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【BRAVE CF57】二階級制覇に挑む、レバノン人王者ファフレディン「目には目を。反則攻撃には反則攻撃を」

【写真】反則が来るという気持ち、覚悟でケージに上がるBRAVEミドル級王者ファフレディン (C)MMAPLANET

11日(金・現地時間)、バーレーンはマナーマのハリファ・スポーツシティ・アリーナで開催されるBRAVE CF57。バンタム級、暫定ライト級王座決定戦とともに、ライトヘビー級王座決定が組まれミドル級王者モハメド・ファフレディンが、モハメド・サイード・マレムと対戦する。

昨年8月に同じくライトヘビー級のベルトを賭けて戦った両者。繰り返される反則の攻撃のなかで、TKO負けを喫したファフレディンの抗議が通り結果はノーコンテストに変更された。

レバノン人MMAファイター、中東MMAのパイオニアに初インタビューを試みた。


――BRAVE CF57でモハメド・サイード・マレムとの再戦、ライトヘビー級王座を賭けて戦います。まだ日本のMMAファンにはBRAVE CFと聞いてピンとくるモノがないのが事実です。中東におけるBRAVE CFの発展をレバノン人ミドル級王者として、どのように感じていますか。

「この6年でBRAVEの成長は目を見張るものがある。パンデミックが起ってからも、国際的なイベントを開いてきたようにね。選手にとっても素晴らしいプラットフォームを構築したと思うよ。このグローバル路線を続け、日本でもBRAVEが開かれることを願っているよ。もちろん、その時は僕も日本で戦いたいと思っている」

――いきなり締めコメのような言葉をありがとうございます。ところで今回のタイトル戦、前回8月の試合は急所へのヒザ蹴りが何度かあり、最後は後頭部へのパンチで動けなくなってパウンドアウト負け。一度はマレムの腰にベルトが巻かれましたが、後日ノーコンテストに試合結果が覆りました。

「正式に抗議を出した。あの試合は、ヤツの失格になるべき内容だった。レフェリーは目視できておらず、ビデオのリプレイも試合場で行われなかったからね。コミッションが後頭部への攻撃が複数あったと認め、結果がNCになったんだよ。

急所へのヒザは注意を受けていたから、形としては問題ない。ただ後頭部へのパンチは、試合の行方を決めてしまった。あのパンチを受けて、体が動かなくなったんだ。それなのにレフェリーが反則のパンチを見逃した、そこには納得がいなかったよ」

――NCで良かったですか。マレムの反則負けになるべきではないでしょうか。そしてチャンピオンベルトを巻くべきだったと。

「そうなって然りだろうね。それでも再戦にはなっていたと思うけど。あの場でビデオのチェックがあれば、僕がチャンピオンになっていたはずだ。でも、それはどうでも良いよ。アイツを叩きのめして、ベルトを巻きたいから。あんな風になって勝てても、ベルトは欲しくない。常に相手を仕留めるつもりで戦ってきた。それが僕のサムライ・スピリットなんだ。ケージに入れば斬るか、斬られるか。それが僕の戦い方だから」

――ところでマレムの反則攻撃ですが、故意でなくても自分の攻撃をコントロールする力が求められるかと思うのですが。

「もちろんだ。自分の攻撃がどこに当たるのか、それを考えて手や足を出さないと。それにしても、あの鉄槌攻撃は本当に効いた。自分も注意をしないといけなかったかもしれないけど、トップを取った人間があからさまに後頭部を殴るとは警戒していなかった。ヤツはクリアに後頭部を殴っていたよ。

でも、驚くことじゃなかったかもしれないね。アイツはクリーンなファイターじゃない。ダーティーな奴だから、それぐらいのことをしてくるだろうと準備しておくべきだったかもね。急所への攻撃も含めて」

――ルールを破ってくることを前提に戦うのは、もう競技として成り立たないですし……。それはディスアドバンテージになってしまいます。

荒れそうだ……

「また同じようなことをやってきたら、今度は黙っていない。目には目を、歯には歯を――だよ。

ダーティーショットにはダーティーショットでやり返してやる。ナイフにはナイフ、反則には反則だよ」

――その覚悟が必要だということですね。ところでモハメド、我々はレバノンのMMAに関してはほぼ情報がありません。そもそもなぜMMAを始めたのですか。

「2011年にボクシングをするために、米国に移り住んで。そこでMMAに出会った」

――もともとはボクサーだったのですね。

「そうなんだ。サンディエゴに行き、1年で3試合ほどアマの試合を戦い、プロとして活動できないか模索していたんだけど、そのチャンスはなかなか訪れなかった。そうしたらアマのMMAの試合を戦う機会があり戦ったんだ。ボクシングじゃないし、結果は負けてしまったけどそれでも構わなかったよ。

ボクシングでも、MMAでも、ムエタイでも良いから戦いたかった。サンディエゴではオールド・ボクシングスクールジムのアニス・ジョンソンにボクシング教えを受けてね。彼に学んだことは、今も多く生きているよ。アニスは僕の師匠だ。

