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MMA MMAPLANET o UFN203 キック テレンス・マッキニー ドリュー・ドバー

【UFN203】あわや秒殺KO負けから盛り返したドバーが、疲れたマッキニーを逆転パウンドアウト

<ライト級/5分3R>
ドリュー・ドバー(米国)
Def.1R3分17秒 by TKO
テレンス・マッキニー(米国)

ともにサウスポー、前に出るマッキニーがボディに左ヒザを突き刺し、ダウンしたどばーにパンチの連打を浴びせる。これでKOかと思われたが、立ち上がったドバーがダブルレッグで組み付いた。しかしクリーンテイクダウンとはならず、マッキニーがトップを奪う。立ち上がるドバー、マッキニーはパンチで攻めたてながら、右のスピニングバックフィストからダブルレッグでテイクダウンを奪った。ドバーは下から左ヒジ、さらに腕十字を狙うも失敗。マッキニーは上からパンチを落としていくが、ドバーは下からヒジを見せる。

相手を蹴り上げて立ち上がるドバーが左ストレートをヒット。マッキニーは右バックスピンキックを見せる。ドバーは組みついてきたマッキニーに対し、両腕を差し上げてケージに押し込んでいく。やや疲れが見えるマッキニー、離れたドバーに左ハイを繰り出すも力がない。反対にドバーが顔面へヒザ蹴りを叩き込んでダウンを奪い、そのままパウンドアウトした。


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F1 MMA News o ONE UFC   ジョーダン・ライト ジリアン・ロバートソン ソン・ヤードン チェ・スンウ テレンス・マッキニー フリオ・アルセ ブラッド・リデル ブルーノ・シウバ マルロン・モラエス

『UFC Fight Night 203: Santos vs. Ankalaev』の対戦カードを紹介

UFC VENUM AUTHENTIC FIGHT WEEK MEN'S PERFORMANCE LONG SLEEVE RASHGUARD


3.12『UFC Fight Night』のメインイベントはチアゴ・サントス vs. マゴメド・アンカラエフ(2021年11月16日)

 こちらの続報。3月12日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 203: Santos vs. Ankalaev』の対戦カードを紹介していきます。


Marlon Moraes vs. Song Yadong in the works for UFC event on March 12(MMAFighting)

 マルロン・モラエス vs. ソン・ヤードンのバンタム級マッチが行われるとのこと。

 モラエスは昨年9月の『UFC 266: Volkanovski vs. Ortega』でメラブ・デヴァリシュビリに2R TKO負けして以来の試合で3連敗中。現在バンタム級ランキング10位。ソンは昨年11月の『UFC Fight Night 197: Holloway vs. Rodriguez』でフリオ・アルセに2R TKO勝ちして以来の試合で2連勝中。現在バンタム級ランキング14位。


Alex Caceres vs. Sodiq Yusuff in the works for UFC event on March 12(MMAJunkie)

 ソディック・ユーサフ vs. アレックス・カセレスのフェザー級マッチが行われるとのこと。

 ユーサフは昨年4月の『UFC on ABC 2: Vettori vs. Holland』でアーノルド・アレンに判定負けして以来の試合。その前までは6連勝していました。現在フェザー級ランキング12位。カセレスは昨年10月の『UFC Fight Night 196: Costa vs. Vettori』でチェ・スンウに2Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合で5連勝中。現在フェザー級ランキング15位。


Rountree Jr. vs. Roberson toegevoegd aan UFC Vegas 50(Eurosport)

 カリル・ラウントリー vs. カール・ロバーソンのライトヘビー級マッチが行われるとのこと。

 ラウントリーは昨年9月の『UFC Fight Night 191: Brunson vs. Till』でモデスタス・ブカウスカスに2R TKO勝ちして以来の試合。ロバーソンは昨年4月の『UFC 261: Usman vs. Masvidal 2』でブレンダン・アレンに1Rアンクルロックで敗れて以来の試合で2連敗中。


Terrance McKinney replaces Ricky Glenn to fight Drew Dober at UFC Vegas 50(MMAFighting)

 ドリュー・ドバーと対戦予定だったリック・グレンが負傷欠場、代わりにテレンス・マッキニーがドバーと対戦するとのこと。

 ドバーは昨年6月の『UFC 263: Adesanya vs. Vettori 2』でブラッド・リデルに判定負けして以来の試合で2連敗中。マッキニーは2月の『UFC Fight Night 202: Makhachev vs. Green』でファレス・ジアムに1Rリアネイキッドチョークで勝利したばかりで現在5連勝中(UFC 2連勝中)。


UFC targets Alex Pereira vs. Bruno Silva for March 12 event(MMAJunkie)

