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【Bellator297】充実=ワジム・ネムコフ✖不可解な言動多発=ヨエル・ロメロ。世界LH級選手権試合展望

【写真】ロメロは試合内容は不安。試合後、どのようなぶっ飛んだことを話すのか──は楽しみ (C)BELLATOR

16日(金・現地時間)、シカゴのウィントラスト・アリーナにてベラトール 297「Nemkov vs Romero」が行われる。
Text by Isamu Horiuchi

バンタム級正規王者のセルジオ・ペティスに、現フェザー級王者にして元ライト級王者でもあるパトリシオ・ピットブルが挑戦し3 階級制覇に挑む試合をコメインとするこの大会のメインイベントは、長期政権を築く王者ワジム・ネムコフに46歳のヨエル・ロメロが挑戦するライトヘビー級タイトルマッチだ。

チーム・ヒョードルのメンバーとして日本のファンにも知られているネムコフは、2013年に祖国ロシアでMMAデビュー。2015年からRIZINに参戦し、同年大晦日のイリー・プロハースカとの大激闘(※1R10分終了時にネムコフが試合続行不可能となりTKO負け)等の記憶に残る戦いを見せた。

その後2017年にベラトールに移籍し、2020年8月にライアン・ベイダーを右ハイからのパウンドでTKOに下しライトヘビー級王座に輝くと、2021年~2022年には王者として参戦したライトヘビー級GPも制覇。防衛回数を3に伸ばすとともに、ベラトールでの戦績を9戦無敗(1NC)としている。


前述のベイターのほかに、フィル・デイヴィスやコーリー・アンダーソンといった元UFCのライトヘビー級上位ランカーをことごとく倒してサークルケージの頂点に君臨するネムコフ。UFCの同階級に突出した王者が存在していないこともあり、現在ライトヘビー級世界最強の座にもっとも近い場所にいるとされる選手の1人だ。

ちなみにプロMMAと並行してコンバット・サンボの大会でも活躍し、2014年に成田で行われた世界大会の100キロ以下級優勝を皮切りに、2019年の韓国・清州での世界大会まで合計4度世界王者に輝いている。

対するロメロも、フリースタイルレスリング85キロ以下級キューバ代表として1999年世界大会優勝、2000年のシドニー五輪で銀メダルを獲得したスーパーアスリートだ。2009年にMMAデビューし、Strikeforce参戦を経て2013年に36歳でUFCデビューを果たした。ミドル級で大活躍を見せたものの、2度にわたる計量失敗もありタイトルとは縁がなく、2020年7月に王者イスラエル・アデサニャに挑戦して敗れた後にUFCをリリースされてベラトールに移籍。

以降ライトヘビー級で戦い、初戦こそフィル・デイヴィスに敗れたものの、その後2連勝を飾り今回のタイトル挑戦にこぎつけた。

両者の現在の立場と年齢差を考えたらミスマッチとも取れるこのカードが、軽量級スーパーファイトを差し置いてメインとして組まれた大きな理由は、UFCで派手な活躍を見せてきたロメロの知名度にある。

その年齢からは通常あり得ないようなしなやかで若々しい身体を保ち続け、テイクダウンに加えて凄まじい爆発力の打撃をもってリョート・マチダ、クリス・ワイドマン、ルーク・ロックホールドといった歴代王者たちから圧巻のKO勝利を奪ってきた。

さらに当時ATTで一緒に練習していたホルヘ・マスヴィダルが、既に30代後半だったロメロは器具を使わず、もっぱら腕立て、懸垂、ジャンピングスクワットといった自重トレーニングを繰り返してその身体を保っていたと証言。常識では計れないロメロの肉体の神話をさらに強めることになった。

そんな驚異のロメロだが、極度に慎重な戦いぶりを見せることもしばしばだ。上述のアデサニャ戦では5R通してほぼ動かずに待ちに徹し、やはり警戒しながら戦った王者のローを被弾し判定負け。試合後のインタビューでは一転して──試合中には決して見せなかった──凄まじいテンションを発揮し「こんな試合は誰も望んでいない! ファンは一生懸命働いて俺たちの試合にお金を払ってくれているんだぞ!」と、自身の戦い方を棚に上げて激昂。

そんな理解困難な言動もまた、ロメロの謎めいた魅力を増している。階級をライトヘビーに上げたベラトールでの試合でも、以前ほどの軽やかさは見られないものの、予測困難な戦いと言動は相変わらずだ。

移籍後初戦のデイヴィス戦は、またも積極性を欠く戦いの末に2、3Rにローを効かされてテイクダウンを許し完敗。が、試合終了後に大声で「3Rで終わりなのかよ! (=5Rだと思っていたのに) Fxxk!」と叫ぶ意外すぎるリアクションを見せ、さらに2&3Rは誰が見てもデイヴィス優勢だったにもかかわらず、ジャッジの一人がロメロ勝利とする謎スコアまで発生したのだった。

