カテゴリー
MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#10 キック マリーナ・モフナトキナ ラリッサ・パチェコ

【PFL2023#10】パンチで前に出続けたパチェコがモフナトキナに判定勝利。女子2階級制覇を達成

<女子フェザー級決勝/5分5R>
ラリッサ・パチェコ(ブラジル)
Def.3-0:49-46.49-46.49-46.
マリーナ・モフナトキナ(ロシア)

じりじりとプレッシャーをかけるパチェコが右ストレート。一旦距離が離れると右ストレートからパンチをまとめる。パチェコはモフナトキナのダブルレッグを切ってヒザ蹴り。続くスピニングバックフィストを空振りさせると、すぐにパンチで襲い掛かる。

モフナトキナはケージに沿って走るように距離を取るが、パチェコはそれを追いかけてハイキックとパンチの連打。右ストレートと左フック、右フックを強振して前に出る。モフナトキナも必死に組みつくがテイクダウンできない。

パチェコは右ストレートと右ハイキック。これを空振りすると、モフナトキナは残った左足にシングルレッグに入る。パチェコはモフナトキナをがぶり、立ったままギロチンを狙う。モフナトキナが頭を抜くと、そのままパチェコがバックにつく。

ここでモフナトキナが前転してヒザ十字へ。パチェコの足を伸ばすモフナトキナだが、パチェコもボディにパンチを打ちながら上のポジションを取ると、パンチを落としながら膝を抜く。パウンドを連打。

2R、左を伸ばして距離をとるモフナトキナ。シングルレッグからテイクダウンを狙うが、パチェコはそれを許さない。ワンツー、タックル切って立たせる。

モフナトキナはケージ内をサークリングし、右のオーバーフックを狙う。パチェコは右ストレートを返すが、モフナトキナがそこにダブルレッグを合わせてテイクダウンを奪う。インサイドガードでトップキープするモフナトキナだったが、レフェリーがブレイクを命じた。

スタンドでの再開後、パチェコはモフナトキナのダブルレッグを切って右ストレートと右ハイキック。テイクダウンできないモフナトキナもパンチで打ち合う。

3R、モフナトキナが右ロー。パチェコはそこに右ストレートを伸ばしてパンチをまとめる。モフナトキナも右フックを返すが、パチェコが右ストレートを立て続けにヒットさせる。

モフナトキナがダブルレッグを狙うと、パチェコは右ヒザ蹴り、右ストレートで前に出続ける。モフナトキナはパチェコの右ローをキャッチするが、パチェコはギロチンを狙いながら、そのままグラウンドでトップポジションを取る。

パチェコはハーフガードから足を抜いてマウントを取り、パンチを落としながらバックへ。パチェコがバックキープしたままラウンドを終えた。

4Rもプレッシャーをかけるのはパチェコ。モフナトキナも右ローと細かいパンチを返し組みつく。投げを狙うパチェコだったが、最終的にはモフナトキナがインサイドガードで上になる。

パチェコはガードポジションから腕十字と三角絞め。モフナトキナはもパチェコの身体を持ち上げて足のクラッチを外すと右足を取って足関節へ。背中を見せつつ膝を抜いて立ち上がる。

モフナトキナはダブルレッグで組んでシングルに入るが、パチェコはとられた足を抜く。パチェコはパンチでプレッシャーをかけ、モフナトキナがケージ内をサークリングして右を返す展開が続いた。

5R、変わらずプレッシャーをかけるパチェコ。モフナトキナのシングルレッグを切って右カーフキックを蹴る。モフナトキナも右フックを当てるが、パチェコが右ストレートを当てて前に出る。

ここでパチェコが左ハイキックを当てるが、モフナトキナはその蹴り足をとってテイクダウンを奪う。一度はサイドポジションを許したパチェコだがガードポジションに戻すと、下から三角絞めを狙う。モフナトキナは身体を起こしてパンチを落とし、この態勢のまま試合終了となった。試合はパチェコが判定勝利し、ライト級に続いてPFL女子2階級制覇を成し遂げた。


