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【UFC ESPN35】ラウンド終盤の左、ヒザ蹴り、サイドキックでチート・ヴェラがフォントに劇勝!!!

<138.5ポンド契約/5分5R>
マルロン・ヴェラ(エクアドル)
Def.3-0:49-46 .49-46.48-47
ロブ・フォント(米国)

スイッチスタンスのフォントに対し、ヴェラが右の蹴りで軽く牽制して右ローを蹴る。ワンツーを伸ばすフォントに、ヴェラが左ミドルを決める。ダブルのジャブから右、右アッパーを繰り出すフォントが、ローからショートの右フックを入れる。ヴェラもオーソに構えを変え接近戦で右エルボーを打ち込む。フォントは右ボディをヒットさせ、アッパーへ。これをガードしたヴェラがヒザを突き上げる。右ボディを多用するフォントは、同じ動き出しでアッパーやフックへ移行する。

ストレート、ジャブと圧を高めるヴェラがフックに続き、右アッパーを放つ。時折り組みを見せるフォントは、そこで反応させているきらいもある。ボディとアッパー&ボディとフックの変化で優勢のフォント、ヴェラは左ミドルとローは入るが、ボクシングで劣勢のまま初回が終わった。

2R、フォントが右&左フックを入れ、蹴り足をキャッチして右エルボーを狙う。ヴェラはスピニングバックキックを腹に入れ、ローから左ハイへ。ブロックしたフォントが右を当てて、ボディフックからフックへ。ここからエルボー、左のパンチも見舞っていく。左に回るヴェラに右ボディフックを当てたフォントが、ローに右ストレートを合わせる。ワンツー×2のフォントに対し、ヴェラが左ストレートを打ち込む。

フォントは真っすぐの攻撃が増え、カーフにワンツーを入れる。ヴェラは左ミドルを決め、抵抗する。それでもワンツーの右、近くなって右アッパーを決めたフォントがワンツーで左を入れるなど、攻勢が続く。パンチからヒザ蹴り、ハイからワンツー、そして右クロスとフォント優勢のまま残り30秒に。飛び込んで左を入れたヴェラは、これが効いたかシングルに出たフォントを切って殴る。ついには背中をつけてガードを取ってきたフォントに、エルボーを落とし逆転でこの回をモノにした。

3R、攻め急ぐヴェラをレフェリーが制する。フォントは流れを戻そうと右を見せて組みつくとバックに回る。胸を合わせたヴェラが逆に押し込み返し、フォントがエルボーを狙ったタイミング離れて左ハイを繰り出す。ヴェラの左フックに、ボディフックのフォントがワンツー。ヴェラは終盤の猛攻で、息切れか手数が少ない。それでも左を縦拳気味に当てたヴェラはステップインして左ジャブをヒット。フォントも左ジャブを続け、近距離でエルボーを繰り出す。そして腹を殴ったフォントがクリンチへ。ヒザを入れたヴェラが離れると、前に出たフォントが手数で圧倒し、当たる数も明らかに多い。

しかし、最終盤にまたもヴェラは左を返し、左ヒザを入れると足が泳いだフォントがマットに崩れ落ち、残り10秒でエルボーをヴェラが連打。この回も逆転でポイントを逆転した。

4R、ここもまずが手数で勝るフォントが、右を当てる。ヴェラは勢いを維持してパンチをまとめてヒザを狙う。オクタゴン中央の打撃戦、ヴェラが左ボディを入れる。フォントも右アッパーを連打し、アッパーに続き右ストレートを決める。チート・チャントに後押しされたヴェラはケージの前を右回りして、位置を中央に戻るがフォントがケージ前に追い込む。

ここも回って位置を挽回したヴェラに対し、フォントも終盤の反撃を警戒してか抑え気味の攻撃だ。そのフォントに、ヴェラの右サイドキックが決まりダウンを奪う。ガードを取ったフォント、立ったままのヴェラはローを蹴ってスタンドで待ち受ける。残り50秒を切り、レフェリーがフォントを立たせるとヴェラは跳びヒザからスピニングバックキックを繰り出す。ここから大きな動きはなかったが、左ミドルを入れたヴェラが3R連続でラウンドを取った。

最終回、まずフォントが右ボディを決める。ヴェラはローを返して、左フックをカウンターで狙う。手を出してフォントが前に出るが、勢いはさすがに落ちている。そこにジャブやストレートを入れるヴェラは、右ストレートを受けてケージに詰まる。脱出に時間がやや掛かったヴェラは左ミドルを返し、右前蹴りを顔面に届かせる。

中盤を過ぎ、フォントは右フックから組んでヒザ蹴り。ヴェラが左ジャブを返して、右カーフを蹴る。ジャブでフォントの前進を止めるヴェラは、アッパーにも手を広げてポーズをとる。と、ここでも右サイドキック気味の蹴りを受けたフォントの動きが止まった。ヴェラは勝利を確信しており、攻め込むことなくラウンド終了を迎えた。

