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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN54 セドリクス・デュマ ヌルスルタン・ルジボエフ

【UFC ESPN54】デュマがアイポークを主張も試合続行、ルジボエフが右アッパーからパウンドアウト

<ミドル級/5分3R>
ヌルスルタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)
Def.1R3分18秒by KO
セドリクス・デュマ(米国)

デュマがジャブを見せて距離を取り、インローを蹴ろうとすると、ルジボエフが右ストレートを合わせる。この一発で会場をどよめかせたルジボエフは飛び込むような右アッパーを突き上げる。ルジボエフは右ストレート・右フック・右アッパーを打ち分け、デュマにガードを固めさせる。

左フックも見せるルジボエフ。デュマが右ストレートから前に出ていくと、前手を伸ばしたルジボエフの指が目に入ったか、デュマは足を止めて完全に横を向いてアイポークをアピール。しかしレフェリーのシャオリンは試合を止めず、ルジボエフはそこにパンチで襲いかかる。最後はルジボエフが右アッパーでダウンを奪い、パウンドを連打したところでレフェリーが試合を止めた。


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45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN54 アントン・トゥルキャリ アンドレ・ペトロスキー イボ・アスラン エリン・ブランクフィールド エルベウチ・バーンズ カイル・ネルソン クリス・ワイドマン コナー・マシューズ ジェイコブ・マルクーン ジュリオ・アルセ ジョアキン・バックリー セドリクス・デュマ チディ・ンジョグアニ デニス・ブズーキア ヌルスルタン・ルジボエフ ネイト・ランドヴェール ビル・アレジオ ブルーノ・シウバ マノン・フィオホ メリッサ・ガト ルピタ・ゴディネス ヴィクトリア・ダダコワ ヴィセンチ・ルケ ヴィルナ・ジャンジローバ 食事

【UFC ESPN54】ウスベキスタンMMAのパイオニア=ヌルスルタン・ルジボエフ「何かを残す」

【写真】セレモニアル計量には、ウズベキスタン国旗とともに臨んだ(C)MMAPLANET

30日(土・現地時間)、ニュージャージー州アトランティックシティのボードウォーク・ホールで開催されるUFC on ESPN54「Blanchfield vs Firot」。同大会にカザフスタン、キルギスに続き、中央アジアから台頭しつつあるウズベキスタン人ファイターのヌルスルタン・ルジボエフが出場し、メインカードでセドリクス・デュマと対戦する。
Text by Manabu Takashima

大会開催地であるアトランティックシティ近隣の大都市は、実は州を跨いだフィラデルフィア。ウズベキスタンMMA界のルジボエフは、現在フィラデルフィア在住でご当地ファイターということになる。フィラデルフィアに存在するウズベキスタン・コミュニティに支えられ、ルジボエフを65カ月振りにインタビューした。


――ヌルスルタン、2018年11月にキルギスで取材をさせてもらって以来、5年5カ月振りにインタビューできて凄く嬉しいです。

「あぁ、WEFでマルコス・ソウザと戦った次の日にインタビューをしてもらったね。覚えているよ(笑)」

──あの時、ヌルスルタンはUFCかBellatorファイターになってウズベキスタンのMMAを盛り上げたいと言っていました。そして今、UFCファイターになっています。

「サンキュー。あれから、僕も随分と場数を踏んできた。それと同じように、ウズベキスタンのMMAも成長してきた。あの頃、ウズベキスタンではMMAの大会も行われてもいなかったけど、今ではいくつかの団体があってイベントも定期的に開かれている。良い感じで成長しているよ」

──当時は国内に良い練習環境がなく、チェチェンで練習をしていると言っていました。その後、練習環境はどのようになっているのでしょうか。

「あれからウズベキスタンでもMMAの練習ができるようになっていたけど、3年前から米国にやってきてフィラデルフィアのマルコスMMAで、ジョアォン・マルコスの指導を受けているんだ」

──言葉、食事、習慣、随分とウズベキスタンと米国と違うと思いますが、困難なことはなかったですか。

「ペンシルヴァニアにはウズベキスタン料理のレストランもあるし、ウズベキスタンのコミュニティが、しっかりと存在しているので何も問題はない。今の練習環境を与えてくれたスポンサーにはとても感謝している」

──日本ではないですが、韓国のスウォンに中央アジアやコーカサスのファイターが集まって練習しているジムもありました。

「あぁアジスベク・ノロフのところだろう?」

──ハイ、そうです!!

「アジスベクはとても仲が良いんだ、普段から頻繁に連絡を取り合っている。彼もウズベキスタンを離れて頑張っている。ウズベキスタンでも練習環境は整いつつあるけど、僕と毎日練習したいと思う相手がいなかった。だから、米国で練習しようと思ったんだ(笑)。米国では1日に3部練をすることも可能だ。休んで、食べて、練習──その繰り返しの日々を送ることができる」

──そのような練習環境を経て、UFC2戦目を迎えます。今の気持ちは?

「全て順調に調整できている。3カ月かけて、しっかりと準備してきた。その全てを土曜日の夜に披露したいと思っている」

──では対戦相手の印象を教えてください。

「若いのに3度も、UFCで戦っている。良い選手だと思う」

──どのような試合をファンに見せたいと思っていますか。

「それは秘密だ。試合を見てほしい」

──どのような作戦かということでなく、どのような試合を見せたいのかを教えてもらっても良いですか。

「ケージのなかでは何が起こるか分からない。でも、何かを残したい。そして、ウズベキスタンに持っているフィットネスジムの皆に、この間の練習の成果を見せたい」

■視聴方法(予定)
3月31日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前7時30分~U-NEXT

■UFC ESPN54対戦カード

<女子フライ級/5分5R>
エリン・ブランクフィールド(米国)
マノン・フィオホ(フランス)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
ジョアキン・バックリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・シウバ(ブラジル)
クリス・ワイドマン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ヌルスルタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)
セドリクス・デュマ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ビル・アレジオ(米国)
カイル・ネルソン(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
チディ・ンジョグアニ(米国)
リース・マッキー(アイルランド)

<フェザー級/5分3R>
ネイト・ランドヴェール(米国)
ジャマル・エマース(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ(ブラジル)
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)

<フェザー級/5分3R>
ジュリオ・アルセ(米国)
エルベウチ・バーンズ(米国)

<フェザー級/5分3R>
コナー・マシューズ(米国)
デニス・ブズーキア(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
イボ・アスラン(トルコ)
アントン・トゥルキャリ(スウェーデン)

<女子フライ級/5分3R>
メリッサ・ガト(ブラジル)
ヴィクトリア・ダダコワ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ペトロスキー(米国)
ジェイコブ・マルクーン(豪州)

<バンタム級/5分3R>
エンジェル・パチェコ(米国)
キャオラン・ローラン(アイルランド)

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45 Brave CF MMA MMAPLANET o TOMA UFC UFC ESPN54   アントン・トゥルキャリ アンドレ・ペトロスキー イボ・アスラン エリン・ブランクフィールド カイル・ネルソン キック クリス・ワイドマン コナー・マシューズ ジョアキン・バックリー チディ・ンジョグアニ デニス・ブズーキア ヌルスルタン・ルジボエフ ネイト・ランドヴェール ビル・アレジオ ブルーノ・シウバ ボクシング マノン・フィオホ メリッサ・ガト ルピタ・ゴディネス ヴィクトリア・ダダコワ ヴィセンチ・ルケ ヴィルナ・ジャンジローバ 宇野薫 本田良介

