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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN239 ナタン・レヴィ マイク・デイヴィス

【UFN239】打撃戦から一転、濃密な寝技の展開へ。デイヴィスがレヴィを肩固めで仕留める

<ライト級/5分3R>
マイク・デイヴィス(米国)
Def.2R1分43秒 by 肩固め
ナタン・レヴィ(イスラエル)

サウスポーのレヴィに対し、デイヴィスが一気に距離を詰める。蹴りで距離をつくるレヴィだが、ケージに詰められてしまう。デイヴィスの右がクリーンヒットして、レヴィがダウン。すぐさまデイヴィスがバックに回り、バックマウントを奪った。レヴィは右目頭から出血が見られる。レヴィは体を起こし、デイヴィスをケージに押し込んでボディにヒザを突き刺す。バックを狙われたデイヴィスがシングルレッグでレヴィの左足を抱え、ファーヒップから外ヒールへ。ここは足を抜いたレヴィがラウンド終了まで凌いだ。

2R、前に出て来るデイヴィスに対し、レヴィが前蹴りと左ミドルで距離を取る。しかし左ハイを繰り出した際に足を滑らせてしまう。すかさずデイヴィスがパスを狙ったが、レヴィがフィフティフィフティからバックテイクを仕掛ける。上体を起こしたまま耐えたデイヴィスがボディにヒジとパンチを落とす。スクランブルに持ち込んだレヴィだったが、スプロールしたデイヴィスがバックに回り、おたつロックで固める。反転するレヴィを肩固めで抑え込みつつマウントへ。左腕をしっかり巻き付け、レヴィの左側にパスしたデイヴィスがタップを奪った。


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45 AB MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN239   アンジェ・ルーザ オヴァンス・サンプレー オーデ・オズボーン キック クリスチャン・ロドリゲス ジョシアニ・ヌネス タイ・ツイバサ ダニー・シルバ チアゴ・モイゼス チェルシー・チャンドラー チャド・アンヘリガー ナタン・レヴィ ハラランポス・グレゴリユウ ブライアン・バトル メイシー・シェエソン 井上直樹 佐々木憂流迦 平田樹 平田直樹 魅津希

【UFN239】唯一のUFCキプロス人戦士は井上&平田=ダブル直樹の練習仲間、ハラランポス・グレゴリユウ

【写真】(C)MMAPLANET

16日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN239:UFN on ESPN+97「Tuivasa vs Tybura」が開催される。そのオープニングバウトでオクタゴン・デビュー戦を戦うハラランポス・グレゴリユウは現在、唯一のキプロス人UFCファイターだ。
Text by Manabu Takashima

昨年8月にコンテンダーシリーズからUFCとサインしたグレゴリユウは、コスタ・フィリッポウに続く史上2人目のUFC契約下選手でもある。エーゲ海に浮かぶ島、そんなイメージしかないキプロスで如何にグレゴリユウはMMAファイターとなり、世界の最高峰に辿り着いたのか。チャド・アンヘリガー戦を控えたグレゴリユウに初インタビューを試みた。


──今日はインタビューをさせていただきありがとうございます。最初に名前の発音を教えていただけないでしょうか。

「ファーストネームはハラランポス。ラストネームはグレゴリユウだよ」

──チャラランポスではないのですね!!

「ギリシャ語ではハラランポスで、ヨーロッパではハラランポスと呼ばれるんだけど、米国にくるとチャラランポスになってしまうんだ(笑)」

──なるほどです。米国では英語流の発音に改められることがほどんどですね。ところでキプロスの格闘技、MMAに関して全く知識がありません。ハラランポスがMMAを始めたきっかけを教えてもらえますか。

「僕は6歳の時に松濤館空手を学び始めた。黒帯になり、キプロスやギリシャのチャンピオンになった。ヨーロピアン選手権では5位になり、もっとアクションのある戦いを欲したら、父に空手を辞めたいと伝えたんだ。でも父からは『お前が空手を続けるのに、どれだけお金を使ってきたと思うんだ』と言われ、他のコンバットスポーツをやることを許してもらえなかった。しょうがない。僕は戦いをストリートに求めたんだ」

──……。なんとも。

「毎週のようにポリスが家にやってくるもんだから、ついに父は『もう外で暴れるのは止めろ。何がしたいんだ』と言って来たよ(笑)」

──空手で何を学んだことやら……。

「ハハハハハ。父にはプロファイターになりたいと伝え、キックとムエタイを始めた。腹を殴ることしか認められない空手に満足できなくなっていたんだ」

──MMAを始めてから、長い距離にあるポイント空手は生きることはなかったですか。

「う~ん、空手は蹴りを多用するから距離が遠くなるけど、またMMAとは違うよ。まぁ、UFCでも空手がバックグラウンドの選手は距離を取って戦ってきたけどね」

──押忍。ではキックやムエタイでも空手時代のように欧州を舞台に戦ってきたのですか。

「ノー。キプロス国内だけだ。キプロスでキックの王者になり、もっともっとアクションを欲した。結果、MMAを戦うようになったんだ。ただキプロスは打撃のレベルは高くても、MMAのレベルは低かった。すぐにキプロスのMMAチャンピオンになり、より高度な練習が必要だと思って米国に移り住むことにした。僕の目標はUFCファイターになることだったから。

米国にやってきて、まずは友人が持っていたジムで練習を始めた。でも彼がジムを閉めて違うジムに移ったけど、そこでは僕が一番強かった。そんな環境では成長できないから、ロンゴ&ワイドマンを訪れた。アルジャメインとスパーリングをして、ここで練習しようって決めたんだ。2018年のことだよ」

──ロンゴ&ワイドマンだと、日本人選手との交流もあったということですね。

「ミズキ(魅津希)、ナオキ(井上直樹)、ササキ(佐々木憂流迦)、皆、僕の友達だよ。イツキ(平田樹)と一緒にもう1人のナオキ(平田直樹)もやってきた。背の高い方のナオキとは、本当によく練習した。日本の選手はとても優れているけど、彼は本当に良いファイターだよ。もう1人のナオキとは、試合でフロリダにも一緒にいった。彼もタフな素晴らしい可能性を持った選手だった。

また、2人のナオキと練習をしたいね。日本の選手が僕らのジムにきて練習することを歓迎するよ。もっともっと多くの日本人選手と一緒に練習したい」

──ところでハラランポスがUFCとサインをしたことに対して、母国での反響は?