 アレックス・ペレイラ vs. ブルーノ・シウバのミドル級マッチが行われるとのこと。

 ペレイラは昨年11月の『UFC 268: Usman vs. Covington 2』で行われたUFCデビュー戦でアンドレアス・ミカイリディスに2R TKO勝ちして以来の試合。シウバは昨年12月の『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』でジョーダン・ライトに1R TKO勝ちして以来の試合で7連勝中(UFC 3連勝中)。


Ijamsville's Matthew Semelsberger gets back in action March 12 against unbeaten UFC rookie AJ Fletcher(FrederickNewsPost)

A.J. Fletcher(Sherdog)

 マシュー・セメルスバーガー vs. A.J.フレッチャーのウェルター級マッチが行われるとのこと。

 セメルスバーガーは昨年9月の『UFC 266: Volkanovski vs. Ortega』でマーティン・サノJr.に1R KO勝ちして以来の試合。フレッチャーは現在25歳のアメリカ人で戦績9勝0敗。昨年8月の『Dana White's Contender Series 37』でレオナルド・ダミアニに1R KO勝ちして以来の試合で今回がUFCデビュー戦。


UFC: Gillian Robertson Replaces Ariane Lipski Against JJ Aldrich on March 12(CagesidePress)

 J.J.アルドリッチと対戦予定だったアリアネ・リスプキが欠場、代わりにジリアン・ロバートソンがロバートソンと対戦するとのこと。

 アルドリッチは昨年8月の『UFC on ESPN 30: Barboza vs. Chikadze』でヴァネッサ・デモポロスに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。ロバートソンは昨年12月の『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』でプリシラ・カショエイラに1Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合。続きを読む・・・
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Column MMA MMAPLANET UFC Result UFN ESPN+60 UFN202 アルメン・ペトロシアン イグナシオ・バハモンデス イスラム・マカチェフ テレンス・マッキニー ブログ

【UFN202】試合結果 イスラム・マカチェフ、グリーンを完封。アジア勢3人は3連敗……

【写真】一度のテイクダウンで、スタンドにグリーンを戻すことなくマカチェフはパウンドアウト勝利。UFC戦績を11勝1敗、そして10連勝を達成した(C)Zuffa/UFC

26日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN202:UFN on ESPN+60「Makhachev vs Green」が開催された。

メインではイスラム・マカチェフがダニール・ベリューシュの代役ボビー・グリーンを完封し、パウンドアウト。世界王座挑戦を改めてアピールした。

今大会にはアジア由来の選手が3名出場、韓国のキム・ジヨンは最終回の追い上げもエルボーに封じ込められプリシーラ・カショエイラに判定負けもファイト・オブ・ザ・ナイトの激闘だった。

対して中国のシャオ・ロンと香港のラモーナ・パスカルは、イグナシオ・バハモンデスとジョジアニ・ヌネスを相手に力の差を見せつけられた敗北を喫している。

ファイト・オブ・ザ・ナイト=プリシーラ・カショエイラ×キム・ジヨン
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=ウェリントン・トゥルマン、アルマン・ツァルキャン

UFN202:UFN on ESPN+60「Makhachev vs Green」
<160ポンド契約/5分5R>
○イスラム・マカチェフ(ロシア)1R3分23秒
TKO
詳細はコチラ
×ボビー・グリーン(米国)
<ミドル級/5分3R>
○ウェリントン・トゥルマン(ブラジル)2R1分29秒
腕十字
×ミシャ・サークノフ(カナダ)
<女子フライ級/5分3R■>
○プリシーラ・カショエイラ(ブラジル)3R
判定
詳細はコチラ
×キム・ジヨン(韓国)
<ライト級/5分3R>
○アルマン・ツァルキャン(アルメニア)2R1分57秒
TKO
×ヨエル・アルバレス(スペイン)
<ミドル級/5分3R>
○アルメン・ペトロシアン(アルメニア)3R
判定
詳細はコチラ
×グレゴリー・ホドリゲス(ブラジル)
<160ポンド契約/5分3R>
○イグナシオ・バハモンデス(チリ)3R1分40秒
ニンジャチョーク
詳細はコチラ
×ロン・チュウ(中国)
<女子フェザー級/5分3R>
○ジョジアニ・ヌネス(ブラジル)3R
判定
詳細はコチラ
×ラモーナ・パスカル(香港)
<ライト級/5分3R>
○テランス・マッキニー(米国)1R2分11秒
RNC
詳細はコチラ
×フェレス・ジアム(フランス)
<フェザー級/5分3R>
○ジョナサン・マルチネス(米国)3R
判定
×アレハンドロ・ペレス(メキシコ)
<ウェルター級/5分3R>
○ラミズ・ブラヒメジ(米国)1R2分02秒
RNC
詳細はコチラ
×マイケル・ギルモア(米国)
<フライ級/5分3R>
○カーロス・ヘルナンデス(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ヴィクター・アルタミラノ(メキシコ)


