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【RING C04】國頭は対戦相手が倒れ、試合は中止に。古賀愛蘭、Double GFCアトム級王者と対戦!!

【写真】楽しみな一戦だ(C)RING CHAMPIONSHIP

明日6日(土)に韓国はソウルのTHE K Hotel Seoul内グランドボールルームで開催されるRING Championship04の計量が行われた。
Text by Manabu Takashima

同大会には日本から古賀愛蘭が出場し、パク・ボヒョンと対戦する。またBURST所属の國頭武はバンタム級8人トーナメント準々決勝に出場予定だったが、対戦相手が計量中に体調不調に陥り欠場となった。


カザフスタンのボラット・ザマンベコフ×ムン・グックフワン、イ・ヒゼ×シン・ユミン、キム・ウンソン×ソン・グンホら3試合とともに準々決勝でパク・サンヒョンと対戦予定だった國頭だが、そのパクが減量中に倒れて病院に搬送される事態に。

これを受けて「パク選手は減量中に倒れたと聞きました。彼の回復を祈ります。自分も命を懸けて準備しましたが、次の試合の準備をします」と話した國頭は、試合はキャンセルとなったがトーナメント準決勝進出が決まった。

チームメイトの試合はなくなった古賀にとって、初の海外での試合は2年前のパク・シウ戦に並ぶキャリア最強の相手とのファイトとなる。パク・ボヒョンは格闘代理戦争シーズン3で平田樹に敗れたが、その後は母国のAngel’s FCやDouble GFCでキャリアを重ね、後者ではパンクラス4月大会でKARENと対戦するホン・イェリンを破ってアトム級チャンピオンに輝いている。

2022年7月には北米進出もCombateでアナ・パラシオスに判定負けを喫して以来の再起戦が、今回の古賀との試合となる。パク・ボヒョンは47.8キロ、古賀は48.2キロで計量をクリア。パク・ボヒョンにとってはウィニングトラックに戻るため一戦は、古賀にとってはステップアップが掛かった試合となる。そして元々定評のあった打撃以外の部分で、彼女が如何に成長し総合力を身につけているのかが問われる一戦といえる。

■放送予定
4月6日(土・日本時間)
午後5時00分~RING Championship YouTubeチャンネル

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Bloom FC01 MMA MMAPLANET o キック パク・サンヒョン

【Bloom FC01】右カーフを効かせたパク・サンヒョンが、右ストレート&ボディで攻めたて持田に判定勝利

【写真】右カーフをもらって崩れ落ちる持田。パク・サンヒョンはカーフ以外のコンビネーションも光った(C)MMAPLANET

<63キロ契約/5分3R>
パク・サンヒョン(韓国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
持田哲兵(日本)

持田がスタンスを広く構え、ジワリジワリと距離を詰めていく。右ローの打ち合いからパク・サンヒョンにケージを背負わせた持田が、右フックから飛び込むも組めず。パク・サンヒョンの右カーフで持田がバランスを崩した。持田はパク・サンヒョンをケージに詰めるも、右カーフをもらって動きを止められてしまう。持田も右の打ち下ろしから右カーフを打ち込んだ。再び右ローの打ち合いからパク・サンヒョンの鋭い右が伸びる。さらに左右ヒックから左ヒザを突き上げた。持田も左テンカオを突き刺す。しかしパク・サンヒョンの右カーフをもらってヒザを着いた持田が、立ち上がるもパク・サンヒョンの打撃に押されてグラウンドへ。

ケージ際でパク・サンヒョンがパウンドを上下に散らす。ここでパク・サンヒョンが立ち上がったが、持田に疲労とカーフキックのダメージが見られる。パク・サンヒョンは左右フックから左ミドルへ。持田の左ローに右フックを合わせたパク・サンヒョンは、右カーフを当ててから左右ボディを打ち込み距離を詰めるも、ここでバッティングが発生。試合は中断されたが、すぐに再開後、パク・サンヒョンの左フックと右アッパーのコンビネーションがヒットした。