The post 【PFL2023#10】パンチで前に出続けたパチェコがモフナトキナに判定勝利。女子2階級制覇を達成 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
AB MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#10   アスペン・ラッド インパ・カサンガネイ ガブリエル・ブラガ クリス・ウェード クレイ・コラード ケイラ・ハリソン サディボウ・シ ジョシュ・シルヴェイラ デニス・ゴルソフ デレック・ブルンソン バッバ・ジェンキンス ヒーナン・フェヘイラ ビアッジョ・アリ・ウォルシュ ヘスス・ピネド マゴメド・マゴメドケリモフ マリーナ・モフナトキナ ラリッサ・パチェコ レイ・クーパー3世

【PFL2023#10】計量終了 さすがに1億5000万が懸かると――ファイナリストの計量失敗はゼロ

【写真】PFL史上初の2階級制覇を狙うパチェコは、初代フェザー級女王の座をモフナトキナと争う(C) PFL

23日(木・現地時間)、24 日(金・同)にワシントンDCのジ・アンセムで開催されるPFL2023#10「2023 PFL World Championship」の計量が行なわれた。
Text by Manabu Takashima

さすがに100万ドルが懸かったフィナーレ。6階級の決勝は誰1人として計量失敗は見られなかった。ばかりかリミット丁度でパスしたファイターは女子フェザー級でライト級に続き連覇を目指すラリッサ・パチェコと、ウェルター級のマゴメド・マゴメドケリモフ、フェザー級のヘスス・ピネドと3
人のみ。通常よりも、規定よりも下げ幅が大きく誰もが用心深く体重を落としていることは明白だった。


シーズンフィナーレのトリを任されたライト級のクレイ・コラードとオリヴィエ・オバメルシェは両者揃って154.8ポンドだった。

デカゴンに通じるステージで行われたセレモニアル計量とフェイスオフを終えた両者はインタビューを受け、コラードは「俺はいつもタフな相手を求めてきて、PFLも最初から応えてくれた。なかでもオバメルシェは最もタフだからぶっ倒したいんだ」と話した。

対してオバメルシェはコラードのインタビューに笑みを浮かべ「バイオレントでクレイジーなヤツだよ。アハハハ、確かに物騒だよね(笑)。素晴らしいアスリートだけど、今もいったようにクレイジーだ。僕はそういう試合はしない」とコメントした。

計量失敗がなかった決勝戦とは対照的にノンタイトルの注目カードではケイラ・ハリソン×アスペン・ラッドがファイトウィークになって150キャッチウェイトに変更。ミドル級にも関わらずレイ・クーパー3世は1ポンドオーバー規約を0.8ポンド超過し186.8ポンドで、187ポンド契約マッチとしファイトマネーの20パーセントを没収されてデレック・ブルンソンと戦うこととなった。

さらにフェザー級の3位決定戦といえる一番でもバッバ・ジェンキンスがクリアしたが、クリス・ウェードは3.4 ポンドも重く――キャッチウェイト戦に変更された。

■視聴方法(予定)
11月25日(土・日本時間)
午前7時~DAZN

■ PFL2023#10対戦カード

<ライト級決勝/5分5R>
クレイ・コラード: 154.8ポンド(70.21キロ)
オリヴィエ・オバメルシェ: 154.8ポンド(70.21キロ)

<ヘビー級決勝/5分5R>
ヒーナン・フェヘイラ: 261.2 ポンド(118.47キロ)
デニス・ゴルソフ: 244.6ポンド(110.94キロ)

<女子フェザー級決勝/5分5R>
ラリッサ・パチェコ: 145ポンド(65.77キロ)
マリーナ・モフナトキナ: 144.4ポンド(65.49キロ)

<ウェルター級決勝/5分5R>
マゴメド・マゴメドケリモフ: 170ポンド(77.11キロ)
サディボウ・シ: 169.8ポンド(77.01キロ)

<ライトヘビー級決勝/5分5R>
インパ・カサンガネイ: 203.4ポンド: 170ポンド(77.11キロ)
ジョシュ・シルヴェイラ: 202.6ポンド(91.89キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
ケイラ・ハリソン: 150.4ポンド(68.22キロ)
アスペン・ラッド: 150ポンド(68.03 キロ)

<ミドル級/5分3R>
レイ・クーパー3世: 186.8ポンド(84.73キロ)
デレック・ブルンソン: 185.8ポンド(84.27キロ)

<フェザー級決勝/5分5R>
ヘスス・ピネド: 145ポンド(65.77キロ)
ガブリエル・ブラガ: 144.6ポンド(65.58キロ)

