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【Monday Ring Girl】Road to ONE04「Young Guns」

毎週月曜日にラウンドガールをご紹介する「MONDAY RING GIRL」。第392弾は2021年2月22日(月)に東京都渋谷区のTSUTAYA O-EASTで行われたRoad to ONE04「Young Guns」のリングガールです。

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【Road to ONE04】「気持ちが今はどうにも整理できないです」試合後、会見前。控室で平田樹が語ったこと

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Interview J-CAGE Road to ONE04 ブログ 安芸柊斗 山北渓人

お蔵入り厳禁【Road to ONE04】山北渓人─02─「山崎さんの一言で体に鞭を入れることができました」

【写真】レスリングの動きが自然とできる。これはMMAで結果を残すうえで大きな武器といえる (C)MMAPLANET

2月22日のRoad to ONE04で安芸柊斗を下した山北渓人インタビュー後編。

専修大学卒業までみっちりとレスリングをやり込んだ──それがMMAのためになると断言した山北は、その言葉を立証したかのようにがぶり&ヒザ蹴りという攻撃を安芸戦でも見せていた。

Road to ONEで修斗ランカーに勝った勝利を今度、どのように生かしていくのか。そして、彼にとって如何に山崎剛Me,We代表が大切な存在であるかを訊いた。

<山北渓人インタビューPart.01はコチラから>


──ぶっちゃけて言うと、北米ルールよりもONEルールの方が戦いやすいというのはなかったですか。

「そうでね、がぶってヒザが打てますし。レスリングって力が必要だと思われがちですけど、ずっと練習しているとパワーを使わなくなってくるんです。力を使わずに抑えて、ヒザを蹴ることができるのは有利な点だと思います。

本当にトップ選手は合気道みたいに力を使わないで、相手を倒し、制することができるんです。専修大学のヘッドコーチは佐藤満先生(※ソウル五輪52キロ級金メダリスト。世界大会で銀✖1、銅✖2獲得)で、もう60歳近いのですが重量級の学生でも結構ボコボコにしてしまうんです」

──!!

「力を使っていないと先生は言うんですけど、やっていると凄く力は感じます。力がちゃんとある人が、力の要らない組み方をするので、まるで歯が立たないです。今、柔術家やグラップラーとも練習させてもらっていて、ボコボコにされていて強いなとは思っています──けど、佐藤先生の強さは別物で。クオリティというか、完成度が凄いです」

──それだけレスリングをやってきて、MMAの難しさはどこに感じていますか。

「やはり打撃があるので、最初の頃は別々になってしまっていました。今もそうなりがちなので、打撃と組みの繋ぎ目を気にして練習しています。レスリングは勝手に体が動くので、ネオブラの決勝で殴られて飛んでいる状態で、自分でも気づかないうちでテイクダウンを仕掛けていました。

から今回の試合は、打撃だけをやる感覚で入ると、体が勝手にテイクダウンを仕掛けて一体化していた感じです」

──安芸柊斗選手は当て勘が良く、初回は圧されていました。その打撃だけと思って自然とテイクダウンにいける動きこそ、安芸選手は予期できない組みになっていたのかもしれないですね。

「もともと警戒していたのですが、安芸選手は打撃が凄く上手かったです。カウンターが得意で、距離を作るのが上手いのでなかなか入れなかったです」

──2R、セコンドの山崎さんが『(前日にDEEP暫定フライ級王座に就いた藤田)大和もやり切っただろ。お前もやり切れ』という指示を出されていたのが、凄く印象に残っています。

「しっかりと試合中にでも、聞こえていました。疲れて楽をしたいと思いそうになっていたところで、あの一言で体に鞭を入れることができました。山崎さんのセコンドが心強くて、試合中でも自信を持たせてくれます」

──普段から面倒見の良い山崎さんに、アレを言われると動くしかない?(笑)。

「そうですね……。山崎さんは本当にいつもジムにいますし、それだけ自分のことを分かってくれているので。だから試合中に休もうとしているのも分かるんだと思います。本当に山崎さんがいてくれて、やりきることができました。

大和さんも打撃は当然ですけど、組みも凄く強くて。打撃で大和さんより強い人はいないと思うので、そこも安芸選手との試合をするにも、自信を持って戦えた要因です」

──今、ジムには同じレスリング出身で、UFCファイターの村田夏南子選手もいます。

「夏南子さんは男が相手でも、ばんばん倒しにいきます。僕は自分より大きな人とやると、敵わなくてもしょうがないというところがあるのですが、夏南子さんはそういうことが全然ないんです。お構いなしに、向かっていきます。

僕も男なので、女の人とやるときは力をいれないで練習するようにしているのですが、夏南子さんとするときは力を入れないとやられてしまいます。

Me,Weはストロー級でも本当に良い練習相手が多いです。ケガでフルにはできないですけど、神部(建斗)君もいますし。凄く良い練習ができていると思います」

──ところで、今回は自分などはなぜ山北選手がネクスト・ヤングガンズ・アワードでなかったのかと憤りを感じてしまっているのですが。

「ありがとうございます。僕も実は少し期待していたので、そう言ってもらえると嬉しいです。

それでもRoad to ONEで勝てたことは大きいです。ABEMAで色々な人も視てくれて……僕は戦績的にはまだ無敗ですけど、ここ2試合は判定勝ちだったので、今回の勝利は本当に良かったと思います」

