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Report UFC UFC254 カビブ・ヌルマゴメドフ ジャスティン・ゲイジー ブログ

【UFC254】三角絞めでゲイジーを落として勝利したヌルマゴドフが、まさかまさか──涙の引退表明!!

<UFC世界ライト級王座統一戦/5分5R>
カビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア)
Def.2R1分34秒by 三角絞め
ジャスティン・ゲイジー(米国)

やや遠い距離で右に回るヌルマゴメドフに対し、ゲイジーが左ローを蹴る。ゲイジーは左右に小刻みにステップを踏み、右ローも空振りに。それでも飛び込んで左ローを蹴ったゲイジーが、前に出てきたヌルマゴメドフにパンチを当てる。左アッパーで前に出たヌルマゴメドフだが、当たらず左ジャブを伸ばす。ローをキャッチしたヌルマゴメドフは、リリースして右を当てて組みへ。離れてジャブを連続でヒットしたヌルマゴメドフに対し、ゲイジーの大振りのパンチは当たらない。

足を使って回るゲイジーにヒザを入れたヌルマゴメドフは近い距離から走るように離れるゲイジーにジャブから右ストレート、さらに腹を蹴っていく。跳びヒザは距離が合わなかったヌルマゴメドフだが、左を振るって前へ。ゲイジーはボディからフックを狙う。かなりドタバタした展開のなかで、ヌルマゴメドフが右、ゲイジーが左を当てる。残り40秒でヌルマゴメドフがダブルレッグでテイクダウンを決めマウント、腕十字を狙ったところで初回が終わった。

2R、左ジャブを被弾するゲイジーは、左フックを打ち返す。さらにテイクダウン狙いを切り、右ローでヌルマゴメドフはバランスを崩される。直後にゲイジーのローにダブルレッグを仕掛けたヌルマゴメドフがバックに回る。上を向こうとしたゲイジーからマウントを取ったヌルマゴメドフが、三角絞めへ。そのまま下になり、三角を完成させるとゲイジーがタップ。レフェリーが見落とし、ゲイジーが落ちて勝負が決まった。

直後にキャンバスにしゃがみ込んで涙を流したヌルマゴメドフは、「神が全てを与えてくれた。ここにいる彼ら、そして20年以上も面倒を見てくれた父に感謝している。全ての僕のチーム、AKA、心の底から愛している。これが最後のファイトだと言いたい。父がいないなかでやってきた。初めてことだ。父を亡くして、UFCからジャスティン戦の話がきた時、母と3日間話した。彼女は父なしで、僕に戦ってほしくなかった。これが最後の試合だと約束した。全てをぶつけた。だから引退を実行する。

UFCに一つだけ望むことは、P4Pのナンバーワン・ファイターに認定してほしい。それが望みだ。UFCアンディスピューティッド・ライト級王者、29試合のMMAキャリアでFCでは13勝0敗だ。ロレンゾ・フォルティタ、ダナ・ホワイト、感謝している。そしてジョー・シルバ、僕と契約してくれたことは忘れない。ありがとう。パンデミックのなかで、素晴らしい仕事をしているUFCの皆にありがとうと言いたい。ジャスティン、ありがとう。君が勇敢なことは知っている。君のことは良く分かる。明日のことは誰も分からない。でも、いつかこういうことは起こる。みんな、ありがとう。今日が僕のUFCでの最後の試合だ。父の夢が叶った。コナーとジャスティンの2人からチョークで勝った。もう、コレに興味はない」とUFC統一世界ライト級王者は、衝撃の引退発言を行った。


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Report UFC UFC254 ジャレッド・キャノニア ブログ ロバート・ウィティカー

【UFC254】ロバート・ウィティカーが、変幻自在の打撃でジャレッド・キャノニアに快勝

<ミドル級/5分3R>
ロバート・ウィティカー(豪州)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ジャレッド・キャノニア(米国)

胸を開いたような構えでスイッチするキャノニアは、ローでウィティカーを崩した直後に、自らのハイで尻もちをつく。ウィティカーは立ち上がったキャノニアに左、右と蹴りを上下に放ち、キャノニアも右カーフを蹴る。その蹴りの踏み込みに右を合わせたウィティカーは、右ハイの辛くも避けたキャノニアに右ストレートを打ち込む。