<アマ・ライト級/3分3R>
ビアッジョ・アリ・ウォルシュ: 155.8ポンド(70.66キロ)
ジョエル・ロペス: 154.2ポンド(69.94キロ)

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス: 145ポンド(65.77キロ)
クリス・ウェード: 148.4ポンド(67.31キロ)

<バンタム級/5分3R>
カイ・ウー: 135.4ポンド(61.41キロ)
フィル・キャラキャッパ: 135.6ポンド(61.5キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジェシー・スターン: 145.6ポンド(66.04キロ)
ジョシュ・ブライデン: 146.8ポンド(66.58キロ)

The post 【PFL2023#10】計量終了 さすがに1億5000万が懸かると――ファイナリストの計量失敗はゼロ first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR o PFL UFC UFC295 アスペン・ラッド ガブリエル・ブラガ ケイラ・ハリソン サディボウ・シ ジュリア・バッド ジョシュ・シルヴェイラ デニス・ゴルソフ ビアッジョ・アリ・ウォルシュ フランシス・ガヌー ヘスス・ピネド マゴメド・マゴメドケリモフ マリーナ・モフナトキナ レイ・クーパー3世 西川大和

PFL2023#10:オッズ

クレイ・コラード 3.20
オリヴィエ・オウビン・メルシェ 1.37
ヘナン・フェヘイラ 3.15
デニス・ゴルソフ 1.38
ラリッサ・パチェコ 1.11
マリーナ・モフナトキナ 7.00
マゴメド・マゴメドケリモフ 1.57
サディボウ・シ 2.45
インパ・カサンガナイ 1.51
ジョシュ・シルヴェイラ 2.64
ケイラ・ハリソン 1.10
アスペン・ラッド 7.50
レイ・クーパー3世 1.56
デレク・ブランソン 2.50
ヘスス・ピネド 1.89
ガブリエル・ブラガ 1.95
ビアッジョ・アリ・ウォルシュ -
ジョエル・ロペス -
バッバ・ジェンキンス 1.56
クリス・ウェイド 2.50
カイ・ウー 3.35
フィル・キャラキャッパ 1.34
ジェシー・スターン 1.46
ジョシュ・ブライデン 2.80

6階級タイトルマッチ+ワンマッチ。

メインは西川大和も参戦したライト級の決勝戦で、西川に勝ったコラードと、昨年優勝者のメルシェの対戦。

昨年、ケイラ・ハリソンに勝って女子ライト級を制したラリッサ・パチェコは今年は女子フェザーで決勝に。リーグ戦決勝では一番の大差でのフェイバリット。

そのケイラ・ハリソンは今年のリーグ戦には参戦せずワンマッチとなり、当初はリーグ戦で敗退した元Bellator王者のジュリア・バッドと対戦予定だったが、バッドが欠場となり、代役はやはりリーグ戦で敗退した元UFCバンタム級ランカーのラッドに。しかしオッズは今大会一番のアンダードッグ。

今月のUFC295に出場予定だったが、急遽UFCとの契約を終えてフリーエージェントとなった元ミドル級ランカーのデレク・ブランソンが、同じ月のPFLでデビュー。来年のPFLにはライトヘビー級に上げて出場する予定だが、今回は元のミドル級。

相手は2019年・2021年にウェルター級リーグ戦を制して100万ドルを2度獲得したレイ・クーパー3世。昨年は体重オーバーもあり予選敗退し、ハリソン同様今年はまだ試合をしていない。

第1試合開始は25日朝7時。DAZNで中継される。先月のタイソン・フューリー vs. フランシス・ガヌーの試合直前にDAZNに契約した場合は、こちらも視聴できる。

速報します。

カテゴリー
AB BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#10 UFC アスペン・ラッド インパ・カサンガネイ ガブリエル・ブラガ クリス・ウェード クレイ・コラード ケイラ・ハリソン サディボウ・シ ジョシュ・シルヴェイラ デニス・ゴルソフ デレック・ブルンソン バッバ・ジェンキンス ヒーナン・フェヘイラ ビアッジョ・アリ・ウォルシュ ヘスス・ピネド ボクシング マゴメド・マゴメドケリモフ マリーナ・モフナトキナ ラリッサ・パチェコ レイ・クーパー3世