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MMA o UFC   アルメン・ペトロシアン キム・ジヨン グレゴリー・ホドリゲス ジョニー・エドゥアルド ジリアン・ロバートソン ズヴァイアド・ラジシュビリ テレンス・マッキニー パク・ジュンヨン ビー・マレッキ ラモーナ・パスカル

『UFC Fight Night 202: Makhachev vs. Green』の対戦カードを紹介

 『UFC Fight Night 202: Makhachev vs. Green』の対戦カードのうち当サイトで未紹介だったカードを紹介していきます。


Makhmud Muradov says he's out of UFC Fight Night 202 vs. Misha Cirkunov(MMAJunkie)

Misha Cirkunov vs. Wellington Turman booked for UFC Fight Night 202(MMAJunkie)

 ミーシャ・サークノフと対戦予定だったマフムド・ムラドフが負傷欠場、代わりにウェリントン・ターマンがサークノフと対戦するとのこと。

 サークノフは昨年10月の『UFC Fight Night 193: Santos vs. Walker』でクリストフ・ジョッコに判定負けして以来の試合で2連敗中。ターマンは昨年8月の『UFC on ESPN 30: Barboza vs. Chikadze』でサム・アルヴィーに判定勝ちして以来の試合。1月の『UFC 270: Ngannou vs. Gane』でホドルフォ・ヴィエイラと対戦予定でしたが、ヴィエイラのドクターストップにより中止されていました。


Controversiële Cachoeira krijgt nieuwe kans van de UFC(Eurosport)

 キム・ジヨン vs. プリシラ・カショエイラの女子フライ級マッチが行われるとのこと。

 キムは昨年9月の『UFC Fight Night 191: Brunson vs. Till』でモリー・マッカンに判定負けして以来の試合で2連敗中。カショエイラは昨年12月の『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』でジリアン・ロバートソンに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合。


Gregory Rodrigues vs. Armen Petrosyan Set For February 26 UFC Event(CagesidePress)

Armen Petrosyan(Sherdog)

 グレゴリー・ホドリゲス vs. アルメン・ペトロシアンのミドル級マッチが行われるとのこと。

 ホドリゲスは昨年10月の『UFC Fight Night 196: Costa vs. Vettori』でパク・ジュンヨンに2R KO勝ちして以来の試合で4連勝中(UFC 2連勝中)。ペトロシアンは現在31歳のアルメニア人で戦績6勝1敗。昨年10月の『Dana White's Contender Series 44』でカロヤン・コレフに1R KO勝ちして以来の試合で今回がUFCデビュー戦。


Ramona Pascual signs with UFC, meets Josiane Nunes on short notice at UFC Vegas 49(MMAFighting)

Ramona Pascual(Sherdog)

 ジョジアンヌ・ヌネス vs. ラモーナ・パスカルの女子フェザー級マッチが行われるとのこと。

 ヌネスは昨年8月の『UFC on ESPN 29: Cannonier vs. Gastelum』で行われたUFCデビュー戦でビー・マレッキに1R KO勝ちして以来の試合で7連勝中。パスカルは現在33歳のフィリピン人で戦績6勝2敗。今回がUFCデビュー戦。


Terrance McKinney vs. Fares Ziam opnieuw ingepland, ditmaal voor 26 februari(MMA DNA)

 テレンス・マッキニー vs. ファレス・ジアムのライト級マッチが行われるとのこと。両者は昨年11月の『UFC Fight Night 198: Vieira vs. Tate』で対戦予定でしたが、マッキニーに新型コロナウイルスの陽性反応が出たために中止されていました。今回は仕切り直しマッチとなります。


Alejandro Perez vs. Jonathan Martinez toegevoegd aan UFC evenement op 26 februari(MMA DNA)

 アレハンドロ・ペレス vs. ジョナサン・マルティネスのフェザー級マッチが行われるとのこと。

 ペレスは昨年10月の『UFC Fight Night 193: Santos vs. Walker』でジョニー・エドゥアルドに2Rスカーフホールドアームロックで勝利して以来の試合。マルティネスは昨年10月の『UFC Fight Night 196: Costa vs. Vettori』でズヴァイアド・ラジシュビリに判定勝ちして以来の試合。続きを読む・・・
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o UFC UFC271 アルマン・ツァルキャン アルメン・ペトロシアン イグナシオ・バハモンデス キム・ジヨン グレゴリー・ホドリゲス ダン・フッカー テレンス・マッキニー ボビー・グリーン