ローに左ジャブを合わせたウィティカーは、右から左ロングフックを見え、キャノニアは右ローを蹴る。飛び込んでパンチを当てるウィティカーは鋭い左ローで前足を削る。さらに腹に蹴りを入れたウィティカーがステップを踏んでから右ハイ、着地と同時にワンツーと攻めたウィティカーが初回を取った。

2R、初回は蹴り以外の攻撃がほとんど届かなかったキャノニアのローに、ウィティカーが左ジャブを合わせる。ジャブの差し合いから右ローを蹴ったキャノニアは、ウィティカーの左足を攻撃のターゲットと定めたか。キャノニアの左ハイをブロックしたウィティカーは、近い距離でアッパーを狙う。キャノニアを動かせて、パンチを当てるなど、ウィティカーの試合巧者ぶりが目立つ。

ようやく左ジャブに右フックを合わせたキャノニアが、ローを続ける。残り70秒でダブルレッグからテイクダウン、バックに回ったウィティカーは後ろからハイを狙う。終盤にダブルジャブを決めたウィティカーがこの回もリードした。

最終回、よりサイドの構えになり、戻したウィティカーが左ジャブから前蹴りを見せる。さらに鋭い左ジャブと緩急をつけた攻撃のウィティカーは、左を見せた直後に右ハイキックをヒットさせる。後方に下がり、追い打ちに倒れたキャノニアはクローズドガードへ。直ぐに足を一本抜いたウィティカーは肩固めを仕掛ける。察知したキャノニアにエルボーを落とし、マウントを取ったウィティカーはスクランブル狙いにバックを制する。

キャノニアは胸を合わせにかかり、スタンドへ。残り90秒強となり、両者が離れる。右ローにウィティカーが左フックを合わせ、踏み込みに左ジャブを打っていく。キャノニアは左ハイ、ガードしたウィティカーだが右ジャブを打たれ腰が落ちる。回りつつ、パンチを振るったウィティカーがダブルレッグに。切ったキャノニアがヒザ蹴りを狙うが、バランスを崩す。すぐに立ち上がったキャノニアだが、時間はなくタイムアップに。

ウィティカーがジャッジ3者から29-28という評価を得て判定勝ちした。


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Report UFC UFC254 アレキサンダー・ヴォルコフ ウォルト・ハリス ブログ

【UFC254】蹴り、ボディ、ジャブ、攻撃を散らしたヴォルコフが、最後は右前蹴りを腹に突き刺しTKO勝ち

<ヘビー級/5分3R>
アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)
Def.2R1分15秒by TKO
ウォルト・ハリス(米国)

サウスポーのハリスに対し、左ジャブを伸ばすヴォルコフ。ハリスは左の蹴りを連続し腹を狙う。ワンツーの左ストレートを当てたヴォルコフは前蹴りから左ジャブでハリスを下がらせる。パンチを纏められたハリスは、右に回って左ミドルもボディストレートを打たれる。さらに顔面にワンツー、前蹴りでボディを蹴るなどヴォルコフが攻撃を散らし、ショートのアッパーを連打する。フックを打ち返すハリスだが、手数及び精度でヴォルコフが試合を有利に進める。

攻めの手段が見つからないハリスは、ワンツーで下がりアッパー、ボディを打ち込まれながら、思い切り左右のフックを返したハリスだがラウンドを落とした。

2R、シングルのフェイクから右フックを当てたハリスだが、距離を詰められると頭を下げて動けなくなる。そこをシングルで打開するも、ヴォルコフは落ち着いて右をヒットさせる。と、ヴォルコフの右の前蹴りがボディを突き刺し、ハリスは痛みに耐えきれず倒れ込み勝負が決した。


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Report UFC UFC254 フィル・ホーズ ブログ

【UFC254】フィル・ホーズ、右から掌底でダウンを奪い──連打でマルクーンから18秒UFC初陣V

<ミドル級/5分3R>
フィル・ホーズ(米国)
Def.1R0分18秒by KO
ジェイコブ・マルクーン(豪州)

