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Report UFC UFN240 クリス・カーティス ブレンダン・アレン ブログ

【UFN240】アレンがTD&バックマウントで要所要所を抑え、カーティスに判定勝ちでリベンジ&7連勝

<ミドル級/5分5R>
ブレンダン・アレン(米国)
Def.2-1:49-46.48-47.47-48.
クリス・カーティス(米国)

サウスポーのカーティスが距離を詰めると、アレンが蹴りを散らしながら右ストレートを伸ばす。身長で下回るカーティスはワンツーをボディに伸ばすが、アレンがボディロックで組みつき、グラウンドに持ち込んでバックマウントへ。四の字フックで固めたアレンが、カーティスの手首を抑えてパンチで削る。しかしカーティスが反転して立ち上がった。背中を着けたままのアレンに、レフェリーがスタンドアップを命じる。

スタンドで再開後、アレンが左ジャブから右の打ち下ろしを見せる。不敵な笑みを浮かべるカーティスが距離を詰めると、アレンは右ストレート、右ヒジを繰り出す。さらに右ロー、右ミドルから右ストレートを当てた。左ボディストレートを見せるカーティスだが手数が少なく、アレンの右を何度も受けてしまう。さらにアレンが右ボディストレートを伸ばし、右ミドル、右ストレートとサウスポー対策を貫いた。

2R、最初は距離を詰めたアレンがサークリングして右を当てていく。カーティスが左ストレートから右フックを返すと、アレンも右ヒジを繰り出す。ジャブ、ストレートの交換からカーティスが左ボディを突き刺した。さらにアレンのダブルレッグをスプロールする。カーティスのパンチがヒットし始めるも、アレンが手数を増やした。カーティスにケージを背負わせ、右手首を抑えて右ヒジを叩き込む。さらに首相撲を狙ったが、ここはカーティスが離れた。カーティスも手数が増え、距離を詰めると右アッパーを見せるが、アレンも右ヒザを突き上げる。カーティスの右ジャブから左ボディがヒット。さらにカーティスが左ボディストレートを突き刺すと、アレンの体が一瞬くの字に曲がった。

3R、アレンが左ジャブを突き右ストレートを伸ばす。しかしカーティスもアレンの顔面を捉える。ケージを背負ったアレンは右ストレートからケージ中央に押し戻して右ヒジ、右ストレートを見せる。アレンの右ヒジの頻度が高まってきた。ここでアレンの右がアイポークとなったか。カーティスが左目を抑えて下がり、試合は中断される。

ドクターチェックの後すぐに再開され、カーティスがアレンを追い続ける。カーティスの左ボディから右フックがクリーンヒット。グラついたアレンを、カーティスがパンチで攻め立てる。アレンも右を当て、下がったカーティスにダブルレッグで組みつきバックに回った。立ち上がるカーティスのバックに乗ったアレンが、スタンドのまま四の字フックからRNCを狙う。カーティスが正対して離れると、アレンがパンチを浴びせていった。

4R、互いにストレートを伸ばす。ケージを背負うアレンが右ロー、右前蹴りで距離を取るが、カーティスの左ボディを受けて動きが止まる。カーティスの右ジャブがアレンの右目に入ったか、中断されたがすぐに再開される。動きが落ちたアレンに、カーティスが右フックと右アッパーを繰り出す。アレンが左フックを当てた直後、ダブルレッグでグラウンドに持ち込み、バックマウントを奪った。しかしカーティスが反転してスタンドに戻る。打撃戦ではカーティスの左右ボディが当たるも、アレンも打ち下ろしの右ストレートでカーティスの動きを止める。またもアレンがダブルレッグからバックに回り、右足を差し入れてグラウンドに引きずりこむ。反転しようとしたカーティスからマウントを奪ったアレンがラウンド終了までキープした。

最終回、アレンがサークリングしながら右ハイを繰り出す。ブロックしたカーティスが追い続けるも、アレンの蹴りで捌かれてしまう。カーティスはアレンのダブルレッグをカットし、立ち上がり際に右ヒザを浴びせる。なおも組んだアレンはバックを狙いつつヒザ十字を仕掛けるも、すぐにカーティスが立ち上がった。スタンドでは首相撲の展開からヒジとヒザを見せる両者。アレンのダブルレッグをスプロールしたカーティスはスタンドを選択する。やや動きが落ちたアレンが被弾する場面も増えてきた。