期待を裏切る試合ぶりに限界説が囁かれたロメロだが、45歳で迎えた次のアレックス・ポリジィ戦では、天賦の反射神経を用いたカウンターと爆発的な飛び込み打撃で何度もダウンを奪う驚愕のワンマンショーで大勝した。

続く3戦目のメルヴィン・マヌーフ戦ではまた慎重な戦いを見せたが、3Rにケージに追い詰めてテイクダウンで上を奪取すると、凄まじい威力のパウンドとヒジで仕留めた。圧倒的な瞬発力、そして──通常加齢とともに真っ先に衰えるはずの──反応速度をいまだに保持しているロメロ。これほど”freak of nature”(自然の気まぐれから生まれた異常種)という形容が相応しい人間もいない。

しかし王者ネムコフは、そんなロメロに「彼は人気やUFCでの実績が評価されてタイトル挑戦権を掴んだと思う。実力的にはデイヴィス、アンダーソン、ベイダーに次いでランキング4位ではないか」と厳しい評価を下す。さらに「年齢的に彼にはレスリングの攻防は重荷となるのではないか。だからロメロは自分と打撃で戦おうとすると思う。自分もそこで勝負してフィニッシュしたい」と自信を覗かせている。

並いる強豪たちを相手に、常に打撃で主導権を握り長期政権を築いてきた王者。長く鋭いジャブを起点に積極的に仕掛けつつ出入りに長けており、ロメロのカウンターが届く危険な距離に留まることはないだろう。遠い距離からの右のカーフキックも得意としており、かつてアデサニャやデイヴィスにローで削られたロメロにとっては、厳しい戦いになることが予想される。

ネムコフはデイヴィスやアンダーソンとの初戦ではテイクダウンを許し、防戦一方に追い込まれた過去がある。もしロメロが王者の予想を裏切ってテイクダウンに成功すれば、勝ち筋は大きく開けてくるだろう。

が、ネムコフは両者との再戦ではいずれも見事な修正を行ない、テイクダウン封じに成功して快勝した。2戦目で敗れたアンダーソンは「ネムコフは前回よりジャブの踏み込みを少し浅くし、そのぶん肩を伸ばしてこちらがテイクダウンしにくいようにしてきた」と王者のアジャストメントを称えている。

レスラー上がりの元UFCトップランカーをことごとく打ち破ってきた機動力に優れた王者──現在30歳で身体的にも絶頂期を迎えつつある──を、加齢と共に階級を上げたロメロが倒して押さえ込むのは容易ではあるまい。

が、かくも不利な状況であっても、人智を超えた能力の爆発を期待させるのがロメロだ。かつて日本で名前を挙げ──当時死闘を繰り広げたイリー・プロハースカとともに──今やライトヘビー級世界最強の一角を占める王者ネムコフと、世界で最も驚くべき身体の持ち主ロメロの激突。何か途轍もないことが起こるのか、それとも起こらないのかも含めて楽しみにしたい。

■視聴方法(予定)
6月17日(土)
午前6時30分~ U-NEXT

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BELLATOR MMA MMAPLANET o ONE PFL RIZIN Road to UFC UFC   キック スコット・コーカー ベラトール ヤーソラフ・アモソフ ワジム・ネムコフ 柏木信吾

【Bellator】7/30 RIZINと再合体。スコット・コーカーに訊く─01─「バイアコムはベラトールを売却しない」

【写真】買収問題に関して、話せる範囲だろうが話してくれたスコット。ただし、某柏木信吾さんに「別れる時に『じゃあ明日会見で』と伝えると、『Road to UFCを視聴するから来られない』と言っていたぞ。どういうヤツだ!!」とこぼしていたそうです……ゴメンなさい (C)MMAPLANET

27日(土)、東京都新宿区の東急歌舞伎町タワー正面で7月30日(日)にさいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで行われるRIZINとBELLATORの合同興行に関しての会見に出席したスコット・コーカー。

その会見のために来日したスコット・コーカーから、会見前夜にインタビューの機会が得られた。これからのBellatorを知るうえで──今や至るところで聞かれるバイアコムのベラトール売却問題をスルーすることは決してできなかった。


──スコット、昨年の大晦日ショーの会見以来になりますが、なんだか血色も良くお元気そうですね。

「ありがとう。いや実はパリ大会の後、スコットランドで4日間だけどバケーションが取れてね。ゴルフを楽しんできたんだ」

──おお、スコットといえばやはりゴルフです。しかもスコットランドでゴルフとなると米国や日本のようや人工的なコースではなく、リンクスが思い浮かびます。

「実はセントアンドリュースでプレイしてきたんだ」

──ホーム・オブ・マーシャルアーツ……ではなく、ホーム・オブ・ゴルフ!!

「そう、神がデザインしたゴルフコースだよ(笑)。オールドコースでプレイできてね。500年近い歴史を持つコースだけど、ニューコース、キャッスルコースでもプレイしてきた。本当に満喫できたよ。風もなく、雨も降らなかったし」

──信じられないんです。それは凄いです!!