ケージの前を回るマルクーンに対し、右から左の掌底を入れたコンテンダーシリーズ卒業生のホーズ。これが効いて倒れたマルクーンが立ち上がるも、ホーズは右、右、左、右を打ち込んであっという間にKO勝ちを決めた。


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Report UFC UFC254 ケイシー・ケニー ナサニエル・ウッド ブログ

【UFC254】これでプレリミか!! 疲れても、パンチを当て組んでコントロールしたケニーがウッドに競り勝つ

<140ポンド契約/5分3R>
ケイシー・ケニー(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ナサニエル・ウッド(英国)

ウッドのローをチェックするケニーだが、ワンツーを被弾する。ケニーは左ミドルをいれるが、ボクシングはウッドが攻勢だ。ローを蹴り合い、ウッドの左にワンツーを当ててケニーだが、ウッドがパンチは鋭く伸びる。ケニーは左ミドルも、ガードが空くのが気になる。踏み込んでワンツーの左を当てたケニー、スピニングバックフィストを空振りし、左フックを被弾する。

それでも右から左ストレートをケニーは決め、左ローを蹴る。さらに右から左を当てたケニーが形勢逆転、左フックをクリーンヒットさせる。パンチがオープン気味になってきたウッドは左ローに続き、左フックを打たれる。後ろ回し蹴りを見せあった両者、右を当てて左ハイを蹴ったケニーが初回は競り勝ったか。

2R、左フックをダブルで放ったウッドに対し、ケニーが後ろ回し蹴りを2発繰り出す。ケニーは左縦ヒジから右フック、さらに左を当てる。左右のローを返したウッドに対し、ケニーのダブルレッグは距離が合わない。それでも右を当てたケニーが、左ローから左ハイもやや動きが落ちてきたか。

ウッドは対照的に動きが落ちないが、パンチは被弾する。左ミドルを入れるも、体の軸が乱れるようになったケニーは、パンチを被弾しながらも左ストレート、ワンツーを当てる。組んでも倒せないケニーだが、ワンツーフックとパンチは当たる。首相撲&ヒザを見せて離れたケニーはローに左を合わせ、直後にウッドがワンツーからスリーフォーとパンチを打っていく。ローでヒザをつかされたウッド、動きはキープしているが攻撃を受けた数は多く、この回も落としたか。

最終回、素早い左リードフックをリズムを変えて見せるウッドに対し、ケニーは構えを変えてロー、左ボディを入れる。スピードで優るウッドは跳ねるように左右のローを蹴る。とケニーがシングルからバックに回り、ホールディングダウン。すぐに起き上ったウッドのワキ腹にバックコントロールからヒザを突き上げる。

ウッドのスイッチをすかしてバックをキープするケニーは、胸を合わせられるとダブルレッグへ。ヒザをついて耐えたウッドは、立ち上がると逆にシングルを見せる。残り90秒、クリンチから足払いバランスを崩したウッドは、ケニーのシングルからのバック狙いに反応して離れる。と、ケニーが左を当て、ウッドが右を返す。疲れながらも、疲れ切らなかったケニーは組んでからパンチを見せ、ウッドも最後までその動きを見極め、タイムアップに。

結果3-0で勝利したケニーが、「年内にもう1試合戦い」と話した。


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Report UFC UFC254 アレックス・オリヴェイラ シャクハト・ラクモノフ ブログ

【UFC254】カザフスタンのシャクハト・ラクモノフが、カウボーイ・オリヴェイラをギロチンで破る

<173ポンド契約/5分3R>
シャクハト・ラクモノフ(カザフスタン)
Def.1R4分40秒by ギロチンチョーク
アレックス・オリヴェイラ(ブラジル)

キャリア12連勝中、UFC初陣のラクモノフが体重オーバーのオリヴェイラと戦う。右を当てて、ラクモノフのワキを走り抜けるオリヴェイラ。ラクモノフは右カーフを蹴り、蹴り足をとって右を当てようとする。右ジャブ&ローから、右オーバーハンドを見せたラクモノフは、オリヴェイラの右に右ヒザをボディに合わせ、パンチを纏める。オリヴェイラのクリンチにもヒザをボディに突き刺すラクモノフは、押し込み返されてもウィザーから小手を決めて投げを狙う。