──✖修斗という試合で勝てたことも、大きいかと思います。この勝利をどのように今後のキャリアアップに結びつけていきたいと思っていますか。

「今回、寝技でのヒザありルールということで、フィニッシュに結び付けることができたと思います。ただ、ヒザ無しでもフィニッシュはともかく、勝てることはできたと考えています。だからルールに拘らず、ストロー級で頭が抜けているところを見せたいです」

──Road to ONEを経験しましたが、パンクラスの活動再開がなった時は、どのような舞台で戦いたいと思っていますか。

「今回、この機会が巡ってきて生かすことができました。フィニッシュもできましたし、またチャンスが巡ってくると思っています。パンクラスが先か、他のチャンスが先かわからないですけど、与えられた機会を生かしていきたいです」

──修斗のランカーに勝ちました。修斗で安芸選手より上のランカーと戦いたいという気持ちは?

「あぁ……。う~ん……。Road to ONEがまたあって、呼んでもらえた時に修斗の選手から、僕と戦いたいと言ってもらえるようならやりたいです。どんどん上に行きたいですし、チャンスがあればモノにしたいです。でも同時に山崎さんが『焦らないで』と言ってくださっていて。

今回の試合は格上の相手を選んだのですが、じっくりと力をつけたい気持ちもあります。正直、打撃とかまだまだ全然なので。組みもフィジカルでカバーしている部分多くて……、やっぱり一歩、一歩、進みたいです」

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Interview J-CAGE Road to ONE04 ブログ 安芸柊斗 山北渓人

お蔵入り厳禁【Road to ONE04】山北渓人─01─「大学でレスリングを続けて遅れるとは思わなかった」

【写真】なぜノーマークだったのか、見る目の無さが再確認された山北の勝ちっぷりだった (C)MMAPLANET

2月22日のRoad to ONE04で安芸柊斗を下した山北渓人

MMAキャリア4戦目、大会前にノーマークに等しかった昨年のネオブラ優勝の山北は、当て勘が良く、勝負を決めに行くときの殺傷能力の高さに定評のある安芸をONEルール特有のがぶってのヒザ=グラウンドのヒザを効かせ、パウンドアウトした。

MMAPLANET的にはNext Young Guns Awardだった山北──レスリング・エリートからMMAでの成功を目指す彼を、大会から6日後に取材した。お蔵入り厳禁──山北のMMAに賭ける想いとは……。


──2021年に入り、主戦場としていたパンクラスからイベントスケジュールがなかなか出ない。その状況でRoad to ONEからオファーがあった時はどのような気持ちでしたか。

「去年の12月に試合をしたのですが、ケガをしていて。調整も試合も大変だったので、次は3月か4月ぐらいで考えていました。そんな時にRoad to ONEから声が掛かって、注目度も高いし気持ちを切り替えてやろうと……。しっかりと創り直すことができて、戦うことはできました」

──安芸選手は修斗のランカーで、年下でもキャリアは山北選手より長い選手でした。

「パンクラス✖修斗ということに加えて、格上になるけどチャンスだと思いました。ネオブラッドTでは勝たないといけない試合をしてきて、安芸選手との試合は自分がどの位置にいるのか試すことができる試合だと捉えていました」

──現在24歳、MMAデビューは昨年2月で正直早くないというか、かなり遅いといって良い年齢です。

「2019年にアマチュアの試合には出ていたのですが、大学卒業までレスリングをしていたので、Me,Weに入門して3カ月ぐらいでグラチャンのアマの試合に出て。その後アマチュア・パンクラスのトーナメントで優勝した時に、プロからのオファーもありましたが、山崎(剛)さんは『焦らず1年間はアマチュアで頑張ろう』という方針だったので、アマチュアで10試合(※10勝)ほど経験を積めました」

──満を持してプロデビューだったわけですね。もともとMMAには興味があったのですか。

「ハイ。保育園の時から分からないながらお父さんと一緒にPRIDEを見ていて、僕は記憶にないのですが凄く好きだったみたいです。物心がついた時にはなんとなく格闘技が好きで、近くにキッズレスリングを教わることができる場所があり、小学4年生から通るようになりました。

中学生の時にはDREAMの時代になっていたのですが、やりたいというよりもやるんだろうなと思っていました。レスリング・クラブを運営している方が、いなべ総合学園という高校でレスリング部の指導をしていて、中学を卒業すると先生のいる高校に進学したんです」

──山北選手はもともと、いなべ市のご出身なのですか。

「ハイ。三重県の一番北部で、凄い田舎なんです。愛知県と三重県の境で」

──ググってみます。あぁ、桑名からナローゲージの三岐鉄道北勢線が走っている街なのですね。762ミリの元々は軽便鉄道だった電車で一度、乗ってみたいと思っていた鉄道です(笑)。

「アハハハ。桑名とか四日市から奥にいったところで」

──何も知らなくて申し訳ないのですが、この場所でレスリングが学べたのですね。

「たまたま実家の近くに、いなべ総合学園があり先生のレスリング・クラブで練習していたのでエスカレーター的に。大学は専修大学に進学しました」

──おぉ、では長州力さんの後輩ですね。

「あっ、そうなんです(笑)。長州さんは会ったことはないですけど、馳(浩)さんが監督で、議員で忙しいのに練習によく来てくださっていました」

──レスリングの実績としては?

