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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN235 キック ナソーディン・イマボフ ロマン・デリツ

【UFN235】初回で止めなかったハーブ・ディーンの正しい判断が、凡戦を生み……イマボフが判定勝ち

<ミドル級/5分5R>
ナソーディン・イマボフ(フランス)
Def.2-0:49-44.48-46.47-47
ロマン・デリツ(ジョージア)

2人のコーカサス人対決、右の蹴りを見せて左を軽く伸ばしたデリツ。関節蹴りを繰り出し、間合いを測るイマボフ。イマボフは左の前蹴りをボディに入れ、右フックをヒットする。パンチを被弾したデリツが組んで、ケージへ。金網を背負ったイマボフがエルボーを繰り出す。さらにヒザを見せたイマボフは体を入れ替えるが、再度デリツが押し込み返す。直後に離れると、イマボフはボディに前蹴りを入れる。続いて右フックをヒットさせたイマボフが、ローに右ストレートを合わせる。

続いて右ストレートからヒザ蹴りでデリツの動きを止める。ここから左のショートを纏めると、デリツがダウン。足を抱え、さらにニーシールドのデリツにイマボフがパンチを連打する。ストップが掛からないのが不思議など殴り続けたイマボフはヒザ十字を防いで、バックグラブからパンチを続ける。腰を上げたデリツに対し、腕十字を仕掛けたイマボフ。デリツは時間に救われた。

2R、飛び込んでロングアッパー気味に左をヒットさせたイマボフに対し、デリツも前に出てショートのコンビを繰り出す。イマボフは攻め疲れか、動きは少ない。デリツは組んでダブルアンダーフックに。ケージに押し込まれた状態が続くイマボフだが、デリツもテイクダウンに至らない。残り2分となり、イマボフが体を入れ替えるとデリツが離れた。

デリツはローから左ジャブ、イマボフの右に再び組みついてケージ際に運ぶ。ここから2分、クリンチが続きブレイクが掛かる。最後の20秒、動きはないだろうという時間でイマボフが右ストレートをクリーンヒットさせた。

3R、ローを蹴り合った両者。イマボフがジャブを当て、デリツの右オーバーハンドをかわす。デリツはここもクリンチ、イマボフが押し込み返しワキを潜ってバックへ。後方から顔面を蹴ったイマボフは離れると、パンチの攻防でデリツがまたも組みつく。ここは直ぐに距離を取り直したイマボフが右を決めるが、スタミナが十分でないのか打撃の展開を続けることはできない。デリツがまたもクリンチに持ち込む。残り1分で距離を取り直した両者、イマボフが右ストレートをヒットさせる。が、ここも打撃の間合いをキープできずデリツが右を差してケージに押し込む。またも残り20秒でブレイクが掛かり、イマボフが左ハイ。ガードをしたで二ツが後ろ回し蹴りも、ホーンの前にコーナーに戻る仕草を見せた。

4R、15秒間の打撃の応酬からデリツがクリンチへ。この時点で掛け率はイマボフが-1600に。レスリングの攻防でバックに回ったイマボフは、マットに手をついたデリツの顔面を左足で蹴り上げる。デリツのコーナーが興奮して抗議すると、イマボフがこれに呼応して喧嘩腰でケージに詰め寄ろうとする。デリツは2分のインターバルを経て、試合再開に応じイマボフには1Pのペナルティが与えられた。

オーバーハンドから左を振るって前に出たデリツが、ヒザ蹴りを決める。とクリンチから引き込んだデリツがヒザ十字へ、さらにスイープに移行して、ハーフでトップを取る。イマボフがクローズドに戻し、スクランブル狙いもデリツは両足を抱えて許さない。頭を押して立ち上がったイマボフだが、デリツがケージに押し込む。イマボフはワキを潜って、ここもバックへ。ここでは後方からの蹴りはなく、正面に回ってパンチを打っていく。デリツも応じたが、すぐに両者がお見合いの状態に。デリツのスピニングバックフィストをかわし組んだイマボフが、すかされてバランスを崩すが、すぐに組み直して──結果、ケージを背負って押し込まれて時間となった。

