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【Bellator288】ライト級世界戦パトリッキー✖ウスマン戦を弟パトリシオ&盟友ガジ=大晦日来日選手が語る

【写真】試合後に満面の笑みを浮かべるのはどちらか(C)BELLATOR

18日(金・現地時間)、イリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナで開催されるBellator288「Nemkov vs Anderson 2」。

大晦日にRIZINとチャンピオンもしくは王者クラスの対抗戦が実現されることで、国内でも俄然注目度が高まっているサークケージのMMA──シカゴ大会のメインは、4月の一戦がヘッドバッドでノーコンテストとなったライトヘビー級ワールドGP決勝兼Bellator世界ライトヘビー級選手権試合=王者ワジム・ネムコフ✖挑戦者コーリー・アンダーソンの一戦だ。

同大会ではコメインでライト級世界戦も組まれており、来日決定で話題沸騰のカビブ・ヌルマゴメドフ軍団よりウスマン・ヌルマゴメドフがパトリッキー・フレイレに挑戦する。


10月にイスラム・マカチェフがUFC世界ライト級王者となり、ウスマンの世界戦の約半日後にザイード・イザガクマエフがONE163で青木真也と対戦するなど、注目度が増すばかりのダゲスタン・イーグル軍団からはRIZIN40にガジ・ラバダノフが来日する。

ここではラバダノフと同様に大晦日にチーム・ベラトールの大将格としてクレベル・コイケと戦うパトリシオ・フレイレに今週末の世界ライト級戦の行方を占ってもらった──といるよりも、兄弟、そして盟友の勝利を信じて疑わない両者の自信のコメントをお届けしたい。

パトリシオ・フレイレ
「パトリッキーは今日、最後のスパーリングセッションが終わった(※取材はブラジル時間の11月12日に行われた)。必要な練習の全てを行ったわけだ。兄の仕上がりを見て、俺もハッピーだよ。このままの調子で、ロシア人をぶっ倒すことを信じている。

(ユニファイドルールで戦うパトリッキーと次戦はRIZINルールで戦うパトリシオは、どのように工夫して練習しているのか)俺はパトリッキーと作戦について話し合い、コーナーに就くけどスパーリングはやっていない。ルールも違うし、俺とウスマン・ヌルマゴメドフはタイプが違う。あのロシアンと戦うためのスパーリングパートナーとパトリッキーは練習してきた。俺はクレベルとの試合に向けて、自分の練習に集中している。パトリッキーに関しては、どう戦うかを共有してコーナーから指示をするよ」

ガジ・ラバダノフ
「勿論、僕の勝者予想はウスマンだ。ウスマンがフィニッシュしてタイトルを手にする。ウスマンはフィニッシャーだからね。それだけのハードトレーニングを積んでいる。僕らは一緒に練習してきたしね。

(同門が同じ階級でチャンピオンになると、今後のキャリアを難しくならないか)アハハハハ。ベラトールには僕がまだ戦っていない強豪がいくらでもいる。ウスマンは次の試合で手にするベルトを保持し続けるけど、僕がウスマンと戦うことは決してない。でも、僕には戦う相手に困らないよ」

※パトシリオ・フレイレ、ガジ・ラバダノフの大晦日決戦に向けてのインタビューが掲載されるGONG格闘技#323は22日(火)から発売予定です。

■視聴方法(予定)
11月19日(土)
午前7時30分~ U-NEXT

■Bellator288対戦カード

<Bellator世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ワジム・ネムコフ(ロシア)
[挑戦者] コーリー・アンダーソン(米国)

<Bellator世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]パトリッキー・フレイレ(ブラジル)
[挑戦者] ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ダニエル・ヴェイケル(ドイツ)
チムール・カイズリエフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
タイレル・フォーチュン(米国)
ダニエル・ジェイムス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ローマン・ファラルド(米国)
レヴァン・チョクヒリ(ジョージア)

<フェザー級/5分3R>
オットー・ホドリゲス(ブラジル)
カサン・アスカボフ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
イマムシャフィ・アリエフ(ロシア)
ショーン・コナー・ファロン(米国)

<ライト級/5分3R>
キリズ・モタ(ブラジル)
ジャイロ・パシェコ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
アーチー・コルガン(米国)
ジェシー・ハナム(米国)

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ブレナン(米国)
ニック・タラヴェラ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
サリヴァン・カーリー(米国)
ジェイ・ラディック(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジョーダン・ニューマン(米国)
ジェイデン・ターカー(米国)

<フェザー級/5分3R>
レアード・アンダーソン(米国)
ロブ・フェニクル(米国)

<フェザー級/5分3R>
アイザイア・ホキット(米国)
マティアス・ナデル(エクアドル)

<ヘビー級/5分3R>
ヴラジミール・ゴウヴェア(ブラジル)
コリー・モーゲンバーグ(米国)

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BELLATOR MMA o ONE UFC   ワジム・ネムコフ

