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【Shooto2023#02】飯田健夫の挑戦を受ける、RTU後のSASUKE。「残酷でも行動で示していくしかない」

【写真】この日から繋がり、次に繋がる一戦がいよいよ明日に迫ってきた(C)MMAPLANET

明日19日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるSHOOTO2023#02。同大会のメインで修斗世界フェザー級王者SASUKEが、ランク1位の飯田健夫の挑戦を受ける。

昨年6月にRoad to UFC1回戦で敗北を喫し、トーナメント後のUFCとの契約という路が断たれた。それでも10月の準決勝大会でワンマッチで出場し、再起戦で勝利を手にした。今もUFCへの想いは変わらない。そのためにSASUKEはどのようなキャリアの積み方を考え、そして修斗の防衛戦に臨むのか。崖っぷちが続く、SASUKEに話を訊いた。


――試合まで1週間を切りました(※取材は14日に行われた)。今、どのような調子でしょうか。

「いつもと変わらず、試合前という感じです。全然悪くなくて、むしろ良いぐらいです」

──Road to UFCに挑戦した時点で、修斗の防衛戦はない方が良かった。ここに向けて、色々と乗り越えないといけないことがあったかと思います。

「Road to UFCで負けちゃっていますからね。10月にワンマッチのチャンスを貰えたけど、それがどう次につながるか分からない。あの時に進路を考えて、試合間隔が空くことが一番嫌でした。一昨年、試合がしたくてもできない状態が続いてモヤモヤしていたので。もうあんな風になはなりたくなかったです。なので防衛戦はベルトが掛かった大切な試合ですけど、僕の心境としては試合ができるならどこででも戦うというモノでした。そこで修斗からオファーがあり、すぐに戦うと返事しました」

──Road to UFCフェザー級の決勝に日本人がいなかった。我々にとっても信じられない展開でした。あそこで勝ち上がることができなった時、SASUKE選手的には今後のキャリアについてどのように考えていましたか。

「完膚なきまでにやられたので、そりゃあ凹みました。でも、全部失って再スタートするしかない。UFCはメチャクチャ遠のいた。あの負け方では……正直、無理だと思ったこともありました。それから何の巡りあわせか、10月にアブダビで試合ができた。内容は良くなかったけど、勝利という結果は一つのクレジットになって。首の皮一枚残すことができたのかと考えています」

──UFCと交渉した前田桂さんが勝利者インタビューの通訳をしながら号泣していました。

「桂さんは本当に僕と野瀬(翔平)君のために、色々とやってくれました。ご家族があるのに正直、僕らのために仕事を犠牲にしてアブダビにまで来てくれて。感謝の気持ちしかないです。桂さんには『全部賭けています。今まで以上に賭けています』っていう話を現地でさせてもらって……負けると本当に終わるという僕の気持ちが伝わっていたのだと思います。だから、ああいう感じになったんでしょうね」

──にしても、通訳があれだけ泣きだすと周囲はもうビックリでしかないですよ」

「アハハハハハハ」

──あの1勝でUFCをまだ目指せる。MMAを続けることができるという気持ちになれましたか。

「そうですね、まぁ……MMAを続けることはできるんですよ。日本でやれば、できる。ただUFCを目指すなら、あそこで負けていたら本当に終わりだったと思います。なので、まだギリギリ、崖っぷちの状態です」

──では10月以降、UFCを目指すキャリアの積み方はどのように考えていましたか。

「今年もRoad to UFCがあるので、それを狙うのか。それか、どこでも良いから試合を重ねて連勝記録を創ってUFCにアプローチするということを考えていました。その中で修斗はタイトル戦で、どっちにも当てはまる。連勝記録の1つにできるし、日本のチャンピオンという肩書を持ち続けることができる」

──では試合を多く戦い、連勝記録を創る場に関してどういう風にSASUKE陣営では考えていたのでしょうか。

「そこ、難しいですよね。修斗もどんどん新しい選手が育ったり、入ってくれば試合を継続して戦うことができるけど、一昨年がそういう状況じゃなかった。正直、修斗だけで戦っていたら、自分が納得できるペースで試合ができる保障はない。だから、やりたいという想いはあってもどうしようもないですよね」

──国内では人知れずでも、実はUFCが近いプロモーションも海外にはあります。と同時RIZINはフェザー級が盛り上がっています、そこで実力誇示をする。そういう選択があったかと思います。

「ハイ。特に海外はありました。吉野光選手のUAEWの試合も前回、視ていましたし。あと豪州のEternal MMAとか、勝てばUFCと契約があるところは──むしろ、そっちで戦いたいという気でいました。自分のなかでは海外でやりたいという想いは強いです」

──そういうなかで修斗の防衛戦になったということですね。

「さっきも言ったようにこの先が不透明なのか一番嫌で、オファーがあったらすぐ戦う気持ちでした。試合を受けるメリットを考えているわけでなく、一つの試合。勝てば白星が増える。連勝記録の1つになる。防衛戦って負けたらベルトを失うから、基本リスキーなモノです。

だから、ここで勝って次に繋がるとかをモチベーションにするわけでもないですし。試合ができない期間が辛かった。オファーがあれば有難いからやる。そういうことです」

──では5月の終わりのRoad to UFCは頭にありますか。

「あります。でも、先のことを考え過ぎていると足下をすくわれてしまうので。目の前のことをクリアして、次を考えます」

──飯田選手とはアマ、新人王Tと2試合戦っています。そこに何か特別な想いは?

