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【UFC299】39歳、UFC36戦目=ガムロ戦へ。ドスアンジョス「ゴールはベルトじゃない。ビクトリーだ」

【写真】300回大会に加速。豪華カードのなかで、ドスアンジョス×ガムロがプレリミという凄まじさ(C)MMAPLANET

9日(土・現地時間)、フロリダ州マイアミはケイシーウア・センターで開催されるUFC 299「O’Malley vs Vera 2」で元世界ライト級王者ハファエル・どすアンジョスが、マテウス・ガムロと対戦する。
Text by Manabu Takashima

ライト級からウェルターと転向を2度繰り返してきたドスアンジョスが、39歳にして1年8カ月振りにライト級で戦う。そして、この試合がUFCで36戦目となるベテランは、6試合契約を結び上を今でも目指している。


──ハファエル、今週末にマテウス・ガムロと対戦します。今の気持ちを教えてもらえますか(※取材は6日に行われた)。

「最高だよ。ライト級に戻し、素晴らしいキャンプができた。土曜日への準備はできている」

──今、言われたようにライト級に戻しました。1年8カ月ぶりの155ポンドですが、39歳のファイターが階級を下げることは多くはないかと思います。

「UFCがライト級で戦うことを望んだ。それに僕自身、ウェルター級では小さいことは承知していたる。165ポンド、スーパーライト級があれば丁度良いんだけどね。でも、そんな階級はなくて、ウェルター級では小さすぎる。また上を目指すなら、ライト級の方が自分に合っているだろうしね」

──ここまで進化したMMAで1階級の差が7キロというのは、大きすぎますよね。

「その通りだと思うよ。UFCが考えを変えてくれれば、僕はスーパーライト級で戦うよ。ただし、減量は順調だ。ウェルター級で戦う時と比較すると、時間をかけて落としている。ウェルター級だとキャンプ中も、食べる量も多い。ライト級で戦う時は、そういうわけにはいかない。でも前にライト級で戦った時よりも減量は上手くいっているよ」

──対戦相手の比較ではなくて、自分の動きとしてウェルター級とライト級ではどちらが良いと思っていますか。

「ライト級は完璧だ。上手く、減量が進めばね。エディ・アルバレスやトニー・ファーガソンと戦った時は、そうじゃなかった。減量が最悪で、パフォーマンスにも影響を与えてしまった。ウェルター級でも、マイケル・キエーザ戦は減量に失敗して、完調には程遠い試合をしてしまった。今回はさっきも言ったように、順調に体重が落ちている。この調子だと、オクタゴンのなかでも100パーセントの力を発揮できるだろう」

──技術だけでなく、減量方法も進化しているように思います。

「そうだね。ノヴァウニオンのアンドレ・ペデネイラスの指導を受けると、以前とは全く違って上手く体重が落ちるようになった。栄養士からアドバイスを受け、しっかりと栄養を摂ることもできているしね。それに汗をかくためのアイテムも進化している。最終日、ドライアウトの日にはアルミニウムのカバーも使うし、凄く助かっているよ」

──そして、土曜日の試合はUFCで35戦目となります。

「ただただハッピーだよ。家族と幸せに生活できる基盤を築けた。まずそこが一番大切な部分で。とにかく、この人生を楽しめている。それに39歳になり、36戦目になってもUFCは僕にマテウス・ガムロのような強い選手を当ててくれる。ただキャリアを楽しむだけじゃない。今も競争力があって、ハードトレーニングを続けることができている。それをUFCも理解してくれているんだ。これだけタフな相手を用意しているということは、今も僕がコンペティティブだと評価してくれているからだ。

まぁ、あと数年したら最後はレジェンドファイトも経験してみたいけどね(笑)。ただ、どうなってもUFCにイージーファイトはないからね。常に若いファイターが虎視眈々とこの座を狙っている。それがUFCだから」

──達成感を感じることはないですか。

「自分のキャリアには満足している。でも、まだできる。終わっていない。神がこのヘルシーな体を与えてくれた。このまま前進を続け、強くなり続ける。UFCとも6試合の契約を結んだ。しっかりとボディケアをしているし、上を目指していることを週末に証明してみせる」

──おお、素晴らしいです。ではガムロの印象を教えてください。

「トップファイターだよ。レスリング、柔術、ともに優れている。ただし、彼は最高のハファエル・ドスアンジョスの強さを味わうことになるだろう。今回、僕は自分のルーツに戻ろうと思っているんだ」

──というと?