アンソニー・ジョンソンが死去、享年38



 アンソニー・ジョンソンの死去が確認されたとのこと。享年38。死因は今のところ不明。

Anthony Johnson(Sherdog)

 アンソニー・ジョンソンはアメリカ人で1984年3月6日生まれ。MMA戦績23勝6敗(UFC戦績12勝6敗、Bellator戦績1勝0敗)。ニックネームはランブル。UFCには2007年6月から2012年1月と2014年4月から2017年4月の2期に渡って出場。ウェルター級~ヘビー級と幅広い階級で活躍しました。

 2006年にMMAデビューすると3連勝し2007年6月の『UFC Fight Night 10: Stout vs. Fisher』でUFCデビュー。チャド・ライナーに僅か13秒でKO勝ちしています。ノックアウトパワーがあり勝ち方は派手ですが、戦績は勝ったり負けたりで、体重超過も頻繁にありました。2012年1月の『UFC 142: Aldo vs. Mendes』で行われたビクトー・ベウフォート戦ではミドル級に階級を上げたにも関わらず前日計量で197ポンドと大幅にオーバー、さらに1Rリアネイキッドチョークで敗れたことからUFCをリリースされました。

 その後Titan FC、WSOFらに出場。ライトヘビー級に階級を上げて、『WSOF 2』では1度だけヘビー級に上げてアンドレイ・アルロフスキーに判定勝ちしています。

 他団体で6勝0敗の戦績を残すと2014年4月の『UFC 172: Jones vs. Teixeira』で行われたフィル・デイビス戦からUFCに復帰。3連勝し2015年5月の『UFC 187: Johnson vs. Cormier』でダニエル・コーミエとライトヘビー級王座決定戦を行い3Rリアネイキッドチョークで敗れています。その後再び3連勝し2017年4月の『UFC 210: Cormier vs. Johnson 2』で再びダニエル・コーミエのライトヘビー級王座に挑戦したもののまたも2Rリアネイキッドチョークで敗れたことで引退を発表しています。

 しかし、2020年にBellatorと契約するとライトヘビー級ワールドグランプリに出場。2021年5月の『Bellator 258: Archuleta vs. Pettis』で行われた1回戦でホセ・アウグストに2R KO勝ちしています。2021年10月の『Bellator 268』ではワジム・ネムコフと準決勝で対戦予定でしたが、病気により欠場。病名は非公表でしたが、ジョンソンは2022年の復帰に意欲を見せていました。

 謹んでご冥福をお祈りします。続きを読む・・・
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BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL RIZIN Special UFC UFC275 イリー・プロハースカ ブルーノ・カッペローザ ワジム・ネムコフ 柏木信吾 石井慧

【Special】月刊、柏木信吾のこの一番:6月:プロハースカ✖テイシェイラ「ダラウェイに勝った時…」

【写真】死力を尽くした激闘。UFC世界ライトヘビー級王者をいかに見出し、日本に招聘したのかを柏木さんが話してくれた (C)MMAPLANET

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、柏木信吾氏が選んだ2022年6月の一番。12日に行われたUFC275よりイリー・プロハースカ✖クローバー・テイシェイラ戦について語らおう。


──柏木さんが選んだ6月の一番は?

「ここはイリーとテイシェイラの試合で行かせてください」

──それはもう思い入れタップリのイリー・プロハースカですし、ぜひともお願いします。

「これはもう……実は僕、この試合が行われた時、ラスベガスにいたんです。メイウェザーの会見前で土曜日の夜だし、関係者の人たちと会食をしていたんです。で、テーブルの下で携帯を使ってUFCをずっとチェックしていました(苦笑)」

──アハハハハ。

「もう早く帰りたくてしょうがなくて。でも、その夕食中にテイシェイラとプロハースカの試合の時間が来てしまって。やべぇ、どうしようって……。で、仕事の話中だったのに手を挙げて『スミマセン。メチャクチャ勝手なことを言って良いですか? 今、RIZINで育った選手がUFCでトップになるかどうかというタイトル戦を戦います。皆さん、良ければ一緒に視ないですか?』って」

──それ言っちゃったのですか(笑)。

「もう言うしかなくて(苦笑)。で、ベガスのカジノにあるステーキハウスで皆で視たんです」

──おお、良い話です。やはり、ここは見逃せるわけがないですよね。

「皆も『良いよ、視ようよ』ってなってくれて(笑)」

──私も正直、UFCのPPV大会で日本の専門メディアが写真撮影をできるなんて──もう14年振りとか、15年振りでした。そこであの激闘をケージサイドで撮ることができて、改めてUFCの凄まじさを思い知った次第です。

「豪華なラインナップのメインに相応しい試合でした。まさに泥試合で(笑)。

UFC、最高峰のトップ中のトップがあの泥試合を見せてくれた。凄まじいですよね。P4Pではないです、2人とも。でも、あれこそMMAだっていう全ての要素を視ることができた試合でした。

