カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFN UFN228 ダニエル・アルゲータ

【UFN228】カウンター&テイクダウンがハマッたジョンズ。アルゲータをユナニマスで下す

<バンタム級/5分3R>
マイルス・ジョンズ(米国)
Def.30-27.30-27.29-28.
ダニエル・アルゲータ(米国)

サウスポーのアルゲータに対し、アルゲータが低い体勢で距離を詰める。アルゲータの蹴りにジョンズが右を合わせた。アルゲータは低空シングルレッグからドライブし、ボディロックで押し込んでいく。左に揺さぶりマットに手を着かせたアルゲータは、立ち上がるジョンズのバックに乗ってRNCへ。スタンドのままバックマウントをキープするアルゲータが、左腕を首に巻きつけて後方に倒れた。しかし耐えたジョンズが反転して立ち上がる。

スタンドに戻ると、アルゲータがインから左を突き刺す。ジョンズも左拳を押し付けてから右を振るう。組んだアルゲータがボディロックで切り返されるも、ジョンズの首を抱えて引き込んだ。ジョンズが首を抜いて立ち上がった。残り30秒で互いにパンチを振るい合うも、決定的なパンチはなかった。

2R、アルゲータが距離を詰める。右でジョンズのアゴを跳ね上げたが、ジョンズが組みついた。1Rと同様ギロチンで抱えて引き込んがアルゲータだが、極めることはできない。クラッチを解いたアルゲータが右腕を差し上げてハーフネルソンからリバーサルを狙う。しかし頭を抜いたジョンズがパウンドを連打。アルゲータが立ち上がり、正対して左ヒザを突き上げた。離れたジョンズを追うアルゲータに、ジョンズが右のカウンターを浴びせる。

アルゲータは右ロー、パンチからテイクダウンへ。またもバックを狙うも、ここはジョンズがディフェンスして離れる。ケージ中央では左→右、右→左のコンビネーションを見せるジョンズだが、アルゲータにシングルレッグで組まれた。アルゲータもギロチンで捕えられてしまうが、ジョンズのクラッチを切ってケージに押し込む。ヒザを打ち込んで離れたアルゲータの顔面に、ジョンズの左フックがヒットする。残り20秒でジョンズのパンチを受けたアルゲータがグラつく。距離を詰めたアルゲータにシングルレッグで組みついたジョンズだが、アルゲータも押し返した。

最終回、アルゲータもガードを固めて低い体勢から飛び込む。そこにジョンズが左右連打を合わせた。スタンスを大きく構え、飛び込んでくるアルゲータにパンチを合わせる作戦に切り替えたか。ジョンズの右インローでアルゲータの右足が流れる。アルゲータもジョンズの右フックにインから左ストレートを合わせる。ジョンズがサークリングしながら左フックのカウンターを当てると、アルゲータがマットに手を着いた。アルゲータはすぐに立ち上がって、ジョンズを追い続ける。

右フックを振ってからシングルレッグで入ったジョンズだが、アルゲータがスプロールからクルスフィックスへ。ジョンズが前に振り落とすとアルゲータは腕十字を狙ったが、ここはジョンズが立ち上がった。スタンドに戻ると再びシングルレッグで入るジョンズ。アルゲータは左腕でジョンズの首を抱える。ジョンズが頭を入れ替えると、今度は右腕で捕えた。ジョンズは背中を着かせるも、アルゲータに首を抱えられたままだ。アルゲータが絞り上げていくとジョンズが頭を抜いた。アルゲータはスクランブルへ。しかしジョンズがガブって立ち上がり、距離を取って試合終了のホーンを待った。

ジャッジ2名がフルマークをつける裁定で、ジョンズのユナニマスの勝利を収めた。


The post 【UFN228】カウンター&テイクダウンがハマッたジョンズ。アルゲータをユナニマスで下す first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
AJ・フレッチャー MMA MMAPLANET o ROAD FC UFC UFN UFN228   アンドレ・フィアーリョ キック クレベル・コイケ ゲイリー・トノン シャルル・ジョーダン ジェイリン・ターナー ジャスティン・ゲイジー ダニエル・アルゲータ ダン・イゲ ティム・ミーンズ ハナ・ゴールディ ブライアン・バトル ブライス・ミッチェル ベニール・ダリューシュ ボクシング マテウス・ガムロ マンスール・ベルナウイ ミッシェレ・ウォーターソン モハメド・ウスマン ライカ ラファエル・フィジエフ ルンピニー 魅津希

