすめる。

突き放したロメロは右ハイを見せるが、オバメルシェに届かない。オバメルシェは左ストレートを2発当てて、スイッチしながら右フックを繰り出した。ロメロもインサイドから右ストレートを突き刺す。ラウンド残り僅かでロメロは跳びヒザを見せたが、オバメルシェもかわしてパンチを伸ばした。

2R、ロメロが下がりながら右ハイを見せる。オバメルシェも左ハイを当てた。ボディへ左ヒザを突き刺したオバメルシェが、組みついてきたロメロを突き放してプレスを強めていく。ケージ際でパンチを受けたロメロが脱出。右ストレートから右ミドルを当てるが、オバメルシェが左ストレートからパンチを返していく。

ケージ中央でロメロの右カーフキックが当たる。オバメルシェも左ロー、左ストレートでロメロを下がらせる。ここでレフェリーがタイムをかけた。ロメロの右フックがアイポークになったようだ。再開後、ロメロは下がりながら右スピニングバックフィストを繰り出すなど、手数は多い。オバメルシェも左ストレートを伸ばすが、クリーンヒットには至らない。

するとオバメルシェが左ヒザで飛び込んだ。ロメロも回ってケージ中央に戻るが、ここでバッティングが発生し、またも試合が中断される。再開後、互いにミドルを打ち合う。しかしオバメルシェが左ストレートを打ち下そうとしたところで、インサイドから右を出そうとしたロメロの頭が当たってしまう。試合は再開され、オバメルシェがジャブかわりに左ストレートを突く。ロメロは右の前蹴りを当てた。残り10秒で、跳びヒザを繰り出したロメロに、オバメルシェが右フックを合わせた。

最終回の開始前に、ロメロの右目下の負傷にドクターチェックが入る。ラウンドが始まると、たがいにジャブを突き合うなか、一瞬オバメルシェがバランスを崩した。その直後、オバメルシェが左ハイ--ロメロが頭を下げていたため、オバメルシェのヒザが顔面を直撃。背中から崩れたロメロを見て、即座にレフェリーが試合を止めた。

ファストフォー=4pを獲得した昨シーズン王者のオバメルシェがベスト4へ。ライト級準決勝はコラード×ミランダ、オバメルシェ×シュルチに決定した。


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ABEMA MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#06 UFC   アハメッド・アミール アレックス・マルチネス アンソニー・ロメロ カルロス・レアル クレイ・コラード サディボウ・シ シェーン・バーゴス ショーン・ミッチェル ジャラ・フセイン・アルシラウィ スティービー・レイ ダービッド・ザワダ ディラノ・テイラー ナイブ・ロペス ナタン・シュルチ ハウシュ・マンフィオ ブルーノ・ミランダ マゴメド・マゴメドケリモフ 西川大和

【PFL2023#06】計量終了 バーゴスと西川大和の体格差は明白。バーゴスの先端部を捕えることができるか!!

【写真】体は違う。絶対ではないが、大きなことはアドバンテージになることは確かだ (C)PFL

23日(金・現地時間)、ジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナで開催されるPFL2023#06の計量が22日(木・土)に行われている。

ライト級とウェルター級のレギュラーシーズン最終戦。西川大和は逆転プレーオフ進出を賭けて、元UFCファイターのシェーン・バーゴスと対戦する。

ウェルター級でカルロス・レアルと対戦するディラノ・テイラーが計量失敗で-1Pのペナルティが与えられた。明日、クイックシックスを達成しても、総得点が5Pでテイラーはシーズン敗退、完全になる消化ファイトを戦うことに。


当然モチベーションの低下は避けられず、レアルは逆にボーナス獲得のチャンスが広がったといっても良いだろう。

(C)DAZN DAZN中継より、両者が正面を向いた時

西川とバーゴスは揃って155.8ポンド。

とはいえセレモニアル計量で向き合った時、そしてそれ以上に両者が正面を向いた際の体格差は明白だった。

本計量からセレモニアル計量まで、PLFの公式写真では西川も大きくなっていることは確かだ。

一方、バーゴスも巨大な膨らみ方は確認できないが腰回り、肩回り、大胸筋と厚みが増し、何よりも表情に生気が戻っている。

MMAは体格差が全てではないが、バーゴスはさらに戻すことが考えられるだけに、西川はコアから崩すのではなくて、打撃でもサブミッションでも如何に先端部を捕えることができるか。バーゴスが想定しない動きで、アゴ先、足首を捕えることがあればプレーオフ進出が見えてくる。