2R、持田が左インローを当てる。ガードを固めたパク・サンヒョンが下がるも、一気に前に出て右を伸ばす。パク・サンヒョンはバッティングが多いか。持田にケージを背負わせると、首相撲からヒザを突き上げて、さらに左腕を差し上げてケージに押し込む。持田が右ヒザを返した。ここでパク・サンヒョンが離れて、右カーフキックからの足払いで持田に背中を着かせる。立ち上がった持田に、パク・サンヒョンが右カーフからボディブロー、ヒザと攻撃を上下に散らす。

残り半分で持田が左フックがパク・サンヒョンのアゴを跳ね上げるも、距離を詰めるとパク・サンヒョンの左をもらってダウンを喫する。すぐさまトップに回ったパク・サンヒョンだが、持田のガードが固く残り40秒でスタンドに戻る。やはり右カーフからボディブローで攻め立てるパク・サンヒョンが、ラウンド終了直前に右クロスと右カーフを効かせた。

最終回、やはりパク・サンヒョンが右カーフを打ち込む。持田もパク・サンヒョンにケージを背負わせて右カーフを繰り出す。持田は左ジャブを突くが、パク・サンヒョンも左ジャブから右ストレートを当てる。右カーフをもらった持田がダウン。ここで一瞬レフェリーが間に入るが――決してブレイクのタイミングではない。持田のガードの中に入ったパク・サンヒョンが、そのままトップキープで試合を終えてフルマークの判定勝ちを収めた。


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Bloom FC01 DEEP GFG Gladiator MMA MMAPLANET o PFC31 Progress YouTube   クォン・アソル チャンネル ツェルマー・オトゴンバヤル パク・サンヒョン パンクラス ムクロック 上田将年 上田祐起 中村勇太 修斗 原田惟紘 堺龍平 海外 深見弦汰 清水洸志 米倉大貴 野瀬翔平

【Fight&Life & Bloom FC01】19日は地方の日!! で上田祐起と対戦、原田惟紘「福岡は持ってこいですよ」

【写真】昨日行われた計量を61.6キロでパスしている原田。下にある取材時(※9月13日)の様子と比較しても、どれだけ過酷な減量しているのかが理解できる(C)BLOOM FC

本日19日(日)は地方の日!! 札幌でPFC31、青森県五所川原でGFGが4年振りに開催され、福岡ではBLOOM FC旗揚げ戦が開かれる。

ここでは現在発売中のFight&Life#99で11月19日(日)に福岡市中央区の西鉄ホールで旗揚げ戦が開催されるBloom FCに関連し、地方都市の独立プロモーションの有りかたに関してのレポートが掲載されているが、誌面上ではその一部しか掲載できなかった原田惟紘のインタビューをお届けしたい。

同大会の第2部コメインで上田祐起と対戦する原田。北九州は黒崎に自らのジム=G-Freeを構える彼のBloom FCに対する期待と自らの戦いへの意気込みをお伝えしたい


――2019年6月、闘裸男が初めて九州でケージMMAを開催した際にG-Freeを訪れさせていただき、原田選手がジムも落ち着いたら実戦に戻るという話をされていましたが、その後コロナが起こり実に5年振りの試合となります。

「そうですね。パンクラスにずっと出させていただいていて、それからも出させてほしいとお願いはしていました。でもコロナになり、やはり関東在住の選手が中心となることは理解できていましたが、自分のなかでもう一度戦いたいという気持ちがあったので、指導をしながらでも、自分の練習にも力を入れてきました。なので今回、試合の機会をいただいたのでしっかりと戦いたいと思います。

10何年振りなんですよ、福岡で試合をするのは。修斗やマイナーだった時のGladiator福岡大会でデビューしたばかりの頃に何回が試合をさせてもらって。10何年振りの地元での試合ということで、生徒たちもライブで試合が見られると本当に期待してくれているので、自分の戦う姿を見せて刺激を与えたいと思います」

――MMA界も通常運転となった2022年、そして今年と試合の機会がなかったことはどのように思われていますか。パンクラスで試合ができないのであれば、闘裸男の福岡大会で試合がしたいというような気持ちはなかったですか。

「ありましたよ、ありました。ありました。正直、今年中にパンクラスに呼んでいただけなければ他団体でという気持ちはありました。だから今回、Bloom FCからパンクラスで戦っている選手との試合の話をいただいたので、『よろしくお願いします』と言いました」