スピードのないアレンのダブルレッグをスプロールしたカーティスが、ガブりながらパンチを浴びせる。明らかに疲労が見えるアレンはマットに背中を着けるも、レフェリーからスタンドを促される。再開後、すぐにシングルレッグで組んだアレンがバックマウントを奪取する。ここもカーティスが体勢を入れ替え、立ち上がった。アレンは再度シングルレッグを狙うも倒せず。ラウンド残り僅かでアレンのヒザをボディに受けたカーティスの動きが止まる。しかしヒザが効いたのではなく、右のハムストリングスを痛めたようだ。ここでアレンが攻め込むも試合終了のホーンが鳴った。

両者は2021年12月に一度対戦しており、初戦ではカーティスがヒザ蹴りでアレンをKOしている。以降はアレンが連勝を重ね、今回の再戦をスプリットで制し、オクタゴン7連勝を飾り王座挑戦をアピールした。


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45 MMA Report UFC UFN ESPN+98 UFN240 アレキサンダー・ヘルナンデス デイモン・ジャクソン ブログ

【UFN240】デイモン・ジャクソン、ヘルナンデスにスプリット判定勝ちで連敗脱出

<147.5ポンド契約/5分3R>
デイモン・ジャクソン(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.27-30
アレキサンダー・ヘルナンデス(米国)

ヘルナンデスが腰を落とした構えから右ストレート、ジャブを突いて右のカーフキック、左ミドルを蹴る。ジャクソンもガードを上げて右ミドルと右カーフ、ヘルナンデスは右ストレートから返しの左フック。サウスポーにスイッチしたヘルナンデスが右のアウトローを蹴ると、ジャクソンが蹴り足をキャッチしてバックへ。そのままケージに押し込むが、ヘルナンデスは正対して離れる。

ヘルナンデスがワンツーで前進。ジャクソンはヘルナンデスの左ミドルをキャッチして、シングルレッグに入る形でケージに押し込む。足にヒザ蹴りを入れながらダブルレッグに入り、持ち上げるようにテイクダウンする。ヘルナンデスも背中をつけないままラウンド終了となった。

2R、ヘルナンデスは右カーフキック、ジャクソンは右ストレートから歩くようにパンチを放つ。サウスポーにスイッチしたヘルナンデスはジャブと右フック。ジャクソンはオーソドックスに戻したヘルナンデスに右のカーフを蹴り、右ストレートから左フックを返す。ヘルナンデスも右ストレートを返すが、ジャクソンは歩くようなパンチで前に出る。

ヘルナンデスがスイッチしながら左を当てると、ジャクソンは右ストレートを伸ばして前に出て、ケージを背負ったヘルナンデスをダブルレッグでテイクダウンする。そして立ち上がるヘルナンデスのバックについて両足をフック。スタンドのままRNCを狙いつつパンチを入れた。

3R、ヘルナンデスがジャクソンの右の前蹴りにワンツーを合わせ、ジャクソンがダウン。ヘルナンデスは亀になるジャクソンにパンチを落として、肩固めの形でマウントへ。ジャクソンも背中を見せて立ち上がり、距離を取る。

ヘルナンデスが右ストレートを当てると、ジャクソンもダブルレッグに入ってケージに押し込む。ヘルナンデスが態勢を入れ替えると、逆にジャクソンがバックをとって体を伸ばしてパンチを打つ。ヘルナンデスは腰を上げて、ジャクソンを前に落としてバックを取り返す。

ジャクソンもシングルレッグに入ってケージに押し込む。ここからケージ際で四つ組みの攻防が続き、互いに態勢を入れかえてテイクダウンを狙う。終了間際にはパンチとヒジで打ち合った。判定はスプリットでジャクソンに軍配が上がり、連敗脱出を果たした。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN240 キック チャペ・マリスカル モーガン・シャリエール