最終回、ジャブの相打ちから押し倒されるように、ガードを取ったデリツ。イマボフはスタンドで待ち受け、レフェリーがデリツを立たせる。左の蹴りから左を振るったデリツだが、ここもクリンチへ。体を入れ替え離れたイマボフは、スピニングバックキックのタイミングでバックへ。ここも蹴り蹴りを見せたイマボフだが、今度ろリーガルか。頭を抱えてガードしたデリツは、バックを取られるとキムラから引き込む。離れたイマボフの左足を取り、トーホールードに出たデリツがスクランブルでバックを伺う。

イマボフは頭部にエルボーを落とし、正対するとデリツがケージに押し込む。30秒ほどこの状態が続き、レフェリーがブレイクを命じた。構えを変えながらパンチを振るったデリツが、組んでケージに。恐らくは2Pか3Pリードしているイマボフは無理をせず、最後の打撃戦でテイクダウン狙いを2度きり、がぶりからバックへ。前転して足を狙ったデリツは不発に終わり、ガードを取る。レフェリーがデリツを立たせたが、攻防は生まれずタイムアップに。

結果は減点があったもののイマボフが、2-0で判定勝ち。結果的にデリツは5Rを戦い抜けただけに、初回で止めなかったハーブ・ディーンの判断は正しかったが、皮肉にも彼の正しい目が凡戦を生むことになった。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN235 ヘナト・モイカノ

【UFN235】モイカノ、ドバーの左を被弾もテイクダウン&トップキープでランカー対決に判定勝利

<ライト級/5分3R>
ヘナト・モイカノ(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
ドリュー・ドパー(米国)

サウスポーのドバーに対し、モイカノが鋭いワンツー。ドバーも左ストレートを返す。モイカノが右ミドル、ドバーはインローを蹴り返す。ドバーは左ストレートで前に出て、この左でモイカノをぐらつかせる。

モイカノもシングルレッグからテイクダウンし、ハーフガードでトップキープする。ドバーもパウンドやヒジを被弾せず、クローズドガードに戻し、モイカノを蹴り離す。モイカノはすぐにトップキープし、ハーフガードへ。ドバーがモイカノのパスガードをディフェンスする形でラウンドが終わる。

2R、ドバーは左ストレートを見せ、この左ストレートから右フック。モイカノはそこに合わせて組みついてテイクダウンを奪う。ドバーもガードポジションからモイカノを蹴り離して立つが、すぐにモイカノが組みつく。ドバーの投げを潰したモイカノがトップキープし、1Rと同じようにハーフガードでトップキープする。ドバーも足を効かせ、脇を差して立ち上がろうとするが、モイカノのトップキープは強い。

モイカノがしっかりトップキープし、立ち上がろうとするドバーのバックに回る。ドバーもすぐに正対し、モイカノが立ち上がる。試合がスタンドに戻るとドバーは左ボディ、モイカノが組んだところで反り投げで上になる。ドバーがパンチとヒジを落とし、モイカノが立ち上がると左で飛び込む。

3R、モイカノが前に出てくるドバーに飛びヒザ蹴りを狙う。ドバーは左ストレート、左ハイから左フック。パンチの圧力をかけるドバーが右左のフックを当てると、組みつくモイカノに投げを狙う。これを潰したモイカノがトップキープし、ドバーの上体を固めてパスガードを仕掛ける。

ドバーもクローズドガードに戻し、モイカノの身体を蹴って距離を作ろうとするが、モイカノはトップキープを続ける。残り40秒を切ったところでモイカノがついにマウントへ。ドバーもすぐにハーフガードに戻す。モイカノが鉄槌とヒジを落としたところで試合終了。テイクダウン&トップキープで攻めたモイカノがランカー対決に判定勝利した。

