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【Shooto2021#07】結城大樹戦へ。レーダーチャートばらつきまくりの岩本健汰「打撃もチョットできるぞ」

【写真】まるで個性派俳優のような岩本。別に俳優などつけなくても、個性派ということで良いのだが…… (C)MMAPLANET

6日(土)、東京都江東区のスタジオコーストで行われるShooto2021#07で、グラップリング国内最強と言われるようになり久しい岩本健汰が、9月に続きMMA2戦目を結城大樹相手に行う。

初陣=椿飛鳥戦では打撃を被弾することなく、ケージに押し込みテイクダウン。組みの展開になると圧倒的な力の差を見せた。とはいえ今回戦う結城は、環太平洋王者だった仲山貴志と7月に分け、修斗戦績は4勝1敗3分とMMAの経験値は岩本とは明白に差がある。

打撃はルーキー、寝技は国内最強。ケージレスリングの強さを折り紙付きという──レーダーチャートが極端にばらつくルーキーは、MMAとしてどのような打・倒・極の回転を見せることができるのか。MMA初戦を振り返り、結城戦について自信のほどを尋ねた。


──修斗2戦目というか、MMAの2試合目が今週末に迫ってきました(※取材は11月2日に行われた)。デビュー戦後に話を聞かせてもらおうと思ったら、さっさと帰宅されてしまったようで(笑)。

「試合は最後まで見たのですが、すぐに帰りました(笑)」

──もう40日前ですが、初めてのMMAの手応えは?

「自分で思っていたよりもスムーズにいきました。もう少し、打撃の洗礼とか受けるかと思っていたので。ケガもなくて終わったので良かったといえば良かったですが、経験という点では本当のMMAの打撃の攻防がなかったので、そこは足らなかったかと思います」

──スタンドで殴られることなく組んでケージへ。その前に蹴りを使っていましたね。

「対峙した時の緊張感が、こういうものかと感触があって。それほど恐怖心はなかったです」

──岩本選手の組みの圧力が、椿選手の打の圧力より上だったかと。椿選手が振りまわす様な無軌道なパンチを振るってくる方が嫌だった?

「そこは……どうですかね。前に出てくる方が、組みやすいといえば組みやすいかもしれないです。凄くプレッシャーを掛けられていたら別ですけど。前にガムシャラに出てくるのなら、組みつくだけなので問題なかったと思います」

──実戦のなかでケージレスリングを初めて行ったかと。その辺りについては?

「グラップリングに関しては、ケージで試合をしたのも過去に1回で相手が引き込むという試合内容でした。でも、グラップリングやケージレスリングに関しては心配はなかったです」

──組みのなかの打撃も互いに少なかったです。

「一応、寝かしたときにチョコチョコ殴ったのですが、効かせたとかはなかったですね」

──それよりも鼻がもげるんじゃないかというチョークの仕掛けを見て、モッティはえげつない絞め方をすんだと思いました(笑)。

「えげつない……ハハハハ、ありがとうございます!! けっこう、無理やりに入れることが多いです」

──そして、すぐに今回の試合が決まりました。

「11月は実はUnrivaledが明日(※3日)にあるじゃないですが、そこに出る予定でいました。だけど1週間ほど考えて、MMAに出たいと伝えました。Unrivaledでは海外の選手を呼ぶと言ってくれていたのですが、それができない状態だったのでUnrivaled側もそこは理解してくれました。

僕自身、グラップリングで日本人選手と戦うなら、今はMMAの経験を積むべきだと考えました。練習もMMAが中心というか、MMAを優先していますし」

──前日計量の65.8キロというのは、2年前のアブダビの66キロ以下級以来ではないでしょうか。

「アブダビの時も水抜きをしましたけど、知識は今の方があるので大丈夫だと思います。前の試合の前から、ずっと試合があるかどうかということで体重を抑えてきて、それほど落とし幅もないですし」

──対戦相手の結城大樹についての印象は?

「試合映像を見ましたが、結城選手も打撃を振るうとすぐに組みつくタイプの選手だったので、僕と戦うときはどうするのかチョット楽しみです。もしかしたら打撃を続けるかもしれないけど、すぐにテイクダウンに来るかもしれないし」

──ジャブで突き放し、徹底して組みを拒否する戦いになると一番厄介でしょうか。

「そうしたら、僕が打撃でプレッシャーをかけます」

──おお!! 

