カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE FN10   アドリアーノ・モライシュ アリス・アンダーソン オク・レユン オンラ・ンサン カイラット・アクメトフ コンバット柔術 スタンプ・フェアテックス ゼバスチャン・カデスタム タイ・ルオトロ タミー・ムスメシ チャンネル デメトリウス・ジョンソン トミー・ランガカー ファン・ロン マイキー・ムスメシ マテウス・ガブリエル ライニア・デリダー リース・マクラーレン ロッタン・シットムアンノン ロベルト・ソルディッチ ローウェン・タイナネス

【ONE FN10】MMA王者デリダー組み技戦、タイ・ルオトロ─02─「コンバット柔術ルール? 悪くない」

【写真】ナチュラルでも、こうなれる (C)ONE

既にイベントが開始されているONE FN10「Johnson vs Moraes 3」でONE世界ミドル級王者ライニア・デリターと対戦するタイ・ルオトロ・インタビュー後編。

若年層にも蔓延しつつあるステロイド使用に警鐘を鳴らしたタイ&ケイドのルオトロ兄弟がアグレッシブなグラップリングに関して熱弁を振るった。

<タイ・ルオトロ・インタビューPart.01はコチラから>


──と同時に参加型のグラップリングや柔術ですら、勝利を手にするために禁止薬物に手を染めるなか、タイやケイドたちはグラップリングがプロスポーツとしてよりメジャーになり、競技生活によって得るモノを増やそうと努力をしている。そして、そのような世界が実現するとより禁止薬物を使用する選手が増えることも容易に想像できます。

「だから、僕らのようなナチュラルな選手がジューサーを破ることで、子供達の手本になりたい。僕らが子供のとき、いつだって好きな選手はディアス兄弟だった。彼らは爆発力がもっともある選手じゃなかった。でも、ストロイドを打っている選手を相手に最高のパフォーマンスを見せていたから」

ケイド 今の柔術界はジュベニウでもステロイドを使用しているティーンがいる。僕らはステロイドを使わず、自分の力でもやれることを彼らに見せたいと思っている。

──ところで柔術家同士の対戦は両者が防御力に優れ、重厚な攻防になる一方で取られないことを第一に考える選手が多い。そのためにONEでは柔術家とMMAファイターやサンビストとの対戦を増やしているようにも見受けられます。柔術家同士の対戦が、一般受けするようなエキサイティングな試合になることは難しいでしょうか。

セレモニアル・フェイスオフでシングルレッグを仕掛けて、大笑いしたタイ。楽しんでいる

「柔術は退屈な試合にいくらでもある。

それは今言ったように守り重視だからだ。対してMMAファイターはより攻めてくる。今回の試合でもライニアは絶対に攻めてくるだろう。だから僕は彼をコールアウトしたんだ。観客の皆にとって、良い試合ができる相手だから。彼の攻めのプレッシャーのなかで、僕はベストを尽くして戦う」

──ケイド、6月にはトミー・ランガカーを相手にライト級王座の防衛戦が控えています。ランガカーもサンビストやMMAファイターと戦う時はアグレッシブに攻めるかと思います。その一方で、ケイドを相手になるとそのリスクを背負ってくるのか。

ケイド 僕らはいつだってフィニッシュして、エキサイティングな試合をしたいと心掛けている。だから、そこがいつも問題になってくるんだ。トミーは柔軟で強いガードファイターだ。マテウス・ガブリエル戦と似てくることも十分にある。でも、僕が一本勝ちを狙うことは間違いないよ。

──高い防御力を生かして攻める。それが一番の理想かと思いますが、前回のタミー・ムスメシとビア・バシリオ戦ではレフェリーが一瞬のスクートにブレイクを掛けるシーンが続きました。あれはあれでレフェリーが試合に介入し過ぎで、見ていて気持ちの良いモノではなかったです。

「座っている選手を立たせるのは、悪いことじゃないと思っている。僕らはアルティメット・スク―ティング・チャンピオンシップを戦っているわけじゃないから(笑)」

──アハハハ。

ケイド そうでしょ?(笑)。座って、何も起こらないモノを見たがる人はいない。

「確かにガードワークからは素晴らしい技が繰り出される。そこからアタックする場合はね。そういう美しい動きが見られるのは楽しいよ。でも、何をしないのならレフェリーが立たせることは問題ないと思う。なぜ、皆がガードを取るか。それはパスガードが難しいから。安全に戦いたいんだ」

ケイド だからガードって呼ばれているんだよ。

「多くの選手がガードを駆使し、時間とにらめっこという退屈極まりない試合をしようとする。テイクダウンでなく、座った選手を立たせるのは悪くない。ただし、そこに至るまでにレフェリーももう少し展開を見ても良いんじゃないかと思う」

──ハーフを取って足に触れているのに、ブレイクを命じたこともありました。そうやって立たされ続けるということは注意が入っているのと同じで。でも勝ったのはタミーだった。これはもう見ている人が戸惑うばかりです。なぜ、評価された動きをしているのにブレイクが入るのかと。