「マイ・ゴッド!! 唯一のキプロス人UFCファイターを国中あげて応援してくれている。僕自身、キプロスを代表して戦うことに誇りを持っているし。その想いを胸に今週末も戦うよ」

──UFCには以前、コスタ・フィリッポウが在籍していました。当時とはキプロスも様子が違うのでしょうか。

「彼も僕と同じようにキプロスから、米国に渡ってUFCで活躍していた選手だ。ただ10年前は、UFCやMMAの認知度が今とは違っていた。当時、キプロスではMMAが浸透していなかった。それが今では、UFCのドキュメンタリー撮影のために3日間帰国したら、毎日のように僕はテレビやラジオに出演していた。

キプロスのMMA熱が高まり、米国に追いつけるようになるのが僕の夢であり、使命だ。まだ口にするのは早いかもしれないけど、UFCで活躍して僕がUFCキプロス大会を開く原動力になる。コスタ・フィリッポウは過去、僕は現在。そして、未来になるつもりで努力している」

(C)Zuffa/UFC

──そんなハラランポスですが、今週末にチャド・アンヘリガーと対戦します。

印象を教えてもらえますか。

「彼は今回が契約最後の試合だから、必死に戦ってくるだろうね。ただ、僕が心配するようなことは一切ない。どの局面でも、気になる攻撃や技術を持っていない。ただタフでスタミナがあるだけだ。立ち技でも、寝技でも勝てる。何も問題ない。どこでも戦える。気の毒だけど、彼のUFCキャリアは土曜日の夜に終わるよ。

打撃、パワー、自分のスキルを信じている。誰も僕のようなパワーのある打撃を使うことはできない。パンチ一発で、試合を終らせる。そして、僕の名前と同時にキプロスという国を世界中にアピールしたい」

■視聴方法(予定)
3月17日(日・日本時間)
午前5 時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■ UFN239対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
タイ・ツイバサ(豪州)
マルチン・ティブラ(ポーランド)

<ウェルター級/5分3R>
ブライアン・バトル(米国)
アンジェ・ルーザ(スイス)

<ライトヘビー級/5分3R>
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)
オヴァンス・サンプレー(ハイチ)

<フェザー級/5分3R>
クリスチャン・ロドリゲス(米国)
アイザック・ドルギャリアン(米国)

<バンタム級/5分3R>
パニー・キンザッド(スウェーデン)
メイシー・シェエソン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート(米国)
ブライアン・ベルベレナ(米国)

<ライト級/5分3R>
マイク・デイヴィス(米国)
ナタン・レヴィ(イスラエル)

<女子バンタム級/5分3R>
ジョシアニ・ヌネス(ブラジル)
チェルシー・チャンドラー(米国)

<フライ級/5分3R>
オーデ・オズボーン(米国)
ジェフェウ・フィリョ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ジョシュ・クリバオ(豪州)
ダニー・シルバ(米国)

<ライト級/5分3R>
チアゴ・モイゼス(ブラジル)
ミッチ・ラミレス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
コリー・マッケナ(英国)
ジャケリン・アモリン(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
チャド・アンヘリガー(カナダ)
ハラランポス・グリゴリユウ(キプロス)

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Column MMA o ONE UFC YouTube   アンソニー・スミス イアン・ギャリー カーロス・アルバーグ ジャイルトン・アルメイダ ジョニー・ウォーカー ダニエル・ロドリゲス ティム・ミーンズ ナタン・レヴィ ブライアン・バトル

『UFC on ABC 4: Rozenstruik vs. Almeida』前日計量動画/ナタン・レヴィ vs. ピート・ロドリゲスが中止に

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 『UFC on ABC 4: Rozenstruik vs. Almeida』で予定されていたナタン・レヴィ vs. ピート・ロドリゲスが中止になったとのこと。レヴィによるとロドリゲス陣営から158ポンド契約を要求されて同意したものの、その後160ポンド契約を要求されてこれも飲んだそうです。しかしロドリゲスが162ポンドで減量を止めてしまったことから中止になったとのこと。レヴィは「彼は自分のキャリアを台無しにしたしプロ失格だ」と激怒しています。



MAIN CARD (ABC/ESPN+, 3 p.m. ET)

・Jailton Almeida (231) vs. Jairzinho Rozenstruik (265)
・Anthony Smith (205.5) vs. Johnny Walker (205.5)
・Ian Machado Garry (170.5) vs. Daniel Rodriguez (170)*
・Ihor Potieria (204.5) vs. Carlos Ulberg (204.5)
・Tim Means (170.5) vs. Alex Morono (169.5)

PRELIMINARY CARD (ESPN/ESPN+, 11:30 a.m. ET)

・Matt Brown (170) vs. Court McGee (170.5)
・Chase Sherman (254) vs. Karl Williams (239.5)
・Douglas Silva de Andrade (139.5) vs. Cody Stamann (139) – 140-pound contract weight
・Mandy Bohm (126) vs. Ji Yeon Kim (126)
・Bryan Battle (173)* vs. Gabe Green (170.5)
・Jessica-Rose Clark (135.5) vs. Tainara Lisboa (134)

 前日計量結果。メインカードはダニエル・ロドリゲスが2度目の計量でクリア。プレリミナリーカードはブライアン・バトルが173ポンドと2ポンドオーバー。出場給の一部を譲渡し試合は行われます。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ジャルジーニョ・ホーゼンストライク vs. ジャイルトン・アルメイダはホーゼンストライク支持2人、アルメイダ支持9人。

・アンソニー・スミス vs. ジョニー・ウォーカーはスミス支持6人、ウォーカー支持5人。

・ダニエル・ロドリゲス vs. イアン・ギャリーはロドリゲス支持3人、ギャリー支持8人。

・カーロス・アルバーグ vs. イホール・ポテーリャはアルバーグ支持10人、ポテーリャ支持1人。

・アレックス・モロノ vs. ティム・ミーンズはモロノ支持8人、ミーンズ支持3人。続きを読む・・・
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F1 LFA MMA o UFC   アンジェラ・ヒル ナタン・レヴィ ポリアナ・ヴィアナ

『UFC Fight Night 223: Song vs. Simon』で予定されていたピート・ロドリゲス vs. ナタン・レヴィーとエミリー・デュコテ vs. ポリアナ・ヴィアナが5月大会に延期