「デビュー戦の時よりも、打撃も成長しています。前回の試合を比較すると、良くなっています。練習していた、どの部分が試合で出すことができるのか分からないですけど怖さも前よりないですし、良くなっていると思います。打撃でプレッシャーを掛けることもできるんじゃないかと思います」

──グラップリングのトップ選手として、西川大和選手のように下から殴って来る戦術をどのように思いますか。

「上を取ったから殴られないとか、危なくないというのは全くないと思います。上を取っても頭の位置とか気を付けないといけないし。だから上を取るだけでなく、ポジショニングが大事だと思います。だから、西川選手のようなスタイルの相手がいればまずは足を一本抜いてハーフに行きます。僕自身はパウンドとかは、ちゃんとポジションを取ってからの方が良いという考えです」

──西川選手ほど上手く使えなくても、あの試合を見て真似る選手は出てくるかと思います。

「下から殴る人は出てくるかもしれないですね。ただ、僕としては簡単に下になってくれる方が楽です」

──なるほど。では、今回の試合ではMMAファイターとして成長した姿を見せるとすると、どこに注目してほしいですか。

「戦い方は相手次第になると思います。ただ打撃もちょっとはできるぞというのは、見せられるんじゃないかと思います」

──不敵な笑みを浮かべていますね。

「アハハハ。打撃に関しては、ここ最近になって以前より見えるようになってきていますし、結城選手が打撃で突っ込んで来ても、見て距離を取る準備をしているので大丈夫だと思います。

それに打撃をもらったとしても気持ちが折れることはないと思います。とにかく負けたくないので、僕の気持ちを折ることはできないです」

■視聴方法(予定)
11月6日(土)
午後1時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■Shooto2021#07対戦カード
             
<修斗世界女子スーパーアトム級選手権試合/5分5R>
[王者] 黒部三奈(日本)
[挑戦者] SARAMI(日本)

<修斗暫定世界ストロー級王座決定戦/5分5R>
猿丸ジュンジ(日本)
黒澤亮平(日本)

<フェザー級/5分2R>
結城大樹(日本)
岩本健汰(日本)

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来(日本)
澤田千優(日本

<フライ級/5分2R>
高橋SUBMISSION雄己(日本)
山内渉(日本)

<ミドル級/5分2R>
岩崎大河(日本)
清水洸志(日本)

■VTJ2021視聴方法(予定)
11月6日(土)
午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■VTJ2021対戦カード

<58.5キロ契約/5分3R>
平良達郎(日本)
アルフレド・ムアイアド(チリ)

<フェザー級/5分3R>
宇野薫(日本)
原口央(日本)

<ライト級/5分3R>
西川大和(日本)
菅原和政(日本)

<63キロ契約/5分3R>
佐藤将光(日本)
河村泰博(日本)

<ライト級/5分3R>
原口伸(日本)
岡澤弘太(日本)

<ライト級/5分3R>
宇佐美正パトリック(日本)
野村駿太(日本)

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『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5』試合結果/9.20『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.6』で川名TENCHO雄生と西川大和が対戦

修斗 7.25 後楽園ホール:中村倫也、プロデビュー戦は2R左ハイでKO勝ち「俺のオリンピックが始まる」。SASUKE、世界フェザー級王者となるも強気アピール封印。SARAMI、黒部三奈との3度目の対戦へ(バウトレビュー)
第8試合 メインイベント 修斗世界フェザー級チャンピオン決定戦 5分5R
○SASUKE(マスタージャパン東京/世界1位、環太平洋王者)
×工藤諒司(TRIBE TOKYO MMA/世界7位、環太平洋2位)
判定2-0 (片岡48-47/田澤47-47/福田48-47)
※SASUKEが王者に

第7試合 セミファイナル 修斗女子世界スーパーアトム級(50kg)次期挑戦者決定戦 5分3R
○SARAMI(パンクラスイズム横浜/世界2位)
×中村未来(マルスジム/世界4位)
2R 2’48” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第6試合 バンタム級 5分2R
×論田愛空隆[ろんだ あくり](心技館)
○中村倫也[りんや](EX FIGHT)
2R 0’20” KO (左ハイキック)

第5試合 ライト級 5分2R
×エドモンド金子(BRAVE)
○岡澤弘太(佐山道場)
判定0-3 (田澤18-20/長瀬18-20/豊永18-20)

第4試合 フェザー級 5分2R
△仲山貴志(総合格闘技津田沼道場/世界2位、環太平洋4位、元環太平洋王者)
△結城大樹(マスタージャパン福岡)
判定0-1 (片岡18-20/長瀬19-19/田澤19-19)

第3試合 バンタム級 5分2R
×齋藤 翼(総合格闘技津田沼道場/FIGHT FARM)
○野瀬翔平(マスタージャパン福岡)
判定0-3 (田澤18-20/片岡18-20/長瀬17-20)

第2試合 フライ級 5分2R
○山内 渉(FIGHT FARM)
×植木“令和”新(シューティング宇留野道場)※植木新 改め。総合格闘技宇留野道場から所属先名称変更
2R 4’35” 三角絞め

第1試合 トライアウト フェザー級 3分2R
○村山大介(マスタージャパン東京)
×スソン(KRAZY BEE)
判定3-0 (長瀬20-18/豊永20-17/福田20-17)

 遅ればせながら7月25日に後楽園ホールで開催された『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5』の試合結果。メインイベントは斎藤裕が返上した修斗世界フェザー級王座の決定戦が行われ、SASUKEが工藤諒司に判定勝ちし新チャンピオンに。セミファイナルの女子世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦はSARAMIが中村未来に2R KO勝ちし黒部三奈への挑戦権を獲得。


 レスリング全日本選手権16~17年2連覇、17年U-23世界選手権優勝の中村倫也のプロデビュー戦は論田愛空隆に2R 0分20秒、左ハイキックでKO勝ちです。現在無料で視聴できます。