「特にないですね。ストーリー創りには因縁が必要だというのも分かりますが、彼との間に因縁はない。因縁があるとすれば、昔の弱い自分に対してです。これに打ち克つための一つの試練だと思います」

──飯田選手が修斗で勝ち続けていることは、注視していましたか。

「いえ、正直余り見ていなかったです。別に飯田選手を軽視していたのではなくて、自分のことに必死になっていたので。だから直近の試合も全然見ていなかったです」

──では、試合が決まってからチェックするという感じだったのですか。

「それが最近の試合はなくて(苦笑)。論田愛空隆戦、山本健斗デリカット戦……3連勝しているんですよね(※実際は4連勝)。でも全然試合はチェックできていないです。まぁ自分は相手の映像を見過ぎると、対策に寄ってしまうので。自分から仕掛けて勝つ。映像はトレーナーとかセコンドをチェックして、そこで指示された練習を徹底してやってきました」

──Road to UFCを経験したことで、MMAファイターとして成長した部分はあると思いますか。

「気持ちですね。絶対に負けないという。アブダビの試合がそうでした。恰好悪くても、自分からいく。気持ちは絶対に折れないぞと。格闘技は最後は気持ちです。ただ今回は日本での試合なので、応援をしてくれる人たちの存在はポジティブになります。格好悪い姿を目の前で見せられないので。折れないで5分✖5R戦い続けようと思います」

──練習仲間が同じように努力し、どれだけ志を持っていても結果がついてこない場面も見てきたと思います。その姿を見てなお、UFCへの想いは揺るぎないですか。

「練習仲間の敗北を見るのは心が苦しいし、辛くて。MMAって残酷だなって改めて思います。でも、行きたいと願わない人間にはチャンスは訪れない。どれだけ残酷でも前を向いて、自分の行動で示していくしかない。一喜一憂していると、やっていけないです」

──押忍。では、最後にこの試合に向けての意気込みをお願いします。

「思っている以上にタフファイトになるかもしれないです。でも、自分はスタミナでも気落ちでも負けないので。飯田選手はここをゴールにやっているのかもしれないけど、僕はこの先を見て行こうと思っています。なので、絶対に負けないと言っておきます」 


■視聴方法(予定)
3月19日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2023#02対戦カード

<修斗世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者] SASUKE(日本)
[挑戦者] 飯田健夫(日本)

<フライ級/5分3R>
関口祐冬(日本)
新井丈(日本)

<ストロー級/5分3R>
安芸柊斗(日本)
澤田龍人(日本)

<ライト級/5分3R>
マックス・ザ・ボディ(日本)
菅原和政(日本)

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
竹原魁晟(日本)
上原平(日本)

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
浜松ヤマト(日本)
CHAN-龍(日本)

<バンタム級/5分2R>
野瀬翔平(日本)
新井拓巳(日本)

<バンタム級/5分2R>
榎本明(日本)
スソン(日本)

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【Shooto2023#02】3度目の対戦=SASUKEに挑戦、飯田健夫─02─「苦しくても笑い続けベルトを巻きます」

【写真】間ができた瞬間ではない。殴り合いを続けている最中でも飯田は笑っている(C)MMAPLANET

19日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるSHOOTO2023#02で、修斗世界フェザー級王者SASUKEに挑む飯田健夫のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

両者にとって3度目の対決を控え、挑戦者である飯田に過去の2試合を振り返ってもらったところ、驚くほど冷静な分析が返ってきた。そして「今回も勝つ」という自信の裏側にあるものとは――。

<飯田健夫インタビューPart.01はコチラから>


――飯田選手は2019年末に東京へ拠点を移してからも、2020年の戦績は1勝1敗1分でした。翌年から連勝が始まり今回の王座挑戦に至るわけですが、2020年はまだ苦しかった時期でしょうか。

「はい。自分自身のレベルは上がっていたと思いますが、まだ考え方を変えることができていませんでした。そういう苦しい時期があり、東京に来てから3年経って、ようやく急成長できたと感じています」

――対するSASUKE選手は負傷により2017年から戦線を離脱し、2019年の復帰から連勝して修斗のベルトを巻いています。そのSASUKE選手に対して「自分は勝っているのになぁ」と思うことはなかったですか。

「それはないです(笑)。イチ選手として、本当に尊敬しています。実際、2019年以降に自分が対戦することになるとは考えていませんでした。今では会場で会ったら話をするようになっていて。僕は一時期ライト級でやっていましたし、SASUKE選手も修斗のベルトを獲ったあとは海外で戦うと思っていました。それでアマチュア全日本の決勝、新人王トーナメントで対戦して、タイトルマッチで3度目というのは――他にはないですよね」

――ものすごくドラマチックな展開だと思います。

「僕としては、SASUKE選手がベルトを返上すると思っていて。その間に暫定王座決定戦をやらせてもらいたいと考えていました。それでSASUKE選手とのタイトルマッチが決まった時は、驚きましたね。今の僕と対戦してもメリットがないでしょう。言ったとおり、僕が勝ってSASUKE選手のチャンスを奪ってしまいますから。それでも受けてくれたSASUKE選手に感謝しています。『一度負けている僕に借りを返してから世界に行きたいのかなぁ』と思っていたり(笑)」

――ご自身がSASUKE選手の立場であれば、防衛戦のオファーを受けましたか。

「僕は受けます。ベルトを巻いて防衛戦ができる状態なのに、返上して他で戦うのは良くないことだと思うので。僕の中で、かっこいいファイター像というものがあります。その通りに生きないと嫌なんですよ。相手に『逃げた』と思われることだけは嫌ですね」

――なるほど。過去の試合の冷静に分析できるようになった今だからこそ、飯田選手にお聞きします。まず全日本アマ修斗決勝で勝てた要因は、何だったと思いますか。

「キャリア、だと思います。当時の僕は、地下格闘技で60戦ぐらい経験していました。対してSASUKE選手は、そんなに長くアマチュアをやっていなかったんじゃないですかね。対戦相手のレベルは違うかもしれません。でも僕はずっと人前で相手を倒す、極めるという試合をやっていましたから。その差が出たのかなと思っています」

――続く新人王トーナメント準決勝は、公式結果は引き分けで、優勢ポイントで飯田選手の勝ち上がりとなりました。ただ、飯田選手の負傷によりSASUKE選手が決勝へ進むこととなりましたが――初戦は勝利で、2試合目は引き分け。ここで何か差が詰まった部分はあったのでしょうか。

「あの時も、僕のほうが強かったと思っています。これは言い訳になってしまいますけど、試合中に脱臼して左手が上がらなくなってしまいました。でも右手だけで戦いきれたので、脱臼していなければ僕が勝っていたと今は思います。そう考えると、新人王の頃はそこまで差がなかったんじゃないでしょうか」