イリーのことを知らない、いちカジュアルファンが視てもあの試合は面白かったはずです」

──そのイリーを発掘し、RIZINからUFCに飛び立たせた。それが柏木さんであって。そもそも、イリーを発掘したきっかけはどういうことだったのでしょうか。

「2015年のRIZIN旗揚げの際に世界各国から選手を集めようということになり、当時協力してくれたプロモーターの推薦選手がいました。8人トーナメントをするなかで、7人はアッサリと決まりました。そして残りの1人を探している時に、ガツンとイリーがいたんです。

GFCというチェコの大会を視聴して……。今はもうヘビー級って世界的に手薄で、少しでも名前のあるファイターはいずれかのプロモーションと契約をしています。でも、当時はフリーランスの実力者が結構いました。

実はイリーだけでなく、色々な選手をチェックして。最初に目についたのがアレクサンドル・ラキッチだったんです」

──おお、オーストリア人で現UFCファイターですね。

「ハイ。その時、ラキッチはヒザを負傷していて手術をする直前だったんです。だから試合ができなくて。で、その次に当たったのがイオン・クテレバでした」

──おお、クテレバもUFCライトヘビー級で活躍中のモルドバ人選手です。いやぁ、本当に目の付け所が確かです。

「いや、結構色々な選手に声を掛けたんですよ。やはりヨーロッパに良い選手が多いなと思っていて。それが試合をチェックしていたら、いたんです。メチャクチャ良い戦績を持っているチェコ人ファイターが。

イリーを見つけた時は『こんな選手、埋もれていたんだ』って素直に嬉しかったです。で、すぐにコンタクトを取り、迷う間もなく契約書を送りました。もうトントン拍子に決まりましたね」

──初来日ではヘビー級時トーナメント決勝でキング・モーに敗れはしましたが、リベンジしてライトヘビー級王座奪取。イリーの挙げた11勝1敗という素晴らしい成績は柏木さんにとって期待通り、それとも期待以上だったのでしょうか。

「僕の中では期待通りというか……申し訳なかったです。彼が求める相手を連れてくることができなかったので。石井慧、ワジム・ネムコフに勝って、キング・モーには負けたけど、リベンジも含めその後は負け無しでした。

そうですね……ちょっと違っていましたね。強さを求める姿勢からして。だから、変な意味で対戦相手を選ぶんです。『もっと強いヤツはいないのか』と。僕のなかでは、別の意味での悩みでした。

実際、対戦相手を選ぶ選手が少なくないです。その中で、イリーだけは全く違うベクトルで厳しい要求をしてくる。それがイリーであり、イリーのチームでした。相手の名前を伝えると、いつも『もうチョット強い相手はいないのか?』という返答なんです。

もう僕の立場からすると2017年から2018年になると、UFCとBellatorだけでなくPFLまで出てきているので、上の方の選手はほぼほぼフリーじゃないから対戦相手を見つけるのが本当に難しくて」

──その通りですね。それでもブルーノ・カッペローザ、ブランドン・ホールジー、ファビオ・マルドナド、そしてCB・ダラウェイという面々を招聘しています。ケージだったら、事前取材からしっかりとしたい選手ばかりです。

「ホント、そこを分かってくれる人が記事を書いてくれないし……」

──スミマセン(苦笑)。そして、プロハースカは全員を倒してしまいました。

「一蹴しちゃいましたよね。ダラウェイを2分も掛からずKOしちゃうんですよ。誰もが納得してくれたと思いますけど、僕のなかではもう無理でした。あれ以上の相手は呼べない。あそこで僕は白旗を挙げました。

だから変な話ですけど、ミック・メイナードに話を振りました。もうUFCだろうって……RIZINに留めてもイリーのためにならない」

──あぁ、業界が柏木さんみたいな人たちばかりなら……と思ってしまいますよ。

「いえいえ。でもミックもYES. YESと2度、しかも全て大文字で返答してきました(笑)」

<この項、続く>

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BELLATOR Bellator280 MMA MMAPLANET o UFC   キック セルゲイ・ハリトーノフ チーク・カンゴ ティム・ジョンソン デヴィ・ギャロン ペドロ・カルバーリョ ヨエル・ロメロ ライアン・ベイダー ワジム・ネムコフ 奇天烈

【Bellator280】計量終了 投げっぱなし首投げ&浴びせ蹴り、フランスの奇天烈ファイター=ギャロンに注目

【写真】ギャロンのド派手なKOを見るなら、今のうちだ(C)BELLATOR

6日(金・現地時間)、フランスはパリのアコー・アリーナで開催されるBellator280「Bader vs Kongo 2」の計量が行われている。

メインは2019年9月の再戦=世界ヘビー級選手権試合、王者ライアン・ベイダー×チーク・カンゴ戦だ。前回の対戦ではテイクダウンからコントロール&パウンドとベイダーが圧倒していたが、指が目に入ってしまいカンゴが続行不能となりノーコンテストに終わっている。