米国滞在は結局1年で、その後レバノンに戻り、ベイルートでRevolution FCというアマMMAがあり合計12試合戦った。その後はDesert Forceでプロデビューし、9試合戦い8勝1敗の時点でBRAVEとサインしたんだ」

――Desert Force時代にはジャラ・フセイン・アルシラウィに勝利し、暫定ウェルター級チャンピオンになっています。

「ジャラとは1勝1敗、タイトル戦の前に戦った時は負けているんだ。でも、彼に勝って巻いたベルトのおかげでBRAVEから声が掛かった。本当は第1回大会のメインで戦うことが決まっていたけど、ケガをして出られなくなったんだ。BRAVEとは第4回大会から、専属契約を結んで戦ってきた。BRAVEこそ、僕のホームさ。

BRAVEが定期的にイベントを開き、レベルの高い相手と戦う機会を与えてくれた。彼らの発展をともに歩めてきて幸せだよ」

――普段からずっとレバノンで練習しているのですか。

「今はレバノンでの生活っていうのが、なかなかハードで4カ月前に友人を頼ってドバイに拠点を移したんだ。キャンプはチャンプスというジムで行い、レバノンとクウェートからトレーニングパートナーに来てもらって調整してきた」

――まさにチーム・ミドルイーストですね。

「ボーイズが背中を押してくれた。彼らのやる気が、僕の気持ちを駆り立ててくれた。過去最高のキャンプになったよ。ジムには英国や他のヨーロッパの選手もいて、UFCのアブダビ大会に出る選手たちもいたよ」

――ところでアルシラウィがPFL CSで素晴らしい勝利を挙げ、中東の成長を世界に証明したかと思います。

「素晴らしいよ。ジャラとは1勝1敗のライバルで、彼のことを本当に尊敬している。タフなシーズンになると思うけど、ジャラはしっかりと我々の強さを見せてくれるはずだ。ただ僕は米国で戦うことは、今は考えてない。とにかく、ここでやるべきことをやらないとね。二階級制覇をして、どちらの階級でも防衛したいと思っているんだ」

――モハメド、今日はありがとうございました。では、まだまだミドルイーストのMMAを知らない日本のファンにメッセージをお願いします。

「できればBRAVE CF57を日本のMMAファンの皆にも視てほしい。僕の試合もそうだけど、今大会は本当に良い選手が集まっているから、彼らの試合を見て楽しんでほしいと思っている。そして――これからも中東、そしてレバノンのMMAファイターを気にかけてもらえると嬉しいよ。

僕がMMAを始めた頃はレバノンには、全くMMAのジムはなかった。でも今はジムも増え、レバノンでキャンプを張れるぐらいの設備も整っている。アマからプロへと、レバノン人ファイターはこれから飛躍していくはずだから、日本の人たちにも注目してほしい」

■視聴方法(予定)
3月12日(土・日本時間)
午前1時00分~ BRAVE TV

■BRAVE CF57対戦カード

<BRAVE CFバンタム級王座決定戦/5分5R>
ハマザ・コヘジ(バーレーン)
ブラッド・カトーナ(カナダ)

<BRAVE CFライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
モハマド・ファフレディン(レバノン)
モハメド・サイード・マレム(スイス)

<BRAVE CF暫定ライト級王座決定戦/5分5R>
アブディサラム・クバチニエフ(キルギス)
クレイトン・シウバ(ブラジル)

<スーパーウェルター級/5分3R>
ヌルスルタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)
ルイス・フィリッピ・ディアズ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
サム・パターソン(英国)
クンカルパシャ・オスマエフ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
アス・アルマバエフ(カザフスタン)
イムラム・マガラモフ(アゼルバイジャン)

<ライト級/5分3R>
フセイン・カジマゴメアエフ(スイス)
アグシン・ババエフ(アゼルバイジャン)

<ライトヘビー級/5分3R>
ムルタザ・タルハ・アリ(バーレーン)
ミクヒル・サジニアニ(ジョージア)

<バンタム級/5分3R>
モハメッド・ファハッド(インド)
メイサラ・ムハメッド(エジプト)

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BICW2022 Brave CF BRAVE CF57 DEEP MMA MMA Super Cup MMAPLANET o UFC   アブディサラム・クバチニエフ アリーサ・ベルトソ ハジ・モハメッド・アリ ハムザ・コヘジ ビア・バジリオ ブラッド・カトーナ ボクシング モハメッド・ファハッド モハメド・ファフレディン ラマザン・ギチノフ 修斗 岡見勇信

【BICW2022】BRAVE国際コンバットウィーク in バーレーン―03―『SUPER CUP。激強、これでアマ??』

【写真】チーム・バーレーンのフェザー級選手ハジ・モハメッド・アリ、えげつないコントロール力を見せていた(C)MMAPLANET

バーレーン3日目、9日(水・現地時間)より、BRAVE International Combat Weekの二本の軸の一つ、MMA SUPER CUPが始まりました。