【UFN228】展望──世界最高峰の異種格闘技戦。打=ラファエル・フィジエフ✖組=マテウス・ガムロ

【写真】UFCで戦うストライカー、そしてグラップラーがどういうストライカーであり、グラップラーなのか堪能して震えたい (C) Zuffa/UFC

23日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC ApexにてUFN228:UFN on ESPN+86「Fiziev vs Gamrot」が行われる。
Text by Isamu Horiuchi

その名称の通り、本大会のメインはライト級6位のラファエル・フィジエフと7位のマテウス・ガムロによるサバイバル戦だ。


フィジエフはカザフスタン生まれで、育ちはキルギス。現在は父親の地であるアゼルバイジャン国籍を有すストライカーだ。そのキルギスで11歳の頃からはじめたムエタイで国際的な活躍を見せ、2017年にはバンコクのムエタイエクストリーム大会にて、当時ルンピニースタジアムスーパーウェルター級王座を返上したばかりのヨドパヤック・シッソンピーノンからKO勝利を収めるなどの実績を挙げている。

同時に韓国のRoad FCなどMMAでも活躍し、プロ5戦全勝の戦績をもって2019年からUFC参戦。初戦は敗れたもののその後連勝を重ね、昨年9月には元ライト級王者のハファエル・ドス・アンジョスと5R戦で対決、最終Rに左フックをスマッシュヒットさせてKO勝利を挙げた。

続いて今年3月には当時ランキング3位のジャスティン・ゲイジーと3R戦で激突。事前の期待を裏切らないMMA最高レベルの打撃戦にて序盤は互角以上に渡り合ったものの、最終Rに失速してジャブやアッパーを被弾、0-2で惜敗している。

対するガムロはポーランド出身のグラップラー。10歳の頃に始めたレスリングではポーランドのジュニアナショナルチームの一員として国際的に活躍し、2012年にMMAデビュー。2016年5月にはフランスの寝技師マンスール・ベルナウイを倒してプロ11戦無敗のままKSWライト級王座に就いた。

(C)KSW

2018年12月にはクレベル・コイケとのフェザー級王座決定戦に臨み、クレベルの下からの仕掛けを完封して判定勝利して二冠王に輝いている。

ちなみにグラップリングにおいてもADCCヨーロッパ大会では複数回優勝を果たし、2019年にはADCC世界大会にも出場するも、初戦で3位入賞したゲイリー・トノンにチョークで敗れている。

KSWでノーマン・パークとの因縁に蹴りをつけ、コロナ禍の2020年10月からUFCに参戦開始。フィジエフと初戦は惜敗したもののその後連勝を重ねてランキング入りし、昨年10月の6位のベニール・ダリューシュ戦に臨んだ。1Rはポジションが目まぐるしく入れ替わるハイレベルグラップリング戦にて優位に立ったガムロだが、2Rから戦法を変えたダリーシュにテイクダウンを切られ、3Rに左ストレートでダウンを奪われ判定0-3で敗れた。

ガムロはその後、今年3月には僅か10日前のオファーを受けてランキング10位のジェイリン・ターナー戦に望んだ。ライト級屈指の長身ストライカーの繰り出す打撃を捌いてテイクダウンを何度も決め、2-1と判定は割れはしたもの実質完勝した。

現在ちょうど似たような立場にある──ともにランキングを上げてきたところで、上位勢の壁に跳ね返されてからの復活を狙う──両者の対決のきっかけは、実はSNS上で生まれている。5月末にフィジエフがツイッター(現X)上にて「8月に俺のダンスパートナーになるやつはいないか?」と英語で投稿したところ、それに真っ先に反応して「9月に5Rでやろう」と書いたのがガムロだったのだ。

フィジエフも早速応じて「9月でもいいぞ、兄弟よ。でも俺は3Rで疲れてしまうんだ。なぜ5Rを望む? 俺たちは友人だろ?」とユーモアある返答を返す。そこでガムロは「俺たち2人はメインイベント(=5R制)に出る資格があるし、ファンも25分間テクニカルヴァイオレンスを楽しむ資格があるじゃないか」と返し、熱心なファンたちが喜ぶ中で両者の対戦の機運が盛り上がり、実現に至ったのだ。

中央アジアと東欧出身の両者が、SNSで互いに母国語ではない英語を用いて対戦の契機を作ってしまうところに、21世紀のMMAの現実がある。ちなみにフィジエフの投稿に対して、実は以前フィジエフに敗れたヘナート・モイカノも「ぜひリマッチをやりたい」と反応をしたのだが、フィジエフがこちらに興味を示すことはなかった……。

そんな両者の対決は、誰もが考えるように典型的な「ストライカー対グラップラー」の構図となるのか。つまり、重心が低く腰の重いストライカー、フィジエフの強烈な打撃をガムロがいかにかいくぐってテイクダウンに入るか、逆に強力なレスリング系グラップラー、ガムロの多彩かつ執拗なテイクダウンをフィジエフがいかに凌いでスタンド戦に持ち込むかが鍵となる。