■視聴方法(予定)
6月24日(土・日本時間)
午前7時00分~DAZN

■ PFL2023#06対戦計量結果

<ライト級/5分3R>
オリヴィエ・オバメルシェ: 155.6ポンド(70.57キロ)
アンソニー・ロメロ: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ウェルター級/5分3R>
サディボウ・シ: 170.6ポンド(77.38キロ)
ショーン・ミッチェル: 170.8ポンド(77.47キロ)

<ライト級/5分3R>
ショーン・バーゴス: 155.8ポンド(70.66キロ)
西川大和: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・マゴメドケリモフ: 171ポンド(77.56キロ)
ダービッド・ザワダ: 170.2ポンド(77.2キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・ウマラトフ: 170.4ポンド(77.29キロ)
ナイブ・ロペス: 170ポンド(77.11キロ)

<ライト級/5分3R>
クレイ・コラード: 155.1ポンド(70.35キロ)
スティービー・レイ: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ウェルター級/5分3R>
カルロス・レアル: 170.6ポンド(77.38キロ)
ディラノ・テイラー: 171.2ポンド(77.65キロ)

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ: 156ポンド(70.76キロ)
ハウシュ・マンフィオ: 156ポンド(70.76キロ)

<ライト級/5分3R>
アレックス・マルチネス: 156ポンド(70.76キロ)
ブルーノ・ミランダ: 153.6ポンド(69.67キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジャラ・フセイン・アルシラウィ: 170.8ポンド(77.47キロ)
ソロモン・レンフロ: 169.4ポンド(76.83キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブライアン・ザーカー: 146.8ポンド(66.58キロ)
マイク・バーズリー: 144.4ポンド(65.49キロ)

<ライト級/5分3R>
アブドゥラ・アルクァフタニ: 144.8ポンド(65.68キロ)
ラマー・ブラウン: 146ポンド(66.22キロ)

【ライト級ランキング】
1位 3p オリヴィエ・オバメルシェ
2位 3p クレイ・コラード
3位 3p ブルーノ・ミランダ
4位 3p ナタン・シュルチ
──────────────────────────────────
5位 3p ハウシュ・マンフィオ
6位 0p アレックス・マルチネス
7位 0p シェーン・バーゴス
8位 0p西川大和
9位 0p スティービー・レイ
10位 0p アハメッド・アミール
11位 0p アンソニー・ロメロ

【ウェルター級ランキング】
1位 6p マゴメド・マゴメドケリモフ
2位 6p マゴメド・ウマラトフ
3位 6p カルロス・レアル
4位 5p サディボウ・シ
──────────────────────────────────
5位 3p ナイブ・ロペス
6位 0p ショーン・ミッチェル
7位 0pジャラ・フセイン・アルシラウィ
8位 0p ダービッド・ザワダ
9位 0p ディラノ・テイラー
10位 0p ソロモン・レンフロ

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【PFL2023#06】ウェルター両マゴメドは安泰か。混戦ライト、西川大和と対戦バーゴス「2Rには終わる」

【写真】バーゴスはバーチャル会見の最後にVサインを見せていた (C)PFL

23日(金・現地時間)、ジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナでPFLレギュラーシーズン最終戦=PFL2023#06が開催される。

ライト級とウェルター級の第2戦、両階級は対照的な状況にある。西川大和が出場し、シェーン・バーゴスと戦うライト級は第1戦ではボーナス獲得選手がなく、1位から5位までが3Pで6位以下が0Pと、いくらでも順位変動があり得る。

【ライト級ランキング】
1位 3p オリヴィエ・オバメルシェ
2位 3p クレイ・コラード
3位 3p ブルーノ・ミランダ
4位 3p ナタン・シュルチ
──────────────────────────────────
5位 3p ハウシュ・マンフィオ
6位 0p アレックス・マルチネス
7位 0p シェーン・バーゴス
8位 0p西川大和
9位 0p スティービー・レイ
10位 0p アハメッド・アミール
11位 0p アンソニー・ロメロ

対してウェルター級は1位から3位がクイックシック獲得の6P、4位が5P。5位のみが勝ち点のみの3Pと、初戦はボーナスラッシュだった。

【ウェルター級ランキング】
1位 6p マゴメド・マゴメドケリモフ
2位 6p マゴメド・ウマラトフ
3位 6p カルロス・レアル
4位 5p サディボウ・シ
──────────────────────────────────
5位 3p ナイブ・ロペス
6位 0p ショーン・ミッチェル
7位 0pジャラ・フセイン・アルシラウィ
8位 0p ダービッド・ザワダ
9位 0p ディラノ・テイラー
10位 0p ソロモン・レンフロ