耐えたオリヴェイラがダブルレッグを仕掛ける。ケージを背にしたラクモノフは耐え続け、残り30秒でギロチンから引き込むとクローズで固めてタップを奪った。「カザフスタンの国旗を掲げることができて嬉しい。UFCで18戦もしている相手に勝てて、感傷的になっている。最後は僕の得意技の一つなんだ。次? 家に戻って休むよ。カザフスタン人は急がないんだ」と勝者は話した。


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Report UFC UFC254 サム・アルヴィー チョン・ダウン ブログ

【UFC254】序盤2つのラウンドが劣性に見えたチョン・ダウン、アルヴィー相手に三者三様のドロー

<ライトヘビー級/5分3R>
チョン・ダウン(韓国)
Draw.1-1:29-28.28-28.28-29
サム・アルヴィー(米国)

やや距離を取って構える両者。アルヴィーがケージを背負って左に回り、チョン・ダウンが右前蹴りを見せる。ローを見せた両者、チョン・ダウンがボディフックから右ハイを放つも、距離を詰めることはない。自らの前蹴りで尻もちをつき、すぐに立ち上がったチョン・ダウンはアルヴィーの左フックをかわす。前に出てワンツーを入れたアルヴィーは、逆にワンツーを打たれると体を大きく揺らして左を当てる。

動きが止まったチョン・ダウンにパンチを纏め、ダーティーボクシングに出たアルヴィーは組まれてもケージを背負って余裕の対処を見せる。離れたチョン・ダウンが右を打ち込むが、アルヴィーは一旦間合を外して右から左を伸ばす。さらに踏み込みに右を当て、ワンツーを放ったアルヴィーはアイポークに顔をしかめながら初回を終えた。

2R、チョン・ダウンの右に左を合わせるアルヴィー。チョン・ダウンも下がらず、左ジャブを伸ばし、右のタイミングを計る。カウンターで右を入れたアルヴィーは右に回ってチョン・ダウンの前進をかわし、右フックを当てる。チョン・ダウンは右ハイをブロックされた直後にワンツーを被弾する。右カーフを入れて、ワンツーをヒットさせたアルヴィーに対し、チョン・ダウンはパンチを打つ時に頭が下がるようになってきたか。

左フック、右カーフを繰り出すアルヴィーに、チョン・ダウンも左フックを当てる。右リードアッパー&左フック、さらにアッパーから左というコンビネーションを見せたアルヴィーがこの回も取った。

最終回、前に出てパンチからテイクダウンという指示が出たチョン・ダウンは、ローを蹴られるが、右フックに右エルボーを合わせてダウンを奪う。パウンドを落とし、スクランブルでバックに回ったチョン・ダウンはケージにアルヴィーを押し込んで、後方からパンチを入れる。胸を合わせたアルヴィーは、離れたチョン・ダウンに右アッパーを突き上げる。

次に距離を近づくと、アルヴィーが右アッパーを連打、さらに左右のフックと攻撃を纏める。チョン・ダウンはまたも右フックに右エルボーを合わせ、動きが止まったアルヴィーに組みつく。ボディロックテイクダウンを耐えるアルヴィーは、非常に苦しそうな表情を浮かべている。

首相撲にバックを伺ったチョン・ダウンは、胸を合わされると小外掛けを仕掛ける。ケージを背にして耐えたアルヴィーはチョン・ダウンに時間を使わせたが、またも右エルボーを打ち込まれ腰を落ちる。この後アルヴィーは足を使い、チョン・ダウンとの距離を取って試合終了に。

最初の2Rはアルヴィー、チョン・ダウンは最終回をビッグラウンドにできたか。結果、1-1のドローとなった。


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Report UFC UFC254 ブログ ミランダ・マーヴェリック リアナ・ジョフア