実際フィジエフも「この試合で、ガムロのようなエリートレスラーのテイクダウンを自分が止められるのかどうか、ぜひ知りたいと思う。今回のキャンプの焦点もそこに置いたよ。さらに、もし100回倒されても、101回立ち上がることをテーマとしてやってきたよ」と、──よく考えると立ち上がる回数は1回余計に多いのだが──力強いコメントをしている。

その際特に注目したいのは、フィジエフの蹴りの使い方だ。卓越したスピードを活かし左右からの強力な打撃を繰り出すフィジエフだが、特にオーソドックスからの右足の蹴りはミドル、ハイ、前蹴りとどれも抜群のキレを誇り予測が困難だ。これを警戒してガードが下がり気味となった相手に放つ左フックの威力は凄まじく、モイカノやドス・アンジョスを1発で沈めている。

前回のターナー戦では蹴りのタイミングを見切ってのテイクダウンを見事に決めたガムロ。パンチからテイクダウンにつなげる動きも得意としており、「フィジエフとの打撃の交換も恐れない」と自信をのぞかせている。

グラップリングMMAから、KSW後期にはジャブを多用するタッチキックボクシング的なMMAにスタイルチェンジをし、UFCでは原点回帰といえるグラップル勝負に戻ったガムロは、組むと見せて間合いを外す術も有している。とはいえ、フィジエフの蹴りはこれまで戦ってきたどの相手によりもはるかに速く鋭く強烈だ。そんなフィジエフの蹴りにいかに対処するのか、着目したい。

もう一つのポイントは、上述のSNSでのやりとりでも触れられていた通りフィジエフのスタミナだ。瞬発系ストライカーのフィジエフは、はじめての5R戦となったドス・アンジョス戦では4Rに動きが落ち、それまでは許さなかったテイクダウンを取られる場面があった。

5R早々に凄まじい爆発力を発揮して圧巻のKO勝利を収めたものの、もし最終R中盤まで試合がもつれ込んだ時、同じ動きができたかは分からない。そして前戦でのゲイジー戦でも、フィジエフは最終3Rに失速。それまでもらわなかったパンチを被弾し、最後は焦って前に出て強引に振った左フックをゲイジーに見切られてテイクダウンを許したことで、──実際にはきわめて接戦だったものの──「完敗」という印象を大きくしてしまった。

対するガムロはスタミナに絶対の自信を持ち、そのテイクダウン力は試合後半においても簡単には落ちないと見ていいだろう。切られても執拗に手を変え、品を変えテイクダウンを試み、組み伏せるのがその真骨頂だ。試合が長引いてフィジエフのスピードが落ちてくれば、それだけガムロが自分の得意なフィールド=グラウンドに試合を持ち込むチャンスは大きくなる。

また、フィジエフが蹴りを警戒させてのパンチを得意とするように、ガムロもテイクダウンを警戒させての強烈な右の一撃を持っている。

もっともフィジエフもそのへんは百も承知のはず。「前回のゲイジー戦では、自分の感情をコントロールすることを学んだよ。あの試合では、ファンをもっと沸かせたいという気持ちに任せて戦ってしまった」と語るフィジエフは、より冷静かつ計算づくに、そしてスタミナにも留意してガムロを攻略しにかかることだろう。

極上のストライカーとグラップラーの両者によるMMAならではの──最高峰のせめぎ合いを堪能したい。

■視聴方法(予定)
9月24日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFN228対戦カード

<ライト級/5分3R>
ラファエル・フィジエフ(アゼルバイジャン)
マテウス・ガムロ(ポーランド)

<フェザー級/5分3R>
ブライス・ミッチェル(米国)
ダン・イゲ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・ロドリゲス(ブラジル)
ミッシェレ・ウォーターソン・ゴメス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ブライアン・バトル(米国)
AJ・フレッチャー(米国)

<フェザー級/5分3R>
シャルル・ジョーダン(カナダ)
ヒカルド・ラモス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
マイルス・ジョンズ(米国)
ダニエル・アルゲータ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ティム・ミーンズ(米国)
アンドレ・フィアーリョ(ポルトガル)

<ミドル級/5分3R>
ジェイコブ・マルクーン(豪州)
コディ・ブランデージ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジェイク・コレアー(米国)
モハメド・ウスマン(ナイジェリア)

<女子ストロー級/5分3R>
井上魅津希(日本)
ハナ・ゴールディ(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
モンセラート・レンドン(メキシコ)
タミレス・ヴィダウ(ブラジル)