IMMAFランキング上位6カ国に2つのワイルドカード・チームを加えた8チームが男子7階級、女子2階級の9×9の国別対抗戦を行い、優勝した国の協会に10万ドルの賞金が与えられるという今大会。

ロシアのウクライナ侵攻の影響で両国の参加が見送られ、参加チームはアイルランド、オセアニア、メキシコ、アラブ王者、バルカン王者、カザフスタン、バーレーンの8チームとなりました。


ハリファ・スポーツシティ・アリーナでは朝の9時からアイルランド×オセアニアが始まり、普通にプロレベルの攻防が目の前で繰り広げられていました。

ボクシングができて、蹴りが使える。テイクダウンもスクランブルも、バックチョークも下からの仕掛けも。彼らがチーム別のラッシュを着ていなければ、誰もがプロの試合だと思ったはずです。

3分×3R、ヒールなし、エルボーなし。パウンドありを普通に戦い、何よりも怖いのはフライ級からヘビー級まで選手を揃えられて、一定以上の力をアイルランド勢、オセアニア勢が揃って持っていたこと。これは脅威意外の何ものでもないです。

ヤバいなぁ、日本は……とすぐに考えてしまうのですが、続くメキシコ×アラブ王者を見て、ここでベスト6に入るのか――なら、それほど悲観することないと思いなおすことができました。

ただし、それは余りにもアラブ王者チームが非力だったことも影響しているに違いありません。

早々に5勝を挙げたメキシコ勢は、それ以降の選手が翌日の準決勝を考慮してエナジーセーブ、試合開始直後にタップするという01秒決着後は、入場して不戦敗→ついには入場もなくメキシコ勢の勝利が場内に伝えられました。

ルールの盲点というか、先に対策が講じられて然りの状況において、この日のために準備をし、計量も済ませたにも関わらずヘラヘラ笑いながら、不戦敗を伝えるメキシコ勢を呆然と見つめるアラブ王者チームの後半出場予定だった4選手が、気の毒すぎました。

この試合後、会場ではカザフ×バルカン王者チームの試合が実施されましたが、記者団はマナーマ市内に戻り、BRAVE CF57の公開会見場であるオアシス・モールへ向かいました。

金曜日開催のBRAVE CFではバンタム級王座決定戦=ハムザ・コヘジ×ブラッド・カトーナ、ライトヘビー級王座決定戦=モハメド・ファフレディン×モハメド・サリード・マレム、暫定ライト級王座決定戦=アブディサラム・クバチニエフ×クレイトン・シウバら3つのタイトル戦を中心に、中央アジアなど旧ソ連圏、アラブ国家と世界17カ国から選手が集う、その日本での無名ぶりが楽しみでならない大会です。

会見にはバンタム級とライトヘビー級王座を賭けて戦う4選手、暫定ライト級のベルトに挑むクバチニエフとバンタム級戦出場のモハメッド・ファハッドが出席。ちなみに彼らの国籍はバーレーン、カナダ、レバノン、アルジェリア(※スイス在住)、キルギス、インドとなります。

選手権以外の試合の出場選手であるファハッドの会見出席とあいなったのは、マナーマにもヒンドゥー寺院があるようにバーレーンの労働力の主となっているのがインド人ということが影響していると思われます。

実際、会見のあったモールで「ラムを食べたい」とインフォメーションで尋ねると「アラビックのレストランはない。インド料理と中国料理がある」と言われたほどです……。ちなみにモールやホテルで働く人々は。英語はマストのように話しています。

そして両替所ではパキスタンやアフリカの家族に送金する人たちの姿が目立つ――市中を歩く機会はほとんどないなかで、感じたバーレーンの様子です(スーパーではアルファベット表記だけのフルーツジュースと、アラビア語表記のあるジュースでは値段が3倍ほど違うのと、ローストされたアーモンドを購入して、ホテルの部屋でグラスに入れておいても、まったくしけることがないほど、乾燥しています)。

閑話休題――会見では、思わぬバーレーン人気質を直視し驚かされました。メインで同国のヒーロー=コヘジと対戦するカトーナへのブーイングが半端なく、「僕はBRAVE CFで2勝、他でのキャリアは彼と違うし、そういう場所でタフな相手に勝ってきた」という発言に、「ステロイド!!」というヤジが飛ばすファンまでいるほど。

カトーナは苦笑いを浮かべながらコメントを続けると、コヘジ・チャントで妨害するという徹底ぶりでした。素直に、この人たちともめたくない――そう思った次第です。

そんな会見を終え、ハリファ・スポーツシティ・アリーナへトンボ帰りすると、SUPER CUP最後の準々決勝バーレーン×タジキスタンの開始直前でした。

実は雑誌の締め切りと、週末の世界各国の大会の記事を書くためにホテルに戻ろうとしていたところ、BRAVE CFの広報として働くブラジル人のジョアオ・ヴィトー君に「この試合を見ないと後悔するよ」と言われ、「ほんまかよ」と思いつつ同行した次第です。