第2戦のライト級のマッチアップでは、ポイントを獲得している者同士の対戦は4位のナタン・シュルチと5位のハウシュ・マンフィオのみ。首位のオリヴィエ・オバメルシェは今回から参戦のアンソニー・ロメロ、2位のクレイ・コラードはスティービー・レイ、3位のブルーノ・ミランダはアレックス・マルチネスと戦う。

ロメロ、レイ、マルチネスの下位勢3者は、基本的に6点や5点を強引に狙ってくることのないファイターが相手だ。つまり、フィニッシュへの壁が高くなる。

対して、西川とバーゴスは0点同士。つまり、両者揃ってクイックシックスかファブファイブ狙いのファイトとなる。そのバーゴス自身、メディアデーで以下のように語っており、最低でも5P獲得を宣言している。

シェーン・バーゴス
「クイックシックスか、2Rでフィニッシュしないといけない。この試合の厳しいところは、ずっと倒さないといけないということが頭から離れないことだ。ただ結局のところは、どの局面でも俺が上回っている。だから第一優先であり、ゴールであるクイックシックスをもぎ取るよ。年齢は関係ない。そして、どれだけハイレベルなコンペティションをしてきたか。彼は試合数こそ多くても、PFLのような舞台では戦ってこなかった。俺は上の舞台で戦ってきたからね。彼は俺が向き合ってきたようなハードな戦いの経験はないんだよ。そういう経験の違いがあるから、12歳年上の俺の方が予想で有利とされている。

ただ、あのキッドも俺も同じ状況にある。どちらもボーナスが必要で、少しでも早く勝たないといけない。そういう相手と戦うのだから、ファンも楽しめる試合になることは間違いない。そして勝つのは俺だ。この試合は2Rにいくことはない……いや2Rには終わる。彼は格上の俺に勝てば、それなりの評価を得ることになるだろう。ただし、倒さないとプレーオフには進めない。だから、互いに前に出る試合になるはずだ」

「前回の試合の負けを払拭したい」という言葉が幾度となく聞かれたバーゴスに対し、会見のなかった西川がどのような想いであるのかは伺い知れない。

ただし、ボーナス2点獲得が最低限だとしても、西川は何も試合開始直後から乾坤一擲の勝負に出る必要は一切ない。逆に自らが格上だと明言している点からも、バーゴスはプレーオフ出場に向けて精神的負荷が相当に掛かっている。

ならば、西川はそんな相手を焦らしても良いはずだ。そうすればバーゴスは、多少荒くなっても前に出てきて、隙だけでなくミスを犯す確率も高まる。西川は2Rまでのフィニッシュ勝利必達のために、最初の5分を有効に使って活路を見出して欲しい。

ライト級と真逆の混戦となっているウェルター級は首位のマゴメド・マゴメドケリモフが、8位のダービッド・ザワダと。2位のマゴメド・ウマラトフが5位で3P獲得のナイブ・ロペスと戦う。ロペスがどこまで頑張れるのかも焦点になるが、この2人が勝ち点だけでなくボーナスを手にする可能性は高い。

3位のカルロス・レアルは、9位のディラノ・テイラーと戦い、4位のサディボウ・シは6位のショーン・ミッチェルが相手となる。下位勢、テイラーはボーナス獲得ファイトで逆転プレーオフもあり得るか。他方ミッシェルは判定勝ち狙いになって然りのシを崩すのは厳しそうだ。

■視聴方法(予定)
6月24日(土・日本時間)
午前9時00分~DAZN

■ PFL2023#06対戦カード

<ライト級/5分3R>
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)
アンソニー・ロメロ(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
サディボウ・シ(スウェーデン)
ショーン・ミッチェル(豪州)

<ライト級/5分3R>
ショーン・バーゴス(米国)
西川大和(日本)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)
ダービッド・ザワダ(ドイツ)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・ウマラトフ(ロシア)
ナイブ・ロペス(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
クレイ・コラード(米国)
スティービー・レイ(英国)

<ウェルター級/5分3R>
カルロス・レアル(ブラジル)
ディラノ・テイラー(米国)

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ(ブラジル)
ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
アレックス・マルチネス(パラグアイ)
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジャラ・フセイン・アルシラウィ(ヨルダン)
ソロモン・レンフロ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ブライアン・ザーカー(メキシコ)
マイク・バーズリー(米国)

<ライト級/5分3R>
アブドゥラ・アルクァフタニ(サウジアラビア)
ラマー・ブラウン(米国)

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【PFL2023#06】最高にヒリヒリする舞台が整った。西川大和、シーズン最終戦はシェーン・バーゴスと!!