 9月20日に後楽園ホールで開催する『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.6』で川名TENCHO雄生 vs. 西川大和の世界ライト級チャンピオンシップ、安藤達也 vs. 石井逸人の環太平洋バンタム級チャンピオンシップが発表されています。続きを読む・・・
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【修斗】速報中!PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5

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世間は東京オリンピック2020が開幕の末に迎えた4連休の最終日。気分はやや憂鬱な昼下がりですが、後楽園ホールではプロフェッショナル修斗公式戦PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5が開催されます。メインは修斗世界フェザー級チャンピオン決定戦。SASUKE(マスタージャパン東京)×工藤諒司(TRIBE TOKYO MMA)が行われます。立ってよし寝てよしのオールラウンダーに成長したSASUKEに長南亮の秘蔵っ子・工藤が挑む構図。王座を戴冠するのは果たしてどちらか。今回も後楽園ホールから電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 トライアウト フェザー級】
◯村山大介(マスタージャパン東京)
(判定3-0)
×スソン(KRAZY BEE)
1R、スソンのローに合わせて村山が片足タックルでテイクダウン。すかさずサイドに回ると腕十字。耐えるスソンに対してパウンドで削ると、そのままバックに回ってポジショニングで優位に立ってラウンドを終えた。
2R、またもスソンのミドルを掴んだ村山。時間をかけてテイクアウトに成功。そのまま下になりながら三角絞めで絞め上げるがスソンは耐えて試合終了。判定は村山に軍配。


【第2試合 フライ級】
◯山内渉(FIGHT FARM)
(2R 三角絞め)
×植木“令和”新(シューティング宇留野道場)
1R、試合はめまぐるしくグラウンドで上下が入れ替わるスクランブルの展開。山内が足を掛けてテイクダウンすれば植木は下からタックルでしがみついて立ち上がる。流れの中から植木は下になりながらギロチンを狙えば、首を抜いた山内が肩固めで追い込んだがラウンド終了。
2R、1R以上に激しく上下が入れ替わるグラウンドの展開。主導権を握ったのは山内。返されはするものの、マウント→バックと責め立てる。中盤に入るとリバースした植木に対して下から三角絞め。植木はバスターで返そうとするがよりタイトに極まる。すりてレフェリーが試合を止めた!山内が鮮やかな一本勝ち!


【第3試合 バンタム級】
×齋藤翼(総合格闘技津田沼道場/FIGHT FARM)
(判定0-3)
◯野瀬翔平(マスタージャパン福岡)
イケイケでパンチを振るう齋藤に対してしつこく組みついて行く野瀬。グラウンドに誘うと1Rではツイスターであわや一本の場面を作り、2Rには肩固めやバックチョークを矢継ぎ早に仕掛けて齋藤を圧倒。極め切れなかったものの判定で勝利を掴んだ。


【第4試合 フェザー級】
△仲山貴志(総合格闘技津田沼道場)
(判定0-1)
△結城大樹(マスタージャパン福岡)
1R、開始直後に組みついた結城。そのまま体勢を崩すとグラウンドに持ち込んでバックに回る。ここからはポジションを完全に制圧。パックからねちねちとチョークを狙って主導権を握る。終了間際には腕十字をセットしたがタイムアップ。
2R、やはり組みつきにいく結城。しかし仲山はこれを切って着実にローで削る。嫌がる結城はローに合わせてタックル。テイクダウンに成功するが、仲山もすぐに立ち上がる。スタンドに戻ると決定打こそないが、パンチに飛び膝と手数を出してラウンド終了。判定はドロー裁定。


【第5試合 ライト級】
×エドモンド金子(BRAVE)
(判定0-3)
◯岡澤弘太(佐山道場)
1R、開始直後は金子ペース。左ジャブが面白いようにヒット。嫌がった岡澤のタックルを潰して側頭部にパウンド。猪木アリ状態になるも深追いしない。スタンドを命じられると岡澤は一気に間合いを潰してテイクダウン。簡単にマウントを奪うと腕十字であと一歩まで追い詰めるが金子は身体を反転させて回避してラウンド終了。
2R、スタンドは金子が優勢。ハイを決めると岡澤は動きが止まり、自らグラウンドへ。猪木アリ状態。すると岡澤が下から一瞬の隙を突いて組みつくと逆にテイクダウン。またしてもマウントを奪取。このままグラウンドを制圧したまま試合終了。判定は岡澤に軍配。


ここで9月20日の後楽園ホール大会の対戦カードとして、環太平洋バンタム級タイトルマッチ 安藤達也×石井逸人、世界ライト級タイトルマッチ 川名雄生×西川大和が決定。どちらも屈指の好カード。


【第6試合 バンタム級】
×論田愛空隆(心技館)
(2R KO)
◯中村倫也(EX FIGHT)
1R、ゴールデンルーキー中村。打ち気に見せかけて論田のパンチに合わせてタックル。組みつくとバックに回ってグラウンドに持ち込む。論田は何度も脱出を図るが中村は素早く先回りしてポジションを制圧。バックからチョークであわやの場面を作ってラウンドを終えた。中村のポテンシャルはさすが。
2R、開始直後の打撃の交差。中村の左ハイキックがクリーンヒット!ダウンした論田を見てレフェリーが試合を止めた!中村が衝撃のプロデビュー!