――では2戦目以降の、両者の差というのは……。

「やはりSASUKE選手のほうが伸びたな、と思います。それは正直な気持ちです。特に工藤選手との試合(※2021年7月、工藤諒司を判定で下して修斗世界王座を奪取)を観ていて、技術的な面も僕と全然違うなと感じました。完璧に僕より上に行かれたなって。だけど、そこから今に至るまでの間に、僕が追いついたというか、追い抜かしたと思う部分は多いです。次の試合でも負けることはないですね」

――どの部分がSASUKE選手を追い抜かしていると思いますか。

「全体的にですね。自分で言うのも何ですけど、打撃でもレスリングでも寝技でも強いですから。たとえばGENでの練習って、基本的にはウェルター級の選手が多いんですよ。しかもウェルター級の中でも、スピードが速い選手が揃っています。ライト級だと軽い部類で、そのなかでフェザー級といったら僕か、たまに平本蓮君が来るぐらいじゃないですか。そのなかで鎬を削っているので、僕がフェザー級で当たり負けすることもないし、テクニックで負けることもありません。スピードで劣ることもないです」

――GENでの練習には岡見勇信選手をはじめ、強豪が揃っていますね。

「練習に参加していた人が、しばらくしたら来なくなるぐらい、厳しいです。僕も『2~3カ月で来なくなるだろうなぁ』と言われていました(苦笑)。僕にとって岡見さんは憧れのファイターで、その岡見さんに認めてもらえるようになったのが嬉しいです。前回の試合(論田愛空隆戦)では、『チャンピオンになる選手の雰囲気が出ているよ』と言ってもらえました。それが一番の自信になっています」

――SASUKE選手がRoad to UFCに出場した時、ご自身も同じ舞台に立ちたいと思わなかったですか。

「それは、もちろん思いました。やはりMMAをやるからには、UFCが最終目標です。さっきも言ったとおり、純粋にSASUKE選手を応援していて……決勝でSASUKE選手と松嶋こよみ選手が対戦してほしい。それぐらい2人を応援していました。だからSASUKE選手が負けたのはショックでしたね。いきなり試合が終わったので、画面の前で『なんで? なんで!?』と僕が慌てたぐらいで(苦笑)」

――その両者が敗れたRTUに対して、もし自分が出たらどうなると思いますか。今年も開催されるようですし、今後も継続されるかもしれません。

「今後もRTUが開催されるなら出たいですね。ここでSASUKE選手と対戦するというのは、そのための流れができてきたと思っています。SASUKE選手に勝って、RTUへ――そしてUFCに出ることを目標としています」

――SASUKE戦、どのような試合を見せたいですか。

「試合を楽しみたいです。5分5Rを戦い抜く。僕のスタミナが切れるにせよ、途中で決着がつくにせよ、僕が一番試合を楽しんだっていう気持ちが強いですね。SASUKE選手よりも試合を楽しんで、勝ちきる。苦しくても笑い続ける。そんな試合をしてベルトを巻きます」

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【Shooto2023#02】SASUKEに挑戦、飯田健夫─01─「SASUKE選手のチャンスを奪ってしまう」

【写真】イメージ一新、長髪の飯田(C)SHOJIRO KAMEIKE

19日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるSHOOTO2023#02で、修斗世界フェザー級王者SASUKEに同ランキング1位の飯田健夫が挑戦する。
Text by Shojiro Kameike

2021年7月に工藤諒司を下してベルトを巻いたSASUKEは、昨年Road to UFCトーナメントに出場したものの1回戦で敗退した。その間、飯田は4連勝を収めてランキング1位に昇りつめ、今回の王座挑戦に至っている。両者は過去2戦して飯田の1勝1分という戦績だが、3度目の対戦を控えた飯田に、北海道から上京して以降の練習環境と連勝の要因を訊いた。


――修斗世界チャンピオンシップを控える飯田選手です。ずいぶんと雰囲気が変わりましたね。特に髪型など……。

「アハハハ、そうですね。髪の毛が伸びて、今はチョンマゲになっています。北海道にいる頃はスキンヘッドだったのですが、東京に来て『あまりにもガラが悪すぎる』と指摘されてしまいました(苦笑)」

――東京に拠点を移したのは、いつ頃なのでしょうか。

「ちょうど4年前です。ONE日本大会(2019年3月31日のONE90)が開催された時から東京に住み始めました。その時はまだ住む部屋も決まっていなかったんですけど……」

――えっ!? どういうことですか。

「ONE日本大会の日から東京に住もうとは決めていたものの、まだ東京で仕事が決まっておらず、部屋の審査に落ちてしまっていたんです(苦笑)。仕事のほうも住所がないから採用してもらえない、という悪循環で。まず先輩の家に1カ月ほど住まわせてもらい、そこを住所として申請して、すぐに仕事も決まりました。仕事が決まってから自分で部屋も借りて」

――住所不定の無職とは、なかなかの上京物語ですね。ずっと北海道でMMAを続けていた飯田選手が、なぜ東京に拠点を移したいと思ったのでしょうか。

「一つは、グラチャンの大澤茂樹戦(2018年5月に判定負け)です。いつも絶対に気持ちでは負けないと試合に臨んでいました。でもあの時は、初めて試合中に『この選手には勝てない』と思ってしまって。試合後は自分の中で『引退するか、練習環境を変えないといけない』と悩んでいたんですね。ちょうどその時――格闘技とは関係ない話になってしまいますが、大丈夫ですか?」

――はい、もちろん大丈夫です。

「MOROHAというラップグループがいるんですけど、その頃にMOROHAの『上京タワー』という曲に出会ったんです。『田舎から上京して、やってやる』という歌詞が、すごく身に染みて。僕も東京に出ないと先に進めない――そう考えるようになりました。さらに当時は、母親が癌でもう助からないという状況で……。その母から『あなたは悔いが残らないよう、最後まで自分の好きなことを貫きなさい』と言われたんです」

