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平良達郎のUFCデビュー戦が判明、4.30『UFC Fight Night 208』でカーロス・キャンデラリオと対戦

第8代修斗世界フライ級王者・平良達郎がUFCと契約、4.30『UFC Fight Night 208』に出場(2022年02月05日)

 こちらの続報。


Tatsuro Taira(Tapology)

Carlos Candelario(Tapology)

 UFCが4月30日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 208』で平良達郎 vs. カーロス・キャンデラリオのフライ級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 平良達郎は現在22歳で沖縄県那覇市出身。MMA戦績10勝0敗。第8代修斗世界フライ級王者。昨年11月の『VTJ 2021』でアルフレド・ムアイアドに1Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合で今回がUFCデビュー戦。

 カーロス・キャンデラリオは現在30歳のアメリカ人でMMA戦績8勝1敗。昨年8月の『Dana White's Contender Series 37』でビクター・アルタミラノにスプリットデシジョンで敗れたもののUFCと契約できたことで話題になった選手で、今回がUFCデビュー戦。続きを読む・・・
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第8代修斗世界フライ級王者・平良達郎がUFCと契約、4.30『UFC Fight Night 208』に出場

修斗世界フライ級王者・平良達郎が米国大手のスポーツエージェントと契約、北米に拠点を置きUFC世界王者を目指す(2022年01月21日)

 こちらの続報。


 平良達郎のマネージメント会社であるイリジウム・スポーツエージェンシーがインスタグラムでUFCと契約を結んだことを発表。


 日本時間の5日(土)午前8時前の投稿となるが、これに先立つこと午前5時45分に平良から師・松根良太に一報があったとのこと。

 その松根氏によるとこの日、平良はイリディアムのジェイソン・ハウス代表とベガスで面会が以前から決まっており、その場にハウス代表よりサプライズで契約の話を告げられた模様だ。

 4試合契約、4月30日(土・同)──ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN208が平良のUFCデビュー戦となる。MMAPLANETでは平良にコンタクトを試みたが、既に脳波や目の検査で、病院を訪問中で歓びのコメントを取ることはできていない。

 また、『UFC Fight Night 208』に出場することも決定したとのこと。対戦相手は未定。

Tatsuro Taira(Sherdog)

平良 達郎(修斗)

 平良達郎は現在22歳で沖縄県那覇市出身。MMA戦績10勝0敗。第8代修斗世界フライ級王者。最近は11月の『VTJ 2021』でアルフレド・ムアイアドに1Rリアネイキッドチョークで勝利しています。続きを読む・・・
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【Shooto】修斗フライ級チャンプ平良達郎がUFCを目指し、米国のマネーメント会社イリディアムと契約!!

【写真】さぁ、いよいよ──だっ!! (C)MMAPLANET

14日(金・現地時間)、The パラエストラ沖縄とSustainより修斗世界フライ級チャンピオン平良達郎が、米国のMMAスポーツマネージメント会社=IRIDIUM SPORTS AGENCYと契約を締結したことを発表した。

2018年8月のプロ修斗デビュー以来、昨年11月のVTJ2021まで10連勝、8つのフィニッシュ勝利を残すスーパーノヴァはUFCを目指すためにイリディアムとの契約を選択した。


今回の発表によるとVTJのアルフレド・ムアイアド戦以降、平良の下には海外のプロモーションやエージェント5社からオファーがあったが、バンクーバー在住の以前に音楽業界で敏腕を振るった──元木口道場の練習生──人物らと話し合いを続け、イリディアムを選択したそうだ。

イリディアムには現UFC世界フライ級王者ブランドン・モレノを筆頭にブランドン・ロイヴァル、アレックス・ペレス、ジョン・チャンソンなどアジアを含めた軽量級の強豪ら107名のMMAファイターがマネージメント契約を結んでいる。

イリディアムの創始者であるジェイソン・ハウスはチーム・オーヤマ率いるコリン・オーヤマの教え子を古くからマネージメントしており、イリディアム創設後はビジネスの手を大きく拡大してきた人物だ。

同エージェントは既に堀内佑馬とも契約しており、かつてタチパレス・ファイトや555Fightのマッチメイカーを務めていたジェレミー・ルチャウが平良を担当、3年以内にUFC世界王者を目指す。

その平良は姉妹ジムのパラエストラ千葉ネットの先輩である岡田遼と共に15日(土)に渡米し、4週間の予定でベガスのエクストリーム・クートゥアーでトレーニングを行う。彼の出稽古は扇久保博正がTUFシーズン24から親交のあるエディ・バラッコとのラインで実現に至ったという。

J-MMA界の至宝を沖縄、千葉、バンクーバー、カリフォルニア州レイクシノアがバックアップ。イリディアムでは、平良に続き日本人ファイターとの契約も予定しているという話も伝わっているだけに、今後に向けて平良のステップアップには要・要注目だ。

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【VTJ2021】スーパーノヴァ平良達郎がストライカーのムアイアドを打撃で崩してからRNCで切って落とす

【写真】電光石火--チャンスと見るや一気に取りにいった平良のスピードは速かった(C)MMAPLANET

<58.5キロ契約/5分3R>
平良達郎(日本)
1R4分10秒 by RNC
アルフレド・ムアイアド(チリ)

サークリングする両者。体格では平良が大きく上回っている。ファーストコンタクトは平良の右ロー、もらったムアイアドはバランスを崩す。ここからムアイアドがプレッシャーをかけると、平良はサークリング。ムアイアドのパンチをブロックした平良が逆にプレッシャーをかけていく。ムアイアドはブラジリアンキックのような左ハイで平良をけん制するが、平良のプレッシャーを止めることはできない。さらに平良の右ローをもらって、ムアイアドはバランスを崩してマットに手を着く。

平良は左ミドル。続けて平良が右ミドルを放ったが、ムアイアドはその蹴り足をキャッチ。組み付いてきた平良をケージに押し込むが、平良も右オーバーフックで制してから離れた。平良の右の打ち終わりに、ムアイアドは左右のフックを合わせる。相手のパンチをダッキングでかわした平良は右ロー。左ローから距離が詰まると首相撲へ。さらに右ローを当てていき、相手が近づいてくると右テンカオを突き刺す。

しかしムアイアドも平良の打撃をもらいながらも距離を詰め、平良にケージを背負わせてから右ストレート、そして一瞬置いて左ボディへ。このパンチをもらった平良は、すぐにムアイアドの右側へ回る。ムアイアドは平良を追いかけて左ミドル。平良はプレッシャーをかけ、反対にムアイアドをサークリングさせる。平良の左ミドルの打ち終わりに、左ハイを入れたムアイアド。平良は距離を取って右ミドルを見せた。