結果3‐0で判定勝ちを決めたヴェラは「ハードワークのおかげだ」と涙を浮かべる。オクタゴンに上がった家族とハグを繰り返した勝者は「全てを尽くし、生き残り勝利した。僕は世界チャンピオンになる。次、4位、3位、2位、誰とでも。僕は水曜日にジムに戻る」と言葉を続けた。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN35 ダニエル・ダ・シウバ フランシスコ・フィゲイレド

【UFC ESPN35】フランシスコ・フィゲイレド、担ぎパス狙いのダ・シウバにヒザ十字極める

<フライ級/5分3R>
フランシスコ・フィゲイレド(ブラジル)
Def.1R1分18秒by ヒザ十字
ダニエル・ダ・シウバ(ブラジル)

サウスポー同士の対戦。右ローを蹴るフィゲイレドが、オーソに構える。ダ・シウバは左ロー、右ミドルにダブルレッグでテイクダウンを合わせる。ハイガードを担いでパス狙いのダ・シウバに対し、フィゲイレドは残っていた左足をとってヒザ十字をセットアップ――タップを奪った。

「必死に柔術の練習をしていたから、自然と出た。僕の柔術はシャープになっている。練習でやってきた通りだよ。ラスベガスにもう1週間いるから、来週にも試合をするよ」と勝者は話した。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN35   ナタン・レヴィ マイク・ブリーデン

【UFC ESPN35】ミドル&TDで攻勢だったレヴィ。最終Rに腹を効かされ大ピンチもNever Give Upで判定勝ち

<ライト級/5分3R>
ナタン・レヴィ(イスラエル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
マイク・ブリーデン(米国)

サウスポーに構えたレヴィが左ミドル、ブリーデンも右ミドルを返して組み付くと早々にテイクダウンを決める。背中を譲らないように立ち上がったレヴィがヒザをボディに入れる。ブリーデンが離れ、レヴィは右ハイをブロックし内回し蹴りを見せる。続く左ハイをキャッチされ倒されたレヴィがヒールを狙う。体を反転させヒザを抜いたブリーデンが立ち上がり、試合はスタンドへ。

スイッチから左を伸ばしたブリーデンがワンツーを続ける。さらに左フックを受けそうになったレヴィが左に回る。そのレヴィが左ミドルを入れ、首相撲の攻防でヒザが急所に当たったとアピール。試合が中断され、再開後にヒザを入れる。ワンツーからスリーで前に出たブリーデンは、再び左ハイをキャッチしてテイクダウン。ここもヒールからここもエスケープする。ブリーデンはヒザにワンツー、レヴィは右フックを返すとシングルレッグでテイクダウを決めスクランブルでバックに。もう一度倒したレヴィがバックコントロールからパンチ、ヒザを骨盤に入れる。最後は立ち上がったブリーデンを後方から蹴り、レヴィがラウンドを取った。

2R、ボディを入れたブリーデンが右ストレートをヒットした直後に、レヴィがシングルレッグ&軸足を払ってテイクダウン。スクランブルでバックに回り、テイクダウン→スクランブルを続ける。この回だけで3度目のテイクダウンを決めたレヴィのバックコントロールが続いたが、ブリーデンが胸を合わせて押し込み返す。ボディロックでワキをくぐったブリーデンは正対されそうになり離れると、左ミドルを蹴られる。

クリンチから離れ際に左フックを入れたレヴィは、ワンツーフックに左ミドルを決め、動きが止まったブリーデンに後ろ回し蹴りを狙う。これは空振りになったが、腹が効いているブリーデンをテイクダウンし、バックからチョークへ。逃れたブリーデンがスタンドに戻ると、パンチから跳びヒザが空を切ったところで時間となった。

3R、フィニッシュ狙いのブリーデンがワンツーで距離を詰め、ヒザ蹴りからボディを殴っていく。テイクダウンを切り、パンチの圧を掛けるブリーデンに対し、ガードを固めたレヴィは腹を殴られ、テイクダウン狙いから引き込む。寝技に付き合わないブリーデンはボディショットを続け、シングルを切るとヒザをボディに入れる。

崩れるようなテイクダウン狙いを切られ、スタンドに戻されたレヴィは腹を殴られ厳しい時間が続く。腹を守るが殴られ、シングルを切られたレヴィは左ハイにもボディから顔面にコンビを受け、エルボーで下がり、ボディを殴られる。それでも左フックを決めたレヴィは、これで倒れたブリーデンの立ち上がり際に後ろ回し蹴りを放つ。ここはかわされたが、シングルに出たレヴィは倒しきれないがワンツーのフックをヒットさせる。

組んだブリーデンが バックに回るが、ここでは打撃でフィニッシュを狙う必要がある。最後の10秒で向き合って殴り合った両者――レヴィは時間になるとケージを背負ってしゃがみこんでしまった。結果、3‐0で判定勝ちを覚めたレヴィは「素晴らしい瞬間だ。この週はホロコーストがあった週、犠牲者があって僕らの今がある。疲れたし、倒れた。でも諦めない。それがケージ、そして僕の人生なんだ」と話した。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN35 カーロス・キャンデラリオ 平良達郎 松根良太

