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45 MMA MMAPLANET o Special UFC UFC300 UFN UFN234 ガブリエル・ベニテス ジム・ミラー 大沢ケンジ 柏木信吾 水垣偉弥

【Special】月刊、水垣偉弥のこの一番:1月 ミラー×ベニテス「関脇が関脇として居続ける味わい深さ」

【写真】UFC100、UFC200、UFC300まで来たら、ぜひUFC400も目指してほしいジム・ミラーだ(C)Zuffa/UFC

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。
Text by Takumi Nakamura

大沢ケンジ、水垣偉弥、柏木信吾というJ-MMA界の論客をMMAPLANET執筆陣がインタビュー。(担当・中村が月を跨いで取材する凡ミスをしたため、12月&1月の2部作として)今回は水垣偉弥氏が選んだ2024年1月の一番──1月13日に行われたUFN234のジム・ミラー×ガブリエル・ベニテス戦について語らおう。


──それは水垣さんが言うことに意味がありますね。そして1月はUFN234:UFN on ESPN+92「Ankalaev vs Walker2」のジム・ミラー×ガブリエル・ベニテスを選んでいただきました。この試合はジム・ミラー40 歳、恐るべし!という試合でした。

「普通は年齢と共に反応速度が遅くなるので、打撃系の選手は年齢を重ねると組み技も交えたスタイルを模索するというのがよくあるパターンなんですよ。その逆で組み技の選手が年齢を重ねて打撃系に変わっていくというのはあまり聞いたことがないので、ジム・ミラーを見ていると『どういうこと?』と思っちゃいますね(笑)」

──平良選手とは違う意味で想定できない強さです。

「しかも相手の打撃に対する反応も良くなっていたり、動きそのものが良くなっている印象があります。体つきも以前は組み技選手らしいガッチリした筋量の多いタイプだったのが、今は筋量は落ちているけど力みがない体つきになってきて。力が抜けることによって、今まで反応できなかった打撃にも反応できるようになっているのかなと思います。純粋な反応速度は落ちいていたとしても、そのマイナスを補ってプラスにまで持っていっている……というのが僕の見解なんですけど、実際どうなのかは分かりません(笑)!」

──一時は4連敗も喫していたのに、そこから復活していますからね。

「しかもスタンドのKO勝ちが増えているという(笑)。ジム・ミラーはUFC100に出て、UFC200に出て、UFC300にも出ると言ってるじゃないですか。それを聞いてそれぞれの開催年を調べたんですけど、UFC100が2009年で、UFC200が2016年なんですね。ちょうど僕がWECと契約したのが2009年で、UFCの最後の1年になったのが2016年なんです。僕もUFCでは長く戦ってきた方ですが、その僕がWEC&UFCで過ごした格闘技人生がUFC100~UFC200の間とするなら、単純計算でそれを倍やっているってことじゃないですか。しかも時代も変わって、明らかにMMAのスタイルも進化しているなかで、それをやっているというのは…すごいの一言しかないし、頭が下がります」

──MMAも色んな形で進化していますが、ジム・ミラーのような選手がいることも面白いです。

「さすがにUFCチャンピオンになるというのは難しいと思うんですよ、本人がその気だったら失礼な感じになっちゃいますが。でも色んなファイターがいるなかで、関脇が関脇として居続けるみたいな、こういう選手がいるというのは非常に味わい深いですね」

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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN234 キック ジョニー・ウォーカー マゴメド・アンカラエフ

【UFN234】アンカラエフ、ウォーカーの変則スタイルを右フック一発で粉砕。2RKOで王座戦をアピ―ル

<ライトヘビー級/5分5R>
マゴメド・アンカラエフ(ロシア)
Def.2R2分42秒by KO
ジョニー・ウォーカー(ブラジル)

サウスポーに構えるアンカラエフ。ウォーカーはいきなりスピニングバックフィスト&スピニングバックキックを見せ、そのままパンチで打ち合う。距離が開くとウォーカーがアウトローを蹴る。アンカラエフはそれをカットしてインロー。ウォーカーはブラジリアンキック、カカト落とし、サイドキックと変則的な蹴りを繰り出す。