The post 【UFN228】展望──世界最高峰の異種格闘技戦。打=ラファエル・フィジエフ✖組=マテウス・ガムロ first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFN217 アブドゥル・ラザク アラン・ナシメント ウマル・ヌルマゴメドフ エイドリアン・ヤネツ カーロス・ヘルナンデス クリス・グティエレス ケトレン・ヴィエイラ シャーウス・オリヴェイラ ショーン・ストリックランド ジミー・フリック ジャビッド・バシャラット ダニエル・アルゲータ ダン・イゲ トニー・グレーブリー ナソーディン・イマボフ ハオーニ・バルセロス マテウス・メンドンサ ロマン・コピロフ 武術空手

【UFN217】戦禍が生んだ精神的な強さ。常に冷静沈着、ジャビッド・バシャラット「生き残る意志」

【写真】(C)MMAPLANET

14日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN217:UFN on ESPN+75「Stricklandr vs Imavov」でジャビッド・バシャラットが通算14連勝、オクタゴン3連勝を賭けて──10勝0敗、今大会がUFCデビュー戦となるマテウス・メンドンサと戦う。

内戦状態のアフガニスタンから、パキスタン経由で英国に逃れた過去を持つバシャラットは高いフィニッシュ力を誇りながら、フィニッシュに走らないファイターだ。血で血を洗う母国の歴史が創り上げた──生き残るためのメンタルがDNAに存在し、日頃のトレーニングから気持ちの強さを養っている。

アグレッシブであることが気持ちが強いわけではない。常に自分を律し落ち着き払って戦う姿勢こそ、バシャラットの最大の強味だ。


──マテウス・メンドンサ戦が迫ってきました(※インタビューは現地時間の10日に行われた)。今の体調はいかがですか。

「調子は良いよ。今は最後の減量に向けて、たくさん水分を摂ってウォーターローリング中だよ。全てにおいて問題ないよ」

──昨年9月にインタビューをさせていただいた時、ジャビッド自身だけでなく弟のファリドに関しても、試合に向けてのメンタルの創り方を話してくれて凄く印象深かったです。

「あぁ、覚えているよ」

──あの直後のファイトで、ジャビッドはトニー・グレーブリーと頭がぶつかり、相当な出血があったにも関わらず顔色一つ変えずに、やるべきことをやり抜きました。

「クレイジーな経験だったよ。でも皆は僕の考え方が分かっていない。僕は皆のようにフィニッシュしようと自分にプレッシャーを掛けることが嫌いなんだ。カットしようが2Rも3Rもやるべきことをやるだけで。そういう風でいられるほうが心が強いと思わないんだよ、誰も。

練習ではあんな風に頭が当たりカットして、そのまま動き続けることはない。そこで練習は終わる。ただし、ファイトは違う。戦い続けないといけない。だから、そういうシナリオも用意していないといけないんだ。ああいうことが起こった時にいかに平静を保っていられるか。その部分は普段から準備してきた」

──焦ることはなかったですか。

「ないよ。これ以上、傷を深くしないようにはどうすれば良いのかを考えた。あそこから戦い方を少し変えた。それが戦いには必要なんだ。カットすることもあるし、拳を折ることもある。そういう時にアジャストする力が求められる。そのためには気持ちを強く保つことが最も重要だ。それだけだよ。カットが深かったし、頭は何度も当たった。もう当たらないように、構えを変える必要があった。また頭が当たっても、傷と同じ個所にぶつからないようにするためにね。焦りはないし、チームもしっかりと状況を把握していたよ」

──日本の武術空手のマスターが、「どれだけ高い技術に対しても技で対抗できるが、こういう精神の持ち主には技術では崩せない」と言っていました。

「そう言ってもらえると、有難いよ。その通りなんだ。『スキルより強い意志を持てるようになれ』とモハメド・アリも言っているようにね。僕はこの言葉が好きなんだ。あれだけの技術の持ち主が、そういう風に思っていたんだよ。

ファリドも同じだよ。実は前回の試合、弟は2週間前にエルボーをケガをしていたんだ。それでも試合を戦い、強い気持ちを保ち続けた。メンタルの強さ、ここが一番大切なんだよ」

──空手マスターとはジャビッドたちの強さは、領土を奪い合って来た欧州やユーラシアの民族だからこそ。強い意志を持って戦うDNAはフィジカルだけでなくメンタルに備わっているという話になりました。

「100パーセント同意するよ。我々には生き残るという意志がDNAに刻まれている。強い精神力は気持ちから創られる。脳みそが創るわけじゃないんだ。アフガニスタンで生まれ育った僕は家族や友人が戦闘に巻き込まれないという選択がなかった。逃げるか、反撃するか。戦うか、死ぬか。いつもそんな環境にいた」