【UFC ESPN35】キャンデラリオが体調不良で――平良達郎のUFCデビューは2週間後にスライド

30日(土・現地時間)──ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催中のUFC on ESPN35「Font vs Vera」で行われる予定だった平良達郎×カーロス・キャンデラリオの一戦は、キャンデラリオが体調不良になったため、試合出場が不可能に。

5月14日(土・同)に同地で開かれるUFC on ESPN36「Blachowicz vs Rakic」にスライドされた。

平良はオフィシャルツイッターで「日本で応援してくれているみなさんには2週間後に楽しみが延びたと思って、もう一度ワクワク楽しく試合を待ってて欲しいです。そう!もう一度、盛り上がっていただけると助かります。よろしくお願いします」とコメント。

師匠の松根良太は「試合3時間前ホテル出発の直前に相手が病院いて試合を出来ない事を聞きました。試合は現時点で2週間後に延期となります。達郎は2週間後やる、とポジティブです。皆様に応援してもらいたい時間が2週間増えました。前向きに、前向きに、皆様応援お付き合い宜しくお願いします!」とツイートしている。


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【UFC ESPN35】ダビデの星の空手家ナタン・レヴィ「上地流」「沖縄」「極真」「MMA」「型」「組手」

【写真】パリで生まれ2カ月でイスラエルへ。家庭ではフランス語、外ではヘブライ語を使って生活していたという(C)MMAPLANET

30日(土・現地時間)──ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN35「Font vs Vera」でナタン・レヴィがマイク・ブリーデンと戦う。

空手家レヴィが2つの空手で学んだこととは。


――ナタン、インタビューの時間を設けてくれてありがとうございます。

「オハヨウゴザイマス。こちらこそ、ありがとう」

――おお、早速日本語ですね。なぜ、その言葉が出るのかは追い追い話してもらいます。その前にですが、土曜日にマイク・ブリーデン戦が控えていますが、今の気持ちを聞かせてください。

「もう準備はできているよ。とにかくUFC初勝利が欲しい。前回は間違いをおかしてしまったから、僕がどのエリアでも戦えるウェルランディットファイターだと証明したいんだ」

――一本勝ちもしっかりとしているナタンですが、やはり日本の記者として空手との関わり方が非常に興味があります。

「空手は15歳のときに始めた。空手とクンフー。空手は上地流空手を習い、16歳の時に沖縄を訪れたんだ。その時は1カ月間、上地流の稽古をした。

稽古は当然楽しかったよ。何より沖縄の人々が素晴らしかった。何か困っていると、誰もが助けてくれる。1度、バス停で道場に一番近い停留所はどこか女性に尋ねたら、彼女は家が近所だったらしくて、車で僕を道場まで送ってくれたんだ。30分もドライブしてね」

――それは素晴らしい異国での思い出ですね。

「稽古もね、素晴らしかったよ。まずレベルが完全に誓っていたよ。沖縄は最高のマスターがいた。1年後に再び沖縄へ行き、今度は3カ月間稽古をして初段を習得したよ。

ただし、2度目の沖縄での生活は1回目のように楽しいだけのモノではなかった。内弟子制度のような形で滞在したので、とても規律が厳しかったんだ。朝早くから起きて他の弟子と稽古があり、道場でもぶっ通して稽古があった。

僕はお金もないからライスかパスタしか食べていなくて。でも、あの厳しい経験が今の僕を創ってくれたと感謝している。生徒は客じゃない。先生は雇い主じゃない。先生はボスだ。先生と一緒に食事に行っても、僕が何を食べたいか尋ねられることは一度もなかった。出されたモノを食べるんだ。

ヤンチャしている日本の若者は、両親の前で先生に竹刀で打たれていた。でも、それは良い人間になるための教育だと皆が理解していた。

沖縄での日々で技術だけでなく、最高のマナーを身に着けることができたと思っている。沖縄にいた日本人よりも、僕の方が規律のある人間だったと思う(笑)。全ては先生のおかげだよ」

――その空手からMMAに転向したのは?

「イスラエルに戻り、空手道道場を複数開き指導をしていた。充実していたよ。空手家の指導者として充実していた。指導をして生徒は成長するしね。でも、僕自身は下降線を下っているように感じたんだ。そしてインターネットでMMAを視て、すぐに興味を持った。道場を閉め、全てを捨ててラスベガスに移り住み、今こうやって戦っているんだ」

――そのような状況で極真空手の練習をするようになったのは、なぜですか。

「MMAを始めて、何が違った打撃を学びたくなったんだ。その時、友人が川口にある極真空手の道場を紹介してくれてね。2度、極真の稽古で日本を訪れた。そこでアルトゥール・ホヴァニシアン師範と出会い、イスラエルではアルトゥール先生の指導を受け、極真空手のレーニングをしてきた。今、普段はイスラエルに住んでいて極真のトレーニングをしている。ラスベガスに行ったときはMMAに集中しているんだ。

僕が思うに、極真の本分は競技にあると思う。マーシャルアーツは、どうしてもイマジネーションに走り勝ちだよね。でもケージ、リング、畳の上では幻想は通用しない。そこにあるのは圧倒的なリアルだけだから。