「普通のリゾートコースはチャレンジングで、ひたすら楽しめる。でも、セントアンドリュースは違う。タフだよ。そしても、もっと楽しめるんだ(笑)」

──そんな楽しい日々を終え、また多忙な日々を送られていると思いますが、時間をいただきありがとうございます。

「とんでもない。いつでも時間を空けるよ」

──ただ今回のインタビューでは、回答は控えたいNGな質問があるなら最初に仰ってください。

「構わないよ。何でも尋ねたいことは尋ねてくれ」

──ありがとうございます。火のない所に煙は立たぬと言われますが、今年に入ってからBellator周辺にはきな臭ない噂が流れてきます。親会社のバイアコムがBellatorを売りに出す。最近では、その交渉相手がPFLやONEだという実名も聞かれるようになってきました。

「そうだね。そういう話が出回っている。うん、その質問に関してノーコメントということはしない。私はその問いに答えることができるから。過去5年、Bellatorを手にしたいという話は毎年のようにバイアコムに舞い込んで来ていた。そして、我々は毎年、『ノー』と返答してきたんだ。Bellatorの運営を続けるとバイアコムは言い続けてきた。

今年に関しては、Bellatorに投資したいところとは話を聞くようにすることになった。ただし売却するのではない。資金調達ができるかどうかだ、ファイナンシャル・パートナーとして。ONEにはどれだけのファイナンシャル・パートナーがいる? PFL、UFCはどうだろうか。バイアコムはこれまで、そういうパートナーを持たずにBellatorを運営してきたんだ」

──自己資金で経営しているといことですね。

「その通りだ。つまりはそういうことだよ。パートナーが見つかれば、Bellatorの成長はスピードアップする。ビジネス展開も広がりを見せることができるだろう。バイアコムはBellatorを手放そうとはしていない。彼らは堅実にビジネスをしてきた。資本が増えれば、ビジネスも変わる。今、MMAビジネスとはそういう時代を迎えているんだ」

──Bellatorの集客やイベント展開はPFLより規模が大きいですが、PFLは資本家や投資家の参入が際立っているように感じます。

「皆が自分たちのやり方を持っている。そして、皆がビジネスの押し進め方を学びながら前に進んでいるんだ。資本家や投資家が、MMAビジネスに興味を持ち参入するのは良いことだ。そして、ディールを結ぶには時間が掛かる。皆が学んでいる状態なんだよ。PFLもそうだけど、学習にするにも時間と対価が掛かるんだよ。

資本家や投資家が参入すれば、Bellatorの成長はテンポが早まる。総資本が増えるわけだからね。でもBellatorはPFLとは別モノだ。ライトヘビー級には世界最高の選手が揃っている。ワジム・ネムコフはUFC王者を倒せると私は思っている。

ジェニー・エブレンは間違いなくUFCミドル級チャンピオンを倒せる。ウェルター級のヤーソラフ・アモソフは無敗のチャンピオンだ。複数の世界レベルのファイターがベラトールにはいる。今すぐUFCと対抗戦を戦っても、十分にやりあえる。それだけの選手が揃っている。

そんな彼らのファイトマネーは高額だ(笑)。もし世界最強をぶっ飛ばしたいなら……UFCに勝ちたいなら、それだけ強くて高額なファイトマネーを支払う必要のあるファイターが必要になる。だから会社は資本が必要になる。Bellatorは世界のベストファイターの創造の仕方を知っている。世界のベストファイターが戦う場を生み続けるには、それだけの元手が必要になるんだよ」

──キャピタリストやインベスターと話をするという姿勢があるなかで、PFLやONEといる競合プロモ―ションの名前が挙がったことで事態はややこしくなったのかと思います。そして皆が色めき立つような空気となりました。これがフォードやモンスターエナジー、ナイキならそのような空気にはならなかった。

「話し相手は、スポンサーではないからね」

──なるほど、そうですね。資本家ということで。

「MMAには世界中で4億人に及ぶファンが存在している。UFCは年間40大会だ。我々は18大会、RIZINは18大会、ONEは13大会ぐらいかな。4つのプロモーションの合計が100大会にも及ばない。PFLは10大会ぐらいかな? 世界中でビッグプロモーションのイベントはこれだけしか行われていないんだ。

サッカーや野球と比較して、どれだけ少ないのか。サッカーなんて数千試合が世界中で開催されている。まだまだMMAは、コンテンツを必要としている。もっとLIVEショーが人々の前で開かれるべき潜在能力が備わっている。MMAには素晴しい未来が待っているんだ」

──今でも世界有数の規模を欧州と北米にサーキットを持つBellatorが、さらに大きくなるための資本が必要でということですね。

「そうだ。ずっと成長しないといけないからね。私は1985年からキックのプロモーションを始めた。最初はスポンサーもTVもなく、観客は2000人だった。キックだけのフィーダーショーだ。この仕事を37年間やってきて、今も選手の頑張りをどの大会でも目にするのが楽しくてしょうがないんだ」