――正直、4年前に福岡のジムを回らせてもらった時に、東京で試合をする場合はそれぞれのプロモーション間の行き来は難しいとしても、試合経験をつむために福岡では好きに試合ができないモノかと素直に思っていました。そういう状況で修斗でもパンクラス、DEEPでもないBloom FCが発足したことをどのように感じていますか。

「自分だけでなく、福岡で育った選手にとってもチャンスですし、そういう機会を創っていただいたことも道場主としても感謝しています。わざわざ東京に行かなくても、福岡で戦ってちゃんと実力を見せれば海外へ行ける環境が整えば、選手としてもそうだし道場主としても本当にありがたい話なので、盛り上がって欲しいです。だからこそ、そこで役立てれば良いかなと思っています。

やっぱりこれまで自分や今回、一緒に出る上田(将年)選手も福岡でアマチュアとして戦い、東京の団体でプロという資格をいただいて――福岡で何戦か経験し、良い試合をしてチョット東京に呼んでもらう。東京で実力を見せないと、話がもらえないという状況でした。それが福岡で力を見せれば直で海外への切符がもらえるという話になれば、選手としては嬉しいですからね」

――旗揚げ戦では国際戦も組まれました。

「今はリニューアルしたGLADIATORですが、前の態勢の時の福岡大会なんて韓国からとんでもない選手が来ていました。僕自身、キャリア2年目とかでクォン・アソル選手と戦っていますし。戦極とかに出ていた選手がポーンと呼ばれて福岡で試合をすることあったので、韓国勢の強い選手を呼ぶのであれば福岡は持ってこいですよね。

そういう風にBloom FCが盛り上がれば、逆に東京の選手に『こっちに来いよ』、『良い選手がいるから』と福岡に来て戦ってもらうようになってほしいです。東京の選手のほとんどが、計量の日に水抜きしながら飛行機に乗って、隣の席でお茶を飲むおばちゃんに殺意を抱いたことなんてないと思うんです(笑)。何の罪もないのですが、隣でアイスクリームを食べられると本当に殺意が芽生えてくるんです(笑)」

――あはははは。

「東京で育った選手は、そんな経験はないと思うんです。水を抜いた状態で飛行機に乗って、気圧の変化とかメチャクチャきついんですよ。そういうことを経験するのも、東京の選手にとって良いことなんじゃないですかね」

――そんな希望が持てる福岡産MMA大会が始まるわけですが、コロナを経て福岡のMMAの普及はどのような状況でしょうか。

「4年前と比べると、MMAの競技人口は弱冠増えているかと思います。うちのジムでもクラスに参加する人数が増えています。うちのジムもオープン1年でコロナになり、3年間ずっと足踏み状態が続きました。職場からジムに行かないで欲しいということで休会や退会される方もいました。それが今年になってコロナが5類認定となったので、自分としてはオープン2年目のつもりでいます。5類にかわってから参加人数も、どんどん増えきているのでこれからですね」

――この間は現役ファイターよりも、選手育成の方に気持ちも入っていましたか。

「そうですね。試合に出られるような生徒が育ってくると、同じ階級に自分がいるのは邪魔かなとか思うこともありました。でも戦う姿を見せることが、指導という面でも一番良いかなと考えるようになったんです。自分もあと何試合できるか分からないですし、最後の姿を今頑張っている子たちに見せて燃え尽きたいとうい気持ちです。なので、しっかりとやっていきたいです。

練習もジム生のなかで一番やっていると思います(笑)。生徒たちと比較して、誰よりもやっています。そのなかで実際に試合が決まると、気持ちも上がりますし。ただ練習量をこれ以上増やすと、体が壊れると思います。もともと練習量は多いので、試合までこれまで通り練習して気持ちを創っていきます」

――では今回戦う上田選手の印象を教えてください。

「どこかに偏っている選手でなく打撃も寝技もできる。極めて勝ってもいますし、自分の得意分野と合致するので面白い試合になると思います。打撃に関してもそうだし、寝技になったら寝技になっても取りに行くような――アグレッシブな回転のある試合になるんじゃないかと期待しています」