【UFC ESPN54】ウィーン在住・熱血トルコ人ファイター、イボ・アスラン「俺はホンダが大好きだ」

【写真】ニックネームのTHE LAST OTTOMANは最後のオスマン帝国トルコ人という意味 (C)MMAPLANET

30日(土・現地時間)、ニュージャージー州アトランティックシティのボードウォーク・ホールで開催されるUFC on ESPN54「Blanchfield vs Firot」。女子フライ級のエリン・ブランクフィールド×マノン・フィオホがメインの同大会で、興味深いUFCデビュー戦を迎えるファイターがいる。
Text by Shojiro Kameike

今から21年と1カ月前に宇野薫がBJ・ペンとライト級王座決定戦で引き分けたボードウォーク・ホールでオクタゴン初陣を迎えるイボ・アスランにとって、この一戦は2020年8月──コロナ禍の欧州でKSWに次ぎ、イベントを再開させたBRAVE CFのストックホルム大会でキャリア唯一の敗北を喫したアントン・トゥルキャリへのリベンジ戦となる。

世界最高峰での第一歩を示すファイトは、ただ敗北を喫しただけでなく個人的に想うところがありまくるトゥルキャリを相手の因縁マッチに。心からトルコを愛し、本田良介の人柄にベタ惚れのイボ・アスランの激熱・初インタビューをお届けしたい。


――イボ、まずバックグラウンドを教えてもらえますか。コンテンダーシリーズ出場時にグラフィックではトルコ国旗が見られましたが、BRAVE CFに出場していた時にオーストリア在住という説明もありました。

「僕はトルコのニーデで生まれた。イスタンブールから800キロメートル離れている小さな村だよ。7歳の時にオーストリアのウィーンに移り住んだ。両親がより良い職を求め、より良い生活をするためにトルコを離れたんだ。パスポートはオーストリアだけど、いつだってトルコを代表して戦っている。オーストリアは住んでいる場所に過ぎない。それに今ではイスタンブールとウィーンに拠点があって、頻繁に行き来しているよ」

──格闘技を始めたのは、オーストリアだったのですか。

「そうだよ。サッカーをずっとやっていて、年齢的にもまだアマチュアリーグに在籍していたけどプロを目指していた。自分でいうのもなんだけど、凄く上手かったよ(笑)。ただし、チームの他のメンバーは僕のように真剣にやっていなかった。僕はサッカーでも絶対に負けることが嫌で、常に勝ち続けたいと思っていたのに。対してチームメイトはパーティーを楽しんだり、必死にサッカーに取り組んでいなかったんだ。

そしてオーストリアでも有名なフットボール・アカデミーから勧誘されたのに、そのチームは僕の保有権を持っていると主張して移籍を許してくれなかった。『あと1年、ここにいろ』ってね。その時『クソ野郎ども。俺はもうこんなチームを辞めて、ただ自分のためだけに汗をかく』って宣言をして、ボクシングを始めたんだ」

──なんと(笑)……状況が状況であったとしても、そういう発言をするということはチーム・スポーツには向いていない性格だったのでしょうね(笑)。

「皆が僕のように規律正しく、しっかりとやるべきことに向き合っているのであればチーム・スポーツも好きだよ。でも100パーセント全力で取り組まない連中と、一緒にやっていくことが嫌だったんだ。同じゴールを見ていないと。何かをやるなら、100パーセント力を注ぐ。そういう性格なんだ。ボクシングは合っていたよ。自分が頑張れば、結果は出る。凄く楽しかった」

──なるほど。ただし人気ナンバーワン・スポーツで才能があったのに、勿体ないとも感じてしまいます。

「まぁ、ファミリーに流れる血のなせる業だろうね。父親は空手の黒帯だった。叔父や兄もファイターだ。父から今も言われているんだけど、僕は子供の頃に絶対にエレベーターに乗らず、階段を走って昇っていたそうなんだ(笑)。いつも体を動かして、エネルギーは発散していたようだ。そのエネルギーを燃やす場がサッカーからボクシング、そしてMMAに移り変わっていった。でも、その全てに100パーセントの力を注いできたことは絶対だよ」

──ボクシングからMMAに転向したのは?

「ボクシングをやりながら、レスリングも始めた。そこでグラップリングを知って、この3つの練習をしているのだから、MMAこそ自分が究める戦いだと思ったんだ」

──オーストリアに関しても、トルコに関してもMMAの普及具合が分からないのですが、試合前はどちらで練習をしているのでしょうか。

「イスタンブールではレスリングとグラップリングの練習をしている。場所も一カ所でなく、いくつかのジムを回ってね。ウィーンでは、HERO GYMにボクシングとキックボクシングのトレーナーがいて、彼らと練習をしている。試合が決まればMMAのトレーニングをするためにラスベガスのエクストリーム・クートゥアーでキャンプを張るんだ。最高のMMAコーチ、トレーニングパートナーが揃っている。試合前のキャンプは、ベガスで仕上げをしている」

──今回も試合前はベガスで調整したということですね。

「ベガスに入る前に、プーケットのタイガームエタイで最初のキャンプを行った。タイガームエタイで5週間、ベガスは4週間のキャンプだったよ。タイガームエタイでは多くの日本人選手を見かけたよ。1人、本当にナイスガイで凄く親切にしてくれる日本人もいたよ。ホンダだ。アイツは最高のヤツだよ、いつもニコニコ笑っていて。さっきも言ったように僕は何でも全力を尽くす。どのクラスだって力の限り練習をしている。ホンダもそうなんだ。しかも、アイツはそれが幸せでたまらないようで笑顔を絶やさない」

──本田良介選手ですね。私も昨年11月にタイガームエタイで会ったのですが、MMAファイター生活を心の底からエンジョイしていました。

「そのうえ、本気で僕を助けてくれた。あんな気持ちの良いヤツに出会ったのは始めてだよ。ホンダに会えて、本当に良かった。朝6時のランニングですら、嬉しそうにしているんだよ。全く理解不能だ(笑)。どうやって朝の6時から楽しそうに走ることができるんだ!! 彼の精神性に触れることができて、本当にハッピーだ。

僕は常に、誰よりも練習をしている。でもジムに行くと、絶対にホンダもいる。『お前、俺より練習しているわけないよな』って伝えても、『僕は君より練習しているよ』って笑っているんだ。タイガームエタイは広いし、ストレッチとかフィジカルはMMAトレーニング場とは違う場所を使うこともある。凄くクラスも多いし。でも、アイツは先にいて、僕が体を動かしている際中に違う場所に移動して、違う練習を始めている……。俺はホンダが大好きだ。

そうだこのインタビューを通して、彼に伝えてくれ。『ホンダ、マイ・フレンド!! すぐに会いたいよ』って」

──承知しました(笑)。ところでにこやかに本田選手について話してくれたイボですが、今週末にUFC初陣というとても重要な試合が控えています。改めて今の気持ちを教えてください。

「15年間のハードワークを経て、今ここにいることを神に感謝している。自分の能力を世界で一番の大会で、皆に見てもらいたい。凄くハッピーだ。家族、コーチ、練習仲間、そしてトルコの皆のために戦う。唯一のUFCトルコ人ファイターとして、9000万人の期待を背中に受け、我が国を代表してアントン・トゥルキャリを倒す」