──そのサバイブするために戦うというDNAはジャビッドをアグレッシブにさせるのではなくて、落ち着かせている。そこがまたすさまじいと思いました。試合中も、本当に落ち着き払っています。

「ファンは我を忘れて、ひたすら殴り合うようなファイトを望んでいる。選手も同じだ。考え無しに攻撃することがある。でも、僕はそれがどういうことになるか既に知っていた。どの試合ももの凄くシリアスに捉えている。だから、落ち着いて戦うことができるんだ。そういう風に戦えるように、トレーニング中からメンタルを鍛えている。落ち着いて戦えるように」

(C)Zuffa/UFC

──では今回、UFCデビュー戦となるメンドンサとの試合になりました。

前回の試合で勝って上位ランカーと戦いたいと言っていましたが、真逆の立ち位置となるファイトです。

「エイドリアン・ヤネツ、クリス・グティエレス、トップ15と戦いたいかった。そういう試合は実現しなかったけど、ラマダーンが来るまで最低でももう1試合戦いたいから、今回の試合を受けた。そして3月の終わりにラマダーンが始まるまでにもう1試合、ここで勝って次はトップ15と絶対に戦いたい。

ただ意味のない試合なんて存在しない。対戦相手は10勝0敗だ。そんな相手と戦うのはチャレンジングだよ。UFC初戦だろうが、彼のスキルをリスペクトしている。なんせ、無敗なんだ。シュートボクセという偉大なチームで、シャーウス・オリヴェイラらとも練習している。良いファイターに決まっているよ。次はトップ15と戦うために、僕は彼との試合を受けたんだ」

──アグレッシブなウェルラウンダーで、攻める意識が強い選手で殴られても殴るという戦いが、過去の試合映像では多かったです。

「そういう相手と戦うと皆は危ないと言うけど、僕は動くから彼に捕まることはない。ジャブを使って、強引に入って来るならカウンターで迎撃する。まぁ典型的なブラジルの若いファイターでワイルド過ぎる嫌いがある。対して僕はクリーンで、高い安定感を誇っている。来るなら捕まえるよ。いくつかのパターンを用意しているから、どれかを当てはめる。ところで、君はどういう試合になると思う?

──正解を狙いにいくと、ジャビッドは1Rメンドンサを動かして疲れさせる。そして2Rと3Rにドミネイトするのではないかと予想します。

「なるほどね。アハハハ。その通りだ。でも、僕ら2人の秘密だからね」

■視聴方法(予定)
12月18日(日・日本時間)
午前6 時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN217計量結果

<ミドル級/5分5R>
ショーン・ストリックランド: 204ポンド(92.53キロ)
ナソーディン・イマボフ: 194ポンド(87.99キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダン・イゲ: 145.5ポンド(66.0キロ)
デイモン・ジャクソン: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ミドル級/5分3R>
プナヘラ・ソリアーノ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ロマン・コピロフ: 185ポンド(83.91キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ケトレン・ヴィエイラ: 136ポンド(61.69キロ)
ラケル・ペニントン: 135.5ポンド(61.46キロ)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ: 135ポンド(61.24キロ)
ハオーニ・バルセロス: 135ポンド(61.24キロ)

<ミドル級/5分3R>
アブドゥル・ラザク: 185.5ポンド(84.14キロ)
クラウジオ・ヒベイロ: 183ポンド(83.00キロ)

<ライト級/5分3R>
マテウス・レンベツキ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ニック・フィオーリ: 155ポンド(70.31キロ)

<バンタム級/5分3R>
マテウス・メンドンサ: 134.5ポンド(61.0キロ)
ジャビッド・バシャラット: 136ポンド(61.69キロ)

<フライ級/5分3R>
アラン・ナシメント: 125.5ポンド(56.92キロ)
カーロス・ヘルナンデス: 125ポンド(56.7キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダニエル・アルゲータ: 146ポンド(66.22キロ)
ニック・アギーレ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<フライ級/5分3R>
ジミー・フリック: 126ポンド(57.15キロ)
チャールス・ジョンソン: 126ポンド(57.15キロ)

The post 【UFN217】戦禍が生んだ精神的な強さ。常に冷静沈着、ジャビッド・バシャラット「生き残る意志」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
LFA MMA MMAPLANET o UFC UFN217 アブドゥル・ラザク アラン・ナシメント ウマル・ヌルマゴメドフ カーロス・ヘルナンデス キック ケトレン・ヴィエイラ コンバット柔術 ゴードン・ライアン ショーン・ストリックランド ジミー・フリック ジャビッド・バシャラット ダニエル・アルゲータ ダン・イゲ デイヴィソン・フィゲイレド デミアン・マイア ナソーディン・イマボフ ハオーニ・バルセロス ブラジリアン柔術 プリシーラ・カショエイラ マテウス・メンドンサ マンド・グティエレス ライカ ロマン・コピロフ