UFC on ESPN+60:オッズ/予想と展望

イスラム・マカチェフ 1.11
ボビー・グリーン 7.00
ミーシャ・サークノフ 1.83
ウェリントン・トゥルマン 2.00
キム・ジヨン 1.61
プリシラ・カショエイラ 2.45
アルマン・ツァルキャン 1.45
ヨエル・アルバレス 2.80
アルメン・ペトロシアン 2.35
グレゴリー・ホドリゲス 1.65
ロン・チュー 2.70
イグナシオ・バハモンデス 1.50
ジョジアニ・ヌネス 1.48
ラモーナ・パスクアル 2.75
テレンス・マッキニー 2.00
ファレス・ジアム 1.83
アレハンドロ・ペレス 3.00
ジョナサン・マルチネス 1.40
ラミズ・ブラヒマイ 1.25
マイケル・ギルモア 4.00
ビクトル・アルタミラノ 2.25
カルロス・ヘルナンデス 1.69

メインではランキング3位ベネイル・ダリウシュと4位イスラム・マカチェフの対戦が予定されていたが、ダリウシュが負傷欠場。代役として、2週間前のUFC271で試合をしたばかりのボビー・グリーンが10日前に急遽出場決定。直前のため、160ポンド契約での試合となる。

ネクスト・ヌルマゴメドフとして期待されているマカチェフは現在9連勝中。なかなかチャンスを与えられなかったが、昨年7月にようやく初メイン。前回はダン・フッカー相手に1R一本勝ちで完勝。王者オリヴェイラは5月にランキング1位ゲイジーと対戦予定で、2位ポイエーは前回挑戦したばかりなので、ダリウシュとの対戦での勝者が次期挑戦権獲得濃厚だった。

代役でUFC9年で初のメイン登場となるのはボビー・グリーン。ノーガードからパンチを打ち込んでいくスタイルで、昨年11月にはアル・アイアキンタを1RKO。しかし本来は倒しに行くスタイルではなく、2週間前のナスラット・ハクパラスト戦ではタックルを切ってパンチをヒットさせていくという本来のスタイルで判定勝ち。次はランカーとの対戦が期待されていたが、予想外に上位の相手との試合に。しかしマカチェフは相手が悪すぎる。

マカチェフがテイクダウンからドミネイトして最後は一本勝ちと予想。

UFCデビュー戦でメインカードに登場となるアルメン・ペトロシアンは、あのジョルジオ・ペトロシアンの弟…と同姓同名。10月のコンテンダーシリーズで勝利しUFCと契約した。勝った試合はすべてKO勝ちのストライカー。

プレリムではテレンス・マッキニーがUFC2戦目を戦う。初戦はUFC5戦のマット・フレヴォラ相手にわずか7秒でのKO勝ち。これだけならまぐれかもしれないが、その前の3試合も1RKOで、16秒・17秒・72秒で勝利していて、高い殺傷能力を持っているのは間違いない。しかし、今回はUFC2勝1敗のファレス・ジアムにアンダードッグ。

第1試合開始は27日朝6時から。速報します。

 

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MMA UFC   テレンス・マッキニー

『UFC Fight Night 198: Vieira vs. Tate』ファレス・ジアム vs. テレンス・マッキニーが直前で中止に


 『UFC Fight Night 198: Vieira vs. Tate』で予定されていたファレス・ジアム vs. テレンス・マッキニーのライト級マッチが直前で中止となっています。理由はマッキニーのセコンドの一人から新型コロナウイルスの陽性反応が出たため。マッキニー自身は陰性でした。マッキニーはなるべく早く次の試合を組んでもらうとコメントしています。続きを読む・・・
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GLORY K-1 LFA MMA UFC UFN198 テレンス・マッキニー フェレス・ジアム ブログ

【UFN198】心臓が2度止まった秒殺王テレンス・マッキニーが、仏産本格派ストライカー=ジアムと対戦

【写真】秒殺男マッキニーと、確かな打撃を持つジアム。要注目のアンダーカードだ (C)Zuffa/UFC

20日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN198:UFN on ESPN+56「Vieira vs Tate」でテレンス・マッキニーがフェレス・ジアムとオクタゴン2戦目を戦う。

(C)LFA

6月のマット・フレヴォラ戦では左クロスからパウドアウト、僅か7秒で衝撃のUFC初勝利を挙げたマッキニー。

実はその8日前にFAでマイケル・イリザーリを72秒でパウンドアウトしている。キャリア11勝3敗、マッキニーは勝っても負けて判定決着はない。2019年のコンテンダーシリーズではショーン・ウッドソンに2R1分49秒で飛びヒザでKO負け、それ以外の2つの敗北は39秒──足の負傷でTKO負けと、デリック・マイナーの三角絞めで57秒一本負けを喫している。

対して11の勝利は上に挙げた2試合以外にLFAでハイキック&17秒KO勝ち、LFA前のローカルショーでは16秒でTKO勝ちと、直近の4試合のファイトタイムは合計しても、僅か2分2秒と初回の半分も戦っていないことになる。


ばかりかマッキニーは、7秒勝利をキャリア6戦目に既に経験している。14試合の実戦経験で、2度の7秒勝利を挙げているファイターが果たしてマッキニー以外に存在しているだろうか。しかもキャリア11勝のうち、驚くなかれ10試合が初回フィニッシュという秒殺王だ。