【PFL2023#10】Bellator買収のPFLがシーズンフィナーレ。決勝以外、ワンマッチも注目カードがずらり

【写真】ミドル級でブラダボーイの170センチという身長は、ままいまい(C)PFL & Zuffa/LLC

24 日(金・現地時間)、ワシントンDCのジ・アンセムでPFL2023#10「2023 PFL World Championship」が開催される。
Text by Manabu Takashima

ついにBellatorの買収を発表したPFLが、2023年シーズンフィナーレを首都ワシントンDCで迎える。

今大会は当然のように6階級の決勝戦が組まれているが、例年以上に力が入ったワンマッチも用意されている。まずPLFの最大のビッグネームであるケイラ・ハリソンが昨年の決勝戦敗退以来、1年振りのケージ復帰を果たしアスペン・ラッドと対戦する。


さらに今シーズン不参加の2Xウェルター級世界王者ブラダボーイことレイ・クーパー3世も、1年4カ月振りのファイトをミドル級で戦い──UFCからPFLに転じたデレック・ブルンソンと相対する。

オクタゴン14勝7敗のブルンゾンと、デカゴン12勝3敗1分のブラダボーイの対決は、ケイラ✖ラッド戦と同様にBellator買収でトップ25ファイターの30パーセントをロースターに加えたと豪語するPFLの実力が試されるという見方ができる。

組みの強さを背景に打撃を当てるブルンゾンとレスリングがベースでありながら、まずはパンチ勝負のブラダボーイ。身長170センチのブラダボーイは、テイクダウンの受けの強さを見せ、回転数の早いボクシング勝負が不可欠だろう。

またバッバ・ジェンキンスとクリス・ウェードというライト級準優勝経験者同士の3度目の豪華カードが、第3試合で組まれている。

2021年から3シーズンをPFLで過ごしてきたジェンキンスに対し、ウェードに至っては2018年からコロナで活動停止だった2020年を除く5シーズンをPFLで戦ってきた。

今シーズンも両者揃ってプレーオフに進出している実力者対決は、うがった見方をすれば2024年に向けPFL2024とBellator International Champion Seriesのどちらに振り分けるのかを首脳陣が見極める査定ファイトにも感じられる。

■視聴方法(予定)
8月24日(土・日本時間)
午前7時分~DAZN

■ PFL2023#10対戦カード

<ライト級決勝/5分5R>
クレイ・コラード(米国)
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)

<ヘビー級決勝/5分5R>
ヒーナン・フェヘイラ(ブラジル)
デニス・ゴルソフ(ロシア)

<女子フェザー級決勝/5分5R>
ラリッサ・パチェコ(ブラジル)
マリーナ・モフナトキナ(ロシア)

<ウェルター級決勝/5分5R>
マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)
サディボウ・シ(スウェーデン)

<ライトヘビー級決勝/5分5R>
インパ・カサンガネイ(米国)
ジョシュ・シルヴェイラ(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)
アスペン・ラッド(米国)

<ミドル級/5分3R>
レイ・クーパー3世(米国)
デレック・ブルンソン(米国)

<フェザー級決勝/5分5R>
ヘスス・ピネド(ペルー)
ガブリエル・ブラガ(ブラジル)

<アマ・ライト級/3分3R>
ビアッジョ・アリ・ウォルシュ(米国)
ジョエル・ロペス(米国)

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス(米国)
クリス・ウェード(米国)

<バンタム級/5分3R>
カイ・ウー(米国)
フィル・キャラキャッパ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジェシー・スターン(米国)
ジョシュ・ブライデン(米国)

The post 【PFL2023#10】Bellator買収のPFLがシーズンフィナーレ。決勝以外、ワンマッチも注目カードがずらり first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#08 RENA YouTube   ダニーロ・マルケス マリーナ・モフナトキナ ラリッサ・パチェコ 石井慧

『2023 PFL Playoffs 2』試合結果/ハイライト動画


・Renan Ferreira def. Maurice Greene via KO (punches) — 4:46, Round 1.

・Larissa Pacheco def. Olena Kolesnyk via TKO (punches) — 0:14, Round 1.

・Denis Goltsov def. Jordan Heiderman via submission (arm-triangle choke) — 4:16, Round 1.

・Marina Mokhnatkina def. Amber Leibrock via submission (armbar) — 1:45, Round 1.

・Nathan Kelly def. Damion Nelson via unanimous decision (30-27, 30-27, 29-28).

・Danilo Marques def. Satoshi Ishii via unanimous decision (29-28, 29-28, 29-28).