アンカラエフはジャブとインロー、ウォーカーはスピニングバックフィストを狙う。アンカラエフは左の蹴りを見せつつ左ストレート、ウォーカーの前足にローを集める。ここでアンカラエフの蹴りがローブローとなり、試合が一時中断となる。再開後、アンカラエフは左の前蹴りとインロー。ウォーカーはカポエイラのようなステップからバックキックを繰り出した。

2R、圧力を強めるアンカラエフはインローと左ボディストレート。ウォーカーもインローを蹴り返すが、アンカラエフはそれをカットする。アンカラエフはオーソドックスにスイッチしてジャブ・右ボディストレートを散らす。ウォーカーがケージ内をサークリングし、アンカラエフが前に出る展開が続き、ウォーカーが左の蹴りを見せたタイミングで、アンカラエフが右フックを合わせる。この一発でウォーカーが後方に吹っ飛んで尻餅をつき、右アッパーを入れたところでレフェリーが試合を止めた。

これでアンカラエフはドローと無効試合を挟んで12戦無敗となり「アブダビの後、すぐに再戦をしたいと思っていた。でも、それは重要なことじゃない。肝心なことは自分はタイトルに挑戦する準備ができているということだ。10連勝し、ずっと負けていない。今、タイトルに挑戦する価値があるはずだ。誰もが自分と戦う時は、1Rで何とかしようとしてくれる。でも、それでは不十分だ。目の前に現れる全ての相手を狩ってやる。ジョニーに個人的な恨みはない。これが自分の仕事だから。最初の試合には課題が残ったから、そこに注意を払って今日を迎えた」と語った。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN234 ガブリエル・ベニテス キック ジム・ミラー

【UFN234】ベニテスを心身ともに支配下に置いたジム・ミラーがアゴ折りRNCでUFC26勝目挙げる

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー(米国)
Def.3R3分25秒by RNC
ガブリエル・ベニテス(メキシコ)

あごひげに白いモノが目立ってきたミラーが、ベニテスのワンツーに左を返す。ベニテスは左前蹴りから左カーフ、ミラーも同じく左カーフを返してワンツーで前に出る。左ストレートから右ボディのミラーが、ローの蹴り合いのなかで左を当てる。そのパンチを餌に、左カーフを決めるミラーに、ベニテスもワンツーを打っていく。前蹴りを捌かれた際にスリップしたベニテスは立ち上がってジャブからハイキックを見せる。

左で前に出てクリンチからボディに重いヒザを決めたミラーは、アッパーからフックとパンチでも攻勢に出る。ベニテスはケージを背負ってサークリングも前に出ると前足をカーフで蹴られてしまう。ミラーは左ストレートからテンカオ、クリンチになると離れて右リードフックを決めた。蹴り、ジャブもはたくミラーは左ハイを肩から滑らせると、ベニテスの左ロー、右ジャブにも前に出る機会を伺って戦う。最後もワンツーから左カーフを蹴ったミラーが、UFC26勝目への一歩──初回を取った。

3R、互いに左を伸ばし、左カーフを蹴り合うと痛みを顔を表したのはベニテスの方だ。そのベニテスの右足にインローも蹴るミラーは左を当て、打ち返してきたところでももう一発ショートで左をヒットさせる。奥足にまでローを蹴ったミラーは、パンチの応酬のなかで左カーフを効かせる。ミラーはさらに左フック、左アッパーを見せるなど攻勢を続けとパンチに意識がいったベニテスに対して、あっさりダブルレッグを決める。腕十字を察知しトップを取り切ったミラーが、パウンド&エルボーを振り落とす。

ベニテスは肩抜き後転から抜群のタイミングで腕十字を狙うが、ミラーはここもセットさせず腰を上げてパンチを落とす。ベニテスの腹への蹴り上げの直後に、がら空きになった顔面に強力なパウンドを打ち込んだミラーが、バックを奪取しボディトライアングルに取る。絞めを警戒するベニテスを殴り、ミラーはリードを広げた。