──いかにもスコットらしいです。我々もMMAがUFC一色になるのは困ります。UFCにはUFCの色があって、ONEにはONEの味がある。そしてBellatorにはBellatorの世界観があります。それぞれの違いがあり、UFC一色でないからMMAは楽しい。

「もちろん、その通りだよ。世界を見渡しても、米国発で世界中に広まっているMMAはUFCとBellatorだけだ。世界のベストファイターがUFCにはいて、我々にもいる。ONEが初めて米国大会を開き、米国市場に進出してきた。素晴しいことだ。祝福するよ。ただし、我々と肩を並べるには10年間、継続的に活動してからだ」

──確かに、継続できるのか。そこが大切になってきますね。

「PFLもそうだ。生き残りを賭けて、独自路線を模索し続けている。金も時間も掛かることをやっている。つまり、それがファイトビジネスということなんだよ」

<この項、続く>

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BELLATOR MMA o   コーリー・アンダーソン セルジオ・ペティス ヨエル・ロメロ ワジム・ネムコフ

6.16『Bellator 297: Nemkov vs. Romero』でコーリー・アンダーソンとフィル・デイビスが対戦

6.16『Bellator 297』でワジム・ネムコフ vs. ヨエル・ロメロ、セルジオ・ペティス vs. パトリシオ・ピットブルの2大タイトルマッチ/ピットブル弟は3階級制覇を目指す(2023年03月28日)

 こちらの続報。


 Bellator MMAが6月16日にイリノイ州シカゴで開催する『Bellator 297: Nemkov vs. Romero』でコーリー・アンダーソン vs. フィル・デイビスのライトヘビー級マッチを行うことを発表。

 アンダーソンは昨年11月の『Bellator 288: Nemkov vs. Anderson 2』で行われたライトヘビー級ワールドグランプリ決勝&ライトヘビー級タイトルマッチでワジム・ネムコフに判定負けして以来の試合。現在Bellatorライトヘビー級ランキング1位。

 デイビスは昨年3月の『Bellator 276: Borics vs. Burnell』でジュリアス・アングリッカスに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。現在Bellatorライトヘビー級ランキング2位。続きを読む・・・
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BELLATOR MMA o ONE RENA RIZIN Special   クレベル・コイケ コーリー・アンダーソン セルジオ・ペティス メルヴィン・マヌーフ ヨエル・ロメロ ワジム・ネムコフ 堀口恭司

6.16『Bellator 297』でワジム・ネムコフ vs. ヨエル・ロメロ、セルジオ・ペティス vs. パトリシオ・ピットブルの2大タイトルマッチ/ピットブル弟は3階級制覇を目指す

BELLATOR MMA ワールドチャンピオンレプリカベルト 大人用サイズ


 Bellator MMAが6月16日にイリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナで『Bellator 297』を開催することと、ワジム・ネムコフ vs. ヨエル・ロメロのライトヘビー級タイトルマッチとセルジオ・ペティス vs. パトリシオ・“ピットブル”・フレイレのバンタム級タイトルマッチを行うことを発表。

 ネムコフは昨年11月の『Bellator 288: Nemkov vs. Anderson 2』で行われた王座防衛戦&ライトヘビー級ワールドグランプリ決勝でコーリー・アンダーソンに判定勝ちし3度目の王座防衛に成功&賞金100万ドルを獲得して以来の試合でひとつの無効試合を挟んで10連勝中(Bellator戦績8勝0敗1無効試合)。

 ロメロは昨年9月の『Bellator 285: Henderson vs. Queally』でメルヴィン・マヌーフに3R KO勝ちして以来の試合で2連勝中。現在Bellatorライトヘビー級ランキング3位。

 ペティスは2021年12月の『Bellator 272: Pettis vs. Horiguchi』で堀口恭司に4R KO勝ちし初防衛に成功して以来1年6ヶ月ぶりの試合で5連勝中(Bellator戦績4勝0敗)。昨年4月の『Bellator 279: Cyborg vs. Blencowe 2』でラウフェオン・ストッツを相手に王座防衛戦&バンタム級ワールドグランプリ1回戦を行う予定でしたが負傷欠場していました。

 フレイレは昨年12月の『RIZIN.40』で行われたBellator vs. RIZIN全面対抗戦でクレベル・コイケに判定勝ちして以来の試合。現Bellatorフェザー級チャンピオン&元ライト級チャンピオン。今回ペティスのバンタム級王座に挑戦することで3階級制覇を目指します。続きを読む・・・
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BELLATOR Bellator290 MMA MMAPLANET o   アクメド・マゴメドフ アナトリー・トコフ アリ・イサエフ アレハンドラ・ララ エメリヤーエンコ・ヒョードル カール・アルベクツソン クリス・ゴンザレス ゲガール・ムサシ サバウ・ホマシ ジアナ・アフサラゴワ ジェイク・シールズ ジョニー・エブレン スコット・コーカー スティーブ・モウリー ダリオン・コールドウェル ダンテ・シーロ ニキータ・ミハイロフ ネイマン・グレイシー ブレナン・ワード ヘンリー・コラレス ベラトール ムハメド・ベルハモフ ヨエル・ロメロ ライアン・ベイダー ロレンツ・ラーキン ワジム・ネムコフ 青木真也

