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【BRAVE CF80】ンコシ・ンデベレのパンチのヒジのコンビに、トーレスが試合放棄&ベルトを失う

<BRAVE CFバンタム級選手権試合/5分5R>
ンコシ・ンデベレ(南アフリカ)
Def.3R1分38秒by Verbal tap
ホゼ・トーレス(米国)

ンデベレのワンツーに右ローを合わせて行ったトーレスは、引き続きローカーフを蹴る。右エルボー、アッパーとリーチ・アドバンテージを生かした踏込みからの攻撃を見せるンデベレだが、左ローでバランスを崩す。起き上ってジャブ、左ボディ、ハイと手数で優るンデベレは蹴りを捌いて前蹴り、ワンツー、さらに左エルボーと手数を緩めない。

トーレスはさらに近い距離に入り、アッパーや左オーバーハンドを繰り出していくも、ンデベレのジャブや前蹴りに阻まれる。ンデベレの距離から前で戦うこと、被弾覚悟で前に出るトーレスはクリンチアッパーも、ンデベレは巧みに下がりながら攻撃すると、左アッパー&右フックをヒットさせる。腰が落ちたトーレスは、すでに左目が腫れあがっている。構えを変えてジャブを繰り出すンデベレにヒザを入れたトーレスは、ンデベレの網にひっかかったように一定の距離でパンチ、蹴り、ヒジを被弾する5分となった。

2R、左インローから前に出るトーレス。ジャブからストレート、ハイと攻撃を続けるデンベレが、ヒザをボディに突き刺す。トーレスはボディを入れジャブを被弾しながら前に出るが、まだ一度もテイクダウンを狙っていない。ンデベレは左ミドルを決め、右ジャブ&左前蹴りを当てる。ジャブを受けながらダブルレッグを見せたトーレス、簡単に切ったンデベレの懐に飛び込みショートのコンビネーションを繰り出す。

ジャブ、前蹴り、ヒジと常に手を出すンデベレは、ボディから右をテンプルに被弾。この手数の多さで体の軸が乱れつつあるンデベレは、ボディからショートを纏められるとケージに詰まってマウスピースを吐き出す。自ら拾い上げて装着しなおしたンデベレは、変わらぬ手数も、打ち終わりに姿勢が乱れトーレスのパンチを被弾する数が増えてきた。とシングルレッグで尻もちをつかせたトーレスは、直ぐに立ち上がったンデベレにヒザを突き上げる。

初回とは違い攻撃を受けるシーンが出てきたンデベレは、それでも動き続け右を入れる。トーレスが右オーバーハンドを決めて、シングルに出たところでノンストップアクションの2Rが終わった。

3R、すぐに距離をつめにいくトーレスは、ヒジを打たれながらシングルレッグへ。切ったンデベレは距離を取り直して右アッパー、シングルレッグにヒザを合わせに行く。と、レフェリーがブレイクをかけ、ドクターチェックを要請。トーレスの左目は腫れあがり、その左目の上と右の前頭部に大きなカットが見られる。それでもドクターはゴーサインを出し、試合が再開された。

直後にエルボーからパンチを連打したンデベレが、ここぞとばかりに試合を決めに行く。と、一瞬の間が生まれ──トーレスが自ら右手を左右に振り、続行を不能を告げた。

「Thank you God!! チーム、コーチ、そしてハードトレーニングができるモチベーションを与えてくれたショーティーに感謝している。アフリカにベルトを持って帰るぞ。ママ、息子はチャンピオンになったぞ。I Love you, Mam.前回の試合はプレッシャーがあり過ぎた。試合後にそれに気づいて、しっかりと練習してきた。僕を愛してくれる皆のためにも。チャンピオンになっても、ハードトレーニングを続ける」と新王者はまくし立てた。一方、元チャンピオンは「ムエタイをやり込んでいることは知っていたけど、クリンチが前回より良くなっていた。ヒジを受けて『あぁ、これだな』と思った。凄くスリッピーでテイクダウンが難しかった。エルボーとパンチを上手くミックスされた攻撃で……左はジャブ、右はヒジでカットされたんだ。僕は彼に再戦のチャンスを与えた。彼も誰かと戦う前に、僕に最後のチャンスを与えて欲しい」と話した。


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【BRAVE CF80】ンコシと再戦=防衛戦、ホゼ・トーレス「タップを奪うためにサブミッションは仕掛けない」

【写真】元祖、拳の届く位置に留まって打撃戦を繰り広げる男。初代、MMAグローブでブロッキングをするファイター(C)BRAVE CF

15日(金・現地時間)、バーレーンはイサタウンのハリファ・スポーツシティ・アリーで開催されるBRAVE CF80のメインで、BRAVE CFバンタム級王者ホゼ・トーレスがンコシ・ンデンベレの挑戦を受ける。
Text by Manabu Takashima

IMMAF世界大会2連覇からTitan FCと契約し、UFCへの道を模索した。そして2階級制覇を果たし、UFCと契約も時はフライ級冬の時代。トーレスは1勝1敗、わずか2試合でフリーとなりBRAVE CFを終の棲家に決めた。フライ級からバンタム級に転じ、王座奪取も判定には論議の的となった。僅か4カ月のインターバルで再戦に応じたチャンピオンに、現代MMAの判定問題にメスを入れてもらい、この試合に賭ける気持ちを語ってもらった。