【第7試合 セミファイナル 修斗女子世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦 】
◯SARAMI(パンクラスイズム横浜)
(2R TKO)
×中村未来(マルスジム)
1R、SARAMIは打ち合いに応じるかと思いきや組みついてテイクダウンを狙う。崩して一度は倒したが中村はすぐに立ち上がってケージ際で長い差し合い。しかしSARAMIは倒し切れずに身体が離れてラウンドを終えた。
2R、スタンドでも怯まずにパンチを打っていくSARAMI。流れから押し倒すようにテイクダウン。サイドから腕十字を狙うが決まらないと見るやマウント→バックに移行。中村の身体を伸ばして側頭部にパウンドを乱射。レフェリーが試合を止めた!


【第8試合 メインイベント 修斗世界フェザー級チャンピオン決定戦】
◯SASUKE(マスタージャパン東京)
(判定2-0)
×工藤諒司(TRIBE TOKYO MMA)
1R、序盤は様子を見合う両者。工藤はサークリングして距離を取る。SASUKEはプレッシャーをかけてローを放つが決して深追いしない。このままラウンド終了かと思いきや、距離が詰まると最初に工藤のパンチがヒット。しかし返しのSASUKEのフックで工藤はフラッシュダウン。ここでラウンド終了。
2R、3Rはやはり前に出るのはSASUKE。手数は少ないものの、要所でロー、膝への前蹴りをヒット。距離が近づくとSASUKEが足を掛けたり、突き放して倒すが工藤はすぐに立ち上がって追撃を許さない。
4R、ローを起点に工藤がやや前に出始める。決定的な場面はないものの右のパンチを要所で狙ってヒットさせ、やや巻き返し始めたか。
5R、あとがないように見える工藤だがペースを崩さずにローで手数を稼いで右のチャンスを窺う。SASUKEは無理をすることなく安全運転。結局致命的な攻撃をもらわずに試合終了。判定はSASUKEに軍配。王座奪取に成功。
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【Shooto2021#05】修斗世界フェザー級王座決定戦へ、SASUKE─02─「当たり前に勝たないと」

【写真】マイクまでが、SASUKEの試合。1月の内藤太尊戦後は3分間、マイクを握っていた(C)MMAPLANET

25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#5のメインイベントで、空位の修斗世界フェザー級王座を賭けて工藤諒司と戦うSASUKEインタビュー後編。

キャリア8勝1敗1分、常に過去の対戦相手の質を問われる。それはSASUKEにとって、如何ともしがたい。彼にはどうしようもできない、できることは与えられた試合で勝つことだけだった。

だからこそ、今後を考えて──そんな疑問の声を払拭し、期待が募る存在にならなければならない。そのためにSASUKEは工藤との試合を「当たり前に勝たないといけない」と断言した。

<SASUKEインタビューPart.01はコチラから>


──セコンドに就いてもらう選手に、しっかりと練習を見てもらうと。

「そうですね。5Rのスパーリングの時は猿飛流さんに来てもらいました。セコンドワークの確認も兼ねて。九州にいる弘中(邦佳)さんも、その辺りの意志の疎通はできています」

──工藤選手はキャリア最強の相手といっても過言でないと思われます。だからこそ、躓くことは許されないかと。

「躓いていられない……そのままですね。今後のことを考えると、当たり前に勝たないといけない相手です。外国人選手と戦っていくとなると、もっと強い相手ばかりになってくると思うので。

しんどい勝負でも、勝ちを拾わないといけないです」

──これはもうSASUKE選手からすると「そんなこと言われても、しょうがない」ということになるのですが、過去の対戦相手とこれから戦っていかないといけない相手ということを考えると、あのパフォーマンスをどこまで見せ続けることができるのか。その手の疑問を払拭できるのか。

「特に業界関係者、同業者の勝敗予想なんかの話を聞くと、そういう風に見られているなと思います。知り合いから、『こんな予想が出ていたけど、ひっくり返してね』とかって連絡が来て……」

──そういう連絡ありますよね。『こんな風に記事への批判書かれていましたよ』とか送って来てくれる人がいて(苦笑)。自分は気が弱いからエゴサーチなんてしたくもないのに。

「アハハハハ。僕はあんまり気にしていないです。予想なんて覆してナンボなんで。業界関係者がそういう風にみたところで、何も気にしていない。いつも通りのメンタルでやれば、いつも通り結果がでると思っています。

正直、試合なんてどっちが勝つか分からないですから。強いヤツが、一発で負けることもある。何が起こるか分からないのが試合なんで。その人にとっての番狂わせじゃないですけど、そういうことが毎回あるようなモノだから。

過去の相手云々と言われても、勝っているのは僕だし。そういうことを言われても、僕としてはケガで長く穴を空けてきたので、とにかく勝ちを拾うことが絶対条件で戦っています」