【UFC254】テイクダウン封印のマーヴェリックが、縦ヒジでジョフアの鼻を切り裂きTKO勝ち

<女子フライ級/5分3R>
ミランダ・マーヴェリック(米国)
Def.1R5分00秒by TKO
リアナ・ジョフア(ジョージア)

サウスポーのマーヴェリックが左フック、左ミドルを入れ、ジョフアが右ストレートを返す。スーパーマンパンチのワンツーで、ツーの左を当てたマーヴェリックがボクシングマッチでジョフアの右を受けながらも、左ハイから左ストレートというコンビネーションを見せる。ローに右をカウンターで合わせたジョフアも続いて右フックをヒットさせる。

マーヴェリックは左ハイを蹴った直後に、左ボディストレートを入れ、左エルボー2発入れる。左ハイ&右ストレートのコンビ、サイドキックを蹴ってサークリングを駆使するマーヴェリックは得意のテイクダウンを見せずに打撃戦を続け、左の縦ヒジでジョフアの鼻をカットさせる。左ミドルハイを続けたマーヴェリックが、鼻の頭から流血するジョフアをリードした。

インターバル中にドクターチェックが入り、「ノー、ノー、ノー、プリーズ」というジョフアの哀願も叶わず、試合続行不可能と判断された。「もっと色々と見せたかった。3Rかけて、グラウンドの打撃でフィニッシュしたかったの。私はどんな状況でも戦えるけど、その機会がなかった」とまくし立てた勝者は、家族への感謝の言葉を述べると感極まって言葉を詰まらせた。


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News UFC UFC254 カビブ・ヌルマゴメドフ ジャスティン・ゲイジー ブログ

【UFC254】計量終了 下着を脱いでパスのヌルマゴメドフに心の乱れ?! ゲイジーにブレなし!!

【写真】ファイトウィークで、このような覇気のないヌルマゴメドフの表情は過去にあっただろうか(C)Zuffa/UFC

24日(土・現地時間)、UAEはアブダビのヤス島=UFC Fight Island で開催されるUFN180:UFN on ESPN+38「Ortega vs Korean Zombie」が開催されるUFC254「Khabib vs Gaethje」の計量が行われた。

メインでUFC世界ライト級王座統一戦を戦う正規王者カビブ・ヌルマゴメドフと暫定王者ジャスティン・ゲイジーは、揃ってリミット丁度の155ポンドでクリアした。


サングラスとマスク着用でステージに登壇したヌルマゴメドフは、下着を脱いで計量をパス。その瞬間に心底ホッとした表情を浮かべると、大きく息をついてスケールの上でポーズを取った。一方のジャスティン・ゲイジーはマスク越しからでも、自信と集中力が伝わってきた。

ケージ内では常にポーカーフェイスのヌルマゴドフが見せた心のぶれだったが、フェイスオフではゲイジーと握手をかわし泰然とした顔に戻っていたが……果たして。

ウェルター級でシャクハト・ラクモノフと対戦するアレックス・オリヴェイラは、: 3ポンドオーバーで20パーセントの減給、オープニングファイトのライト級に出場するジョエル・アルバレスは4.5 ポンド超過、ファイトマネーの30パーセントを没収されアレクサンドル・ヤコブレフと拳を交えることになった。

またバックファイターとして現地入りしているマイケル・チャンドラーは155ポンド、セルゲイ・モロゾフは139.5ポンド、イシ・フィティケフが203.5ポンドとなっている。

■視聴方法(予定)
10月25日(日・日本時間)
午前零時~UFC FIGHT PASS
午前3時~UFC Fight PASS PPV
午前3時~WOWOWメンバーズオンデマンド
午前11時~WOWOWプライム

■UFC254計量結果

<UFC世界ライト級王座統一戦/5分5R>
[正規王者]カビブ・ヌルマゴメドフ: 155ポンド(70.31キロ)
[暫定王者]ジャスティン・ゲイジー: 155ポンド(70.31キロ)

<ミドル級/5分3R>
ロバート・ウィティカー: 186ポンド(84.37キロ)
ジャレッド・キャノニア: 185ポンド(83.91キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレキサンダー・ヴォルコフ: 265 ポンド(120.2キロ)
ウォルト・ハリス: 254ポンド(115.21キロ)