――……。

「人生は一度きりじゃないですか。だからこそ、結果として成功するにしろ失敗するにしろ、自分に言い訳ができない状況にチャレンジしたいと思いました。後になって『オレはここにいたら、もっと頑張れたんだ』なんて言い訳するのは、一番カッコ悪いことで。『自分はここまでやったんだ』と言える環境に身を置きたい。そのために1年間お金を貯めて、2019年3月に上京しました」

――なるほど。東京で練習し始めてから、何が一番変わりましたか。

「練習への取り組み方もそうですし、自分の考え方が変わりました。昔は練習するにしろ何にしろ、全力でやれば何とかなると思っていたんです。それが東京で練習し始めてからは、一つひとつの動作の意味――なぜ相手はこう動くのか、ということを考えるようになって。自分がこのパンチを出したから、あるいは目でフェイントをかけたから、相手がこう動く。だから次はこの攻撃を出そうというふうに理論的に考えられるようになりました。おかげで試合の中でも先が読めるようになったのが、一番変わったところだと思います。

あとはここ1年ぐらいのお話で、何をやっても楽しいんですよね。練習でも試合でも、全てのことが楽しい。練習は苦しくて辛いものだから、たくさんやる。ずっとそう思っていました。でも最近は、楽しいから練習するという意識に変わっています。もちろんGENに集まっている選手たちとのスパーリングや、追い込みの練習はキツいです。ただ、それ以上に楽しいという気持ちが勝っているんですよね。練習中でも楽しくて笑っていたら、スパーリング相手を怒らせてしまうこともあるんですけど(苦笑)。論田愛空隆戦(2022年9月にKO勝ち)も、楽しくて試合中も笑っていました」

――あの笑みは、そのような意味があったのですね。論田戦は打ち合いの中で、しっかりと受け返し……相手のパンチをギリギリでよけてからクロスを返す、という打撃戦を展開していました。あれも相手の動きを、しっかりと読むことができていたわけですか。

「はい。あれは皆さんが打ち合いや乱打戦と表現されているのですが、パンチは見えていました。見えていないパンチは効きますけど、見えているパンチは我慢できます。見えているので、相手のパンチに対しては肩でブロックするか、パンチと同じ方向に頭を振るので、見ている印象ほどは効いていませんでした。打撃については、田牧トレーナーの指導を受けて大きく変わったと思います」

――GEN練習でボクシングを指導されている、田牧一寿トレーナーですか。

「田牧さんはボクシング一筋のトレーナーさんです。でもMMAのことを踏まえた質問をしても、しっかり答えてくれます。蹴りに対する反応について訊いても、『これは距離感が違うよね』とか。要は距離感ですよね。その点で単なるボクシングではなく、MMAに通ずるものを教えてくれる方です。田牧さんから、自分の中では衝撃を受けるような指導を頂いて、一気に変わってきました」

――リアルタイムで試合中の因果関係を把握できるということは、過去の試合についても勝敗の要因が全て分かるようになっていませんか。

「過去の勝った試合はほとんど見ていなくて、負けた試合や失敗は原因が分かりました。『なぜここでもう一歩踏み出してないんだ!?』とか『ここはそんなに力を入れなくて良かったのに!』というふうに(笑)。あと過去のSASUKE選手との試合を見て、なんだか恥ずかしくなってしまいましたね」

――SASUKE選手とはアマチュア時代も含めて過去2戦し、飯田選手の1勝1分という戦績です。しかし現状はSASUKE選手が連勝を重ねて修斗のベルトを獲得し、Road to UFCにもエントリーするほど、立場の差は開いています。

「あぁ、そうですね。2019年に上京した頃は僕もまだ苦しんでいるなか、SASUKE選手は2019年に復帰してから連勝していて……。でも、そこに羨ましさとか妬みは一切ないです。SASUKE選手も努力したからこそ今の立場があるわけで。Road to UFCに出た時も、僕はイチ格闘技ファンとして応援していました。

でも選手として考えたら、よく今の状況で僕の挑戦を受けてくれたなって思います。SASUKE選手は、これからもRoad to UFCに出られる可能性がありますよね。でも今の自分と対戦したら、僕が勝ってSASUKE選手のチャンスを奪ってしまうことになりますから」

<この項、続く>

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【修斗】SASUKE 飯田健夫とフェザー級王座初防衛戦決定!

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3月19日に後楽園ホールで開催されるプロフェッショナル修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOTO 2023 Vol.2の追加対戦カードとして、SASUKE(マスタージャパン東京)×飯田健夫(フリー)の修斗世界フェザー級チャンピオンシップが発表されました。

SASUKEは昨年のROAD TO UFCに参戦しましたが、トーナメント1回戦の試合中に肘を負傷して敢えなく敗戦。UFC本戦出場は叶わなかったものの、再びRTUのオファーを受けると中国人ファイターのバラジンを判定で下して一矢報いました。

紆余曲折ありつつも約1年半ぶりに修斗復帰戦。足技を効かせたきれいなテイクダウンから一本取れる寝技が持ち味。スタンドのパンチでダウンも奪えるし、肘とパウンドでえげつなく削る事も出来る。打投極を体現した修斗の世界王者と言っていいでしょう。

対する飯田。ライト級からフェザー級に落としてから4連勝を収めています。特に前回の論田愛空隆戦は圧巻。パンチを何発被弾しても脅威の打たれ強さで前進。逆にパンチを効かせるとスタンディングダウンを奪ってTKO勝ちを収めました。

全く気がつきませんでしたが、両者は過去に全日本アマチュア修斗選手権、2016年新人王決定トーナメントで2度対戦。現在の実績ではSASUKEが断然上手ですが、直接対決は飯田の1勝1分。相性がいい飯田が勢いに乗ってタイトル奪取なるか。どちらが勝つにしても想像の斜め上を行きそうな予感がひしひしとしてきます。
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【Shooto2022#06】パラ千葉のフライ級ファイター達=内田タケル─02─「圧倒すること。圧倒的に勝てば」

【写真】あどけな過ぎるやろう──。MMAグローブをつけてケージで戦うことが、ピンとこない優しい表情の内田だ(C)MMAPLANET

明日19日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2022#06で、関口祐冬と対戦する内田タケル・インタビュー後編。

Road to UFCを経験してなお、明確に修斗フライ級王座を目標とする内田は、チャンピオンになってからも防衛戦を戦うことで経験を積みたいという。

パラエストラ千葉ネットにフライ級ファイター特集──10代最後の試合をタイトル挑戦の足掛かりとできるか。内田タケルに尋ねた。

<内田タケル・インタビューPart.01はコチラから>


鶴屋 それがルールですからね。

──では、一気にタイトルが近くなるかもしれない一戦の相手。関口選手の印象を教えてください。

「打投極ができて、奇抜な打撃……独特な打撃を使います。その打撃を気を付けないといけないです」

──内田選手はやはり組んでいくと?