【UFN240】シャリエールが左ボディを効かせるも、マリスカルが最終回を制してスプリット判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
チャペ・マリスカル(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.27-30
モーガン・シャリエール(フランス)

スイッチするマリスカルに、シャリエールがワンツーから左右の連打を浴びせる。マリスカルは組みついてグラウンドに持ち込むが、ここはシャリエールがギロチンから切り返す。マリスカルがスクランブルに持ち込むと、シャリエールはスプロールからガブり続けて立ち上がる。マリスカルが足をかけてバランスを崩しつつ、ケージまでドライブした。シングルレッグからダブルレッグ、さらにハイクロッチに切り替えるマリスカル。シャリエールはヒザを突き上げ、さらにテイクダウンを許さず。マリスカルが離れた。

ケージ中央でマリスカルが右クロスから足技を見せ、さらにダブルレッグでドライブした。シングルレッグに切り替えてもシャリエールは倒れない。差し返したシャリエールがヒザを突き上げる。マリスカルは左ヒジから一旦離れ、再度シャリエールをケージに押し込む。ケージ際での差し合いから、マリスカルの左がヒットしてシャリエールがバランスを崩した。ケージ際でスクランブルの展開が続いたあと、両者がケージ中央へ。マリスカルが左ミドルを見せると、シャリエールの左もマリスカルの顔面を捉えた。

2R、マリスカルの両目付近の腫れが目立つ。サウスポーに構えたマリスカルがサークリングする。シャリエールのパンチを受けたマリスカルが右カーフを返すも、シャリエールの右がクリーンヒットした。マリスカルが頭を下げると左ハイキックを打ち込んだシャリエールは、右インロー、右ボディストレートと攻め立てる。マリスカルも右カーフ、右ハイと返していく。さらにテイクダウンから右アッパーでシャリエールにケージを背負わせるも、中央に戻ったシャリエールが左ボディを決める。

至近距離になるとシャリエールの左ボディ、右ストレートと続けてヒット。さらに左ボディを効かされたマリスカルが下がるように。スイッチしながら距離を詰めるシャリエールの右ローで、マリスカルがバランスを崩した。マリスカルはシャリエールの首に手を掛けたが、シャリエールが小外で倒してバックコントロールへ。立ち上がるマリスカルは右前蹴りをシャリエールの顔面に当てるも、そのままシャリエールが抱え上げて倒した。

最終回、シャリエールがジリジリと距離を詰めて左ジャブを突く。右ミドルハイからワンツーを見せたが、マリスカルも左ジャブから右ストレート、スイッチして左を当てる。マリスカルがパンチの連打を浴びせるも、シャリエールがブロック。しかしマリスカルが手を止めず、パンチがシャリエールのアゴを捉えた。ここでシャリエールはダブルレッグで切り返し、マリスカルに背中を着かせる。ハーフガードのマリスカルを抑え込んだシャリエールは、スクランブルから立ち上がる。マリスカルがケージに押し込むも、シャリエールが首を取って切り返した。しかしマリスカルもガブるシャリエールをシングルレッグで押し込み、トップを奪った。ハーフガードから潜るシャリエールに、マリスカルが左パウンドを連打していった。

2Rはシャリエール、3Rはマリスカルが取っただろう。ここは1Rをどう見るか--1人のジャッジはフルマークでシャリエールを支持したが、2人はマリスカルの勝利に。マリスカルがスプリットでノンストップのラフファイトを制して、オクタゴン3連勝とした。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN240 イグナシオ・バハモンデス キック クリストス・ギアゴス

【UFN240】190cmのライト級=バハモンデスがリーチをフル活用、左ハイでギアゴスに1RTKO勝利

<ライト級/5分3R>
イグナシオ・バハモンデス(チリ)
Def.1R3分34秒by TKO
クリストス・ギアゴス(米国)

バハモンデスが構えをスイッチしながらプレッシャーをかけて右のカーフキック。ギアゴスは踏み込んで右のストレートを返す。バハモンデスはジャブを返して、ギアゴスの踏み込みにアッパーを狙う。ギアゴスは右ボディストレートから組みつくが、バハモンデスはテイクダウンを許さない。