──金曜日にンコシ・ンデンベレとBRAVE CFバンタム級王座初防衛戦に臨みます。もうかなり頬がこけていますね。

「計量の2日前だから、今は痩せこけているよね(笑)。減量はこのスポーツで、最も大変なプロセスだ。フライ級で戦おうが、バンタム級で戦おうが、その辛さは変わりない。僕はちょっとした事情があって、太りやすいからね。ファイトウィークに入っても水分を多くとって、汗をかいている。今回は計量の1日前に体重をリミットまでもってきたから、ここまで痩せてしまっているけど、それが僕のアドバンテージになる」

──そんな時にインタビューを受けてもらってありがとうございます。

「いや、こうしている方がリラックスできるんだ。体重を落としながら、体調は落とさないようにするにはリラックスすることが一番だから。そうすれば計量後のリカバリーもスムーズになる。全ては試合の日に全力で戦えるようにするためだよ。ここまで順調に来ていて、ハッピーだ」

──前回は標高2600メートルのボゴタでの試合、ファイトウィークの調整も難しい面もあったかと思います。

「ボゴダとバーレーンのファイトウィークは違うといえば違うし、同じといえば同じだ。パンアメリカン・ゲームスのあとにメインで戦い、会場にはメキシコ人、プエルトリコ人、パンアメリカン……特にラティーノの声援をバックに戦うことができた。最高の雰囲気だったんだ。僕の勝利を見て、自分だってできると思ってくれた人がたくさんいたと思う。あそこでメインを戦えたことは、凄く名誉なことだよ。

そして今回はバーレーンという第2の故郷で戦える。ここでは僕はちょっとした有名人で、皆が声を掛けてくれる。街を挙げて応援してもらっているような雰囲気だし。大きな会場で戦っても、シェイク・ハリファを始めバーレーンのプリンスたち、僕の知っている人々の顔がニュートラルコーナーに並んでいるんだ。イベントの空気も最高だ。火柱が上がるなかを入場をして、まるでMMAプロモーションがWWEになったかのようなんだ。そんな素晴らしい舞台で戦うことができるのが、BRAVE CFの最大の特徴であり良さといえる。ここでメインを戦うことも、光栄だよ」

──とはいえダイレクトリマッチになったのは、ンコシの判定への不満が正当であるとBRAVE CFが認めたような感じはしませんか。

「まぁ、ジャッジの裁定がもめるのはMMAにつきものだから。それはファイトビジネスの一部。人々は勝った・負けたと色々なことを言うけど、ベルトは僕が巻いている。そして、あの試合は僕が勝っていた。ただ4カ月後にまた戦うって、珍しいよね。同じ相手と戦うためにファイトキャンプを行った。ンコシもそうだろうけど、前回の試合とは違うファイトを見せることになると思う。どっちが大きい、どちらが速い、どちらがパワフルなのか。そこが焦点になるのも良いだろう。でもね、今回の試合は1度目より頭を使った試合になるよ。そして、僕は2Rで彼を眠らせる」

──つまり判定まで試合をもつれ込まさないということでしょうか。

「フィニッシュは狙っているよ。ただし、5Rフルに戦った時のためにジャッジは存在していて。正しく判断することが必要になってくるんだ」

──最近はテイクダウン&コントロールが、以前と比べて軽視されている向きもあります。同時にニアサブミッションも考慮されることがあったり、なかったり。かなりジャッジの裁定には開きがあるようにも感じられます。

「前回の試合、僕自身は49-46で取ったと思っている。悪くても48-47だろう。1人のジャッジは49-45で僕、もう1人は49-47で僕だった。でも、もう1人は47-48でンコシの勝ちにした。最後の3R、僕はテイクダウンして抑えつけ、腕十字やRNCを仕掛けた。

どっちの方が危ない局面にいたのか。ンコシは腕が伸び、絞められてゼェゼェ言っていたんだよ。

確かに打撃の数は向うが多かった。1Rには前蹴りを被弾し、カットもあって僕は追い込まれたように見えただろう。

ラウンドを落とした。それは認めるよ。あのラウンドは僕のラウンドじゃなかった。でも投げも決めたし、流血しようが本当にダメージがあるとフリップで投げることなんてできやしない。

2R以降は血も止まったし、ダメージもなくテイクダウン、投げも決めた。サブミットしかけた。それで、あんな風に裁定されるならオープンスコアシステムを導入した方が戦いやすい。確実にこっちが取っているラウンドも、向うにつけるジャッジがいるんだから。それができないなら、しっかりと打撃とテイクダウン、そしてサブミッションの評価に基準を設けてブレがないようにしてほしいね。

それに一発のパンチで流血して、15発の有効打を台無しにされたくない。まぁ、前回の試合は2人が僕の攻撃を有効と認めてくれて良かったよ」

──判断基準がブレない、ここは本当にそう思います。そのうえで前回の試合を考慮し、今回の試合では気を付けないといけない点はどこにあると考えていますか。

「前回の試合では、ンコシの気持ちがどれだけ強いのかが分かっていなかった。抑え込んでも、そこから逃れる力を持っていた。サブミッションにも耐えて、落ちることもない。凄くタフだと試合中に分かった。ケージに押し込んでいた時に、彼は『俺はチャンピオンになる』、『チャンピオンになるだ』と独り言を言っているんだよ。

僕に話しかけているんじゃない。自分に向けて、言葉を発して戦い続けていた。自分と戦っていたんだ。相当に疲れていたから、自分で自分のケツを叩いていたんだろうね。あの気持ちの強さを見たんだから、僕はタップを奪うためのサブミッションはもう仕掛けない。RNCなら落とす。腕十字になら、折る。そういう気持ちで、次の試合は戦うよ。