「それはそうだね。ガードから攻撃も柔術の醍醐味だから」

ケイド 攻めようとガードを一方が取り、また上の選手も攻めようとすることで攻防が生まれる。そうでない展開なら、ブレイクを命じるべきだよね。攻める気がないなら、立たせれば良い。

──ADCCでは逆にスクートした選手から、上の選手が3歩以上離れるとペナルティが与えられています。

「そうペナルティだ。MMAだと下になった選手が、ただ柔軟性を生かして防御に徹するなら──上の選手はパンチを落とせるよね。柔術はそれが許されない。だからさ、コンバット柔術のように下の選手が何もしないなら、掌底をバンバン入れてやれば良いんだよ(笑)。そうすれば、上の選手はもっと攻めやすくなる。僕らはエキサイティングな試合がしたいから、防御に徹せられるとイライラすることは確かだからね」

──ルオトロ兄弟はコンバット柔術の実現をチャトリに提言しますか(笑)。

「それは悪いアイデアじゃないよ(笑)」

ケイド ライニア・デリダーとコンバット柔術で戦えば良いんだよ(笑)。

──タイ、ケイド、いつもありがとうございます。最後に日本のファンに一言お願いします。

「モシモシ。アリガト。いつも、応援ありがとう」

ケイド アリガト。サヨナラ!!

■放送予定
5月6日(土・日本時間)
午前8時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN10対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] デメトリウス・ジョンソン(米国)
[挑戦者] アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)

<ONEムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者] エドガル・タバレス(メキシコ)

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
[王者] マイキー・ムスメシ(米国)
[挑戦者] オサマ・アルマルワイ(イエメン)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
アリス・アンダーソン(米国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ロベルト・ソルディッチ(クロアチア)
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)

<<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
セイジ・ノースカット(米国)
アフメド・ムジタバ(パキスタン)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
ファン・ロン(中国)

<サブミッショングラップリング・ミドル級(※93.0キロ)選手権試合/10分1R>
ライニア・デリダー(オランダ)
タイ・ルオトロ(米国)

<ムエタイ131ポンド契約/3分3R>
ジャッキー・ブンタン(米国)
ディアンドラ・マーティン(豪州)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)
リース・マクラーレン(豪州)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ローウェン・タイナネス(米国)
オク・レユン(韓国)

The post 【ONE FN10】MMA王者デリダー組み技戦、タイ・ルオトロ─02─「コンバット柔術ルール? 悪くない」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o ONE ONE FN10 オク・レユン ボクシング ローウェン・タイナネス

【ONE FN10】マイルハイで、疲れが顕著に。オク・レユンがローウェン・タイナネスを3-0で下す

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
オク・レユン(韓国)
Def.3-0
ローウェン・タイナネス(米国)

左ローを蹴るオクに対し、タイナネスが右オーバーハンドから組む気配を見せる。オクがジャブから右を伸ばし、タイナネスが右カーフを蹴る。距離を詰めてボディを殴ったオクは、さらにカーフから左ミドルを入れる。引き続きオクは右アッパー、ボディを入れてジャブ、右を伸ばす。打撃の圧を掛けるオクに対し、タイナネスは右フック、オーバーハンドを繰り出してカーフを蹴る。ケージを背負ったタイナネスにパンチをまとめたオクだが、タイナネスも右フックを返す。

オクはアッパーを突き上げ、ここでクリンチの攻防に。押し込まれたオクは右エルボーを入れ、タイナネスはヒザを繰り出す。タイナネスも左ヒジを入れ、間合いが離れるとオクが前蹴りを入れる。タイナネスはヒザ、左右のフックを見せてカーフへ。誘い込むような動きのタイナネス、いつテイクダウンを見せるか。

オクは左ボディ、タイナネスが左右のフック&左ミドル、さらに右フックと両者が激しい攻防を繰り返す。ボディを入れ、ヒザからパンチをまとめたタイナネスが終盤盛り返すラウンドとなった。

2R、まず右カーフを蹴ったタイナネスはワンツーの打ち合いから、ジャブを受ける。オクはジャブを続け、間合いを取ったタイナネスのカーフで蹴られてもワンツーを入れる。ここでタイナネスが初めてテイクダウンを狙い、ダブルレッグで上を取る。オクはフックガードを取り、下で耐える状態に。右側に一気にパスを狙ったタイナネスは、嫌がって背中を見せたオクのバックを取る。

後方へ右ヒジを繰り出すオクが、足をフックさせないようケージを蹴りに行く。腕の上から右足をフックしたタイナネスに対し、オクが振り払う。それでもワンフックを取ったタイナネスはオクの立ち上がり際に両足をフックする。自ら着地し、胸を合わせてきたオクをケージに押し込んだタイナネスはエルボーからヒザを被弾。オクがヒジ&エルボー、オクがダーティーボクシングを繰り出すが、疲れを感じさせる表情を見せた。