バハモンデスはスピニングバックキックを顔とボディに蹴り分け、ギアゴスが前に出たところに右ストレートを合わせる。これを受けてケージまで下がるギアゴスはガードを固めて半身になる。バハモンデスはそこにパンチをまとめて、ギアゴスが正対すると右ヒジも狙う。

一旦距離が離れるとバハモンデスは右ストレートで前進。ギアゴスもワンツーを返すが届かない。バハモンデスはジャブから左ミドル、そしてサウスポーにスイッチしての左ハイキック。これがギアゴスの側頭部を捉え、そのままギアゴスは崩れ落ちる。バハモンデスが追撃しようとしたところでレフェリーが試合を止めた。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN240 ジャーメイン・デランダミー

【UFN240】3年半振りの復帰=元女子フェザー級王者デランダミーだが、ドゥモンのTD&抑えに敗れる

<女子バンタム級/5分3R>
ノルマ・ドゥモン(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ジャーメイン・デランダミー(オランダ)

3年半振りの実戦復帰となった初代女子フェザー級王者デランダミーが、ドゥモンに右前蹴りを見せる。ドゥモンの右ローをかわしたデランダミーが強烈な右ローを蹴る。続く右ローをすくわれてテイクダウンを奪われたデランダミーは、ヒールフックを防がれてハーフでトップを許す。ケージ際に移動し、そのままトップをキープするドゥモンがガードの中から肩固めへ。抑えて細かいパンチを入れるドゥモンが残り1分を切って立ち上がりパンチを落とす。今度が逆側に肩固め──というよりワキの下に頭を入れたボディロックでの抑え込みに対し、デランダミーはギロチンからスクランブル。直後にドゥモンがボディロックテイクダウンを決めて時間となった。

2R、右オーバーハンドを果敢に見せてテイクダウンを狙ったドゥモン。ここは切られたがデランダミーの右にダブルレッグを合わせていく。ケージ際のクリンチの攻防で体を入れ替えたデランダミーは、ウィザーのドゥモンのヒザを腹に受ける。デランダミーもドゥモンをケージに押し込んで勢いのある右を打ちつけ、細かいヒザを放つ。体を入れ替えたドゥモンだが、首相撲からヒザを受けて離れる。

ドゥモンは右を振り、デランダミーの右の蹴りをキャッチすると巻き込むようにテイクダウンを奪い、クローズドガードをスラムしていく。デランダミーはエルボーを落とされ、下から殴り、担ぎに腕十字を仕掛けるもラウンド終了に。

最終回、ローから右フック、前蹴りのデランダミーが左ジャブを打ちこむ。直後にダブルレッグでドライブして、テイクダウンを決めたドゥモンがスクランブルでバックを狙う。ウィザーのデランダミーだがボディロック&小外掛けで後方に倒されると、RNC狙いに背中をマットにつけてエスケープ。サイドで抑え、枕のドゥモンが肩固めをセットしつつ抑え続ける。デランダミーは足を戻せずバックを譲ると、ドゥモンが両足をフックする。ロールして亀になったデランダミーに対し、フックを解除したドゥモン。デランダミーが立ち上がってもボディロックテイクダウンを決めて、ガードの中で過ごしたドゥモンが3-0の判定勝ちを手にした。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN240 キック ペドロ・ファルカォン ライカ ヴィクトー・ウゴ

【UFN240】ストライカー=ウゴ。ケージに押し込んでくるファルカォンに、蹴りを多用し判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
ヴィクトー・ウゴ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ペドロ・ファルカォン(ブラジル)

左前蹴り蹴ったウゴに組みついたショートノーティス出場のファルカォンが、ケージに押し込む。時間をかけボディロックテイクダウンを決めたファルカォンがバックを取り、シングルフックに取る。トップを選択したファルカォンに対し、ウゴははラバーガードからゴゴプラッタ仕掛ける。立ち上がって外したファルカォンが、スクランブルのウゴをシングルでケージに押し込む。頭を押して頭を抜いたウゴ新田石、左から右を当てたファルカォンが再び金網に押し込んでいく。