■視聴方法(予定)
11月19日(日)
第1部:午後12時15分~THE 1 YouTubeチャンネル
第1部:午後4時15分~ THE 1 YouTubeチャンネル

■ Bloom FC01対戦カード

■第2部

<バンタム級/5分2R>
河野慶樹(日本)
荒木雄登(日本)

<バンタム級/5分2R>※
NAO(日本)
後藤優弥(日本)

<フェザー級/5分2R>
出田貴大(日本)
RAGO(日本)

<フライ級/5分3R>
上田将年(日本)
ツェルマー・オトゴンバヤル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
原田惟紘(日本)
上田祐起(日本)

<フェザー級/5分2R>
盛坪チャッピー大樹(日本)
柿原”RR”昇汰(日本)

<フライ級/5分2R>
柴山鷹成(日本)
真生(日本)

<フライ級/5分2R>
平賢二郎(日本)
陸虎(日本)

■第1部

<フェザー級/5分2R>※
林大輝(日本)
森本健介(日本)

<ライト級/5分2R>
平川杏平(日本)
髙橋惺哉(日本)

<63キロ契約/5分3R>
持田哲兵(日本)
パク・サンヒョン(韓国)

<ライト級/5分2R>
深見弦汰(日本)
清水洸志(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・フェザー級/5分2R>
野瀬翔平(日本)
米倉大貴(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング無差級/5分2R>
中村勇太(日本)
小次郎(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級/5分2R>
スターリング・ベアー・ミーチャム(米国)
ムクロック(日本)

<フライ級/5分2R>
koki(日本)
下田洋介(日本)

<フライ級/5分2R>
堺龍平(日本)
田上健太(日本)

<フライ級/5分2R>※
林大輝(日本)
森本健介(日本)

※はヒジ無し

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【Bloom FC01】一足早く―福岡発、世界へ。本田良介「勝ちさえすれば生活できる環境を手にできた」

【写真】溌溂としていた本田良介(C)MMAPLANET

19日(日)に福岡市中央区の西鉄ホールで旗揚げ戦が開催されるBloom FCの旗揚げ戦が行われる。地方在住の選手に定期的に試合機会を与え、文字通りBloom FCで開花し直接世界を目指す。そんな目標を掲げるBloom FCの旗揚げ戦を前に、福岡からタイのプーケットに生活拠点を移すのが、本田良介だ。

修斗からDEEPで活躍し、フライ級GPでは準優勝に終わったものの実力者ぶりを国内MMAに浸透させた。そんな本田がMMAで食っていくために、本当の意味でプロとして生きていく基盤を築くためにタイガームエタイのトライアウトを受け、合格。ビザ取得と引っ越しのために帰郷していた――一足先に福岡から世界に飛び出る本田をインタビューした。


――Bloom FCは「首都圏を経由せず、世界へ」というスローガンを掲げていますが、タイガームエタイでの本格的な練習が控えている(※取材は9月13日に行われた)本田選手は、この活動をどのように捉えていますか。

「嬉しいです。ちゃんと認知されていってほしいです。MMAの底上げになると思うので。地元にプロモーションがあるというのは、やはり違っています。僕も東京にいた時は距離感も近くて、試合に出ることを現実的に捉えることができていました。Bloom FCが定着すれば選手が経験を積めますし、熱がある選手が多いので九州の選手には絶対にプラスだと思います」

――福岡から遠征する場合、海外の大会のように4日、5日というファイトウィークがあるわけではなくてほとんどのケースが計量当日に現地入りというのが日本の通常のプロモーションのスケジュールです。最小限の移動で計量&ファイトがこなせる首都圏在住者と比較して絶対的なハンデです。

「前日の宿泊は自費だったりしますしね。減量&計量を家族がいる場所で行えるのと、地方から出ていくのとは違います。プロ1、2戦目の選手なんかが福岡で手厚いサポートがあるなかで減量、計量、リカバリーから試合に臨めて経験を積む。そこを経て違う場所に遠征をするのが、本来は普通の流れですしね」