最終回、インターバル中にオクも明らかに疲れを見せたオクに対し、USAチャントを受けるタイナネスはジャブを連続で被弾する。口を開けたタイナネスは、右カーフや左フックを繰り出し、必死に前に出るとボディ、ダーティーボクシングで殴っていく。オクもパンチを返し、タイナネスが左ハイを蹴る。オクはワンツー、タイナネスが残り2分30秒を切ってダブルレッグを決める。

成す術なく下になったオクは、口を開けてフックガードへ。左に回ったタイナネスは背中をつけさせ、オクが背中を見せる。ワンフックを許し立ち上がったオクは、ここも自ら下りたタイナネスにケージに押し込まれる。ウィザーで耐えるオクが離れる。最後の30秒、フックからダブルレッグのタイナネスがスクランブルでも最後にキレのある動きを見せ、パンチを打ち合ったところで時間に。

ラウンドマストでない分、難しい判断となった試合は3-0でオク・レユンに凱歌が挙がった。ダメージ云々よりも、疲れが顕著だったタイナネスが軍門に下った形か。


The post 【ONE FN10】マイルハイで、疲れが顕著に。オク・レユンがローウェン・タイナネスを3-0で下す first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE FN10 UFC アドリアーノ・モライシュ アリス・アンダーソン オク・レユン オンラ・ンサン カイラット・アクメトフ キック ジヒン・ラズワン スタンプ・フェアテックス ゼバスチャン・カデスタム タイ・ルオトロ チャンネル デメトリウス・ジョンソン ボクシング マイキー・ムスメシ ライニア・デリダー リース・マクラーレン ロッタン・シットムアンノン ロベルト・ソルディッチ ローウェン・タイナネス ローマ・ルックンブンミー

【ONE FN10】米国デビュー、アジアの顔スタンプ・フェアテックス「しっかり踊って、打撃も見せる」

【写真】アジアン・グッドシェイプなスタンプに対し、アンダーソンのバキバキさがアメリカン (C)MMAPLANET

5日(金・現地時間)、コロラド州ブルームフィールドの1stバンク・センターで開催されるONE FN10「Johnson vs Moraes 3」でスタンプ・フェアテックスが、アリス・アンダーソンと対戦する。

アジア在住アジア人MMAファイターとして、今大会唯一のメインカード出場となるスタンプ。いわば米国路線で、アジアの顔として活躍するスタンプは米国デビューに向け、相当にダンスに力を入れていることが伺えた。


今回はいつにも増して「マイペンライ」さが目立っていたスタンプ

──アリス・アンダーソンと今週土曜日に対戦します。今の気持ちを教えてください(※取材は1日に行われた)。

「ONE初の米国大会で戦うこと、米国で初めて試合をすることが凄く嬉しいわ」

──アジアの時間帯から、時差の大きな米国での試合に向けてコンディションの方はいかがですか。

「標高の高いデンバーに慣れるために、4月9日にやってきて。試合まで1カ月をデンバーで過ごしてきたけど、最初の1週間は時差ボケが大変だった。一晩中眠ることができなかったり。それに息もすぐに切れて、練習に慣れるのが大変だった。そこも2週目から徐々に大丈夫になってきて、今では普段と変わりなく練習できるようになったわ」

──試合前、最後の調整をデンバーで行ってきたということですが、どのジムで練習してきたのでしょうか。

「イーストン・ハイ・アルティトゥードMMAで練習させてもらって。UFCファイターも多くいて、私に必要な技術なんかを指導してもらった。スパーの相手が、私に何が必要かも指導してくれた。レスリングに関してテイクダウンはできないけど、私も懸命にやれば倒されなくなったし。レスリングに対応できるという自信がついた」

──食事の方はどうですか。体重を落とすには、米国は糖質が多い食事が溢れていますが。

「スーパーマーケットで買い物をして、自炊していたから問題なかったわ。この1カ月はトレーニングとスーパー、ダンスの練習、そして料理の連続で1日が終わった感じだった(笑)」

──アハハハ。ところで前回の試合はミックスファイトで戦う予定から、スーパーガールとキックボクシング戦に急遽変わりました。2年5カ月振りの立ち技のみの試合を戦ってみて、どのような想いでいましたか。

「私はアトム級で、彼女はストロー級だから違いはあったけど、練習でずっとムエタイを続けているから問題はなかった。ただ急にルールも相手も変って、少しナーバスにはなっていたけど。ムエタイのトレーナーもいないなかで勝てたので、私にとっては凄く意味のある試合になったわ」

──ところでタイではローマ・ルックンブンミー、ジヒン・ラズワンと一緒の写真をSNSにアップしていましたね。両者とタイを出るまでは練習していたということでしょうか。

「今回の試合のため、2人はフェアテックスに来て私をサポートしてくれた。ローマは10日間、ジヒンとは1カ月一緒に練習をし、練習以外の時間でも彼女たちのトレーナーも交えて色々と話すことができて凄く良かった」

──UFCのローマとONEのスタンプの合体は、タイMMA界のドリームタッグです。

「ローマは経験豊かだし、学ぶべき点も多かった。指導者が違うから別のテクニックを持っていて。私の方が少し小さいけど、本当に良い練習ができたわ」

──米国で戦うことでもアドバイスがありましたか。

「米国で戦うことに関してアドバイスはしてもらっていないけど、戦い方についてはフットワークをもっと使った方が良い、動きを止めないでというアドバイスをしてもらった。あっ、それと米国は税金が高いから大変だって教えてくれた(笑)」