試合後、モイカノは「僕の父親は62歳なんだけど、昨日、赤ん坊が生まれたんだ。明日、俺は家にかえって女房を妊娠させる。ヘナト・モイカノ3世を世に送り出す。俺はフ〇ッ〇ン・アメリカを愛している。俺は警察官になって、ファ〇キ〇・バッドガイを殺す。勘違いするな。これはフ〇ッ〇ンな間違いでなく、正しいことなんだ。皆、忘れてしまっている。気が狂っていしまっているから、子供をたくさん創って教会に連れて行くんだ。そして主をリスペクトさせる」と興奮し、Fワードを20回以上使い、DCを苦笑いさせた


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN235 キック ムスリム・サルコフ ランディ・ブラウン

【UFN235】サルコフの後ろ回し蹴り後の間に──ブラウンがダブルジャブが右ストレートを打ち抜きKO

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン(ジャマイカ)
Def.1R3分17 by TKO
ムスリム・サルコフ(ロシア)

強烈な右ローを蹴ったサルコフ。ブラウンのジャブに後ろ回し蹴りから、右ローをサリコフが再び見せる。サルコフはローを続け、右オーバーハンドへ。距離を取ったブラウンは関節蹴りを繰り出す。リーチの差をローで埋めるサルコフは、ジャブを打たれても前に出てリードフックを振るう。ブラウンは前蹴りで突き放しに掛かるが、引き続きローを被弾する。と、前に出たブラウンの指がサルコフの右目に入り試合が中断される。

再開後、ギアを上げたようにブラウンが左ハイを見せ、フェイクを交えて手を出す。サルコフはリズムを崩さないためか、ローから後ろ回し蹴りを続けた。2度、スピニングバックキックをかわしたブラウンはダブルジャブから右ストレートを打ち込み、テンプルの付近を打ち抜かれたサルコフが後方に倒れる。パウンド2発、事実上右フックでブラウンが勝利を決めた。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN235 キック ナタリア・シウバ ヴィヴィアニ・アロージョ

【UFN235】ジャブ・ステップ・蹴り…シウバが打撃でアロージョを翻弄。判定勝利でUFC無傷の5連勝

<女子フライ級/5分3R>
ナタリア・シウバ(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル)

ガードを高く上げて前に出るアロージョ。シウバは小刻みにステップしてジャブ・左ミドル、ワンツーを見せる。アロージョもワンツーを見せ、シウバの左ミドルを払って、両差しで組む。シウバをケージに押し込んだアロージョはボディロックでテイクダウンを仕掛けつつ、シウバの後ろに回る。

クラッチを下げて正対したいシウバだが、アロージョはシウバをケージに押し込んだまま、腿にヒザ蹴りを入れる。残り1分、振り向いたシウバが投げを狙うが、アロージョが右手を差してケージに押し込む。離れたシウバはワンツー、左右のハイキック、スピニングバックキック。アロージョはジャブを返し、左ハイをガードして左フックからダブルレッグに入る。アロージョがシングルでテイクダウンを狙ったところでラウンドが終わる。

2R、ジャブを差し合う両者。シウバが左ハイ、左右の前蹴り。アロージョはガードを上げて前に出るが、シウバが左を当てて、アロージョがひざをつく。すぐにダブルレッグで組むアロージョだが、シウバはテイクダウンを許さない。

離れたシウバはサークリングしてジャブと前蹴り。アロージョは右フックからダブルレッグに入り、左手を深く入れてケージに押し込む。ここは両者の動きがなくブレイクとなる。再開後、シウバがジャブとスピニングバックキック、左右の前蹴り。アロージョがジャブ、右フックから組んだところで2Rが終わった。

3R、シウバが左ハイとインロー、ジャブと前足のフェイントでアロージョに距離を詰めさせない。アロージョもパンチで前に出ていくが、シウバはボディブローとサイドキック、サークリングして足を止めない。アロージョがシウバの左に合わせてシングルレッグへ。両差しでケージに押し込み、ダブル・シングルレッグでテイクダウンを狙うが、シウバは倒れない。