【写真】バーゴスはUFCで8勝3敗、カブ・スワンソンやシャルル・ジョーダン、マクワン・アルミカニらに勝利してきた。クレイ・コラードに続き、キャリア最強の相手と西川は戦うことになる(C)PFL

6月23日(金・現地時間)にジョージア州アトランタのオーバータイムエリート・アリーナで開催されるPFL2023#06の対戦カードが発表され、西川大和がシェーン・バーゴスと戦うことが明らかとなっている。

ライト級とウェルター級のレギュラーシーズン2戦目=最終戦。西川は現在0Pでランク8位、バーゴスは7位ながら同じく0Pという状況にある。

【ライト級ランキング】
1位 3p オリヴィエ・オバメルシェ
2位 3p クレイ・コラード
3位 3p ブルーノ・ミランダ
4位 3p ナタン・シュルチ
──────────────────────────────────
5位 3p ハウシュ・マンフィオ
6位 0p アレックス・マルチネス
7位 0p シェーン・バーゴス
8位 0p西川大和
9位 0p スティービー・レイ
10位 0p アハメッド・アミール
11位 0p アンソニー・ロメロ

とはいっても上のランキングを見てもらっても分かる通り、オープニングラウンドの5試合は全て判定決着。ディフェンディング・チャンピオンのオリヴィエ・オバメルシェ以下、5人の勝者も3Pとしか獲得していない──という見方が成立する。


もちろん、この5名は判定勝ちだけで3Pと加算することができ、下位5選手が追いつくにはクイックシックスこと初回フィニッシュの3Pのボーナス獲得が絶対だ。

現状、そのオバメルシェはハメッド・アミールの欠場により、シーズン合流となったアンソニー・ロメロと謎の同朋対決となり、着実にポイントが加算されることが予想される。他の上位勢はクレイ・コラードがスティービー・レイ、ブルーノ・ミランダはアレックス・マルチネス、ナタン・シュルチはハウシュ・マンフィオと元世界王者対決となり、0Pに終わる可能性も十分にあり得る。

2023 PFL 3 Las Vegas at the The Theater at Virgin Hotels in Las Vegas, Nevada, Friday, April 14, 2023. (Cooper Neill / PFL)

自然、西川とバーゴスのような下位のファイターは、ボーナス獲得に舵を切ったファイトを心掛けるだろう。その西川とバーゴスにとって、好条件となるのは試合順だ。

メインカードの上から3番目、彼らの試合の後に控えるライト級戦はオバメルシェ✖ロメロのみ。つまり他のファイターの得点状況、シーズンの趨勢が見えてからの試合となる。いってみれば、その以前の試合を終えた時点で6P以上が何選手いるのか。そこで西川とバーゴスの試合の入り方が決まる。

MMAは勝利が絶対──というなかで、PFLのフォーマットは勝ち上がるために、試合開始直後から一か八かの行ってこい勝負をすることに対して、理が存在している。

そのような状況になった時に、問われるのはフィニッシュ力。そして西川は真っ向勝負の打撃戦をバーゴスとやり合える能力の持ち主だ。もちろんKO負けの確立は上がるが、KO勝ちの可能性も増える。加えて20歳で30戦以上の公式戦を経験しているとはいえ、西川のボディはフレッシュだ。

ダメージを受ける戦いをスマートな彼は避けてきた。対して一回り上のバーゴスは4つの敗北のうち、2試合がKO負け。目に見えて打たれ弱さはないが、西川は打ち合いを仕掛けても良い状況&相手といえる。西川のプレイオフ進出へのもう一つの方法論は、思い切って引き込み三角を狙うというもの。

早熟な西川は、少しでも早い成功を手にするために、現状はレスリング勝負をすることなく、自らのスタイルを築いてきた。引き込み上等のファイトは、自身のレスリング力が不足していることを把握した上での選択だ。

今回は下から削る時間はない。汗のないうちに極めることが必要なため、その仕掛けも最初の一発、もしくは2度のアテンプトが限界だ。もちろん、バーゴス戦開始までのランキング状況次第だが、短期決戦モードの西川──その真価が問われる最高の舞台が整うシーズン最終戦となる。

■視聴方法(予定)
6月24日(土・日本時間)
午前7時00分~DAZN

■ PFL2023#06対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)
アンソニー・ロメロ(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
サディボウ・シ(スウェーデン)
ショーン・ミッチェル(豪州)

<ライト級/5分3R>
シェーン・バーゴス(米国)
西川大和(日本)

<ライト級/5分3R>
クレイ・コラード(米国)
スティービー・レイ(英国)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)
ダービッド・ザワダ(ドイツ)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・ウマラトフ(ロシア)
ナイブ・ロペス(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ(ブラジル)
ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
カルロス・レアル(ブラジル)
ディラノ・テイラー(米国)