──アハハハハ。ではアリス・アンダーソンの印象を教えてください。

「身長が高くて、リーチも長い。グラウンドでも戦えて腕十字が得意ね」

──スタンプは、どこにアドバンテージがあると考えていますか。

「ダンスよ。私の方がずっと上手く踊れるから(笑)」

──……(苦笑)。

「それは冗談で。背が高く、リーチも長い彼女と戦うには打撃に代わる攻撃も考えているわ。スタンプ・フェアテックスとは何者なのか。米国のファンに覚えてもらえるよう、しっかりとダンスを踊って(笑)、打撃のスキルを見てもらう。米国だけでなく、タイのファンも絶対にガッカリさせたくないので。ダンスの練習もしっかりとやってきたから」」

■放送予定
5月6日(土・日本時間)
午前8時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN10対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] デメトリウス・ジョンソン(米国)
[挑戦者] アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)

<ONEムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者] エドガル・タバレス(メキシコ)

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
[王者] マイキー・ムスメシ(米国)
[挑戦者] オサマ・アルマルワイ(イエメン)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
アリス・アンダーソン(米国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ロベルト・ソルディッチ(クロアチア)
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)

<<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
セイジ・ノースカット(米国)
アフメド・ムジタバ(パキスタン)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
ファン・ロン(中国)

<サブミッショングラップリング・ミドル級(※93.0キロ)選手権試合/10分1R>
ライニア・デリダー(オランダ)
タイ・ルオトロ(米国)

<ムエタイ131ポンド契約/3分3R>
ジャッキー・ブンタン(米国)
ディアンドラ・マーティン(豪州)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)
リース・マクラーレン(豪州)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ローウェン・タイナネス(米国)
オク・レユン(韓国)

The post 【ONE FN10】米国デビュー、アジアの顔スタンプ・フェアテックス「しっかり踊って、打撃も見せる」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o ONE ONE FN05 パク・デソン ローウェン・タイナネス

【ONE FN05】大流血のタイナネスがパク・デソンからバックマウントを奪取し、スプリット判定勝ち

【写真】スプリット裁定だったが、試合はタイナネスがバックマウントで優位に立っていた(C)MMAPLANET

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ローウェン・タイナネス(米国)
Def.2-1
パク・デソン(韓国)

これが約2年ぶりの試合となるタイナネス、クラウチングスタイルでサウスポーのパク・デソンにプレッシャーをかける。パク・デソンは左ロー、左ミドルハイ、左ローと蹴りを散らす。左肩を下げて相手の様子をうかがうタイナネスだが、手数は少ない。パク・デソンの左インローに右フックを合わせたタイナネス。パク・デソンのワンツーをブロックして、ジワリジワリと距離を詰める。

パク・デソンの左インローが連続でヒット、タイナネスは右を出そうとしたが止めた。ケージ中央で見合った直後、タイナネスがニータップで組みつき、ドライブしながらバックに回った。グラウンドに持ち込みバックマウントを奪ったタイナネスが、ケージに足を着けながらポジションをキープする。パク・デソンが反転しようとしたが、そのまま付いていったタイナネスがバックマウントを継続。上半身を起こしたパク・デソンの右腕を取ったタイナネスに対し、パク・デソンも立ち上がったもののケージに押し込まれた。

2R、すぐに距離を詰めるタイナネスにパク・デソンは左インローを当てる。両手を下げて相手を挑発するパク・デソン。タイナネスはマットに座って挑発に応えようとしたがパク・デソンが距離を詰めようとしたので立ち上がった。サークリングしながら左インローを見せるパク・デソンに、タイナネスが右ショートを当てた。タイナネスのダブルレッグをスプロールしたパク・デソンだが、立ち上がった相手にケージへ押し込まれてしまう。

パク・デソンがケージ際から離れて中央へ。プレスをかけるタイナネスは手数が少なく。レフェリーが両者に注意をかけた。フェイントを見せるも手は出ないタイナネス。ここでレフェリーが試合を止めて、パク・デソンに口頭で注意を与えたようだ。再開後、パク・デソンが積極的に左ローと左ミドルを繰り出す。パク・デソンのパンチをかわしたタイナネスが組みつき、右腕を差し上げて相手をケージに押し込んだ。

ここでレフェリーが試合を中断した。タイナネスの額あたりから大量の出血が見られる。しかし出血を止めて、すぐに試合が再開された。パンチとヒザで削っていくタイナネス。さらに右腕を差し上げながら足を取り、パク・デソンに尻もちを着かせた。立ち上がるパク・デソンが首投げでグラウンドに持ち込むも、そのままタイナネスがバックに回ってラウンドを終えた。