離れたシウバが鋭いジャブを当てると、アロージョも右フックをかぶせる。サークリングするシウバ、追いかけるアロージョ。前に出るのはアロージョだがシウバのジャブ、左ハイ、スピニングバックキックが目立つ。残り10秒で組むアロージョだが、シウバは背中を見せて倒れない。ジャブ&ステップでアロージョを翻弄したシウバが判定勝利。これでUFC戦績は5戦5勝となった。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN235 キック ディアナ・ベルビシャ モリー・マッキャン

【UFN235】新階級でモリー・マッキャンがトラウマ払拭の腕十字。ベルビシャを返り討ちに

<女子ストロー級/5分3R>
モリー・マッキャン(英国)
Def.1R4分59秒by 腕十字
ディアナ・ベルビシャ(ルーマニア)

2019年10月以来の再戦。前回はマッキャンが判定勝ちを収めている。今回からストロー級に落としたマッキャン、つまり前回とは階級を変えての再戦となる。

ベルビシャの右ローにいきなり重い右オーバーハンドを当てたマッキャンは、その後も踏み込んでワンツーを放つ。それを迎え撃つベルビシャだが、ジャブの相打ちにしても勢いはマッキャンが上だ。ベルビシャは右カーフ、さらに左ボディフックを決める。マッキャンはダブルレッグでスラムするようにテイクダウンを決めると、スタンドで待ち受ける。

スピニングバックキックを見せたマッキャンは、首相撲からヒザ蹴りにもボディロックで対抗してケージにベルビシャを押し込む。スピニングバックエルボーを決めて離れたマッキャンが、ヒジ打ちからボディショットと攻勢を維持。ベルビシャはローを返すが、ボディを打たれる。それでも首相撲からヒザ蹴りに出たベルビシャだったが、ボディロックで大きく抱え上げたマッキャンがスラムからマウントへ。エルボーを落とすマッキャンは、残り10秒で腕十字。勢いがあり過ぎて、真後ろに倒れこむような仕掛けとなったが──そのままスピンするように極めてタップを奪った。

「過去2試合のパフォーマンスの悪さをUFCに謝りたい。今日、前に向いて歩き始めることができる。階級を変えたけど、チャンピオンになるという目標は変わらない」と腕十字というフィニッシュにリベンジを果たしたマッキャンは語った。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC300 UFN UFN235 アザット・マクスン キック ジョシュア・ヴァン チャールズ・ジョンソン

【UFN235】1Rにダウンを奪われたジョンソンが打ち合って挽回。17戦無敗のマクスンに判定で逆転勝利

<フライ級/5分3R>
チャールズ・ジョンソン(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
アザット・マクスン(カザフスタン)

ジョンソンが細かくパンチとローで前に出る。マクスンは左フックから右ストレート。これを効かされたジョンソンがすぐに組みつく。マクスンはがぶり返しからダースチョークを狙う。ジョンソンもマクスンに密着させず、立ち上がる。マクスンは左フックとヒザ蹴り、サウスポーにスイッチして左ストレートとヒザ蹴り、オーソドックスに戻すとジョンソンのインローに左を合わせ、これでジョンソンがバランスを崩す。

組みつくジョンソンをがぶるマクスン。ここはジョンソンが腰を上げて距離を取る。マクスンがジャブ、ジョンソンはサウスポーにスイッチする。マクスンもシングルレッグを狙いつつ、ワンツー。ジョンソンも左のカーフキックから右フック、左から右アッパー。マクスンがシングルレッグからテイクダウンを狙ったところでラウンド終了となった。

2R、細かく構えをスイッチするジョンソン。マクスンもワンツーを返し、サウスポーに構える。ワンツーで前に出ていくマクスン。ジョンソンはパンチに合わせて組んでテイクダウン、すぐにバックについてRNCを狙う。マクスンは足をフックさせず、ジョンソンを前に落とす。ジョンソンが三角絞めを仕掛けると、マクスンは担いで外してバックへ。スクランブルになるとジョンソンが立ち上がって、試合はスタンドに戻る。