この右ミドルを受けたムアイアドが左フックを返した刹那、平良がインサイドから右ストレートを打ち込んだ。この一撃でムアイアドは腰を落とす。さらに右ストレートで追撃するを平良の右足を掴みにいったムアイアドに対し、平良はスプロールしながら左腕を相手の首に回してRNCへ。バックマウントから絞め上げてタップを奪った。

勝利した平良は「もっともっと強くなって、日本人の代表としてUFCで強い外国人選手を倒します」と宣言。さらに来週14日に行われるプロ修斗沖縄大会もアピールした。


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ABEMA ARAMI MMA ONE SARAMI Shooto Shooto2021#07 VTJ VTJ2021   アルフレド・ムアイアド チャンネル 中村未来 佐藤将光 修斗 原口伸 原口央 宇佐美正パトリック 宇野薫 山内渉 岡澤弘太 岩本健汰 平良達郎 河村泰博 清水洸志 猿丸ジュンジ 結城大樹 菅原和政 西川大和 野村駿太 黒澤亮平 黒部三奈

【VTJ2021】平良達郎と対戦、アルフレド・ムアイアドが計量で見せた執念「ここには勝つために来たんだ」

【写真】計量ならびに会見もリモートで参加したムアイアド。こうしたコロナ対策のもと大会が開催される(C)MMAPLANET

6日(土)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催される1VJT2021のメインで平良達郎と対戦するアルフレド・ムアイアド。

地球の反対側から、大会前日までホテルで隔離という厳しい状態で来日した。そしてリモート計量で、動画の数字がよく見えないとナァナァにすることなく、平良の滞在するホテルに呼び、眼前に計量をさせることで納得した。

この勝利への強い執念が、拳に宿ると平良は簡単な試合にならないかもしれない。リモート会見後にムアイアドの話を聞いた。


──ホテルで隔離中ですが、計量と記者会見を終えました。今の気持ちを教えてください。

「調子は良いよ。ホテルで隔離というのは、ストレスにはなったけど試合に向けて最も対戦だったといえる計量を終えることができてよかった。こんな状態だから、せっかく日本に来ることができたのに、ホテルの外に出ることができず、日本を知ることができないのは残念だけど、また来日する機会を得られるよう頑張って、次はこの国を堪能したいと思う」

──隔離中に体を動かすことはできたのですか。

「スペース的には少し狭いというのあるけど、この状況だしできることはやってきた。計画通り、ここまで来ているよ。1日に2度、3度と練習してきたから体は十分に動く。そこは全く問題ないよ」

──長旅、時差、そして隔離いろいろとあったと思います。

「飛行機での移動は確かに疲れたけど、それはもう回復している。1週間近くいるわけだし、ホテルの人たちも本当に親切だ。さっきも言ったように練習もできたし、フィジカル、メンタルともに問題ないよ」

──明日、日本のファンにどのような試合を見せたいと思っていますか。

「タイラの戦い方、戦術は十分に研究してきた。柔術、グラップリングが強いことも分かっている。対して、僕はストライカーだ。でも、ここ数戦はそういうスタイルの相手と戦ってきたからディフェンス面は強化できている。組みを防いで、打撃で勝負する」

──計量もリモートで行ったわけですが、携帯でそのまま平選手の計量の様子を映像で送っても、スケールの数字が見えづらかったのか、納得せずホテルまで呼びつける感じで、目の前に平選手の体重を見て納得をしていました。勝利への執念がヒシヒシと感じられました。

「透明性を徹底したかったので、ああしてもらったんだ。僕らはプロだからね、計量台の数字が見えづらいままでは戦えない。それと最初にオファーが来たときはフライ級のリミットだったんだ。それが58.5キロに変更されたこともあって。僕はそれでも戦うよ。構わない。でも、計量器の数字が見えないのは違うからね。

そこをうやむやにして戦うことはできない。ここには勝つために来ているんだから。そういうことで、ホテルに来てもらったんだ。その方がクリアーだからね」

──同じ日本人として、そこでオーガナイザーが不正を働くことはないとは思いますが、そのこだわりこそ本気度が伝わってきます。

「もし、僕がタイラをホテルに呼んだことで気を悪くしたら申し訳ない。契約体重が変わったことで、これまでに他の大会ではちゃんと計量も行われなかったこともあったので、念のためなんだ。今大会のオーガナイザーには、本当に良くしてもらっているから、悪い印象は本当に持っていない。ただクリアにしたかったんだ。この試合で勝つためにね」

■VTJ2021視聴方法(予定)
11月6日(土)
午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■VTJ2021対戦カード

<58.5キロ契約/5分3R>
平良達郎(日本)
アルフレド・ムアイアド(チリ)

<フェザー級/5分3R>
宇野薫(日本)
原口央(日本)

<ライト級/5分3R>
西川大和(日本)
菅原和政(日本)

<63キロ契約/5分3R>
佐藤将光(日本)
河村泰博(日本)

<ライト級/5分3R>
原口伸(日本)
岡澤弘太(日本)

<ライト級/5分3R>
宇佐美正パトリック(日本)
野村駿太(日本)

■Shooto2021#07視聴方法(予定)
11月6日(土)
午後1時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■Shooto2021#07対戦カード
             
<修斗世界女子スーパーアトム級選手権試合/5分5R>
[王者] 黒部三奈(日本)
[挑戦者] SARAMI(日本)

<修斗暫定世界ストロー級王座決定戦/5分5R>
猿丸ジュンジ(日本)
黒澤亮平(日本)

<フェザー級/5分2R>
結城大樹(日本)
岩本健汰(日本)

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来(日本)
澤田千優(日本

<フライ級/5分2R>
高橋SUBMISSION雄己(日本)
山内渉(日本)

<ミドル級/5分2R>
岩崎大河(日本)
清水洸志(日本)

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ABEMA ARAMI MMA ONE SARAMI Shooto Shooto2021#07 VTJ VTJ2021   アルフレド・ムアイアド ジョン・リネケル チャンネル ビビアーノ・フェルナンデス 中村未来 佐藤将光 修斗 原口伸 原口央 宇佐美正パトリック 宇野薫 山内渉 岡澤弘太 岩本健汰 平良達郎 河村泰博 海外 清水洸志 猿丸ジュンジ 結城大樹 菅原和政 西川大和 野村駿太 黒澤亮平 黒部三奈