極真は伝統的な部分もあるけど、いかに有効な攻撃であるかが追求されている。ウェイトトレで強くなれるのなら、どんどん採り入れる。試合に勝つためのテクニックを貪欲に吸収して、時間を無駄にしない」

――空手といっても上地流と極真はまるで別物かと思います。

「イエス。護身と競技は違う。セルフディフェンスに裏回し蹴りは必要ない。でも競技では相手を驚かせる必要がある。ただし伝統的な規律や道義心は両方のスタイルの根底にあるはずだよ。

僕の場合、上地流では型にフォーカスしている。組手もあるけど、沖縄では型に力が入れられていた。極真は組手とボディコンディショニングが重視されている。スタミナや瞬発力がね。

MMAを戦う時、型が試合を助けてくれることは、まぁない。ただし、自分の体を知る上で型は欠かせない。型をすることで考えとボディがつながる。でも、組手の競技に出るときは組手に専念した練習が必要だよ。

僕は色々な競技を学んでMMAを戦っている。でも、技術だけでなく人格形成に大きくかかわっている空手が凄く大切で、自分のことは空手家だと思っているんだ。引退後はMMAだけでなく空手の指導もしたい」

――ナタンの言葉が説得力を持つのは、やはりMMAで勝った時かと思います。

「とにかくベストを尽くすことだよ。諦めない。このベストを尽くすということが皆に伝われば嬉しい。『勝て』じゃないんだよね。日本の人は『勝て』とはいわない。ガンバッテクダサイと言うよね。

でも土曜日の試合は、僕の手が挙げられるシーンを皆に見てほしい。作戦はあるけど、ケージでは何が起こるか分からない。作戦を軸にグラウンド、スタンド、空中でも使い切って僕が勝つ」

――空中も(笑)。ナタン、今日はMMAから離れてしまったかもしれないですが、とても興味深い話をありがとうございました。

「アリガトウゴザイマス」

■視聴方法(予定)
5月1日(日・日本時間)
午前5時30分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN35計量結果

<バンタム級/5分5R>
ロブ・フォント: 138.5ポンド(62.82キロ)
マルロン・ヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジェイク・コリアー265 ポンド(120.2キロ)
アンドレイ・オルロフスキー: 246ポンド(111.58キロ)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ジョアンデウソン・ブリト: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン: 155.5ポンド(70.53キロ)
グラント・ドーソン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス: 145.5ポンド(66.0キロ)
トリスタン・コネリー: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート: 185ポンド(83.91キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 186ポンド(84.37キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ: 239.5ポンド(108.63キロ)
チェイス・シャーマン: 247ポンド(112.03キロ)

<フライ級/5分3R>
ダニエル・ダ・シウバ: 125ポンド(56.7キロ)
フランシスコ・フェイゲイレド: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ユアン・リネス: 169ポンド(76.66キロ)
ゲイブ・グリーン: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・ブリーデン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ナタン・レヴィ: 155ポンド(70.31キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジナ・マザニー: 126ポンド(57.15キロ)
シェイナ・ヤング125.5ポンド(56.92キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125.5ポンド(56.92キロ)
カーロス・キャンデラリオ: 126ポンド(57.15キロ)

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平良達郎「ONEとかRIZINからどんな良い話が来てもUFCに行くと決めてた」




 『UFC on ESPN 35: Font vs. Vera』でカーロス・キャンデラリオと対戦する平良達郎インタビュー動画です。

【UFC ESPN35】世界に立ち向かうJ-MMAファイター(08)平良達郎「試合に出せることが増えた」(MMAPLANET)

【UFC ESPN35】世界と戦う日本人(08)平良達郎─後編─「自信はあります──けど、一回やってみないと」(MMAPLANET)

 こちらでもインタビューに回答しています。

【UFC ESPN35】平良達郎、初陣の相手=キャンデラリオ「10年以上、UFCで戦うことを目標に生きてきた」(MMAPLANET)

 カーロス・キャンデラリオ インタビュー。一部を引用。

「僕はPRIDE時代から日本のMMAが好きだった。そして、日本のファンのMMAを見る目の確かさを知っている。スイープで人がわく。まず米国のファンには見られないリアクションだよ。

あの雰囲気のなかで、戦うのは僕の夢の1つなんだ。土曜日は日本のファンの皆が100パーセント、タイラをサポートすることは分かっているけど――ね」
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【UFC ESPN35】平良達郎、初陣の相手=キャンデラリオ「10年以上、UFCで戦うことを目標に生きてきた」

【写真】相手が平良達郎でないなら、100パーセント応援したくなるキャンデラリオだ(C)MMAPLANET

30日(土・現地時間)──ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN35「Font vs Vera」でカーロス・キャンデラリオがJ-MMA界の至宝=平良達郎とオクタゴン・デビュー戦を戦う。