・Maira Mazar def. Kaytlin Neil via split decision (29-28, 28-29, 29-28).

【PFL2023#08】石井慧、マルケスの前蹴り&首相撲を崩しきれず。MMA復帰戦は判定負け(MMAPLANET)

【PFL2023#08】完勝。モフナトキナがレイブロックに何もさせず、腕十字で仕留めてトーナメント決勝へ(MMAPLANET)

【PFL2023#08】ゴルソフがへイダーマンを寄せ付けずに肩固めで一本勝ち、ヘビー級T決勝へ(MMAPLANET)

【PFL2023#08】右、右、右、右!! コレスニクを14秒でKOしたパチェコが決勝でモフナトキナと対戦(MMAPLANET)

【PFL2023#08】フェヘイラが打撃で圧倒、右一発でグリーンを沈め、ゴルソフの待つ決勝に駒を進める(MMAPLANET)

 8月18日にニューヨーク州ニューヨークのザ・シアターで開催された『2023 PFL Playoffs 2』の試合結果。今大会はヘビー級と女子フェザー級のトーナメント準決勝が行われ、ヘビー級はヘナン・フェレイラとデニス・ゴルツォフ、女子フェザー級はラリッサ・パチェコとマリーナ・モフナトキナが決勝進出を果たしています。また、ワンマッチで出場した石井慧はダニーロ・マルケスに判定負けしています。



 大会ハイライト動画。続きを読む・・・
カテゴリー
MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#08 アンバー・レイブロック マリーナ・モフナトキナ

【PFL2023#08】完勝。モフナトキナがレイブロックに何もさせず、腕十字で仕留めてトーナメント決勝へ

<女子フェザー級準決勝/5分3R>
マリーナ・モフナトキナ(ロシア)
Def.1R1分45秒 by 腕十字
アンバー・レイブロック(米国)

左を伸ばしながら距離を詰めたモフナトキナが、ダブルレッグで組みつく。ケージに押し込まれたレイブロックも体勢を入れ替えたが、すぐにモフナトキナがグラウンドに持ち込んだ。モフナトキナはレイブロックの右腕を抱えて腕十字を仕掛ける。反転するレイブロックの動きに合わせて締め付けをタイトにするモフナトキナが、腕を伸ばしてタップを奪いトーナメント決勝進出を果たした。


The post 【PFL2023#08】完勝。モフナトキナがレイブロックに何もさせず、腕十字で仕留めてトーナメント決勝へ first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#08 UFC アンバー・レイブロック オレナ・コレスニク キャット・ジンガーノ クリス・サイボーグ クリス・ミクサン ダニーロ・マルケス デニス・ゴルソフ マリーナ・モフナトキナ ラリッサ・パチェコ 東よう子 東陽子 石井慧

【PFL2023#08】女子F級準決へ、モフナトキナ「レギュラーSとプレーオフは戦いのアプローチが違う」

【写真】アスリートとして一流然とした空気を纏っているモフナトキナ (C)PFL

18日(金・現地時間)にニューヨーク州ニューヨークシティのマジソン・スクエア・ガーデン内ザ・シアターでPFL2023#08が開催される。
Text by Manabu Takashima

ヘビー級と女子フェア―級の準決勝が行われる今大会、その女子フェザー級セミファイナルでマリーナ・モフナトキナがアンバー・レイブロックと対戦する。レギュラーシーズン初戦で東よう子に勝利したモフナトキナは、スポーツサンボの世界王者からMMAに転向し、強くなるなめに単身渡米。コロナ期間にATTに入門ならず、女子禁制のサンフォードMMA(現キルクリフFC)に唯一例外として在籍が認めらた。

そのモフナトキナ、レイブロック戦を前に取材すると、この1年で大きく人生が変わっていた。


──昨年8月にキルクリフFCでマリーナにインタビューを受けてもらったのですが、あれから随分と練習、そして生活環境にも変化があったようですね。

「PFLの去年のシーズンが終わってロシアに戻り、今年のシーズン前に米国に戻ってきたの。でも、今はキルクリフFCでなくてラスベガスのシンジゲートMMAで練習しているわ。そう、本当に色々とあって。この間にUFCを契約したミハイル・モクナトキンと結婚をして……」