<ミドル級/5分3R>
フィル・ホーズ: 186ポンド(84.37キロ)
ジェイコブ・マルクーン: 186ポンド(84.37キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ローレン・マーフィー: 126ポンド(57.15キロ)
リリア・シェキロワ: 126ポンド(57.15キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マゴメド・アンカラエフ: 205.5ポンド(93.21キロ)
イオン・クテレバ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ステファン・シュトルーフ: 265 ポンド(120.2キロ)
タイ・ツイバサ: 265 ポンド(120.2キロ)

<140ポンド契約/5分3R>
ケイシー・ケニー: 140ポンド(63.5キロ)
ナサニエル・ウッド: 140ポンド(63.5キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・オリヴェイラ: 173ポンド(78.47キロ)
シャクハト・ラクモノフ: 171ポンド(77.56キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チョン・ダウン: 206ポンド(93.44キロ)
サム・アルヴィー: 206ポンド(93.44キロ)

<女子フライ級/5分3R>
リアナ・ジョフア: 126ポンド(57.15キロ)
ミランダ・マーヴェリック: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
ジョエル・アルバレス: 159.5 ポンド(72.34キロ)
アレクサンドル・ヤコブレフ: 155.6ポンド(70.57キロ)

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Preview UFC UFC254 カビブ・ヌルマゴメドフ ジャスティン・ゲイジー ブログ

【UFC254】世紀の一戦、ダゲスタン・レスリング=ヌルマゴメドフ✖フォークスタイルを使わないゲイジー

【写真】ゲイジーは肩にかけていたベルトを外して写真に納まっていた(C) Zuffa/UFC

24日(土・現地時間)、UAEはアブダビのヤス島=UFC Fight Island でいよいよUFC254「Khabib vs Gaethje」が開催され、UFC世界ライト級王座統一戦=正規王者ガビブ・ヌルマゴメドフ✖暫定王者ジャスティン・ゲイジーの1戦が行われる。

これまでFight Islandでのイベントは米国時間の土曜日の夜に合わせ、現地では日曜日の未明、日本時間だと日曜日の早朝スタートであったが、今回の大会はロシア時間に調整したのか、それが正規王者のパワーなのか現地の土曜日の夜に取り行われる。


今さら説明の必要もないだろうが、ヌルマゴメドフはロシア・ダゲスタンのマハチカラ出身で2008年9月のMMAデビュー以来、実に12年間で28勝0敗、デビューから負け無しの世界記録保持者だ。

トニー・ファーガソンとの運命のいたずらともいえるすれ違いを経て、2018年4月にUFC世界王者に輝くと、同年10月にはコナー・マクレガーを破り同王座の初防衛に成功。昨年9月のダスティン・ポイエーを相手に2度目の防衛を収め、今年の4月にファーガソンとの大一番が予定されていた。

しかし、COVID19のパンデミックによりロシアに残ることを選択し、大会自体も5月の無観客時代の幕開けとなったフロリダ大会にリスケされ、彼の代役であったゲイジーがファーガソンを下し暫定王者となった。

7月に新型コロナウィルスに感染した父であり、コーチであったアブドゥルマナプさんを7月に亡くしたフルマゴメドフにとって、今回の統一戦は弔い合戦ともいえる。そんな王座統一戦を前に、UFCと契約を果たしたマイケル・チャンドラーは全てを知り抜いたうえで、「ヌルマゴメドフのレスリング✖ゲイジーの打撃の勝負となる」とバーチャル・メディア会見で発言している。

(C)DAVE MANDEL

とはいえゲイジーはもともとノース・コロラド大時代にはD-1オールアメリカンに輝いているレスラーだ。

そして、MMAでは打撃戦のなかでダブルレッグでスラム、首を取るような形でスナップバックを決めて対戦相手の背中をマットに叩きつかせることはあったが、徹底して殴り合いを続けレスリング・スキルを見せたことはほぼない。そのゲイジーが今回の試合前に、現在のNCAA D-1レスリングで157ポンド最強と目されているライアン・ディーキンとトレーニングを積んできた。