2017年のコンテンダーシリーズで強豪に勝利もサインはならず。それが昨年はLFA王者を相手に激闘の末判定負けを喫したにも関わらず、契約を結ぶことができた。

既に山あり谷ありのMMAファイター人生を送ってきたキャンデラリオ――平良に負けないだけの想いが詰まった初陣になりそうだ。


――平良選手との試合が迫ってきました(※取材は4月27日(現地時間)に行われた)。

「凄く良い調子だよ。あと計量まで、いくつか気を付けないといけない点があるだけで。計量の日になれば、バトルに向けて全て準備は整った状態になっているよ」

――UFCファイターのキャリアはここから始まるのですが、2017年のコンテンダーシリーズを視聴していた人間からすると、カーロスがUFCで戦うというだけで長い旅路だったと思ってしまいます。

「アハハハ。ホント、その通りだね。2017年のコンテンダーシリーズで勝利したけど、サインはできなかった……」

――対戦相手のホナウド・カンジドはTUF にも出演していた修斗ブラジルのフライ級チャンピオンでした。

「あの優れた選手に勝てた。動きも良かった。契約できる自信もあった。でも、ダナ・ホワイトは僕を選ばなかった。精神的に凄く厳しかったよ。ひどく落ち込んだよ。それにフライ級自体がなくなるかもっていう話を浮上していたし、試合を戦う気持ちになれなかったんだ。ケージで戦うには情熱を持って、それだけの気持ちがないと無理だからね。

ジムで指導と練習は続けていたんだけど、戦うために必要な心の火がつくような気持ちになれなかった。逆に燃え尽きてしまったような感じでね……。でも、ある朝に目を覚ましたら『またやろう』っていう気になっていたんだ」

――復帰を決めた2021年、4月の堀内佑馬選手との試合を欠場しました。

「あの時は悪寒がして、ブルブル凍えているような状態になったね。コロナで陽性になったと思った。そうなると隔離もあるし、試合に出るのはリスキーだと思ったんだ。また良くなれば、ケージに飛び込む。それで良いじゃないかって」

――そしてコンテンダーシリーズで、戦う機会を得ることができました。ただし、結果はヴィクター・アルタミラノと戦いタフファイトの末に判定負け。しかし、大逆転のUFCとの契約という結末が待っていました。

「まさか、だよね。前は勝っても契約できなかったのに。最終試合後、僕は負けたのにオクタゴンの方に戻ってくれって言われて。『もう1試合、コンテンダーシリーズで戦うチャンスを貰えるのかな』なんて思っていたんだ。きっと、欠場が出たんだってね」

――そうなりますよね。それがまさかの大逆転と。

「いろいろな感情が溢れ出てきた。もちろんハッピーだったよ。でも信じられない気持ちも大きかった。実際、あんなことが起こるなんて全く期待していなかったから」

――人生がひっくり返った瞬間でした。

「ホントにその通りだよ。クレイジーだよね(笑)。敗北を祝うなんて、おかしな気分だった。結果としてサインができ、本当に嬉しかったよ。2017年のコンテンダーシリーズの後、コーチやマネージャーとローカルプロモーションで戦っていくのか、ショートノーティスでUFCで戦うチャンスが巡ってくるのを待つのか――とか。色々な話をし続けてきたからね。

いずれにせよ、僕は必死だったけどUFCは僕に興味はなかった。でも諦めたくはなかった。またローカル団体の王者になってでもUFCとサインするという気持ちだったんだ。色々と大変で、ネガティブな気持ちに支配されることも正直にいえばあった。

でも17歳のときにHOOTERSかどこかでUFCを見て以来、10年以上UFCで戦うことを目標に生きてきたんだ。で、ようやくその時を迎えることができる。この期間は、まさに自分の存在価値を賭けたロングジャーニーだったんだよ」

――UFCとサインすることで達成感がある。ただし、最初に申し上げたように、ここが第一歩です。その一歩目で平良選手と戦います。

「彼の試合はいくつか見たよ。コーチとも話し合った。若くて優秀な選手だよ。ただし、彼はまだ僕のような選手と試合をしたことがない。レベルの違う戦いに彼は足を踏み入れることになる。

と同時に試合は何が起こるか分からない。だから、どの局面でしっかりと戦えるように練習してきた。どの場面でもタイラに劣ることはない。何があろうが、僕は仕上がっているよ」

――夢の潰し合いですね。土曜日、どのような試合を世界に見せたいと思っていますか。

「ダナ・ホワイトが僕とサインしたことは、正しかったと証明したい。僕はピークにあり、成熟してきた。しっかりと僕の技術を見せたいと思う」

――カーロス、今日はありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「僕はPRIDE時代から日本のMMAが好きだった。そして、日本のファンのMMAを見る目の確かさを知っている。スイープで人がわく。まず米国のファンには見られないリアクションだよ。

あの雰囲気のなかで、戦うのは僕の夢の1つなんだ。土曜日は日本のファンの皆が100パーセント、タイラをサポートすることは分かっているけど――ね」

■視聴方法(予定)
5月1日(日・日本時間)
午前5時30分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN35計量結果