この後、ベイダーはもう一つのベルト=世界ライトヘビー級王座をワジム・ネムコフに明け渡し、ライトヘビー級ワールドGPでも準決勝敗退――から今年の1月にヘビー級王座を防衛しており、直近の戦績は2勝2敗だ。

対して、この試合の10日後には47歳を迎えるカンゴはティム・ジョンソン戦をスプリット判定で落とし、セルゲイ・ハリトーノフをRNCで破っている。前回の試合内容からすればベイダー優勢は否めないが、母国でのファイトとどこか計算が成り立たない力を発揮することがあるカンゴだけに、何が起こるか分からない世界戦だ。

今大会、要注目はベンジャミン・ブレンダーと戦うデヴィ・ギャロンだ。パウンド禁止時代の母国のトッププロモーション=100%FIGHTでキャリアを積み、足関節を含むサブミッションの技術を磨いた。

投げ技も現代MMAのセオリーに反し、頭を抱えて内股を得意としている。ギャロンの投げの特徴は、途中で首のロックを離すことで投げっぱなすこと。結果、バックを取らせずトップを奪取している。

そんな奇天烈ファイターのギャロンの試合で、見逃せないのはド派手は蹴り技だろう。スピニングバックフィストの回転を生かしたハイキック。ジャンピング二段蹴り、極めつけは元UFCファイターのロス・ピアソンをKOしたローリングサンダーと呼ばれる浴びせ蹴りだ。

前方回転しながら、足刀のように顔面を捕らえた技はMMA史に残るハイライトリール・フィニッシュだ。とはいえ、ギャロンの持ち味的なド派手な技はレベルが高くなると、当然のように成功率は下がる。それだけに戦線13勝9敗でBellatorでは1敗のブレンダー戦が楽しみだといえる。

■視聴方法(予定)
5月7日(土)
午前1時30分~ U-NEXT

■Bellator280計量結果

<Bellator世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ライアン・ベイダー: 232.8ポンド(105.59キロ)
[挑戦者] チーク・カンゴ: 241.4ポンド(109.49キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヨエル・ロメロ: 204.6ポンド(92.8キロ)
アレックス・ポリジィ: 202.8ポンド(91.98キロ)

<ライト級/5分3R>
デヴィ・ギャロン: 155ポンド(70.31キロ)
ベンジャミン・ブレンダー: 154.6ポンド(70.12キロ)

<ミドル級/5分3R>
ロレンツ・ラーキン: 185.6ポンド(84.18キロ)
カイル・スチュアート: 185.6ポンド(84.18キロ)

<ミドル級/5分3R>
マイク・シップマン: 185.8ポンド(84.27キロ)
グレゴリー・バベン: 185.6ポンド(84.18キロ)

<フェザー級/5分3R>
ペドロ・カルバーリョ: 145ポンド(65.77キロ)
ピオトル・ニジェルスキー: 145.2ポンド(65.86キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ルイス・ロング: 170.8ポンド(77.47キロ)
チボー・グッチ: 170.8ポンド(77.47キロ)

<フェザー級/5分3R>
ファブカリ・ジェッタ(フランス)
ジョーダン・バートン(英国)

<160ポンド契約/5分3R>
ソーレン・バク: 159 ポンド(72.12キロ)
チャーリー・レアリー: 160ポンド(72.57キロ)

<ライト級/5分3R>
イーブ・ランジュ: 155.6ポンド(70.57キロ)
ギャビン・ヒューズ: 155.2ポンド(70.39キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ルーシー・ベルトー: 125.2 ポンド(56.78キロ)
カタジナ・サドゥラ: 125.2 ポンド(56.78キロ)

<ミドル級/5分3R>
ユセフ・ウワバッス: 185.2ポンド(84.0キロ)
マチュー・ジュクロ: 185.8ポンド(84.27キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィクトー・ヴェフシェー: 169.2ポンド(76.74キロ)
ブハマ・キャマハ: 170.4ポンド(77.29キロ)

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BELLATOR Bellator277 MMA MMAPLANET o コーリー・アンダーソン ワジム・ネムコフ

【Bellator277】アンダーソン、王座奪取――と思いきや、カットが頭突きでNCに

<Bellaotr世界ライトフェザー級選手権試合/5分5R>
コーリー・アンダーソン(米国)
NC
ワジム・ネムコフ(ロシア)

軽く左ハイを見せたネムコフが右ローを2発蹴る。ワンツーで前に出たアンダーソンは、ジャブをバックステップ。直後のカーフで姿勢を乱す。王者がジャブから右、アンダーソンもワンツーフックを近距離で返す。ネムコフはワンツーを続け、右オーバーハンドをかわす。ジャブを打ち合う両者、アンダーソンはいつテイクダウンを仕掛けるか。