──拾うという表現なのですね。

「やっぱり負けたら、次に繋がらない。どんな状況になっても、KO寸前とか苦しい展開になっても何とか勝ちをもぎ取る。最近の試合はそういう展開になっていないですけど、どの試合に臨む時も最悪のシチュエーション、一番起こって欲しくない状況に陥り、そこから盛り返すイメージを持ってやってきました。

拾うという言い方は正しいか分からないですけど、要は諦めないよってことです。とにかく勝たないと何も残らないですからね。これまでキャリア10戦だけですけど、勝ちたいと
思って戦ったのは1回だけなんです」

──それは……。

「2度目の山本健斗デリカット戦だけです。1度やられているから、しっかりと勝とうという気持ちでした。でも他の試合はもう勝てれば、相手が足首を捻ってドクターストップでも構わないぐらいでいます(笑)。とにかく必要なのは、勝つことなので」

──先ほども、これから外国人選手と戦うという言葉が聞かれましたが、毎回尋ねて申し訳ないですけど、修斗世界チャンピオンになってから、次の目標というのは変わりないですか。

「そうですね、やっぱり海外……北米です。僕は北米です。UFCとポンと契約できるほど簡単ではないので、それができれば一番ですけど。そうでないならUFCに繋がるところですね。PFLを経由するのか、堀内(佑馬)選手が出たLFAとか。そういう選択肢も必要かと思っています」

──では、そこを含めて試合後のマイクを思案中ということですか(笑)。

「アハハハ。ワードチョイスは色々としないといけないですからね」

──逆に余裕じゃないですか(笑)。

「いや、これも仕事の一部ですから。どういうワードを使うと、皆が感情移入してくれるのか。背中を押してくれるのかっていうのはちょっと考えていますね。マイクに関しては、岡田(遼)選手がライバルです(笑)」

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■対戦カード
             
<修斗世界フェザー級王座決定戦/5分5R>
SASUKE(日本)
工藤諒司(日本)

<修斗世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦/5分3R>
SARAMI(日本)
中村未来(日本)

<バンタム級/5分2R>
論田愛空隆(日本)
中村倫也(日本)

<ライト級/5分2R>
エドモンド金子(日本)
岡澤弘太(日本)

<フェザー級/5分2R>
仲山貴志(日本)
結城大樹(日本)

<バンタム級/5分2R>
齋藤翼(日本)
野瀬翔平(日本)

<フライ級/5分2R>
山内渉(日本)
植木“令和”新(日本)

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DEEP MMA ONE SASUKE Shooto2021#05 チャンネル 仲山貴志 修斗 工藤諒司 猿飛流

【Shooto2021#05】修斗世界フェザー級王座決定戦へ、SASUKE「工藤選手のパンチが届く距離は……」

【写真】顔が見えねぇよ──の巻 (C)MMAPLANET

25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#5のメインイベントで、空位の修斗世界フェザー級王座を賭けて、SASUKEが工藤諒司と戦う。

昨年9月に仲山貴志を破り環太平洋チャンピオンとなったSASUKEが、修斗の頂点に挑む。対戦相手はONE Warrior Seriesからの帰り新参=工藤だ。「修斗では工藤選手以外に相手はいない」と公言するSASUKEに、タイトル奪取に掛ける気持ちを尋ねた。


──既に5日後に迫った修斗世界フェザー級王座決定戦、今の心境を教えてください。

「いつも通り落ち着いています。減量でお腹が減っていますね(笑)。水抜き前で、今が一番しんどいです」

──そんな時にスミマセン!!

「いえいえいえ、全然です」

──いよいよ修斗世界王座に挑みます。パンクラス、DEEPと同様に修斗のベルトもそこで完結するものではなく、ステップアップの条件という見方ができます。この世界王座に関してプロシューターとしてSASUKE選手は、どのような価値を見出しているのでしょうか。対戦相手の工藤選手は、我々が予想している以上に修斗愛があることがインタビューで分かりましたが。

「僕のなかで、間違いなく価値があるモノ。それは確かです。僕も修斗から始めて、修斗しかやってこなかった。その頂点がこの王座です。自分がやってきた格闘技が、一つの形になる。そのことが修斗の世界王座を獲ることかと思います。

次を目指していても、そこを通っていくことが、自分のなかでのケジメというか……。最善のルートだと思っています」

──それは環太平洋王座ではなく、世界王座になるわけですね。

「今はそう思うようになりました。環太平洋のベルトを手にした時は、これでチャンスが巡ってくればという風に考えていましたけど、外に出ていくことが難しくなった世の中の情勢がありました。そして自分に何が必要なのかと考えた時、修斗の世界王座に挑める位置まで登ってきたのであれば、しっかりと獲らないといけないベルトです。

階級は違えど先輩たちが皆、巻いてきたベルトなので。そういう意味でも、獲りたいベルトです」

──対戦相手の工藤選手は、不足のない相手かと思います。

「工藤選手だからベルトを待つことに余計に燃えるということはなく、誰だろうが修斗の世界のベルトを獲るための試合です。工藤選手とは、世界王座決定戦ではなくてもっと早い段階で戦うと思っていました。でも、なかなか実現しなかったですね。