「試合でも打撃を試したいのですが、どうしても組みが多くなってしまいます」

──修斗公式戦、Road to UFCと勝った試合は全て一本勝ですね。その一方で、目標とするUFCや北米では、組みができる選手がガツンガツンの打撃戦を繰り広げています。

「全部がデキることが大切だと思います。自分は極めは、これまで勝った試合は全部極めることができているので多少はあるかと……。でも打撃とテイクダウンはまだ欠けているので、穴埋めをしていきいたいです。

ただ関口選手はランキングで1位ですけど、自分の練習仲間たちの方が強い……と思っています。試合と練習は違いますが、怜とか杉山さんとか……もう単純に強くて。これだけのメンバーと厳しい練習をしているので、試合をするときも自信を持って挑むことができます」

──しかも平良選手も沖縄から合流しています。

「いやぁ、やっぱりフライ級のUFCファイターなので、凄く貴重な体験をさせてもらっています。だからこそ、次の試合は負けられないです。僕はここで、これだけの練習をしているので」

──どういう試合をすれば、タイトルを賭けた戦いに進めると考えていますか。

「圧倒することです。圧倒的に勝てば……ハイ」

──この試合後に急遽、Road to UFCに出られることになるとどうしますか。

「話があれば、行きたいです」

──と同時にコンテンダーシリーズは、意識していますか。平良選手も最初はコンテンダーシリーズを目標としていました。

「コンテンダーシリーズは……、……。そんな視野には入れていなかったです。まずは、しっかりと修斗のチャンピオンになりたいです。まだ5分✖3Rをフルで戦ったこともないので」

──ばかりか、3Rも経験していないですよね。

「ハイ。判定まで行く戦いも経験したいので、修斗で戦っていくつもりです」

──修斗のチャンピオンになった時、世界で戦ううえでどれぐらいの力を身に着けることができているという風に考えていますか。

「UFCで戦うなら、まだ経験不足です。もっと経験を積みたいと思っています。なのでベルトを獲ったら、防衛戦を戦います。他の団体から修斗に来る人とも戦ってみたいです。それと……できれば外国人選手と試合を組んで欲しいというのもあります。Road to UFCで初めて外国人選手と戦って、フィジカルはやっぱり日本人選手とは違うモノを感じました。芯が太いというか……。同じ階級で、こんなに違うのかと。試合当日は、明らかにデカかったです」

──それでも初回で1本勝ちしました。

「日本人にはないフィジカルなので、そこで一本を取れたのは良い経験になりました」

──その経験を経て関口選手との試合では、どのような戦いを見せたいですか。

「いつも通り、極めを狙うような試合がしたいです」

■視聴方法(予定)
9月19日(月・祝)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2022#06 計量結果

<修斗世界ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者] 猿丸ジュンジ:52.1キロ
[挑戦者] 新井丈:52.1キロ

<ウェルター級/5分3R>
西川大和:76.8キロ
草MAX:76.7キロ

<フライ級/5分3R>
関口祐冬:56.5キロ
内田タケル:57.5キロ

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治:60.9キロ
加藤ケンジ:61.0キロ

<フェザー級/5分3R>
飯田健夫:65.7キロ
論田愛空隆:65.7キロ

<女子フライ級/5分3R>
ライカ:56.5キロ
杉本恵:56.3キロ

<バンタム級/5分2R>
齋藤翼:61.3キロ→61.2キロ
スソン:61.1キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
久遠:47.7キロ→47.5キロ
小生由紀:47.4キロ

<2022年度新人王決定T準決勝フェザー級/5分2R>
椿飛鳥:65.8キロ
工藤圭一郎:65.8キロ

<2022年度新人王決定T1回戦フライ級/5分2R>
須藤晃大:56.6キロ
大谷あっくんボンバー:56.6キロ

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MMA o UFC キック ボクシング 中村倫也 修斗 大尊伸光 宇佐美正パトリック 論田愛空隆 野尻定由

【EXFIGHT】POUND STORMに中村倫也と宇佐美正パトリック参戦!

LDHが手掛ける総合格闘技の登竜門的大会EXFIGHT。その上位に位置するメガイベントPOUND STORMが4月24日に両国国技館で開催されます。その第一弾対戦カードとして、中村倫也(EXFIGHT/LDH martial arts)×アリアンドロ・カエタノ(パラナ・バーリトゥード)、宇佐美正パトリック(EXFIGHT/LDH martial arts)×大尊伸光(野田ボディビル同好会)の2試合が発表されました。

EXFIGHTに所属する2大エースが参戦。それは当然だとしても両国国技館のメインとセミを務めるとは。。。昨年プロデビューした2人の成長の早さに改めて驚かされています。何とも夢のある話じゃありませんか。
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中村の対戦相手のカエタノはMMA30戦23勝6敗1分と大きく勝ち越している34歳のブラジリアン。ギロチンチョークでの一本勝ちが多く寝技をベースにしてるいるようです。

レスリングで突出した実績のある中村ですがパワフルな打撃も魅力的。論田愛空隆をハイキック1発で仕留めると、開始と同時に飛び掛かって野尻定由をパンチを当ててパウンドアウトして、ストライカーでもできないような鮮烈なKOを飾っています。