ネムコフは右ミドル、そしてジャブからワンツーを打ち、ヘッドスリップで右を外す。組んだネムコフはケージにアンダーソンを押し込むが、自ら離れて距離を取り直して左リードフックを決める。続く右に組んでいったアンダーソンに対し、ネムコフはヒザ&エルボーを打って打撃の距離へ。左フックを引き続き当てるネムコフに対し、アンダーソンは肩が当てるようにテイクダウンを仕掛ける。距離を取ったナムコフはシングルからダブルレッグへ。微動だにしないアンダーソンが左ボディ、続く前進にカウンターを入れたチャンピオンが初回を取ったか。

2R、ここの前足のハイを見せたネムコフ、左フックから組んだアンダーソンがケージに押し込む。ダブルからシングルに切り替えてテイクダウンを決めたアンダーソンは、右足を一本抜く。ネムコフは足を戻し、ハイガードで腰を切る。押し込み後方回転させたアンダーソンが、シングルを切りつつエルボーを側頭部に打ち付ける。

結果、背中をつける選択をしたネムコフから、アンダーソンがハーフを取る。ワキ腹にエルボー、顔面を殴りつつトップを維持するチャレンジャーに対し、王者がフルガードに戻す。すぐに左足を抜いたアンダーソンは、足を戻されてもトップが続く。殴りつつ担ぎパスを決めたアンダーソンは足を戻されても、マウントを狙いにいく。足を抜かれると同時にブリッジでスクランブルからスタンドにネムコフが戻り、ケージにアンダーソンを押し込む。残り2秒で両者が離れ、アンダーソンがラウンドを取り返した。

3R、ジャブを伸ばすネムコフ。アンダーソンもジャブを返す。組みをかわされ、直後の左フックも反応されたアンダーソンは、テイクダウンのフェイクからパンチを狙う。逆にそのタイミングで右を入れたネムコフだが、直後にワンツーを被弾し低い姿勢のダブルでテイクダウンを奪われる。ガードの中からアンダーソンは右のパウンドを落とし、左足を抜く。

チャンピオンを足を戻しては、ハーフを取られる展開に。スクランブルでギロチンからスイープ狙いのネムコフだが、アンダーソンはスクランブルを制してバックへ。首を取らせず正対しようとしたネムコフは、未遂に終わりまたも引き込む。サイドからハーフ戻ったアンダーソンはフルガードに戻されると右を落として、パスガードを決める。削って殴るアンダーソンは、思い切り左エルボーを落とすが、レフェリーが試合を止める。と、左目じりをカットされたネムコフを見てドクターが即、続行不可能と判断。

ワールドGPを制したアンダーソンが、新世界ライトヘビー級王者となり、100万ドル獲得も――カットが頭が当たったことが原因で、ノーコンテストとなった。


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AJ・マッキー BELLATOR Bellator277 MMA MMAPLANET o アーロン・ピコ コーリー・アンダーソン ジェレミー・ケネディ スコット・コーカー スティーブ・モウリー ティム・ジョンソン ティレル・フォーチュン ハーラン・グレイシー パトリシオ・フレイレ リントン・ヴァッセル ワジム・ネムコフ

【Bellator277】計量終了 AJ×フレイレ&ネムコフ×アンダーソン問題なし。勝ち方で査定=ピコ&フォーチュン

【写真】良い雰囲気のマッキー。フレイレは落ち着き払っていた(C)BELLATOR

15日(金・現地時間)にカリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで開催されるBellator277「Mckee vs Pitbull 2」の計量が、14日(木・同)に行われた。

メインは昨年7月と立場を変えてダイレクトリマッチとなったBellator世界フェザー級選手権試合=王者AJ・マッキー✖挑戦者パトリシオ・フレイレ、コメインがライトヘビー級ワールドGP決勝を兼ねた世界ライトヘビー級選手権試合=王者ワジム・ネムコフ✖コーリー・アンダーソンだ。


ネムコフの肩にベルトが賭けられ、GPのベルトをスコット・コーカーが手にしたフェイスオフを終え、どうすれば勝てるのかと尋ねられたアンダーソンは「マーク・ヘンリーの見立て通り」と返答。そのアンダーソンはこれまでの相手とは違うのかと聞かれたチャンピオンは「ただ1人の対戦相手でしかない。良い試合をして勝つ」と話した。

セレモニアル計量最後に登壇したマッキーは、ルイヴィトンのパロディーブランドのマスク(※それでも日本では1万2000円で取引されている)着用でフレイレと向き合う。チャレンジャーのフレイレは過去にリマッチで6勝1敗という好成績を残しているが、「その経験について考えることはない。ただ、今回も勝ちたいと思っているだけだ」とコメントした。

一方チャンピオンとGPウィナー2つのベルトを両肩に下げたマッキーは──前回は1Rで勝利しながら、明日の防衛戦は2Rまで試合が進むと発言したことを尋ねられ「今回は少し落ち着いて我慢が必要かと思う。ただし、結局のところは同じファイト。僕のモノになる」と返答した。