──2020年8月にBRAVE CFで戦い、キャリア唯一の黒星を喫した相手へのリベンジマッチでもあります。

「2020年8月はコロナ禍でオーストリアではジムも閉められ、何もかも止まっている状態だった。外出も許されていなかったよ。練習環境は全く整っていなくて、簡単な状況ではなかった。どの大会もコロナでなくなり、バーのセキュリティで生計を立てていたけど、当然のようにバーやクラブも営業停止になっていた。

金がなかった。だから5日前のオファーを受けた。当時のマネージャーから連絡があり、僕が気になったのはファイトマネーの額と対戦相手だった。それを確認し、映像をチェックして戦うことを了承した。彼はアマチュアでも豊富な経験があることも調べた上で、動きを確認して戦うことにしたんだ。僕のレベルにないことは分かったから。

でも、そこからはドタバタ続きだった。オファーは100キロ契約で、僕は107キロ。5日間で100キロまでなら落とせるという判断をしたんだ。そうしたら向うから93キロにしてほしいという連絡があった」

──えっ……それは駆け引きですね。

「そうプレイが始まった。100キロと93キロは全く違う。でも、ファイトが必要だったから『99キロまでなら落とす』と返答すると、今度は『94キロだ』って言うんだよ(苦笑)。マネージャーを介して試合の直前まで、そんなやりとりが続いたんだ」

──確か98キロ契約で実施されたかと。

「発表は98キロだったけど、実際は97キロ契約だった。つまり5日間で10キロ落とした。あの試合はコンテンダーシリーズや米国で戦うためのオファーを待っていて、1年半振りの試合だった」

──よく、そこから3キロアンダーになって試合を受けましたね。

「金が必要だった。そんな状況でも序盤は、力強く動けたんだ。でもアゴ、鼻をケガし、カットもあった。結果、2Rに背中を見せてフィニッシュされた。『おめでとう。アントン』だよ。でも今回は全てが違う。本当の俺を見せてやる」

──言ってみると、最高の場所で自己証明できる機会を得たということですね。

「UFCがアントンと戦わせてくれて、本当に感謝している。4年間、アントンは俺から逃げ続けた。4年間だよ。『もう一度、戦おう』とポッドキャストや色々な手段を使ってアピールしたけど逃げ続けた。でも、もう彼は僕の前から逃げることはできない。土曜日の夜、ケージに入ると誰も彼を助けることはできない。誰も、ね。

ホーホホホホホ。土曜日は会場入りしてから、試合まで全てを楽しむつもりだ。UFCで戦うことは世界中のファイターにとって夢だ。UFCから配られたコスチュームに袖を通し、トルコ国旗を掲げてケージに向かう。アントンなんか気にしない。その瞬間を楽しみたい。最高のデビュー戦になるだろう。アイツのことなんて、どうでも良い。僕のトルコ人パワーの凄まじさを皆に見てもらう。皆が、目撃者になるんだ」

──イボ、本当に興味深い話をありがとうございました。最後に日本のMMAファンに一言お願いします。

「日本の皆の行動力が本当に好きなんだ。トルコを多くのジャパニーズガールズが訪れている。ただ、椅子に座って時間が過ぎるのは待っているんじゃなくて活動的だ。トルコにもオーストリアにも、日本人の友達がいる。その皆が本当に博学なんだ。MMAのことも知っているし、サッカープレイヤーのことも知っている。ゴルフにも詳しい。そして日本のファンは、凄く選手想いだと聞いている。そんなことは、オーストリアはありえない。日本のファンがUFCだけでなく、他の団体も含め全てのMMAをサポートしてくれていることに感謝している。いつか、日本を訪れて日本の皆と練習したい。ホンダ、一緒に行くぞ!!」

──(笑)。

「そうだ、僕の一番の夢が何か尋ねてくれなかったよね」

──ハ、ハイ。イボの一番の夢は何でしょうか。

「UFCイスタンブール大会を実現させることだ。もしUFCがイスタンブールで大会を開けば、スィナン・エルデヌ・スポル・サロフに2万人以上のファンが集まるはずだ。それが僕の一番大きな夢なんだ。1年半、時間が欲しい。僕がKO勝ちを続けることで、その時がやってくるだろう。インシャーアッラー」

■視聴方法(予定)
3月31日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前7時30分~U-NEXT

■UFC ESPN54対戦カード

<女子フライ級/5分5R>
エリン・ブランクフィールド(米国)
マノン・フィオホ(フランス)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
ジョアキン・バックリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・シウバ(ブラジル)
クリス・ワイドマン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ヌルスルタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)
セドリクス・デュマ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ビル・アレジオ(米国)
カイル・ネルソン(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
チディ・ンジョグアニ(米国)
リース・マッキー(アイルランド)

<フェザー級/5分3R>
ネイト・ランドヴェール(米国)
ジャマル・エマース(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ(ブラジル)
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)

<フェザー級/5分3R>
ジュリオ・アルセ(米国)
エルベウチ・バーンズ(米国)

<フェザー級/5分3R>
コナー・マシューズ(米国)
デニス・ブズーキア(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
イボ・アスラン(トルコ)
アントン・トゥルキャリ(スウェーデン)

<女子フライ級/5分3R>
メリッサ・ガト(ブラジル)
ヴィクトリア・ダダコワ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ペトロスキー(米国)
ジェイコブ・マルクーン(豪州)

<バンタム級/5分3R>
エンジェル・パチェコ(米国)
キャオラン・ローラン(アイルランド)

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ABEMA Brave CF BRAVE CF59 BRAVE CF63 F1 MMA MMAPLANET o ONE UFC アザット・マクスン アブディサラム・クバチニエフ カイラット・アクメトフ シャクハト・ラクモノフ ダミール・トレノフ ヌルスルタン・ルジボエフ

【BRAVE CF63】9月30日にカザフ大会、計39勝2敗のフライ級スリートップの出場はあるのか!?

【写真】左からアズ・アルマバエフ、アザット・マクスン、ダミール・トレノフのカザフ・フライ級スリートップ(C)MMAPLANET & BRAVE CF

1日(日・現地時間)、BRAVE CFが30日(金・同)にカザフスタンはアルマトゥイのアルマトゥイ・アレナでBRAVE CF63を開催することを発表している。

6月にウズベキスタン、7月はバーレーン、8月6日にはドイツ大会を開いてきたBRAVE CFが4カ月連続のイベントで、3カ月ぶりに中央アジアへ。

今大会は現地のOCTAGONと合同開催だが、ローカルプロモーションとの共同開催が基本軸のBRAVE CFだが、中央アジアでのイベントはその共催という形を強調している。イベント名もウズベキスタン大会のBRAVE CF59&ATF11に倣い、今回もBRAVE CF62&OCTAGON35とダブルブランドとなっている。


OCTAGONはナンバーシリーズでは11度目のイベントだが、人材発掘大会を合わせると40以上の大会を主催しており、カザフのドメスティック・メジャー、リーディングMMAプロモーションといえる。

そして昨年8月以来のアルマトゥイ大会はイベントまで1カ月を切った時点で対戦カードの発表はなかったが、リリースでは中央アジアのタレントに国際的な舞台を用意すると記されている。

UFCではシャクハト・ラクモノフ、ONEでカイラット・アクメトフを輩出しているカザフスタンだが、BRAVE CFでは16勝2敗のアズ・アルマバエフ、15勝0敗でオクタゴンのエースであるアザット・マクスン、そして現オクタゴン・フライ級王者で8勝0敗のダミール・トレノフと56キロの人材が秀でている。

中央アジアでいえばキルギスにはライト級暫定王者アブディサラム・クバチニエフ、ウズベキスタンにはスーパーウェルター級でタイトル戦線に食い込むヌルスルタン・ルジボエフらも在籍しているが、上記のファイターの出場はあるのか。対戦カードの発表が待たれる。

なおカザフスタンはBRAVE CFにとってバーレーン、ブラジル、インド、スウェーデン、ルーマニア、UAEに続き3度以上のイベントが開かれる国となる。

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Brave CF BRAVE CF54 BRAVE CF58 K-MMA MMA MMAPLANET o ONE ROAD FC UAEW UFC アレアンドロ・カエタノ イ・チャンホ キム・テキュン チョン・ダウン ヌルスルタン・ルジボエフ ハイル・コートルツァ ホン・イェリン マチェク・ギエルシェウスキー ミハイル・コートルツァ ラ・インジェ ルイス・フィリッピ・ディアズ 中村倫也 修斗

【BRAVE CF58】サブミッション・ファンタジスタ。後ろ三角&スロエフストレッチのディアズに注目!!