【Bellator290】計量終了 最後の皇帝、最後のファイトに「キャリアを共にしたファイターたちに感謝」

【写真】ヒョードル46歳、ソネン45歳。やっぱり現役でいるということは、若さを保つことを実感(C)BELLATOR

4日(土・現地時間)、カリフォルニア州イングルウッドのキア・フォーラムで開催されるBellator290「Bader vs Emelianenko2」の計量が、3日(金・同)に行われている。

ラストエンペラーのラストバトル──Bellator世界ヘビー級選手権試合=王者ライアン・ベイダー✖挑戦者エメリヤーエンコ・ヒョードル、Bellator世界ミドル級選手権試合=王者ジョニー・エブレン✖挑戦者アナトリー・トコフ、そしてウェルター級のサバウ・ホマシ✖ブレナン・ワードという3試合が米国4大TVネットワークのCBSで2010年4月以来、12年10カ月振りにライブ中継される。

ちなみに今となってはMMA界の仇花といってもおかしくないElite XCによりMMA中継に踏み切ったCBSにとって、12年10カ月前のライブ中継はスコット・コーカー率いるStorikeforceのナッシュビルのブリヂストン・アリーナ大会(世界ミドル級選手権試合=ジェイク・シールズ✖ダン・ヘンダーソン。世界ライト級選手権試合=ギルバート・メレンデス✖青木真也、ライトヘビー級選手権試合=ゲガール・ムサシ✖キング・モー)だった。


今大会も当初は世界ライトヘビー級選手権試合=王者ワジム・ネムコフ✖挑戦者ヨエル・ロメロがマッチアップされていたが、ネムコフの欠場でトリプルクラウンon CBSの再現はならなかった。

とはいえプレリミは7試合で、ローカル勢の試合も目立った12年10カ月前とは違い、今大会はメインカード級のカードがプレリミにズラリと並んでおり、この間のMMAのスケールアップが感じられる──パラマウント配下のCBSライブ大会となった。

全14試合、28人の出場選手のなかで計量失敗はアレハンドラ・ララと戦うジアナ・アフサラゴワのみ。

そのアフサラゴワはオフィシャル計量ではナーバスな表情を浮かべており、セレモニアル・フェイスオフでもスタイリッシュに纏めていたが、どこか目は泳いでおり──アレハンドロ“ジュディ・オング”ララの余裕の表情とは対照的だった。

今大会はベラトールとしては珍しく、計量後にステージ上でチェール・ソネンによるインタビューがメインとコメインに限って実施された。

そしてミドル級タイトル防衛戦を行うジョニー・エブレンは「対戦相手と顔を合わせるところを皆に見せたかった。CBSで戦うことが待ち切れない」と話し、挑戦者アナトリー・トコフは「最高の気分だ。減量は完璧だった。過去最高だよ」とコメントした。

ベルトを挟んで静かにベイダーと向かい合ったヒョードルはソネンから「単刀直入に聞くけど、チャンピオンとしてベラトールを去るつもりなのか?」と尋ねられ、「分からない」と答えると、続けて「こんなにも長い間、応援ありがとう。キャリアを共にしたファイターたちに感謝している」という言葉を発した。

最後に王者ベイダーは「彼がこの試合を望んだ。偉大なレジェンドと戦えることは嬉しい。ヘビー級世界チャンピオンとして、彼の人生の一部になる。それ以上のことはないよ」と語りセレモニアル計量&フェイスオフは終了。

そんなセレモニアル・フェイスオフでは、ダンテ・シーロと戦うネイマン・グレイシーが、非常に険しい表情を浮かべ、握手もせずにステージを下りたシーンが印象残っている。

■視聴方法(予定)
2月5日(日)
午前7時30分~ U-NEXT

■Bellator290計量結果

<Bellator世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ライアン・ベイダー: 234.4ポンド(106.32キロ)
[挑戦者] エメリヤーエンコ・ヒョードル: 236.2ポンド(107.13キロ)

<Bellator世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者] ジョニー・エブレン: 184ポンド(83.46キロ)
[挑戦者] アナトリー・トコフ: 184ポンド(83.46キロ)

<ウェルター級/5分3R>
サバウ・ホマシ: 170.8ポンド(77.47キロ)
ブレナン・ワード: 170.8ポンド(77.47キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ネイマン・グレイシー: 170.4ポンド(77.29キロ)
ダンテ・シーロ: 170.6ポンド(77.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ロレンツ・ラーキン: 171ポンド(77.56キロ)
ムハメド・ベルハモフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
ヘンリー・コラレス: 145.6ポンド(66.04キロ)
アクメド・マゴメドフ: 145.2ポンド(65.86キロ)

<ヘビー級/5分3R>
スティーブ・モウリー: 253ポンド(114.75キロ)
アリ・イサエフ: 261.8ポンド(118.75キロ)