今回、メインカードではフェザー級でアーロン・ピコがジェレミー・ケネディ、プレリミではヘビー級でティレル・フォーチュンがスティーブ・モウリーと対戦するという注目カードが組まれていたが、ケネディとモウリーが欠場に。

ピコはアドリィ・エドワーズ、フォーチュンはラキム・クリーブランドと対戦することになった。

ウェルラウンダー、9勝1敗のエドワーズはレコードも良いがスピードはない。持ち味のスクランブル&柔術がピコに通じるか。フォーチュンが戦うクリーブランドはモウリーに初回にキムラで下っている。勝てばタイトル・コンテンダーとなるべき一戦で、対戦相手が変わった今、ピコもフォーチュンも勝ち方が問われるファイトとなった。

■視聴方法(予定)
4 月16日(土)
午前7時30分~ U-NEXT

■Bellator277計量結果

<Bellaotr世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]AJ・マッキーJr: 144.9ポンド(65.72キロ)
[挑戦者]パトリシオ・フレイレ: 144.6ポンド(65.58キロ)

<Bellaotr世界ライトフェザー級選手権試合& 同級ワールドGP決勝/5分5R>
[王者]ワジム・ネムコフ: 204.4ポンド(92.7キロ)
[挑戦者]コーリー・アンダーソン: 205ポンド(92.99キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
アーロン・ピコ: 149.4ポンド( 67.76キロ)
アドリィ・エドワーズ: 149.6ポンド(67.85キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ティム・ジョンソン: 260ポンド(117.93キロ)
リントン・ヴァッセル: 239.6ポンド(108.68キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ティレル・フォーチュン: 258ポンド(117.02キロ)
ラキム・クリーブランド: 238ポンド(107.95キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ: 205.4ポンド(93.16キロ)
ハファエル・カルバーリョ: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
ガストン・ボラニョス: 144.4ポンド(65.49キロ)
ダニエル・カーリー: 144.8ポンド(65.68キロ)

<ウェルター級/5分3R>
カイル・クラッチマー: 170.5ポンド(77.34キロ)
マイケル・ロンバート: 170.3ポンド(77.24キロ)

<バンタム級/5分3R>
ボビー・セロニオ3世: 135.8ポンド(61.59キロ)
ケウロブ・ラミレス: 135.7ポンド(61.55キロ)

<ウェルター級/5分3R>
タイソン・ミラー: 170.4ポンド(77.29キロ)
ハーラン・グレイシー: 170ポンド(77.11キロ)

<フライ級/5分3R>
エドウィン・デ・ロス・サントス: 124.8ポンド(56.6キロ)
アルバート・メンデス: 124.5ポンド(56.47キロ)

<フェザー級/5分3R>
ソクラテス・ヘルナンデス: 145.4ポンド(65.95キロ)
ロジェリオ・ルナ: 145ポンド(65.77キロ)

<フェザー級/5分3R>
レアード・アンダーソン: 145ポンド(65.77キロ)
JT・ドナルドソン: 144.6ポンド(65.58キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
テオ・ヘイグ: 201.5ポンド(91.39キロ)
アラン・ベンソン: 203.4ポンド(92.26キロ)

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BELLATOR MMA o   ベラトール ライアン・ベイダー ワジム・ネムコフ

4.15『Bellator 277』でA.J.マッキー vs. パトリシオ・“ピットブル”・フレイレ2、ワジム・ネムコフ vs. コーリー・アンダーソンの2大タイトルマッチ

A.J.マッキーとパトリシオ・“ピットブル”・フレイレが4月に再戦か(2022年02月09日)

 こちらの続報。


 ベラトールMMAが4月15日にカリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで開催する『Bellator 277』でA.J.マッキー vs. パトリシオ・“ピットブル”・フレイレのフェザー級タイトルマッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

  両者は昨年7月の『Bellator 263: Pitbull vs. McKee』でフェザー級タイトルマッチ&ワールドグランプリ決勝戦で対戦して以来の試合なのでダイレクトリマッチになります。この時はマッキーが1Rギロチンチョークで勝利し王座奪取&優勝賞金100万ドルを獲得しています。マッキーは18勝0敗とキャリア全勝中。


 同じく『Bellator 277』でワジム・ネムコフ vs. コーリー・アンダーソンのライトヘビー級ワールドグランプリ決勝戦&ライトヘビー級タイトルマッチが行われることも確認されています。

 ネムコフは昨年10月の『Bellator 268: Nemkov vs. Anglickas』でジュリアス・アングリッカスに4Rキムラロックで勝利して以来の試合で9連勝中(Bellator 7連勝中)。アンダーソンは同じく『Bellator 268: Nemkov vs. Anglickas』でライアン・ベイダーに1R TKO勝ちして以来の試合で3連勝中。続きを読む・・・
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BELLATOR MMA YouTube   ベンソン・ヘンダーソン ワジム・ネムコフ