【写真】注目は──このマルチン・バンデルと対戦するルイス・ディアズ。K-MMA界でいち早く国際戦を再開させたのがBRAVE CFというのも興味深い(C)BRAVE CF

1日(金・現地時間)、BRAVE CFが4月30日(土)に韓国はインチョンのインチョン・サムサン・ワールド体育館で開催するBRAVE CF58の対戦カード第1弾となる3つの国際戦を発表している。

そのなかには今大会は現地のThe Beast Championshipとのコ・プロモートとなるが、BRAVEのナンバーシリーズらしく韓国選手が名を連ねていないカードが2試合含まれている。


それがBRAVE独自の階級=スーパーウェルター級(175ポンド=79.3キロ)でポーランドのマルチン・バンデル✖ブラジルのルイス・フィリッピ・ディアズ、スーパーライト級(165ポンド=74.8キロ)ではモルドバのミハイル・コートルツァ✖バンデルと同じポーランドのマチェク・ギエルシェウスキーという2つのラインナップだ。

バンデルは昨年9月のBRAVE CF54=ポーランド大会でプロモーション・デビューを飾ったキャリア20勝7敗1分という同国の雑草ファイターだ。対して、ディアズは3月のバーレーン大会で計量失敗となり、対戦相手のヌルスルタン・ルジボエフがキャッチウェイト戦を了承せず、試合が流れ失地回復のファイトとなる。

修斗ブラジルのウェルター級王者でもあるディアズは、この他Cidade da Luta(シダージ・ダ・ルタ)でもウェルター級のベルトを巻いているブラジル国内のトップにある実力者といえる。戦績は14勝3敗でフィニッシュは10を数え、修斗ブラジル王座を奪取した際にはバッククラブから道着の襟のごとく足を首に絡みつかせ後ろ三角を取りつつ、さらにスロエフ・ストレッチのように足を引き寄せた複合技でタップを奪うちうサブミッション・ファンタジスタ振りを見せている。

24日のPOUNDSTORMで中村倫也と戦うアレアンドロ・カエタノと同門のディアス──今回こそは、体重をしっかりと落としてBRAE初陣に臨んでほしい。

ポーランド人でもバンデルと違い北アイルランド在住のギエルシェウスキーはBRAVEでの活動も3年目、今回が6試合目(※3勝2敗)となる。一方モルドバのコートルツァは、ウクライナのキエフを拠点としていたWorld Warriors FCのウェルター級王者だった選手で、キャリア13勝2敗だ。タイトルンコンテンダーとしてBRAVEと契約も、初戦で躓いたコートルツァは連敗は許されないインチョン決戦だ。

この他、韓国人選手絡みではライト級でフィリピンのロランド・ディとオ・テホクのマッチアップが決まった。ホ・テホクは2011年11月にUAEW14でホナウド・ザゴに勝利して以来の実戦で、同じ中東ベースのBRAVEに転じてのファイトとなる。

この他、韓国勢としてはUFCで漢江の奇跡といえるライトヘビー級4連勝中のチョン・ダウンが喫した2つの敗北のうち、1人の勝者であるキャリア17年のベテラン=イム・ジュンス、元Road FCミドル級王者のラ・インジェ、TOP FCからONE Warrior Series~Zeus FCと無敗の6連勝中のイ・チャンホ、昨年6月にDouble GFCで女子アトム級王座決定戦に出場したホン・イェリンが、キム・テキュンに続き初のBRAVE韓国大会に出場することが決まっている。

気になる日本勢だが、BRAVEの契約方針、あるいは対戦相手のキャリアが見合わず現時点までサインに至っていない。現状、フェザー級、ライト級、女子アトム級で交渉がまとまらず、バンタム級に出場枠が残されているようだが、果たして……。

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Brave CF BRAVE CF57 MMA MMAPLANET o ヌルスルタン・ルジボエフ ルイス・フィリッピ・ディアズ

【BRAVE CF57】後頭部への加撃によるNC裁定――に納得のいかないルジボエフがケージでベルトを巻く

【写真】NC裁定に納得のいかないルジボエフが、ファヒド社長からベルトを与えられた(C)MMAPLANET

<スーパーウェルター級/5分3R>
ヌルスルタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)
1R by NC
ルイス・フィリッピ・ディアズ(ブラジル)

ディアズが右ローからパンチを狙う。身長で下回るルジボエフは左ボディストレート、さらに相手の左ローに右ストレートを合わせた。ディアズはグラつき、足を使い始める。ケージ中央でルジボエフの右クロスが当たる。距離が近くなるとディアズは組み付き、右ヒジを繰り出すが当たらず。ルジボエフがプレッシャーを強め、顔面に右を伸ばす。しかしディアズの右がルジボエフのアゴを捉えると、形勢は逆転。ディアズが打撃で攻め込む。しかしルジボエフが組み付き、ボディロックからグラウンドに持ち込んだ。

ハーフガードのディアズに鉄槌を落とすルジボエフ。ディアズは立ち上がるも、ルジボエフがバックコントロールからバックマウントを奪いRNCへ。これを凌いだディアズがバックに回るも、ルジボエフが切り返してバックを奪った。ここからスクランブルを展開する両者、制したのはルジボエフだ。バックコントロールからバックマウント、そしてパンチを落としながら相手の体を伸ばす。そして強烈な右のパンチを落としていくが、これがディアズの後頭部に当たったとみなされたか、レフェリーが試合を中断してディアズに休憩を与える。

ディアズがダメージを訴える一方、WBA世界スーパーフェザー級王者はウズベキスタンの国旗を背負って勝利をアピールするが……。
裁定はルジボエフの後頭部への加撃によりディアズが試合続行不可能となり、ノーコンテストに。
しかし納得のいかないルジボエフは抗議かケージに留まる。さらにケージサイドからベルトを受け取り、ケージ中央でそのベルトを巻いた。

ファヒド社長は「計量も済まし、ずっとこの試合のために準備をしてきて、体重オーバーの相手と戦ったのでベルトをあげた。次に正規王者と戦わせる」としている。


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BICW2022 Brave CF BRAVE CF57 MMA MMA Super Cup MMAPLANET o UFC アス・アルマバエフ アブディサラム・クバチニエフ アリーサ・ベルトソ アルマン・オスパノフ サブリナ・ソウザ ヌルスルタン・ルジボエフ ハジ・モハメッド・アリ ビア・バジリオ ブラッド・カトーナ モハメッド・ファハッド モハメド・サイード・マレム ラマザン・ギチノフ レオ・サントス 海外