今年の1月の試合も相手は工藤選手だと思っていたので、ようやく来たなという感じです。もう修斗では工藤選手以外に戦う相手はいないですからね。そういう意味で、今の僕が戦えるなかで──強いヤツがきたなって思います」

──工藤選手の強さとは、どこだと考えていますか。

「技術的なことでいえば、右の倒せるパンチです。それと組み技の対処の強さですかね。レスリングをやってきたから組み際、テイクダウンを切る動きは他の選手より速いです」

──このタイミングで、このパンチを打つのか。そういうことが最近の工藤選手の試合で感じられることがあります。

「まぁ、打撃が得意なんでしょうね。僕からすれば、付け入る隙はあります。工藤選手のパンチが届く距離は、僕のパンチも届く距離なので。何かしらの技は掛かるだろうし、崩せると思っています。自分もまだ試合で見せていない、武器を持っているので(笑)。だから怖くはないです」

──工藤選手の組み力についてはいかがでしょうか。反応が速いということでしたが。

「自分から組みつくよりも、相手が組んできた時……受けが強いと思います」

──ではそんな工藤選手対策として、練習で心掛けてきたことはありますか。

「まぁ5Rの試合なので。5R戦うことを想定して、5Rの戦いの準備をしてきました。5Rの戦い……その練習を重ねてきましたね。マスタージャパンとリバーサルジム川口リディプスで」

──リディプスですか!!

「ハイ。僕のセコンドに就いてくれる猿飛流選手が所属していて、自分より大きな練習相手がいるので、そこでやらせてもらってきました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後5時~ ABEMA格闘チャンネル

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【Shooto2021#05】3回戦級の2回戦で千葉(仲山&齋藤)✖福岡(結城&野瀬)。DREAMERS vs SHUTTLEも

【写真】結城は組み力で、元環太平洋王者の仲山に挑む (C)KEISUKE TAKAZAWA & MMAPLANET

12日(月)、Sustainより25日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#05の追加カード3試合が発表されている。

修斗世界フェザー級王座決定戦SASUKE✖工藤涼司、女子スーパーアトム級SARAMI✖中村未来に以外、2回戦ながら注目の中村倫也のデビュー戦=✖論田愛空隆戦、同じ2回戦の岡澤弘太✖エドモンド金子が決まっていた同大会。

今回、加わった3試合は揃って2回戦となっているが、3回戦でもおかしくない試合も含まれており、背景に4度目の緊急事態宣言下の影響が感じられる。


そんな2回戦の追加カード──まず前環太平洋フェザー級王者の仲山貴志が、昨年9月に同王座をメインで世界戦を戦う。仲山は今大会のメインで世界王座に挑むSASUKEに敗れて以来の再起戦で、結城大樹と戦うこととなった。結城はそのSASUKEの師匠筋でもある弘中邦佳の指導を東京~福岡で受けてきた愛弟子で、本来は6月13日の闘裸男・博多大会で岩本龍弥戦が決まっていた。

博多大会が緊急事態宣言の発出を受け延期となり、今回の仲山戦が決まった。裕樹はTNS系大会で3連勝、それ以前にはGladiatorで今やRIZINファイターとなったGrachanバンタム級チャンピオンの伊藤空也にも一本勝ちをしており、引き分けを挟んで4連勝中、好調を維持して前環太平洋王者との一戦で下克上を目指す。

また結城と同じくマスタージャパン福岡から、野瀬翔平も出場し齋藤翼と戦うことが決まった。野瀬も闘裸男の延期により、奇天烈戦がなくなり今大会への出場となった。将来を有望視された高校柔道時代に首の骨を骨折するという瀕死の重傷を負いながら、奇跡の回復を見せた野瀬は、柔道でなくMMAを選択して弘中門下に加わった。

デビュー後は2引き分けからの4連勝も、昨年9月に今回のメイン登場の工藤にキャリア初黒星を喫し、2月のRoad to ONEでは吉野光の恐怖のパワーに屈しており、連敗中だ。3月にはRISE WEST ZEROでキックボクシングを経験した野瀬と対する齋藤は、仲山と同様に津田沼道場所属だったが髙谷裕之のFight Farm創設と同時に籍を移した選手だ。

とはいっても津田沼とFight Farmは兄弟仁義──ならぬ、兄弟ジムとして強い絆で結ばれており、いってみればこの2試合は千葉✖福岡の対抗戦、いや格上・千葉勢が福岡勢の挑戦を受ける形となる。

最近の齋藤の試合を見れば本来の打撃の強さに加え、ケージ際の攻防に磨きをかけてきたことは明らかだ。組みの強さは吉野に屈したとはいえ、クラスAに十分に匹敵する強さを持つ野瀬との対戦で、齋藤はその成果を発揮し結果を残したい。

同様に野瀬としては極度の緊張性かつ朴訥なほど真っすぐなファイトでは、齋藤の打撃を凌ぐことはできない。次なる段階に進むために、朴訥さを返上し狡猾さが求められるファイトだ。