ヴィトー君から直前に――自分も現地に行った2011年8月のUFCリオ大会=アンデウソン・シウバ×岡見勇信をブラジルの新聞社在籍時代に取材していたことを聞かされ、何より長年の友人でありブラジルMMAメディアのパイオニア=マルセーロ・アロンソを崇拝している彼の言葉を信じてみようと思った次第です。

結果、これはもうアマチュアではない。そしてブラジル人とロシア人で構成されたチーム・バーレーンに対して、タジキスタン勢の奮闘ぶりは……こ、本当に世界と戦うということは、どういう意味を持つようになるのか。再度、考えを改めないといけないことに気づかされました。

バーレーンの一番手は女子ストロー級のアリーサ・ベルトソ。

彼女は1月のIMMAF世界選手権の優勝者で、素晴らしい切れのジャブから蹴りのコンビネーション、さらにテイクダウン後も一本こそ取れなかったですが、RNCや三角絞め、腕十字とアグレッシブに攻め続け、判定勝ちに不満を感じるという強さを見せつけました。きっと1Rが3分でなく5分なら試合を終わらせていたに違いありません。女子戦の印象が強くないBRAVEですが、今後どのようなキャリアを積んでいくのか要注目です。

さらに2番手の女子バンタム級には前回のADCC女子60キロ級世界王者ビア・バジリオがバーレーン国旗を掲げて登場!! 荒いが馬力あふれる打撃から、テイクダウン――ここから先のマウント奪取、殴って腕十字という流れは見事の一言、反則モノの強さでした。

反則モノといえば、ウェルター級に出場したロシアからの帰化ファイター=ラマザン・ギチノフです。対戦相手のジョビドン・マクムドフがまた素晴らしいテイクダウンディフェンスと正確かつパワフルなストライカーだったことが、ギチノフの強さを際立たせました。

先の世界選手権MVPのギチモフが、マクムドフの打撃に屈せず組んで消耗させまくると、最後は逆にテイクダウンを狙ったマクムドフをアナコンダチョークで仕留め、世界大会決勝の再戦で返り討ちを果たしました。

フォークスタイルこそMMAに欠かせないという自分の信念にも似た想いを改める必要があるのか。とにかくロシアからの帰化選手に限らず、中央アジアやコーカサス勢のケージレスリングの強さはずぬけています。そしてBRAVEの中東勢は、そんなダゲスタンでキャンプを張る環境を持っています。

こんなアマチュアあってたまるか。EXFIGHTが可愛く見える……。日本だと修斗、パンクラス、DEEPの王者クラスの力が既にある、そう思ってしまうギチモフらバーレーン勢、準決勝はバルカン王者チームを5‐0で圧倒したカザフ勢とのマッチアップとなります。

「これ、見ない方が夢を見ることができた……」。ホテルに戻り、ざくろジュースを飲みながら「来て良かっただろう」と満面の笑みを浮かべるドラえもん体形のヴィトー君を思い出し、チョッピリ恨みたくなるSUPER CUPのレベルの高さでした。

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BELLATOR Brave CF LFA MMA MMAPLANET o PFL PFL CS2022#02 UFC YouTube ウィラン・カルロス カルロス・レアル カールストン・ハリス ガブリエル・ボンフィム キック ジェイソン・ジャクソン ジャラ・フセイン・アルシラウィ ディエゴ・ディアス ディラノ・テイラー モハメド・ファフレディン

【PFL CS2022#02】篩い落としの構造。ウェルター級のCSはBRAVE CF、TITAN FC&LFA王者が揃い踏み

【写真】アルシラウィ、テイラー、レアル。中東メジャーと北米フィーダーショーの王者が3人も出場する (C)BRAVE CF, TITAN FC& LFA

25日(金・現地時間)、フロリダ州オーランドのユニバーサル・スタジオでPFL Challenger Series第2週が開催される。

PFLとの契約を賭けた4試合、第2週はウェルター級で実施される。人材の宝庫ウェルター級らしく、チャレンジャーシリーズ内でも再注目の階級だったが、ルーカス・ハルク・バルボーサが欠場となった。


それでもメインにはヨルダンのライオンことBRAVE CFスーパーウェルター級王者ジャラ・フセイン・アルシラウィが出場し、マイケル・リリーと対戦する。他にもTitan FCウェルター級王者のディラノ・テイラー、LFAウェルター級王者カルロス・レアルが、それぞれマーク・マーティン、ソクハテ・ピエールと相対する。

アルシラウィは戦績16勝3敗、キックボクシグにテイクダウン、柔術を使いこなすウェルラウンディットファイターで、現UFCファイターのカールストン・ハリスを右ストレートからパウンド&エルボーでTKO──BRAVEのウェルター級のベルトを巻いた。