そんなマッキニーだが、LFA時代に過去の行いを動画でアップし、「人生は1秒で変わる」と若い世代を啓蒙したことでも知られる。

2014年に彼はマジックマッシュルームとLSDを使用したことで幻覚を見て悪魔がいる」と騒ぎを起こす。駆け付けた警官に押さえつけられそうになり、暴れたことでテーザー銃(銃の部分と導線で繋がった2つの棘のある射出体で、電気ショックを与えるスタンガン)で撃たれて拘束された。そのまま救急車で病院に運ばれたマッキニーは2度心臓が止まったが、医師によって蘇生し命が救われたという過去を持つ。

この経験を白日の下に晒し、同じ過ちを犯さないようにと訴えかけたマッキニーが、オクタゴン2戦目で戦うジアムはK-1ルールのキックや散打の経験もあり、MMAデビュー後に母国のGLORYに出場するほどの打撃の使い手だ。

ジアムはキックでは見事なダッチコンビネーションに首相撲&1度のヒザ蹴りという打ち分けを見せていた。MMAの中で左ハイを駆使し、ワンツーでも秒殺KOをしてきたマッキニーだが、立ち技競技で実績を残す相手にこれまでのように打撃が通用するのか。

と同時にカレッジでレスリングを続けてきたマッキニーは、強固なポスチャーから振り下ろされるパウンドが、隙がなく強力だ。キックだけでなく柔術の練習も続けてきたジアムが、マッキニーの組みの圧力を跳ね返す、あるいは受け流すことができるのか。

あるいは組んでくるマッキニーを相手に、下がりながらのパンチをジアムは入れることが可能か。マッキニーはスタンドで攻勢にあっても、大きな一発を被弾する可能性もある。

そのなかで、打撃かテイクダウンがどのような選択をするのか。勝機と危機が入り交ざるオクタゴンのなかで、まずはマッキニーの選択を注視したい。

■視聴方法(予定)
11月20日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN198計量結果

<女子バンタム級/5分5R>
ケトレン・ヴィエイラ: 136ポンド(61.69キロ)
ミーシャ・テイト: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・キエーサ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ショーン・ブレイディ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ: 135.5ポンド(61.46キロ)
カン・ギョンホ: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジョジョ・カルダーウッド: 126ポンド(57.15キロ)
タリア・サントス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<バンタム級/5分3R>
エイドリアン・ヤネス: 135ポンド(61.24キロ)
デイヴィー・グラント: 135.5ポンド(61.46キロ)

<フェザー級/5分3R>
パット・サバティニ: 145ポンド(65.77キロ)
タッカー・ルッツ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ラファ・ガルシア: 155ポンド(70.31キロ)
ナタン・レヴィ: 154ポンド(69.85キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブーミー: 115.5ポンド(52.38キロ)
ルピタ・ゴディネス: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー: 155.5ポンド(70.53キロ)
フェレス・ジアム: 156ポンド(70.76キロ)

<フライ級/5分3R>
コディー・ダーデン: 126ポンド(57.15キロ)
アオリーチーラン: 126ポンド(57.15キロ)

<フェザー級/5分3R>
シャ・イラン: 145ポンド(65.77キロ)
ショーン・ソリアーノ: 146ポンド(66.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ルアナ・ピニェーロ: 116ポンド(52.62キロ)
サム・ヒューズ: 115.5ポンド(52.38キロ)

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MMA ONE UFC UFN198 エイドリアン・ヤネス カン・ギョンホ スタンプ・フェアテックス タリア・サントス テレンス・マッキニー デイヴィー・グラント ナタン・レヴィ ハニ・ヤヒーラ マイケル・キエーサ ミーシャ・テイト ラファ・ガルシア ルピタ・ゴディネス ローマ・ルックンブンミー

【UFN198】ゴディネス戦へ、ローマ・ルックンブンミー「私がUFC、スタンプがONEで成功するのが夢」

【写真】ローマと右がジョージ・ヒックマン、タイガームエタイMMAチームのヘッドコーチ (C)MMAPLANET

20日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスはUFC APEXで開催されるUFN198:UFN on ESPN+56「Vieira vs Tate」でローマ・ルックンブンミーがルピタ・ゴディネスと対戦する。

ムエタイベース、本来はアトム級だったローマはUFCで戦うために肉体改造に努め、今では減量が必要になるほどに。コロナ禍でも戦い続けるローマに、母国でのMMA人気の上昇、そしてもう1人のムエタイ出身のMMAファイター=スタンプ・フェアテックスについて尋ねた。