マクスンが右ストレート、構えをスイッチしながらワンツー、左のヒザ蹴り。ジョンソンも距離が詰まるとヒザ蹴りを返す。マクスンは右ストレート・右フック、そのまま組みついてジョンソンを押し込む。ジョンソンも差し返してヒザ蹴り、シングルレッグでテイクダウンを狙う。

3R、サウスポーのマクスンが左ストレートで前に出て、左ストレートから右フック。マクスンもインローを蹴り返す。オーソに戻したマクスンが右フック・右ストレート、ジョンソンの左ミドルをキャッチしてケージに押し込む。テイクダウンを阻止するジョンソン。マクスンは後ろにつきつつ、ヒザ蹴りを入れて離れる。

マクスンはジャブとワンツー、ジョンソンはマクスンの前足に細かくローを蹴る。マクスンが左右のストレート、ジョンソンもオーソドックスからワンツーを当てる。マクスンがジョンソンの左ミドルを取って、シングルレッグに入るとジョンソンはカウンターのニンジャチョーク。離れ際に右アッパーと左フックを当てる。

試合がスタンドに戻るとマクスンがワンツー、ジョンソンは距離を取りながらローと左フックを的確に当てる。残り20秒、ジョンソンがダブルレッグでテイクダウンすると、マウントを取って一気にパンチを落とす。1Rにダウンを喫したジョンソンだったが、2R以降は細かい打撃と組みで挽回し、逆転勝利を収めた。試合後、ジョンソンは「この階級はもっともテクニカルなんだ。どのプロモーションのなかでも。そのためには強い精神力が必要だ。UFC300のオープニングファイトでジョシュア・ヴァンとやりたい!!」と叫んだ。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN235 テンバ・ゴリンボ

【UFN235】ダブルレッグ前の右オーバーハンドでダウンを奪ったゴリンボが、32秒TKO勝ち!!

<ウェルター級/5分3R>
テンバ・ゴリンボ(ジンバブエ)
Def.1R0分32秒by KO
ピート・ロドリゲス(米国)

上背&リーチで優るゴリンボが圧をかけ、ロドリゲスがジャブを伸ばす。ゴリンボはダブルレッグに行くような仕草を見せて右を伸ばす。右ローのロドリゲスは、右ストレートをかわした直後に、この組むような重心を下げての右オーバーハンドを被弾する。動きを止め、後方に倒れたロドリゲス。パウンドの追撃で、ゴリンボがあっと言う間のTKO勝ちを決めた。

「ドゥエイン・ジョンソン、人生を変えてくれてありがとう。KOしたことは驚かない。この右はずっと練習していたんだ」とゴリンボは話した。


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45 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN UFN235 イ・ジョンヨン ブレーク・ビルダー

【UFN235】RTU 2022優勝のジョンヨン、ビルダーに判定で圧勝。UFCデビュー戦を飾る

<フェザー級/5分3R>
イ・ジョンヨン(韓国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ブレーク・ビルダー(米国)

重心を落として構えるジョンヨンがプレッシャーをかける、ビルダーはサークリングしながらインローを蹴る。ジョンヨンは左ボディで飛び込み、ジャブも見せながら右ボディを打つ。組みついたビルダーはジョンヨンをケージまで押し込み、シングルレッグへ。

ジョンソンはビルダーの側頭部にヒジを落とし、ボディにヒザ蹴り。ジョンヨンも腕を一本差して、正対すると離れ際にヒザ蹴りを突き上げる。これがでビルダーが後退し、ジョンヨンは左ボディからガードを固めるビルダーに一気に連打。距離が離れるとビルダーがジャブ、ジョンヨンは左ボディを当てる。

2R、ここもジョンヨンがパンチのプレッシャーをかけて左ボディ、右のヒザ蹴り、右ストレート。ビルダーもジャブとインローを細かく見せて、ジョンヨンにダブルレッグから組みつく。ビルダーは左手を深く入れるが、ジョンヨンは両手でビルダーの右手を持ってクラッチさせない。