「高校の時は県大会で優勝して、全国選抜選手権で3位。国体は2位、インハイは取れなかったです。大学では57キロ級で新人戦が3位、東日本選手権で2位、国体で2位でした。普段から60キロほどだったので、それほど減量はしてこなかったです」

──いや立派過ぎる戦績なのですが、レスリングで就職を考えるということは考えなかったですか。

「なかったです。完全にMMAのことしか頭になくて。4年間はしっかりとレスリングをやろうと思っていたのも、MMAのためでした。だからオリンピックに出たいとかは、正直なところ全然なかったです」

──専修大学だと……MMAでは先輩に……。

「レスリング部だと上迫(博仁)さんや江藤(公洋)さん、武田光司選手が先輩です」

──錚々たるメンバーですね。しかし22歳になるということは、どのように捉えていましたか。松嶋こよみ選手などは大学を辞めて、MMAに転じましたが。

「とにかく早くやりたかったので、高校を卒業したときにもMMAを始めたかったです。でもKID選手とかも大学を出ていてMMAを始めていたし、大学で4年間みっちりとレスリングを続けることでMMAをするのにマイナスになる……遅れるとは思っていなかったです。逆にそれが必要だという考えでした」

──とはいえレスリングと違い、社会人MMAなどはない環境ですが……。

「ハイ、飲食関係の会社にMMAをするということを承知のうえで就職し、凄く協力してもらっていました。それでも、どうしても練習時間に制限が出てきてしまうので、給料を下げてもらって練習時間を確保していました」

──おお、凄い話です。しかも理解のある会社で。

「はい。本当に感謝しています。それでも……もっと練習がしたくて結局、退職させてもらって下北沢のトイカツ道場でインストラクターをさせてもらいながら練習しています」

──Me,Weで練習するようになったのは?

「先輩がRIZINのバイトをしていて、山崎さんと顔見知りだったんです。興味がある人、練習に連れてきなよという話になった時に、僕も一緒に行かせてもらったんです。ジムの雰囲気も良くて、すぐに『ここでやろう』と思って。4年生の12月に最後のレスリングの試合があって、そこからは毎日Me,Weで2部練をしていました」

<この項、続く>

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Interview J-CAGE ONE Road to ONE04 アリス・アンダーソン スタンプ ハム・ソヒ ブログ モン・ボー 平田樹

【ONE】After 2/22平田樹─03─「GPの相手だったら、コレで勝てるなら絶対に仕掛けます」&「楽しみ」

【写真】もう2月22日は吹っ切れた、平田樹 (C)MMAPLANET

2月22日(月)、東京都渋谷区TSUTAYA O-EASTで開催されたRoad to ONE04「Young Guns」のメインで、中村未来にTKO勝ちした平田樹インタビューPart.03。

試合のデキ、アトム級GP出場発表の際の周囲のざわめき──を経て、5月28日に開幕するGP出場に向け、平田樹は2月22日をどのように消化、糧としているのか。

インタビュー最終回、平田はあっけらかんとしているぐらい、これからを見ていた。2月22日が終わっても、ガキには未来しかないようだ。

<平田樹インタビューPart.02はコチラから>


──自分でやりたいことをする。内山高志さんとのボクシング練習もそこがスタートだったのですか。

「内山さんのところは大沢さんから『1回行ってみたら』と言ってもらって。その1回でパンチの打ち方が悪いから肩が痛くなるとか、修正してもらえたんです。その時に凄いって思って練習させてもらうようになりました。

それは、やっぱり自分が求めているものだから通っているわけで。そう思うと、やっぱり自分のやりたいことにトライできるのは今の自分の強味だと思います」

──自信のやりたいことというのは、やる気に通じると思いますが、中村戦を踏まえて何をしていかなければいけないと感じましたか。

「自分的にはレスリングを強化したいです。前回の試合では少しはできていたんですけど、もっとできるはずだし。技ももっと覚えないといけないです。GPを勝ち上がっていくにつれ、どんどん強くなれると思います」

──レスリングで修得したいのはテイクダウンですか、それともコントロール?

「テイクダウンとコントロール、両方やりたいです。あとは柔術、寝技だけもやりたいです。MMAをやることが多いのですが、寝技はやっぱり練習していて楽しいです」

──ところで柔術はどこで練習しているのですか。

「トミー・ヤノさんって柔術の子がいて。イグルー所属らしくてクレイジービーにも来ているので、その子に寝技を教えてもらっています。お兄ちゃんも寝技が好きだし、寝技って次から次とつながるのが面白いですね。極まった時はメチャクチャ嬉しいですし(笑)」

──そこをまたMMAに融合させていたかないといけないということですね。抑える寝技と、殴る寝技はルームが変わってきますしね。

「そうなんですよね。めちゃくちゃ難しいです」

──そんななかGPですが、気になる選手はいますか。

「一番はモン・ボー選手です。右ストレートが男子並みの威力なんじゃないかと思って。ただワンツー、ワンツーでそこだけで。変な投げもしていたけど、グラウンドではパウンドの方が好きなんだなって」