<バンタム級/5分5R>
ロブ・フォント: 138.5ポンド(62.82キロ)
マルロン・ヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジェイク・コリアー265 ポンド(120.2キロ)
アンドレイ・オルロフスキー: 246ポンド(111.58キロ)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ジョアンデウソン・ブリト: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン: 155.5ポンド(70.53キロ)
グラント・ドーソン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス: 145.5ポンド(66.0キロ)
トリスタン・コネリー: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート: 185ポンド(83.91キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 186ポンド(84.37キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ: 239.5ポンド(108.63キロ)
チェイス・シャーマン: 247ポンド(112.03キロ)

<フライ級/5分3R>
ダニエル・ダ・シウバ: 125ポンド(56.7キロ)
フランシスコ・フェイゲイレド: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ユアン・リネス: 169ポンド(76.66キロ)
ゲイブ・グリーン: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・ブリーデン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ナタン・レヴィ: 155ポンド(70.31キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジナ・マザニー: 126ポンド(57.15キロ)
シェイナ・ヤング125.5ポンド(56.92キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125.5ポンド(56.92キロ)
カーロス・キャンデラリオ: 126ポンド(57.15キロ)

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【UFC ESPN35】計量終了 平良達郎、いよいよ!!

【写真】キャンデラリオのリカバリー具合も気になるところだ(C)Zuffa/UFC

30日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC A PEXで開催されるUFC on ESPN35「Font vs Vera」の計量が29日(金・同)に行われた。

メインのバンタム級戦でマルロン・ヴェラと対戦するロブ・フォントが138.5ポンドと体重オーバーに。キャッチウェイト戦を戦うこととなった。

ヘッドライナーが軽量失敗となった今大会のオープニングマッチではついに平良達郎が、カーロス・キャンデラリオを相手にUFCデビュー戦を戦う。


本計量で平良はやや硬い表情で計量台に乗ると、125.5ポンドでパス。僅かに口元に笑みを浮かべたものの、表情は厳しいままだった。

フェイスオフでは顔を左右に振るキャンデラリオの視線を逃がさないかのように、平良は目で目を追い続けた。途中からはポケットに手を入れ――珍しく気持ちを態度を表していたように見えた。

■視聴方法(予定)
5月1日(日・日本時間)
午前5時30分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN35計量結果

<バンタム級/5分5R>
ロブ・フォント: 138.5ポンド(62.82キロ)
マルロン・ヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジェイク・コリアー265 ポンド(120.2キロ)
アンドレイ・オルロフスキー: 246ポンド(111.58キロ)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ジョアンデウソン・ブリト: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン: 155.5ポンド(70.53キロ)
グラント・ドーソン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス: 145.5ポンド(66.0キロ)
トリスタン・コネリー: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート: 185ポンド(83.91キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 186ポンド(84.37キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ: 239.5ポンド(108.63キロ)
チェイス・シャーマン: 247ポンド(112.03キロ)

<フライ級/5分3R>
ダニエル・ダ・シウバ: 125ポンド(56.7キロ)
フランシスコ・フェイゲイレド: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ユアン・リネス: 169ポンド(76.66キロ)
ゲイブ・グリーン: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・ブリーデン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ナタン・レヴィ: 155ポンド(70.31キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジナ・マザニー: 126ポンド(57.15キロ)
シェイナ・ヤング125.5ポンド(56.92キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125.5ポンド(56.92キロ)
カーロス・キャンデラリオ: 126ポンド(57.15キロ)

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【UFC ESPN35】世界と戦う日本人(08)平良達郎─後編─「自分はあります──けど、一回やってみないと」

【写真】ついに夢が現実になる。どのような現実が平良に待っているか (C)MMAPLANET

30日(土・現地時間)──ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN35「Font vs Vera」でカーロス・キャンデラリオとUFCデビュー戦を戦う平良達郎インタビュー後編。

フワフワしている。楽しみ。自信はある。緊張してきた。あらゆる感情が入り交ざってい平良にとって、UFCとはまさに夢にまで舞台である一方で、未知の領域でもある。1月から2月にかけてのエクストリーム・クートゥアーでの練習で、北米のレベルを知った平良は、夢が現実になる時直前の心境を吐露した。

2022年、春~世界に立ち向かうJ-MMAファイター特集~。第8弾─後編─、平良達郎の話に耳を傾けたい。

<平良達郎インタビューPart.01はコチラから>


──怜選手はプロデビューから1年で、常に「日本のフライ級のトップクラスと戦っても負けない」と口にしています。

「そう思います。パンクラスのベルトはすぐに取っちゃうんじゃないかなって」

──修斗だと取らせない?