<ライト級/5分3R>
クリス・ゴンザレス: 155.6ポンド(70.57キロ)
マックス・ロスコフ: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
グラント・ニール: 205.2ポンド(93.07キロ)
カール・アルベクツソン: 205.2ポンド(93.07キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジアナ・アフサラゴワ: 128.8ポンド(58.42キロ)
アレハンドラ・ララ: 125.8ポンド(57.06キロ)

<バンタム級/5分3R>
ダリオン・コールドウェル: 135.8ポンド(61.59キロ)
ニキータ・ミハイロフ: 135.4ポンド(61.41キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジェイロン・ベイツ: 136ポンド(61.69キロ)
ジョーネル・ルゴ: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
アイザイア・ホキット: 145.6ポンド(66.04キロ)
ピーター・イシグロ: 145ポンド(65.77キロ)

<ウェルター級/5分3R>
イーサン・ヒューズ: 170.8ポンド(77.47キロ)
ユスフ・カラカヤ: 170.2ポンド(77.2キロ)

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BELLATOR MMA o ONE   アナトリー・トコフ ゲガール・ムサシ ジョニー・エブレン ヨエル・ロメロ ワジム・ネムコフ

2.4『Bellator 290: Bader vs. Fedor 2』ワジム・ネムコフ vs. ヨエル・ロメロのライトヘビー級タイトルマッチが中止、ジョニー・エブレン vs. アナトリー・トコフのミドル級タイトルマッチが追加

BELLATOR MMA ワールドチャンピオンレプリカベルト 大人用サイズ


 Bellator MMAが2月4日にカリフォルニア州イングルウッドで開催する『Bellator 290: Bader vs. Fedor 2』のセミファイナルで予定されていたワジム・ネムコフ vs. ヨエル・ロメロのライトヘビー級タイトルマッチがネムコフの欠場により中止されることをESPNのブレット・オカモト記者が確認したとのこと。欠場理由は不明。改めて同カードが組まれるのかは未定です。

 また、代わりのセミファイナルとしてジョニー・エブレン vs. アナトリー・トコフのミドル級タイトルマッチが行われるとのこと。

 エブレンは6月の『Bellator 282: Mousasi vs. Eblen』でゲガール・ムサシの王座に挑戦し判定勝ちして以来の試合で今回が初防衛戦。MMA戦績12勝0敗と未だ負けなしです。

 トコフは同じく6月の『Bellator 282: Mousasi vs. Eblen』でムハマド・アブダラーに1R TKO勝ちして以来の試合で7連勝中。現在Bellatorミドル級ランキング3位。続きを読む・・・
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BELLATOR Bellator288 MMA o   コーリー・アンダーソン ワジム・ネムコフ

『Bellator 288』ワジム・ネムコフ vs. コーリー・アンダーソンを見たファイター・関係者の反応


 『Bellator 288: Nemkov vs. Anderson 2』ワジム・ネムコフ vs. コーリー・アンダーソンを見たファイター・関係者のツイッターでの反応。続きを読む・・・
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BELLATOR Bellator288 MMA MMAPLANET o キック コーリー・アンダーソン ボクシング ヨエル・ロメロ ワジム・ネムコフ

【Bellator288】ネムコフがアンダーソンのTDを防ぎ、王座防衛&ワールドGP優勝。次戦は来年2月にロメロと

<Bellator世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
ワジム・ネムコフ(ロシア)
Def.3-0:.48-47.49-46.49-46.48-47.
コーリー・アンダーソン(米国)

ネムコフが左インロー、さらに右カーフから左ジャブを伸ばす。アンダーソンが距離を詰めるも、ネムコフが左ジャブで近づけさせない。アンダーソンは右ボディストレートから左フック。シングルレッグで組みついたが、すぐにネムコフが離れた。ネムコフは徹底して左を突き続ける。アンダーソンも左を伸ばすが、ネムコフは左ジャブから右ストレートを当てた。

アンダーソンが足を触りに行くと、両手を伸ばしてブロックするネムコフ。しかしアンダーソンは、さらにシングルレッグで組みつくことに成功し、ネムコフをケージに押し込み背中を着かせた。ネムコフは立ち上がりケージ中央へ。左ジャブでアンダーソンを下がらせる。インサイドから右を突くネムコフ、右前蹴りから左ミドルハイへ繋げ、アンダーソンを下がらせる。

残り1分でアンダーソンはシングルレッグを狙うも、組みつけず。右ストレートを放ってきたネムコフを捉え、ダーティボクシングで右アッパーを突き上げたアンダーソンだったが、ネムコフに距離捕まえきれず。残り10秒でネムコフが右バックスキンピック、これがアンダーソンの頭部を捉え、アンダーソンがダウン。ネムコフの追撃の顔面への蹴り(アンダーソンがグラウンド状態なので当たれば反則)をかわしたアンダーソンが、シングルで組みつき初回を終えた。