──ONEのアトム級ではずば抜けて大きいような気がします。

「デカかったですね。55キロですもんね、前の試合も。でもあれだけ大きいですし、上がって来るんじゃないかと思います」

──不気味なのがアリス・アンダーソンです。

「映像を見たんですけど、下ばかりやっていないですか?」

──はい。ただし、最後の試合が1年半前です。米国、エクストリーム・クートゥアーの所属で……なんというのか、ONEで戦う女子選手は得意と不得手な部分がハッキリしているケースが多いですが、北米の選手は90点と30点とかでなく、60点で揃えることができる。そういう選手に成長していれば、平田選手にとっては未知の相手ではないかと。

「ONEの人は彼女の今を知っていると思うので、相当なレベルにあるとは思っています。バランスも良いし、気持ちも強い。そういう部分で考えると、中村選手とは骨格も体の強さも違うはずです。クローリン選手も打撃も体も本当に強かったです。小さいのにこんなに強いんだって思いました。

だからアンダーソン選手は身長も高くて、リーチも長いから、どれだけ強いんだろうなって」

──そういう選手を腰に乗せて投げると、どうなるのか。

「背中に乗せても足がマットに着いていて、バックを取られてしまうと思います。今まで自分より小さい選手としか戦ってこなかったので、ああいう背の高い選手が組んでくると、そのまま押し込まれるかなとか考えますね」

──もし、戦うなら……ですね。

「ハイ。アンダーソン選手ともしやるなら」

──正月にハム・ソヒ選手と、将来でなく今戦いたいと言っていたではないですか?

「ハイ」

──そこでハム・ソヒ選手の妹分で、平田選手とも練習しているパク・シウ選手に今の両者の実力を比較してもらいました。そうしたら『問題になりません』と。

「どういうことですか?」

──相手にならないということかと。

「アハハハハハ。私もパクさんに、ハムちゃんってどれぐらい強いのですかって聞いたんです。そうしたら気持ちがメチャクチャ強いって。やっぱりそうなんですよね。技術云々じゃなくて、気持ちが強いから何でも返せるって」

──技術もあって、気持ちも強いのだと思います……。

「浜崎さんとの試合を見ていても、最後までやり切っているし。その部分は自分と違いがあるなって思います」

──今、名前が挙がった3選手も含め、トーナメントの間に戦ってみたい選手は誰になりますか。

「えぇ……モン・ボーさん、ハムさん、スタンプ……皆になってしまいますね。皆、強い。結構、ヤバいメンバーだと思います。ONEに出ている選手しか、彼女達と戦えないわけだし」

──ヤバいと思っている時の方が、欲をかくことなく勝利に邁進できるかもしれないですね。正直、先日の中村選手との試合では平田選手の表情が弱気に見えたことがありました。あれは戸惑いだったのか、それとも怖いと感じたのでしょうか。

「怖いというか、打撃をしたいけど上手くできるか分からないという迷い。でも、組んで投げると絶対的にいけるけど、それをやっちゃいけないだろうっていう迷い……ですかね」

──いける自信があるのに、やってはいけない……。それ、今も思っていますか。

「そうなんですよね……。GPの相手だったら、コレで勝てるなら絶対に仕掛けます。やっちゃいけないなんて思わないですよね。そこが相手を見て、そういう風になってしまった自分のダメなところが出たと思います」

──もう2月22日を良い方向に活かせそうですね。無理はしていないですよね?

「ハイ、次の日は落ち込んでいましたけど」

──結局、試合後に行きたいと言っていたマクドナルドには?

「次の日に行ったんですけど、そんな気持ちだし……あまり美味しくなかったです。でも今はシンガポールで戦えることが凄く楽しみです。あのデカい会場で戦うの、初めてなんです」

──意外と、そうなのですね。

「大会を見に行ったことはあるんですけど……。それに去年の2月には無観客になって、シンガポールにいるのにまさかのホテルでTV観戦になってしまったんですけど」

──アハハハハ。今回も恐らくは上限のある、キャパに対して本当に少ないお客さんの前で戦うことになるかと。

「お客がたくさんいる方が良いけど、そこは期待しないようにします。でもONEの本拠地ですし、シンガポールで戦えることが楽しみです。それと早く対戦相手を発表してほしいです」

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Interview J-CAGE ONE Road to ONE04 ブログ 平田樹

【ONE】After 2/22平田樹─02─「チンタラやっている友達はいらない」&「女子高生っぽいのは面倒くさい」

【写真】ミーシャ立ちの平田。まだまだぁ (C)MMAPLANET

2月22日(月)、東京都渋谷区TSUTAYA O-EASTで開催されたRoad to ONE04「Young Guns」のメインで、中村未来にTKO勝ちした平田樹インタビューPart.02。

5月28日に開幕するONE女子アトム級GP出場もアナウンスされたことで、また違った逆風が吹いた平田は、これからの練習環境をどのように感じているのだろうか。

自分と同じような世代での練習環境、他の競技との交流──試行錯誤が続く。

<平田樹インタビューPart.01はコチラから>


──試合後の落ち込み具合とは、もう正反対の精神面ですね。

「試合後はマジで、一生見せられないぐらいの最悪の自分でした(笑)。でも、もう一周回った感じですね」

──とはいえ山口選手の練習仲間の反応を見ていると……浜崎選手にしてもGP出場メンバーに関して『ほとんど知らない選手』という書き込みがあったり、ああいう言葉を見るともう一緒に練習はできないだろうなと。今後、練習環境はどうしていくのかという危惧はあります。