「いや(苦笑)。それって、僕がチャンピオンだったらっていうことですか」

──ハイ。その通りです。

「それは取らせないですよ。戦うようなことがあっても、ベルトはあげないです。でも、相当に強いですよ。怜君と練習をしていると、僕も強くなれます。それぞれが自分のキャリアを積んでいって、将来的には……ひょっとすると、ぶつかるかもしれないです」

──怜選手に対して、そういう気持ちでいるのですね。

「同じ舞台に上がれば、可能性はあるじゃないですか。僕もパラエストラ柏のフライ級の選手と修斗で組まれそうなこともありましたし。だから今は別のところで戦っていますが、怜君がUFCで戦うようになれば戦うことはあるかもしれないです」

──なるほど。では、ここまでの仕上がり具合を教えてください。

「あと3週間になって、スタミナとか異常に上がっています。仕上がりも凄く良いです。ただ焦りもあって……練習とかも、雑になることがあります。そういう時は動きが良くないです。でもコンディションが良いので、これから3週間もっと突き詰めることができると思います」

──ZOOMの画面からですが、ラスベガスにいた時より生気が漲っているように見えます。

「そうですか!! 来週の日曜日からラスベガスに行くのですが、ちょっと不安です。前に行った時よりも暑くなっているでしょうし、あの乾燥はどうなっているのか……というのはあります」

──通常の現地入りより1週間早い。なぜ、この日程に決めたのでしょうか。

「エクストリーム・クートゥアーで練習させてもらった時に、最初の1週間の動きが悪かったからです。岡田さんとも話をして、試合の週の火曜日にベガスに入る予定はキツイなって。自分は1カ月ぐらいベガスにいようかと思っていたのですが、逆に減量しながらの練習になってケガが怖いのでそれはしなかったです。

ラスベガスだと仲が良いっていうまで人間関係は築けていないので(笑)。だからギリギリまで日本で鍛えて、2週間前に岡田さんと現地入りします。岡田さんに頼りつつ、残りの期間で仕上げていこうかと思っています」

──正直、これまでよりも不安要素が多いかと。

「(苦笑)。ちょっとフワフワしていて……不安といえば不安ですね。何を持っていこうかとか考えると。でも、ファイトウィークには松根さんも来てくれますし、そこまで不安もないです。それより楽しみな方が大きいですし。ラスベガスで戦えることに、ワクワクしています」

──そこで戦うキャンデラリオについて、どのような印象を持っていますか。

「どういう戦いをしてくるのか……。でもバケモノのような選手ではなくて、イメージでいうと気持ちの選手で、タフな選手だと思います。ただメチャクチャ凄い打撃や寝技を持っているわけではない。コンテンダーシリーズの試合では自分から試合を創りにいっていたので、受けに回らないようにしないとなっていうのは感じました。けど、UFCの本戦でああいう風に戦ってくるのか。そんな感じです」

──自信のほどを聞かせてください。

「自分はあります──けど、一回やってみないと自分の立ち位置が分からないというか……。とりあえず安心したいです。フィニッシュして、勝って……。UFCで戦っていける力があることを見せたいです。清水(清隆)さん、福田(龍彌)に勝って来たことを自信にしたいです。勝機……VJTで戦った選手は、正直あまり強くなかったじゃないですか。映像を見るだけじゃレベルが分からない。それはラスベガスに行って気づきました。こんなに強いのかという選手も多かったです。だから、試合が始まるまでどういう試合展開になるのか分からないです、今は。でも、自信はあります」

──平良スゲェという声の裏で、まだ分からないという声も以前から聞こえていたと思います。このチャンスにダイブしないと、何のためにMMAをしているのか分からないですしね。高嶺の花と思っていて女性に誘われて、『僕にはまだ早いです』なんて言ってられないですよ。

「もう完璧な例えです(笑)。腕試しです。自分がどれだけできるのか、全てをぶつけるだけですし、そういう意味では楽しみでしかないです。でも、こうやってインタビューを受けていたら緊張してきたんですけど……」

──なぜ、ですか(笑)。

「……。でも本当に楽しみなんです。どのくらい掛かるかは僕も分からないですけど、ベルトを目指しているので。こんなところで、こけられないです。『平良、また進化したな』って思ってもらえる試合がしたいです」

■視聴方法(予定)
5月1日(日・日本時間)
午前5時30分~UFC FIGHT PASS

■ UFC ESPN35対戦カード

<バンタム級/5分5R>
ロブ・フォント(米国)
マルロン・ヴェラ(エクアドル)

<ヘビー級/5分3R>
ジェイク・コリアー(米国)
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ(米国)
ジョアンデウソン・ブリト(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン(米国)
グラント・ドーソン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
トリスタン・コネリー(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート(米国)
クリシュトフ・ヨッコ(ポーランド)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ(モルドバ)
チェイス・シャーマン(米国)

<フライ級/5分3R>
ダニエル・ダ・シウバ(ブラジル)
フランシスコ・フェイゲイレド(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ユアン・リネス(カナダ)
ゲイブ・グリーン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイク・ブリーデン(米国)
ナタン・レヴィ(イスラエル)

<女子フライ級/5分3R>
ジナ・マザニー(米国)
シェイナ・ヤング(米国)

<フライ級/5分3R>
平良達郎(日本)
カーロス・キャンデラリオ(米国)

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【UFC ESPN35】世界に立ち向かうJ-MMAファイター(08)平良達郎「試合に出せることが増えた」

【写真】沖縄にいると日焼けが目立った?!平良達郎 (C)MMAPLANET

30日(土・現地時間)──ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN35「Font vs Vera」で平良達郎が、カーロス・キャンデラリオとUFCデビュー戦を戦う。