 『UFC Fight Night 223: Song vs. Simon』で予定されていたピート・ロドリゲス vs. ナタン・レヴィーのライト級マッチが5月13日にノースカロライナ州シャーロットで開催する『UFC on ABC 4: Rozenstruik vs. Almeida』に延期されるとのこと。理由は不明。

 ロドリゲスは昨年10月の『UFC Fight Night 212: Grasso vs. Araujo』でマイク・ジャクソンに1R KO勝ちして以来の試合。レヴィーは昨年12月の『UFC on ESPN 42: Thompson vs. Holland』でジェラルド・ヴァルデスに判定勝ちして以来の試合。



 同じく『UFC Fight Night 223: Song vs. Simon』で予定されていたエミリー・デュコテ vs. ポリアナ・ヴィアナの女子ストロー級マッチが5月20日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 224: Pennington vs. Aldana 2』に延期されるとのこと。理由は不明。

 デュコテは昨年12月の『UFC on ESPN 42: Thompson vs. Holland』でアンジェラ・ヒルに判定負けして以来の試合。ヴィアナは昨年11月の『UFC Fight Night 214: Rodriguez vs. Lemos』でジン・ユ・フレイに1R KO勝ちして以来の試合。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN42 キック ナタン・レヴィ ヘナロ・ヴァルデス ボクシング

【UFC ESPN42】上地流→極真、総合空手家レヴィが華麗な蹴りから、勝負所のTDでヴァルデスに判定勝ち

<ライト級/5分3R>
ナタン・レヴィ(イスラエル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ヘナロ・ヴァルデス(メキシコ)

サウスポーに構えたレヴィは、ヴァルデスの右ローをチェックして左ハイを狙う。左ミドルを入れたレヴィに対し、ヴァルデスが右を当てる。前手を叩き合い、ヴァルデスが右ボディストレート、さらにローに右を合わせていく。レヴィは左インローを蹴っていくが、ローで前足を殺すか、ミドルを効かせないと拳の圧ではヴァルデスが上を行っているか。その左ミドル後にヴァルデスのワンツーを受けたレヴィは右ローに合わせてきた左をかわし、続く左フックに右フックをヒットし、ダメージを与える。

ハイを狙い、うち回し蹴りでダウンを奪ったレヴィは左を被弾してもスピニングバックキック、続いて左ミドルを蹴り込む。腹を効かせたレヴィは攻め急ぐことなく間合いを取って左ミドルを蹴る。これが急所に入り試合が一時中断、再開後すぐに時間となった。

2R、レヴィの右横蹴りに右を伸ばすヴァルデス。ワンツーの右フックが大きく、レヴィが左に回ってかわす。パンチの距離で左ハイを見せるレヴィが、右前蹴りも左フックを被弾する。ヴァルデスは前に出て蹴りの距離を殺しにいく。自ら右前蹴りを蹴り、ワンツーフックからラッシュを掛けたヴァルデスはダーティーボクシングから間合いを取りなおす。

左ミドルを入れた直後に右ボディストレートを受けたレヴィが、左ハイから左フック、そしてシングルレッグで組みつく。前方に崩しつつバックに回ったレヴィがヴァルデスをケージに押し込む。胸を合わせたヴァルデスを大内刈りで倒したレヴィは、スイッチを切って足を束ねていく。ヴァルデスはケージを背負って尻餅状態からエルボー&パンチを頭部に落とす。背中を預けて立ち上がったヴァルデスから離れたレヴィが、左ハイを放ったところでラウンド終了を迎えた。

最終回を笑顔で迎えたヴァルデス、口を開けたレヴィも両手を挙げて自らを鼓舞する。ヴァルデスは右足の甲が腫れあがっており、ドクターチェックを受けるも試合は続行される。右ローを蹴って右に回るレヴィが、横下蹴りを繰り出す。ワンツーからクリンチでエルボーを繰り出したヴァルデスにハイ、左右のローのレヴィだったが2発目の左が再び急所を捕らえる。今回のブレイクにはヴァルデスが時間を取る。

リスタート後、レヴィが左ミドルを決める。ヴァルデスはワンツーで前に。前蹴りを顔面に届かせたレヴィは、組まれても突き放しヴァルデスの前進に右をカウンターで当てる。レヴィのハイクロッチにも、足を抜いたヴァルデスがワンツーで前に出る。疲れが見えるレヴィがダブルレッグでテイクダウンを決める。ヴァルデスのスイッチ狙いにバックに回ったレヴィは、腰をコントロールして後方に崩す。立ち上がり際にケージに押し込み、ヴァルデスの動きを制限させるレヴィは命綱となったボディロックを必死に続け、ダブルレッグに移行して尻餅をつかせる。立ちがったレヴィのバックスロー狙いに、ケージを掴んだヴァルデス。レフェリーの注意を受け、後方に投げられたところでタイムアップとなった。

上地流&極真空手をMMAに落とし込み、結果勝負所はテイクダウンを決めるという戦い方で、レヴィがオクタゴン戦績を2勝1敗とした。


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【UFC ESPN42】バルベレナと対戦、ハファエル・ドスアンジョス「ウェルター級は体を虐めることがない」

【写真】相当に渋さが増してきたドスアンジョス。2008年6月にパンクラスに来日。その5カ月から、14年に渡りオクタゴンで戦い続けてきた (C)MMAPLANET

3日(土・現地時間)、フロリダ州オーランドのアムウェイ・センターで開催されるUFC on ESPN42「Thompson vs Holland」で、ハファエル・ドスアンジョスがブライアン・バルベレナと対戦する。

元UFC世界ライト級王者のドスアンジョスは、近年ではライト級とウェルター級を行き来してキャリアを重ねてきた。黒星が続くこともあった38歳のベテランが、再度ウェルター級で戦う。ドスアンジョスはライト級とウェルター級の両階級で世界のトップと戦い続けてきたキャリアの終盤を迎え、試合までのプロセスをエンジョイすることの大切さを話してくれた。


――バルベレナ戦まで4日、今の調子はどうでしょうか。

「ウェルター級で再び戦うことになって、凄く良い感じだよ。ライト級で戦っていた時のように減量で体を虐めることがないからね。素晴らしいコーチ、最高の練習仲間と一緒にキャンプでやるべきことを完遂できた。やはり減量は体を痛めつける。そこまで体重を落とす必要がないから、ウェルター級だとキャンプの時の体調も良いままだし」