<ライト級/5分3R>
アレックス・マルチネス(パラグアイ)
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジャラ・フセイン・アルシラウィ(ヨルダン)
セドリック・ドゥンベ(フランス)

<フェザー級/5分3R>
ブライアン・ザーカー(メキシコ)
マイク・バーズリー(米国)

<ライト級/5分3R>
アブドゥラ・アルクァフタニ(サウジアラビア)
ラマー・ブラウン(米国)

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MMA MMAPLANET o PFL PFL CS2023#04 アンソニー・ロメロ トニー・カルーゾ

【PFL CS2023#04】パウンドでKO寸前に追い込んだロメロが、カルーゾの反撃を振り切り判定勝利

<ライト級/5分3R>
アンソニー・ロメロ(カナダ)
De.3-0:30-26.30-26.30-26.
トニー・カルーゾ(豪州)

カルーゾが左ジャブを突く。ガードを高く上げたロメロは右ローへ。しかしカルーゾが上下に左の蹴りを散らしていく。左ジャブをボディに伸ばしたロメロが右ストレートを振るい、さらに左ボディフックを当てる。前に出て来るカルーゾの顔面に、ロメロの左ジャブがクリーンヒット。さらに左インローを当てたロメロは、サークリングしながらパンチと蹴りを散らして優位に立つ。

カルーゾの右ローに合わせて組みついたロメロが、そのままドライブしてケージ際でカルーゾに背中を着かせた。立ち上がるカルーゾのバックに回ったロメロは、正対したカルーゾに両腕を差し上げられるも、押し込んできたカルーゾを反対に払い腰でテイクダウンする。

立ち上がり、離れてローを散らすカルーゾが組みつく。右腕を差し入れてケージに押し込んだが、またもロメロが投げてグラウンドへ。ケージ際でバックコントロールから両足を差し入れたロメロは、四の字ロックへ。そのままパンチで削り続けた。

2R、ロメロがプレスをかける。カルーゾの左ジャブに対し、ロメロは右ローを当てる。ロメロをケージに押し込んだカルーゾが、離れ際に右ハイを狙った。距離ができるとロメロがプレスをかけて、右クロスを当てる。上下にパンチを散らすロメロは、いきなりの右ストrテートも当てた。左ジャブから右を振るい、ロメロにケージを背負わせるカルーゾだが、ロメロがサークリングしながら右を突き刺す。

疲労からか、カルーゾの右ハイは形が崩れるように。ロメロが押し返し、右ローと左ストレートをボディに伸ばす。そしてワンツーでダウンを奪ったロメロが、そのままケージ際でパウンドと鉄槌を連打する。かなりの数のパンチを食らったカルーゾが背中を見せると、ロメロがバックマウントからRNCへ。その瞬間カルーゾがエビで正対した。ところが、ここでケージ掴みがあったか、カルーゾに反則の減点が与えられる。

試合はスタンドで再開、ロメロの勢いは止まらず左右のパンチがカルーゾの顔面を捉える。ここでカルーゾが組みつき、ロメロに尻もちを着かせるも抑え込むことはできず。パンチがスローになったカルーゾに対し、ロメロが右ストレートのカウンターを合わせていった。

最終回、カルーゾがパンチを振りながら前進し、ロメロをケージに押し込んだ。ロメロは払い腰でクリーンテイクダウンを奪う。立ち上がったカルーゾの左右フックがロメロの顔面を捉える。これが効いたか、ロメロの動きが落ちた。距離を詰めてくるカルーゾに対し、ロメロは首相撲からヒザを突き上げた。

頭を下げて前進し、左右フックを振るうカルーゾにも大きな疲労が見られる。ケージ際でカルーゾのシングルレッグ→ダブルレッグをスプロールしたロメロがバックマウントを奪った。これを切り返したカルーゾが、ロメロの両足を畳んでトップへ。しかしロメロも内股で切り返し、カルーゾをケージに押し込む。シングルレッグからバックに回ったロメロが、右腕をカルーゾの首に回すもRNCを極めることはできない。

表情からも疲労が明らかなカルーゾだが、パンチで削ってくるロメロのRNCを防ぎ続ける。完全な消耗戦の末、ロメロがバックマウントをキープして左右の腕でRNCを狙うも、再びカルーゾがトップを奪い返して試合終了のゴングを聞いた。

ジャッジは3者とも、減点を含む4ポイント差でロメロの勝利を支持。ロメロは再びコンテンダーシリーズで勝利を得たが、果たして契約は?