また千葉軍団からは格闘DREAMERSに出演、ウェルラウンダーぶりを見せた山内渉がプロデビュー戦を迎える。DREAMERSでは仮契約を取りつけた山内だが、Fight Farmで強くなることを選んだ山内の対戦相手は、植木❝令和❞新だ。

既にキャリア17戦目となる北岡シャトルこと植木は、GRACHANでキャリアを重ね、パンクラスとGladiatorにも出場経験がある。

彼にとって修斗は初陣、ある意味──髙谷裕之&津田勝憲の教え子っぽくない空気感を持つ山内を相手に、キャリアの差を見せつけることができるか。別角度で注目の植木のプロ修斗出場だ。

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Interview J-CAGE SASUKE Shooto2020#06 ブログ 仲山貴志

【Shooto2020#06】環太平洋フェザー級王者SASUKE「修斗の王者は強くて格好良くないといけない」

【写真】実働2年、欠場期間の方が長いMMAキャリア。ここから一気に加速するか(C) MMAPLANET

19日(土)に東京都渋谷区のTUSTAYA O-EASTで行われたShooto2020#06、2部興行のトリの一番でSASUKEが仲山貴志を破り環太平洋フェザー級のベルトを巻いた

2016年3月のプロデビュー後、上腕尺骨を折り2年8カ月のブランクを経験したSASUKEは策ね7月の再起から14カ月で5連勝を達成し、修斗フェザー級の頂点──その一歩手前までやってきた。

実働2年で手にしたベルトを腰に、試合終了直後の記者会見でSASUKEは過去、王座奪取、これからについて話した。(※要約)


──見事なタイトル奪取劇でした。

「ありがとうございます。勝手に体が反応しました。練習してきたことが出たような感じですね。だいぶ効いているのは分かっていたので、自分は削ること……ポジションを意識しながら打っていました」

──下になっても冷静でした。

「下からの腕十字はもともと得意な形なので、これは練習していた通りに体が動いたというものです。浅かったので極められなかったですが。

僕は試合では比較的に冷静に戦えるので、いつも通り進んだという感じです」

──マイクで欠場期間もあってという話もされていたましたが、ベルトを巻いた感覚は「ついに」なのか「これから」なのか。

「まぁ一つ形になったというか……。本当に辞められたら楽だったのですが、格闘技が嫌いになれなくて、辞められなくて……。悪あがきと言ったらちょっと違うかもしれないですけど、自分が好きなこと押し通してやってきて、それが一つ、こういう形になったのかというのはあります。

もちろん、これで満足はしないです。今日の試合も勝ちはしましたけど、勝ちは見えましたし。マイクでも言いましたけど、斎藤チャンピオンは強いので……また練習して、上を目指していく。それだけですね」

──前腕尺骨骨折、3年もの間負傷を治しながら、どのように格闘技に関わって来たのですか。

「大人しくしていれば半年ぐらいで治せていたのですが、同世代の選手が他の団体でタイトルに挑戦したり、同門の黒部(三奈)さんが当時JEWELSさんでチャンピオンになって。仲間やチームメイトのをサポートばかりだったんで気持ちが焦って、治らないまま無理をして同じ骨折を3度繰り返し、3回手術をしました。生き急ぐ気持ちを抑えて、格闘技に関わっていました。

無理をしないというか、頭を使って練習をするようになりました。追い込むだけじゃなくて、考えながら。そういう練習に切り替えてケガを治しながら去年、復帰をさせてもらって。それから良い風に歯車が噛み合ってきた感じです」

──目標は一つということですか。

「そうですね。斎藤チャンピオンとやりたいですけど、やるだけでなく新しい世代として越えていかないといけないと思うので。斎藤さんは今TVに出て、大舞台に出て知名度も上がっています。でも、それ以上に本当に強い選手なので、このままじゃまだ勝てないのは自分でも分かっていて。

でも、それを越えていいかなと。僕はさらにその先で戦っていきたいと思っているので。まずは斎藤チャンピオンを越えることですね」

──現状、いつ挑戦できるのか分からないですが、時間が掛かるようならその間に戦っておきたい選手はいますか。

「そうですね……他は余り見ていないです。斎藤チャンピオンだけです。ただ時間があればあるほど、僕は強くなっていくので。早いうちにやっておいたほうが、斎藤チャンピオンは良いんじゃないかと思います」

──ケージに上がって叫んだ『舐めんなよ』というセリフは、どこに向けてのモノだったのでしょうか。

「アハハハハ。それは前回の試合でしょっぱい試合をしてしまって……ネットで『SASUKEとウィッキーの試合は見直すほどではない』ってコメントで書かれていて。それに腹を立ててちょっと出ましたね(笑)」

──それがあってフィニッシュしたいという気持ちが強かったのでしょうか。

「二部興行の最後の試合ですから、前回の試合と同じことをしたらダメだと思っていました。ハッキリした形で終わらせないと、このベルトを不名誉なベルトにするわけにはいかなかったので。修斗のチャンピオンは強くて格好良くないといけない。そういう考えなので、しっかりと締めてやろうと思っていました」