【VTJ2021】川村泰博戦前の佐藤将光「選手は試合をしたいもの」&「やりたいよう、やり切りたい」

【写真】ZOOM取材でスクショに失敗すると、佐藤が自撮り写真を丁寧に同じ構図で送って来てくれた (C)SHOKO SATO

6日(土)、東京都江東区のスタジオ・コーストで行われるVTJ2021で佐藤将光が出場し、河村泰博と対戦する。

2019年5月、佐藤はONEでのキャリアをスタートさせると3連続フィニッシュ勝利を果たす。ビビアーノ・フェルナンデスの持つONEバンタム級王座挑戦の機運が高まっていたが、コロナパンデミックが起こり、その機会は巡って来ず今年の1月にファブリシオ・アンドラジとの激闘で惜敗を喫した。

以来、試合が組まれてなかった佐藤は今回のVTJへの出場を凱旋マッチでも、消化マッチでもないと言い切る。歯に衣着せぬ言動も、人間の権利=自由の行使の一環だ。試合機会を求めるのは、実戦に向かう日々で自身が成長に繋がっていたから。

ONE日本大会以来、2年振りの国内での試合前に佐藤の心境を尋ねた。


──ファブリシオ・アンドラジとの試合から、10カ月近く経ちVTJで河村泰博選手との試合が決まりました。ようやく試合ができることに対し、どのような気持ちですか。

「率直に嬉しいです。ずっと試合がしたかったので。僕は試合を重ねている方がコンディションが創りやすいですし、試合に向けて対策練習をして技術力を上げるタイプで。そうすることで成長できるから、試合が決まって嬉しいです」

──ONEが5月から8月までシンガポールのロックダウンもあり大会がキャンセルになっていましたが、9月の再開からも声が掛からなかったということですね。

「契約満了期間がこの間にあって、その後の更新に向けての話は続けている状態です。まぁONEも致し方ない状況ですし、僕が文句を言ってもしょうがないことです。ただし、選手は試合がしたい。この状況を何とかしたいということは、知ってもらう必要があります。ダメならダメで、日本で戦わせて欲しいという僕の要望を今回はONEが飲んでくれて試合ができます。

このインタビューを読んでくれる人たちは、簡単に試合を組んでもらえるモノだと思うかもしれないけど、色々と難しいことがあります。

一番はONEでベルトを目指したいです。中途半端で終わりたくないですから。ただコロナってすぐには収束しないと思いますし、そうなったら今回のようにただただ試合期間が空いてしまうことは……勝手な意見かもしれないですが、僕は辛いので。どのような理由があっても一定の期間、試合が組まれないなら日本で試合ができるというような条項を契約に盛り込んでもらえるなら、これからも当然ONEで戦い続けたいです」

──ONEの契約も当然のようにコロナ禍を想定していないモノだったでしょうし、コロナ禍においてはフレキシブルに対応してほしいというのが正直なところですね。

「まぁ、そういう障害というモノがあったのですが、色々な人に動いてもらって今回VTJで試合ができることになり、そこは感謝していますし試合ができて良かったです。ONEで試合が組まれないで、このタイミングでVTJに出られる。そこの許可は貰えたのでオファーがあれば修斗の公式戦でも試合をしたい。僕としてはどこでも試合ができるなら、やりたいということです。

色々な煽り方があるので、ファンの人に向けて分かりやすいストーリーラインがあるのは構わないです。ただし、心情としては凱旋マッチでもないし、消化試合でもない。ただただ僕のパフォーマンスを見せる機会ということです」

──佐藤将光が佐藤将光であるための試合。そういう風に捉えています。

「もう勝手なんで、自分がやりたいように生きています」

──将光選手はパンクラスから修斗、修斗からONEとずっと成長しています。敗れたとはいえアンドラジ戦の内容も良かった。それだけに、本当にやっと試合を見ることができます。そして対戦相手がNEXUSのバンタム級王者である河村選手になりました。どのような印象を持っていますか。

「相手の選手に対しては、特に……。テーマとしては、如何に自分のパフォーマンスを見せるのかということなので。いつもと同じで決まった相手の映像を見て、研究する。そこに自分の技術をはめて戦う。特別なことがないのは、他の試合とも同じです。リマッチだったり、昔視ていた選手との試合では特別な想いを持つこともありますが、そうでない試合は『あぁ、こういうタイプね』という感じだけです」

──VTJとONEではルールが違います。その辺りは気になりますか。

「ルールは緩い方が好きなので、ONEルールの方が戦いやすいと思います。けど、グラウンドでのヒザがないだけですからね」

──戦いは危険になりますが、規制が緩くなるという風に捉えているのですね。興味深いです。

「まぁ自分が使いたいので。使いたい方からすると緩いという捉え方になりますね。グラウンドのヒザにしても、攻撃を受けることでなく攻撃することしか考えていないです。練習中でも、今回はここでヒザを蹴ることができないんだなとか考えることはありましたしね」

──なるほどぉ。この試合が、どのように今後のキャリアに関係してくるのか。

「今は今後のことについては、言えないですね……」

──ビビアーノ・フェルナンデスが戻ってきて、ジョン・リネケルと戦うことが一度は決まりました。その10周年記念大会は延期が決定しましたが、ONEバンタム級選手権試合についてはどのようになると予想していましたか。

「リネケルが普通に勝つと思っています。そういう選手と戦っていきたい気持ちは勿論持っています。試合ができるのであれば、最初に言ったように中途半端に戻って来るんじゃなくて、ONEでやって行きたいという気持ちでいました。ただし海外で外国の強豪と戦いたいという想いよりも、試合ができないことが嫌だという気持ちの方が大きいです」

──将光選手の要望とONEの望みが合致し、WIN WINになれることを望みます。そして今回の河村戦、将光選手のどのようなパフォーマンスをファンに見せたいと考えていますか。

「前の試合で負けているので、期待を持ってもらえる試合を──佐藤将光って強いなと思ってもらえる試合がしたいです。ちゃんと倒しにいくスタイルを見せたいですね。あとは思うように自由にやりたい。もちろん試合は見てもらうモノで、見てほしいのですが、一番は自分のやりたいことを見てもらうという感覚です。やりたいように、思い切りやりたいです」