【BICW2022】BRAVE国際コンバットウィーク in バーレーン―04―『敗れてなお印象強し、カザフ勢』

【写真】バーレーンのヘッドコーチ、BRAVE CFスーパーウェルター級王者エルダル・エルダロフとラマザン・ギチノフ(C)MMAPLANET

バーレーン4日目、10日(木・現地時間)はMMA SUPER CUPの準決勝=アイルランド×アセアニア、バーレーン×カザフスタンが行われ、その直前にBRAVE CFのセレモニアル計量があるということで、計量とバーレーン×カザフを取材するという1日になりました。

記者会見と同じオアシス・モールで行われたセレモニアル計量ですが、ソファ形式のVIPシートが用意されるなど、そこの中東色の強い光景を見ることができました。そして、日本の常識は通じないという当然の事態――恐怖を伴う事態に遭遇しました。


計量の撮影は基本、スケールとフェイスオフの中央の位置の延長線上にある場所を確保するのが個人的な習慣です。そのために早めに計量会場を訪れます(海外の場合は。日本は他に、日本のファンに伝えるメディアがあるので基本気にしてないです)。

開始の30分前、ベストの位置を確保していたのですが、いざ計量が始まると目の前に目算で身長190センチ、体重100キロのロシア系の関係者が、モバイルを2つ手にして――完全に自分と計量を行う選手の前に立ちはだかりました。

これ、日本のマナーではありえないです。後から来た人間が、前で立ち上がるというのは。どうしても肩や携帯がフレームに入ってしまうので、「Stay low」と頼んでも、英語を理解しないのか――いや、何を言っているのかは仕草で分かるはずなのに完全に無視してきます。

ばかりか肩に触れ横に動くよう促すと、思いきり睨んでくる始末です。いや「俺の方が先に来たから」と英語で伝えても、さらに凄味を増して睨みつけてきます。後ろを振り向く余裕があるなら、よけろよと思いつつ窮屈な姿勢で、時にはそいつの携帯が見切るような感じで計量を終えました。

そうしたら、その巨漢のロシア人が「ドンタッチ・マイ・ショルダー」と言うや、たいそうな剣幕でロシア語でまくしたててきました。最後はなぜか、携帯でこっちの顔を撮りつつ捨て台詞を吐いて踵を返していきました。

こういうとアレですが、言葉も通じないし、自分の正義のためには暴力は厭わないんだろうなと……。

あの動画の自分の視線が「やるなら、やれ」という目力があることを願い、アイツとホテルのエレベーターで一緒になりたくないな――と思いつつ、ハリファ・スポーツシティ・アリーナへ向かいました。

ブラジル&ロシア連合=チーム・バーレーンは一番手アリーサ・ベルトソが、またもずば抜けた強さを見せ腕十字で一本勝ち。続いて二番手はADCC女子60キロ級世界王者ビア・バジリオではなく、チームメイトのサブリナ・ソウザが出場。

名門ノヴァウニオンからKHK MMA入りをし、ダゲスタンでレスリングの強化に励んできた21歳は、1月のIMMAFシニアトーナメント・フェザー級王座を獲得するなど、アマMMAで10連勝――現地ではUFC級といわれている猛者です。

サブリナはTDからマウンド奪取、僅か54秒で腕十字を極めてしまいました。既に女王の貫禄という雰囲気のサブリナでしたが、ホテルへ戻る際にチーム・バーレーンのバスに同乗させてもらい、ノヴァ総帥デデことアンドレ・ペデネイラス、レオ・サントスとは20年来の親交があると伝えると、まさに破顔一笑。一気にフレンドリーになり、「レオが私の先生なの」と少女のような表情を見せてくれました。やっぱり侵攻より、大切なのは親交だと再確認できた次第です。

ここから男子7階級、バーレーンが圧勝かと思いきや――続くバンタム級は負傷欠場で不戦敗。そしてフェザー級では昨日のレポートでトップ写真に持ってきたハジ・モハメッド・アリがテイクダウンを切られ、殴られ、蹴られ。最後は必死にトップを取るも三角絞めで落とされて一本負けに。

続くライト級も凄まじい打撃とスクランブルゲームの末、カザフのネイマット・アザドフがスプリット下かの攻撃で――スプリット判定勝ち。かなりの接近戦でしたが、IMMAFに中東の笛はないことに胸を撫でおろしました。

カザフ3勝、バーレーン2勝で迎えたウェルター級では準々決勝でずぬけた強さを見せたラマザン・ギチノフが、大内刈りでテイクダウンを奪われる展開に。それでも、この選手のコントロール力はやはり抜群でスクランブルからバックを制し、最後はRNCで一本勝ちを果たしました。

カザフ勢、アルマン・オスパノフのようなノーギ・コンバットサンボというべきトータルファイターが揃っており、「これはひょっとして……」という想いにもなりましたが、そこは現代MMA――打撃に臆することなければテイクダウン&コントロールの一点突破が可能で、バーレーン国籍を持つダゲスタン勢は、ミドル級以降も2つ勝利を重ねて勝利を決定すると、ヘビー級はカザフが辞退し勝負は決しました。

それにしても、バーレーンの強さを際立たせたカザフの強さ、土曜日の3決で勝利して最後の賞金を自国に持ち帰ろうとする貪欲さも伝わってき、中央アジアの怖さを敗れてなお印象づけたと思います。

金曜日はBRAVE CF57、土曜日のSuper Cupの決勝と3決でBICWはフィナーレを迎えますが、BRAVE CF57に関しては速報形式でレポートをお届けしたいと思います。

※スーパーウェルター級のヌルスルタン・ルジボエフとルイス・フィリッピ・ディアズは前者の計量失敗で中止になっています。

■BRAVE CF計量結果

<BRAVE CFバンタム級王座決定戦/5分5R>
ハマザ・コヘジ:61.2キロ
ブラッド・カトーナ:61.1キロ

<BRAVE CFライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
モハマド・ファフレディン:92.7キロ
モハメド・サイード・マレム:91.9キロ

<BRAVE CF暫定ライト級王座決定戦/5分5R>
アブディサラム・クバチニエフ:70.3キロ
クレイトン・シウバ:70.3キロ

<ライト級/5分3R>
サム・パターソン:70.4キロ
クンカルパシャ・オスマエフ:70.4キロ

<ライト級/5分3R>
フセイン・カジマゴメアエフ:70.7キロ
アグシン・ババエフ:70.5キロ

<フライ級/5分3R>
アス・アルマバエフ:57.1キロ
イムラム・マガラモフ:57.1キロ

<ライト級/5分3R>
サイード・ムルタザ・サダット:67.3キロ
カミ・マゴメドフ:70.6キロ

<ライトヘビー級/5分3R>
ムルタザ・タルハ・アリ:93.0キロ
ミクヒル・サジニアニ:92.9キロ

<バンタム級/5分3R>
モハメッド・ファハッド:61.7キロ
メイサラ・ムハメッド:59.5キロ

<130ポンド契約/5分3R>
マゴメド・イドリソフ:61.2キロ
ラフマトゥル・ユスフザイ:61.6キロ

<バンタム級/5分3R>
アブドゥラ・アリヤコブ:60.4キロ
オマル・エマッド:63.6キロ

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【BRAVE CF57】二階級制覇に挑む、レバノン人王者ファフレディン「目には目を。反則攻撃には反則攻撃を」