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BJ・ブランド LFA MMA MMAPLANET o ONE PFL PFL CS2023#04 YouTube   アンソニー・ロメロ エドゥアルド・フォラヤン エルヴィン・エスピノーザ ダミール・フェルハトベゴヴィッチ トニー・カルーゾ

【PFL CS2023#04】計量終了 本命が計量失敗。マノエル・ソウザ、トニー・カルーゾに注目!!

【写真】エルヴィン・エスピノーザと対戦するダミール・フェルハトベゴヴィッチ、残念な体重オーバーだ (C)PFL

17日(金・現地時間)、フロリダ州オーランドのユニバーサル・スタジオで開催されるPFL CS2023#04の計量が16日(木・同)に行われた。

ライト級でPFLとの契約を賭けた行われるチャレンジャーシリーズ第4週だが、最終試合でエルヴィン・エスピノーザと対戦するダミール・フェルハトベゴヴィッチが 157.2ポンドと計量失敗でミソをつけている。


いつも通り4試合、全8人のファイターは米国人が3名、ブラジルは同朋対決の2人、そして豪州、ボスニアヘルツェゴビナ、カナダからそれぞれ1人ずつ集まった。

上記にあるようにフェルハトベゴヴィッチが体重オーバーした第4試合は、そのフェルハトベゴヴィッチが契約こそ逃したが昨年の同シリーズにも出場しており、アッパーでBJ・ブランドを倒し、パウンドアウトしており本命視されていた。

対するエスピノーザは昨シーズンのショーケースファイトで2勝を挙げており、良い意味でPFL首脳に認知されているファイターだ。キャリア7勝0敗のフェルハトベゴヴィッチと6勝2敗のエスピノーザの対戦は注目度が高かっただけに、残念なフェルハトベゴヴィッチの計量失敗だ。

とはいえフェルハトベゴヴィッチの注目度が落ちる中、逆に注目度が上がる選手も存在する。それが第3試合でパウロ・ライアとブラジル人対決に臨むマノエル・ソウザだ。

キャリア9勝0敗、全試合フィッシュ勝利のソウザはオーソながら左のリードフックがKOパワーを有している。テイクダウンに関してはパワー頼りの面も見られるが、寝技に持ち込むとポジション&サブミッションと両面で優れている。

ハイマウントからのパンチの威力も抜群で、さらにマウントのキープ力が高い。加えてハーフで極め切るアームロックなど、ポジショニングを用途に使い分けることができるソウザは、テイクダウン前とテイクダウン後が要注意だ。

もう1人、気になるのが豪州のトニー・カルーゾだ。キルクリフFC所属のカルーゾは、ONEに参戦して時期に強烈なフィジカルを武器にエドゥアルド・フォラヤンを破ったこともある。対するアンソニー・ロメロは2020年のコンテンダーシリーズで勝利を手にするも契約はできず、LFAやFury FCで経験を積み重ねてきた。

本戦プレリミ、昨年の同シリーズ、メイン・フィーダーショー、アジア#01プロモーション、そしてコンテンダーシリーズで一応の結果を残してきた人間のトライアウト大会、どのような結論が待っているのか、楽しみだ。

■視聴方法(予定)
2月17日(土・日本時間)
午前11時00分~DAZN

■ PFL CS2023#04計量結果

<ライト級/5分3R>
エルヴィン・エスピノーザ: 156ポンド(70.76キロ)
ダミール・フェルハトベゴヴィッチ: 157.2ポンド(71.30キロ)

<ライト級/5分3R>
マノエル・ソウザ: 154.8ポンド(70.21キロ)
パウロ・ライア: 155.4ポンド(70.48キロ)

<ライト級/5分3R>
トニー・カルーゾ: 155ポンド(70.31キロ)
アンソニー・ロメロ: 156ポンド(70.76キロ)

<ライト級/5分3R>
チャーリー・デッカ: 155.8ポンド(70.66キロ)
ホゼ・アグアヨ: 155ポンド(70.31キロ)

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LFA96 other MMA Result アンソニー・ロメロ ブログ マイコン・メンドンサ モー・ミラー

【LFA96】試合結果 メンドンサが年間ベストファイトでウェルター級王者に。ミラーは衝撃スラムKO

【写真】このスラムは危ない── (C)LFA

4日(金・現地時間)、カンザス州パークシティのハートマン・アリーナでLFA96「Mendoca vs Dagvadori」が開催された。

メインでLFAウェルター級王座決定戦はマイコン・メンドンサが初回のダウンと2Rを除き、バットスムベレル・ダグワドルジをミドルやヒザ蹴りからのパンチ&エルボーで圧倒。