グラップラーを相手に打撃で行くのかテイクダウンで本領発揮するのか興味津々。デビュー以来まだ底を見せていない中村のリミッターが外れて新たな一面を見られるか、非常に楽しみなマッチメイクです。
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そしてボクシング高校六冠の宇佐美の相手はなんとなんと修斗ライト級世界ランキング1位の大尊!何とも危険で個性的な相手。最近のファンは知らないかもしれませんが、ROAD TO UFC JAPANで「ソーリーごめん」の名セリフで一躍ブレイクしたんです。

大尊の持ち味はパワフルな打撃。宇佐美となら真っ向からの打撃戦になるのは間違いないでしょう。大尊の一撃必殺のブン回すパンチか、宇佐美のボクシングに裏打ちされたテクニックか。掛け値なしの好カードです。

まだ2カードだけですが、既存の有名選手に頼ることなく、EXFIGHTに所属する若手をメインとセミに抜擢するマッチメイクは次世代のエースを育てようとする姿勢は鮮明すぎるほどに鮮明。このイベントは大化けするかもしれない。
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ABEMA MMA Shooto2021#06 チャンネル 後藤丈治 石橋佳大 論田愛空隆

【Shooto2021#06】激闘王の真実。後藤丈治戦へ、石橋佳大─01─「激闘王が格好良いとは思っていない」

【写真】激闘王じゃなくても、石橋佳大は格好良い!!(C)MMAPLANET

20日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#06で、元環太平洋バンタム級王者の石橋佳大が後藤丈治と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

石橋といえば毎試合、激しい打ち合いと目まぐるしく変わるグラウンドのポジショニング、果ては大流血まで――いつしか彼は激闘王と呼ばれるようになった。しかし、そんな激闘の末、自身が星を落とすことも少なくはない。本人は、数々の激闘についてどう考えているのだろうか?

そう訊くと、石橋からは意外な答えが返ってきた。初めて語られる、激闘王の真実とは!?


――試合を1週間後に控えた石橋佳大選手です(※取材は9月13日に行われた)。現在の練習やコンディションはいかがですか。

「練習は土曜日(9月11日)に上がって、今は小さいケガを治しながら、試合に向けてコンディションを整えているところですね」

――試合のお話の前に、石橋選手のTwitterを拝見すると、アニメやゲームのお話がツイートされています。声優さんのツイートをシェアしたり……失礼ながら、少し意外でした。

「アハハハ! もともと舞台鑑賞が好きで、そこから『スタァライト』(正式名称は『少女☆歌劇 レビュー・スタァライト』)という作品のファンになったんです。いわゆるメディアミックスの作品で、ミュージカルがあってテレビアニメ化もされ、今は劇場版も公開されています。実は試合後、この作品のセリフを使ったりしているんですよ」

――えっ!? ちなみにどのセリフでしょうか。

「前回の試合(2020年11月、論田愛空隆に判定勝ち)で勝ったあと、『ポジションゼロ!』と言ったんですけど、あれも『スタァライト』のセリフです。ポジションゼロというのは、『勝った人だけが舞台の主役になれる』という意味なんですね」

――なるほど。その作品のセリフであることに気づいている方はいましたか。

「まぁまぁ、いました。でも知らない人からは『ポジションゼロって石橋の技の名前か?』って、物議を醸していましたね(笑)。この『スタァライト』というのは、舞台に懸ける女の子たちのお話なんですけど、格闘技の選手――もちろん自分にも当てはまるところがあって、共感するところも多くて今一番オススメの作品です。ただ、こういう話をすると、よく『イメージと違うね』とは言われます(笑)」

――はい、確かに……。

「無骨な人間のように見られるんですけど、全然そんなことないので。お茶目なところもありますから」

――石橋選手といえば、激闘王というイメージがあるので、多くの人はそう感じるでしょうね。その激闘王というイメージについては、どのように感じていますか。

「そう呼ばれ始めて、最初は好きではなかったです。激闘王というニックネームが格好良いとは思っていませんでした。今は激闘王と呼ばれることにも慣れたし、そのニックネームが定着しているのは嬉しいことは嬉しいです。でも正直、激闘はしたくはないですよね」

――激闘したくはない!? それも意外です。

「激闘になっているというのは、試合で自分がやられている場面があるということですからね。激闘になればなるほど、それは僕にとって負けに近づいていることじゃないですか」

――そうですよね。

「論田戦後にも言ったんですけど、僕の中では全ての試合が激闘なんです。でも周囲のイメージは――僕の試合の感想を見ると、『激闘じゃないけど勝った』、『激闘じゃないけど負けた』、『負けたけど激闘だった』とか、全て激闘の2文字が付いて回るんですよ」

――……。

「実際は、相手をドミネートするような展開のほうが良いです。ジムでも15分間抑え込むような練習もしていますし。でも僕がそういう練習していると、周りから『石橋さんって寝技もやるんですね。打撃ばかりかと思っていました』とか言われるんですよ(苦笑)」

――もともと石橋選手は、柔術からスタートしているのですよね。

「はい。上京する前、17歳の頃から柔術をやっています。最近は週1ぐらいしか柔術の練習はできていないですけどね。それでもグラップリングの大会には出ていて、自分のグラップリングや柔術を、いかにMMAで生かすかが大事だと思っています」

――柔術の試合は、MMAとはまた展開が異なるのでしょうか。

「そうですね。柔術だと相手が先を取るので、僕が上から攻める展開が多いです。ただ、柔術でもMMAでも、ポジションについては上か下かは、こだわってはいませんね」

――そうした格闘技観を持ちながら、MMAの試合は毎回激闘になる。その点について、ご自身ではどう考えていますか。

「結局は、僕の精神的な弱さが出てしまっていると思います。勝ち急いだり、相手が打ってきたら自分もすぐに打ち返したり。会場が静かだと、自分が負けているのかなと思って攻めすぎてしまったりとか。試合の中で、勝つための我慢ができていないんです」