【写真】反則が来るという気持ち、覚悟でケージに上がるBRAVEミドル級王者ファフレディン (C)MMAPLANET

11日(金・現地時間)、バーレーンはマナーマのハリファ・スポーツシティ・アリーナで開催されるBRAVE CF57。バンタム級、暫定ライト級王座決定戦とともに、ライトヘビー級王座決定が組まれミドル級王者モハメド・ファフレディンが、モハメド・サイード・マレムと対戦する。

昨年8月に同じくライトヘビー級のベルトを賭けて戦った両者。繰り返される反則の攻撃のなかで、TKO負けを喫したファフレディンの抗議が通り結果はノーコンテストに変更された。

レバノン人MMAファイター、中東MMAのパイオニアに初インタビューを試みた。


――BRAVE CF57でモハメド・サイード・マレムとの再戦、ライトヘビー級王座を賭けて戦います。まだ日本のMMAファンにはBRAVE CFと聞いてピンとくるモノがないのが事実です。中東におけるBRAVE CFの発展をレバノン人ミドル級王者として、どのように感じていますか。

「この6年でBRAVEの成長は目を見張るものがある。パンデミックが起ってからも、国際的なイベントを開いてきたようにね。選手にとっても素晴らしいプラットフォームを構築したと思うよ。このグローバル路線を続け、日本でもBRAVEが開かれることを願っているよ。もちろん、その時は僕も日本で戦いたいと思っている」

――いきなり締めコメのような言葉をありがとうございます。ところで今回のタイトル戦、前回8月の試合は急所へのヒザ蹴りが何度かあり、最後は後頭部へのパンチで動けなくなってパウンドアウト負け。一度はマレムの腰にベルトが巻かれましたが、後日ノーコンテストに試合結果が覆りました。

「正式に抗議を出した。あの試合は、ヤツの失格になるべき内容だった。レフェリーは目視できておらず、ビデオのリプレイも試合場で行われなかったからね。コミッションが後頭部への攻撃が複数あったと認め、結果がNCになったんだよ。

急所へのヒザは注意を受けていたから、形としては問題ない。ただ後頭部へのパンチは、試合の行方を決めてしまった。あのパンチを受けて、体が動かなくなったんだ。それなのにレフェリーが反則のパンチを見逃した、そこには納得がいなかったよ」

――NCで良かったですか。マレムの反則負けになるべきではないでしょうか。そしてチャンピオンベルトを巻くべきだったと。

「そうなって然りだろうね。それでも再戦にはなっていたと思うけど。あの場でビデオのチェックがあれば、僕がチャンピオンになっていたはずだ。でも、それはどうでも良いよ。アイツを叩きのめして、ベルトを巻きたいから。あんな風になって勝てても、ベルトは欲しくない。常に相手を仕留めるつもりで戦ってきた。それが僕のサムライ・スピリットなんだ。ケージに入れば斬るか、斬られるか。それが僕の戦い方だから」

――ところでマレムの反則攻撃ですが、故意でなくても自分の攻撃をコントロールする力が求められるかと思うのですが。

「もちろんだ。自分の攻撃がどこに当たるのか、それを考えて手や足を出さないと。それにしても、あの鉄槌攻撃は本当に効いた。自分も注意をしないといけなかったかもしれないけど、トップを取った人間があからさまに後頭部を殴るとは警戒していなかった。ヤツはクリアに後頭部を殴っていたよ。

でも、驚くことじゃなかったかもしれないね。アイツはクリーンなファイターじゃない。ダーティーな奴だから、それぐらいのことをしてくるだろうと準備しておくべきだったかもね。急所への攻撃も含めて」

――ルールを破ってくることを前提に戦うのは、もう競技として成り立たないですし……。それはディスアドバンテージになってしまいます。

荒れそうだ……

「また同じようなことをやってきたら、今度は黙っていない。目には目を、歯には歯を――だよ。

ダーティーショットにはダーティーショットでやり返してやる。ナイフにはナイフ、反則には反則だよ」

――その覚悟が必要だということですね。ところでモハメド、我々はレバノンのMMAに関してはほぼ情報がありません。そもそもなぜMMAを始めたのですか。

「2011年にボクシングをするために、米国に移り住んで。そこでMMAに出会った」

――もともとはボクサーだったのですね。

「そうなんだ。サンディエゴに行き、1年で3試合ほどアマの試合を戦い、プロとして活動できないか模索していたんだけど、そのチャンスはなかなか訪れなかった。そうしたらアマのMMAの試合を戦う機会があり戦ったんだ。ボクシングじゃないし、結果は負けてしまったけどそれでも構わなかったよ。

ボクシングでも、MMAでも、ムエタイでも良いから戦いたかった。サンディエゴではオールド・ボクシングスクールジムのアニス・ジョンソンにボクシング教えを受けてね。彼に学んだことは、今も多く生きているよ。アニスは僕の師匠だ。

米国滞在は結局1年で、その後レバノンに戻り、ベイルートでRevolution FCというアマMMAがあり合計12試合戦った。その後はDesert Forceでプロデビューし、9試合戦い8勝1敗の時点でBRAVEとサインしたんだ」

――Desert Force時代にはジャラ・フセイン・アルシラウィに勝利し、暫定ウェルター級チャンピオンになっています。

「ジャラとは1勝1敗、タイトル戦の前に戦った時は負けているんだ。でも、彼に勝って巻いたベルトのおかげでBRAVEから声が掛かった。本当は第1回大会のメインで戦うことが決まっていたけど、ケガをして出られなくなったんだ。BRAVEとは第4回大会から、専属契約を結んで戦ってきた。BRAVEこそ、僕のホームさ。

BRAVEが定期的にイベントを開き、レベルの高い相手と戦う機会を与えてくれた。彼らの発展をともに歩めてきて幸せだよ」

――普段からずっとレバノンで練習しているのですか。

「今はレバノンでの生活っていうのが、なかなかハードで4カ月前に友人を頼ってドバイに拠点を移したんだ。キャンプはチャンプスというジムで行い、レバノンとクウェートからトレーニングパートナーに来てもらって調整してきた」

――まさにチーム・ミドルイーストですね。

「ボーイズが背中を押してくれた。彼らのやる気が、僕の気持ちを駆り立ててくれた。過去最高のキャンプになったよ。ジムには英国や他のヨーロッパの選手もいて、UFCのアブダビ大会に出る選手たちもいたよ」

――ところでアルシラウィがPFL CSで素晴らしい勝利を挙げ、中東の成長を世界に証明したかと思います。

「素晴らしいよ。ジャラとは1勝1敗のライバルで、彼のことを本当に尊敬している。タフなシーズンになると思うけど、ジャラはしっかりと我々の強さを見せてくれるはずだ。ただ僕は米国で戦うことは、今は考えてない。とにかく、ここでやるべきことをやらないとね。二階級制覇をして、どちらの階級でも防衛したいと思っているんだ」

――モハメド、今日はありがとうございました。では、まだまだミドルイーストのMMAを知らない日本のファンにメッセージをお願いします。

「できればBRAVE CF57を日本のMMAファンの皆にも視てほしい。僕の試合もそうだけど、今大会は本当に良い選手が集まっているから、彼らの試合を見て楽しんでほしいと思っている。そして――これからも中東、そしてレバノンのMMAファイターを気にかけてもらえると嬉しいよ。