「難しいですね。良く思われていない自分と……世代の差、対決でないですけど、そういう部分は出ているように感じます」

──若い選手も上の世代と練習しているし、平田選手と交流しづらい空気が完全にできたと感じました。

「そうですね……逆に、そういう存在になったという風に捉えて、同世代だけの練習環境を創りたいと凄く思います。技術も今から創っていく、フィジカル的には自分たちに合った動きもあると思うので。

そこは対抗するわけじゃないですけど、違うところを見せないといけないです。だからMMAだけじゃ狭いし、戦っているところが違うということで気まずさがあるなら、MMA以外まで練習仲間を広げていって勉強したいと思います」

──と同時に、彼女達は女子MMAを続けるうえで練習仲間とも試合をし、顔面を殴り合い──でも信頼関係を築いている。そういう彼女たちの歴史があって、今に通じているとは思います。

「そういう女子MMAが大変だった時期があったからこその今ということに関しては、その世代の方への尊敬心は持ち続けています。それでも、自分ぐらいの世代の女子選手は少ないので、自分たちの練習環境を創っていきたいという気持ちでいます。

ただチンタラやっている友達はマジでいらないです。女の子、女の子してMMAを戦っている人じゃなくて、練習で殴り合って、終わったらご飯を食べに行く。そういう関係で、ダメなところも指摘しあえるような存在の人達とやっていきたいです。なかなか難しいわけですけど」

──世間を動かすのではなく、自分の周囲の反応を大切にする。そこは今のJ-MMA界の男女に共通している部分だと思います。でも、女子選手間の人間関係の難しさって……自分は正直、このご時世で言うと問題なのかもしれないですけど、男の選手より感じます。仲良く笑顔でいて、どこか刺し合っているような。

「アハハハハ。女の子の性格は……。う~ん、グループになって女子高生っぽいことは、本当に面倒くさいので。自分が絡んでいる人って、どちらかというと女の子離れしている性格なんです。その方が一緒にいて楽で。女の子、女の子して格闘技をするのは、一番面倒くさいです」

──これは個人的な話になってしまうのですが、自分は若い頃に好みの女性のタイプっていうのがないと周囲から言われていました。遊び相手なら正直、誰でも良かったというのもあるのですが(笑)。ただし、付き合ったり、結婚した家内に関しては女性だからではなくて、人間として尊敬できた。だから女子云々でなく、人間関係だと思っているんです。

「あぁ、間違いないですね。人間ですよね」

──女を武器にしないというか……。そういうて、先ほどZoomでインタビューしたミーシャ・テイトに初めて取材した時の後ろ手で組んだ立ち方とか、凄くドキドキしたとかスタッフと話していたのですが(笑)。

「アハハハハ。あぁ、こういう立ち方ですよね(とミーシャと同じポーズをとる)」

──あぁあ、ミーシャと全然違いますねぇ(笑)。平田樹は体育会系だ。

「それは……負けましたね(笑)。でも、そういう練習環境は本当に創りたいんです。それが女の子って……しかも自分ぐらいの世代って、そういう女の子同士にありがちが感情が凄く残っていて……。ずっとあるのかもしれないですけど、それが激しいというか」

──「BBAなめるな」世代、20代前半や10代後半世代、その間にいる世代、それぞれの立ち位置もあるのでしょうが。実はこの間の世代──三浦彩佳選手たちの世代の踏ん張りに期待したいというのもあります。ところで首投げから袈裟の先輩として、三浦選手も自分自身、周囲の評価と戦ってきました。

「三浦さんが去年の2月にティファニー・テオに完全に対策されて、バックに回られてパウンドされた。あの試合を見て、色々と考えることはありました。そこからの展開を作らないといけないと。

投げ切れると良いのですが、それができないと自分も同じようになるなって」

──平田選手が最後にあの形で勝ったのは大内刈り、ダブルレッグでテイクダウンをしたときにコントロールできなかったから。対して、袈裟だと一番安定感があった。

「寝技だけの練習だとできることが、MMAになると考えることが増えて頭の中がグチャグチャになってしまうんです。そうなると、試合中の動きも雑になってしまって。試合を意識して練習するといっても、やっぱり練習は練習なので。そこが凄く難しいです。

でも、やっぱりどんどん練習していけば試合に生かせる。それは絶対です。GPまで時間はあまりないですけど、とにかく練習することだと思っています」

──平田樹という選手が置かれている状況は、他の選手にはないモノです。何も考えずに、ノビノビと経験を積めるモノではなくて。技術的にも練習して、自身でMMAに落とし込む感じかと。

「大沢さんがアドバイスしてくれることもあるのですが、やっぱりずっと一緒にいるわけではないので。でも、自分がやりたいことを自分で決めることができるのも強味だと思っています。

誰かに言われて、その練習をするのではなくて。自分でやりたいからやる。それが自分で考える力になっていますし」

<この項、続く>

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Interview ONE Road to ONE04 ブログ 平田樹

【ONE】After 2/22平田樹─01─「もっと友達は欲しいとは思っているんですけど」&「ONEの女子はイツキ」

【写真】3月5日発売のKAMINOGEで、初カバーを飾った平田樹(C)MMAPLANET

2月22日(月)、東京都渋谷区TSUTAYA O-EASTで開催されたRoad to ONE04「Young Guns」のメインで、中村未来にTKO勝ちした平田樹。