──アンドラジ戦で佐藤将光の力を疑うような人は、まずいないと思います。同時にアンドラジもあそこから試合が組まれていないので、もっと見たい。その強さを他の選手相手にも見せてほしい選手です。

「僕はバンタム級だから、バンタム級の選手の試合がもっと見たいです。DJ✖ロッタンとか、僕は絶対に乗れなくて。だったらDJはMMAのトップ選手と、ロッタンはムエタイの強い選手とやって欲しい。ああいう試合があると、ONEが何を目指しているのか見えなくなるので、どう乗れば良いのか分からないというのはあります。

まぁ期待してもらえるような試合をしたいです。されなくても、続けちゃうんですけど(笑)。皆に見たいと思ってもらう試合を熱気を帯びた会場でやることが一番気持ち良いので、色々背負っている方が辛いけど楽しいです。辛いことの方が楽しいような気がします」

■VTJ2021視聴方法(予定)
11月6日(土)
午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■VTJ2021対戦カード

<58.5キロ契約/5分3R>
平良達郎(日本)
アルフレド・ムアイアド(チリ)

<フェザー級/5分3R>
宇野薫(日本)
原口央(日本)

<ライト級/5分3R>
西川大和(日本)
菅原和政(日本)

<63キロ契約/5分3R>
佐藤将光(日本)
河村泰博(日本)

<ライト級/5分3R>
原口伸(日本)
岡澤弘太(日本)

<ライト級/5分3R>
宇佐美正パトリック(日本)
野村駿太(日本)

■Shooto2021#07視聴方法(予定)
11月6日(土)
午後1時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■Shooto2021#07対戦カード
             
<修斗世界女子スーパーアトム級選手権試合/5分5R>
[王者] 黒部三奈(日本)
[挑戦者] SARAMI(日本)

<修斗暫定世界ストロー級王座決定戦/5分5R>
猿丸ジュンジ(日本)
黒澤亮平(日本)

<フェザー級/5分2R>
結城大樹(日本)
岩本健汰(日本)

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来(日本)
澤田千優(日本

<フライ級/5分2R>
高橋SUBMISSION雄己(日本)
山内渉(日本)

<ミドル級/5分2R>
岩崎大河(日本)
清水洸志(日本)

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【Shooto2021#07】結城大樹戦へ。レーダーチャートばらつきまくりの岩本健汰「打撃もチョットできるぞ」

【写真】まるで個性派俳優のような岩本。別に俳優などつけなくても、個性派ということで良いのだが…… (C)MMAPLANET

6日(土)、東京都江東区のスタジオコーストで行われるShooto2021#07で、グラップリング国内最強と言われるようになり久しい岩本健汰が、9月に続きMMA2戦目を結城大樹相手に行う。

初陣=椿飛鳥戦では打撃を被弾することなく、ケージに押し込みテイクダウン。組みの展開になると圧倒的な力の差を見せた。とはいえ今回戦う結城は、環太平洋王者だった仲山貴志と7月に分け、修斗戦績は4勝1敗3分とMMAの経験値は岩本とは明白に差がある。

打撃はルーキー、寝技は国内最強。ケージレスリングの強さを折り紙付きという──レーダーチャートが極端にばらつくルーキーは、MMAとしてどのような打・倒・極の回転を見せることができるのか。MMA初戦を振り返り、結城戦について自信のほどを尋ねた。


──修斗2戦目というか、MMAの2試合目が今週末に迫ってきました(※取材は11月2日に行われた)。デビュー戦後に話を聞かせてもらおうと思ったら、さっさと帰宅されてしまったようで(笑)。

「試合は最後まで見たのですが、すぐに帰りました(笑)」

──もう40日前ですが、初めてのMMAの手応えは?

「自分で思っていたよりもスムーズにいきました。もう少し、打撃の洗礼とか受けるかと思っていたので。ケガもなくて終わったので良かったといえば良かったですが、経験という点では本当のMMAの打撃の攻防がなかったので、そこは足らなかったかと思います」

──スタンドで殴られることなく組んでケージへ。その前に蹴りを使っていましたね。

「対峙した時の緊張感が、こういうものかと感触があって。それほど恐怖心はなかったです」

──岩本選手の組みの圧力が、椿選手の打の圧力より上だったかと。椿選手が振りまわす様な無軌道なパンチを振るってくる方が嫌だった?

「そこは……どうですかね。前に出てくる方が、組みやすいといえば組みやすいかもしれないです。凄くプレッシャーを掛けられていたら別ですけど。前にガムシャラに出てくるのなら、組みつくだけなので問題なかったと思います」

──実戦のなかでケージレスリングを初めて行ったかと。その辺りについては?

「グラップリングに関しては、ケージで試合をしたのも過去に1回で相手が引き込むという試合内容でした。でも、グラップリングやケージレスリングに関しては心配はなかったです」

──組みのなかの打撃も互いに少なかったです。

「一応、寝かしたときにチョコチョコ殴ったのですが、効かせたとかはなかったですね」

──それよりも鼻がもげるんじゃないかというチョークの仕掛けを見て、モッティはえげつない絞め方をすんだと思いました(笑)。

「えげつない……ハハハハ、ありがとうございます!! けっこう、無理やりに入れることが多いです」

──そして、すぐに今回の試合が決まりました。

「11月は実はUnrivaledが明日(※3日)にあるじゃないですが、そこに出る予定でいました。だけど1週間ほど考えて、MMAに出たいと伝えました。Unrivaledでは海外の選手を呼ぶと言ってくれていたのですが、それができない状態だったのでUnrivaled側もそこは理解してくれました。

僕自身、グラップリングで日本人選手と戦うなら、今はMMAの経験を積むべきだと考えました。練習もMMAが中心というか、MMAを優先していますし」

──前日計量の65.8キロというのは、2年前のアブダビの66キロ以下級以来ではないでしょうか。

「アブダビの時も水抜きをしましたけど、知識は今の方があるので大丈夫だと思います。前の試合の前から、ずっと試合があるかどうかということで体重を抑えてきて、それほど落とし幅もないですし」

──対戦相手の結城大樹についての印象は?

「試合映像を見ましたが、結城選手も打撃を振るうとすぐに組みつくタイプの選手だったので、僕と戦うときはどうするのかチョット楽しみです。もしかしたら打撃を続けるかもしれないけど、すぐにテイクダウンに来るかもしれないし」

──ジャブで突き放し、徹底して組みを拒否する戦いになると一番厄介でしょうか。

「そうしたら、僕が打撃でプレッシャーをかけます」

──おお!! 