離れたファルカォンは右ローを蹴られるが、前に出ていく。ケージの前を移動するウゴがシングルのファルカォンを切り、エルボーを落とす。頭を上げたファルカォンを押し返して離れたウゴがハイキック、そしてローからミドルハイ、スピニングバックキックを繰り出す。ここに組みに行ったファルカォンだが取り切れず、ウゴが右アッパーを決める。ワンツーに続く左ミドルがファルカォンの急所に入り、試合が中断。1分弱で再開に応じたファルカォンが勢いよく距離を詰めてきたウゴの攻撃を制して初回が終わった。

2R、ワンツーで前に出たファルカォンに対し、ウゴが左ハイから後ろ回し蹴りを狙う。直後にダブルレッグでケージに押し込んできたファルカォンから回って離れたウゴが左フックを当て、右カーフへ。ファルカォンも左ジャブから右で前に出ると、ケージを背負ったウゴにダブルレッグを仕掛ける。エルボーを入れてウィザーのウゴが離れ、左カウンターを当てる。ウゴは右ローを蹴り、前蹴りを見せるがケージを背負った状態が続く。ファルカォンは左を見せてダブルレッグ、シングルに移行する。ここでもウゴは頭を押して離れると左フック、続くスピニングバックフィストにファルカォンが組んでドライブする。

組んでも倒せないファルカォンは疲れが目立ち、カーフからパンチを食いそうになる。ウゴは左前蹴りも、ファルカォンが組んでケージへ。押し返したウゴが豪快な後ろ回し蹴りを繰り出し、組んでバックへ。離れたファルカォンに左ハイ、左前蹴りのウゴが力強い右ローを蹴るが拳の攻撃は極端に少ないままラウンド終了を迎えた。

最終回、左三日月から左フックでダウンを奪ったウゴが、スタンドで待ち受ける。左ハイ、左前蹴りのウゴは組まれても逆にケージにファルカォンを押し込み、小手投げを切る。ケージに押し込まれても、苦も無く離れてスピニングバックキックを見舞ったウゴ。ファルカォンが急所だとアピールするも、レフェリーは有効だと試合続行を命じる。

直後の打撃の交換から組んだファルカォンだが、もうここから何かを仕掛ける倒しにいく力は残っておらずパンチから組むという流れから、組んで殴るという流れに。離れてカーフを蹴るウゴが左を入れ、必死にパンチで前に出たファルカォンが組みつく。距離を取り直したウゴがワンツーからハイキック、ファルカォンが右を振って組んでバックへ。正対してエルボーを落とすウゴは時間を確認する。残り20秒、パンチを振るいながらここも組んだファルカォンに対し、離れて意味のないショータイムキック&手をついてのハイを蹴っていったストライカーのニックネームを持つ──ウゴは勝利を確信して笑みを浮かべ3-0の勝利を挙げた。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN240 ジアン・マツモト

【UFN240】徹底して突進&TDのアルゲータをギロチンで斬って落としたマツモトが15連勝達成

<バンタム級/5分3R>
ジアン・マツモト(ブラジル)
Def.2R4分59秒by ギロチンチョーク
ダン・アルゲータ(米国)

オクタゴン中央で一度スイッチしたマツモトが、すぐにオーソに戻す。アルゲータは右を振るって前に出てダブルレッグでテイクダウンを決める。ウィザーで立ち上がろうとするマツモトの顔面を右で連打し、アンクルピックでもう一度尻もちをつかせる。一度は立ち上がったマツモトに対し、アルゲータは小外掛けで倒しマウントを奪う。左腕を差して立ちがりつつ、バックに回ったマツモトがボディロックでリバーサル。

ケージを背負って立ちつつ、シングルを切ったアルゲータががぶってスナップダウンもマツモトが再度シングルレッグへ。アルゲータはキムラで後方に投げようとするが、背中をついて下になりスクランブル。直後にダブルレッグでマツモトをケージに押し込み、右足を束ねていく。がぶって立ち上がり、ヒザを入れて離れたアルゲータに対し、マツモトがカーフを蹴る。さらに間合いを外して左に回ろうとしたアルゲータにハイを狙い、跳びヒザを仕掛けたところで時間となった。

