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【ADCC】現状で予選大会の実施は不可能。ADCC世界大会が2021年から2022年に延期されることが決定

【写真】懸命な判断といえるが、この決定がどのような影響を与えるのか。ワンマッチ大会の必要性が高まる可能性もある(C)SATOSHI NARITA

1日(日・現地時間)にグラップリング界の最高峰ADCC2021が、2022年に延期されることがADCCより発表されている。

1999年の第1回大会から2001年まで年一開催、2003年からは2年に一度のペースでアブダビ~ブラジル、スペイン、フィンランド、米国で行われてきたグラップリングの祭典がコロナ・パンデミックの影響で1年延期されることが決まった。


本来は2021年の9月25&26日に米国ネヴァダ州ラスベガスで開催予定が、今回の公式発表で2022年に延期となった。ADCCは日本でもアジア・オセアニア予選が組まれ、豪州、カザフスタン、韓国などから選手が集まってきている。来年の世界大会に向け、今年も12月に予定されていたアジア・オセアニア予選は予定されていたが、現状では従来のように渡航が容易でなく、開催されたとしても国内予選のような形になってしまう恐れもある。

ADCCで予選が行われている米国・東西両地域、欧州、ブラジルは新型コロナウィルス感染拡大の第2波の真っただ中だ。この状況では各地の予選は遂行できない。その結果の世界大会の1年先送りということだ。

日本国内、米国でも柔術のトーナメントが再開されているが、感染者数が寒く乾燥された季節の到来で欧州、米国では春以上に多く出て状況は悪化している。そのなかで人数制限のあるプロ大会、検査を伴ったイベントはコロナとの共生として生き残る現実的な手段となっている。そのなかでADCCの判断は今後の柔術、グラップリング・トーナメントにも影響を及ぼすことは大いに考えられる。

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