実は彼とは減量中にサウナで一緒になったんだ。凄く狭い場所だったから、顔を合わせて話しかけないわけにはいかなった。2日後には殴り合うんだけど、まぁしょうがない。『君の精神力はチャンピオンだ』、『まだベルトを巻いていないけど、君がやってきていることはチャンピオンになるに相応しいことは分かっている』って話したんだ。

そんな彼と戦うんだから、逆に僕は全ての尊敬心を忘れて殺しにいかないといけない。もちろん試合中の話だ。ファイトが終われば、一緒に飯でも食いたいよ。そしてファンにはチャンピオンとして勝つのは絶対で、ずっとチャンピオンでいられる力があること、この階級の誰と戦ってかも勝てると思ってもらえる試合をするよ。ぶん殴って、持ち上げて、投げ捨てて。そしてフィニッシュする」

──押忍。ところでショーティーはもうベテランの貫禄がありますが、まだ31歳です。BRAVE CFは相当に居心地が良さそうですが、さらなる高見を目指す気持ちは?

「僕はBRAVEで戦えて凄くハッピーだ。彼らを尊敬し、彼らも僕を尊敬してくれている。だから他のプロモーションで戦いたいとは思わないけど、世界中のタフなファイターとは戦っていきたい。BRAVEのバンタム級ファイターは、ンコシのようにタフだよ。世界で名前は知られていなくても。

同時に世界で名前のあるファイターとも戦っていきたい。Bellatorバンタム級GPに出た選手──パッチー・ミックスは僕のメイントレーニング・パートナーだ。セルジオ・ペティス、ラフェオン・スタッツ、マゴメド・マゴメドフ、ダニー・サバテーロ、フアン・アルチュレタ、キョージ・ホリグチ、エンリケ・バルゾラ……全員と練習したことがある。攻められもするし、攻めることできる。だから、バンタム級で最高位にあるファイターと戦って自分の力を試したい。

でも、それは僕が何かできる話じゃないから、BRAVEがコラボレートショーをしてPFLやBellatorの新シリーズで誰かチャンピオンと戦いたいね。BRAVEは世界中をサーキットしているけど、米国ではショーを開いていない。コラボレートショーが難しいなら、BRAEの米国大会のヘッドライナーとして、シカゴで戦える日が来ることを期待している。

もちろん、日本で戦うこともね(笑)。日本のファンには、その前に金曜日の夜に僕が王座防衛を果たす試合を見て欲しい。豪快な柔道スローを決めるからね」

■視聴方法(予定)
12月16日(土・日本時間)
午前0時~ DAZN


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【BRAVE CF80】南アのフィジカル王ンコシ・ンデンベレ「誰が本当の意味でチャンピオンか分かる」

【写真】イメージとして、南アのサッカー。能力は高い、でも粗削り(C)BRAVE CF

15日(金・現地時間)、バーレーンはイサタウンのハリファ・スポーツシティ・アリーで開催されるBRAVE CF80のメインで、ンコシ・ンデンベレがBRAVE CFバンタム級王者ホゼ・トーレスに挑戦する。
Text by Manabu Takashima

キャリア6勝2敗、荒々しさがそのまま最大の武器になっているフィジカル・モンスターは、8月にトーレスと同級王座決定戦で戦いスプリット判定で落とした。その裁定結果に納得がいかないンデンベレは、勝敗の行方をジャッジに委ねないと言い切った。


──インタビューを受けていただきありがとうございます。Nで始まる名前……いや言葉が日本にはなく、正確な発音方法を教えていただけないでしょうか。

「ンコシ・ンデンベレだよ。ところで、日本ではキングのことをどう呼ぶんだい?」

──キングは王。キングに値するのはエンペラーで天皇といいます。

「日本語でキングは?」

──おれはオオ、オオサマですね。

「オオか。ンコシの意味は、オオ(王)なんだよ」

──そうなのですか。王様が名前になっているのですね。

「ユニークだけど、一般的な名前でもあるんだ」

──なるほど、プチ南アフリカ事情──ありがとうございます。そんな王ですが、8月の王座決定戦に続きダイレクトリマッチでホゼ・トーレスに挑戦します。

「あの裁定は最悪だった。ファンの皆は俺の勝利を支持してくれたけど、ジャッジもレフェリーもそうじゃなかった。まぁ、このスポーツにはある話なんだけど残念は裁定だったよ。ただし、自分のパフォーマンスには誇りを持っているし、今でもあの試合の勝者は自分だったと自信を持って言える。おかしな判定というのは、MMAの一部ではあるけど。まぁガッカリだったね」

──なかなか裁定は難しいですが、1Rと4Rはンコシのラウンドだったと思います。

「つまり、その他のラウンドは俺が落としているって言いたいのか?」

──絶対に落としたということではなく、失ったラウンドがあっても致し方ないことかと。

「なるほどね。それが君のMMAの見方なんだね。まぁ、人それぞれ色んな意見があるだろう。だけど、俺はあの判定結果には納得いっていない。勝利に値するだけのアタックをしていたはずだから。ホゼ・トーレスだって分かっているはずだ。もう俺を止めることはできないってことを」

──判定を落としたことで、何か学んだことはありますか。

「勝利の行方はジャッジには委ねないつもりだ。フィニッシュして勝つ。誰が本当の意味でチャンピオンか、金曜日の夜にはハッキリするだろう。KOかTKOで勝つ」

──そのために何か特別な練習をしてきましたか。

「特別なことはやっていない。ただ、ヤツをぶちのめすための練習をして来た。バリのソマ・ファイトクラブでフルキャンプを行った。素晴しいトレーニングを積むことができたから、もう準備はできている」