『Bellator 268: Nemkov vs. Anglickas』ファイトマネー


MAIN CARD (10 p.m. E.T., Showtime)

・Vadim Nemkov: $250,000 (includes $75,000 win bonus) def. Julius Anglickas: $150,000
・Corey Anderson: $200,000 (includes $100,000 win bonus) def. Ryan Bader: $150,000
・Brent Primus: $50,000 (no win bonus) def. Benson Henderson: $150,000
・Henry Corrales: $50,000 (includes $25,000 win bonus) def. Vladyslav Parubchenko: $10,000
・Karl Albrektsson: $50,000 (includes $25,000 win bonus) def. Dovletdzhan Yagshimuradov: $70,000

PRELIMS (7 p.m. E.T., YouTube/PlutoTV)

・Mukhamed Berkhamov: $60,000 (includes $30,000 win bonus) def. Jaleel Willis: $24,000
・Nick Browne: $37,200 (includes $18,000 win bonus, $1,200 fine from Lee) def. Bobby Lee: $9,600 (includes $2,400 deduction)
・Javier Torres: $20,000 (includes $10,000 win bonus) def. Gregory Millard: $13,000
・Sumiko Inaba: $10,000 (includes $5,000 win bonus) def. Randi Field: $4,000
・Lance Gibson Jr.: $14,000 (includes $7,000 win bonus) def. Raymond Pina: $3,000
・Jaylon Bates: $20,000 (no win bonus) def. Raphael Montini: $2,500
・Sullivan Cauley: $4,000 (includes $2,000 win bonus) def. Deon Clash: $2,000

 アリゾナ州が10月16日にフェニックスのフットプリント・センターで開催された『Bellator 268: Nemkov vs. Anglickas』のファイトマネーを公表。最高額がワジム・ネムコフの25万ドル(勝利ボーナス7万5000ドル込み)、2位がコーリー・アンダーソン20万ドル(勝利ボーナス10万ドル込み)。以下、メインカードで敗れたジュリアス・アングリッカス、ライアン・ベイダー、ベンソン・ヘンダーソンが揃って15万ドルです。続きを読む・・・
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BELLATOR MMA UFC   スコット・コーカー ワジム・ネムコフ

スコット・コーカー「ネムコフ vs. アンダーソンの勝者がライトヘビー級世界一だ」→ヤン・ブラホヴィッチ「所詮2軍だろ」


 『Bellator 268: Nemkov vs. Anglickas』試合後会見でスコット・コーカー代表が以下のコメント。

「ワジム・ネムコフがジュリアス・アングリッカスに捕まった時に終わったと思った。小さなショットじゃなかった。ビッグショットだったので『ああ、この試合は終わったな』と思った。彼の名誉のために言っておくと、そこから復活してスマートに戦った。アングリッカスの顔のカットで流れが変わり、能力を見抜いたのだと思う。チャンピオンになるとステップアップしないといけないが、彼はそれを実行した」

「コーリー・アンダーソン vs. ライアン・ベイダーは短い試合だった。ベイダーが捕まった時には終わってしまった。コーリーのパンチは完璧なタイミングだったと思う。もう少し見たかったが、MMAでは物事は非常に早く、爆発的なことが起こる。MMAが人気なのは爆発的なところだし、それが今回のコーリーで見られたことだった」

「これは205ポンドのガントレットであり、このトーナメントで優勝した人は誰であろうとライトヘビー級世界一だ」


Corey Anderson makes his case for world's best after Bellator 268: 'I already know'(MMAJunkie)

 コーリー・アンダーソンは以下のコメント。

「俺がライトヘビー級世界一なのはもう知っている。ヤン・ブラホヴィッチ戦はポカしただけだ。過小評価していたつもりはなかったが甘く見ていた。一度勝っているから次も勝てると思っていた。だがそうすべきじゃなかった。一戦一戦考えて戦うべきだった」

 ブラホヴィッチとコーリー・アンダーソンはUFCで2度対戦しており、戦績1勝1敗です。

Jan Blachowicz, Corey Anderson feud on Twitter over world's best status(MMAJunkie)

 これに対しヤン・ブラホヴィッチがツイッターで以下のコメント。

「ちょっと待てよ…。俺が眠らせて引退寸前まで追い込んだ後にUFCを辞めたヤツが、2軍で数勝しただけで自分がベストだと主張するのか? 俺のパンチがハード過ぎたせいかな…格も違えばレベルも違うんだよ」


 これに対しコーリー・アンダーソンが以下の反論。

「忘れんなよ。初対決の時に俺がお前をエレファントマンのような顔にしてやって、お前は『ホームに帰ってキャリアを考え直さないといけない』と言ってたんだぜ。確かに再戦した時にはKOされたが(ラッキーパンチかな?)初対決の時に俺はお前に15分間何もさせなかった。そこにラッキーな要素なんて何ひとつ無い」
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BELLATOR Bellator268 MMA ジュリアス・アンリカス ワジム・ネムコフ