ダグワドルジも最後まであきらめずに、LFA2020年のベストバウトとなり、メンドンサの腰にベルトが巻かれた。

この他の試合ではモー・ミラーが、ヘジヴァウド・カルバーリョをバックスローを何度も見舞い──最後はスラムでTKOしビッグインパクトを残している。

LFA96「Mendoca vs Dagvadori」
<LFAウェルター級王座決定戦/5分5R>
○マイコン・メンドンサ(ブラジル)5R
判定
詳細はコチラ
×バットスムベレル・ダグワドルジ(モンゴル)
<160ポンド契約/5分3R>
○アンソニー・ロメロ(カナダ)3R
判定
詳細はコチラ
×ザック・ジューソラ(米国)
<バンタム級/5分3R>
○モー・ミラー(米国)2R2分57秒
TKO
詳細はコチラ
×ヘジヴァウド・カルバーリョ(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
○マーク・マーティン(米国)3R
判定
×マシュー・コルクホーン(ジャマイカ)
<女子フライ級/5分3R>
○リサ・マウルディン(米国)3R
判定
×ミッチィ・メアリー(米国)
<ライト級/5分3R>
○ウィリアムス・スタークス(米国)3R
判定
×チシェスラフ・ボルシュシェフ(ロシア)
<ミドル級/5分3R>
○ジェセフ・ホームズ(米国)1R1分38秒
TKO
×ライアン・ライニンガー(米国)

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LFA96 other MMA Report アンソニー・ロメロ ブログ

【LFA96】コンテンダーシリーズ勝利アンソニー・ロメロ、ジューソラに苦戦もスプリット判定勝ち

<160ポンド契約/5分3R>
アンソニー・ロメロ(カナダ)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ザック・ジューソラ(米国)

コンテンダーシリーズで見事な勝利を得ながら、UFCとの契約がならなかったロメロがLFAで再度UFCを目指す。サウスポーのジューソラが左ミドルを見せる。さらい右ジャブを当て、距離を詰めて左ミドルを蹴っていく。ジューソラの右に組みついたロメロは、ケージに押し込み両ワキを差しヒザ、肩パンチを入れていく。小外でテイクダウンを狙いつつ、肩パンを続けるロメロだが、ジューソラのヒザが急所に入り試合が中断。再開後、ロメロは右ミドルを蹴り、右ストレートをヒットさせる。さらに左ローと、打撃が回転し始めたロメロが右前蹴り、そして左フックを入れる。

ジューソラの左に、左を当てたロメロ。ジューソラもその場スイッチから、右を当て左ローを蹴る、組んだロメロは小外でテイクダウンを奪えず、自ら離れ右ストレート、左ミドルをキャッチされショートのパンチを被弾する。互角の初回、オープンスコアでロメロが10-9を3票は集めた。

2R、ロメロがまず右ストレートを当て、左フックを振るうとダブルレッグでテイクダウンを奪いバックへ。四の字フックのロメロは、胸を合わせに来たジューソラの背中に乗りすぎた姿勢になり、自ら離れてスタンドへ戻る。右ジャブ、右ボディ、そして左ストレートを伸ばすジューソラが、サウスポー&リーチの長さを使ったファイトから左ハイへ。

ジューソラのレンジで試合が進むが、ロメロも踏み込んで右を当て、ここから組んでいく。すぐに離れたロメロは、やや動きが重くなってきたか。ジューソラは左ミドル、左ストレートを当て圧力を高める。さらにヒザ蹴りを腹に決めたジューソラに対し、ロメロも右を返す。左フックは狙い過ぎて空振りとなったロメロは、ジューソラのヒザを織り交ぜるファイトに組めなくなったか。手数、圧とも上回ったジューソラがラウンドを取り返した。

勝負の最終回、互いにミドルを蹴り、ロメロが前進をジューソラがジャブで止める。ニータップからフックのロメロだが、ジューソラはジャブを当てていく。ならばと右ハイを蹴ったロメロが、右アッパーを入れる。直後に左ストレート、左ミドルを決めたジューソラが、テイクダウン狙いに反応する。ここでパンチを入れなかったロメロは、続くダブルレッグでバックに回り足払いを仕掛ける。

耐えたジューソラは、離れたロメロにワンツーから組みつかれケージに押し込まれる。ヒザを入れ、ウィザーで耐えるジューソラ──は、スネをカットし流血が見られ、足の甲も大きく腫れあがっている。右ローを蹴られ、ダブルレッグを切られたジューソラは左の蹴りがなくなり、ロメロに前進を許す。ワンツー、右ハイを見せたロメロに対し、ジューソラがジャブから最後に左ハイを蹴りタイムアップに。