──第1部からフィニッシュ続き、セミの好勝負がプレッシャーになることはなかったですか。

「前の試合は全く見ていなかったです。自分の世界に入っていて。自分は自分が締めてやろうと、それだけ考えていました」


           

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J-CAGE Report SASUKE Shooto2020#06 ブログ 仲山貴志

【Shooto2020#06】左フック、跳びヒザ、スラム&パウンドアウト。SASUKEが新環太平洋フェザー級王者に

【写真】新修斗環太平洋フェザー級チャンピオンSASUKE(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<修斗環太平洋フェザー級選手権試合/5分3R>
SASUKE(日本)
Def.2R2分05秒by TKO
仲山貴志(日本)

間合いの取り合いから、ヒザを繰り出し右オーバーハンドを入れたSASUKE。さらに組んでヒザを入れ、同時に足払いを決める。猪木アリ状態が続き、足首を取った仲山が崩しにかかり立ち上がる。打撃の間合いで、今度は王者がテイクダウンを決める。ガードの中に収まった仲山に対し、足を上げたSASUKEが腰を切って腕十字へ。右腕を捕らえられた仲山は立ち上がり、時間を掛けてヒジを抜きにかかる。足がルーズになると、腕を抜き三角を防いだ仲山が再びガードの中に収まる。SASUKEが下からヒジを見せて初回が終わった。

2R、左フックを被弾し腰が崩れた仲山に、SASUKEが跳びヒザを入れパウンドを連打する。亀で殴られたチャンピオンはアームロックも、リフトアップから前方に落とされる。バックコントロールを続けたSASUKEが、再び回転数を上げてパウンドを続ける。動けない仲山を見てレフェリーが試合を止め──新チャンピオンが誕生した。

「格闘技を始めた時は、自分がチャンピオンになれるなんて全然思っていなくて。1年、大きなケガをしてブランクがあり、格闘技が嫌いになれればどれだけよかったか」と話した新王者は、世界王者──斎藤裕に対し「TVの前で売られた喧嘩があるでしょう。そこを片付けてからで良いので、僕とやりましょう]」と対戦を要求。

最後に「日本のフェザー級、修斗のフェザー級、強い選手がたくさんいるよ。でも、誰も俺には勝てない。なぜなら、俺は修斗を愛しているからぁ!!」と絶叫した。


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J-CAGE News SASUKE Shooto.猿丸ジュンジ Shooto2020#06 ブログ 仲山貴志 後藤丈治 藤井伸樹 飯野建夫

【Shooto2020#06】仲山✖SASUKEの環太平洋フェザー級戦 in O-EASTDoubleheader。後藤丈治は藤井伸樹と

【写真】修斗の試合でないとはいえ元環太平洋王者に勝っている後藤。修斗初陣は勝てばタイトル戦線に絡むことになるであろう藤井戦が決まった (C) MMAPLANET

23日(日)にSustainより、9月19日(土)に東京都渋谷区のTSUTAYA O-EASTでプロ修斗2020#06を二部構成で開催すること及び対戦カード第1弾の発表があった。

もともとは21日(月・祝)に後楽園ホールで開催予定だったが、日程を2日間繰上り場所を移すとともに、イベント形式も変更されることになった。

そんなO-EAST大会、まずは環太平洋フェザー級選手権試合=王者・仲山貴志✖SASUKE、フライ級の猿丸ジュンジ✖飯野タテオ、フェザー級では藤井伸樹と後藤丈治の3試合が明らかとなった。


世界ストロー級1位の猿丸と同級2位の飯野の試合がフライ級、藤井✖後藤がフェザー級ということは5月の無観客大会以降続く、タイトル戦以外の試合は1階級上で当日計量というフォーマットは継続されるようだ。

仲山は今年の1月にTOMAを下して巻いたベルトの初防衛戦となる。青井人、稲葉聡、そしてTOMAを破り3連勝中の仲山に対して、挑戦者のSASUKEは現在4連勝中と確実に結果を残してきた。

この連勝には王者に2度勝利している山本健斗デリカット戦が含まれている。圧力&グラインディングのチャレンジャーに対し、真っ向勝負だけでなく綻びを突くことに長けている仲山がどのような試合運びを見せるか。

歴代王者がONEと契約し続けているストロー級は元王者=黒澤亮平が復調ロードを往き、その黒澤に競り勝った本田良介はタイトルコンテンダーの小巻洋平を下すなど混沌としてきた。

猿丸はその本田と黒田を過去に破っており、誰もが認めるこの階級の実力者だ。

これまで5度に渡り、タイトルや挑戦者決定戦という大切な場を落としてきた猿丸にとって、最後のチャンピオンロードといえる状況下で──HEARTSの良心=飯野と拳を交えることになった。

ジャパニーズ・ゾンビこと藤井と対戦する後藤は、パンクラスでキャリアを積んできたが4月のRoad to ONE02で元環太平洋王者の祖根寿麻を打撃で圧倒し、ニンジャチョークで一本勝ち──一気に注目を集めるようになった。

何があろうが気持ちが折れない藤井と、意識を断ち切らせることが可能な左の持ち主・後藤の一戦は、今後のバンタム級戦線に影響を及ぼすカードといえる。