最終回、開始直後に左を打ったベニテスだが、ミラーは動じず左を逆にヒットさせる。続いて右フック→左カーフのコンビを決めたミラーは、しっかりと左を当てる。そして蹴り下ろすような左ローを蹴り、ベニテスに反撃を機会を与えない。ベニテスも右ジャブを届かせ、右フックをかわすが右アッパー、左ローを許す。直後にダブルレッグを決めたミラーは、心身共にベニテスをコントールしている。ブリッジからスクランブルを狙ったベニテスから、バックを取ったミラーがフェイクオフ気味のRNCで──アッサリに見えるほど、素晴らしい流れでタップを奪った。

「彼はストレートとジャブが優れている。立ち技のバトルになることは分かっていた。僕は10年前に思い切りスネをやられたことがあって──。UFC300があるだろう? しっかりと体調をキープし、準備しておく。そこに座っているポール・フェルダー、楽しい試合になるだろう。ライト級で最も多くフィニッシュ勝利を挙げてきたから、ウェルター級転向も考えている。でもね──ブロック・レスナー、UFC300で戦おう(笑)」とUFC43戦目、26勝目を挙げたミラーは軽快を言葉を続けた。


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Report UFC UFN ESPN+92 UFN234 ブログ マリオ・バウティスタ リッキー・シモン

【UFN234】13位×ランキング外とは思えない好勝負。バウティスタがシモンとの接戦を制す

<バンタム級/5分3R>
マリオ・バウティスタ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
リッキー・シモン(米国)

シモンが前に出てカーフキック。バウティスタはそれをジャンプしてかわすと、軽快なステップからジャブを突き、右ストレート・右カーフキックを狙う。シモンは圧力をかけて右フックを当て、バウティスタはワンツーで前に出て飛びヒザ蹴り。シモンはバウティスタの前進にダブルレッグを合わせてテイクダウンする。シモンがパスを狙うと、バウティスタもスクランブルから立ち上がる。

バウティスタは距離を詰めてヒザ蹴り。シモンをそれをとって組みつき、両差しでケージに押し込む。離れたバウティスタは右のカーフキック、右ストレートで飛び込む。シモンも右フックから返しの左。バウティスタはサウスポーにスイッチして左ミドルをボディに突き刺す。これで下がるシモンだったが、続くバウティスタの左のヒザ蹴りに左フックを合わせ、バウティスタが倒れる。そのままバックをとったシモン。バウティスタがすぐに立ったがダメージはどうか。

2R、バウティスタは右の前蹴り、スピニングバックキックを見せる。シモンも右ストレートから前に出るが、バウティスタも右を当て、ジャブからコンパクトにパンチをまとめる。シモンはパンチを見せながらダブルレッグで組みつくが、バウティスタは離れる。

バウティスタはジャブから右ヒジ、ワンツーから左ボディ、右ストレートから左フックと手数を増やす。バウティスタが構えをスイッチすると、シモンは右ストレート。バウティスタは左ミドルと左のヒザ蹴り、オーソに戻してジャブを突く。シモンはそこにダブルレッグを狙うが、深く組むことができない。バウティスタはワンツー、シモンのシングルレッグを切って、左ハイキックを蹴る。

3R、シモンがジャブを当てて前に出る。バウティスタもジャブを返し、シングルレッグに入る。シモンがそれを切ると、その際を狙ってバウティスタがパンチを集める。シモンはダブルレッグからシモンの身体を持ち上げて豪快にテイクダウンする。バウティスタも足を効かせてシモンの身体を浮かせて、スクランブルから立ち上がる。

シモンはジャブと右カーフ。バウティスタもジャブ、ワンツー、右アッパーと手数を増やす。サウスポーにスイッチするバウティスタが左ボディストレートからパンチをまとめると、シモンはパンチの距離から組みつくがテイクダウンできない。バウティスタは細かくパンチを当てて左ミドル、さらに左ストレートを当てる。残り10秒、バウティスタがダブルレッグに入り、シモンががぶったところで試合終了となった。