――ダイエット・コンペティションかと思うほど、試合前に体を虐めぬいている選手がいることは絶対ですね。

「そうなんだ。それでは戦うこと以外にストレスを感じてしまう。結果、キャンプをエンジョイできない。僕のように長く戦っていると、試合までの日々を楽しく過ごせるかどうかは凄く大きな意味を持つようになってくる。2つの階級で世界のトップと戦い続けてきたから、僕は自分が何をすべきか分かっている。

前回はライト級で戦って負けてしまった(※7月にラファエル・フィジエフに5RKO負け)けど、何がベストか。それはウェルター級で戦い、試合までのプロセスを楽しむこと。それが今の僕には必要なことで。そうやって過ごした今回のキャンプ自体がハッピーで、家族もフロリダにやってきた。もう、あとは戦うだけだよ」

――ウェルター級で戦うと、対戦相手がより大きいということはないですか。

「確かにウェルター級で戦うと、普通は対戦相手が少し大きい。でも大した問題じゃない。 僕は自分のサイズを知っている。それでも十分に力強く戦うことができるし、キャンプ中も体が一切ストレスを感じていないからフレッシュなんだ」

――かつてはKINGS MMAに所属していたように米国で練習していれば、飛行機での長旅もなく開催地に行けることが多いです。それでもハファエルは1年前からブラジルに戻り、今ではノヴァウニオンで練習をしています。

「米国には10年も住んでいた。去年、ケガをして手術をブラジルで行った時に戻ろうと決めたんだ。練習に関しては何も問題ないし、家族も自分のファミリーと近い距離での生活ができる。だから家族の皆も、この決断を喜んでいたよ。練習も家族との生活も最高だよ」

――そんななか対戦するバルベレナの印象を教えてください。

「パンチが重いタフファイター、喧嘩屋だね。でも、自信はあるよ。MMAを戦うということにおいて、打撃と組み、寝技をよりミックスできているのは僕の方だからね。46戦目、ファンに喜んでもらえる試合をしたい。自分がどれだけできるかを示したうえで、ファンに楽しんでもらいたいと思っているよ」

――38歳、UFCでライト級世界王者にもなったハファエルが、ここまで戦うことにモチベーションをキープできるのはなぜでしょうか。

「今も高いレベルで競いあっているかだよ。僕より試合数の多い選手はいるけど、試合の数よりも誰と戦ってきたのかが重要なんだ。ライト級時代、ベルトを巻く位置でファンに良い試合を期待され、応えることができた。ウェルター級に階級を上げても、同じように世界のトップと戦ってきた。そして、ファンの期待に応えることができたと思っている。UFCでずっとトップ選手と戦い続けることができたからこそ、これからも皆に良い試合を見てもらいたいと思っている」

――SUGでドラルド・セラーニと対戦したように、グラップリング戦にも出場したこともあります。

「あれはちょうど試合がない時期に、5分間のグラップリングとしては高額のオファーだったから出たんだ(笑)。ケガもなかったし、戦える状態にあった。なら断る理由はないからね」

――柔術黒帯のハファエルの格闘技への愛が、そうさせたのかと思っていました(笑)。

「いやあくまでもビジネス。良いビジネスだから、カウボーイと試合をしたんだよ(笑)」

――なるほど(笑)。ズバリ言っていただきスッキリしました。そして、今日は試合前の忙しい時にインタビューを受けてもらってありがとうございました。

「こちらこそ、アリガトゴサイマシタ。土曜日は日本のファンに喜んでもらえる試合をする。そしてまた日本に行きたい。今後は家族と一緒にね」

■視聴方法(予定)
12月4日(日・日本時間)
午前9時00分~UFC FIGHT PASS

■対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
スティーブン・トンプソン(米国)
ケヴィン・ホランド(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
ブライアン・バルベレナ(米国)

<フライ級/5分3R>
マテウス・ニコラウ(ブラジル)
マット・シュネル(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タイ・ツイバサ(豪州)
セルゲイ・パブロヴィッチ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
ジャック・ヘルマンソン(スウェーデン)
ロマン・デリツ(ジョージア)

<ミドル級/5分3R>
エリク・アンダース(米国)
カイル・ダウカウス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ニコ・プライス(米国)
フィリップ・ロウ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
アンジェラ・ヒル(米国)
エミリー・ダコーテ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ニナ・ヌネス(米国)
シンシア・カルヴィーロ(米国)

<ライト級/5分3R>
クレイ・グイダ(米国)
スコット・ホルツマン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン(米国)
マーク・ディアキーシー(英国)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
ジョナサン・ピアース(米国)

<女子フライ級/5分3R>
トレイシー・コーテズ(米国)
アマンダ・ヒーバス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ナタン・レヴィ(イスラエル)
ヘナロ・ヴァルデス(英国)

<フェザー級/5分3R>
フランシス・マーシャル(米国)
マルセロ・ロホ(アルゼンチン)

<女子ストロー級/5分3R>
ジャスミン・ハウレギ(メキシコ)
イステラ・ヌネス(ブラジル)

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【UFC ESPN42】ノヴァの注目株、マテウス・ニコラウ「ジャパニーズネクタイを教えてくれたのは……」

【写真】Shooto BRからTUF BR→UFC、3勝1敗でフリーとなりBRAVE CF経由でUFCと再契約。その後は3連勝中のニコラウに初インタビューを試みた (C)MMAPLANET

3日(土・現地時間)、フロリダ州オーランドのアムウェイ・センターでUFC on ESPN42「Thompson vs Holland」が開催される。

スティーブン・トンプソン✖ケヴィン・ホランドがヘッドライナーの同大会のメインカードに、フライ級のマテウス・ニコラウ✖マット・シュネル戦が組まれている。名門ノヴァウニオン所属のニコラウは、オクタゴンで通算6勝1敗という戦績を残している。

そんなニコラウは日本的にはワールド──国際的にはジャパニーズネクタイを技のレパートリーに加えている。なぜジャパニーズネクタイなのか。その答えにノヴァウニオンの強さが表れていた。


――今週末、マット・シュネルと対戦します。今の調子はいかがですか。

「バッチリだよ。ファイトキャンプも先週末に終えて、フロリダにやってきた。僕らの言葉でいえばシャベ・ジ・オーロ(chave de ouro)、英語だとゴールデン・キー……黄金の鍵で、ドアを開けることができる──まぁ絶好調だってことだよ(笑)」

