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【DWCS2022#07】12連勝(3KO&9一本勝ち)のLFA王者ガブリエル・ボンフィム&兄イズマエルに注目

【写真】 査定試合が必要なのか?──と思わせる実力者ボンフィムだ(C)Zuffa/UFC

6日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでコンテンダーシリーズ2022年第7週が開催される。

前週の大会で木下憂朔が日本人として初出場、そして契約を勝ち取ったことで俄然注目を集めるようになったコンテンダーシリーズ──今大会は5試合10選手中、ブラジル人選手が5名と半数を占めている。


メインのライトヘビー級戦はブラジル人同朋対決となっているが、なかでも気になるのはコメインでトレイ・ウォーターズと対戦するガブリエル・ボンフィムだ。

木下のライバルになる可能性もあるキャリア12連勝0敗のボンフィムは、その勝利が全てがフィニッシュ──3つのKO勝ちと9つの一本勝ちを誇る。

基本に忠実かつ上攻めのボンフィムは、バックを制してのRNC、抑えて肩固め、スクランブルでのダース&ギロチンと多彩な柔術的フィニッシュを持つ。とはいえ、そのテイクダウン絡みの組み技が強味を発揮できるのも、ボクシングで実戦経験を持つ拳の圧があるからこそ、だ。

しっかりと肩を使った防御が、蹴りとテイクダウンのあるMMAでどれだけ効果的は議論の余地が残るものの、その連係がなくボクシング&レスリングの相手には、肩を当てるという上半身の動きさえ有効活用してしまう。そして伸びる右から返しの左フックは十分なKOパワーも有している。

昨年7月のLFAブラジル大会でウェルター級王座決定Tに出場し、準決勝を戦績7勝0敗のブレネウ・アルベルチを相手にアンダードッグながらKO勝ち。右を当てて、ラッシュで仕留めたが決勝は負傷棄権となったが、今年の3月にカルロス・レアルの返上したベルトが掛けられた王座決定戦でエドゥアルド・ガルヴォンをダースチョークで切って落としLFAの頂点に立った。

対するウォーターズも6勝無敗の選手で、198センチの長身からフリッカージャブ、右ストレートの破壊力は満点のストライカーだ。

完全に左足を大きく前に出した構えながら、器用にもその前足でハイやミドルを繰り出す。

ウォーターズは過去の試合映像では下から潜る相手を潰して、パウンドからバック&スクランブルでギロチンという組みの攻防も見せて一本勝ちも経験している。それでも怖いのやはりスタンドだ。ボクシングに加え首相撲&ヒザ蹴りも接近戦での常套手段で、スタンドは遠近両用だけに、ボンフィムとしてボクシングに頼り過ぎると、危ない相手といえる。

そのボンフィム、1歳年上の実兄イズマエルが第2試合に出場しており、ライト級でアゼルバイジャンのナリマン・アバソフと対戦する。

兄イズマエルは苦戦が予想されるが、コンテンダーシリーズ史上初の兄弟同日サインアップなるかという点でも要注目だ。

■視聴方法(予定)
9月7日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

<ライトヘビー級/5分3R>
ホドルフォ・ベラート(ブラジル)
ヴィトー・ペトリーノ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ガブリエル・ボンフィム(ブラジル)
トレイ・ウォーターズ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
カール・ウィリアムス(米国)
ジミー・ローソン(米国)

<ライト級/5分3R>
イズマエル・ボンフィム(ブラジル)
ナリマン・アバソフ(アゼルバイジャン)

<女子フライ級/5分3R>
テレザ・ブレダー(チェコ)
ナヤラ・マイア(米国)

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LFA LFA112 MMA ガブリエル・ボンフィム ブレネウ・アルベルチ ボクシング

【LFA112】ブラジルのLFAはパンドラの箱……。ウェルター級T準決勝でボンフィムがアルベルチを鮮烈KO

<ウェルター級GP準決勝/3分3R>
ガブリエル・ボンフィム(ブラジル)
Def.3R0分38秒by TKO
ブレネウ・アルベルチ(ブラジル)

トーナメント本命キャリア7勝0敗、全試合で初回フィニッシュのアルベルチに対し、この選手がアンダードックとは思えないという評判のボンフィムはデビュー以来10連勝、2つのKO勝ちと8つの一本勝ちというファイターだ。

ジャブを伸ばすボンフィムに対し、アルベルチがローを蹴っていく。アルベルチは左ロー、そして右前蹴りから右オーバーハンドを伸ばす。ボンフィムはジャブから右ストレート、ここから左リードフックを当てる。ボクシングでも5勝0敗のボンフィムは打撃で圧をかけると、アルベルチに組まれても小手投げを見せ、スクランブルからボディロックテイクダウンを決める。アルベルチがガードを取り初回が終わった。