ランキング13位(シモン)×ランキング外(バウティスタ)とは思えないハイレベルかつノンストップの一戦は判定は3-0でバウティスタが勝利。試合後には「凄いファイトだった。きつい一発も貰ったし。彼はタフでトップファイター。精神的にも肉体的にも準備してきた。厳しいキャンプだった。そこで自信を手に仕切るこということはなかったけど、今日は自分を信じて戦った。そして……勝てた。6連勝、トップ15やトップ10に当てて欲しい。誰かを指名? ロブ・フォントと戦いたい」と語った。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN234 フィル・ホーズ ブルーノ・フェヘイラ

【UFN234】ブルーノ・フェヘイラ、ヒザでホーズにダメージを与え左ストレートからパウンドアウト

<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・フェヘイラ(ブラジル)
Def.1R4分55秒by KO
フィル・ホーズ(米国)

フェヘイラの左ハイをスウェイでかわしたホーズは再度ハイをかわして、ダブルレッグを切る。2度目をダブルレッグを切り、直後にフックを打ったホーズだが右カーフに右を合わされる。クリンチでヒザをボディに受けたフェヘイラだが、ボディロックに取ると横捨て身のような崩してテイクダウンを奪うとサイドで抑える。体を起こしてパウンドを落とす際に、ホーズに立ち上がることを許したフェヘイラが左を伸ばす。ホーズも左ジャブを返し、跳ぼヒザをかわす。フェヘイラの左アッパーに対しホーズが右を返し、右ハイを今度はダッキングでかわす。直後にヒザ蹴りをアゴに受けたホーズの体が揺れる。

パンチを続けて受けたホーズは、ダメージを誤魔化すように組みついていくが、ベリートゥベリーで投げられる。すぐにホーズに立ち上がったホーズはスピニングバックフィストをもらい、さらに動きが落ちる。その後の打撃の攻防のなかで、左に回るホーズにフェヘイラが左を打ち込んでダウンを奪うと、立ったまま拳を連打しKO勝ちした。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN234 アンドレイ・オルロフスキー キック ワルド・コルテスアコスタ

【UFN234】ビッグヒットを狙ったコルテスアコスタが手数のオルロフスキーに判定勝ち

<ヘビー級/5分3R>
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ)

サウスポーに構えるオルロフスキー。コルテスアコスタが右ミドルを蹴ると、オルロフスキーも左ミドルを蹴り返す。コルテスアコスタは右のオーバーハンドを見せ、オルロフスキーは左ストレートから左ハイキックを蹴る。

両者ともに構えをスイッチして距離を探る中、コルテスアコスタが右から左フック、右ミドルとインロー。オルロフスキーは左の前蹴りと三日月蹴りを当てる。コルテスアコスタは左右のフックで前に出て、オルロフスキーもジャブや左の蹴りを返すが、コルテスアコスタが突進して連打をまとめた。

2R、オーソドックスのオルロフスキーがジャブから右ボディストレート、ジャブと前蹴りのモーションを見せる。コルテスアコスタは右ローを蹴りつつ、フェイントをかける。オルロフスキーはジャブと左ミドル、インローと右カーフキック。コルテスアコスタはジャブからスピニングバックフィストを見せるが空を切った。

コルテスアコスタは大振りのフックで前に出るが、オルロフスキーはバックステップでかわし、細かく前足へのローを蹴る。コンタクトが少ない展開の中、オルロフスキーは右ボディから右のオーバーハンド、右カーフキック。終了間際、コルテスアコスタが思い切りよくパンチで前に出ると、オルロフスキーは右ストレート。コルテスアコスタも右アッパーを返した。

3R、オルロフスキーが細かくジャブを突き、サウスポーにスイッチしてインロー。コルテスアコスタは左から右フックを強振し、距離が詰まるとアッパーを突き上げた。オルロフスキーは丁寧にジャブを突いて右ボディストレート、サウスポーにスイッチするとインローを蹴る。コルテスアコスタは右ストレート・右のオーバーハンドで前に出るが、クリーンヒットはない。