試合後には不貞腐れ、また涙も見せた。キャリア4戦目、初めての挫折といっても良い経験をした平田だが、その2日後には5月28日に開幕するONE女子アトム級GP出場もアナウンスされた。

良くも悪くも、既にJ-MMA界の顔となった21歳の女子ファイター──唯一無二のキャリアを歩む、平田樹の今の想いとは。5日(金)にChateau AmebaでGP出場に向け、各メディアとリモート会見を行った直後の平田に話を訊いた。


──中村戦から10日ほどが過ぎました。この間、何をしていましたか。

「試合の2日後ぐらいから、体を動かし始めました。試合の写真とか皆が送ってくれるのですが、それを見ると……もう溜息で……。なんであんな試合しちゃったんだろうって、どうしても考えてしまって。

でも、すぐにGP出場が決まったので『トーナメントがあるから』って気持ちを切り替える。で、また考えるという風なことを繰り返していました」

──すぐに次の試合を考えるということは、体と心をリラックスさせることはなかったということですね。

「特には……あっ、でもワンちゃんを飼いました。そこが一番のリラックスかなぁって。オスのワンちゃんでめっちゃ可愛いですよ」

(同日同所でリモート取材のあった)青木真也 お前、太ったなぁ。太っただろう(笑)。

「アハハハ。太ってないですよ」

──少し肌も荒れ気味なので、ちゃんと遊んでリラックスできたのかと思いました(笑)。

「これは……犬に噛まれたり、舐められるとこうなっちゃったんです(笑)。青木さんはすぐに『太った』って言ってきて……。

う~ん、リラックスとは違うかもしれないですけど、試合後に同い年の名古屋の友達に電話をして……この時期だから、どこかに遊びに行くことはできないですけど。去年は12月に名古屋の友達の家に行って1日ゴロゴロしただけで、東京に戻ってきたんです(笑)。別に何をするのでもなく、そうやって一緒にいるのが一番良くて」

──おお、良かったです。同世代、同性の友人とそういう時間を過ごせて。

「2人いますね(笑)。もう1人は地元の足立区の子なんですけど、看護の仕事をしているから凄く忙しくて。何かあった時、とりあえずは彼女達に相談しようって。そこから親と話すように順番は変わりましたね。

今回も名古屋の子にすぐに電話をして『最悪だったよ』とか話していました。そうしたら『自分が一番分かっているから、それで良いでしょ』って言ってくれて。彼女も柔道をやっていて、少し格闘技をしていた時期もあるけど、家庭の事情とかもあって続けられなくて。

『私の分まで頑張って』という風に言われたこともありますし。看護の仕事をしている友達は、本当にめっちゃ大変そうで。遊ぶ時間がないどころか、休む暇がない。家でもずっと提出物を書いていたりして。彼女と比べると、自分は半日ぐらいの練習で、自由な時間もありますし。そうやって考えると、恵まれているなって感じました」

──しかし、良かったです。私は自分の娘に彼氏や旦那というモノは突然のフィーリングでいつでもできる。だから同世代、同性の友人を大切にしないさいと言っているんです。そういう存在が平田樹からはあまり伝わってこず、ペットまで飼いだしたらどうなるんだと感じていたので、ホッとしました。

「ずっと寮に入っていて東京にいなかったから、もっと友達は欲しいとは思っているんですけど……」

──人数ではないと思います。中村戦後に連絡できる友達がいるのだから。

「格闘技界に入って、格闘技仲間じゃないですけど……同じ競技の選手より違う競技の選手と仲が良くなりたいというのは大きいです。でも、どうしても女子選手は少ないですしね」

──他にないキャリアの積み方という表現を良くしてきましたが、だからこそ得られるモノと失うモノはあるということですね。常に大人に囲まれ、強面のお父さんもいますしね(爆)。

「アハハハ。そういう中にあって、アニキ……お兄ちゃんの存在には助けられています。やっぱり親との関係は違うので。お兄ちゃんは自分のいうこと、技のこととかもまずは肯定してくれて、そこから色々な意見を言ってくれます。格闘技のこと、私生活のことも。そこは親とは違うところで。一番頼ってしまうので、すぐに連絡しちゃいます」

──ところで試合後に、エゴサーチはしましたか。

「しました!! 試合が終わって、車に乗ってから速攻でしました。でも自分的には8割ポジティブで。ここまで期待されているんだからっていうことは、良い風に捉えることができましたね。『回りが求めているモノが高いから、それが平田樹だ』っていう風に結構言ってくれて。

ONEの人達もそうだし、それだけ多くの人が視てくれたんだ──と思って、ネガティブな意見よりもそっちの方に目が行きました」

──ポジティブシンキング、良いです(笑)。

「アハハハ」

──しんどい時に自分を攻撃してくる文字を追うのはキツイですしね。

「そうですね。また言われているわって……。でも、今回はそんなになかったと思います」

──そんなRoad to ONE04から2日後にONE女子アトム級出場選手が発表されました。

「ハイ」

──結果、直接名指しのバッシングではないですが、山口芽生選手の怒りはともかく、そこを支持する声は平田樹批判と捉えることができました。

「ハイ、いっぱい見ました。代理戦争に勝った時に、また戻ったなって。まぁ良くは言われないですよね。でも、ああいう風に言われて、何か自分にマイナスになることはあるのかなって考えるようになりました。