「柔術だよ。寝技に力を入れ、レスリングもやってきた。ガムロを相手にレスリングでもやり合えることを見せ、上を目指す。今はタイトルを意識することはないけど、勝ち続ければまたそういう機会が巡ってくるだろう。ただ一度は世界のベルトを巻いたから、そこに固執することはない。それよりも、可能な限り勝ち続けたいんだ。もちろん、キャリアを続けるうえで目標は必要だ。ただし僕のゴールはベルトではなくビクトリーなんだ。勝ち続ければ、自然とベルトには手が届く。とにかく勝ち続けるためのに戦い続ける」

■視聴方法(予定)
3月10日(日・日本時間)
午前8時分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前7時30分~U-NEXT

■ UFC299対戦カード

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ショーン・オマリー(米国)
[挑戦者] マルロン・ヴェラ(エクアドル)

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー(米国)
ベノワ・サンドニ(フランス)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
マイケル・ペイジ(英国)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ソン・ヤードン(中国)

<ヘビー級/5分3R>
カーティス・ブレイズ(米国)
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・セーミナラ(米国)
メイシー・バーバー(米国)

<ライト級/5分3R>
マテウス・ガムロ(ポーランド)
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
ケイラ―・フィリップス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィリッピ・リンス(ブラジル)
イオン・クテレバ(モルドバ)

<ミドル級/5分3R>
ミチェウ・ペレイラ(ブラジル)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

<ヘビー級/5分3R>
ロベルス・デスパイネ(キューバ)
ジョシュ・パリジアン(米国)

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ(米国)
アス・アルマバエフ(カザフスタン)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド(キューバ)
マリナ7・モロズ(ウクライナ)

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【Shooto BR120】田村ヒビキがブラジルで修斗世界ウェルター級王座に挑戦。「夢が実現する」(デデ)

【写真】42歳、ブラジルで修斗世界王座に挑戦。浪漫だ(C) MMAPLANET

24日(金・現地時間)、ブラジルはリオデジャネイロのアッパー・アリーナで開催されるShooto Brazil120のメインで修斗環太平洋ウェルター級チャンピオンの田村ヒビキが、同級世界王者エルナニ・ペルペトゥオに挑戦する。
Text by Manabu Takashima

ペルペトゥオが同級王座についたのは実に1ディケイド前の2013年8月、ベルギーのトミー・デュプレを下しベルトを巻いている。翌年にUFCとサインも王座を保持し続け、リリース後もパルペトゥオはノンタイトル戦や他団体、ONE Japanでパンクラス王者の手塚裕之らと戦ってきた。


大会会場となるアッパー・アリーナは、フラメンゴ地区にあるノヴァウニオン総本山=アカデミア・アッパーの徒歩圏内、ヴィヴィ・アリーナの名称でも親しまれているノヴァ勢にとってまさに本拠地となる。

ブラジルは日本とは違い、米国のステート・アスレチック・コミッションを倣ったCABMMAが存在しており、インターナショナル・修斗コミッションとのルール&レギュレーションのすり合わせを含め、42歳となった田村の挑戦にはなかなか実現までハードルが高かったという話も伝わっている。

そんななか田村は今回の修斗世界王座挑戦に向けて、以下のような心境を語ってくれた。

田村ヒビキ
「TORAOから12月大会のオファーもあったのですが、実は階級をライトに落とそうと思っていて。でも1試合はウェルター級で試合をしないと申し訳ないので、ケジメとしてやりますという話はさせてもらっていました。その話をした数日後に修斗ブラジルから世界戦の話があり、マネージャーとも相談して戦うならブラジルだろうと……ぶっちゃけ、最高です。ここでブラジルで試合ができるなんて。

環太平洋のベルトを持っていても正直、修斗のウェルター級は動いていないです。でも僕がここで世界のベルトを持って帰ってきたら、多少は活性化するだろうし。せっかくのチャンスなのでブラジルで戦うことを選びました。この年齢で海外で試合をするなんて思っていなかったです。どんな形であれ環太平洋のベルトを持っていたから巡ってきた機会なので。

年齢的にも国際戦すら戦うことがないと思っている中で、海外でタイトル戦なんて皆が経験できることじゃないと思いますし、大事にしたいです。このチャンスを生かし、勝ってきたいと思います」

また田村を招聘する修斗BR代表で、ノヴァウニオン総帥のアンドレ・ペデネイラスは今回の世界戦に関して「長きにわたり修斗ブラジルの代表を務め、1990年代の終わりから修斗と関係を持ってきた私にとって、日本人選手をブラジルに呼んで修斗の世界タイトルマッチを行うことは夢だった。

両者揃って既に計量を終えており、ペルペトゥオが77キロ、田村は76.9キロでパスしている(C)SHOOTO BR

ついに今回、その夢が実現する。昔は日本の皆が、ブラジル人ファイターを日本に呼んで試合をさせてくれた。今回、逆の立場で修斗の世界戦をブラジルで行うことができる。凄く光栄なことだ。

エルナニと田村、どちらが勝つかは分からない。でも、自分の国でこの試合を組めることがとても嬉しい。今後もそれだけの資金を投入することができるショーでは、日本人選手をブラジルに招聘したいと思っている」と感慨深げに話している。

■視聴方法(予定)
11月25日(土・日本時間)
午前9時00分~ UFC Fight Pass

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