どの局面でも勝負できるアルシラウィだがDesert Force時代に同プロモーションのウェルター級王座を現BRAVE CFミドル級王者モハメド・ファフレディンと争った──中東MMAの歴史に名を残す2連戦を経て、肉弾戦よりもスマートな戦いにスタイルが変化した。

カーフを効かせ、組んでボディロックテイクダウンから寝技へという流れを軸ながら、そのカーフで元UFCファイターのイズミール・ヌルディエフをKOしている。戦局を見極めたファイトができるアルシラウィが、どのようなファイトを見せるか注目だ。

Titan FC王者ディラノ・テイラーはサンフォードMMA所属で、7勝1敗の戦績を残す25歳のジャマイカ系米国人ファイターだ。

サンフォードMMAのジャマイカンといえばBellatorで活躍するジェイソン・ジャクソンの名前が真っ先に思い浮かぶが、テイラーもコーナーマンを務める盟友に続き、PFLというメジャー・シーンを目指す。

そのテイラー、右はKOパワーがあり、寝技では極め力も持つ。これら総合力が回れば積極的に勝負に出る一方で、上手く回転しない場合は組んでケージに押し込むというファイトになりがちだ。いわゆるコンテンダーシリーズ・スタイルとは真逆の試合展開に陥ることが、Titan FCからすんなりとステップアップを果たせなかった要因かもしれない。

今回の相手のマーク・マーティンは戦績が同じく7勝1敗、ミドルを使いこなすボクサーだが、彼もまた待ちのファイトが多い。チャレンジャーシリーズで契約を手にするにはファンといっても過言でないセレブ・パネリストと中継を見る正真正銘のファンの支持を得る必要がある。そのため、お見合いは厳禁だ。このような状況だからこそ攻め力は当然として、危機管理能力が問われるテイラーといえる。

LFA王者のカルロス・レアルはシュートボクセ第一世代のマスター・ノグシの教え子で、昨年7月のLFAブラジル大会のワンナイトトーナメントでウェルター級王座を獲得した。

準決勝では右ストレート一発でディエゴ・ディアスを豪快にKOし、決勝へ。本来はもう1つの準決勝を勝ち上がったガブリエル・ボンフィムと戦うはずだったが、メディカルが通らず──また補欠戦勝利のケムエル・オットーニ&ベンデル・ジアコモも揃って、コミッションがもう1試合戦うことを認めず、補欠戦で敗れたウィラン・カルロスと対戦した。

結果は危なげないフルマークの判定勝ちを収め、登竜門もベルトを巻いた。とはいえ、その決勝がノンリスキーファイトだったためか、UFCからコールはなくチャレンジャーシリーズ挑戦という道を選択することに。

リアルは蹴りを使いながらテイクダウンも取れる瞬発系ストライカーだ。一発勝負の今大会出場、LFAウェルター級王座決定トーナメント決勝ではなく、準決勝のような戦いが必要になってくる。

PFLとの契約を賭けてBRAVE、Titan FC、そしてLFAの王者が勝利ですら第一条件でしかない厳しい生き残り合戦に挑む。掬い上げるのではなく、篩い落とすという北米MMAの構造が見えるチャレンジャーシリーズ第2週だ。

■視聴方法(予定)
2月26日(土・日本時間)
午前11時00分~PFL MMA YouTube Channel

■PFL CS2022#02対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
ジャラ・フセイン・アルシラウィ(ヨルダン)
マイケル・リリー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ディラノ・テイラー(米国)
マーク・マーティン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
カルロス・レアル(ブラジル)
ソクハテ・ピエール(ハイチ)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ミクサン(米国)
ネイサン・ピアース(米国)

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Brave CF BRAVE CF52 MMA アブドゥル・アブドゥラギモフ ガムザット・マゴメドフ ヌルスルタン・ルジボエフ ブログ モチャメド・マカエフ モハメド・サイード・マレム モハメド・ファフレディン

【BRAVE CF52】計量終了 バンタム級初陣モチャメド・マカエフ、ルジボエフ✖アブドゥラギモフに注目

【写真】計量を終え、この症状を浮かべたマカエフ。ケージの中でのパフォーマンスは向上するのか──気になる (C)BRAVE CF

7月31日(土・現地時間)、1日(日・同)にイタリアのミラノで現地のGolden Cageと共同開催される無観客大会=BRAVE CF52「Bad Blood」の計量が行われた。

メインは4月1日の50回記念大会で組まれていたBRAVE CFミドル級王座決定戦=ミドル級王者モハメド・ファフレディン✖モハメド・サリード・マレムがリスケされている。4月はファフレディンが体調不良に陥り、試合直前に欠場が決まり、マレムとの対戦は4カ月遅れて実施されることとなった。