――ということは、毎試合「激闘にならないように……」という考えが、頭の中にあるわけですか。

「はい。毎試合そう思っています。セコンドからも毎回、『激闘せずに勝つことを考えろ』と言われています。僕にとって試合のテーマは、激闘にせず勝つことなんですよ」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月20日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

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『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5』試合結果/9.20『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.6』で川名TENCHO雄生と西川大和が対戦

修斗 7.25 後楽園ホール:中村倫也、プロデビュー戦は2R左ハイでKO勝ち「俺のオリンピックが始まる」。SASUKE、世界フェザー級王者となるも強気アピール封印。SARAMI、黒部三奈との3度目の対戦へ(バウトレビュー)
第8試合 メインイベント 修斗世界フェザー級チャンピオン決定戦 5分5R
○SASUKE(マスタージャパン東京/世界1位、環太平洋王者)
×工藤諒司(TRIBE TOKYO MMA/世界7位、環太平洋2位)
判定2-0 (片岡48-47/田澤47-47/福田48-47)
※SASUKEが王者に

第7試合 セミファイナル 修斗女子世界スーパーアトム級(50kg)次期挑戦者決定戦 5分3R
○SARAMI(パンクラスイズム横浜/世界2位)
×中村未来(マルスジム/世界4位)
2R 2’48” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第6試合 バンタム級 5分2R
×論田愛空隆[ろんだ あくり](心技館)
○中村倫也[りんや](EX FIGHT)
2R 0’20” KO (左ハイキック)

第5試合 ライト級 5分2R
×エドモンド金子(BRAVE)
○岡澤弘太(佐山道場)
判定0-3 (田澤18-20/長瀬18-20/豊永18-20)

第4試合 フェザー級 5分2R
△仲山貴志(総合格闘技津田沼道場/世界2位、環太平洋4位、元環太平洋王者)
△結城大樹(マスタージャパン福岡)
判定0-1 (片岡18-20/長瀬19-19/田澤19-19)

第3試合 バンタム級 5分2R
×齋藤 翼(総合格闘技津田沼道場/FIGHT FARM)
○野瀬翔平(マスタージャパン福岡)
判定0-3 (田澤18-20/片岡18-20/長瀬17-20)

第2試合 フライ級 5分2R
○山内 渉(FIGHT FARM)
×植木“令和”新(シューティング宇留野道場)※植木新 改め。総合格闘技宇留野道場から所属先名称変更
2R 4’35” 三角絞め

第1試合 トライアウト フェザー級 3分2R
○村山大介(マスタージャパン東京)
×スソン(KRAZY BEE)
判定3-0 (長瀬20-18/豊永20-17/福田20-17)

 遅ればせながら7月25日に後楽園ホールで開催された『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5』の試合結果。メインイベントは斎藤裕が返上した修斗世界フェザー級王座の決定戦が行われ、SASUKEが工藤諒司に判定勝ちし新チャンピオンに。セミファイナルの女子世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦はSARAMIが中村未来に2R KO勝ちし黒部三奈への挑戦権を獲得。


 レスリング全日本選手権16~17年2連覇、17年U-23世界選手権優勝の中村倫也のプロデビュー戦は論田愛空隆に2R 0分20秒、左ハイキックでKO勝ちです。現在無料で視聴できます。


 9月20日に後楽園ホールで開催する『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.6』で川名TENCHO雄生 vs. 西川大和の世界ライト級チャンピオンシップ、安藤達也 vs. 石井逸人の環太平洋バンタム級チャンピオンシップが発表されています。続きを読む・・・
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J-CAGE Report Shooto2021#05 ブログ 中村倫也 論田愛空隆

【Shooto2021#05】格闘DREAMERSからプロデビュー、中村倫也が左ハイで論田愛空隆をマットに沈める

<バンタム級/5分2R>
中村倫也(日本)
2R0分20秒 by KO
論田愛空隆(日本)

サウスポースタンスの中村が左ロー、論田は左ジャブをボディに放つ。論田の右ミドルをキャッチした中村が、そのままテイクダウンを仕掛けるが、論田はケージ際でカット。すると中村はサイドバックを奪い、パンチを当てる。立ち上がった論田の左脇を差し上げて、ケージに押し込んだ中村が、足をすくって論田に尻もちを着かせた。

サイドバック、さらにマウントを狙う中村の右足を取りに行く論田だが、中村はスプロールしてシングルへ。論田に背中を着かせてサイドを奪う。論田はケージを蹴って回るが、中村はトップからバックに回ってコントロールする。立ち上がった論田を再びケージに押し込み、中村がダブルレッグでグラウンドに引きづりこむ。

バックマウントからパンチを落とし、RNCを狙った中村。これを凌いだ論田に対して中村はマウントに移行し、パウンドを嫌がった論田からバックマウントを奪う。そして残り15秒で腕十字を狙っていった。

2R、前に出る中村が左ローと右ジャブを当てる。論田は頭を下げてパンチを狙うが、中村はこれをかわす。組んできた論田をいなした中村が繰り出した左ハイが、論田の顔面を直撃。論田はダウンし、すぐさまレフェリーが試合を止めた。

プロデビュー戦でKO勝利を収めた中村は、目を細めながら「お父さん、ありがとう!」とメッセージを送った。

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【修斗】速報中!PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5

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世間は東京オリンピック2020が開幕の末に迎えた4連休の最終日。気分はやや憂鬱な昼下がりですが、後楽園ホールではプロフェッショナル修斗公式戦PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5が開催されます。メインは修斗世界フェザー級チャンピオン決定戦。SASUKE(マスタージャパン東京)×工藤諒司(TRIBE TOKYO MMA)が行われます。立ってよし寝てよしのオールラウンダーに成長したSASUKEに長南亮の秘蔵っ子・工藤が挑む構図。王座を戴冠するのは果たしてどちらか。今回も後楽園ホールから電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 トライアウト フェザー級】
◯村山大介(マスタージャパン東京)
(判定3-0)
×スソン(KRAZY BEE)
1R、スソンのローに合わせて村山が片足タックルでテイクダウン。すかさずサイドに回ると腕十字。耐えるスソンに対してパウンドで削ると、そのままバックに回ってポジショニングで優位に立ってラウンドを終えた。
2R、またもスソンのミドルを掴んだ村山。時間をかけてテイクアウトに成功。そのまま下になりながら三角絞めで絞め上げるがスソンは耐えて試合終了。判定は村山に軍配。