──ソマ・ファイトクラブに移籍したのですか。

「そうだ、10月からね。練習パートナーも多くて、しっかりとキャンプができた。そろそろ自分のいる環境を変える時が来たと考えていたから、新しい場所で試合の準備をすることも俺にとってはチャレンジだった。でも、本当に良い環境でトレーニングができた」

──前回のタイトル戦はコロンビアで行われ、今回はバーレーンです。

「あの時は試合の3日前に現地入りし、時差や諸々の調整が必要だった。それに標高が2600メートルだ。体が慣れるまでにファイトを迎えた。バーレーンで戦うのはもう6度目だから、何もかも分かっている。高度も変わりないし、今回はしっかりと自分の力が出せる。

しっかりと自分のやるべきことをやり、トーレスを仕留める。フィニッシュして、王座に昇り詰めるんだ」

──ベルトを巻いた後、どのようなキャリアアップを考えていますか。

「今はこの試合の後のことは何も考えていない。ただベルトを巻くことに集中している。試合を見てもらえれば、俺の言っていることも日本のMMAファンの皆に理解してもらえるはずだも、みてもらうと理解できるだろう」

■視聴方法(予定)
12月16日(土・日本時間)
午前0時~ DAZN


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【BRAVE CF80】アーリープレリミでMMA界のドラフト1位=IMMAF世界王者サブリナ・ソウザがプロ初陣

【写真】既に貫録というか、強いファイターのオーラが伝わってくるサブリナ・ソウザ(C)MMAPLANET

15日(金・現地時間)、バーレーンはイサタウンのハリファ・スポーツシティ・アリーで開催されるBRAVE CF80。2023年の掉尾を飾る大会のメインは、BRAVE CFバンタム級選手権試合=王者ホゼ・トーレス✖挑戦者ンコシ・ンデベレという8月の王座決定戦のダイレクトリマッチが組まれている。
Text by Manabu Takashima

コメインにPFL帰りのジャラ・フセイン・アルシラウイが2年半振りの出場、そしてプレリミでは4試合のアラブ・レジェンズ✖UK&アイルランド連合軍の対抗戦が用意されている。

そんな今大会だが、アーリープレリミにもぜひとも注目したい。女子バンタム級、同じく女子ストロー級、そしてフライ級の3試合はIMMAFで結果を残した選手たちが揃い踏みする。


IMMAF世界王者からプロMMAで活躍しているファイターといえば、IMMAFがWMMAAと合体し文字通り世界最大のアマMMA組織になる以前に世界大会を2連覇した──今大会のメインで戦うトーレス。合体後のIMMAF王者の出世頭はなんといってもムハマド・モカエフだろう。ジュニア時代と合わせてIMMAF世界大会3連覇からプロデビュー、僅か3年半で10連勝&UFCでも5連勝とオクタゴンのフライ級を席巻している。

今年も3度の世界王者ラマザン・ギチノフがベラルーシでプロデビューし、BRAVE CFと合わせて半年で4勝0敗の戦績を残している。

日本でもパンクラス9月大会でタジキスタン人IMMAF世界フライ級王者のムハンマド・サロハイティノフがプロ初陣を戦い、秋葉太樹から2RでTKO勝ちを収めたのは記憶に新しいだろう。サロハイティノフはクリスマスイブ興行に2度目の来日を果たし、松井斗輝と対戦。勝者がタイトル戦線に絡むであろう──ファイトに臨む。

そんなMMA界のドラフト1位といっても過言でないIMMAF世界チャンピオンから、プレリミ第3試合で2019年&2021年(大会実施は2022年)、そして今年の2月に行われた2022年世界大会の女子フェザー級3連覇中(※2020年大会はコロナで行われず)のサブリナ・ソウザが、モニカ・キラン・チャグとプロ初戦を戦う。

バーレーンとブラジルのダブルパスポート保持者のサブリナは普段はリオで生活し、ノヴァウニオンでトレーニングを積んでいる。そしてIMMAFの公式トーナメント前には、バーレーンのKHK MMAでトップアマとしてキャンプを行うという選手生活を足かけ4年行って来た。

バハデチジューカに隣接したガハデーニャで生まれ育ったサブリナはGTFで柔術を始め、10歳でムエタイの練習もスタートさせるとMMAに興味を持ち、16歳でノヴァに移籍した。

柔術でもCBJJのブラジレイロの青帯で優勝しているが、ビザが取れずにムンジアル出場は果たせなかったサブリナ。直後にKHKジムからバーレーン国籍を取得してIMMAFにはバーレーン代表として出場を条件に、ファイナンシャルのサポートを受けるように。サブリナ曰く「条件が悪すぎる」ブラジルのローカルショーで戦うよりも、ファイターとして生活を保障されてアマで戦う道を選ぶのは当然だった。

ノヴァ、KHKだけでなくダゲスタンでレスリングのトレーニングを集中的に行うなど、名前だけのプロよりも余程MMAをプロフェッションとして取り組んできた。結果、世界大会3連覇を含むアマ15連勝でプロデビュー戦を迎えることに。UFCでプロデビュー戦を戦うという目標は達成できなかったが、彼女の力は既に限りなくUFCに近いといえる。

そのサブリナ、当初はエジプトのレワン・ヤセルと対戦予定がファイトウィークに入ってチャグと対戦相手が代わった。それでも、ここはもう勝敗ではなく勝ち方が着目されるプロ初陣だ。

(C)BRAVE CF

第2試合でムハンマド・アルサミアがムハマド・アシュラフと対戦。

アルサミアはダゲスタン&ブラジリアン連合といっても過言でないKHKにおいて数少ないバーレーン人ファイターだ。今年のIMMAF世界大会のフライ級で準優勝、6月にプロデビューを済ませており、2RにKO勝ちを収めている。対戦相手のアシュラフは3勝6敗、この一戦もアルサミアのために組まれた一戦といえる。