佐藤天以来、実に3年振りに日本人男子ファイターのUFC新規契約となった平良は2月中旬までのラスベガス修行を終え、大会2週間前まで沖縄で調整を行っていた。この間、岡田遼の修斗世界バンタム級王座決定戦が行われた残後で千葉や東京で1週間のトレーニングをしてきた平良にUFC契約以後の日本での練習について尋ねた。

2022年、春~世界に立ち向かうJ-MMAファイター特集~。第8弾はUFC初陣を目前に控えた平良達郎に話を訊いた。


──今は、どちらですか(※取材は4月8日に行われた)。

「沖縄の自分の家です。岡田(遼)さんの試合の時に東京に行って、1週間ほど練習していました。岡田さんの試合の翌々日まで練習して、沖縄に戻ってきています」

──岡田選手はまるで「あとは皆に任せた」とばかりの表情を試合後に見せて、素晴らしい幕引きに見えました。

「いや、幕引きはしていないんじゃないですか(苦笑)」

──でも「ガンバレ」とは無責任に言えないですし。

「自分は何もいえないです。岡田さんが決めることですし……ただ、ショックでした。やっぱりずっとラスベガスで一緒にいて、勝ってほしいという気持ちは人一倍持っていましたから」

──そのラスベガスから帰国した時は、まだホテルでの隔離措置があったはずですが、隔離が終わると千葉で練習することなく沖縄に戻られたのですか。

「すぐに戻りました。沖縄に戻りたかったです……。松根さんに会いたかったですし」

──師匠の松根さんとはUFCとの契約が成ってから、初めて会ったかと思います。お互いどのような雰囲気だったのでしょうか。

「松根さんはやったなぁという感じではなく、『取り敢えずケガなくて帰国できて良かったよ』とまず言われて」

──UFCとの契約や初戦に関しては?

「『沖縄修斗があるから(※4月17日に開催された)、どうかなぁ?』って感じでした。本当に(笑)」

──松根さんは自分には『沖縄修斗が達郎の試合の2週間前で良かったですぅ』と言っていました。

「アハハハ。そうなんですよ。ギリギリのタイミングで良かったです」

──とはいえ米国に挑戦するために米国を知ろうとベガスへってきました。そしてUFC前に沖縄で練習する。そこについては、どのように考えられているのでしょうか。ラスベガスだとUFC PIで何から何まで用意してもらえると聞きました。

「沖縄の方が体を追い込みやすいのは絶対なんです。練習後に自分の家に戻れて、自分の体をずっと診てきてくれた整骨院もあります。ただし、スパーリングに関してはサウスポーがいない。サウスポー・レスラーがいれば沖縄でも完璧です。

そうはいってもラスベガスで学んだことを沖縄で試して。習ったことは覚えていますし、携帯でメモもたくさん書いて戻ってきました。向うでできなかったこと……例えばレスリングではテイクダウンの幅、ディフェンスもそうですし、デキなかった動きができてきました。試合に出せることが増えたと思います」

──ベガスで将来的に強くなることを想定した練習をしていた。そこで試合が決まった。向うから持ち帰ったことと試合用の練習と、これまでにない二通りの練習で混乱しなかったでしょうか。

「同時進行というか、それが使えないとUFCでは勝てないわけですし。同時に対策と息上げのトレーニングが増えていますし。松根さんは最初だし、極力リスクを減らす方向で考えていてくれていて、そこに自分の考えたことを加えていく。そんな感じで対策をしています」

──では最初の話に戻るのですが、岡田選手の試合がなければ千葉や東京で練習することはなかったわけですか。

「岡田さんの試合がなければ、沖縄だけでやっていたかもしれないです」

──でもレスラーとの練習が必要なら、鶴屋怜選手が千葉にはいますが。

「岡田さんの試合があるのは、もう決まっていたことなので。だから千葉で練習するつもりでしたし。1日だけですけどEXFIGHTでも練習させてもらって。練習をしたことがない人とやるのは、やっぱり新鮮した。それに疲れます(笑)。

倫也さん、パトリックさんを始め、僕はあんまり名前が分からないのですが、色々な選手と凄く良い練習ができました。MMAとグラップリングの練習が主体でしたけど、パトリック選手はマスでも左ボディとか巧かったです。あと弟のメイソン選手もいて、サウスポーで蹴りとか万遍なく使うので、やり辛い打撃を使っていました」

──1週間の東京と千葉での練習も役立ったと。

「そうですね。やっぱり怜君は相当に強いので。色々と自分が習うことが多いです。僕と怜君だと相四つになるので、シングルとかどうやったら切るのかと──そんな感じで教わってきました。

怜君との練習はキャンデラリオ対策にもなっています。ただ、僕との試合では打撃で来るのかなとも思っています。僕的には正直、混ぜられた方が嫌です。なので色々と想定していて、怜君との練習は勉強になりました」

──3勝0敗、19歳の鶴屋怜選手は相当に強いのですね。

「まだ3戦ですか!! いや、めちゃくちゃ強いです。極められることもありますし、スクランブルが凄く強い。テイクダウンも切れたと思っても、押し込む力があって。バランスが良くて、体の使い方が巧いので凄く相手が疲れる戦い方ができると思います」

<この項、続く>

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