ファフレディンが92.3キロ、マレムが91.6で計量を終えると、フェイスオフ後も睨み続けるミドル級チャンピオンに対し、マレムは我関せず正面を向いて撮影に応じた。


初のイタリア大会、地元イタリア勢やイタリア在住のモルドバ勢を中心に欧州のファイター、そしてロシア系と中央アジア系が集まりBRAVEらしいマッチアップが揃っている。

ベラエティが顔ぶれのなかでも要注目は、バンタム級初戦を迎えるデビュー以来10連勝中、オーストリア在住のチェチェン人ファイター=モチャメド・マカエフだ。流派は不明だがJrで空手、そしてキックの世界王者となったマカエフは、テイクダウンを織り交ぜて力強いファイトをフェザー級でも展開してきた。それでも上背やリーチがないため、さらに上を目指すために階級を落とすことにしたのということだろう。

対戦相手のガムザット・マゴメドフはキャリア6戦5勝1敗、その1敗はJP・ベイスに喫した反則負けだ。IMMAFの世界王者でバーレーンのKHK所属、つまりBRAVE CFによって育て上げられてきた選手といえる。レスリングベースのマゴメドフは、そのKHKで打撃とグラップリングの修得中で、「マカエフと戦えることで、さらにステップアップできる。打撃でも問題なく戦える」と意気込みを語っていた。

一方、マカエフも「彼やレスラー。テイクダウンを切って、打撃を入れる」と宣言。そのマカエフは減量が相当に厳しかったようで、下着を脱いで計量をパスしバキバキボディで雄叫びを挙げている。

フェザー級でも体力負けは特にしてないかったマカエフだけに、この減量がどのような影響を及ぼすか。

ここまでルジボエフの背が高いことが計量で判明した

さらにセミ前のアブドゥル・アブドゥラギモフ✖ヌルスルタン・ルジボエフのスーパーウェルター級のタイトルコンテンダー争いというべき、81キロ契約戦も楽しみだ。

元ウェルター級王者で現スーパーウェルター級チャンピオンのジャラ・フセイン・アルシラウィと1勝1敗、彼に喫した敗北がキャリア唯一の黒星のアブドゥラギモフは、テイクダウン&抜群のコントロール力を持つ。

バックからRNC、がぶってフロント系チョークというフィニッシュもあるアブドゥラギモフに対して、ルジボエフはテイクダウン狙いやサブミッションをカットして、打撃を入れるストライカーだ。BRAVE初陣ではイブラヒム・マネの三角絞めをスラムで叩きつけKO勝ちを収めている。瞬発力だけでなく、耐久力のあるルジボエフだけにアブドゥルギモフのコントロール&パウンドを凌ぎ、攻め疲れがあるようだと一気にパウンドで試合を決めることもあるが、ステディさアブドゥルギモフが有利といえるだろう。

■視聴方法(予定)
6月5日(金・日本時間)、
午前3時00分~ FITE
午前3時30分~ BRAVE TV

■ BRAVE CF52計量結果

<BRAVE CFライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
モハメド・ファフレディン:92.3キロ
モハメド・サリード・マレム:91.6キロ

<ミドル級/5分3R>
エンリコ・コルテーゼ:84.3キロ
ルスタン・ジエフ:83.9キロ

<81キロ契約/5分3R>
アブドゥル・アブドゥラギモフ:80.5キロ
ヌルスルタン・ルジボエフ:81.0キロ

<ライト級/5分3R>
ヴァレリュ・ミルシャ:70.4キロ
アユブ・ガジエフ:70.7キロ

<バンタム級/5分3R>
ガムザット・マゴメドフ:61.7キロ
モチャメド・マカエフ:61.6キロ

<スーパーライト級/5分3R>
アフマド・ラバン:75.2キロ
ビルジリュ・フラシネック:74.6キロ

<スーパーライト級/5分3R>
ブノワ・サンドニ:75.3キロ
アルカイツ・ラモス75.0キロ

<フェザー級/5分3R>
エリアス・ブグズダム:66.2キロ
ブリス・ピコ:64.8キロ

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1日(木・現地時間)、バーレーンはムハラクのアラード要塞特設会場で開催されるBRAVE CF50の計量が31日(水・同)に行われた。

4週連続開催の最終週は全17試合、メインとコ・メインではBRAVE CFスーパーウェルター級選手権試合=ジャラ・フセイン・アルシラウィ✖イズミール・ヌルディエフ、BRAVE CFライトヘビー級王座決定戦=モハメド・ファフレディン✖モハメド・サリード・マレムと2階級の世界が組まれている。

さらにフライ級王座決定T準々決勝のアリ・バガウティノフ✖ダスティン・オーティズ、同トーナメント準決勝ではヴェリムラッド・アルカソフ✖ザック・マコウスキーなど、17試合に出場する34選手中、というカードが組まれている。

そんななかバンタム級でボリスラフ・ニコリッチと対戦するブラッド・カトーナと、73キロ契約でマチェク・ギエルシェウスキーと戦うフィリップ・シウバが計量失敗、キャッチウェイト戦で実施される。