(C)BRAVE CF

オープニングファイトでプロ初戦に挑むファビオラ・ナシメントもまたバーレーン国籍も持つブラジル人ファイターだ。

IMMAF2022世界大会は女子ストロー級準々決勝で、先ごろONE FFで勝利をしたフェイン・マスキータに敗れるなど、世界大会の最高位は3位のナシメント。アジアでは優勝を果たしている彼女は、イリアーナ・ヴァレンティーノと初の5分✖3Rを戦う。

ヴァレンティーノは2015年の大晦日にRIZINでRENAと戦い、2017年にはSBで再戦も、どちらの試合も敗れている。その後もSBやKNOCK OUTで戦ってきたヴァレンティーノのMMA戦績は今も1勝1敗。打撃につき合う必要のないMMA、IMMAFのトップ選手の経験値は、プロ数戦のファイターを凌駕するのは当然という見方がなされ、この一戦もナシメント優位は揺るがない。

■視聴方法(予定)
12月16日(金・日本時間)
午前0時~ DAZN


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【BRAVE CF73】試合結果 ホゼ・ショーティー・トーレス、バンタム級チャンピオンに@コロンビア

【写真】メインで新バンタム級王者となったホゼ・トーレス。右端は第2試合で勝利したエドガル・トレス=チーム・ショーティーのペルー人ファイターだ(C)BRAVE CF

12日(土・現地時間)、コロンビアのボゴタはエル・コリセオ・サリトレでBRAVE CF73が開催された。

12日(土・現地時間)、コロンビアのボゴタはエル・コリセオ・サリトレでBRAVE CF73が開催される。
Text by Manabu Takashima

IMMAF Pan-American Championshipもファイトウィーク中に行われたBRAVE Pan-American Combat Weekのフィナーレは、ホゼ・トーレスがンコシ・ンデベレとの熱闘を制し、BRAVE CFバンタム級王座に就いてた。

BRAVE CF73
<BRAVE CFバンタム級王座決定戦/5分5R>
○ホゼ・トーレス(米国)5R
判定
詳細はコチラ
×ンコシ・ンデベレ(南アフリカ)
<フライ級/5分3R>
○フラービオ・ケイロス(ブラジル)1R2分03秒
KO
詳細はコチラ
×ザック・マコウスキー(米国)
<スーパーウェルター級/5分3R>
○ルイス・カド(ブラジル)1R2分43秒
ギロチンチョーク
×ウィルケル・レモス(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
○エドゥアルド・モラ(コロンビア)1R1分18秒
KO
詳細はコチラ
×クロン・ボーン(トリニダードトバゴ)
<フェザー級/5分3R>
○ジェフェルソン・ゴメス(コロンビア)2R4分05秒
DQ
×アンドレス・ゴメス(コロンビア)
<ウェルター級/5分3R>
○マウリシオ・オタロラ(コロンビア)3R
判定
×カルロス・ベヨーソ(エルサルバドル)
<フライ級/5分3R>
○エドガル・トレス(ペルー)2R1分16秒
TKO
×カルロス・トロ(コロンビア)
<バンタム級/5分3R>
○ディエゴ・モリーヨ(エクアドル)2R3分40秒
KO
×ガブリエル・ブラ(コロンビア)
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Brave CF BRAVE CF73 MMA MMAPLANET o キック ホゼ・トーレス ンコシ・ンデベレ

【BRAVE CF73】心身ともに限界まで削りあったホゼ・トーレスとンデベレ。新バンタム級王者はトーレスに

<BRAVE CFバンタム級王座決定戦/5分5R>
ホゼ・トーレス(米国)
Def.2-1:49-45.49-47.47-48
ンコシ・ンデベレ(南アフリカ)

サウスポー&長身のンデベレに対し、トーレスは左ローを蹴っていく。ジャブを伸ばし、前蹴りで突き放すンデベレが左ハイを繰り出す。さらにテンカオを放ったンデベレは左ローから再び左ヒザを放ち、右を打って前に出る。ガードの上から素早いワンツー、スリーを見せるンデベレが、トーレスのステップインを外してジャブを打っていく。さらにオーソに構えて右アッパー、首相撲&ヒザを顔面に突き上げる。

圧倒されるトーレスは飛び込んでクリンチへ。逆にンデベレは押し込んで離れると、前蹴りを腹と顔を入れて跳びヒザ、続いて首相撲からヒザ蹴りを決める。テンカオのンデベレに対し、トーレスは足払いを狙い、さらに首投げでテイクダウンを決める。ンデベレは苦も無く立ち上がり、トーレスをケージに押し込んでいく。シングルは切られたンデベレだが、トーレスの左目尻をカットさせ初回を完全に取った。

2R、ンデベレが左ハイ、さらに右アッパーもトーレスは右を返す。右ミドル、左を入れたトーレスだが腹を蹴られ、クリンチでケージに押し込まれる。トーレスはウィザーでヒザを繰り出し、右を差してボディロックを狙う。腰に乗せて投げようとしトーレスだが、耐えたンデベレが押し込む展開が続く。

その先に進めないンデベレに豪快な首投げを決めたトーレスは、スクランブルでギロチンに取って引き込む。タイトに見えたギロチンだが、ほどなくしてンデベレが頭を抜く。ハイガードや頭を引き寄せて攻撃を遮断するトーレスはケージキックからオモプラッタ、さらに腕は抜けるが前転してシングルを狙う。スクランブルとなり首相撲でヒザを見せたンデベレだが、またも首投げで投げられトーレスがラウンドを取り返した。