僕がMMAを始めた頃はレバノンには、全くMMAのジムはなかった。でも今はジムも増え、レバノンでキャンプを張れるぐらいの設備も整っている。アマからプロへと、レバノン人ファイターはこれから飛躍していくはずだから、日本の人たちにも注目してほしい」

■視聴方法(予定)
3月12日(土・日本時間)
午前1時00分~ BRAVE TV

■BRAVE CF57対戦カード

<BRAVE CFバンタム級王座決定戦/5分5R>
ハマザ・コヘジ(バーレーン)
ブラッド・カトーナ(カナダ)

<BRAVE CFライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
モハマド・ファフレディン(レバノン)
モハメド・サイード・マレム(スイス)

<BRAVE CF暫定ライト級王座決定戦/5分5R>
アブディサラム・クバチニエフ(キルギス)
クレイトン・シウバ(ブラジル)

<スーパーウェルター級/5分3R>
ヌルスルタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)
ルイス・フィリッピ・ディアズ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
サム・パターソン(英国)
クンカルパシャ・オスマエフ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
アス・アルマバエフ(カザフスタン)
イムラム・マガラモフ(アゼルバイジャン)

<ライト級/5分3R>
フセイン・カジマゴメアエフ(スイス)
アグシン・ババエフ(アゼルバイジャン)

<ライトヘビー級/5分3R>
ムルタザ・タルハ・アリ(バーレーン)
ミクヒル・サジニアニ(ジョージア)

<バンタム級/5分3R>
モハメッド・ファハッド(インド)
メイサラ・ムハメッド(エジプト)

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【BRAVE CF57】バンタム級王座を賭けて、カトーナ戦へ。バーレーンMMA界のパイオニア、ハムザ・コヘジ

【写真】 1993年1月生まれの29歳。MMA戦績は11勝2敗だ(C)MMAPLANET

11日(金・現地時間)、バーレーンはマナーマのハリファ・スポーツシティ・アリーナで開催されるBRAVE CF57。そのメインでバーレーン人ファイターのハムザ・コヘジが、ブラッド・カトーナとバンタム級王座決定戦を戦う。

10年前、MMAのMの字もなかったバーレーンで、MMAファイターを目指し、ひたすら練習だけをしていたコヘジのMMAファイター人生は、バーレーンの歴史でもある。


――BRAVE CF史上、最大の大会といえる今大会のメインでブラッド・カトーナとバンタム級王座決定戦を戦います。今の調子は?

「絶好調だよ。過去、最高のキャンプができた。僕はずっとハードトレーニングを自分に課してきたし、コーチが練習量を抑えてようとするぐらい追い込んできたよ。全てをやってきた。良い試合になる自信があるよ」

――この試合に向けてキャンプはKHK MMAで行ってきたのですか。

「ホームのバーレーンでのキャンプの前にダゲスタンで調整してきたんだ」

――ダゲスタンですか!!

「そうだよ。それにバーレーンに戻ってきてもKHK MMAには多くのダゲスタン人ファイターが在籍しているから、引き続きハードなトレーニングができたよ。実際、ジムはKHKジムではなくKHKの皆と違う場所で、必要なエキップメントも移動させて練習してきたんだけどね」

――BRAVE CFでも本拠となるバーレーン人ファイターは少ないです。そしてまだまだ日本のファンはバーレーンのMMA事情を知りません。ハムザの歴史を尋ねるとともに、バーレーンのことが少しでも伝えることができればと思います。

「ありがとう。そういってもらえ、感謝しているよ。僕のことやバーレーンのことを日本のファンに伝えてもらえるなんて。僕が10年前、19歳際の時に喧嘩に明け暮れていてマーシャルアーツに興味を持つようになった。弟がムエタイと柔術をしていたこともあってね。ただし、MMAのジムはなかった。柔術のジムが一つ、ムエタイやキックが少し。あとは空手とテコンドーの道場ばかりで。

子供のころテコンドーをしたかったけど、僕の街にはジムがなかった。高校を卒業して、より自由になったときに新しいジムができて、会費も高くなくて飛び込んだんだ。もともとはテコンドーの先生だったけど、世界を回ってグラップリングの経験があったんだ。

ただ僕らにはレスリングも柔術もなかったよ。MMAを教えてもらえることも当然なかった。コーチ自身が22歳で、YouTubeで見たことを試したりして。全く科学的ではないけど、めちゃくちゃハードな練習だけ繰り返していたんだ。昔から人と同じことをやりたくなかったから、MMAにはまったのかもしれないね。あの頃、まったくMMAはバーレーンに存在していなかったから。でも明日は明日の風が吹く。とにかく、その日を懸命に練習した。今でもBRAVEが出来て、この国でMMAは本当に盛んになってきたけど、僕が始めたころは明日をもしれなかったよ……2年ぐらい、そういう感じだった」

――つまりハムザはバーレーンMMAのパイオニアなわけですね。

「そうだね、今も戦っている人間としては。MMAを始めても試合もなかったから、ドバイでセミプロの試合に出ようと思った。でも飛行機代がなくて、出られなかった。アマチュアの試合にしても、国内になくて外国に行く必要があったけど、そんな金はポケットをひっくり返しても出てこなかったからね。

そんな時にコーチがインドで試合があり、飛行機代も出ると教えてくれた。2012年、11月の話だよ。ハイレベルでなかった。アマチュア並みだったけど、あれがあって実戦経験のない僕はファイターとして戦う機会を得ることができるようになった。

Super Fight Leagueでデビューした後、UAEのDesert Forceがバーレーン大会を開くことになり、僕だけがMMA経験のあるバーレーン人だったら出場することができた。インドの試合から1年半も経っていたよ。そしてDesert Forceで3試合を経験したときに、BRAVE CFが活動を始めたんだ」

――それでもよく、MMAファイターを目指しましたね。

「精神的には厳しかったよ。練習だけしていて。ずっと同じ2人と練習していて。自分がどれだけ強くなれているのかも、分からなかったし。とにかく機会を得たときに、結果を残せるように何でも練習した。試合がなくても猛練習だけは続けた。あの時に相当、メンタルは鍛えられたと思う」

――そして話に出たBRAVEが母国で活動を始めたと。

「Desert Forceのタイトル戦に敗れ、夢も破れたと思った。そんな時にBRAVE CFが始まって、2試合連続で試合ができた。初めてだよ、3カ月の間隔で試合ができるなんて。本当にBRAVEの旗揚げで僕のキャリアは変わった。

でも、その2年前からバーレーンでMMAが始まることは分かっていた。もうすでにKHK MMAがオープンしていて、僕も練習していたから。まだ練習は3人だけだったけど、殿下が国内でナショナル・トライアウトを開き、選手を見出してジムは一気に賑やかになった。それからどんどん大きくなった、ジムもBRAVEも。

ホント、全てが変わったよ。殿下のおかげで、一気に変わった。この7年で、全くMMAをめぐる環境は変わったし、ジムも増えた。ゼロからここまで一気だ。まぁピンからキリまでだけどね。まだ始まったばかりだよ。

この変化を目の前で見てきた。素晴らしい経験ができたと思う。昔は日本の映画とかに出てくるマーシャルアーツの在り方が理解できなかったけど、実際に自分で練習するようになって規律を学ぶことができたんだ」

――そしていよいよBRAVE CFのバンタム級王座を賭けて戦う機会を手にできました。

「ずっとスティーブン・ローマンと戦うことが目標だった……2017年からね。でも、なかなか実現しない間に彼は1年間試合をしないで、BRAVEを去ってしまった。ずっと待ちぼうけを食わされたんだ。それもあって1度、ベラルーシでプロファイターとアマチュア戦を戦ったよ。試合をしたくて。そして、ついにタイトル戦が決まったんだ」