【Bellator268】ネムコフがアンリカスにキムラを極めてLH級王座防衛。GP決勝はネムコフ×アンダーソンに

<Bellator世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
ワジム・ネムコフ(ロシア)
Def.4R4分25秒 by キムラ
ジュリアス・アンリカス(リトアニア)

アンリカスの左ジャブに、左を合わせたネムコフが右ミドル。さらに左ジャブを突き、アンリカスにプレッシャーをかける。左ジャブから右アッパーへとつなげるネムコフに対し、アンリカスの左ジャブがアイポークとなり試合は中断。すぐに再開後、左ジャブの突き合いではネムコフが上回っている。左を上下に散らすネムコフ、アンリカスはガードを固めて前に出る。アンリカスの左ストレートカウンターでもらったネムコフは腰を落とし、その直後もパンチをもらってしまうが、ダブルレッグでグラウンドに持ち込んだ。

下からフルガードで固めるアンリカスへ、パンチを上下に打ち分けるネムコフ。アンリカスも足を利かせて、クリーンヒットは許さない。パンチではなくエルボーに切り替えたネムコフに対し、アンリカスは足を伸ばして距離を取り、立ち上がる。スタンドに戻り、左ジャブを突くネムコフに対し、アンリカスは組み付いたがネムコフは離れる。左ジャブで相手をコントロールするネムコフは、アンリカスが距離を詰めると右ストレートで迎え撃つ。ケージを背負う場面もあったが、ネムコフが左ジャブでコントロールしながら右も当てていった。

2R、前後のステップを使いながら左ジャブを当てるネムコフ。アンリカスはパンチの打ち合いでは分が悪い。そんなアンリカスを、ネムコフは右ミドルハイで追撃する。しかし1Rと同じく、アンリカスの右カウンターがネムコフの顔面をかすめる場面も。アンリカスとの距離が縮まると、ネムコフは組み付いて両腕を差し上げ、反り投げでテイクダウンする。ネムコフの顔面からは出血が見られるも、ネムコフは構わずアンリカスの顔面に左右のパウンドを落としながら、ケージ方向に進んでいく。ケージ際で強いダリを一発当てたネムコフに対し、アンリカスも下から仕掛けようとするが、ネムコフのトップキープ力が強い。

相手を完全にケージへ追い込んだネムコフは、さらにパンチとエルボーを連打。アンリカスはガードを固めて防戦一方となる。ここでアンリカスの右目尻から出血が見られるように。ラスト30秒で、ネムコフがパウンドをラッシュを仕掛ける。上半身を起こすアンリカスへ、さらに左ヒジを連打してこのラウンドを終えた。

3R、ネムコフがインサイドから左ジャブを当ててから、ダブルレッグでテイクダウンを奪った。足を利かせるアンリカスに対し、立ち上がってからパンチを振るいながら、ガードインから一本足を越えたネムコフ。右腕を差し上げ、ハーフガードのアンリカスを抑え込みつつ、パンチを当てていく。アンリカスの右肩を抱えて、肩固めを狙うネムコフ。アンリカスは凌ぐが、ネムコフはアンリカスの右腕を取って腕十字へ。アンリカスは体重をかけて潰し、トップを奪うも、ネムコフはすぐに立ち上がる。

スタンドでバックを奪ったネムコフは、グラウンドに持ち込んで今度はアンリカスの左腕を狙う。腕を抜きハーフガードに戻したアンリカスだったが、ネムコフの攻勢は変わらず。ネムコフはブリッジしたアンリカスの右腕に対して腕十字を狙う。残り10秒で、アンリカスは上から潰して耐えた。

4R、アンリカスが右ハイを繰り出すが力はない。ネムコフはアンリカスのパンチに対し、左フックをカウンターで当ててから、またもダブルレッグでテイクダウンを奪う。トップからパウンドを連打するネムコフを、アンリカスは下から抱え込む。ケージ際でアンリカスは、下から蹴り上げを狙うもネムコフはかわす。ハーフガードのアンリカスを抑え込むネムコフは、パスカードに成功してサイドからアンリカスの右腕を抑えてパンチを打ち込んでいく。さらに相手の右腕を抑えるネムコフは、アームロックを何度も狙う。

アンリカスは凌いでいたが、ネムコフは狙いを左腕に変え、キムラで絞り上げるとアンリカスはタップした。

これで王座防衛とともに、ライトヘビー級GP決勝進出を決めたネムコフ。
試合後ネムコフの勝利者インタビューが終わると、この日ライアン・ベイダーを秒殺KOしたコーリー・アンダーソンがケージイン。
ライトヘビー級GP決勝は、ネムコフとアンダーソンで争われることとなった。


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