2R、右アッパーで前に出たアルゲータは、右を当ててダブルレッグで尻もちをつかせる。左腕を差して立ち上がったマツモトはシングルレッグで倒されるが、すぐに立ち上る──も小外で崩されバックを譲る。左足をフックされたマツモトだが、外して正対しつつスタンドへ。ここで強振したフックにダブルレッグを合わされるが、切って押し込み返したマツモトは離れて左をヒットさせる。続くアルゲータのダブルレッグをかわし、右を当てる。それでもダブルレッグで尻もちをつかせたアルゲータだが、左腕を差したマツモトがケージを利して立ち上がり大内刈りから、逆にボディロックテイクダウンを決めてバックへ。

起き上って前方にマツモトを落としたアルゲータが、左腕を差してケージに押し込みダブルレッグへ。切って回ったマツモトが左を当て、続くダブルレッグを切る。自ら離れたアルゲータは、さすがに動きが落ちインローを蹴られ、遠い位置から飛び込んでのシングルもマツモトが切りつつギロチンへ。反転して半身になって絞めあげたマツモトが、ラウンド終了1秒前にタップを奪った。

「常によりハードな練習をして来た。どこからやって来たかは問題ない。サンパウロの郊外からやってきて、ここにいる。僕がそれを証明している。ずっと柔術をやってきてチームに感謝している。僕はこの団体でやっていけることを示した」とキャリア15連勝を達成したマツモトは話した。


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45 AB BELLATOR Interview UFC UFN ESPN+98 UFN240 アレキサンダー・ヘルナンデス デイモン・ジャクソン ブログ

【UFN240】26歳でUFCと契約、カット後32歳で再契約。デイモン・ジャクソン「UFCで戦う力」と資質

【写真】ヘルナンデスが計量失敗で、147.5ポンド契約戦を戦うことになったジャクソン(C)Zuffa/UFC

6日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN240:UFN on ESPN+98「Allen vs Curtis2」が開催され、コメインでデイモン・ジャクソンがアレキサンダー・ヘルナンデスと戦う。
Text by Manabu Takashima

1995年8月生まれのジャクソンが、初めてUFCで戦ったのは26歳の時だった。レスリング&グラップリングの実力者にセカンドチャンスが訪れたのは、コロナ禍の2020年──32歳の時だった。この間、一度はPFLというメジャーと契約をしたが、常にLFAという#01フィーダーショーで戦い続けてきたジャクソンに、MMAファイターとしての強くなる方法論、UFCとの契約の意味を尋ねた。

強くなる鍛錬を続けることを大前提に、ファイターはどのようにキャリアを重ねれば良いのかをデイモン・ジャクソンが教示してくれた。


――アレキサンダー・ヘルナンデスと週末に戦います。今の気持ちを教えてください(※取材は4日に行われた)。

「とても良い感じだ。フルキャンプを行って準備はできている。あとは減量をしっかりとして、より良い状態で戦いたい」

──デイモンは26歳の時に一度UFCと契約し、3試合でカットされました。その後、32歳で再契約。そのようなキャリアの持ち主だけに、以前から尋ねたいことがありました。

「シュア。何でも聞いてくれよ」

──アリガトウゴザイマス。UFCは若くてアグレッシブなファイターを求め、そのお眼鏡にかなったファイターがUFCをサインができます。

「そうだね。その通りだ」

──結果、それまでのように思うように戦えないで結果を残せずにリリースされる。そういうことも決して少なくないです。

「あぁ、そういうことかい。僕が最初にUFCとサインをした時、自分なりに本当に必死になって練習をしていたことは絶対だ。でも、1年半しかUFCで戦えなかった。UFCで戦う相手のような、ハイレベルのストライカー、そしてグラップラーと戦った経験がなかったからだ。それまでは簡単にテイクダウンをして、簡単にバックを取ることができていたけどUFCはそういう場所ではなかった。そうだね、3試合でリリースされたことで、僕にはUFCで戦う力がついていないことを学んだ。