──ローマ、ルピタ・ゴディネスと土曜日に試合をします。今の気持ちを教えてください。

「凄くワクワクしていて、今すぐにでも試合がしたいぐらいよ」

──前回の試合前はコーチのジョージ・ヒックマンとガレージで練習するという状況でしたが、今はワクチンパスポートがあればプーケットは隔離無しに観光客を受け入れています。トレーニングの状況も前回とは違いましたか。

「プーケットはもう、ほとんど普通ね。もうコロナの影響もなくて、今回のキャンプは以前のようにコーチと練習仲間と行うことができたわ。米国入国もワクチンパスポートを取得したから、凄くイージーだった」

──では心身ともに前回の試合の時より充実しているということですね。

「フィジカルもメンタルも強くなっている。スポーツ・サイコロジストについてもらって、気持ちの方も万全よ。フィジカルトレーニングも含め、通常通りのトレーニングをこなすことができたから、今はダイエットが上手くいくようにって感じね」

──ストロー級で戦うのに、減量が必要になったのですね!!

「大きくなったの。でもただ食べて大きくなったわけじゃない。しっかりと練習して、ヘルシーな状態に体が大きくなったから、減量が必要になって。そして減量も上手くいっているわ」

──もうストロー級で戦っても、フィジカルでディズアドバンテージがあるとは思わない?

「ストロー級でフィジカルが劣っているとは思ってないわ。フィジカルトレーニングに力を入れて、体を大きくして、パワーもついたし体も強くなったから」

──ではゴディネスの印象を教えてください。

「いつも言っているけど、私は対戦相手のことは考えていなくてベストの状態で戦えるよう準備してきたの」

──ゴディネスはワンツーの強いパンチャーですが、レスリングや柔術もUFCでは見せています。

「私も柔術とレスリングの練習はしっかりとしているし、柔術とレスリングで攻撃してくるなら、そこで対抗できるから楽しみにしているわ」

──ところでパンデミック後、ムエタイの活動も下火です。この間、UFCはショーを続けローマも戦い続けてきました。コロナ禍でタイの人はMMAにさらに興味を持つようになったと思いますか。

「コロナが関係しているか分からないけど、MMA人気は確実にタイで高くなっている。特に若い世代、私のファンも『ローマのようにMMAで戦いたい』というようになっているし」

──ローマがインスパイアしたということですね。

「私のようにMMAを戦いたいとタイの女性が思ってくれることは、凄く嬉しいわ。誰もが夢を持つことが重要だし、夢を掴むために前に進むべきだから」

──ところで日本ではタイの女子MMAファイターといえばローマ、アム・ザ・ロケット、そしてスタンプ・フェアテックスの3人を指すと言っても過言でないです。アムはコロナの影響で試合をしていないですが、スタンプはローマと同様にシンガポールのONEを舞台に戦い続けています。プロモーションは違いますが、スタンプの活躍をどのように捉えていますか。

「私たちは子供の頃にムエタイで試合をしたこともあるの。スタンプは友人の1人で互いにサポートをし合い、モチベーションを与え合って来た仲なの。だから、彼女の活躍は凄く嬉しいわ。スタンプという同じ国の女子選手の頑張りは、私にとってポジティブな影響しかない。同じタイ人として、戦っている場所は違うけど互いの存在が力になっている。

スタンプが勝てば私はとても嬉しいしい、もっと頑張ろうと思えるの。UFCで私が成功を収め、スタンプがONEで成功する。それが私の夢よ」

■視聴方法(予定)
11月20日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN198対戦カード

<女子バンタム級/5分5R>
ケトレン・ヴィエイラ(ブラジル)
ミーシャ・テイト(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・キエーサ(米国)
ショーン・ブレイディ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
カン・ギョンホ(韓国)

<女子フライ級/5分3R>
ジョジョ・カルダーウッド(英国)
タリア・サントス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
エイドリアン・ヤネス(米国)
デイヴィー・グラント(英国)

<ライト級/5分3R>
ラファ・ガルシア(メキシコ)
ナタン・レヴィ(イスラエル)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブンミー(タイ)
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー(米国)
フェレス・ジアム(フランス)

<フライ級/5分3R>
コディー・ダーデン(米国)
アオリーチーラン(中国)

<フェザー級/5分3R>
シャ・イラン(中国)
ショーン・ソリアーノ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ルアナ・ピニェーロ(ブラジル)
サム・ヒューズ(米国)

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【UFN198】要注目。ダビデの星を背負った極真魂&上地流空手、ナタン・レヴィがUFCデビュー戦へ

【写真】ナタン・レヴィ、どのようなMMAをオクタゴンで披露するか(C)Zuffa/UFC

20日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN198:UFN on ESPN+56「Vieira vs Tate」でナタン・レヴィがUFCデビュー戦をラファ・ガルシアを相手に迎える。