で、ならないなって。私はここで勝っても、また何か言われ続けるだろうし。それが現実だと思います」

──ぶっちゃけてファンではなく上の世代の選手達の反応には、どのように感じましたか。

「えぇ……別に……。シュンってなるより、周囲ももう違う、自分の方が強いという……ONEの女子はイツキという印象が多かったので、そこは胸を張って日本代表として行こうと。そういう自信とは違うけど、『もう違う』というのはあります」

<この項、続く>

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Interview J-CAGE ONE Road to ONE04  アドリアーノ・モライシュ ブログ 中村未来 平田樹

【Road to ONE04】「気持ちが今はどうにも整理できないです」試合後、会見前。控室で平田樹が語ったこと

【写真】終始うつむいていた平田に、カメラ目線を要求。21歳、大人のビジネスに組み込まれたスポーツ競技で過去に例のないキャリアを積んでいる彼女への要求は高く、風当たりも強い。だからこそ、勝って落ち込む(C)MMAPLANET

22日(月)、東京都渋谷区TSUTAYA O-EASTで開催されたRoad to ONE04「Young Guns」のメインで、中村未来にTKO勝ちした平田樹だが、自らのパフォーマンスに納得ができず──リング上で笑顔はなく、控室では涙に暮れた。

プロとして気持ちを幾分整理させ共同記者会見に臨んだ平田が、その直前に控室で見せた──整理をつけようとする過程の言葉をお伝えしたい。


──どうですか、試合を終えて30分ほど経ちましたが。

「最悪の最悪です。『えっ?  試合した』ぐらいの気持ちです。疲れていないし、やることもやっていないし──って言う感じですね」

──勝って反省できるのだし、こういう経験があって良いのではないでしょうか。

「いやぁ……せっかく、これだけ時間があって……練習もしたのに……。ジムも変わって、でも試合をすれば『結局、これか』みたいのがめっちゃ大きいから……」

──首投げ、柔道に頼った。それで今の自分が見えた試合になった。簡単じゃないということが、実戦で勝って分かった。良しとしようというのは、年寄りの考えかもしれないですけどね。

「もっと……やりたいことがあったのに……でも、出せないってことは何かが違うんだろうし。もっと練習します」

──プロ4戦目です。誰にもないキャリアの積み方をし、逆風も強い。でも、それは平田樹が乗り越えるしかない。

「4戦しかしていない……う~~~~~~ん、ダメですね。はい……。せっかくメインでやらせてもらったのに、ダメだった……。試合をしたのに、試合をしていないような。この気持ちが、今はどうにも整理できないです。

この経験をGPで生かせば良いって、皆が言ってくれました。でも……やっぱり納得できないし。練習してきたことが出せれば、打撃だってあんなんじゃないし。

寝技にいくにしても、違う入り方をしたかったです。全然、ダメですね。初めてです──試合が終わって、ダメだったという想いがここまで強いのは……いう感じです」

──ともあれ試合は終わりました。次に向けての日々が始まります。

「練習はしていたけど、なぜ試合で出せなかったのか。もっとやられることを覚えるじゃないですけど、ここまでやられてこなかった怖さというか、『ここで負けちゃいけない』という気持ちがここまで大きかったんだって気付きました。

う~ん、練習だけでなくメンタル……。気持ちでは、負けていないつもりだったけど、何かが欠けていることが分かりました。行けない、出ていない……。でも勝つ自信はあるから。そこのバランスが取れていないことが今日の試合で分かったんで」

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J-CAGE ONE Report Road to ONE04 ブログ 中村未来 平田樹 未分類

【Road to ONE04】初の女子メイン、試合内容に不満も・・・平田樹が得意の形で中村未来をパウンドアウト

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
Def.2R2分34秒 by TKO
中村未来(日本)

サウスポーの中村が左ストレートを放ったところに、平田は右ロー。さらに組み付いて中村をケージに押し込む。中村は右ヒザを打ち、左に動いて離れる。距離ができるとパンチをヒットさせる中村。平田も右を振りながら中村にケージを背負わせる。四つから投げを打とうとした平田、これを防がれると、シングルに切り替えてテイクダウンを狙う。中村は平田のクラッチを外してディフェンス。しかし平田はテイクダウンを奪う。中村は下から足関節を狙うが、平田はすぐに防いでサイドへ。中村がブリッジすると首を取る。

両者立ち上がり、平田はギロチンから投げを打つが、中村は倒されずバックを狙う。ともに離れてケージ中央へ。打撃を放ちながら組み付いた平田は、またもケージ際へ。残り30秒、平田がダブルでトップを奪う。ハーフガードの中村の顔面にパンチを落としていった。

2R、距離を詰める平田に、中村は左ストレートのダブル。平田はダブルレッグでテイクダウンに成功する。相手をケージに押し込めて、パンチを落とす平田。しかし中村も平田を蹴り離して立ち上がる。平田はすぐさま中村をケージに押し込み、ダブルからシングルに切り替え、テイクダウンを狙うが、中村も倒れない。肩パンチを打ち合う両者、ここで平田が首投げでグランドに持ち込む。そして袈裟固めで抑え込みながらパンチを連打し、レフェリーストップを呼び込んだ。