オルロフスキーはジャブ・左ミドル。コルテスアコスタも右フックを当てて、パンチをまとめる。やや動きが止まったオルロフスキーだが左ストレートを返して押し返し、距離を取りながら左ミドルを蹴る。蹴りを受けて「効いてないよ」とアピールするコルテスアコスタだが、コツコツと攻撃を当て続けるのはオルロフスキーの方だ。終了間際にはオルロフスキーがスピニングバックキックを当てた。

ビッグヒットの印象でコルテスアコスタ×細かい打撃のヒット数でオルロフスキーという試合は、ジャッジ3名とも29-28でコルテスアコスタを支持した。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN234 ガストン・ボラノス キック ショーン・シェルビー マーカス・マギー

【UFN234】前に出るボラノスを的確に打ち抜いたマーカス・マギーが、最後は左ストレートで仕留める

<バンタム級/5分3R>
マーカス・マギー(米国)
Def.2R3分29秒by TKO
ガストン・ボラノス(ペルー)

スイッチするボラノスが、蹴り足を掴んでマギーを崩す。ボラノスはスタンドで待ち受け、様子見の打撃を両者が遠い距離で続ける。マギーの左に右を被せて行ったボラノスはスイッチを繰り返す。ボラノスの右にワンツーを返したマギーが、同じコンビからダブルレッグへ。ケージに押し込まれたボラノスは、テイクダウンを許さず打撃の間合いに戻った。

飛びヒザ見せたマギーが、近い距離のパンチのコンビで左を当てる。続いてボラノスが前に出てきたところに左を合わせたマギーは、ワンツーからフックの連打で優勢に。笑顔を見せたボラノスは左右のフックを被弾して姿勢を乱しながら組んでいったが、崩されてトップを取られる。立ち上がって足を捌きつつパウンドを落とすマギーは、立ち上がろうとしたボラノスに右を打ち込む。そのままバックを取り、左のパンチをワキの下か連続で打ちこむ。足を止めての打ち合いに応じたボラノスがサバイブした。

2R、ボラノスの前進に左右のフックを放ち、右をヒットさせたマギー。ガードを固めるボラノスだが、足が止まっておりパンチの打ち終わりに姿勢が乱れるようになっている。果敢に前に出るが、被弾する数も増えたボラノスは左目尻をカットし、流血も目立つ。ショートフックのコンビから、一旦間合いを取り直したマギーが、左からスピンングバックキックをボディに決める。

ボラノスも右を当て、積極的に前に出る。しかし、マギーの左ハイのあとで右を伸ばすと、前のめりでノーガードとなり右フックを打ち抜かれ前方にダウン。立ち上がったボラノスはハイをガードするが、近距離でパンチの餌食に。間合いを測ろうと右に回ったボラノスは後ろ回し蹴りから左ストレートで腰が落ち、レフェリーが試合を止めた。

「次の相手、僕は誰も使命しない。ショーン・シェルビーの決めてくれる。彼の仕事を信じている」と攻撃だけでなく、コメントも見事にまとめた。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN234 キック テイラー・ラピルース ファリド・バシャラット

【UFN234】ファリド・バシャラット、打&TDのコンビでラピルースから判定勝ち。兄弟で26勝0敗に

<バンタム級/5分3R>
ファリド・バシャラット(アフガニスタン)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
テイラー・ラピルース(フランス)

バシャラット兄弟の弟ファリドが、蹴りを散らすながら間合いを測る。左ロー後の着地と同時に構えを変え、ここからカカト落としを見せたバシャラットが右ローを蹴り込む。と、前蹴りからシングルレッグに出たバシャラットが、スクランブルのラピルースからバックを奪う。自ら倒れ込んで上を取りに掛かったバシャラットに対し、ラピルースの冷静に反応して立ち上がる。バシャラットはボディロックテイクダウン狙いがバックを取り返し、正対するとシングルレッグへ。エルボーを入れたラピルースが、ニンジャチョークへ。反転して逃れたバシャラットがボディストレートを伸ばす。