――カトーナはTUFを制し、UFCでも2勝2敗の選手です。

「経験豊かなのは確かだけど、経験が豊かなファイターがチャンピオンに居続けられることもない。若い力が育ってくるからね。彼がUFC出身とか関係ないよ。BRAVEでタフな相手と戦ってきたから」

――タイトル戦をホームクラウドの前で戦います。

「バーレーンのファンの声援は、いつも僕を後押ししてくれる。今回の試合はMMAだけでなくバーレーンのスポーツをステップアップさせる大切な戦いだよ。バーレーンには世界レベルで戦えるスポーツがほとんどないからね。僕らもできるという試合して、バーレーンのスポーツ界を変える……それが僕の使命だよ。

僕の目標は若い世代に、新しいスポーツの可能性を見せること。そして強い人間にはより責任感があり、守るべき規律がある。そこを理解してこそ、真の意味で強い人間になるということを若い世代に伝えたい。

だからこそ技術や経験だけじゃなくて、気持ちで戦うという姿勢を見せたい。バーレーン、アラブの人間は戦う気持ちを持っている。ここからの2年間が、僕らにとって本当に意味のある……勝負の年になる」

■視聴方法(予定)
3月12日(土・日本時間)
午前1時00分~ BRAVE TV

■ BRAVE CF57対戦カード

<BRAVE CFバンタム級王座決定戦/5分5R>
ハマザ・コヘジ(バーレーン)
ブラッド・カトーナ(カナダ)

<BRAVE CFライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
モハマド・ファフレディン(レバノン)
モハメド・サイード・マレム(スイス)

<BRAVE CF暫定ライト級王座決定戦/5分5R>
アブディサラム・クバチニエフ(キルギス)
クレイトン・シウバ(ブラジル)

<スーパーウェルター級/5分3R>
ヌルスルタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)
ルイス・フィリッピ・ディアズ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
サム・パターソン(英国)
クンカルパシャ・オスマエフ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
アス・アルマバエフ(カザフスタン)
イムラム・マガラモフ(アゼルバイジャン)

<ライト級/5分3R>
フセイン・カジマゴメアエフ(スイス)
アグシン・ババエフ(アゼルバイジャン)

<ライトヘビー級/5分3R>
ムルタザ・タルハ・アリ(バーレーン)
ミクヒル・サジニアニ(ジョージア)

<バンタム級/5分3R>
モハメッド・ファハッド(インド)
メイサラ・ムハメッド(エジプト)

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【BRAVE CF52】計量終了 バンタム級初陣モチャメド・マカエフ、ルジボエフ✖アブドゥラギモフに注目

【写真】計量を終え、この症状を浮かべたマカエフ。ケージの中でのパフォーマンスは向上するのか──気になる (C)BRAVE CF

7月31日(土・現地時間)、1日(日・同)にイタリアのミラノで現地のGolden Cageと共同開催される無観客大会=BRAVE CF52「Bad Blood」の計量が行われた。

メインは4月1日の50回記念大会で組まれていたBRAVE CFミドル級王座決定戦=ミドル級王者モハメド・ファフレディン✖モハメド・サリード・マレムがリスケされている。4月はファフレディンが体調不良に陥り、試合直前に欠場が決まり、マレムとの対戦は4カ月遅れて実施されることとなった。

ファフレディンが92.3キロ、マレムが91.6で計量を終えると、フェイスオフ後も睨み続けるミドル級チャンピオンに対し、マレムは我関せず正面を向いて撮影に応じた。


初のイタリア大会、地元イタリア勢やイタリア在住のモルドバ勢を中心に欧州のファイター、そしてロシア系と中央アジア系が集まりBRAVEらしいマッチアップが揃っている。

ベラエティが顔ぶれのなかでも要注目は、バンタム級初戦を迎えるデビュー以来10連勝中、オーストリア在住のチェチェン人ファイター=モチャメド・マカエフだ。流派は不明だがJrで空手、そしてキックの世界王者となったマカエフは、テイクダウンを織り交ぜて力強いファイトをフェザー級でも展開してきた。それでも上背やリーチがないため、さらに上を目指すために階級を落とすことにしたのということだろう。

対戦相手のガムザット・マゴメドフはキャリア6戦5勝1敗、その1敗はJP・ベイスに喫した反則負けだ。IMMAFの世界王者でバーレーンのKHK所属、つまりBRAVE CFによって育て上げられてきた選手といえる。レスリングベースのマゴメドフは、そのKHKで打撃とグラップリングの修得中で、「マカエフと戦えることで、さらにステップアップできる。打撃でも問題なく戦える」と意気込みを語っていた。

一方、マカエフも「彼やレスラー。テイクダウンを切って、打撃を入れる」と宣言。そのマカエフは減量が相当に厳しかったようで、下着を脱いで計量をパスしバキバキボディで雄叫びを挙げている。

フェザー級でも体力負けは特にしてないかったマカエフだけに、この減量がどのような影響を及ぼすか。

ここまでルジボエフの背が高いことが計量で判明した

さらにセミ前のアブドゥル・アブドゥラギモフ✖ヌルスルタン・ルジボエフのスーパーウェルター級のタイトルコンテンダー争いというべき、81キロ契約戦も楽しみだ。

元ウェルター級王者で現スーパーウェルター級チャンピオンのジャラ・フセイン・アルシラウィと1勝1敗、彼に喫した敗北がキャリア唯一の黒星のアブドゥラギモフは、テイクダウン&抜群のコントロール力を持つ。

バックからRNC、がぶってフロント系チョークというフィニッシュもあるアブドゥラギモフに対して、ルジボエフはテイクダウン狙いやサブミッションをカットして、打撃を入れるストライカーだ。BRAVE初陣ではイブラヒム・マネの三角絞めをスラムで叩きつけKO勝ちを収めている。瞬発力だけでなく、耐久力のあるルジボエフだけにアブドゥルギモフのコントロール&パウンドを凌ぎ、攻め疲れがあるようだと一気にパウンドで試合を決めることもあるが、ステディさアブドゥルギモフが有利といえるだろう。

■視聴方法(予定)
6月5日(金・日本時間)、
午前3時00分~ FITE
午前3時30分~ BRAVE TV

■ BRAVE CF52計量結果

<BRAVE CFライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
モハメド・ファフレディン:92.3キロ
モハメド・サリード・マレム:91.6キロ

<ミドル級/5分3R>
エンリコ・コルテーゼ:84.3キロ
ルスタン・ジエフ:83.9キロ

<81キロ契約/5分3R>
アブドゥル・アブドゥラギモフ:80.5キロ
ヌルスルタン・ルジボエフ:81.0キロ

<ライト級/5分3R>
ヴァレリュ・ミルシャ:70.4キロ
アユブ・ガジエフ:70.7キロ

<バンタム級/5分3R>
ガムザット・マゴメドフ:61.7キロ
モチャメド・マカエフ:61.6キロ

<スーパーライト級/5分3R>
アフマド・ラバン:75.2キロ
ビルジリュ・フラシネック:74.6キロ

<スーパーライト級/5分3R>
ブノワ・サンドニ:75.3キロ
アルカイツ・ラモス75.0キロ

<フェザー級/5分3R>
エリアス・ブグズダム:66.2キロ
ブリス・ピコ:64.8キロ

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