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J-CAGE ONE Report Road to ONE04 ブログ 吉野光 野瀬翔平

【Road to ONE04】投げ合い打ち合うノンストップファイトは、吉野光が野瀬翔平をスプリットで下す

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
吉野光(日本)
Def.2-1
野瀬翔平(日本)

開始早々、野瀬が左ロー。吉野はワンツーで前に出て組み付く。野瀬が体勢を入れ替えるが、足をかけて野瀬に背中を着かせたのは吉野。しかし野瀬もすぐに立ち上がる。ケージ中央で左の飛びヒザを見せた野瀬を抱えて、グラウンドに持ち込む吉野。野瀬はギロチンにとらえるが極まらず。吉野が首を抜いて、サイドに移行する。野瀬はガードに戻し、立ち上がって組み付き大内刈りでテイクダウンを狙うも、吉野はふんばり反対に乗せをケージに押し込む。

ここで吉野がテイクダウンに成功。野瀬がオモプラッタを狙うも、吉野は立ち上がる。スタンドに戻り、パンチを当て合う両者。野瀬は左ロー、吉野はワンツーを繰り出す。打撃戦で野瀬が左をヒット。吉野の投げを踏ん張り、ケージ際で差し合いの展開に。残り30秒で、吉野が大外で野瀬に背中を着かせる。立ち上がった野瀬をケージに押し込む吉野。残り10秒で離れた両者、終了間際に吉野がパンチを狙った。

2R、吉野の飛びヒザと、体勢を低くした野瀬がぶつかる。吉野はすぐにくみついてテイクダウンを狙う。足技で野瀬をこかす吉野だが、野瀬も立ち上がる。ケージ際で四つで組み合う両者、ここでも投げで吉野がテイクダウンし、野瀬が立ち上がるという攻防に。押し返した野瀬が左ヒザ。吉野もパンチを返す。中間距離で野瀬のパンチがヒット。しかし吉野が野瀬のテイクダウンをブリッジで切り替え、トップを奪う。ハーフガードから立ち上がり、吉野をケージに押し込む野瀬。

吉野の足技を防いだ野瀬は、そのまま吉野をケージに押し込み、吉野に背中を着かせる。さらにバックマウントを奪う野瀬。吉野が体を起こし、反対に野瀬をケージに押し込む。野瀬は残り20秒でギロチンを仕掛けるも、吉野は首を抜いてトップへ。パンチを落として2Rを終えた。

最終R、飛び込みながら左ストレートを放つ吉野。野瀬のローに合わせてパンチを当てる。野瀬は右フックを打ちながら距離を詰めるが、吉野はそれをかわし、組み付いてきた野瀬に投げを打つ。これはかわされるも、ショートパンチをヒットさせる吉野。しかし野瀬が右ストレートを当てると、吉野の動きが止まる。野瀬が攻め込もうとしたところで、吉野がダブルでテイクダウンに成功。野瀬が吉野を蹴り離し、立ち上がってパンチを当てる。

吉野のテイクダウンをカットした野瀬は、そのままバックマウントへ。体勢を入れ替えようとする吉野に、ネッククランクを狙う。これは極まらなかったがヒジを当てていく野瀬。下から相手の頭を押さえ、パンチを当ててからヒジを連打する野瀬に対し、耐えた吉野はトップを奪った。残り20秒でケージ際へ、吉野はパンチを放ち、野瀬はそれを凌いで試合終了のホーンを聞いた。

判定はスプリットで吉野に凱歌が挙がった。


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J-CAGE ONE Report Road to ONE04 ブログ 安芸柊冬 山北渓人

【Road to ONE04】レスリングの強さを生かした山北渓人、グラウンドのヒザ蹴りで安芸柊斗にTKO勝利

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
山北渓人(日本)
Def.2R0分22秒 by TKO
安芸柊斗(日本)

山北が右ロー。対する安芸はカーフを当てる。さらに安芸の右ローに合わせて山北がシングルで飛び込む。これをカットした安芸は、組み付いてくる山北に右をヒット。しかし左フックをかわされて、組み付かれる。山北がボディクラッチから安芸をケージに押し込み、大内刈りでテイクダウンに成功する。パウンドを放つ山北の左腕を取り、腕十字を仕掛けた安芸。山北が腕を抜いた瞬間にスイープしてトップを奪う。

すぐに立ち上がった安芸に対して、再びダブルでテイクダウンを奪った山北。立ち上がる安芸のバックに回る。ケージを活用して倒されまいと試みる安芸を、山北がリフトアップしてグラウンドに持ち込む。下からヒジを狙う安芸が、足を上げていく。トップの山北は秋の顔面に鉄槌を落とす。ここで立ち上がった安芸が、最後は山北をケージ際に追い込んだ。

2R、スイッチする安芸をテイクダウンした山北。安芸は下から三角を狙う。これを凌いだ山北は、ガブりからヒザ蹴りを顔面とボディに散らす。4点ポジションのまま動きが止まる安芸。山北は顔面へヒザの連打、さらにパンチに切り替える。動きが完全に止まり、連打をもらう安芸を見てレフェリーが試合を止めた。


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