──今回の試合の準備は、どこで行ってきたのですか。

「基本的にリオデジャネイロのノヴァウニオンでキャンプを行い、時々サンパウロに行ってアレックス・カルドゥーゾとボクシングの練習をしてきた」

──ジャクソン・ウィンクMMAの所属だった時期があったかと思うのですが、もう米国では練習していないのですか。

「この試合は100パーセント、ブラジルだけで準備してきた。ジャクソン・ウィンクには2016年かな1年ほど練習していた時期がある。それからサンパウロのデミアン・マイアの下で1年トレーニングして、5年前にノヴァウニオンに戻ってきたんだ。僕はもともと18歳の時からノヴァウニオンで練習してきたんだよ」

──ブラジル人ファイターも米国のジムで練習をすることが多いですが、マテウスはなぜ1年で米国から戻ったのでしょうか。

「米国のジムでトレーニングをするのはビジネスとして、試合の機会を手にしやすくなるからだよ。UFCは米国の会社で、イベントのほとんどが米国で開催されている。だからブラジルにいるよりも、チャンスは多い。

でも、僕はUFCと契約しているから自分にとってベストの場所で練習する。それがブラジルであり、またノヴァウニオンに戻った理由だよ」

──ノヴァウニオンで練習をしていれば、北米で練習をする必要もないと。

「練習設備と練習仲間、どちらも強くなるためには欠かせない。でも、どちらが重要かといえば僕はトレーナー、コーチ、練習パートナーの方が設備より大切だ。デデ(アンドレ・ペデネイラス)は米国に負けない規模で、最高のトレーニングセンターを建てている。設備も整っている。それでいてノヴァウニオンは、どこにも負けないトレーニングパートナーがいてくれる。特に軽量級はスバ抜けているよ。どんなスタイルの相手と戦うことになっても、ノヴァウニオンのなかで特定の選手を選んで対策練習ができるからね」

──技術的な質問を1つさせてください。マテウスは過去に2度、ジャパニーズネクタイで一本勝ちをしています。MMAの決まり手として、ハーフガードで相手を固定するのでなく、スプロールするようにダースチョークを仕掛ける選手が圧倒的と多いと思うのですが、マテウスはなぜジャパニーズネクタイを選択しているのでしょうか。

「僕のリーチはそれほど長くないというのが、理由の1つだよ。ダースよりジャパニーズネクタイの方がセットしやすいんだ。もちろん対戦相手の反応を見て、ダースチョークにに移行することもある。ハーフガードに対して、どういう風に動いて来るのか。それ次第だね。ジャパニーズネクタイはレオナルド・サントスから習ったんだ。さっきトレーニングパートナーの方が設備より大切だと言ったのは、そういうことなんだよ。

あの時、僕は練習は休みでノヴァウニオンで他の選手の練習を見学していたんだ。そうしたらレオ・サントスが、ジャパニーズネクタイを教え始めた。彼は僕に合っているからジャパニーズネクタイを教えてくれたわけではなくて、他の選手に指導しているのを僕がたまたま見て、次のトレーニングセッションからトライするようになった。あの技術を知っている練習仲間がいて、それを他のパートナーに教えていたから僕はジャパニーズネクタイをフィニッシュホールドに加えることができたんだ」

──なるほどぉ。ではマット・シュネル戦、どのような戦いをしたいと思っていますか。

「全ての領域で、自分の力を発揮して勝利を掴む。どんな状態でも相手がミスをしたら、そこをつく。マット・シュネルがスタンドでミスをすれば、そこにつけこむ。グラウンドでミスをすれば、寝技でつけこむ。そしてファンの皆には、僕が世界のトップ……もっともっと高く飛ぶことができることを示したい」

──では最後に日本のファンに一言お願いします。

「ノヴァウニオンの選手たちは、日本のMMAの歴史の一部になっている。デデ、ヴィトー・シャオリン、レオナルド・サントス、マルロン・サンドロ、ドゥドゥ・ダンタス、ジョズエ・フォーミガ、皆、日本で戦ってきた。 

日本の素晴らしいファンの前で戦うことは、僕にとって夢の1つなんだ。日本の豊かな文化に触れたい。ノヴァウニオンのレガシーを継承し、ノヴァウニオンの皆のように日本のMMAの歴史の一部に僕もなりたいと思っている」

■視聴方法(予定)
12月4日(日・日本時間)
午前9時00分~UFC FIGHT PASS

■ UFC ESPN42対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
スティーブン・トンプソン(米国)
ケヴィン・ホランド(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
ブライアン・バルベレナ(米国)

<フライ級/5分3R>
マテウス・ニコラウ(ブラジル)
マット・シュネル(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タイ・ツイバサ(豪州)
セルゲイ・パブロヴィッチ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
ジャック・ヘルマンソン(スウェーデン)
ロマン・デリツ(ジョージア)

<ミドル級/5分3R>
エリク・アンダース(米国)
カイル・ダウカウス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ニコ・プライス(米国)
フィリップ・ロウ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
アンジェラ・ヒル(米国)
エミリー・ダコーテ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ニナ・ヌネス(米国)
シンシア・カルヴィーロ(米国)

<ライト級/5分3R>
クレイ・グイダ(米国)
スコット・ホルツマン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン(米国)
マーク・ディアキーシー(英国)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
ジョナサン・ピアース(米国)

<女子フライ級/5分3R>
トレイシー・コーテズ(米国)
アマンダ・ヒーバス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ナタン・レヴィ(イスラエル)
ヘナロ・ヴァルデス(英国)

<フェザー級/5分3R>
フランシス・マーシャル(米国)
マルセロ・ロホ(アルゼンチン)

<女子ストロー級/5分3R>
ジャスミン・ハウレギ(メキシコ)
イステラ・ヌネス(ブラジル)

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ABEMA LFA MMA MMAPLANET o PFL Road to UFC SASUKE UFC イ・ジョンヨン イー・チャア ウリジブレン オーデ・オズボーン キム・ギョンピョ キム・ハンソル シャオ・ロン ジョーダン・ラヴィット トップノイ・キウラム ドナルド・セラーニ ナタン・レヴィ パク・ヒョンソン パンクラス ホン・ジュンヨン ボクシング マラブ・デヴァリシビリ ヴィンス・モラレス 中村倫也 修斗 内田タケル 堀内佑馬 宇佐美正パトリック 松嶋こよみ 海外 猿飛流 野瀬翔平 風間敏臣