3R、左フックから前に出るトーレス、疲れが見えるンデベレはヒザを出すが距離を詰められ右を被弾する。ンデベレはアッパーを返すも、右ローを蹴られて一回転。直後に組んでクリンチのンデベレは動きに切れがなく、トーレスが離れる。それでも左を伸ばすンデベレは、右を空振りして姿勢を乱す。首相撲に捕えられたトーレスは逆に、ヒザから崩してギロチンを仕掛ける。ヒザをついたンデベレのバックに回ったトーレス。座った状態のンデベレに足のフックなしでRNCを狙うと、スナップバックの要領で背中をつかせていく。

上体を起こしたンデベレは再びバックに回られ、ついに背中をつけると腕十字に捕えられる。足を絡ませて腕を抜いたンデベレをかぶってヒザを入れたトーレスが、ダブルレッグからワキを潜ってバックに回る。そのままタイムアップを迎え、トーレスがポイントをリードした。

4R、トーレスが右ミドルから左ロー、ンデベレがヒザ蹴りを返す。腹への前蹴りに続き、右をヒットさせたンデベレはジャブを連続で差し込む。さらに左ミドルを入れたンデベレだが、スピードがない。ここで組みを選択したンデベレに対し、トーレスは首相撲から崩しを再び見せる。バランスをキープしたンデベレがケージに押し込み、トーレスのベリートゥベリーからスクランブルへ。スタンドに戻ってもからもンデベレが左腕を差して、ケージにトーレスを押し込む。体力と精神の削り合いのなかで、トーレスがヒザ蹴り。ンデベレが肩パンチを打っていく。

右を差し替えたトーレスはヒザ蹴りを、さらに右を差しあげて払い腰を決める。抑えることはできず、両者立ち上がると力を使ったか、トーレスの動きが落ちる。ンデベレがスピニングバックキックを腹に決め、ダブルレッグへ。ここで時間となった。

最終回、立ってインターバルを過ごしたンデベレが、両手を挙げてボコタのファンを煽る。ロー&ジャブのンデベレはステップを踏むようになり、トーレスの左フックにダブルを合わせる。そのままケージに押し込んだンデベレは、ボディに細かいヒザやパンチを受けて離れる。直後に組みに来たンデベレにヒザを入れて離れたトーレスが、右アッパーにもショートのフックをコンビで返す。

ンデベレのシングルをスプロールし、一気にバックを狙ったトーレスが前方に落とされガードを強いられる。トーレスは一気の三角絞めも、ンデベレは体を押し込み窮屈な姿勢を強いる。トーレスは頭をひきよせ、ヒザをついたンデベレの左腕を伸ばしにかかる。この角度では止まらないが、ンデベレも三角クラッチから頭を抜くことができず、時間は残り30秒に。正対したンデベレに足をフックし直したトーレス、ンデベレがボディにパンチを連打してタイムアップに。

心身共に消耗しながら攻め、そして守った両者は笑顔を浮かべてハグ。初回と4Rがンデベレ、2、3&5Rがトーレスと思われるが──。ケージ中央で1分以上待たされた両者、結果はスプリット判定でトーレスの腰にBRAVE CFバンタム級のベルトが巻かれた。「判定を聞くまで、時間が掛って『どうなっているんだ』と思ったよ。でもテイクダウンをしっかりと取れたし、接戦とは思っていなかった。とにかくベストを尽くした。腕十字もタイトだったし、今日は僕の日だった。バンタム級で挑戦権を得るまで上がってきた選手なら、誰の挑戦でも受ける」とトーレスは話した。


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【BRAVE CF73】初のコロンビア大会で、ショーティー・トーレスがンデベレとバンタム級王座決定戦

【写真】ようやく実現する一戦。トーレスも、31歳になっている(C)BELLATOR

12日(土・現地時間)、コロンビアのボゴタはエル・コリセオ・サリトレでBRAVE CF73が開催される。
Text by Manabu Takashima

中東バーレーン王国がベースのBRAVE CFにとって初進出となるコロンビア大会は、現地のラテンFCと共同開催で、BRAVE CF73が4試合、Latin FC18が4試合の計9試合の試合が組まれている。また同地ではBRAVE Pan-American Combat Weekが開催中でIMMAF Pan-American Championshipもファイトウィーク中に行われている。


そんなボゴタ大会のメインはブラッド・カトーナの返上で空位となっているバンタム級王座をホゼ・トーレスとンコシ・ンデベレが争う一戦が組まれている。

両者は今年3月のイスラエル大会で対戦予定だったが、イベント自体がキャンセルとなり、4月にスロヴェニア大会で仕切りなおされることとなった。しかし、同大会での対戦も実現せずに3度目の正直として今週末に南米で実現することに。

IMMAF世界王者からTitan FCでフライ級とバンタム級を制し、UFCにステップアップを果たしたショーティー・トーレス。オクタゴン・デビュー戦で現ONE世界ストロー級世界王者ジャレッド・ブルックスと対戦すると、劣勢のなかでブルックスがスラムの自爆で頭部をキャンバスで強打し、動きを止めるとパウンドアウトした。

続くアレックス・ペレス戦でキャリア初黒星を喫したトーレスは、UFCのフライ級廃止路線でバンタム級転向でなくフリーランスを選択した。そして2019年にBRAVE CFと契約し一戦を挟んで、フライ級王座決定Tに挑んだ。