――若手に試合機会が与えられると同時に、盟友・上田選手が地元で国際戦を戦います。

「九州の大会に上田選手が出る。味が出て、良いなと思います」

――タイガームエタイ所属になった本田選手ですが、いつの日か福岡で、グラップリングでも良いので上田選手と揃い踏みなど期待したいです。

「そうですね。色々な可能性が出てくると思います。そういう意味でも僕自身、タイガームエタイ所属選手なれて良かったです」

――そもそも本田選手がタイガームエタイのトライアウトを狙おうと思ったのは、いつ頃なのでしょうか。

「DEEPフライ級GPで優勝できなくて、悔しくて。これからどうしようかと考えていた時に、何かに挑戦しないとやっていられないという気持ちになって。もともと練習で3、4回と行っていて良い練習環境だと思っていたタイガームエタイとコンタクトを取ると、トライアウトがあることを知り、『やるしかない』と挑戦することにしました」

――GP直後はどのようなキャリアの再構築を考えていましたか。

「次はRIZINとか言われたりもしましたが基本、思った通りにならない。だから何も考えていなかったです。RIZINからオファーをいただけるとしたら、それは周囲も関係していることですし。待っていて何もしないのではなくて自分は自分で、常に行動していないといけない。動いてこそ、チャンスが広がる。次はどこで戦うとかよりも、とにかく練習をして強くならないといけない。そのなかでトライアウトに挑戦する――チャレンジをすること自体が良いなと思いました」

――どのような境遇を手に入れるためにトライアウトを受けたのでしょうか。

「最初に聞いたのは練習ができて住む場所と食事が保障されるということです。そしてタイガームエタイのマネージメントを受けることができる」

――サラリーがあるということではない?

「給与を手にできる――それはファイトの機会を創ってくれることだと理解しています(笑)。戦わないと給料はもらえない。それが僕らの仕事なので」

――実際にトライアウト期間というのは?

「5月7日の試合後……17日にトライアウトを受けることにして、合格したのが6月24日でした。やはり日本とは気候が違うので、慣らすために早く入って18日から6日間のトライアウトを受けました」

――どのような点をチェックされたのですか。

「全部です。寝技、打撃、レスリング、フィジカル。トライアウトに参加する選手やジムの選手と練習して。後半はトライアウト中のメンバーだけになっていました」

――何人でトライアウトを?

「書類選考で選ばれて現地でトライアウトを受けたのが、32人で。ムエタイとMMAで5人が合格しました」

――国籍的には?

「ダゲスタンを始めロシア系、イラン、UAEやサウジアラビア、中東の国の選手も多かったです。それとカザフスタン、キルギス――モンゴルや中国、韓国はいなかったです。日本人は山口(怜臣)選手も受けていました。でも、何をチェックされて合否があったかは僕も不明です(苦笑)」

――そしてマネージメントもタイガームエタイとなったと。

「だからといって、日本で試合をしないということはないです。DEEPの佐伯さんも『試合が決まったら教えて』と言ってくれていて。佐伯代表と直接やりとりができるのも、タイガームエタイ所属になった利点かなって思います」

――意中のプロモーションはありますか。

「シンプルに言えばお金を稼げるところ……です。そうなると国外が最初にくるかと思っています。ファイトマネーがないと生活ができない状況になったので(笑)。日本にいると海外で戦う機会は、今よりずっと少なかったので視野も狭くなっていたと、今は思えます。日本では海外からのオファーは普通ではないので、それだけのビジョンを描くことができないですよね。だから、今はそういう海外の試合から引っかかればなって思っています」

――思い通りにならないと明言していましたが、希望は持ってほしいです。

「ハイ。タイガームエタイはONEともしっかりと話ができますし、フライデーファイトでも出られるところに出たい。そこで知名度を上げて、しっかりと稼げるような選手になる。やんわりやっていこうかなっていうのではなくて、タイガームエタイでちゃんと練習してMMAで食っていく。そう明確に考えるようになりました」

――契約期間はどれぐらいですか。

「最初は1年契約、そこからは希望更新です」

――タイガームエタイで強くなれる手ごたえの方は?