【RTU ASIA2022】SASUKEのUFCへの道─01─before Road to UFC「前例のないことをやっていこうかと」

【写真】ラスベガスから戻ってきて、マスタージャパンで以前のように練習を続けているSASUKE(C)MMAPLANET

6月10日(金・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01でイー・チャアと対戦するSASUKE。

修斗世界フェザー級王者のRoad to UFC出場が決まったのは、彼がラスベガスのシンジケートMMAで出稽古を行っている終盤だった。UFCで戦う目標を持ち続けていたSASUKEはRoad to UFC出場決定以前に何を考えていたのか──をまず、訊いた。


──まずラスベガスのシンジケートMMAで3月、4月と2カ月間、出稽古をされていましたが、あの時はRoad to UFCと出場ということは頭にあったのでしょうか。

「全くなかったです。開かれることも知らなかったですし」

──では、このタイミングでベガスで練習をしようと思ったのは?

「ルートはどうであれ、米国で戦いたいということは最初から思って来たことです。修斗でベルトを獲って、そこに行けるかもしれないという可能性が見えてきたときに──実際に海外の試合のオファーもいただきました。ただ色々な事情があって……行けなくて」

──ぶっちゃけ自分が掴んでいた話では昨年10月のPFLフィナーレ大会、そこで勝てば2022年シーズン出場ということだったかと。

「ハイ……。結果、あそこで行かなくて良かったと思います。PFLで戦う話がなくなり、暫らく試合がないという状況はケガもしてないのに初めてでした。その時間をどうしようかと考えた時に、海外に練習に行けるなと思いました。マネージャーから『昔、弘中(邦佳)がUFCと契約した時、そのまま試合をさせたけど、1度海外で練習を経験させていれば結果は違っていたかもしれない(※グラップリングや柔術、ハワイのプロ修斗など試合は経験していた)』という話を聞くことがデキました。『右も左も分からないままUFCへ行った』と。

『そういう先人達の経験からしっかりと学ばないとダメだ』とも言って貰えました。弘中さんも色々と助言をしてくれて、ルートを示してくれました。サステインの坂本さんと会って話した時に『君はコーチがいなく、1人で考えてやってきた。だから君のような選手こそ準備が必要だ』ということを言っていただき、腑に落ちるモノがありました。確かに何も知らないで、飛び込むことは……PFLのオファーは1カ月後だったので。

それでも悩みましたし、もちろん戦いたかったです。いつ試合が組まれるのか分からない状態で、気持ちは若いですけど実年齢は27歳と行ってしまっているので(笑)。残されている時間は少ないと思って、僕自身は戦うつもりでワクチンも接種しました(苦笑)。

ただし実際にUFCを経験した弘中さんの言葉は、絶対に確かなことで。凄く葛藤があったけど、自分で行かないと決めました。今となっては、それが良かったです。経験のあるなしという部分でラスベガスにいた2カ月間で、凄く色々な経験ができました。『これならやっていける』という自信もつきました。それがあったからRoad to UFCで強い選手と戦うことが決まっても変に舞い上がったり、緊張することがないです。だから、あのタイミングでPFLで戦わなかったことは、結果としてプラスになって戻ってきています。

向うで特にUFCで戦っている選手と殴り合い、蹴り合い、倒し合う経験をしました。それで外国人選手のパワー、技術、練習を経験値として貯めることができました。

悩んでどっちかを選択した時、どっちが正解かということではなくて、自分で正解にしないといけないじゃないですか。だからPFLに行かなかった決断、ラスベガスで練習したこともRoad to UFCで優勝して契約をすることで正解にします」

──う~ん、深いです。そしてベガスでの練習ですが、どのようなメンバーと主に練習してきたのでしょうか。

「ジョーダン・ラヴィット、ナタン・レヴィ、ブランドン・ジェンキンス、ヴィンス・モラレス、オーデ・オズボーンとかほとんどのUFCファイターとスパーリングをしてきました。カイル・ラウントリーのようなライトヘビー級の選手とはやっていないですけど(笑)。

あとラスベガスにあるので、色々なUFCファイターが集まるのでドナルド・セラーニとグラップリングのスパーをやりましたし、デロン・ウィンっていうミドル級で一番背の低い選手とも手を合わせました。マラブ・デヴァリシビリともスパーをしましたね」

──ラヴィットやレヴィ、LFAやコンテンダーシリーズから王道のステップアップを果たした選手と肌を合わせた感覚が非常に気になります。

「彼らは凄く考えながら練習していました。もちろん強いです。そのなかで柔軟に考えて……特にジョーダンはそのスタイルを見ても分かるかと思いますが。柔の強さというのか、ケガをしなくて丁寧にできて、抑えるところを抑える。僕がプレスを掛けるスタイルで、クリーンヒットとか貰わないですけど、5分のスパーリングをやったあとに精神的に削られています。ジョーダンとのスパーがそういう意味で、一番しんどかったですね。

ナタンは空手ベースで蹴りが重いです。中間距離の打ち合いとかでの一発とか、凄く重かったです。個性はあれど、柔軟に強かったです」

──ボクシング&レスリングの軸があるなかで、特色を持つ選手も多い。

「その通りですね。個性があります。人数が多いから色々なタイプの選手と練習できるのは当然ですけど、ジムの広さを存分に使った練習、ヘッドコーチのジョン・ウッドがいて、レスリングコーチのフランク・ヒックマンが最初の1カ月ほどいて。他のコーチも実際にスパーに参加して、体を動かしているんですよね。

自分の得意じゃないところで選手に極められたりもします。でも、あの一緒にやる姿勢があるからこそ信頼関係が生まれるというのか。また選手達も、自分で良く考えている。自分で考えてやっている姿を見て、環境は違いますが自分がやってきたことは間違っていなかったと思えました」

──その経験をすると、ずっと向うで練習したくならないですか。

「心の中ではそうです。ただ、今できることを……向うで学んだ技術は全てメモしてきているので、マスタージャパンの上のメンバーに指導しています。向うと同じではないですけど、そうやって指導できるようになることで彼らのレベルも上がり、自分のレベルも上がると思います」