2R、変わらずネムコフが左ジャブを突く。アンダーソンのパンチをバックステップでかわすネムコフ、アンダーソンが組みついてきても、すぎに離れる。アンダーソンの左フックに、インサイドから右を突いたネムコフ。アンダーソンのダブルレッグもカットし、再び左ジャブを突きながら右も合わせていく。アンダーソンがダブルレッグから両腕を差し上げて押し込むも、ネムコフが離れた。

ケージ中央で右バックスピンキックを見せるネムコフは、相手の動きに合わせて右ストレートのフェイントで揺さぶる。頭を下げて近づくアンダーソンを、右スピニングバックフィストでけん制したネムコフ。パンチを当てられないアンダーソン。ネムコフのローが下腹部に入るも、すぐに試合が再開された。ネムコフは左ジャブから右ショートのカウンター、さらに右ハイへ。相手のパンチはかわし続けた。

3R、左ジャブを突くネムコフにダブルレッグで組みつくアンダーソン。しかしネムコフが離れてスタンドに戻す。ネムコフは左ジャブ、左ボディを繰り出し、相手のパンチをかわす。ネムコフの右ストレートをかわしたアンダーソンは、組みつくも倒せず。ケージを背負ったネムコフもダブルレッグを見せる。アンダーソンは右クロスでネムコフを下がらせた。

ステップワークでケージ際から脱したネムコフだが、アンダーソンの右クロスが当たり始めた。さらに左ジャブを当てるアンダーソン。アングルレッグを切られるも、相手にケージを背負わせたアンダーソンがパンチで攻め込んでいく。手数が減ったネムコフ。アンダーソンのアイポークで一度試合が止められるも、すぐに再開された。ネムコフの右ストレートがアンダーソンの顔面をかすめる。互いに右前蹴りを見せたあと、ネムコフが右カーフを当てると、アンダーソンも右カーフをヒットさせた。

4R、ネムコフが右カーフを狙う。左ジャブから右ストレートを突くネムコフ。アンダーソンはテイクダウンを狙いながら、相手にケージを背負わせる。アンダーソンのシングルレッグに対し、足を滑らせたネムコフは、そのままケージに押し込まれるも脱出した。左ジャブの突き合いが続くなか、ネムコフの右ローに対してアンダーソンがシングルレッグを狙うも、すぐにネムコフが離れる。

左ジャブとローで距離を保つネムコフの手数が戻ってきた。ここでネムコフがマウスピースを吐き出してしまい、試合は中断。再開後、ネムコフの右カーフキックがクリーンヒットする。アンダーソンの左ジャブに右ローを合わせるネムコフ。蹴りを上下に散らし、左ジャブを突くネムコフを追いかけるアンダーソンが組みついた。右腕を差し上げ、ネムコフをケージに押し込むアンダーソン。ネムコフはまたもマウスピースを吐き出してしまう。

ネムコフが離れたところで、マウスピースがネムコフの口にも戻された。再開後も左ジャブを突き続けるネムコフは、右バックスピンキックでこのラウンドを締めた。

最終回はネムコフの右カーフでスタート。左ジャブの連打から右ストレートを当てたネムコフ。アンダーソンのダブルレッグをカットし、右カーフキックと右前蹴りで相手を下がらせる。アンダーソンが組みつきにきたところへ、右バックスピンキックを合わせたネムコフ。アンダーソンはこれをかわし、両腕を差し上げてネムコフをケージに押し込む。しかしネムコフがオーバーフックで堪えてケージ際から離れた。

ケージ中央ではネムコフが右カーフを当てる。アンダーソンの左フックは届かない。ネムコフがプレッシャーをかけて右ストレートを当て、左ジャブで中に入れさせない。アンダーソンが下がると右カーフを当てるネムコフ。右アッパーから組みついたアンダーソンは、離れて右バックスピンキック。左ジャブ&右カーフで相手を削るネムコフが、決定打を許さずに試合終了のゴングを聞いた。

裁定はネムコフのユナニマス勝利。ネムコフが3度目の王座防衛とともに、ライトヘビー級ワールドGP優勝を果たす。
優勝賞金100万ドルを獲得したネムコフは、来年2月にヨエル・ロメロと対戦することが発表されている。ロメロがケージインし、フェイスも行われた。