ラピルースも左ストレートを狙うが、バシャラットの右ハイがその頭部をかすめる。続く右ハイをブロックして左ボディストレートを返したラピルースだが、その左に右のカウンターを受けそうになる。バシャラットはローからシングルレッグという超即チェンジレベルを見せてケージに。離れたバシャラットがサイドキック、左ジャブから右ストレート。右を振ってからのテイクダウン狙い──もフェイクで、しかもラピルースは引っ掛からずワンツーを打っていく。残り20秒、ダブルレッグで尻もちをつかせたバシャラットが両足を束ねてポイントメイクにも成功した。

2R、ラピルースの右ローに、バシャラットが右ハイを同時に狙う。左ストレートから右ハイのラピルース、互いにハイキックを放つなかでバシャラットが組んでシングルレッグへ。ラピルースも切るが、ここはバシャラットが能動的に動くことができている。左アウトローとスピニングバックフィストというコンビにも引っ掛からなかったラピルースがテンカオも、バシャラットはシングルレッグへ。振って尻もちをつかせると、ヒザをついて耐えようとしたラピルースをボディロックに捕える。半身で立ち上がろうとしたラピルースは、バックに回ろうとするバシャラットを前方に落としてスタンドに戻る。

右&左のワンツーを繰り出すラピルースが圧を高めるが、バシャラットがダブルレッグで遮断してついに背中をマットにつかせる。残り45秒、ハーフで抑えたバシャラットはしっかりと抑え、下からのアメリカーナ&キムラを防いで時間を迎えた。

最終回、前手を殺し合う両者。さらにハイを蹴り合い、スイッチしたバシャラットが左オーバーハンドを見せる。左ストレートで距離を詰めたラピルースは左ローを蹴られ、真正面の位置取りが続くなかで、ここもダブルレッグで尻もちをつかさせる。ケージを背負う形で座らされたラピルースはオクタゴン中央に引きずられたが、すぐにケージ際に戻して立ち上がる。ワンツーの左をクリーンヒットさせたラピルースに対し、パンチを散らしたバシャラットがダブルレッグから即サイドに回って横四方で抑え込む。

残り90秒、マウントを狙う仕草を見せたバシャラットが、しっかりとサイドをキープする。バシャラットは上四方に展開し、頭を跨ごうとする。スクランブルのラピルースにアナコンダをセットしたバシャラットは、そのままマウントへ。ラピルースが股間をすり抜けたところでタイムアップを迎えた。

絶妙の打撃の散らしから、テイクダウンという流れて最後はポジションを取り切ったバシャラット弟が、3-0でキャリア12連勝を達成。兄ジャビッドと合わせて、MMAレコードを26勝0敗とした。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN234 ジョシュア・ヴァン ダナ・ホワイト フィリッピ・ブニス

【UFN234】紹介劣勢のジョシュア・ヴァンが、2Rにエルボー、ボディで追い込みブニスをパウンドアウト

<フライ級/5分3R>
ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)
Def.2R4分31秒by TKO
フィリッピ・ブニス(ブラジル)

まず左インローを蹴ったブニス、続いて右カーフを蹴る。ジャブから右のヴァンに対し、ブニスは右ローから左ハイ、そして右ストレートを放つ。関節蹴りを見せたヴァンは右を受け、左ミドルハイをブロックする。左フックで前に出て、右ストレートに繋げたヴァンがブニスの右をかわす。鋭い踏込みでフック&ストレートのコンビを繰り出すヴァンだが、右をクリーンヒットされる。さらにブニスは右前蹴りをボディに入れるが、ヴァンの圧を止めることはできない。

ヴァンの前進にパンチを返し、ヒザを決めたブニスがシングルレッグへ。ケージを背負ったヴァンのヒザ蹴りが急所に入り、試合が中断。1分40秒後に再開に応じたブニスが右を当てる。ヴァンは前に出てボディストレート、右フック。前蹴り&右のブニスが右を振って組みつくとボディロック&小外掛けでテイクダウン、直接サイドで抑えるとマウントへ。ヴァンのブリッジ&リバーサルも、ブニスはオモプラッタに捕え初回を取った。