しかし、準々決勝で対戦したショーン・サンテーラの足関節&柔術に苦戦を強いられ痛み分けに。再戦では体重オーバーとなり、結果としてバンタム級転向を決めた。その後ブレイン・オロドリコール、イッザデニ・アル・デルバニを下し、バンタム級王座決定戦を戦う権利を得たトーレスに対し、ンデベレはプロキャリアの全てをBRAVE CFで過ごし6勝1敗のレコードを持つ南アフリカ人ファイターだ。

デビュー当初はフィジカル重視、そして荒い打撃で勝利を重ねていた。その後もフィジカルの強さは維持しつつ、打撃だけでなく組みを重視したスタイルも導入。打撃もパワフルかつテクニカルという部分で成長を見せている。

リーチでトーレスに勝るンデベレだが、懐に飛び込まれての接近戦では5オンスのMMAグローブでブロッキングを駆使するトーレスが有利だ。ただし、拳の届く距離に立ちすぎるトーレスの戦いは方はやはり両刃の剣だ。毎試合のように自らもパンチを被弾しており、ンデベレは近い距離でヒザ蹴りという強烈な武器を備えている。

組みからテイクダウンという選択をしなくなったトーレスを、ンデベレのヒザが打ち抜く可能性も高い。加えてトーレスが接近戦だけでなくとも、レスリングを融合させた戦い方に回帰していなければ、その近い距離で戦うまでにダメージを蓄積し、ンデベレの大砲の標的になることも大いにあり得るだろう。

■視聴方法(予定)
8月13日(日・日本時間)
午前9時00分~ DAZN

■ BRAVE CF73対戦カード

<BRAVE CFバンタム級王座決定戦/5分5R>
ホゼ・トーレス(米国)
ンコシ・ンデベレ(南アフリカ)

<フライ級/5分3R>
ザック・マコウスキー(米国)
フラービオ・ケイロス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
エドゥアルド・モラ(コロンビア)
クロン・ボーン(トリニダードトバゴ)

<女子ストロー級/5分3R>
エイディ・マシアス(エクアドル)
ヤスメリ・アラケ(ヴェネズエラ)

<スーパーウェルター級/5分3R>
ルイス・カド(ブラジル)
ウィルケル・レモス(ブラジル)

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Brave CF BRAVE CF69 IMMAF MMA MMA Super Cup MMAPLANET o UFC アブディサラム・クバチニエフ アレクサンドル・イリッチ カミル・マゴメドフ クレベル・ソウザ パンクラス ホゼ・トーレス ムハンマド・シャヒド ンコシ・ンデベレ 山口怜臣

【BRAVE CF & IMMAF】IMMAFとBRAVE CFが合体。国際コンバット週間、今年はセルビアで開催

【写真】左端がIMMAFのケリース・ブラウン代表、右端がBRAVEのシャド代表 (C)BRAVE CF

16日(月・現地時間)、BRAVE CFとIMMAF、そしてセルビアMMA連盟の3者がセルビアのベオグラードで記者会見を開き、2月11日(土・同)から18日(土・同)まで同地でBRAVE international Combat Week(以下BICW)を開催することを発表した。

2017年から2019年までBRAVE CFはIMMAFとバーレーンでIMMAF世界大会を共催し(両組織の親会社はバーレーン王国が出資するKHKスポーツ)、昨年はIMMAF国別対抗戦=MMA SUPER CUPとBRACE CF57が合体したBICWを3月に行っている。


そんなアマとプロのMMAの祭典が初めてバーレーンを飛び出し、今年はベオグラードで実施されることとなった。BICWは11日のIMMAF世界大会の開幕から、18日のBRAVE CF69でクライマックスを迎える。

IMMAF世界大会には体を拠点に置き、日本では昨年のクリスマスにパンクラスでアマMMAを戦った山口怜臣が出場する。

また現地のスターク・アリーナで取り行われるBRAVE CF69ではメインでキルギス人BRAVE CF暫定ライト級王者アブディサラム・クバチニエフがカミル・マゴメドフの挑戦を受け、コメインではセルビア一番人気のアレクサンドル・イリッチが5年振りとなる国内での試合を88キロ契約でクレベル・ソウザと戦う一戦が決まっている。

この他、「BRAVE CF69は世界中のファイターを招聘するとムハンマド・シャヒドBRAVE CF代表は語っているが、3月18日(土・同)のイスラエル=BRAVE CF70でホゼ・トーレスとンコシ・ンデベレという──UFCベテラン✖南アフリカの新鋭というカードも既に明らかとなっており、何気に気になるカードをBRAVE CFは2023年も組んできそうだ。

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BICW2022 Brave CF BRAVE CF57 F1 MMA MMA Super Cup MMAPLANET o ONE ONE Championship UFC ブルーノ・マルファシーニ ホゼ・トーレス

【BICW2022】BRAVE国際コンバットウィーク in バーレーン―01―『ディズニー+が視聴できない!!』

【写真】8日間のバーレーン滞在が始まりました。F1テスト、行きてぇ(C)MMAPLANET

8日(火・現地時間)から12日(土・同)までBRAVE International Combat Weekが、中東バーレーンのハリファ・スポーツシティ・アリーナで開催され初めて中東の地にやってきました。

これまでアブダビ、ドバイにはADCC世界大会とONE ChampionshipでUAEを訪れたことはありますが、バーレーンは始めてです。サウジアラビアが大半を占めるアラビア半島の東側、UAWやカタールなどと同様にペルシャ湾に面した……というよりもペルシャ湾に浮かぶムハッラク島を中心とした33の島からなる立憲君主国家、モスクからコーランが聞こえてくるイスラム教の国です。