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【ベラトール】速報中!Bellator 288

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【Bellatorライト級タイトルマッチ】
×パトリッキー・ピットブル・フレイレ
(判定0-3)
◯ウスマン・ヌルマゴメドフ
1R、互いに警戒してなかなか手数が出ない両者。その中からウスマンはリーチ差を活かして遠距離からサイドキック、関節蹴り、ローで手数を稼ぐ。一方のパトリッキールは大きな仕掛けがないままラウンドを終えた。
2R、またしても長いお見合いが続く。するとウスマンがパンチからのコンビネーションでタックル。これがきれいに決まってテイクダウンに成功。上をキープしながらじわじわとパウンドで削る。動けないパトリッキー。ウスマンはポジションを移行してパウンド、肘を連射。あと一歩だったがタイムアップ。パトリッキーはゴングに救われた。
3R、やはり手が出ないパトリッキー。ウスマンは冷静に関節蹴り、前蹴り、ローで距離を取る。終了間際にウスマンが一気に組み付いて押し倒そうとするがパトリッキーは耐えてラウンド終了。
4R、開始直後にウスマンが片足タックル。これはパトリッキーが足を抜いて脱出。スタンドに戻る。するとまたもジリジリした展開。パトリッキーもミドルとパンチを振るう場面もあったが、ウスマンは前蹴り、ロー、関節蹴りを要所で出して距離を詰めさせない。このままラウンド終了。パトリッキーはいよいよ後がない。
5R、果敢に距離を詰めて左右のパンチを振るうパトリッキー。ウスマンがバランスを崩す場面もあったが、上手く組みつくとパトリッキーを崩してテイクダウンに成功。上を固めてグラウンドを制圧。さらに脱出を図るパトリッキーをリフトして再び倒すとマウントに移行。最後はパトリッキーがスタンドに脱出したが無情にも試合終了。判定はもちろんウスマン。完封して王座奪取に成功です。


【Bellatorライトヘビー級ワールドGP決勝】
◯ワジム・ネムコフ
(判定3-0)
×コーリー・アンダーソン
1R、開始直後から距離を詰めて左右のフックを振り回す両者。一触即発の展開。打ち合いからアンダーソンがタックルを仕掛けるが、ネムコフの腰は重い。終了間際にネムコフの後ろ回し蹴りがアンダーソンの頭部にヒット。アンダーソンはフラッシュダウン。立ち上がったところでゴング。
2R、アンダーソンはダメージはない模様。開始直後からイケイケでパンチを振るう。ネムコフも応戦。しかしお互いに大きなダメージはないまま時間が経過。アンダーソンは組み付いてテイクダウンを狙うが不発に終わる。終盤はスタンドの攻防を経てラウンド終了。
3R、少し動きは落ちたがまたも至近距離でのスタンドの展開。パンチの交差からアンダーソンが何度か胴タックルに行くがネムコフは倒れない。しかしスタンドで徐々に圧力を強めるアンダーソン。手数、有効打共に上回り始めてラウンドを終えた。
4R、パンチの交差からネムコフがバランスを崩したところにアンダーソンは組み付くが、ネムコフは絶妙のボディバランスで耐える。身体が離れるとまたもスタンドでパンチの応酬。ネムコフはここからカーフキックを仕掛けるとアンダーソンはグラつく。しかしアンダーソンは一気に間合いを詰めて左右の連打。さらに組み付いてケージに押し込むが、ネムコフは大きなダメージなく脱出してラウンドを終えた。
5R、プレッシャーを掛けるアンダーソンに対してネムコフは回し蹴り、組み付いての膝蹴りなど大技を狙う。アンダーソンはまたも組み付くがどうにも倒せずにスタンドの攻防が続く。互いに決定的な場面を作れないまま時間が経過して試合終了。微妙過ぎる判定はネムコフに軍配!王座防衛に成功。
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『Bellator 288: Nemkov vs. Anderson 2』前日計量動画


MAIN CARD (Showtime (9 p.m. ET)

・Champ Vadim Nemkov (203.8) vs. Corey Anderson (204.2) – for light heavyweight title; light heavyweight tournament final
・Champ Patricky Freire (154) vs. Usman Nurmagomedov (154.8) – for lightweight title
・Timur Khizriev (146) vs. Daniel Weichel (145.2)
・Tyrell Fortune (257.2) vs. Daniel James (264.8)
・Levan Chokheli (170.6) vs. Roman Faraldo (170.8)

PRELIMINARY CARD (MMA Junkie, 6 p.m. ET)

・Imamshafi Aliev (185.8) vs. Sean Fallon (185.6)
・Killys Mota (155.6) vs. Jairo Pacheco (155.6)
・Archie Colgan (154.8) vs. Jesse Hannam (155.8)
・Sullivan Cauley (205.6) vs. Jay Radick (205.6)
・Jordan Newman (185.6) vs. Jayden Taulker (185.6)
・Laird Anderson (145.6) vs. Rob Fenicle (146)
・Isaiah Hokit (145.4) vs. Matias Nader (144)
・Wladmir Gouvea (265.8) vs. Kory Moegenburg (246.2)

 『Bellator 288: Nemkov vs. Anderson 2』前日計量結果。全員パスしています。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ワジム・ネムコフ vs. コーリー・アンダーソンは11人全員アンダーソン支持。

・パトリッキー・“ピットブル”・フレイレ vs. ウスマン・ヌルマゴメドフはフレイレ支持3人、ヌルマゴメドフ支持8人。

・ダニエル・ヴェイケル vs. ティムール・カイズリエフはヴェイケル支持4人、カイズリエフ支持7人。

・タイレル・フォーチュン vs. ダニエル・ジェームスは11人全員フォーチュン支持。

・ローマン・ファラルド vs. レヴァン・チョクヒリは11人全員ファラルド支持。続きを読む・・・