ゲイジーは21日(水・同)の記者会見で「自分のベストを考えている。ヌルマゴメドフは自分の持つレスリングを駆使せずに戦うこともあった。それは僕も同じだ。皆がその準備をしているかというけど、彼は僕をケージに押し込むことはできない。中央で僕に組んで来ようとしたら、ダメージを与える。足を蹴れば、もう前に出てくることはできなくなる」と自信を覗かせた。

あくまでもレスリングを使わず、打撃でダメージを与えるというゲイジーに対し、ヌルマゴメドフは「ジャスティンがレスリングができることは知っている。ただし、ダゲスタン・レスリングとアメリカン・レスリングは違う。スタイプ・ミオシッチにしても一度、テイクダウンすると立ち上がってフィニッシュしていた。アメリカのレスラーはすぐにスタンドに戻る。それが自分との大きな違いだ。私は一度テイクダウンすると、相手のディフェンスが良くても一晩中レスリングを続けることができる。それがアメリカのレスリングとダゲスタンのレスリングの違いだ」と反応した。

ダゲスタンではスリングは人生の一部と言われている。キッズ・レスリングでも大きな体育館で100人、200人と言う子供たちが組み合い、カスピ海のビーチでは砂の上で彼らは組み合っている。そんな環境で生き残った能力のある者だけが、戦闘民族ダゲスタン代表のレスラーになれる。とはいっても、ダゲスタンで行われているレスリングはあくまでもフリースタイル・レスリングだ。

いってみればボディロックがなく、スクランブル戦が主流のアメリカン・フォークスタイル・レスリングの方がコントロール&打撃の融合という部分でMMAに適している。ヌルマゴメドフがいうようにアメリカのレスリングがスタンドに戻るのは、立ち上がることにフォークスタイル・レスラーは優れているからだ。

(C)Zuffa/UFC

同時にヌルマゴメドフは、スクランブルが主流になったMMAでテイクダウン後は立たせずにコントロールを続け、殴り、絞めて勝っている。

といってもれがダゲスタン・レスリングかといえば決してそういうことではなく、ヌルマゴメドフがフリースタイル・レスリングとブラジリアン柔術を巧みに融合させ、トップコントロールと打撃を見事に一体化させているのだ。

ヌルマゴメドフはマウントを取り、バックでは両足をフックしている。対して、フォークスタイル・レスラーは足をフックしないバックコントロールもグライディングとして、重視している。さらにいえばバックをとっても両足でなく、ワンフックに近い形で──両足フックで腹を突き出して背中を伸ばすヌルマゴメドフの潰し方とも違い──相手の足を広げる動きで背中を伸ばさせている。

映像に残るカレッジ時代のゲイジーはダブルレッグやアンクルピック、シングルからのスラムなど見せる一方で、ピンよりもバックコントロールを重視する向きもある。何よりも受けが強く、パーテルでは一瞬にして立ち上がって胸を合わせて1P奪取するというフォークスタイルに準じた戦いを身につけている。

倒す、コントロール&スクランブルというフォークスタイルの要素をゲイジーの持つ、フリースタイル&柔術を融合させたヌルマゴメドフに対して組ませないという自信は、やはりフォークスタイルを知り抜いているからなのか。

ヌルマゴメドフにしてもKOパワーを有している。とはいえ、テイクダウンがその先にあるからこその強振であり、テイクダウンで倒されないゲイジーの自信が本物なら、頭を下げて腕を振るうヌルマゴメドフのパンチは暫定王者に攻撃の突破口を与えることになりかねない。

いずれにせよ、打撃戦で勝負が進んだとしても、レスリング勝負という局面が背景ある王座統一戦。会見の最後に自身のベルトを肩から外し、挑戦者という意味合いを強調したゲイジーの潔さから、激しくもクリーンな戦いが見られそうだ。ヌルマゴメドフが組めるのか、そしてゲイジーはテイクダウンを許すと立つことができるのか。

世紀の一戦は、まずこの2点から注視したい。

■視聴方法(予定)
10月25日(日・日本時間)
午前零時~UFC FIGHT PASS
午前3時~PPV
午前11時~WOWOWプライム

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