ハリド・ビン・ハマド・アル・ハリファ王子が興したスポーツ振興のための持ち株会社KHKスポーツを母体とするBRAVE CFは2016年よりここバーレーンを拠点にインドやフィリピンなどアジア、ブラジル、ロシア、モロッコと世界各国で現地プロモーションと手を結びイベントを開催してきました。

個人的に注目するようになったのは、ブルーノ・マルファシーニやホゼ・トーレスが契約した時期ですが、現地取材をしようと思うまでになったのはコロナ・パンデミックが起ってからでした。

パンデミックが起ったのち、BRAVE CFは3月と4月大会をキャンセルし5&6月を活動休止すると、7月にはルーマニア、8月にはスウェーデンで集中的にイベントを再開させ、昨年3月から4月にかけて首都マナーマの歴史的建造物であるバーレーン要塞内に特設ケージを組み立て4週連続で大会を行いました。

その資金力とビジョン、またUFCに選手を送り出し、逆転にUFCベテランと契約しているBRAVE CF。当時は完全なバブル方式を取り入れ、PCRテストを繰り返してイベントを開いていましたが、今やバーレーンは飛行機に搭乗する際の陰性証明は必要なく、空港での検査もなく――ついでにいうと、ビザもチラ見、インビテーションレターは一目もくれず入国できました。

帰国の途に就く際は搭乗の72時間前のテストによる陰性証明書と成田空港での検査を経てですが、3度ワクチン接種を行っている日本人は自宅での隔離も必要ありません。

BICWとBRAVE CFもPCR検査はなく、マナーマ市内ではモールや観劇などパブリックブレイスではマスク着用は義務とされ、違反者は20ディナール――約6000円の罰金に処せられるということです。

その一方で大会出場選手の検査がないことで正直、日本国内にいるよりもずっと感染する可能性は高いという自覚を持っての現地入りでもあります。案の定、食事はビュッフェ・スタイル、選手たちは予想通りマスクをすることもなく大声で話しているという状況です。

同じ週に始まるF1の合同テストでは、そんなことはないのだろうなとほぼ両替とスーパーへの買い出し以外は、自己隔離ならぬ自己防衛のためにホテルに引きこもっている状態です。

コロナ関連の話はもう辟易、バーレーンの紹介と大会の様子を――旅日記的に記事を掲載しようと思っていたのですが、そんなわけでマナーマ市内の様子はほとんど分かりません。

そしてバーレーンではU-NEXTは当然として……エミレーツ航空で途中まで視ていたブラックウィドーの続きを視聴しようしたのですが、ディズニー+は進出しておらずNetflix頼りになりそうな日々です。

そんな選手団が宿泊するウィンダムガーデンホテル・マナーマは、外観ばかりかエントラントのデコレーション、エレベーターの裏扉までBRAVE CFやMMA SUPER CUPのペイントが施され、まさにBICW一色という感じです。

9人構成の国別対抗戦に8チームが参戦し、BRAVE CF57はプロ12試合、バーレーンも含めると13ヵ国のファイターが集まるビッグショーですから、ドバイからバーレーンまでの飛行機には大音量でマリアッチを流すメキシコ勢やアイルランド、オセアニア、プロもキルギスから出場し暫定ライト級王座決定戦に出場するアブディサラム・クバチニエフらの姿が確認されました。

そして両替をするために訪れたホテル近くのモールには、ケージを模ったBRAVE CFブースが見られるなど、少なくともこの一角は相当に力の入ったプロモーション活動を行われているようです。

ほとんどコンバットウィークに関係する記事が書けない初日となりましたが、明日はバーレーンMMA界の総本山KHKジム視察、SUPER CUP開会式などのジワリと取材が始まります。ドアトゥドアでほぼ20時間、時差が6時間。今夜は早々に眠りに就こうと思います――が、徐々に目が冴えてきているのが怖いバーレーン初夜です。

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Brave CF BRAVE CF55 MMA アリ・バガウティノフ ショーン・センテーラ ホゼ・トーレス

【BRAVE CF55】ホゼ・トーレスが体重落とせず。バガウティノフが代役センテーラを61秒TKO──決勝へ

<BRAVE CFフライ級王座決定T準決勝/5分3R>
アリ・バガウティノフ(ロシア)
Def.1R1分01秒by TKO
ショーン・センテーラ(米国)

ホゼ・トーレスが体重が落とせないということで、センテーラは試合の2日前に、リズヴァン・アブエフ戦からトーナメント復帰&準決勝出場が決まった。

スイッチしたバガウティノフが圧を掛けて、左にまあるサンテ―ラが左ミドルからダブルレッグへ。右を被弾したサンテ―ラだが、そのままシングルに移行する。これを切られ殴られたサンテ―ラは、ヒザをついた状態で組みに行くがエルボーを受けて動きが止まる。

亀の状態のサンテ―ラに対し、バガウティノフは頭からワキ腹にパウンドを落連打し、頭を抱えて横向きになったところで回り込んで頭部を殴る。完全に動きが止まったセンテーラを見て、レフェリーが試合を止めた。

センテーラはエルボーが後頭部だとアピールしたが、レフェリーは側頭部だと有効性を認め、バガウティノフはヴェリムラッド・アルカソフとの決勝戦進出を決めた。

バガウティノフは「何て言えば良いのか、コーチの指示にしっかりと従ったまでだよ。決勝戦進出は王チャンピオンになることを意味する。最高の試合をファンに見せたい。アルカソフ、僕らはずっと長い知り合いだ。でもプロとしてケージの中で戦おう」と勝利者インタビューで話し、センテーラは「2日前にこの機会を得られたけど、次はフルキャンプをして臨みたい。まだ終わっていない。後頭部への攻撃だった。またフライ級の選手たちと戦い続けたい」とコメントした。


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