「デビュー戦の時よりも、打撃も成長しています。前回の試合を比較すると、良くなっています。練習していた、どの部分が試合で出すことができるのか分からないですけど怖さも前よりないですし、良くなっていると思います。打撃でプレッシャーを掛けることもできるんじゃないかと思います」

──グラップリングのトップ選手として、西川大和選手のように下から殴って来る戦術をどのように思いますか。

「上を取ったから殴られないとか、危なくないというのは全くないと思います。上を取っても頭の位置とか気を付けないといけないし。だから上を取るだけでなく、ポジショニングが大事だと思います。だから、西川選手のようなスタイルの相手がいればまずは足を一本抜いてハーフに行きます。僕自身はパウンドとかは、ちゃんとポジションを取ってからの方が良いという考えです」

──西川選手ほど上手く使えなくても、あの試合を見て真似る選手は出てくるかと思います。

「下から殴る人は出てくるかもしれないですね。ただ、僕としては簡単に下になってくれる方が楽です」

──なるほど。では、今回の試合ではMMAファイターとして成長した姿を見せるとすると、どこに注目してほしいですか。

「戦い方は相手次第になると思います。ただ打撃もちょっとはできるぞというのは、見せられるんじゃないかと思います」

──不敵な笑みを浮かべていますね。

「アハハハ。打撃に関しては、ここ最近になって以前より見えるようになってきていますし、結城選手が打撃で突っ込んで来ても、見て距離を取る準備をしているので大丈夫だと思います。

それに打撃をもらったとしても気持ちが折れることはないと思います。とにかく負けたくないので、僕の気持ちを折ることはできないです」

■視聴方法(予定)
11月6日(土)
午後1時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■Shooto2021#07対戦カード
             
<修斗世界女子スーパーアトム級選手権試合/5分5R>
[王者] 黒部三奈(日本)
[挑戦者] SARAMI(日本)

<修斗暫定世界ストロー級王座決定戦/5分5R>
猿丸ジュンジ(日本)
黒澤亮平(日本)

<フェザー級/5分2R>
結城大樹(日本)
岩本健汰(日本)

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来(日本)
澤田千優(日本

<フライ級/5分2R>
高橋SUBMISSION雄己(日本)
山内渉(日本)

<ミドル級/5分2R>
岩崎大河(日本)
清水洸志(日本)

■VTJ2021視聴方法(予定)
11月6日(土)
午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■VTJ2021対戦カード

<58.5キロ契約/5分3R>
平良達郎(日本)
アルフレド・ムアイアド(チリ)

<フェザー級/5分3R>
宇野薫(日本)
原口央(日本)

<ライト級/5分3R>
西川大和(日本)
菅原和政(日本)

<63キロ契約/5分3R>
佐藤将光(日本)
河村泰博(日本)

<ライト級/5分3R>
原口伸(日本)
岡澤弘太(日本)

<ライト級/5分3R>
宇佐美正パトリック(日本)
野村駿太(日本)

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ABEMA ARAMI MMA SARAMI SASUKE Shooto Shooto2021#07 VTJ VTJ2021   アルフレド・ムアイアド チャンネル 中村倫也 中村未来 佐藤将光 修斗 原口伸 原口央 坂本一弘 堀口恭司 宇佐美正パトリック 宇野薫 山内渉 岡澤弘太 岩本健汰 平良達郎 椿飛鳥 河村泰博 海外 清水洸志 猿丸ジュンジ 結城大樹 菅原和政 西川大和 野村駿太 黒澤亮平 黒部三奈

【VTJ2021&Shooto2021#07】坂本一弘代表に訊く、Shootoのヒエラルキー─03─「勝ちゃあ、良い」

【写真】岩本健汰はプロアマ通して、1度もMMAを経験することなくプロ修斗公式戦を戦った(C)MMAPLANET

いよいよ 6日(土)に迫ったVTJ2021とShooto2021#07。東京都江東区のUSENスタジオコーストで両大会を主催するSustainの坂本一弘氏インタビュー最終回。

VTJが復活した今、修斗公式戦では中村倫也及び宇佐美正パトリックというEXFIGHT勢がアマ修斗を経ず、公式戦でKO勝ちデビュー。岩本健汰がアマでもMMAを経験せずにプロ修斗に参戦し、RNCで一本勝ちした。彼らのデビュー関して、修斗のヒエラルキーが崩れるという声がはからずとも起こった。

アマからプロという一貫した競技性を気付いてきた修斗における変化を坂本氏はいかに捉えているのか。そこにはVTJと再び行う意志に通じる、強さへを追求する姿勢が見られた。

<坂本一弘インタビューPart.02はコチラから>


──VTJと修斗と同日興行、その先には海外というモノが存在しています。再び、富国強兵の時がやってきたのかと。

「まぁ修斗とVTJに関連づけると、現状において海外で成功している日本人は堀口恭司──ただ1人ですよね。ならばその成功例を真似るというのは一つの正解だと思います。SASUKE選手とかにもそういう話をしました。同じテンションではできなくても1カ月とか2カ月の間、米国で練習をして、その経験を日本に持ち返る。次の戦いに備えて自分のできることをやっていく。

堀内恭司にはなれなくても、自分のやり方は見つかるはず。だから焦ったり、短絡的な選択をしない。そのためのステップという意味はありますよね──今回のVTJというのは。だから厳しい試合を外から持って来る。今はコロナ禍で制限もありますが、そこを崩しに掛かっているので、90年代にVTJでやってきたことをやる。今回だけでなく、2022年の公式戦に関しても、その方向性で見ています。

日本は最弱ではないです。でも、どこもかしこも強くなっているから置かれている状況は厳しい。厳しいからこそ、厳しいことを強いて殻を破らないといけないです。1996年の『日本最弱』、あれは日本の総合格闘技がピンチを迎えた時ではあったと思います。強さという威厳を保つうえで。で、そのピンチの後には、何があったか……。

VTJが7月7日に浦安のNKホールであり、7月28日にクラブチッタ川崎で第3回全日本アマチュア修斗があったんです」

──ウェルター級(※69キロ)の決勝が……。

「桜井速人✖宇野薫でした。この時は川崎フリーファイトとしてプロの試合も組んで、郷野聡寛が須田匡昇と戦っているんですよね」

──郷野選手はその後のVTJに出場はなく、年が明けて1月の後楽園ホール大会で戦う。そういう印象が強いです。須田選手は98年のVTJでマーク・コールマン門下のブランドン・リー・ヒンクルに足関節を仕掛けてカカトで顔面に蹴られまくった。