最終回、下がるパク・デソンが左ミドルを繰り出す。タイナネスの左ローをキャッチしたパク・デソンだが、押し込むもテイクダウンすることはできない。離れたタイナネスから組んでケージ際へ。徐々にパク・デソンを潰して、尻もちを着かせてからバックを狙う。一度ボディロックで捕えながらバックマウントを奪ったタイナネス。パク・デソンのグローブを掴んでいたか、レフェリーから注意を受けた。

再開後もタイナネスがバックマウントをキープする。パンチで削りながら、起き上がろうとするパク・デソンを引き戻するタイナネス。四の字フックに切り替えたタイナネスが、大流血しながらパンチで削っていく。腕を首に回すもパク・デソンがディフェンスする。立ち上がるパク・デソン、しかしタイナネスがケージに押し込んだところで試合が終了した。

試合終了直後、パク・デソンが腕を上げて勝利をアピールする。しかし裁定はスプリットでタイナネスの勝利。タイナネスにとっては2019年1月のホノリオ・バナリオ戦以来、約4年ぶりのMMAの勝利となった。


The post 【ONE FN05】大流血のタイナネスがパク・デソンからバックマウントを奪取し、スプリット判定勝ち first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
News ONE ONE TNT01 ONE TNT02 ONE TNT03. ONE TNE04 ONE118 ONE119 ウマウ・ケニ・ログログ トロイ・ウォーセン ピーター・バウシュト ブログ マーカス・アルメイダ リース・マクラーレン ローウェン・タイナネス 上久保周哉 若松佑弥

【ONE TNT03】TNT大会で若松佑弥✖マクラーレン&上久保周哉✖ウォーセン戦。ブシェシャ、ログログも

【写真】ついにタイトル挑戦へ向けての最後の関門といえるマクラーレン戦が実現する若松佑弥 (C)ONE

3日(水・現地時間)、ONE Championshipから4月のONE118 : ONE on TNTシリー第3週=ONE TNT03で若松佑弥がリース・マクラーレンと上久保周哉がトロイ・ウォーセンと戦うことが公式SNSで発表された。

TNTシリーズとしては第一弾として、4月8日(木・同)開催のONE on TNT01でONE世界フライ級王者アドリアーノ・モライシュ✖デメトリウス・ジョンソン、エディ・アルバレス✖ユーリ・ラピクス、ロッタン・シットムアンノン✖がジェイコブ・スミス。15日(木・同)に中継のONE TNT02ではONE世界ライト級選手権試合=王者クリスチャン・リー✖ティモフィ・ナシューヒン。22日(木・同)中継のTNT03ではウェルター級コンテンダーバウトとしてオンラ・ンサン✖ヴィタリー・ビグダッシュのカードが発表があった。


その後、4月29日(木・同)に開催されるONE119: ONE TNT04で青木真也✖セイジ・ノースカット戦がアナウンスされると、6日(金・同)のONE Fists of Furry02の国際中継では、今後のスケジュールとして──ONE TNT02でマーチン・ウェン✖キム・ジウン、ムエタイのワンダーガール・フェアテックス✖アンバー・キッチン、ONE TNT03ではアミール・アリアックバリ✖アナトリ―・マリューヒン、ムエタイのニキー・ホルツケン✖ウエイン・パー、そして秋山成勲✖モハマド・カラキ(※フライング発表という話も……)、ONE TNT04でオンラ・ンサン✖ヴィタリー・ビグダッシュがリスケジューリングされ、青木✖ノースカットとともにジョン・リネケル✖スティーブン・ローマンの試合がアナウンスされた。

フライ級の頂点を目指す若松にとっては、昨年10月にキム・キュソンに勝利して以来、約5カ月振りの実戦。リース・マクラーレンは挑戦権を手に入れるために落とすことはできない必勝のマッチアップだ。

また上久保にとってONE参戦とMMA出場は2019年11月のブルーノ・プッチ戦から、実に1年4カ月振りとなる。

コロナ禍ではグラップリングや柔術に出ながら、戦力アップを心掛けてきた黒いステルス。MMAでは2年5カ月振りのケージMMAで、永久電池ファイトにより、人知を越えた肉体を持つウォーセンを削ることができるか──非常に楽しみな2試合だ。

また今回よりリードカードと呼ばれるようになったプレリミだが、TNT01ではテイラー・マグワイア✖ライモンド・マゴメダリエフのウェルター級戦、ウマウ・ログログ・ケニ✖メディ・バゲリのヘビー級戦、TNT02でもヘビー級戦が2試合=ダスティン・ジョインソン✖イスラム・アバソフ、さらにはマーカス・ブシェシャ・アルメイダのMMAデビュー戦となるカン・ジウォン戦、TNT04ではライト級のローウェン・タイナネス✖ピーター・バウシュト、女子フライ級のコルビー・ノースカット✖ソヴァナリー・エムも決まっている。

ログログ、ブシェシャというヘビー級勢。ライト級の再起戦対決=タイナネス✖バウシュトなど興味深いリードファイトは、MMA2試合と立ち技1試合の計3試合が米国東部時間の水曜・午後8時半にB/R LIVEで配信される。日本では木曜・午前9時半スタートでABEMAでメインカードまで通して中継となる。サラリーマンのMMAファンはメインカードの後半戦は昼休みにチェックできるといったところか。