UFCはサインすることでなく、ずっと居続けることの方が難しい。そこで戦うには時間をかけ、経験を積んで力をつけること。そう思い知ることになるファイターは少なくない。UFCで戦い続けるには、その前に他のロモーションで経験を積むことが欠かせないよ。一度UFCをカットされると、戻ってくるのは本当に難しいからね」

──デイモンはそのセカンドチャンスを得るまで、ずっとLFAで戦っていました。他にもUFCへの登竜門があり、2、3戦でコールがなければ環境を変えるという選択をする選手も多いです。そんななかデイモンはLegacy FCから、LFAで戦い続けました。3戦目でタイトル戦に敗れ、暫定王者に就いたのは8戦目です。

「LFAはLegacy FCの拠点だったダラス、僕のホームタウンで定期的に大会を開催している。UFCともしっかりとルートのあるLFAの会場に、僕はダラスのファンの足を運ばせることができた。応援してくれりう皆はどこで戦っても僕のことを応援してくれたけど、LFAはフィーダーショーの中でベストのレベルを誇っているからね。

そこで色々なタイプのファイターと戦い、そのキャンプをすることで僕は力をつけることができたんだ。バックグランドの違う選手との試合のために、必要なトレーニングを積むことができた。多くのファイターは、そんな経験を積むことはできない。プロモーターはエキサイティングなショーが必要であって、ファイターの成長に時間をかけることなんてないからね。

優れたコーチとマネージャーがいてくれて、どのようなファイターと戦う必要があるか──そこを導いてもらった。実際に可能になったのも、LFAには多くの選手が戦っていたからだ。グッドストライカー、グッドレスラーと戦うことでMMAに必要な技量を身につけることができた」

──と同時に時間をかけると、年を重ね30歳が近くなります。UFCは基本、若い選手を求めるなかで焦りはなかったですか。

「焦りというよりも、強くなってもUFCからコールがなかったことが凄くフラストレーションだったよ。ショートノーティスで試合を受けるために、常にグッドコンディションを保ち、ハードなトレーニングを続けるしかない。それがどれだけ、精神的にタフであってもね。

試合でケガをしても、UFCと契約できれば次がある。ただし、そのチャンスが巡って来た時に戦える状態にないといけない。そんな時は、本当にコーチや周囲の人の支えが必要になってくる。コールがなければ、全ては終わってしまうからね。僕の場合はコロナ禍になってチャンスが舞い込んだ。それはLFAがあの時もイベントをいち早く定期的に行っていたからに他ならない」

──結果、2019年にデイモンはPFLと契約をしました。UFCかUFC以外か。UFC以外にもBellator、PFL、ONEというグローバルステージは存在していますが、そこがファースト・チョイスになることはなかったですか。

「PFLとBellatorは支払いという面でも、UFCと同様にファイターが生活できるだけの対価を得ることができる。素晴しいプロモーションだよ。ただし、世界のベストファイターを目指す場所はUFC以外には存在しない。BellatorやPFLだと、タイトルに挑戦でき条件もよくなるケースだってある。でも、UFC以外のタイトルに意味があるとは思えない。

PFLと契約した時、PFLでの戦いをエンジョイしようと思った。Bellatorでは多くの友人が戦っている。彼らもMMAを戦い生きている。そしてPFLはBellatorを買収して、UFCとは違うプラットフォームを構築して、この世界で最大の団体を目指している。UFCと違うやり方が存在して、ファイターが良い条件で戦っていけることは良いことだよ。

と同時にUFCがコンテンダーシリーズを行うようになって、世界規模でニュータレントを発掘している。結果、ジャマール・ヒルやショーン・オマリーのようにあの場から世界チャンピオンも生まれた。これからはコンテンダーシリーズから、ビッグネームが生まれるようになってくるだろう。UFCファイターになるには、UFCに近い位置にいて、彼らがなにを求めているのかを敏感に察知する必要もある。そのレールに乗るにも、LFAはベストオプションだと僕は思う」