──それはおめでとうございます。

「ありがとう(笑)。彼の試合も9月のにあるのよ。そう、あなたとフロリダで会ってから本当に色々なことが起こったわ(笑)」

──キルクリフFC唯一の女子ファイターでしたが、シンジゲートでは同性の練習相手もたくさんできたのではないですか。

「正直、男の選手だけと練習をしていたから、フロリダにいる時はケガが絶えなかったわ。なんせ、体が違うから。でもベガスではたくさん女子選手がいて、練習環境が良くなっているのは確かね」

──2週間後にはPFL準決勝でアンバー・レイブロックと戦います(※取材は3日に行われた)。今の調子はいかがですか。

「良い感じよ。MMAの戦績的には似通っているけど、彼女と比べると私の格闘技経験の方が厳しい環境にあっった。サンボ、MMAをこれまでの生涯をかけてやってきたから。その違いを彼女は知ることになると思う。これまでの戦ってきた相手も違うし、そういう点においても私の方が彼女をリードしているわね」

──PFLはポイント制を敷いていて、彼女は初戦のクイックシックスが効いてプレーオフ進出を果たした感があります。2戦目のパチェコ戦は逆に初回、僅か45秒でKO負けを喫しましたし。レイブロックの実力をどのように評価していますか。

「レギュラーシーズンとプレーオフでは、戦いのアプローチの仕方が違ってくるわ。ファイナル進出に向けて、前の2試合のように勝負を急ぐ必要がない。レギュラーシーズは2試合で少しでもボーナスが必要だから、皆ミスをしようがラッシュして戦う。対して今回の試合は時間を掛けることができるし、レスリングやグラップリングのテクニックを十分に駆使することができるはず。そしてミスを減らして、しっかりと勝利を目指すわ。そういう戦いができるように練習をしてきたし、グッドシェイプを保ってきたから」

──ところで今年は日本の東陽子選手、そしてPFLからの期待が高かった。エヴリン・マルチンスを下しての準決勝になります。

「どちらの試合も凄く良い経験になったわ。PFLは短期間で集中して試合があるから、試合と試合の合間も気を抜くことはできないし。そうやって勝ち続ける必要がある状況が、私を成長させてくれた。ヨーコとエブリンと戦うことでは、私はさらに強くなれた」

──では、もう一つの準決勝ラリッサ・パチェコ×オレナ・コレスニクの予想と、ファイナルでどちらと戦いたいかを教えてもらえますか。

「ラリッサの方が経験豊かで、彼女がファイナルに上がってくると思うわ。過去に2度もオレナに勝っているし。オレナ・コレスニクは細かい戦術を持ってラリッサに挑むだろうけど、単にラリッサの方が実力が上で。だから彼女はチャンピオンなわけだし、いずれにしても私はラリッサ・パチェコと決勝で戦うことになるはずよ」

──もちろん準決勝に集中しないといけないですが、100万ドルを手にする自信のほどは?

「私のモチベーションは100万ドルの獲得が第一。それは全ての選手にも共通することのはず。多くの努力と犠牲の上に、戦うことができているから。賞金を手にするために、努力を続けているわけだしね。100万ドルを得られるだけのことはやってきたわ」

──ところでPFLがBellatorを買収したという話が、半ば事実のように伝わっています。そのようにモノゴトが進展した場合、Bellatorがどうなるのかは分からないですが、仮に女子フェザー級戦線にはクリス・サイボーグ、キャット・ジンガーノら強豪選手が所属しています。彼女達がPFL女子フェザー級のロースターに加わると、一気に戦局は変化するかと。

「そういうことは気にしないようにしているから、あまりどういう状況かは分かっていないの。でも、キャリアのためにも試合機会が継続して訪れ、その間も集中してトレーニングできることは絶対にポジティブなことで。それだけ成長できるから。試合が私を強くしてくれるので」

──マリーナ、今日はありがとうございました。では日本のファンにメッセージをお願いします。

「ありがとう。PFLがアジア、日本で大会を開く日が来ることを願っているわ。その時は絶対に日本に行きたいと思っている。ずっとTVで日本の美しいところを視てきたから」

■視聴方法(予定)
8月19 日(土・日本時間)
午前8 時00分~DAZN

■ PFL2023#08対戦カード

<ヘビー級準決勝/5分3R>
ヒーナン・フェヘイラ(ブラジル)
モーリス・グリーン(米国)

<女子フェザー級準決勝/5分3R>
ラリッサ・パチェコ(ブラジル)
オレナ・コレスニク(ウクライナ)