2018年のMMAデビューからLFAで5連勝し、昨年のコンテンダーシリーズに出場機会を得ると本来はフェザー級ながら、対戦相手シャヒーン・サンタナが大幅に体重オーバー。160ポンドという1階級以上重い契約体重戦に臨むことに。

そしてサンタナを僅か53秒肩固めで下し、ダナ・ホワイトの「ハリウッドのエージェンシーが夢中になっているはずだ」という言葉とともに契約がなった。


1991年9月、パリ生まれのイスラエル人ファイターのレヴィは、5歳で両親の離婚に伴い母親の母国であるイスラエルに移り住む。そして15歳の時にカンフーと空手を始め、彼のマーシャルアーツ・ジャーニーが始まった。

18歳の時に沖縄に滞在し、上地流空手の黒帯になると帰国して空手の指導を生業としていた。その後、MMAをTV で見てこの道を進むことを決意するや、米国行きを決める。当初はサンディエゴに滞在も、MMAをやるならラスベガスという声を聞き、当てもなくMMAのメッカに。

現在はシンジケートMMA所属で、6勝0敗で3つの一本勝ちを残している。レヴィはこの間、東京を訪れ極真空手を稽古を続けた。詳細は明らかとなっていないが、毎年のように来日し、極真流のフルコンタクト空手を行うと同時に、空手の原理を忘れないために上地流空手で学んだ型の稽古を続けていたという。

とはいえ前述したように、レヴィは3度の一本勝ちがあり、そのファイトスタイルからは伝統派も、極真も空手色は感じられない。実際にレヴィ自身が米国のメディアでリョート・マチダでも、スティーブン・トンプソンのようでもないと指摘される──「MMAで空手を使おうとするのは、エゴだ。でも、空手の原理、そして極真で学んだフィジカルを使った空手はMMAに生きる」と発言している。

それでいて足払いをMMAに生かすなど、幻想が果てしなく広がるレヴィ、その初陣に要注目だ。

■視聴方法(予定)
11月21日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN198対戦カード

<女子バンタム級/5分5R>
ケトレン・ヴィエイラ(ブラジル)
ミーシャ・テイト(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・キエーサ(米国)
ショーン・ブレイディ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
カン・ギョンホ(韓国)

<女子フライ級/5分3R>
ジョジョ・カルダーウッド(英国)
タリア・サントス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
エイドリアン・ヤネス(米国)
デイヴィー・グラント(英国)

<ライト級/5分3R>
ラファ・ガルシア(メキシコ)
ナタン・レヴィ(イスラエル)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブーミー(タイ)
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー(米国)
フェレス・ジアム(フランス)

<フライ級/5分3R>
コディー・ダーデン(米国)
アオリーチーラン(中国)

<フェザー級/5分3R>
シャ・イラン(中国)
ショーン・ソリアーノ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ルアナ・ピニェーロ(ブラジル)
サム・ヒューズ(米国)

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【UFN198】仕切り直しのカン・ギョンホ戦。ハニ・ヤヒーラ「フレッシュで居続けられることに秘密はない」

【写真】ハニは2020年代のソネッカか (C)MMAPLANET

20日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスはUFC APEXで開催されるUFN198:UFN on ESPN+56「Vieira vs Tate」にハニ・ヤヒーラが出場し、カン・ギョンホと対戦する。

本来は7月31日に組まれていた両者の一戦は、計量後にハニが新型コロナウィルスに感染していることが判明し、キャンセルされた。4カ月遅れで、カン・ギョンホと相対するハニはさらなる自信をもってケージに足を踏み入れる。

36歳、衰えることを知らない働き蟻ファイトを続けられるハニに、その理由を尋ねた。


──ハニ、土曜日にカン・ギョンホと戦います。本来は7月に対戦予定でしたが、ハニが直前でコロナ陽性となり流れたカードです。

「検査で陽性になり、ガッカリさせられたよ。微熱はあったけど、1日だけ体調が悪くて2日後には問題なくなっていた」

──そうだったのですね。ただ隔離も必要ですし、後遺症もなかったですか。

「隔離は10日間、まぁしょうがないよ。誰もが経験していることだし後遺症は全くなかったよ」

──用心したうえで陽性になることは、もう防ぎようがないですからね。ただ、対戦相手のカン・ギョンホには申し訳ないないという気持ちになりませんでしたか。

「ノー、ノー。なぜ? どうして、申し訳ないと思わないといけないんだ。誰にだって起こることだよ。たまたま僕が陽性になっただけで、彼がなっていたかもしれない。そういう世界になっているのに、彼に謝るなんてないよ。計量もフェイスオフもして、戦えなかった。でも、また戦うことになった相手だしそんな気持ちはないよ。

そうかぁ、日本の人たちはそこで対戦相手に悪いっていう気持ちになるんだ。あぁ、文化や精神構造の違いだね。日本の皆は礼儀正しいし、サムライ・メンタリティを持っているからなぁ。僕としてはさっきも言ったように、誰もが陽性になる可能性があり、あの時はたまたま僕だったとしか思わないんだ」