【第2試合 フライ級】
◯山内渉(FIGHT FARM)
(2R 三角絞め)
×植木“令和”新(シューティング宇留野道場)
1R、試合はめまぐるしくグラウンドで上下が入れ替わるスクランブルの展開。山内が足を掛けてテイクダウンすれば植木は下からタックルでしがみついて立ち上がる。流れの中から植木は下になりながらギロチンを狙えば、首を抜いた山内が肩固めで追い込んだがラウンド終了。
2R、1R以上に激しく上下が入れ替わるグラウンドの展開。主導権を握ったのは山内。返されはするものの、マウント→バックと責め立てる。中盤に入るとリバースした植木に対して下から三角絞め。植木はバスターで返そうとするがよりタイトに極まる。すりてレフェリーが試合を止めた!山内が鮮やかな一本勝ち!


【第3試合 バンタム級】
×齋藤翼(総合格闘技津田沼道場/FIGHT FARM)
(判定0-3)
◯野瀬翔平(マスタージャパン福岡)
イケイケでパンチを振るう齋藤に対してしつこく組みついて行く野瀬。グラウンドに誘うと1Rではツイスターであわや一本の場面を作り、2Rには肩固めやバックチョークを矢継ぎ早に仕掛けて齋藤を圧倒。極め切れなかったものの判定で勝利を掴んだ。


【第4試合 フェザー級】
△仲山貴志(総合格闘技津田沼道場)
(判定0-1)
△結城大樹(マスタージャパン福岡)
1R、開始直後に組みついた結城。そのまま体勢を崩すとグラウンドに持ち込んでバックに回る。ここからはポジションを完全に制圧。パックからねちねちとチョークを狙って主導権を握る。終了間際には腕十字をセットしたがタイムアップ。
2R、やはり組みつきにいく結城。しかし仲山はこれを切って着実にローで削る。嫌がる結城はローに合わせてタックル。テイクダウンに成功するが、仲山もすぐに立ち上がる。スタンドに戻ると決定打こそないが、パンチに飛び膝と手数を出してラウンド終了。判定はドロー裁定。


【第5試合 ライト級】
×エドモンド金子(BRAVE)
(判定0-3)
◯岡澤弘太(佐山道場)
1R、開始直後は金子ペース。左ジャブが面白いようにヒット。嫌がった岡澤のタックルを潰して側頭部にパウンド。猪木アリ状態になるも深追いしない。スタンドを命じられると岡澤は一気に間合いを潰してテイクダウン。簡単にマウントを奪うと腕十字であと一歩まで追い詰めるが金子は身体を反転させて回避してラウンド終了。
2R、スタンドは金子が優勢。ハイを決めると岡澤は動きが止まり、自らグラウンドへ。猪木アリ状態。すると岡澤が下から一瞬の隙を突いて組みつくと逆にテイクダウン。またしてもマウントを奪取。このままグラウンドを制圧したまま試合終了。判定は岡澤に軍配。


ここで9月20日の後楽園ホール大会の対戦カードとして、環太平洋バンタム級タイトルマッチ 安藤達也×石井逸人、世界ライト級タイトルマッチ 川名雄生×西川大和が決定。どちらも屈指の好カード。


【第6試合 バンタム級】
×論田愛空隆(心技館)
(2R KO)
◯中村倫也(EX FIGHT)
1R、ゴールデンルーキー中村。打ち気に見せかけて論田のパンチに合わせてタックル。組みつくとバックに回ってグラウンドに持ち込む。論田は何度も脱出を図るが中村は素早く先回りしてポジションを制圧。バックからチョークであわやの場面を作ってラウンドを終えた。中村のポテンシャルはさすが。
2R、開始直後の打撃の交差。中村の左ハイキックがクリーンヒット!ダウンした論田を見てレフェリーが試合を止めた!中村が衝撃のプロデビュー!


【第7試合 セミファイナル 修斗女子世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦 】
◯SARAMI(パンクラスイズム横浜)
(2R TKO)
×中村未来(マルスジム)
1R、SARAMIは打ち合いに応じるかと思いきや組みついてテイクダウンを狙う。崩して一度は倒したが中村はすぐに立ち上がってケージ際で長い差し合い。しかしSARAMIは倒し切れずに身体が離れてラウンドを終えた。
2R、スタンドでも怯まずにパンチを打っていくSARAMI。流れから押し倒すようにテイクダウン。サイドから腕十字を狙うが決まらないと見るやマウント→バックに移行。中村の身体を伸ばして側頭部にパウンドを乱射。レフェリーが試合を止めた!


【第8試合 メインイベント 修斗世界フェザー級チャンピオン決定戦】
◯SASUKE(マスタージャパン東京)
(判定2-0)
×工藤諒司(TRIBE TOKYO MMA)
1R、序盤は様子を見合う両者。工藤はサークリングして距離を取る。SASUKEはプレッシャーをかけてローを放つが決して深追いしない。このままラウンド終了かと思いきや、距離が詰まると最初に工藤のパンチがヒット。しかし返しのSASUKEのフックで工藤はフラッシュダウン。ここでラウンド終了。
2R、3Rはやはり前に出るのはSASUKE。手数は少ないものの、要所でロー、膝への前蹴りをヒット。距離が近づくとSASUKEが足を掛けたり、突き放して倒すが工藤はすぐに立ち上がって追撃を許さない。
4R、ローを起点に工藤がやや前に出始める。決定的な場面はないものの右のパンチを要所で狙ってヒットさせ、やや巻き返し始めたか。
5R、あとがないように見える工藤だがペースを崩さずにローで手数を稼いで右のチャンスを窺う。SASUKEは無理をすることなく安全運転。結局致命的な攻撃をもらわずに試合終了。判定はSASUKEに軍配。王座奪取に成功。