コンテンダーシリーズほどキレがなかったロメロは、サイズの差もありジューソラに苦しんだ結果、スプリットで辛くも判定勝ちを手にした。

試合後は足を引きずるロメロはキャリア9連勝とした。


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LFA96 other MMA Preview アンソニー・ロメロ バットスムベレル・ダグワドルジ ブログ マイコン・メンドンサ

【LFA96】蒙古人王者誕生なるか。草原のダーティーボクシング王ダグワドルジがメンドンサと王座決定戦

【写真】LFA初のモンゴル人ファイター=バットスムベレル・ダグワドルジ (C)LFA

4日(金・現地時間)、カンザス州パークシティのハートマン・アリーナでLFA96「Mendoca vs Dagvadori」が開催され、メインでLFAウェルター級王座決定戦=マイコン・メンドンサ✖バットスムベレル・ダグワドルジが組まれている。

LFAで既に7試合を戦っているメンドンサは、3連敗から星を取り返し4連勝でBllatorに転じた前王者ジャリール・ウィリスが返上したベルトを賭けて、ダグワドルジと対戦する。


一方、ダグワドルジはベラトールからLFAに戦場を移したモンゴル人選手だ。2015年にMMAデビューも、モンゴルのお家事情もあり試合の機会が少なく3勝してからは、カリフォルニアのローカルショーで戦うように。キャリア5勝1NCと無敗で、ベラトールにステップアップし散打ベースのジェイムス・テリーをブルドッグチョークで破っている。

それから1年以上、ベラトールで試合機会は訪れず、ダグワドルジはLFAで仕切り直すこととなった。そんなダグワドルジのスタイルは、ザッツ・モンゴリアンMMAだ。強靭な肉体を持ち、サウスポーの構えから強烈なフックを振る。レスリング&トップコントールに強く、特にレスリングとレスリングの融合=ダーティボクシング、ボディロック・パンチというゼロ距離や後方からのパンチの強さは驚異的といえる。

結果、対戦相手はテイクダウンを防いだとしても全く息をつく暇もない。うかうかしていると、そのままKOされそうな剛腕が弧の小さな軌跡で連打されるからだ。

メンドンサも一発があるファイター、そして隙も決して少なくない。一方のダグワドルジは、勢いで攻めるために際は大雑把だ。過去一本勝ちは2回で、一度は腕十字ももう1つは全j通したようにブルドックチョークと力任せ感はぬぐえない。草原が生んだダイヤの原石──馬肉と岩塩で創られたモンゴリアン・ボディに、全米#01ショーでベルトを巻かれることがであるのか要注目の一戦だ。

■視聴方法(予定)
12月5 日(土・日本時間)、
午前11時~UFC Fight Pass

■ LFA96対戦カード

<LFAウェルター級王座決定戦/5分5R>
マイコン・メンドンサ(ブラジル)
バットスムベレル・ダグワドルジ(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
アンソニー・ロメロ(カナダ)
ザック・ユーソラ(米国)

<バンタム級/5分3R>
モー・ミラー(米国)
ヘジヴァウド・カルバーリョ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
マーク・マーティン(米国)
マシュー・コルクホーン(ジャマイカ)

<女子フライ級/5分3R>
リサ・マウルディン(米国)
ミッチィ・メアリー(米国)

<ライト級/5分3R>
チシェスラフ・ボルシュシェフ(ロシア)
ウィリアムス・スタークス(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジェセフ・ホームズ(米国)
ライアン・ライニンガー(米国)

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【LFA96】対戦カード ウェルター級タイトル戦にベラトールからモンゴリアン。アンソニー・ロメロも出場

【写真】UFCがサインをしなかったのが不思議なほど、しっかりとしたMMAを見せてコンテンダーシリーズで勝利しているアンソニー・ロメロ(C)Zuffa/UFC

12月4日(金・現地時間)
LFA96「Mendoca vs Dagvadori」
カンザス州パークシティ
ハートマン・アリーナ

■視聴方法(予定)
12月5 日(土・日本時間)、
午前11時~UFC Fight Pass

■ 対戦カード

<LFAウェルター級王座決定戦/5分5R>
マイコン・メンドンサ(ブラジル)
バットスムベレル・ダグワドルジ(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
アンソニー・ロメロ(カナダ)
ザック・ユーソラ(米国)

<バンタム級/5分3R>
モー・ミラー(米国)
ヘジヴァウド・カルバーリョ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
マーク・マーティン(米国)
マシュー・コルクホーン(ジャマイカ)

<女子フライ級/5分3R>
リサ・マウルディン(米国)
ミッチィ・メアリー(米国)

<ライト級/5分3R>
チシェスラフ・ボルシュシェフ(ロシア)
ウィリアムス・スタークス(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジェセフ・ホームズ(米国)
ライアン・ライニンガー(米国)

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