──なるほど(笑)。では改めてカン・ギョンホの印象を教えてください。

「良い選手だ。動きも良い。ただし、何も特別なところはない。打撃も普通で、テイクダウンは時折り光るものがあるけど、トップコントロールは上手くない。トップでバランスを保てない。彼のゲームは穴だらけだよ。良い選手だけど、僕の方が上だ。

僕の攻撃の方が、デンジャラスだ。彼は相手の攻撃を見過ぎている。彼よりも僕にはフィニッシュ能力がある」

──テイクダウンはあって、コントロールは良くない。だからスクランブルが多いのですね。対してハニはスクランブルを許さないように戦います。

「そうだね。僕はフィニッシュ野郎だ。いつだってフィニッシュを狙っている。と同時に、フィニッシュに至らなくても判定勝ちできるのが僕の戦い方だよ。つまり、勝利を得るために色々な方向で戦うことができるということ。それでも、僕はフィニッシュ野郎なんだ(笑)」

──それだけ幅のあるファイトができるということですね。一か八かのフィニッシュ狙いよりも、フィニッシュが判定勝ちの先にある。それこそ安定して戦えることといえます。

「僕は柔術の大会に出ながら成長したといっても良い。その時から常にフィニッシュを狙っていた。ノーギのグラップリング・マッチで戦うようになり、MMAに転じたけど、そこに変わりはない。それが僕の一部だ。

ただし、さっきも言ったように一本勝ちできなくても、判定勝ちできる術を身に着けている。ルールに則して戦い、判定勝ちもできる。ポイントを取ってコントロールすることと、サブミッションを極めることが一致しているんだよ」

──ハニがMMAを始めたころはテイクダウンを奪うと、相手もガードポジションを取って寝技の攻防が続きました。ただし、今のMMAはスクランブル時代になり背中をつけて戦う局面は明らかに減少しています。スクランブル力も上がった。ハニもコントロールすることが大変になったのではないでしょうか。

「そこに準じた戦い方がいくらでも存在している。そして、その戦い方にあった技術を研究し続けている。以前と同じ戦い方じゃない。僕の戦いにも新しい要素が加わっているからね。だからスクランブルが増えても、僕はコントロールし続けることができるんだ。今も成長──進化し続けている」

──ハニはずっとフレッシュですよね。ダメージの蓄積が感じられないです。

「アハハハハ。ヘルシーなライフスタイル、そこが基本だよ。しっかりと野菜を摂って、フルーツを食べる。何よりもボディだけなく、精神状態を健康にしておくことだよ。そして頭を使ったトレーニングをすることかな。もう以前のようなワイルドな練習はしなくなった。強度の高いスパーリングを時折りして、あとは無茶な練習は控えるようになったんだ。自分をコントロールすること。フレッシュで居続けられることにシークレットはない。けど、たくさんの要素が混ざり合っている」

──ブラジルの料理は凄く美味しいですが、塩辛いですよね。

「バランスだよ。何よりファイトキャンプになってから食事のことを考えるんじゃなくて、常に良い食事を摂ることだよね。そして水をたくさん飲むことかな。それが基本だよ。それと針灸を毎週している。普段から心掛けているのはストレッチ、ヨガも毎日欠かさずやっているよ」

──もうファイターとしてだけでなく、ライフを考えた生活習慣ですね。

「そうやって心掛けていることで、競技者として少しずつ良い要素が積み重なっているはずだ」

──参考にさせていただきます。では4カ月遅れで、ハニのファイトを楽しみにしている日本のファンに一言お願いします。

「僕が日本のファンに伝えたい一言は、アリガトゴザイマスさ。日本のファンは、世界中のどこの人達よりも僕の試合をより理解してくれる。また、皆に会いたいね」

■視聴方法(予定)
11月14日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN198対戦カード

<女子バンタム級/5分5R>
ケトレン・ヴィエイラ(ブラジル)
ミーシャ・テイト(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・キエーサ(米国)
ショーン・ブレイディ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
カン・ギョンホ(韓国)

<女子フライ級/5分3R>
ジョジョ・カルダーウッド(英国)
タリア・サントス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
エイドリアン・ヤネス(米国)
デイヴィー・グラント(英国)

<ライト級/5分3R>
ラファ・ガルシア(メキシコ)
ナタン・レヴィ(イスラエル)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブーミー(タイ)
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー(米国)
フェレス・ジアム(フランス)

<フライ級/5分3R>
コディー・ダーデン(米国)
アオリーチーラン(中国)

<フェザー級/5分3R>
シャ・イラン(中国)
ショーン・ソリアーノ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ルアナ・ピニェーロ(ブラジル)
サム・ヒューズ(米国)

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