──では帰国後も練習環境などは以前と同じで。

「ハイ、マスタージャパンを中心にあとはパンクラスのフライ級チャンピオンの猿飛流さんと、技術交流をして打ち込みをやったりで。帰国したら、これまでと変わりなく日本でやれるベストのことをやっています」

──ところで実際にはRoad to UFC出場が決まったのは、いつ頃だったのでしょうか。

「最初に話を貰ったのは……ハッキリ覚えていないですけど、4月の頭ですね。Road to UFCがあるから行きたいかと聞かれて、『行きたいです』と即答しました。試合映像とかも送って、暫らく音沙汰がなかったです。でも毎日、練習を繰り返すという日々だったので、そんなに気にすることはなかったです。もうダメかな、多分ないなぐらいに思っていた時に、帰国する1週間前に決まりました。

それでも『じゃあやるか』というぐらいの感じで。嬉しかったですけど、久しぶりの試合だなっていう感じになったぐらいでしたね」

──ではRoad to UFCがこのタイミングでなければ、どのようなステップアップ方法を考えていたのでしょうか。

「修斗で戦うことですね。修斗で防衛をしながら……前チャンピオンがやらなかったことで、道を切り開こうという考えはありました。難しい話ですけど、ベルトを持ったまま他団体のチャンピオンを倒して、団体統一チャンピオンではないですけど、フェザー級の強いのを倒そうと。修斗のベルトを持って、他の団体のチャンピオンに挑戦しようかとか。前例のないことをやっていこうかと薄々考えていました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
Episode01
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
6月9日(木・日本時間)
午後6時30分~UFC FIGHT PASS
Episode03
6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
6月10日(金・日本時間)
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN35   ナタン・レヴィ マイク・ブリーデン

【UFC ESPN35】ミドル&TDで攻勢だったレヴィ。最終Rに腹を効かされ大ピンチもNever Give Upで判定勝ち

<ライト級/5分3R>
ナタン・レヴィ(イスラエル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
マイク・ブリーデン(米国)

サウスポーに構えたレヴィが左ミドル、ブリーデンも右ミドルを返して組み付くと早々にテイクダウンを決める。背中を譲らないように立ち上がったレヴィがヒザをボディに入れる。ブリーデンが離れ、レヴィは右ハイをブロックし内回し蹴りを見せる。続く左ハイをキャッチされ倒されたレヴィがヒールを狙う。体を反転させヒザを抜いたブリーデンが立ち上がり、試合はスタンドへ。

スイッチから左を伸ばしたブリーデンがワンツーを続ける。さらに左フックを受けそうになったレヴィが左に回る。そのレヴィが左ミドルを入れ、首相撲の攻防でヒザが急所に当たったとアピール。試合が中断され、再開後にヒザを入れる。ワンツーからスリーで前に出たブリーデンは、再び左ハイをキャッチしてテイクダウン。ここもヒールからここもエスケープする。ブリーデンはヒザにワンツー、レヴィは右フックを返すとシングルレッグでテイクダウを決めスクランブルでバックに。もう一度倒したレヴィがバックコントロールからパンチ、ヒザを骨盤に入れる。最後は立ち上がったブリーデンを後方から蹴り、レヴィがラウンドを取った。

2R、ボディを入れたブリーデンが右ストレートをヒットした直後に、レヴィがシングルレッグ&軸足を払ってテイクダウン。スクランブルでバックに回り、テイクダウン→スクランブルを続ける。この回だけで3度目のテイクダウンを決めたレヴィのバックコントロールが続いたが、ブリーデンが胸を合わせて押し込み返す。ボディロックでワキをくぐったブリーデンは正対されそうになり離れると、左ミドルを蹴られる。

クリンチから離れ際に左フックを入れたレヴィは、ワンツーフックに左ミドルを決め、動きが止まったブリーデンに後ろ回し蹴りを狙う。これは空振りになったが、腹が効いているブリーデンをテイクダウンし、バックからチョークへ。逃れたブリーデンがスタンドに戻ると、パンチから跳びヒザが空を切ったところで時間となった。

3R、フィニッシュ狙いのブリーデンがワンツーで距離を詰め、ヒザ蹴りからボディを殴っていく。テイクダウンを切り、パンチの圧を掛けるブリーデンに対し、ガードを固めたレヴィは腹を殴られ、テイクダウン狙いから引き込む。寝技に付き合わないブリーデンはボディショットを続け、シングルを切るとヒザをボディに入れる。

崩れるようなテイクダウン狙いを切られ、スタンドに戻されたレヴィは腹を殴られ厳しい時間が続く。腹を守るが殴られ、シングルを切られたレヴィは左ハイにもボディから顔面にコンビを受け、エルボーで下がり、ボディを殴られる。それでも左フックを決めたレヴィは、これで倒れたブリーデンの立ち上がり際に後ろ回し蹴りを放つ。ここはかわされたが、シングルに出たレヴィは倒しきれないがワンツーのフックをヒットさせる。

組んだブリーデンが バックに回るが、ここでは打撃でフィニッシュを狙う必要がある。最後の10秒で向き合って殴り合った両者――レヴィは時間になるとケージを背負ってしゃがみこんでしまった。結果、3‐0で判定勝ちを覚めたレヴィは「素晴らしい瞬間だ。この週はホロコーストがあった週、犠牲者があって僕らの今がある。疲れたし、倒れた。でも諦めない。それがケージ、そして僕の人生なんだ」と話した。


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【UFC ESPN35】ダビデの星の空手家ナタン・レヴィ「上地流」「沖縄」「極真」「MMA」「型」「組手」

【写真】パリで生まれ2カ月でイスラエルへ。家庭ではフランス語、外ではヘブライ語を使って生活していたという(C)MMAPLANET

30日(土・現地時間)──ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN35「Font vs Vera」でナタン・レヴィがマイク・ブリーデンと戦う。

空手家レヴィが2つの空手で学んだこととは。


――ナタン、インタビューの時間を設けてくれてありがとうございます。

「オハヨウゴザイマス。こちらこそ、ありがとう」

――おお、早速日本語ですね。なぜ、その言葉が出るのかは追い追い話してもらいます。その前にですが、土曜日にマイク・ブリーデン戦が控えていますが、今の気持ちを聞かせてください。