「ホント、修斗が世界に逆襲、打倒ブラジルを掲げて99年に成就した。でも、それって今から思うと綺麗なストーリーですけど、当時はひたすらに必死になってやっていただけですからね。とにかく負けるかって言うことで」

──坂本さんは今もある意味、必死のパッチじゃないですか(笑)。

「ホンマにそうですよ(笑)」

──VTJと修斗はレコードのA面とB面という話でしたが、A面の方ではアマ修斗を経ず公式戦デビューをした中村倫也、宇佐美正パトリックの両選手ばかりか、プロアマ問わずMMAを経験していない岩本健汰選手が、プロ修斗でプロMMA初陣を戦う。そしてアマ修斗を経てプロになった選手を圧倒しました。これはA面のヒエラルキーとして、危機感を持つことはないですか。アマ修斗を経ない選手たちの出現に、修斗が修斗でなくなるという声も聞かれますし。

「まぁ、そういう声があるということに関して正直にいうと、『だから、どうなんだ?』ということですよね。修斗のヒエラルキーを守ろうとする人たちに関しては、そういう風に思ってくれて有難いです。修斗をそうやって大切に思ってくれている。そういう人たちがいてくれて、修斗は成り立っているのも確かです。

でも、強い選手にプロ修斗公式戦を戦ってもらうことを否定して良いモノでしょうか。なら外国人選手を招聘することも、厳密にいえばヒエラルキーから外れてきてしまうじゃないですか」

──確かにそうですね。

「20年以上前にマット・ヒューズとデイブ・メネーを招聘した時、『なんで、ククラスBじゃないんだ。修斗で実績がないだろう』という意見も出ました。強い選手はどこにでもいるんですよ。岩本健汰の出場に反対する。それがアマ修斗の存在を脅かすというのであれば、椿飛鳥が岩本に勝たなアカンかったんですよ。アマ修斗の存在感を頑強にするのであれば。

これは椿の敗北に関して、注文をつけているわけじゃないです。青木のあんな要求を受けて、試合を受けた。大したもんです。試合なんです。椿は勝つためにオファーを受けた。勝つチャンスは均等に与えられているんです。

それをモノにするかどうか。これは修斗に関わっている人間に対しての僕の考えです。ファンの人たちに対しての言葉ではないです。ファンの人たちは好き勝手、自分の想う修斗を応援してください。

その一方で、修斗関係者に対しては、自分たちが修斗の在り方を守りたいために、力のある選手が修斗公式戦に出ようという状況を阻害するのはおかしいと思っています。それを守って、強さを追求するというのは違う。それは修斗の理念ではないんじゃないかという気がします。

僕はプロモーターです。だから『お前の解釈だと、岩本が出ることは都合が良いんだろう』って言われたとしても、『強いから、しょうがないやないか』と。別に最初から世界王座に挑戦しているわけでもないですからね。試合になる椿との試合を組んだ。正しいのは勝った岩本です。それだけです。勝ちゃあ、良い。

それだけアマ修斗が大切なら、アマ修斗の全日本王者が無敗でずっと勝ち続けられるよう選手を強化していけば良いじゃないですか。それができていなくて、アマ修斗から勝ち上がってきた選手が、MMA初戦の選手に負けたら、その試合の存在を否定するのではなくて、より強さを目指すアマ修斗であれば良いんじゃいかと」

──はい。

「強くなるという目標に向かっていくと、手段は一つではないです。山の頂上を目指すためには、ルートが複数あるように色々な登り方がある。強さを追求するのも同じことだと思いますよ。それに椿が岩本に負けたからってアマ修斗は否定されるモノではないです。アマ修斗が必要な選手は全国にいくらでもいますから。アマ修斗の経験をプロ修斗で生かす人がいれば、グラップリングや柔術の経験をプロ修斗で生かすことができる選手もいて然りです。活かし方は個人の判断です。それは自分で決めないと。

まぁ、でもそうやって疑問を投げかけてくれる人がいるというのは、本当に有難いことだと思っています。修斗らしさ、アマからプロという筋道を大切にしてほしいと言われるのが修斗なんだと僕は捉えています」

──坂本さんはそういう意見も、我々マスコミが書くことも苦虫を嚙み潰したような表情になるでしょうが、許容してくださっていますしね。だから、修斗だけは書きやすいというのは私のなかではありますね。

「ホンマ、勘弁してほしいですけどね(笑)。皆、それぞれに『俺たちの修斗』がある。これは幸せなことやと思います。昔話をして、振り返って。そこで答え合わせをするのもありです。でも、これからのことを考えるうえで、将来の答え合わせを今することはできない。挑戦するから、答が出てくるわけで。挑戦しないと、分からんままです。

だから岩本とか中村倫也、パトリックの出場もそうだし、VTJの再開もそう。挑戦するから、何かが分かる。岩本に勝ちたい、中村に負けるか。パトリックなんぼのもんじゃ──っていう風な選手が出てくること。VTJから世界目指すんやっていう選手が現れることを期待していますし、それにはこっちが動かないとあかん。そういうもんやと考えています」

■VTJ2021視聴方法(予定)
11月6日(土)
午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■VTJ2021対戦カード

<58.5キロ契約/5分3R>
平良達郎(日本)
アルフレド・ムアイアド(チリ)

<ライト級/5分3R>
西川大和(日本)
菅原和政(日本)

<63キロ契約/5分3R>
佐藤将光(日本)
河村泰博(日本)

<フェザー級/5分3R>
宇野薫(日本)
原口央(日本)

<ライト級/5分3R>
宇佐美正パトリック(日本)
野村駿太(日本)

<ライト級/5分3R>
原口伸(日本)
岡澤弘太(日本)

■Shooto2021#07視聴方法(予定)
11月6日(土)
午後1時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■Shooto2021#07対戦カード
             
<修斗世界女子スーパーアトム級選手権試合/5分5R>
[王者] 黒部三奈(日本)
[挑戦者] SARAMI(日本)

<修斗暫定世界ストロー級王座決定戦/5分5R>
猿丸ジュンジ(日本)
黒澤亮平(日本)

<ミドル級/5分2R>
岩崎大河(日本)
清水洸志(日本)

<フェザー級/5分2R>
結城大樹(日本)
岩本健汰(日本)

<フライ級/5分2R>
高橋SUBMISSION雄己(日本)
山内渉(日本)