「なれます。それはどこにいても、そう思ってやってきました。福岡では自分で練習時間を創ってもパートナーがなかなか揃わないので、思い通りの練習ができていたとは言い難いです。皆、生活があるので。そのなかで僕はもっと練習したいと思っていたので、常にトレーニングパートナーが存在するだけで違ってきます。

一つのジムにレスリングの先生、寝技の先生、打撃の先生、MMAの先生が揃っていて、色々な体格、色々な国の選手がいる。強くなるかどうかでいえば、向うは強くなりやすい環境じゃないのかなって思います。トライアウトで合格したメンバーはロシア人、カザフスタン人、キルギス人、ウクライナ人、そして日本――僕らはチームとしてやっていきます」

――ロシア人選手とウクライナ人選手が……。

「ウクライナの選手は英語が分かって、ロシア人選手に通訳してあげて。凄く仲良くやっています。バンタム級以下が4人で。あっ、僕は小さいから選ばれたのかも。ライト級やウェルター級がたくさんいたけど、合格者は小さい選手が多かったので」

――いやぁ、強くなれそうですね(笑)。

「ハイ(笑)。最高の練習場所、格闘技をやりたい場所をチャレンジし、試されて手にすることができました。これでやっとプロらしくなれた。勝ちさえすれば生活できる。そのためだけの環境を手にできたと思います。皆が見て、楽しいなと思ってもらえる試合を世界でやりたいです」

■ Bloom FC01対戦カード

■第2部

<フライ級/5分2R>
市川剛希(日本)
荒木凌(日本)

<バンタム級/5分2R>
河野慶樹(日本)
荒木雄登(日本)

<バンタム級/5分2R>※
NAO(日本)
後藤優弥(日本)

<フェザー級/5分2R>
出田貴大(日本)
RAGO(日本)

<フライ級/5分3R>
上田将年(日本)
ツェルマー・オトゴンバヤル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
原田惟紘(日本)
上田祐起(日本)

<フェザー級/5分2R>
盛坪チャッピー大樹(日本)
柿原”RR”昇汰(日本)

<フライ級/5分2R>
柴山鷹成(日本)
真生(日本)

<フライ級/5分2R>
平賢二郎(日本)
陸虎(日本)

■第1部

<フェザー級/5分2R>※
林大輝(日本)
森本健介(日本)

<ライト級/5分2R>
平川杏平(日本)
髙橋惺哉(日本)

<63キロ契約/5分3R>
持田哲兵(日本)
パク・サンヒョン(韓国)

<ライト級/5分2R>
深見弦汰(日本)
清水洸志(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・フェザー級/5分2R>
野瀬翔平(日本)
米倉大貴(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング無差級/5分2R>
中村勇太(日本)
小次郎(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級/5分2R>
スターリング・ベアー・ミーチャム(米国)
ムクロック(日本)

<フライ級/5分2R>
koki(日本)
下田洋介(日本)

<フライ級/5分2R>
堺龍平(日本)
田上健太(日本)

<フライ級/5分2R>※
林大輝(日本)
森本健介(日本)

※はヒジ無し

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Double GFC12 MMA MMAPLANET o キック パク・サンヒョン ファン・ヨンジン

【Double GFC12】打撃戦のなかでテイクダウンを決めたファン・ヨンジンが、新バンタム級王者に

<Double GFCバンタム級王座決定戦/5分3R>
ファン・ヨンジン(韓国)
Def.2-0:30-28.29-28.29-29
パク・サンヒョン(韓国)

直ぐにオーソからサウスポーに構えを変えたファンに対し、パクも構えを変えつつカーフを蹴る。ファンはローからジャブ、互いに目まぐるしくスイッチしファンがワンツー、パクが左ミドルを入れる。右を当てたファンが、左カーフキック。パクはスピニングバックフィストを狙い、ワンツーを打っていく。ファンのローに回転バック拳を再び繰り出すパクだが、ワンツーフック、左ストレートとファンが拳の交換でリードする。

さらにワンツーからリードジャブを、左右の構えで続けるファンが左フックを入れ、パクは左フックを空振りする。パクは左カーフ、右ジャブ、そしてワンツーもファンが右ローを蹴り返し、蹴り足を掴んで殴りながらテイクダウンを決めるとサイドで抑える。そのまま20秒間抑え込み、最後の最後にパクがスクランブルに持ち込むもファンが初回をリードした。