アルシラウィにヌルディエフが挑戦するスーパーウェルター級戦、BRAVE CFミドル級王者ファフレディンが、マレムを相手に同プロモーション初となる同時2階級制覇、チャンプ・チャンプを目指しライトヘビー級王座決定戦に挑む。

そんな中東勢及びアラビック、そしてムスリムが絡むタイトルマッチとは別に、フライ級王座決定トーナメント準々決勝ではアリ・バガウティノフ✖ダスティン・オーティズという元UFCファイター同士の興味深いマッチアップが見られる。

バガウティノフはUFC戦績4勝3敗、堀口恭司、ジョセフ・ベナビデス、そしてデメトリウス・ジョンソンの持つUFC世界フライ級王座に挑戦して判定負けを喫している。その一方でジョン・リネケルやティム・エリオットに勝利しているバガウティノフ、Fight Nightやボクシングを戦い1月のソチ大会でBRAVE CFに合流し、オーティズと戦うことが決まった。

オーティズのオクタゴン戦線は8勝6敗、綺麗なレコードではないがUFCで14試合も戦っている。そして、今大会で一足先にトーナメント準決勝を戦うザック・マコウスキーには勝利している。

実はこの王座決定トーナメントには日本人ファイターにもオファーがあったが、既に国内で試合が決まっており実現しなかったという。

さらには3月11日から今大会までの4大会に2人の日本人選手に声が掛ったが、両者に中東で戦うという意志はなかった。しかし、BRAVE CFが日本人との契約を欲しているのは紛れもない事実だ。

あと1時間でスタートする今大会には17試合で21カ国の選手が出場している。この戦いの輪──砂漠のコンバットキングダムから世界を目指す日本人選手が現れることに期待したい。

■視聴方法(予定)
4月1日(木・日本時間)、
午後11時30分~ FITE
午後11時30分~ BRAVE TV

■BRAVE CF50計量結果

<BRAVE CFスーパーウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]ジャラ・フセイン・アルシラウィ:79.1キロ
[挑戦者]イズミール・ヌルディエフ:79.2キロ

<BRAVE CFライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
モハメド・ファフレディン:92.1キロ
モハメド・サリード・マレム:91.6キロ

<BRAVE CFフライ級王座決定T1回戦/5分3R>
アリ・バガウティノフ:57.1キロ
ダスティン・オーティズ:56.6キロ

<BRAVE CFフライ級王座決定T準決勝/5分3R>
ヴェリムラッド・アルカソフ:57.0キロ
ザック・マコウスキー:57.0キロ

<74キロ契約/5分5R>
アミン・アユブ:73.9キロ
マショラブジョン・ルジボエフ:74.0キロ

<スーパーライト級/5分3R>
イッサ・イサコフ:75.0キロ
マルセル・グラビンスキ:74.8キロ

<スーパーウェルター級/5分3R>
ケビン・ルアート:79.6キロ
ルイス・グリスマン:79.6キロ

<フェザー級/5分3R>
ヴェレリウ・ミウチャ:66.0キロ
オマール・ソロモノフ:66.2キロ

<95キロ契約/5分3R>
アントン・トゥルキャリ:94.6キロ
コンスタンチン・ソルダトフ:94.4キロ

<バンタム級/5分3R>
ブラッド・カトーナ:62.5キロ
ボリスラフ・ニコリッチ:61.5キロ

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・レサー:84.0キロ
ルスタン・ジエフ:84.1キロ

<77キロ契約/5分3R>
カール・ブース:76.0キロ
カルロス・ベギョソ:77.0キロ

<バンタム級/5分3R>
ビイル・シュティピン:61.3キロ
アレクサンドル・ケシュトフ:61.7キロ

<フェザー級/5分3R>
シェイブ・ユセフ:66.2キロ
スティーブン・ゴンコルヴェス:65.8キロ

<73キロ契約/5分3R>
マチェク・ギエルシェウスキー:72.9キロ
フィリップ・シウバ:75.4キロ

<ライト級/5分3R>
マゴメド・マゴメドフ:70.6キロ
ヤン・リアッセ:70.8キロ

<フェザー級/5分3R>
グレン・マクベイ:66.2キロ
アブドゥルマナップ・マゴメドフ:65.8キロ

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【Brave CF41】計量結果 ミドル級タイトル戦=ガウショにファフレディンが挑戦。ラカイ戦士も出場!!