逆にジョンヨンが脇を差し返すと、両差しからテイクダウン。ハーフガードで上になるとヒジを落とす。ビルダーが脇を差して体を起こし、ケージに身体を預ける。ジョンヨンはそこに一気にパンチを連打。ビルダーはガードして亀になって立ち上がる。

ビルダーに押し込まれるジョンヨンだが、ジョンヨンは左手を差し上げて右のヒザ蹴り。距離が離れて打撃になると、ジョンヨンがジャブ、左アッパーから右を打ち下ろす。

3R、構えをスイッチするビルダー。ジョンヨンはすぐに右ミドルを蹴る。ビルダーは構えを戻し、シングルレッグで組み付く。ここもジョンヨンはケージに身体を預け、ビルダーの右手をコントロールして組ませない。

逆にジョンヨンはビルダーの左手を小手に巻いて投げを狙い、ビルダーをケージに押し込む。ビルダーはギロチンを狙いつつ、ネルソンで引き込み気味に下になる。ジョンヨンはネルソンを外すと、ハーフガードでトップキープしてパンチとヒジを落とす。

ビルダーも脇を差して体を起こすが、ジョンヨンは肩固めのクラッチで寝かせ、パンチを落とす。ビルダーもなんとかガードに戻し、立ち上がったジョンヨンに蹴り上げを狙った、最後はジョンヨンがインサイドガードでトップキープした。判定はジャッジ3名とも30-27でジョンヨンを支持。Road to UFC 2022フェザー級優勝のジョンヨンがUFCデビュー戦で圧勝を収めた。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN235 ユリア・ストレアレンコ ルアナ・カロリーナ

【UFN235】打撃で追い込まれ、下からの腕十字も凌がれたストレアレンコがカロリーナのパウンドに敗れる

<129ポンド契約/5分3R>
ルアナ・カロリーナ(ブラジル)
Def.3R4分52秒by TKO
ユリア・ストレアレンコ(リトアニア)

カロリーナの計量失敗でキャッチウェイト戦となった一戦。ストレアレンコがまず左ローを蹴り、ワンツーを伸ばす。カロリーナの左にワンツーを打ったストレアレンコは組んでボディロックへ。ウィザーで耐えるカロリーナに対し、両ワキを差したストレアレンコはヒザ蹴りへ。姿勢を乱し、押し返したカロリーナが左エルボーを放って離れる。サウスポーの構えから左を届かせたカロリーナは、左ミドルハイへ。ストレアレンコが飛び込んで右を伸ばすが、カウンターを左を打たれる。

カロリーナは左を当て、ストレアレンコのパンチをかわすという流れのなかでスピニングバックフィストにボディレッグを合わされ、テイクダウンを許す。すぐに金網を使って立ち上がったカロリーナの小手投げを耐えたストレアレンコはスピニングバックエルボーへ。これは空振りとなり、離れたカロリーナの蹴りをキャッチしたストレアレンコはテイクダウンを狙うも下に。腰を切り肩抜き後転から腕十字を仕掛けたが、残り15秒で極め切ることはできなかった。

2R、ストレアレンコは右ハイを空振りし、カロリーナの左ハイが顔面をかすめる。カロリーナは左ミドルから左ストレート、ストレアレンコの飛び込みにヒザをボディに突き刺す。さらにカロリーナは腹に前蹴りを入れ、左ストレートをヒットさせる。前足でもハイを狙うカロリーナがパンチを的確に当て、ストレアレンコも左を返しワンツーへ。打たれても前に出るストレアレンコはヒザを受けながら右を打ち込んで、組みつくとケージにカロリーナを押し込む。

残り2分、ボディロックテイクダウンを耐えるカロリーナはウィザーでバックも許さない。逆にヒザをボディに入れたカロリーナ、続くヒジ打ちは空振りに。ついに引き込んだストレアレンコだが、勢いのある鉄槌を被弾し十字をセットアップすることはできなかった。