なお若松と上久保の今回の試合に関する、意気込みは以下の通りだ。

若松佑弥
「今回の試合に向けてやっている事は、対策というよりも全ての局面で圧倒出来る様にまんべんなく強化しています。若松佑弥といえば打撃だと思われていますが、相手がテイクダウンを狙ってきても切って隙間ができればヒザ、ヒジも打つし、どんなポジションでも打撃を叩き込んでいきます。逆にテイクダウンにもいきます。相手が何も出来ない状況を作って圧倒します。

体中に武器を持っていて、それで殺傷しまくるイメージでいきます。まだ知られていない若松佑弥を魅せたいと思っています。ただ今回もすぐに相手が怯んで、終わるかもしれないです。相手はきっと必死で組んでくると思いますが、何も通用しないところを見せて勝ちますので楽しみにしていてください。日本にはこんな強い奴がいるんだと、世界に知らしめるような戦いをします」

上久保周哉
「コロナ禍が始まり、世界の人々が危険に晒され、多くの国でロックダウンが行われ、日本も緊急事態宣言や外出自粛などをせざるを得ない状況の中、『強くなり続ける』事を選択して練習を続けてきました。それは格闘技が好きで、自身が成長できている実感こそが生きている楽しさの一つだったからです。

ただ、それは実際には世間からすれば大変に我儘な事である事も承知していて、家族や友人などにも負わせるリスクを考えると『すぐにでも試合がしたい』という気持ちにならなかった事も事実です。

ただ、松嶋こよみ✖ゲイリー・トノン戦を見て熱くなる自分がいましたし、自分もベストを尽くす試合をしたいと思いました。一定の期間様子を見てきて、万が一自分がコロナの陽性だった場合の対応も確認しつつ強くなるための時間を過ごしてきました。

今回の相手は強いです。前戦はスプリット負けながらも勝っていてもおかしくない試合だったし、厳しい試合になると思います。僕が乗り越えていかなければならない壁になる素晴らしい選手が来たと思いました。相手には『もう二度と上久保とは試合したくない』と思わせるような試合をできるようにしたいです。

ベストを尽くしてサバイブする。僕には頑張る事しかできないので」

■視聴方法(予定)
3月5日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE117 02 「Fists of Furry02」対戦カード

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
カン・ジウォン(韓国)

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
アナトリー・マリューヒン(ロシア)
アレッシャンドリ・マシャド(ブラジル)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
高橋遼伍(日本)
タン・カイ(中国)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>※
中原由貴(日本)
ラスラン・エミルベク(キルギス)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>※
ロシャン・マイナン(インド)
アジス・カリム(インドネシア)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
マーク・アベラルド(ニュージーランド)
エミリオ・ウルティア(米国)

※昨年12月18日に行われた試合。それ以外の試合は2月26日に実施され、録画中継される。

The post 【ONE TNT03】TNT大会で若松佑弥✖マクラーレン&上久保周哉✖ウォーセン戦。ブシェシャ、ログログも first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
ONE ONE Collision Course ONE115 Report ブログ マラット・ガフロフ ローウェン・タイナネス

【ONE115】最終回に組み勝ったガフロフが、2-1で勝利。復帰のタイナネスはキャリア初黒星

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
マラット・ガフロフ(ロシア)
Def.2-1
ローウェン・タイナネス(米国)

ガフロフが左ハイ、距離を詰めて右ローを蹴る。さらに左ミドルを蹴り、タイナネスが右ローを返す。ガフロフの右オーバーハンドを見て、右ローを再び蹴ったタイナネスはスピニングバックキックをかわす。タイナネスは右ローを続け、オーバーハンドをブロックする。ガフロフも右ローを蹴り、タイナネスは右を振るって組みつく。

ボディロックで前方に崩されそうになったガフロフが、ブルドックチョークのように抱える。タイナネスは立ち上がり、ヒザが急所に入っても意に介せず組み続ける。掌底を見せたガフロフは、ケンケンガードでテイクダウンを耐える。ダブルレッグに入り切れないタイナネスは左のパンチを顔面に入れる。残り50秒でブレイクが掛かり、ガフロフは左ローからフックを振るう。タイナネスが左フックを当て、組みつきながら左をもう一発入れてボディロックテイクダウン、ガフロフが立ち上がり胸を合わせたところで初回が終わった。

2R、ガフロフは前蹴り、マットに手をついてのキックを繰り出す。距離を図り、右ローを蹴ったタイナネスはシングルレッグ、リリースして右フックを振るう。すぐに組みなおしたタイナネスは、ガフロフのヒザ蹴りのタイミングでダブルレッグを決める。立ち上がったガフロフはもう一度、前方に崩されヒザをついた状態からスタンドへ。

やや削られてきたガフロフは、ケージを背負った状態で左のフックを顔面に被弾する。ここでは残り2分でブレイクが掛かり、ガフロフは自らの前蹴りでスリップする。すぐに立ち上がったガフロフは体を傾けながら左ミドル、タイナネスが右フックを当てる。ガフロフの左ローが急所に入り、試合が中断する。再開後、ガフロフのスピニングバックをかわしたタイナネスは、跳び蹴りを見せる。ガフロフのミドルの着地に、タイナネスが右フックをヒットした。