<ヘビー級準決勝/5分3R>
デニス・ゴルソフ(ロシア)
ジョーダン・ヘイダーマン(米国)

<女子フェザー級準決勝/5分3R>
マリーナ・モフナトキナ(ロシア)
アンバー・レイブロック(米国)

<フェザー級/5分3R>
ネイト・ケリー(米国)
デイモン・ネルソン(米国)

<ライト級/5分3R>
クリス・ミクサン(米国)
エディ・ジョージ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ダニーロ・マルケス(ブラジル)
石井慧(クロアチア)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・ニール(米国)
マイラ・マザール(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ルイ・サザーランド(英国)
ダイクワン・バックリー(米国)

The post 【PFL2023#08】女子F級準決へ、モフナトキナ「レギュラーSとプレーオフは戦いのアプローチが違う」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#05 RENA YouTube   アスペン・ラッド アンテ・デリア オレナ・コレスニク ジュリア・バッド マリーナ・モフナトキナ ラリッサ・パチェコ 東よう子

『2023 PFL 5』試合結果/ハイライト動画

PFL 5 results: Delija vs. Greene(MMAFighting)
Main Card (ESPN, 10 p.m. ET)

・Ante Delija def. Maurice Greene via unanimous decision (29-28, 29-28, 29-28)

・Larissa Pacheco def. Amber Leibrock via TKO (punches) at :45 of Round 1

・Renan Ferreira def. Matheus Scheffel via KO (punches) at :50 of Round 1

・Biaggio Ali Walsh def. Travell Miller via KO (punches) at 1:27 of Round 1 — amateur bout | Watch finish

・Aspen Ladd def. Karolina Sobek via submission (armbar) at 4:57 of Round 2

Preliminaries (ESPN+, 6:30 p.m. ET)

・Denis Goltsov def. Yorgan De Castro via KO (punches) at :18 of Round 1 | Watch finish

・Marina Mokhnatkina def. Evelyn Martins via unanimous decision (29-28, 29-28, 29-28)

・Marcelo Nunes def. Danilo Marques via KO (punches) at 3:40 of Round 1

・Julia Budd def. Martina Jindrova via unanimous decision (29-28, 29-28, 29-28)

・Olena Kolesnyk def. Yoko Higashi via unanimous decision (30-27, 30-27, 30-27)

・Jordan Heiderman def. Patrick Brady via TKO (injury) at 2:26 of Round 1

・Isaiah Pinson def. Denzel Freeman via split decision (29-28, 28-29, 29-28)


【PFL2023#05】東は前戦の課題を克服するも1勝ならず。コレニスクがフルマークの判定で制す(MMAPLANET)

【PFL2023#05】初回にグラつかされたバッドが逆転。距離を制してインドロヴァにユナニマス判定勝ち(MMAPLANET)

【PFL2023#05】打撃戦→TDから足関節の取り合いへ。モフナトキナがマルチンスを下してプレーオフ確定(MMAPLANET)

【PFL2023#05】ラッドが2Rにソベックを腕十字で仕留め、5pを獲得——プレーオフ進出なるか(MMAPLANET)

【PFL2023#05】モハメド・アリの孫、アリ・ウォルシュがミラーをパンチで沈めてアマ4勝1敗に(MMAPLANET)

【PFL2023#05】パチェコがレイブロックを秒殺KO。女子フェザー級プレーオフ進出者が決まる(MMAPLANET)

 6月16日にジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナで開催された『2023 PFL 5』の試合結果。今大会はヘビー級と女子フェザー級が行われ、ヘビー級はアンテ・デリア、ヘナン・フェレイラ、デニス・ゴルツォフ、マルセロ・ヌネス、ジョーダン・ヘイダーマン、アイザイア・ピンソンが勝利。女子フェザー級はラリッサ・パチェコ、アスペン・ラッド、マリーナ・モフナトキナ、ジュリア・バッド、オレナ・コレスニクが勝利しています。東よう子はオレナ・コレスニクに判定負けしプレーオフ進出を逃しています。



 大会のハイライト動画。続きを読む・・・
カテゴリー
MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#05 アンバー・レイブロック マリーナ・モフナトキナ ラリッサ・パチェコ