【UFN217】燃え尽き症候群からの復活。組み技でエンタメするフリック「カビブ・マイア・ミックス!!」

【写真】1年以上体を動かさなかった影響はあるのか。それともエンタメ・グラップリングは健在か(C)MMAPLANET

14日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN217:UFN on ESPN+75「Stricklandr vs Imavov」でジミー・フリックスが、2年1カ月振りにカムバックする。

(C)LFA

2020年7月、コロナ禍から最スタートを切ったLFAで、見事な流れのなかで肩固めを極めてフライ級王者となったフリックは、9月のコンテンダーシリーズでも肩固めを極めてUFCとの契約を勝ち取った

そして、オクタゴン初陣となったコディー・ダーデン戦では左ハイをキャッチされ、そのまま跳びつき三角を極めた。グラップリングでエンタメできるフリックだが、なんと2戦目が決まっていながら、突然の引退を発表してMMAを去った。

あれから1年7カ月、ついに戦いの場に戻ってきたフリックをインタビュー。突然の引退と復帰の理由、そして独特のグラップリングについて尋ねた。


(C)Zuffa/UFC

──昨年4月、5月に試合が決まっていながら引退発言をしてUFCから去ったジミーが、今回カムバックしたことが非常に嬉しいです。

あのLFAフライ級のベルトを賭けて戦ったマンド・グティエレス戦、コンテンダーシリーズのネイト・スミス戦、そしてUFC初陣となったコディー・ダーデン戦の素晴らしい極めがまた見られるのかと思うと。そもそも、なぜジミーは引退を決意したのでしょうか。

「今も説明することは難しいんだけど、自分の人生を見つめ直すと戦う情熱を失ってしまったんだよ。ずっと以前に結婚して、10歳と5歳の子供もいる。フルタイムジョブに就きながらフルタイム・ファイターのように練習していた。ちょっと、その状況に疲れてしまって、このスポーツからフェイドアウトしたいと思うようになったんだ。

もうジムでのトレーニングもこりごり、練習もしたくなくなった。そして家族と同じ時間を過ごしたいと考えるようになったんだ。引退したことは全く後悔していないし、1年8カ月経ってまた戻ってきたということだよ」

──UFCファイターになろうとしている日本人選手たちは、UFCと契約するとファイトマネーとスポンサーマネーで生活ができるようになると思って懸命に練習しているので、それはショッキングな話です。

「例えばだよ、今週の土曜日の試合で負けたりしたら、税金や諸々を引かれて僕が手にできるのは6000ドルだ。たったそれだけなんだ。妻と子供がいて、数カ月に1度の試合でこれだけの収入ではとてもやっていけない。

UFCデビュー戦では5万ドルのボーナスも手にしたけど、それでもフルタイムジョブが必要だった。MMAに専念しようにも、家族がいるからそれは無理な話だよ。だから、このスポーツへのパッションを失ったんだ」

──この間、趣味としても練習をすることはなかったのですか。

「ノー、ランニングすらしなかったよ。全てを辞めたんだ。17歳から15年近くずっとやってきて、休むことが必要だと思っていた。18歳でMMAを始めて、アマチュアで7勝0敗。プロでは16勝5敗、キックとムエタイ、それにグラップリングも戦ってきた。やりたいことをやってきた結果だし、ずっと戦ってきたことも1度リタイアしたことも何も悔いはない」

──MMAは引退しても、柔術を続ける。そういう感じの選手は日本にも多いですが、全く格闘技を断ち切ってしまったのですね。

「いずれは柔術をやろうとか考えるようになったかもしれないけど、引退を決めた時は、何もやる気はなかったよ。柔術もしたくなかった」

──また戦いたいと思ったのは?