最終回、タイナネスが右ローを入れ、ガフロフは左ハイを繰り出す。さらにローを続けたタイナネスはガフロフの右を打ち込み、左足にシングルレッグを仕掛けテイクダウンする。ガフロフはここも立ち上がり、グラウンドでの抑え込みを許さない。と、体を入れ替えたガフロフがシングルレッグへ。頭を押して防ぐタイナネスだが、ついに尻もちをつかされ背中をマットにつかされる。

バタフライガードにもボディロックに出たガフロフ、背中を譲って立ち上がったタイナネスは再び倒され、バックを許す。タイナネスは背中を譲ったまま立ち上がり、スイッチからコブラ、サイドバックを習い鉄槌を落とす。キムラで耐えるタイナネスだが、尻もちをつかされた形から立ち上がり、ワキを潜られバックを許す。最後の20秒で胸を合わせたタイナネスがシングルレッグを切り、鉄槌から胸を合わせたところでタイムアップに。

ジャッジは割れ、ガフロフに凱歌が挙がりタイナネスは初黒星を喫した。


The post 【ONE115】最終回に組み勝ったガフロフが、2-1で勝利。復帰のタイナネスはキャリア初黒星 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Interview ONE ONE Collision Course ONE115 ブログ マラット・ガフロフ ローウェン・タイナネス

【ONE115】大病からのカムバック。あの日の強さを見せることができるか、ローウェン・タイナネス

【写真】あの日の強さを維持しているなら、クリスチャン・リーに勝つ力を十分に持っているタイナネス (C)MMAPLANET

18日(金・現地時間)にシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE115「Collision Course」で、ローウェン・タイナネスが1年11カ月振りの実戦復帰戦を戦う。

プロ2戦目でエドゥアルド・フォラヤンを破り、その後も勝ち続け10勝0敗のレコードを持つタイナネスだが、負傷や契約問題でキャリア9年で、これだけしかファイトをしてこなかった。

2年9カ月振りのファイトを昨年1月に戦った後、背骨や手足の関節、腱や筋の付け根に炎症をきたす脊髄関節炎を患い、その治療に集中してきたタイナネス。

今も痛みがフラッシュバックがあると彼は、心身ともにタフになり、MMAに戻ってきたと言い切った。マラット・ガフロフを相手に、あの無双だった強さを見せることができるのか。タイナネスにこの試合への想いを訊いた。


──2019年1月、2年9カ月振りの試合を戦いホノリオ・バナリオを初回でパウンドアウトし、ようやくライト級戦線に戻ってきたと思ったら、また1年11カ月もケージで戦う姿を見ることができなくなりました。

「脊髄関節炎になり、体中の色々な節々に痛みを感じるようになった。激痛をね。痛みを取り除くというか、自分を普通の状態の戻さないといけなかった。自己免疫を自分でつくってね。そりゃ、時間が掛かってしまったよ」

──これだけ試合が再びできなかったことをどのように捉えていますか。

「正直にいえば……しょうがないよ。まずは健康が第一だ。好きなことをしたいというのは、そこがあって初めて考えることができることだからね」

──確かにその通りですね。加えてCovid19のパンデミックも起こりました。ローウェンのキャリアに、この影響はありましたか。

「Covid19は僕だけでなく、皆に影響を与えたよ。ただし、僕にはそれほど影響があったとは思っていない。新型コロナウィルスの有無に関係なく、僕は常に自分の健康と向き合わないといけなかったら。

ファイトのことを考えるよりも、とにかく自分のことを考えないといけなかった。ビーチを走ったり、ワークアウトはできる。でも、そうするとまた違う痛みに襲われるんじゃないかって、どうしてもフラッシュバックに襲われてね……」

──……。いつ頃からケージに戻れると思うようになれたのですか。

「20度以上も専門医に血液検査をしてもらった。一つが良くなっても、また違う場所に痛みを感じるような状態で、全ての検査項目で陰性にならないといけなかったんだ。本当に自分の置かれた状況が信じられなかったけど、ダイエットをしてあるべき体重にすると、症状は回復していったんだ。

僕の体、体質が望まない食事などを排除していく日々だった。それを見つけて、体調を整えてきた。だから、言ってみれば前回の試合から常に試合を戦う準備をしてきたってことだよ(笑)」

──いや、本当に尊敬すべきタフさです。

「心身ともにね(笑)。人生に必要な全ての要素でタフになったよ。それが僕の人生だからね。MMAを再び戦いたい、ずっと思ってきたことだ」

──この間、ライト級のタイトルホルダーはクリスチャン・リーに代わり、ローウェンが欠場したワールドGPの優勝も彼でした。

「その通りだ。そして、それが現実だ。僕がどうこうできることじゃないから、この現状を理解して戦っていくだけさ。ライト級はチャンピオンだけでなく、新しい名前が多く見られるようになった。チャンスを逃さず、一つずつ勝っていくことだよ。