【写真】レバノン国旗を掲げ。レバノン国旗のマクスを着用の挑戦者モハメド・ファフレディン(C)BRAVE CF

17日(木・現地時間)、バーレーン リファーのリファーにあるバーレーン・ナショナル・スタジアムでBrave CF41が開催される。

バーレーンの王族で同国の青少年スポーツ最高評議会の議長を務めるシェイフ・ハリド・ビン・ハマド・アール・ハリーファ王子の興したMMAプロモ―ションが7月のルーマニア・ブカレスト2連戦、8月のスウェーデン・ストックホルムの4連戦を経て、昨年11月以来となる本国バーレーンでイベントを行う。

Brave CFではザ・コンバット・キングダム・シリーズとして、今大会を皮切りに3週連続でバーレーン・ナショナル・スタジアムで大会開催となる。第1弾はメインにBrave CFミドル級選手権試合=王者ダニエル・ガウショがモハメド・ファフレディンの挑戦を受けるBrave CFの計量が16日(水・同)にあった。


ミドル級王者のダニエル・ペヘイラ・ガウショは昨年12月のBrave CF31=南アフリカ大会で、チャド・ハネコムとの王座決定戦で勝利し、今回が初防衛戦となる。キャリア9勝2敗、Brave CFでは2試合連続KO勝ちで右フックが最大の武器といえるチャンピオンだ。

対してレバノン人挑戦者モハメド・ファフレディンは当然のようにミドル級ながら、同プロモーション特有の無差別級王座決定戦でライトヘビー級のアズマット・ムルザカノフに敗れて以来の再起戦となる。本来、ファフレディンは7月のブカレスト大会で復帰戦を戦う予定だったが、新型コロナウィルスの検査で陽性が出て国を離れることができなくなり、前哨戦を行わずして王座挑戦が決まった形だ。

計量後のフェイスオフでは王者陣営が「アンド・スティル」、挑戦者陣営が「アンド・ニュー」という声を挙げていた。

また今大会にはフィリピンのチーム・ラカイからジョン・クリスコルトンが出場し、ロシアのマゴメド・イドリソフと戦うフライ級戦も組まれている。

8月ほどではないが、今も1日に3000人規模の感染者が出ているフィリピンではミンダナオ島北部のイリガン市が強化されたコミュニティ隔離措置状態にあり、一般的な隔離措置地域は今ではルソン島ではマニラの北に位置するブラカン州がその状態にあるが、バギオやベンゲット州からラカイの選手が国外でファイトできる状態にあることは、ONEなどにとっても朗報といえるだろう。

今大会の第1試合はアマチュアMMAマッチが組まれ、第2試合ではAIMMAFの各地域のトーナメントで、2年で15勝4敗の戦績を残しているアブドゥルマナプ・マゴメドフが、プロ初陣で3勝0敗のラフマトゥル・ユスフザイとマッチアップされているあど、IMMAFとのつながりの強さが感じられる。

なお今大会は会場まで15キロ弱、バス移動で20分程度のマナーハ市のウィンダムガーデン・マナマ・ホテルにビー・レディ・ボランティアーズ・チームの医療チームが待機し、24時間体制でCOVID19の検査などを含めファイターをサポートしている。

イベント規模、サポート規格がUFCに肩を並べられるBrave CF、ケージの中ではどのようなファイトが繰り広げられるか。

■視聴方法(予定)
9月18日(金・日本時間)、
午前0時00分~ FITE

■Brave CF41計量結果

<Brave CFミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]ダニエル・ガウショ:83.6キロ
[挑戦者]モハメド・ファフレディン:83.8キロ

<ミドル級/5分3R>
デニス・チュルリン:83.6キロ
イクラム・アリスケロフ:83.8キロ

<ライト級/5分3R>
フィリッピ・シウバ:70.7キロ
サム・パターソン:69.8キロ

<スーパーライト級/5分3R>
シアン・カウリー:74.8キロ
アフメッド・アミール:75.1キロ

<フライ級/5分3R>
ジョン・クリスコルトン:57.2キロ
マゴメド・イドリソフ:57.2キロ

<63キロ契約/5分3R>
ラフマトゥル・ユスフザイ:61.9キロ
アブドゥルマナプ・マゴメドフ:62.8キロ

<アマチュアMMAバンタム級/5分3R>
アブドゥラ・アリヤコブ:61.2キロ
ウメド・ウルフォノフ:59.7キロ

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Brave CF35 News other MMA エンリコ・コルテーゼ ブログ モハメド・ファフレディン

【Brave CF35】対戦カード Brave CF再開はルーマニアで、レバノン人✖イタリア人対決から

【写真】モハメド・ファフレディン(レバノン)=左と、エンリコ・コルテーゼ(イタリア)(C)BRAVE CF

2020年7月20日(月・現地時間)
Brave CF35
ルーマニア ブカレスト
ベラリアH

■視聴方法(予定)
7月21日(火・日本時間)、午前0時00分~ FITE

■対戦カード

<ミドル級/5分3R>
モハメド・ファフレディン(レバノン)
エンリコ・コルテーゼ(イタリア)

<フェザー級/5分3R>
アブンバカ・トゥンキャハ(フランス)
アンドレイ・バルバロサ(モルドバ)

<女子フライ級/5分3R>
マーリン・ヘルマンソン(スウェーデン)
アナ・マリア・パル(ルーマニア)

<ウェルター級/5分3R>
ママドゥ・ラミンセニ(セネガル)
イオン・グリゴーレ(ルーマニア)