「去年の7月かな。ドラッグテストにパスして、UFCに戻って来ることにしたんだ。5週間前に仕事も辞めた。スポンサーマネーで生活が保障されるようになったから、フルタイム・ファイターとして今はやっていける。人生を変えることができたんだ。

凄くハッピーだし、今も僕がフライ級でベストの1人だと証明したい。パッションを取り戻したいし、UFCが戻ることに合意してくれて嬉しかったよ。今回の試合では、父がコーナーに就くんだ。5年振りだよ、父がコーナーにいるのは。色々なことが、また元通りになってきた。

フライ級は過去最高に盛り上がっている。このタイミングでカムバックできたのも幸運だ。僕の試合の1週間後には世界タイトル戦、デイヴィソン・フィゲイレドとブランド・モレノ04がある。この場で戦っていること、自分の力を皆に披露できることに胸が躍る気分だよ」

──今も寝技には厳しい目があるなかで、ジミーのレスリング&柔術=グラップリングはエンターテイメントファイトになるものでした。その再現は可能でしょうか。

「僕は自分のスタイルをカビブ&マイア・ミックスと呼んでいる。カビブのレスリングでグラウンドに持ち込み、デミアン・マイアの柔術で仕留める。それがジミー・ブリック・フリックスのグラップリングだ。土曜日の夜には、しっかりと僕の戦いを皆に見てもらうよ」

──ジミーは柔術とレスリング、どちらがベースだったのですか。

「3歳の時にレスリングを始めた。17歳までレスリング漬けだった。5度の州ランナーアップ、ナショナル、それにワールドでも戦ってきた。世界中でレッスルした。それからブラジリアン柔術を習い、2012年に黒帯になった。僕のようにレスリングと柔術を使いこなす選手は他にいないよ」

──グラップラーとして、ADCCワールズでライアン・ゴードン、ルオトロ兄弟が魅せるグラップリングで組み技競技の新しい見方を示しました。米国のファンのグラップリングに対する見方は変わって来ると思いますか。

「そう願っているよ。でも、僕は日本で戦いたいと思っている。僕は寝技の選手だし、そういう試合をするうえで最高のファンは日本のファンだと知っているから。グラウンドの攻防を固唾を飲んで見守ってくれるのは、日本のファンだけだ。僕が試合をするのに、最も適しているのは日本だよ。

ただ米国のファンもプログラップリングのショーが増え、UFC FIGHT PASSで視聴できるようになったから変わってはきているよ。僕もオープンハンドのスラップリングが認められたグラップリングの試合に出てみたい」

──おおコンバット柔術ですか。

「そう、コンバット柔術だ。エディ・ブラボーは僕にとって最高の戦いの場を作ってくれたよ。絶対にコンバット柔術を戦うよ。できれば、自分より重い相手と戦って、自分の柔術を試してみたいんだ。サブオンリーだと、30ポンドや40ポンド重い相手でも構わない。さすがに200ポンドの相手戦うようなオールドスクールのやり方は難しいだろう。それでも、少しでも大きな相手をぶっ壊す。そんな戦いにチャレンジしたいんだ。

コンバット柔術なら、自分の階級で戦いたい。グラップリングならゴードン・ライアンでも構わない。自分の柔術がどれだけのモノが試すんだ。柔術が好きでたまらないから」

──もちろん、今はチャールス・ジョンソンに集中しないといけないです。

「コンテンダーシリーズ、UFCのデビュー戦で見せたような試合をチャールス・ジョンソンを相手に再現したい。と同時に打撃の上手い彼を相手に、僕の立ち技を見せたい。誰も僕の打撃を軽視させないようにするために。とにかく相手の心を折る。そういう戦いにするつもりだ」

──カビブ・マイア・ミックスを実行するなら、ジョンソンが得意にする首相撲やヒザ蹴りには要注意が必要ですね。

「経験豊かなストライカーだからね。でも考え過ぎずに、テイクダウンを狙う前に打撃で突破口を開こうかと考えている。そして打撃と組み技も混ぜて戦い、僕のMMAファイターとしての能力を皆に見てほしいと思っている」

──ジミー、今日はありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「まずインタビューをしてくれてありがとう。そして日本ファン、グラップリングを愛する皆、ジミー・ブリックス・フリックに注目してほしい。ブラジリアン柔術黒帯の僕は、16の勝利のうち一本勝ちは14回だ。アマ7戦は、全ての相手をサブミットしてきた。6試合が初回だった。フライング・トライアングル、腕十字、肩固め、全ての位置で柔術を使って戦うから、しっかりと僕の試合を見てほしい」

■視聴方法(予定)
1月15日(日・日本時間)
午前6 時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN217対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ショーン・ストリックランド(米国)
ナソーディン・イマボフ(フランス)

<フェザー級/5分3R>
ダン・イゲ(米国)
デイモン・ジャクソン(米国)

<ミドル級/5分3R>
プナヘラ・ソリアーノ(米国)
ロマン・コピロフ(ロシア)

<女子バンタム級/5分3R>
ケトレン・ヴィエイラ(ブラジル)
ラケル・ペニントン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
ハオーニ・バルセロス(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
アブドゥル・ラザク(米国)
クラウジオ・ヒベイロ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マテウス・レンベツキ(ポーランド)
ニック・フィオーリ(米国)