2R、ジャブからボディのヴァンが右フック、左で前に出る。続く右フックに組みついブニスが、左腕を差してボディロックでケージにヴァンを押し込む。掌底で嫌がらせのヴァン、足の甲を踏むブニス。体を入れ替えてエルボーを打ち込んだヴァンは、テイクダウンを許すが直ぐに立ち上がってエルボーを再度ヒットさせる。ここからボディへの連打、右ストレートを被弾して下がったブニスに対し、ヴァンは右ハイ、そしてダブルレッグでテイクダウンを決める。足関節を狙う素振りを見せたヴァンは、一度背中をつけそうになるが、起き上ってエルボー、そして強烈な勢いのパンチを落とす。

腕十字を防いでトップキープからスタンドに戻ったヴァンがパンチのラッシュを仕掛け、打ち返してきたブニスにエルボー、ボディから顔面にパンチを集中させる。ブニスはダブルレッグでヴァンをケージに押し込むが、ヴァンはヒザ蹴りから右フックを打って距離を作る。ヒザ蹴りもパンチも力がなくなったブニスをケージに追い込みボディ、顔面へのヒザで追い込んだヴァン。最後は右フックで倒れたブニスに鉄槌を落とすと十字をかわして、左右のパウンド連打でパウンドアウト──オクタゴン3連勝を決めた。

「1Rはサブミッションを狙っていたけど、コーチから止められて。自分の成長を確かめたかったんだけどね(笑)。それで2Rに決めたよ。ゲームプラン通りにね。初回はパンチを被弾したけど、シリアスではなかった。それより距離に苦労したよ。UFCにようこそって、ベイビー。最低でも4試合は戦いたい。ダナ・ホワイト、来週でも戦う」とヴァンは話した。


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45 AB BELLATOR DEEP MMA MMAPLANET o PFL UFC UFN UFN233 UFN234   アンドレイ・オルロフスキー ウェスティン・ウィルソン ガブリエル・ベニテス ジアン・シウバ ジム・ミラー ジャック・ショア ジョシュア・ヴァン ジョニー・ウォーカー ソン・ヤードン トム・ノーラン ハファエル・アスンソン ファリド・バシャラット フィリッピ・ブニス フィル・ホーズ ブライアン・ケレハー ブルーノ・フェヘイラ ベニト・ロペス マゴメド・アンカラエフ マテウス・ニコラウ マネル・ケイプ マラブ・デヴァリシビリ マリオ・バウティスタ マーカス・マギー リッキー・シモン ワルド・コルテスアコスタ

【UFN234】計量終了 マネル計量失敗。ジム・ミラー=最多勝利更新は? シモン✖バウティスタも注目

【写真】BellatorやPFLでも世界戦クラスの対戦といえるシモン✖バウティスタ(C)Zuffa/UFC

13日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN234:UFN on ESPN+92「Ankalaev vs Walker2」の計量が12日(金・同)に行われマネル・ケイプがクリアできず、マテウス・ニコラウ戦がキャンセルされている。
Text by Manabu Takashima

ファイトウィークに入ってからも、インタビューでリベンジに自信満々だったケイプだったが、129.5ポンドと1ポンド・オーバー規約からも3.5ポンドも超過。

一応、フェイスオフまで済ませたが試合は不成立となり不戦敗、あるいは失格に等しい計量失敗劇となってしまった。


日本のファンからすれば今大会の一番の注目ファイトが消滅したわけだが、残す12試合にはニコラウ✖ケイプに代わるというわけにもいかないが、世界最高峰だけあった楽しみなカードは十分に残っている。

とりわけ注目したいのはリッキー・シモンとマリオ・バウティスタのバンタム級マッチだ。オクタゴン8勝3敗のシモンと同7勝2敗のバウティスタ、シモンがランキング13位でバウティスタはランク外の対決ではあるが、Bellatorなら世界タイトル戦線、PFLではプレーオフというステージで戦っていもおかしくない実力者がぶつかる。

シモンは4月にソン・ヤードンに敗れたものの過去にジャック・ショアに17戦目でキャリア初黒星をつけ、ハファエル・アスンソン、ブライアン・ケレハー──なんといっても、今や同級を代表する実力者マラブ・デヴァリシビリをも破っている。