2R、引き続きスイッチから両者が打撃戦を繰り広げる。ファンは左ジャブを3連発、右を伸ばしてパクの右をかわす。右を被弾し、動きが一瞬止まったパクはケージを背負って戦うように。パクの前進にカウンターは空振りしたファンは、ケージ中央で右を2つヒットさせる。右の相打ち、直後にパクが右をもう1度繰り出す。

互角の攻防で半分が過ぎ、ファンが右ストレートから左ジャブを当てた。蹴りの数もファンがパクを上回り、スイッチしてジャブを繰り出す。飛び込んで右オーバーハンドもタイミングが合わないパクは、左カーフを2発蹴る。この回は甲乙つけがたい5分間だった。

最終回、ファンのジャブに、右を当てたパクが再び右をヒットさせる。互いにオーソの時間が続き、パクの左リードフックが顔面を捕らえる。ジャブの相打ちから、右アッパーを入れたパクがワンツーで鋭い右を振るう。さらにジャブをダブルで放ったパクは、半歩外のレンジでカーフからジャブと優勢を維持。間がパクとなり、ファンが下がるようになるが、左を当てる。

スイッチして前手の攻撃でリズムを取り返しつつあるファンがダブルレッグも、パクがあっさり切る。それでもテイクダウンのフェイクから左フックを当てたファンは、ケージを背負った状態で左フックで前に出る。最後にワンツーを入れたファンだが、決定的なシーンはなく──バンタム級王座決定戦は延長突入が濃厚かと思われたが、ジャッジは2-0でファン・ヨンジンを支持にその腰にベルトが巻かれた。


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Double GFC12 K-MMA MMA MMAPLANET o ROAD FC UFC YouTube   イ・ジュンヨン コ・ソクヒョン ジュン・ユンジェ チェ・ドンフン パク・サンヒョン パク・ジョンミン ファン・ヨンジン

【Double GCF】Angel’s FCと友好関係終了? Double GFCは3階級の王座決定戦

【写真】パク・ジョンミンはキャリア7連勝で、K-MMAの実力派プロモーションのベルトを巻くことになるか(C)DOUBLE GFC

5日(土・現地時間)、韓国ソウルはシンドリム・テクノマート11階特設ケージでDOUBLE G12が開催される。
Text by Choi Woo Suk

3階級の王座決定戦が組まれた今大会。メインはキム・ハンスルのUFC契約により返上したウェルター級王座決定戦が、パク・ジョンミンとジュン・ユンジェの間で行われる。


パク・ジョンミンはキャリア6戦6勝の新鋭でデビュー戦はAngel’s FCだったが、以降はDouble GFCで4勝、Top FCで1勝と3団体で負け知らずの成績を残している。打撃、レスリング、サブミッションと三拍子そろったチームMAD産のウェルラウンダーだ。

対してジュン・ユンジェはパク・ジョンミンの盟友コ・ソクヒョンにAngel’s FCウェルター級王座に挑戦し一方的な判定負けを喫したことがあるレスラーだ。チームMAD勢は既に研究していることもあり、ジュン・ユンジェはベースのレスリング以外の部分で成長がないと厳しいタイトル戦と予想される。

コメインのDouble GFCバンタム級王座決定戦は、元ROAD FCミドル級王者でチャンピオンメイカーでもあるチャ・ジョンファンの教え子パク・サンヒョンが、元Top FC王者でコリアンゾンビのトレーニングパートナーであるファン・ヨンジンと対戦する。

テイクダウンが強いファン・ヨンジンに対し、パク・サンヒョンの持ち味はスピードのある打撃と柔術だ。対照的な両者、上下がはっきりするスクランブルMMAと対局の攻防が見られるか。

3つのタイトル戦はチェ・ドンフンとイ・ジュンヨンが相対するDouble GFC暫定フライ級王座決定戦だ。チェ・ドンフンはTOP FCで台頭した元海軍士官ファイター。テコンドーベースでディスタンスコントロールに長じており、テイクダウンも強い。