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来(日本)
澤田千優(日本)

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【VTJ2021】国際戦が消えた──西川大和は、菅原和政と対戦。2022年の修斗の主役は西川か平良か

【写真】疑問符がつこうが、西川の試合への関心度は高まるばかりだ(C)MMAPLANET

3日(水・祝)、Sustainより6日(土)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催されるVTJ2021で西川大和が菅原和政と対戦することが発表された。

1日(月)にSustainの公式Twitterで『西川大和の対戦相手として海外選手招聘が決定していましたが、カード発表直前にPCR検査で陽性が出たと急報があり、招聘を断念することになりました。西川選手の対戦相手は現在交渉中です。発表をお待ちください!』という発表があり、『某雑誌でもお伝えした『vs元●●●王者/北米のガチ強豪』は幻に…期待してくださったファンの皆様、関係者の皆様、何より西川選手、申し訳ありません。海外強豪の招聘&西川選手との激突は今後実現させるべく動いて参ります!』という投稿も見れた。


招聘予定選手のコロナ陽性の報はVTJ2021に関わる、あらゆる方面の関係者が忸怩たる思いで耳にしたに違いない。某雑誌=現在発売中のFight&Lifeの平良達郎インタビュー・ページに「vs元●●●王者/北米のガチ強豪」という囲み記事が掲載されているが、この来日が幻に終わった選手こそVTJらしさが集約された北米の強豪選手だったからだ。

雑誌に飛ばし記事として掲載されているこの強豪、敢えてここでは名前を伏せるが、米国MMA界イーストコーストの登竜門、さらにフィーダーショー王手のフェザー級王座に就き、元&現UFCファイターを幾人も破っており、西川にとっては世界への扉を開く、いや世界の強さを肌で感じる絶好の機会であった。

9月の後楽園ホール大会で修斗史上最年少18歳10カ月で、世界のベルトを巻いた西川も、このマッチアップにはどれだけ期待し、心が躍ったかと想像すればするほど、代役出場となる菅原戦が危険に感じられる。

試合まで1週間を切り、北米の強豪との対戦がなくなった彼が、どれだけ気持ちを切り替えることができるか。そして菅原にとっては、10月17日にHEATライト級挑戦者決定戦で岡野裕城に敗れたばかりで、まさに棚ぼたで再浮上のチャンスを掴んだことになる。

西川といえば、そのガードからの打撃攻撃で脚光を浴びるなか、世界を見据えてあの斬新なスタイルが通用するのかが常に論じられている。上を取る必要がなく、下で勝てるのだから良しとする説と、上を取れないで下になるようであれば世界には通じないという説、賛否両論がある。

菅原を相手に上を取り、上攻めで強さを見せることができるのか。あるいは意地の下攻めを貫くのか。とはいえ西川本人はスタンドの打撃戦を制し、そこで戦いたくない相手との組みの攻防は、上下を意識せずに勝負しているという意識でしかないかもしれない。

と同時に菅原の勝機は、スタンドの打撃戦を嫌がらずに戦えるかという点に掛かって来る。そして、菅原は上になった時、クローズドから足を一本抜くことができるか。足を抜かれた場合、先の川名雄生戦のようにすぐさま西川は戻すことができるのか。それとも、スクランブルを狙うという選択も出てくるのか。

賛否両論が起こるのも、プロとして存在感が強くなっている表れだ。2022年の主役の座を平良達郎と争うという意味でも西川の一挙手一投足から目が離せない一戦となる。

■視聴方法(予定)
11月6日(土)
午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■VTJ2021対戦カード

<58.5キロ契約/5分3R>
平良達郎(日本)
アルフレド・ムアイアド(チリ)

<ライト級/5分3R>
西川大和(日本)
菅原和政(日本)

<63キロ契約/5分3R>
佐藤将光(日本)
河村泰博(日本)

<フェザー級/5分3R>
宇野薫(日本)
原口央(日本)

<ライト級/5分3R>
宇佐美正パトリック(日本)
野村駿太(日本)

<ライト級/5分3R>
原口伸(日本)
岡澤弘太(日本)

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Interview J-CAGE VTJ2021 アルフレド・ムアイアド ブログ 平良達郎

【VTJ2021】アルフレド・ムアイアド戦前の平良達郎「当たり前に勝つという強さを見せないといけない」

【写真】風呂上り、素のまんまの平良達郎 (C)MMAPLANET

6日(土)、東京都江東区のスタジオ・コーストで行われるVTJ2021のメインで平良達郎が1年10カ月振りの国際戦再開=アルフレド・ムアイアド戦を戦う。

本来11月に試合をするつもりがなかった平良は、コロナ禍で外国人選手の来日に制限があるなか、その高いハードルを越える努力をしたサステイン首脳に心打たれ、漢気の出場を決めた。

急遽、試合に向けて調整をするために千葉を離れ、沖縄に戻ってから3週間、平良に話を訊いた。


──千葉での集中練習から、VTJ出場で沖縄に帰郷。3週間が経ちましたが、仕上がり具合はいかがですか。

「千葉で少しケガをしていた部分があり、最初は走り込みや体重を落としつつスタミナの強化をしてきました。そこからMMAのスパーリング、今は打撃に力を入れています。体重もあとは塩抜き、水抜きぐらいです」

──14日に修斗の沖縄大会もあり、ジム全体が活気づいているのではないですか。

「そうですね、僕の試合の次の日の高松の大会に先輩の波平コング選手が出て、12月の広島の大会では畠山隆弥、ジャナタン・バイエスが戦います。沖縄大会で戦う選手を含めると、パラエストラ沖縄所属のプロ選手のほとんどが試合を控えている感じで、凄く良い空気です」

──RIZIN沖縄大会にクロスラインの砂辺光久選手、そして宮城友一選手も出場することもあり、プロ練習は相当に気合が入っているでしょうね。

「砂辺さん達は……今は週一ぐらいですかね、一緒に練習をするのは。Shooto OKINAWAでクロスラインの当真(佳直)選手とウチの金内(サイダー雄哉)選手が試合をするので、金内さんがいるときはあまり来ないようにしているみたいです」