最終回、左から右を当てたカロリーナ。左ハイに飛びこんで組んだストレアレンコは首相撲でヒザを貰いながら、ハイクロッチへ。カロリーナは倒されず、エルボーのタイミングで逆にケージに押し込んでヒザをボディに突き上げる。カロリーナの小外刈りに、ジャンピンガードのストレアレンコは腕十字狙いって殴られると、三角絞めへ。ケージに押しこまれ窮屈な状況で三角絞めをセットアップしなおし、腕十字に移行したストレアレンコ。

三角と十字の繰り返すが、カロリーナが頭を抜いて立ち上がる。続いてスタンドに戻ろうしたストレアレンコは、そのタイミングで右を打ち込まれ動きが止まる。そこにカロリーナは右ハイを決めると、組んできたストレアレンコを投げてサイドを取る。カロリーナの鉄槌&パンチの連打を成す術なく受けるストレアレンコを見てレフェリーが試合を止めた。

「腕十字はしっかりと練習をして、ずっとタイトにしていたので問題なかった」とカロリーナは勝利者インタビューで話した。


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45 AB LFA MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN235 アザット・マクスン アレッシャンドリ・パントージャ イ・ジョンヨン ギルバート・ウルビナ チャールズ・ジョンソン テンバ・ゴリンボ ディアナ・ベルビシャ トーマス・ピーターソン ナソーディン・イマボフ ハファエル・エステヴァン ヘナト・モイカノ ボクシング マルケル・メデロス ムスリム・サルコフ ムハマド・モカエフ モリー・マッキャン ユリア・ストレアレンコ ランディ・ブラウン ランドン・キニョネス ヴィヴィアニ・アロージョ 平良達郎

【UFN235】17勝0敗のカザフスタン人ファイター=アザット・マクスン「タツローとフライ級を盛り上げたい」

【写真】非常にクール、でも親しみやすい感じのマクスンだった (C)MMAPLANET

アレッシャンドリ・パントージャを頂点とするUFCフライ級戦線には10勝以上の無敗の選手が4人在籍している。10勝0敗のムハマド・モカエフ(英国)、12勝0敗のハファエル・エステヴァン(ブラジル)、15勝0敗の平良達郎──そして17勝0敗のアザット・マクスンだ。
Text by Manabu Takashima

UFCではエステヴァンと並び1勝0敗のため、まだランク外のマクスンが3日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN235:UFN on ESPN+93「Dolidze vs Imavov」に出場し、チャールズ・ジョンソンと対戦する。

中央アジアから中東で負け無しだったマクスンにとって、LFA王者だったジョンソンとの対戦はワールドクラスで戦う物差しとなる。ベルト獲りへ自信しかないマクスンにジョンソン戦、平良達郎について尋ねた。


──アザット、フライ級の新鋭としてBRVE CF時代から知る人ぞ知るファイターでしたが、日本のMMAファンにとっては未知強のままです。アザットはこれまでどのような格闘技の経験があるのか、まず教えていただけないでしょうか。

「10歳の時にフリースタイルレスリングを始めたのが、最初のコンバットスポーツとの出会いだよ。ただ住んでいる地域や市の大会では優勝できたけど、カザフスタンの全国大会では優勝できなかった」

──それにしてレスリングがベースなのですね。そう思えないほど、素晴らしい右ストレートを持っているので、ボクシングがベースだと思っていました。

「実は12歳……13歳の時に打撃の練習もするようになっていたんだ。その時、僕は天性のヘビーパンチャーだと気づいたよ」

──レスラー時代に、その天賦の才をストリートで試したことは?

「ないよ。全くない。ストリートファイトをした経験は一度もないから(笑)」

──承知しました。ではMMAに転じたのは?