対するイ・ジュンヨンは1月のRoad to BRAVE KoreaでKO勝ちを収めているストライカーだ。蹴りのあるチェ・ドンフンに対し、イ・ジュニョンはボクサー。ここは距離、間合が鍵を握るか。

またDouble GFCでは本計量でパスしなかった選手はラウンド毎に1Pのマイナスで、判定勝ちをしても引き分けとなり、フィニッシュした場合のみ白星を得ることができるという規定がある。今大会の計量はすでに終了しており、ライト級でジョン・ジェイルと戦うチェ・ウヒョック、女子ストロー級でキム・ナヒと対戦するチェ・ジュンユンがその対象だ。

またミドル級でイ・イサックと対戦するチェ・ジェヒョンは計量に失敗し500グラム・オーバー規定より450グラム重く、84.95キロ契約で試合は実施されることとなった。

なおDouble GFCでは王座統一戦を行うなど、Angel’s FCと協力体制が敷かれていたが、選手のやり取りなどで関係にヒビが入り両プロモーションの交流は終焉を迎えそうだ。選手にとっても活躍の場が限定されることになるだけに残念は話だ。

■視聴方法(予定)
5月13日(金・日本時間)
午後6時00分~ YouTube Double GFC Official Channel

■Double GFC12対戦カード

<Double GFCウェルター級王座決定戦/5分3R>
パク・ジョンミン(韓国)
ジュン・ユンジェ(韓国)

<Double GFCバンタム級王座決定戦/5分3R>
パク・サンヒョン(韓国)
ファン・ヨンジン(韓国)

<Double GFC暫定フライ級王座決定戦/5分3R>
チェ・ドンフン(韓国)
イ・ジュンヨン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
パク・チェンス(韓国)
ユン・ダウォン(韓国)

<ライト級/5分3R>
チェ・ウヒョック(韓国)
ジョン・ジェイル(韓国)

<ミドル級/5分3R>
イ・イサック(韓国)
チェ・ジェヒョン(韓国)

<女子58キロ契約/5分3R>
キム・スヨン(韓国)
キム・ナムヒ(韓国)

<女子ストロー級/5分3R>
キム・ナヒ(韓国)
チェ・ジュンユン(韓国)

<ヘビー級/5分3R>
イ・スンジュン(韓国)
ジン・イクテ(韓国)

<ライト級/5分3R>
チェ・ジョンミン(韓国)
ジン・ジェヨン(韓国)

<フライ級/5分3R>
パク・シンウ(韓国)
キム・ジュンソク(韓国)

<バンタム級/5分3R>
キム・ジングック(韓国)
ジョ・ミンギュ(韓国)

<ライト級/5分3R>
キム・ミンヒョン(韓国)
ウィ・ジョンウォン(韓

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【Double GFC09】Angel’s FCの翌日に、人材育成大会。メインはチェ・ハンギル✖パク・サンヒョン

16日(日・現地時間)、韓国はソウルのサンボンにあるDouble GFCオフィシャルジムでDouble GFC10が開催される。

王座統一戦を進めるなど友好的なライバル関係にあるAngel’s FCが本日17に開催され、連日のソウルでのMMA大会となった。そんなDouble GFCのメインはバンタム級のチェ・ハンギル✖バク・サンヒョンの一戦だ。


チェ・ハンギルはコリアンゾンビ、の教えで日本ではカイザーに出場経験のあるストライカーで距離の取り方に定評がある。キム・ドンギュとの乱打戦でダウンを喫しながら、盛り返した判定勝ちして、粘り強さを見せてきた。

対してパク・サンヒョンはMMA Story所属、元ROAD FCミドル級王者チャ・ジョンファンが育てたファイターだ。カウンターが巧妙なウェルラウンダーでNEO Fight、カイザー、Angel’s FC 、そしてDouble GFCと渡り歩いてキャリアを重ねてきた。

今回はジムで開く、小粒な大会だが継続は力なり。復活したRoad FCに対し、Angel’s FCとDouble GFC連合がどれだけ新たな人生を発掘し、成長させるか見ものだ。

■視聴方法(予定)
10月16日(日・日本時間)、
午後4時00分~YouTube

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