対してバウティスタはDEEPで強さを見せつけたソン・ジンス、そしてマイルス・ジョンズ、ベニト・ロペスというフィーダーショーのチャンピンクラスを下しており、トップ15と変わりない実力者と断言できる。

シモンの強味は回遊魚ファイトと称してしまいたくなる、止まらないスタイルだ。瞬発力、耐久力、そして無駄を省いた動き、体力のロスを少なくしたエフィシェンシー(効率性)の高さで、対戦相手を追い込んでいく。豪快なスラムも、タイミングの良さで力を使うという風ではない。とにかく動き続け、相手にリアクションさせることで自分を貫くのがシモンのスタイルだ。

バウティスタも打、テイクダウン、寝技&極めのあるファイターで、動きを止めない。ただし、シモンと比べるとフィニッシュへの筋道のあるファイトといえる。バウティスタのアクションは、対戦相手もリアクションを取りやすい。つまり想定内の攻撃が多く、相手が崩れることはそれほど期待できない。よって頼りは自らのアクション。それがバウティスタの突破力となる。

バウティスタの動きがアクションなのか、リアクションなのか。ここがノンストップファイトの鍵を握るといえるだろう。

またコメインに昇格しガブリエル・ベニテスと相対するジム・ミラーは、UFC歴代1位の勝ち星を26に伸ばすことができるのか。

ここも見逃せない対戦といえよう。オクタゴン実働15年の鉄人は、過去5戦を4勝1敗と大きく勝ち越しており15年もの間、年に2試合もしくは3試合とコンスタントに実戦を経験してきた。

それだけケガがなく、良好なコンディションをキープできているミラーは、23勝のうち9試合でKO、10試合で一本勝ちというフィニッシャー=ベニテスといかに戦かうか。

同じサウスポーでも、より積極的な姿勢のベニテスに対し、ミラーは打と組みのどちらで迎え撃つのか。フィニッシュ力の高さと同様に、フィニッシュされる率も高いベニテスは、攻撃すると自らも攻撃される選手ともいえる。積極的な分、隙を見せるてしまうことが予想されるベニテス。そこを付け入ることができれば、ミラーの最多勝記録更新に欠かせない。

■視聴方法(予定)
1月14日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS
午前5時30分~U-NEXT

■UFN233対戦カード

<ライトヘビー級/5分5R>
マゴメド・アンカラエフ: 204.5ポンド(92.76キロ)
ジョニー・ウォーカー: 205.5ポンド(93.21キロ)

<フライ級/5分3R>
マテウス・ニコラウ: 126ポンド(57.15キロ)
マネル・ケイプ: 129.5ポンド(58.74キロ)

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー: 155.5ポンド(70.53キロ)
ガブリエル・ベニテス: 155ポンド(70.31キロ)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン: 136ポンド(61.69キロ)
マリオ・バウティスタ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ミドル級/5分3R>
フィル・ホーズ: 185ポンド(83.91キロ)
ブルーノ・フェヘイラ: 185ポンド(83.91キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンドレイ・オルロフスキー: 247ポンド(112.03キロ)
ワルド・コルテスアコスタ: 261.5ポンド(118.61キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マシュー・セメルスバーガー: 170.5ポンド(77.34キロ)
プレストン・パーソンズ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<バンタム級/5分3R>
マーカス・マギー: 135.5ポンド(61.46キロ)
ガストン・ボラノス: 135.5ポンド(61.46キロ)

<バンタム級/5分3R>
ファリド・バシャラット: 136ポンド(61.69キロ)
テイラー・ラピルース: 136ポンド(61.69キロ)

<フェザー級/5分3R>
ウェスティン・ウィルソン: 145.5ポンド(66.0キロ)
ジアン・シウバ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
トム・ノーラン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ニコラス・モッタ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フライ級/5分3R>
フィリッピ・ブニス: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジョシュア・ヴァン: 125.5ポンド(56.92キロ)

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