──如何にキャリアアップするか、UFCを目指す日本人ファイターは指標がないのでデイモンの話が参考になればと思います。LFA云々でなく、よく考えようという点でも。

「日本の若い選手がより多くの機会を得るには、UFCのアジア市場の拡大は欠かせない。時間は掛かるかもしれないけど、実現するよ。アジアでの大会は増える。だからこそ、UFCもアジアにPIを創ったに違いないから」

──その市場とは中国であり、確かに中国でのイベントが増えると日本人選手も機会は増えるかもしれないです。と同時に、人口の違う中国人ファイターがPIで力をつけ続けることが予想されるので、しっかりと日本勢も強くならないと。デイモンがセカンドチャンスを持っていた時のように。

「そうだね。そこが前提にあって、ビジネスの動きがファイターの将来にも大きく関わってくる。でも日本人選手の多くには規律があって、しっかりと練習をしていると聞いているよ。つまり、その時がくれば日本の選手にもチャンスが広がるに違いないということ。そのために自分の夢を追い続け、心を折ることなく必死で練習するしかないんだよ。それは絶対だからね」

──押忍。デイモン、ありがとうございます。

「僕自身、今もそうだ。UFCと再契約して5勝1敗だった戦績が、このところ2度続けて負けて5勝3敗になった。だからこそ、今回の試合は本当に大切になってくる。それは対戦相手も同じで。だからこそ勝利が絶対だ。試合開始10秒でサブミットできればこしたことはないけど、勝利を手にすることが僕のゴールだ」

──デイモンの軸はレスリング、そしてグラップリングにあります。とはいえ対戦相手はレスリングやグラップリングにつき合わなくもジャッジは気にしないです。が、打撃につき合わないとマイナスイメージとなる現実があります。そしてファンもバチバチの打撃戦を好みます。

「レスリングやグラップリングの練習を誰もがハードに行っている。テイクダウンして、抑えることは今のMMAで一番困難なことだからね。大丈夫、MMAが発展しファンの理解も進んでいる。グラップリングがMMAにいかに重要な要素か分かっている。以前のように暴力的なファイトを見たいわけじゃない。バックに回れば歓声があがるようになった。ファンが変われば、プロモーターはその志向に合うモノを求めるようになる。グラウンドでフィニッシュすることをファンだって楽しんでいるからね」

──そこも踏まえて、ヘルナンデス戦で何を見せたいでしょうか。

「今回はしっかりと調整できて体調も良い。過去3試合とは違う。過去3試合とは違って、しっかりとした体調で精神的にも充実しているから、タフな戦いを仕掛けることができる」

──デイモン、試合前に尋ねることではなかったかもしれないですが、丁寧な返答に感謝しています。

「とんでもない。MMAファイターのピークは決して長くない。その時にUFCで戦える選手は一握りだ。でも日本のファイター達が今頑張ることが、次の世代に受け継がれる。アジアのマーケットが大きくなることを僕も願っているよ」

■視聴方法(予定)
4月7日(日・日本時間)
午前4 時00分~UFC FIGHT PASS
午前3時30分~U-NEXT


■ UFN240対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ブレンダン・アレン(米国)
クリス・カーティス(米国)

<フェザー級/5分3R>
アレキサンダー・ヘルナンデス(米国)
デイモン・ジャクソン(米国)

<フェザー級/5分3R>
モーガン・シャリエール(フランス)
チャペ・マリスカル(米国)

<ライト級/5分3R>
イグナシオ・バハモンデス(チリ)
クリストス・ギアゴス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ウーカシュ・プジェスキ(ポーランド)
ヴァルテル・ウォウケル(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
トレヴァー・ピーク(米国)
チャーリー・キャンベル(米国)

<ウェルター級/5分3R>
コート・マッギー(米国)
アレックス・モロノ(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
ノルマ・ドゥモント(ブラジル)
ジャーメイン・デランダミー(オランダ)

<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ファルカォン(ブラジル)
ヴィクトー・ウゴ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ジーン・マツモト(ブラジル)
ダニエル・アルゲータ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ディラン・バドカ(米国)
セザー・アルメイダ(ブラジル)

<女子スバンタム級/5分3R>
メリッサ・トーニャ・モリンス(英国)
ノハ・コホノール(フランス)

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