2R、左右のフックを振るうアルベルチ、ボンフィムは左ジャブから右オーバーハンドを入れる。鋭いジャブを続け、右ストレートから左ボディアッパー&左フックのボンフィムは、右を被弾してからのテイクダウン狙いを防いで離れる。アルベルチも前に出てショートのフックをヒットさせ、ジャブに右ストレートを当てる。この一発が効き、弱気の表情を浮かべたボンフィムはケージに下がってしゃがみ込む。アルベルチはバックに回りワンフック、パームトゥパームからRNCに切りかえて絞めるが、極め切れず時間となった。

最終回、ボンフィムはジャブを連続で見せ、右ストレートをヒットさせる。この1発が効いて、動きが止まったアルベルチにパンチのラッシュを掛け、左フックをテンプルに入れると完全に動きが止まる。止めのワンツーを入れたボンフィムが凄まじいボクシング力を見せつけトーナメント決勝進出を決めた。


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BELLATOR LFA LFA112 MMA UFC エド・ソアレス カルロス・レアル ガブリエル・ボンフィム ディエゴ・ディアス ブレネウ・アルベルチ

【LFA112】ブラジル発LFAウェルター級王座決定4人制T=MMA王国の今が分かるトーナメント

【写真】左からアルバルチ、ボンフィム、LFAエド・ソアレス代表、そしてディアス、レアルというウェルター級GP出場4選手(C)LFA

18日(日・現地時間)、ブラジルはリオデジャネイロのアッパー・アリーナで、LFAブラジル進出2連戦の2夜目=LFA112「LFA Welterweight Grand Prix」が開催される。

Vale Tudoの母国でLFAは4人制ながらワンナイトTにより、マイコン・メンドンサがBellatorにステップアップを果たしたため返上したLFAウェルター級王座を賭けた新王者決定トーナメントが行われる。


米国、ロシアと並び常にMMA界で実力者を輩出してきたブラジルにおけるLFAは、第1夜を見る限り米国のLFAよりも、ローカルプロモーションでキャリアを積み、より経験を積み実績のある新鋭が鎬を削る場となっている。

今回の王座決定GPも既にLFA同級王座に挑戦経験のあるジュニオル・マルケスが、同大会に出場するにも関わらず、GP出場権を手に出来ていない。キャリア9勝2敗のマルケスを弾き出した4名、準決勝のカードで並べるとディエゴ・ディアス✖カルロス・レアル、ガブリエル・ボンフィム✖ブレネウ・アルベルチはそれぞれが13勝3敗、12勝3敗、10勝0敗、8勝0敗というレコードを残している。

人材の宝庫ブラジルにはかつてのIVCやメッカVTという国際大会が存在しないため、今の日本と同じようにブラジル勢同士が切磋琢磨して力をつけていくしかない。が、その選手層が日本とは違う。次から次へと新しい力が生まれては、篩に掛けられている。そのブラジル国内で、これだけ勝ち越している4人のファイターがどのような試合を魅せるのか。

この他の出場選手とともに、今のブラジルMMA界の真の姿が見られるLFAブラジル大会第2弾だ。

■視聴方法(予定)
7月19日(月・日本時間)
午前10時00分~UFC Fight Pass

■ 対戦カード

<ウェルター級GP決勝/5分3R>
──(ブラジル)
──(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
カルロス・アウグスト・ダ・シウバ(ブラジル)
オットー・ホドリゲス(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
ハファエル・ラモス(ブラジル)
フィリッピ・エスティビス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ジュニオル・ルイス(ブラジル)
カイナン・クルシェビスキ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
エレイネ・ロピス(ブラジル)
ダニアニ・ソウザ(ブラジル)

<ウェルター級GP準決勝/5分3R>
ディエゴ・ディアス(ブラジル)
カルロス・レアル(ブラジル)

<ウェルター級GP準決勝/5分3R>
ガブリエル・ボンフィム(ブラジル)
ブレネウ・アルベルチ(ブラジル)

<139ポンド契約/5分3R>
カルロス・モタ(ブラジル)
ジェフェウソン・オリヴェイラ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジュニオル・マルケス(ブラジル)
ケムエル・オットーニ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ウィラン・カルロス(ブラジル)
ベンデル・ジアコモ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・アウベス・ブラガ(ブラジル)
ジョナタン・コルデイロ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ブレナ・カルドゾ(ブラジル)
ヴァニア・カセレス(ブラジル)

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