【PFL2023#05】パチェコがレイブロックを秒殺KO。女子フェザー級プレーオフ進出者が決まる

<女子フェザー級/5分3R>
ラリッサ・パチェコ(ブラジル)
Def.1R0分45秒 by TKO
アンバー・レイブロック(米国)

ガードを固めたパチェコが前に出る。左ローを放ったレイブロックに対して、いきなり左フックを効かせた。さらにパチェコが連打でレイブロックを追い詰め、右ストレートでグラつかせる。さらに左フックを受けて崩れたレイブロックに、追撃のパウンドを浴びせようとしたとこでレフェリーが試合をストップした。

パチェコがクイックシックスで6pを獲得し、プレーオフに進出する4名が確定した。

【女子フェザー級プレーオフ進出者】
1位 9p ラリッサ・パチェコ
2位 8p マリーナ・モフナトキナ
3位 6p アンバー・レイブロック
4位 5p オレナ・コスレニク

準決勝の組み合わせはパチェコ×コスレニク、モフナトキナ×レイブロックとなることも発表されている。


The post 【PFL2023#05】パチェコがレイブロックを秒殺KO。女子フェザー級プレーオフ進出者が決まる first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#05 アスペン・ラッド アンバー・レイブロック オレナ・コレスニク カロリーナ・ソベック マリーナ・モフナトキナ ラリッサ・パチェコ

【PFL2023#05】ラッドが2Rにソベックを腕十字で仕留め、5pを獲得——プレーオフへ

<女子フェザー級/5分3R>
アスペン・ラッド(米国)
Def.2R4分57秒 by 腕十字
カロリーナ・ソベック(ポーランド)

開始早々、ラッドが左ジャブを連打する。しかしソベックがパンチを返すとラッドがグラついた。すぐに組みついたソベックがラッドをケージに押し込む。ラッドはウィザーから体勢を入れ替えるが、ソベックが戻してハイクロッチへ。ヒザを着いたラッドのバックを狙うも、ラッドも立ち上がる。離れたソベックの顔面にラッドが左フックを入れた。

ラッドがシングルレッグでクリーンテイクダウンを奪い、ソベックをケージ際に運ぶ。頭を着けて抑え込むラッドに対し、ソベックがケージに背中を着けて立ち上がろうとしたとこで、ラッドがバックをうかがう。ボディロックから尻もちを着かせたラッド、ソベックも立ち上がるがハイクロッチで組まれてしまう。スプロールしたソベックがラッドをケージに押し込む。ソベックが離れると、再びラッドが組みつきグラウンドに持ち込んだ。

ラッドがトップからパウンドを当てると、ソベックはハーフガードへ。ラッドはパスからバックマウントへ。パウンドを連打してソベックの動きを止める。しかし残り10秒でラッドのペースが落ち、クリックシックスとはならなかった。

この時点で両者の6p獲得はなくなり、プレーオフ進出が近づくコレスニクの笑顔が映し出される。

2R、ソベックがサークリングしながらワンツーを繰り出す。しかしラッドの左右オーバーハンドがソベックの顔面を捉えた。パンチを打ち込み続けるソベックだが、クリーンヒットには至らない。ガードを固めたラッドがパンチを打ち込みながら、シングルレッグで組んでケージに押し込む。ウィザーのソベックはワキを差し返しにいくも、ラッドの四つ組みは崩れず。ダブルレッグ、ハイクロッチと切り替えるラッドがケージに押し込み続ける。

そして両ワキを差し上げたラッドだが、ラッドのほうもソベックを崩すまでには至らない。パンチで削りつつ、一旦離れた。ソベックのワンツーをブロックして、再びラッドがソベックをケージに押し込んだ。ハイクロッチからグラウンドに持ち込んだ。ソベックに背中を着かせたラッド。ソベックはハーフガードで守るが、ラッドにマウントを許されてしまう。ラッドはマウントからソベックの左腕を取って腕十字へ。ソベックがタップして、ラッドが5pを獲得した。

この勝利でラッドが3位に浮上し、プレーオフ進出が確定した。

【女子フェザー級ランキング】
1位 8p マリーナ・モフナトキナ ※
2位 6p アンバー・レイブロック ※
3位 5p アスペン・ラッド ※
4位 5p オレナ・コレスニク
5位 3p ラリッサ・パチェコ


The post 【PFL2023#05】ラッドが2Rにソベックを腕十字で仕留め、5pを獲得——プレーオフへ first appeared on MMAPLANET.