──あぁ、なるほど。普段は仲が良くても、修斗では組まれますしね。

「当真選手も練習には来られないですよね、空気的に。自分も若い時はクロスラインが嫌いでした」

──クロスラインが嫌い……ということに驚く前に、今も若いと突っ込ませてください(笑)。

「アハハハ。アマ修斗の時にクロスラインの親川(龍)選手と2回戦って、プロでも新人王トーナメントの決勝で再戦したり、凄く嫌でした。砂辺さんもセコンドに就いているから、なんか嫌で。新人王トーナメントが終わってから、一緒に練習するようになりましたけどね。だから沖縄で修斗の試合があると、練習はパラエストラ沖縄中心になりますけど、他から出稽古にくる人もいますし、やっぱり盛り上がっています。

最近になって、沖縄の選手は恵まれているなって分かったんです。闘裸男とも交流があって、沖縄、四国、中国地方で試合ができるのは松根さんの人徳で。プロだから当然のように試合があるという考えが違っていたことが最近になって分かるようになりました。自分達は恵まれています。

それと今回の試合に関しても、やっぱり坂本(一弘)さん達が僕のために色々と苦労して外国人選手を呼んでくれたりして、本当にこの試合はしっかりと勝たないといけないです。僕自身、『なんでこんなにしてくれるんだろう』。『なんで、皆は僕に期待してくれるんだろう』って不思議だったんです。VTJのメインで戦えること自体、僕で良いのかっていう気持ちもありましたし、ABEMAのアイコンも自分を使ってもらって。『ヤベェ』と思いました。

でも松根さんから『お前は、そういう選手になったんだから。自分ではピンと来ていないけど、皆の期待に応えられるように頑張っていこう』と言われて……本当にもう、最高の状態を創ってぶっ倒します。そのためにも今夜、これ(※増田俊也著『VTJ前夜の中井祐樹』を取り出し)を読もうと思っています。VTJに出るなら、これを読まないとダメだろうって道場から持ってきました」

──中井祐樹✖ジェラルド・ゴルドー……しかし、平良選手の生まれる5年も前になるのですね……。

「僕にとってVTJは松根さんの引退試合(※松根良太は現時点で最後の試合、引退はしていないと言っている)、その印象が強い大会だったんです」

──とはいえ松根さんは自らの主催する大会があり、選手もこれだけ試合に出る。ムアイアド対策など、付き合ってもらえたのでしょうか。

「対策っていう対策はないです。パンチは気を付けないといけないとか、そういう注意すべき点は指摘してもらって、自分の攻撃力を上げる練習を皆でやっています。僕自身は勝って当たり前の試合だと思っています。VTJのメインで戦うことは有難いですが、対戦相手に関しては特別に思うところはないです。当たり前に勝つという部分で、自分の強さを見せて勝たないといけないと思っています」

──ところで3週間前のファイト&ライフのインタビューでは神龍誠選手を意識していましたが、福田龍彌選手との試合を見てどのような印象を持ちましたか。

「福田さんは組みで小手が強いとか、研究していて分かっていたので、試合前から神龍君は苦戦するだろうなとは思っていました。だから、あの試合内容にはあまりビックリはしなかったです。『あぁ神龍君、苦戦するんだ』って感じで。ただ3Rにパンチでダウンを奪ったのは凄いと思いました。ジャッジはなんか一方的な判定もありましたけど、僕は1Rと2Rは福田さんのペースに見えたし、あのまま福田さんが勝つかもという感じで見ていたので。福田さんにパンチを当てることができるのは凄いです。負けない強さを神龍君は持っているなと思いました」

──刺激を受けましたか。

「刺激はまぁ……受けないッスね(苦笑)」

──しっかりと言いたいことを言ってくれるのが有難いです(笑)。

「1Rでギロチンをそのまま極めて勝つようなら、刺激を受けたと思います。試合前は神龍と平良が見たいっていう声が挙がれば面白いかと思ったんですけど、あそこを凌がれて苦戦をしたので……神龍君に対しては、士気は上がらないです。それよりファイト&ライフでインタビューをしてもらった時に、UFC、UFCって言っていて……甘く見ていたなって今は思っています」

──えっ、それはどういうことですか。

「道場にファイト&ライフが送られてきて、僕のインタビューのあとにUFCに行っていない選手が何人も紹介されていたじゃないですか? アレを見て、『えっ、こんな選手がいるんだ』って……」

──いやぁ、アレはファンに読んで欲しいページなのに。本人がそんな風になるとは……。

「アレを見ていると、自分にはベースもないですし、攻撃の幅を増やさないとああいう選手たちには勝てないって思ったんです。勿論、このままじゃUFCで勝てない。だから今はムアイアドにしっかりと勝って、海外で練習をしたいという気持ちが強いです。

そうですね……レスリングで負けた時のために、柔術を磨きたいです。そこをもっとやらないと、今の自分は下になることが練習であまりないので。この試合に勝つことに集中しないといけないのですが、これからどうするかを考える必要があると思っています」

──今、言われたようにまずはムアイアドです。

「海外で自分が通用するというのを見せる試合にしたいです。ただ……どれだけ自信があっても、試合って不安になる時もありますし。弱い気持ちが出てくることもあります。でも、本当に練習してきたことを出したいですし、『見とけよ』っていう気持ちです」

■視聴方法(予定)
11月6日(土)
午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■VTJ2021対戦カード
             
<58.5キロ契約/5分3R>
平良達郎(日本)
アルフレド・ムアイアド(チリ)

<63キロ契約/5分3R>
佐藤将光(日本)
河村泰博(日本)

<フェザー級/5分3R>
宇野薫(日本)
原口央(日本)

<ライト級/5分3R>
宇佐美正パトリック(日本)
野村駿太(日本)

<ライト級/5分3R>
原口伸(日本)
岡澤弘太(日本)

■FORCE14対戦カード

<バンタム級/5分2R>
高岡宏気(日本)
寺島直人(日本)

<73キロ契約/5分2R>
CHAN-龍(日本)
山下康一朗(日本)

<フライ級/5分2R>
石原愼之介(日本)
坂本潤一(日本)

<フェザー級/5分2R>
麻植裕太(日本)
波平コング(日本)

<フェザー級/5分2R>
藤川智史(日本)
國頭武(日本)

■FORCE GIG01対戦カード

<フライ級/5分2R>
木村旬志(日本)
三輪勇気(日本)

<バンタム級/5分2R>
宇都宮伍(日本)
井口翔太(日本)

<バンタム級/5分2R>
堀川“55”滉介(日本)
當房桂(日本)

<ウェルター級/5分2R>
岡野”Garcia”史詩(日本)
KENZO(日本)

<フェザー級/5分2R>
梶原大悟(日本)
川北晏生(日本)

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