<バンタム級/5分3R>
マテウス・メンドンサ(ブラジル)
ジャビッド・バシャラット(英国)

<フライ級/5分3R>
アラン・ナシメント(ブラジル)
カーロス・ヘルナンデス(米国)

<フェザー級/5分3R>
ダニエル・アルゲータ(米国)
ニック・アギーレ(米国)

<フライ級/5分3R>
ジミー・フリック(米国)
チャールス・ジョンソン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
プリシーラ・カショエイラ(ブラジル)
シジャラー・ユーバンクス(米国)

The post 【UFN217】燃え尽き症候群からの復活。組み技でエンタメするフリック「カビブ・マイア・ミックス!!」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
LFA LFA144 MMA MMAPLANET o ONE UAEW UFC   アスカル・アスカル クリスチャン・ナティヴィダッド ジエゴ・シウバ ジャレッド・レヴェル ダニエル・アルゲータ フアン・プエルタ ムイン・ガフロフ 堀内佑馬

【LFA144】計量終了 堀内✖プエルタは問題なし。バンタム級王座決定戦はガフロフ勝利のみ新王者誕生

【写真】シウバの体重オーバーで変則王座決定戦に(C)LFA

14日(金・現地時間)、サウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンで開催されるLFA144「Gafurov vs Silva」の計量が13日(木・同)に行われている。

日本から出場の堀内佑馬は、対戦相手のフアン・プエルタとともに計量をクリア。

堀内は仕切り直しの一戦かつUFCに向け大まくりが可能となる大切な戦いに挑む。


対して5月のブラジル大会でバンタム級王座とダニエル・アルゲータと争い敗れたジエゴ・シウバが、8月のアスカル・アスカル戦におけるスプリット判定勝利で、2度目の王座──アルゲータのUFCとの契約による空位となった──挑戦は、計量失敗により勝ってもベルトを巻くことができない変則王座決定戦として実施されることとなった。

勝てば王座戴冠となるムイン・ガフロフはONEからUAEWを経て昨年のコンテンダーシリーズに出場も、スピリット判定負けで契約できず。6月にLFAに初参戦し、Fury FCバンタム級王者のエルベチ・ソウザを右オーバーハンドからのパウンドで倒し、今回の王座決定戦に駒を進めてきた。

シウバが勝った場合は王座空位のまま、ガフロフが勝利した場合のみ新チャンピオン誕生となる変則王座決定戦──チャンピオンが常にステップアップしていくフィーダーショーのベルトの行方はどうなるのか。

■視聴方法(予定)
10月15日(土・日本時間)
午前10時~UFC Fight Pass

■LFA144計量結果

<LFAバンタム級王座決定戦/5分5R>
ムイン・ガフロフ: 134.2ポンド(60.87キロ)
ジエゴ・シウバ: 137.6ポンド(62.41キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジョーダン・ヘイダーマン: 243ポンド(110.22キロ)
ダイクォン・バックリー: 262.6ポンド(119.11キロ)

<フライ級/5分3R>
堀内佑馬: 125.6ポンド(56.97キロ)
フアン・プエルタ: 125.2 ポンド(56.78キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジャレッド・レヴェル: 184.4ポンド(83.64キロ)
ヘナート・ヴァレンチ: 184ポンド(83.46キロ)

<フライ級/5分3R>
クリスチャン・ナティヴィダッド: 125.2 ポンド(56.78キロ)
イスラエル・ギャルヴァン: 125.6ポンド(56.97キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイコブ・ジョーンズ: 154.6ポンド(70.12キロ)
クリスチャン・ターナー: 155ポンド(70.31キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ロナルド・コールマン: 260.8ポンド(118.29キロ)
チャト・ワイエスト: 227ポンド(102.96キロ)

<バンタム級/5分3R>
アダム・アイサ: 134.8ポンド(61.14キロ)
マテオ・ゴンザレス: 134.4ポンド(60.96キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ブレイディ・ミナー: 169.4ポンド(76.83キロ)
パトリック・リベラ: 170.8ポンド(77.47キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
シャイアン・バワーズ: 134.8ポンド(61.14キロ)
ナランジャガル・ツェンダユシュ: 134.4ポンド(60.96キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェフ・ニールセン: 170.6ポンド(77.38キロ)
ベン・シャウアー: 170.8ポンド(77.47キロ)

<ライト級/5分3R>
アンドレス・マーリー: 154.8ポンド(70.21キロ)
ホビソン・ジュニオル: 154.6ポンド(70.12キロ)

The post 【LFA144】計量終了 堀内✖プエルタは問題なし。バンタム級王座決定戦はガフロフ勝利のみ新王者誕生 first appeared on MMAPLANET.