「レスリングの大会で良い結果を残せなかった時、MMAの人気が僕らの国でも上がってきて──興味を持ったんだ」

──アザットのMMAは上手く打撃と組みが融合しているように感じました。打撃は打撃、レスリングはレスリングとして続けていたのか、それともコンバットサンボのような打と組みがある競技の経験はあったのでしょうか。

「コンバットサンボもスポーツサンボも経験はない。アレはロシアの格闘技だから。カザフスタンにはジェクぺ・ジェックという殴って、蹴って、投げて、グラウンドでも殴って良い伝統的なマーシャルアーツがあるんだ(※zhekpe zhek=憎しみと戦うという意味で、動画ではほぼMMA。アマとプロもあり、MMAプロモーションとしてzhekpe zhekも存在している。その一方で素手、カザフ国旗と同じ青のズボンをはいて土嚢が積まれたサークルで戦う試合も。さらにケージを使用し、無差別で子供が戦う試合も見られた……)。

大会は8人トーナメントで1日に3試合を戦う必要がある。プロMMAを戦う前にジェクペ・ジェックの経験があったから、MMAに転じるのは凄く簡単だった。だからイージーにオクタゴンMMAでフライ級チャンピオンになれたんだ」

──ジェクペ・ジェックですか……、興味深いです。ところでUFC二戦目となるチャールズ・ジョンソン戦を週末控え、今はどのような気持ちですか(※取材は1月31日に行われた)。

アザットは126ポンド(57.15キロ)。ジョンソンは125.5ポンド(56.93キロ)で計量をクリアしている(C)Zuffa/UFC

「普段と変わらない。

とても落ち着いていて、オクタゴンに入って勝つ。それが僕の仕事だから。チャールズ・ジョンソンが何をしてこようが、どの局面でも準備できている。打撃戦でも、レスリングでも僕は負けない。彼の攻撃で恐れるモノは何一つないんだ。この試合で勝って、これからどんなことが起こるか楽しみにしてほしい」

──その「これから」ですが、同じフライ級で無敗の平良達郎選手とデンバーで一緒にトレーニングをしたことがあるかと思います。平良選手の印象を教えてください。

「タツローとは今、言っていたようにコロラド州のデンバーで1カ月半ほど一緒に練習した。凄く良いヤツで、すぐに打ち解けて友達になったよ。技術交換もしたし、素晴らしい時間をタツローと過ごせた」

──とはいえ、同じ階級です。勝ち進めば戦うこともあるかと思います。

「タツローは今トップ15になったばかりだけど、輝かしい未来が待っているファイターだ。僕自身の成功とともに、タツローの成功を願っている。僕らでUFCフライ級ディヴィジョンを盛り上げたいと思う。当然、ベルトは僕のモノになるけどね」

──そこは譲れないと(笑)。では最後に日本のファンに一言お願いします。

「サンキュー。アリガト。ラフマット(※カザフ語でありがとう)」

■視聴方法(予定)
2月4日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS
午前5時30分~U-NEXT

■UFN235対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ロマン・デリツ(ジョージア)
ナソーディン・イマボフ(フランス)

<ライト級/5分3R>
ヘナト・モイカノ(ブラジル)
ドリュー・ドパー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン(ジャマイカ)
ムスリム・サルコフ(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル)
ナタリア・シウバ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
アリアスカブ・カイジレフ(ロシア)
マフムド・ムラドフ(ウズベキスタン)

<ウェルター級/5分3R>
ギルバート・ウルビナ(米国)
チャーリー・ラドキー(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
モリー・マッキャン(英国)
ディアナ・ベルビシャ(ルーマニア)

<フライ級/5分3R>
チャールズ・ジョンソン(米国)
アザット・マクスン(カザフスタン)

<ウェルター級/5分3R>
テンバ・ゴリンボ(ジンバブエ)
ピート・ロドリゲス(米国)

<フェザー級/5分3R>
ブレーク・ビルダー(米国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<女子フライ級/5分3R>
ユリア・ストレアレンコ(豪州)
ルアナ・カロリーナ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マルケル・メデロス(米国)
ランドン・キニョネス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
トーマス・ピーターソン(米国)
ジャマール・ポーグス(米国)

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