とはいっても、今週の試合が大切だ。まず、この復帰1戦目を乗り越えないとね。何より、また戦えるんだ。しっかりとすべきことをやるよ」

──マラット・ガフロフの印象を教えてください。

「元世界チャンピオンでレジェンドだ。スタイルは……僕に似ている部分もある。フェザー級時代よりも、計量も簡単になっただろうし──なぜ、ライト級を選んだのか、試合で確認するよ。彼に今の僕の持つ課題をぶつける。そうだね、もってこいの相手だよ」

──マラットの過去数試合のパフォーマンスは、良いとは言えません。

「分かっているよ。ただし、前回の悪かった動きを想定するわけにはいかない。彼も僕もそうだし、常に新しいチャレンジをしている。だから、金曜日のマラットが前回と同じだとは思っていないよ」

──ローウェン・タイナネスは今もライト級で最高のファイターです。タイトル獲得へ向け、トップ戦線で戦う自信をどれだけ持っていますか。

「そういってもらえて嬉しいよ、ありがとう。とにかく、今は自分は何ができるのかを次の試合で試すよ。そこに集中しているから、その質問は試合後に聞いてくれないか(笑)。今はマラットに鉄槌を落とすことだけを考えているから」

──分かりました。楽しみにしています。金曜日の夜、何を見せたいですか。

「僕を見せたい。この2年で僕のことを知らないファンも増えただろう。そして、僕のことを知っているファンも、僕がどれだけできるか──疑問視しているはずだ。だから、何も変わっていないことを試合で見せる。そして、ローウェン・タイナネスは今もベストマーシャルアーツ・ファイターになる過程にあることを証明するよ」

──ローウェン、今日はありがとうございます。

「日本にいる僕のことを知らないファンは、ローウェン・タイナネスがどんなファイターかを見てほしい。僕のプロMMAデビュー戦は、父と一緒に戦った日本のHEATだった。あの日のことを忘れたことはない。日本に戻る日が待ちきれないよ。ドーモ、アリガト!」

The post 【ONE115】大病からのカムバック。あの日の強さを見せることができるか、ローウェン・タイナネス first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
News ONE ONE Big Bang ONE Collision Course ONE114 ONE115 アミル・アリアックバリ カイラット・アクメトフ ゲイリー・トノン ダニー・キンガド ブログ リトゥ・フォーガット ローウェン・タイナネス 松嶋こよみ

【ONE114 & ONE115】12月は4日に松嶋✖トノン、アクメトフ✖キンガド。18日はローウェン・タイナネス!!

【写真】これは楽しみ、中央アジアのパイオニア世代のアクメトフ✖新世代ラカイのエース(C)KEISUKE TAKAZAWA & MMAPLANET

23日(月・現地時間)、ONE Championshipが12月4日(金・同)と18日(金・同)にシンガポール・インドアスタジアムで250人限定の有観客大会を開催することを正式発表した。

20日のABEMA中継で12月4日に松嶋こよみが、ゲイリー・トノンと戦うことが明らかとなっていたが、この大会のイベント名はBig Bang、18日大会はCollision Courseと決まった。


松嶋✖トノンが組まれた大会ONE114のメインはキック世界ライトヘビー級王者ロマン・クリキアが、ムラット・アイグンの挑戦を受ける立ち技マッチ。6試合中MMAは4試合で、フライ級のトップランカー対決となるカイラット・アクメトフ✖ダニー・キンガド、ヘビー級でアミール・アリアックバリ✖イスラム・アバソフ、女子アトム級のリトゥ・フォーガット✖ジョマリー・トーレスがラインナップされた。

18日大会=ONE115もメインは立ち技戦でムエタイ世界バンタム級王者ノンオー・ガイヤーンハーダオが、ロドレックP.K.センチャイムエタイジムとの王座防衛戦に挑む。同大会ではメイン以外は全てMMAでライト級=ムラット・ガフロフ✖ローウェン・タイナネス、バンタム級ではユーサップ・サーデュラエフ✖トロイ・ウォーセン、ライト級のアミール・カーン✖パク・デソン、フライ級のチャン・ロタナ✖シェ・ウェイ、そしてウェルター級=ライモンド・マゴメダリエフ✖エジソン・マルケスの5試合が組まれた。

ONE114では松嶋✖トノンは当然として、アクメトフとキンガドの対戦は若松佑弥、和田竜光の今後にも十分に影響を当たる一番。さらにヘビー級GPではないのかというアリアックバリのデビュー戦も、非常に興味深いところだ。

ONE115は何といってもローウェン・タイナネスに注目だ。ライト級では動きの悪さを露呈したガフロフ戦をステップに、クリスチャン・リーとハワイ頂上対決につなげるのか。ONEライト級の裏番長の1年11カ月振りの実戦復帰は期待大だ。

The post 【ONE114 & ONE115】12月は4日に松嶋✖トノン、アクメトフ✖キンガド。18日はローウェン・タイナネス!! first appeared on MMAPLANET.