「もう準備はできているよ。とにかくUFC初勝利が欲しい。前回は間違いをおかしてしまったから、僕がどのエリアでも戦えるウェルランディットファイターだと証明したいんだ」

――一本勝ちもしっかりとしているナタンですが、やはり日本の記者として空手との関わり方が非常に興味があります。

「空手は15歳のときに始めた。空手とクンフー。空手は上地流空手を習い、16歳の時に沖縄を訪れたんだ。その時は1カ月間、上地流の稽古をした。

稽古は当然楽しかったよ。何より沖縄の人々が素晴らしかった。何か困っていると、誰もが助けてくれる。1度、バス停で道場に一番近い停留所はどこか女性に尋ねたら、彼女は家が近所だったらしくて、車で僕を道場まで送ってくれたんだ。30分もドライブしてね」

――それは素晴らしい異国での思い出ですね。

「稽古もね、素晴らしかったよ。まずレベルが完全に誓っていたよ。沖縄は最高のマスターがいた。1年後に再び沖縄へ行き、今度は3カ月間稽古をして初段を習得したよ。

ただし、2度目の沖縄での生活は1回目のように楽しいだけのモノではなかった。内弟子制度のような形で滞在したので、とても規律が厳しかったんだ。朝早くから起きて他の弟子と稽古があり、道場でもぶっ通して稽古があった。

僕はお金もないからライスかパスタしか食べていなくて。でも、あの厳しい経験が今の僕を創ってくれたと感謝している。生徒は客じゃない。先生は雇い主じゃない。先生はボスだ。先生と一緒に食事に行っても、僕が何を食べたいか尋ねられることは一度もなかった。出されたモノを食べるんだ。

ヤンチャしている日本の若者は、両親の前で先生に竹刀で打たれていた。でも、それは良い人間になるための教育だと皆が理解していた。

沖縄での日々で技術だけでなく、最高のマナーを身に着けることができたと思っている。沖縄にいた日本人よりも、僕の方が規律のある人間だったと思う(笑)。全ては先生のおかげだよ」

――その空手からMMAに転向したのは?

「イスラエルに戻り、空手道道場を複数開き指導をしていた。充実していたよ。空手家の指導者として充実していた。指導をして生徒は成長するしね。でも、僕自身は下降線を下っているように感じたんだ。そしてインターネットでMMAを視て、すぐに興味を持った。道場を閉め、全てを捨ててラスベガスに移り住み、今こうやって戦っているんだ」

――そのような状況で極真空手の練習をするようになったのは、なぜですか。

「MMAを始めて、何が違った打撃を学びたくなったんだ。その時、友人が川口にある極真空手の道場を紹介してくれてね。2度、極真の稽古で日本を訪れた。そこでアルトゥール・ホヴァニシアン師範と出会い、イスラエルではアルトゥール先生の指導を受け、極真空手のレーニングをしてきた。今、普段はイスラエルに住んでいて極真のトレーニングをしている。ラスベガスに行ったときはMMAに集中しているんだ。

僕が思うに、極真の本分は競技にあると思う。マーシャルアーツは、どうしてもイマジネーションに走り勝ちだよね。でもケージ、リング、畳の上では幻想は通用しない。そこにあるのは圧倒的なリアルだけだから。

極真は伝統的な部分もあるけど、いかに有効な攻撃であるかが追求されている。ウェイトトレで強くなれるのなら、どんどん採り入れる。試合に勝つためのテクニックを貪欲に吸収して、時間を無駄にしない」

――空手といっても上地流と極真はまるで別物かと思います。

「イエス。護身と競技は違う。セルフディフェンスに裏回し蹴りは必要ない。でも競技では相手を驚かせる必要がある。ただし伝統的な規律や道義心は両方のスタイルの根底にあるはずだよ。

僕の場合、上地流では型にフォーカスしている。組手もあるけど、沖縄では型に力が入れられていた。極真は組手とボディコンディショニングが重視されている。スタミナや瞬発力がね。

MMAを戦う時、型が試合を助けてくれることは、まぁない。ただし、自分の体を知る上で型は欠かせない。型をすることで考えとボディがつながる。でも、組手の競技に出るときは組手に専念した練習が必要だよ。

僕は色々な競技を学んでMMAを戦っている。でも、技術だけでなく人格形成に大きくかかわっている空手が凄く大切で、自分のことは空手家だと思っているんだ。引退後はMMAだけでなく空手の指導もしたい」

――ナタンの言葉が説得力を持つのは、やはりMMAで勝った時かと思います。

「とにかくベストを尽くすことだよ。諦めない。このベストを尽くすということが皆に伝われば嬉しい。『勝て』じゃないんだよね。日本の人は『勝て』とはいわない。ガンバッテクダサイと言うよね。

でも土曜日の試合は、僕の手が挙げられるシーンを皆に見てほしい。作戦はあるけど、ケージでは何が起こるか分からない。作戦を軸にグラウンド、スタンド、空中でも使い切って僕が勝つ」

――空中も(笑)。ナタン、今日はMMAから離れてしまったかもしれないですが、とても興味深い話をありがとうございました。

「アリガトウゴザイマス」

■視聴方法(予定)
5月1日(日・日本時間)
午前5時30分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN35計量結果

<バンタム級/5分5R>
ロブ・フォント: 138.5ポンド(62.82キロ)
マルロン・ヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジェイク・コリアー265 ポンド(120.2キロ)
アンドレイ・オルロフスキー: 246ポンド(111.58キロ)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ジョアンデウソン・ブリト: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン: 155.5ポンド(70.53キロ)
グラント・ドーソン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス: 145.5ポンド(66.0キロ)
トリスタン・コネリー: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート: 185ポンド(83.91キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 186ポンド(84.37キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ: 239.5ポンド(108.63キロ)
チェイス・シャーマン: 247ポンド(112.03キロ)

<フライ級/5分3R>
ダニエル・ダ・シウバ: 125ポンド(56.7キロ)
フランシスコ・フェイゲイレド: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ユアン・リネス: 169ポンド(76.66キロ)
ゲイブ・グリーン: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・ブリーデン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ナタン・レヴィ: 155ポンド(70.31キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジナ・マザニー: 126ポンド(57.15キロ)
シェイナ・ヤング125.5ポンド(56.92キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125.5ポンド(56.92キロ)
カーロス・キャンデラリオ: 126ポンド(57.15キロ)

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